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噴火シナリオ修正(PDF:614KB)
白山の噴火シナリオ(影響範囲)の修正について ・国土交通省がより詳細な地形データに基づきシミュレーション(白山と同様の安山岩質の浅間山等を参考)を行ったが、気象庁が行ったシミュレーションと影響範囲に大きな変更はなかった。 噴火発生時に想定される現象 水蒸気噴火 噴石飛散 マグマの熱で地下水が水蒸気となって圧力が急速に上昇し、火口付近の岩石が 砕け飛散 火口から噴出したマグマが空中で冷え岩石となって飛散 噴石飛散 火砕流 高温の火山灰や岩塊、空気や水蒸気が一体となって急速に山腹を流下する現象 → 爆発的な噴火に伴って発生 高温の火山灰や岩塊、空気や水蒸気が一体となって急速に山腹を流下する現象 → 溶岩ドームが形成され、溶岩ドーム崩壊による発生 マグマが火口から噴出して高温の液体のまま地表を流れ下るもの マグマ噴火 溶岩流 融雪型火山泥流 積雪期に噴火に伴う火砕流の熱によって斜面の雪が融け、大量の水が発生し、 周辺の土砂や岩石を巻き込みながら高速で流下する現象 現行シナリオにおける影響範囲 (H25.11.27決定) 山頂から約3km (居住地域への影響なし) 山頂から約5km (居住地域への影響なし) 修正シナリオにおける影響範囲 想定火口域から約2km (居住地域への影響なし) 想定火口域から約4km (居住地域への影響なし) 山頂から約7km (居住地域への影響なし) 山頂から約7km (居住地域への影響なし) 山頂から約14km 想定火口域から約7km (居住地域への影響なし) 山頂から約7km (居住地域への影響なし) 想定火口域から約13km (参考)相当する 噴火警戒レベル レベル2 レベル3 レベル3(拡大) レベル4 レベル5 【融雪型火山泥流が到達する居住地域】 【融雪型火山泥流が到達する居住地域】 ・石川県側:白峰地区、尾添地区 ・石川県側:白峰地区 ・岐阜県側:平瀬地区 ・岐阜県側:平瀬地区、長瀬地区(稗田除く)、保木脇地区 ※警戒が必要な範囲の起点については、他火山の事例を踏まえ、「山頂から」という表現を「想定火口域から」という表現に変更 → 数値上は1km減となっているが、実質の到達距離は概ね変更なし ※溶岩流については、文献からの記録により影響範囲を「山頂から概ね7km」設定しているため、現行のシナリオから変更なし 修正前 気象庁シミュレーション 修正後 尾添 14km 国交省シミュレーション 13km 7km 7km 保木脇 4km 5km 2km 平瀬 3km 平瀬 室堂ビジターセンター 白峰 長瀬 室堂ビジターセンター 白峰 白水湖畔ロッジ 白水湖畔ロッジ 福井県 南竜山荘 南竜山荘 石川県 石川県 別当出合登山センター 別当出合登山センター 市ノ瀬ビジターセンター 市ノ瀬ビジターセンター 岐阜県 岐阜県 福井県 福井県 凡例 :火砕流 :居住地域 凡例 :火砕流 :居住地域 :融雪型火山泥流 :融雪型火山泥流 :噴石 :噴石 :想定火口形成領域 :県境 :県境 :火砕サージ(火砕流の周辺に発生する低密度の火砕物及び火山ガスの流れ)