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PDF(約1.2MB) - 第1回山の日記念全国大会
第 1 回「山の日」記念全国大会
基本計画
平成 28 年1月8日
第1回「山の日」記念全国大会実行委員会
目
次
頁
Ⅰ
はじめに
・・・
1
Ⅱ
推進体制
・・・
1
Ⅲ
大会概要
1
開催意義
・・・
2
2
大会理念
・・・
3
3
大 会 テ ー マ及 び シ ン ボ ル マ ー ク
・・・
3
4
開催概要
・・・
4
Ⅳ
記 念 式 典計 画
1
記 念 式 典 の概 要
・・・
5
2
式 典 会 場 整備 計 画
・・・
6
Ⅴ
記 念 行 事計 画
1
レ セ プシ ョ ン
・・・
7
2
「 山 」に 関 す る 国 際 的 な 会議 の 開 催
・・・
7
3
「 山 」に 関 す る 音 楽 、映 像 、研 究 成 果 、取 組 等 の 発 信 ・・・
8
Ⅵ
関 連 事 業 ・広 報 計 画
1
関 連 事 業の 基 本 的 な 考 え 方
・・・
9
2
広 報 計 画 の基 本 的 な 考 え 方
・・・
9
参
考
1
開 催 地 の 概要
・・・
10
2
山 の 日 制 定の 背 景
・・・
11
Ⅰ
はじめに ~ 「 山 の 日 」 制 定の 経 過 ~
「 山 の 日」は 、
「 国 民 の 祝 日 に 関 する 法 律 」(昭 和 23 年 法 律 第 178 号)に 規
定 さ れる 16 番 目 の 国 民 の 祝 日 と して 誕 生 し ま し た 。
【「 山 の 日 」 の 概 要 】
趣
旨:山に親しむ機会を得て山の恩恵に感謝する。
期
日 : 8 月 11 日
制 定 日 : 平 成 26 年 5 月 23 日 (施 行 日 : 平 成 28 年 1 月 1 日 )
平 成 27 年 5 月 に 開 催 さ れ た 全 国 「山 の 日 」 協 議 会 総 会に お い て 、 第 1 回
の 記 念 全 国 大 会が 長 野 県 松 本 市 上 高地 で 開 催 さ れ る こ とが 決 定 さ れ 、 同 年
10 月 に長 野 県 と 松 本 市 が 協 力 し 、松 本 市 安 曇 支 所 に 「山 の 日 記 念 大 会 推 進
室」が 設 置 さ れ ま し た。な お 、制 定 に あ た っ て は、国 会 議 員 に よ る 超 党 派「 山
の 日」制 定 議 員 連 盟 と 全 国「 山 の 日 」制 定 協 議 会 が ま さに 車 の 両 輪 と し て 御
尽 力 い た だ き まし た こ と を こ こ に 称し ま す 。
Ⅱ
推進体制
こ の 大 会 の 運 営は 、 15 の 関係 機 関 か ら な る 「 第 1 回 『山 の 日 』 記 念 全 国
大 会 実 行 委 員 会 」が 行 う こ と と し 、計 画 の 策 定 及 び 予 算案 の 協 議・承 認 、大
会 当 日 の 実 施 本部 の 運 営、広 報 活 動 等 を 担 い ま す。ま た 、山 に 関 す る 様 々 な
団 体 及 び 企 業 等の 協 力 を 募 る と と もに 、全 国 知 事 会 等 地方 6 団 体 に も 後 援 を
依 頼 し 、 国 全 体で 「 山 の 日 」 の 制 定を 祝 う 機 運 の 醸 成 に努 め ま す 。
【 実 行 委 員 会 の 構 成 員 】 (敬 称 略 )
名誉顧問
谷 垣 禎 一 (全 国 「 山 の 日 」 協 議 会 長 、 国 会 議 員 )
顧
問
安 藤 宏 基 (全 国 「 山 の 日 」 協 議 会 副 会 長 、 日 清 食 品 ホ ー ル デ ィ ン グ ス ㈱
顧
問
代 表 取 締 役 CEO)
衛 藤 征 士 郎 (超 党 派 「 山 の 日 」 議 員 連 盟 会 長 、 国 会 議 員 )
名誉会長
阿 部 守 一 (全 国 「 山 の 日 」 協 議 会 顧 問 、 長 野 県 知 事 )
実行委員会会長
菅 谷 昭 (松 本 市 長 )
〃
副 会 長 松 沢 哲 郎 (全 国 「 山 の 日 」 協 議 会 副 会 長 、 京 都 大 学 教 授 )、 中 島 恵 理 (長
野 県 副 知 事 )、 坪 田 明 男 (松 本 市 副 市 長 )、 上 條 敏 昭 (上 高 地 町 会 長 )
〃
委
員 河 合 潔 (警 察 庁 長 官 官 房 審 議 官 )、横 田 真 二 (消 防 庁 国 民 保 護・防 災 部 長 )、
德 田 正 一 (文 部 科 学 省 大 臣 官 房 審 議 官 )、 木 村 徹 也 (ス ポ ー ツ 庁 審 議 官 )、
本 郷 浩 二 (林 野 庁 森 林 整 備 部 長 )、西 山 幸 治 (国 土 交 通 省 砂 防 部 長 )、加 藤
庸 之 (観 光 庁 観 光 振 興 部 長 )、奥 主 喜 美 (環 境 省 自 然 環 境 局 長 )、奥 原 宰 (上
高地観光旅館組合長)
〃
監
事 山 田 直 (北 ア ル プ ス 山 小 屋 友 交 会 長 )、 小 日 向 義 夫 (松 本 市 ア ル プ ス 観 光
協会長)
-1 -
Ⅲ
大会概要
1
開催意義
長 野 県 は 、県 土 の 約 8 割 を 森 林 が占 め る 全 国 有 数 の 森林 県 で あ る と 同 時 に、
「 日 本 の 屋 根」と 称 さ れ る 南 北・中 央 ア ル プ ス を 有 し、全 国 に 23 座 あ る 3,000
m 峰 の うち 15 座 ※ 1 を 有 す る 日 本 一の 山 岳 県 で も あ り ます 。こ の う ち 、 松 本
市 に は 、槍ヶ 岳 や 穂 高 連 峰 、乗 鞍岳 な ど 9 座 の 3,000m 峰 が あ り 、あ わ せて
稜線に開けた台上を持つ美ヶ原に代表される深田久弥の日本百名山 が6座
あ る な ど 、 ま さに 日 本 を 代 表 す る 山岳 都 市 「 岳 都 」 で す。
と り わ け 上 高 地は 、 我 が 国 の 近
代 登 山 の 発 祥 の地 と 言 わ れ 、 英 国
の 登 山 家 で あ るウ ォ ル タ ー ・ ウ エ
ス ト ン(英 国 (宣教 師 ・ 登 山 家 )1861
~1940)に よ っ て 全 国 屈 指 の 山 岳
景 勝 地 と し て 世界 へ の 扉 が 開 か れ 、
ま た 、 中 部 山 岳国 立 公 園 、 国 の 特
別 名 勝 、 特 別 天然 記 念 物 に も 指 定
さ れ て お り 、 年間 約 130 万 人 の 観
光 客 が 国 内 外 から 訪 れ て い ま す 。
こ の よ う に 、 我が 国 の 「 山 」 の 中
心 と も い え る 場所 で 、 世 界 で 初 め
て 「 山 」 を 対 象と し た 祝 日 の 制 定
を 祝 う 行 事 を 開催 す る こ と に よ り
山 の 魅 力 や 価 値と 合 わ せ て 、 山 と
初夏の穂高連峰と河童橋
と も に 生 き て いく こ と の 大 切 さ を
山 岳 県 信 州 ・ 岳都 松 本 か ら 世 界 に 向け て 発 信 す る 機 会 とし て ま い り ま す 。
【上高地データアラカルト】
○標高
河 童 橋 付 近 : 1,500m
〇山
奥 穂 高 岳:3,190m、前 穂 高 岳:3,090m、槍 ヶ 岳:3,180m、涸 沢 岳:3,110m、
焼 岳 : 2,455m 、 西 穂 高 岳 : 2,909m、 明 神 岳 : 2,931m
霞 沢 岳 : 2,931m
〇平均気温
-8 ℃ (冬 季 )~ 20℃ (夏 季 )程 度
○野生生物
ケ シ ョ ウ ヤ ナ ギ 、ハ ル ニ レ 、シ ラ ビ ソ 、ニ リ ン ソ ウ 、ニ ホ ン ラ イ チ ョ ウ 、オ
コジョ、ニホンカモシカなど
-2 -
2
大会理念
わが国は国土の約 7 割を変化に富んだ山地が占める「山の国」です。
日 本 人 は 古 く から 山 を 崇 め 、森 の 恵 み を 享 受 し 、自 然 と と も に 生 き て
きました。
こ の 美 し く 豊 かな 自 然 を 守 り 、次 世 代 へ 引 き 継 ぐ こ と を銘 記 す る た め、
8 月 1 1 日 が 国民 の 祝 日 「 山 の 日 」と し て 制 定 さ れ ま した 。
こうしたことを踏まえ、初めての祝日「山の日」を祝う行事となる
第 1 回 「 山 の 日」 記 念 全 国 大 会 は 、次 の 理 念 に よ り 開 催し ま す 。
「 山 に 親 し む 機会 を 得 て、山 の 恩 恵 に 感 謝 す る」と い う「 山 の 日」制
定 の 趣 旨 に 対 する 国 民 の 関 心 を 高 め 、浸 透 を 図 る こ と で「山 と 人 」と の
関 わ り 方 を 見 つめ 直 す 機 会 と し ま す。
山 と と も に 生 きて い く た め 、山 に 関 す る 歴 史 や 文 化 の 継承 、自 然 体 験
の 機 会 の 創 出、環 境 保 全、観 光 振 興 、健 康 増 進、山 岳 遭 難 や 自 然 災 害 へ
の 対 応 な ど 様 々な 課 題 の 解 決 に 向 けた 施 策 の 展 開 に 繋 げ 、山 村 及 び 山 岳
地 域 の 活 性 化 を図 る 契 機 と し ま す 。
「 山 」に 関 わ る あ ら ゆ る 分 野 の 皆 様と 連 携 し 、国 民 の 皆 様 と と も に 、世
界 に 誇 る「 山 の 日」制 定 に ふ さ わ しい 大 会 と し て 、清 流 梓川 の 流 れ る 上
高 地 か ら、国 内 外 へ 発 信 し、 子 供 た ち と 一 緒 に「 山 の 未 来」を 創 造 し て
次 代 へ 引 き 継 ぐ第 一 歩 の 日 と し ま す。
世界で初めて「山」を対象とした祝日を制定したことから、日本人の
山 に 対 す る 向 き 合 い 方 、 考 え 方 な ど に つ い て 、 山 岳 県 信 州 ・ 岳 都 松 本か
ら 国 内 は も と より 世 界 に 発 信 す る とと も に、
「 山 」に 関 す る 国 内 外 の 幅 広
い ネ ッ ト ワ ー クを 構 築 す る 機 会 と しま す 。
3
大会テーマ及びシンボルマーク
長 野 県 松 本 市 上高 地 で 開 催 す る こ との 意 義 や「 山 と 人 」との 関 わ り を 通 じ
た 、山 の 価 値の 向 上 や 魅 力 の 発 信 とい う 大 会 理 念 を 国 民の 皆 様 に わ か り や す
く 伝 え て い く ため 、 大 会 テ ー マ 及 びシ ン ボ ル マ ー ク を 作成 し ま す 。
-3 -
4
開催概要
(1)開催期日
平 成 28 年 8 月 10 日 (水)
レセプション
平 成 28 年 8 月 11 日 (木 )祝 日
記念式典及び記念行事
(2)開催場所
長 野 県 松 本 市 上高 地 及 び 松 本 市 内 (荒 天 時 : 松 本 市 内 )
(3)主
催
第 1 回 「山 の 日 」 記 念 全 国 大会 実 行 委 員 会
(4)行事概要
私たちが世界に誇るべき「信州の山」の魅力や価値を最大限活かし、
上 高 地 を 中 心 にお 越 し い た だ く 皆 様 と 国 内 外 の 多 く の 方 々 に 「 山 の 日 」
制 定 の 趣 旨 を 広く 浸 透 を 図 る と と もに 、「 山 と 人 と の 関わ り 」 を 通 じ 、
山 の 歴 史・文 化 や 今 起 き て い る 様 々な 課 題 、そ し て「 山 の 未 来 」の あ り
方 に つ い て 、 記念 式 典 及 び 記 念 行 事 等 に お い て 提 言 し てい き ま す 。
① 8 月 10 日 (水 )
レセプション
・記念式典等にご招待する皆様を歓迎するレセプションの開催
② 8 月 11 日 (木 )祝 日
「山の日」記念式典
・「 山 の 日 」 宣 言 、「 山 」 へ の 感 謝 を 表 す 行 事 、 音 楽 演 奏 、 市 民 参 加 に よ る 行 事 等
③ 8 月 11 日 (木 )祝 日
他
「山の日」記念行事
・山に関わる各国大使及び関係機関等による「山」に関する国際会議の開催
・山に関する音楽、映像、研究成果、取組等の様々な情報を発信
(5)開催規模
「 山 の 日」記 念 大 会 全 体 を 通 じ て、多 く の 皆 様 の 参 加 をめ ざ し、国 民
の 皆 様 及 び 国 外へ も 広 が り の あ る 大会 と し ま す 。
【招待者計画】
国 関 係 者 、 長 野 県 ・ 県 内 市 町 村 関 係 者 、 山 岳 等 「 山 」 関 係 者 、「 山 」 に 関 わ り の 深 い
各 国 大 使 、長 野 県 及 び 松 本 市 の 姉 妹 提 携 国 (都 市 )の 皆 様 、ご 協 賛・ご 協 力 い た だ く 企 業 ・
団体の代表者
など
白馬村で開催された
「山の日」フォーラム
大分県九重町で開催された
「山の日」プレイベント
東京で開催された
「山の日」全国フォーラム
-4 -
Ⅳ
記念式典計画
1
記念式典の概要
( 1 ) 基 本 的 な考 え 方
①
日 本 が 世 界に 誇 る べ き 財 産 で ある 山 と そ の 恩 恵 に 感謝 し 、
「山 と 人 」
と の 関 わ り を 通じ 、山 の 価 値 や 魅 力 を 国 内 外 に 発 信 し てい く 式 典 と し
ます。
②
式 典 で は、先 人 が 育 ん で き た 歴史 と 文 化 を 通 じ、山 と 人 が 抱 え る 課
題 を 正 面 か ら見 つ め 直 し、山 と 人 の 明 る い 未 来 を、次 代 を 担 う 子 供 た
ち へ と 継 承 し てい く こ と を 目 的 と し ま す 。
③
式 典 は、世 界 で 初 と な る「 山 」を 対 象 と し た 祝日 の 制 定 趣 旨 を 具 現
化 す る も の と して 、日 本 を 代 表 す る山 岳 景 勝 地 で あ る 上高 地 会 場 を 中
心 に 、長 野 県 民 、松 本 市 民 を は じ め よ り 多 く の 方 に 親 しみ 祝 っ て い た
だ け る よ う 松 本市 内 会 場 と で 一 体 的に 開 催 し ま す 。
④
「 山 」を 対 象 と す る こ と を踏 ま え 、質 素 で 厳 粛 か つ 品 格 の あ る も の
と し ま す。
(2)開催日
平 成 28 年 8 月 11 日 (木 )祝 日
(3)式典会場
長 野 県 松 本 市 上高 地 及 び 松 本 市 内
(4)参集範囲
国 関 係 者、 県 ・ 市 町 村 関 係 者、 山 岳 関 係 者 、 一 般参 加 者 等
( 5 ) 式 典 演 出計 画
【上高地会場】
・「 山 の 日 」制 定 の 趣 旨 を 具 現化 し 、「 山 と 人 」を テ ー マ に 歴 史・文 化 か
ら 学 び 、 未 来 へと つ な げ て い く メ ッセ ー ジ を 国 内 外 に 発信 し ま す 。
【松 本 市 内 会 場 】
・県 民、市 民 及 び 多 く の 方 が「 山 の 日 」制 定 を 祝 い、参 加 者 一 人 ひ と り
が「 山」に つ い て 考 え 、今か ら 始 め る「 山 」との 新 し い 関 係 構 築 を 図
る 機 会 と し ま す。
-5 -
2
式典会場整備計画
( 1 ) 基 本 的 な考 え 方
①
全 て の 参 加者 が 安 全 ・ 快 適 に 式典 に 参 加 で き る よ う配 慮 し ま す 。
②
国 民 の 祝 日「 山 の 日 」制 定 の 意 義 を 具 現 化 す る と とも に 、土 地の 形
状 変 更 等 に よ る自 然 環 境 へ の 負 荷 を最 小 限 に 抑 え ま す 。
③
構 造 物 は 既存 の も の を 最 大 限 に活 用 し 、新 た な 設 置 に つ い て は 関 係
法 令 を 遵 守 し 、仮 設 設 備 に つ い ては 必 要 最 低 限 か つ 県産 木 材 な ど を 活
用 し た も の と しま す 。
( 2 ) 式 典 会 場の 配 置
上 高 地 会 場 に つい て は 、そ の 自 然 環 境 を 最 大 限 活 用 し 、上 高 地 開 催 の
意 義 を 存 分 に 感じ て い た だ け る 会 場づ く り を 行 う と と もに 、松 本 市 内 会
場 に つ い て は 、参 加 者 が「 山 」を 疑 似 体 験 で き る 会 場 づ くり を 行 い ま す 。
(3)中継計画
式 典 会 場 と 、県内 J R 主 要 駅 、銀 座N A G A N O な どの 県 外 拠 点 を 全
国 の ケ ー ブ ル テレ ビ 等 に よ る 実 況 中継 映 像 で 結 び 、全 国 規 模 で 発 信 し ま
す。
(4)装飾計画
○
式 典 会 場 の装 飾 は、周 囲 の 自 然 環 境 と の 調 和 を 図 りつ つ 、招 待 者 の
円 滑 な 導 線 が 確保 で き る よ う に 設 置し ま す 。
○
式 典 会 場 のメ イ ン 装 飾 に つ い ては 、 上 高 地 の 流 木 を活 用 し ま す 。
(会 場 イ メ ー ジ 図 )
参考例1:流木のオブジェ
参考例2:情報提供用案内板
-6 -
Ⅴ
記念行事計画
1
レセプション
( 1 ) 基 本 的 な考 え 方
○
式 典 へ の 招待 者 を 歓 迎 し 、 参 加者 の 懇 親 を 深 め る 場と し ま す 。
○
山 岳 県信 州 ・ 岳 都 松 本 な らで は の、「 山 の 恵 み 」 を 振 る 舞 い 、 歴 史
と 文 化 を 実 感 して も ら い ま す 。
( 2 ) 開 催 日 及び 会 場
平 成 28 年 8 月 10 日 (水 )
松本市内
( 3 ) 参 加 者(案 )
・ 各 国 大 使 、 国 務 大 臣 (関 係 省 庁 )、 山 の 日 議 連 代 表 者 、 次 期 開 催 地 関 係 者
・県選出国会議員、県・市議会議員、山岳関係団体・協賛企業関係者
・主催者(長野県知事及び松本市長、実行委員会関係者等)
(4)演出計画
県 内 の「 山 の 恵 み・山 の 幸 」を ふ ん だ ん に 取 り 入れ 、一 つ 一 つ の 食 材
に 歴 史 と 文 化 が感 じ ら れ る 演 出 を 行い ま す 。
2
「山」に関する国際的な会議の開催
( 1 ) 基 本 的 な考 え 方
○
2001 年 (平 成 13 年 )に 松 本 市 で 開 催 さ れ た 世 界岳 都 都 市 会 議 で 採 択
さ れ た「 松 本 宣 言 」や 翌 年 の「 国 際 山 岳 年 」で の 国 際 的 な 議 論 を 踏ま
え 、我 が国 の「 山 の 日 」制 定を 記 念 し 、世 界 に 向 け て「 山 の 日 」の 意
義 と 日 本 の 山 の魅 力 ・ 価 値 を 発 信 して い く 機 会 と し ま す。
○
「 山 」に 関 わ る 各 国 大 使 及び 我 が 国 の 「 山 」 の関 係 者 が 集 い、「 山
と 人 と の 関 わ り」 を 通 じ 、 現 状 及 び課 題 を 議 論 し、「 山 の 未 来 」 の あ
り 方 に つ い て メッ セ ー ジ を 提 言 し ます 。
○
会 議 で 採 択さ れ た メ ッ セ ー ジ を「 山 の 日」記 念 式 典 で 世 界 に 向 け て
発信します。
-7 -
(2)開催日
平 成 28 年 8 月 10 日 (水)又 は 11 日 ( 木 )
(3)参集範囲
・「 山 」 に 関 わ り の あ る 各 国 大使
・ 国 及 び 山岳 関 係 団 体 関 係 者
・ 学 識 経 験者 及 び 有 識 者
・主催者
(4)会議概要
・ 各 国 に おけ る 「 山 」 を 取 り 巻く 現 状 及 び 課 題 の スピ ー チ
・ 我 が 国 の「 山 の 日 」 制 定 を 記念 す る 「 山 の 未 来 」メ ッ セ ー ジ の 提 案
3
「山」に関する音楽、映像、研究成果、取組等の発信
( 1 ) 基 本 的 な考 え 方
○
上 高 地 に 訪れ て い る 観 光 客 等 を対 象 に 、上 高 地 を は じ め と す る 信 州
の 山 の 魅 力 を 存分 に 楽 し ん で い た だく 行 事 を 国 機 関 及 び関 係 団 体 等
の 協 力 に よ り 開催 し ま す 。
○
上 高 地の 自 然 環 境 を 活 か した 演 出 を 行 い ま す 。
( 2 ) 開 催 日 時及 び 会 場
平 成 28 年 8 月 10 日 ( 水 ) 及び 11 日(木 )
上高地及び松本市内
(3)演出計画
山 に ち な ん だ 音楽 祭 、映 画 祭 の 開 催 、山 岳 環 境 等 を テ ーマ と し た 研 究
成 果 の 発 表 、 各国 の 山 岳 情 報 の 発 信等
-8 -
Ⅵ
関連事業・広報計画
1
関連事業の基本的な考え方
関 係 省 庁 や 全 国「 山 の 日 」協 議 会 と 連 携 し 、全 国 各 地 で 開 催 さ れ る「山
の 日 」 の 制 定 を記 念 し た 行 事 の 情 報発 信 に 取 り 組 み ま す。
ま た、長 野 県 内 に お い て は、平 成 2 8 年 7 月 1 5 日 ~ 8月 1 4 日 ま で の
「 信 州 山 の 月 間 」 中 に 県 及 び 市 町村 等 が 行 う 「 山 」 関連 行 事 に お い て 、
国 民 の 祝 日 「 山の 日 」 の 周 知 に 取 り組 み ま す 。
こ う し た 取 組 を通 じ て 、国全 体 で「 山 の 日 」制定 を 祝 う 機 運 の 醸 成 を 図
ります。
2
広報計画の基本的な考え方
「 山 の 日 」の 制 定 趣 旨 や 大 会 の 開 催理 念 等 を 広 く 周 知 する と と も に 、山
岳 県 信 州 、 岳 都松 本 の 景 観 や 山 岳 文化 等 の 魅 力 を 国 内 外に 発 信 し ま す 。
専用HPの開設、政府広報、WEB広告、銀座NAGANO等での情報発
信、ポスター作成、各種メディアの活用等
-9 -
【参
1
考】
開 催 地 の 概要
山と水と緑とが、絶妙のバランスで作りあげた、類まれな景観を誇る
上高地
上 高 地 は 標 高 3,000m の 槍 ・ 穂 高 連 峰 、 霞 沢 岳 、 焼 岳
な ど 峻 険 な 山 々 に 囲 ま れ 、 中 央 を 流 れ る 標 高 約 1,500m
の 梓 川 に 沿 っ て 緩 や か に 開 け た 盆 地 状 の 溪 谷 全 体 を 、「 上
高地」と呼んでいます。
【地形の成り立ち】
こ の 槍 ・ 穂 高 連 峰 は 、140 万 ~ 80 万 年 前 の 北 ア ル プ ス 隆 起 運 動 に よ り 、標 高 1,000m 程 度 だ っ
た 槍 穂 高 カ ル デ ラ が 3,000m ま で 持 ち 上 げ ら れ 、 さ ら に 6 万 年 前 と 2 万 年 前 の 氷 河 が 岩 を 削 り 、
現在の鋭角な山容を形成したものです。
さらに、上高地の盆地状の平坦地は、かつて岐阜県側を流れていた梓川が 1 万 2 千年前の焼岳
の火山活動によって堰きとめられてできた湖が急峻な山稜の浸食作用から発生した大量の土砂に
よ り 埋 ま っ て で き た も の で す 。 現 在 も 梓 川 の 本 川 ・支 川 で 土 砂 の 浸 食 ・移 動 ・堆 積 が 続 い て い ま す 。
【近代アルピニズムの発展】
上 高 地 は 、 江 戸 時 代 の 修 行 僧 ・播 隆 に よ る 槍 ヶ 岳 開 山 に よ り 明 治 ( 1867 年 ) 以 降 、 ガ ウ ラ ン ド
や ウ ェ ス ト ン に よ る 先 駆 的 な 登 山 を は じ め と し た 近 代 ア ル ピ ニ ズ ム が 発 展 す る 中 で 、わ が 国 の 登 山
史の主要な舞台となってきました。
登 山 の 大 衆 化 が 進 み 、 レ ジ ャ ー と し て 定 着 し た 現 代 に お い て も 槍 ・穂 高 連 峰 を 核 と し た 北 ア ル プ
スは、登山者憧れの山域であり、その登山基地である上高地は、アルピニストの聖地と言えます。
■ 上 高 地 は 、標 高 や 盆 地 状 な ど の 特 殊 な 環 境 を 有 し て お り 、ケ シ ョ ウ ヤ ナ ギ の 河 畔 林 や ハ ル ニ レ な
ど の 湿 性 林 、シ ラ ビ ソ な ど が 優 占 す る 美 し い 亜 高 山 帯 針 葉 樹 林 、ニ リ ン ソ ウ 群 落 や 各 種 高 山 植 物 な
ど の 多 様 な 植 物 社 会 を 形 成 し て い ま す 。ま た 、ク モ マ ツ キ チ ョ ウ 、オ オ イ チ モ ン ジ な ど の 高 山 蝶 や
鳥 類 、ニ ホ ン ラ イ チ ョ ウ 、オ コ ジ ョ 、ニ ホ ン カ モ シ カ な ど 貴 重 な 動 植 物 が 生 息 す る 豊 か な 生 態 系 を
作りあげています。
■上高地の最大の魅力は、穂高連峰に代表される荒々しく聳え立つ岩稜、清冽な梓川などの清流、
大 正 池・田 代 池 、明 神 池 な ど の 池 沼 、山 麓 一 帯 に 広 が る 森 林 な ど が 織 り な す 類 ま れ な 山 岳 景 観 で す 。
ま さ に 、豪 壮 と 繊 細 、厳 し さ と 優 し さ が 見 事 に 調 和 し た 上 高 地 は 、ど の 季 節 で も 人 々 を 魅 了 し 、圧
倒し、心の奥深くを揺り動かします。
■ か つ て 、木 材 生 産 や 放 牧 の 場 で あ っ た 上 高 地 は 、我 が 国 屈 指 の 山 岳 景 勝 地 と し て 1934 年 に 中 部
山 岳 国 立 公 園 に 指 定 さ れ 、昨 年 80 週 年 を 迎 え ま し た 。ま た 、特 別 名 勝・特 別 天 然 記 念 物 に 指 定 (こ
の 両 方 に 指 定 さ れ て い る の は 、 上 高 地 の ほ か 1 か 所 の み )さ れ て お り 、 そ の 保 護 と 活 用 が 図 ら れ て
います。
■ 現 在 、 上 高 地 は 、「 上 高 地 を 美 し く す る 会 」 に よ る 美 化 清 掃 活 動 を 始 め 、 マ イ カ ー 規 制 、 登 山 道
の 維 持 管 理 な ど 、関 係 者 が 一 丸 と な っ た 不 断 の 先 進 的 な 取 り 組 み に よ り 、全 国 の 国 立 公 園 の モ デ ル
となり、また、信州を代表する山岳観光地となっています。
-1 0 -
2
山 の 日 制 定の 背 景
日 本 人 は 古 く か ら 山 々 に 畏 敬 の 念 を 抱 き 、森 林 の 恵 み に 感 謝 し そ の 恵 み を 享 受 し て 生 き て
き ま し た 。山 の 恩 恵 は 清 流 を 生 み 、わ が 国 を 囲 む 海 へ と 流 れ 、日 常 生 活 と 関 わ り な が ら 人 々
の 心 を も 育 ん で き ま し た 。 わ が 国 の 文 化 は 、「 山 と 海 の 文 化 」 の 融 合 に よ っ て 、 そ の 根 幹 が
形 成 さ れ た と い わ れ て い ま す 。「 山 の 日 」 は 美 し く 豊 か な 自 然 を 次 世 代 に 引 き 継 ぐ こ と を 銘
記 す る 日 と し て 、祝 日「 海 の 日 」と 相 ま っ て 国 民 が 山 と の 深 い 関 わ り を 考 え る 日 と す る た め
に制定されました。
[年 表 ]
年月
S36.7
S42.7
内
容
「夏の立山大集会・登山教室」山の日制定を決議
今上天皇陛下皇后陛下御家族の皆様が御静養を兼ねて上高地を御散策
H13.10.7 ~ 9
H14.10.18~ 20
H15.12
H19.2
H22.4
H23.11
H23.11.20
「 2001 世 界 岳 都 会 議 」 を 松 本 市 で 開 催
国 際 山 岳 年 環 境 省 他 が 、「 山 と 自 然 の シ ン ポ ジ ウ ム 」 を 松 本 市 で 開 催
長野県議会から国へ「海の日・山の日」制定の意見書を提出
長野県議会山岳環境保全協議会対策議員連盟による要請
山岳5団体による「山の日」制定協議会が発足
長野県から林野庁に対して「山の日」制定を提案
岳 都 ・ 松 本 「 山 岳 フ ォ ー ラ ム 2011」 開 催 ( 山 の 楽 し み や 恩 恵 を 周 知 す る と と
もに、国民の祝日となる「山の日」制定の機運を高めることを目的)
関東地方知事会で「山の日」制定について栃木県から提案、国に対し要請
森林・林業・林産業活性化促進議員連盟長野県連絡会議による要請
関東甲信越1都9県議会議長会による要請(長野県議会提案)
長野県知事から国に対して国民の祝日としての「山の日」制定を要請
中部圏知事会議で「山の日」制定について長野県が提案、国に対し要請
「山の日」ネットワーク東京会議に長野県、松本市も参加
関東地方知事会で「山の日」制定を長野県から提案
岳 都 ・ 松 本 「 山 岳 フ ォ ー ラ ム 2012」 開 催
中部圏知事会議で「山の日」制定について長野県が提案、国に対し要請
森林・林業・林産業活性化促進議員連盟長野県連絡会議による要請
国 会 議 員 に よ る 超 党 派 「 山 の 日 」 制 定 議 員 連 盟 ( 以 下 「 議 員 連 盟 」) 発 足
関東地方知事会で「山の日」制定について長野県から提案、国に対し要請
中部圏知事会議で「山の日」制定について長野県が提案、国に対し要請
議 員 連 盟 に よ る 上 高 地 視 察 研 修 (10.9~ 10: 大 分 県 視 察 研 修 )
議 員 連 盟 総 会 「 8 月 12 日 」 を 候 補 日 と す る 案 発 表
議 員 連 盟 総 会 「 8 月 12 日 」 に 対 す る 群 馬 県 上 野 村 長 ら の 日 航 機 墜 落 事 故 の 日
であることによる異論に対し、再検討
全国「山の日」制定協議会設立 長野県、松本市も参画
( 平 成 26 年 5 月 28 日 「 全 国 『 山 の 日 』 協 議 会 と 改 称 」)
岳 都 ・ 松 本 「 山 岳 フ ォ ー ラ ム 2013」 開 催
議 員 連 盟 総 会 「 8 月 11 日 」 を 候 補 日 と す る こ と で 了 承
全 国 知 事 会 で 国 民 の 祝 日 と し て の「 山 の 日 」制 定 に 協 力 願 い た い 旨 発 言 が あ り
場内了承
議員連盟総会「国民の祝日に関する法律」改正法案を了承
祝日法改正案が可決成立
「 信 州 山 の 日 」は 7 月 の 第 4 日 曜 日 と し 、
「 信 州 山 の 月 間 」は 7 月 15 日 か ら
8 月 14 日 と す る 旨 の 長 野 県 報 公 告
「山の日」制定記念行事が上高地ほかで開催
岳 都 ・ 松 本 「 山 岳 フ ォ ー ラ ム 2013」 開 催
議 員 連 盟 が 、第 1 回「 山 の 日 」を 記 念 す る 全 国 大 会( 以 下「 全 国 大 会 」と い う 。)
開催地の上高地決定、開催支援を求める要望書を内閣官房長官へ提出
全国「山の日」フォーラムが東京都内で開催され、松本市出展
全 国 大 会 開 催 地 の 上 高 地 決 定 に 向 け 、長 野 県 、松 本 市 及 び 上 高 地 町 会 が 連 名 で
協議会及び議員連盟へ要望書を提出
協議会通常総会で、上高地を全国大会の開催地とすることを承認
「山の日記念大会推進室」を松本市に設置
H23.10.25
H24.1
H24.5
H24.5 ~ 7
H24.8 .6
H24.10.3
H24.10.23
H24.11.25
H24.11.7
H25.1
H25.4
H25.5 .22
H25.8 .9
H25.9 .9 ~ 10
H25.10.30
H25.11.7
H25.11.11
H25.11.16~ 20
H25.11.22
H25.12.19
H26.1 .24
H26.5 .23
H26.7 .14
H26.8 .10~ 12
H26.11.29~ 30
H27.3 .24
H27.3 .28~ 29
H27.5 .15
H27.5 .22
H27.10.1
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