Comments
Description
Transcript
短距離走における足の接地に関する研究
Kobe University Repository : Kernel Title 短距離走における足の接地に関する研究(A study on foot to ground contact in sprint running) Author(s) 前田, 正登 Citation スポーツ方法学研究,12(1):193-201 Issue date 1999-03 Resource Type Journal Article / 学術雑誌論文 Resource Version publisher DOI URL http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel/90001651 Create Date: 2017-03-30 1 9 3 短距離走における足の接地に関する研究 Astudy on foot to ground contact in sprint running 前回正聾(神戸大学} Masato Maed♂ Abstrad hi s Imponant 1 0I m p r o v en o to n l yt h et e c h n i q u eb u tt h ef i t n e s si ns p r i n t nmning 1 0r i s et h e 1 nt hep 陪 淀川 p a p e ri twasf o r c u s e dont hep羽 田 of. f 凹 t四 n t a c ti nt h et e ch n i q ueof s p r i n tr u n n in g . Theg r o u n dr e a c ti onf o定 自 wcremeasured d u r i ng. f 加 国n t a c t帆 t hf o r c ep l a t f o nn p r i nt e r s . There wεr ev i d田 t a p e dw i t h two h i g h s p 世 d c ameras 1 0 anal y s et h e i r m ,肌 male s movem朗 t 5 . The陀 s ul t swerea sf o l l o w s ( 1 )Thet y p eo ff ∞ ,tlandi噌 i ns p r i n t 凹 wcrec l a s s i f i e di n t otWQt y p e s . Onenamed ' t o e -t y p e 'was n o ta l m o s ta t t a c h e dt he h健 Ion t h eground,and o th e rnamed ' h e e lt y p e ' wasaUached f r o mt h e h e e l1 0t h et o ei noder ( 2 ) Themovement oft hel egi n' t o et yp e ' runne rwasemphas i z e d swingd u r i n gl e gd r i v in g phas e 陀 w er eemphasized t h ee x t e ns i on and O e x t ion o ft h e kn 民 B u tt h er e I n' h e eHype' r u n n e rt he were n o t 悶コo g n i z e dt h ed i f f e陀 n c ei nt h ei m p u l s ed u r i n gf o otc on t ac t and r u n n i n gt i m e .t he d i f f e 陀 n c eont h e s emove mentsweren o t5 0b i g cht y p ev a r i剖 w i t hr u n n i n gs t a g ed u r i n g1 加m r u n n i n g .b u t ( 3 ) Theground r e a c t i on f o r c e si n割 . 創 刊a c twasno tchanged t het y p eoff o o tc 、 p e r { onnarω ・ " ' • KobeU n i v e r s 1 9 4 スポーツ方法学研究第 1 2 巻第1 号 平 成 1句 3刀 1 輔雷 陸上競桂の中で,短距離走。特に 1 曲 m は殺も が控目する花形値目である . 1 曲 mの世界記揖は 男子では 1 9 1 2年には 1 0 秒 6であったが。製在で 使褐年にアトラ ンタで樹立した は Dベイリーが 1 9秒8 4にまで短輔された .このよフな記島町向上 には緩々な要因が関陣していると考えられる.例 えば,眼技者の身体面賀町向上や新たなトレーニ ング法の聞揖などによる体力の向上が挙げられ る.また 全天候型のトラックで般桂が行われる ようになったことや走路にあったスパイクンュー ズが開発されたことなどの縮股. i H4の政普も大 個 1 !尽駿偶 成 きな重要因として挙げられるであろう . しかし,短距離走において配揖向上のために は,体力の向上や環揖周耳目改笹の他に,走る が埋め込まれている.世験者には 通常の競控の 控術,特に接地中に力を地面にうまく缶える陸地 ようにクラウチ ングスタートから全力疾走を行 控術を修得するこ とも不可欠である .闘世者が走 い.カメラ帽の足でフォースプレートを踏むよう る時,地面に力を加えることができるのは足が地 に指示した.被験者がフォースプレートを踏むこ 面に接している時だけであり,その意味におい とができなかった場合は。スタート位置を若干ず て らすことによって調節させた. 短距離走における接地匝術を検討するこ と I は,パフォーマンスを向上させるためには重要で 疾走距離は。 1 0 .4 0 .7 0.1 冊 mの 4種類 とし あると考えられる. これまでに短距般走における走動作に聞する研 究 3-8)川や地而匠カの醐定研究附剛刷は数多く行 曲 m疾走中の地面庄カの壷化に た.本研究では 1 も注目するが,そのためには. 1 曲 mの区間に図 われているが,足の綾地について動作とその地面 1のような腔定を檀散幽所世ける必要がある . し かし,尖験綿成上。閣のような世定が困難である 巨カを含めて検酎しているものは見当たらない. ため,ここでは l 凹mを 1 0 .4 0.7 0 .1 曲 mの 4種 足の後地を検酎するには 脚動作。地面Eカの両 類の距離それぞれで制定し。 1 凹 m疾走中の 1 0m 方を総合した研究が必聾であると思われる. 地点。 4 0 m地点, 7 0 m地点. 1 田 m地点とした. I 本研究では,臨走時の足の接地について 接地 また . 2台の高速度 VTRを用いて ∞ I 疾走中の ( HSV-4凹 nac 社製。 2 f p s ) と足のク ( HSV 5 曲 , n a c 社製 2 5 0f ps )を 時の地面 I X t !と脚動作 且びJJ!地耐桂の脚動作も 全身 吉めて検問を行う . ま た 曲m走を想定し ? ローズアップ 1 曲 mを疾走する中 での各距離地点の接地の変化 にも注目する . それぞれ織影した . フォ スプレートからの信号は,高速度 VTR I のパルス信号とともに .A !D聖換器を介してコ 2 研究方法 ンピュータに取り込んだ .A !D変換器のサンプ 2. 1 手聴き リング照波数は 1kH zであった.また同時に 光 電管醐定システムを周いて疾走タイムを醐定し 0名 被験者は ,大学陣上離技師の短距離選手 1 1 .7 7: tO.06m. 体 重 64.5: t4 . 1kg. (身長 1 冊 mの餓誼E揖 1 1由 主O.51 s e c) とした . 実験偶成を図 1に示す.走路は全天陸型で, 一 台のフォースプレート(キスラー社製挙世田 A) た. 2 . 2分析方量 撮影した全身の映偉から .ランエングの 1周期 前倒 短距雌走における足の8 廃絶に闘する研究 分についてー図 2に 示 し た 肩 峰 札 大 転 子,藤関 節 中 点 外 巣 点,腫点,足先点の 6点を削定点と 1 9 5 3 結果 3. 1 足の綾地織式 飯本ら"は. ランニング時の足の接地様式を母 してデジタイズを行った.そして。これらの時系 Hいて 1 0Hz で平 列データをデジタルフィルタを J 鼎球から接地する rつま先型, .かかとから後地 滑化した桂,股間節角度 0 ..牒聞飾角度0..足 する rかかと型』 関節角度 O .を。脚の最大鋸り出し時 P. 接地時 ある T中間型』の 3種類に舟顕している . また, つま先型とかかと型の中間で p, 檀地ゅの膝聞簡最大屈幽時 p, 離 地 時 P . Pay ne剛はオりンピック級の理手で足の接地傑 脚の般大蹴り上げ時 p . の 5つの局面について草 式を観察し。かかとからつくタイプ,母指草から 出した. つくタイプ!母指球を ついてから足裏金体をつく さらに,大転子を中心とした牒関節中点と外果 点、の軌跡を織き ,脚の動作を描出した.そして t タイプ。フラットにつくタイプがあると分覇して いる . 本研究 で観察 された接地蝿式のタイプを 脚の極り出し,蹴り上げについて水平方向の変位 L f.Lb及び鉛直方向の変位 Hf . Hbを草出した. 図3 ,1.図 3 . 2に示す. 図に示されるよっに .か pj " "P,),班り上げ また,脚の恒り下ろし ( ( P,-Ps ) のそ れぞれの時間 と距離から 脚ス d, V . .を算出した.足のクローズ ウィング適度 V 細に見るために用いた . 収量されたフォ f 市 L アップとして級車した映像は,着地時の様子を詳 ω . " 陶 _ . 1 . . . スプレートの情号から ,作用 ー ~ ・ Z8 ε 泊。 島 建 点における 3分カ(閉桂方向.左右方向,鉛宜方 向}を求めた. これらの曜は体重で除した値で示 しである .そして ,その前後方向のカを時間割分 即 興 しカ績を算出した.また ,鉛直方向のカが出カさ 。 Tf( :P2-P, ),Tb (:P,-P. , ) Ta ( :Pz " " " 'P. ) についても求め れた時聞から各接地時間 r 2 " 岨 @ 師 酬 蜘 醐 0. 1 9 .1 2 ・ IU 両 眠 た. ( 闘 照) なお.本研究の平均値の聾の検定には t検定を 国 3. 1 つま先型』の地面Eカ 用い,有意水準を 5% 以下とした. 主~~~IL~イイ ~ ー鴫 . . . - n酬 図 U 0uh L o , ~ 一 回 酬 加 H ・ " ・ , e . 。 老 z a 。 2 測足項目 {左!!lI:'"鎌点大佳子股関節中点外操点班点庭先 Rの 符測定,,<絡んだスティックピクチャーと..関節角度の定積. 布閣 外来点の航跡による各局高の定.. .. . のa 量大..,凶し時 ,. ~俊鳩"向。密資旭中の接関節..大網幽崎 P.. ・..時 r. , l 1 l i の 1 ' ..大眠り土げ時 P . のs の 局 面 匡. 1 初 IWl 0 0 . 問 。, . ( 1 4 h 図3 . 2 OJ l 除 , ω 0 . 1 I I . Il 剛 かかと型』の地面巨カ 0 .1 4 スポーツ方法学研究第 1 2 巻 第 " 多 平 成 H年 3n 196 1 1 1 各タイプ被験者の身長,体重及び各地点での 主~ l I. i ch t( 同 ‘ ・( ・¥ a ) , . . . . . . . 剛 1 .7 6企0 6 1 . 71 :1: 0 , ~ 4 ", M & 1. 0 2 .2 7: 1 : 0 .1 1 削 玄 岬 山 自 ‘..,岨》 U I胡 " ~. 91 :t O. ~ ι伽 9. 20 念0 . 61 岨 同,) ,. 主. ・ , . . . . . . . . 岡 山 叫" 2 . 1 9%0. 07 9 . 1 1剖 凶 同 尚 一附 時 同 時 ・ かかと盟 , 盟 ( n ~ 5:】 • •• 日 開 企0 . 2 ' 7 かとよりつま先の方が低い状態で母措球付近から 1 , . i ・ , . 蜘 崎 明 2 接地するタイプ{以桂 rつま先型 J という}と つま 先がかかとより高い状瞳で hwU 0 " . . 前 . ω ss 23Z6a 疾走タイム 。 かかと 付近から 綾地するタイプ ( 以桂 『かかと型」という)の 2 ' ' ' ω - ' ' ' 蜘 ."'' -1 ロ . . . . , / ; 1 樋頬に骨瀕された. r つま先型, 'かかと型』の各タイプ世験者に おける身長 身体質量及び各距摩地'"での疾走 タ • イムを表 1に示す.表に示されるように。岡酵の , 。 身体特性に布意な韮は認められなか った.また , . . - 恥 倫明 疾走タイムについても ,有意な監は認められな 図 4 般地中に得た力機 かった. ‘ 3 . 2 地面 E力 11... 醐 す.図中白地面庄力の値は先行研究'"に 世い SE 戸 l 足の接地儀式と地面tfi.1 Jを図 3 .1 図 3 . 2に示 身体質量で障した値で示している. 図は 7 0 m地点。での地面反力を示しているが,こ れ を 見 る と か か と 型J では接地直桂に鉛直方 -F 負 とも檀地直後に前方向へのカで 2つのピークが認 変化していた.一方 , かかと型』では .前方向 • 蜘 蜘 耐 " 54E められ.その桂『つま先型』 ではすぐに後方向に ?加 1 蜘 i ト 附桂方向のカは ,正(プラス}を削方向 (マイナス)を後方向へのカとすると ,両タイプ ‘伽 叫 な箇所が認められなかった. 1 肺 , ‘ 昭められるのに対 し 「 つま先型 J ではそのよう 絹高 メ 向のカにおいて。体重の 5併以上となる ピークが • . . 蜘 . ' ・ " . . ..・ ロ 齢 . ・ 「寸 •• へのカがすぐに 後方向に密化していることはな 、. レ 接地中の削桂方向の力械を図 4に示す.これら 1 蜘 蜘 7 師 町 の値は,身体質量で除した値で示してある .闘で は,正,負方向の地面匡カからそれぞれのカ掴を 求め.附方向のカ輯,後方向のカ積とし 接地中 図 5 接地時間(.:p <O . O S ) 前悶 短距健走におげる足の信産地に闘する研究 1 9 7 に得たカ積としてその総和も示している . 全ての地点において'つま先型 J と r かかと 制 方向の力摘は 7 伽n地点 を除いて r かかと型 J の 方が大きかった.桂方向のカ摘も. 4 白羽地点を除 ヲ . . ・ . . . 幽 ,L 型』に有意な聾は臨められなかった . しかし.前 0 E i いて r かかと型 J の方が大きかった.また,接地 中の韓和についても, 40m地点を除いては r かか 。 と型 J の 方 が 大 き く つ ま 先 型 」 で は 7 0, 1 田m 地点。では前方向すなわち負の{直を示したつま ω " m 伺 m " m 曲問 。 a e UQ O 々同@省鼠 た. m E では 4 0m以降もほとんど置化は臨められなかっ 咽 . , 岬 よ 先型 J では 4 0m以降,前方向のカ積が噌加し,後 方向のカ積が減少していた. し か し か か と 型J rom • 3 . 3 蟻地時間 足の植地時間を図 5に示す.図は接地期前半と 接地期桂半の時間及び全体の畿地時聞を示してい " m " m 図6 . 1 脚動作における水平方向の変位 る. 接地時聞は。全ての地点において r つま先型」 の方が rかかと型」よりも置かった.その中でも 制 .1 ' m ! . . 1 伽n地点。7 伽n地点では有意な量として臨められ た. -ヲ. . 陸軍 。紳岨 E 植地時聞を前半と後半に区分してみても,すべ 主 て r つま先型」のほうが r かかと型 1 よりも短い という結果であった は 4つの地点での接地時聞 • つま先型, . かかと型J ともに 1 伽n地点で 最も 畏く .4 0 m地点では島も姫く。 40mから 7 0 ω m. 回 m地点では 40m地点よりもやや長くなる 恒向であった. " m 組問 rom ∞ 1 m . 刷 '" E ~ 3 . 4 闘の働きの軌跡 大転子を 中心とした外巣点の軌跡は。 rつま先 型』と「かかと型J で相違が臨められた.この相 遣を定量的に且るために,外*点の藍位を,須高り 出し動作,蹴り上げ動作に分けて欄定した結果が 図6 .1.図 6 . 2 である . • " m 制 m rom 咽 m 図6 . 2 脚動作における鉛直方向の変位 振り出し動作については.有意な蓋ではないも のの,全ての地点において rつま先型 J は『かか 命n地点よ も小さい値であ ったが .40m地点では 1 と型J よりも鉛直方向の聖位が大きく ,高い位置 に顕り出されていた . つま先型, . 'かかと型』 りも水平方向では耐 O .06m.鉛直方向では約O凹 m大きな置を示し.動作が大きくな っていること ともに 1伽n地点では水平方向 が 認 め ら れ た . しかし. 4 0m地 点 か ら 7 0m , 鉛直方向のどちら スポーツ方法学研究第1 2 巻 第 1.善平成 1 1年 3月 1 9 8 た 。 rつま先型, 'かかと型』ともに 1 0m地点の水 1 佃 m地点と距離が伸びても大きな変化は且られ なかった. 眠り上げ動作については,全ての地点で rかかと 平方向 型 J の方が鉛直方向的変位が大きく 鉛直方向は他の地点よりも動作が小さ く , 40m地点になると,水平方向では約 O.02m 高い位置に 曲直方向では約 O. 03mその髄が大きくなってい 臨り上げる傾向が認められた. しかし,娠り出し た.40m地点から 70, 1 凹 m地点へと距離が伸び 動作と同様に有意な差は認められなかった . ま ても顕り出し動作と同様に大きな変化は見られな 1 かった. m m _ 崎 . . ・ 関 +ヲ ・ . .四 ,.au--C4 m + 白 山町 + 山 叫 m m + . - e ・由 ---- ..~.・ m 。 劃国也 c •• 脚 0 ・ II I l 3 . 5 関節角度 5つの局面における関節角度を図 7. 1 . . . . . . .図 7 . 4 に示す.図では,股関節,膝関節,足関節角度を 各他点ごとに示している . I I !J '. t .1 股関節腫関節角度は有意な韮ではなかった ものの,陣地時以外のすべての局面で「つま先 図7 . 1 1 0m地点の各関節角度(・ p く0 . 0 5 ) 型』の方が大きい角度を示し,離地時には,つ ま先型』と「かかと型』の角度はほぼ同じ植を示 していた. 凶剛 , . 。 皇 百 加 足開師角度についても,股間節,膝聞節角直と + 叫日 + 山 町 一 ・ , . -. " ・ 四 Ed 一 _ . 山 田 ‘ + " 。 同様につま先型」の方が大きい角度を示して 帥 .. 町 + 山富 山 いたが,接地時,陣地時の蓋は有意であった.そ して 陸地 . 1 1 1 ! ll l ! , * , 副 司 眠 りM 蹴り上げ時には r つま先型』と「かかと 型」の角度は,ほぽ同じ値を示していた. r つま先型, 'かかと型J の岡タ イプにおいて 随7 . 2 4 0m地点の各関節角度(・ p <O . 0 5 ) 10m地点から 40m地点にかけては企ての角度がや や大きくなっていた . その桂の 70m地点では 4 1 <0m地点とほぼ閉 じよ うな慣を示したが , 1 田m 川 + 由 日 + 町 日 副 e ' s p a m 干 引量四 ー っ . . . 時 知 。 霊岨l.. . 1 f I + 山 E 盟国 十 叫 .由 地点では更に角度が大きくなる師向が認められた. 3 . 6 脚スウィング適度 脚のスウィング速度を図 8に 示 す つ ま 先 " " " ' ' ' ' 刷 勘 . J . . I : .1 型" 'かかと型J で比較すると ,全ての地点にお いて r つま先型J の方が『かかと型」よりも脚ス 図 7. 3 7ωn地点の各関節角度(・ p <O . O S) ウィング連度が速いという結果であった.このこ とは。スクイングの前半にもスウィングの桂半に 捌 一,. .. .阿 一 . 宇 田F・ . ・ 白. 』 酢ー 唱,. で. l ' " f もあてはまる結果であった. r つま先型, ,かかと型」の両タイプともに, 宮崎司帽 唱軍基-..~. "悼- ー ・ ,て ー" 量 量 ・ 噌・ _. ・・ F・ ・ ・叫 刷 4 t 錨 . ' , 出c •• 軸. 園陸 劇一色げ スウィング速度は 40m地点で最も速かった.その 後の 7 0m, 1 曲問地点では徐々に速度は遍くな っ ており 40m地点より O . 3 . . . . . . . 0. 5m/s 在度遅くな っ ていた . また, 10m地点での速度が最も遅く, 図 7. 4 1 抽 m地点の各関節角度( ・ pく0 . 0 5 ) 40m地点とは 2伽n/ s 程度の差があった. 前倒錯., M走における足の模地に隠する研究 1 9 9 かと型J ではやや低 H立催から rつま先型』より ・ 3 . " j l . 0 " _ _ Jl?~;'畑. も遭い連度で揖り下ろしており 障関簡をやや小 さくして接地を迎えていることから,脚をスウィ 君" ングするというよりもかかとを地面に降ろすよう 〉 司6 に倉地しているものと考えられる . , • • これらの恒り下ろし動作の相違は接地時の地面 , . Eカにも現れていた.す な わ ち つ ま 先 型 』 で 7蜘 蜘 1 蜘 は速いスウィング速度で脚を復り下ろして着地を 迎えているので.務地直桂にプレーキとなるよう ,射げ榊 な前方向への力が加わりに<<. 反 対 に か か 宮 崎 と型 J では置り下ろし動作が Tつま先型』よりも ~ ' 0 やや低い位置から,かかとを地面に向かって降ろ すように着地しているので。省地によって前方向 • への大きな力が生じたものと考える ζ とができ '肺 蜘 耐 園8 脚のスウィング速度(・ '蜘 r<O . 0 5 ) る. 接地期の r つま先型」白脚動作は,足の後地時 聞が短く,股間節.膝聞節,足関節いずれの角度 も大きい状態で.連いスウィングを行っていた. 4 考繋 4. 1 Ji!.の後地織式 走運動では 1サイクルの中で援り下ろしから接 一方 「かかと型」では接地時聞が長く,また, 接地中の世間節隊問簡角度の『つま先型」との 蓋が着地時。離地時よりも大きいという いわゆ 地.蹴り上げという動作が速脱して行われる.そ る股間節と腔削節目屈曲 のため,接地の動作は握り下ろしや障り上げの動 つま先型』の脚動作は脚のス た.すなわち。 r 作とも深〈関わっている. r つま先型 J の揺り下ろし動作は高い位置から 伸展動作が認められ クイング(股間節の伸展}に草きを置くタイプで あ り か か と 型J の脚動作は脚のスウィングよ 行われており,復り下ろし動作の最中に足先が下 りも股間節と膳削節の屈幽 伸属に重きを置くタ がっていくのが観察された.そして。足先が下 イプであると宵い換えることができる . がったままの状睡で母指球付近から地面に着地し 本研究の地面圧力世形から償地中に得たカ積を つま ていた,かかと型 J の握り下ろし動作は r かかと型J に 算出したところ ωrつま先型 J と r 先型J よりもやや低い位置から始まっており,か 韮は認めらなかった.また かとがつま先よりも下に位置した状睡で,かかと に量は認められなかった .中野ら町立。脚のス の外倒付近から積地していた.このような躍り下 ウィング速度が走速度に大きく関係していること ろし動作の相遣は綾地の線睡に大きく影響するも のと推察される. すなわち,脚のスウィング動作が疾走速度の甑と これら 2つのタイプは,阜を握り出した時点で なっていることを報告している .これらのことか 両タイプで疾走速度 を報告しており,伊躍ら"も股聞節の伸展動作, は膝関節.足関節の角度はほぼ閉じ値を示してお ら,両タイプは脚動作にわずかな相違が認められ り.同じ状睡であったと考えられる .そこから 『つま先型』ではやや高い位置から腔関節角度を るものの疾走タイムや,それに関係する脚のス ほとんど変えずに速い速度で脚を極り下ろしてお えら ウィング速度に彫.するほどのものではないと考 nる. り。いわゆる脚をスウィングするように復り下ろ 服地した桂の足は置り上げられ前方に援り出さ して着地に至っていることが伺える .一 方 か れる .眠り上げ動作では'-:>ま先型』町方が低い スポーツ方法学研究第 1 2 巻 第 l号 平 成 J I年 " 2 0 0 位置に.連い速度で障り上げられていた. また. していたことであった.その他は脚動作の大きな r かかと型J では 離地時の膝関節角度は Tつま 置化は認められなかったが 股開閉,蹄開閉.足 先型』とほぼ同じ角度まで伸展していたが。臨り 関節角度はごくわずかではあるが大きくなってい つま先型 J よりも小さくなっていた. 上げ時に r た.生連疾走においては膝聞節角度が増大すると これらから。 rかかと型」は+分に膝聞節を図曲 脚スウィング速庄が融少する"と冒われており してから後り出し動作へと移行する動作であり , このような躍凶簡の伸展を抑えることでスピード 『つま先!¥,!,は睦関節の屈曲を+分しないままに の低下を防ぐことがで きるのではないかと均えら すぐに板り出し動作へと移行する動作であるとい れる. t うことができる . r つま先型, 'かかと型』の接地 様式の遣いは,母指球付近で着地するか,かかと 5 の外側付近で継地するか という接地機式の相違だ 向上だけではなく 以上のように けにとどまらず,脚のスウィ y グに重きを世く 軸冒 恒距離走において,記融向上のためには体力の 走る控術を向上させることが 重要である .本研究では,短距離走における走控 脚 術として接地局面に注目した .疾走中の地而Eカ の動作織式にまで及ぶ事象であることが示噴され と疾走フォームの制定を行い,接地局面に関して る.た だ つ ま 先 型 , 'かかと製』で族走タイム 冊 m を疾走する中での 分 続 検 制 し た., . た 。 1 に盤が認められるほどではなく 接地の霊化についても検討した.その結集。以下 県l 節の屈曲伸展に亜きを置くかという か. 1 これらの相遣は それほど大きな差ではないものと場えられる . のことが明らかになった . 1 1)短距隙走の接lI!l様式を rつま先型, 'かか と型 J の 2種類に丹類した,つま先型 J は母指 4 . 2 1 00m 走における後地 本研究では .各距離地点において rつま先型 J 球付近から つま先にかけて接地し,かかとはほと rかかと型」の 綾地様式が全く別の様式に変化し んど地而につかない按地儀式であり。 rかかと型』 てしまうことはなかった . lOm地点はスター卜直 は かかとからつま先にかけて順次足裏を地面に 接であり.疾走速度を得るための動作が行われて つける綾地様式であった. いる局面であるため,畿地中に得たカ積が他の地 ,~と比べると特に大きかったことは当黙の結集で { 剖 '-:>ま先型』は脚のスウィ ングに重きを置 く動作であり,かかと型』は股関節と臨聞節の ある . また,この地占の股関節。勝捌節角度の霊 屈曲 化が他の地点よりも大きいことから白この局面の れた. しかし,接地中に得たカ捕や疾走タイムに 也市を押して前方へ移動しようとする 脚動作が t は置が臨められなかったので.動作円相 i ! ;は大き (地而を押す)動作を行っていることが推察でき なものではないと考えられた. 0 .7 0 .1 田 m地点へと疾走距離が る.その挫の 4 伸展に Eきを置く動作であることが維察さ 1 3 1 1 田 m疾走中に 俊地儀式が置化すること 長くなるに世い,接地中に得たカ績は減少する聞 はなく.接地局面の分衡からも加速疾走から全連 伽nから 4 伽n地点にかけての脚動作 向であった . I 疾走へと変化していることが後策できた. は圭ての関節角度が大きくなっており.lIiり出 以上のように 短距拘置走における接地儀式の相 し.瞳り上げの動作も大きくなっていることが伺 遣は.それだけにとどまらず,脚の動作あるいは 0 m地点で見られたような綾地中 えた. しかし, 1 走桂術そのものまでも 異な ることが示唖された. の股関節腔聞節の角度に大きな甚化は認められ しかし なかった. このことから . 1 0 m地点から ' O m地点 にかけて.加速疾走から生法漉走へと 動作も変様 タイムには援が認めらなかったので 0 m以降では,特に していることが推察される .4 量化が器められたものは脚スウィング連庄が低下 そのような動作に相遣があっても きなものではないと考えられた. t 疾走 そ叩盟も大 前悶 短距健走におげる足の畿地に関する研究 剛辞 6) 宮下憲 本測定に御悩カいただいたアシックススポ ツ工学研 フォ 阿江過食 2 0 1 世界一流スプリンターの疾走 ムの分制作 J a p a ne s eJ oumalo fS p o r t sS ci e n c e5( 1 2 ) 艇沼袋誕B .1 使掲 究所の皆憾に厚〈お礼を申し上げます. 7)材木徒人宮川千秋短距鰻走の加速過姐にお S ずる運 3 );5 5 -7 2, 1 9 7 3 動の変化東海大学.lett: ( 文獄 I ) Cava nagh, P .R . and M.A .La f o r t u n e; Ground 8 ) <Þ lf iE笑尾"'.定速度の低下に影・~及ぼすキシ r e a c ti on f o r c e si nd i s t a n c er u nn i n g .J oumal o f 8 i o m e c h a n i凶 1 3:3 9 7-4燭. 1 袋 調 。 クフオ ムの変化について体育の斜学4 5( 5 ): 3 9 9 4 0 4, 1 9 9 5 2 )飯本雄こ 小林 敏 巾 悶 7 足の着き方と帯地衝鍛 の関連性についてのカ学的研究 東京体育学研究 1 0:31 3 4,1 9 8 3 3 ) 伊厳.,..1事昌久 ルイニぇ。パレルと日本ト ップ選手 のキック a p a n鶴 e J oumal of Spol1S フォーム J s α朗 日 1 1( J0 ) ;6 0 46 ( ぬ 1 9 9 2 4 )伊 厳 選 朗 奇 麗 昌 久 佐 川 和 則 ア ジ ア 女 子 ト ァプス プリンターの疾走動作の特徴 0 ;2 健上餓銃犯製 1 日亀井貞次鐙井秀治体育学的立場からの歩及び走の 重度並び 総合的研究ー下肢関節の軌跡に見 られる運動i ( 3 );1 6 2 1 7 0, 1 後泊 1 1)斉 藤 満 星 川 係 省 下 充 i E.Il)弁秀治走速度滑加に 対応する下肢関節の動舎について 1 4, 1 9 9 7 に走路角度変化の彫・に ついてー 9 ) Pay n e,A .H.;A c o m p a r i s o noft h eground f or c e sm 日 c ew a l k i n gw i t ht h o腿 i nn oma lwalk i n g and r u n n in g . ;siomechan ic s VI -A;2 9 J . . . ぬ2,1 9 7 宮 1 0 ) Pa yne,A .H.:F 伺 , t1 0ground田 n t aCl f o r c e so f e l i t e r u n n c r s . ;B i omecha n阻 S 彊 8: 7 4 6 7 日 l 鎗3 . 体脊の科学i3 6 体脊学研究 1 ( 5 ) おふ 2 7 1,1 9 7 2 1 2l図 φ愈 子 岡 本 有 弘 ランエング γ ューズの衝寧吸収 田4 。骨盤の計測と際価法 スポーツ工学ンンポジウム l 講演2 ・文集 l 1 0 5, I 鈎4 ∞