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佐野市水防計画(案)
佐野市水防計画 (案) 平成 28 年 月 佐野市 目 本 次 編 第 1 章 総 則 1 第 2 章 水防組織 7 第 3 章 監視・警戒及び重要水防箇所 11 第 4 章 水門等の操作 12 第 5 章 器具資材及び設備の整備並びに輸送 13 第 6 章 通信連絡 14 第 7 章 予報及び警報 15 第 8 章 洪水予報 16 第 9 章 水位情報の通知及び周知 19 第10章 観測通報 20 第11章 水防警報 22 第12章 水防機関の活動 25 第13章 決壊時の処置 31 第14章 協力応援 32 第15章 水防報告 36 第16章 水防訓練 38 第17章 浸水想定区域等における円滑かつ迅速な避難の確保及び浸水の防止のための措置 39 資 料 編 資 料 1 平成27年度 佐野市水防協議会委員名簿 1 資 料 2 佐野市水防協議会条例 2 資 料 3 巡視責任者 4 資 料 4 重要水防箇所 5 資 料 5 水門一覧表 10 資 料 6 器具資材備蓄一覧表 12 資 料 7 水防関係機関電話番号一覧表 13 資 料 8 避難場所一覧表 16 資 料 9-1 佐野市水防協力団体指定要領 33 資 料 9-2 佐野市水防協力団体指定申請書 35 資 料 9-3 水防協力団体協力活動業務計画書 36 資 料 9-4 佐野市水防協力団体指定書 37 資 料 9-5 佐野市における水防協力団体との水防協働活動実施要領 38 資 料 9-6 佐野市水防協力団体協力活動報告書 39 付 図 48 重要水防箇所図 参 考 水防法(抜粋) 第1章 第1 総 則 目的 この計画は、水防法(昭和24 年法律第193 号、以下「法」という。 )第4条の規定に基づき、栃木 県知事から指定された指定水防管理団体たる佐野市が、同法第33 条第1項の規定に基づき、佐野市内 における水防事務の調整及びその円滑な実施のために必要な事項を規定し、佐野市の地域にかかる河 川の洪水、内水(法第2条第1項に定める雨水出水のこと。以下同じ。)の水災を警戒し、防御し、及 びこれによる被害を軽減し、もって公共の安全を保持することを目的とする。 第2 用語の定義 主な水防用語の定義は、次のとおりである。 (1)水防管理団体 水防の責任を有する市町村又は水防に関する事務を共同に処理する水防事務組合若しくは水害予 防組合をいう(法第2条第2項) 。 (2)指定水防管理団体 水防上公共の安全に重大な関係のある水防管理団体として知事が指定したものをいう(法第4条)。 (3)水防管理者 水防管理団体である市町村の長又は水防事務組合の管理者若しくは長若しくは水害予防組合の管 理者をいう(法第2条第3項) 。 (4)消防機関 消防組織法(昭和22 年法律第226 号)第9条に規定する消防の機関(消防本部、消防署及び消防 団)をいう(法第2条第4項) 。 (5)消防機関の長 消防本部を置く市町村にあっては消防長を、消防本部を置かない市町村にあっては消防団の長を いう(法第2条第5項) 。 (6)水防団 法第6条に規定する水防団をいう。 (7)量水標管理者 量水標、験潮儀その他の水位観測施設の管理者をいう(法第2条第7項、法第10条第3項) 。 都道府県の水防計画で定める量水標管理者は、都道府県の水防計画で定めるところにより、水位 を通報及び公表しなければならない(法第12 条) 。 (8)水防協力団体 水防に関する業務を適正かつ確実に行うことができると認められる法人その他法人でない団体で あって、事務所の所在地、構成員の資格、代表者の選任方法、総会の運営、会計に関する事項その 他当該団体の組織及び運営に関する事項を内容とする規約その他これに準ずるものを有しているも のとして水防管理者が指定した団体をいう(法第36 条第1項)。 1 (9)洪水予報河川 国土交通大臣又は都道府県知事が、流域面積が大きい河川で、洪水により国民経済上重大又は相 当な損害が生じるおそれがあるものとして指定した河川。国土交通大臣又は都道府県知事は、洪水 予報河川について、気象庁長官と共同して、洪水のおそれの状況を基準地点の水位又は流量を示し て洪水の予報等を行う(法第10 条第2項、法第11 条第1項、気象業務法(昭和27 年法律第165 号)第14 条の2第2項及び第3項) 。 (10)水防警報 国土交通大臣又は都道府県知事が、洪水、津波又は高潮により国民経済上重大又は相当な損害が 生じるおそれがあると認めて指定した河川、湖沼又は海岸(水防警報河川等)について、国土交通 省又は都道府県の機関が、洪水、津波又は高潮によって災害が起こるおそれがあるとき、水防を行 う必要がある旨を警告して行う発表をいう(法第2条第8項、法第16 条) 。 (11)水位周知河川 国土交通大臣又は都道府県知事が、洪水予報河川以外の河川で洪水により国民経済上重大又は相 当な損害が生じるおそれがあるものとして指定した河川。当該河川の水位について国土交通大臣が あらかじめ定めたはん濫危険水位(特別警戒水位)又は、都道府県知事があらかじめ定めた避難判 断水位(特別警戒水位)に達したとき、水位又は流量を示した通知及び周知を行う(法第13条)。 (12)水位周知下水道 都道府県知事又は市町村長が、内水により相当な損害が生じるおそれがあるものとして指定した 公共下水道等の排水施設等。都道府県知事又は市町村長は、水位周知下水道について、当該下水道 の水位があらかじめ定めた内水はん濫危険水位(雨水出水特別警戒水位)に達したとき、水位を示 して通知及び周知を行う(法第13 条の2)。 (13)水位到達情報 水位到達情報とは、国土交通大臣が指定した水位周知河川において、あらかじめ定めたはん濫危 険水位(特別警戒水位)への到達に関する情報のほか、はん濫注意水位(警戒水位) 、避難判断水位 への到達情報、はん濫発生情報のことをいう。 また、都道府県知事が指定した水位周知河川においては、あらかじめ定めた避難判断水位(特別 警戒水位)への到達に関する情報のほか、はん濫注意水位(警戒水位)、はん濫危険水位への到達情 報、はん濫発生情報のことをいう。 (14)水防団待機水位(通報水位) 量水標の設置されている地点ごとに都道府県知事が定める水位で、各水防機関が水防体制に入る 水位(法第12 条第1項に規定される通報水位)をいう。 水防管理者又は量水標管理者は、洪水若しくは高潮のおそれがある場合において、量水標等の示 す水位が水防団待機水位(通報水位)を超えるときは、その水位の状況を関係者に通報しなければ ならない。 (15)はん濫注意水位(警戒水位) 水防団待機水位(通報水位)を超える水位であって、洪水又は高潮による災害の発生を警戒すべ きものとして都道府県知事が定める水位(法第12 条第2項に規定される警戒水位)をいう。水防団 の出動の目安となる水位である。 量水標管理者は、量水標等の示す水位がはん濫注意水位(警戒水位)を超えるときは、その水位 の状況を公表しなければならない。 2 (16)避難判断水位 はん濫注意水位(警戒水位)を超える水位であって、洪水による災害の発生を特に警戒すべき水 位をいう。 国が管理する河川にあっては、市町村長の避難準備情報発表の目安となる水位である。 栃木県が管理する河川にあっては、市町村長の避難勧告等の発令判断の目安となる水位である。 (17)はん濫危険水位 洪水により相当の家屋浸水等の被害を生じるはん濫の起こるおそれがある水位をいう。 国が管理する河川にあっては、市町村長の避難勧告等の発令判断の目安となる水位である。水位 周知河川においては、法第13条第1項及び第2項に規定される特別警戒水位に相当する。 栃木県が管理する河川にあっては、市町村長の避難指示等の発令判断の目安となる水位である。 (18)内水はん濫危険水位 法第13 条の2第1項及び第2項に規定される雨水出水特別警戒水位のこと。内水により相当の家 屋浸水等の被害を生じるはん濫の起こるおそれがある水位をいう。 (19)特別警戒水位 法第13条第1項及び第2項に定める洪水による災害の発生を特に警戒すべき水位をいう。 国が管理する河川にあってははん濫危険水位、栃木県が管理する河川にあっては避難判断水位に 相当する。国土交通大臣又は都道府県知事は、指定した水位周知河川においてこの水位に到達した ときは水位到達情報を発表しなければならない。 (20)雨水出水特別警戒水位 内水による災害の発生を特に警戒すべき水位(法第13 条の2第1項及び第2項に定める雨水出水 特別警戒水位) 。はん濫危険水位に相当する。都道府県知事又は市町村長は、指定した水位周知下水 道においてこの水位に到達したときは、水位到達情報を発表しなければならない。 (21)重要水防箇所 堤防の決壊、漏水、川の水があふれる等の危険が予想される箇所であり、洪水等に際して水防上 特に注意を要する箇所をいう。 (22)浸水想定区域 洪水予報河川及び水位周知河川について、洪水時の円滑かつ迅速な避難を確保し、又は浸水を防 止することにより、水災による被害の軽減を図るため、河川整備の計画降雨により当該河川がはん 濫した場合に浸水が想定される区域として国土交通大臣又は都道府県知事が指定した区域をいう (法第14条) 。 (23)内水浸水想定区域 水位周知下水道について、内水時の円滑かつ迅速な避難を確保し、又は浸水を防止することによ り、水災による被害の軽減を図るため、想定し得る最大規模の降雨により当該下水道においてはん 濫が発生した場合に浸水が想定される区域として都道府県知事又は市町村長が指定した区域をいう (法第14 条の2に規定される雨水出水浸水想定区域)。 3 第3 水防の責任 水防に関係する各主体について、水防法等に規定されている責任及び義務は次のとおりである。 (1)県の責任 県内における水防管理団体が行う水防が十分行われるように確保すべき責任を有する(法第3条 の6) 。具体的には、主に次のような事務を行う。 ① 指定水防管理団体の指定(法第4条) ② 水防計画の策定及び要旨の公表(法第7条第1項及び第7項) ③ 水防管理団体が行う水防への協力(河川法第22条の2、下水道法第23条の2) ④ 都道府県水防協議会の設置(法第8条第1項) ⑤ 気象予報及び警報、洪水予報の通知(法第10 条第3項) ⑥ 洪水予報の発表及び通知(法第11 条第1項、気象業務法第14 条の2第3項) ⑦ 量水標管理者からの水位の通報及び公表(法第12 条) ⑧ 水位周知河川、水位周知下水道及び水位周知海岸の水位到達情報の通知及び周知(法第13 条 第2項及び第3項、第13 条の2第1項並びに第13 条の3) ⑨ 洪水予報又は水位到達情報の通知の関係市町村長への通知(法第13 条の4) ⑩ 洪水浸水想定区域、内水浸水想定区域の指定、公表及び通知(法第14 条、第14 条の2及び 第14 条の3) ⑪ 水防警報の発表及び通知(法第16 条第1項、第2項及び第3項) ⑫ 水防信号の指定(法第20 条) ⑬ 避難のための立退きの指示(法第29 条) ⑭ 緊急時の水防管理者、水防団長又は消防機関の長への指示(法第30 条) ⑮ 水防団員の定員の基準の設定(法第35 条) ⑯ 水防協力団体に対する情報の提供又は指導若しくは助言(法第40 条) ⑰ 水防管理団体に対する水防に関する勧告及び助言(法第48 条) (2)水防管理団体(市)の責任 管轄区域内の水防を十分に果たすべき責任を有する(法第3条) 。具体的には、主に次のような事 務を行う。 ① 水防団の設置(法第6条) ※本市には、水防団を置かず消防団が水防にあたる。 ② 消防団員等の公務災害補償(法第6条の2) ③ 平常時における河川等の巡視(法第9条) ④ 水位の通報(法第12 条第1項) ⑤ 水位周知下水道の水位到達情報の通知及び周知(第13 条の2第2項) ⑥ 内水浸水想定区域の指定、公表及び通知(第14 条の2) ⑦ 浸水想定区域における円滑かつ迅速な避難の確保及び浸水の防止のための措置(法第15 条) ⑧ 避難確保計画又は浸水防止計画を作成していない地下街等の所有者又は管理者への必要な指 示、指示に従わなかった旨の公表(法第15 条の2) ⑨ 消防団及び消防機関の出動準備又は出動(法第17 条) ⑩ 警戒区域の設定(法第21 条) ⑪ 警察官の援助の要求(法第22 条) 4 ⑫ 他の水防管理者又は市町村長若しくは消防長への応援要請(法第23 条) ⑬ 堤防決壊等の通報、決壊後の措置(法第25 条、法第26 条) ⑭ 公用負担(法第28 条) ⑮ 避難のための立退きの指示(法第29 条) ⑯ 水防訓練の実施(法第32 条の2) ⑰ (指定水防管理団体)水防計画の策定及び要旨の公表(法第33 条第1項及び第3項) ⑱ (指定水防管理団体)水防協議会の設置(法第34 条) ⑲ 水防協力団体の指定・公示(法第36 条) ⑳ 水防協力団体に対する情報の提供又は指導若しくは助言(法第40 条) ㉑ 水防従事者に対する災害補償(法第45 条) ㉒ 消防事務との調整(法第50 条) (3)国土交通省の責任 ① 水防管理団体が行う水防への協力(河川法第22 条の2) ② 洪水予報の発表及び通知(法第10 条第2項、気象業務法第14 条の2第2項) ③ 量水標管理者からの水位の通報及び公表(法第12 条) ④ 洪水予報又は水位到達情報の通知の関係市町村長への通知(法第13 条の4) ⑤ 水位周知河川の水位到達情報の通知及び周知(法第13 条第1項) ⑥ 洪水浸水想定区域の指定、公表及び通知(法第14 条) ⑦ 水防警報の発表及び通知(法第16 条第1項及び第2項) ⑧ 重要河川における都道府県知事等に対する指示(法第31 条) ⑨ 水防協力団体に対する情報の提供又は指導若しくは助言(法第40 条) ⑩ 都道府県等に対する水防に関する勧告及び助言(法第48 条) (4)気象庁の責任 ① 気象、津波、高潮及び洪水の予報及び警報の発表及び通知(法第10 条第1項、気象業務法第 14 条の2第1項) ② 洪水予報の発表及び通知(法第10 条第2項、法第11 条第1項並びに気象業務法第14 条の2 第2項及び第3項) (5)居住者等の義務 ① 水防への従事(法第24 条) ② 水防通信への協力(法第27 条) (6)水防協力団体の義務 ① 決壊の通報(法第25 条) ② 決壊後の処置(法第26 条) ③ 水防訓練の実施(法第32 条の2) ④ 業務の実施等(法第36 条、第37 条、第38 条、第39 条) 5 第4 水防計画の作成及び変更 (1)水防計画の作成及び変更 市は、毎年、県の水防計画に応じて、出水期前までに水防計画に検討を加え、必要があると認め るときは変更を行う。水防計画を変更するときは、あらかじめ、水防協議会に諮るとともに、栃木 県知事に届け出るものとする。また、市は、水防計画を変更したときは、その要旨を公表するもの とする。 (2)水防協議会の設置 市は、水防計画その他水防に関し重要な事項を調査審議させるために、水防協議会を置くものと する。なお、佐野市水防協議会委員は資料1のとおりである。 また、水防協議会に関し必要な事項は、法第34 条に定めるもののほか、資料2のとおり条例で定 めるものとする。 第5 安全配慮 洪水、 内水のいずれにおいても、消防団自身の安全確保に留意して水防活動を実施するものとする。 避難誘導や水防作業の際も、消防団員自身の安全は確保しなければならない。 ・水防活動時にはライフジャケットを着用する。 ・水防活動時の安否確認を可能にするため、通常のものが不通の場合でも利用可能な通信機器を携 行する。 ・水防活動は、ラジオを携行する等、最新の気象情報を入手可能な状態で実施する。 ・指揮者は、水防活動が長時間にわたるときは、疲労に起因する事故を防止するため団員を随時交 代させる。 ・水防活動を行う範囲に応じて監視員を適宜配置する。 ・指揮者又は監視員は、現場状況の把握に努め、消防団員の安全を確保するため、必要に応じ、速 やかに退避を含む具体的な指示や注意を行う。 ・指揮者は消防団員等の安全確保のため、予め活動可能な時間等を消防団員等へ周知し、共有しな ければならない。 ・指揮者は、活動中の不測の事態に備え、退避方法、退避場所、退避を指示する合図等を事前に徹 底する。 ・出水期前に、洪水時の堤防決壊の事例等の資料を消防団員全員に配付し、安全確保のための研修 を実施する。 第6 タイムライン(防災行動計画)の策定 市は大規模な水災害による被害を最小化するため、水災害が発生した場合に実施すべき対策をより 具体化して取り組むことができるよう、時間軸に沿ったタイムライン(防災行動計画)を策定し、 「い つ」 、 「だれが」 、 「何をするか」をあらかじめ明確にしておくものとする。 6 第2章 第1 水 防 組 織 水防本部 市の水防を総括するため、水防本部を置く。水防本部の事務局は、行政経営部危機管理課内に置く。 第2 水防本部の設置時期 水防本部を設置する時期は、宇都宮地方気象台又は知事から水防に関する各種の予報警報が発せら れ、市長が水防本部を設置する必要があると認めたときとする。 第3 水防本部の設置場所 水防本部の設置場所は、佐野市役所内(24-5111)に置く。 第4 災害対策本部との関係 災害対策基本法(昭和36年法律第223号)に基づき、市に災害対策本部が設置された場合、佐 野市地域防災計画の定めるところにより、水防本部は災害対策本部に統合され活動を継続する。 第5 水防組織 市の水防組織は、次のとおりである。 (1)水防本部 本 部 長 ( 市 長 ) 副本部長 ( 副市長、教育長 ) 本部員 各部長(行政経営部長、総合政策部長、市民 消防長 消防団長 消防本部 消防団 生活部長、こども福祉部長、健康医療部長、 産業文化部長、観光スポーツ部長、都市建設 部長、議会事務局長、水道局長、教育総務部 長) 関係各部・班 7 (2)水防本部各班の事務分掌 部(局) 班(局) 担当課 総合政策部 政策調整班 政策調整課 1 本部長及び副本部長の秘書に関すること 秘書班 秘書課 2 災害関連情報の広報に関すること 3 報道機関との連絡調整に関すること 1 水防本部の庶務(事務局)に関すること (危機管理 2 本部長の命令等の伝達に関すること 班、行政経営 3 職員の動員に関すること 班、市民活動 4 各部等との連絡調整に関すること 促進班) 5 国、県への報告、調整に関すること 行政経営部 本部事務局 危機管理課 事 務 分 掌 6 消防本部、警察等関係機関との連絡調整に関する こと 7 災害関連情報の収集及び伝達に関すること 8 収集した情報の分析及び対応の検討に関するこ と 市民生活部 環境政策班 9 防災行政無線の運用に関すること 行政経営課 1 町会等地域住民組織との連絡調整に関すること 市民活動促進課 2 自主防災組織との連絡調整に関すること 3 本部事務局の補佐に関すること 1 消毒及び衛生に関すること 1 高齢者、障がい者等避難行動要支援者への情報伝 環境政策課 *緊急な消毒等 が必要な場合 こども福祉部 社会福祉班 社会福祉課 障がい福祉課 達に関すること 2 社会福祉施設の被害状況調査及び報告に関する こと 健康医療部 産業文化部 3 福祉避難所の開設・運営に関すること こども班 こども課 1 避難所の運営に関すること 健康医療班 医療保険課 1 救護所の設置及び救護班の活動に関すること 健康増進課 2 医療機関との連絡調整に関すること 農政課 1 農業用水路等の被害調査及び復旧に関すること 農山村振興課 2 農業用水利の調整に関すること 3 農林業関係の被害調査及び復旧に関すること 農政班 観光スポーツ 観光立市推 観光立市推進課 1 観光客の安全確保に関すること 部 進班 *観光地に被害 2 観光客の避難誘導に関すること が及んだ場合 3 観光施設の被害調査及び復旧に関すること 8 部 都市建設部 班(局) 担当課 事 都市計画班 都市計画課 都市整備班 都市整備課 道路河川班 道路河川課 下水道班 下水道課 建築住宅班 建築住宅課 3 所管公共施設の障害物の除去に関すること 建築指導班 建築指導課 4 所管公共施設の土木及び下水道関係の被害状況 用地班 用地課 1 務 分 掌 所管施設に関わる災害危険箇所等の把握及び警 戒に関すること 2 市管理道路及びそれらの橋梁、普通河川、準用河 川等の危険予防及び応急復旧に関すること 調査及び復旧に関すること 5 所管公共施設が起因する水に対応するための土 嚢の確保及び配布に関すること 議会部 議事課 1 市議会議員への情報提供について 2 本部事務局の補佐に関すること 水道局 工務班 工務課 1 水道施設の被害調査及び応急復旧に関すること 教育総務部 教育総務班 教育総務課 1 児童・生徒の安全確保対策に関すること 学校教育課 2 学校関係の被害調査及び応急復旧に関すること *学校施設の利 3 学校避難所開設の協力に関すること 総務課 1 消防職員の招集及び配備に関すること 警防課 2 水害に関する情報の速報及び連絡に関すること 通信指令課 3 水害の広報活動に関すること 予防課 4 消防団との連絡調整に関すること 5 土嚢の確保に関すること 6 その他の応急対策に関すること 消防第一課 1 水害の警戒及び防御に関すること 消防第二課 2 被災者の救出、救護及び搬送に関すること 救急救助第一課 3 避難者の誘導に関すること 救急救助第二課 4 被害状況の収集及び伝達に関すること 北分署 5 水害現場の広報活動に関すること 用が必要な場合 消防本部 消防総務班 消防活動班 西分署 消 防 団 事 務 分 掌 団本部 1 水害の警戒及び防御に関すること 佐野支団( 1~12分団) 2 被災者の救出、救護及び搬送に関すること 田沼支団(13~21分団) 3 避難者の誘導に関すること 葛生支団(22~31分団) 4 被害状況の収集及び伝達に関すること 5 水害現場の広報活動に関すること 6 消防本部との連絡調整に関すること 9 第6 水防本部の解散 水防に関する予報及び警報が解除され、本部長(市長)が水防本部の設置の必要がなくなったと判 断したときに、水防本部を解散する。 10 第3章 第1 監視・警戒及び重要水防箇所 監視・警戒 水防管理者(市長)は、知事から大雨に関する気象状況の通知を受けたとき、又は必要と認めたと きは、巡視員(消防団)を堤防の巡視にあたらせる。この巡視は、その時の状況により必要な人員で 行う。 1 2 堤防の巡視にあたっては、次の状況に注意する。 (1) 堤防の溢水状況 (2) 表法の水あたりの強い場所の亀裂崩壊 (3) 天端の亀裂又は沈下 (4) 裏法の漏水、亀裂及び崩壊 (5) 樋門の両袖又は底部からの漏水及び扉の締り具合 (6) 橋梁、その他の構築物と堤防との取付け部分の異常 さらに河川が増水して水防団待機水位(通報水位)を超えたとき、又は超える恐れがあるときは、 随時巡視員を増員して警戒にあたらせる。 3 前期の巡視の結果、水防上危険と認められる箇所を発見した場合は、速やかに第10章「観測通 報」第3「水位の観測通報」の系統により関係者に通報する。 4 巡視責任者を資料3のとおり定める。 5 水位観測所の示す水位が、この計画に定めるはん濫注意水位(警戒水位)に達したときは、速や かに第10章「観測通報」第3「水位の観測通報」の系統により関係者に通報する。はん濫注意水 位を下回ったときも同様に通報する。 第2 報告 洪水等に際し、水防管理者(市長)は消防機関が出動したとき、又は水防作業を開始したとき、も しくは堤防等に異常を発見したときは、第13章「決壊時の処置」第1「通報処理」に示す通報系統 により関係機関に通報する。 第3 重要水防箇所 本市の河川法を適用する河川で、水防上特に警戒防御を要する箇所(以下「重要水防箇所」と いう。)は、資料4のとおりである。また、巡視責任者は重要水防箇所等所在地を管轄する分団 長とし、巡視にあたっては本章第1に準じて行う。 重 要 度 県の管理区間 国の管理区間 A 水防上最も重要な区間 A 水防上最も重要な区間 B 水防上重要な区間 B 水防上重要な区間 要 注 意 11 区 間 第4章 第1 水門等の操作 水門、堰の操作 水防上重要な水門・堰については、市長は水防管理者として、あらかじめ関係する安足土木事 務所長、水門の管理者とその操作基準、連絡方法について協議しておく。 1 管理者は、水門にあらかじめ操作員を定めておく。 2 操作員は、異常気象時はもとより、平素から工作物の点検を心がけ、出水等の操作に支障の ないようにしておく。 3 管理者は出水の状況によって、操作員の安全確認を最優先したうえで、門扉の開閉その他必 要な措置をとるとともに、その状況を速やかに市長に通知する。 4 市長は、前項の報告を受けたときは、知事(安足土木事務所経由)に連絡する。 5 門扉の開閉等の具体的な操作要領は、安足土木事務所とあらかじめ協議しておく。 6 水門の所在は、資料5のとおりである。 12 第5章 第1 器具資材及び設備の整備並びに輸送 器具・資材及び設備の整備 1 本市における水防資材器具の整備状況は、資料6のとおりである。 2 水防管理者(市長)は、水防活動により資材が不足した場合は、県の管理する水防資器材を安足 土木事務所長に要請することができる。 第2 輸送 1 水防管理者(市長)は、水防資材、器具等の輸送のため、トラック等の配備に留意し、必要に 応じ緊急輸送にあたる。 2 運搬車両に不足を生じ、緊急やむを得ない場合は、官民を問わず、輸送の確保に努力するものと し、災害時応援協定を利用する。 13 第6章 第1 通 信 連 絡 通信の優先使用 法第27条第2項の規定により、市長、消防長、消防団長又はこれらの命を受けた者は、水防上の 緊急を要する通信のため加入電話を利用し、必要があるときは、警察通信施設、電気事業通信施設、 その他の専用通信施設を利用することができる。 第2 通信方法その他 1 通信内容については、簡潔かつ要領よく取りまとめること。 2 市長は、常に警察署、NTT、東京電力、駅等と緊密な連絡を保持し、これらの通信施設を最大 限に利用するよう努める。 3 市防災行政無線、市消防・救急無線、県防災行政ネットワーク、一般加入電話(災害時有線電話 を含む。 ) 、携帯電話(衛星携帯電話を含む)、水防信号等を活用する。 4 水防上の通信連絡のために必要な関係機関の連絡先は、資料7のとおりである。 14 第7章 予報及び警報 第1 宇都宮地方気象台から発表される気象情報 (1)宇都宮地方気象台は気象業務法第14条の2第1項により栃木県に対し、気象及び洪水につい ての予報及び警報を行う。 (2)当市の水防に関係のある種類及び発表基準は次のとおりである。 警報・注意報基準一覧表 大 種 類 雨 警 発 報 大 雨 注 意 報 洪 水 警 報 洪 水 注 意 報 記録的短時間 大 雨 情 平成27年4月1日現在 報 表 基 準 雨量基準 1時間雨量 80mm 土壌雨量指数基準 126 雨量基準 1時間雨量 40mm 土壌雨量指数基準 75 雨量基準 1時間雨量 80mm 流域雨量指数基準 旗川流域=23,彦間川流域=16,矢場川流域=15 複合基準 平坦地:1時間雨量30mm かつ 流域雨量指数 渡良瀬川流域=41 雨量基準 1時間雨量 40mm 流域雨量指数基準 旗川流域=12,彦間川流域=13,矢場川流域=12 複合基準 平坦地:1時間雨量20mm かつ 流域雨量指数 渡良瀬川流域=41 1時間雨量 110mm 台風や集中豪雨により数十年に一度の降雨量となる大雨が予想され、若しくは、数 大雨特別警報 十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により大雨になると予想される場 合。 ※1 土壌雨量指数基準値は1㎞四方ごとに設定している。大雨の欄中、土壌雨量指数基準には市内に おける基準値の最低値を示す。 ※2 洪水の欄中、「○○川流域=20」は、 「○○川流域の流域雨量指数20以上」を意味する。 (3)市危機管理課は、日頃から栃木県防災行政ネットワーク、防災気象情報提供システム(気象庁) 等を通じて、気象注意報、警報等の情報収集に努める。 また、災害に結びつくと思われる気象情報については、防災行政無線、インターネット、Lア ラート、ケーブルテレビ、広報車、町会、自主防災組織等への連絡等により、関係住民への周知 に努める。 15 第8章 第1 洪 水 予 報 1 国土交通大臣と気象庁長官が共同して行う洪水予報 洪水予報の種類並びに発表基準 水防法第10条第2項及び気象業務法第14条の2第2項の規定により、国土交通大臣と気象庁 長官が共同して行う洪水予報の発表基準・種類は、次表のとおりである。洪水予報は、河川毎にそ の地点の水位又は流量を示して発表される。 洪水の 危険の 解 洪水予報の表題 [洪水予報の種類] 発表の基準 レベル レベル5 ○○川はん濫発生情報 説 市町村・住民に求める行動等 ・逃げ遅れた住民の救助等。 はん濫が発生した後、速やかに発表する。 ・新たにはん濫が及ぶ区域の住民 [洪水警報] ○○川はん濫危険情報 レベル4 [洪水警報] の避難誘導。 予報区域のいずれかの基準地点の水位 が、はん濫危険水位(危険水位)に到達 ・市は避難勧告等の発令を判断。 した場合に、速やかに発表する。 予報区域のいずれかの基準地点の水位 レベル3 ○○川はん濫警戒情報 [洪水警報] が、はん濫危険水位(危険水位)に到達 することが見込まれる場合、あるいは避 ・市は避難準備情報(要配慮者避 難情報)発令を判断。 難判断水位に到達し、さらに水位の上昇 が見込まれる場合に発表する。 予報区域のいずれかの基準地点の水位 レベル2 ○○川はん濫注意情報 が、はん濫注意水位(警戒水位)に到達 [洪水注意報] し、さらに水位の上昇が見込まれる場合 ・住民は洪水に関する情報に注 意。 ・消防団出動 に発表する。 レベル1 (発表なし) 水防団待機水位。 ・消防団待機。 ※解除 はん濫注意情報の解除は、はん濫注意水位(警戒水位)を下回ったときに発表する。 2 指定河川及びその区域、基準観測所 基準 区域名 河川名 地 域 地点 水防団 はん濫 待機水位 注 意水位 ( 指 定 水 位) ( 警 戒 水 位) 左岸:栃木県足利市若草町 12番地1先から利根川 合流点まで 足利 はん濫 避難判断 3.00m 3.30m 危 険水位 水 位 4.90m ( 危 険 水 位) 5.40m 渡 良 瀬 川 渡良瀬川 下 流 部 右岸:栃木県足利市福富町 1819番3地先から 利根川合流点まで 担当官署 関東地方整備局 気象庁予報部 古河 16 2.70m 4.70m 8.4m 8.90m 3 国土交通大臣が行う洪水予報の伝達系統 国土交通省関東地方整備局・気象庁予報部 栃木県水防本部(河川課) 佐野市 渡良瀬川河川事務所 第2 栃木県知事と気象庁長官が共同して行う洪水予報 1 洪水予報の種類並びに発表基準 水防法第11条第1項及び気象業務法第14条の2第3項の規定により、栃木県知事と気象庁 長官が共同して行う洪水予報の発表基準・種類は、次表のとおりである。洪水予報は、河川毎にそ の地点の水位又は流量を示して発表される。 洪水の 危険の レベル 解 洪水予報の表題 [洪水予報の種類] 説 発表の基準 市町村・住民に求める行動等 ・逃げ遅れた住民の救助等。 レベル5 レベル4 ○○川はん濫発生情報 [洪水警報] ○○川はん濫危険情報 [洪水警報] はん濫が発生した後、速やかに発表する。 ・新たにはん濫が及ぶ区域の住民 の避難誘導。 予報区域のいずれかの基準地点の水位 が、はん濫危険水位(危険水位)に到達 ・住民の避難完了。 した場合に、速やかに発表する。 予報区域のいずれかの基準地点の水位 ○○川はん濫警戒情報 レベル3 [洪水警報] が、はん濫危険水位(危険水位)に到達 することが見込まれる場合、あるいは避 ・市は避難勧告等の発令を判断。 難判断水位に到達し、さらに水位の上昇 が見込まれる場合に発表する。 予報区域のいずれかの基準地点の水位 レベル2 ○○川はん濫注意情報 が、はん濫注意水位(警戒水位)に到達 [洪水注意報] し、さらに水位の上昇が見込まれる場合 に発表する。 レベル1 (発表なし) ・市は避難準備情報(要配慮者避 難情報)発令を判断。 ・住民は洪水に関する情報に注 意。 ・消防団出動 水防団待機水位。 ・消防団待機。 ※解除 はん濫注意情報の解除は、はん濫注意水位(警戒水位)を下回ったときに発表する。 17 2 指定河川及びその区域、基準観測所 基 準 水位 流域内 区 河川名 域 基準 水防団 はん濫 避難 はん濫 地点 待 機水位 注 意水位 判断 危 険水位 (通報水位) (警戒水位) 水位 (危険水位) 雨量 観測所 佐野市葛生西2丁目葛生大橋から (気 )葛 生 左岸 佐野市植下町大古屋橋まで 大橋 秋山川 (佐野) 佐野市あくと町葛生大橋から 右岸 栃木県知事が行う洪水予報の伝達系統 栃木県水防本部(河川課) 1.70m 2.30m 2.80m (気 )佐 野 秋山台 山 佐野市大古屋町大古屋橋まで 3 1.30m 佐 野 市 18 越 第9章 水位情報の通知及び周知 第1 水位情報の通知及び周知を行う河川 国土交通大臣及び栃木県知事は、水防法第13条の規定により、水防管理者等へ水位情報の通知及 び周知を行う。 1 国が水位情報の通知及び周知を実施する河川は、次のとおりである。 河川名 区 域 水防団 はん濫 待機水位 注意水位 基準水位 観測所 (通報水位) はん濫危険水 避難判断 所 位 水位 (警戒水位) 管 事務所名 (特別警戒水位) 左 佐野市村上町から 旗 川 旗川 3.00m 3.30m 高田橋 (足利) (足利) 岸 渡良瀬川合流地点 右 足利市寺岡町下寺岡から 3.90m 4.10m 岸 渡良瀬川合流地点 左 佐野市植下町から 秋山川 岸 渡良瀬川合流点 右 佐野市大古屋町から 渡良瀬川 河川事務所 秋山川 3.00 3.30m (足利) (足利) 伊保内新 7.40m 7.90m 橋 岸 渡良瀬川合流点 ※水位周知河川の水防警報については、現状では、渡良瀬川本川下流部の水防警報(足利水防警報区) と一体的に発表しており、これを継続する。 2 県が水位情報の通知及び周知を実施する河川は、本市では指定されていない。 第2 指定河川の水位情報の伝達系統及び周知 指定河川の水位情報は、基準観測所で避難判断水位を超えたとき、次の伝達系統により、1度周知さ れる。 1 国の指定する河川 渡良瀬川河川事務所 佐野市 栃木県水防本部(河川課) 19 第10章 第1 観測通報 雨量の観測通報 市内に設置されている気象庁アメダス、国土交通省雨量観測所及び県管理雨量観測所は、次のとお りである。 (1) 気象庁アメダス ・葛生観測所 豊代町2167 ・佐野観測所 田沼町 136-6 常盤中学校敷地内 (2) 国土交通省雨量観測所 № 観測所名 所在地 関係河川名 区分 1 作 原 飛駒町4977 旗 川 河川 2 常 盤 仙波町331-1 秋山川 河川 関係河川名 区分 (3)県管理雨量観測所 第2 № 観測所名 1 秋山台 秋山町721 秋山川 河川 2 安蘇庁舎 堀米町607 秋山川 河川 山越町443-2 秋山川 河川 越 所在地 3 山 4 長谷場 長谷場町217-6 旗 川 河川 5 北大網 下彦間町2647 彦間川 河川 6 打 飛駒町3587-1 彦間川 河川 7 市の沢 赤見町564-1 出流川 河川 越 水位標 本市における国及び県が管理する水位観測所は、次のとおりである。 № 河川名 観測所名 所在地 水防団 はん濫 待機水位 注意水位 (m) (m) 主管事務所 (水位監視人) 1 旗 川 高田橋 村上町 ― ― 渡良瀬川河川事務所 2 秋山川 伊保内新橋 伊保内町 ― ― 〃 3 三杉川 願成寺橋 越名町433-1地先 3.20 3.60 安足土木事務所 4 秋山川 大 橋 大橋町2200地先 1.30 1.70 〃 5 旗 川 白旗橋 免鳥町1010地先 1.80 2.20 〃 6 幹線水路 沼縁樋門 越名町1668-2地先 ― ― 〃 7 秋山川 葛生大橋 葛生西2375-2 1.30 1.70 〃 20 管轄消防団 第3 水位の観測通報 水位標に示す水位が前表に定める水防団待機水位を超えた場合の連絡は次のとおりとする。 ① 連絡担当者 管轄消防団 ② 連絡方法 電話又は伝令 ③ 連絡要領 1時間ごとに「○○[管轄消防団]ですが、水位観測の報告をします。河川名○○、観測所名○ ○、○○時現在〇m○cm」 「刻々増水(減水)しています。」等。 なお、区域内の浸水家屋、堤防の状況等に異常があるときは、その旨を具体的に連絡する。 安足土木事務所 24-3111 消防本部 23-9920 消防団 県河川課 市危機管理課 20-3056 渡良瀬川河川事務所 0284-73-5588 第4 雨量、水位・流量等に関する情報の収集 水防本部は、県の「とちぎリアルタイム雨量河川水位観測情報システム」や「土砂災害情報相互通 報システム」 、インターネット等を活用し、公表されている雨量観測所における雨量、水位観測所にお ける水位に関する情報の収集に努める。 ・とちぎリアルタイム雨量河川水位観測情報システム パソコン版URL http://www.dif.pref.tochigi.lg.jp/ 携帯電話版URL http://www.dif.pref.tochigi.lg.jp/m ・土砂災害情報相互通報システム 市内全域 62-6712 田沼地域 62-6711 葛生地域 62-6713 ※24時間、常に1時間毎の情報が流れます。なお、通話料金は利用者の負担となります。 第5 ダム操作の通報 渡良瀬川上流の草木ダム及び高津戸発電所のダムは、洪水予報発令中はダムの操作に関し、処置し ようとする事項を水防本部に通知する。 草 木 ダ ム 管 理所 渡良瀬発電事務所 県危機管理課 市 危 機管 理課 庁 内 各 課 21 関 係 地域 住民 関 係 機 関 第11章 第1 水防警報 水防警報の種類並びに発表基準 法第16条による国土交通大臣及び知事の行う水防警報並びに発表基準は、概ね次のとおりである。 種 類 内 発 容 国管理河川 待 準 出 指 及 情 解 表 基 準 県管理河川 1.不意の出水あるいは水位の再上昇等が 予想される場合に、状況に応じて直ちに 水防機関が出動できるように待機する必 気象予警報等及び河 気象予警報等及び河 要がある旨を警告するもの。 川状況により、特に必 川状況により、特に必 機 2.水防機関の出動期間が長引くような場 要と認めるとき。 要と認めるとき。 合に、出動人員を減らしてもさしつかえ ないが、水防活動をやめることはできな い旨を警告するもの。 はん濫注意水位(警 戒水位)に達し、更に 水防に関する情報連絡、水防資器材の整 水位が上昇する恐れが 雨量、水位、流量そ 備、水門機能等の点検、通信及び輸送の確 あるとき。 備 保等に努めるとともに、水防機関に出動の の他の河川状況により または、雨量、水位、 準備をさせる必要がある旨を警告するも 必要と認めるとき。 流量その他の河川状況 の。 により必要と認めると き。 洪水注意報等によ はん濫注意水位(警 り、はん濫注意水位(警 戒水位)を越え、更に 戒水位)を越える恐れ 水位が上昇するとき。 水防機関が出動する必要がある旨を警告 があるとき。 動 または、雨量、水位、 するもの。 または、水位、流量 流量その他の河川状況 等その他河川の状況に により必要と認めると より必要と認めると き。 き。 水位、流量等その他 洪水警報等により、 水位、滞水時間その他水防活動上必要な または、既にはん濫注 河川の状況により、警 示 状況を明示するとともに、越水、漏水、法 意水位(警戒水位)を 戒を必要とする事項を び 崩、亀裂その他河川状況により警戒を必要 越え災害の起こる恐れ 指摘して警告を行う必 報 とする事項を指摘して警告するもの。 要があるとき。 があるとき。 はん濫注意水位(警 はん濫注意水位(警 戒水位)以下に下降し 戒水位)以下に下降し たとき。 たとき。 水防活動を必要とする出水状況が解消し または、はん濫注意 または、はん濫注意 除 た旨及び当該基準水位観測所名による一連 水位以上であっても水 水位以上であっても水 の水防警報を解除する旨を通告するもの。 防作業を必要とする河 防作業を必要とする河 川状況が解消したと認 川状況が解消したと認 めるとき。 めるとき。 22 第2 水防警報河川 国土交通省関東整備局及び県は、洪水により重大な損害を生じる恐れがあると認めて指定した河川 について、水防警報を発し、水防管理団体の水防活動に対して、待機、準備、出動等の指針を与える。 1 国が指定する河川 本市にかかる国が指定する水防警報河川及びその区域、基準観測所等は次のとおりである。 基 準 水位 区 河川名 域 観測 水防団 はん濫 避難 はん濫 所名 待 機水位 注 意水位 判断 危 険水位 (指 定 水 位) (警戒水位) 水位 (危険水位) 発表者 足 利 市 小 俣 町 57番 の 2地 先 か ら 左岸 栃木市藤岡町藤岡字山合 5879番 の 7地 先 ま で 4.90m 渡良瀬川 足利市中川町3750番の1地先から 右岸 栃木市藤岡町藤岡字鷲原 5721番 の 12地 先 ま で 足 利 市 寺 岡 町 894番 の 1地 先 か ら 左岸 渡良瀬川合流点まで 渡良瀬川 足利 3.00m 3.30m 旗 川 5.40m 4.80m 河川 事務所長 足 利 市 寺 岡 町 870番 の 1地 先 か ら 右岸 渡良瀬川合流点まで 佐野市植下町字間之田町3336番地先から 左岸 渡良瀬川合流点まで 秋山川 4.60m 佐野市大古屋町字大古屋4541番の1地先から 右岸 渡良瀬川合流点まで 2 県が指定する河川 本市にかかる県が指定する水防警報河川及びその区域、基準観測所等は次のとおりである。 基 準 水位 流域内 区 河川名 域 観測 水防団 はん濫 避難 はん濫 所名 待 機水位 注 意水位 判断 危 険水位 (通報水位) (警戒水位) 水位 (危険水位) 雨量 佐野市葛生西2丁目葛生大橋から (気 )葛 生 左岸 佐野市植下町大古屋橋まで 秋山川 佐野市あくと町葛生大橋から 観測所 大橋 (佐野) 右岸 1.30m 1.70m 2.30m 2.80m (気 )佐 野 秋山台 山 佐野市植下町大古屋橋まで 23 越 第3 水防警報の伝達方法 本市における指定河川の水防警報の伝達系統は、次のとおりである。 1 国の指定する河川 渡良瀬川河川事務所 2 栃木県水防本部(河川課) 県の指定する河川 栃木県水防本部(河川課) 佐 野 24 市 佐 野 市 第12章 水防機関の活動 第1 出動、水防開始及び堤防等の異常に関する報告 水防管理者(市長)は、次の各号のいずれかに該当するときは、直ちに安足土木事務所を経由し、 県水防本部へ報告する。 (1)はん濫注意水位(警戒水位)に達したとき (2)消防団が出動したとき (3)水防作業を開始したとき (4)堤防等に異常を発見したとき(これに関する措置を含む) 第2 水防配備 1 市の非常配備 市は、水防に関する警報・注意報等により、洪水等のおそれがあると認められるときからその危 険が解消されるまでの間は、非常配備により水防事務を処理するものとする。 非常配備の発令は、水防本部長(市長)が行うものとし、以下のような配備指令を発令する。 (1) 準備配備体制 少数の人員で非常配備体制に入るまでの準備体制で、主として情報の収集及び連絡にあたる。 (2) 第1次配備体制 少数の人員で主として情報の収集及び連絡にあたり、事態の推移によっては、ただちに増員、 本格的水防活動体制とする。 (3) 第2次配備体制 非常事態の発生により担当者を動員し、水防活動の必要な事態が発生すれば、ただちに水防活 動に入る。なお、動員数については、水防本部長(市長)の指示による。 2 消防団の非常配備 水防管理者(市長)は、水防警報が発せられたとき、水位がはん濫注意水位(警戒水位)に達し たとき、その他水防上必要があると認められるときは、消防団及び消防機関を出動させ、又は出動 の準備をさせるものとする。その基準はおおむね次のとおりである。 配備区分 配備基準 配備体制 待機 水防に関係のある気象の予報、注意報及 消防団の連絡員を本部に詰めさせ、団長は、 び警報が発表されたとき。 その後の情勢を把握することに努め、また、 一般団員は、直ちに次の段階に入り得るよう な状態におく。 準備 河川の水位がはん濫注意水位(警戒水 消防団の分団長及び班長は、所定の詰所に集 位)に達してなお上昇のおそれがあり、 合し、資器材及び器具の整備点検、作業員の かつ出動の必要が予測されるとき。 配備計画に当たり、水門、樋門等の水防上重 要な工作物のある箇所への団員の派遣、堤防 巡視等のため、一部団員を出動させる。 25 出動 解除 河川の水位がなお上昇し、出動の必要を 消防団の全員が所定の詰所に集合し警戒配 認めるとき。 備につく。 水防管理者(市長)より解除の指令をし 水防活動の終了。 たとき。 第3 巡視及び警戒 (1)平常時 水防管理者又は消防機関の長(以下「水防管理者等」という)は、随時区域内の河川、堤防等を 巡視し、水防上危険であると認められる箇所があるときは、直ちに当該河川、堤防の管理者(以下 「河川等の管理者」という)に連絡して必要な措置を求めるものとする。 上記に係る連絡を受けた河川等の管理者は、必要な措置を行うとともに、措置状況を水防管理者 に報告するものとする。 河川等の管理者が自ら行う巡視等において水防上危険であると認められる箇所を発見した場合は、 必要な措置を行うとともに、措置状況を水防管理者に報告するものとする。 水防管理者等が、出水期前や洪水経過後、重要水防箇所又は洪水箇所、その他必要と認める箇所 の巡視を行う場合には、必要に応じて、河川管理者に立会又は共同で行うこと等を求めることがで きるものとする。 (2)出水時 水防管理者等は、県から非常配備体制が指令されたときは、河川等の監視及び警戒をさらに厳重 にし、重要水防箇所を中心として巡視するものとする。 また、次の状態に注意し、異常を発見したときは直ちに水防作業を実施するとともに、管轄する 土木事務所長及び河川等の管理者に連絡し、連絡を受けた土木事務所長は水防本部長(市長)に報 告するものとする。ただし、堤防、その他の施設が決壊したとき、又は越水・溢水もしくは異常な 漏水を発見したときは、第13章に定める決壊時の処置により、通報及びその後の処置を講じなけれ ばならない。 ① 堤防から水が溢れるおそれのある箇所の水位の上昇 ② 堤防の上端の亀裂又は沈下 ③ 川側堤防斜面で水当りの強い場所の亀裂又は欠け崩れ ④ 堤防斜面の漏水又は飽水による亀裂及び欠け崩れ ⑤ 排・取水門の両軸又は底部よりの漏水と扉の締まり具合 ⑥ 橋梁その他の構造物と堤防との取り付け部分の異常 第4 水防作業 (1)水防作業を必要とする異常事態が発生したときは、被害を未然に防止し、又は被害の拡大を 防ぐため、堤防の構造、流速、護岸、浸水域及び近接地域の状態等を考慮して最も適切な工法 を選択し実施するものとする。 (2)水防作業にあたる消防団員は、安全性が高いと考えられる場所までの避難完了に要する時間 等を考慮して、消防団員が自身の危険性が高いと判断したときには、自身の避難を優先する。 (3)水防管理者(市長)は平常時から水防実施関係者に水防工法等を習熟させ、災害時において 26 も最も適切な作業が即時にできるよう努めなければならない。 第5 水防作業上の注意事項 (1)洪水等の水防活動に従事する者の安全の確保が図られるように配慮しなければならない。 (2)消防機関員は、出動前よく家事を整理し、万一家人が待避する場合における待避要領等を家 人に伝え、後顧の憂いをなくして、一旦出動した場合は命令がなくて、部署を離れたり、勝手 な行動をとってはならない。 (3)作業中は始終敢闘精神をもって、上司の命に従い、団体行動をとらなければならない。 (4)命令及び情報の伝達は特に迅速、正確及び慎重を期し、みだりに人心を動揺させたり、いた ずらに消防機関員を疲れさせないよう留意し、最悪時に最大の水防能力を発揮できるよう心が けること。 (5)洪水時において堤防に異常が起こる時期は、滞水時間にもよるが、おおむね水位が最大のと き、又はその前後である。しかし、法崩れ、陥没等は通常減水時に生ずる場合が多いため洪水 が最盛期を過ぎても完全に流過するまで警戒を厳にすること。(水位が最大洪水位の4分の3 に減少したときが最も危険。) 第6 警戒区域の指定 (1)水防上緊急の必要がある場所においては、消防団長、消防団員又は消防機関に属する者は、 警戒区域を設定し、水防関係者以外のものに対して、その区域への立ち入りを禁止し、もしく は制限し、又はその区域からの退去を命ずることができるものとする。 (2)消防団長、消防団員又は消防機関に属する者がいないとき、又はこれらの者の要求があった ときは、警察官は、消防団長、消防団員又は消防機関に属する者の職権を行うことができるも のとする。 第7 避難のための立退き (1)洪水により著しい危険が切迫していると認められるときは、水防管理者(市長)は、必要と 認める区域の居住者に対し、避難のため立ち退くべきことを指示することができる。この場合、 佐野警察署長にその旨を通知するものとする。 (2)水防管理者(市長)は、避難のための立ち退きを指示した場合は、その状況を安足土木事務 所長に速やかに報告するものとする。 (3)水防管理者(市長)は、佐野警察署長と協議の上、あらかじめ避難計画を作成し、立ち退き 先、経路等に必要な処置を講じておくものとする。市内の主な避難場所は、資料8のとおりで ある。 第8 解除 (1)水防解除 水防管理者(市長)は、水防警報解除のあったとき、又は、河川水位がはん濫注意水位(警 戒水位)以下に減じ、かつ危険がなくなったときは、水防の非常配備体制を解除し、これを一 般に周知するとともに関係機関に通知するものとする。 なお、配備を解除したときは、安足土木事務所を通じ県水防本部に報告するものとする。 27 (2)消防団の非常配備の解除 消防団の非常配備の解除は、水位が下降して水防活動の必要がなくなり、水防管理者(市長) が配備解除の指令をしたときとする。それまでは、消防団員は自らの判断等により勝手に部署 を離れてはならない。 解除後は、人員、資器材及び作業箇所を点検し、その概要を直ちに報告する。また、使用し た資器材は、手入れして所定の位置に設備する。 第9 住民の水防協力 市長又は消防長は、水防のためやむを得ない必要があるときは、区域内の住民、又は水防の現場に いる者を水防に従事させ、消防機関に応援させることができる。 第10 1 水防標識 法第18条の規定により、水防のため出動する車両の標識は、昼夜の区別により、次の標旗又は 標灯を用いる。 『標 『標 旗』 灯』 赤 白 佐野市 佐野市 2 水防のため出動する市の関係職員は、次の腕章を着用する。 佐野市 28 第11 水防信号 法第20条第1項の規定により、知事の定める水防信号は次のとおりである。 区 分 警 鐘 信 号 サイレン信号 はん濫注意水位(警戒水位) 第1信号 に達したことを知らせるも 5秒 ● 休止 ● 休止 ―――休 止――― の 15秒 水防団体及び消防機関に属 第2信号 5秒 する者の全員が出動すべき ●―●―● ●―●―● 6秒 当該水防管理団体の区域内 に居住する者が出動すべき 10秒 ●-●-●-● ●-●-●-● 6秒 10秒 5秒 必要と認める区域内の居住 乱 10秒 5秒 1分 者に避難のため立退くべき 5秒 ――休止――休止―― ことを知らせるもの 第4信号 5秒 ――休止――休止―― ことを知らせるもの 第3信号 5秒 打 1分 ―――休 止――― ことを知らせるもの 5秒 1.信号は適宜の時間継続する。 2.必要があれば警鐘信号及びサイレン信号を併用する 備 考 ことを妨げない。 3.地震による堤防の漏水、沈下等の場合は、上記に準 じて水防信号を発する。 第12 公費負担 1 法第28条により公用負担の権限を有する水防管理者(市長)又は消防機関の長にあっては、そ の身分を示す証明書、また、これらの者の委任を受けた者にあっては、次の証明書を携行し、必要 ある場合には、これを提出しなければならない。 第 号 公 用 負 担 命 令 権 限 証 職 名 氏 名 上記の者に本市区域内における水防法第28条の権限行使を委任したることを証明する。 平成 年 月 日 水 防 管 理 者 佐野市長 29 ㊞ 2 法第28条第2項により公用負担の権限を行使したときは、次のような証票を2通作成してその 1通を目的物所有者、管理者又はこれに準ずべき者に交付しなければならない。 第 号 公 用 負 担 命 令 票 住 所 負担者氏名 水防法第28条の規定により、下記の物件を収容(使用又は処分)する。 記 物 平成 件 年 数 月 量 負 担 内 容 ( 使用・収用・処分 ) 期 間 摘 要 日 水防管理者 佐野市長 ㊞ 事務取扱者 職 ㊞ 名 上記権限行使により損害を受けた者に対しては、当該水防管理団体は時価によりその損害を補償 する。 30 第13章 決壊時の処置 第1 通報処置 1 堤防その他の施設が決壊、又はこれに準ずべき事態が発生した場合、水防管理者(市長)、消防 団長、消防機関の長又は水防管理者団体の代表者は、法第25条の規定により直ちにその旨を関係 機関及びはん濫すべき方向の隣接水防管理団体に通報しなければならない。 2 通報系統については、次のとおりとする。 基本系統 協力系統 関係市町 関係土木事務所 自衛隊 安足土木事務所 県水防本部(河川課) 市水防本部長(市長) 又は 警察本部 関係他県 市消防長 渡良瀬川河川事務所 足利出張所 渡良瀬川河川事務所 関東地方整備局 第2 決壊後の処置 1 消防機関は、決壊後といえどもできる限りはん濫による被害が拡大しないように努めなければな らない。 31 第14章 第1 協力応援 1 水防管理団体の協力応援 市内の水防活動は、地元消防分団を中心として行い、必要があるときは、消防団長は他の分団の 応援について指令する。 2 近隣市町の水防の相互援助協力に関しては、市長はあらかじめ次の事項を協定しておき、応援等 の必要が生じたときは、相互に応援する。 なお、応援を要請した場合は、安足土木事務所を経由して、知事(河川課長)にその旨報告する。 (1) 応援要請の要領に関すること。 (2) 応援隊の編成集合に関すること。 (3) 応援する資材の品目数量及びこれらの輸送方法に関すること。 (4) 経費の負担区分に関すること。 (5) 応援隊の任務分担、輸送、給食(宿泊)等に関すること。 (6) その他必要な事項 3 資材の供用 近隣市町の消防機関の応援については、法第23条第1項の規定により応援を求められたときは もとより、その他の場合においても、前項の協力により相互に応援する。また、水防資器材等につ いては努めて供用の便を図る。 4 応援隊の所属 前項の応援にあたっては、当該水防管理者(応援を求めた方の水防管理者)の所轄の下に努め て隊組織をもって行動する。 5 費用の負担 応援又は援助協力に要した費用の負担については、あらかじめ相互の協定(協議)により定める が、協議が整わない場合は知事にこれの調停を要請する。 第2 警察の協力応援 水防管理者(市長)は、水防のため必要があるときは、佐野警察署長に対して警察官の援助を要請 することができる。 第3 自衛隊の協力応援要請 水防管理者(市長)は、水防のため、自衛隊の派遣要請の必要があると認めたときは、緊急連絡の 方法により次の事項について、知事(危機管理課)に派遣要請を行うことができる。 なお、特に緊急を要し、知事に対して要請を行うことができないときは、陸上自衛隊第12特 科隊に通知する。この場合、速やかに知事(危機管理課)にその旨を通知する。 1 災害の状況及び派遣を要請する理由 2 派遣を希望する期間 3 派遣を希望する区域及び活動内容 4 その他参考事項 32 第4 水防協力団体 1 水防協力団体の指定、監督、情報の提供 市は、2に規定する業務を適正かつ確実に行うことができると認められる法人その他これに準ず るものとして国土交通省令で定める団体を、その申請により、水防協力団体として指定することが できる。 また、市は水防協力団体が適正かつ確実な業務の実施を確保するため水防計画に位置付けるとと もに、その業務について報告させることができる。 なお、国、都道府県及び市は水防協力団体に対し、その業務の実施に関し必要な情報提供、指導 もしくは助言をする。 2 水防協力団体の業務 (1) 水防上必要な監視、警戒その他の水防活動の協力 (2) 水防に必要な器具、資材又は設備の保管、提供 (3) 水防に関する情報又は資料の収集、提供 (4) 水防に関する調査研究 (5) 水防に関する知識の普及、啓発 (6) 前各号に附帯する業務 3 水防協力団体の消防団等との連携 水防協力団体は、消防団との密接な連携の下に前項の業務を行わなければならない。また、水防 協力団体は、消防団及び消防機関が水防訓練を実施しようとするときは、それに参加する。 4 水防協力団体の申請・指定及び運用 市は、水防協力団体の申請があった場合は、佐野市水防協力団体指定要領(資料9-1)を基に 指定することとする。また指定の際は、合わせて水防協力団体の名称、住所及び事務所の所在地を 公示しなければならない。 水防協力団体の業務の運用にあたっては、業務の適正かつ確実に行われるよう、本市おける水防 協力団体との水防協働活動実施要領(資料9-5)によるものとする。 第5 河川管理者の協力 1 国における協力 河川管理者(関東地方整備局長)は、自らの業務等に照らし可能な範囲で、水防管理団体が行う 水防のための活動に次の協力を行う。 <河川管理者の協力が必要な事項> (1) 水防管理団体に対して、河川に関する情報(河川の水位、河川管理施設の操作状況に関する 情報、CCTVの映像、ヘリ巡視の画像等)の提供 (2) 水防管理団体に対して、はん濫(決壊又は溢流)想定地点ごとのはん濫水到達市町の事前提 示、及び水防管理者等から異常な漏水等についての通報を受けた場合には通報すべき関係者 (関係機関・団体)の提示 (3) 堤防が決壊したとき又は越水・溢水もしくは異常な漏水が発生したときは河川管理者による 関係者及び一般への周知 (4) 重要水防箇所の合同点検の実施 33 (5) 水防管理団体が行う水防訓練及び水防技術講習会への参加 (6) 水防管理団体及び水防協力団体の備蓄資器材で不足するような緊急事態に際して、河川管理 者の応急復旧資器材又は備蓄資器材の提供 (7) 水防管理団体及び水防協力団体の人材で不足するような緊急事態に際して、水防に関する情 報又は資料を収集し、提供するための職員の派遣 2 県における協力 河川管理者(栃木県知事)は、自らの業務等に照らし可能な範囲で、水防管理団体が行う水防のた めの活動に次の協力を行う。 <河川管理者の協力が必要な事項> 第一条 河川管理者は、自らの業務等に照らし可能な範囲で、水防管理団体が行う水防のための活 動に次の協力を行う。 1 水防管理団体に対して、河川に関する情報(県管理河川の水位情報・雨量情報、CCTVの 映像、河川管理施設の操作状況に関する情報)の提供 2 重要水防箇所の合同点検の実施 3 水防管理団体が行う水防訓練及び水防技術講習会への参加 4 水防管理団体及び水防協力団体の備蓄資器材で不足するような緊急事態に際して、河川管理 者の応急復旧資器材又は備蓄資器材の提供 5 水防活動の情報共有 <河川に関する情報の提供> 第二条 前条第一項に関し、河川管理者は、水防管理団体への河川に関する情報の伝達方法を次の とおり定める。 提供する情報 伝達方法 県管理河川の水位情報・雨量情報、CCTV 栃木県防災情報システムによる情報提供 の映像 第6 1 知事ホットライン及び県幹部職員からの情報提供 知事ホットライン (1)目的 栃木県知事は、河川のはん濫発生、もしくは、はん濫の恐れがある場合には、市長へ直接連 絡を行う(ホットライン)ものとする。 また、ホットラインにより市長へ情報を伝達した場合は、その情報を関係土木事務所および 部内幹部へ連絡を行う。なお、土木事務所は必要に応じて市へ助言や情報交換等を行うものと する。 (2)運用を行う事象 洪水予報河川において、 ① はん濫危険情報(避難指示レベル)を発表した場合 ② はん濫発生情報を発表した場合 34 2 県幹部職員からの情報提供 (1)目的 県土整備部河川課長は、河川のはん濫の恐れがある場合には、市危機管理課長へ直接連絡を 行うものとする。 また、 市へ情報を伝達した場合は、 その情報を関係土木事務所および部内幹部へ連絡を行う。 なお、土木事務所は必要に応じて市へ助言や情報交換等を行うものとする。 (2)運用を行う事象 洪水予報河川において、 ① はん濫警戒情報(避難勧告レベル)を発表した場合 35 第15章 第1 1 水防報告 報告 水防管理者(市長)は、洪水等により被害を生じた場合は、次の方法により安足土木事務所長を 経由して、知事に報告する。 (1) 概況報告 さしあたり水害発生の日時、場所、人の被害、家屋の被害、田畑の被害等を電話又はその他の 連絡手段を講じて報告する。 なお、特に水防資材等の救援を要する場合は、その旨あわせて連絡する。 (2) 中間報告 被害状況が逐次判明した場合は、随時電話等をもって報告するとともに、次ページの様式によ り報告する。ただし、死者、重傷者及び集団被害(おおむね50戸以上)もしくは特異な被害状 況については、一般被害に優先しておおむね次の事項を報告する。 ア 死者、重傷者については、死傷の原因、住所、職業、氏名、年齢、性別、要保護者の別 (保護者の要否)その他参考事項。 イ 集団被害及び特異な被害状況については、その状況と対策の概要。 (3) 確定報告 被害状況が確定した場合は、中間報告の様式により、知事に確定報告(安足土木事務所経由) を行う。 第2 水防報告書 水防管理者(市長)は、水防が終結したときは、次により知事(安足土木事務所経由)に水防活動 実施報告書を提出する。 水防活動実施報告( 年 使用(消費)資材費 水防管理団体分 指 定 別 非指定別 月分 ) 水防活動 団 体 名 延 人 員 水 防 活動費(A) 主要 資材 その他 資器材 小 水防活動 計 (B) 合 計 を実施し (A+B) た 月 日 備考 (注) 1 主要資材とは、俵、かます、布袋類、たたみ、むしろ、なわ、竹、生木、丸太、くい、 板類、鉄線、釘、かすがい、蛇篭、置石及び土砂である。 2 水防活動費とは消防団員の出勤手当、食料費等である。 3 用紙はA4版横書きとすること。 36 平成 被 害 状 況 年 月 日 時まで 中 年 月 日 時まで 確 定 報 告 間 市町村名 1 住家、非住家、田畑、耕地、道路の被害 被害数量 被害種別 罹 災 者 数 人 死 者 の 生 死 不 明 被 重 傷 害 軽 傷 家畜損害見積額(円) 戸 数 全 壊 人 員 戸 数 半 壊 人 員 住 戸 数 一部破損 人 員 家 戸 数 流 失 の 人 員 戸 数 床 上 被 人 員 浸 水 戸 数 床 下 害 人 員 戸 数 計 人 員 損害見積額(円) 全 壊 棟 数 非 半 壊 棟 数 住 一部破損 棟 数 家 流 失 棟 数 の 床 上 浸 水 被 床 下 害 棟 数 計 損害見積額(円) 浸 水(ha) 冠 水(ha) 農 流 失(ha) 田 埋 没(ha) 地 そ の 他(ha) 損害見積額(円) の 浸 水(ha) 冠 水(ha) 被 流 失(ha) 畑 埋 没(ha) 害 そ の 他(ha) 損害見積額(円) 耕 面 積(ha) 田 地 損害見積額(円) の 面 積(ha) 被 畑 損害見積額(円) 害 公共施設の被害(円) 箇 所 数 冠水 延 長 (m) 国 箇 所 数 流失 延 長 (m) 県 箇 所 数 道 決壊 延 長 (m) 箇 所 数 路 道 埋没 延 長 (m) 計 損害見積額(円) の 箇 所 数 冠水 延 長 (m) 市 被 流失 箇 所 数 延 長 (m) 害 町 箇 所 数 決壊 村 延 長 (m) 箇 所 数 道 埋没 延 長 (m) 計 損害見積額(円) 作成者氏名 2 橋梁、堤防、山林、その他の被害 被害数量 被害種別 箇 所 数 流 失 延 長 ( m ) 国 箇 所 数 橋 落 下 延 長 ( m ) 県 箇 所 数 撤 去 延 長 ( m ) 梁 箇 所 数 道 その他 延 長 ( m ) 計 損 害 見 積 額(円 ) の 箇 所 数 流 失 延 長 ( m ) 市 所 数 被 落 下 箇 延 長 ( m ) 町 所 数 撤 去 箇 延 長 ( m ) 害 村 箇 所 数 道 その他 延 長 ( m ) 計 損 害 見 積 額(円 ) 箇 所 数 流 失 延 長 ( m ) 国 箇 所 数 堤 負 決 壊 延 長 ( m ) 担 箇 所 数 の 崩 壊 延 長 ( m ) 堤 防 箇 所 数 防 埋 没 延 長 ( m ) 計 損 害 見 積 額(円 ) の 所 数 市 流 失 箇 延 長 ( m ) 町 所 数 被 村 決 壊 箇 延 長 ( m ) 負 所 数 担 崩 壊 箇 延 長 ( m ) 害 の 所 数 堤 埋 没 箇 延 長 ( m ) 防 計 損 害 見 積 額(円 ) 面 積(ha) 山 荒廃林地 損害見積額(円) 林 延 長(m) の 林 道 損害見積額(円) 被 林 産 物 損害見積額(円) 害 計 損害見積額(円) 損 害 見 積 額 計(円) 備 考 1 住家、非住家の全壊には埋没による全壊も含み、半壊、一 部破損の場合もこれに準ずるものとする。 2 住家、非住家の損害額については、建物内にある家財道具 荷品、機械器具等の一切の動産の被害額。 3 農地の被害中「その他の欄」には田畑に取りおきたる作物 又は風害による損害減収見込数量を記入すること。 4 荒廃林地とは風雨により山の土砂が崩壊し荒廃した山林の ことであり、林道には搬出路を含む。 5 林産物の損害見込額には、木材、薪炭その他林産物の被害 を含むものとする。 6 全壊とは、補修をしても使用に堪えない程度のもの、半壊 とは、補修(小修繕を除く)による再使用に堪えうる程度の もの。一部破損とは部分的小修繕により使用に堪えうる程度 のものをいうこと。 7 損害見積額の査定は基準による。住家、非住家は新築一年 以内及び建築中のものは建築費をもって価格とし、その他は 現在建物として売買することのできる一般市価を基準とする。 8 耕地の被害の公共施設とは、農道、水路、護岸堤防、水梁、 墜道井、樋、溜池、橋梁等をいう。 37 第16章 第1 水防訓練 水防訓練 本市における消防団、消防機関及び水防協力団体の水防訓練は、毎年7月末までに実施する。ただ し、 水防防災上の研修又は水防活動を実施したときは、これをもって水防訓練に代えることができる。 なお、水防訓練を実施しようとするとき、又は実施したときは、次の事項を関係土木事務所経由 のうえ知事に報告する。 1 実施する場合 (1) 月 日 時 (2) 場所 (3) 河川名 (4) 主催 (5) 実施予定工法 2 実施した場合 (1) 月 日 時 (2) 場所 (3) 河川名 (4) 実施工法 (5) 参加人員 (6) 使用資材数量 (7) 使用資材見積額 38 第17章 浸水想定区域等における円滑かつ迅速な避難の確保及び 浸水の防止のための措置 第1 洪水対応 1 浸水想定区域の指定 国土交通省及び県は、洪水予報河川及び水位周知河川について、河川がはん濫した場合に浸水が 想定される区域を浸水想定区域として指定し、指定の区域及び浸水した場合に想定される水深を公 表する。 現在、本市に関係する浸水想定区域図は次のとおりである。 指定 浸水想定区域 年月日 公表HPアドレス 河川名 河川管理者 渡良瀬川 国土交通省 H17.3.31 http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000072385.pdf 国土交通省 H19.4.25 http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000072385.pdf 栃木県 H19.5.25 http://www.pref.tochigi.lg.jp/h06/town/kasen/kaishu/documents/akiyama.pdf 国土交通省 H19.4.25 http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000072385.pdf 秋山川 旗 川 2 浸水想定区域における円滑かつ迅速な避難の確保及び浸水の防止のための措置 市防災会議は、洪水予報河川、水位周知河川について、浸水想定区域の指定があったときは、市 地域防災計画において、少なくとも当該浸水想定区域ごとに、次に掲げる事項について定めるもの とする。 ① 洪水予報、水位到達情報の伝達方法 ② 避難場所その他洪水時の円滑かつ迅速な避難の確保を図るために必要な事項 ③ 浸水想定区域内に次に掲げる施設がある場合にあっては、これらの施設の名称及び所在地 イ) 地下街等(地下街その他地下に設けられた不特定かつ多数の者が利用する施設)でそ の利用者の洪水時の円滑かつ迅速な避難の確保及び浸水の防止を図る必要があると認 められるもの ロ) 要配慮者利用施設(主として高齢者、障がい者、乳幼児その他の特に防災上の配慮を 要する者が利用する施設)でその利用者の洪水時の円滑かつ迅速な避難を確保する必 要があると認められるもの ハ) 大規模な工場その他の施設(イ又はロに掲げるものを除く。 )であって国土交通省令で 定める基準を参酌して市町村の条例で定める用途及び規模に該当するもの(大規模工 場等)でその洪水時の浸水の防止を図る必要があると認められるもの(所有者又は管 理者からの申出があった施設に限る。) 3 洪水ハザードマップ 本市では、浸水想定区域の指定に基づき、当該浸水区域ごとに、洪水予報の伝達方法、避難場所 等円滑かつ迅速な避難の確保を図るため、洪水土砂災害ハザードマップを作成し、印刷物を各世帯 に配布している。 39 また、洪水土砂災害ハザードマップに記載した事項を、市のホームページへ掲載し、住民が提供 を受けることができる状態にしている。 このハザードマップを有効活用して、平常時からの防災意 識の向上と自主的な避難の心構えを養い、水災時には住民の円滑かつ迅速な避難の確保を図る。 4 地下街等の利用者の避難の確保及び浸水の防止のための措置に関する計画の作成等 水防法第15条第1項の規定により市地域防災計画に名称及び所在地を定められた地下街等の所 有者又は管理者は、単独で又は共同して、国土交通省で定めるところにより、当該地下街等の利用 者の洪水時の円滑かつ迅速な避難の確保及び洪水時の浸水の防止を図るために必要な訓練その他の 措置に関する計画を作成し、これを市長に報告するとともに、公表する。また、地下街等の利用者 の洪水時の円滑かつ迅速な避難の確保及び洪水時の浸水の防止のための訓練を行うものとする。さ らに、自衛水防組織を置き、当該自衛水防組織の構成員その他の国土交通省令で定める事項を市長 に報告する。 地下街等の所有者又は管理者及び自衛水防組織の構成員は、防災行政無線、防災情報メール、緊 急速報メール、市ホームページ、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)等により、洪水 予報等の情報収集を行う。 市は、地域防災計画において、地下街等の所有者又は管理者及び自衛水防組織の構成員への洪水 予報等の伝達方法を定める。 5 要配慮者利用施設の利用者の避難の確保のための措置に関する計画の作成等 水防法第15条第1項の規定により市地域防災計画に名称及び所在地を定められた要配慮者利用 施設の所有者又は管理者は、国土交通省令で定めるところにより、当該要配慮者利用施設の利用者 の洪水時の円滑かつ迅速な避難の確保を図るために必要な訓練その他の措置に関する計画を作成す るとともに、当該要配慮者利用施設の利用者の洪水時の円滑かつ迅速な避難の確保のための訓練を 実施するほか、自衛水防組織を置くよう努める。 要配慮者利用施設の所有者又は管理者及び自衛水防組織の構成員は、防災行政無線、戸別受信機、 防災情報メール、緊急速報メール、市ホームページ、SNS(ソーシャルネットワーキングサービ ス)等により、洪水予報等の情報収集に努める。 市は、地域防災計画において、要配慮者利用施設の所有者又は管理者及び自衛水防組織の構成員 への洪水予報等の伝達方法を定める。 6 大規模工場等における浸水の防止のための措置に関する計画の作成等 水防法第15条第1項の規定により市地域防災計画に名称及び所在地を定められた大規模工場等 の所有者又は管理者は、国土交通省令で定めるところにより、当該大規模工場等の洪水時の浸水の 防止を図るために必要な訓練その他の措置に関する計画を作成するとともに、当該大規模工場等の 洪水時の浸水の防止のための訓練を実施するほか、自衛水防組織を置くよう努める。 大規模工場等の所有者又は管理者及び自衛水防組織の構成員は、防災行政無線、 防災情報メール、 緊急速報メール、市ホームページ、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)等により、洪 水予報等の情報収集に努める。 市は、地域防災計画において、大規模工場等の所有者又は管理者及び自衛水防組織の構成員への 洪水予報等の伝達方法を定める。 40