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環境みらい都市<新座市>アクションプラン(PDF:315KB)
「環境みらい都市«新座市»」アクションプラン 第1 温室効果ガスの排出実態 (1)新座市地球温暖化対策地域推進計画 新座市では、市全域から排出される温室効果ガス の排出量削減に向け、平成 20年3月に「新座市地球温暖化対策地域推進計画」を策定しました。 この計画の目標は、平成24年度における 市民一人当たりの温室効果ガス排 出量(二酸化炭素換算)を京都議定書の基準年度である平成2(1990)年 度実績から6%以上削減することを目指すとなっています。 現在は、目標達成に向け、計画で掲げている省エネルギー・省資源に向けた 取組を推進しています。 新座市域における温室効果ガス排出量 年間排出量(t-CO₂) 対 象 ガス 1990(㍻ 2)年度 2003(㍻ 15)年度 2004(㍻ 16)年度 2005(㍻ 17)年度 2006(㍻ 18)年度 CO₂ 603,369 827,763 742,725 727,981 695,574 CH₄ 1,312 927 912 889 894 N₂O 6,055 6,912 6,805 6,175 6,159 HFC 161 1,042 1,107 1,173 1,060 610,897 836,644 751,549 736,218 703,687 計 (2)第2次新座市地球温暖化対策実行計画 新座市では、市が自らの事務・事業の実施に伴って排出する温室効果ガスの 排出量を削減するため、平成17年11月に策定した「新座市地球温暖化対策 実行計画」の期間が終了することに伴い、平成23年3 月に「第2次新座市地 球温暖化対策実行計画」を策定しました。 この計画の目標は、温室効果ガス排出量(二酸化炭素換算)を、平成27 年 度までに平成21 年度を基準に5%以上削減するこ とを目指すとなっています 。 現在は、この目標に向け、計画の対象施設において資源の有効活用や省エネ ルギーのための取組等を実践しています。 また、温室効果ガスの排出量を算定し、現状の把握に努めるほか、今後の課 題等を明白にすることで、より実践的な活動に取り組んでいます。 市の活動に伴う温室効果ガス活動別排出量(二酸化炭素換算) 平成17年度 項目 燃 料 使 用 量 活動量 排出量 活動量 排出量 ガス 使用量等 ㎏-CO₂ 使用量等 ㎏-CO₂ CO₂ 50,358L 116,916 43,283L 100,490 灯油 CO₂ 123,849L 308,322 106,496L 265,122 軽油 CO₂ 6,429L 16,839 5,048L 13,222 A重油 CO₂ 70,680L 191,515 58,445L 158,363 LPG CO₂ 211,342 ㎏ 634,089 217,829 ㎏ 653,552 都市ガス CO₂ 252,098 ㎥ 493,885 246,168 ㎥ 482,267 天然ガス CO₂ 12,011 ㎥ 26,425 5,735 ㎥ 12,617 CO₂ 7,321,852kWh 2,767,660 7,356,250kWh 2,780,663 普通・小型 CH₄ 乗用車 N₂O 軽乗用車 ガソリン 小型貨物車 軽貨物車 CH₄ N₂O CH₄ N₂O CH₄ N₂O 特殊用途 CH₄ 車両 N₂O 普通・小型 CH₄ 乗用車 N₂O 小型貨物車 軽油 普通貨物車 CH₄ N₂O 車両 N₂O LPGの使用量 都市ガスの使用量 ガス機関における 浄化槽処理対象人員 温室効果ガス排出量 149,283 ㎞ 134,543 ㎞ 61,170 ㎞ 131 ㎞ 9,098 ㎞ 18,046 ㎞ 24 948 34 1,018 99 1,126 14 436 0 2 3 71 HFC CH₄ N₂O CH₄ N₂O CH₄ N₂O CH₄ N₂O CH₄ N₂O 64,739 ㎞ 172,954 ㎞ 67,189 ㎞ 107,233 ㎞ 2,412 ㎞ 9,694 ㎞ 104.00 台 79,082L 4,404 ㎏ 20,687 ㎥ 59,365 ㎥ 3,039 人槽 602 40 1,180 49 562 25 765 2 28 3 75 140 15,812 ㎞ 7,857 ㎞ 15 3 N₂O CH₄ 灯油の使用量 101,934 ㎞ CH₄ 特殊用途 HFC 封入カーエアコンの使用台数 家 庭 用 機 器 対象 ガソリン 電気使用量 自 動 車 の 走 行 量 平成21年度 2 61 2,028 579 513 21 6 80 24 2,767 454 29,357 20,726 4,616,186 3,986 ㎞ 122.42 台 60,844L 3,276 ㎏ 16,796 ㎥ 58,572 ㎥ 2,878 人槽 5 123 1 31 2,387 445 395 16 5 65 19 2,730 448 27,801 19,628 4,523,740 第2 目指している将来像 低炭素社会の実現に向け、市が「新座市地球温暖化対策地域推進計画」に基づき、 補助金の交付、啓発事業を展開することで、市民や事業者の温暖化対策のサポート をし、同計画の目標となっている「市民一人当たりの温室効果ガ ス排出量(二酸化 炭素換算)を京都議定書の基準年度である平成 2(1990)年度実績から6%以 上削減」を目指します。 また、市が積極的に温暖化対策を実行するため、 「 第2次新座市地球温暖化対策実 行計画」に基づく取組を推進していきます。 第3 事業計画 【平成23年度の取組】 ○環境配慮型システムの設置補助事業 〔概要〕 個人向けに環境配慮型システムの設置 に関し、補助制度を実施する。 〔手順と時期〕 ・太陽光発電システム 手順: 申請の資格該当者が事前に申請(提出は代理人も可)し、実績報 告提出後、支払いとなる。 時期: 申請受付の開始から、工事開始1週間前又は当該年度の3月1日 のいずれか早い日までに申請書を提出する。また、実績報告は、設置 完了後30日以内又は当該年度の3月10日のいずれか早い日まで に提出する。 ※予算が満額になり次第終了の予定 ・高効率給湯器 手順: 申請の資格該当者がシステム設置後に申請し、支払いとなる。 時期: 当該年度の3月20日までに申請書を提出する。 ※予算がなくなり次第終了の予定 ・雨水貯留槽 手順: 申請の資格該当者がシステム設置後に申請し、支払いとなる。 時期: 当該年度の3月20日までに申請書を提出する。 ※予算がなくなり次第終了の予定 ・生ごみ処理容器 手順: 申請の資格該当者が購入後に申請し、支払いとなる。 時期: 購入後(当該年度に購入したもの。)に申請書を提出する。 ※予算がなくなり次第終了の予定 〔補助金額と当初予算額〕 ・太陽光発電システム 1kWあたり20,000円 限度額50,000円 当初予算 50,000円×150件= 7,500,000円 補正予算 50,000円× 2,500,000円 合 50件= 計 10,000,000円 ・高効率給湯器 エコジョーズ、エコフィール 10,000円 エコキュート、エコウィル、エネファーム 予算 10,000円× 50件= 20,000円 500,000円 20,000円×110件=2,200,000円 合 計 2,700,000円 ・雨水貯留槽 設置費用の1/2 予算 限度額10,000円 10,000円×15件= 150,000円 ・生ごみ処理容器 電動式 購入額1/3 電動式以外 予算 限度額10,000円 購入額1/2 限度額3,000円 10,000円×30基=300,000円 3,000円×20基= 合 計 60,000円 360,000円 ○市民参加型啓発事業 〔概要〕 各イベントの目的を参加者に体験してもらい日頃の生活に活かしてもらう。 〔手順と時期〕 ・エコ・ショッピング、エコ展覧会 手順: 春に開催されるリサイクルマーケット(毎年5月第3日曜日)の 来場者に、買物用ビニール袋や包装紙の利用削減を目的としてマイバ ッグの持参を呼び掛け、資源の大切さや環境について学ぶ機会として いる。 また、同会場において、日ごろ環 境活動を行っている団体の取組 を紹介するため、エコ展覧会を開催している 。 時期: 平成23年度は、震災の影響により中止 した。 ・打ち水大作戦 手順: 各町内会、学校等で 雨水やお風呂の残り湯等を利用した打ち水を 実施し、電化製品に頼らない夏の涼を感じ、また、水を再利用す るこ とで、資源の大切さや環境について学ぶ機会としている。 時期: 市主催イベント 平成23年8月7日(日) 実施期間 8月中 ・エコライフデー 手順: 各家庭において毎日の生活がどれくらい環境に配慮したものであ るかを確認できるエコライフデーチェックシートを町内会を 通じて 市内全域に配布し、環境にやさしい過ごし方の実践を呼びかける 。 なお、チェックシートの作成及び集計作業に当たっては、 市が事 務局であるボランティア団体「新座市環境保全協力員」の協力を得て いる。 時期: 平成23年12月4 日(日) ・緑のカーテン 手順: 本庁舎、市内小中学校(18校)に「緑のカーテン」を設置し、 室内への真夏の強い日差しを遮り、冷房を控えめにしながらも快適に 過ごせるよう努め、広報やホームページを通じて効果等を呼び掛ける ほか、市内の自宅又は事業所に設置されている「緑のカーテン」の写 真を募集し、「緑のカーテン写真展」を実施している 。 なお、苗を植える作業については、市内のボランティア団体の協 力を得て行っている。 また、平成23年度は本庁舎における設置場所の拡大を行った。 時期: 設置時期 写真展 5月上旬~9月末 期間中(6月1日~8月31日)に応募のあった写真を 、 翌年5月に市役所で展示し、ホームページや広報へ掲載す る。 ・市民ボランティアによる出前講座 手順: 小中学校、公民館等において環境について学んでもらうための環 境学習講座を開催している。 時期: 通年 ・アトム通貨 手順: 新座市商工会が実施している地域通貨事業と連携し、環境関連イ ベント等に参加した方にアトム通貨を配布し、市内の加盟店で利用し てもらっている。 時期: 通年 ○緑化推進事業 〔概要〕 緑化を推進するため、助成金の交付や植栽等を行う。 〔手順と時期〕 ・生け垣設置助成金 手順: 申請の資格該当者が事前に申請し、完了報告書提出後、支払いと なる。 時期: 通年 ・フラワーリメイク事業 手順: 季節を代表する草花を植栽することにより、都市化による失われ がちな季節感を与え、四季折々の彩りを添える ことにより、健康で快 適な生活環境を確保するため、市内小学校やその保護者会などと連携 し、植栽活動を行う。 時期: 通年 ・フラワーガーデンコンテスト 手順: 市では『観光都市にいざ』づくりの一環として、市内全域を『フ ィールドミュージアム』(屋根のない博物館)として位置づけ「住ん でよし、訪れてよし」のまちづくりを進めるため、各家庭において実 施しているガーデニングの写真を募集し、「フラワーガーデンコンテ スト」を開催している。 時期: 平成23年度は、震災の影響により中止した。 ○市の取組 〔概要〕 ごみ減量を目的として「Myはし運動」 「Myボトル運動」を実施し、冷暖 房の利用を控えることで電気使用量を削減することを目的として「エコ・カ ジュアル」「WARM BIZ」を実施する。 〔手順と時期〕 ・Myはし運動、Myボトル運動 手順: ごみの排出量削減を目指すとともに、地球にやさしいライフスタ イルを進めるため、食事の際は割りばしを断り、「Myはし」を使用 し、飲み物はペットボトルの購入を避け、 「Myボトル」を利用する。 時期: 通年 ・エコ・カジュアル、WARM BIZ 手順: 電気使用量の削減を目的に、冷暖房の設定温度を適正(冷房28℃、 暖房18℃)にするため、夏場は、カジュアルな服装 、冬場は、働き やすく暖かい服装で勤務を行う。 時期: エコ・カジュアル WARM BIZ 5月~10月 11月~ 3月 【平成24年度】 引き続き、上記の事業を推進していきます。 第4 事業実施の効果(CO 2 削減効果) 平成24年度における市民一人当たりの温室効果ガス排出量を平成2年度実績か ら6%以上削減することを目指します。 第5 フォローアップの方法 各計画の推進にあたり、計画(Plan)→行動(Do)→点検・評価( Che ck)→見直し(Action)というPDCAサイクルを基本に管理していきま す。 また、各啓発事業の実施にあたっては、町内会や市民ボランティアと連携し、さ らなる推進を図ります。