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4.4 振動

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4.4 振動
4.4
振動
4.4
振動
4.4.2 環境保全目標
4.4.3 工事中に係る環境保全のための措置、予測および評価
1.環境保全のための措置
2.予測
2) 予測方法等
3) 予測結果
3.評価
1) 建設機械の稼動による建設作業振動
2) 工事用車両等の走行による道路交通振動
4.4
振動
環境影響評価書(平成 19 年 6 月)における保全目標・措置、予測条件・結果、評価(P297,P298)
5.4 振動
5.4.2 環境保全目標
環境保全目標は、以下に示すとおり設定しました。
工事中
●本事業の建設工事における建設機械の稼動については、「振動規制法」に基づく特定建設
作業に伴って発生する振動の規制基準である、75dB 以下としました。
●工事用車両等の走行による周辺道路の道路交通振動については、周辺の生活環境に著しい
影響を及ぼさないこととしました。
5.4.3 工事中に係る環境保全のための措置、予測および評価
1.環境保全のための措置
工事中の環境保全のために、以下の措置を予定しています。
1) 低振動型の建設機械を極力採用します。
2) 関連車両の走行速度の厳守を徹底します。
3) 工事用車両の走行ルートを厳守します。
- 142 -
4.4
新事業計画における予測条件および予測結果
4.4 振動
4.4.2 環境保全目標
環境保全目標は、評価書と同様に設定しました。
4.4.3 工事中に係る環境保全のための措置、予測および評価
1.環境保全のための措置
工事中の環境保全のための措置は、評価書と同様に予定しています。
- 143 -
振動
4.4
振動
環境影響評価書(平成 19 年 6 月)における保全目標・措置、予測条件・結果、評価(P298,P301)
2.予測
2) 予測方法等
(1) 建設機械の稼動による建設作業振動
① 予測時点
予測時点は、工事期間中の主要な工種において、建設機械の稼動台数が最大となる時期である着
工後 1 年 2 ヶ月目および 1 年 11 ヶ月目(建築工事開始後 8 ヶ月目)の平日を対象としました。(資料
編 p.1 を参照。)
② 予測地点
予測範囲は、振動の減衰量を考慮して、事業計画区域境界から 200m 程度の範囲の地表面としま
した。
④ 予測条件
(ア) 建設機械の種類および台数
予測対象時点における建設機械の種類および台数は騒音の予測と同様としました(p.268、表
5.3-7)。振動源として設定したこれらの機械が全て同時に最高レベルにて稼動することは極めて少
ないと考えられますが、全てが稼動すると設定しました。
(イ)振動源(建設機械)の配置
予測時点における振動源(建設機械)の配置は、騒音の予測と同様としました (p.269~270、図
5.3-3(1)~(2)) 。
(ウ)建設機械の振動レベル
建設機械の振動レベルを、表 5.4-6 に示します。出典に示される振動レベルに幅があるものにつ
いては、最大レベルにて設定しました。
- 144 -
4.4
振動
新事業計画における予測条件および予測結果
2.予測
2) 予測方法等
(1) 建設機械の稼動による建設作業振動
① 予測時点
予測時点は、工事期間中の主要な工種において、建設機械の稼動台数が最大となる時期である着
工後の 4 ヶ月目、9 ヶ月目または 10 ヶ月目(土木工事)並びに 1 年 12 ヶ月目(土木工事+建築工
事(建築工事開始後 3 ヶ月目))の平日を対象としました。(第 7 章資料編 2.9 工事施工計画 P303
を参照)
なお、土木工事のみの期間における建設機械の稼働台数が最大となる時期が、着工後 4 ヶ月目、
9 ヶ月目または 10 ヶ月目なので、振動レベルの合計を比較して大きい方で予測を行います。
② 予測地域・予測地点
予測範囲・予測地点は、評価書と同様とします。
④ 予測条件
(ア) 建設機械の種類および台数
予測対象時点における建設機械の種類および台数は騒音の予測と同様としました(表 4.3-1(1)
~(3) P119)。振動源として設定したこれらの機械が全て同時に最高レベルにて稼動することは極
めて少ないと考えられますが、全てが稼動すると設定しました。
(イ)振動源(建設機械)の配置
予測時点における振動源(建設機械)の配置は、騒音の予測と同様としました(図 4.3-1(1)~(2)
P123、P125)。
(ウ) 建設機械の振動レベル
建設機械の振動レベルを、表 4.4-1(1)に示します。出典に示される振動レベルに幅があるものに
ついては、最大レベルにて設定しました。
- 145 -
4.4
振動
環境影響評価書(平成 19 年 6 月)における保全目標・措置、予測条件・結果、評価(P301)
表 5.4-6 建設機械の振動レベル
規格
振動レベル(dB)
機側距離(m)
参考
文献
キャリースクレーパー
21t
63
7
3
タイヤローラ
9t
48
7
3
ドーザーショベル
21t
63
7
3
0.7m3
55
15
1
フィニッシャー
2.4~5m
64
7
3
マカダムローラ
11t
71
7
2
ダンプトラック
11t
62
5
2
トラッククレーン
15t
40
7
3*
4~10t
40
7
2
建設機械
バックホウ
ポンプ車
参考文献 1:「低騒音型・低振動型建設機械の指定に関する規定」(平成 9 年 7 月、建設省告示第 1536 号)
2:「建設工事に伴う騒音振動対策ハンドブック(第 3 版)」(平成 13 年 2 月、(社)日本建設機械化協会)
3:「建設騒音および振動の防止並びに排除に関する調査試験報告書」
(昭和 54 年 10 月、建設省土木研究所機械研究室)
*トラッククレーンについては、適切な資料がないため文献 3 よりクローラクレーンと同等としました。
- 146 -
4.4
振動
新事業計画における予測条件および予測結果
表 4.4-1(1) 建設機械の振動レベル
建設機械
規格
振動レベル(dB)
機側距離(m)
キャリースクレーパー
21t
63
7
3
タイヤローラ
9t
48
7
3
ドーザーショベル
21t
63
7
3
55
15
1
3
参考文献
バックホウ
0.7m
フィニッシャー
2.4~5m
64
7
3
マカダムローラ
11t
71
7
2
ダンプトラック
11t
62
5
2
トラッククレーン
15t
40
7
3*
ポンプ車
4~10t
40
7
2
65
7
2
アースオーガー
クローラークレーン
35t
40
7
3
グレーダー
21t
63
7
3
47
5
4
コンクリートミキサー車
参考文献 1:「低騒音型・低振動型建設機械の指定に関する規定」(平成 9 年 7 月、建設省告示第 1536 号)
2:「建設工事に伴う騒音振動対策ハンドブック(第 3 版)」(平成 13 年 2 月、(社)日本建設機械化協会)
3:「建設騒音および振動の防止並びに排除に関する調査試験報告書」
(昭和 54 年 10 月、建設省土木研究所機械研究室)
4:
「建設工事騒音・振動・大気質の予測に関する研究(第 1 報)」
(平成 12 年 建設省土木研究所資料 3681
号)
*トラッククレーンについては、適切な資料がないため文献 3 よりクローラクレーンと同等としました。
着工後 4 ヶ月目と 9 ヶ月目(10 ヶ月目)は建設機械の台数が同じなので、総振動レベルが大きい
9 ヶ月目を予測対象時点としました。それぞれの建築機械の総振動レベルを、表 4.4-1(2)に示しま
す。
表 4.4-1(2) 着工後 4 ヶ月目と 9 ヶ月目(10 ヶ月目)の建築機械の総振動レベル
建設機械
規格
振動レベル
着工後 4 ヶ月目
(LwA:dB)
(台数)
着工後 9 ヶ月目
(10 ヶ月目)
(台数)
ドレーン打設機
35t
40
2
0
キャリースクレーパー
21t
63
1
2
ドーザーショベル
21t
63
3
4
55
7
7
3
バックホウ
0.7m
ポンプ車
4~10t
40
0
1
ダンプトラック
11t
62
7
6
合計台数
20
20
振動レベル合計
73.3dB
73.7dB
- 147 -
4.4
振動
環境影響評価書(平成 19 年 6 月)における保全目標・措置、予測条件・結果、評価(P302、P304)
(2) 工事用車両等の走行による道路交通振動
① 予測時点
予測対象時点は工事期間中、工事用車両等の走行台数が最大となる着工後 2 年 3 ヶ月目(建築工
事開始後 12 ヶ月目)としました。(資料編 p.1 を参照。)
3) 予測結果
(1) 建設機械の稼動による建設作業振動
工事中における建設機械の稼動による建設作業振動の予測結果を、表 5.4-7 および図 5.4-4(1)
~(2)に示します。
事業計画区域境界における振動レベルの最大値は、着工後 1 年 2 ヶ月目に事業計画区域東側で
64dB、着工後 1 年 11 ヶ月目(建築工事開始後 8 ヶ月目)に事業計画区域北東側で 59dB と予測されま
す。
表 5.4-7 事業計画区域境界における建設機械振動レベルの予測値
工事時点
事業計画区域境界
最大振動レベル
着工後 1 年 2 月目
64dB
環境保全目標
地点
事業計画区域
東側
75dB
着工後 1 年 11 ヶ月目
59dB
事業計画区域 北東側
- 148 -
4.4
振動
新事業計画における予測条件および予測結果
(2) 工事用車両等の走行による道路交通振動
① 予測時点
予測対象時点は工事期間中、工事用車両等の走行台数が最大となる着工後 2 年 1 ヶ月目(建築工
事開始後 4 ヶ月目)としました。(第 7 章資料編 2.9 工事施工計画 P303 を参照)
3) 予測結果
(1) 建設機械の稼動による建設作業振動
工事中における建設機械の稼動による建設作業振動の予測結果を、表 4.4-2 および図 4.4-1(1)
~(2)に示します。
事業計画区域境界における振動レベルの最大値は、着工後 9 ヶ月目(土木工事のみ)に事業計画
区域東側で 55dB、着工後 1 年 12 ヶ月目(土木工事+建築工事(建築工事開始後 3 ヶ月目))に事業
計画区域北東側で 68dB と予測されます。
着工後 1 年 12 ヶ月目において、評価書(1 年 11 ヶ月目)より建設機械台数が減少していますが、
事業計画区域境界における振動レベルの最大値が大きくなった要因は以下の通りです。
・開発事業区域の修正により、評価書よりも狭い範囲に建設機械が集中して配置されたため、
事業計画区域境界において影響が大きくなりました。
表 4.4-2 事業計画区域境界における建設機械振動レベルの予測値
工事時点
着工後 9 ヶ月目
(土木工事のみ)
着工後 1 年 12 ヶ月目
(土木工事+建築工事)
事業計画区域境界
最大振動レベル
環境保全目標
地点
事業計画中心付近
55dB
75dB
68dB
都市計画道路沿
事業計画中心付近
都市計画道路沿
- 149 -
評価書との差異
(最大振動レベル)
▲9dB
9dB
4.4
環境影響評価書(平成 19 年 6 月)における保全目標・措置、予測条件・結果、評価(P305)
- 150 -
振動
4.4
新事業計画における予測条件および予測結果
- 151 -
振動
4.4
環境影響評価書(平成 19 年 6 月)における保全目標・措置、予測条件・結果、評価(P306)
- 152 -
振動
4.4
新事業計画における予測条件および予測結果
- 153 -
振動
4.4
振動
環境影響評価書(平成 19 年 6 月)における保全目標・措置、予測条件・結果、評価(P307)
(2) 工事用車両等の走行による道路交通振動
工事用車両等の走行による道路交通振動の予測結果を表 5.4-8(1)~(2)に示します。振動の増加
分は作業時間中および前後で 0.3dB 以下と予測されます。
表 5.4-8(1) 工事用車両等の走行による道路交通振動の予測値(舞岡上郷線)
単位:dB
D
舞岡上郷線
平日
時間帯
現況調査結果
予測値
増加量
8 時~
46
46.2
0.2
9 時~
47
47.3
0.3
10 時~
45
45.3
0.3
11 時~
45
45.2
0.2
12 時~
47
47.3
0.3
13 時~
47
47.3
0.3
14 時~
46
46.3
0.3
15 時~
46
46.3
0.3
16 時~
42
42.3
0.3
17 時~
45
45.0
0.0
18 時~
45
45.0
0.0
19 時~
41
41.0
0.0
20 時~
41
41.0
0.0
21 時~
40
40.0
0.0
22 時~
39
39.0
0.0
23 時~
38
38.0
0.0
0 時~
36
36.0
0.0
1 時~
34
34.0
0.0
2 時~
41
41.0
0.0
3 時~
45
45.0
0.0
4 時~
39
39.0
0.0
5 時~
45
45.0
0.0
6 時~
45
45.0
0.0
7 時~
46
46.0
0.0
昼
46
46
夜
41
41
振動レベルの
時間区分値
- 154 -
4.4
振動
新事業計画における予測条件および予測結果
(2) 工事用車両等の走行による道路交通振動
工事用車両等の走行による道路交通振動の予測結果を表 4.4-3(1)~(2)に示します。振動の増加
分は作業時間中および前後で 0.5dB 以下と予測されます。
表 4.4-3(1)
工事用車両等の走行による道路交通振動の予測値(舞岡上郷線)
単位:dB
D
舞岡上郷線
時間帯
H23 年 推計結果
予測値
増加量
評価書との
差異
(増加量)
8 時~
45.3
45.6
0.3
0.1
9 時~
46.4
46.8
0.4
0.1
10 時~
44.5
44.8
0.3
0.0
11 時~
44.3
44.6
0.3
0.1
12 時~
45.8
46.2
0.4
0.1
13 時~
47.1
47.4
0.3
0.0
14 時~
45.8
46.2
0.4
0.1
15 時~
45.0
45.5
0.5
0.2
16 時~
41.4
41.8
0.4
0.1
17 時~
44.4
44.4
0.0
0.0
18 時~
44.8
44.8
0.0
0.0
19 時~
40.8
40.8
0.0
0.0
20 時~
40.8
40.8
0.0
0.0
21 時~
39.7
39.7
0.0
0.0
22 時~
38.8
38.8
0.0
0.0
23 時~
37.8
37.8
0.0
0.0
0 時~
35.7
35.7
0.0
0.0
1 時~
33.7
33.7
0.0
0.0
2 時~
40.7
40.7
0.0
0.0
3 時~
44.7
44.7
0.0
0.0
4 時~
38.7
38.7
0.0
0.0
5 時~
44.7
44.7
0.0
0.0
6 時~
44.8
44.8
0.0
0.0
7 時~
45.9
45.9
0.0
0.0
昼
45
45
―
―
夜
41
41
―
―
昼
▲1
▲1
―
―
夜
0
0
―
―
平日
振動レベルの
時間区分値
評価書との差異
※H23 年推計結果は、評価書の現況調査結果を基に、H23 年の自動車交通量による振動レベルを
推計したものです。
- 155 -
4.4
環境影響評価書(平成 19 年 6 月)における保全目標・措置、予測条件・結果、評価(P308)
表 5.4-8(2) 工事用車両等の走行による道路交通振動の予測値(環状 4 号線)
単位:dB
E
環状 4 号線
平日
時間帯
現況調査結果
予測値
増加量
8 時~
51
51.1
0.1
9 時~
53
53.2
0.2
10 時~
52
52.1
0.1
11 時~
53
53.1
0.1
12 時~
50
50.2
0.2
13 時~
53
53.2
0.2
14 時~
54
54.2
0.2
15 時~
52
52.1
0.1
16 時~
53
53.2
0.2
17 時~
50
50.0
0.0
18 時~
53
53.0
0.0
19 時~
49
49.0
0.0
20 時~
48
48.0
0.0
21 時~
46
46.0
0.0
22 時~
46
46.0
0.0
23 時~
45
45.0
0.0
0 時~
46
46.0
0.0
1 時~
45
45.0
0.0
2 時~
47
47.0
0.0
3 時~
42
42.0
0.0
4 時~
46
46.0
0.0
5 時~
49
49.0
0.0
6 時~
52
52.0
0.0
7 時~
54
54.0
0.0
振動レベルの
昼
52
52
時間区分値
夜
47
47
- 156 -
振動
4.4
振動
新事業計画における予測条件および予測結果
表 4.4-3(2)
工事用車両等の走行による道路交通振動の予測値(環状 4 号線)
単位:dB
E
環状 4 号線
評価書との
差異
平日
時間帯
H23 年 推計結果
予測値
増加量
(増加量)
8 時~
50.7
50.8
0.1
0.0
9 時~
53.1
53.2
0.1
▲0.1
10 時~
51.5
51.7
0.1
0.0
11 時~
52.5
52.7
0.2
0.1
12 時~
50.0
50.2
0.2
0.0
13 時~
53.8
53.9
0.1
▲0.1
14 時~
53.9
54.0
0.2
0.0
15 時~
51.7
51.9
0.2
0.1
16 時~
52.8
53.0
0.2
0.0
17 時~
49.1
49.1
0.0
0.0
18 時~
53.0
53.0
0.0
0.0
19 時~
49.1
49.1
0.0
0.0
20 時~
48.1
48.1
0.0
0.0
21 時~
46.1
46.2
0.0
0.0
22 時~
46.2
46.2
0.0
0.0
23 時~
45.2
45.2
0.0
0.0
0 時~
46.2
46.2
0.0
0.0
1 時~
45.2
45.2
0.0
0.0
2 時~
47.1
47.1
0.0
0.0
3 時~
42.2
42.2
0.0
0.0
4 時~
46.2
46.2
0.0
0.0
5 時~
49.1
49.1
0.0
0.0
6 時~
52.2
52.2
0.0
0.0
7 時~
54.3
54.3
0.0
0.0
振動レベルの
昼
52
52
―
時間区分値
夜
47
47
―
昼
0
0
―
夜
0
0
―
評価書との差異
※H23 年推計結果は、評価書の現況調査結果を基に、H23 年の自動車交通量による振動レベルを
推計したものです。
- 157 -
4.4
振動
環境影響評価書(平成 19 年 6 月)における保全目標・措置、予測条件・結果、評価(P309)
3.評価
1) 建設機械の稼動による建設作業振動
建設機械の稼動による建設作業振動レベルは、事業計画区域境界における最大レベルで、着工後
1 年 2 ヶ月目に 64dB、1 年 11 ヶ月目(建築工事開始後 8 ヶ月目)に 59dB と予測され、環境保全目標
である 75dB を下回ります。なお、工事に際しては低振動型機械の導入、合理的な工事計画による
環境配慮などにより、一層の振動低減に努める計画です。
以上のことから、環境保全目標を満足すると評価しました。
2) 工事用車両等の走行による道路交通振動
工事用車両等の走行による道路交通振動レベルの増加量は作業時間中およびその前後で 0.3dB 以
下と予測され、現況の振動レベルとほぼ同等であるため、周辺の生活環境への著しい影響を及ぼさ
ないと考えます。また、工事にあたっては工事区域における車両の出入口の段差を極力少なくする、
走行速度の厳守等により振動発生低減に努めます。
以上のことから、環境保全目標を満足すると評価しました。
- 158 -
4.4
振動
新事業計画における予測条件および予測結果
3.評価
1) 建設機械の稼動による建設作業振動
建設機械の稼動による建設作業振動レベルは、事業計画区域境界における最大レベルで、着工後
9 ヶ月目(土木工事のみ)に 55dB、着工後 1 年 12 ヶ月目(土木工事+建築工事(建築工事開始後 3
ヶ月目))に 68dB と予測され、環境保全目標である 75dB を下回ります。着工後 1 年 12 ヶ月目にお
いて、評価書(1 年 11 ヶ月目)より建設機械台数が減少していますが、事業計画区域境界における振
動レベルの最大値が大きくなった要因は以下の通りです。
・開発事業区域の修正により、評価書よりも狭い範囲に建設機械が集中して配置されたため、
事業計画区域境界において影響が大きくなりました。
なお、工事に際しては低振動型機械の導入、合理的な工事計画による環境配慮などにより、一層
の振動低減に努める計画です。
以上のことから、環境保全目標を満足すると評価しました。
2) 工事用車両等の走行による道路交通振動
工事用車両等の走行による道路交通振動レベルの増加量は作業時間中およびその前後で 0.5dB 以
下と予測され、現況の振動レベル(平成 23 年の自動車交通量による推計値)とほぼ同等であると
考えられるため、周辺の生活環境への著しい影響を及ぼさないと考えます。
環境影響評価書と比較すると、舞岡上郷線において工事車両の走行による振動レベルの増加量が
最大 0.2dB 増加しています。これは、舞岡上郷線では工事中の将来基礎交通量が環境影響評価書の
現況交通量よりも減少し、工事車両は増加したことから、工事中の将来交通量における工事車両の
割合が増加したためです。環状 4 号線においては、工事車両の走行による振動レベルの増加量が最
大 0.1dB 増減しています。これは、工事中の将来基礎交通量における大型車混入率の差によるもの
で、大型車混入率が小さい時間帯(将来基礎交通量の大型車に対する工事車両(大型車)の割合が
大きい)には増加量が大きくなり、大型車混入率が小さい時間帯には増加量が小さくなっています。
作業時間全体でみると、振動レベルの増加量はほとんど変化していません。
工事にあたっては工事区域における車両の出入口の段差を極力少なくする、走行速度の厳守等に
より振動発生低減に努めます。
以上のことから、環境保全目標を満足すると評価しました。
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