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災害査定申請の支援ツール フォトジー・キャド※ Photog-CAD Digital Photogrammetry & CAD ※ 商標登録 一般財団法人 日本建設情報総合センター 内 容 • • • • • • Photog-CADの概要 写真撮影について 被災箇所での撮影例 Photog-CADプログラムの操作 測定精度について ユーザ支援体制 2 Photog-CADの概要 Photog-CADとは システム概要 ・近接写真測量技術を応用 ・家庭用デジタルカメラで、被災箇所の写真を 3方向から撮り、災害復旧事業費の 申請書類(査定設計書)と野帳が作成できる ・総合単価を使った、設計書の作成が できる災害復旧の支援ツール 4 近接写真測量 特 長 ・災害現場で現地に入りにくい箇所の測量 ・オルソ画像・三次元モデルが容易にできる ・撮影した現地を忠実に再現 ・現地作業の短縮・効率化・低コスト化 ・データの記録・保存・編集・管理が容易 ・航空写真と比べ、天候に左右されない 5 従来のポール横断測量 写真測量による効率化 課題 ・安全性 ・効率性 ・作業者多数 Photog-CADで ・安全 ・省力化 ・時間短縮 左 正面 右 家庭用デジタルカメラで、3方向から撮影 Photog-CADの特長 三次元モデルの作成 設計・積算作業 総合単価を使った査定設計業務 横断図の作成 査定設計書の作成 6 システムの流れ 査定設計書 野帳等 CADによる 作図・数量計算 横断図作成 写真測量技術による 三次元モデル作成 デジタルカメラでの 被災箇所撮影 現地作業 7 現地はこれだけ! Photog-CADの活用することによって、省力化等が図れる業務 ①県の出先・ 市町村 ③国土交通省 Photog-CADで ・安全 ・省力化 ・時間短縮 ②測量設計 会社 朱書きにも対応 国土交通省 水管理・国土保全局HP より 8 写真撮影について 測定可能な1モデルあたりの規模 被災箇所 ※ オルソフォト: 正射投影写真 オルソフォト 横断図 3方向から撮影した写真より作成 Photog-CADによる 三次元モデル表示例 三次元測定結果 埼玉県内の被災地にて 2011年12月2日実施 1モデルあたりの横幅20m、 高さ・奥行きが20m程度 (横にモデルを繋げることは可能) 10 写真撮影の要点 1. 解像度400万画素以上のカメラを使用する。 (有効画素数600万画素以上を推奨) 2. 写真の画郭を4:3に設定する。 3. 広角か望遠モードで撮影する。 4. デジタルズームは使用しない。 5. 災害現場に対し3 方向から撮影し、全ての 写真に対象範囲全体が写っていること。 ※ 実際の被災箇所では、ターゲット等を覆う障害物が 写り込むケースが多く、5~7枚撮影したうちの3枚を 選定して使用することを推奨します。 左 正面 5~7枚撮影して3枚選定します。 右 11 現地作業:ポール、スタッフ、ターゲット設置 (奥行き補正のため) ⑤ターゲット を設置します (概ね田の字形 +変化点) ③この間の長さを測ります ②反対側の基準点 ①垂直ポール を設置します ④スタッフ等を設置します 12 用意する道具1 ・ポール 2本(1本でも可) ・ポール・スタンド 2本(1本でも可) ・スタッフ 1本以上 13 用意する道具2 起点・終点を示す▲印 ・リボンロッド ・起終点の目印 2つ 14 用意する道具3 ・ターゲット 適宜 ・ガムテープやピンポール など 15 垂直ポールの設置 (参考) 3次元モデルを精度よく 作るには、ポールを垂直 に設置することが重要。 16 スタッフの設置 ターゲットは写真に写りや すい向きに設置していき ます。 写真解析時に、奥行きの 情報を持たせるために設 置します。 17 ターゲット1,2の設置 ターゲット1~2 間の長さを計測 18 ターゲット設置 ピンポールやガムテープなどを 使って、ターゲットが写真に写りや すいように設置します。 ターゲットは3方向からの写真全て に写ることが重要です。 19 撮影 20 垂直ポールの立て方 撮影立ち位置 奥行き:撮影距離 = 1:3以上 3m 奥行き 6m (参考) 0m 必ず、地面に 垂直に立てる 撮影距離 6m 18m 8m 悪い例 左側 24m 10m 30m 正面 左 右 正面 撮影立ち位置 撮影立ち位置:撮影距離 = 1:3 右側 左・正面・右の撮影立ち位置は、ほぼ同じ高さ( 仰角の差 が3度以内)になるように設定して下さい。撮影位置の高さ の差が大きい場合は精度が悪くなります。 21 撮影位置の傾きについて (真上から見た場合) 左 ターゲットの設置方法 右 正面 水平方向に 0 ~ 30 度 ( で き れ ば 15 度 以 内 に撮影する) 垂直方向に 0 ~ +3 度 ◎ 良い例 ○ 良い例 × 悪い例 × 悪い例 22 横に長い場合の撮影方法 1モデルあたり1m~15m 奥行き 0m~20m リボンロッド等で 幅を測定 (幅を計測した写真を撮影する) 左 正面 右 左 正面 右 左 正面 右 3方向から撮影した写真を使う。 (レンズは”広角”か”望遠”いずれかに固定) 被災地が横に長い場合は、モデルを連結できる 23 被災箇所での撮影例 3方向の写真と、三次元測定結果 ・オルソフォト・横断図の表示例 左側から撮影 正面から撮影 右側から撮影 3方向から撮影した写真より作成 埼玉県内の被災地にて 2011年12月2日実施 三次元測定結果 オルソフォト 横断図 25 縦に長い立入困難な土砂崩箇所の測定 ターゲットのかわりに、 参照点として石や木の根などで標定 三次元測定結果 5枚以上撮影して、3方向の写真を選ぶ (理由:広い範囲で、参照点をより多く取得するため) 埼玉県内の被災地にて 2011年12月2日実施 26 見通しの悪い法面崩箇所の測定 ターゲットのかわりに、 参照点として石や木の根などで標定 三次元測定結果 5枚以上撮影して、3方向の写真を選ぶ (理由:広い範囲で、参照点をより多く取得するため) 埼玉県内の被災地にて 2011年12月2日実施 27 垂直ポール設置と撮影位置 水平に設置 Googleマップより 28 斜め下から撮影した法面崩箇所の測定 三次元測定結果 5枚以上撮影して、3方向の写真を選ぶ (理由:広い範囲で、参照点をより多く取得するため) JACIC北陸地方センター管内の被災地にて 2011年10月17日実施 29 垂直ポール設置と撮影位置 ×悪い例 ○良い例 幅を測定 幅を測定 左 左 正面 正面 右 右 基線と撮影立ち位 置を平行にする 30 対岸から撮影可能(近い場合はモデルを2分割後に連結) 橋(または橋の下)から撮影可能 色の変化に乏しい場所 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 測定したい断面に沿ってターゲットを 変化点等に多めに設置 33 GPS機能付きカメラによる調査 現地 GPS機能付きデジタルカメラ: カシオ製 EXILIM EX-H20Gより Googleマップより JACIC北陸地方センター管内にて 2011年10月17日実施 被災地 Photog-CAD表示例 Photog-CADプログラムの操作 三次元モデルの作成~査定設計書の作成 三次元モデルと横断図の作成 3枚の写真で同じ箇所 を選び、標定します。 スケールを設定します。 垂直ポール”根もと”から”反対側の基 準点”の長さなどを入力します。 同時に複数の横断図を作成 できます。 36 横断図の作成方法は2通り 計測した点を使った作成 位置合わせの番号で、 横断図位置を指示します。 任意の場所で作成 オルソ画像上で、横断図の位置 を指示します。 37 三次元モデルの表示と編集 画像マッチングにより自動的に取得さ れた対応点を確認し、誤って取得され た点があれば削除します。 38 拡 大 画面を正面に戻す 格子点を削除 モデルを上下に回転 100番が青色になる モデルを左右に回転 格子点番号を表示 100番をクリック 右に動かすことで右斜めから表示する • 三次元モデル上の編集機能 39 草の上に作成された格子点を削除 格子点がなくなり、 きれいな三次元モデルになる 横断図上自動的 に修正される • 不要な格子点番号の削除→自動修正 40 標準断面図と平面図の作成 総合単価の工種が選べます。 高さ・勾配・根入長など、工種により必要 な情報が入力できます。 画像データ(TIFF等)、CADデータ(SXF,DXF,DWG等)が読み込めます。 41 展開図の作成 横断図番号 高さと距離の値により 数量計算を行います。 42 数量確認 展開図で入力していない工種を 追加できます。 総合単価が反映されます。 総合単価以外の任意工種も入力 することができます。 43 容量計算 例:S1 平均断面法による容量計算 V=(S1+S2)・L/2 横断図の任意の範囲を指定して 2測点間の体積が計算できます。 V: S1: S2: L: 体積 ある測点の断面積 その次の測点の断面積 2測点間の距離 44 1.作図(加筆) 2.断面指定 CAD機能を使って 作図(加筆)します。 断面を指定すると、自動的に面積を 計算します。 切土 盛土 盛土 3.容量計算 断面指定した分類ごとに、自動的に 容量計算します。(平均断面法) 4.報告書作成 作図と計算結果を図面 一覧から選択し、文書 編集することで報告書 等が作成できます。 図面の一覧 • 容量計算と報告書作成の流れ 45 災害査定設計書の作成 工種・数量から金額が算出されます。 46 野帳の作成 野帳も作成できます。 47 再設計への対応 当初設計 変更設計 変更後の数量計算 区間を短縮 杭位置変更 48 朱入れされた査定設計書 • 朱入れ機能による、再設計への対応 49 測定精度について 10cm以内の精度は出ることを確認 精度は10cmより良い 高知県測量設計業協会による点検 川の対岸から撮影(約30m) ターゲットの位置を、独立に トータルステーションで測り、 後に比較(ブラインドテスト) 52 53 断面検証用の写真撮影 ユーザ支援体制 動作環境(2011年1月リリース版) OS Microsoft Windows XP(SP3), Vista, 7 ※ (※ 各日本語版、32ビット版に対応) CPU Pentium III 以上 メモリ 1GB以上推奨 ディスク容量 約200MB (インストールされるプログラムの容量) 画面 解像度:1024×768以上 色:High Color 以上 運用形態 スタンドアロン CAD機能の主な対応フォーマット DXF(R14), SXF(Ver.2.0), TIFF G4 デジタルカメラの有効画素数 600万画素以上推奨 ※ (※ 携帯電話で撮影した写真には対応しない) 2006年(平成18年)2月より開発を進め、2008年(平成20年)2月に初版をリリースし、 年々改良を重ねてきている。 56 ユーザ専用ページ •ご購入いただいたお客様を対象に、ユーザ専用の ホームページにてユーザ支援いたします。 •ユーザ専用ページより県別総合単価、および最新 カメラ情報のダウンロードができます。 ユーザIDとパスワード を入力します 講習会の開催 災害復旧事業費申請業務 の支援 58 お問い合せ先 一般財団法人 日本建設情報総合センター (JACIC(ジャシック)) システムエンジニアリング部 Photog-CAD担当 〒107-8416 東京都港区赤坂7-10-20 アカサカセブンスアヴェニュービル TEL: 03-3505-2924 E-mail: [email protected] URL: http://www.gis.jacic.or.jp/gis/photog/