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田中 幸治 谷 潤子 谷 篤
田中幸治がフランス音楽 ! ? と首をかしげる方も多くいらっしゃると 思います。シューマンシリーズを細々ながら続け、学生時代よりブラー ムス、シューマンを中心にドイツ音楽を研究、演奏し、見た目がどしっ としているからか人から頼まれる室内楽や伴奏 広島市出身。東京藝術大学 大学院修士課程修了。アムス でもドイツものがほとんどでした。しかし数年 テルダム・スヴェーリンク音 前に、今回のソプラノ谷潤子さんに朗読をお願 楽院演奏家コースを修了しオ いして行った私のコンサートに、ドビュッシー ランダ国家演奏家資格を得る。 の<子供の領分>もプログラムに入れてみたと 1998 年文部省(現・文部科学 ころ、 「フランスものも、意外と合っているかも」 省)在外研究員として再度ア と何人もの方に言われたのです!そして昨年の ム ス テ ル ダ ム で 研 鑽 を 積 む。 東 京、広 島、新 潟、ア ム ス テ <田中幸治 plays シューマン Vol.3>に出演し 田中 幸治 ルダムでのソロリサイタル開催、 て下さった谷篤さんが、フランス歌曲の第一人 第70 回日演連推薦新人演奏会に 者ということもあり、今回の企画となりました。 ピアノ て広島交響楽団と共演、新潟交 フランスものばかりの演奏会は初めてなのでド 響楽団、広島アカデミー合奏団、ベルリン弦楽四重奏団との共演、 キドキですが、見た目とギャップのある繊細な その他、室内楽、伴奏など幅広い演奏活動を繰り広げる。最近で 音がきっとフランス音楽に合うに違いないと本 は「大人のためのピアノ講座」、ピアノ・コンクールの審査など 番の日まで自身に言い聞かせ、皆様にご披露し 教育活動にも力を注ぐ。現在、新潟大学教育学部芸術環境創造課 ます!楽しみにご来場ください! 程音楽表現コース准教授。 大学で伴奏を頼んでいた時以来、本当に久し ぶりに再会した田中君は、心も、体も、すっか り大きく ( ) とても素敵な大人の人になってい ました。会わなかった長い間にお互い色々沢山 の経験をしたけれど、音楽を愛する心は熱いま まで、こうして再会してあらためて、学生時代 に伴奏を頼み続けたのが何故田中君だったのか が、とても納得でき、嬉しく思っています。 一年に一度、ともに演奏出来る喜びと、美味 しくて驚いた新潟の食の豊かさを噛み締めなが ら、当日を迎えたいと思います。 東京芸術大学声楽科卒。歌曲、オペラア リア、古楽からポピュラーソングまで幅広 いレパートリーを持ち、邦人作品初演も数 多い。95年より毎年 「世田谷歌の広場」 に出演、 新曲を初演。日本語の歌唱には高い評価を 得ている。資生堂他の CM ソング、NHKTV「知 床の森と海」テーマソング、比叡山千日回 峰行のドキュメンタリー映画「道心」挿入歌 を歌う。コンサートシリーズ「うみたてたまご 谷 潤子 うた・全11回」企画主催、林光・作曲「龍と詩人」 ソプラノ (宮沢賢治・原作)他、8作品委嘱初演。自主 公演に加え、 様々な企画コンサートに出演。03年より古楽コンサー ト「いにしえの調べ」第 1∼5 回に出演。CD「よだかの星」 「金 子みすず・歌と朗読」をリリース。 フランス歌曲は、繊細なその表現がとても魅 東京芸術大学大学院修士課程修了。日、仏、独、伊、露、英 の古典から現代までの歌曲を広くレパートリーとして活動。邦 力的です。時に漠とし、ときに煌めき、色彩の 人作品の初演、新作オペラへの出演も数多く、バリトンからカ ように広がり、また混沌と。それは喜怒哀楽の ウンターテナーの音域までを歌う他に類の無い卓越した表現力 狭間に揺れ動く感情、心の襞を縫い取るように と演技力は、高い評価を得ている。語り手として、「イノック・ 移ろっていくような表現と言えるでしょう。田 アーデン」、「兵士の物語」を翻訳、公演。詩集「エオリアンハー プ」、 「シューマンの情景」作詩、公演。99 年 中君のピアノはフランス音楽によく合います。 谷 篤 NHK ラジ オ第2放送にて「武満徹エッセイ それは彼の柔らかい深い響きが、フランス音楽 集 全 11回」朗読。合唱指導者として、関東、 バリトン の美意識に適うからなのですが、本当の理由は 北海道にて10 団体を指導。コーラスのため 別にあります。その秘密を知りたい方は、ぜひ の編曲と訳詩、多数。東京芸術大学音楽学 部非常勤講師。大学で歌曲伴奏法を担当。 本番をお聴き下さい。 表現者としての多様な経験に基づき、後進 フランス音楽の魅力を存分に味わえる、幅広 の指導に当たっている。日本大学芸術学部 く多彩な内容。三人揃って、はじめて素敵なプ 映画学科非常勤講師。俳優を志す学生に歌 ログラムが実現しました。こんなコンサート、 を通しての自己表現を指導。 http://www.ne.jp/asahi/uta/tani/ まず他にないでしょう。 Design by Atsushi Tani