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User`s Manual UT450/UT420 ディジタル指示調節計

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User`s Manual UT450/UT420 ディジタル指示調節計
User’s
Manual
UT450/UT420
ディジタル指示調節計
ユーザーズマニュアル
IM 05D01C12-41
IM 05D01C12-41
4版
Blank Page
i
<目次><改訂情報>
はじめに
このたびは,UT450 / UT420ディジタル指示調節計をお買い上げまことにありがとうござ
います。
■ マニュアルの読み方
目 的
タイトル
内 容
セットアップ
1. 設置
調節計を操作できるようにするまでに必要な作業(取付け,
配線など)について説明しています。
基本操作
2. 初期設定
測定入力種類,制御出力種類,警報種類の設定例を説明して
います。ここの設定を行えば基本的な制御が行えます。
運転操作・
トラブル対策
3. 運転
運転時のキー操作について説明しています。
4.1 トラブルシューティング 外部接点入力による運転操作については,「1.5 端子配線
図」外部接点入力をご覧ください。
操作概略と
設定値記録
5. パラメータ
パラメータ設定時の道しるべとなるパラメータマップと,
設定値記録用として一覧表を記載しています。
■ 本書に対する注意
(1) 本書は,最終ユーザまでお届けいただきますようお願いいたします。また,本書は大
切に保管していただきますようお願いいたします。
(2) 本製品の操作は,本書をよく読んで内容をよく理解したのちに行ってください。
(3) 本書は,本製品に含まれる機能詳細を説明するものであり,お客様の特定目的に適合
することを保証するものではありません。
(4) 本書の一部または全部を,無断で転載,複製することは固くお断りします。
(5) 本書の内容については,将来予告なしに変更することがあります。
(6) 本書の内容について,もしご不審な点や誤り,記載もれなどお気付きのことがありま
したら,当社営業部または,お買い求めの代理店まで,ご連絡ください。
4th Edition : May 2006 (YK)
All Rights Reserved. Copyright © 2000, Yokogawa Electric Corporation
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次> <改訂情報>
ii
■ 本器を安全にご使用いただくために
本器には,安全にご使用していただくために次のようなシンボルマークを使用しています。
取扱注意
製品においては,人体および機器を保護するためにユーザーズマニュアルを参照する必要
がある場合についています。またユーザーズマニュアルにおいては,感電事故など,取扱
者の生命や身体に危険がおよぶ恐れがある場合に,その危険を避けるための注意事項を記
述してあります。
以下のシンボルマークは,ユーザーズマニュアルおよびユーザーズマニュアル応用編(CDROM版)に使用しています。
注 意
「ソフトウェア,ハードウェアの損傷およびシステムトラブルを引起こす可能性が想定さ
れる場合に注意すべきことがら」を記述してあります。
重 要
「製品を取扱う上で重要な情報や,操作や機能を知る上で注意すべきことがら」を記載し
てあります。
■ 本製品の免責についてと取扱い上の注意
(1) 本製品の使用によりお客様または第三者が損害を被った場合,あるいは当社の予測で
きない本製品の欠陥などのため,お客様または第三者が被った損害およびいかなる間
接的損害に対しても当社は責任を負いかねますのでご了承ください。
(2) 本製品は,当社の事前の承認なしにその全部または一部を譲渡,交換,転貸などによっ
て第三者に使用させることは,固くお断りいたします。
(3) 本製品の部品や消耗品を交換する場合は,必ず当社の指定品を使用してください。
(4) 本製品は,特定された1台のコンピュータでご使用ください。別のコンピュータに対
してご使用になる場合は,別途ご購入ください。
(5) 本製品をバックアップの目的以外でコピーすることは,固くお断りいたします。
(6) 本製品の収められているフロッピーディスク(オリジナルメディア)は,大切に保管し
てください。
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次> <改訂情報>
iii
■ 本製品の保護・安全および改造に関する注意
(1) 本製品および本製品で制御するシステムの保護・安全のため,本書の安全に関する指
示事項にしたがって本製品をご使用ください。なお,これらの指示事項に反する扱い
をされた場合,当社は安全性を保証いたしません。
(2) 本製品を改造することは固くお断りいたします。
(3) 本製品の逆コンパイル,逆アセンブルなど(リバースエンジニアリング)を行うことは,
固くお断りします。
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
Blank Page
目次-i
<はじめに> <改訂情報>
UT450/UT420
ディジタル指示調節計
ユーザーズマニュアル
IM 05D01C12-41 4版
目 次
はじめに ........................................................................................................... i
1.
設置 .................................................................................................... 1-1
1.1
1.2
1.3
1.4
1.5
2.
初期設定 .............................................................................................. 2-1
2.1
2.2
2.3
2.4
2.5
2.6
2.7
2.8
3.
フロントパネルの名称と機能 ......................................................................... 2-2
測定入力種類を設定する(電源オン時に最初に設定) ......................................... 2-3
測定入力種類を変更する ................................................................................ 2-6
制御出力種類を設定する(位置比例形の調節計以外) ......................................... 2-8
バルブ位置を自動校正する (位置比例形の調節計のみ) .................................. 2-10
パラメータを初期化する .............................................................................. 2-11
警報種類を変更する ..................................................................................... 2-12
複数SPとPIDの解説 ..................................................................................... 2-15
運転 .................................................................................................... 3-1
3.1
3.2
3.3
3.4
3.5
3.6
3.7
3.8
3.9
3.10
4.
形名・仕様コード ........................................................................................... 1-1
取付方法 ........................................................................................................ 1-2
配線方法 ........................................................................................................ 1-5
ハードウェア仕様 ........................................................................................... 1-7
端子配線図 ................................................................................................... 1-12
運転中の監視画面 ........................................................................................... 3-1
目標設定値(SP)を設定する ............................................................................. 3-3
オートチューニングを実行/中止する ............................................................ 3-3
手動でPIDを設定する ..................................................................................... 3-5
警報設定値を設定する .................................................................................... 3-6
目標設定値番号(SPN)を選択する .................................................................... 3-7
運転開始(RUN)/停止(STOP)の切替えを行う ................................................. 3-8
自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う ....................................................... 3-9
手動時に制御出力を操作する ....................................................................... 3-10
リモート(REM)/ローカル(LCL)の切替えを行う ........................................... 3-13
トラブルシューティング・保守 ........................................................... 4-1
4.1
4.2
トラブルシューティング ................................................................................ 4-1
保守 ............................................................................................................... 4-5
4.2.1
4.2.2
4.2.3
4.2.4
4.2.5
5.
清掃時の注意事項 ..................................................................................................... 4-5
ブラケットの交換 ..................................................................................................... 4-5
端子カバーの取付け ................................................................................................. 4-5
有寿命部品の交換 ..................................................................................................... 4-7
制御出力用リレーの交換 ......................................................................................... 4-7
パラメータ .......................................................................................... 5-1
5.1
5.2
パラメータマップ ........................................................................................... 5-1
パラメータ一覧表 ........................................................................................... 5-6
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<はじめに> <改訂情報>
6.
目次-ii
機能ブロック図と解説 ......................................................................... 6-1
ユーザーズマニュアル 改訂情報 ..................................................................... i
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
1.
<1. 設置>
1-1
設置
本章は,調節計を操作できるようにするまでに必要な作業(取付け,配線など)について説
明しています。
1.1
形名・仕様コード
製品をご使用になる前に,ご注文の形名コードと一致した製品が納入されていることをご
確認ください。
形名
仕様コード
UT450
-0
-1
-2
-3
-4
種類
なし
通信, リモート入力, Di 5点, 警報1点追加
通信, リモート入力, Di 1点追加
Di 4点, 警報1点追加
リモート入力, Di 1点追加
仕様コード
UT420
種類
容
一般形
位置比例形
加熱冷却形
一般形 (24VDCセンサ用供給電源付き)
位置比例形 (24VDCセンサ用供給電源付き)
0
1
2
3
4
付加機能
形名
内
ディジタル指示調節計 (伝送出力, 15VDCセンサ用供給電源標準装備)
内
容
ディジタル指示調節計 (伝送出力, 15VDCセンサ用供給電源標準装備)
-0
一般形
0
7
8
付加機能
なし
通信, リモート入力, Di 2点追加
リモート入力, Di 2点追加
次のものが揃っていることをご確認ください。
・ ディジタル指示調節計本体 (ご注文の形名のもの) ............... 1台
・ ブラケット (取付け具) ............................................................. 1組
・ 単位シール ............................................................................... 1枚
・ ユーザーズマニュアル (A2サイズ) ......................................... 4枚
・ ユーザーズマニュアル応用編 (CD-ROM版) .......................... 1枚
■ 形名・仕様コードと接点入出力端子の対応表
ご注文の形名と接点入出力の有無を下表でご確認ください。
○:有り,×:無し
形名・仕様コード
接点入力端子
警報出力端子
DI1
DI2
DI3
DI4
DI5
DI6
R/L
AL1
AL2
AL3
AL4
UT450-□0
○
○
×
×
×
×
×
○
○
○
×
UT450-□1
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
UT450-□2
○
○
×
×
×
×
○
○
○
○
×
UT450-□3
○
○
○
○
○
○
×
○
○
○
○
UT450-□4
○
○
×
×
×
×
○
○
○
○
×
UT420-00
○
○
×
×
×
×
×
○
○
○
×
UT420-07
○
○
○
×
×
×
○
○
○
○
×
UT420-08
○
○
○
×
×
×
○
○
○
○
×
注: 接点入力の機能については,「1.5 端子配線図」をご覧ください。
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
1.2
<1. 設置>
1-2
取付方法
注 意
取付場所は,次のような場所を選んでください。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
人が端子にうかつに触れない場所
機械的振動の少ない場所
腐食性ガスの少ない場所
温度変化が少なく常温(23℃)に近い場所
高いふく射熱を直接うけない場所
電磁界の影響のない場所
端子板面(基準接点補償素子)に風があたらない場所
水がかからない場所
燃えやすいものから離れた場所
150mm
150mm
150mm
150mm
特に燃えやすいものの上に直接置くことは止めてください。
やむを得ず,燃えやすいもののそばに設置する場合は計器の上・下・左・右の側面から少
なくとも150mm離れたところに,厚さ1.43mmのメッキした鉄板,あるいは厚さ1.6mmの
コーディングしていない鉄板を使用してカバーを用意してください。
● 取付姿勢:
左右水平,上向き最大30度,下向き不可
計器前面
30度以内に
取付けてください
30度
計器背面
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<1. 設置>
1-3
■ 外形寸法・パネルカット寸法
UT450
11
96
100
ブラケット大
単位:mm
2
3
96
AL1
91.8
REM
MAN
4
112
PV
A/M
SET/ENT
ブラケット小
1∼10mm
(パネル厚)
● 一般取付時パネルカット寸法
● 密着計装時パネルカット寸法
[(N−1)×96+92]
+0.8
0
92
+0.8
0
最小117
最小
145
(53)
92
Nは取付け台数
ただし,N≧5の時は実測値による。
+0.8
0
92
+0.8
0
(25)
UT420
48
11
100
ブラケット小
単位:mm
YOKOGAWA
PV
AL1
2
3
112
96
91.8
REM MAN
SET/ENT
A/M
ブラケット小
1∼10mm
(パネル厚)
● 一般取付時パネルカット寸法
● 密着計装時パネルカット寸法
最小70
+0.6
0
92
+0.8
0
[(N−1)×48+45]
最小
145
(53)
92
Nは取付け台数
ただし,N≧5の時は実測値による。
+0.8
0
+ 0.6
45 0
(25)
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<1. 設置>
1-4
■ 取付方法
感電の恐れがありますので,パネルへの取付作業時は,計器に供給する電源をオフにして
ください。
取扱注意
パネルに調節計を取付ける穴をあけた後,以下の手順で取付けてください。
1. 調節計を背面の端子板の方からパネル前面から挿入します。
2. 調節計の上・下にブラケット(取付け具)を下図のようにセットし,ブラケットのネ
ジを締めます。このとき締めすぎないように注意してください。
パネル
ブラケット大
(上部取付具)
端子板
パネルへの挿入方向
調節計の端子板の方
から挿入してくださ
い。
ブラケットは,ドライバー
を挿入して締めて固定して
ください。
ブラケット小
(下部取付具)
推奨締付トルク
0.4N・m
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
1.3
1-5
<1. 設置>
配線方法
1)
取扱注意
2)
3)
感電の恐れがありますので,配線作業時は,計器に供給する電源をオフにして,つな
ぐケーブルに通電されていないことをテスタなどで確認してから作業を始めてくださ
い。
安全のため本機器近傍の簡単に操作できる場所に,必ずサーキットブレーカ
(IEC60947 適合品,5A 100Vまたは220VAC)を設置してください。また,このス
イッチが本機器電源の切断装置であることを明示してください。
配線作業は,電気関係の基礎知識があり,かつ実務経験がある方が行ってください。
注 意
1)
2)
3)
4)
5)
電源は,単相の計器用電源から取ってください。電源ノイズが多い場合は,1次側に
絶縁トランスを挿入し,2次側にラインフィルタ(推奨品:ZAC2205-00U,TDK製)を使
用してください。
ノイズ対策時は,1次側と2次側の電源ケーブルを近接しないでください。
熱電対入力の場合は,シールド付補償導線で配線してください。また,測温抵抗体入
力の場合は,導線抵抗が低く,3線間の抵抗差のないシールド線を使用してください。
配線に使用するケーブルおよび端子の仕様と推奨品は下記の通りです。
制御出力リレーは交換できます。ただし出力リレーには寿命(抵抗負荷10万回)がある
ため,補助リレーを使って負荷のオン/オフを行ってください。
補助リレー,モーターやソレノイドバルブのようなインダクタンス(L)負荷を使用す
る場合は誤作動や,リレーの故障の原因になりますので,必ずスパーク消去用のサー
ジサプレッサ回路としてCRフィルタ(AC使用時)またはダイオード(DC使用時)を並列
に挿入してください。
外部からの雷サージ混入の恐れがある場合には,避雷器などを使用してください。
● CRフィルタ
メーカ
松尾電機(株)
(株)指月電機製作所
信英通信工業(株)
形 名
CR UNIT 953, 955 その他
SKV, SKVB その他
CR-CFS, CR-U その他
■ DCリレー配線の場合
■ ACリレー配線の場合
UT450/UT420
UT450/UT420
O.C リレー
外部交流電源
外部直流電源
R
R
UTの接点
リレー
(リレーコイル定格が
UTの接点容量以下になる
ものを使用してください)
ダイオード
(リレーコイル端子
(ソケット)に直接
取付けてください)
UTの接点
リレー
(リレーコイル定格が
UTの接点容量以下になる
ものを使用してください)
CRフィルタ
(リレーコイル端子
(ソケット)に直接
取付けてください)
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<1. 設置>
1-6
● ケーブル仕様と推奨品
部
品
品名およびメーカ
電源/接地/リレー接点出力 600Vビニル絶縁電線 JISC3307 0.9∼2.0mm2
熱電対
シールド付補償導線 JISC1610,
□X-□-□-□『横河電機 GS 6B1U1参照』
測温抵抗体
シールド線(3心) UL2482(日立電線)
その他信号線
シールド線
● 端子推奨品
メーカ
型 式
日本圧着端子
1.25-YS3A
日本端子
YD1.25-3.5
適合電線サイズ
0.3∼1.65mm
締付トルク
2
0.8N・m以下
3.7mmφ
または
7 m m 以下
7 m m 以下
3.7mmφ
● 端子カバー部品(別売)
対象機種
部品No.
販売単位
価格
UT450用
T9115YD
1枚
¥1,000
UT420用
T9115YE
1枚
¥1,000
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
1.4
<1. 設置>
1-7
ハードウェア仕様
測定入力信号
○ 入力点数 : 1点 ( 11 - 12 - 13 端子)
○ 入力種類 : ユニバーサル入力方式(入力種類をソフト選択可能)
○ サンプリング周期 : 200ミリ秒
○ バーンアウト検出 : 熱電対,測温抵抗体,統一信号0.4∼2V,1∼5Vで機能
アップスケール,ダウンスケール,オフ指定可
統一信号は0.1V以下でバーンアウトと判断
○ 入力バイアス電流 : 0.05μA(熱電対,測温抵抗体b端子の場合)
○ 測定電流(RTD): 約0.13mA
○ 入力抵抗 : 熱電対/mV入力の場合 1MΩ以上
直流電圧入力の場合 約1MΩ
○ 許容信号源抵抗 : 熱電対/mV入力の場合 250Ω以下
信号源抵抗の影響 0.1μV/Ω以下
直流電圧入力の場合 2kΩ以下
信号源抵抗の影響 約0.01%/100Ω
○ 許容配線抵抗 : 測温抵抗体入力の場合
最大150Ω/1線(3線間の導線抵抗は等しい事)
但し,-150.0∼150.0℃レンジは最大10Ω/1線
配線抵抗の影響 ±0.1℃/10Ω
○ 許容入力電圧 : 熱電対/mV/測温抵抗体入力の場合±10VDC
直流電圧入力の場合 ±20VDC
○ ノイズ除去比 : ノーマルモード 40dB(50/60Hz)以上
コモンモード 120dB(50/60Hz)以上
○ 基準接点補償誤差 : ±1.0℃(15∼35℃),
±1.5℃(0∼15℃,35∼50℃)
○ 適応規格 : 熱電対,測温抵抗体 JIS/IEC/DIN(ITS-90)
リモート入力信号
リモート入力付きの調節計のみ装備。
○ 入力点数 : 1点( 21 - 22 端子)
○ 入力種類 : 0-2VDC,0-10VDC,0.4-2.0VDCまたは1-5VDCの範囲で設定可
○ サンプリング周期 : 200ミリ秒
○ 入力抵抗 : 約1MΩ
○ 入力精度 : 0-2VDC入力の場合 入力スパンの±0.3%±1digit
0-10VDC入力の場合 入力スパンの±0.2%±1digit
0.4-2.0VDC入力の場合 入力スパンの±0.375%±1digit
1-5VDC入力の場合 入力スパンの±0.3%±1digit
基準動作状態 [23±2℃,55±10%RH,電源周波数50/60Hzにおける性能
フィードバック抵抗入力
位置比例形のみ装備。( 45 - 46 - 47 端子)
○ スライド抵抗値 : 全抵抗の100Ω-2.5kΩ(擦動線の断線検出有り)
○ 測定分解能 : 全抵抗の±0.1%
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<1. 設置>
1-8
センサ用供給電源
2線式伝送器に電源を供給。
(15VDC: 14 - 15 端子,24VDC: 43 - 44 端子)
調節計と伝送器の間に抵抗器(10-250Ω任意)を置き,電流信号を電圧信号に変換して,
測定入力部から読み込む。
供給電源 14.5-18.0VDC,最大供給電流 約21mA(フィールド短絡時の保護回路付き)
供給電源 21.6-28.0VDC,最大供給電流 約30mA(24VDCセンサ用供給電源対応機種)
伝送出力
測定値,目標設定値,制御出力値のいずれかを出力
15VDCセンサ用供給電源のどちらか一方を使用
○ 出力点数 : 1点 ( 14 - 15 端子)
○ 出力信号 : 4-20mADC
○ 負荷抵抗 : 600Ω以下
○ 出力精度 : スパンの±0.1%
(但し,1mA以下はスパンの±5%)
基準動作状態 [23±2℃,55±10%RH,電源周波数50/60Hz]における性能
制御出力
ユニバーサル出力方式(出力種類をソフト選択可能)
位置比例形はリレー接点出力。
○ 電流出力
(一般形: 16 - 17 端子,加熱側: 16 - 17 端子,冷却側: 46 - 47 端子)
出力点数
1点または2点(加熱冷却形)
(電圧パルス出力と切替え)
出力信号
4-20mADC
負荷抵抗
600Ω以下
出力精度
スパンの±0.1%
基準動作状態 [23±2℃, 55±10%RH,
電源周波数50/60Hz]における性能
○ 電圧パルス出力
(一般形: 16 - 17 端子,加熱側: 16 - 17 端子,冷却側:
46 - 47 端子)
出力点数
1点または2点(加熱冷却形)
(電流出力と切替え)
出力信号 オン電圧=12V以上(負荷抵抗600Ω以上)
オフ電圧=0.1VDC以下
分解能 10ミリ秒または出力値の0.1%の大きい方
○ リレー接点出力
(一般形: 1 - 2 - 3 端子,加熱側: 1 - 2 - 3 端子,冷却側:
49 - 50 端子)
48 - 49 - 50 端子,位置比例形: 48 -
出力点数
1点または2点(加熱冷却形)
出力信号
NC, NO, コモンの3端子
接点定格 250VAC 3Aまたは30VDC 3A(抵抗負荷)
分解能 10ミリ秒または出力値の0.1%の大きい方
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<1. 設置>
1-9
接点入力
○ 用途 : 目標設定値切替,リモート/ローカル切替,運転/停止切替など
○ 入力点数 : 形名・仕様コードにより異なる(以下の通り)
形名・仕様コード
入力点数
UT450-□0
2
UT450-□1
7
UT450-□2
3
UT450-□3
6
UT450-□4
3
UT420-00
2
UT420-07
4
UT420-08
4
○ 入力形式 : 無電圧接点またはトランジスタ接点入力
○ 入力接点容量 : 12VDC,10mA以上
○ オン/オフ判定 : 無電圧接点入力の場合
オン時 接点抵抗1kΩ以下,オフ時接点抵抗20kΩ以上
トランジスタ接点入力の場合
オン時 2V以下,オフ時漏れ電流100μA以下
○ 状態検知最小保持時間 : 0.6秒
接点出力
○ 用途 : 警報出力,FAIL出力など
○ 出力点数 : 形名・仕様コードにより異なる(以下の通り)
形名・仕様コード
出力点数
UT450-□0
3
UT450-□1
4
UT450-□2
3
UT450-□3
4
UT450-□4
3
UT420-00
3
UT420-07
3
UT420-08
3
○ リレー接点定格 : 240VAC 1Aまたは30VDC 1A
○ トランジスタ接点定格 : 24VDC 50mA
表示部仕様
○ 測定値表示器 :
UT450− 5桁7セグメント赤色発光ダイオード
字高 20mm
UT420− 5桁7セグメント赤色発光ダイオード
字高 12mm
○ 設定値表示器 : 3桁+5桁 7セグメント赤色発光ダイオード
字高 9.3mm (UT450,UT420同じ)
○ 状態表示ランプ : 発光ダイオード
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<1. 設置>
1-10
安全およびEMC適合規格
○ 安全 : IEC/EN61010-1適合(CE)。C22.2 No.61010-1認定(CSA)。UL508認定。
設置カテゴリ : CAT.2 汚染度 : 2(IEC/EN61010-1, C22.2 No.61010-1)
測定分類 : 1 (CAT.1 : IEC/EN61010-1)
定格測定入力電圧 : 10VDC max.(端子間),300VAC max.(対地間)
定格過渡過電圧 : 1500V(注)
注 : IEC/EN61010-1で測定分類1の場合に想定される安全規格上の値であり,機器性
能を保証する値ではありません。
本機器は,測定分類1(CAT.1)に適合した機器ですので,測定分類2,3および4の
計測に使用しないでください。
取扱注意
測定分類
測定分類表示
1
CAT.1
主電源に直接接続しない回路上で実施する測定のためのものです。
2
CAT.2
低電圧設備に直接接続された回路上で実施する測定のためのものです。
3
CAT.3
建造物設備内で実施する測定のためのものです。
配電盤,回路遮断器など
4
CAT.4
低電圧設備への供給源で実施する測定のためのものです。
架空線,ケーブル系統など
屋内配線
引込み線 4
3
1
T
説 明
備考
家電機器,携帯工具など
2
コンセント
○ EMC適合規格 : EN61326,EN61000-3-2,EN61000-3-3,EN55011に適合(CE)。
AS/NZS 2064に適合(C-Tick)。
Class A Group 1
試験中,計器はレンジの±20%以内の測定精度で動作し続けます。
構造・取付・配線
○ 構造 : 前面防塵防滴構造(IP55 準拠)
密着計装時は防塵防滴不可
○ 材質 : ABS樹脂およびポリカーボネート
○ ケース色 : 黒
○ 質量 : 約1kg以下
○ 外形寸法 :
UT450−96(幅)×96(高さ)×100(パネル面からの奥行き) mm
UT420−48(幅)×96(高さ)×100(パネル面からの奥行き) mm
○ 取付 : パネル埋込み取付け。取付け具上下各1個
○ パネルカット寸法 :
UT450−92+0.8
(幅)×92+0.8
(高さ) mm
0
0
+0.6
+0.8
UT420−450 (幅)×920 (高さ) mm
○ 取付姿勢 : 上向き最大30度,下向き不可
○ 配線方式 : M3.5ネジ端子 (信号配線,電源/接地線とも)
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<1. 設置>
1-11
電源部仕様
○ 電源 : 定格電圧 100-240V AC(±10%),50/60Hz
○ 消費電力 : 最大20VA(最大8.0W)
○ 内部ヒューズ定格 : 250VAC, 1.6A 遅断形
○ 記憶保持 : 不揮発性メモリ(書込み10万回)
○ 耐電圧 : 1次端子 ←→ 2次端子 1500V AC 1分間
1次端子 ←→ 接地端子 1500V AC 1分間
接地端子 ←→ 2次端子 1500V AC 1分間
2次端子 ←→ 2次端子 500V AC 1分間
1次端子=電源端子,リレー出力端子
2次端子=アナログ入出力信号端子,電圧パルス出力端子,接点入力端子
○ 絶縁抵抗 : 電源端子と接地端子間 500V DC 20MΩ以上
○ 接地 : 第D種接地
アイソレーション
○ 測定入力端子 : 他の入出力端子とは絶縁。内部回路とは非絶縁。
○ リモート入力端子 : 他の入出力端子,内部回路とは絶縁。
○ 15VDCセンサ用供給電源端子 : 4-20mAアナログ出力,電圧パルス制御出力とは非絶
縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。
○ 24VDCセンサ用供給電源端子 : 15VDCセンサ用供給電源,4-20mAアナログ出力,電
圧パルス制御出力,他の入出力端子,内部回路とは絶縁。
○ 4-20mAアナログ出力端子(制御,伝送) : 4-20mA出力相互間,15VDCセンサ用供給電
源,電圧パルス制御出力とは非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。
○ 電圧パルス制御出力端子 : 4-20mA出力,15VDCセンサ用供給電源とは非絶縁。他の
入出力端子,内部回路とは絶縁。
○ リレー接点制御出力端子 : 接点出力端子相互間,他の入出力端子,内部回路とは絶縁。
○ 接点入力端子 : 接点入力端子相互間,通信端子とは非絶縁。他の入出力端子,内部回
路とは絶縁。
○ リレー接点警報出力端子 : リレー接点警報出力相互間は非絶縁。他の入出力端子,内
部回路とは絶縁。
○ トランジスタ接点警報出力端子 : トランジスタ接点警報出力相互間は非絶縁。他の入
出力端子,内部回路とは絶縁。
○ RS-485通信端子 : 接点入力端子とは非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。
○ フィードバックスライド抵抗入力端子 : 4-20mAアナログ出力端子(制御,伝送),15VDC
センサ用供給電源,電圧パルス制御出力とは非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは
絶縁。
○ 電源端子 : 他の入出力端子,内部回路とは絶縁
○ 接地端子 : 他の入出力端子,内部回路とは絶縁
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<1. 設置>
1-12
環境条件
○ 正常動作条件 :
周囲温度 : 0∼50℃(密着計装時40℃以下)
温度変化率 : 10℃/h以下
周囲湿度 : 20∼90%RH(結露しないこと)
磁界 : 400A/m以下
連続振動(5∼14Hz) : 全振幅1.2mm以下
連続振動(14∼150Hz) : 4.9m/s2以下
短時間振動 : 14.7 m/s2 15秒以下
衝撃 : 147m/s2 以下 11ミリ秒
設置高度 : 標高2,000m以下
ウォームアップ時間 : 電源オン後30分以上
○ 輸送・保管条件 :
温度 : -25∼70℃
温度変化率 : 20℃/h以下
湿度 : 5∼95%RH(結露しないこと)
○ 動作条件の影響
周囲温度の影響 :
電圧・熱電対入力の場合 ±1μV/℃
または±0.01% of F.S./℃いずれか大きい方
リモート入力の場合 ±0.02% of F.S./℃
測温抵抗体入力の場合 ±0.05℃/℃(周囲温度)以下
アナログ出力の場合 ±0.05% of F.S./℃以下
電源変動に対する影響(定格電圧範囲内)
リモート入力の場合 ±1μV/10Vまたは±0.01% of F.S. /10Vいずれか大きい方
アナログ出力の場合 ±0.05% of F.S./10V以下
1.5
端子配線図
注 意
空き端子を中継端子として使用しないでください。
端子配線図は次ページ以降に記載してあります。
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
※24VDCセンサ用供給電源付きの調節計のみ
配線できます。
RS-485通信
24VDCセンサ用供給電源
21.6-28.0VDC
(最大30mADC)
23 SDB(+)
24
+ 43
制御出力
リレー接点出力
NC
1
NO
2
26
RDA(-)
27
SG
※OTで選択
※工場出荷時は
時間比例PIDリレー接点出力です。
接点容量 : 250VAC, 3A
30VDC, 3A (抵抗負荷)
電源
取扱注意
電源
L
8
N
感電の恐れがありますので,配線作業時は,計
器に供給する電源をオフにして,つなぐケーブ
ルに通電されていないことをテスタなどで確認
してから作業を始めてください。
1
41
31
21
11
2
42
32
22
12
3
43
33
23
13
4
44
34
24
14
25
15
16
7
47
37
27
17
8
48
38
28
18
16 +
17 −
29
19
20
UT
4-20mADC
15 −
負荷抵抗600 Ω以下
4-20mADC,
電圧パルス(12V)
DIS=0のとき
DIS=1のとき(工場出荷時)
DIS=2のとき
DIS=3のとき
機能なし
DI1=ONで自動
DI1=OFFで手動
DI1=ONで自動
DI1=OFFで手動
DI1=ONで運転停止
DI1=OFFで運転開始
機能なし
DI2=ONで運転停止
DI2=OFFで運転開始
DI2=ONで2.SP
DI2=OFFで1.SP
DI2=ONで2.SP
DI2=OFFで1.SP
機能なし
COM 7
機能なし
AL4 34
機能なし
COM 35
機能なし
目標設定値1∼8を切替える場合
DI3=ONで運転停止
1.SP 2.SP 3.SP 4.SP 5.SP 6.SP7.SP 8.SP DI3=OFFで運転開始
DI3 ON OFF ON OFF ON OFF ON OFF
DI4 OFF ON ON OFF OFF ON ON OFF
DI5 OFF OFF OFF ON ON ON ON OFF
DI6 OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF ON
※全てOFFに切替えたときは,
直前の目標設定値を使用します。
15VDCセンサ用供給電源 ※15VDCセンサ用供給電源
を使用する場合は伝送出力
は使用できません。
14 +
14.5-18.0VDC
(最大21mADC)
R/L=ONでリモート
R/L=OFFでローカル
※OTはセットアップパラメータです。
OTの設定値を変更することにより制御出力の出力種類を変更できます。
「2. 初期設定」をご覧ください。
コモン
R/L=ONでリモート
R/L=OFFでローカル
コモン
OTパラメータと制御出力種類の対応
OT=2
16 17
電流出力( - 端子)
OT=3
コモン
DI3=ONで自動
DI3=OFFで手動
DIS=4のとき
目標設定値1∼4を
切替える場合
1.SP 2.SP3.SP 4.SP
DI1 OFF ON OFF ON
DI2 OFF OFF ON ON
UT
DI1 19
DI2 18
DI3=ONで運転停止
DI3 40
DI3=OFFで運転開始
接点
+5V
+5V
DI2
+5V
DI3
+5V
DI4
機能なし
機能なし
DI4=ONで自動
DI4=OFFで手動
DI4 39
+5V
機能なし
機能なし
機能なし
DI5 38
+5V
機能なし
機能なし
機能なし
DI6 37
コモン
COM 20
R/L=ONでリモート
R/L=OFFでローカル
R/L 28
トランジスタ接点
DI1
DI5
DI6
19
18
40
39
38
37
COM
コモン
コモン
R/L=ONでリモート
R/L=ONでリモート
R/L=OFFでローカル R/L=OFFでローカル
コモン
コモン
コモン
20
+5V
COM 30
R/L
COM
28
30
<1. 設置>
接点容量 : 12VDC, 10mA以上
※<電源オン時の外部接点入力について>
電源オン時,外部接点入力がオフのときは,電源が切れる前のモード(SPN,R/L,A/M)を継続します。
(ただし,RUN/STOPは除く)
オンオフ
1 2 3
リレー出力( - - 端子)
1-13
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
機能なし
リレー接点容量 : 240VAC, 1A
30VDC, 1A (抵抗負荷)
トランジスタ接点容量 : 24VDC, 50mA
OT=1
14 +
※DISはセットアップパラメータです。
DISの設定値を変更することにより外部接点入力の機能を変更できます。
DISパラメータと外部接点入力機能の対応
コモン
時間比例
16 17
電圧パルス出力( - 端子)
制御出力
連続/電圧パルス出力 ※OTで選択
15 −
警報 3 出力
時間比例
1 2 3
リレー出力( - - 端子)
※工場出荷時は測定値伝送に
設定されています。
伝送出力
26
30
(注) 端子に取付ける250Ω抵抗は別売です。
形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)
13 −
35
39
OT=0(工場出荷時値)
13 −
12 +
36
AL3 4
コモン
250Ω 4-20mA
13 B
45
40
警報 4 出力
12 +
13 −
46
49
AL2 5
11 A
12 b
5
50
警報 2 出力
※ 4-20mADC信号を受信する場合,
測定入力
種類を1-5VDC(設定値“41”)に設定します。
測温抵抗体(RTD)入力
12 +
1-5VDC, 0-2VDC,
0-10V範囲内で指定
6
9
AL1 6
熱電対(TC)入力
■ 4-20mADC電流信号を調節計
に受信する場合
電圧(mV, V)入力
10
警報 1 出力
※工場出荷時は未設定です。
「2. 初期設定」をご覧ください。
初期値:1-5VDC
9
警報出力
ト
ラ
ン
ジ
ス
タ
22 −
10
許容範囲 : 100-240VAC (⫾10%)
(フリー電源)
50/60Hz共用
※警報4は
付加機能
です。
リモート入力
21 +
3
COM
測定入力
SDA(-)
25 RDB(+)
− 44
リ
レ
ー
※リモート入力付きの調節計
のみ配線できます。
※通信付きの調節計のみ
配線できます。
最大通信速度9600bps
<目次>
■ UT450 一般形(形式UT450-0□またはUT450-3□)または加熱冷却形(UT450-2□) 端子配線図
<目次>
■ UT450 加熱冷却形 端子配線図(形式UT450-2□)
※OTで選択
RS-485通信
冷却側制御出力 冷却側制御出力
連続/電圧パルス出力
リレー接点出力
48
NC
4-20mADC,
電圧パルス(12V)
49
NO
− 47
24
SDA(-)
RDA(-)
27
SG
22 −
NC
1
NO
2
COM
3
※OTで選択
※工場出荷時は
時間比例PIDリレー接点出力です。
接点容量 : 250VAC, 3A
30VDC, 3A (抵抗負荷)
電源
取扱注意
電源
L
N
8
感電の恐れがありますので,配線作業時は,計
器に供給する電源をオフにして,つなぐケーブ
ルに通電されていないことをテスタなどで確認
してから作業を始めてください。
9
12 +
1-5VDC, 0-2VDC,
0-10V範囲内で指定
13 B
41
31
21
11
2
42
32
22
12
13 −
3
43
33
23
13
4
44
34
24
14
5
45
35
25
15
6
46
36
26
16
7
47
37
27
17
8
48
38
28
18
16 +
9
49
39
29
19
17 −
10
50
40
30
20
伝送出力
加熱側制御出力
14 +
連続/電圧パルス出力 ※OTで選択
15 −
警報 1 出力
AL1 6
警報 2 出力
AL2 5
警報 3 出力
AL3 4
コモン
COM 7
警報 4 出力
4-20mADC
負荷抵抗600 Ω以下
15VDCセンサ用供給電源 ※15VDCセンサ用供給電源
を使用する場合は伝送出力
は使用できません。
14 +
4-20mADC,
電圧パルス(12V)
14.5-18.0VDC
(最大21mADC)
UT
DIS=0のとき
DIS=1のとき(工場出荷時)
DIS=2のとき
DIS=3のとき
機能なし
DI1=ONで自動
DI1=OFFで手動
DI1=ONで自動
DI1=OFFで手動
DI1=ONで運転停止
DI1=OFFで運転開始
機能なし
DI2=ONで運転停止
DI2=OFFで運転開始
DI2=ONで2.SP
DI2=OFFで1.SP
DI2=ONで2.SP
DI2=OFFで1.SP
DI3=ONで運転停止
DI3 40
DI3=OFFで運転開始
加熱側:リレー出力
1 2 3
- - 端子
冷却側:リレー出力
48 49 50
- - 端子
加熱側:電圧パルス出力
16 17
- 端子
冷却側:リレー出力
48 49 50
- - 端子
OT=6
DI3
機能なし
+5V
DI6 OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF ON
機能なし
機能なし
機能なし
DI5 38
+5V
機能なし
※全てOFFに切替えたときは,
直前の目標設定値を使用します。
機能なし
機能なし
機能なし
DI6 37
機能なし
コモン
コモン
コモン
コモン
COM 20
コモン
DI5 OFF OFF OFF ON ON ON ON OFF
R/L=ONでリモート
R/L=OFFでローカル
DI4
OT=8
40
39
38
37
コモン
コモン
R/L=ONでリモート
R/L=OFFでローカル
コモン
20
+5V
R/L 28
COM 30
接点容量 : 12VDC, 10mA以上
OT=7
DI5
DI6
18
COM
R/L=ONでリモート
R/L=ONでリモート
R/L=OFFでローカル R/L=OFFでローカル
コモン
+5V
19
OT=9
加熱側:電流出力
加熱側:リレー出力
加熱側:電圧パルス出力 加熱側:電流出力
16 17
1 2 3
16 17
16 17
- 端子
- - 端子
- 端子
- 端子
冷却側:リレー出力
冷却側:電圧パルス出力 冷却側:電圧パルス出力 冷却側:電圧パルス出力
48 49 50
46 47
46 47
46 47
- - 端子
- 端子
- 端子
- 端子
OT=10
OT=11
OT=12
加熱側:リレー出力
1 2 3
- - 端子
冷却側:電流出力
46 47
- 端子
加熱側:電圧パルス出力
16 17
- 端子
冷却側:電流出力
46 47
- 端子
加熱側:電流出力
16 17
- 端子
冷却側:電流出力
46 47
- 端子
上記表中の「リレー出力」と「電圧パルス出力」は時間比例の出力です。オンオフのリレー出力にするには,
「リレー端子」を選び,
比例帯の設定値を“0”にします。
R/L
COM
28
30
※<電源オン時の外部接点入力について>
電源オン時,外部接点入力がオフのとき
は,電源が切れる前のモード(SPN,R/L,
A/M)を継続します。
(ただし,RUN/STOPは除く)
1-14
OT=5
DI2
DI4 39
OTパラメータと加熱側出力種類/冷却側出力種類の対応
OT=4(工場出荷時値)
+5V
+5V
DI4=ONで自動
DI4=OFFで手動
DI3=ONで運転停止
1.SP 2.SP 3.SP 4.SP 5.SP 6.SP7.SP 8.SP DI3=OFFで運転開始
トランジスタ接点
DI1
機能なし
R/L=ONでリモート
R/L=OFFでローカル
※OTはセットアップパラメータです。
OTの設定値を変更することにより制御出力の出力種類を変更できます。
「2. 初期設定」をご覧ください。
DI2 18
+5V
DI3 ON OFF ON OFF ON OFF ON OFF
DI4 OFF ON ON OFF OFF ON ON OFF
機能なし
COM 35
接点
DI3=ONで自動
DI3=OFFで手動
機能なし
リレー接点容量 : 240VAC, 1A
30VDC, 1A (抵抗負荷)
トランジスタ接点容量 : 24VDC, 50mA
DI1 OFF ON OFF ON
DI2 OFF OFF ON ON
UT
DI1 19
目標設定値1∼8を切替える場合
機能なし
AL4 34
DIS=4のとき
目標設定値1∼4を
切替える場合
1.SP 2.SP3.SP 4.SP
<1. 設置>
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
コモン
※工場出荷時は測定値伝送に
設定されています。
※DISはセットアップパラメータです。
DISの設定値を変更することにより外部接点入力の機能を変更できます。
DISパラメータと外部接点入力機能の対応
警報出力
ト
ラ
ン
ジ
ス
タ
(注) 端子に取付ける250Ω抵抗は別売です。
形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)
12 +
1
15 −
許容範囲 : 100-240VAC (⫾10%)
(フリー電源)
50/60Hz共用
※警報4は
付加機能
です。
250Ω 4-20mA
13 −
電圧(mV, V)入力
10
リ
レ
ー
12 +
13 −
初期値:1-5VDC
加熱側制御出力
リレー接点出力
※ 4-20mADC信号を受信する場合,
測定入力
種類を1-5VDC(設定値“41”)に設定します。
12 b
21 +
26
■ 4-20mADC電流信号を調節計
に受信する場合
測温抵抗体(RTD)入力
11 A
25 RDB(+)
接点容量 : 250VAC, 3A
30VDC, 3A (抵抗負荷)
※工場出荷時は未設定です。
「2. 初期設定」をご覧ください。
熱電対(TC)入力
リモート入力
50
COM
測定入力
※リモート入力付きの調節計
のみ配線できます。
23 SDB(+)
※工場出荷時は
時間比例PIDリレー
接点出力です。
+ 46
※通信付きの調節計のみ配線できます。
最大通信速度9600bps
※24VDCセンサ用供給電源付きの調節計のみ
配線できます。
RS-485通信
24VDCセンサ用供給電源
23 SDB(+)
21.6-28.0VDC
(最大30mADC)
■ UT450と以下のモーターを組合せるときの
接続端子の対応
+ 43
24
− 44
調節計 モジュトロールモーター
45
Y
46
T
47
G
48
49
50
位置比例制御出力
リレー接点出力
2
1
3
H
(正転)
48
L
(逆転)
49
COM
50
日章計器(株)製コントロールモーター
48
49
50
0%
電源
ML
MH
45
取扱注意
電源
MC
L
N
8
感電の恐れがありますので,配線作業時は,計
器に供給する電源をオフにして,つなぐケーブ
ルに通電されていないことをテスタなどで確認
してから作業を始めてください。
9
10
リ
レ
ー
26
RDA(-)
21 +
27
SG
22 −
ト
ラ
ン
ジ
ス
タ
警報 2 出力
AL2 5
警報 3 出力
AL3 4
コモン
COM 7
1-5VDC, 0-2VDC,
0-10V範囲内で指定
コモン
AL4 34
COM 35
リレー接点容量 : 240VAC, 1A
30VDC, 1A (抵抗負荷)
トランジスタ接点容量 : 24VDC, 50mA
13 −
電圧(mV, V)入力
初期値:1-5VDC
1
41
31
21
(注) 端子に取付ける250Ω抵抗は別売です。
形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)
12 +
13 −
11
2
42
32
22
12
3
43
33
23
13
4
44
34
24
14
5
45
35
25
15
6
46
36
26
16
7
47
37
27
17
8
48
38
28
18
9
49
39
29
19
10
50
40
30
20
伝送出力
※工場出荷時は測定値伝送に
設定されています。
14 +
4-20mADC
15 −
負荷抵抗600 Ω以下
15VDCセンサ用供給電源 ※15VDCセンサ用供給電源
を使用する場合は伝送出力
は使用できません。
14 +
14.5-18.0VDC
(最大21mADC)
※DISはセットアップパラメータです。
DISの設定値を変更することにより外部接点入力の機能を変更できます。
DISパラメータと外部接点入力機能の対応
UT
DIS=0のとき
DIS=1のとき(工場出荷時)
DIS=2のとき
DIS=3のとき
機能なし
DI1=ONで自動
DI1=OFFで手動
DI1=ONで自動
DI1=OFFで手動
DI1=ONで運転停止
DI1=OFFで運転開始
機能なし
DI2=ONで運転停止
DI2=OFFで運転開始
DI2=ONで2.SP
DI2=OFFで1.SP
DI2=ONで2.SP
DI2=OFFで1.SP
機能なし
機能なし
警報 4 出力
250Ω 4-20mA
13 B
機能なし
機能なし
機能なし
R/L=ONでリモート
R/L=OFFでローカル
コモン
目標設定値1∼8を切替える場合
DI3=ONで運転停止
1.SP 2.SP 3.SP 4.SP 5.SP 6.SP7.SP 8.SP DI3=OFFで運転開始
DI3 ON OFF ON OFF ON OFF ON OFF
DI4 OFF ON ON OFF OFF ON ON OFF
DI5 OFF OFF OFF ON ON ON ON OFF
DI3=ONで自動
DI3=OFFで手動
DI2 18
DI3=ONで運転停止
DI3 40
DI3=OFFで運転開始
接点
+5V
DI2
+5V
DI3
+5V
DI4
DI4=ONで自動
DI4=OFFで手動
DI4 39
+5V
機能なし
DI5 38
+5V
機能なし
DI6 37
DI6 OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF ON
機能なし
機能なし
機能なし
コモン
コモン
トランジスタ接点
DI1
+5V
機能なし
※全てOFFに切替えたときは,
直前の目標設定値を使用します。
コモン
DI1 OFF ON OFF ON
DI2 OFF OFF ON ON
UT
DI1 19
機能なし
機能なし
R/L=ONでリモート
R/L=OFFでローカル
DIS=4のとき
目標設定値1∼4を
切替える場合
1.SP 2.SP3.SP 4.SP
DI5
DI6
19
18
40
39
38
37
COM
コモン
R/L=ONでリモート
R/L=ONでリモート
R/L=OFFでローカル R/L=OFFでローカル
コモン
コモン
コモン
R/L=ONでリモート
R/L=OFFでローカル
コモン
20
COM 20
+5V
R/L 28
COM 30
COM
28
30
1-15
接点容量 : 12VDC, 10mA以上
※<電源オン時の外部接点入力について>
電源オン時,外部接点入力がオフのときは,電源が切れる前のモード(SPN,R/L,A/M)を継続します。
(ただし,RUN/STOPは除く)
R/L
<1. 設置>
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
※警報4は
付加機能
です。
AL1 6
12 +
13 −
警報出力
警報 1 出力
11 A
12 b
15 −
許容範囲 : 100-240VAC (⫾10%)
(フリー電源)
50/60Hz共用
※ 4-20mADC信号を受信する場合,
測定入力
種類を1-5VDC(設定値“41”)に設定します。
測温抵抗体(RTD)入力
47
46
100%
■ 4-20mADC電流信号を調節計
に受信する場合
12 +
リモート入力
フィードバック入力
接点容量 : 250VAC, 3A
抵抗値 : 100Ω∼2.5kΩ
30VDC, 3A (抵抗負荷)
調節計 コントロールモーター
45
1
46
2
47
3
SDA(-)
※工場出荷時は未設定です。
「2. 初期設定」をご覧ください。
熱電対(TC)入力
※リモート入力付きの調節計
のみ配線できます。
25 RDB(+)
(株)山武製モジュトロールモーター
測定入力
※通信付きの調節計のみ
配線できます。
最大通信速度9600bps
<目次>
■ UT450 位置比例形 端子配線図(形式UT450-1□またはUT450-4□)
<目次>
■ UT420 一般形 端子配線図(形式UT420-0□)
※通信付きの調節計のみ
配線できます。
最大通信速度9600bps
RS-485通信
※リモート入力付きの調節計
のみ配線できます。
21 +
25 RDB(+)
RDA(-)
27
SG
熱電対(TC)入力
■ 4-20mADC電流信号を調節計
に受信する場合
※ 4-20mADC信号を受信する場合,
測定入力
種類を1-5VDC(設定値“41”)に設定します。
測温抵抗体(RTD)入力
11 A
SDA(-)
26
「2. 初期設定」をご覧ください。
リモート入力
23 SDB(+)
24
測定入力 ※工場出荷時は未設定です。
22 −
12 +
1-5VDC, 0-2VDC,
0-10V範囲内で指定
12 +
12 b
250Ω 4-20mA
13 −
13 B
初期値:1-5VDC
13 −
電圧(mV, V)入力
(注) 端子に取付ける250Ω抵抗は別売です。
形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)
12 +
制御出力
リレー接点出力
NC
1
NO
2
※OTで選択
※工場出荷時は
時間比例PIDリレー接点出力です。
3
COM
接点容量 : 250VAC, 3A
30VDC, 3A (抵抗負荷)
電源
取扱注意
感電の恐れがありますので,配線作業時は,計
器に供給する電源をオフにして,つなぐケーブ
ルに通電されていないことをテスタなどで確認
してから作業を始めてください。
電源
L
N
8
1
21
13 −
11
2
22
12
3
23
13
4
24
14
5
25
15
伝送出力
※工場出荷時は測定値伝送に
設定されています。
4-20mADC
制御出力
6
26
16
7
27
17
8
28
18
16 +
9
29
19
17 −
10
30
20
12
15 −
連続/電圧パルス出力 ※OTで選択
外付抵抗
(注) 100Ω
負荷抵抗600 Ω以下
15VDCセンサ用供給電源 ※15VDCセンサ用供給電源
を使用する場合は伝送出力
は使用できません。
14 +
4-20mADC,
電圧パルス(12V)
9
15 −
14.5-18.0VDC
(最大21mADC)
測定入力
0.4∼2.0VDC信号
13
2線式伝送器
10
14
4-20mADC
許容範囲 : 100-240VAC (⫾10%)
(フリー電源)
50/60Hz共用
15
※DISはセットアップパラメータです。
DISの設定値を変更することにより外部接点入力の機能を変更できます。
警報 1 出力
AL1 6
警報 2 出力
AL2 5
警報 3 出力
AL3 4
コモン
COM 7
UT
DIS=0のとき
DIS=1のとき(工場出荷時)
DIS=2のとき
DIS=3のとき
機能なし
DI1=ONで自動
DI1=OFFで手動
DI1=ONで自動
DI1=OFFで手動
DI1=ONで運転停止
DI1=OFFで運転開始
機能なし
DI2=ONで運転停止
DI2=OFFで運転開始
DI2=ONで2.SP
DI2=OFFで1.SP
DI2=ONで2.SP
DI2=OFFで1.SP
DI1 OFF ON OFF ON
DI2 OFF OFF ON ON
DI2 18
機能なし
コモン
コモン
コモン
コモン
COM 20
DI3=ONで運転停止
DI3=OFFで運転開始
機能なし
DI3=ONで自動
DI3=OFFで手動
目標設定値1∼4を
切替える場合
1.SP 2.SP3.SP 4.SP
DI3=ONで運転停止
DI3=OFFで運転開始
UT
DI1 19
※OTはセットアップパラメータです。
OTの設定値を変更することにより制御出力の出力種類を変更できます。
「2. 初期設定」をご覧ください。
コモン
コモン
時間比例
1 2 3
リレー出力( - - 端子)
時間比例
16 17
電圧パルス出力( - 端子)
OT=2
16 17
電流出力( - 端子)
DI1
+5V
DI2
COM
19
18
※ 24VDCセンサ用供給電源付きの調節計のみ
配線できます。
20
■ 2線式のセンサへの24VDC供給電源配線
DI3
DI3 29
+5V
COM 30
R/L
COM
12
29
外付抵抗
(注) 250Ω
28
測定入力
1-5VDC信号
13
30
2線式伝送器
43
4-20mADC
44
センサ用
供給電源
21.6∼
28.0VDC
OT=3
オンオフ
1 2 3
リレー出力( - - 端子)
(注) 端子に取付ける250Ω抵抗は別売です。
形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)
1-16
OT=1
コモン
トランジスタ接点
接点容量 : 12VDC, 10mA以上
※<電源オン時の外部接点入力について>
電源オン時,外部接点入力がオフのときは,電源が切れる前のモード(SPN,R/L,A/M)を継続します。
(ただし,RUN/STOPは除く)
OTパラメータと制御出力種類の対応
OT=0(工場出荷時値)
コモン
+5V
+5V
R/L=ONでリモート R/L=ONでリモート R/L=ONでリモート R/L=ONでリモート R/L=ONでリモート
R/L 28
R/L=OFFでローカル R/L=OFFでローカル R/L=OFFでローカル R/L=OFFでローカル R/L=OFFでローカル
コモン
接点
<1. 設置>
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
機能なし
リレー接点容量 : 240VAC, 1A
30VDC, 1A (抵抗負荷)
DIS=4のとき
センサ用
供給電源
14.5∼
18.0VDC
(注) 端子に取付ける100Ω抵抗は別売です。
形名 : X010-100-2(M3.5圧着端子付き抵抗)
DISパラメータと外部接点入力機能の対応
警報出力
リ
レ
ー
■ 2線式のセンサへの15VDC供給電源配線
14 +
<目次>
2.
<2. 初期設定>
2-1
初期設定
本章は,測定入力種類,制御出力種類,警報種類の設定例を説明しています。ここの設定
を行えば基本的な制御が行えます。とくに各種設定例を参照し,必要なパラメータの設定
方法をご理解いただけますようお願いいたします。「5.1 パラメータマップ」を活用して
いただくと操作がわかりやすくなります。設定中,操作がわからなくなったときは,
キーを3秒以上押していただくと電源オン時の表示画面(運転画面)に戻れます。
SET/ENT
設定手順フロー
電源オン
:必ず設定してください。
:必要に応じて設定してください。
測定入力を設定
(工場出荷時値:未設定)
「2.2 測定入力種類を設定する(電源オン時に最初に設定)」
または「2.3 測定入力種類を変更する」をご覧ください。
位置比例形の
調節計ですか?
No
Yes
バルブ位置を校正
制御出力を設定
「2.5 バルブ位置を自動校正する」を
ご覧ください。
パラメータの初期化
「2.6 パラメータを初期化する」
警報種類などの
セットアップ
パラメータの設定
運転パラメータの設定
(工場出荷時値:時間比例リレー出力)
「2.4 制御出力種類を設定する」をご覧ください。
測定入力種類を設定/変更
したら必要に応じて
行ってください。
注 意
パラメータの初期化を実行すると,運転パラメータ,
セットアップパラメータが初期化されます。
設定したパラメータが適切な値となっていることを
ご確認ください。初期値に変更された場合は,
必要な値を再設定してください。
運転へ
「2.2 測定入力種類を設定する(電源オン時に最初に設定)」以降において,UT450のパ
ネル図を記述していますが,UT420は操作上UT450と同等です。
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
2.1
2-2
<2. 初期設定>
フロントパネルの名称と機能
PV
(4)測定値(PV)
表示器
(1)偏差モニタ
(2)状態表示
ランプ
REM
MAN
3桁L E D
AL1
5桁L E D
2
3
4
(3)ライトローダ
光通信部
A/M
(7)A / Mキー
SET/ENT
YOKOGAWA
PV
(4)測定値(PV)
表示器
(5)設定値表示器
(5)設定値
表示器
3桁L E D
5桁L E D
(6)警報表示
ランプ
(9)▽キー,
△キー
AL1
(3)ライトローダ
光通信部
2
3
(2)状態表示
ランプ
(6)警報表示
ランプ
SET/ENT
(7)A / Mキー
A/M
(8)S E T / E N T
キー
(9)▽キー,
△キー
(8)S E T / E N T
キー
各部の名称
(1)
REM MAN
機能
偏差(PV-SP)の状態が点灯表示されます。
偏差表示幅はセットアップ
:偏差が偏差表示幅を超えた場合(橙色)。
パラメータ“DVB”で
:偏差が偏差表示幅の範囲内にある場合(緑色)。
変更できます。
:偏差が偏差表示幅を下回った場合(橙色)。
運転画面,セレクト画面以外が表示されているときは消灯します。
運転,制御の状態が点灯表示されます(緑色)。
REM:リモート運転時点灯します。
MAN:手動モード運転時点灯します。オートチューニング中は点滅します。
偏差モニタ
(UT450のみ)
(2) 状態表示ランプ
(3) ライトローダ光通信部
パソコンからパラメータの設定・保存を行うときのアダプタケーブルとの通信インタフェース
です。別売のパラメータ設定ツールが必要です。
(4) 測定値(PV)表示器
測定値(PV)が表示されます。
セットアップパラメータ設定時はメニュー記号が表示されます。
エラー発生時にはエラーコードが表示されます(赤色)。
(5) 設定値表示器
3桁のLEDにはパラメータ記号が表示されます。
5桁のLEDにはパラメータの設定値が表示されます。
(6) 警報表示ランプ
UT450:警報1∼4の発生時に,AL1∼AL4が点灯します(橙色)。
UT420:警報1∼3の発生時に,AL1∼AL3が点灯します(橙色)。
A/M
(7) A/Mキー
自動モードと手動モードを切替えるためのキーです。押すたびに自動モードと手動モードが
交互に切替わります。
(8) SET/ENTキー
パラメータの表示切替えやパラメータの登録を行うためのキーです。3秒以上押し続ける
と,運転画面と運転パラメータ設定画面のメニューを交互に切替えることができます。
(9) ▽キー,△キー
数値変更を行うためのキーです。各種パラメータの設定画面では,目標設定値,パラメータ,
および制御出力値(手動運転時)の表示数値を変更します。▽キーを押すと数値が減少し,
△キーを押すと増加します。キーを押し続けると,変化のスピードが段階的に増加します。
パラメータ(運転またはセットアップ)設定画面からメニューへ,セットアップパラメータ設
定画面メニューから運転パラメータ設定画面メニューへ切替える場合,▽キーと△キーを同
時に押します。
SET/ENT
■ 主なパラメータの工場出荷時の設定
項目
一般形調節計の
工場出荷時値
加熱冷却形調節計の
工場出荷時値
位置比例形調節計の
工場出荷時値
リモート入力信号
1∼5VDC(可変)
(リモート入力付きの調節計のみ)
制御出力
時間比例PIDリレー出力 加熱側 : 時間比例PIDリレー出力(可変) リレー出力(固定)
(可変)
冷却側 : 時間比例PIDリレー出力(可変)
制御動作
逆動作(可変)
指定なし
PIDパラメータ
P=5.0%,I=240秒,D=60秒
警報出力
警報1: 測定値上限, 警報2: 測定値下限, 警報3: 測定値上限, 警報4: 測定値下限
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
2.2
2-3
<2. 初期設定>
測定入力種類を設定する(電源オン時に最初に設定)
注 意
● 調節計は通電すると運転画面を表示しますが,測定入力種類が未設定になっている場
合は“IN”が表示されます。この場合,まず
キーでご利用になる入力レンジコー
ドを表示させ,
キーを押して登録してください。その後,測定入力レンジの
最大値(RH)と最小値(RL)を設定してください(電圧入力時は測定入力スケールの最大
値(SH)と最小値(SL)を設定してください)。
● 調節計は工場出荷時に各パラメータの初期値を設定してあります。
まず「5.2 パラメータ一覧表」に記載の初期値を確認し,特に変更の必要がある場合
はパラメータ設定値を変更してください。
SET/ENT
温度入力の場合の例
-270.0℃
電圧入力の場合の例
1370.0℃
1V
2V
計器入力レンジ
測定入力レンジ
0.0℃
測定入力レンジ
最小値(RL)
800.0℃
測定入力レンジ
最大値(RH)
4V
5V (入力信号)
計器入力レンジ
実際に制御する
範囲を設定しま
す。
RH
測定入力レンジ
RL
測定入力スケール
3
3
0.0m /h
測定入力スケール
最小値(SL)
温度入力の場合に設定するパラメータ
(1)測定入力種類(IN):センサに合わせて設定。
(2)測定入力レンジ最大値(RH):制御する範囲の最大値を設定。
(3)測定入力レンジ最小値(RL):制御する範囲の最小値を設定。
50.0m /h
測定入力スケール
最大値(SH)
実際に制御する
範囲を設定しま
す。
電圧入力の場合に設定するパラメータ
(1)測定入力種類(IN):入力信号に合わせて設定。
(2)測定入力レンジ最大値(RH):入力信号の最大値を設定。
(3)測定入力レンジ最小値(RL):入力信号の最小値を設定。
(4)測定入力小数点位置(DP):測定入力値表示の小数点位置を設定。
(5)測定入力スケール最大値(SH):制御する範囲の最大値を設定。
(入力信号最大値のときの表示値
を設定)
(6)測定入力スケール最小値(SL):制御する範囲の最小値を設定。
(入力信号最小値のときの表示値
を設定)
以下の操作手順は,K熱電対(-200.0∼500.0℃),測定レンジ0.0∼200.0℃に設定する例です。
1.
電源投入時の表示画面
測定入力種類を設定するパラメータ“IN”が表
示されます。
メニュー
"I/O"を表示
PV
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させます。
下図は,K熱電対(-200.0∼500.0℃)に設定した
例です。計器入力レンジコード表(P.2-5)をご覧
ください。
PV
REM
MAN
AL1
パラメータ"IN"
を表示
2.
2
3
変更中
は点滅
4
REM
MAN
A/M
AL1
2
3
4
SET/ENT
A/M
SET/ENT
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
3.
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
SET/ENT
8.
キーを1回押して,パラメータ“RL”を
表示させます。≪測定入力レンジ最小値≫
SET/ENT
PV
PV
REM
MAN
AL1
4.
2-4
<2. 初期設定>
2
3
パラメータ
"RL"を表示
4
REM
MAN
AL1
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
キーを1回押して,パラメータ“UNI”
を表示させます。≪測定入力単位≫
SET/ENT
9.
2
3
4
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させます。下図は,測定入力レンジ最
小値に0.0℃を設定した例です。
PV
PV
パラメータ"UNI"
を表示
REM
MAN
AL1
2
3
4
REM
MAN
AL1
A/M
2
3
4
変更中
は点滅
SET/ENT
A/M
SET/ENT
5.
キーを1回押して,パラメータ“RH”を
表示させます。≪測定入力レンジ最大値≫
SET/ENT
10.
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
SET/ENT
PV
PV
パラメータ"RH"
を表示
REM
MAN
AL1
2
3
4
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
A/M
SET/ENT
6.
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させます。下図は,測定入力レンジ最
大値に200.0℃を設定した例です。
電圧入力の場合,この後に表示される測定入力
小数点位置(DP),測定入力スケール最大値
(SH),測定入力スケール最小値(SL)も設定して
ください。
PV
11.
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
変更中
は点滅
SET/ENT
7.
制御出力種類を設定する場合は、「2.4 制御出
力種類を設定する」の手順6以降を参照くださ
い。設定を終える場合は、
キーを3秒以
上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻
ります。
SET/ENT
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
SET/ENT
PV
目標設定値1
(1.SP)を表示
PV
測定値(PV)
を表示
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
REM
MAN
SET/ENT
AL1
A/M
SET/ENT
2
3
4
測定入力の配線を行っていない場合,測定値
(PV)表示器には,入力断線のエラー表示(
)
が表示されます。適切な配線を行えばエラーは
消えます。
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<2. 初期設定>
2-5
■ 計器入力レンジコード
入力
種類
未設定
K
J
T
B
S
R
熱電対
N
E
L(DIN)
U(DIN)
W
プラチネル2
PR20-40
計器入力
計器入力レンジ
測定精度
レンジコード
OFF
測定入力種類“IN”にOFFを設定すると,測定入力を未設定にできます。
1
-270.0∼1370.0℃ 0℃以上では計器レンジの±0.1%±1digit
2
-270.0∼1000.0℃ 0℃未満では計器レンジの±0.2%±1digit
3
-200.0∼500.0℃ ただし,熱電対Kの-200.0未満は,
4
-200.0∼1200.0℃ 計器レンジの±2%±1digit
5
-270.0∼400.0℃ ただし,熱電対Tの-200.0未満は,
6
0.0∼400.0℃ 計器レンジの±1%±1digit
400℃以上では計器レンジの±0.15%±1digit
7
0.0∼1800.0℃
400℃未満では計器レンジの±5%±1digit
8
0.0∼1700.0℃
計器レンジの±0.15%±1digit
9
0.0∼1700.0℃
計器レンジの±0.1%±1digit
10
-200.0∼1300.0℃
0℃未満では計器レンジの±0.25%±1digit
11
-270.0∼1000.0℃ 0℃以上では計器レンジの±0.1%±1digit
12
-200.0∼900.0℃ 0℃未満では計器レンジの±0.2%±1digit
13
-200.0∼400.0℃ ただし,熱電対Eの-200.0未満は,
14
0.0∼400.0℃ 計器レンジの±1.5%±1digit
15
0.0∼2300.0℃ 計器レンジの±0.2%±1digit
16
0.0∼1390.0℃ 計器レンジの±0.1%±1digit
800℃以上では計器レンジの±0.5%±1digit
17
0.0∼1900.0℃
800℃未満では精度保証なし
W97Re3W75Re25
JPt100
測温抵抗体
Pt100
統一信号
直流電圧
0.4∼2V
1∼5V
0∼2V
0∼10V
-10∼20mV
0∼100mV
18
30
31
35
36
37
40
41
50
51
55
56
0.0∼2000.0℃ 計器レンジの±0.2%±1digit
-200.0∼500.0℃
-150.00∼150.00℃
-200.0∼850.0℃
-200.0∼500.0℃
-150.00∼150.00℃
0.400∼2.000V
1.000∼5.000V
0.000∼2.000V
0.00∼10.00V
-10.00∼20.00mV
0.0∼100.0mV
計器レンジの±0.1%±1digit(注1)(注2)
計器レンジの±0.2%±1digit(注1)
計器レンジの±0.1%±1digit(注1)(注2)
計器レンジの±0.2%±1digit(注1)
計器レンジの±0.1%±1digit
表示範囲は-19999∼30000の範囲でスケーリング可能
表示スパンは30000以下
基準動作状態[23±2℃,55±10%RH,電源周波数50/60Hz]における性能
(注1) 0∼100℃範囲は±0.3℃±1digitとなります。
(注2) -100∼200℃範囲は±0.5℃±1digitとなります。
※ 4∼20mADC信号を受信する場合は,統一信号1∼5VDCを選択し,250Ω抵抗をつなげます。250Ω抵抗
は別売です。
形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)
注 意
測定入力種類(IN),測定入力レンジ最大値(RH),測定入力レンジ最小値(RL),測定入力小
数点位置(DP),測定入力スケール最大値(SH),測定入力スケール最小値(SL)を変更すると,
運転パラメータの登録値を自動的に初期化する場合があります。このためこれらのパラメー
タ変更後は,必ず運転パラメータの登録値を確認し適切な値となっていることをご確認く
ださい。初期値に変更された場合は,必要な値を再設定してください。
● 測定入力で選択できるレンジコード
熱電対
1∼18
測温抵抗体
30, 31, 35∼37
電圧(mV,V)
40, 41, 50, 51, 55, 56
● リモート入力で選択できるレンジコード
電圧(V)
40, 41, 50, 51
メニューに戻るには!
パラメータ設定中に
ニューに戻れます。
キーと
キーを同時に1回押すと,設定パラメータのメ
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
2.3
2-6
<2. 初期設定>
測定入力種類を変更する
以下の操作手順は,熱電対タイプK(-200.0∼500.0℃)を測温抵抗体Pt100(-200.0∼500.0℃),
測定レンジ0.0∼200.0℃に変更する例です。
測定入力端子
12
13
熱電対/mV/V入力 …………… − 11
12
13
測温抵抗体入力 ………………… − −
1.
運転画面を表示させてください。(電源投入時の
画面)
PV
目標設定値1
(1.SP) を表示
5.
キーを6回押して,メニュー“I/O”を表示
させます。
PV
測定値(PV)
を表示
REM
MAN
メニュー"I/O"
を表示
REM
MAN
AL1
2
3
4
AL1
A/M
2
3
4
A/M
SET/ENT
SET/ENT
2.
キ ー を 3秒 以 上 押 し て , メ ニ ュ ー
“OP.PA”を表示させます。
SET/ENT
6.
キーを1回押して,パラメータ“IN”を
表示させます。≪測定入力種類≫
SET/ENT
PV
D-U記号
を表示
PV
メニュー"OP.PA"
を表示
REM
MAN
AL1
2
3
4
パラメータ"IN"
を表示
A/M
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
SET/ENT
3.
キーを1回押して,メニュー“STUP”を表
示させます。
7.
PV
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させてください。下図は,測温抵抗体
Pt100(-200.0℃∼500.0℃)に設定した例です。
メニュー"STUP"
を表示
REM
MAN
AL1
2
3
PV
変更中
は点滅
4
REM
MAN
A/M
AL1
2
3
4
SET/ENT
A/M
SET/ENT
4.
キーを1回押して,メニュー“SP”を表
示させます。
SET/ENT
PV
メニュー"SP"
を表示
8.
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
SET/ENT
PV
REM
MAN
AL1
2
3
4
REM
MAN
AL1
A/M
2
3
4
SET/ENT
A/M
SET/ENT
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
9.
2-7
<2. 初期設定>
キーを1回押して,パラメータ“UNI”
を表示させます。
SET/ENT
13.
キーを1回押して,パラメータ“RL”を
表示させます。≪測定入力レンジ最小値≫
SET/ENT
PV
PV
REM
MAN
REM
MAN
AL1
2
3
パラメータ"RL"
を表示
4
A/M
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
SET/ENT
10.
キーを1回押して,パラメータ“RH”を
表示させます。≪測定入力レンジ最大値≫
SET/ENT
14.
PV
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させます。下図は,測定入力レンジ最
小値に0.0℃を設定した例です。
PV
パラメータ"RH"
を表示
REM
MAN
AL1
2
3
4
REM
MAN
AL1
A/M
2
3
4
SET/ENT
A/M
変更中
は点滅
SET/ENT
11.
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させます。下図は,測定入力レンジ最
大値に200.0℃を設定した例です。
15.
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
SET/ENT
PV
PV
REM
MAN
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
AL1
変更中
は点滅
3
4
A/M
SET/ENT
12.
2
SET/ENT
電圧入力の場合,この後に表示される測定入力
小数点位置(DP),測定入力スケール最大値
(SH),測定入力スケール最小値(SL)も設定して
ください。
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
SET/ENT
PV
16.
REM
MAN
AL1
2
3
4
キーを3秒以上押してください。電源投
入時の画面(下図)に戻ります。
SET/ENT
A/M
SET/ENT
PV
目標設定値1
(1.SP) を表示
測定値(PV)
を表示
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
2.4
<2. 初期設定>
2-8
制御出力種類を設定する(位置比例形の調節計以外)
以下の操作手順は,時間比例PIDリレー出力(0:工場出荷時値)を連続出力(2)に変更する例
です。
( )内は設定値
制御出力端子
1
2
3
時間比例PIDリレー(0)/オンオフ(3)出力 …………… − − 16
17
連続PID(2)/時間比例PID電圧パルス(1)出力 ……… − 加熱冷却制御の出力端子については,「1.5 端子配線図」をご覧
ください。
1.
運転画面を表示させてください。(電源投入時の
画面)
PV
目標設定値1
(1.SP) を表示
2.
4.
キーを1回押して,メニュー“SP”を表
示させます。
SET/ENT
PV
測定値(PV)
を表示
REM
MAN
REM
MAN
AL1
2
3
AL1
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
キ ー を 3秒 以 上 押 し て , メ ニ ュ ー
“OP.PA”を表示させます。
SET/ENT
5.
2
3
4
キーを6回押して,メニュー“I/O”を表示
させます。
PV
D-U記号を
表示
メニュー"SP"
を表示
PV
REM
MAN
AL1
2
3
4
メニュー"OP.PA"
を表示
メニュー"I/O"
を表示
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
3.
キーを1回押して,メニュー“STUP”を表
示させます。
6.
キーを数回押して,パラメータ“OT”
を表示させます。≪制御出力種類≫
SET/ENT
PV
PV
REM
MAN
AL1
2
3
4
メニュー"STUP"
を表示
パラメータ"OT"
を表示
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
7.
2-9
<2. 初期設定>
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値 を 表 示 さ せ ま す 。 下 図 は , 連 続 出 力 (420mADC)に設定した例です。
9.
キーを3秒以上押してください。電源投
入時の画面(下図)に戻ります。
SET/ENT
PV
測定値(PV)
を表示
PV
目標設定値1
(1.SP) を表示
変更中
は点滅
REM
MAN
AL1
2
3
REM
MAN
AL1
2
3
4
4
A/M
SET/ENT
A/M
SET/ENT
8.
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
SET/ENT
PV
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
● 制御出力種類一覧表
パラメータ記号
パラメータ名称
設定値
制御出力種類
0
1 - 2 - 3 )
時間比例PIDリレー接点出力(端子 1
16 - 17 )
時間比例PID電圧パルス出力(端子 2
16 - 17
電流出力(端子 )
3
1 - 2 - 3 )
オンオフ制御リレー接点出力(端子 以下の4∼12は加熱冷却形の調節計のみ表示
制御出力種類
(OT)
4
48 - 1 - 2 - 3 )・冷却側リレー出力(端子 49 - 50 )
加熱側リレー出力(端子 5
49 - 50 )
16 - 17 )・冷却側リレー出力(端子 48
加熱側パルス出力(端子 - 6
48 - 16 - 17 )・冷却側リレー出力(端子 49 - 50 )
加熱側電流出力(端子 7
1 - 2 - 3 )・冷却側パルス出力(端子 47
46 )
加熱側リレー出力(端子 8
17
47
46 )
加熱側パルス出力(端子 16
- )・冷却側パルス出力(端子
-
9
47
加熱側電流出力(端子 16
- 17
)・冷却側パルス出力(端子 46
- )
10
1 2 )・冷却側電流出力(端子
3
47
46 )
加熱側リレー出力(端子 -
11
17
47
46 )
加熱側パルス出力(端子 16
- )・冷却側電流出力(端子
-
12
47
加熱側電流出力(端子 16
- 17
)・冷却側電流出力(端子 46
- )
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
2.5
2-10
<2. 初期設定>
バルブ位置を自動校正する (位置比例形の調節計のみ)
以下の操作は,コントロールバルブからのフィードバック信号を入力し,コントロールバ
ルブの全閉と全開の位置を自動校正する手順です。バルブ位置を校正するときは,結線を
行い,手動モードにする必要があります。結線は,「1.5 端子配線図」を,手動モードに
する方法は,「3.8 自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う」をご覧ください。
1.
運転画面を表示させてください。(電源投入時の
画面)
MANランプ
点灯
PV
5.
キーを2回押して,メニュー“VALV”を表
示させます。
PV
測定値(PV)
を表示
メニュー"VALV"
を表示
REM
MAN
REM
MAN
AL1
目標設定値1
(1.SP) を表示
AL1
2
3
2
3
4
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
2.
キ ー を 3秒 以 上 押 し て , メ ニ ュ ー
“OP.PA”を表示させます。
SET/ENT
6.
キーを1回押して,パラメータ“V.AT”
を表示させます。
SET/ENT
PV
PV
メニュー"OP.PA"
を表示
REM
MAN
D-U記号
を表示
AL1
2
3
パラメータ
"V.AT"を表示
4
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
3.
キーを1回押して,メニュー“STUP”を表
示させます。
7.
キーを1回押して,“ON”を表示させま
す。
PV
PV
メニュー"STUP"
を表示
REM
MAN
AL1
2
3
変更中
は点滅
REM
MAN
AL1
2
3
4
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
4.
キーを1回押して,メニュー“SP”を表
示させます。
SET/ENT
8.
キーを1回押すと,バルブ位置(全開と全
閉)を自動校正します。
SET/ENT
PV
PV
メニュー"SP"
を表示
REM
MAN
REM
MAN
AL1
AL1
A/M
2
3
2
3
4
4
A/M
SET/ENT
SET/ENT
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
9.
<2. 初期設定>
バルブ位置の自動校正中は以下の表示となりま
す。
11.
キーを3秒以上押してください。電源投
入時の画面(下図)に戻ります。
SET/ENT
PV
PV
"ON" が
点滅
REM
MAN
AL1
2
3
測定値(PV)
を表示
REM
MAN
4
目標設定値1
(1.SP) を表示
A/M
SET/ENT
10.
2-11
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
表示が“ON”から“OFF”に変わったら正常終
了です。
PV
REM
MAN
AL1
2
3
4
"OFF" に
変わったら
正常終了
A/M
SET/ENT
“ERR”が表示されたら,フィードバック入力
配線を確認し,再度校正を行ってください。
2.6
パラメータを初期化する
測定入力種類,測定入力レンジまたは測定入力スケールを設定/変更したら,必ず以下の
操作を行ってください。
注 意
パラメータの初期化を実行すると,運転パラメータ,セットアップパラメータを初期化し
ます。設定したパラメータが適切な値となっていることをご確認ください。初期値に変更
された場合は,必要な値を再設定してください。
1.
運転画面を表示させてください。(電源投入時の
画面)
2.
キ ー を 3秒 以 上 押 し て , メ ニ ュ ー
“OP.PA”を表示させます。
SET/ENT
PV
PV
目標設定値1
(1.SP) を表示
測定値(PV)
を表示
REM
MAN
AL1
2
3
D-U記号を
表示
REM
MAN
AL1
2
3
4
メニュー"OP.PA"
を表示
4
A/M
SET/ENT
A/M
SET/ENT
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
3.
2-12
<2. 初期設定>
キーを1回押して,メニュー“STUP”を表
示させます。
7.
キーを押して,“ON”を表示させます。
PV
変更中
は点滅
PV
REM
MAN
REM
MAN
AL1
2
3
4
メニュー"STUP"
を表示
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
A/M
SET/ENT
4.
キーを1回押して,メニュー“SP”を表
示させます。
SET/ENT
PV
8.
キーを1回押すと,表示が一瞬消えま
す。これでパラメータが初期化されました。
SET/ENT
PV
メニュー"SP"
を表示
REM
MAN
REM
MAN
AL1
5.
2
3
4
AL1
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
キーを1回押して,メニュー“INIT”を表
示させます。
9.
2
3
4
キーを3秒以上押してください。電源投
入時の画面(下図)に戻ります。
SET/ENT
PV
PV
測定値(PV)
を表示
メニュー"INIT"
を表示
REM
MAN
AL1
2
3
4
目標設定値1
(1.SP) を表示
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
6.
キーを1回押して,パラメータ“INI”を
表示させます。
SET/ENT
PV
パラメータ
"INI"を表示
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
2.7
警報種類を変更する
以下の操作手順は,警報1(工場出荷時:測定値上限警報)を測定値下限警報に変更する例
です。
なお,警報種類を変更した場合,警報設定値が初期化されます。再度警報設定値を設定し
てください。
警報出力端子
工場出荷時
6
7
警報1(端子番号 − )・
・ ・ ・測定値上限警報
5
7
警報2(端子番号 − )・
・ ・ ・測定値下限警報
4
7
警報3(端子番号 − )・
・ ・ ・測定値上限警報
34
35
警報4(端子番号 − )・
・ ・ ・測定値下限警報
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
1.
運転画面を表示させてください。(電源投入時の
画面)
PV
目標設定値1
(1.SP) を表示
2.
6.
キーを1回押して,パラメータ“AL1”
を表示させます。≪警報1種類≫
SET/ENT
PV
測定値(PV)
を表示
REM
MAN
AL1
2
3
パラメータ
"AL1" を表示
4
REM
MAN
AL1
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
キ ー を 3秒 以 上 押 し て , メ ニ ュ ー
“OP.PA”を表示させます。
SET/ENT
7.
AL1
2
3
3
4
PV
メニュー"OP.PA"
を表示
REM
MAN
2
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させます。下図は,測定値下限警報に
設定した例です。
PV
D-U記号
を表示
2-13
<2. 初期設定>
変更中
は点滅
4
REM
MAN
AL1
A/M
2
3
4
SET/ENT
A/M
SET/ENT
3.
キーを1回押して,メニュー“STUP”を表
示させます。
8.
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
SET/ENT
PV
PV
メニュー"STUP"
を表示
REM
MAN
AL1
2
3
4
REM
MAN
AL1
A/M
2
3
4
SET/ENT
A/M
SET/ENT
4.
キーを1回押して,メニュー“SP”を表
示させます。
SET/ENT
PV
この後に表示される警報2種類(AL2),警報3種
類(AL3),警報4種類(AL4)も上記と同様に設定で
きます。
メニュー"SP"
を表示
REM
MAN
AL1
2
3
9.
4
キーを3秒以上押してください。電源投
入時の画面(下図)に戻ります。
SET/ENT
A/M
SET/ENT
PV
5.
キーを1回押して,メニュー“ALM”を表
示させます。
目標設定値1
(1.SP) を表示
測定値(PV)
を表示
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
PV
メニュー"ALM"
を表示
REM
MAN
AL1
A/M
2
3
4
10.
警報設定値を設定する場合は,「3.5 警報設定
値を設定する」をご覧ください。
SET/ENT
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
2-14
<2. 初期設定>
■ 警報種類一覧表
警報の種類と警報の動作を以下に示します。
表中のコードの1∼10は待機動作なし,11∼20は待機動作付きです。
警報の
種類コード
警報動作
警報の種類
開閉はリレー接点の状態を,(点)
(滅)はランプの状態を示す
警報時
接点閉
警報なし
警報の種類
開閉はリレー接点の状態を,(点)
(滅)はランプの状態を示す
偏 差 下 限
警
報
時
非
励
磁
1
(滅)開
閉(点)
測定値
11
警報設定点
開(点)
測定値下限
閉(点)
2
偏差上下限
開(滅)
警報設定点
16
偏差設定値
測定値
目標設定値
閉
(点)
ヒステリシス
開
(滅)
閉
(点)
偏差設定値
12
測定値
警報時
接点開
6
閉(滅)
ヒステリシス
ヒステリシス
警報時
接点閉
ヒステリシス
OFF
ヒステリシス
測定値上限
警報時
接点開
警報の
種類コード
警報動作
測定値
7
17
目標設定値
ヒステリシス
ヒステリシス
閉(点)
3
偏 差 上 限
上
偏
閉(点)
開(滅)
測定値
目標設定値
偏差設定値
13
下
差
限
内
開(滅)
開(滅)
測定値
偏差設定値
目標設定値
ヒステリシス
偏 差 下 限
偏差設定値
測定値
目標設定値
測定値上限
非
励
磁
閉(滅)
14
偏差設定値
測定値
15
21
タイマ機能
下向き(時.分)
(制御安定状態
通知イベント)
上向き(分.秒)
(警報1のみ)
22
設定値上限
25
故 障 診 断
故障診断出力(注1)
出 力
26
FAIL時は動作が停止します。(注2)
27
OFFとなります。
ヒステリシス
閉(点)
出力値上限
28
30
(滅)開
警報設定点
設定値
20
測定値
センサ接地
センサ接地警報
警 報
閉(点)
(滅)開
閉(滅)
F A I L 出 力 制御出力OFFまたは0%,警報出力
24
ヒステリシス
10
開(点)
警報設定点
23
下向き(分.秒)
19
ヒステリシス
測定値下限
非
励
磁
目標設定値
上向き(時.分)
9
測定値 警報設定点
5
開(点)
18
開(点)
閉(滅)
ヒステリシス
偏 差 上 限
警
報
時
非
励
磁
8
ヒステリシス
4
開(滅)
閉(点)
ヒステリシス
出力値
ヒステリシス
警報設定点
ヒステリシス
閉(点)
閉(点)
設定値下限
開(滅)
警報設定点
出力値下限
29
開(滅)
警報設定点
設定値
31
出力値
(注1) 故障診断出力は,入力バーンアウト,ADC異常,RJC不良のいずれかのときに出力されます。
入力バーンアウト,ADC異常のときの制御出力は,プリセット出力値PO(運転パラメータ)となります。
(注2) FAIL出力は正常時オンで,異常時オフとなります。
待機動作
℃
正常の
あつかい
正常
異常
警報出力ON
下限警報
設定値
待機動作は,以下の
場合の働きます。
・電源投入時
・目標設定値変更時
・目標設定値切替え時
(リモート時は除く)
・警報種類変更時
電源投入
ここでは測定値が
下限警報値以下でも
警報出力しない。
時間
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
2.8
2-15
<2. 初期設定>
複数SPとPIDの解説
UT450/UT420は,目標設定値(SP)を最大8つ持っています。この目標設定値に対しPIDパラ
メータをそれぞれ持っています。以下に目標設定値番号(SPN),目標設定値(SP),PIDパラ
メータの対応について説明します。
注: 工場出荷時,目標設定値は4つまで使用できます。目標設定値を5つ以上使用する場合は,セットアップ
パラメータ“GRP”(PID組数)で使用数を設定してください。
例えば,目標設定値番号(SPN)に“2”を設定したとき,使用される制御パラメータは,目
標設定値(2.SP),比例帯(加熱側比例帯)(2.P),積分時間(加熱側積分時間)(2.I),微分時間(加
熱側微分時間)(2.D),冷却側比例帯(2.Pc),冷却側積分時間(2.Ic),冷却側微分時間(2.Dc)で
す。
複数の目標設定値を使用する場合,下表を参照していただき,対応するパラメータを確認
してください。
目標設定値番号 目標設定値
PIDパラメータ
(SPN)
(SP)
比例帯
(加熱側比例帯)
積分時間
(加熱側
積分時間)
微分時間
(加熱側
微分時間)
SPN=1
1.SP
1.P
1.I
1.D
1.Pc
1.Ic
1.Dc
SPN=2
2.SP
2.P
2.I
2.D
2.Pc
2.Ic
2.Dc
SPN=3
3.SP
3.P
3.I
3.D
3.Pc
3.Ic
3.Dc
SPN=4
4.SP
4.P
4.I
4.D
4.Pc
4.Ic
4.Dc
SPN=5
5.SP
5.P
5.I
5.D
5.Pc
5.Ic
5.Dc
SPN=6
6.SP
6.P
6.I
6.D
6.Pc
6.Ic
6.Dc
SPN=7
7.SP
7.P
7.I
7.D
7.Pc
7.Ic
7.Dc
SPN=8
8.SP
8.P
8.I
8.D
8.Pc
8.Ic
8.Dc
冷却側
比例帯
冷却側
積分時間
冷却側
微分時間
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
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<目次>
3.
<3. 運転>
3-1
運転
本章は,運転時のキー操作について説明しています。外部接点入力による運転操作につい
ては,「1.5 端子配線図」外部接点入力をご覧ください。設定中,操作がわからなくなっ
たときは,
キーを3秒以上押していただくと,電源オン時の表示画面(運転画面)に
戻れます。
SET/ENT
3.1
運転中の監視画面
運転中の監視画面は,一般形と位置比例形の運転画面と加熱冷却形の運転画面があります。
■ 一般形と位置比例形の運転画面
● SP表示画面
測定値表示器に,測定入力値を表示します。
設定値表示器に,目標設定値(1.SP)を表示します。(変更可)
● OUT表示画面
測定値表示器に,測定入力値を表示します。
設定値表示器に,制御出力値(OUT)を表示します。(手動運転時変更可)
位置比例制御時は,バルブの開度(0∼100%)を示します。
● PID番号表示画面
測定値表示器に,測定入力値を表示します。
設定値表示器に,使用しているPIDグループの番号(PID)を表示します。
運転画面
一般形と位置比例形の調節計の運転画面
ただし,位置比例形の調節計のOUT表示
画面に表示される数値は,バルブの開度
(0∼100%)を示します。
電源オン
PV
PV
REM
MAN
PV
%
REM
MAN
AL1
2
3
4
AL1
SET/ENT
A/M
SET/ENT
キー
2
3
REM
MAN
4
AL1
SET/ENT
A/M
SET/ENT
キー
2
3
4
A/M
SET/ENT
SP表示画面
OUT表示画面
PID番号表示画面
(目標設定値を変更できます)
(制御出力値を変更できます)
(監視のみ)
SET/ENT
キー
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<3. 運転>
3-2
■ 加熱冷却形の運転画面
● SP表示画面
測定値表示器に,測定入力値を表示します。
設定値表示器に,目標設定値(1.SP)を表示します。(変更可)
● 加熱冷却OUT表示画面
測定値表示器に,測定入力値を表示します。
設定値表示器に,冷却側と加熱側の制御出力値(C.H)を表示します。(手動運転時変更可)
● PID番号表示画面
測定値表示器に,測定入力値を表示します。
設定値表示器に,使用しているPIDグループの番号(PID)を表示します。
加熱冷却制御時の運転画面
電源オン
PV
PV
REM
MAN
PV
REM
MAN
AL1
2
3
REM
MAN
4
AL1
SET/ENT
A/M
SET/ENT
キー
2
3
4
AL1
SET/ENT
A/M
SET/ENT
キー
2
3
4
A/M
SET/ENT
SP表示画面
加熱冷却OUT表示画面
PID番号表示画面
(目標設定値を変更できます)
(制御出力値を変更できます)
(監視のみ)
SET/ENT
キー
冷却側
出力 %
冷却側出力
記号"C"
加熱側
出力 %
加熱側出力
記号"H"
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
3.2
<3. 運転>
3-3
目標設定値(SP)を設定する
以下の操作手順は,目標設定値に150.0を設定する例です。自動運転時,設定した目標設
定値で制御を開始します。
1.
運転画面を表示させてください。(電源投入時の
画面)
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
SET/ENT
PV
PV
目標設定値1
(1.SP) を表示
3.
測定値(PV)
を表示
REM
MAN
REM
MAN
AL1
AL1
2
3
2
3
4
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
2.
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させます。
PV
REM
MAN
AL1
2
3
4
変更中
は点滅
A/M
SET/ENT
3.3
オートチューニングを実行/中止する
目標設定値(SP)を設定した後にオートチューニングを実行してください。なお,オート
チューニングを行うときは,自動運転(AUTO)かつ運転開始状態(RUN)にしてください。
自動運転(AUTO)にするには,「3.8 自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う」を,運転
開始状態(RUN)にするには,「3.7 運転開始(RUN)/停止(STOP)の切替えを行う」をご覧
ください。
注 意
オンオフ制御を使用している場合,オートチューニングを実行することができません。ま
た,次のようなプロセスを制御する場合には,オートチューニングを実行しないでくださ
い。
・ 流量制御や圧力制御のように応答が早い制御プロセス
・ 一時的にせよ,出力をオンオフさせると不都合が生じるプロセス
・ 操作端に大きな出力変化を加えると不都合が生じるプロセス
・ 測定値の変動が許容幅を超え,製品の品質に悪影響が生じる恐れのあるプロセス
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
1.
運転画面を表示させてください。(電源投入時の
画面)
PV
4.
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させます。1.SPに対するチューニング
はAT=1です。
測定値(PV)
を表示
MANランプ消灯
PV
変更中
は点滅
REM
MAN
AL1
目標設定値1
(1.SP) を表示
3-4
<3. 運転>
2
3
REM
MAN
4
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
A/M
SET/ENT
2.
SET/ENT
キ ー を 3秒 以 上 押 し て , メ ニ ュ ー
“OP.PA”を表示させます。
オートチューニングを中止する場合は,
AT=OFFに設定してください。
PV
REM
MAN
D-U記号を表示
AL1
2
3
4
メニュー"OP.PA"
を表示
5.
SET/ENT
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。(オートチューニングを実行します。)
AT=OFFで
キーを押した場合,オート
チューニングを中止します。中止した場合,
PIDはオートチューニング以前の値が残りま
す。
SET/ENT
A/M
SET/ENT
3.
キーを数回押して,パラメータ“AT”
を表示させます。
SET/ENT
PV
REM
MAN
PV
AL1
パラメータ"AT"
を表示
REM
MAN
2
3
4
A/M
AL1
2
3
SET/ENT
4
A/M
SET/ENT
6.
オートチューニング実行中は下図のようになり
ます。
PV
MANランプ
点滅
出力値
100.0%と0.0%
の切替表示
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
MANランプが消灯したら終了です。
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
3.4
3-5
<3. 運転>
手動でPIDを設定する
あらかじめ設定する値がわかっているときやオートチューニングで適切なPID定数が求め
られないときは,下記手順で設定してください。
1.
運転画面を表示させてください。(電源投入時の
画面)
PV
目標設定値1
(1.SP) を表示
5.
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
SET/ENT
PV
測定値(PV)
を表示
REM
MAN
REM
MAN
AL1
AL1
2
3
2
3
4
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
2.
キ ー を 3秒 以 上 押 し て , メ ニ ュ ー
“OP.PA”を表示させます。
SET/ENT
6.
キーを1回押して,パラメータ“1.P”
を表示させます。《1.SPに対する比例帯》
SET/ENT
PV
PV
REM
MAN
D-U記号を表示
AL1
2
3
4
メニュー"OP.PA"
を表示
パラメータ"1.P"
を表示
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
3.
キーを数回押して,パラメータ“PID”
を表示させます。
SET/ENT
7.
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させてください。
PV
PV
パラメータ"PID"
を表示
REM
MAN
REM
MAN
AL1
AL1
2
3
変更中
は点滅
8.
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
SET/ENT
PV
PV
変更中
は点滅
REM
MAN
AL1
A/M
4
SET/ENT
キーを1回押して,“1Gr”を表示させてく
ださい。
SET/ENT
3
A/M
A/M
SET/ENT
4.
2
4
2
3
REM
MAN
AL1
4
2
3
4
A/M
SET/ENT
この後に表示される積分時間(1.I)と微分時間
(1.D)は,比例帯(1.P)と同様に設定できます。
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
【補足】
手順4において設定するPIDパラメータの番号につい
て
1.SPに対するPIDの場合,PID=1Gr
2.SPに対するPIDの場合,PID=2Gr
3.SPに対するPIDの場合,PID=3Gr
4.SPに対するPIDの場合,PID=4Gr
と設定します。
注: 5.SP以上使用する場合は,PIDパラメータの番号
は上記と同様に設定してください。
3.5
3-6
<3. 運転>
9.
SET/ENT
キーを3秒以上押してください。電源投
入時の画面(下図)に戻ります。
PV
目標設定値1
(1.SP) を表示
測定値(PV)
を表示
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
警報設定値を設定する
以下の操作手順は,警報1設定値に160.0を設定する例です。警報設定値を設定する前に警
報の種類を確認してください。警報の種類を変更する場合は,「2.7 警報種類を変更する」
をご覧ください。
警報出力端子
工場出荷時
6
7
警報1(端子番号 − )・
・ ・ ・測定値上限警報
5
7
警報2(端子番号 − )・
・ ・ ・測定値下限警報
4
7
警報3(端子番号 − )・
・ ・ ・測定値上限警報
34
35
警報4(端子番号 − )・
・ ・ ・測定値下限警報
1.
運転画面を表示させてください。(電源投入時の
画面)
SET/ENT
キーを1回押して,“A1”を表示させま
す。
PV
PV
目標設定値1
(1.SP) を表示
3.
測定値(PV)
を表示
REM
MAN
AL1
2
3
パラメータ"A1"
を表示
4
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
2.
キ ー を 3秒 以 上 押 し て , メ ニ ュ ー
“OP.PA”を表示させます。
SET/ENT
REM
MAN
AL1
A/M
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させます。
PV
PV
D-U記号を表示
4.
2
3
4
メニュー"OP.PA"
を表示
REM
MAN
AL1
A/M
2
3
4
変更中
は点滅
SET/ENT
SET/ENT
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5.
3-7
<3. 運転>
SET/ENT
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
6.
SET/ENT
キーを3秒以上押してください。電源投
入時の画面(下図)に戻ります。
PV
PV
REM
MAN
AL1
2
3
目標設定値1
(1.SP)を表示
4
測定値(PV)
を表示
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
この後に表示される警報2設定値 (A2),警報3設
定値 (A3),警報4設定値 (A4),も上記と同様に
設定できます。
3.6
目標設定値番号(SPN)を選択する
以下の操作手順は,目標設定値番号(SPN)を1から2に変更する例です。
注 意
・ 目標設定値番号を接点入力で切替えている場合で,接点入力がオンのとき,キー操作
により目標設定値番号を選択することはできません。
・ セットアップパラメータDIS(DI機能選択)が“2”または“3”のとき,キー操作に
より目標設定値番号を選択することはできません。
1.
運転画面を表示させてください。(電源投入時の
画面)
PV
目標設定値1
(1.SP) を表示
3.
キーを数回押して,パラメータ
“SPN”を表示させます。
SET/ENT
PV
測定値(PV)
を表示
REM
MAN
AL1
2
3
パラメータ"SPN"
を表示
4
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
2.
キ ー を 3秒 以 上 押 し て , メ ニ ュ ー
“OP.PA”を表示させます。
SET/ENT
REM
MAN
AL1
A/M
SET/ENT
キーまたは
キーを押して,必要な設定
値を表示させます。
PV
PV
D-U記号を表示
4.
2
3
4
メニュー"OP.PA"
を表示
変更中
は点滅
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5.
3-8
<3. 運転>
SET/ENT
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
6.
SET/ENT
キーを3秒以上押してください。電源投
入時の画面(下図)に戻ります。
PV
PV
REM
MAN
AL1
2
3
目標設定値2
(2.SP)を表示
4
測定値(PV)
を表示
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
3.7
運転開始(RUN)/停止(STOP)の切替えを行う
以下の操作は,運転開始状態(RUN)から運転停止状態(STOP)に切替える手順です。
注 意
工場出荷時は,キー操作による切替えはできません。キー操作による切替えを行うにはセッ
トアップパラメータ“DIS=0”に設定してください。
調節計が運転停止状態(STOP)は次の通りです。
1.
測定入力
測定値を表示
制御出力
プリセット出力値(工場出荷時は0%)
警報出力
警報発生時はオン
運転画面を表示させてください。(電源投入時の
画面)
3.
キーを数回押して,パラメータ“S/R”
を表示させます。
SET/ENT
PV
測定値
(PV)を表示
PV
REM
MAN
目標設定値1
(1.SP) を表示
REM
MAN
AL1
AL1
2
3
パラメータ"S/R"
を表示
4
A/M
2
3
4
A/M
SET/ENT
SET/ENT
2.
キ ー を 3秒 以 上 押 し て , メ ニ ュ ー
“OP.PA”を表示させます。
SET/ENT
4.
キーを押して,“STOP”を表示させま
す。
PV
PV
メニュー"OP.PA"
を表示
REM
MAN
D-U記号を表示
AL1
2
3
AL1
2
3
4
4
A/M
A/M
SET/ENT
変更中
は点滅
REM
MAN
SET/ENT
設定値"STOP"
を表示
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5.
SET/ENT
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
以下の表示は,運転停止時の出力値を表示する
画面(OUT表示画面)です。
PV
PV
REM
MAN
REM
MAN
AL1
6.
3-9
<3. 運転>
2
3
STP記号を表示
4
AL1
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
2
3
4
固定出力値
(プリセット出力)
を表示%
SET/ENT
キーを3秒以上押してください。電源投
入時の画面(下図)に戻ります。
PV
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
■ 位置比例制御時,運転停止したときの表示画面
■ 加熱冷却制御時,運転停止したときの表示画面
PV
PV
冷却側固定出力値
(プリセット出力)
を表示 %
REM
MAN
AL1
2
3
4
加熱側固定出力値
(プリセット出力)
を表示 %
REM
MAN
STP記号を表示
2
3
4
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
3.8
AL1
バルブの開度
(0 - 100%)
を表示
ST 記号を
表示
自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う
注 意
自動/手動を接点入力で切替えている場合で,接点入力がオンのとき,キー操作による自
動/手動の切替えはできません。
1.
運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)
測定値
(PV)を表示
PV
目標設定値1
(1.SP) を表示
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
2.
計器前面の
A/M
キーを押すごとに,自動と手動を交互に切替えます。
手動運転時
自動運転時
MANランプ
消灯
MANランプ
点灯
PV
目標設定値
PV
出力値
REM
MAN
REM
MAN
目標設定値1
(1.SP) を表示
3.9
3-10
<3. 運転>
AL1
2
3
出力値記号
(OUT) を表示
4
AL1
A/M
A/M
SET/ENT
SET/ENT
2
3
4
手動時に制御出力を操作する
注 意
運転停止(STOP)時は,制御出力を変えることはできません。プリセット出力値(運転パラ
メータPO)が出力されます。加熱冷却制御時は,加熱側プリセット出力値(運転パラメー
タPO)および冷却側プリセット出力値(運転パラメータOc)が出力されます。
制御出力値は,
キーまたは
キーで変更した表示値と連動しています。
を押す必要なく表示値通りに変化しますのでご注意ください。
1.
手動運転時の表示にしてください。手動運転に
するには,「3.8 自動(AUTO)/手動(MAN)の切
替えを行う」をご覧ください。
2.
キーまたは
を変更できます。
ません。
MANランプ
点灯
REM
MAN
%
AL1
A/M
SET/ENT
キー
キーを押して,制御出力値
キーを押す必要はあり
SET/ENT
PV
PV
MANランプ
点灯
SET/ENT
2
3
REM
MAN
AL1
4
2
3
4
A/M
SET/ENT
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<3. 運転>
3-11
■ 加熱冷却制御時,制御出力を操作する
加熱冷却OUT表示画面を表示させます。
MANランプ
点灯
PV
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
加熱冷却OUT表示画面
冷却側
出力
加熱側
出力
冷却側出力
記号"C"
加熱側出力
記号"H"
● 不感帯が正(+)の場合の動作と操作
例として,不感帯“DB”に12.4%を設定した場合について説明します。
加熱側の出力値を操作している状態(冷却側出力値C=0.0%の場合)で
キーを押し続ける
と,加熱側出力値(H=)が減少し,加熱側出力値(H=)および冷却側出力値(C=)の両方とも0.0%
になります。さらに
キーを押し続けると,冷却側の出力値を操作する状態となり,冷
却側出力値(C=)が増加していきます。
逆に,冷却側の出力値を操作している状態(加熱側出力値H=0.0%の場合)で
キーを押し
続けると,冷却側出力値(C=)が減少し,加熱側出力値(H=)および冷却側出力値(C=)の両方
とも0.0%の状態となります。さらに
キーを押し続けると,加熱側の出力値を操作する
状態となり,加熱側出力値(H=)が増加していきます。
出力(%)
不感帯:運転パラメータDB
-12.4
0
冷却側操作出力
12.4
加熱側操作出力
DB=12.4
不感帯が正(+)の場合の操作出力値の変化
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<3. 運転>
3-12
● 不感帯が負(ー)の場合の動作と操作
例として,不感帯“DB”に-12.4%を設定した場合について説明します。
加熱側の出力値を操作している状態(冷却側出力値C=0.0%の場合)で
キーを押し続ける
と,加熱側出力値(H=)が減少し,H=24.8%を下まわると冷却側出力値(C=)が0.0%から増加
を始めます。さらに
キーを押し続けてC=24.8%を超えるとH=0.0%となり,冷却側の
出力値を操作する状態となります。
出力(%)
24.8
-12.4
0
12.4
冷却側操作出力
加熱側操作出力
DB= -12.4
不感帯が負(−)の場合の操作出力値の変化
■ 位置比例制御時,制御出力を操作する
キーまたは
キーを押している間だけ出力されます。
キー:バルブを閉じる操作キー
キー:バルブを開く操作キー
MANランプ
点灯
バルブの開度
(0∼100%)
を表示
PV
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
OUT表示画面
※位置比例制御の手動操作は,出力リミット上限値(OH),下限値(OL)の制限を受
けません。
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
3-13
<3. 運転>
3.10 リモート(REM)/ローカル(LCL)の切替えを行う
以下の操作は,ローカルからリモートに切替える手順です。
リモート/ローカルの切替えはリモート入力付きの調節計のみ行えます。
● ローカル
調節計に設定した目標設定値で制御を行います。
● リモート
外部のアナログ信号を目標設定値として制御を行います。
測定入力
リモート入力
(アナログ信号)
SP
ローカル
(LCL)
リモート
(REM)
PID
制御出力
※ リモート運転時のPIDグループの番号は,目標設定値番号(SPN)で選択した番号と同
じになります。
注 意
外部接点入力でリモート状態(接点入力がオン)のときは,キー操作によるリモート/ロー
カルの切替えはできません。
1.
運転画面を表示させてください。(電源投入時の
画面)
REMランプ消灯
3.
SET/ENT
キーを数回押して,パラメータ“R/L”
を表示させます。
PV
測定値
(PV)を表示
PV
設定値"LCL"
を表示
REM
MAN
REM
MAN
AL1
AL1
目標設定値1
(1.SP)を表示
2
3
パラメータ"R/L"
を表示
4
A/M
2
3
4
A/M
SET/ENT
SET/ENT
2.
SET/ENT
キ ー を 3秒 以 上 押 し て , メ ニ ュ ー
“OP.PA”を表示させます。
PV
キーを押して,“REM”を表示させます。
PV
変更中
は点滅
REM
MAN
メニュー"OP.PA"
を表示
REM
MAN
D-U記号を表示
4.
AL1
2
3
AL1
A/M
4
SET/ENT
2
3
4
設定値"REM"
を表示
A/M
SET/ENT
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5.
<3. 運転>
3-14
SET/ENT
キーを1回押して,設定値を登録してく
ださい。
PV
REM
MAN
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
自動的に電源投入時の画面(下図)に戻ります。
REMランプ
点灯
PV
REM
MAN
リモート入力記号
(R.SP) を表示
AL1
2
3
4
A/M
SET/ENT
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
4-1
<4. トラブルシューティング・保守>
4.
トラブルシューティング・保守
4.1
トラブルシューティング
■ トラブルシューティングフロー
調節計に通電しても運転画面が表示されない場合は,以下のフローにしたがって処置して
ください。
複雑な故障と思われましたら,お買い求め先へご連絡ください。
計器の故障?
Yes
No
全く作動しない
No
キー操作不良
Yes
Yes
電源端子の接続を
確認
No
表示不良
Yes
キーロックの設定
を確認
電源をオフ/オン
にする
Yes
計器の入出力仕様
を確認
仕様コードを確認
No
入出力先の仕様と
極性を確認
No
通信機能なし
No
通信不良
Yes
電源の供給電圧を
確認
良好
No
入出力信号不良
通信付
通信関連
パラメータを確認
設定
Yes
手直し
通信配線を確認
No
Yes
修理依頼して下さい
正常
Yes
通信相手の仕様を
確認
設定解除
原因確認
重 要
修理依頼する場合は,パラメータの設定値を記録してください。
■ 電源投入時のエラー
電源投入時の自己診断時に発生する可能性のあるエラーを以下に示します。
エラー表示
(PV表示器に表示)
異常の内容
測定値
(E000)
RAM異常
(E001)
ROM異常
(E002)
システムデータ異常 不定
PV小数点点滅
校正値異常
なし
通常動作
(精度外)
制御出力
警報出力
伝送出力
0%以下
または
OFF
OFF
0%以下
不定
不定
通常動作
(精度外)
通常動作
(精度外)
通常動作
(精度外)
通信
対処
停止
故障です。
修理を依頼してくだ
さい
通常動作
エラーコード(注)
パラメータ異常
(以下の説明を参照)
通常動作
通常動作
通常動作
通常動作
設定パラメータが初
期化されているため
確認と再設定を行っ
てください。
注: エラーコードは,設定値表示器に表示されます。
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
4-2
<4. トラブルシューティング・保守>
エラーコードは,パラメータ異常時に,異常の種類に応じて表示されます。
エラーコードは,6ビットのオン/オフの組合せを10進数に変換した2桁の数値です。
各ビットと異常監視対象パラメータの関係を以下に示します。
ビットNo.
対象パラメータ
6
5
運転モード/出力 運転パラメータ
4
セットアップパラメータ
3
2
レンジデータ −
1
−
0
校正データ
例えば,運転パラメータと校正データに異常が発生した場合のエラーコードは以下のよう
になります。
ビットNo.
−
6
エラーコード
−
2
2
5
2
4
1
2
0
3
2
2
3
2
1
2
2
0
1
2
2
0
1
2
1
エラーコード21が表示されます。
設定値表示器
■ 運転時のエラー
運転時に発生する可能性のあるエラーを以下に示します。
エラー表示
(PV表示器に表示)
(RJC)とPV値を
交互に表示
異常の内容
RJC異常
設定値表示器の項目 EEPROM
部の小数点点滅
エラー
測定値
補償なしで
測定
ADC異常
(B.OUT)
パラメータBSLによる
PVバーンアウト
アップスケール:105%
異常
ダウンスケール:-5%
(E200)
設定値表示器
設定値表示器の
左隅点滅
右端の小数点点灯
全表示消灯
105%
-5%または
105%
オート
チューニング
異常
(タイムアウト)
フィードバック
抵抗断線
通常動作
AUTO時:
プリセット値出力
MAN時:
通常動作
通常動作
通常動作
暴走(電源異常
またはノイズ
不定
による暴走)
なし
対処
故障です。
修理を依頼してください
通常
動作
配線とセンサをチェック
してください
プロセスをチェック
通常
してください
動作
通常
動作
オート
チューニング前
のPIDで動作
通信回線異常
電源オフ
警報 伝送
通信
出力 出力
通常動作
(E300)
(OVER)または PVオーバー
-5∼105%以外
(-OVER)
制御出力
プロセスをチェック
してください。任意キーの
押下でエラー表示が消えます
停止
停止
フィードバック抵抗をチェック
してください
通常動作
通常
動作
配線および通信パラメータを
確認し,
再設定してください。
正常受信で復帰します
0%以下
またはOFF
電源オフ/オンでリセット
スタートしない場合は故障です。
0%
OFF
停止 修理を依頼してください
以下
電源に異常がないかチェック
してください
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<4. トラブルシューティング・保守>
4-3
■ 運転中に停電となった場合の対処方法
停電後の動作状態と対処は,停電時間の長さによって異なります。
● 20ミリ秒以内の瞬時停電
停電を検知しません。正常動作を継続します。
● 約2秒以内の停電
「設定」および「動作状態」に生じる影響を示します。
警報動作
継続します。待機機能付き警報の場合は待機状態になります。
設定パラメータ
各パラメータの設定内容は保持されます。
オートチューニング 解除されます。
制御動作
停電前の動作を継続します。
● 約2秒以上の停電
「設定」および「動作状態」に生じる影響を示します。
警報動作
継続します。待機機能付き警報の場合は待機状態になります。
設定パラメータ
各パラメータの設定内容は保持されます。
オートチューニング 解除されます。
制御動作
セットアップパラメータ“R.MD”(リスタートモード)の設定により異なります。
R.MD設定値 停電復帰後の制御動作
CONT
停電前の動作を継続(工場出荷時)
ただし,位置比例形で,バルブ調整(V.MD)が推測形のときは,0%から動作します。
MAN
制御出力としてプリセット出力値(PO) (注)を出力し,手動モードで停電前の動作を継続
ただし,位置比例形で,フィードバック制御のとき,復電時のフィードバック入力の
状態から動作します。
推測形制御のとき,0%から動作します。
また,加熱冷却制御では,制御出力50%の加熱側出力値,冷却側出力値から動作しま
す。
AUTO
制御出力としてプリセット出力値(PO) (注)を出力し,自動モードで停電前の動作を継続
ただし,位置比例形で,フィードバック制御のとき,復電時のフィードバック入力の
状態から動作します。
推測形制御のとき,0%から動作します。
また,加熱冷却制御では,制御出力50%の加熱側出力値,冷却側出力値から動作しま
す。
(注)加熱冷却制御時は,制御演算出力の50%となります。
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<4. トラブルシューティング・保守>
4-4
■ 運転がうまくいかないとき
運転に際して,「どうも制御がうまくいかない」と感じられたら,故障とお考えになる前
に設定したパラメータや配線状況を調査していただくことをお願いします。以下に例を示
しますが,これ以外にも同様の処置で不都合を回避できる場合がありますので,参考にし
てください。
● 測定値(PV)が正しく表示されないとき
・ UT450,UT420はユニバーサル入力方式を採用しています。
測定入力の種類は,パラメータ“IN”で設定/変更できます。このとき,選択した入
力種類に合わせて,配線も正しく行っていただく必要がありますので,測定値(PV)表
示が正しく表示されないときは,まずこの点を調査してください。「2. 初期設定」
をご覧ください。
また,入力信号は,パラメータ“RH”,“RL”,“DP”,“SH”,“SL”でスケー
リングおよび小数点以下桁数の変更ができます。これらのパラメータが正しく設定さ
れているかについても調査してください。
● 制御出力が出ない,変化しないとき
・ UT450,UT420はユニバーサル出力方式を採用しています。
制御出力の種類はパラメータ“OT”で設定/変更できます。
このとき選択した出力方式に合わせて,配線も正しく行っていただく必要があります
ので,制御出力が出ない場合はまずこの点を調査してください。「1.5 端子配線図」
をご覧ください。
また,制御出力値は,パラメータ“OH”,“OL”で上限・下限値を設定/変更でき
ます。これらのパラメータ値の制限によって,出力値が変化しない場合がありますの
で,この点も調査してください。
・ キー操作で出力値を変更できるのは,手動(MAN)モードのときです。
MANランプが点灯していないときは,{自動(AUTO)モードですので}キーによる出
力値変更はできません。
● 目標設定値(SP)を変更してもすぐに制御出力値が変化しないとき
・ この場合は,パラメータ“MOD”の設定値を調査してください。“MOD”によって
PID制御モードが定値制御(MOD=1)となっている場合は,目標設定値(SP)を変更して
も出力値の急変を防止するように積分項のトラッキングが機能します。
このため,一見制御出力がうまく動作しないように見えますが,次第に変更後の目標
設定値に対する制御出力値となります。
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
4.2
4-5
<4. トラブルシューティング・保守>
保守
ここでは,調節計の清掃および保守について説明します。
4.2.1
清掃時の注意事項
本器の前面パネル,キースイッチなどの清掃は,乾布でかるく拭く程度にしてください。
注 意
アルコール,ベンジンなどの溶剤は使用しないでください。
4.2.2
ブラケットの交換
ブラケットの破損および紛失の際には,以下の部品をご購入の上,交換してください。
対象機種
部品No.
販売単位
価格
UT450
T9115NL
1組(上・下ブラケット)
¥1,000
UT420
T9115NK
1組(上・下ブラケット)
¥1,000
参照
ブラケットの交換方法:「1.2 取付方法」
4.2.3
端子カバーの取付け
端子カバーが必要な場合には,以下の部品をご購入の上,取付けてください。
端子カバーには以下の部品を使用してください。
対象機種
部品No.
販売単位
価格
UT450
T9115YD
1枚
¥1,000
UT420
T9115YE
1枚
¥1,000
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<4. トラブルシューティング・保守>
4-6
■ 端子カバーを取付ける
端子カバーを取付ける手順を次に示します。
取扱注意
通電中は端子に絶対に触れないでください。感電する恐れがあります。
端子カバーの取付けを行う場合には,調節計の電源をオフにして,テスタなどで端子に通
電されていないことを確認してから作業を行ってください。
1.
端子カバーは,取付けの前に,
2回折りまげてください。
(アラートシンボル)のある面が外側になるように1,
折りまげる
溝があります
折りまげる
溝があります
裏面にあります
端子カバーの折りまげ方向
注 意
端子カバーを反対方向に折りまげると取付強度が低下したり,ヒンジ部分に割れが生じて
取付けできなくなります。
2.
折りまげた状態で,端子カバーの上下の穴をブラケットの突起部にはめて固定してく
ださい。
端子カバーの穴を取付
金具(ブラケット)の
突起部にはめる
端子カバーの取付け
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
4.2.4
<4. トラブルシューティング・保守>
4-7
有寿命部品の交換
調節計本体に使用されている有寿命部品には,主に以下のものがあります。
部品寿命は,基準動作条件下で使用した場合のものです。
部品
寿命
アルミ電解コンデンサ
約10年(公称)
EEPROM
書き込み回数10万回
警報出力用リレー
約10万回以上(オン/オフ,抵抗負荷)
制御出力用リレー
約10万回以上(オン/オフ,抵抗負荷)
制御出力用リレー以外の部品の寿命劣化によって,調節計本体に支障が生じた場合は,引
取り交換サービス(有償)にて対応させていただきます。
参照
制御出力用リレーの交換方法:「4.2.5 制御出力用リレーの交換」
4.2.5
制御出力用リレーの交換
制御出力用リレーの交換手順について示します。
部品を交換する際は検査が必要となりますので,YOKOGAWAの技術者または
YOKOGAWA認定の技術者が行います。交換が必要なときは,お買い求め先か,最寄り
の当社サービス網にご連絡ください。
作業開始の際には必ず電源をオフにしてください。感電の危険があります。
制御出力用リレーを交換する目的以外では不用意に内器を抜出さないでください。
取扱注意
1.
マイナスドライバ(推奨JIS B4609呼び6×100(先端幅6mm))を上下部の溝(4箇所)にパネ
ル面と平行に差し込み,ゆっくり回してください。
ベゼルがケースから僅かにせり出します。
1
2
4
3
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<4. トラブルシューティング・保守>
2.
4-8
本器ベゼル下部中央のゴムを指で押し上げてラッチを解除してください。
ラッチ(パネルの中で見えない部分)
中央のゴム
パネル面
本体を下から見た図
3.
4.
ドライバを上下部の溝に差し込み,手前に倒してベゼルをせり出してください。
手でベゼル部分をつかみ,手前に引いて,ベゼルと共に内器を抜出してください。
(注) 内器を抜出したとき,RJCセンサ部分を折らないように十分気をつけてください。
5.
調節計の機種によって,制御出力用リレーの取付位置と数が異なります。
リレーを引抜く前に,リレーの取付位置を確認してください。
上側
UT450-0□またはUT420-0□の場合の
リレー位置
下側
UT450-1□の場合のリレー位置
(2個:正・逆転用)
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<4. トラブルシューティング・保守>
6.
4-9
交換するリレーをつまんで引抜いてください。
制御出力用リレーは,調節計本体内のプリント板とはソケットで接続されているため,
簡単に着脱できます。
新しい制御出力用リレーをソケットに差込んでください。制御出力用リレーには以下
の部品を使用してください。
メーカ
7.
オムロン
形式
G6B-2114P-FD-US-P6B
電圧
DC12V
内器をケースに差込んでください。
調節計に通電して運転画面が表示されることを確認してください。
運転画面が正しく表示されない場合には,電源をオフにしてから内器を抜き,再度ケー
スに差込んでください。
以上で,制御出力用リレーの交換は終了です。
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
Blank Page
<目次>
5.
<5. パラメータ>
5-1
パラメータ
本章は,パラメータ設定時の道しるべとなるパラメータマップと,設定時記録用として一
覧表を記載しています。
5.1
パラメータマップ
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-2
<5. パラメータ>
UT450/UT420 運転パラメータマップ
運転画面
SET
OUT表示画面または
加熱冷却OUT表示画面
SP表示画面
PID番号
表示画面
第n
運転画面
セレクト
画面1
セレクト
画面2
SET3S
または
SET3S
メニュー
+
OP.PA
SET
+
SET3S
A1
A2
A3
A4
R/L
S/R
AT
SC
SPN
PID
FL
BS
UPR
DNR
RT
RBS
RFL
ORB
ORH
ORL
1.SP
2.SP
3.SP
4.SP
5.SP
6.SP
7.SP
8.SP
パラメータ表示切替えは
キーを押します。
SET/ENT
UT420では非表示
リモート入力付きの調節計のみ表示
セットアップパラメータ“DIS=0”のとき表示
自動運転のとき表示
PID=1Grのとき
キーを押す
と1.SPに対する
PIDを表示します。
PID=2Grのとき
キーを押す
と2.SPに対する
PIDを表示します。
PID=3Grのとき
キーを押す
と3.SPに対する
PIDを表示します。
PID=4Grのとき
キーを押す
と4.SPに対する
PIDを表示します。
1.P
1.I
1.D
1.OH
1.OL
1.MR
1.H
1.DR
1.Pc
1.Ic
1.Dc
1.Hc
1.DB
1.PO
1.Oc
2.P
2.I
2.D
2.OH
2.OL
2.MR
2.H
2.DR
2.Pc
2.Ic
2.Dc
2.Hc
2.DB
2.PO
2.Oc
3.P
3.I
3.D
3.OH
3.OL
3.MR
3.H
3.DR
3.Pc
3.Ic
3.Dc
3.Hc
3.DB
3.PO
3.Oc
4.P
4.I
4.D
4.OH
4.OL
4.MR
4.H
4.DR
4.Pc
4.Ic
4.Dc
4.Hc
4.DB
4.PO
4.Oc
SET/ENT
PID=MENUのとき
キーを押すと
FLを表示します。
SET/ENT
SET/ENT
SET/ENT
SET/ENT
リモート入力付きの調節計
のみ表示
工場出荷時は非表示
5.SPから8.SPを使用するには,
セットアップパラメータ
“GRP=5∼8”を設定します。
SET
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<5. パラメータ>
SET
SET3S
+
セレクト
画面5
:
SET/ENT
キーを1回押す
:
SET/ENT
キーを3秒間押す
:
キーまたは
:
キーと
5-3
キーを1回押す
キーを同時に押す
STUP
SET
パスワード
照会画面
パスワード登録時のみ表示
パスワード入力
(PWD=0でパスワードなし)
工場出荷時は非表示
5.SPから8.SPを使用するには,
セットアップパラメータ”GRP=5∼8”
を設定します。
SET
PID=5Grのとき
キーを押す
と5.SPに対する
PIDを表示します。
PID=6Grのとき
キーを押す
と6.SPに対する
PIDを表示します。
PID=7Grのとき
キーを押す
と7.SPに対する
PIDを表示します。
PID=8Grのとき
キーを押す
と8.SPに対する
PIDを表示します。
5.P
5.I
5.D
5.OH
5.OL
5.MR
5.H
5.DR
5.Pc
5.Ic
5.Dc
5.Hc
5.DB
5.PO
5.Oc
6.P
6.I
6.D
6.OH
6.OL
6.MR
6.H
6.DR
6.Pc
6.Ic
6.Dc
6.Hc
6.DB
6.PO
6.Oc
7.P
7.I
7.D
7.OH
7.OL
7.MR
7.H
7.DR
7.Pc
7.Ic
7.Dc
7.Hc
7.DB
7.PO
7.Oc
8.P
8.I
8.D
8.OH
8.OL
8.MR
8.H
8.DR
8.Pc
8.Ic
8.Dc
8.Hc
8.DB
8.PO
8.Oc
SET/ENT
SET/ENT
SET/ENT
SET/ENT
セットアップ
パラメータ設定画面
メニュー[SP]へ
(次ページへ)
オンオフ制御時非表示
オンオフ制御のとき表示
加熱冷却制御のとき表示
加熱冷却制御または位置比例
PID制御のとき表示
加熱冷却制御のとき表示
各パラメータ設定画面において
+
キーを1回押すと,その
パラメータの上位にあるメニュー画面に戻ります。
セレクト画面1∼5は登録された画面のみ表示されます。
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-4
<5. パラメータ>
UT450/UT420 セットアップパラメータマップ
パスワード
照会画面
運転パラメータ設定画面
メニュー[OP.PA]へ
(前ページへ)
OK
メニュー
+
目標設定値
関連
警報関連
制御動作関連
伝送出力関連
セキュリティ
SP
ALM
CTL
RET
LOCK
SET
SET
SET
SET
SET
RMS
SPT
PVT
TMU
SPH
SPL
DVB
パラメータRMSと
SPTはリモート入力
付きの調節計のみ
表示
パラメータDVBは
UT420では表示さ
れません。
パラメータ表示切替えは
SET/ENT
AL1
AL2
AL3
AL4
HY1
HY2
HY3
HY4
DY1
DY2
DY3
DY4
AMD
OPR
MOD
AR
ZON
R.MD
R.TM
GRP
1.RP
2.RP
3.RP
4.RP
5.RP
6.RP
RHY
RDV
RET
RTH
RTL
DAT
A/M
R/L
PID
PWD
運転パラメータPIDの表示組数を設定します。
パラメータ”ZON=1”のときに表示されます。
キーを押します。
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-5
<5. パラメータ>
SET
+
:
SET/ENT
キーを1回押す
:
キーまたは
:
キーと
キーを1回押す
キーを同時に押す
セレクト画面
入出力関連
通信
バルブ関連
パラメータ初期化
CSEL
I/O
R485
VALV
INIT
SET
SET
SET
SET
SET
C.S1
C.S2
C.S3
C.S4
C.S5
IN
UNI
RH
RL
DP
SH
SL
BSL
RJC
RSP
RSH
RSL
DPC
OT
CT
CTc
DIS
電源オン後に最初
に表示されます。
PSL
BPS
PRI
STP
DLN
ADR
RP.T
V.AT
V.RS
V.L
V.H
TR.T
V.MD
INI
手動運転時表示
位置比例形の調節計のみ表示
通信付きの調節計のみ表示
リモート入力付きの調節計のみ表示
位置比例形の調節計の場合表示されません。
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5.2
5-6
<5. パラメータ>
パラメータ一覧表
※ 測定値/設定値に関するパラメータはすべて実数値で設定します。
例えば,温度入力のとき,目標設定値や警報設定値は温度設定となります。
※ 表の中の「お客様設定値欄」は,お客様が設定値を記録しておくための欄です。
※ 表の中の「CD-ROM参照先」は,本マニュアルに記載されていない詳細説明をユー
ザーズマニュアル応用編(CD-ROM版)で詳しく説明してありますので,そちらを参照
していただくためにあります。
※ ( )内数値は,通信使用時の設定値。例:REM(1),LCL(0)
■ 運転パラメータ
パラメータ記号
パラメータ名称
警報 1 設定値
(A1)
警報 2 設定値
(A2)
設定範囲と解説
測定値警報 / 設定値警報 : 測定入力レンジの-100.0∼
100.0 %
偏差警報:測定入力レンジスパンの-100.0∼100.0 %
出力値警報: -5.0∼105.0 %
タイマ警報(警報1のみ) : 0.00∼99.59
(時. 分)または(分.秒)
1.SP∼8.SPで共通の警報です。
警報 3 設定値
初期値
測定値上限 / 設定値上限警報 :
測定入力レンジの100.0 %
偏差警報 : 測定入力レンジ
スパンの0.0 %
その他測定値 / 設定値下限警
報 : 測定入力レンジの0.0 %
出力値上限警報 : 100.0 %
出力値下限警報 : 0.0 %
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
応用4.1(1)
同上
同上
(A3)
警報 4 設定値
同上
(A4)
リモート/ローカル
選択
REM(1) : リモート運転
LCL(0) : ローカル運転
LCL(0)
運転停止/開始選択
STOP(1) : 運転停止
RUN(0) : 運転開始
RUN(0)
OFF(0) :オートチューニング中止
1 : 1.SPに対するオートチューニング
2 : 2.SPに対するオートチューニング
3 : 3.SPに対するオートチューニング
4 : 4.SPに対するオートチューニング
5∼8 : 1∼4と同様にグループ別に実行
9 : 1∼8グループすべてに対して自動的に実行。
OFF(0)
OFF(0) : 機能なし
1 : 「オーバーシュート」抑制機能
外乱などによるオーバーシュートを抑制します。
2 : 「ハンチング」抑制機能(安定性重視モード)
安定性が優れています。応答性重視モードに比
べて,広い特性変化に対応します。
3 : 「ハンチング」抑制機能(応答性重視モード)
変更した目標設定値に対する測定値の追従/収
束時間が早いモードです。
注意 : 「SC=2と3」は,必ずPID制御,PI制御で使
用してください。
以下の場合は機能しません。
1) オンオフ制御
2) P制御(比例帯のみの制御)
3) PD制御(比例帯と微分項のみの制御)
4) 加熱冷却制御
応答の早い制御(流量,圧力)では使用しない
でください。
1 : 目標設定値 1(1.SP)選択
2 : 目標設定値 2(2.SP)選択
3 : 目標設定値 3(3.SP)選択
4 : 目標設定値 4(4.SP)選択
5∼8は上記と同様に5.SPから8.SPを選択できます。
MENU(0) : FLパラメータ表示へ移行
1Gr(1)∼8Gr(8) : 各PIDパラメータ表示(工場出荷時は
1Gr∼4Gr)
OFF(0)
−
(R/L)
−
(S/R)
オートチューニング
(AT)
「スーパー」機能
(SC)
目標設定値番号
選択
(SPN)
PIDパラメータ
表示番号
(PID)
−
応用2.1(5)
応用2.1(6)
1
−
MENU(0)
応用4.1(1)
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
パラメータ記号
5-7
<5. パラメータ>
パラメータ名称
測定入力フィルタ
設定範囲と解説
初期値
OFF(0), 1∼120 秒
測定入力値がふらつくようなとき使用します。
OFF(0)
測定入力レンジスパンの-100.0∼100.0 %
測定入力値を補正するとき使用します。
測定入力レンジスパンの
0.0 %
OFF(0)
測定入力レンジスパンの0.0% + 1digit ∼測定入力レン
ジスパンの100.0 %
1時間または1分間あたりの上昇/下降勾配を設定します。
単位は勾配時間単位(TMU)で設定します。
OFF(0)
0.001∼9.999
目標設定値 = リモート入力値 × 比率設定値 + リモー
トバイアス値
測定入力レンジスパンの-100.0∼100.0 %
1.000
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
応用1.1(1)
(FL)
測定入力バイアス
同上
(BS)
設定値上昇勾配
(UPR)
設定値下降勾配
応用4.1(4)
OFF(0)
同上
(DNR)
比率設定
(RT)
リモート入力
バイアス
応用1.2(3)
測定入力レンジスパンの
0.0 %
同上
(RBS)
リモート入力
フィルタ
OFF(0), 1∼120 秒
オン/オフ率検出幅
測定入力レンジスパンの0.0∼100.0 %
OFF(0)
同上
(RFL)
測定入力レンジスパンの
1.0 %
応用3.3(4)
(ORB)
オン/オフ率上限
ORL + 1digit ∼ 105.0 %
100.0 %
同上
(ORH)
オン/オフ率下限
-5.0 % ∼ ORH - 1digit
0.0 %
同上
(ORL)
目標設定値 1
(1.SP)
測定入力レンジの0.0∼100.0 %
ただし,設定値リミット下限値(SPL)∼上限値(SPH)
の範囲内。
測定入力レンジの0.0 %
応用4.1(1)
目標設定値 2
同上
(2.SP)
目標設定値 3
同上
(3.SP)
目標設定値 4
同上
(4.SP)
目標設定値 5
測定入力レンジの0.0∼100.0 %
目標設定値 6
工場出荷時非表示
表示させる場合は,セットアップパラメータGRP
(PID組数)を表示させたい数だけ設定します。
測定入力レンジの0.0 %
同上
(5.SP)
同上
(6.SP)
目標設定値 7
同上
(7.SP)
目標設定値 8
同上
(8.SP)
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-8
<5. パラメータ>
● PID関連パラメータ
以下のパラメータは,PIDパラメータ表示番号(PID)に“1Gr”を設定したときに表示され
ます。
このとき,対応する目標設定値は1.SP(目標設定値 1)となります。
目標設定値2から4に対応するPIDを設定する場合は,PIDに2Gr,3Grまたは4Grを設定する
と表示されます。
パラメータ記号
(1.P)
(1.I)
(1.D)
(1.OH)
パラメータ名称
初期値
比例帯
加熱側比例帯 (加熱冷却
制御時)
0.1∼999.9 %
加熱冷却制御時 : 0.0∼999.9 % (0.0で加熱側
オン/オフ制御となる)
5.0 %
積分時間
加熱側積分時間 (加熱冷
却制御時)
微分時間
加熱側微分時間 (加熱冷
却制御時)
出力リミット上限値
加熱側出力リミット上限値
(加熱冷却制御時)
出力リミット下限値
冷却側出力リミット上限値
(加熱冷却制御時)
OFF(0), 1∼6000 秒
240 秒
(1.OL)
マニュアルリセット
(1.MR)
(1.H)
設定範囲と解説
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
応用4.1(1)
同上
OFF(0), 1∼6000 秒
60 秒
同上
-5.0∼105.0 %
加熱冷却制御時加熱側リミッタ : 0.0∼105.0 %
(1.OL<1.OH)
-5.0∼105.0 %
加熱冷却制御時冷却側リミッタ : 0.0∼105.0 %
(1.OL<1.OH)
SD(シャットダウン) : 4-20mA制御出力で手動操
作時設定できます。なお,
出力は0mAとなります。
-5.0∼105.0 % (積分時間"1.I"がOFFの場合に
有効)
マニュアルリセット値はPV = SPのときの出力値
となります。
例えば,
マニュアルリセット値50 %のとき,
PV = SP
になると出力値は50 %となります。
オンオフ制御のヒステリシス オンオフ制御時 : 測定入力レンジスパンの0.0∼
加熱側オンオフ制御のヒステ 100.0 %
リシス(加熱冷却制御時)
位置比例PID制御または加熱冷却制御時 :
0.0∼100.0 %
正逆動作切替
RVS(0) : 逆動作,
制御出力
DIR(1) : 正動作
100.0 %
加熱冷却制御 : 100.0 %
0.0 %
加熱冷却制御 : 100.0 %
応用2.1(3)
応用4.1(1)
50.0 %
応用4.1(1)
オンオフ制御 : 測定入力
レンジスパンの0.5 %
位置比例PID制御と加熱
冷却制御 : 0.5 %
RVS
同上
100 %
応用2.1(1)
(1.DR)
逆動作
正動作
ー
+
応用4.1(1)
0%
冷却側比例帯
偏差(PV-SP)
0.0∼999.9 % (0.0で冷却側オン/オフ制御と
なる)
5.0 %
OFF(0), 1∼6000 秒
240 秒
応用4.1(1)
(1.Pc)
冷却側積分時間
同上
(1.Ic)
冷却側微分時間
OFF(0), 1∼6000 秒
60 秒
同上
(1.Dc)
冷却側オンオフ制御のヒス
テリシス
0.0∼100.0 %
0.5 %
不感帯
加熱冷却制御時 : -100.0∼50.0 %
位置比例PID制御時 : 1.0∼10.0 %
3.0 %
-5.0∼105.0 %
加熱冷却制御時 : 加熱側0.0∼105.0 %
運転停止時,固定制御出力値を出力できます。
0.0∼105.0 %
運転停止時,冷却側固定制御出力値を出力で
きます。
0.0 %
同上
(1.Hc)
同上
(1.DB)
(1.PO)
(1.Oc)
プリセット出力値
加熱側プリセット出力値
(加熱冷却制御時)
冷却側プリセット出力値
応用2.1(8)
0.0 %
応用4.1(1)
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<5. パラメータ>
5-9
下表は,PIDパラメータを2組以上使用する場合,設定値記録用としてご使用ください。
パラメータ
n.P
n.I
n.D
n.OH
n.OL
n.MR
n.H
n.DR
n.Pc
n.Ic
n.Dc
n.Hc
n.DB
n.PO
n.Oc
n=2
n=3
n=4
n=5
n=6
n=7
n=8
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-10
<5. パラメータ>
■ セットアップパラメータ
● 目標設定値関連パラメータ
パラメータ記号
パラメータ名称
リモート入力選択
(RMS)
SPトラッキング選択
(SPT)
PVトラッキング選択
(PVT)
勾配時間単位
(TMU)
設定値リミット上限値
(SPH)
設定範囲と解説
RSP(0) : リモート入力(端子)経由のリ
モート設定値を使用
COM(1) : 通信経由のリモート設定値を
使用
OFF(0), ON(1)
リモートからローカルに切替わるとき
トラッキング(ローカル設定値がリモー
ト設定値に追従)
OFF(0), ON(1)
設定値上昇勾配(UPR),設定値下降勾
配(DNR)と組合せて使用
動作条件 (1)手動運転→自動運転
(2)運転停止→自動運転開始
(3)電源投入
(4)SP番号変更
(5)SP値変更
HOUR(0) : 時, MIN(1) : 分
設定値上昇勾配(UPR)と設定値下降勾配
(DNR)の時間単位
測定入力レンジの0.0∼100.0 %
但しSPL<SPH
目標設定値の変更に制限をかけます。
設定値リミット下限値
初期値
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
RSP(0)
応用1.2(1)
ON(1)
応用1.2(4)
OFF(0)
応用1.1(7)
HOUR(0)
応用4.1(4)
測定入力レンジの100.0 %
−
測定入力レンジの0.0 %
−
(SPL)
偏差表示幅(UT450のみ)
測定入力レンジスパンの0.0∼100.0 %
測定入力レンジスパンの1.0 %
応用6.1(3)
(DVB)
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-11
<5. パラメータ>
● 警報関連パラメータ
パラメータ記号
パラメータ名称
設定範囲と解説
初期値
警報 1 種類
OFF(0), 1∼31
(下記と同様)
1
警報 2 種類
OFF(0), 1∼20, 25∼31
1 : 測定値上限(励磁, 待機動作なし)
2 : 測定値下限(励磁, 待機動作なし)
3 : 偏差上限(励磁, 待機動作なし)
4 : 偏差下限(励磁, 待機動作なし)
5 : 偏差上限(非励磁, 待機動作なし)
6 : 偏差下限(非励磁, 待機動作なし)
その他の警報種類については,「2.7 警報種類を変
更する」参照
1.SP∼8.SPで共通の警報です。
2
測定入力レンジスパンの0.0∼100.0 %
出力値警報時 : 0.0∼100.0%
測定入力レンジ
スパンの0.5 %
出力値警報 :
0.5 %
警報 3 種類
(AL3)
警報 4 種類
(AL4)
警報 1 ヒステリシス
(HY1)
警報 2 ヒステリシス
測定値上限警報の場合のヒステリシス
出力
(HY2)
警報 3 ヒステリシス
CD-ROM
設定値
参照先
応用3.3(3)
応用3.3(4)
(AL1)
(AL2)
お客様
応用3.3(4)
1
同上
2
同上
オン/オフ動作点
(警報設定値)
応用3.3(2)
同上
オン
同上
(HY3)
警報 4 ヒステリシス
ヒステリシス
オフ
同上
測定値
(HY4)
警報 1 ディレイタイマ
(DY1)
警報設定値に達してからディレイタイマ経過後に警報
が出力されます。
0.00∼99.59 (分.秒), (警報 1 種類"AL1"が1∼20または
28∼31の場合に有効)
0.00
PV
−
警報設定値
ヒステリシス
ディレイタイマ
警報出力
ディレイタイマ
on
off
時間
警報 2 ディレイタイマ
0.00∼99.59 (分.秒), (警報 2 種類"AL2"が1∼20または
28∼31の場合に有効)
−
0.00∼99.59 (分.秒), (警報 3 種類"AL3"が1∼20または
28∼31の場合に有効)
−
0.00∼99.59 (分.秒), (警報 4 種類"AL4"が1∼20または
28∼31の場合に有効)
−
(DY2)
警報 3 ディレイタイマ
(DY3)
警報 4 ディレイタイマ
(DY4)
警報モード
(AMD)
運転状態により警報機能を動作させるか否かを設定できます。
0 : 常に動作
1 : 運転停止時動作しない
2 : 運転停止または手動運転時動作しない
0
応用3.3(1)
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-12
<5. パラメータ>
● 制御動作関連パラメータ
パラメータ記号
パラメータ名称
出力変化率リミッタ
(OPR)
PID制御モード
(MOD)
アンチリセットワインド
アップ(過積分抑制機能)
(AR)
ゾーンPID選択
設定範囲と解説
初期値
OFF(0)
0.1∼100.0% / 秒
制御出力の変化率を制限できます。
0 : 追値制御(設定値変更時出力バンプ有り)
1 : 定値制御(設定値変更時出力バンプ無し)
圧力や流量制御する場合は,
“ 定値制御”を選択してください。
AUTO(0), 50.0∼200.0 %
制御出力が100 %または0 %にはりつくようなとき,
使用します。
設定値が大きいほどPID演算(積分演算)を早く停止します。
0 : SP選択
1 : ゾーンPID
OFF(0)
CONT(0) : 停電前の動作を継続
MAN(1) : 手動運転状態から開始
AUTO(2) : 停電前の動作を継続して自動運転
0∼10 秒
調節計が電源オン後,演算を開始する時間を設定
CONT(0)
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
−
0
応用2.1(2)
AUTO(0)
応用2.1(4)
0
応用4.1(2)
(ZON)
リスタートモード
(R.MD)
リスタートタイマ
−
0秒
−
(R.TM)
PID組数
1∼8
運転パラメータのPID表示組数を決定
4
測定入力レンジの0.0∼100.0 %
但し1.RP≦2.RP≦3.RP≦4.RP≦5.RP≦6.RP
ゾーンPID(ZON)を“1”に設定します。
以下の例は,リファレンスポイント1と2を設定し,3つの
ゾーンを設けPID定数を自動的に切替えます。
最大7ゾーンまで設定可能
測定入力レン
ジの100.0 %
応用4.1(1)
(GRP)
ゾーンPIDリファレンスポ
イント 1
(1.RP)
ゾーンPIDリファレンスポ
イント 2
(2.RP)
同上
ゾーンPIDリファレンスポ
イント 3
(3.RP)
ゾーンPIDリファレンスポ
イント 4
(4.RP)
ゾーンPIDリファレンスポ
イント 5
(5.RP)
ゾーンPIDリファレンスポ
イント 6
応用4.1(2)
同上
測定入力レンジ最大値
RH
ゾーン3
3組目のPID定数で運転
設定値
同上
リファレンスポイント 2
2.RP
ゾーン2
2組目のPID定数で運転
リファレンスポイント 1
1.RP
測定入力値
同上
ゾーン1
1組目のPID定数で運転
測定入力レンジ最小値
RL
同上
時間
(6.RP)
ゾーン切替のヒステリシス
(RHY)
リファレンス偏差
(RDV)
測定入力レンジスパンの0.0∼10.0 %
リファレンスポイントでの切替時,ヒステリシスを設定
できます。
OFF(0), 測定入力レンジスパンの0.0∼100.0 %
設定値との偏差によりPIDを選択するとき使用します。
偏差を外れたとき,PID組数(GRP)で設定した数値のPID組
を使用します。
測定入力レン
ジスパンの
0.5 %
OFF(0)
同上
同上
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-13
<5. パラメータ>
● 伝送出力パラメータ
パラメータ記号
パラメータ名称
伝送出力 種類
(RET)
伝送出力 スケール最大値
設定範囲と解説
初期値
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
OFF(0) : 機能しない
1 : PV, 2 : SP, 3 : OUT
4 : LPSセンサ用供給電源(15V)
位置比例制御を行っている場合,設定値に“3”を設定した
とき,弁開度(0∼100 %)が伝送されます。
加熱冷却制御を行っている場合,設定値に“3”を設定した
とき,加熱と冷却に振り分ける前の出力値が伝送されます。
(0∼50 % : 冷却側出力,50∼100 % : 加熱側出力)
1
RET=1, 2 : RTL+1digit∼測定入力レンジの100.0 %
測定入力レンジ
の100.0 %
応用2.2(1)
測定入力レンジ
の0.0 %
同上
応用2.2(1)
応用2.2(3)
(RTH)
伝送出力 スケール最小値
RET=1, 2 : 測定入力レンジの0.0 %∼RTH-1digit
(RTL)
● セキュリティ関連パラメータ
パラメータ記号
パラメータ名称
設定範囲と解説
計器前面のデータ設定(▽,
△)キーロック
OFF(0), ON(1)
計器前面のA/Mキーロック
OFF(0), ON(1)
初期値
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
OFF(0)
応用7.1(2)
(DAT)
OFF(0)
同上
(A/M)
リモート/ローカル選択パ
ラメータロック
OFF(0), ON(1)
PIDパラメータ表示番号の
パラメータロック
OFF(0), ON(1)
パスワード登録
0 : パスワード未設定
1∼30000
OFF(0)
同上
(R/L)
OFF(0)
同上
(PID)
0
応用7.1(1)
(PWD)
● セレクト画面パラメータ
パラメータ記号
パラメータ名称
設定範囲と解説
初期値
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
セレクト画面 1 への登録
OFF(0), 201∼1023
セレクト画面 2 への登録
表示したいパラメータを運転パラメータまたはセットアッ
プパラメータの中から選択し,そのパラメータに付随する
番号(Dレジスタ番号)を登録します。
同上
例えば,C.S1に231を登録すると,運転画面で警報1設定値
を変更できるようになります。
同上
OFF(0)
応用6.1(1)
(C.S1)
(C.S2)
セレクト画面 3 への登録
(C.S3)
セレクト画面 4 への登録
(C.S4)
セレクト画面 5 への登録
警報設定値パラメータを運転画面に登録する番号
警報 1 設定値 : 231
警報 2 設定値 : 232
警報 3 設定値 : 233
警報 4 設定値 : 234
いずれも目標設定値1(1.SP)に対する警報設定値パラメータ。
同上
同上
(C.S5)
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-14
<5. パラメータ>
● 入出力関連パラメータ
パラメータ記号
(IN)
パラメータ名称
測定入力種類
(PVINPUT端子)
11 12 13
- - 端子
測定入力 単位
(UNI)
測定入力 レンジ最大値
(RH)
測定入力 レンジ最小値
(RL)
測定入力 小数点位置
(電圧入力時表示)
(DP)
測定入力 スケール最大
値(電圧入力時表示)
設定範囲と解説
初期値
OFF(0), 1∼18, 30, 31, 35∼37, 40, 41, 50, 51, 55, 56
「2. 初期設定」の■計器入力レンジコードを参照
OFF(0)
%(0) : パーセント
℃(1) : 摂氏
-(2) : 無単位
測定入力レンジの範囲を設定します。,但しRL<RH
−温度入力の場合−
実際に制御する温度範囲を設定します。
−電圧入力の場合−
電圧信号の範囲を設定します。
実際に制御するスケール値は,測定入力スケール最大
値(SH)と測定入力スケール最小値(SL)で設定します。
℃(1)
0∼4
電圧入力時の測定入力小数点位置を設定します。
0 : 小数点なし,1 : 小数点以下1桁,2∼4 : 各桁位置
-19999∼30000, 但しSL<SH,SH-SL⬉30000
電圧入力時の測定入力表示スケールを設定します。
2
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
−
−
計器入力レンジ
最大値
−
計器入力レンジ
最小値
−
−
100.00
−
(SH)
0.00
測定入力 スケール最小
値(電圧入力時表示)
−
(SL)
測定入力 バーンアウト
動作選択
(BSL)
測定入力 基準接点補償
の有無
OFF(0) : オフ
UP(1) : アップスケール
DOWN(2) : ダウンスケール
OFF(0), ON(1)
−
−
−
−
(RJC)
(RSP)
リモート入力 種類
(RSP INPUT端子)
21 22
- 端子
リモート設定入力スケー
ル最大値
40, 41, 50, 51
「2. 初期設定」の■計器入力レンジコードを参照
41
-19999∼30000, 但しRSL<RSH,RSH-RSL⬉30000
測定入力レンジま
たは測定入力ス
ケール最大値
RSLとRSHはRL∼RHまたはSL∼SHの範囲内で設定
(RSH)
リモート設定入力スケー
ル最小値
(RSL)
測定入力 小数点以下非
表示選択
OFF(0), ON(1)
小数点以下2位の場合は小数点以下1位までとなります。
応用1.2(1)
測定入力レンジ最
小値または測定入
力スケール最小値
OFF(0)
同上
同上
−
(DPC)
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
パラメータ記号
パラメータ名称
制御出力種類
設定範囲と解説
0
1
2
3
(OT)
(CT)
5-15
<5. パラメータ>
制御出力サイクルタイム
加熱冷却制御時は加熱側
制御出力サイクルタイム
冷却側制御出力サイク
ルタイム
初期値
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
0
加熱冷却形 : 4
1 2 3
時間比例PIDリレー接点出力(端子 - - )
16 17
時間比例PID電圧パルス出力(端子 - )
16 17
電流出力(端子 - )
1 2 3
オンオフ制御リレー接点出力(端子 - - )
以下の4∼12は加熱冷却形の調節計のみ表示
1 2 3
4
加熱側リレー出力(端子 - - )・冷却側リレー出
48 49 50
力(端子 - - )
16 17
5
加熱側パルス出力(端子 - )・冷却側リレー出力
48 49 50
(端子 - - )
16 17
6
加熱側電流出力(端子 - )・冷却側リレー出力(端
48 49 50
子 - - )
1 2 3
7
加熱側リレー出力(端子 - - )・冷却側パルス出
46 47
力(端子 - )
16 17
8
加熱側パルス出力(端子 - )・冷却側パルス出力
46 47
(端子 - )
16 17
9
加熱側電流出力(端子 - )・冷却側パルス出力(端
46 47
子 - )
1 2 3
10 加熱側リレー出力(端子 - - )・冷却側電流出力
46 47
(端子 - )
16 17
11 加熱側パルス出力(端子 - )・冷却側電流出力(端
46 47
子 - )
16 17
12 加熱側電流出力(端子 - )・冷却側電流出力(端子
46 47
- )
1∼1000 秒
−
30 秒
応用3.3(4)
1∼1000 秒
30 秒
同上
(CTc)
DI機能選択(注)
0
1
(DIS)
※UT420にはDI4∼DI6が 2
ないため,外部接点入
力により5個以上の目
標設定値を切替える
ことができません。
3
4
1
R/L=リモート(ON)/ローカル(OFF)
DI1=自動(ON)/手動(OFF)
DI2=停止(ON)/運転(OFF)
DI3∼DI6=1.SP∼8.SP切替
R/L=リモート(ON)/ローカル(OFF)
DI1=自動(ON)/手動(OFF)
DI2=2.SP(ON)/1.SP(OFF)
DI3=停止(ON)/運転(OFF)
R/L=リモート(ON)/ローカル(OFF)
DI1=停止(ON)/運転(OFF)
DI2=2.SP(ON)/1.SP(OFF)
DI3=自動(ON)/手動(OFF)
R/L=リモート(ON)/ローカル(OFF)
DI1, DI2=1.SP∼4.SP切替
DI3=停止(ON)/運転(OFF)
DI4=自動(ON)/手動(OFF)
R/L=リモート(ON)/ローカル(OFF)
応用3.1(2)
注: <電源オン時の外部接点入力について>
電源オン時,外部接点入力がオフのときは,電源が切れる前のモード(SPN,R/L,A/M)を継続します。
(ただし,RUN/STOPは除く)
○ DIS=1に設定した場合の外部接点によるSP切替
1.SP
2.SP
3.SP
4.SP
5.SP
6.SP
7.SP
8.SP
DI3
ON
OFF
ON
OFF
ON
OFF
ON
OFF
DI4
OFF
ON
ON
OFF
OFF
ON
ON
OFF
DI5
OFF
OFF
OFF
ON
ON
ON
ON
OFF
DI6
OFF
OFF
OFF
OFF
OFF
OFF
OFF
ON
○ DIS=4に設定した場合のSP切替
1.SP
2.SP
3.SP
4.SP
DI1
OFF
ON
OFF
ON
DI2
OFF
OFF
ON
ON
注: UT420はDI4∼DI6がないため,外部接点入力により5個以上の目標設定値を切替えることはできません。
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
5-16
<5. パラメータ>
● 通信パラメータ
パラメータ記号
パラメータ名称
設定範囲と解説
初期値
プロトコル選択
0 : パソコンリンク通信
0
1 : パソコンリンク通信(サムチェック付き)
2 : ラダー通信
3 : 協調親局
4 : 協調子局
7 : MODBUS(ASCII)
8 : MODBUS(RTU)
10 : 協調子局(ループ1モード)
11 : 協調子局(ループ2モード)
(10,11:親局が2ループ制御のとき,子局は親局
のどちらのループの制御に従うかを選択できます。)
通信速度
600(0), 1200(1), 2400(2), 4800(3), 9600(4) (bps)
9600(4)
パリティ
NONE(0) : なし
EVEN(1) : 偶数
ODD(2) : 奇数
1, 2
EVEN(1)
(PSL)
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
(BPS)
(PRI)
ストップピット
通信機能
1
(STP)
データ長
8
アドレス
7, 8 ;
MODBUS(ASCII)のとき,7固定です。
MODBUS(RTU),ラダーのとき,8固定です。
1∼99, ただし最大31台まで接続可能
最小応答時間
0∼10 (×10ms.)
0
(DLN)
1
(ADR)
(RP.T)
● 電動バルブ校正関連パラメータ(位置比例形の調節計のみ表示)
パラメータ記号
パラメータ名称
バルブ自動調整
(V.AT)
バルブ位置設定リセット
(V.RS)
バルブ全閉位置セット
設定範囲と解説
初期値
バルブの全閉と全開位置を自動で調整します。
この機能を使った場合,V.RS∼V.Hによる調整を行う
必要はありません。
OFF(0) : −
ON(1) : 自動調整開始
V.RS∼V.Hは,手動でバルブ位置の調整を行います。
V.RS=1を設定すると,バルブ調整値がリセットされ
“V.RS”が点滅します。
バルブ位置を全閉位置にしてSET/ENTキーを押すと,
調整値が記憶されます。
OFF(0)
バルブ位置を全開位置にしてSET/ENTキーを押すと,
調整値が記憶されます。
全開の調整が終了すると,V.Hの点滅が停止します。
5∼300 秒
バルブ動作時間(TR.T)は,バルブ位置を推測して動作させ
るためのパラメータです。
バルブの全閉から全開までの動作時間を設定してください。
動作時間は,接続するバルブの仕様でご確認ください。
バルブ動作時間(TR.T)は,バルブ調整モード(V.MD)を
“1”または“2”に設定したときのみ動作します。
0 : バルブ位置フィードバック型
1 : バルブ位置フィードバック型(フィードバック入
力エラー発生時または断線時に推測型に移行)
2 : バルブ位置推測型
不定
お客様
CD-ROM
設定値
参照先
−
0
−
不定
−
(V.L)
バルブ全開位置セット
(V.H)
バルブ動作時間
(TR.T)
バルブ調整モード
(V.MD)
−
60 秒
−
0
−
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
6.
<6. 機能ブロック図と解説>
6-1
機能ブロック図と解説
ここでは,「一般形」,「加熱冷却形」,「位置比例形」の機能ブロック図を示します。
これらの機能ブロック図の解説は,後述の説明をご覧ください。
なお,「一般形の機能ブロック図」において,UT420では接点入出力がないところがあり
ます。接点入出力の有無を確認のうえ,機能ブロック図をご覧ください。
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
6-2
<6. 機能ブロック図と解説>
■ 一般形の機能ブロック図
測定入力
11 12 13
端子
リモート入力
21 22
端子
通信
23
27
∼ 端子
PV INPUT
RSP
INPUT
RS485
入力種類選択
入力種類選択
単位選択
入力レンジ変換
接点入力
DI3
DI4
DI5
DI6
DI1
DI2
R/L
入力レンジ変換
入力バイアス
目
標
設
定
値
選
択
入力フィルタ
リモート設定フィルタ
補助入力
通信
RMS=RSP
RMS=COM
SPN
比率バイアス演算
リモート
R/L
目標設定値1∼8
ローカル
リモート(ON)/ローカル(OFF)切替
目標設定値勾配機能
手動操作
制御演算部
手動
A/M
プリセット出力
自動
自動(ON)/手動(OFF)切替
出力リミッタ
停止
S/R
24Vセンサ電源
運転
停止(ON)/運転(OFF)切替
15Vセンサ電源
OT
警報機能
伝送出力
制御出力
RET
LPS
OUTPUT1
OUTPUT1
RET/LPS
43 44
端子
16 17
端子
電流または
パルス
1 2 3
端子
リレー
14 15
端子
電流
AL1
AL2
AL3
AL4
警報1 警報2 警報3 警報4
端子記号
パラメータ
機能
アナログ信号
接点信号
計器前面キー
凡例
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
6-3
<6. 機能ブロック図と解説>
■ 加熱冷却形の機能ブロック図
測定入力
11 12 13
端子
リモート入力
21 22
端子
通信
23
27
∼ 端子
PV INPUT
RSP
INPUT
RS485
入力種類選択
入力種類選択
単位選択
入力レンジ変換
接点入力
DI3
DI4
DI5
DI6
DI1
DI2
R/L
入力レンジ変換
入力バイアス
目
標
設
定
値
選
択
入力フィルタ
リモート設定フィルタ
補助入力
通信
RMS=RSP
RMS=COM
SPN
比率バイアス演算
目標設定値1∼8
リモート
ローカル
R/L
リモート(ON)/ローカル(OFF)切替
目標設定値勾配機能
手動操作
制御演算部
手動
A/M
自動
自動(ON)/手動(OFF)切替
加熱/冷却演算
加熱側出力リミッタ
冷却側出力リミッタ
加熱側
プリセット出力
冷却側
プリセット出力
OT
OT
加熱側出力
S/R
15Vセンサ電源
冷却側出力
停止(ON)/運転(OFF)切替
警報機能
伝送出力
RET
OUTPUT1
OUTPUT1
OUTPUT2
OUTPUT2
OUTPUT3
16 17
端子
電流または
パルス
1 2 3
端子
リレー
46 47
端子
電流または
パルス
48 49 50
端子
リレー
14 15
端子
電流
DO1
DO2
DO3
DO4
警報1 警報2 警報3 警報4
端子記号
パラメータ
機能
アナログ信号
接点信号
計器前面キー
凡例
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
6-4
<6. 機能ブロック図と解説>
■ 位置比例形の機能ブロック図
測定入力
11 12 13
端子
リモート入力
21 22
端子
通信
23
27
∼ 端子
PV INPUT
RSP
INPUT
RS485
入力種類選択
入力種類選択
単位選択
入力レンジ変換
接点入力
DI3
DI4
DI5
DI6
DI1
DI2
R/L
入力レンジ変換
入力バイアス
目
標
設
定
値
選
択
入力フィルタ
リモート設定フィルタ
補助入力
通信
RMS=RSP
RMS=COM
SPN
比率バイアス演算
目標設定値1∼8
リモート
ローカル
R/L
手動運転時の操作は,
キーまたは キー
を押している間だけ
リレーがオンします。
リモート(ON)/ローカル(OFF)切替
目標設定値勾配機能
手動操作
制御演算部
出力リミッタ
手動
自動
A/M
自動(ON)/手動(OFF)切替
プリセット出力
停止
運転
S/R
停止(ON)/運転(OFF)切替
信号比較機能
Lリレー
( キー)
24Vセンサ電源
15Vセンサ電源
伝送出力
警報機能
Hリレー
( キー)
RET
FEEDBACK
45 46 47
端子
OUTPUT
48 49 50
端子
LPS
RET/LPS
43 44
端子
14 15
端子
電流
AL1
AL2
AL3
AL4
警報1 警報2 警報3 警報4
リレー出力
フィードバック
入力
正転/逆転信号
M
電動バルブ
バルブ位置
スライド抵抗
端子記号
パラメータ
機能
アナログ信号
接点信号
計器前面キー
凡例
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<6. 機能ブロック図と解説>
6-5
「一般形」の初期状態における機能とパラメータ(工場出荷時)
以下に初期状態における機能とパラメータを記載しています。それぞれのパラメータの解
説については,「5.2 パラメータ一覧表」をご覧ください。
■ 測定入力
測定入力(PV INPUT)は,ユニバーサル入力であり,熱電対,測温抵抗体,直流電圧信号
のいずれかを入力できます。入力に対して,バイアス,一次遅れフィルタなどの演算を行
うことができます。
各機能は,以下のパラメータで設定できます。
セットアップパラメータ
機能
パラメータ
メニュー
入力種類選択
IN
I/O
単位選択
UNI
I/O
測定入力レンジ変換
RHとRL(DP, SH, SL)
I/O
運転パラメータ
機能
パラメータ
メニュー
測定入力バイアス
BS
OP.PA
測定入力フィルタ
FL
OP.PA
■ リモート入力
リモート入力(RSP INPUT)は,直流電圧信号を入力できます。リモート入力に対して,比
率バイアスの演算を行うことができます。
各機能は,以下のパラメータで設定できます。
セットアップパラメータ
機能
パラメータ
メニュー
入力種類選択
RSP
I/O
リモート入力レンジ選択
RSHとRSL
I/O
注: リモート入力は,通信経由でも取り込むことができます。
詳しくは,GREENシリーズ通信機能説明書(IM 05G01B02-01)をご覧ください。
運転パラメータ
機能
パラメータ
メニュー
リモート設定フィルタ
RFL
OP.PA
比率バイアス演算
RTとRBS
OP.PA
リモート/ローカル選択
R/L
OP.PA
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<6. 機能ブロック図と解説>
6-6
■ 接点入力
DI1(接点入力1)で,自動(ON)/手動(OFF)切替えが行えます。手動にすると制御出力値を
キーまたは
キーで操作できます。
DI2(接点入力2)で,運転(OFF)/停止(ON)切替えが行えます。運転停止にすると,あらか
じめ設定した固定出力値(プリセット出力値)が出力されます。測定入力や警報機能は継続
して動作します。
DI3(接点入力3)からDI6(接点入力6)で,目標設定値の切替えが行えます。接点入力4点のオ
ンオフの組合わせで目標設定値を切替えることができます。
接点入力
選択する目標設定値番号(SPN)
1
2
3
4
5
6
7
8
DI3
ON
OFF
ON
OFF
ON
OFF
ON
OFF
DI4
OFF
ON
ON
OFF
OFF
ON
ON
OFF
DI5
OFF
OFF
OFF
ON
ON
ON
ON
OFF
DI6
OFF
OFF
OFF
OFF
OFF
OFF
OFF
ON
全てOFFにした
場合は,直前の
目標設定値を使
用します。
例えば,目標設定値1を目標設定値2に切替える場合,接点入力4(DI4)のみをONします。また,目標設定値3
を選択する場合は,接点入力3(DI3)と接点入力4(DI4)をONします。
R/L(リモート/ローカル切替接点入力)で,リモート(ON)/ローカル(OFF)切替えが行えま
す。外部からの目標設定値としてリモート入力(INPUT3)から取り込むことができます。
■ 目標設定値とPID
目標設定値は,最大8つまで使用できます。目標設定値を切替えるには,キー操作による
切替えまたは接点入力による切替えで行えます。接点入力による切替えは,「■ 接点入
力」をご覧ください。
運転パラメータ
機能
パラメータ
メニュー
目標設定値番号選択
SPN
OP.PA
目標設定値1∼8
n.SP
OP.PA
比例帯(P)
n.P
OP.PA
積分時間(I)
n.I
OP.PA
微分時間(D)
n.D
OP.PA
冷却側比例帯(Pc)
n.Pc
OP.PA
冷却側積分時間(Ic)
n.Ic
OP.PA
冷却側微分時間(Dc)
n.Dc
OP.PA
注: パラメータn.SP,n.P,n.I,n.D,n.Pc,n.Ic,n.Dc(n=1∼8)は目標設定値番号(SPN)で選択した番号と同
じです。
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<6. 機能ブロック図と解説>
6-7
目標設定値の急変を勾配設定で防ぐことができます。勾配時間単位(1時間または1分間)あ
たりに,設定値上昇勾配(UPR)または設定値下降勾配(DNR)で設定した値で変化させるこ
とができます。
セットアップパラメータ
機能
勾配時間単位
パラメータ
TMU
メニュー
SP
運転パラメータ
機能
目標設定値勾配設定
パラメータ
UPRとDNR
メニュー
OP.PA
■ 制御出力
制御出力(OUTPUT1)は,電流出力,電圧パルス出力,リレー接点出力信号から選択しま
す。加熱冷却制御時,冷却側制御出力はOUTPUT2です。
キー操作または接点入力で運転停止にしたとき,固定出力値(プリセット出力値)が出力さ
れます。手動操作より優先されます。
各機能は,以下のパラメータで設定できます。
セットアップパラメータ
機能
パラメータ
制御出力種類選択
OT
制御出力サイクルタイム
CT
メニュー
I/O
I/O
冷却側制御出力サイクルタイム CTc
I/O
運転パラメータ
機能
パラメータ
メニュー
プリセット出力
n.PO
OP.PA
出力リミッタ
n.OLとn.OH
OP.PA
冷却側プリセット出力
n.Oc
OP.PA
注: パラメータn.PO,n.Oc,n.OL,n.OH(n=1∼8)は目標設定値番号(SPN)で選択した番号と同じです。
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<目次>
<6. 機能ブロック図と解説>
6-8
■ 接点出力
DO1(接点出力1)に,警報1が出力されます。
DO2(接点出力2)に,警報2が出力されます。
DO3(接点出力3)に,警報3が出力されます。
DO4(接点出力4)に,警報4が出力されます。
セットアップパラメータ
機能
パラメータ
メニュー
警報1種類
AL1
ALM
警報2種類
AL2
ALM
警報3種類
AL3
ALM
警報4種類
AL4
ALM
運転パラメータ
機能
パラメータ
メニュー
警報1設定値
A1
OP.PA
警報2設定値
A2
OP.PA
警報3設定値
A3
OP.PA
警報4設定値
A4
OP.PA
■ 伝送出力
伝送出力(RET/LPS)は,測定入力値,目標設定値,制御出力値のいずれかを出力できます。
各機能は,以下のパラメータで設定できます。
セットアップパラメータ
機能
パラメータ
メニュー
伝送出力種類選択
RET
RET
伝送出力スケール
RTHとRTL
RET
■ 15VDCセンサ用電源
15VDCセンサ用電源(OUTPUT3)は,伝送出力と同じ端子を使用します。伝送出力を使用
する場合は,15VDCセンサ用電源は使用できません。15VDCセンサ用電源を使用するに
は,伝送出力種類選択パラメータRETを“4”に設定します。
各機能は,以下のパラメータで設定できます。
セットアップパラメータ
機能
伝送出力種類選択
パラメータ
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IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
<はじめに> <目次>
i
ユーザーズマニュアル 改訂情報
資料名称
: UT450/UT420 ディジタル指示調節計 ユーザーズマニュアル
資料番号
: IM 05D01C12-41
2000年3月/初版
新規発行
2002年9月/2版
誤記訂正による改訂
2004年6月/3版
社名ロゴ変更による改訂
2006年5月/4版
安全規格表記変更による改訂
著作者
横河電機株式会社
発行者
横河電機株式会社
〒 180-8750 東京都武蔵野市中町 2-9-32
IM 05D01C12-41 4th Edition : 2006.05.31-00
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