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4 - 沖縄県

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4 - 沖縄県
1 浦添市立浦添小学校
●実施プログラム
●実施プ
グラム
仲間公民館広場で話を聞く
3 年生に成果を発表
資源を探検して、その存在にふれる。
●身近な風景の背後にある「場」の意味を捉え、調
べ学習を通じて、古都浦添の風景に見る「ふるさ
●浦添の風景 ( 場所 ) を見つめ直し、未来に残す宝も
のとして後輩に伝えることで、今後の学習に生か
すことができるようにする。
準 備 品
学習活動
「ふるさとの良さを知ろう」と総合学習時間を活用
し実施。昨年度より探検範囲を広げ、心に残った風
景として課題を絞りこんで調べ学習を進め、次年度
引き継ぐ3年生に発信した。
① H26.7.14 探検学習:地域ガイド及び NPO による学習支援
② H26.8 ~9 夏休みの自主学習(学校主体)
③ H26.9.22 学校長による特別授業 ( ようどれ VTR 教材開発 )
④ H26.9.25 調べ学習:ゲスト講師派遣、NPO による学習支援
⑤ H26.10 ~ 11 学習の継続とまとめ、表現(学校主体)
⑥ H26.12.4 3年生にむけて学習成果発表(学校主体)
実施体制
●授 業 実 施/浦添小学校
●事 業 主 体/沖縄県土木建築部都市計画・モノレール課
●協 力/浦添市都市建設部美らまち推進課
浦添市教育委員会文化部文化課
●企画・進行/景観整備機構(NPO 沖縄の風景を愛さする会)
<調べ学習>
●参考資料、古写真、グスク模型、補助記録紙
●講 師 協 力/仲間自治会 比嘉鉦由、宮城重哲、又吉武市、
うらおそい歴史ガイド友の会
1
竹富町立竹富小学校
<探検学習>
●ルートマップ、ワークシート
●補助記録紙 ( 白紙 )、マーカー ( スタッフ用 )
●探検バッグ、水筒と帽子、筆記具(各自)
●熱中症対策用のあめ玉と塩の用意
安波茶橋・石だたみ道を探検
石垣市立川平小学校
との良さ」に気づかせる。
糸満市立米須小学校
浦添ようどれを探検
糸満市立糸満小学校
ゲスト講師と調べ学習
うるま市立南原小学校
~昔から今に続く浦添の風景~
●小学校背後の浦添グスク周辺に点在する歴史文化
4年生
97名(3学級)
総合学習
27時間
●学習形態及び支援概要
総合学習のカリキュラムに照ら
して風景学習プログラムを企画
し、まち探検及び調べ学習の実施
を NPO が支援した。
ふるさとの良さを知ろう!
学習のねらい
浦添市立浦添小学校
実 施 学 年
児 童 数
実施教科等
実施時間数
沖縄県
浦添市立浦添小学校
学習の流れ
場 所
うるま市立南原小学校
ふれる(6h) 体育館
※事前学習
(1h)を経て
H26/ 7/14
【体験学習】
【講話】
(0.5h)
概 要
活動記録
・担任の指導により各学
級、2グループに分か
れて座り、校長先生か
ら、今日の風景学習の
ねらいを聞く。
「校歌」
の歌詞には浦添の歴
史や風景が深く関係す
る。220年間続いた王
都浦添を想像しつつ、
今を探検してみようと
促した。
児童の反応
・校 長 先 生 の 楽 し い
話 に、 児 童 が 盛 り
上がった。
「王様に
なったつもりで何
かが見えてくる」
と張り切って探検
へと出かけた。
A コ ー ス: ・各学級が A、
B の2コー
浦添グスク
スに分かれて合計6グ
~ようどれ
ループで探検実施。グ
~仲間集落
ループごとに注意事項
内を探検
やルートを確認後、探
検学習に出発する。児
B コース:尚
童はコースを探検して
寧王の道を
分かったことをワーク
探検
シートへ記入する。
⇒ 浦 添 グ ス A コ ー ス ⇒ 浦 添 グ ス
ク・ 城 の 前
ク、 よ う ど れ な ど 王
の碑~安波
都 の 歴 史 と、 仲 間 樋
茶 橋(石 だ
川 な ど 地 域 の 信 仰、
たみ道)
生活文化の風景を再
発見する。
B コ ー ス ⇒ 浦 添 グ ス
ク・ 城 の 前 の 碑 か ら
安波茶橋までの歴史
の 道 を 歩 き、 浦 添 と
首里とのつながりを
学ぶ。
・よ う ど れ で は 西
室・ 英 祖 王、 東
室・ 尚 寧 王 の 話 を
聞 き、 王 様 の お 墓
に ビ ッ ク リ。 安 波
茶 橋 で は「浦 添 グ
スクと首里城がつ
ながっていてい
る!」「昔王様が歩
いた道に自分がい
る」との声。
・暑 さ で 現 場 で の 説
明を聞くにはきつ
く、 集 中 力 を 欠 く
場面もあったが最
後までよく歩いて
いた。
【振り返り】
(0.5h)
※各学級で振り
返りの続き
(1h)
体育館
・体育館に戻りトイレ休
憩 後、 輪 を 描 い て 座
る。ガイドの協力を得
てワークシートへの記
述補足。※その後の授
業で各自が心に残った
風景(場所、景色等)
を振り帰り、次の調べ
学習につなげる。
・「疲れたけどグスク
からみる景色がき
れいだった」「歴史
がわかってよかっ
た」「夏休みに調べ
てみたい」などの
声があがった。
つかむ(4h)
8月~ 9月
課 題・ テ ー マ
の設定(3h)
※ウェ - ビング
手法等の活用
各教室
・児 童 の 心 に 残 っ た 場
所(風景資源)に対す
る関心から課題を引き
出し、グループを編成
する(1学級6,7グ
ループ、1グループ4
人程度で編成)。
・浦 添 グ ス ク、 よ う
ど れ、 仲 間 樋 川、
安波茶橋の歴史と
風景保全に関心が
集 ま り、 テ ー マ と
するグループが多
かった。
糸満市立糸満小学校
【まち探検】
(3h)
糸満市立米須小学校
石垣市立川平小学校
各教室
竹富町立竹富小学校
※ウェ - ビング手法の活用例
特別授業(1h) 各教室
2
・校長先生による「ようどれ(VTR)」を活用した浦添の歴史と風景の授業実施
場 所
活動記録
児童の反応
・下級生 ( 3年生 ) に
伝える目的ができ
た た め、 モ チ ベ ー
シ ョ ン が あ が り、
各々で主体的に学
習を進めていた。
まとめる・
各教室
伝える(2h)
発表準備(1h)
・ど う す れ ば 伝 わ る
の か、 知 恵 を だ し
あ い、 ク イ ズ を 考
案するなど工夫
し、 グ ル ー プ 活 動
を楽しんでいた。
H26/12/4
【発表会】
(1h )×3学級
・各グループで取りまと
め、下級生にむけて、
発表する言葉を分かり
やすくし、絵や写真を
使うなどして制作作業
を進め、発表の練習を
行う。
・4 年 生 の 堂 々 た る
発 表 に、 3 年 生 は
熱 心 に 聞 き 入 り、
クイズには多くが
反 応 し た。
「仲 間
ヒージャーガーや
浦添グスクのこと
をよく調べている」
「来年は自分たちの
番」と気合が入っ
たかのようだった。
3
竹富町立竹富小学校
各教室
・4年生の各教室に3年
時間をずらして
生を迎え入れ、浦添グ
実施
スクやようどれ、安波
4年3組
茶橋、番所道、仲間樋
↓
川等の歴史と風景につ
4年1組
いて学習してわかった
↓
ことを、テーマグルー
4年2組
プごと(7分程度)に
発表後、質疑時間を設
ける。3年生は先輩の
発表を聞いて、気づい
た点をワークシートに
記述する。
石垣市立川平小学校
各教室
・先生より、自分たちが
10月~ 11月
見つけた「ふるさとの
調 べ 学 習 を 継 図書館
良 さ ( 風 景 資 源 )」 に
続(学校主体) よ う ど れ 館
など
ついて、3年生に伝え
ることができるよう、
学習を深めることを促
す。(動機づけと学習
展開)
糸満市立米須小学校
・最 初 は 緊 張 も あ っ
た が、 慣 れ て く る
と、 ガ イ ド に「な
ぜ?」 と 質 問 を 投
げかける。
「もっと
知 り た け れ ば、 よ
うどれ館に来て自
分で調べてみると
いい」とのアドバ
イ ス に、 や る 気 を
見せる児童もいた。
・「浦 添 グ ス ク は 宝
物なんだ」という
市役所職員の言葉
に、 多 く の 児 童 が
深くうなづいた。
糸満市立糸満小学校
各教室
・グループ ( テーマ ) ご
時間をずらして
とにガイド1人と学習
サポータ―1人、合計
実施
4年3組
2人ゲストを向かえ、
↓
各児童の進行で、イン
4年1組
タビューを実施する。
↓
・ゲ ス ト 講 師 は、 絵 や
4年2組
図、キーワードを示す
などして児童の理解を
助け、ワークシートの
記述を支援する。
・後半、浦添市が目指す
風景づくりについて、
グスク模型を使った講
話を行い、小学校が由
緒ある場所にあり、王
都の歴史と調和するま
ちづくりが大切なこと
を確認する。
うるま市立南原小学校
調べる(15h)
H26/9/25
ゲスト講師を
招いて
【調べ学習】
(1h )×3学級
概 要
浦添市立浦添小学校
学習の流れ
浦添市立浦添小学校
児童の作品
ふ
ふるさとの良さ・浦添の歴史と風景について、紙芝居、ペーパーサーブ、パワー
ポイント、絵地図、クイズに表現し、下級生(3年生)にむけてわかりやすく「伝
ポ
える」工夫をした。
え
4-1
4 -2
4 -3
うるま市立南原小学校
糸満市立糸満小学校
糸満市立米須小学校
先 生 の 声
石垣市立川平小学校
●実施にあたり工夫した点・苦労した点
●児童の反応
・学校の周りにある場所に着目して、その場所の
・ま ち 歩 き、 ゲ ス ト テ ィ ー チ ャ ー へ の イ ン タ
歴史などを学習した。まち歩きをする前に、浦
ビュー、調べ学習を通して、地域のよさに気づ
添の歴史に関する講話を聞き、まち歩きをしな
くことができた。また、下級生(3年生)にむ
がら地域の方に話を聞けたので、地域への関心
けた発表を設けたことで、上級生としての自覚
が高まった。
や、浦添の良さを伝え、色々な人が浦添に興味
・ゲスト講師を招いて話を聞いたり質問したりし
を持ってほしいという思いが高まった。
た際には、各グループ(4~6人)に対して講
・資料収集の方法や様々な発表形態を学習したこ
師を2人配置してもらい、有意義な時間を過ご
とで、「伝える」工夫ができるようになった。
すことができた。
・調べたことを発表する場では、3年生に向けて
竹富町立竹富小学校
発表を行った。下級生に向けて発表するという
・自分たちの知らないことを児童と一緒に学べる
ことで、言葉を分かりやすくしたり、絵や写真
ことができてよかった。児童が住んでいる地域
を使ったりと工夫して発表することができた。
の良さに目を向け、関心が持てるような活動を
また、次年度風景学習を経験するであろう3年
学習の中に取り入れられるよう今後も創意工夫
生も学習の見通しが持てたと思う。
していきたい。
・決められた時間の中での連絡、調整に苦労した。
4
●教師として得られた点
2 うるま市立南原小学校
●実施プログラム
●実施プ
グラム
浦添市立浦添小学校
実 施 学 年
児 童 数
実施教科等
実施時間数
沖縄県
3年生
41名(2学級)
総合学習・社会科
36時間
わたしたちの南風原の良い風景を 見つけに行こう・見せっこしよう!
うるま市立南原小学校
●学習形態及び支援概要
学 校 主 体 の 取 り 組 み(総 合 学
習・社会科)における風景学習の
企画立案、ゲスト講師の派遣、引
率サポートをNPOが支援した。
学習活動
学習のねらい
●地域の身近な風景に対する気づき、大切さに対す
る意識を醸成する場とする。
うことにより、身近な風景の背景にある生活、歴
史、自然環境について互いに学習し地域の多様な
風景について興味を深める。
準 備 品
石垣市立川平小学校
●子供たちが自ら見つけてきた風景を調べ、見せ合
糸満市立米須小学校
北コース(集落)を探険
社会科学習と総合学習時間を活用し事前見学、ま
ち探険の複数回の実施、地域の伝統的踊りの学習を
加えた学校での学習発表会と、地域への学習発表会
を行うことにより身近に南風原の風景を感じ、知識
を深めた。
①H26.5.2
東・南コース(勝連城跡及びその周
辺):事前見学(学校主体)
②H26.5.16 西コース(海辺湿地):事前見学(学校主体)
③H26.7.11 北コース(集落)
:事前見学(学校主体)
④H26.7.12 ~ 7.14 事前見学に基づく、講師への質問事
項整理、家庭における聞き取り、資
料収集(学校主体)
⑤H26.10.6 まち探険(集落、海辺湿地、勝連城
跡及びその周辺)(NPO 支援)
⑥H26.9.30 ~ 10.30 学習発表会発表資料「南風原大好き」
作 成 と 調 べ 学 習、 再 度 の ま ち 探 険
(学校主体)
⑦H26.11.19 地域の伝統的踊り「汗水節(あしみ
じぶし)」の学習(学校主体)
⑧H26.12.7 学校における学習発表会(学校主体)
⑨H27.1.20 3年生全員に「まち探険」による復習(NPO 支援)
⑩H27.2.26 地域への学習発表会(南風原公民館)(学校主体)
糸満市立糸満小学校
東・南コース
(勝連城跡及びその周辺)を探険
西コース(海辺湿地)を探険
<探険・調べ学習>
●デジタルカメラ(各グループ2台)
実施体制
●プロジェクターとスクリーン
●授 業 実 施/南原小学校
●ワークブック、水筒と帽子、筆記具(各自)
●事 業 主 体/沖縄県土木建築部都市計画・モノレール課
<発表資料作成>
●協 力/うるま市都市計画部都市計画課
●パワーポイントのソフトプログラム
●企画・進行/景観整備機構(NPO 沖縄の風景を愛さする会)
●画用紙・画材道具
●講 師 協 力/うるま市教育委員会 前田一舟、うるま市史
●踊り衣装
跡ガイドの会 仲村春吉、南風原区長 牧門司
5
竹富町立竹富小学校
●風景学習エリア図
浦添市立浦添小学校
学習の流れ
場 所
概 要
うるま市立南原小学校
きづき
東・南コース ・風景学習の対象となる
(6.75h)
(勝連城跡及び
エリアをコース分けし
事前見学
その周辺)
て事前に見学した。
(南
H26/5/2, 5/16, 西コース
原小で主体的に実施)
7/11(4.5h) (海辺湿地)
質問事項整理
7/12 ~ 7/14
(2.25h)
北コース
(集落)
活動記録
児童の反応
・風 景 を キ ー ワ ー ド
に色々なことに気
づ き、 そ の 理 由 を
聞いてみたくなっ
た。
・風景で気づいたことを
講師への質問にまとめ
た。(南原小で主体的
に実施)
糸満市立糸満小学校
しらべる
各生徒の家庭 ・児童各自の家庭におけ
宿題
る南風原の風景の聞き
(学習時間対象外)
取り、各家庭にある写
真等の収集を行った。
つかむ
(2.75h)
まち探険
10/6
・事 前 に 整 理 し た 質
問を基に風景を見
ながら講師に質問
していた。
ま と め る・ ひ
ろげる
(22.5h)
学習発表会
の準備
9/30 ~ 10/30
南原小学校
・学習発表会に向け、再
3年生の教室
度しらべ学習を行い
パワーポイントにまと
め、舞台発表の練習を
した。(南原小で主体
的に実施)
東・南コース ・再度の「まち探険」に
西コース
よる復習を行った。
(南
北コース
原小で主体的に実施)
・地 域 の 風 景 の 成 り
立ちや自然の大切
さ を 整 理、 理 解 す
るにつれ、
「南風原
大好き」になった。
地域の伝統的
踊 り「汗 水 節
(あ し み じ ぶ
し)」の学習
11/19
南原小学校
糸満市立米須小学校
東・南コース ・3年1組・2組合わせ
て、13 ~ 14人毎のグ
(勝連城跡及び
ループ、合計3グルー
その周辺)
西コース
プ(41人)を編成。
(海辺湿地) ・コース毎に1グループ
北コース
ずつ割り当て、郊外学
(集落)
習を実施。
・各グループには講師・
先生他、誘導・安全確
保・ 記 録 の た め の ス
タッフがつく。
・各自の質問に対して歴
史・環境・暮らしを踏
まえた解説をおこない
つつ、子供たちの持っ
た興味などを聞くな
ど、講師とのやり取り
を行った。(NPO で支援)
石垣市立川平小学校
竹富町立竹富小学校
6
・地域の伝統的踊り「汗
水節(あしみじぶし)」
を地域のお年寄りより
習った。(南原小で主
体的に実施)
・シ ー サ ー、 ヒ ン プ
ン、 屋 敷 林、 勝 連
城 跡 や 周 辺 の 池、
畑、 干 潟 や 川 の 成
り立ち等の風景な
ど に つ い て、 多 く
の 質 問・ 感 想 が 出
た。
場 所
みせる
(0.5h)
学習発表会
12/7
活動記録
児童の反応
・元気よく大きな声で
発表していた。
・地域の伝統的踊り「汗
水節(あしみじぶし)」
の発表を行った。(南
原小で主体的に実施)
・汗 水 節(あ し み じ ぶ
し)を元気よく楽し
そうに踊っていた。
・講師・先生他、誘導・
安全確保・記録のため
のスタッフがつく。
・よ り 興 味 を 持 っ
て、 勝 連 城 跡 及 び
その周辺の風景を
学習した。
・さ ら に 知 識 を 深
め、 自 分 た ち の 周
りにある風景に愛
着と誇りをもった。
南風原公民館 ・集まっていただいた、
お じ い ち ゃ ん、 お ば
あちゃんたちを前に、
プロジェクターによ
る「風景学習~南風原
大好き~」の発表及び
地域の伝統的踊り「汗
水節(あしみじぶし)」
の発表を行った。
(南原小で主体的に実施)
・元気よく、大きな声
で発表するとともに
汗 水 節(あ し み じ ぶ
し)を元気よく踊っ
た。
・喜ぶお年寄りたちを
見て子供達も嬉しそ
うにしていた。
7
竹富町立竹富小学校
みせる
(0.5h)
地域への学習
発表会
2/26
石垣市立川平小学校
・また、生徒の人数が多
いことから、緊急連絡
用の車1台を併走させ
る。(NPO で支援)
糸満市立米須小学校
東・南コース ・3 年 1 組・ 2 組 合 同
(勝連城跡及び (41人)で、勝連城跡
その周辺)
及びその周辺につい
て、風景再確認のため
の郊外学習を実施し
た。
糸満市立糸満小学校
・プロジェクターによる
「風景学習~南風原大
好き~」の発表を行っ
た。
(南原小で主体的に実施)
うるま市立南原小学校
ふりかえる
(3.0h)
まち探険
H27/1/20
南原小学校
体育館
概 要
浦添市立浦添小学校
学習の流れ
浦添市立浦添小学校
児童の作品
学習発表会で発表したパワーポイント資料
うるま市立南原小学校
糸満市立糸満小学校
糸満市立米須小学校
学習発表会での発表の様子
汗水節(あしみじぶし)を踊る子供達
先 生 の 声
石垣市立川平小学校
●実施にあたり工夫した点・苦労した点
●児童の反応
・社会科学習を活用して事前見学を行い、まち探
・地域の事に興味を持つようになり、家族や身近
険の前に講師への質問をまとめた。
・まち探険を繰り返し行う機会をつくり、3 コー
スすべての風景を 3 年生全員が共有できるよう
にした。
・生徒達から、講師へ質問を兼ねた年賀状を送り、
な人々に積極的に質問する姿が見られるように
なった。
・発表会への取り組みを通して地域の良さに気付
き、地域に対して誇りと愛着を深めることがで
きた。
講師との交流の中で知識を深めた。
竹富町立竹富小学校
・継承が危ぶまれていた地域の伝統的踊り「汗水
・地域の方々とのつながりが増えたことで、今後、
することで、風景の背景にある南風原の文化を
学校と地域との連携の面で充実した取り組みの
学習した。
計画がたてられそうである。
・3学期の社会科の学習(昔の人々のくらし)に
風景学習で学んだことを関連させ、より深まり
のある授業が展開できた。
8
●教師として得られた点
節(あしみじぶし)
」を習い、学習発表の演出と
・南風原の風景や昔の歴史的背景について理解が
深まった。
3 糸満市立糸満小学校
●実施プログラム
●実施プ
グラム
見つけよう!糸満のいいところ
3年生
60名(2学級)
総合学習
55時間
●学習形態及び支援概要
総合学習の一環として学校主体で
実施、まちあるきの引率とガイドサ
ポート、調べ学習、講話、体験学習の
支援を糸満市と協力・連携し行った。
うるま市立南原小学校
ハーレー・大綱引き・旗頭探検隊
浦添市立浦添小学校
実 施 学 年
児 童 数
実施教科等
実施時間数
沖縄県
発表会(大綱引き)
糸満市立糸満小学校
講師を招いて調べ学習
旗頭の体験
ハーレー3チームになりきって
学習活動
学習のねらい
●きづく・かんじる
子どもたち自ら地域の良さに気付き「風景」に対
する意識の芽生えを促す。
●まもる・もどす・つくる・なおす
る人たちの工夫と努力に気づくことで、糸満のよ
さを知り、風景を守る工夫と努力につなげること
ができる。
●そだてる
風景の学びを通し地域への誇りと愛着を深める。
●ハーレーで使うウェークや鉦(ハマスーキにて準備)
●調べ学習に使う資料(地図・表・写真・文献等)
●パソコン(インターネット)
●旗頭をつくる色紙など(学校にて準備)
実施体制
●授 業 実 施/糸満小学校
●事 業 主 体/沖縄県土木建築部都市計画・モノレール課
●協 力/糸満市建設部都市計画課
●企画・進行/景観整備機構(NPO 沖縄の風景を愛さする会)
●講 師 協 力/ NPO ハマスーキ 上原謙
報徳川と美海の会 松本好郎 陶信窯 金城信、糸満市職員
糸満市観光協会 西川寛幸
9
竹富町立竹富小学校
準 備 品
石垣市立川平小学校
糸満の伝統行事 [ ハーレー・綱引き ] のよさや携わ
総合学習の時間を活用し、地域の伝統行事に関わ
る風景、地域の人たちとの交流、地元講師、ガイド
を招いた体験と講話を通して学んだ。
① H26.4.16 校区まちあるき探検
(地元ガイド及び NPO による学習支援)
② H26.5.7
糸満ハーレーの講話と体験学習
③ H26.5.8
白銀堂の由来等講話
④ H26.5.28 ハーレーの調べ学習
(NPO 講師等のサポートによる学習)
⑤ H26.6.1
ハーレー観覧
⑦ H26.6 ~ 壁新聞作り(学校主体)
⑧ H26.9.3
大綱引きの由来等講話
⑨ H26.9.8
大綱引き観覧
⑩ H26.10.8 旗頭の由来等講話
⑪ H26.10 ~ 旗頭制作(学校主体)
⑫ H26.11.30 学習発表会において発表
⑬ H27.3.11 糸満市のまちづくりについて講話
糸満市立米須小学校
まちあるきでメモとり
浦添市立浦添小学校
学習の流れ
つかむ(5h)
うるま市立南原小学校
【体験】
校区まちある
き探検
H26/4/16
場 所
概 要
糸満ロータリー
糸満漁港
アンマー市場
白銀堂
山巓毛
門(ジョー)
・学校周辺にある、日頃
通学路等として歩い
たり見たりしている漁
港や白銀堂、山巓毛を
地 元 ガ イ ド や NPO と
巡ってどんな場所なの
か伝統行事との関係な
ど、気づきを得る。地
域の生活の様子・風景
を感じる。
活動記録
「肉、大きいな!」
ひろげる (30h)
糸満市立糸満小学校
糸満小学校
体育館
【講話・体験】
糸満ハーレー
の由来
5/7
糸満市立米須小学校
【講話】
白銀堂の由来
について
5/8
3年教室
オープン
スペース
・ハ ー レ ー の 由 来・ 行
事の流れ等について
NPO 法 人 ハ マ ス ー キ
の上原謙氏よりお話を
聞く。同会松本氏らの
指導のもと実際に使う
ウェークや鉦を用いて
模擬体験する。
児童の反応
・新 学 期 が 始 ま っ た
ばかりで最初は緊
張の面持ちであっ
たがクラスの仲間
や 先 生、 地 元 ガ イ
ド、NPO と 一 緒 に
地域をめぐること
で日頃目にしてい
る風景にも新鮮さ
を感じている様子
だ っ た。 地 域 の 人
たちに質問をする
などコミュニケー
ションできた。
「頑張って漕ぐぞ!」
・「ウ ェ ー ク の 使 い
方やハーレーのこ
となど初めて知っ
たこともあってよ
かった」
「弟 た ち
にも教えてあげた
い」「ハーレーが楽
し み 」 な ど、 ハ ー
レー本番を前に気
持ちが高まった様
子だった。
「白銀岩には2つのいい伝え
があります」
・本 年 度 は 児 童 が 理
解できるよう事前
に講師との打合せ
でわかりやすい説
明と単語説明書き
が 用 意 さ れ た。 絵
本・ 紙 芝 居 を 活 用
することで児童の
関心を高めた。
・陶信窯の金城信氏に白
銀堂の名前の由来、場
所の由来、白銀岩につ
いて紙芝居と絵本等で
お話を聞く。
石垣市立川平小学校
竹富町立竹富小学校
【調べ学習】
NPO 講 師 ら と
ハーレーに関
する事につい
て調べる
5/28
3年教室
・本年度はハーレー船の
作り方、なぜ西村・中
村・新島3チームにわ
け る の か、 昔 の 漁 港
等、児童が疑問に感じ
たことを8グループに
「糸満では伝統を重んじて
分 か れ NPO 講 師 等 と
“ハーレー”というよ」
一緒に考え、調べる。
門(ジョー)の形成に
ついて学びながら地域
の成り立ちと風景の繋
がりをとらえる。「上
之平の勢理」(知念教
諭制作)紙芝居活用。 「みんなの住んでいる場所は
どこかな」
・「はじめて中村、西
村の区域や由来が
わかりました」「門
の存在はわかって
いたけどどのよう
にしてできたのか
わかってすっきり
し ま し た 」 な ど、
講師と少人数で
各議題について調
べ学習をすること
で、 ハ ー レ ー に つ
いて理解を深める
ことができた様子
であった。
【体験】
ハーレー観覧
6/1
糸満漁港
・糸満ハーレーを観覧し
学習とのつながりを体
感する。伝統行事に関
わる地域の人々の様子
を肌で感じる。
・時 折 激 し く 降 る 雨
の 中 も、 多 く の 観
覧 者・ 子 ど も た ち
が本場ハーレーを
楽しんだ。
10
場 所
概 要
活動記録
児童の反応
・糸満大綱引きの歴史、
方法、他の大綱引きと
の違いなどについて、
糸満観光協会西川寛幸
氏にお話を伺う。
・「かぬち棒の木の種類
はなんですか?」「沈
める川は決まってい
るんですか?」「旗頭
の使用している木は
な ん で す か?」 な ど
質問があった。
【体験】
大綱引き体験
9/8
糸満ロータリー
白銀堂
・糸満大綱引きを体験、
白 銀 堂 と の 関 係(神
事)を身近に感じる。
・子 ど も た ち も 大 勢
参 加、 綱 引 き を 体
験 し、 場 の 高 揚 感
を共有した。
【調べ学習】
パソコンを
使って大綱引
きについて調
べる
9/10
パソコン教室 ・パソコンを使用して糸
満市ホームページから
大綱引きの情報を探し
出し、調べる。
・NPO 等がサポートし
インターネットで調
べ学習を行う。サポー
トがつくことで不慣
れな電子機器にも対
応できていた。
【講話・体験】
旗頭について
10/8
糸満小学校
体育館
・旗 頭 体 験 の 後、 旗
頭の魅力にひか
れ、 没 頭 す る 男 児
が う ま れ る な ど、
心を動かされる体
験となった。
・旗頭の意味と役割につ
い て、 糸 満 市 職 員 の
上原司氏から学び、大
綱引きへの理解を深め
る。
・大綱引きに欠くことの
で き な い「旗 頭 」 を
子どもたち自身でつく
り、特徴をつかむ。
・自 分 た ち で つ く っ
た旗頭を持って発
表 会 に 参 加、 旗 頭
へ の 尊 敬 と、 畏 敬
の気持ちを学んだ。
まとめる (20h)
【体験】
壁新聞づくり
6月~
3年教室
・ハーレーの調べ学習を
グループで壁新聞にま
とめる。
・知 り た か っ た こ と
を調べ学習で学
び、 新 聞 と し て 表
現することで学び
が深まった。
【体験】
糸満小学校学
習発表会での
発表
11/30
糸満小学校
体育館
・地域のたくさんの人た
ちの前でハーレー、旗
頭や大綱引きについて
勉強したことを発表す
る。
【講話】
糸満市まちづ
くりについて
H27/3/11
3年教室
・糸満のこれからのまち
づくりについて都市計
画課職員より学び、子
どもたち自身で未来像
を描く。
・「糸満のすきな魔法使
いたち」という題名
の合奏・合唱を披露。
4月からはじまった伝
統行事と風景の繋が
りについて、学びの
集大成として見事に
演じ切った。
「糸満のいいところを守っていきます」
・糸満市の風景づくり
について字糸満の門
(ジ ョ ー)、 国 道331
号沿いを赤瓦屋根に
修景したり緑を増や
す計画などを学び、
子どもたちは想像を
膨らませた。
11
竹富町立竹富小学校
3年教室
石垣市立川平小学校
【体験】
旗頭制作
10月~
糸満市立米須小学校
「旗頭のことならなんでもきいてください」
糸満市立糸満小学校
3年教室
オープン
スペース
うるま市立南原小学校
ひろげる
( 続き・30h)
【講話】
糸満大綱引き
について
9/3
浦添市立浦添小学校
学習の流れ
浦添市立浦添小学校
生徒の作品
【壁新聞】 【旗頭】
うるま市立南原小学校
糸満市立糸満小学校
学習の様子
糸満市立米須小学校
石垣市立川平小学校
先 生 の 声
●実施にあたり工夫した点・苦労した点
●児童の反応
<工夫した点>
・風景学習を通して児童は伝統行事(ハーレー、
・中学年という特色を生かし、五感を使っての学
習活動を展開したこと。
・新聞や旗頭づくりといった制作活動を取り入れ
たこと。
大綱引き旗頭)にさらに関心を高めることがで
きた様子であった。
・伝統行事に対する視点も広がり、思いも深まり、
地域に対する愛着と誇りも高まった。
竹富町立竹富小学校
・行事を取り組み、体験活動を重視した単元を設
定したこと。
<苦労した点>
・教材研究の時間を確保すること。
●教師として得られた点
・風景学習に取り組むことにより、地域の素材を
教材化するおもしろさをつかむことができた。
・地域人材を活用することでその輪が学校をこえ
て大きく広がっている。
・風景学習は地域力を高める人材育成の基となる。
12
4 糸満市立米須小学校
●実施プログラム
●学習形態及び支援概要
夏休みの集中授業(1日)とし
て風景学習プログラムを作成し、
フィールドワーク及び学習とりま
とめの作業を NPO が支援した。
伊原地区探検
大度地区探検
4 地区グループ編成
摩文仁地区探検
学習のねらい
●地域の歴史や暮らしを感じる風景を歩いて見つけ
写真にとる(ふれる・つかむ)。
◎慰霊の塔はいつなぜできたのか?
◎古い建物や道、昔を感じる場所はどこ?
●歩いたルートと発見した風景、気づいたことを地
図に描く(まとめる)。
●地域の風景について自分の意見を発信する(伝え
る・つなげる)。
準 備 品
社会科学習“地域を調べよう”の一環で、夏休みの1日(8/25)
を使い、地域にはどんな風景資源があるかを絵地図にして発信し
た。昨年度より一歩踏み込み、校区全体の風景の特色を把握する
ため、4地区(集落域)での全方位的な探検を実施した。
① H26.8.25午前 担任によるオリエンテーション後、
グループに分かれて各集落(米須・
伊原・大度・摩文仁)に移動し探検
② H26.8.25午後 米須公民館に戻り昼食後、グループ
ごとに見つけた風景を絵地図にとり
まとめ、発表
③ H26.9.9 授業参観日を活用して保護者に向け
て発表
実施体制
●授 業 実 施/米須小学校
●カメラ(グループごと1台)
●事 業 主 体/沖縄県土木建築部都市計画・モノレール課
●麦茶(※各自お弁当を持参)
●探検バッグ、筆記用具
●マイクロバス・車
●協 力/糸満市建設部都市計画課
●企画・進行/景観整備機構(NPO 沖縄の風景を愛さする会)
●講 師 協 力/米須農村再生発見事業世話役会会長 比嘉隆司
米須区長 山城茂 糸満市観光協会 西川寛幸
伊原自治会、大度自治会、摩文仁自治会
13
竹富町立竹富小学校
●4集落地図、地区資源資料、航空写真
●色紙とマーカー、はさみ、のり一式
石垣市立川平小学校
◎畑にどんな作物があるの?
学習活動
糸満市立米須小学校
マップづくり作業風景
糸満市立糸満小学校
米須地区探検
うるま市立南原小学校
地域の風景ってどんなもの?自分たちの
風景再発見マップをつくって語ろう!
3年生
31名(1学級)
社会科
7時間
浦添市立浦添小学校
実 施 学 年
児 童 数
実施教科等
実施時間数
沖縄県
浦添市立浦添小学校
学 習 の 流 れ (8 月 25 日午前 3 h)∼ふれる・つかむ∼
場 所
概 要
活動記録
児童の反応
うるま市立南原小学校
糸満市立糸満小学校
開 始・ オ リ エ
ンテーション
(25分)
米須公民館
・島元先生の進行で風景
学習授業をスタート。
社会科授業との関連で
まち歩きの学習のねら
いや進め方、注意事項
を指導する。
・事 前 学 習 も あ り、
先生 ( 担任 ) の話は
分かりやすいので
集中して聞いてい
た。
出 発 準 備・ ま
ち歩きルート
の確認
(15分)
米須公民館
・グループごとにガイド
やスタッフの指導で
①地図で行く先とまち
歩きルート②カメラ使
用、地図記入の仕方③
文 具・ マ ッ プ 等 探 検
バック、・水筒・帽子
の所持等を確認する。
・ど の グ ル ー プ も 自
分達が歩く地区の
ルートを白地図で
確 認 で き て い た。
やる気まんまんの
様子が伺えた。
・米須地区以外は各地区
公 民 館(摩 文 仁・ 大
度・伊原)へ車で移動。
・米 須 探 検 グ ル ー プ
は、 早 速 ま ち 歩 き
をスタートした。
各地区へ移動
(10分 )
各地区のまち
歩き
(130分)
車で移動
糸満市立米須小学校
米須・伊原・ ・各地区の歴史と暮らし
大 度・ 摩 文
の風景をテーマに公
仁集落
民館から歩きをスター
ト。眺望、昔につなが
るもの、畑、慰霊の塔
など、ガイドの話を聞
いて、感動したこと、
気づいたことなどを写
真や記録にする。
・ガ イ ド の 話 や 見 つ
けた風景資源を記
録にとるのはなか
なか大変そうだっ
たが、「いろいろ知
れて楽しい」と根
気よくフィールド
学習に取り組んで
いた。
【伊原グループのまち歩き】
石垣市立川平小学校
昔ながらのポストを見て感動
梯梧の塔にてお祈りをする
伊原公民館から歩きをスタート
して集落内部や畑・貯水池、琉風
の碑やひめゆりの塔など多くの慰
霊碑を巡り、
「戦争はしちゃいけな
いと心から思った」
「伊原のまちが
わかっておもしろい」
「いろんな人
に感謝したい」
「ドラゴンフルーツ
畑を見て感動」と、感じたコトを
語った。
【米須グループのまち歩き】
竹富町立竹富小学校
米須公民館前の馬場から集落探検
をスタート。戦争の銃跡を残すヒン
プンや木造民家にふれて「戦争は怖
い」と感じた。米須は龍神マブヤー
の撮影場所、昔ながらの葉たばこ乾
燥小屋があり、面白いカタチをした
ガジュマルの生垣があることを発
見、グスクから見た景色はとても素
晴らしく、心に残る風景となった。
14
米須グスクから見た風景はすごい!
海・防風林・畑・家が並んでいる
通称・ドラゴンガジュマルの前で
記念写真をパチリ
浦添市立浦添小学校
【大度グループのまち歩き】
集落の南側は地下ダムの水に支え
られる畑が大きく広がっている
【摩文仁グループのまち歩き】
何がいるんだろう?と興味深々に
建物内をチェック
学 習 の 流 れ (8 月 25 日午後4h)∼まとめる・伝える∼
昼食(60分)
概 要
活動記録
児童の反応
・た く さ ん 歩 い た の
で食欲旺盛だった
・凡 例 に 照 ら し て 写
真をハサミで切っ
て色紙に張り付
け、 白 地 図 に 載
せ た。 最 初 は 作 業
に戸惑ったが伝え
たい風景が一つ一
つ、 見 え て く る と
笑顔がこぼれた。
グループ発表
(45分)
米須公民館
・グループで話あって発
表シナリオをつくり、
歩いたルートを示しな
がら発見した地区の風
景の魅力を伝える。
・緊 張 し つ つ も、 ま
とめたことを懸命
に 発 表 し て い た。
聞く方も真剣に聞
いていた。
ふりかえり・閉会
(15分)
米須公民館
マップづくり
(120分)
(※後日発表)
・今 日 を 振 り 返 り 心 に 【風景再発見の凡例表現】
・長 時 間 で は あ っ た
残った風景をシートに 〇昔からある風景:赤瓦・拝所・カー等
が最後まで忍耐強
記入する。
〇悲しい出来事の風景:慰霊の塔・ガマ等
く、 感 想 も ス ム ー
3年1組教室 ※9/9授業参観日を使 〇緑の風景:畑の広がりと防風林等
ズに記述していた。
い保護者へ向けて成果を 〇その他:新しい建物・グスクからみた眺
発表。
めがきれい・地球が丸いことの発見等。
15
竹富町立竹富小学校
・楽しいお弁当時間。( ス
タッフはこの間に写真
現像を済ます )
・昼食後先生の指導で、
絵地図作業に入る。見
つけた風景をワーク
シートにまとめ、それ
を基にグループで凡例
を作成し、歩いたルー
トを地図になぞり写真
を貼り付け、気づいた
ことを地図に描く。
石垣市立川平小学校
米須公民館
糸満市立米須小学校
場 所
糸満市立糸満小学校
摩文仁の丘から水平線を望み、
「地
球って丸い!」
旧公民館から集落内の歩きをス
タート。古い石垣や赤瓦の建物が
割りと残っていた。摩文仁の丘を
登り、初めてみる大きな岩や井戸
の水にふれてビックリ。300 段の
急な階段は大変だったけれど、す
ごい海の景色に感動した、一方で
慰霊の塔が多くあることを知り「戦
争ってつらい」との声が上がった。
うるま市立南原小学校
大度公民館から歩きをスタート。
清明病院の上から海と緑に囲まれ
た大度集落を見て「わーきれい!」
昔はため池があったこと、米より
も芋を食べていたこと、戦争時は
ガマに隠れたこと、多くの人が亡
くなったこと、また大度海岸は昔
から今に続く歴史の風景であるこ
ジョン万次郎が上陸した大度海岸は
となどを学んだ。
ウミガメも産卵にくる大事な場所だ
浦添市立浦添小学校
児童の作品
小
小学校区(4地区)の風景ってどんなもの?各集落を探検し、眺望ポイントや昔
から残る風景(古民家や古木等)、畑の作物、悲しい歴史の風景(慰霊の塔やガマ)
か
を色分けして凡例をつくり絵地図にした。各地区公民館を起点にして地区の風景
を
の魅力や歴史的背景を紹介する、3年児童手づくりによる散策マップが出来た。
の
うるま市立南原小学校
糸満市立糸満小学校
大度地区の風景再発見マップ
伊原地区の風景再発見マップ
摩文仁地区の風景再発見マップ
糸満市立米須小学校
米須地区の風景再発見マップ
石垣市立川平小学校
先 生 の 声
竹富町立竹富小学校
●実施にあたり工夫した点・苦労した点
●児童の反応
・(昨年度よりも探検範囲を広げ)、米須小学校区
・自分たちが住んでいる地域を調べるということ
(4地区)全てをグループに分かれて探検学習を
させることで、校区ならではの特徴や良さを発
見することができた。
・休日に地域探検を実施したため、時間の調整や
保護者への連絡に苦労を感じた。
16
で、関心を強く抱き、意欲的に活動することが
できた。
●教師として得られた点
・校区の風景や歴史的背景について理解が深まり、
地域の良さを知ることができた。
5 石垣市立川平小学校
●実施プログラム
●実施プ
グラム
●学習形態及び支援概要
総合学習や授業に風景学習を組み入
れ、学校ぐるみの創意工夫により多様な調
べ学習や表現を展開した。島外探検の実施
およびゲスト講師派遣を NPO が支援した。
観光客へのインタビュー
海を渡る水牛車
学習のねらい
●西表島の自然を鑑賞することで、子どもたち自ら
●風景に視点をおいた活動に取り組ませることで、
その風景の良さを発信したり、残していこうとい
う態度を育てる。
●昨年度に続く学習であり、小規模校ならではの特
色として多くの生徒が昨年の活動を経験している
ことから、今年度はさらに地域の外にも目を向け
学習活動
西表島と地元川平で風景を体験する学習を実施し、
学年に応じた方法で深めまとめていった。
① H26.5 ~ 6 風景とは。風景への視点を考える
② H26.6.5 西表島の自然鑑賞・体験(NPO 支援)
③ H26.6 ~ 7 体験した風景を表現、深める
④ H26.9 ~ 10 川平の魅力を体験する・調査する
⑤ H26.10.7 結願祭への参加・鑑賞
⑥ H26.10 ~ 11 川平湾の環境を学び、考え、行動する
⑦ H26.9 ~ 12 風景の魅力、課題をまとめる
⑧ H27.2.1 学習発表会にて成果を発表
実施体制
準 備 品
●ワークシート(学校にて準備)
● IPad ほか(学校にて準備)
●貸切バス
●授 業 実 施/川平小学校
●事 業 主 体/沖縄県土木建築部都市計画・モノレール課
●協 力/石垣市建設部都市建設課
●企画・進行/景観整備機構(NPO 沖縄の風景を愛さする会)
石垣設計事務所
●講 師 協 力/西表島探検ガイド 小橋川隆一
17
竹富町立竹富小学校
ることで地域を深く学ぶ。
石垣市立川平小学校
が川平の良さに気付き「郷土愛」意識を持つ。
糸満市立米須小学校
滝で石や水の不思議を体感
糸満市立糸満小学校
iPad で気になる風景を記録
うるま市立南原小学校
八重山の文化・自然のよさに目を向け
川平村の「いいね」を再発見しよう!
1 ∼ 6年生
36名(全学年)
総合学習ほか
32時間
浦添市立浦添小学校
実 施 学 年
児 童 数
実施教科等
実施時間数
沖縄県
浦添市立浦添小学校
学習の流れ
場所
つかむ(2h)
風景学習に向けて
(1年:6/4)
(2年以上:
5/29,6/4)
教室
概 要
うるま市立南原小学校
・事前学習
・めあてと注意事項の確認
1~4年>風景とは何か
な? い い と 思 っ た 景 色 を
見つける。
2 ~ 4年>西表島の「いい
ね」を見つける視点を考
える。
5 ~ 6年>風景学習に対す
るイメージをもつ。
活動記録
ワークブックを作り使い方を確認
児童の反応
・色々な場所の風景を見
ることで風景について
興味をもち、学習のね
らいを確認できた。
(1~4年)
・景色だけではなく、そ
の時のにおいや音など
感じたことを心にとど
めておくことを確認す
る。(5~6年)
糸満市立糸満小学校
糸満市立米須小学校
石垣市立川平小学校
竹富町立竹富小学校
ひろげる(5h) 西表島 ・西表島に渡り、マリウド
の滝、カンピラの滝への
「いいね!」
(船・バス)
トレッキング、浦内川や
発見 in 西表島
由布島を体験
(6/5)
1~2年>西表島を体験
し て、 い い な と 思 う 景 色
や動植物を発見する。
3 ~ 4年>西表にはどんな
魅 力 が あ る か、 現 地 調 査
して調べる。
5 ~ 6年>西表の自然や文
化 に 触 れ、 西 表 島 の 魅 力
を発見する。また川平の魅
力との共通点や相違点を
探る。
・広 大 な 自 然 に「す ご
い」「おもしろい」と
発見を楽しんだ。
(1~2年)
・自 然 の 体 験 を 通 し て
様々な「魅力」を積極
的に見つけていた。
(3~4年)
・五感をフル活用して風
景を感じていた。下級
生のサポート、居合わ
ハードな道のりもチームワー
せた観光客へのインタ
クで踏破!
ビューなど積極的に行
道中はワークブックや iPad を
動していた。
持って気づいた魅力を記録
(5~6年)
まとめる(5h) 教室
発見した
「いいね!」
のまとめ
(6月)
1~2年>国語の授業で風景
学習を題材に取り上げ、西表
島で感動したことや発見した
ことを絵や文にまとめる。
3 ~ 4年> iPad で写真を確認
しながら見つけた魅力を整理
しまとめる。
5 ~ 6年>西表島の魅力につ
いてパソコンで編集し、人に
伝える意識を高める。
たんぽぽ>写真を選びながら
感じたことをまとめ、作文。
暑中見舞いは
がきで伝える
(7月)
教室
1~ 4年>「はがき」で西
表の風景を伝える。特に2
年生は国語“はがきの書き
方”の単元にて実施。
伝えよう西表
島の魅力
(6月)
教室
5 ~ 6年>西表島の魅力に
つ い て 発 表 し あ い、 理 解
を深める。石垣島との共通
点、 相 違 点 に つ い て も 話
し合う。
・見たもののほか、風や
におい、水の流れにも
注目してまとめてい
た。(2年)
・自然に興味を持った。
人のつながりを感じ
た。(たんぽぽ)
・編集作業を通して、人
に伝えようとする意識
見つけた風景を整理
が高まった。
(5~6年)
・とってきた写真を見な
がら、滝やマングロー
ブなどの様子を絵と文
で生き生きと表現し
た。(2~4年)
・西表島に残る自然のす
ばらしさを通して、石
垣島にも共通する自然
の良さに気付いた。ま
たそれを守ろうという
意識が感じられた。 西表の風景を題材にした、遠
くに住む友達や祖父母、前担 (5~6年)
任への手紙
つかむ(2h) 教室
川平のイイね探し
(1年:9/16)
18
・川平の伝統文化、自然を ・川平の良いところを話し合っ ・伝統行事や身近な自然
知る(事前学習)。
た
の良さに気づけた。
場所
ひろげる(3h) 川平湾
「いいね!」
発見 in 西表島
(9/25)
1年>川平公園に出か
け、 川 平 湾 の す て き な 風
景を探し、写真に撮る。
2年>川平村をたんけん
し訪問先でインタビュー
3~4年>川平村の魅力
を再発見しよう。村の魅力
あ る 部 分 を 観 察 し、 改 め
て感じる魅力を探す。
5~6年>川平に来る観
光客や地元民へのインタ
ビューにより川平の魅力
を調査する。
活動記録
すてきと思う風景を探せ!
児童の反応
・きれいな海の眺めを改
めて発見できた。
(1年)
・視点を持って活動して
いくことで、新たな発
見ができた。
(3~4年)
・多くの人が川平の自然
に魅力を感じているこ
とを知り、その事実を
再確認できた。
(5~6年)
うるま市立南原小学校
(3~4年:
9/25,10/2)
(5~6年・たん
ぽぽ:10/23)
概 要
浦添市立浦添小学校
学習の流れ
インタビューで魅力発見
3~4年>グラスボート
に 乗 っ て、 川 平 湾 の 中 の
魅力と課題を探す。
5~6年>学んだ課題
(吸い殻)を解決する活動
を 実 践 と し て、 川 平 公 園
内に灰皿を設置する。
手作りの灰皿が完成
・貴重なサンゴや珍しい
魚とともにゴミを見つ
け、課題を見つけるこ
とができた。
(3~4年)
・活動を通し、海を主体
的に守る心が育まれ
た。(5~6年)
1年>川平公園で見つけた風景の好きな点を、写真を見て発表(9/30)
2年>川平たんけんの成果を白地図に書き込む(10/23)
3~4年>川平の魅力と課題をまとめ(11月)、魅力を守るための取り組みを考える(12月)
5~6年>設置した灰皿の活用状況や周辺の環境を調べ、川平の海を守っていくために必要なことを話し合う(12月)
たんぽぽ>サンゴのモニュメント製作(11/2)
発表準備
教室
・川平の風景についてまと ・発見した「いいね」のまとめと表現
め、発表の準備。
・学んだ課題、考えた取りくみを表現
学校
講堂
・学習発表会。
・観客の前で、それぞ
れの学んだ成果を歌
や劇、プレゼンテー
ションで表現する。
学習発表会
で発表
(H27/2/1)
19
竹富町立竹富小学校
まとめる(7h) 教室
風景学習の
まとめ
石垣市立川平小学校
守ろう
川平湾
川平の海
(3~4年:
10/30)
(5~6年:11月)
糸満市立米須小学校
サンゴゲームで、サンゴの成長や問題を知る
糸満市立糸満小学校
ひろげる(8h) 川平村 ・川平の伝統行事、結願祭 ・各自、結願祭を見たり参加し
の体験。
たりした
「いいね!」
発見 in 川平
教室
・身近な海の美化活動を通
・活動を通して、川平の
【伝統】
じて、川平の風景や環境
きれいな海を大切にし
(各自:10/7)
への思いをはぐくむ。
たいという思いが高
【事前学習】10/16
まった。
(1 ~ 2 年: 読 み 聞 か せ、
(1~2年)
3~4年:サンゴゲーム)
・サンゴの減る原因がわ
かり、川平の課題に気
読み聞かせで、雨水溝のごみの行き先を知る
「この先、海で 川平湾 【プロジェクト当日】10/17
づくことができた。
雨水溝にゴミを捨てない
(3~4年)
す。 プ ロ ジ ェ
よ う、 ペ イ ン ト を し て 呼
・雨水溝を観察し現状の
クト」
びかける。道に落ちている
課題を目の当たりにし
(10/16,17)
ごみを拾う。
た。
(3~4年)
浦添市立浦添小学校
児童の作品(作業成果)
これからも
豊 か な 自 然、 伝 統、
魅力ある川平村
人の笑顔あふれる
川平村を
見ていたい
大切にしたい
そんな川平村になる
ように願って
︵ 部 分 ︶。 発 表 会 に て
︵ 子 供 た ち に よ る 作 詞
群読︶
うるま市立南原小学校
糸満市立糸満小学校
先 生 の 声
糸満市立米須小学校
●実施にあたり工夫した点・苦労した点
●児童の反応
<工夫した点>
・五感をフル活動し、様々な視点で“いいね”を
・児童が写真を撮り、プリントして川平、西表の
良さを比較しながら学習を展開できた。
・生活科・図工・国語等、横断的な学習にて深め
ることができた。
・1~6学年共通の体験学習のため、縦割り班で
石垣市立川平小学校
の学習、学年での学習の計画、調整、実施等。
・導入→体験活動実践日→調べ学習→体験活動→
再発見することができていた。
・他教科の学習においても、様々な観点から比較
する様子も見ることができた。
・わした島の地域環境を守ることにやりがいを感
じた。
・環境調査からショックを受ける場面もあったが、
有意義な活動ができた。
発展学習→まとめ「発信」と、児童が球体的に
取り組むことができるよう計画した。
●教師として得られた点
・島外出身の教師自身も、児童と共に八重山・川
<苦労した点>
・“風景”=“自然”の観点だけでとらえてしまう
平の良さを知ることができた。
・児童と教師が共通の体験を通し、感覚の共有が
竹富町立竹富小学校
と、西表と川平を比較するのが難しい。伝統文化、
図られることで、他教科にも活用することがで
行事、地域力などを総合的に考え、発達段階に
きた。
応じて学習活動を展開した。
・体験学習で得た快い感覚を、語彙力の制限の中
で表現すること。
・校外での学習場面も多々あったので、安全面か
らも休日や放課後の調査ができなかった。
・共通のテーマのもと、発達段階に応じた発展的
な学習活動が展開できた。それぞれの学習を切
り離すのではなく、関連づけて学習できたので
有意義なものとすることができた。
・現在進行形で起こっている地域の課題に向き合
うことで、様々な要因に触れ、地域理解につな
がった。
20
6 竹富町立竹富小学校
●実施プログラム
●実施プ
グラム
3∼6年生
18名
総合学習ほか
26時間
伝えよう!テードゥンのいいところ
~ 竹富島ツアー ~
チームで分担作業
なごみの塔をガイド
学習のねらい
●身近な地域の自然・景観のよいところを形づくる
要素にはいろいろなものがあることに気づく。
にする心を養う。
●見慣れている風景、建物、道などを再確認しなが
ら、竹富島の良さを認識する。
●ワークシート(学校にて準備)
●カメラ(学校、NPO にて準備)
●パンフレット見本各種
実施体制
●授 業 実 施/竹富小学校
●事 業 主 体/沖縄県土木建築部都市計画・モノレール課
●協 力/竹富町建設課 ●企画・進行/景観整備機構(NPO 沖縄の風景を愛さする会)
石垣設計事務所
●講 師 協 力/上勢頭芳徳(竹富島喜宝院蒐集館長)
21
竹富町立竹富小学校
準 備 品
竹富島のまちなみの特色を知るとともに、まちな
み保存のための努力を知り、島の人々の工夫や苦労
に気づく。 風景の魅力をまとめ、まちなみパンフレットやガ
イドツアーを通して人々に伝える。( ※印:講師派
遣、NPO 支援 )
① H26.10.1 まちなみ保存活動の講話を聞く (※)
② H26.11.13 校区探検実施。実際に見て歩く(※)
③ H26.11.25 ~ 26 調べ学習で関心を深める
④ H26.11.27 調べた成果をまとめパンフレット作成(※)
⑤ H26.12.10 ~ 11 ガイドツアーを準備し、実施(※)
⑥ H27.1. 24 成果をまとめ、学習発表会で発表
石垣市立川平小学校
●住んでいる竹富島について関心を持ち、島を大切
学習活動
糸満市立米須小学校
各チームそれぞれのコースで島を案内
糸満市立糸満小学校
パンフレットづくりに取り組む
うるま市立南原小学校
●学習形態及び支援概要
総合学習や授業の中で地域のよさ
を学び、それを伝える活動を実施し
た。NPO は学習企画や講師派遣、表
現活動のサポートなどを行った。
浦添市立浦添小学校
実 施 学 年
児 童 数
実施教科等
実施時間数
沖縄県
場所
活動記録
児童の反応
・上勢頭氏より、まちなみ ・講話を聞き、質問をし疑問を ・身近な風景から疑問を
保存の歴史の講話を聴く。
解決していく。
持ち、島の良さを再確
・竹富島のまちなみの良さ
認できた。
について知る。
島内
校区探検
(11/13,21:
各2h)
・校区探検において風景を ・幕舎張り ( 種子取祭 ) の様子 ・いろいろな視線で身近
テーマの一つとする。
を見学し、地域の人々の祭事
な風景を見直し、新た
・おすすめのポイントを見
への思いを学ぶ。
な発見ができた。
て、パンフレット用に写 ・おすすめの風景を見直し、良
真撮影する。
さの再確認をする。
調べる(2h) 教室
調べ学習
(11/25,26:
各1h)
・調 べ 学 習 で は、 パ ン フ ・島の身近な名所を挙げ、自分 ・まちなみの状況から、
レットに載せたいところ
の紹介したい内容を考える。
シマの特色を考えた。
について調べ、各自の課
題や学習計画をたてる。
考える(6h) 教室
パンフレット
作成
(11/27:3h)
(12/ 3:1h)
・紹介したい「テードゥン
のよいところ」を挙げ、
グループごとにイラスト
や紹介文を交えてパンフ
レットを作成。
ガ イ ド ツ ア ー 教室
準備
(12/ 4:2h)
・ガイドツアーの準備をす
る。
小物づくり(小旗、バッ
ジ)をし、ガイドの練習
コース分け
チラシ作成と配布
糸満市立米須小学校
教室
糸満市立糸満小学校
気づく(5h)
概 要
うるま市立南原小学校
浦添市立浦添小学校
学習の流れ
講話
(10/1:1h)
行動する(3h) 島内
ガイドツアー
予行演習
(12/10:1h) 島内
石垣市立川平小学校
ガイドツアー
実施
(12/11:2h)
まとめる(10h) 教室
風景学習の
まとめ
(1/8:10h)
学校
学 習 発 表 会 で 講堂
竹富町立竹富小学校
発表
(全員:1/24)
・ガイドツアーのコースを
実際に歩き、予行演習す
る。
・ツアー本番。
保護者や島民を招待し、
グループごとにツアーガ
イド実施。自分たちの考
えたコース、案内でお客
さんをもてなす。
・アドバイスや竹富島を
訪れるツアー客の様子
を参考に、パンフレッ
トづくりやツアー準備
を進めることができ
た。
先 生 の 指 導 に 加 え、 サ ポ ー
ターがパンフレット作成を支
援
・ツアー客をもてなすた
めの心配りなどを確
認。緊張と期待で当日
を迎え、取り組んでき
たことを発表できた。
・竹富島の風景のよさ、ツ ・学習発表会に向けてまとめ、 ・取り組みを伝える表現
アーについてまとめ、発
練習。
を工夫した。
表の準備。
・学習発表会で成果を発表。
構成劇「伝えよう、テー
ド ゥ ン の 宝!」 を3 ~ 6
年生で上演。
・ツ ア ー に 参 加 で き な
かった地域の方や保護
者に自分たちが見つけ
た島の良さを伝えるこ
とができた。
なぜ、竹富島の道は白い砂なのか。なぜ、赤瓦の古い家が
大切にされているのか。私たちは、風景学習を通して学ん
できました。それはまた、この島の伝統をたどる旅でもあ
りました。学習を終えた今、私たちもまた、この島の伝統
を一つ重ねていく存在になりたい。その思いをこめて、劇
を作りました。どうぞお楽しみください。
(発表会案内より)
22
浦添市立浦添小学校
児童の作品
うるま市立南原小学校
糸満市立糸満小学校
糸満市立米須小学校
石垣市立川平小学校
竹富町立竹富小学校
23
浦添市立浦添小学校
ガイドツアー
うるま市立南原小学校
本日のお客さんたちにツアーコース
を紹介しアピール。
この家に伝わる伝説を語ります。
民謡もサービス。
糸満市立糸満小学校
皆さんこちらですよ∼。
白砂の道、他の地域にはなかったん
だね。
糸満市立米須小学校
雨でもきれいでしょ。
みんなの自慢、西桟橋。
ツアー終了!感想発表です。みんな
頑張ったね。
先 生 の 声
●実施にあたり工夫した点・苦労した点
●児童の反応
<工夫した点>
・パンフレット作り、ツアーガイドなど様々な活
石垣市立川平小学校
・異学年齢での取り組み
3 ~ 6 年生まで 18 名で、縦割りの班編制で活動。
発達段階の違いからそれぞれに学び合いがあっ
動に意欲的に取り組んでいた。
・竹富島の良さをしっかり伝えられたと満足して
いた。
た。
特にパンフレット作りでは高学年がリードしア
●教師として得られた点
イディアなどを出し協力しながら作成できた。
・パンフレットの作成で、はじめに型を決めてし
・「竹富島ツアーをしよう」という学習目標設定が
まうのではなく、できるだけ多くの素材(写真
竹富町立竹富小学校
様々な活動を生むことができた。
や紹介文)を児童に集めさせた上で、レイアウ
トも児童自身に決めさせると、個性的なパンフ
<苦労した点>
レットが仕上がった。
・教師が竹富島のことについて詳しく知っていな
・地域の風景を通して、そこに住む人々の暮らし
かったため、児童からの疑問や課題を拾い上げ
の知恵や思いに気づくことができた。島を愛す
ることが難しかった。
る子を育てることが島の伝統を守り受け継いで
いくことにつながると感じた。
24
各小学校の風景学習担当者の感想
● 浦添小・米須小・竹富小を担当して
安里 直美 2年目の取り組みでは先生方の理解の深まり、継
続的学習を視野に入れた工夫が見られました。浦添
小学校では4年生が3年生に向けて、大切な風景資
源を「伝え・つなぐ」学習を重要視しました。米須
小学校では校区全体(4集落)を探検し各集落の特
徴や良さを発見することで、校区全体の風景の豊か
さや多様性を再確認できました。竹富小学校では子
どもの感性やコミュニケーションの学びを深め、シ
マの生活文化・自然美を発信するよい事例となった
と思います。今後も各小学校・地区で子どもの気づ
きや成長を楽しみに、地域が連携し学習が発展する
ことを期待します。
● 南原小学校を担当して
友寄 孝 今年度は、風景学習に対する担当の先生方の理解
も深まり、学校主体で風景学習のメニューを実行し
ました。歴史や伝統・暮らし・自然環境などの「ま
ち探険」をベースとして、こどもたちに積極的なし
らべ学習を促し、ふりかえり学習として「まち探険」
を繰り返すことにより、学習の深堀をすることが出
来ました。また、学校や地域公民館での学習発表に
よって地域と連携した風景学習の取り組みも行われ
ました。子供たちの地域へ愛着や誇りを育む風景学
習の定着が期待できると感じました。
● 糸満小学校を担当して
宮城 敏明 糸満小学校では昨年度に引き続き担当の知念先生
を中心に密度の濃い風景学習が行われました。糸満
ハーリー、大綱引き、旗頭などの伝統行事にも児童
が参加することで、より体験学習に重点をおいた風
景学習が取り入れられました。糸満市都市計画課の
佐久間さんや地元 NPO やボランティアとの連携が
よく、スムーズな風景学習が行われました。
今年度は保護者の積極的な参加も促しましたが、
風景学習への保護者の係わりについては今後の課題
と考えます。
● 竹富小学校・川平小学校を担当して
木下 能里子 川平小、竹富小を担当しました。両校とも小規模
校で、普段から学年を超えた縦割りの活動が根付い
ており、地域と学校が強く結びついています。その
ことが風景学習のありかたに及ぼした影響は、那覇
に住む私には想定外でした。
同じ体験でも、子供たちはそれぞれの成長度に応
じた視野で風景を受け止め、自分のものにしていく
のですね。それを導く先生方の意欲も素晴らしかっ
たです。事業の枠にとどまらない活動は、これぞ風
景学習と感銘を受けました。支援するよりむしろ、
学ぶところの多かった今年の取り組みでした。
● 学習に参加して
池田 孝之 浦添小学校のまち歩きに参加し、児童と一緒に浦添城周
辺を見て歩きました。米須小学校での戦跡、平和記念公園
等のまち歩きでかなりの体力を要しました。糸満小学校で
のパソコン教室の資料検索・整理にも参加し、それぞれ楽
しくかつ活発に学習してました。この体験的学習をきっか
けに風景やまち並みに関心を持ち、将来のまちづくりの担
い手に成長してくれたら楽しみです。また、担任の先生を
始め NPO や関係者の連携で行った学習システムが今後も
総合学習として継続、展開していくことを期待します。
● 学習に参加して
砂辺 菜里子 糸満小、浦添小、米須小、南原小の風景学習に参加しま
した。米須小学校では、摩文仁巡りに同行しました。悲し
い歴史のつめ跡が一部の風景となり、語り継がれていく風
景学習はありとあらゆるものとのつながりであると言う事
を再認識しました。砲弾を受けた地からの眺望を「地球は
丸い!」と気づいた子供達、これこそ風景学習の大きな成
果ではないでしょうか。子供達の「家族にも教えたい」こ
の想いがいくえにもひろがり、沖縄の風景へ派生すること
を期待します。
● 南原小学校を担当して
恩河 稔 2年目となる今年度の南原小学校では、担当の先生方
も風景学習について昨年より理解が深まったと思いま
す。取り組みについても学校行事や地域への学習発表と
して、3年生児童の風景学習体験を PTA や地域の皆さん
へ直接伝えることが出来た事は、地域にとっても地元の
風景を改めて再発見し、あるべき風景を考える良い機会
になったと感じました。
● 糸満小学校を担当して
大城 幸代 4月のまちあるきに始まり、1年間、地域の風景と行事
の関わりについて学習し、子どもたちは学びを深めること
ができたようです。ハーレーや旗頭の体験を通して、行事
に携わる大人の姿を“かっこいい!”と感じたり、調べ学
習では今と昔の風景の違いを知って“そうだったんだ!”
という気づきを得たり、子どもたちの好奇心はつきること
がありません。これからも、地域の風景、伝統行事やまち
の移り変わりなどを子どもたちの視線で捉えていってほし
いと思います。また風景学習を通した地域人材のつながり
が継続し深まっていけば素敵だなと思います。
● 竹富小学校・川平小学校を担当して
石垣 雅春 川平小学校は今回、西表島の大自然に触れました。広
大な山並みの風景、見るもの全てが川平地域とは違った
風景に子供達は感激していました。直接触れた大自然は
川平地域の風景を考える上で貴重な体験であったと思い
ます。竹富小学校は地域の父母に参加してもらい島案内
ガイドツアーを行ったりと風景学習に対する取組みは充
実してきました。これから竹富島を守っていく子供たち
には、今後も風景学習を継続し興味を持ち続ける事が重
要だと感じました。
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