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「てくてく」 6年11月号
社会資源情報紙 福井大学教育地域科学部附属養護学校 地域支援部★2006.11.17 福井県福井市八ツ島町1−3 TEL0776-22-6781(FAX22-6776) http://www.f-edu.fukui-u.ac.jp/~yougo/ 障害者スポーツ普及体験教室! 障害者スポーツとは,誰にでも気軽に行うことができるようにルールや道具を工夫したスポー ツです。障害の有無,老若男女に関わらず,みんなが楽しくスポーツを体験してもらおうという ことで,福井県障害者スポーツ指導者協議会が,障害者スポーツ普及体験教室を開催しています。 参加料はいりません。また,事前に申し込みをしなくてもよいとのこと。誰でも気軽に参加で きます。一度,体験してみませんか? ピロポロ:スポンジ製の道具を使ったホッケーのようなスポーツ▼ 場所:福井県社会福祉センター2Fの体育館 時間:13時~15時 今後の予定 12月24日(日)クリスマス会 1月28日(日)ビーンボーリング&カローリング 2月25日(日)ボッチャ&カローリング 3月25日(日)ボッチャ&ピロポロ 連絡先:福井県障害者スポーツ指導者協議会 (福井県社会福祉センター4F) TEL&FAX 0776−29−7920 E−mail dktjt294@ybb.ne.jp 体験教室 代表者:石谷優紀 (火曜日のみ事務員が在室) (090−1636−4859) 11月5日に行われた障害者スポーツ交流会に参加しました。 円盤を標的となる輪に通った枚数 を競う「フライングディスク」,カーリングを室内フロア用にアレンジした「カローリング」,「グラ ウンドゴルフ」など6つの競技を体験。ルールが簡単で分かりやすく,体力や技術がなくても楽し めました。高齢の方や車椅子の方,子どもたちも無理なく参加でき楽しんでいました。目標エリア に球を転がし,どれだけ近づけるかを競う「ボッチャ」など学校の授業でも取り入れてみたいと思 うような競技もありました。(松田) 県発達障害児者支援センター「スクラム福井」がオープン! 発達障害児者支援センターとは,広汎性発達障害,学習障害,注意欠陥多動性障害などの発達障害 がある方とその家族が安定して地域で生活できるように支援するセンターで全国に設置されています。 福井県では,敦賀市にある「野坂の郷」を本拠地に,福井市,大野市にも相談窓口が置かれ,今年 10月1日に開所されました。相談支援,療育支援,就労支援,普及啓発および研修の4つの柱から事 業を展開していきます。福井市の窓口は,繊協ビル2Fです。詳しくは(電話:0776−22−0370まで) -1- 「スペシャル 日本・福井」立ち上げ!! 「スペシャルオリンピックス」とは,知的発達障害のある人たちに,日常的なスポーツトレーニングと, その成果発表の場である競技会を,年間を通して提供して,社会参加を応援している国際的なスポーツ組 織です。福井設立準備委員会が立ち上がり,事務局を野路さん(本校中学部1組野路祥大君のお父さん) がされていますので,紹介文を書いて頂きました。 スペシャルオリンピックスの始まり 1963年に故ケネディ大統領の妹であるユネス・ケネディ・シュライバー夫人が,知的発達障害がある がために,まだ一度もプールで泳いだり,トラックで走ったり,バスケットボールをしたことがない人た ちにスポーツを提供したいと願い,自宅の庭を開放して開いたディキャンプが,スペシャルオリンピック スの始まりです。実は,姉のローズマリーが知的発達障害者だったのです。 その後,1968年,ジョセフ・P・ケネディJr財団の支援により組織化され「スペシャルオリンピッ クス」となり,全世界へ広がっていきます。そして,1988年国際オリンピック委員会(IOC)と オリンピック の名称使用や相互の活動を認め合う議定書を交わしています。 国内での活動について 日本では,1980年「日本スペシャルオリンピックス委員会」が設立され 活動をしていましたが,1992年解散。そのなかで,熊本から1991年の 世界大会に参加したダウン症で難聴の10歳のアスリート(選手)と彼女を育 てたコーチが,体操競技で銀メダルを獲得し多くの人の感動を呼びました。 その感動が熊本の地でボランティアの輪を広げ,1993年スペシャルオリ ンピックス熊本が発足,1994年に国内の本部組織であるスペシャルオリン ピックス日本(SON)が設立し,現在に至っています。現在,31都道府県 に地区組織が設立され,14県で設立準備が進んでします。 スペシャルオリンピックスの目的 スペシャルオリンピックスは,スポーツをすること自体がアスリートたちの最終目標でなく,彼らの可 能性を伸ばすために適した最良の方法の一つと考えています。 最大の目標は,アスリートたちのさまざまな能力を高め,心と体を成長させ,人生において個人の向上 や,自立,そして社会参加につなげることを目指しています。また,たくさんのボランティアがかかわる ことによって,多くの人たちに知的発達障害のことを理解していただき,知的発達障害を持った人たちが 地域で生活できる環境を整えていくことをも目指しています。 福井での活動 昨年の長野冬期世界大会があり,そのPRのためのトーチランが一昨年の10月行われました。その実 行委員の中の有志の人たちが集まり,福井での活動のために動き出し,今年の5月,本部より設立準備委 員会として活動の認可がおりました。 11月より水泳,フライングディスクの2競技でスポーツプログラムは始まりました。水泳は鯖江市鳥 羽の「トリムスポーツランド」で,フライングディスクは福井市光陽の社会福祉センターでトレーニング が行われています。本校のお子さんも参加されています。 スペシャルオリンピックスの特徴 スペシャルオリンピックスの特徴は,競技会において,アスリートの可能性が最大限に発揮されるよう, 年齢,性別,競技能力に応じてクラス分けを行うディビジョニングでおこないます。また,予選落ちはあ りません。全員が決勝にすすみ,全員が表彰をうけます。 その精神は,次の言葉に集約されています。「スペシャルオリンピックスで大切なものは,最も強い体や 目を見張らせるような気力ではない。それは,各個人のあらゆるハンディに負けない精神である。その精 神なくしては勝利のメダルは意味を失う。しかしその気持ちがあれば決して敗北はない」 -2- 「障害者自立支援法」が施行されて・・・ 今年4月から、障害者自立支援法が施行され、1割負担と食事などの実費負担が導入されたことはみな さんご存知のことと思います。10月以降,サービスのメニューが改編され,放課後や長期休業中の日中 預かりは「児童デイサービス」「日帰りショートステイ」の介護給付で対応できなくなり,地域生活支援事 業の中の「日中一時支援事業」で対応することになります。 この「日中一時支援事業」は市町の行う事業に国が事業補助をしているもので,負担額や利用日数の制 限など市町によって違いがあります。サービスについては市町の福祉課にお問い合わせ下さい。 放課後や長期休業中に預かってほしいというときは…(福井市周辺) 介護給付 ・短期入所:家で介護を行う人が病気などの場合,短期間施設へ入所する宿泊を伴うショートステイ 事業所の名称 事業所の所在地 電話番号 備考 国立病院機構あわら病院 あわら市北潟 0779-79-1211 金津サンホーム あわら市花乃杜3丁目 0776-73-5033 かたいけの 福井市光陽1丁目 0776-25-0401 つくし園 福井市四ツ井2丁目 0776-53-6570 福井県小児寮育センター ぷらむ・ふち 福井市渕3丁目 0776-33-3758 18 歳以上,要予約 ・児童デイサービス:施設に通い日常生活の基本的な動作の指導や集団生活への適応訓練などを受け る療育を目的にしたデイサービス 事業所の名称 平谷こども発達クリニック ほのか ひまわり教室 事業所の所在地 福井市北四ツ居2丁目 福井市灯明寺1丁目 福井市大島町柳 電話番号 0776-54-9655 0776-37-3333 0776-36-0523 なかま しいのみ 鯖江市神明町5丁目 坂井市丸岡町一本田 0778-51-1839 0776-67-3603 備考 地域生活支援事業 ・日中一時支援:施設や事業所で放課後や長期休業中の預かりをする。 事業所の名称 事業所の所在地 電話番号 足羽学園 福井市宿布町 0776-41-3120 かすみが丘学園 丸岡町女形谷 0776-66-1272 希望園 大野市篠座 0779-66-1133 金津サンホーム あわら市花乃杜3丁目 0776-73-5033 プラザテクノパーク 福井市南居町 0776-33-8350 ショートステイ燦々 福井市河水町 0776-52-5575 ハスの実の家 あわら市二面 0776-78-6743 光道園 鯖江市和田町 0778-62-1234 わいわいポケット 福井市福町 0776-34-8112 国立病院機構あわら病院 あわら市北潟 0776-79-1211 若越ひかりの村 福井市島寺町 0776-98-3600 かたいけの 福井市光陽1丁目 0776-25-0401 にこにこハウス 春江町中筋北浦 0776-51-8243 備考 土日祝日実施 土日祝日実施 土日祝日実施 土日祝日実施,送迎有り 第1,2,4土曜実施 土日祝日実施,送迎有り 土日祝日実施 土曜実施,送迎有り 土日祝日実施 土祝日実施,送迎有り その他・放課後児童クラブ 事業所の名称 くまっこクラブ げんきの家 事業所の所在地 福井市大瀬町 福井市高木中央2丁目 -3- 電話番号 0776-33-3795 0776-52-8991 備考 送迎有り 送迎有り ◆社会資源情報◆ NPO法人「にこにこハウス」 代表: 大谷弘美 場所: 坂井市春江町中筋北浦131 電話& FAX:0776−51−8243 サービス内容:知的障害者(児)タイムケア 地域生活支援事業の日中一時支援事業 利用時間:8:30 ∼ 18:00 (延長は 19 時まで) 月曜日∼金曜日 ( 土・日曜日の利用は相談に応じる) 利用定員:12名/日 「にこにこハウス」 利用料金:市町が決定する利用者負担額(1割負担) 3時間未満 159 円,3時間以上8時間未満 318 円,8時間以上 477 円 平日放課後はおやつ代として 100 円 夏休みなど長期休業の場合,おやつ代,昼食代として別途 500 円必要 また,送迎は片道 54 円。 スタッフ:保育士,栄養士,ヘルパー2級の資格をもつスタッフが常時4名。利用者の数に応じてス タッフも増える。 申し込み方法:まずは「にこにこハウス」まで連絡をし,見学してから契約を。また,市町の福祉課 にてサービスを受けるための手続きが必要です。 子育てを終えたお母さんたちが「明るく元気」を心がけて笑顔で取り組んでいま す。長期休業中の昼食は,子どもたちに喜んで食べてもらえるよう,手作りのもの を心を込めて作っているとのこと。放課後は,県営坂井バスを利用すれば春江にあ る市庁舎まで迎えに来てもらえます。 編集後記 障害者自立支援法が本格的に導入されて,福祉の現場は多忙極まりない状況 になっていますが,障害のある方,そして,家族の方の笑顔のために一生懸命 取り組まれていることを強く感じました。快く取材に協力してくださった皆さ んに心から感謝しています。 ◆地域支援部では,障害を持つお子さんやご家族の皆さんの役に立つ情報を発信・交換していけたらと考えています。 情報をお持ちの方は担任を経由するか,地域支援部(松田)までお知らせ下さい。また,Eメールでも結構です。件名 に「地域支援部あて」を明記して送付して下さい。 [email protected] -4- 福井市にある相談窓口は… 場所:福井市大手 3 丁目 7 −1−210(繊協ビル2F) 電話:0776−22−0370 FAX:0776−22−0371 URL:http://www.scrum-fukui.com/ サービス内容:電話,メール,FAXによる相談の他,来所や訪問による相談。 利用時間:9:00~17:00(月~金曜日) ※土日・夜間は必要に応じて対応 利用料金:費用はかかりません。 <発達障害に関するセミナーのお知らせ> 「スクラム福井」では発達障害のある方を支援する事業の一つとしてセミナーを開催し ます。申し込みは、住所、氏名、電話番号、所属を記載可能な範囲で記入し FAX か郵送に て、スクラム福井まで。 日時: 平成 18 年 12 月 2 日(土)13:00 ∼ 16:00 場所: 福井商工会議所 講演: 講師 地下1 F「国際ホール」 中山清司先生 京都市発達障害者支援センター「かがやき」・副センター長 演題 「発達障害の理解と支援」 申込先:〒 914-0144 敦賀市桜ヶ丘町8−6 -5- FAX 0770-25-8588