Comments
Description
Transcript
校長室だより 第 157 号 イタリアからの留学生ラウラ・フェッリ
校長室だより 球技祭 第 157 号 平成 28 年 6 月 17 日 力いっぱいのプレー 仲間と応援・団結 充実感、楽しい思い出 イタリアからの留学生ラウラ・フェッリさん、日本の思いを抱き帰国 東洋大学附属牛久中学校高等学校 校長 遠藤隆二 上左 サッカー 上中 ソフトボール 上右 バレーボール 下左 中学生の 30 人 31 脚 下中 中学生の大縄跳び 下右 リレー 6月7日(火)と8日(水)の2日間、平成 28 年度第 28 回球技祭及び中学校第1回球技祭が合同で行われた。何 れも生徒会主催で球技祭実行委員会が中心となり、生徒会役員や部活動各部の応援を得ながら、組合せ、ルール、会 場づくり、当日の審判・運営などきめ細かな準備を重ねてきた。気象庁の梅雨入り宣言があり、雨が心配されたが、 2日間ともに、陽が照らず、蒸し暑くなく、心地よい風が頬を通り抜ける球技祭日和となった。高校も中学校も生徒 会誌「2016 TOYO STUDENTS」に「球技祭 PROGRAM」特集号を作成して全生徒に配布した。その特集号には バスケットボール、バレーボール、ドッジボール、サッカー、ソフトボール、リレー(中学校はサッカー、ドッジボ 最高の盛り上がりを見せたクラス対抗リレー バスケットの試合を見守るギャラリーの応援団 ールの他に大縄跳び及び 30 人 31 脚)等の競技種目ごとに、実施会場・組合せ・試合形式とルール・開始時間、注意 事項、タイムスレジュールなどが一目で分かるようになっている。これがあったからこそ、いつ、どこにいけば、何 の試合があり、何を応援できるか? が分かり、球技祭の盛上りと成功はこの特集号にあったのではないかとも思う。 球技祭終了後のダンス部のパフォーマンス 卓球の試合の様子 閉祭式で校長が次のように講評した。 「力いっぱいのプレー、競技、クラスの団結と応援、とても良かった。全てを 見ているわけではないが、百点満点で96点というところ。昨年度と比べて良くなったところは、①実施の呼びかけ があってから実施されるまでの時間が短縮され、各競技の試合が効率的に運営されだけでなく、各選手の協力度も良 くなった。②昨年度は自分のクラスの試合があるのに、教室や部室にいる人が散見されたが、今年はそういう人は見 当たらず、クラスのまとまりが感じられた。③今年度は中学校と合同で行われ、中高の一体感が随所に見られた。ま た、球技祭の効率的な運恵と盛り上がりには「球技祭 PROGRAM」特集号が貢献したと思う。いずれにせよ、今年 の球技祭は協力体制が整い、活気に満ち、集中力があり、効率的に運営され、一体感のあるいい球技祭だったと思う。 生徒会のメンバーはもちろん、生徒全体の質も向上しているのではないかと思う。 全校生徒にお礼と感謝の意を伝えるラウラさん クラスの仲間たちと球技祭を楽しむラウラさん イタリア人留学生ラウラ・フェッリ(Laura Ferri)は、昨年9月から本校のグローバルクラス(現2年 K 組)に入 って本校生と一緒に学んできたが、6月8日(水)を最後に、留学を終えてイタリアに帰った。球技祭の閉祭式の後、 全校生徒を前に笑顔で語りかけ、本校で学ぶことができたお礼と感謝の気持ちを述べた。多くの友達に助けて貰った ことや友達と楽しんだことなど本校での思い出を語った。最後に「日本はいい国です。東洋牛久、この学校が大好き です。」と私たちを思いやり、目に涙を浮かべてさようならを繰り返して別れを告げた。昨年9月のラウラさんと比べ ると相当に成長したと思う。担任の青木先生はそのことを思ってか、何となく寂しそうであった。本校の生徒たちが 外国に留学し、帰国の際の別れの会で「笑顔で堂々と全校生徒の前であのように語れるかどうか」、少々気になった。