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コミュニティケア型仮設住宅地の提案 1 3

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コミュニティケア型仮設住宅地の提案 1 3
コミュニティケア型仮設住宅地の提案
第2段階 ケアゾーンの設定(ルール+設計対応)
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転居後:店舗
・住戸までのバリア、住戸内外の段差
・雇用の場がない
転居後:店舗
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ごみ
置場
・コミュニティ用地の確保難
N
敷地面積:6500㎡ 住戸数:9坪タイプ×61戸 駐車場:67台
浄化槽
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5400
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ケアゾーン
68000
ケアの必要な人の入居を計画
浄化槽
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転居後:カフェ
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6 6 6
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仮設住宅地の一部にケアゾーンを設置する
ケアゾーンとは...
進入路
8000
国道
サポート
センター
9
9
・高齢者、子育て世帯、 身 体 障 害 者 等 の 生活(外部からの福祉的サポート、バリア
フリー、コミュニティ形成)をサポートす
9
る住戸エリア
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6 6 6 6 6
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5400
9
5400
94000
浄化槽
受水槽
ごみ
置場
○多様な家族が団地内に住むこと
9
6 6 6
ごみ
置場
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サポート
センター
ごみ
置場
9
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6 6 6
6 6 6 6
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サポート
センター
9
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6 6 6 6
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ごみ
置場
浄化槽
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○外部からの福祉的サポートへの対応
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N
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サポートセンターを
隣地に後付けの場合
○東西軸の住棟配置
・主室の南面採光
○シングルアクセス(片側玄関)
・コミュニティ形成はされにくい→既存平面
でも対応可能
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全62戸
○バリアフリー化
・路地デッキを後で設置
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ごみ
置場
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N
○コミュニティ形成の促進
住戸
・向かい合わせの玄関、リビングアクセ
ケアの必要な人の
家族・親戚の近居
スの間取りを採用することでコミュニ
住戸中の数字は坪数を示す
Scale=1:1200
敷 地 面 積 : 6 5 0 0 ㎡ 住戸数:9坪タイプ×51戸、6坪タイプ×11戸 合計62戸
駐車場:67台
ティ形成を促進
6
6
6
6
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6
6
6
6
6
5400 4500
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転居後:集会室
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ごみ
置場
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N
ごみ
置場
N
転居後:カフェ
住戸中の数字は坪数を示す Scale=1:1500
住戸中の数字は坪数を示す Scale=1:1500
○東西軸の住棟配置
・主室の南面採光
○コモンアクセス(向かい合わせ玄関)
・向こう三軒両隣のコミュニティ形成・維持
・路地をコミュニティ活動の場として有効活用
→北側住棟にリビングアクセスの住戸平面必要
従来型
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○南北軸の住棟配置
・平等な採光
・日当たりがよい路地空間
○コモンアクセス(向かい合わせ玄関)
・向こう三軒両隣のコミュニティ形成・維持
・路地をコミュニティ活動の場として有効活用
→リビングアクセスの住戸平面必要
建築概要
・外来用駐車場の確保
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転居後:カフェ
住戸中の数字は坪数を示す Scale=1:1500
・車路の確保
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転居後:店舗
・大家族の団地内近居が可能
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6
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・ケアの必要な人のケアゾーンへの入居
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国道
転居後:店舗
転居後:集会室
9
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進入路
転居後:集会室
8000
サポート
センター
住戸中の数字は坪数を示す Scale=1:2500
提案:ケアゾーンの設定
8000
9
5400
9
94000
9
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国道
受水槽
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9
進入路
受水槽
9
9
⃝拡張性の欠如
ごみ
置場
9
国道
受水槽
9
・ひっそりとした町
8000
ケアゾーン
ケアゾーン
進入路
ケアゾーン
見守り型
68000
(南北軸コモンアクセス)
8000
⃝バリアフリーの欠如
日照型
(東西軸コモンアクセス)
68000
5400
⃝住宅だけからなる町
9
浄化槽
94000
・偏った家族構成、人口構成
従来付加型
68000
(東西軸シングルアクセス)
94000
9
受水槽
ごみ
置場
9
・コミュニテイ形成の阻害
考えられる3つの配置形式によるケアゾーンの形成と時間経過による変化
8000
国道
⃝単一間取りだけからなる町
○前面道路のバリアフリー化
○住戸内外のバリアフリー化
○夏場の涼みの場
○冬場の温室的場
→仮設完了後に時間差で可能
→ボランティアベースで可能
→雇用機会提供としても可能
→地場産材振興としても可能
5400
進入路
⃝南面平行配置シングルアクセス
第4段階 路地デッキの挿入(入居後対応)
(その1)現状型
→現状の建て方で可能
(その2)日照型
→南入り住戸(リビングアクセス)平面導入
(その3)見守り型
→南北軸配置を導入
→リビングアクセス平面導入
5400
68000
9
○要ケア住戸(とその家族)を集会所・サポートセン
ター・駐車場の近くに設定
○全体の1/4∼1/3程度(要ケア居住者+その家族)を
設定
→抽選・設計方式の改良で可能
*阪神淡路大震災で設住宅で250人以上の高齢者が孤独死
現状の仮設住宅
サポート
センター
第 3 段 階 ケアゾーンの配置計画(設計対応)
94000
○集落(コミュニティ)ごとの移転
○偏らない人口構成
○大家族の受け入れ
→抽選方式の改良で可能
3
ver.04
集落単位でのコミュニティケアを前提としながら、外部ケアを受け入れやすく、見守りがしやすいケアタウンへの第一歩を!
ケアゾーンの設定からケアタウンへの段階的移行
第1段階 移転計画(ルール対応)
1
2011/5/9
見守り型
日照型
全62戸
全63戸
ケアゾーン:計20戸
ケアゾーン:計19戸
ケアゾーン:計19戸
(9坪タイプ:7戸、6坪タイプ:12戸)
(9坪タイプ:8戸、6坪タイプ:11戸)
一般ゾーン:計43戸
一般ゾーン:計43戸
一般ゾーン:計43戸
(9坪タイプ:43戸)
(9坪タイプ:43戸)
(9坪タイプ:43戸)
駐車場
全67台 : 63台(居住者用)、4台(外部者用)
その他
サポートセンター、ゴミ置き場、貯水槽、浄化槽
(9坪タイプ:8戸、6坪タイプ:12戸)
東京大学 高齢社会総合研究機構・工学系研究科建築学専攻建築計画研究室・工学系研究科都市工学専攻都市計画研究室
2011/5/9
コミュニティケア型仮設住宅地の提案
2
ver.04
3
見守り型(南北軸コモンアクセス)
洋室(食堂)
4.5畳
収
3640
1500
スロープ
5460
5460
4000
5460
緊急車両が通行可能
1500
ストレッチャーや車椅子が回転
し、通行可能な斜路幅を確保
洗
収
くつ入
くつ入
洗
収
冷
昇降機
4.5畳
洗
棟の端部には高齢単身者向
け6坪住戸ユニットを、棟の
中心には家族向け9坪住戸ユ
ニットを配置
冬季は透過性の屋根を架け、
温室的リビング
夏季はよしずや緑のカーテン
を架け、涼みの場
砕石敷
4.5畳
人の気配と見守る視線を感
じることができる(リビング
アクセス)住戸計画
冷
冷
収
くつ入
洗
4.5畳
冬季の縁側デッキの風景
4500
収
収
洗
4.5畳
4.5畳
3640
洗
排気
くつ入
冷
冷
洗
収
物干し
収
洗
収
排気
4.5畳
くつ入
縁側
デッキ
4.5畳
玄関が向かい合う(コモンア
クセス)配置
3640
冷
洗
収
くつ入
冷
くつ入
洗
4.5畳
収
冷
冷
物干し
4.5畳
排気
洗
4.5畳
4.5畳
隣棟間は最低4.5m以上確保
収
くつ入
洗
収
冷
排気
5460
台所
冷
台所
洗
くつ入
洗
4.5畳
くつ入
4.5畳
4.5畳
メンテナンス・ユーティリティスペース
排気
冷
収
収
洋室(食堂)
4.5畳
4.5畳
縁側デッキによしずを架け、ゴーヤ、ヘチマや朝顔を這わせる。住民の涼みの場、居場所となる。
台所
収
収
収
洋室(食堂)
4.5畳
冷
冷
台所
4.5畳
メンテナンス・ユーティリティスペース
収
洋室(食堂)
4.5畳
収
冷
台所
4.5畳
5460
4.5畳
くつ入
洗
くつ入
4.5畳
収
収
洋室(食堂)
4.5畳
台所
洗
排気
地場産材を利用した木製デッキ(地元の大
工さんや学生ボランティアが製作設置)
椅子やテーブルを出した住民の
井戸端会議の場
冷
収
洋室(食堂)
4.5畳
収
設備メンテナンスや冬季の排雪ができ
るように2.7m以上のスペースを確保
収
夏季の縁側デッキの風景
4.5畳
N
Scale=1:200
断面図
CH=2300
2730
2730
5460
910
5460
2730
最高高さ
2
3150
10
FL=+450
GL= 0
1820
5460
Scale=1:200
縁側デッキ上に透過性の屋根を架け、妻側も閉じ、風除室を兼ねた温室的空間をつくる。
路地デッキを後で設置
南から日差しが入る縁側デッキのイメージ
休耕地に客土することなく建設可能
東京大学 高齢社会総合研究機構・工学系研究科建築学専攻建築計画研究室・工学系研究科都市工学専攻都市計画研究室
2011/5/9
コミュニティケア型仮設住宅地の提案
収
洗
台所
冷
収
洗
4.5畳
4.5畳
台所
4.5畳
冷
収
4.5畳
洗
収
洗
4.5畳
4.5畳
冷
台所
冷
4.5畳
4.5畳
収
4.5畳
4.5畳
4.5畳
冷
冷
4.5畳
4.5畳
収
4.5畳
収
収
4.5畳
物干し
2900
冷
排気
排気
3640
5460
坪住戸ユニットを配置
排気
台所
人の気配と見守る視線を感
じることができる(リビング
アクセス)の住戸計画
冷
スロープ
5460
4.5畳
洗
冷
洗
収
冷
洗
冷
洗
収
収
冷
洗
収
冷
洗
収
洗
収
冷
4.5畳
4.5畳
くつ入
4.5畳
4.5畳
くつ入
くつ入
4.5畳
くつ入
冷
洗
台所
収
洗
冷
4.5畳
4.5畳
4.5畳
5460
5460
冷
4.5畳
収
3640
3640
メンテナンス・ユーティリティスペース
排気
隣棟間は最低4.5m以上
確保
排気
排気
台所
台所
収
冷
洗
台所
冷
台所
収
洗
4.5畳
4.5畳
4.5畳
冷
収
4.5畳
洗
収
洗
4.5畳
4.5畳
台所
冷
4.5畳
冷
冷
洗
洗
収
洗
収
4.5畳
4.5畳
洗
冷
棟の南側には家族向け9坪住
戸ユニットを配置
4.5畳
4.5畳
4.5畳
冷
4.5畳
4.5畳
収
洗
冷
収
4.5畳
南からの暖かい日差し
収
4530
物干し
従来の仮設住宅プランを
そのまま採用
台所
物干し
4500
砕石敷
4.5畳
収
3640
8000
排気
洗
冷
4.5畳
収
縁側
デッキ
5460
洗
くつ入
玄関が向かい合う(コモンアク
セス)
5460
排気
台所
4.5畳
くつ入
冷
洗
排気
2560
3640
5460
3640
2900
3640
5460
3640
片側の玄関(シングルアク
セス)
2560
3640
縁側
デッキ
棟の北側には高齢単身者向け6
5460
1500
物干し
メンテナンス・ユーティリティスペース
5460
メンテナンス・ユーティリティスペース
物干し
3
従来付加型(南面平行シングルアクセス)
日照型(東西軸コモンアクセス)
台所
ver.04
3
物干し
追加した敷地
メンテナンス・ユーティリティスペース
砕石敷
サポートセンター入口
仮設住宅と、後付けで建設し
たサポートセンターをつなぐ
デッキ
昇降機
南からの暖かい日差し
サポートセンター
4.5畳
N
冷
洗
冷
洗
冷
洗
冷
洗
Scale=1:200
洗
N
断面図
断面図
2730
5460
10
最高高さ
420
3150
2
FL=+450
GL= 0
420
CH=2300
3310
10
2730
Scale=1:200
冷
2730
5460
910
2730
Scale=1:200
冬季は透過性の屋根を架け、温室的リビング
夏季はよしずや緑のカーテンを架け、涼みの場
4550
5460
5460
路地デッキを後で設置
住戸北側の縁側デッキのイメージ
2900
2560
5460
1365 1365
最高高さ
2
3150
洗
CH=2300
冷
FL=+450
GL= 0
2730
5460
Scale=1:200
住戸北側の縁側デッキのイメージ
路地デッキを後で設置
東京大学 高齢社会総合研究機構・工学系研究科建築学専攻建築計画研究室・工学系研究科都市工学専攻都市計画研究室
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