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電気電子工学専攻 専攻主任教授 百目鬼 英雄

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電気電子工学専攻 専攻主任教授 百目鬼 英雄
■工学研究科博士前期課程
■
電気電子工学専攻
電気電子工学専攻
教育目標及び育成すべき人材
専攻主任教授
百目鬼
英雄
1.専門分野の紹介
電気電子工学は、現在の高度な文化的生活を支える基盤技術であり、電力・自動車・鉄道等の電気エネルギー技術、
地球温暖化防止の対策としての省エネルギー技術、ロボット・デジタル電化製品等のエレクトロニクス技術など広い応
用分野から成り立っている。持続可能な社会を構築する基盤技術としてますます重要度を増している。電気電子工学専
攻では、このはば広い要求に対応するため以下の学科目を用意している。
「先端デバイス」
:量子・ナノデバイス工学、計算電子工学
「システムエレクトロニクス」
:電気機器工学
「電力社会システム」
:放電工学、プラズマ応用工学
さらに、ナノテクノロジー技術を用いたナノテクデバイスに関する基本的事項の理解・応用力の向上に力点を置くと
ともに、グローバルな視点を持つ自立的な技術者・研究者を育成するために、電気電子工学専攻ではエネルギー化学専
攻と共同で、
「先端ナノテクデバイス専修コース」を設置している。
2.教育目標と身につく素養
半導体デバイス、システムエレクトロニクス、電力社会システムいずれかの分野に関する専門家になるために、各学
科目の研究室に所属して専門テーマの研究を推進するとともに、関連する多くの授業を履修することにより、幅広い知
識と素養を持った学生を養成する。基礎科目から専門科目まで系統だった専門知識を習得することで、実践力のある技
術を身に着けるカリキュラム構成を採用している。また、技術的な素養のみならず、人文的ならびに社会的な素養も持
ち、様々な要素を包含する実社会の状況に対応し、地球的視点から判断し、社会に貢献できる人材を養成する。さらに、
国際人として通用する、高度な専門性・独創性と倫理性を備えた人材を養成する。
上記の履修をベースとして、博士前期課程にあっては、社会の環境変化に対応できる幅広い応用力を身につけた技術
者・研究者の育成を、また博士後期課程では、社会ニーズを意識しながら新しい領域を開拓できる能力を有する研究者
を育てることを目標としている。
3.修了後の進路
電気・電子関連製品の製造・ソフトウエア会社、また、通信会社、電力会社、鉄道会社等の運用会社における開発・研
究部門の技術者・研究者して就職する場合が多い。電気電子工学はあらゆる分野で必要な技術とされているため、自動車
関連産業、建設など幅広い業界からの推薦依頼があり、多くの修了生が就職している。また、国や地方の役人として就職
しているケースもある。電気電子工学専攻の修了生は、各企業の中堅技術者として活躍している場合が多く、就職状況は
極めて良好である。
■工学研究科博士前期課程
学科目
電気電子工学専攻
研究内容
■量子・ナノデバイス工学
Quantam・Nano-Devices
白木 靖寛 / 野平 博司 / 澤野憲太郎
シリコンをベースとする半導体先端材料と量子・ナノデバイスの研究開発を行う。先端材料作製、物性評価に関する
実験研究では、分子線エピタキシー法による結晶成長、電子線描画による超微細加工、電気的光学的評価、超精密光電
子分光法による表面・界面評価を駆使して進める。また、計算電子工学ですすめる材料・プロセス・デバイスモデリン
グを活用し、実験・計算一体となり、量子デバイス、ナノスケールMOSデバイスへの応用と、光・電子融合デバイス、
スピンデバイス等への新展開を図る。
■計算電子工学
Computational Electronics
丸泉 琢也 / 森木 一紀
量子・ナノデバイス工学が扱うⅣ族半導体材料・製造プロセス、光・電子デバイスについて、先端シミュレーション
技術を駆使した研究開発を進める。また、集積回路設計支援技術ほかの研究も行う。
1.第一原理計算によるシリコン/絶縁体界面などの構造と物性予測、拡散・偏析等のプロセス解析
2.結晶塑性やモンテカルロ法を用いた電子デバイス最適設計、FDTD 法による光デバイス最適設計
3.集積回路の高効率設計支援技術の研究、有機フォトニクスの研究
■電気機器工学
Electric Machinery
百目鬼 英雄 / 中川 聡子 / 鳥居 粛
産業分野への応用を目的とし、各種の電気機器についての研究を行う。回転型・リニア型・多次元駆動などの電気機
器を、駆動系や負荷を含めたトータルシステムとして理解し、設計、試作、実験を繰り返しつつ、意のままに動作させ
ることを目指す。輸送・搬送装置、磁気浮上、超電導応用機器等も研究対象に含まれる。理論から実践までの研究活動
を通じて、広い工学的視野を涵養する。
■放電工学
Electrical Discharges and Their Application
湯本 雅恵 / 岩尾 徹
低気圧中での放電機構の解析とその応用、及びアーク放電の溶接ならびに環境改善への応用を主たる研究テーマとし
ている。
1.物質の表面物性とその放電維持機構への寄与の解析
2.非平衡プラズマによる高分子材料の表面改質への応用
3.アーク放電の分光学的計測とその廃棄物処理への応用
4.真空アーク放電の制御と、その表面処理への応用
■プラズマ応用工学
Applications to Plasma enjineering
小野 茂 / 江原 由泰
非平衡プラズマを用いた新しい環境保全技術及び材料プロセスの研究
1.NOx、VOC等大気環境汚染物質の処理技術
2.ディーゼル微粒子の集じん技術
3.プラズマによる精密洗浄と表面改質
4.プロセスプラズマの診断技術
■工学研究科博士前期課程
電気電子工学専攻
教育課程表 学科目及び必修科目
1.学科目内の特論は授業科目の中から指導教授の担当する同名の科目を履修すること。
2.学科目に付随する科目(実験・演習等)及び特別研究は、授業時間外において指導教授の指導のもと行う。
3.指導教授欄の*印は、研究指導補助教員である。
学
科
目
必
修
科
年次・単位数
1年次 2年次
計
目
授
2
2
2
教
授
丸泉 琢也
先端デバイス特論
2
2
准教授
森木 一紀
電気機器工学特論Ⅰ
2
2
システムエレクトロニクス特論
2
2
教 授
教 授
准教授
百目鬼 英雄
中川 聡子
鳥居 粛
放電工学特論Ⅰ
2
2
教
湯本 雅恵
電力社会システム特論
2
2
准教授
岩尾 徹
プラズマ応用工学特論Ⅰ
2
2
電力社会システム特論
2
2
教
教
小野 茂
江原 由泰
各学科目実験
2
2
先端デバイス特論
2
計算電子工学特論Ⅰ
プラズマ応用工学
2
授
授
授
4
各学科目共通
各学科目担当教員
特別研究
学科目
教
白木 靖寛
野平 博司
澤野 憲太郎
2
電気機器工学
放電工学
導
教 授
教 授
准教授
量子・ナノデバイス特論Ⅰ
量子・ナノデバイス工学
計算電子工学
指
8
科目体系
学科目
共通科目
専門科目
周辺科目
自専攻
他専攻
量子・ナノデバイス工学
量子力学特論Ⅰ
量子力学特論Ⅱ
統計力学特論
誘電体特論
量子・ナノデバイス特論Ⅰ
量子・ナノデバイス特論Ⅱ
先端デバイス特論Ⅰ
先端デバイス特論Ⅱ
光物性工学特論
計算電子工学特論Ⅰ
計算電子工学特論Ⅱ
集積化システム工学特論Ⅰ
集積化システム工学特論Ⅱ
ナノバイオプロセス工学特論
ナノバイオデバイス工学特論
エネルギー材料特性工学特論
計算電子工学
量子力学特論Ⅰ
量子力学特論Ⅱ
統計力学特論
計算電子工学特論Ⅰ
計算電子工学特論Ⅱ
先端デバイス特別実験Ⅰ
先端デバイス特別実験Ⅱ
光物性工学特論
量子・ナノデバイス特論Ⅰ
量子・ナノデバイス特論Ⅱ
集積化システム工学特論Ⅰ
集積化システム工学特論Ⅱ
ナノバイオプロセス工学特論
ナノバイオデバイス工学特論
電気機器工学
図形科学特論
技術と経営
科学・技術と社会
電気機器工学特論Ⅰ
電気機器工学特論Ⅱ
磁性材料応用特論
応用数値解析特論
放電工学
機能性材料物性特論
量子力学特論Ⅰ
量子力学特論Ⅱ
統計力学特論
技術と経営
放電工学特論Ⅰ
放電工学特論Ⅱ
プラズマ応用工学特論Ⅰ
プラズマ応用工学特論Ⅱ
光物性工学特論
プラズマ応用工学特論Ⅰ
プラズマ応用工学特論Ⅱ
放電工学特論Ⅰ
放電工学特論Ⅱ
光物性工学特論
プラズマ応用工学
各学科目共通
量子力学特論Ⅰ
量子力学特論Ⅱ
計算科学特論
エネルギー環境工学特論
偏微分方程式論Ⅰ・Ⅱ
技術英語演習Ⅰ・Ⅱ
英語プレゼンテーション技法
研究の作法
国際技術経営特論
技術と知的財産権
数理科学特論
インターンシップ
先端デバイス特論
システムエレクトロニクス特論
電力社会システム特論
電気磁気学特論
電気回路特論
臨床器械工学特論
制御理論特論Ⅰ・Ⅱ
システム制御特論
機械制御特論
機械振動学特論Ⅰ・Ⅱ
環境保全技術特論
熱流体システム特論Ⅰ・Ⅱ
エネルギー有機材料特論
量子ビーム材料工学特論
エネルギー材料分析機器特論
エネルギー材料評価特論Ⅱ
環境保全技術特論
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