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通行止め区間における道路管理のためのスノーモービルの

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通行止め区間における道路管理のためのスノーモービルの
青警本交規第151号
平成23年2月24日
各
所
属
長
殿
青森県警察本部長
通行止め区間における道路管理のためのスノーモービルの使用に関する留意事項等
について
先般、大規模な降雪により長時間にわたり多数の車両が道路上に滞留する事態が相次い
で発生したことを踏まえ、国土交通省においては、通行止め区間(大規模な降雪等により
道路法(昭和27年法律第180号)第46条第1項若しくは第2項又は道路交通法(昭
和35年法律第105号)第5条第1項等に基づく通行の禁止が行われ、一般交通を全面
的に遮断する措置が講じられた場所をいう。以下同じ。)における道路管理者による滞留
車両や路面の状況の確認等の道路管理のための作業にスノーモービル(スキー及びカタピ
ラを有する雪上車をいう。以下同じ。)の活用を図ることとし、このたび別添のとおり、
道路局国道・防災課長、環境安全課長及び高速道路課長から地方整備局道路部長等への通
知並びに自動車交通局保障課長、自動車情報課長及び技術企画課長から地方運輸局自動車
交通部長及び自動車技術安全部長への通知が発出された。
これらの通知を踏まえ、通行止め区間における道路管理のためのスノーモービルの使用
については今後下記のとおり取り扱うこととするので、所属職員に周知徹底し、事務処理
上誤りのないようにされたい。
記
1
概要
通行止め区間においては、道路運送車両法(昭和26年法律第185号)第3章又は
これに基づく命令の規定に適合せず、同法による自動車登録番号標又は車両番号標を表
示しないスノーモービル(以下単に「スノーモービル」という。)であっても、道路交
通法第80条第1項による道路の使用に関する協議を行い、又は同法第77条第1項に
よる道路使用許可を受けることにより、道路管理者又はその指示若しくは依頼を受けた
者が行う滞留車両や路面の状況の確認等の道路管理のための作業にスノーモービルを使
用することができる。
2
(1)
通行止め区間においてスノーモービルが使用される場合の手続き
道路の使用に関する協議又は道路使用許可の申請
- 1 -
道路管理者において、通行止め区間における滞留車両や路面の状況の確認等の道路
管理のための作業にスノーモービルを使用する必要があると判断した場合には、次の
区分により、当該通行止め区間を管轄する警察署長に対し、道路の使用に関する協議
又は道路使用許可の申請がなされる。
ア
道路管理者に所属する職員が当該作業全般について管理を行う場合、道路の使用
に関する協議
イ
ア以外の場合
道路使用許可の申請
なお、急速を要し、あらかじめ文書により協議又は申請を行ういとまがないときは、
道路の使用に関する協議又は道路使用許可の申請は口頭(電話を含む。以下同じ。)
でなされ、必要な書面は事後に提出されることとなるが、口頭でなされたものについ
ても、書面で提出されたものと同様に取り扱うこと(この場合には、当該協議又は申
請について確実に記録を作成すること。)。
(2)
道路の使用に関する協議に対する回答
(1)アに掲げる場合には、当該警察署長は、当該作業の緊急性及び必要性を勘案
して、スノーモービルの使用を含む当該通行止め区間における作業の実施が差し支え
ないものと認められる場合には、(3)イの条件として付すべき事項について必要な
意見を付した上で、当該道路管理者に対し、速やかにその旨を回答すること。
なお、緊急を要し、あらかじめ文書により協議するいとまがないときは、口頭によ
り道路管理者に対する回答を行うこととするが、この場合には、当該協議について確
実に記録を作成すること。
(3)
道路使用許可の申請に対する対応
ア
(1)イに掲げる場合には、当該警察署長は、当該通行止め区間に係る道路管理
者にスノーモービルを使用した道路管理のための作業の指示又は依頼の事実を確認
した上で、当該作業の緊急性及び必要性を勘案して、公益上やむを得ないと認めら
れる場合には、速やかに道路の使用を許可すること。
なお、緊急を要すると認められる場合には、口頭により当該申請者に許可(イに
よる指導事項及び許可条件を含む。)を通知し、事後に許可証を交付することとす
るが、この場合には、当該許可の内容等について確実に記録を作成すること。
イ
アにより道路の使用を許可する場合には、当該申請者に対し、当該通行止め区間
以外の道路においてスノーモービルを運転することはできないことを指導するとと
もに、道路交通法第77条第3項により、次の事項を条件として付すること。
(ア)
必要な箇所に監視員等を配置するなど、当該通行止め区間への一般交通の進入
等を防止する措置を講じること。
(イ)
スノーモービルの運転者は普通自動車を運転することができる運転免許を受け
ている者に限り、運転中は運転免許証を携帯させること。
(ウ)
スノーモービルの運転者に対し、道路上の歩行者や障害物に十分に注意し、交
- 2 -
通事故を防止するため、道路及び交通の状況に応じて安全な速度と方法で運転す
るよう指示すること。
(エ)
スノーモービルの運転者に対し、道路管理のための作業に従事していることを
明瞭にするための腕章、ベスト等を着用させること。
(オ)
その他当該地域の実情に応じて交通の安全と円滑を図るため必要と認められる
事項
3
(1)
留意事項
道路の使用に関する協議又は道路使用許可の申請に対する迅速な対応
本通達に基づき通行止め区間において道路管理のためにスノーモービルが使用され
るのは、大規模な降雪等により滞留車両が生じている場合等であることから、本通達
に基づく道路の使用に関する協議又は道路使用許可の申請に対しては、迅速な対応を
行うこと。
(2)
道路管理者との事前の確認
大規模な降雪等があった場合に通行止め区間におけるスノーモービルの使用が予定
される道路管理者にあっては、通行止め区間となることが予想される場所を管轄する
警察署長に対し、あらかじめその旨を連絡することとされていることから、当該連絡
を受けた場合には、当該道路管理者との間で、通行止め区間においてスノーモービル
が使用される場合の具体的な手続きに関する事項等について、あらかじめ確認を行う
こと。
(3)
高速自動車国道等における取扱いについて
高速自動車国道等においては、道路交通法(昭和35年法律第105号)第114
条の3等により、通達中「警察署長」とあるのは「高速道路交通警察隊長等」と読み
替えられることとなるので、留意されたい。
本件担当
交通規制課
- 3 -
規制第2係
国 道 防 第 4 8 号
国道環安第53号
国道高第178号
平成23年2月18日
東北地方整備局道路部長
殿
道路局
国道・防災課長
環境安全課長
高速道路課長
道路管理におけるスノーモービルの活用について
先般、異常な降雪により、長時間にわたり多数の車両が道路上に滞留する状況が相次
いで発生したところであるが、このような状況において、滞留車両や路面状況の確認等
道路管理のための作業の効率化を図るための方策として、スノーモービル(スキー及び
カタピラを有する雪上車をいう。以下同じ。)の活用が考えられる。
警察庁交通局及び自動車交通局との間で、スノーモービルの道路管理への活用に係る
関係法令の取扱いについて協議を行った結果、取扱いは下記によることとしたので、遺
漏無きよう取り扱われたい。
また、貴管内の都道府県・政令市、また、都道府県・政令市を通じて市町村及び公社
に対し、本通知の周知を図られたい。
なお、本通知の内容は警察庁交通局及び自動車交通局との間で調整済みであるととも
に、警察庁交通局交通規制課長及び交通指導課長から警視庁交通部長及び各道府県警察
本部長あて、並びに自動車交通局保障課長、自動車情報課長及び技術企画課長より各地
方運輸局自動車交通部長及び自動車技術安全部長あて、別添の通知が発出されているの
で念のため申し添える。
記
1.道路法(昭和27年法律第180号)第46条第1項若しくは第2項又は道路交通
法(昭和35年法律第105号)第5条第1項等の規定に基づく通行規制について
道路運送車両法(昭和26年法律第185号)第3章又はこれに基づく命令の規定
に適合せず、同法による自動車登録番号標又は車両番号標を表示しないスノーモービ
ル(以下単に「スノーモービル」という。)の道路法上の道路における使用については、
同法第46条第1項若しくは第2項又は道路交通法第5条第1項等の規定に基づく通
行止め措置が行われた場合における当該通行止め区間に限るものとすること。また、
必要な箇所に監視員等を配置するなど、当該通行止め区間への一般交通の進入等を防
止する措置を講じること。
2.通行止め区間においてスノーモービルを使用する場合の手続について
(1)道路の使用に関する協議又は道路使用許可の申請
道路管理者は、通行止め区間における滞留車両や路面の状況の確認等の道路管理
のための作業にスノーモービルを使用する必要があると判断した場合には、次の区
分により、当該通行止め区間を管轄する警察署長に対し、道路の使用に関する協議
を行い、又は道路使用許可の申請を行わせるものとする。
ア 道路管理者に所属する職員が当該作業全般について管理を行う場合 道路交通法
第80条第1項の規定に基づく道路の使用に関する協議
イ ア以外の場合 道路交通法第77条第1項の規定に基づく道路使用許可の申請
(2)緊急を要する場合等の対応
緊急を要し、あらかじめ文書により協議するいとまがないときは、道路の使用に
関する協議又は道路使用許可の申請は口頭(電話を含む。以下同じ。)で行い、必要
な書面は事後に警察署長へ提出することが許容されているものであるが、可能な限
り、あらかじめ文書によることが望ましい。
また、緊急を要し、あらかじめ文書により協議するいとまがないときは、警察署
長から口頭により道路管理者に対する協議の回答又は申請者に対する道路使用許可
(指導事項及び許可条件を含む。)の通知及び事後の許可証の交付がなされることと
なるが、この場合には、当該内容について確実に記録を作成すること。
なお、道路管理者は、スノーモービルを使用した道路管理のための作業の指示又
は依頼の事実確認に関する警察署長からの問い合わせに対して、適切な回答をする
こと。
3.スノーモービルの使用について
スノーモービルを滞留車両や路面状況の確認等のために使用するに当たっては、以
下の措置を講じること。
(1) スノーモービルの運転者は普通自動車を運転することができる運転免許を受け
ている者に限り、運転中は運転免許証を携帯させること。
(2) スノーモービルの運転者に対し、道路上の歩行者や障害物に十分に注意し、交
通事故を防止するため、道路及び交通の状況に応じて安全な速度と方法で運転す
るよう指示すること。
(3) スノーモービルの運転者に対し、道路管理のための作業に従事していることを
明瞭にするための腕章、ベスト等を着用させること。
(4) スノーモービルの運転者に対し、当該通行止め区間以外の道路においてスノー
モービルを運転することがないよう指示すること。
4.安全の確保について
本通知に基づきスノーモービルを使用する際には、通行止めであっても、滞留車両
の乗員が車外に出ることや沿道の住民が住居外に出ること等が考えられることから、
運転に際しては、安全の確保に十分注意する必要がある。したがって、スノーモービ
ルの運転は、事前に運転操作に関する講習を受けるなど安全に関する技能を習得して
いる者に行わせるとともに、運転に際しては、道路の使用に関する協議における所轄
警察署長からの意見又は道路使用許可に付された条件を遵守させること。
5.方向指示器その他の装置の装備について
本通知に基づき使用するスノーモービルは、通行止め区間に限り使用されるもので
あることから、道路運送車両法(昭和26年法律第185号)の対象外となるが、最
低限の安全の確保を図るため、方向指示器その他の指示装置及び制動灯(ブレーキラ
ンプ)等の装備に努めること。この場合において、当該装備に関し、地方運輸局等に
必要な技術的助言を求めることができることに留意すること。
6.警察署長との事前調整について
大規模な降雪等があった場合に通行止め区間におけるスノーモービルの使用が予定
される道路管理者にあっては、通行止め区間となることが予想される場所を管轄する
警察署長に対し、あらかじめ、その旨を連絡するとともに、当該警察署長との間で、
通行止め区間においてスノーモービルを使用する場合の具体的な手続に関する事項等
について確認を行うこと。
【別添2 】
国 道 高 第 1 7 9 号
平成23年2月18日
(別紙1)あて
道路局
高速道路課長
道路管理におけるスノーモービルの活用について
先般、異常な降雪により、長時間にわたり多数の車両が道路上に滞留する状況が相次
いで発生したところであるが、このような状況において、滞留車両や路面状況の確認等
道路管理のための作業の効率化を図るための方策として、スノーモービル(スキー及び
カタピラを有する雪上車をいう。以下同じ。)の活用が考えられる。
道路局と警察庁交通局及び自動車交通局との間で、スノーモービルの道路管理への活
用に係る関係法令の取扱いについて協議を行った結果、取扱いは下記によることとした
ので、遺漏無きよう取り扱われたい。
なお、本通知の内容は警察庁交通局及び自動車交通局との間で調整済みであるととも
に、警察庁交通局交通規制課長及び交通指導課長から警視庁交通部長及び各道府県警察
本部長あて、並びに自動車交通局保障課長、自動車情報課長及び技術企画課長より各地
方運輸局自動車交通部長及び自動車技術安全部長あて、別添の通知が発出されているの
で念のため申し添える。
記
1.道路法(昭和27年法律第180号)第46条第1項若しくは第2項又は道路交通
法(昭和35年法律第105号)第5条第1項等の規定に基づく通行規制について
道路運送車両法(昭和26年法律第185号)第3章又はこれに基づく命令の規定
に適合せず、同法による自動車登録番号標又は車両番号標を表示しないスノーモービ
ル(以下単に「スノーモービル」という。)の道路法上の道路における使用については、
同法第46条第1項若しくは第2項又は道路交通法第5条第1項等の規定に基づく通
行止め措置が行われた場合における当該通行止め区間に限るものとすること。また、
必要な箇所に監視員等を配置するなど、当該通行止め区間への一般交通の進入等を防
止する措置を講じること。
2.通行止め区間においてスノーモービルを使用する場合の手続について
(1)道路の使用に関する協議又は道路使用許可の申請
道路管理者は、通行止め区間における滞留車両や路面の状況の確認等の道路管理
のための作業にスノーモービルを使用する必要があると判断した場合には、次の区
【別添2 】
分により、当該通行止め区間を管轄する警察署長に対し、道路の使用に関する協議
を行い、又は道路使用許可の申請を行わせるものとする。
ア 道路管理者に所属する職員が当該作業全般について管理を行う場合 道路交通法
第80条第1項の規定に基づく道路の使用に関する協議
イ ア以外の場合 道路交通法第77条第1項の規定に基づく道路使用許可の申請
(2)緊急を要する場合等の対応
緊急を要し、あらかじめ文書により協議するいとまがないときは、道路の使用に
関する協議又は道路使用許可の申請は口頭(電話を含む。以下同じ。)で行い、必要
な書面は事後に警察署長へ提出することが許容されているものであるが、可能な限
り、あらかじめ文書によることが望ましい。
また、緊急を要し、あらかじめ文書により協議するいとまがないときは、警察署
長から口頭により道路管理者に対する協議の回答又は申請者に対する道路使用許可
(指導事項及び許可条件を含む。)の通知及び事後の許可証の交付がなされることと
なるが、この場合には、当該内容について確実に記録を作成すること。
なお、道路管理者は、スノーモービルを使用した道路管理のための作業の指示又
は依頼の事実確認に関する警察署長からの問い合わせに対して、適切な回答をする
こと。
3.スノーモービルの使用について
スノーモービルを滞留車両や路面状況の確認等のために使用するに当たっては、以
下の措置を講じること。
(1) スノーモービルの運転者は普通自動車を運転することができる運転免許を受け
ている者に限り、運転中は運転免許証を携帯させること。
(2) スノーモービルの運転者に対し、道路上の歩行者や障害物に十分に注意し、交
通事故を防止するため、道路及び交通の状況に応じて安全な速度と方法で運転す
るよう指示すること。
(3) スノーモービルの運転者に対し、道路管理のための作業に従事していることを
明瞭にするための腕章、ベスト等を着用させること。
(4) スノーモービルの運転者に対し、当該通行止め区間以外の道路においてスノー
モービルを運転することがないよう指示すること。
4.安全の確保について
本通知に基づきスノーモービルを使用する際には、通行止め区間であっても、滞留
車両の乗員が車外に出ることや沿道の住民が住居外に出ること等が考えられることか
ら、運転に際しては、安全の確保に十分注意する必要がある。したがって、スノーモ
ービルの運転は、事前に運転操作に関する講習を受けるなど安全に関する技能を習得
している者に行わせるとともに、運転に際しては、道路の使用に関する協議における
所轄警察署長からの意見又は道路使用許可に付された条件を遵守させること。
【別添2 】
5.方向指示器その他の装置の装備について
本通知に基づき使用するスノーモービルは、通行止め区間に限り使用されるもので
あることから、道路運送車両法(昭和26年法律第185号)の対象外となるが、最
低限の安全の確保を図るため、方向指示器その他の指示装置及び制動灯(ブレーキラ
ンプ)等の装備に努めること。この場合において、当該装備に関し、地方運輸局等に
必要な技術的助言を求めることができることに留意すること。
6.警察署長との事前調整について
大規模な降雪等があった場合に通行止め区間におけるスノーモービルの使用が予定
される道路管理者にあっては、通行止め区間となることが予想される場所を管轄する
警察署長に対し、あらかじめ、その旨を連絡するとともに、当該警察署長との間で、
通行止め区間においてスノーモービルを使用する場合の具体的な手続に関する事項等
について確認を行うこと。
(別紙1)
独立行政法人 日本高速道路保有・債務返済機構 総務部長
東日本高速道路株式会社 管理事業部長
中日本高速道路株式会社 保全・サービス事業本部長
西日本高速道路株式会社 保全サービス事業本部長
首都高速道路株式会社 保全・交通部長
阪神高速道路株式会社 保全交通部長
本州四国連絡高速道路株式会社 業務部長
名古屋高速道路公社 計画部長
広島高速道路公社 総務部長
福岡北九州高速道路公社 保全施設部長
【別添3 】
国自保第1048号
国自情第198号
国自技第234号
平成23年2月18日
各地方運輸局自動車交通部長
各地方運輸局自動車技術安全部長
沖縄総合事務局運輸部長
殿
殿
殿
自 動 車 交 通 局 保 障 課 長
自動車交通局技術安全部自動車情報課長
自動車交通局技術安全部技術企画課長
道路管理におけるスノーモービルの使用に関する道路運送車両法及び自動車損害
賠償責任保障法上の取扱いについて
先般、異常な降雪により、長時間にわたり多数の車両が道路上に滞留する状況が相次
いで発生したことに対し、道路管理者は、滞留車両や路面状況の確認等道路管理のため
の作業を効率化するための方策として、スノーモービル(雪上を走行する自動車であっ
てカタピラ及びそりを有するものをいう。以下同じ。)を活用することとしており、この
たび、国土交通省自動車交通局と警察庁交通局及び国土交通省道路局との間で道路管理
におけるスノーモービルの使用に関する関係法令上の取扱いに関し協議を行ってきたと
ころ。
この結果、スノーモービルの活用に関して、警察庁交通局交通規制課長及び交通指導
課長から警視庁交通部長及び各道府県警察本部長あて並びに道路局国道・防災課長、環
境安全課長及び高速道路課長から地方整備局道路部長等あて、別添の通知が発出された
ところである。
この度のスノーモービルの使用に係る警察庁交通局及び国土交通省道路局の上記通知
を踏まえ、今後、道路管理におけるスノーモービルの使用にあたっては、下記の点に留
意されたい。
なお、本通達の内容は、警察庁交通局及び国土交通省道路局との間で調整済みである。
記
1.通行止め区間におけるスノーモービルの道路運送車両法(昭和26年法律第185
号)及び自動車損害賠償責任保障法(昭和30年法律第97号)上の取扱いについて
今回の通知に係る道路管理のための作業に伴うスノーモービルの使用に関しては、
通行止め区間(道路法(昭和27年法律第180号)第46条第1項若しくは第2項
-1-
【別添3 】
又は道路交通法(昭和35年法律第105号)第5条第1項等の規定に基づく通行止
め措置が行われた場所をいう。以下同じ。)は道路運送車両法における一般交通の用に
供される場所ではないと解されることから、同法における「運行」には該当しない。
また、同様の理由から、自賠責保険(共済)の締結強制等の規定は適用されない。
2.通行止め区間外におけるスノーモービルの道路運送車両法及び自動車損害賠償責任
保障法上の取扱いについて
1.の通行止め区間以外の道路におけるスノーモービルの使用は、道路運送車両法
の適用がなされるものであり、当該スノーモービルの所有者又は使用者は、保安基準
に適合させ、必要な検査及び登録を受け、又は必要な届出を行い、自動車登録番号標
又は車両番号標を表示し、自賠責保険(共済)の契約が締結された状態で運行する等
の義務を有しているものであることに留意されたい。
3.道路管理者への技術的助言について
本通知に基づき使用するスノーモービルは、通行止め区間に限り使用されるもので
あることから、道路運送車両法の対象外となるが、最低限の安全の確保を図るため、
道路管理者は、方向指示器その他の指示装置及び制動灯等の装備に努めることとされ
ているところ、地方運輸局等においても、道路管理者から当該装備に関して技術的助
言を求められた場合には、適時かつ適切な技術的助言を与えるよう努めること。
-2-
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