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模擬試験Ⅰ 解答・解説
一種外務員 資格試験 模擬試験Ⅰ 解答・解説 問14 × 累積投資契約や常任代理人契約に基づく有価証券の寄託等の場合 は、保護預り契約は不要です。 問15 × 協会員は顧客から株券オプション取引を受託する場合に、金融商品 〔金融商品取引法〕 問1 × 自己の職務上の地位を利用して知り得た情報に基づく取引等は、投 機的利益を得る目的がなくても禁止されています。 問2 × 新株予約権付社債や新株予約権証券も対象となります。 取引所が株券オプション取引にかかる建玉に関して注意喚起を行っ ている銘柄、委託証拠金率の引き上げを行っている銘柄等について も、当該顧客に対しこれらの措置等について説明しなければなりま せん。 問3 ○ 記述のとおりです。 問4 × 国債証券の他にも、地方債証券、金融債および政府保証債が適用を 除外されています。 問5 × 金融商品取引業者がその銘柄を保有しているかどうかにかかわらず 禁止されています。 〔取引所定款・諸規則〕 問16 × 発行日決済取引の委託保証金は、売買成立の日から起算して3営業 日目の日の正午までに差入れなければなりません。 問17 ○ 記述のとおりです。 問18 × 株式の売買において、顧客が所定の時限までに買付代金を支払わな 〔投資信託および投資法人に関する法律〕 問6 × 委託者指図型投資信託は、委託者と受託者との間で信託契約を締結 します。 い場合は、金融商品取引業者は任意にその顧客の計算により買付株 券を転売することができます。 問19 × 原則として円貨で行うことが前提になっていますが、受託取引参加 問7 × 受託した信託財産の名義人は、受託者(信託会社等)です。 者が同意した場合は、顧客が指定する外貨によって行うことができ 問8 ○ 記述のとおりです。投資信託委託会社の主な業務について確認して るため、すべて円貨とは限りません。 おきましょう。 問20 ○ 記述のとおりです。 問9 ○ 記述のとおりです。通常、投資信託約款は目論見書と一体化されて います。 問10 × 監督役員の数は、執行役員の数に1を加えた数以上でなければなり ません。 〔株式業務〕 問21 × 金融商品取引業者は、取引所金融商品市場で行う自己の計算による 売付け、顧客から受託する売付けが空売りに該当する場合、取引所 に報告しなければなりません。 〔協会定款・諸規則〕 問11 × 協会員は、いかなる名義を用いているかを問わず、自己の従業員ま 問22 ○ 記述のとおりです。株式ミニ投資および株式累積投資については認 められています。 たは他の従業員から信用取引、有価証券関連デリバティブ取引等の 問23 ○ 記述のとおりです。 注文を受けることはできません。ただし、ストック・オプション等 問24 × VWAPターゲット取引・VWAPギャランティー取引の事前ヘッジ については例外として認められています。 問12 ○ 記述のとおりです。 による売付け等は、空売りの価格規制の適用除外です。 問25 ○ 記述のとおりです。 問13 × 協会員は、顧客から保護預り口座設定申込書の提出を受け、保護預 り口座を開設した場合には、その旨を顧客に通知しなければなりま せん。 〔債券業務〕 問26 ○ 記述のとおりです。 問27 × 設問は、政府短期証券(FB)についての記述です。短期国債(TB) 問42 × 短期前払費用は、その他の流動資産に分類されます。 も政府短期証券と同様に、法人保有のみに限定され、割引方式で発 問43 ○ 記述のとおりです。 行されますが、国債の償還の平準化と円滑な借換えが発行の目的で 問44 × 固定資産売却益は、特別利益に分類されます。 す。 問45 × 損益分岐点比率が100%を上回れば損失となり、100%を下回れば利 問28 ○ 記述のとおりです。 益が生じます。 問29 × 上場会社が発行した上場転換社債型新株予約権付社債についても、 取引所外取引を行うことができます。 問30 × マイナス乖離の場合は、転換社債ではなく株式に転換して売却した 〔証券税制〕 問46 ○ 記述のとおりです。金融類似商品として20%の税率により源泉分離 方が有利です。 課税されます。 問47 × 株価指数連動型上場投資信託(ETF)も含みます。 〔投資信託および投資法人に関する業務〕 問48 × 決済した日の属する年分の所得となるため、設問の場合は翌年分の 問31 × スポット投資信託は、 追加型投資信託ではなく単位型投資信託です。 問32 × 東証株価指数連動型上場投資信託は、一定口数以上の受益証券とそ れに相当する投資信託財産中の現物株式とを交換することができま 所得となります。 問49 ○ 記述のとおりです。 問50 ○ 記述のとおりです。一定の要件には、 「新株予約権の権利行使は、 す。 付与決議の日後2年を経過した日から10年を経過する日までに行わ 問33 × 先物やオプション等の有価証券関連デリバティブ取引についても運 れなければならない」 「新株予約権については、 譲渡してはならない」 用対象とすることができます。 「新株予約権等の年間の権利行使価額が1,200万円を超えないこと」 問34 × 委託者非指図型投資信託においては、証券投資信託の設定は認めら などがあります。 れていません。 問35 ○ 記述のとおりです。 〔金融商品取引法〕 問51 5 〔株式会社法概論〕 問36 × 株式無償割当を行う場合、会社が保有する自己株式には割り当てら れません。 1 ○ 記述のとおりです。 2 ○ 記述のとおりです。 3 ○ 記述のとおりです。 問37 × このような株式を優先株といいます。 4 ○ 記述のとおりです。 問38 ○ 記述のとおりです。これを株主有限責任の原則といいます。 5 × このような行為(信用取引の自己向かい)は一切禁止されています。 問39 ○ 記述のとおりです。 問40 × 株式会社には、取締役が最低1人は必要です。なお、取締役会設置 会社については取締役が3人以上必要です。 〔協会定款・諸規則〕 問52 5 1 × 顧客から有価証券の名義書換等の手続きの依頼を受けた場合におい 〔財務諸表と企業分析〕 問41 ○ 記述のとおりです。総資本回転期間は、総資本回転率の逆数になる ため、12ヵ月÷1.05回により求めます。 て、 所属する協会員を通じないでその手続きを行ってはなりません。 また、顧客の名義書換について自己の名義を使用させることはでき ません。 2 × 金融商品取引所が信用取引残高の日々公表銘柄に指定した銘柄につ 3 × 貸株超過銘柄の不足する株数を他から調達したときの品貸料を一般 いて、勧誘を自粛する必要はありませんが、その措置が行われてい に逆日歩といいます。品貸料は売り顧客から徴収し、買い顧客に支 る旨およびその内容を説明しなければなりません。 払います。 3 × 契約締結時交付書面は、原則として当該顧客の住所、事務所の所在 地または当該顧客が指定した交付場所に郵送により行うこととされ ています。 4 × 協会員は顧客に販売した外国投資信託証券が選別基準に適合しない 4 ○ 記述のとおりです。金利および信用取引貸株は両端入で計算されま す。 5 ○ 記述のとおりです。貸借銘柄は、金融商品取引所が制度信用銘柄の 中から選定します。 こととなった場合においても、顧客からの払戻しの取次ぎまたは解 約の取次ぎの注文があったとときは、これに応じなければなりませ 問55 2、5 ん。 維持するために必要な保証金額=約定価額×20% 5 ○ 記述のとおりです。信用の自動的な供与を行い、登録金融機関金融 商品仲介行為を行うことは禁止されています。 = (700円×4,000株) ×20% =560,000円 受入委託保証金残額が560,000円を下回ると追加保証金を徴収しな 〔株式業務〕 ければなりません。 問53 4 1 × 顧客から売買を受託した場合、注文伝票を作成しなければなりませ ん。 2 × 設問は株式累積投資についての記述です。株式ミニ投資とは、金融 1 × 受入委託保証金残額=受入委託保証金-評価損 = { (1,250円×80%) ×2,000株} - { (700円-350円) ×4,000株} =2,000,000円-1,400,000円 商品取引所の定める1売買単位の10分の1単位で行う取引をいいま =600,000円 す。 受入委託保証金残額600,000円 > 560,000円 となり、追加保証 3 × 契約締結時交付書面の交付方法について顧客から特に申し出があっ 金は不要です。 た場合は、所定の様式による念書を徴取することで、情報通信技術 2 ○ 受入委託保証金残額=受入委託保証金-評価損 を利用する方法により提供することができます。 = { (1,080円×80%) ×2,000株} - { (700円-400円) ×4,000株} 4 ○ 記述のとおりです。DVP決済は、金融商品取引所における金融商 品取引業者間の決済について導入されています。 5 × 私設取引システム(PTS)を開設するには、内閣総理大臣の認可を 受ける必要があります。 =1,728,000円-1,200,000円 =528,000円 受入委託保証金残額528,000円 < 560,000円 となり、追加保証 金が必要です。 3 × 受入委託保証金残額=受入委託保証金-評価損 問54 2、3 = { (910円×80%) ×2,000株} - { (700円-480円) ×4,000株} 1 ○ 記述のとおりです。 顧客から信用取引である旨の指示がない注文は、 =1,456,000円-880,000円 信用取引によることができません。 2 × 信用取引貸株料は、株式の借入に伴う費用として売り方が金融商品 取引業者に支払うものです。 =576,000円 受入委託保証金残額576,000円 > 560,000円 となり、追加保証 金は不要です。 4 × 受入委託保証金残額=受入委託保証金-評価損 =1,038,500円 = { (800円×80%) ×2,000株} - { (700円-525円)×4,000株} =1,280,000円-700,000円 =580,000円 〔投資信託および投資法人に関する業務〕 問58 4 受入委託保証金残額580,000円 > 560,000円 となり、追加保証 1 ○ 記述のとおりです。 金は不要です。 2 ○ 記述のとおりです。 5 ○ 受入委託保証金残額=受入委託保証金-評価損 3 ○ 記述のとおりです。 = { (690円×80%)×2,000株} - { (700円-550円)×4,000株} 4 × MMFと中期国債ファンドは、買付日から30日未満の解約について =1,104,000円-600,000円 は信託財産留保額が控除されますが、MRFは常時解約手数料なし =504,000円 での解約が可能です。 受入委託保証金残額504,000円 < 560,000円 となり、追加保証 5 ○ 記述のとおりです。 金が必要です。 〔株式会社法概論〕 〔債券業務〕 問59 1、3 問56 3 最終利回り= 1 × A社がB社の株式の議決権総数の4分の1以上保有している場合に 利率+ 償還価格 (100) −購入価格 残存期間 ×100 購入価格 100−99 1.8+ 6 ×100 = 99 =1.986% は、B社が保有するA社株式には議決権がありません。 2 ○ 記述のとおりです。 3 × 公開会社では、議決権制限株式は、発行済み株式総数の2分の1を 超えてはなりません。 4 ○ 記述のとおりです。 5 ○ 記述のとおりです。 〔経済・金融・財政の常識〕 問57 3 問60 4 購入時の受渡代金 1 × 定期預金は、M2に含まれます。M1は、現金通貨や普通預金、当座 単価 =額面金額× 100円 + (委託手数料+消費税)+経過利子 2 × 労働生産性は、 生産量を就業者数と労働時間の積で除して求めます。 委託手数料= 100万円 100円 ×0.2円 =2,000円 預金です。 3 × 売りオペとは、日本銀行が市場で債券等を売付け、市場から資金の 吸収を行うことにより、短期金利に影響を与える政策をいいます。 4 ○ 記述のとおりです。設問の「垂直的公平」と、所得が等しいなら税 消費税=2,000円×5%=100円 負担も等しくなければならないという考え方の「水平的公平」があ 103円 よって、100万円× 100円 + (2,000円+100円)+6,400円 ります。 5 × 資本収支は、投資収支、その他資本収支(資本移転やその他資産) を合計して求めます。 業日目の日に行うこととされています。 3 × 日経平均株価先物取引の取引単位は、日経平均株価の数値の1,000 〔財務諸表と企業分析〕 円を乗じて得た金額です。 問61 1、5 4 ○ 記述のとおりです。 1 × 自己資本利益率=当期純利益÷自己資本 (前期・当期の平均)×100 5 ○ 記述のとおりです。 =700百万円÷ { (5,700百万円+6,200百万円)÷2}×100 =11.76% 2 ○ 記述のとおりです。流動比率=流動資産÷流動負債 問64 1、5 1 × 中期国債先物取引の標準物は年利率3%、償還期限5年とされてい 3 ○ 記述のとおりです。固定長期適合率=固定資産÷(純資産+固定負 債) ×100 ます。 2 ○ 記述のとおりです。 4 ○ 記述のとおりです。売上高経常利益率=経常利益÷売上高×100 3 ○ 記述のとおりです。 5 × 総資本回転率=売上高÷総資本 (前期・当期の平均) 4 ○ 記述のとおりです。 =24,000百万円÷ { (16,400百万円+17,400百万円)÷2} 5 × 各限月の第2金曜日の前営業日です。 =1.42回 問65 2 〔証券税制〕 問62 2 売買損益: (12,300円-11,840円)×1,000×5=2,300,000円 税込手数料: (43,260円+37,840円)×1.05=85,155円 平成19年11月に譲渡した株式の取得価格は、総平均法に準ずる方法によ 取引の損益:2,300,000円-85,155円=2,214,845円 り計算します。これにより、譲渡までの取得価格は、(1,860円×5,000株 よって 2,214,845円の利益 +2,040円×2,000株+2,100円×3,000株)÷10,000株=1,968円となります。 譲渡所得は(2,500円-1,968円)×10,000株=5,320,000円となり、平成19 年中の株式等の譲渡所得に対する税率は10%であるから、所得税および住 民税の税額は、5,320,000円×10%=532,000円となります。 なお、譲渡した後の平成19年12月の買いは、平成19年11月に譲渡した株 式の取得価格の計算には含めません。 〔先物取引〕 問63 4、5 1 × TOPIX先物取引は、日経平均株価先物取引、日経株価指数300先物 取引と同様に、先物取引の一時中断措置(サーキット・ブレーカー 制度)が採用されています。 2 × 日経平均株価先物取引、日経株価指数300先物取引、TOPIX先物取 引ともに、未決済建玉の最終決済は、取引最終日から起算して3営 問66 5 1 × (104.40円-104.10円) × 1,000,000,000円 =3,000,000円 100 2 × 現物: (104.40円-104.10円) × 先物: (98.30円-98.70円) × 1,000,000,000円 =3,000,000円 100 1,000,000,000円 =▲4,000,000円 100 差引き 3,000,000円-4,000,000円=▲1,000,000円 3 × 現物: (101.60円-104.10円) × 先物: (98.30円-94.20円) × 1,000,000,000円 =▲25,000,000円 100 1,000,000,000円 =41,000,000円 100 差引き 41,000,000円-25,000,000円=16,000,000円 4 × 現物: (104.40円-104.10円) × 先物: (94.20円-98.70円) × 1,000,000,000円 =▲45,000,000円 100 差引き 3,000,000円-45,000,000円=▲42,000,000円 5 ○ 現物: (104.40円-104.10円) × 先物: (98.70円-94.20円) × で、市場価格がやや上昇すると予想されるときにとる戦略です。 1,000,000,000円 =3,000,000円 100 1,000,000,000円 =3,000,000円 100 1,000,000,000円 =45,000,000円 100 差引き:3,000,000円+45,000,000円=48,000,000円 問70 2 【SQが1,550ポイントになった場合】 コールの買い:{ (1,550−1,550) −70}×10,000×10=▲7,000,000円 コールの売り:{55−(1,600−1,550) }×10,000×10=500,000円 損益合計:▲7,000,000+500,000=▲6,500,000円 よって 6,500,000円の損失 【SQが1,600ポイントになった場合】 コールの買い:{ (1,600−1,550)−70}×10,000×10=▲2,000,000円 〔オプション取引〕 コールの売り:{55−(1,600−1,600) }×10,000×10=5,500,000円 問67 1 損益合計:▲2,000,000+5,500,000=3,500,000円 1 × 東証株価指数オプション取引の売買単位は、東証株価指数に1万円 よって 3,500,000円の利益 を乗じて得た額です。 2 ○ 記述のとおりです。 3 ○ 記述のとおりです。 4 ○ 記述のとおりです。 5 ○ 記述のとおりです。 問68 3 イ.コール・オプションでは行使価格が低いものほどプレミアムは高くな り、プット・オプションでは行使価格が低いものほどプレミアムは低 くなります。 ロ.記述のとおりです。 ハ.記述のとおりです。 問69 2 イ.記述のとおりです。 ロ.ストラドルの買いは、市場価格が大きく変動すると予想されるときに とる戦略です。 ハ.記述のとおりです。バーティカル・ブル・コール・スプレッドは、行 使価格の高いコールを売り、行使価格の低いコールを買うポジション