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「よんでたしかめよう」PDF
国語 1 年上 うみの かくれんぼ よんでたしかめよう 第2次 ② うみのいきもの「カード」をつくろう 「問い」と「答え」の形式を理解し, 「はまぐり」の文章から「どのようにかくれているか」を読み取る。 B C ● 学習のねらい ● ◎ 文章の内容と自分の経験を結び付けながら読み,思ったことや考えたことを発表することができる。 ○ 文の中における主語と述語との関係に注意して文章を書くことができる。 ● 学習の流れ(全 8 時間) 第1次 (1 時間) 第2次 (4 時間) 題名読みから, 学習課題をつかむ。 ①「うみの かくれんぼ」の題名と挿絵から, 自分の経験をもとにうみにはどんなかくれんぼがあるのか話し合い, 読みの視点をもつ。 「いきものカード」作りの計画を立て, 「なにが」 「どのようにかくれているか」を確かめながら読む。 A ① 話の全体をつかむために, どこからどこまでがまとまりかを読む。● B● C ②「問い」と「答え」の形式を理解し, 「はまぐり」の文章から「どのようにかくれているか」を読み取る。● ③「たこ」 「かに」のそれぞれの「どのようにかくれているか」の答えを読み取る。 ④ 厚めの画用紙の表に,教材の3つの中から1つ生き物を選んで絵を描き,裏に「かくれかた」を書き, D カード作りをする。● 第3次 (3 時間) ▼ ▼ 海で生き物探しをした経験を思い出したり, 図鑑を参考にしたりして, 生き物の「かくれんぼカード作り」をする。 ① 生活科の学習も活用し, カード作りを楽しむ。 ② 友だちとカードを読み合い, 交流する。 はまぐりって, はやいんだね! 児童の反応 り」をつかって「問い」に対する「答え」を見つけさせる。その際 答えの部分の「はまぐりの大きくて強いあし」は,どこをさすの か?」を挿絵で確認したり, 「すばやく」とはどのくらいの速さなのか C )を見たりして,感じたことをどんどん言語化させていった。 動画(● めの体の特徴・かくれ方の順序に気を付けさせながら, 「はまぐ にスクロール機能を使うと,115 ページと116 ページを並列し B )。 て見せることができる(● 「問い」を赤枠で, 「答え」を青枠で 示すことにより,視覚的にも理解をさせることができる。 第2次 ④ はまぐりを食べたことのある児童も,そのあしを使ったすばやいかく れ方に驚きを見せていた。 厚めの画用紙の表に,教材の3つの中から1つ生き物を選んで絵を描き, 裏に「かくれかた」を書き, カード作りをする。 前時までに「はまぐり」 「たこ」 「かに」の説明部分が同じ順序で繰り返されて D プとして,教科書で学んだことを活かしながら,書く活動を行った。 話の全体をつかむために, どこからどこまでがまとまりかを読む。 まず挿絵をヒントに,教科書の下の部分に生き物別に横に線 A 「くちばし」で, 「問い」と「答え」という説明文の基本的な形式 を学習している。本教材においても,かくれる場所・ かくれるた いることに気づかせている。 そこで, 第3次のカード作りに入る前に, ミニステッ ●「国語デジタル教科書」活用の具体例 第2次 ① ワーク・資料タブ : 「はまぐり」 (動画) 教科書タブ : 書き込みツール(直線・図形) を入れる。次に,3文から成っていることが分かるように,色分け A )。 で示す。中•高学年でいうと,横線は形式段落の扱いである (● 色分けすることで,形式段落がいくつかの意味段落でできている ことを視覚的に理解させることができる。 児童の反応 児童は, これまでの学習で, 「生き物」 「かくれる場所」 「体の特徴」 「かくれ方」 をワークシートでまとめている。今度は,そのワークシートをもとに, 「体の特 徴」や「かくれ方」を文章にする。図鑑を参考にカード作りのキーワードを書き 抜いたものを文章化する第3次の活動の練習である。 生き物ごとの 2 文目3 文目は文末表現がみな違っているので, 「はまぐり」 を指定して活動を行った。その際,デジタル教科書の書き込みツールで,キー D )をプリントアウトし配布した。 ワードを隠したもの(● 3つの文でできているね! 教科書タブ : 書き込みツール(図形) , ふせん 児童は「。」 (句点)を手がかりに,いくつの文章で成り立っている か探すことができる。児童の教科書の文章を色分けすることができ ないので,数字を書き込ませた。どのまとまりも3文で成っているこ とを見つけた児童を大いにほめた。 教科書タブ : 書き込みツール(直線) 国語デジタル教科書 を活用した感想 20 実践事例 ● 1 年上「うみの かくれんぼ」 ▶ 第 1・2 学年における読むことの目標は, 「書かれている事柄の順序や場面の様子などに気づいたり, 想像を広げたり しながら読む能力を身に付けさせるとともに,楽しんで読書しようとする態度を育てる」である。本教材は,問いに対し はまぐり・たこ・かにの3 種類の海の生き物についての答えが並記された構成であり,事柄の順序が分かりやすく説明 されている。そこで発見した読み取りの視点を生かして,自分の好きな生き物のかくれんぼカードを言語化することを 楽しませたい。 実践事例 ● 1 年上「うみの かくれんぼ」 21