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授業のエキスパート養成事業(第1学年英語科)学習指導案
授業のエキスパート養成事業(第1学年英語科)学習指導案 学校名 職・氏名 1 2 日 場 時 所 平成26年1月22日(水) 体育館 3 4 単元名 Lesson 7 日本のお正月 単元目標 第5校時 内子町立五十崎中学校 教諭 上田 清治 13:50~14:40 (1) 五十崎町の伝統行事や文化について、簡単な英語で対話する。 (2) 対話活動において、間違いを恐れずに、質問したり、答えたりする。 【コミュニケーションへの関心・意欲・態度】 (3) 助動詞 can を用いた文の構造を理解する。 (4) 疑問詞 when を用いた文の構造を理解する。 5 (1) 【外国語表現の能力】 【言語や文化についての知識・理解】 指導観 生徒について 本学級の生徒は、男女の仲もよく、明るく朗らかで、学習態度も真面目である。英語の授業では、 ゲームやペアでの対話活動など、様々な言語活動に意欲的に取り組むことができる。しかし、学習指 導上配慮を要する生徒が数名いるなど、習熟度にかなりの差がある。アンケートでは、ほとんどの生 徒が「授業は楽しい・どちらかといえば楽しい」と答えているが、 「難しい・苦手だ」などの理由で、 約3割の生徒が「英語が好きではない・どちらかといえば好きではない」と回答している。 これまでの授業では、ゲームなどを通して、疑問文やその答え方、否定文などの定着に力を入れて きたが、まだ十分に定着しているとは言えない。「聞く」・「話す」活動については、どの生徒も積極 的に取り組んでいる。 (2) 教材について 本単元は、ナナの家を訪れている友人が、日本の伝統文化である書き初めを体験したり、日本とア メリカの正月の食文化の違いについて話し合ったりするという内容である。 主な言語材料は、助動詞 can の肯定文・否定文・疑問文と疑問詞 when である。これらは、一つの 話題について情報を付け加えたり、引き出したりする際にも用いられる表現であるため、言語活動を 工夫することで、生徒がコミュニケーションの広がりを実感することができる。本単元では、生徒が 自国の文化のよさに気付いたり、理解したりする内容が取り扱われていることと関連付け、自分たち の地域の伝統行事や文化を話題として取り上げ会話ができる力を養う。 (3) 単元の指導に当たって ペアやグループ活動を取り入れ、英語に苦手意識をもつ生徒も積極的に参加できるように、それぞ れの役割を準備し、互いに協力して学習を進めることができるようにする。また、Who am I ?ゲーム を活用し、生徒の興味・関心を高めながら、助動詞 can や疑問詞 when の文構造を理解させ、基礎・ 基本の定着を図る。その際、助動詞を含む文構造やこれまでに学習した疑問詞の用い方を繰り返して 活用する場面設定を工夫する。さらに、五十崎町の伝統行事を題材にして、生徒同士で会話させるこ とによって、地域のよさについて英語で発信したいという意欲を高めながら、実践的な英語運用能力 を育みたい。 6 単元の評価規準 ア コミュニケーションへの イ 外国語表現の能力 ウ 外国語理解の能力 エ 言語や文化についての 関心・意欲・態度 知識・理解 ①対話活動において、間 ① can, when を使って、 違いを恐れずに、質問 五十崎町の伝統行事や ①助動詞 can を用いた文 の構造を理解している。 したり、答えたりしよ 文化について、簡単な ②疑問詞 when を用いた うとしている。 英語で対話することが できる。 文の構造を理解してい る。 7 指導と評価の計画(7時間) 時間 ○ねらい ・学習活動 1 ○本単元で身に付ける技能や理解する内容を知る。 ○助動詞 can を用いた文の構造を理解する。 単元の評価規準 評価方法 エの① 後日ペーパー ・教科書本文を通して、can の使い方を理解する。その際、五十崎 2 町の伝統行事や文化についての内容を含めるようにする。 ○助動詞 can を用いた文の構造を理解する。 テスト エの① ・教科書本文を通して、can を用いた疑問文の使い方を理解する。 後日ペーパー テスト ・can を用いた文を使えるように練習する。 ・can を用いた疑問文を用いて応答練習する。その際、五十崎町の 3 伝統行事や文化についての内容を含めるようにする。 ○助動詞 can を用いた文の構造を理解する。 アの① 活動の観察 アの① 活動の観察 エの② 後日ペーパー ・助動詞 can を使って、クイズ(Who am I ?)を作成する。 4 本時 5 ・3人組で、出題や答え方の練習をする。 ○助動詞 can を使ったクイズを出題したり、答えたり、質問したり する。 ・クイズを出題したり、それに答えたり、質問したりする。 ○疑問詞 when を用いた文の構造を理解する。 ・教科書本文を通して、when を用いた疑問文とその答え方を理解 し、応答練習をする。その際に、五十崎町の伝統行事や文化につ テスト いての内容を含める。 6 ○ can, when を使って、五十崎町の伝統行事や文化について、簡単 な英語で対話する。 アの① 活動の観察 ・ペアで、五十崎町の伝統行事や文化を話題としたスキットを作成 し、練習する。 ・グループや全体の前で、対話を行う。 7 ○五十崎町の伝統行事や文化について簡単な英語で対話する。 イ ・ペアで、五十崎町の伝統行事や文化を話題とした対話を行う。 ・他の生徒と自由に対話を行う。 ダイアローグ テスト ・上記の活動中に教師のところに来て、地域を話題とした対話を行 う。 後日 〈ペーパーテスト〉 ・自分や友人について、できることを書いて紹介する問題。 ・場面を与えて、適切な表現を書く問題。 エの① エの② ペーパーテス ト 8 本時の指導 (1) 目 標 助動詞 can を使ったクイズで、間違いを恐れずに答えたり、質問したりする。 (2) 本時の指導に当たって 本時では、Who am I ?クイズを通して、助動詞 can に加えて、これまでに学習した表現の定着を図 る。毎時間行うビンゴゲームによって、雰囲気を盛り上げ、既習の疑問文とその応答の復習を行う。 クイズ作成や出題などは3人組で協力して行い、英語に苦手意識をもつ生徒もクイズに積極的に参加 することができるように役割を準備しておく。また、協力して出題文をチェックさせたり、質問文を 予想して答える練習をさせたりするなどして、グループを効果的に機能させたい。さらに、分からな い単語には、How do you say ~ in English?を使うなど、できるだけ多くの英語を使わせることによっ て、間違いを恐れずに、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度や能力を養いたい。 (3) 1 2 展 開 学習の流れ あいさつ ビンゴゲーム 時間 形態 2 一斉 ・ 8 ペア ・ 学習内容 ○指導上の留意点 ◎評価 元気よくあいさつし、質問に答え ○ 雰囲気づくりをするため る。その後、3人とあいさつをして に、元気にあいさつや簡単 座る。 な対話を行う。 ビンゴゲームをする。 ○ 後のクイズの質問や答え 方のヒントになるように復 習をしながら読み上げる。 Can you make yakisoba? Can you read Chinese? How do you say heiwa in English? 3 Who am I ? 37 一斉 ・ クイズ大会 Who am I ? クイズを行う。 ◎ 〈出題クイズ〉 Hint1・・・I am an animal. 助動詞 can を使ったクイ ズで、間違いを恐れずに答 えたり、質問したりしてい る。 Hint2・・・I live in Africa. 〈観察〉 Hint3・・・I can run fast. 〈 Questions 〉 ○ 大きな声ではっきりと発 表させる。 Can you swim? Are you strong? 〈 Answer 〉 ○ 必要に応じて、分からな い単語や表現を教える。 ○ ホワイトボードに答えを You are a cheetah! 書いて、表示する。 ・ 4 9 本時のまとめ 3 一斉 ・ 正解数を得点化し、順位を決める。 本時のまとめと自己評価を行う。 ○ 本時の活動を振り返り今 後の授業に意欲を持たせる。 授業評価の視点 (1) 教材解釈力 単元のねらいを踏まえて教材を分析し、生徒に体験させたい言語活動を考える。 (2) 授業構成力 基礎・基本の定着を図るための指導の工夫や、学習した内容を効果的に活用する言語活動を取り入 れた学習過程を工夫する。 (3) 授業実践力 生徒が生き生きと活動することができるような英語の授業の雰囲気づくりをする。