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世A 315 現代の世界史 改訂版 (PDF:137KB)
編 修 趣 意 書 ( 教 育 基本 法 と の 対 照表 ) 受理番号 学 校 27-156 高等学校 発行者の 教科書の 番号・略称 記号・番号 81 山川 世A 教 科 種 目 学 世界史 A 地理歴史科 教 315 科 年 1 ~ 3 学年 書 現代の世界史 名 改訂版 1.編修の趣旨及び留意点 (1)編 修 に あ た っ て は 、 近 現 代 史 を 中 心 と す る 世 界 の 歴 史 を 、 諸 資 料 に 基 づ き 、 地 理 的 条 件 や 日 本の歴史と関連づけながら理解できるように配慮した。 (2)現 代 の 諸 課 題 を 歴 史 的 観 点 か ら 考 察 さ せ る こ と に よ っ て 、 世 界 史 の 基 礎 的 知 識 に 基 づ い て 歴 史的思考力を培い、国際社会に主体的に生きる日本人としての自覚と資質を養うことができ るように留意した。 (3)標 準 単 位 2 単 位 で 16 世 紀 以 降 の 近 現 代 史 を 中 心 に 学 習 す る と の 世 界 史 A の 趣 旨 に 従 い 、 16 世紀以前については、諸文明の特質と交流を簡潔に叙述し、近現代史においても、歴史の大 きな流れが理解できるように配慮した。 (4)各 時 代 に お け る 日 本 の 扱 い を 充 実 し 、 全 体 を 通 じ て 、 ア ジ ア の な か の 日 本 、 世 界 の な か の 日 本という視点を意識できるよう留意した。 (5)種 々 の コ ラ ム を 設 け 、 世 界 史 上 重 要 な 概 念 を 的 確 に 理 解 し 、 か つ 歴 史 上 の 事 象 と 今 日 の 社 会 との繫がりを認識できるよう工夫した。 2.編修の基本方針 (1)平 成 21 年 3 月 改 訂 の 高 等 学 校 学 習 指 導 要 領 「 世 界 史 A 」 の 目 標 ・ 内 容 ・ 内 容 の 取 り 扱 い の 趣 旨に従い、かつ学習上の便宜を考慮して独自の構成をも加味し、本書を作成した。 (2)冒 頭 の 「 世 界 史 へ の い ざ な い 」 に つ い て は 、 中 学 校 社 会 科 と の 連 続 性 に 配 慮 し 、 日 本 の 歴 史 と世界の歴史とのつながり、自然との関わりを、身近な素材から理解できるよう工夫した。 (3)前 半 の 第 Ⅰ 部 に つ い て は 、 世 界 の 一 体 化 の 過 程 を 歴 史 的 に 理 解 で き る よ う 、 後 半 の 第 Ⅱ 部 に ついては、現代の人類が直面する課題を政治・経済・社会・文化等さまざまな観点から考察 できるように編修した。 (4)主 題 学 習 に つ い て は 、「 持 続 可 能 な 社 会 へ の 展 望 」 を 自 身 の 切 実 な 課 題 と し て 、 生 徒 が 興 味 をもって主体的に学習に取り組めるように工夫した。 3.対照表 図書の構成・内容 特に意を用いた点や特色 該当箇所 世界 史を 学ぶみ なさ んへ * 冒 頭 に 「 世 界 史 を 学 ぶ み な さ ん へ 」 を 設 表見返 し裏 本書 の構 成 け 、 世 界 史 を 学 ぶ 意 義 を わ か り や す く 説 明 2 ~ 5 ペ ージ 世界 史へ のいざ ない すると とも に、続 く「 世界史 への いざ ない」 ① 日本 列島の なか の世 界の歴 史 世界 史へ のいざ ない ② 地理 的環境 と歴 史・ 文化 で、身近な事象を取り上げて世界史への興 味を引き出し、世界史学習への導入とした (第 1 号)。 * 「 世 界 史 へ の い ざ な い 」 で 、 日 本 独 自 の 2 ~ 5 ペ ージ 伝統と世界の歴史との繫がりを自覚的に学 習でき るよ う配 慮した (第 5 号)。 序章 人 類の歴 史の 始ま り *「序章 人 類 の 歴 史 の 始 ま り 」 を 設 け 、 8 ペー ジ 第Ⅰ 部 一体化 する 世界 先史時代の人類に関する知識を身につけら 第1章 諸地 域世 界の 特質 れるよ う、 配慮 した( 第1 号)。 1 東ア ジア 世界 2 南ア ジア ・東 南アジ ア世 界 * 世 界 史 学 習 に お け る 地 理 的 条 件 と の 関 連 10 ペ ージ 2 行目 ~ 11 3 西ア ジア 世界 を は か る こ と の 重 要 性 に 着 目 し て 、 各 地 域 ページ 9 行 目、 15 ペ ー 4 ヨー ロッ パ世 界 の 風 土 を 、「 東 ア ジ ア の 風 土 と 人 々 」「 南 ア ジ 10 行 目~ 16 ペー ジ 3 5 陸と 海の 交流 ジアの 風土 と人 々」 「 西 アジア の風 土と 人々」 行目、18 ペ ージ 21 ~ 32 第2章 アジ ア諸 国の 繁栄 「 ヨ ー ロ ッ パ の 風 土 と 人 々 」 で そ れ ぞ れ 簡 行目、 25 ペ ージ 2 行 目 1 モン ゴル 帝国 の形成 と解 体 2 東ア ジア ・東 南アジ ア諸 地域 の変動 と再 編 3 近世 の日 本と 世界 * 日 本 の 歴 史 に 関 す る 叙 述 を 設 け 、 日 本 独 13 ペ ージ 7 ~ 22 行目 、 4 イス ラー ム世 界の再 編成 自 の 伝 統 と 世 界 の 歴 史 と の 繫 が り を 自 覚 的 46 ペ ージ 4 行目 ~ 48 第3章 世界 の一 体化 とヨー ロッ パ 潔に述 べた (第 1 号)。 に学習 でき るよ う配慮 した (第 5 号)。 ~ 26 ペー ジ 8 行 目 ペー ジ 7 行 目 、 115 ペ 1 大航 海と 世界 の一体 化の 始ま り ー ジ 1 行 目 ~ 118 ペ ー 2 16 世紀 の西ヨ ーロ ッパ ジ 20 行目 3 17 ~ 18 世 紀の 西ヨ ーロッ パ 4 16 ~ 18 世 紀の 東ヨ ーロッ パ * 各 所 に コ ラ ム 「 現 在 へ つ な が る 歴 史 」 を 22、 65、 101、 112、 116 5 西欧 を中 心と する世 界の 一体 化 設 け 、 現 代 の 社 会 の 成 り 立 ち を 学 ぶ こ と に ページ 第4章 近代 の欧 米社 会 よって、いかにして今日の社会の価値観や 1 イギ リス 産業 革命 規範が形成されてきたかを認識し、各自が 2 アメ リカ 独立 革命 自覚的に社会へ参加する意識を養うよう配 3 フラ ンス 革命 慮した (第 3 号)。 4 反動 と改 革 5 ナシ ョナ リズ ムの時 代 * 各 所 に 「 ク ロ ー ズ ア ッ プ 技 術 」 の 項 目 を 41、 43、 67、 75、 105 ペ 6 南北 アメ リカ の道 設 け 、 世 界 史 と 技 術 の 関 連 を 取 り 上 げ て 興 ージ 第5章 ヨー ロッ パの 進出と アジ ア 1 バル カン ・西 アジア 社会 の動 き 2 イン ド・ 東南 アジア の植 民地 化 3 東ア ジア の動 揺 4 東ア ジア 国際 秩序の 変容 第Ⅱ 部 現代世 界と 日本 導入 現 代社会 へ向 かう 世界 1 高度 資本 主義 と大衆 社会 2 民主 主義 と国 民国家 第6章 帝国 主義 とア ジアの 民族 運動 味を引 き出 すよ う、配 慮し た(第 2 号)。 * 「 導 入 」 を 設 け 、 第 Ⅱ 部 で 学 ぶ 時 代 の 特 122 ~ 125 ペ ージ 色や背景を概観できるよう配慮した(第 1 号)。 * 各 所 に コ ラ ム 「 現 在 へ つ な が る 歴 史 」 を 161、178、208 ペ ージ 1 欧米 によ る世 界の植 民地 化 設け、現代の社会の成り立ちを学ぶことに 2 民族 運動 と列 強の対 立 よって、いかにして今日の社会の価値観や 第7章 二つ の世 界大 戦 規範が形成されてきたかを認識し、各自が 1 第一 次世 界大 戦とロ シア 革命 自覚的に社会へ参加する意識を養うよう配 2 ヴェ ルサ イユ 体制と 欧米 諸国 慮した (第 3 号)。 3 民族 主義 の新 展開 4 世界 恐慌 とフ ァシズ ム * 日 本 の 歴 史 に 関 す る 叙 述 を 設 け 、 日 本 独 201 ~ 202 ペ ー ジ、 210 5 第二 次世 界大 戦 自 の 伝 統 と 世 界 の 歴 史 と の 繫 が り を 自 覚 的 ページ 20 行目 ~ 211 ペ 第8章 冷戦 の時 代 に学習 でき るよ う配慮 した (第 5 号)。 ージ 1 冷戦 の形 成と 第三世 界の 登場 2 核戦 争の 危機 * 地 球 規 模 で の 今 日 の 課 題 を 考 察 す る に あ 204 ペ ー ジ 18 行 目 ~ 3 多極 化と 緊張 緩和 た っ て は 、 と く に 「 地 球 規 模 の 矛 盾 と 問 題 205 ペ ージ 5 行目 4 冷戦 の変 質 解決への努力」の項を設け、環境問題の重 5 冷戦 の終 焉 要性を 喚起 した (第 4 号)。 6 冷戦 下の 日本 第9章 グロ ーバ ル化 する世 界 * 「 ク ロ ー ズ ア ッ プ 技 術 」 の 項 目 を 設 け 、 206 ペ ージ 1 グロ ーバ ル化 の進展 世界史と技術の関連を取り上げて興味を引 2 変貌 する 世界 の諸地 域 き出す よう 、配 慮した (第 2 号)。 3 日本 の現 状と 未来へ の模 索 主題 学習 持続 可能 な社 会への 展望 「 平和 」な社 会を めざ して *本文末に「主題学習 持 続 可 能 な 社 会 へ 212 ~ 215 ペ ージ の展望」を設け、生徒の主体的な探究を通 じて、歴史的視野から社会への関心を深め るよう 留意 した (第 2 号)。 4.上記の記載事項以外に特に意を用いた点や特色 1.平易な叙述に努め、振り仮名や参照ページも丁寧に挿入して、生徒が自主的に学習できるよ う配慮した。 2.写真をはじめ図版および図版説明を充実し、学習に際して具体的なイメージを提示できるよ う留意した。 3.地図はカラーユニバーサルデザインも考慮して、読図しやすいよう配慮した。 編 修 趣 意 書 ( 学 習 指 導 要領 と の 対 照 表、 配 当 授 業 時 数表 ) 受理番号 学 校 27-156 高等学校 発行者の 教科書の 番号・略称 記号・番号 81 世A 山川 教 科 種 地理歴史科 目 学 1 ~ 3 学年 世界史A 教 315 科 年 書 現代の世界史 名 改訂版 1.編修上特に意を用いた点や特色 ・ 編 修 に あ た っ て は 、 概 ね 学 習 指 導 要 領 に 準 じ た が 、「 (1 )世 界 史 へ の い ざ な い 」 で は 、 中 学 校 までの学習に配慮して、日本の歴史との関連を重視し、身近な日本語をテーマとした「イ 本 列 島 の 中 の 世 界 の 歴 史 」 を 冒 頭 に お い た 。「 ア 日 自然環境と歴史」においても「沖縄」を取 り上げ、地理的にも日本と世界との繫がりが意識できるよう配慮した。 ・「 (2 )世 界 の 一 体 化 と 日 本 」 で も 、 日 本 と 世 界 と の 関 わ り を 重 視 し 、 第 2 章 と 第 5 章 そ れ ぞ れ で近世と近代の日本を扱った。 三 つ の 世 界 と 日 本 の 動 向 」で は 、冷 戦 の 終 結 ま で を ひ と つ の 時 代 と し て と ら え て 1980 ・「 (3 )ウ 年 代 ま で を 扱 い 、グ ロ ー バ ル 化 が 本 格 的 に 進 行 す る 冷 戦 終 結 後 の 世 界 を 第 9 章 と し て 構 成 し た 。 ・ 主 題 学 習 に つ い て は 、と く に「 核 」の 問 題 を 取 り 上 げ 、資 料 を 提 示 す る と と も に 課 題 を 設 け て 、 歴史的な思考力を養えるよう配慮した。 2.対照表 図書の構成・内容 世界 史を 学ぶみ なさ んへ 学習指導要領の内容 ( 1) 世 界 史 へ の い ざ ない 本書 の構 成 ア 自然環境と歴史 世界 史へ のいざ ない ① イ 日 本 列 島 の 中 の 世界 の 歴 史 該当箇所 配当時数 2 ~ 5 ペー ジ 1 日 本列 島のな かの 世界 の歴史 1 世界 史へ のいざ ない ② 地 理的 環境と 歴史 ・文 化 序章 第Ⅰ 部 一体化 する 世界 第1章 諸地 域世 界の 特質 1 東ア ジア 世界 2 南ア ジア ・東 南アジ ア世 界 3 西ア ジア 世界 4 ヨー ロッ パ世 界 5 陸と 海の 交流 第2章 アジ ア諸 国の 繁栄 1 モン ゴル 帝国 の形成 と解 体 2 東ア ジア ・東 南アジ ア諸 地域 の変動 と再 編 3 近世 の日 本と 世界 4 イス ラー ム世 界の再 編成 第3章 1 8 ~ 120 ペ ー 人 類の歴 史の 始ま り 世界 の一 体化 とヨー ロッ パ 大航 海と 世界 の一体 化の 始ま り ( 2) 世 界 の 一 体 化 と 日本 1 ジ ア ユ ー ラ シ ア の 諸 文明 7 イ 結 び 付 く 世 界 と 近世 の 日 本 5 7 2 16 世紀 の西ヨ ーロ ッパ 3 17 ~ 18 世 紀の 西ヨ ーロッ パ 4 16 ~ 18 世 紀の 東ヨ ーロッ パ 5 西欧 を中 心と する世 界の 一体 化 第4章 近代 の欧 米社 会 1 イギ リス 産業 革命 2 アメ リカ 独立 革命 3 フラ ンス 革命 4 反動 と改 革 5 ナシ ョナ リズ ムの時 代 6 南北 アメ リカ の道 第5章 ヨー ロッ パの 進出と アジ ア 1 バル カン ・西 アジア 社会 の動 き 2 イン ド・ 東南 アジア の植 民地 化 3 東ア ジア の動 揺 4 東ア ジア 国際 秩序の 変容 第Ⅱ 部 現代世 界と 日本 導入 現 代社会 へ向 かう 世界 1 高度 資本 主義 と大衆 社会 2 民主 主義 と国 民国家 第6章 帝国 主義 とア ジアの 民族 運動 1 欧米 によ る世 界の植 民地 化 2 民族 運動 と列 強の対 立 第7章 第一 次世 界大 戦とロ シア 革命 2 ヴェ ルサ イユ 体制と 欧米 諸国 3 民族 主義 の新 展開 4 世界 恐慌 とフ ァシズ ム 5 第二 次世 界大 戦 冷戦 の時 代 1 冷戦 の形 成と 第三世 界の 登場 2 核戦 争の 危機 3 多極 化と 緊張 緩和 4 冷戦 の変 質 5 冷戦 の終 焉 6 冷戦 下の 日本 第9章 グロ ーバ ル化 する世 界 1 グロ ーバ ル化 の進展 2 変貌 する 世界 の諸地 域 3 日本 の現 状と 未来へ の模 索 主題 学習 9 ヨーロッパ・アメリカの工業 化 と 国 民 形成 エ 6 アジア諸国の変貌と近代の日 本 ( 3) 地 球 社 会 と 日 本 ア 急変する人類社会 イ 世界戦争と平和 121 ~ 215 ペ ー 2 ジ 5 11 二つ の世 界大 戦 1 第8章 ウ 持続 可能 な社 会への 展望 ウ 三 つ の 世 界 と 日 本の 動 向 10 エ 地 球 社 会 へ の 歩 みと 課 題 3 オ 持 続 可 能 な 社 会 への 展 望 2 「 平和 」な社 会を めざ して 計 70