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Report - The Gateway to Global 人民元

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Report - The Gateway to Global 人民元
中国の経済・産業動向と今後の展望
~2015年1Qの成長率は7.0%~
(2015年第2四半期版)
May 2015
Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ
A member of MUFG, a global financial group
目次
Section 1:経済動向と短・中期展望
03
Section 2:足元の産業動向と成長鈍化の影響
17
2
Section 1:
経済動向と短・中期展望
 2015年1Qの実質GDP成長率は+7.0%
 1Qの実質GDP成長率は、消費が全体の成長をある程度牽引した反面、外需の
不振と投資の減速が続いたことで、+7.0%に鈍化した
 政府は、景気浮揚より安定成長・構造改革を優先した経済運営を行う構え
 短期的には、経済政策の選択肢が乏しく、景気は横ばいないし緩やかな
減速基調で推移する可能性が高い
 中長期的には、成長維持と構造改革のジレンマへの対処が重要に
3
<景気概況>2015年1Qの実質GDP成長率は+7.0%
 2015年1QのGDP成長率は前年比+7.0%
 消費が成長をある程度牽引したものの、
外需不振・投資減速の継続を背景に伸びが
鈍化し、前年比+7.0%に留まった。
 外需は北米・ASEAN宛輸出の伸びが牽引
 実体経済指標は増勢を維持も力強さを欠く状況
 鉄道貨物輸送は減少基調、発電量も伸び悩み
 人民元融資増額は高水準が継続
実質GDP成長率と内訳寄与度
%
15
13
12.1
2014年のGDP成長率は7.4%。
最終的には消費・外需の伸び悩みを投資が支えた
10.3
誤差
外需
投資
消費
実質GDP
8.9
9.6 9.8 9.7 9.5
0.3 9.1
7.9
1.7 1.5
7.4
7.9 7.6
7.5 7.3 7.3
7.4 0.3 7.7 7.5 7.8 7.7
9 4.9
7.0
1.1
0.9
2.4
3.8
7
3.1
5.1
3.9
5.7
3.7
2.7
2.9 2.3
5.1
4.9
5
4.7
3.7
5.4
5.2
6.0
5.7
4.1 1.9
11
3
6.0 4.1 5.0 5.5 6.4 3.2 3.3 4.2 4.3 2.6 3.7 4.8 5.7 2.5 2.9 4.1
1 7.6 2.7 3.0 4.9 -0.1
-1 -0.4
-0.9
-0.8 -0.5-0.7-1.4
-1.8
購買担当者指数(PMI)
1、 2月は50を割り込んだ
60
55
改
善
50
悪
化
45
'11
'12
'13
'14
'15
人民元融資増額
実体経済の活動状況に比し、
兆元 信用拡大ペースは依然速い
1.6
1.4
1.2
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
0.0
'11
'12
'13
'14
'15
発電量・鉄道貨物輸送量伸び率
%
30
発電量の増勢は鈍化し、
鉄道貨物輸送は減少基調
製造業付加価値額伸び率
%
25
20
20
10
15
0
10
-10
-3
5
発電量
-5
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
2010
2011
2012
2013
2014
(注)2015年の寄与度消費、外需、投資別の寄与度の内訳は未発表。
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
4
2015
製造業付加価値額の伸びは
鈍化傾向
鉄道貨物
-20
'11
'12
'13
'14
'15
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
0
'11
'12
'13
'14
'15
<外需動向>輸出は増勢を維持するも通年目標の6%増を下回る
<現状>1Q合計の輸出額は前年比4.6%増
 EU・米国向け輸出の戻りとASEAN向けの輸出増が全体を牽引
 円安基調から対日輸出は伸び悩み
地域別輸出構成(2014年)
NIEs 、ASEAN向けが欧米向けを超過
<展望>輸出競争力低下で中長期的な伸びは緩やかに
 当面は先進国向けは緩やかな回復、ASEAN・NIEs向けは
増勢の継続が期待できる
 中長期的にも、元高や人件費上昇に伴う輸出競争力の低下で
伸び率は鈍化する見通し
EU
16%
米国
17%
その他
25%
NIEs
24%
ASEAN
12%
日本
7%
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
輸出の伸びと地域別寄与度
%
50
60
2月の急増は春節時期が影響。
3月は急減するも1Q全体の輸出額は前年比4.9%増
40
30
20
30
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
-10
-20
-30
-40
米国
EU
日本
50
40
地域別輸出伸び率
%
20
10
10
0
0
-10
米国
NIEs
日本
-20
-30
2013
EU
ASEAN
全体
2014
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
5
-10
-20
2015
-30
'13
'14
'15
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
%
NIEs
ASEAN
'13
'14
'15
<物価動向と金融政策>
景気浮揚策がインフレを誘発する可能性は否定できない
<現状>CPI上昇率の鈍化が継続
 PPIの減少基調と非食品CPIの低位安定は供給過剰の存在を示唆
 天候要因、需給環境変動による食品CPIの変動幅は大きい
 マネーサプライ伸び率は名目GDP伸び率を上回って推移
億元
1,750
1,500
CPI/PPI上昇率の推移
%
40
CPI(100)
食品(31.8)
非食品(68.2)
PPI
食品のインフレ率は
騰勢が鈍化
15
250
人民元貸出増額(左目盛)
0
2011
2012
2013
2014
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
0
2015
穀物( 9.2)
15/3月
3.2%
10
15/3月
2.7%
15.1%
0
-10
非食品のインフレ率は
-5 低位安定
6
10
500
肉類(21.4)
'12
'13
'14
'15
'11
'12
野菜(10.5)
28.1%
30
20
'13
'14
'15
果物(7.8)
29.1%
15/3月
6.2%
15/3月
0.6%
10
卸物価はマイナスが続く
2012
750
20
0
-10
2011
20
1,000
33.6%
'11
食品
CPIの
%
内訳 40
5
名目GDP伸び率(右目盛)
M2前年比伸び率(右目盛)
30
15/3月
1.4%
10
%
30
1,250
<展望>景気対策がインフレを誘発する可能性は否定できない
 過剰生産設備を背景にPPI/非食品CPIは当面低調な推移を予想
 政府は安定成長を掲げ雇用目標も維持できているものの、足元の
成長率低下を受け、景気のテコ入れに向けた景気対策を増やす
可能性は否定できず、インフレが誘発されるおそれも
(%)
20
マネーサプライと人民元貸出
2013
2014
2015
(注)左図の()内はCPI全体中の、右図の品目名横の()内は食品CPI中の比重。
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
0
-10
'11
'12
'13
'14
'15
'11
'12
'13
'14
'15
<投資動向>固定資産投資は全体的に伸び悩み
<現状>全体の投資の伸び率は緩やかな低下傾向
 製造業・不動産・インフラ全てで伸びが鈍化


特に不動産の低迷が顕著
第12次五ヵ年計画は電力以外は比較的順調
 製造業は設備過剰感から、不動産業は価格の先行き
不透明感から投資が伸び悩み
<展望>金融・財政問題が投資の抑制要因に
 地方政府の財政面の制約も抑制要因に


インフラ投資は地方政府の財源不足が制約条件に
銀行はインフラ投資向けの貸出を抑制。当局は
シャドーバンキングの統制を強化
 民間設備投資の回復は期待薄


過剰設備の解消は老朽化設備廃棄の政策次第
不動産取引活性化施策の効果顕在化にも注目
その他
製造業
不動産業
インフラ
固定資産投資伸び率と寄与度
不動産・製造業の投資
鈍化をインフラが底支え
35%
30%
4.9%
25%
20%
15%
8.4%
5.3%
8.1%
4.8%
40 (%)
20
30
20
10
0
3.0%
11.6% 7.4%
6.3%
固定資産
投資全体
'11 '12 '13 '14 '15
3.2%
40 (%)
不動産
30
5.5% 5.2%
12.4%
5%
7.5%
20
5.8%
4.0% 5.1% 5.0%
1.1%
10
0%
2009 2010 2011 2012 2013 2014
0
(注)インフラはユーティリティ、運輸、環境、教育、
'11 '12 '13 '14 '15
10%
7.5%
4.5%
2.8%
文化の合計。 その他は小売・金融や農鉱業など。
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
7
11thの実績 12thの目標
2.4兆元
3.3兆元
1.6万㎞
3.3万㎞
n.a.
n.a.
4.7兆元
6.2兆元
4.1兆元
n.a.
66万㎞
50万㎞
3.3万㎞
3.4万㎞
3.2兆元
4.8兆元
1.7兆元
2.7兆元
1.5兆元
2.1兆元
4.5億kW
5.2億kW
0.7兆元
1.8兆元
4年間実績
2 .5兆元
1.9万㎞
1.1万㎞
5 .3兆元
n.a.
n.a.
3.8万㎞
3.0兆元
1.5兆元
1.5兆元
3.9億kW
1.1兆元
(注)投資額実績の斜体は、鉄道、道路が3年11ヵ月間、水利が3年間の実績。
(資料)各種資料をもとにBTM U 企業調査部作成
業種別固定資産投資伸び率
0
3.9%
鉄道関連投資額
鉄道 期間中の鉄道新設距離
(うち高速鉄道)
交通基本建設投資額
(うち道路建設投資額)
道路
期間中の道路新設距離
(うち高速道路)
電力事業投資額
(うち発電)
電力
(うち送電)
期間中の新規発電設備容量
水利
30(%)
10
3.0%
11th 5YP vs 12th 5YP インフラ建設計画の比較
固定資産投資:新規着工投資額・件数
(前年同月比%)
着工投資額の増勢は鈍化
投資額
60
着工件数は不安定
件数
50
製造業
40
30
'11 '12 '13 '14 '15
20
30 (%)
10
インフラ
0
20
-10
10
-20
0
'11
'12
'13
'14
'15
'11 '12 '13 '14 '15
(注)前年同月比はそれぞれ3ヵ月移動平均で算出。
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
<消費動向>
現状の伸びは底堅いが、今後の経済を牽引するには政策進展が不可欠
<現状>消費は現状底堅いが持続性には注意が必要
 実質所得の伸びにはやや陰り
 実質小売販売の伸びは安定しているが横ばい
 「倹約令」が富裕層の消費を萎縮させている
<展望>経済構造転換の結実には時間を要する
 所得水準の上昇が消費の増加を牽引する構図は不変
 都市型消費の増加に向けた各種政策の進展が不可欠


社会保障拡充等による都市戸籍者と農民工の格差是正
最低賃金引き上げ等所得分配に向けた改革
(前年比、%)
小売販売成長(長期推移)
30
実質小売販売は所得の伸びに伴い大幅に伸びてきたが、
近年は10%程度の伸び率で安定
25
実質所得伸び率
(%)
25 実質所得の伸びは
都市でやや減速感
20
都市
農村
15
10
5
0
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
(注)都市は可処分所得、農村部は現金収入。
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
(%)
60
50
品目別小売売上高推移(前年比伸び率)
新製品投入により通信機器が急増、
他は10%前後の伸び
40
20
30
15
20
10
10
名目
実質
実質ベースの成長率は
10%程度でほぼ横ばい
5
0
2005
食料品
家電
衣類
-10
自動車
通信機器
-20
2006
2007
2008
2009
2010
2011
(注)伸び率は3ヵ月毎の移動平均により算出。
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
8
0
2012
2013
2014
'10
'11
'12
'13
'14
'15
(注)1.一定以上の売上高の企業が対象。
2.数値は3ヵ月移動平均だが、2012年以降は1、2月の数値は未公表。
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
<不動産市場の動向①:足元の動向>
不動産市場は全国的な調整局面入り
07年12月=100
住宅価格の月次推移
180
170 2014年央以降続く価格下落も
160 主要都市では深センが上昇に
転じるなど底打ちの兆し
150
140
130
120
110
北京
上海
100
広州
深セン
90
成都
80
08
09
10
11
12
13
14
15
 住宅価格は2014年春以降全国的な調整局面に


3月の新築住宅価格は70都市中50都市で前月比下落
住宅販売面積も依然前年比減少が継続
 政府の規制強化と在庫過剰感が調整局面入りの主因



不動産関連融資の引き締めやシャドーバンキングの
規制強化が信用膨張に歯止め
過剰供給を背景とする在庫の積み上がりも価格下落要因
政府は住宅購入制限や住宅ローン貸付基準の緩和を開始。
3月末には頭金緩和や中古住宅販売の免税を決定したが、
効果の顕在化には暫く時間を要しよう
新築住宅価格のトレンド
70
(万㎡)
20,000
(資料)CREISをもとにBTMUC企画部作成
不動産販売面積の推移
足元の住宅購入緩和政策
前年比伸び率(右目盛)
60%
時期
50
30
2014/5
15,000
40%
10,000
20% 2014/6
10
-10
-30
5,000
0%
2014/9
-50
上昇都市数-下落都市数
販売面積(左目盛)
-70
0
10
11
12
13
14
15
2012
2013
2014
-20%
2015/3
2015
(注)本グラフは、中国の主要70都市中前月比で価格が (注)1、2月は合計の実績。
上昇した都市数から下落した都市数を引いたもの。 (資料)各地方政府公表値をもとにBTM UC企画部作成
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
9
内容
中国人民銀行が、住宅ローンの
審査短期化、金利・頭金の優遇
等を各金融機関に指示
各都市が限購令(住宅購入制限)
を順次緩和(現在、導入した46
都市中41都市が緩和)
中国人民銀行が、2軒目・3軒目
の住宅購入時の住宅ローンの貸付
基準を緩和
中国人民銀行が2軒目購入時の
頭金を4割に緩和、条件を満たす
中古住宅の販売を免税
(資料)報道等をもとにBTM UC企画部作成
<不動産市場の動向②:今後の見通し>
在庫調整に伴う住宅価格下落は不可避も広範囲で暴落する可能性は低い
需要・供給サイドの価格押し上げ要因
 在庫調整過程である程度の住宅価格下落は不可避



<需要サイド>
在庫水準は峠を越えたものの依然高水準
政府による取引促進策の効果は未だ顕在化せず
中小都市より大都市、高価格物件より中~低価格物件の方が販売環境は良好
経済成長(所得増)に伴う購買力向上
都市への人口流入
結婚には持ち家が必須との価値観
 広範囲で住宅価格が暴落する懸念は小さい


需要・供給サイド双方の価格押し上げ要因や家計の債務レバレッジの
低さが価格の下支え要因に
住宅価格の割高感は所得向上に伴い徐々に解消される見込み
一人っ子政策で親族の支援が集中
不動産以外の代替投資先の乏しさ
<供給サイド>
 ただし、一部地域では不動産価格急落、デベロッパー破綻もあり得る

地域別の在庫動向や政策動向、デベロッパーの業況には注意が必要
大都市と中小都市、高価格物件と中~低価格物件の販売環境(北京・上海除く)
高価格物件
大都市
中小都市
△一部の大都市で購入制限が残存
△住宅ローン緩和の影響は僅少
×倹約令で監視対象に
×投資目的が多く実需が伴い難い
○住民の購買力は相対的に強い
○市場が大きく需給が比較的安定
○購入制限は緩和
△住宅ローン緩和の影響は僅少
×倹約令で監視対象に
×投資目的が多く実需が伴い難い
×住民の購買力は相対的に弱い
×市場が小さく需給が崩れやすい
中~低価格物件
△一部の大都市で購入制限が残存
○住宅ローン緩和の効果が大きい
○倹約令の影響は大きくない
○居住用が目的なので実需はある
○住民の購買力は相対的に強い
○市場が大きく需給が比較的安定
○購入制限は緩和
○住宅ローン緩和の効果が大きい
○倹約令の影響は大きくない
○居住用が目的なので実需はある
×住民の購買力は相対的に弱い
×市場が小さく需給が崩れやすい
(注)北京・上海は例外的に富裕層の多さから高価格物件の実需が強く、足元の販売を牽引している模様。
(資料)各種資料、ヒアリング等をもとにBTM UC企画部作成
10
地方政府の不動産関連収入への依存
(資料)報道等をもとにBTM UC企画部作成
23
21
19
倍
主要都市の住宅価格/所得倍率
依然高倍率だが
ピークアウトの傾向
深セン
17
北京
15
上海
13
11
広州
9
7
成都
5
02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14
(注)(㎡当たり住宅価格×標準的な住宅の
広さ100㎡)/(都市別1人当たり可処分所得
×2011年の主要都市の世帯平均人数2.84人) 。
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
<シャドーバンキングの現状>
存在自体は問題ではないが、規模の膨張が問題
 規模は30兆元を超えているとみられる


広義のシャドーバンキングを「銀行貸出以外の融資」とした場合、総残高は30兆元を超えているとみられる
最終的にシャドーバンキングに流入するとみられる理財商品・信託商品は、伸びは鈍化しつつも増勢
 当局は問題を認識し対策を実施中



シャドーバンキング自体の禁止は目的とせず、統制・監視を強化
地方債の発行解禁や銀行貸出のコントロールを通じ、シャドーバンキングによる過度な信用膨張を抑制
足元では信用膨張が鈍化するなか、「銀行貸出」の比率が上昇しており、シャドーバンキングの一服と
金融の見える化・健全化の兆しがみられる
 本質的な「解決」には時間を要しよう

諸々の構造問題の一側面に過ぎず、金融市場自由化や地方財政健全化、投資主導から消費主導の成長への
転換等と一体での解決を要する
兆元
「社会融資総量残高」とその内訳
140
社会融資総量
社会融資総量中、銀行貸出を除く部分が広
義の「シャドーバンキング」と言える。
2014年末の残高は約38兆元
うち株式発行
120
うち企業債券
うち銀行引受手形
100
80
理財商品
12
信託商品
10.2 10.9
7.1 7.5
8
6
うち委託貸出
4
うち銀行貸出
60
14
15.0 14.0
10
14年の残高は前年比14.3%増えたが、
増加率は9 年振りの低水準
うち信託貸出
理財商品・信託商品残高
兆元
16
2 0.8
1.7
2.8
4.6 4.8
3.0
0
40
'08
2014 年の銀行貸出比率は69.1 %
20
0
2003
2004
2005
2006
2007
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
11
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
'09
'10
'11
'12
'13
'14
(注)1.2009年以前の信託商品残高は不明。
2.理財商品で集められた資金が信託商品の
購入に充てられるなど、両者は一部重複。
(資料)中国社会科学院世界経済政治研究所資料、
報道、CEIC等をもとにBTMUC企画部作成
<短期の経済見通し>
「成長維持、信用抑制、構造改革」のバランスが鍵に
<短期の成長見通し>
 成長率は今後も緩やかに減速する公算大



消費は成長の牽引役としては未だ弱い
投資は資金調達や過剰生産問題等の制約
外需による牽引には多くを期待できず
<政府は成長と信用抑制のバランスに腐心>
 不動産価格は調整入りも暴落懸念は僅少



不動産価格は全国的な調整局面入り
政府は経済成長に向けた規制緩和と信用膨張
抑制を企図した引き締めを交互に実施して
きたが、足元では再び規制緩和に転換
過去みられたような大型景気刺激策に政府が
踏み切るとは考え難く、今後の在庫調整と
不動産価格の持ち直しはこれまでの価格調整
局面より緩やかになる見込み
<中長期的な成長減速は不可避>
 足元の成長率漸減傾向が続く可能性が高い



人件費上昇で製造業の国際競争力は低下
先進国の購買力(外需の伸び)も相対的に低下
構造改革の結実には時間が必要
経済政策と不動産価格のシナリオ
メインシナリオ
(ソフトランディング)
経済成長の鈍化を代償に
消費・輸出が想定以上に伸び
構造改革を推進、7%前後の
悩むなか、7%以上の成長確保
中成長を容認
に固執し大規模な投資を実施
景気失速回避の為の固定資産 地方財政の改革が進まず、
投資を「ほどほどに」実施
不動産収入に過度に依存する
経済政策
体質が温存され、大型景気対策
不動産取引促進に向けた規制
緩和を行いつつ、他方でバラン の実施を後押し
スを取って信用膨張・投資過熱構造改革の停滞・所得格差の
を抑制
解消遅延等で社会が不安定化
今回の調整局面で一定程度
投資依存の経済成長により
下落した後、横ばいから
緩 価格は再び大幅な上昇基調に
やかな上昇に収束
不動産価格の上昇を受け、
不動産 所得の伸びが不動産価格の
所得水準からみた適正価格
伸びを上回ることで、 不動産
価格
との乖離幅が再び拡大
価格の割高感解消が継続
その後、急激な不動産価格の
全国的な不動産価格の急落は
調整が発生し、価格は急落
発生せず
BTMU 中国経済の見通し(予想は2015年3月時点)
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年予
実質GDP成長率(%)
9.3
7.7
7.7
7.4
6.9
CPI上昇率(%)
5.4
2.6
2.6
2.0
1.6
2,017
1,931
1,828
2,138
2,780
経常収支(億ドル)
(資料)BTMU経済調査室作成
12
リスクシナリオ
(ハードランディング)
<中長期的展望①>さまざまな問題が構造改革を迫る



12
投資効果の低下で投資の「社会的コスト」は増大
中西部では投資への依存度が異常に上昇
労働人口のピークアウトは経済成長に下押し圧力
 地方政府債務問題への対処は待ったなし

国家的な吸収余力はあるものの、放置はできず
4
'85
改革の推進力維持には目に見える成果が必要
'90
'95
'05
'10
中国の公的債務推計
中国の生産年齢人口比率
その他偶発債務
(政策銀行・旧鉄道省・年金等)
(39%)
地方政府
17.9 兆元
(32%)
中央政府
12.4 兆元
(22%)
22%
13
'00
0.500 所得分配の不公平性を示す
0.495 ジニ係数は改善傾向
0.490
0.485
0.480
0.475
0.470
0.465
0.460
'04 '05 '06 '07 '08 '09 '10 '11 '12 '13 '14
(注)限界資本係数は、実質GDPを1単位 (注)北京大中国社会科学院は2014年7月に
世帯の資産ベースで見たジニ係数を
上昇させるのに必要な資本ストックの増分。
0.73と試算。本統計は、国家統計局が
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
個人の所得ベースで試算したもの。
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
「新常態(ニューノーマル)」を掲げた構造改革
優先の姿勢は明るい兆し
ただし、これまでのところ、構造改革の目立った
成果は出ていない
 既得権益層からの激しい抵抗も予想

6
0
<これまでの現政権の舵取りには一定の評価>
 現政権は改革への意欲を強調

投資に依存した成長を続けた
10 結果、投資効率の低下が顕著
8
2
<都市化による成長余地は依然として大きい>
 都市化、サービス産業化が成長の源泉
 ただし、都市型・消費主導型経済の実現には
各種構造改革が必須

ジニ係数の推移
中国の限界資本係数の推移
<待ったなしの構造改革に取り組む必要>
 投資主導の成長維持は限界
%
75
93%
70
程度?
54%
国連推計では生産年齢人口は
2015年頃にピークアウト
15~64歳の
人口比率
65
60
'00
'10
'20
'30
'40
'50
(注)1.比率は12年、13年平均の名目GDP対比。 (資料)国連「World Population
Prospects: The 2012 Revision」をもとに
2.中央・地方政府の債務は2013年6月
時点で、保証債務・偶発債務を含む。 BTMUC企画部作成
3.その他偶発債務は2010年以降の推計。
(出所)審計署統計等をもとにBTMUC企画部作成
<中長期的展望②>
改革と成長のジレンマへの適切な対処が政権の生命線に
<改革なくして成長なし>
 「成長ドライバー」の具現化は一定の
改革推進が大前提




格差問題の解消(労働分配率の是正)
過剰生産能力解消のための業界再編促進
沿岸部・内陸部の産業構造リバランス
成長分野への投資(経済の高付加価値化)
 構造改革は全体的に進める必要あり


特定分野だけを先行させることは困難
あらゆる改革が相互に連関
<成長なくして改革なし>
 改革に伴う「副作用」は無視できない


改革推進は、製造業の投資・雇用抑制を
伴うため目先の成長にはネガティブな影響
社会の混乱を招く恐れも
 痛みを伴う改革の推進力維持には、一定
の成長を続けることが不可欠


14
改革推進派に政治的なパワーを与え続ける
ため、目に見える改革の成果が必要
将来の成長に繋がるという確信がなければ
国民の支持は得られず
構造改革のアジェンダと相互連関性
解決すべき課題・実現すべき目標
取るべきアクション・改革
土地財政・不動産バブル
政府・党高官の評価体系見直し
過剰生産能力
過剰投資抑制
国有企業改革
成長分野への資源投入
戦略的新興産業の育成
地方財政制度改革
考えうる副作用
政局の混乱
地方経済減速
地方債務問題
消費主導型経済への転換
金融制度改革
(シャドーバンキング問題への対処)
「新型都市化」の実現
格差問題
少子高齢化
農民工の処遇改善
(戸籍制度改革)
所得分配の是正
(最低賃金引き上げ)
金融市場混乱
地方財政悪化
輸出競争力低下
社会保障制度改革
(注)実現すべき目標中の網掛けは、今後の成長ドライバーと目されるもの。
(資料)各種資料をもとにBTMUC企画部作成
(※)新型都市化(新型城鎮化)
従来、農民工は農業戸籍のまま都市に移住していたため、都市戸籍者ほどの購買力を
持たないケースが多かった。すなわち、常住人口に基づく都市化率は、実態を過大評価
する傾向があった。
新型都市化では、農民工に都市戸籍者と同様の待遇を与えるとともに、これまでの大都
市偏重を見直し、中小都市で農村からの流出人口を吸収することを目指す。
これにより、大都市の人口増加に伴う諸問題を回避するとともに、都市開発の効果が相
対的に大きい中小都市の発展を促すことが狙い。
<新型都市化>「生活実態」の都市化を今後の成長ドライバーに


常住人口ベースの都市化率:54.8%(2014)
戸籍ベースの都市化率:35.9%(2013)
 戸籍取得を伴わない常住人口増は「生活実態」
の都市化(都市型消費拡大)に結び付かない


都市の地方政府は都市戸籍者の増加に伴う
社会保障等の財政負担増を忌避
都市部在住の農村戸籍者(農民工)は、
社会保障が十分でないなか、将来に備えて
消費より貯蓄を優先
 今後、「土地」「建物」の都市化ペースは鈍化

成長を牽引してきた「土地」・「建物」の
都市化は、今後は財政面の制約等から鈍化する
見通し
 中長期的には「生活実態」の都市化が中国経済
にとって主要な成長ドライバーに



15
“ルイスの転換点”通過による「産業」の
都
市化一服が「生活実態」都市化のブレーキに
一方、戸籍転換等に伴う社会保障の拡充および
消費の増加が「生活実態」の都市化を促進し、
今後の成長ドライバーに
⇒ そのための「新型都市化」
政府は2020年までに都市化率を常住人口ベース
60%前後、戸籍ベース45%前後に高める計画
億人
中国の人口の推移
10
農村部戸籍人口
9 戸籍と居住実態の乖離が年々拡大
8
農村部常住人口
7
6 【農村部】
5
4
都市部常住人口
3
【都市部】
都市部戸籍人口
2
1
0
'50
'60
'70
'80
'90
'00
'10
(注)『常住人口』と『登録人口』の乖離は農民工によるもの。
(資料)中国国家統計局統計をもとにBTMU経済調査室作成
都市化による経済成長の経路:現在→今後
農地の用途転換
( 土地の都市化)
都市部への農民工流入
( 人の都市化)
○→△
○
△
→
 これまでの課題=「土地」「建物」「人」は
都市化しても「生活実態」の都市化は進展せず
第二次・三次産業への就業者増加 社会保障拡充
(産業の都市化)
(戸籍転換含む)
所得増
インフラ投資
( 建物の都市化)
×→△
貯蓄率低下
耐久財・サービス消費増加
( 生活実態の都市化)
(資料)各種資料をもとにBTMU経済調査室作成
<主要経済指標>
GDP
2012年
2013年
2014年
12年 1Q
2Q
3Q
4Q
13 年 1Q
2Q
3Q
4Q
14 年 1Q
2Q
3Q
4Q
15 年 1Q
13 年 1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
14 年 1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
15 年 1月
2月
3月
実体経済
名目
GDP
実質GDP
成長率
PMI
億元
519,470
588,019
636,463
%
%
7.8
7.7
7.4
8.1
7.6
7.4
7.9
7.7
7.5
7.8
7.7
7.4
7.5
7.3
7.3
7.0
50.4
50.1
50.9
50.6
50.8
50.1
50.3
51.0
51.1
51.4
51.4
51.0
50.5
50.2
50.3
50.4
50.8
51.0
51.7
51.1
51.1
50.8
50.3
50.1
49.8
49.9
50.1
工業生産 固定資産 社会消費品
付加価値
投資
小売総額
%
10.0
9.7
8.3
16.6
9.5
9.1
10.0
8.9
9.1
10.1
10.0
8.8
8.9
8.0
7.6
5.6
n/a
n/a
8.9
9.3
9.2
8.9
9.7
10.4
10.2
10.3
10.0
9.7
n/a
n/a
8.8
8.7
8.8
9.2
9.0
6.9
8.0
7.7
7.2
7.9
n/a
n/a
5.6
(注)太字は直近更新されたデータ
16
%
20.6
19.6
15.7
21.3
20.2
20.4
20.7
21.1
20.4
20.2
19.9
17.8
17.3
16.5
15.8
13.8
21.2
21.2
20.9
20.6
20.4
20.1
20.1
20.3
20.2
20.1
19.9
19.6
17.9
17.9
17.6
17.3
17.2
17.3
17.0
16.5
16.1
15.9
15.8
15.7
13.9
13.9
13.5
%
14.3
13.1
12.0
14.8
13.9
13.5
14.9
12.4
13.0
13.3
13.5
12.0
12.3
11.9
11.7
10.2
12.3
12.3
12.6
12.8
12.9
13.3
13.2
13.4
13.3
13.3
13.7
13.6
n/a
n/a
12.2
11.9
12.5
12.4
12.2
11.9
11.6
11.5
11.7
11.9
n/a
n/a
10.2
同実質
ベース
%
11.7
10.5
10.0
11.0
11.0
11.6
12.8
10.0
10.6
10.5
10.6
9.7
10.1
9.9
10.2
9.0
10.3
9.1
10.5
10.4
10.8
10.6
10.5
10.8
10.2
10.1
10.7
11.1
n/a
n/a
9.8
10.1
10.0
10.1
9.9
9.9
10.0
9.9
10.3
10.4
n/a
n/a
8.8
国際収支
CPI
乗用車
上昇率 販売台数
%
%
2.7
2.6
2.0
3.8
2.9
1.9
2.1
2.4
2.4
2.8
2.9
2.3
2.2
2.0
1.5
1.2
2.0
3.2
2.1
2.4
2.1
2.7
2.7
2.6
3.1
3.2
3.0
2.5
2.5
2.0
2.4
1.8
2.5
2.3
2.3
2.0
1.6
1.6
1.4
1.5
0.8
1.4
1.4
7.1
15.7
9.9
-1.8
16.6
6.7
7.4
17.2
10.4
14.5
20.3
10.1
12.3
8.1
9.2
9.0
48.7
-8.3
13.3
13.0
9.0
9.3
10.5
11.0
21.1
23.6
16.1
21.5
7.0
18.0
7.9
11.6
13.9
11.5
9.7
8.5
6.4
6.4
4.7
16.0
10.4
6.4
9.4
発電量
%
6.5
7.5
1.2
6.5
1.2
2.1
7.4
4.2
6.9
11.6
10.1
7.8
7.3
3.3
2.7
3.0
24.5
-12.7
2.1
7.4
5.3
8.1
10.2
14.1
10.3
10.5
9.5
10.5
-0.3
18.6
8.0
6.4
7.6
7.7
5.3
-0.6
5.4
3.3
2.2
2.6
13.4
-4.7
-0.4
鉄道貨物
失業率
輸送量
%
-0.7
1.9
-4.0
4.4
1.4
-7.2
-1.1
-0.8
-4.5
7.5
6.0
-3.3
-1.8
-1.8
-8.6
-9.6
1.5
-1.2
-2.6
-6.3
-6.3
-0.6
4.9
8.2
9.3
8.3
3.5
6.2
0.1
-6.6
-3.6
-2.7
-1.6
-0.5
-1.4
-0.2
-5.4
-7.0
-6.4
-12.2
-9.1
-9.1
-10.6
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
%
4.1
4.1
4.1
4.1
4.1
4.1
4.1
4.1
4.1
4.0
4.1
4.1
4.1
4.1
4.1
輸出
前年比
輸入
前年比
%
%
7.9
7.8
6.0
7.6
10.5
4.5
9.4
18.3
3.7
3.9
7.4
-3.5
4.9
13.0
8.5
4.6
25.0
21.7
10.0
14.6
0.9
-3.3
5.1
7.1
-0.4
5.6
12.7
4.3
10.6
-18.1
-6.6
0.8
7.0
7.2
14.5
9.4
15.1
11.6
4.7
9.5
-3.3
48.3
-15.0
4.4
7.3
0.7
7.1
6.5
1.6
2.7
8.5
5.0
8.4
7.2
2.0
1.3
1.3
-1.6
-17.8
29.0
-14.9
14.2
16.6
-0.1
-0.9
10.8
7.1
7.4
7.5
5.4
8.7
10.8
10.4
-11.3
0.7
-1.7
5.5
-1.5
-2.1
7.2
4.6
-6.7
-2.3
-20.0
-20.8
-12.9
貿易
収支
経常
収支
金融市場
対中直接
外貨準備
投資
10 億ドル 10億ドル 10 億ドル 10億ドル
232.8
215.4
112.8
3,312
261.4
182.8
117.6
3,821
380.1
154.4
3,843
213.8
1.1
23.5
29.5
3,305
68.8
53.7
29.6
3,240
79.5
70.8
24.3
3,285
83.3
45.1
28.3
3,312
43.5
47.6
29.9
3,443
65.7
50.9
32.1
3,497
61.5
40.4
26.6
3,663
90.5
44.0
29.0
3,821
16.6
7.0
31.5
3,948
85.9
73.4
31.8
3,993
128.1
72.1
24.0
3,888
149.5
32.2
3,843
67.0
123.7
34.9
3,730
29.1
9.3
3,410
15.2
8.2
3,395
-0.8
12.4
3,443
18.2
8.4
3,534
20.4
9.3
3,515
27.1
14.4
3,497
17.8
9.4
3,548
28.5
8.4
3,553
15.2
8.8
3,663
31.1
8.4
3,737
33.8
8.5
3,789
25.6
12.1
3,821
31.9
10.8
3,867
-23.0
8.5
3,914
7.7
12.2
3,948
18.5
8.7
3,979
35.9
8.6
3,984
31.6
14.4
3,993
47.3
7.8
3,966
49.8
7.2
3,969
31.0
9.0
3,888
45.4
8.5
3,853
54.5
10.4
3,847
49.6
13.3
3,843
60.0
13.9
n/a
60.6
n/a
8.6
3.1
12.4
3,730
M2
人民元 社会資金 上海総合 平均為替
融資増額 調達総額 株価指数
レート
%
10 億元 10億元
13.8 8,203.8 15,763
13.6 8,891.7 17,317
12.2 9,781.5 16,413
13.4 2,460.2 3,888.9
13.6 2,394.8 3,887.1
14.8 1,866.7 3,945.9
13.8 1,482.0 4,041.2
15.7 2,754.7 6,165.4
14.0 2,324.5 3,987.5
14.2 2,199.5 3,815.2
13.6 1,613.0 3,348.7
12.1 3,013.5 5,630.8
14.7 2,724.6 4,894.6
12.9 1,944.9 2,366.9
12.2 2,098.3 3,521.1
11.6 3,670.0 4,596.3
15.9 1,072.1 2,544.6
15.2
620.0 1,070.5
15.7 1,062.5 2,550.3
16.1
792.3 1,762.9
15.8
669.4 1,187.1
14.0
862.8 1,037.5
14.5
699.7
819.1
14.7
711.3 1,584.0
14.2
787.0 1,412.0
14.3
506.1
864.5
14.2
624.6 1,231.0
13.6
482.5 1,253.2
13.2 1,319.0 2,600.4
13.3
644.8
937.0
12.1 1,050.1 2,093.5
13.2
774.5 1,525.9
13.5
870.8 1,401.3
14.7 1,079.3 1,967.3
13.5
385.2
273.7
12.8
702.5
957.7
12.9
857.2 1,135.5
12.6
548.3
680.7
12.3
852.7 1,145.9
12.2
697.3 1,694.5
10.8 1,470.0 2,063.1
12.5 1,020.0 1,353.2
11.6 1,180.0 1,180.0
2,269
2,116
3,235
2,263
2,225
2,086
2,269
2,237
1,979
2,175
2,116
2,033
2,048
2,364
3,235
3,748
2,385
2,366
2,237
2,178
2,301
1,979
1,994
2,098
2,175
2,142
2,221
2,116
2,033
2,056
2,033
2,026
2,039
2,048
2,202
2,217
2,364
2,420
2,683
3,235
3,210
3,310
3,748
RMB/USD
6.3124
6.1956
6.1424
6.3083
6.3069
6.3345
6.2999
6.2791
6.2053
6.1674
6.1308
6.1176
6.1582
6.1568
6.1370
6.1373
6.2787
6.2842
6.2743
6.2471
6.1970
6.1718
6.1725
6.1708
6.1588
6.1393
6.1372
6.1160
6.1043
6.1128
6.1358
6.1553
6.1636
6.1557
6.1569
6.1606
6.1528
6.1441
6.1432
6.1238
6.1272
6.1339
6.1507
Section 2:
足元の産業動向と成長鈍化の影響
 内需型消費財産業・サービス産業は堅調な成長が見込まれる
 資本財産業や外需型産業は相対的に低迷
 生産能力過剰に苦しむ素材産業の成長性は総じて低下
 消費の伸びを牽引するインターネット販売
 中国経済の「中成長化」の影響は産業によって差異あり
 中国のビジネス魅力度は低下するも、完全移転は非現実的
17
<消費財製造業の生産・消費動向>
外需型/内需型で生産・消費の動きに違い
 外需型(輸出依存度大)の家電・衣料品・家具・通信機器は、消費に比べ生産が低迷する傾向

外需の弱さに起因する生産減を反映。通信機器の生産は新製品動向にも左右される
 内需型(生産のほとんどが国内消費向け)の自動車や清涼飲料水は生産・消費が概ね連動

但し足元では製造業全体の投資伸び悩みから、生産の伸びが消費の伸びを下回る傾向も
主要分野の国内消費・生産の前年比伸び率推移
<外需型>
%
60
家電
生産
消費
40
%
60
<内需型>
通信機器
%
60
40
40
20
20
20
0
0
-20
2012
%
2013
2014
2015
家具
%
60
生産
消費
40
消費
2013
2014
2015
衣料品
60
生産
消費
40
-20
2012
%
60
20
20
0
0
0
2013
2014
(注)家電の生産はPCの値を使用。
18
2015
-20
2012
2013
2014
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
消費
2015
2013
2014
-20
2012
2015
自動車
生産
消費
40
20
-20
2012
生産
0
生産
-20
2012
清涼飲料水
2013
2014
2015
<消費財動向:自動車>中期的には一桁台半ば~後半での成長を予想
<2014年>全体の伸びは鈍化し一桁台半ばで着地
 乗用車~全体的に堅調に推移するも日本車は低調
 商用車~投資の伸び悩みから減少
ブランド国籍別販売(出荷)台数前年比推移
(%)
200
150
中(自主)
欧
米
韓
100
<中期展望>主力の乗用車が牽引する形で全体では
一桁台半ば~後半の伸び率での成長を予想
 乗用車~経済発展に伴う購入層拡大や買い替え
需要増が登録制限や在庫調整等のマイナス要因を
カバーし、一桁台後半のペースで成長する見通し
 商用車~インフラ投資の動向による浮き沈みを
伴いつつも、均せば一桁台半ばで成長
20
商用車
13.6
15
9.3
18.1
18.5
4.3
4.0
23.5
19.3
22.0
4.1
3.8
10.3
13.8
6.8
4.0
14.5
15.5
17.9
2010
13/3
13/9
14/3
14/9
月次自動車販売(出荷)台数
(百万台)
2.5
商用車前年比(右軸)
商用車
乗用車前年比(右軸)
2.0
15/3
50%
19.7
21.2
1.0
乗用車
2009
12/9
0.5
乗用車
2011
2012
2013
(資料)CAAM資料をもとにBTMUC企画部作成
19
-100
12/3
0%
0
2008
-50
1.5
3.3
2.6
25.2
3.8
10
5
0
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
30
2014年は乗用車が牽引するも
25 商用車の低迷で成長が鈍化
日本車
50
自動車販売(出荷)台数推移
(百万台)
日本車販売は足元低調
2014
2015
(予想)
0.0
2011
-50%
2012
2013
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
2014
2015
<消費財動向:家電>今後は輸出低迷と内需鈍化で成長は減速しよう
<全体動向> プリンター・デジカメは不調
 スマートフォンの国内販売が好調な携帯電話
は生産増勢が継続。エアコンも輸出増を受け
生産減少幅は比較的小さい。
 一方プリンターおよびデジカメは生産・輸出
ともに低迷
<今後> 輸出低迷と内需鈍化で成長は減速
 輸出主体の製品は人件費上昇に伴う価格
競争力低下で生産が減少する公算大
 今後、内需は更新需要が主体に。普及余地の
あるスマートフォン以外は大幅成長を見込み
難い
60
%
製品別の生産台数・輸出台数の前年比伸び率の推移
【エアコン】
(%)
80
輸出
(%)
80
40
40
0
0
▲40
家電
輸出
▲40
'11
'12
'13
'14
'11
【パソコン】
(%)
80
'12
'13
'14
【携帯電話】
生産
輸出
(%)
80
40
40
0
0
通信機器
全業種
▲40
生産
輸出
▲40
'11
'12
'13
'14
'11
【プリンター(含む複合機)】
80
20
0
'10
生産
小売市場の前年比伸び率
40
20
生産
【カラーTV】
'11
'12
'13
'14
(注)1.一定以上の売上高の企業が対象。
2.2012年以降は、1月、2月の数値は非公表。
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
(%)
生産
輸出
(%)
40
0
0
▲40
▲40
▲80
'12
'13
'14
(注)2014年1月、2月の生産実績は未公表。
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
'13
'14
【デジタルカメラ】
40
'11
'12
'11
生産
'12
'13
輸出
'14
<資本財動向:機械>工作機械が減少に転じ建設機械は引き続き低迷
<全体動向>工作機械は自動車・電機向け需要に陰り、建機は鉱山・不動産向けの不振で低迷
 工作機械の生産は、国内の自動車関連投資、スマートフォンの新機種生産に向けた投資に加え、
堅調な外需に起因して堅調に推移してきたが、足元では減少
 建機は、鉱山および不動産向け需要の低迷から減少基調が継続
<今後>工作機械は伸びが鈍化し、建設機械は低調に推移する見通し
 工作機械は、国内の自動車増産投資が引き続き需要を牽引するものの、スマートフォン向け
設備投資の一巡によって、総じてみれば伸びは鈍化する見通し
 建設機械は、鉱山・建設関連投資の大幅な回復が見込み難く、需要は低調に推移する見通し
台
50,000
工作機械生産台数
生産台数
45,000
うちNC付生産台数
対前年比(生産台数)
40,000
対前年比(NC付生産台数)
100% 35,000
2014年の工作機械は自動車・電機
関連の投資と外需が牽引し、堅調に
推移したが、足元では前年比減少
千台
100
建機出荷台数推移
油圧ショベル
ローダー
油圧ショベル前年比
ローダー前年比
2014年は鉱山向け需要の
低迷および建設投資の
伸び悩みから再び減少
50%
50
0%
100%
50%
30,000
75
150%
25,000
0%
20,000
15,000
-50%
-50% 10,000
25
5,000
0
-100%
'09
'10
'11
'12
'13
(注)2014年以降、1月、2月の数値は未公表。
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
21
'14
'15
0
2011
-100%
2012
2013
2014
(資料)中国建設機械工業協会資料をもとにBTMUC企画部作成
2015
<生産財動向:素材>成長が減速するなかでも一部の素材は増産基調
 鉄鋼~生産量の増勢は鈍化
 生産量の増加ペースが鈍化
し、在庫の増勢も足踏み
 政府は2017年までに
8,000万トンの能力を削減
し事業者数を集約する方針
 非鉄~不安定な需要が懸念材料
 投資・景気動向に敏感
 足元の需要は高水準で推移
するも不安定性が懸念材料
 合成樹脂~消費・生産とも増勢
 生産量は増勢を維持
 足元の消費の伸びは比較的
大きいが、今後の鈍化には
注意が必要
 セメント~足元で減少局面入り
 増勢が続いてきたが、
2014年末から減少に転換
 長距離輸送に適さないため
需給バランスに地域差あり
(地域毎のインフラ投資に
左右される)
22
鋼材生産量
鋼材生産量は依然増加
(百万トン)
しているが伸びは鈍化 (%)
40
120
鋼材生産量
鋼材在庫量
100
鋼材生産量前年比
80
20
60
精錬銅生産・消費量
(千トン)
1,200
国内需要は
増勢が継続
見掛消費
精錬銅生産
見掛消費前年比
(%)
60
1,000
800
40
600
40
0
20
20
400
0
200
0
2011
2013
2014
2015
合成樹脂生産量・輸入量
(%)
50
40
6,000
2013
2014
2015
(百万トン) 2013年以降も比較的高い伸びが
250
続いたが、足元で減少局面入り
(%)
30
20
200
30
5,000
4,000
3,000
20
150
10
100
10
0
-10
0
2,000
0
2011
-20
2012
セメント生産量
(千トン) 2013年以降、各社の増産
8,000
ペースが加速
合成樹脂輸入量
7,000
1,000
0
2011
-20
2012
合成樹脂生産量
合成樹脂見掛消費前年比(右軸)
-10
-20
2012
2013
2014
2015
50
-20
セメント生産量前年比(右軸)
0
2011
(注)1.合成樹脂消費の前年比は3ヵ月移動平均で算出。
2.一部指標では2013年以降の1月、2月の数値が未公表。
(資料)CEICをもとにBTMUC企画部作成
-30
2012
2013
2014
2015
<小売業の動向:インターネット販売>小売市場全体を上回る伸びが続こう
<全体動向> インターネット人口の増加を背景
に急速に成長中
 中国のインターネット普及率は急上昇し、
利用者数は2013年末時点で6.2億人に増加
 中国オンラインショッピング市場は小売市場
全体を大幅に上回るペースで急成長
<今後> 競争は激化も二桁台の成長を見込む
 大手のシェアが高いうえ、参入企業数は増加
基調にあり、競争は激化する見込み
 政府による制度整備も後押しとなり、今後も
二桁台の成長が期待できる
(単位:兆元)
8
オンラインショッピング取引額推移
7.3
予測
7
6
5
4
75%
50%
1.9
2
25%
1
0%
0
07
08
09
10
11
CtoC
12
13
BtoC
14
15
17
前年比(右軸)
(資料)iResearchをもとにBTMU企業調査部作成
23
16
18
北京 上海 広東 天津 浙江 福建 江蘇 遼寧 山東 湖北 四川 全国
07年 47% 46% 36% 27% 30% 24% 23% 18% 14% 12% 10% 16%
13年 75% 71% 66% 61% 61% 64% 52% 56% 45% 43% 35% 46%
(資料)CEICをもとにBTMU企業調査部作成
商品カテゴリ別小売売上高推移と年平均伸び率
オンラインショッピング小売売上高
衣料品、鞄
家電、情報通信機器
化粧品
その他
2010
4,610
1,051
770
226
2,563
2011
7,845
2,095
1,420
384
3,946
(単位:億元)
2012 年平均伸び率
11,871
60.5%
3,146
73.0%
2,184
68.4%
594
62.1%
5,947
52.3%
社会消費品小売売上高(除く外食) 136,918 160,683 183,884
58,056 78,164 93,330
うち売上高 500万元以上の企業
5,874
7,955
9,778
衣料品、靴等
150%
4,057
6,445
7,476
家電、情報通信機器
889
1,103
1,339
化粧品
125%
47,236 62,661 74,737
その他
100% (資料)国家統計局資料、iResearch資料等をもとにBTMU企業調査部作成
2.8
3
地域別インターネット普及率の変化
15.9%
26.8%
29.0%
35.8%
22.7%
25.8%
(※)11月11日「独身の日」には記録的な売り上げを達成
中国では、1が4つ並ぶ11月11日は、一人(独身)が並んでいるように見えるため
“独身の日(光棍節)”とされてきたが、近年はオンラインショッピングサイトでセー
ルを行うことが国民的なイベントとして定着している。
アリババグループ(BtoC、CtoC合計)の2014年同日の決済額は571億元(約1兆
750億円)で、同社がセールを開始した2009年の0.5億元から飛躍的に増加。楽
天の2013年通年の決済額約1兆7,000億円との比較でも、中国のオンラインショ
ッピング市場の規模が窺える。
<新常態下の成長産業>業種特性により今後の成長性に格差
 業種特性により今後の成長性には格差




外需消費財の輸出競争力は低下
インフラ投資は内陸部にシフトしつつ減速、不動産投資も伸び率は鈍化
素材産業は総じて供給過剰。川下業種の成長性に影響を受けやすく、業種によっては業界再編も不可欠
内需消費財と政府の重点産業が成長の源泉、個人消費はサービス分野に成長余地
 新常態下でも成長分野は存在


政府は2015年3月の全人代活動報告で「中国製造2025」を提示。詳細な内容は未確定だが、
従来の「戦略的新興産業」を発展させ、重点産業をより具体化し深化を目指すとみられる
同時に検討されている「インターネット+」では、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、
IoT(モノのインターネット化)等のインターネット技術と製造業との融合を志向
「戦略的新興産業」(12th FYP)
重点産業
①省エネ・環境保護
②次世代情報技術
③バイオ
④先端設備
⑤新エネルギー
「中国製造2025」(2015年3月、全人代「政府活動報告」にて発表)
重点産業
①次世代情報技術
②NC工作機械・産業用ロボット
③航空宇宙設備
④海洋エンジニアリング・船舶
⑤軌道交通
⑥省エネ・新エネ自動車
想定される分野
◇情報ネットワーク ◇集積回路 ◇ソフトウェア産業
◇ハイエンド装置 (高精度の工作機械、産業用ロボット)
◇航空エンジン ◇航空機 ◇衛星
◇洋上プラットフォーム ◇高機能船舶
◇高速鉄道車両 ◇一般鉄道車両 ◇都市交通システム
◇省エネ・環境装置 ◇電気自動車 ◇プラグインハイブリッド車
⑦電力設備
◇新エネルギー資源 ◇ガス タービン
◇原子力・風力・太陽光発電設備 ◇スマートグリッド設備
⑧新素材
◇新素材 (特殊鋼、合金、レアアース、膜、光学、電子、
セラミック、プラスチック、複合繊維等)
⑥新素材
⑦新エネルギー自動車
⑨バイオ医薬・高性能医療機器 ◇バイオ医薬品 ◇医療機器 ◇バイオテクノロジー
⑩農業機械
◇農業機械 ◇肥料・農薬
(注)中国製造2025の想定される分野中、太字の分野は全人代活動報告で李克強首相が直接言及した分野
BTM UC企画部作成
(資料)「戦略新興産業重点品目・サービス指導リスト」、報道等をもとに
24


人口規模は世界最大
依然高い経済成長率に伴う所得の伸び
②労働生産性や技術力では一日の長


産業基盤・集積の差は大きい
新たな立地でのサプライチェーンの
構築は大仕事
③受入側の労働人口に制約あり

中国からのわずかなシフトでも、
受入国側で大幅な賃金の上昇を招く
④ベトナム、ミャンマーなどはその他の
投資環境の差も依然大きい


インフラ、法制度、人材確保など
(中国は規制の多さがむしろ問題)
タイは社会情勢が懸念されている
 中国事業に課題を抱える企業はある
ものの、完全移転は非現実的



25
立地を変えれば解決するのか?
ワーカー賃金だけが立地決定要素となる
企業はあまり多くないのでは?
事業構造、サプライチェーンや販売市場
に関する冷静な分析が不可欠
市
現
地
市
場
の
規
点
力
給
拠
現
品
供
労
働
2014 2013
現
地
 しかし、中国は依然有望、魅力的
①内販市場の拡大は続く
部
前年の4位から浮上も3位にとどまる
賃金上昇、不動産価格上昇、物流コスト
上昇、人民元相場の上昇・・・
価
な


中期的有望事業展開国
(2014年調査)
安
 中国の国際競争力低下は不可避
模
場
の
成
地
長
の
性
イ
ン
フ
産
ラ
業
リ
集
ス
積
ク
分
法
散
制
の
度
受
の
け
運
皿
用
労
が
働
不
コ
透
ス
明
ト
競
上
争
昇
が
厳
イ
し
ン
い
フ
ラ
未
整
備
<中国のビジネス魅力度>
代替投資先はどの程度現実的な選択肢か?
強み(回答比率%)
課題(回答比率%)
コメント
4.1 35.1 17.6 36.7 51.6 有望市場だが
1 インド
229
213 33.6 20.9 31.8 85.0
0.9 11.4
2 インドネシア
228
219 28.6 25.5 37.3 85.5
3.2
3 中国
218
183 17.8 23.4 57.0 68.2 14.5 21.0
1.4 54.3 75.4 58.8
5.5 投資環境整備進ん
4 タイ
176
188 28.3 27.7 42.2 54.3 27.7 35.3 11.0 12.0 52.1 45.1
6.3 投資環境整備進ん
5 ベトナム
155
148 53.0 14.6 17.9 69.5
10 ミャンマー
55
64 69.8
7.5 11.3 69.8
インフラがネック
9.5 10.0 41.0 44.1 32.4 32.4 有望市場だが
労働コスト上昇
だが労働コスト上昇
だが労働コスト上昇
4.0
7.9 19.2 34.6 29.9 22.0 40.9 有望市場だが
0.0
0.0 13.2 48.0 12.0 12.0 66.0 有望市場だが
インフラがネック
インフラがネック
(注)2014年7~9月に行われたアンケート調査に基づく。
(資料)JBIC資料をもとにBTMUC企画部作成
アジアの主な新興国の投資環境
(単位:USD )
タイ
ベトナム ミャンマー フィリピン マレーシア
国
中国 インドネシア インド
クアラルンプール
ハノイ
ヤンゴン
マニラ
都市
上海
ジャカルタ ニューデリー バンコク
248
1,243
68
90
65
97
30
1,361
国人口(百万人)
(不動産月額賃料)
50
26
18~26
26~43
85~95
20
23
オフィス賃料(㎡) 49~55
5~6
2.9
6.3~6.7 0.1~0.2 0.2~0.5
6.6
2.6
工業団地賃料(㎡) 3.4~4.9
(月額賃金水準)
241
224
366
155
71
272
429
495
ワーカー
405
567
699
355
126
430
1,038
867
エンジニア
934
1,405
1,570
773
404
895
1,785
1,485
中間管理職
200
130
9
128
n/a
10
274
265
最低賃金
(注)国人口は2013年末時点。不動産賃料は2013年12~2014年1月調査、賃金水準は2013年10~
11月調査、バンコク・マニラの最低賃金は日額。
(資料)JBIC、JETRO資料をもとにBTMUC企画部作成
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発行:
株式会社三菱東京UFJ銀行
(連絡先) 企業調査部(香港駐在) 調査役 芳我 真倫
6/F., AIA Central, 1 Connaught Road Central, Hong Kong
[email protected]
資料作成:
三菱東京UFJ銀行(中国)有限公司
(連絡先) 企画部企業調査チーム 調査役 米田 智宏
中国上海市浦東新区陸家嘴環路1233号匯亜大廈22階
[email protected]
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