...

HP iLO 4リリースノート1.20

by user

on
Category: Documents
38

views

Report

Comments

Transcript

HP iLO 4リリースノート1.20
HP iLO 4 リリースノート
1.20
HP 部品番号: 684917-195
2013 年 2 月
第2版
© Copyright 2013 Hewlett-Packard Development Company, L.P
本書で取り扱っているコンピューターソフトウェアは秘密情報であり、その保有、使用、または複製には、HP から使用許諾を得る必要がありま
す。FAR 12.211 および 12.212 に従って、商業用コンピューターソフトウェア、コンピューターソフトウェアドキュメンテーション、および商業
用製品の技術データ(Commercial Computer Software, Computer Software Documentation, and Technical Data for Commercial Items)は、ベンダー
標準の商業用使用許諾のもとで、米国政府に使用許諾が付与されます。
本書の内容は、将来予告なしに変更されることがあります。HP 製品およびサービスに対する保証については、当該製品およびサービスの保証規定
書に記載されています。本書のいかなる内容も、新たな保証を追加するものではありません。本書の内容につきましては万全を期しておりますが、
本書中の技術的あるいは校正上の誤り、脱落に対して、責任を負いかねますのでご了承ください。
商標
Microsoft® および Windows® は、Microsoft Corporation の米国における登録商標です。
Java は、Oracle および/またはその関連会社の登録商標です。
本製品は、日本国内で使用するための仕様になっており、日本国外で使用される場合は、仕様の変更を必要とすることがあります。
本書に掲載されている製品情報には、日本国内で販売されていないものも含まれている場合があります。
説明
HP iLO サブシステムは、初期のサーバーセットアップ、サーバーヘルスの監視、電力と温度の最
適化を行い、リモートサーバー管理を簡素化する、HP ProLiant サーバーの標準コンポーネントで
す。HP iLO サブシステムは、インテリジェントなマイクロプロセッサー、セキュリティ保護され
たメモリ、および専用のネットワークインターフェイスを備えています。この設計により、HP iLO
は、ホストサーバーとそのオペレーティングシステムから独立しています。
HP iLO 4 には、以下の重要な機能があります。
•
HP Active Health System - サーバーハードウェアとシステム構成の変化を監視し、記録します。
•
Agentless Management - ホストサーバーの状態に関係なく、HP iLO からの SNMP アラートに
よりエージェントレス管理を提供します。
•
リモートサポート - オペレーティングシステムソフトウェアに関係なく、iLO から Gen8 サー
バーを Insight Remote Support に登録できます。追加のホストソフトウェア、ドライバー、
エージェントは不要です。
推奨アップデート
必須事項は、特にありません。
旧バージョン
1.13
製品モデル
HP iLO 4
オペレーティングシステム
•
Microsoft Windows Server 2008、R2
•
Microsoft Windows 2012
•
Red Hat Enterprise Linux 5(x86、AMD64/EM64T)
•
Red Hat Enterprise Linux 6(x86、AMD64/EM64T)
•
SUSE Linux Enterprise Server 10(x86、AMD64/EM64T)
•
SUSE Linux Enterprise Server 11(x86、AMD64/EM64T)
•
VMware ESX/ESXi Server 5.0、5.1
ブラウザー要件
iLO の Web インターフェイスを実行するために、以下のブラウザーがサポートされています。
•
Internet Explorer 7、8、9
•
Firefox ESR 10
•
Chrome
iLO 4 の Web インターフェイスを使用する場合は、以下の設定を有効にする必要があります。
•
[JavaScript] - このアプリケーションは、クライアント側の JavaScript を広範囲で使用します。
•
[Cookies] - 一部の機能が正常に動作するために、Cookie を有効にする必要があります。
•
[ポップアップウィンドウ] - 一部の機能が正常に動作するために、ポップアップウィンドウを
有効にする必要があります。ポップアップブロックが無効になっていることを確認してくだ
さい。
説明
3
サポートされるデバイス
•
HP ProLiant BL420c Gen8
•
HP ProLiant BL460c Gen8
•
HP ProLiant BL465c Gen8
•
HP ProLiant BL660c Gen8
•
HP ProLiant DL160 Gen8
•
HP ProLiant DL320e Gen8
•
HP ProLiant DL360e Gen8
•
HP ProLiant DL360p Gen8
•
HP ProLiant DL380e Gen8
•
HP ProLiant DL380p Gen8
•
HP ProLiant DL385p Gen8
•
HP ProLiant DL560 Gen8
•
HP ProLiant ML310e Gen8
•
HP ProLiant ML350e Gen8
•
HP ProLiant ML350p Gen8
•
HP ProLiant SL230s Gen8
•
HP ProLiant SL250s Gen8
•
HP ProLiant SL270s Gen8
•
HP ProLiant SL4540 Gen8
•
HP ProLiant WS460c Gen8 Workstation Blade
FlexibleLOM のサポート
表 1 (4 ページ) に、iLO 共有ネットワークポート - FlexibleLOM 機能をサポートするサーバーを
示します。
表 1 iLO 共有ネットワークポート FlexibleLOM のサポート
アダプターモデル
HP ProLiant Gen8 サーバー
HP Ethernet 1Gb 4 ポート 331FLR アダプ
ター
DL160 Gen8
DL360p Gen8
DL380p Gen8
DL385p Gen8
DL560 Gen8
ML350p Gen8
HP FlexFabric 10Gb デュアルポート
530FLR-SFP+ アダプター
DL160 Gen8
DL360p Gen8
DL380p Gen8
DL385p Gen8
DL560 Gen8
HP FlexFabric 10Gb デュアルポート
554FLR-SFP+ アダプター
DL160 Gen8
DL360p Gen8
DL380p Gen8
4
サポートされるデバイス
表 1 iLO 共有ネットワークポート FlexibleLOM のサポート (続き)
アダプターモデル
HP ProLiant Gen8 サーバー
DL385p Gen8
DL560 Gen8
HP Ethernet 10Gb デュアルポート 560FLR
SFP+ アダプター
DL160 Gen8
DL360p Gen8
DL380e Gen8
DL380p Gen8
DL385p Gen8
DL560 Gen8
SL230s Gen8
SL250s Gen8
SL270 Gen8
HP Ethernet 1Gb 4 ポート 366FLR アダプ
ター
DL160 Gen8
DL360p Gen8
DL380e Gen8
DL380p Gen8
DL385p Gen8
DL560 Gen8
SL230s Gen8
SL250s Gen8
SL270s Gen8
HP Ethernet 10Gb デュアルポート 560M ア BL420c Gen8
ダプター
BL460c Gen8
BL465c Gen8
BL660c Gen8
2-p 10GbaseT NIC スタンドアップ
DL320e Gen8
DL380e Gen8
DL385p Gen8
DL560 Gen8
ML350e Gen8
ML310e Gen8
SL4540 Gen8
拡張機能
このリリースでは、以下の拡張機能を使用できます。
•
iLO 専用ネットワーク上の iLO Web インターフェイスおよび統合リモートコンソールでの
IPv6 サポート
•
SNMP v3 サポート
•
Location Discovery Service(位置情報検出機能)(BL/SL)サポート
•
3D 温度グラフ
•
サーバーイベントのリモート Syslog
•
サーバーイベントの Email アラート
•
シリアルコンソールの録画および再生
拡張機能
5
•
新しい iLO Essentials ライセンスオプション
•
新しい iLO Scale-Out ライセンスオプション
•
統合リモートコンソールの.NET Framework v4.0 サポート
•
FIPS(Federal Information Processing Standard)モード準拠サポート
iLO 4 1.20 以降の FIPS モードの目的は、FIPS 140-2 レベル 1 の要件を満たすことです。iLO
ファームウェアのこのバージョンやそれ以外のすべてバージョンがこの機能を備える可能性
がありますが、FIPS で承認されている可能性はある場合もない場合もあります。FIPS の承認
には長い期間が必要なため、今後、iLO のすべてのファームウェアバージョンが承認されると
は限りません。iLO ファームウェアのこのバージョンまたはこれ以外のバージョンの現在の
FIPS ステータスについては、次のドキュメントを参照してください。http://csrc.nist.gov/
groups/STM/cmvp/documents/140-1/140InProcess.pdf
•
•
•
このリリースでは、次の新しい XML スクリプトを使用できます。
◦
GET_ALL_LICENSES
◦
GET_RACK_SETTINGS
次の XML スクリプトについて新しいドキュメントが追加されました。
◦
GET_SERVER_POWER_ON_TIME
◦
CLEAR_SERVER_POWER_ON_TIME
ステータスが 0x33 の RIBCL EV メッセージ Problem manipulating EV を返すタグはよ
り情報性の高い複数のメッセージに分割されましたが、依然として Problem manipulating
EV メッセージを含みます。
以下では、新しいメッセージをリスト形式で示します。
Post in progress, EV unavailable.
EV name too large.
EV data too large.
There is no such EV.
EV is not supported.
EV is not initialized.
ROM is busy, EV unavailable.
status
status
status
status
status
status
status
=
=
=
=
=
=
=
0xc2
0xc3
0xc4
0xc5
0xc6
0xc7
0xc8
この変更により、SET_ASSET_TAG、Set One Time Boot Order、Set Persistent Boot Order、お
よび PROFILE_APPLY の各タグが影響を受けます。
•
SET_AHS_STATUS に次の変更が追加されました。
◦
Active Health System が無効だった場合、SET_AHS_STATUS を使用して Active Health
System を有効にすると、iLO は自動的にリセットします。
◦
すでに有効な Active Health System を有効にしようとすると、iLO ファームウェアがコマ
ンドを終了して次のメッセージを表示します。AHS is already enabled.(AHS は
すでに有効になっています。)
◦
すでに無効な Active Health System を無効にしようとすると、iLO ファームウェアがコマ
ンドを終了して次のメッセージを表示します。AHS is already disabled.(AHS は
すでに無効になっています。)
修正点
iLO 4 ファームウェアバージョン 1.20 では、次の問題が解決されました。
6
•
iLO 4 Web サーバーの HTTP TRACE 方式が無効になりました。この機能を有効にすると、一
部のセキュリティスキャナーがこの機能を脆弱性として報告していました。
•
iLO 4 が Onboard Administrator との日付と時刻の同期に失敗しなくなります。
修正点
•
iLO 4 の証明書署名要求の countryName オブジェクトが UTF8 オブジェクトから印刷可能文
字列に変更されました。これにより、一部の認証機関(CA)が iLO 4 CSR を拒否することが
なくなります。
•
USB フラッシュドライブが物理的に取り外されると、統合リモートコンソールが仮想メディ
アを切断するようになります。
•
統合リモートコンソールが接続に失敗し HTTP error: The operation has timed out
メッセージを表示する原因になっていた、統合リモートコンソールのバグが修正されました。
•
アクセス不能な SSH アラート送信先が入力されると、その後、40 分間 iLO 4 にアクセスで
きませんでしたが、アクセスできるようになりました。
•
2 番目のプロセッサーが装着されていない場合に、BL460c Gen8 サーバー上の iLO 4 が IML
にランダムなイベント System Overheating (Temperature Sensor 3, Location
CPU, Temperature 0C) を記録していましたが、今後は記録しなくなります。
•
MOD_GLOBAL_SETTINGS コマンドから SNMP タグが削除されました。今後は、SNMP パラ
メーターの修正には、MOD_SNMP_IM_SETTINGS コマンドを使用する必要があります。
•
事前障害ビデオ再生がビデオを表示することなく終了していましたが、今後は終了しなくな
ります。
•
権限が不十分なユーザーは、今後、iLO のコマンドラインインターフェイスを使用してネット
ワーク設定を変更できなくなります。
•
Mod_Network_Settings.xml を使用してサブネットマスクの値を 0.0.0.0 に設定できてい
ましたが、今後はできなくなります。
前提条件
•
一部の iLO 4 機能は、iLO ライセンスパッケージの一部です。iLO ライセンスについて詳しく
は、次の Web サイトを参照してください。http://www.hp.com/go/ilo/licensing (英語)。
•
Java 統合リモートコンソールを使用するには、Java Runtime Environment, Standard Edition
1.4.2_13 以降をインストールする必要があります。
•
.NET IRC は、Microsoft .NET Framework の次のバージョンのいずれかを必要とします。.NET
Framework は、Windows Update を使用してインストールできます。
◦
.NET Framework 3.5 Full(SP1 を推奨)
◦
.NET Framework 4.0 Full
◦
.NET Framework 4.5
注記: .NET Framework バージョン 3.5 および 4.0 には、デプロイメントオプションの Full
と Client Profile があります。Client Profile は、Full フレームワークの一部にあたります。.NET
IRC は、Full フレームワークを使用する場合にのみサポートされます。Client Profile はサポー
トされません。.NET Framework のバージョン 4.5 には、Client Profile オプションはありませ
ん。
•
.NET 統合リモートコンソールは、.NET Framework の一部である Microsoft ClickOnce を使用
して起動します。
◦
Mozilla Firefox では、ClickOnce アプリケーションを起動するためにアドオンが必要で
す。Microsoft .NET Framework Assistant のような ClickOnce プラグインがあると、Mozilla
Firefox のサポートされるバージョンから.NET IRC を起動できます。.NET Framework
Assistant は、次の Web サイトからダウンロードできます。https://addons.mozilla.org/
ja-JP/firefox/addon/microsoft-net-framework-assist/
◦
Google Chrome では、ClickOnce アプリケーションを起動するためにアドオンが必要で
す。Chrome ブラウザー用の ClickOnce プラグインがあると、Chrome のサポートされる
前提条件
7
バージョンから.NET IRC を起動できます。このプラグインは、次の Web サイトからダ
ウンロードできます。http://code.google.com/p/clickonceforchrome/
インストール手順
インストール手順については、次のマニュアルを参照してください。
『HP iLO 4 ユーザーガイド』
製品番号:684918-194
版数:1
問題と推奨処置
•
8
iLO 4 オンラインヘルプに SNMPV3 エンジン ID の指定に 5~32 文字を使用できるという誤っ
た説明が含まれています。正しい要件は、6~32 文字です。SNMPV3 エンジン ID の文字数
は、先頭の 0x を除いて、偶数でなければなりません。
インストール手順
Fly UP