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2016年アンタルヤ国際園芸博覧会 日本国政府出屋内展示基本計画
5. 展示スケジュール案 5-1 出展スケジュールの考え方 オールジャパンで臨む出展参加しやすい環境づくり 日本出展全体を統一したデザインで、展 示装飾の調整を行います。 出展スケジュールのうち、メインスタンドは、 各季節テーマの開始時に、日本を代表する 花き芸術デザイナーの協力のもと、政府展 示として3週間を基本枠とした展示を行いま す。その後に、一般出展枠として約2週間ご との展示枠を想定し、募集調整を行います。 エントランススタンドは統括プロデュー サーにより、季節の展示を行って頂きます。 いけばなスタンドは日本を代表するいけ ばなの流派に各季節を代表する花材など の展示を行って頂きます。 なお、右に示すメインスタンドの一般出展 の日程及び期間テーマは、例として示すも のであり、出展に際しては、出展者の希望 に基づき事務局との相談を経て実際の日 程及び期間テーマを決定していくことになり ます。 日程 4/23-5/10 5/11-5/24 季節 エントランス いけばな メインスタンド テーマ スタンド スタンド 期間テーマ<例示> 18日間 政府展示 政府展示 として実施 (日本を代表す (統括プロデュー るいけばなの流 サー) 派) 日本の豊かな四季の始まり 春爛漫~サクラ等の枝物を活かしたいけばなの伝統美~ 政府展示(日本を代表するいけばなの流派) 日本産の花きと植木の魅力 14日間 ~世界に輸出される植木及び花木(サツキ、ボタン等)の紹介~ 花 5/25-6/07 14日間 見 世界の園芸産業に貢献する日本の育種力 小 ~花き・野菜による楽しいガーデニング~ 路 6/08-6/21 14日間 6/22-7/05 14日間 7/06-7/26 7/27-8/09 日本の伝統園芸 盆栽と植木の魅力 日本の世界文化遺産と多彩な花き ~花きの装飾展示~ 21日間 政府展示 政府展示 として実施 (日本を代表す ~日本が育種開発をリードしたトルコギキョウ、リンドウ、ヒマワリ等による装飾展示~ (統括プロデュー るいけばなの流 政府展示(日本を代表するフラワーデザイナー) サー) 派) 夏を彩る切り花の祭典 復興支援への感謝と復興の歩み 14日間 ~東北地域の花きによる七夕花飾り~ 輝 8/10-8/23 14日間 き 日本の標高差を活かした多彩な花きによる装飾展示 の 祭 8/24-9/15 9/16-9/19 JapanFestival 9/20-10/11 10/12-10/30 プリザーブドフラワーの世界 23日間 ~新たな加工技術を活かした花き商品による装飾展示の提案~ トルコ側博覧会協会が設定する「ジャパンデー」に合わせた政府展示(日本を代表する華道家) 4日間 メインスタンド以外でも、セレモニー、アトラクション、レセプション、意見交換会(ビジネス ミーティング)など多彩なイベントを実施 22日間 19日間 政府展示 政府展示 百 として実施 (日本を代表す 花 (統括プロデュー るいけばなの流 繚 サー) 派) 乱 実り秋の百花繚乱~多様な日本産花きを活かした現代・未来の装飾展示~ 政府展示(日本を代表するフラワーデザイナー) 日本一の花き産地が贈るフィナーレの多彩な装飾展示 10 6. 各種催事 6-1 オープニングセレモニーについて ●日本国政府出展オープニングセレモニー 日本国政府出展のオープニングとして、「屋内出展会場」でのテープ カットセレモニー等を行います。 (国土交通省が設置する屋外展示会場においても、こいのぼり掲揚等のセレモニーが予定されています。) 花き等園芸業界関係者や花きの文化の関係者の協力を得て、伝統ある日本文化のデモンストレー ションやワークショップを実施し、来場者へ日本出展のイメージを深く印象付けます。 現地在住の日本人による着物での参加協力も可能な範囲で検討します。 ●博覧会場内の視察 本博覧会会場の場内交通がどのように設計されているかにもよりますが、開幕日には車両 規制や特別ルールが設定されることが想定されるため、事前に博覧会事務局と調整し、博 覧会会場のスムーズな来賓接遇プランを構築します。 ●日本国政府出展オープニングレセプション 博覧会場のレセプションスペースもしくは市内ホテルにて関係者をお招きし、レセプショ ンを開催します。日本側だけでなく、トルコ側の事務局長レベルの出席を要請すべく、早 めの調整を行います。 レセプションでは、日本の花のパフォーマンスを披露し楽しんでいただきます。 また、必要に応じて他国の出展者の代表等もお招きし、日本の出展予定品種などの情報を 発信し、海外への販売チャネル拡大への機会作りにも活用します。 11 6. 各種催事 6–2 ジャパンフェスティバル(仮称)について トルコ側博覧会協会が設定する出展各国のナショナルデー(=ジャパンデー)に合わせ、これを含む約4日間 をジャパンフェスティバルと称し、日本文化の紹介をはじめ日本産園芸品や園芸文化を紹介し、展示の効果を 高めるイベント等を開催します。 ジャパンデーの日程については、最終的にはトルコ側で決定されます。日本としては国土交通省と調整の上、 日本とトルコの友好関係の基盤となった「エルトゥールル号遭難事故」が起きた9月16日をジャパンデーに設 定したい旨を働きかける予定です。 1日目 9月16日 2日目 9月17日 3日目 9月18日 4日目 9月19日 ジャパンフェスティバル(農林水産省・国土交通省共同主催) ジャパンデー ジャパンデー セレモニー ジャパンデー メイン アトラクション ジャパンフェスティバルイベント(日本側主催) ※ジャパンデーは 期間中の1日を設定する 意見交換会 (日本側主催) ※意見交換会は 期間中の1日を設定する ジャパンデー レセプション ●ジャパンデー セレモニー&アトラクション(トルコ政府主催・日本側演者出演) 日本の要人を招き、トルコ側の主催で開催される政府式典です。トルコ側の式典構成をもとに調整を実施。 セレモニーやメインアトラクションは、大型円形劇場(5,000名収容)で開催される予定です。 日本の文化紹介プログラムとして、圧倒的なパフォーマンスを披露します。 東日本大震災の救援に対するトルコや世界への感謝の意を表現します。 ●日本国政府ジャパンフェスティバル レセプション(日本国政府主催) 日本側の答礼レセプションとして、トルコ側の政府または博覧会事務局長などを招待し、 レセプションパーティを開催します。 【プログラム(案)】 ・主催者およびご来賓によるご挨拶 ・日本伝統楽器の演奏披露 ・いけばなデモンストレーションなど ●日本国政府ジャパンフェスティバル イベント(日本国政府主催) ジャパンフェスティバルはジャパンデーを含む4日間程度の開催を想定。 ボランティアを含む日本からの参加のほか、現地在住日本人、トルコ人学生等の協力も得て、生け花、フラワー アレンジメント、花にちなんだ書道、折り紙などを実施します。 【プログラム案】 生け花 ※イメージ(参考:フロリアード2012) フラワーアレンジメント 書道 折り紙 ●意見交換会(日本国政府主催) トルコをはじめとする中東・欧州地域等の花き関係者を対象に、今後の国産花きの輸出拡大を視野に 入れ、日本の花き業界との意見交換会を開催します。ジャパンフェスティバル期間中の1日を想定。 12 6. 各種催事 6–3 クロージングセレモニーについて 日本国出展にご尽力いただいた方々を対象に招待して、感謝の意を表します。 ●日本国政府クロージング セレモニー 日本国政府のクロージングとして実施します。(過去の例では、農林水産省の屋内出展会場と 国土交通省の屋外出展会場の両方で開催) 展示会場では、アトラクションやワークショップを実施し、感謝の意を表すとともに、本出展に ご尽力いただいた方々に可能な限りご来場いただき、セレモニーを行います。 ●日本国政府出展クロージング レセプション 会場内のミニパーティスペースもしくは市内のホテル等にて関係者をはじめトルコでご尽力いただ いた方々を可能な範囲で招待し、開催します。 13 6. 各種催事 6–4 意見交換会について ジャパンフェスティバル期間中に、トルコを始めとする中東・欧州地域等の花き関係者を対象に、今後の国産 花きの輸出拡大を視野に入れ、日本の花き業界との意見交換会を開催します。 この開催に向けて、博覧会事務局を通じて、下記のトルコ側業界関係者を中心に、展示品の生産者や植木 業者、中東・欧州地域等の花き関係者など幅広いターゲットに早い時期から周知できるようアプローチします。 (テーマ案) 「花きの多様性と都市緑化」 日本産花きの輸出拡大を視野に、アンタルヤ国際博覧会全体テーマも意識したテーマ設定 「花きの多様性」について 人口増加が進む各国では、特定品種だけが大量生産され、野生種などがなくなることが国際的な課題として 取り上げられています。日本とトルコは、お互いに多様な植物を持つ国であることから、日本が取り組む 「野生種をベースに育種改良して商品価値を高める」育種技術などは興味を持っていただけるものと考え、 このようなテーマ設定を行います。 「都市緑化」について 現在、トルコでは急速なインフラ整備が進んでおり、都市緑化について非常に関心が高い状況です。 日本の植木やマクロ盆栽など輸出実績も伸びている中で、このようなテーマ設定を行います。 アンタルヤ国際園芸博覧会 〈全体テーマ〉 花と子供達〜将来世代のための緑豊かな暮らしを拓く〜 〈サブテーマ〉 歴史 : 栽培種と生物多様性の関係、野生の作物近縁種の重要性 生物多様性: 各国原産に見る豊かな多様性 持続性: 伝統的に持続されてきた農法技術、持続可能で革新的な農法技術、土壌保全 緑の都市: 都市緑化技術、環境保全、有機野菜等技術、経済効率 【意見交換会参加企業に向けた調整先(案)】 ・Ornamental Plants and Products Exporters Union (1999年設立、500会員のうち350社はアンタルヤ県の会員で構成) ・Turkey Seed Growers Association (TÜRKTOB) ・Plant Breeders (BİSAB) ・Sapling Manufacturers (FÜAB) ・Seedling Growers (FİDEBİRLİK) ・Ornamental Plants Producers (SÜSBİR) ・Seed Distributors (TODAB) ・Seed Industrialists and Producers (TSÜAB) ・Seed Growers (TYAB) ・フローラ花生産販売協同組合 ・シセック生産販売協同組合 ・サカタ・ターキー など、今後調整を行います。(括弧内は組織・企業名の例示) 14 6. 各種催事 6-5 展示会場での交流イベント(ボランティア催事)について 日本の花き業界および関連団体などを中心にボランティア催事を募集 花や緑をはじめ、日本の芸能・文化紹介などを通じて日本の花き文化交流を深めていただくことを目的とし て、季節毎の伝統的な催事やワークショップ、また出展者、一般参加者(ボランティア)によるデモンストレー ションなどを博覧会期間を通して開催します。 特に、博覧会テーマ「花と子供達」に則して、花き専門スタッフが中心となり花育に関わる多様なワーク ショップを実施します。 一般参加に関しては、参加してくださる国内外のボランティアの方々を広く募集します。 参加しやすい環境をサポートするため、オプショナルツアーの設定などを旅行代理店に呼びかけます。 季節の催事/プログラム案 ・年間行事やお祝い事に合わせたワークショップ (子供の日、母の日、父の日、七夕、お盆、月見など) 花育ワークショップ/プログラム例 ・いけばな ・フラワーアレンジ ・苔玉作り ・寄せ植え ・押し花 ・花など自然の素材を用いた万華鏡作り ・リース作り ・「芝ぼうや」作り ・花を題材にした折り紙 ・花を題材にした書道 ・盆栽の剪定デモンストレーション 参加に関わる経費は、参加者及び団体の負担となります。 (政府出展内のイベントスペースに関わる会場費は発生しません) 15 7. 商業的活動 7-1 基本的な考え方について 商業活動を行う出展者の参加基準について 商業活動(販売等)については、通関や検疫など一定の法的手続きと博覧会側の規定に基づき 管理されるため、その参加に関しては、日本側としても一定の基準を設けることを検討します。 なお、その通関・関税・付加価値税の支払いなど事務手続き(通関手続き、税金手続き等)に関しては、 出展者自身による手続きを行っていただくことを基本とします。 オールジャパンで臨む出展参加しやすい環境づくり 今回の屋内展示にはメインスタンドの花き展示者にご利用頂ける「コマーシャルコーナー」の設置を検 討します。 コマーシャルコーナーでは、下記のような展示、サンプリング、販売などを検討し、地方自治体や企業、 団体などが予算措置しやすく、出展参加しやすい環境づくりを行います。 1)農林水産物の輸出拡大のためのPR 「和食」のプロモーションを加速するため、花きの展示だけでなく、広く農林水産物の展示 や試食、販売なども検討します。 ※食料品の試食サンプリング、販売目的での輸送にはあらかじめ調査が必要です。また、物販 や飲食物の提供には、日本側事務局を通じたトルコ側博覧会協会への事前の届け出・承認 が必要です。 2)観光のPR 「インバウンド」のプロモーションを加速するため、花きの展示だけでなく、博覧会の趣旨 に照らして可能な範囲で地方自治体の観光プロモーションにも利用していただけるよう検討 します。 3)ものづくりのPR クールジャパンの「ものづくり」プロモーション施策に対応するため、花きの展示だけ でなく、企業や団体による「伝統工芸」、「トルコに進出している日系企業の製品」など の展示なども博覧会の趣旨に照らして可能な範囲で検討します。 7-2 展示会場における展開方針 商業的活動に関する以下の事項については、今後検討の上決定します。 1)商業活動の時期および内容 2)コマーシャルコーナーの利用計画 3)インフォメーションカウンターの利用計画 16 8. 統括プロデューサーの役割・資質 8-1 統括プロデューサー オールジャパンのテーマ性を表現するための統括プロデューサーを配置 日本としての「屋内展示テーマ」をすべての参加者にご理解いただき、出展の整合性及び屋内展示会 場の統一感を保つため、統括プロデューサーを配置します。 統括プロデューサーは、出展説明会で出展のコンセプトを説明するとともに、各出展者の出展計画につ いて、展示デザインを事前に確認し、助言する等の役割を果たします。この助言は、各出展者の独創性 や創造性を尊重しつつも、6ヶ月にわたる日本としての展示を共通の展示テーマの下に導くためのものと なります。 博覧会協会等との調整が必要な事項など、統括プロデューサーは今後設置される現地事務局との情 報交換も行いながら調整を図ります。また、統括プロデューサーの補佐役を現地に配置します。 統括プロデューサーには、次の資質が求められます。 1)我が国の花き事情に精通していること 2)国際園芸博覧会におけるデザイン/プロデュース経験があること 3)花き分野の国際的な競技会等での活動実績(上位入賞等)があること 4)各出展者との調和を図れること 17 8. 統括プロデューサーの役割・資質 8-2 統括プロデューサーおよび事務局と出展者のデザイン調整について 政府出展テーマと出展者展示の調和を図る 統括プロデューサーは、出展勧奨の早い段階で出展者と展示デザインの調整を行い、日本国政府出展 屋内展示全体の調和を図ります。 出展者の参加フロー 出展勧奨期間 出展募集要項に基づき出展の呼びかけ 日本国政府出展の概要と全体テーマ メインスタンド、コマーシャルコーナーの説明 出展説明会 全体テーマの説明と出展業務の詳細説明 もしくは個別説明 11月末 まで 出展の締切 出展参加の決定・統括プロデューサーとの調整 内容と期間の調整決定 展示企画期間 展示内容の検討 必要に応じて事務局と相談 出展 3ヶ月 前 展示企画締切 出展者の展示プランの提出 事務局へ提出 デザイン調整 統括プロデューサーとの最終調整 事務局が窓口となり、出展者とデザイン調整 出展 2ヶ月 前 デザイン決定 出展者の展示デザインの最終確定 船便輸送などがある出展者は輸送開始 デザイン管理 本番 統括プロデューサー、統括プロデューサー補佐の確認 出展作業が予定通り実施されているか確認 18 9. 専門スタッフの配置 9-1 花きに関する専門性を持った取り組み 花の取り扱いに精通した専門スタッフの確保 花き業界から花の取り扱いに精通した専門スタッフを募集し、展示会場の運営・管理を適切に行い ます。 基本的な業務としては、花き輸送の受け入れや、植物管理(水揚げ、保冷管理、養生管理など)、 コンテスト業務(申請登録、審査用花き展示、コンテスト結果集約、記録報告など)、展示入れ替え業 務、花育ワークショップ運営などとなります。 9-2 専門スタッフの配置計画 専門スタッフの派遣スケジュールについては、常時5名程度の駐在とし、現場環境に十分 順応できる体制を整えるため、約3ヶ月から4ヶ月の常駐を基本とします。 ジャパンフェスティバルに対応するための増員については、リソースの配分等も総合的に 勘案して検討します。 4月 (開幕前より) 第1期専門スタッフ 7月下旬頃 ジャパンフェスティバル 第2期専門スタッフ 11月上旬 (撤去終了後) 19 10. 出展等募集計画 10 - 1 20 出展者募集の考え方 花き業界が集まるイベントや展示会等に合わせて情報 発信を行い、自治体や企業(在トルコ日系企業を含む)な どの出展者候補や生産者などの出品者候補への出展勧 奨アプローチを行います。 日程 また、メインスタンドの出展については、出展期間のテー マを設けて出展して頂きやすい展示スケジュールの提案 4/23-5/10 を行います。なお、募集の際に提示する日程及び期間 テーマは、例として示すものであり、出展に際しては、出展 者の希望に基づき事務局との相談を経て実際の日程及 5/11-5/24 び期間テーマを決定していくことになります。 季節 メインスタンド テーマ 期間テーマ<例示> 日本の豊かな四季の始まり 春爛漫~サクラ等の枝物を活かしたいけばなの伝統美~ 18日間 政府展示(日本を代表するいけばなの流派) 日本産の花きと植木の魅力 14日間 ~世界に輸出される植木及び花木(サツキ、ボタン等)の紹介~ →(政府出展) 出展No.1 →多彩な花木の展示 出展No.2 →育種技術等の展示 出展No.3 →植木・盆栽等の展示 出展No.4 →多彩な花きの展示 花 右表) 出展勧奨のための期間テーマの提案 5/25-6/07 14日間 見 世界の園芸産業に貢献する日本の育種力 小 ~花き・野菜による楽しいガーデニング~ 路 6/08-6/21 14日間 6/22-7/05 14日間 日本の伝統園芸 盆栽と植木の魅力 日本の世界文化遺産と多彩な花き ~花きの装飾展示~ 夏を彩る切り花の祭典 7/06-7/26 ~日本が育種開発をリードしたトルコギキョウ、リンドウ、ヒマワリ等による装飾展示~ 21日間 →(政府出展) 政府展示(日本を代表するフラワーデザイナー) 7/27-8/09 復興支援への感謝と復興の歩み 14日間 ~東北地域の花きによる七夕花飾り~ 出展No.5 →東北の花きの展示 出展No.6 →多様な植物の展示 出展No.7 →加工技術の展示 輝 8/10-8/23 14日間 き の 日本の標高差を活かした多彩な花きによる装飾展示 祭 8/24-9/15 9/16-9/19 JapanFestival 9/20-10/11 プリザーブドフラワーの世界 23日間 ~新たな加工技術を活かした花き商品による装飾展示の提案~ トルコ側博覧会協会が設定する「ジャパンデー」に合わせた政府展示(日本を代表する華道家) 4日間 メインスタンド以外でも、セレモニー、アトラクション、レセプション、意見交換会(ビジネス →(政府出展) ミーティング)など多彩なイベントを実施 22日間 百 花 実り秋の百花繚乱~多様な日本産花きを活かした現代・未来の装飾展示~ →(政府出展) 政府展示(日本を代表するフラワーデザイナー) 繚 10/12-10/30 19日間 乱 日本一の花き産地が贈るフィナーレの多彩な装飾展示 出展No.8 →多彩な植物の展示 11. 輸送 11 - 1 21 出品物の国内輸送について 出品者負担の少なくリードタイムの短い輸送を実施します。 ◼ ◼ 集荷場所 関東の花き市場、もしくは 西日本鉄道株式会社 国際物流事業本部 成田空港営業所 ◼ ◼ オフィシャルフォワーダー 西日本鉄道株式会社 国際物流事業本部 成田空港営業所 花き市場搬入の場合 ・切り出し 出品者 ・消毒・梱包 1日目 にしてつ・成田ロジ搬入の場合 出品者 ・各種ラベル貼り付け ・着荷確認 ・切り出し ・消毒・梱包 ・各種ラベル貼り付け 花き市場(2日目 AM 8:00 必着) 2日目 成田空港 ・着荷確認 成田空港 西鉄成田ロジスティクスセンター ・着荷確認 ・検疫 西鉄成田ロジスティクスセンター (2日目 AM 必着) ・検疫 ・通関 (保税冷蔵庫にて蔵置) (保税冷蔵庫にて蔵置) ・通関 2日目 トルコ航空 成田出発 毎日深夜発 2日目 日本側オフィシャルフォワーダー 3〜4日目 トルコ航空(イスタンブール経由) イスタンブールにて アンタルヤ到着 毎日早朝着 放射能検査の可能性あり 博覧会側オフィシャルフォワーダー ・検疫 4〜5日目 ・通関 博覧会会場近隣通関倉庫 博覧会会場(屋内展示ホール) 4〜5日目 現時点の案であり、今後の状況によって変更があり得ます。 今後の検討課題:コールドチェーン輸送実現のため、すべて航空便で乗り継ぎする方法(上記)と、 イスタンブールから保冷トラック輸送で会場まで輸送する方法について、切り花の輸送として最善 の選択を行う必要があり、今後試験輸送などを行い検討します。 12. コンテスト 12 - 1 コンテスト金賞獲得に向けた取り組みについて 今回の日本国政府出展屋内展示基本方針では、「花き等園芸産業の振興」が最重要課題として 位置づけられており、その具体的方策として世界最高レベルの我が国の新品種育成力の裾野の広 さや栽培技術の紹介、輸出が期待できる品種の展示や商談機会の提供等により、我が国園芸産 品・園芸技術の国内外での評価向上と内外需要の拡大を目指すこととしています。 このため、品種コンテストへの優良品種の積極的な出品を募り、数多くの金賞を獲得すること を目標としています。 なお、品種コンテストに出品する品種は、専門家による審査を行い、日本の育種力をPRできる ものに限定します。 また、具体的な出品計画は、コンテストの具体的実施計画がトルコ側から提示され次第検討す るものとします。 【具体策】 1.幅広くきめ細かい出品要請の実施 全国の生産育種者、種苗会社、試験研究機関等に出品要請を幅広くきめ細かく実施します。 特に、生産育種者については、幅広いネットワークをもつ有識者にお願いし、各地の育種家の分 布と情報の把握、さらに主要地では説明会もしくはイベント等を活用した出品勧奨活動を実施し ます。 2.植物検疫・輸送に関するアドバイスの実施 植物検疫や輸送に関して、アドバイスを行います。特に鉢物については栽培地検査の受検が必要 であり、個別の生産者や出品者にとっては手続等の調整について植物検疫所とのやりとりを仲介 して、スムーズな受検を可能とします。 3.コンテスト方法・基準等に関する情報提供 国内外ではコンテストの評価基準に違いがあることから、効果的に高得点を受賞するため、現地 のコンテスト方法や基準等について事前に情報収集をし、出品者に情報提供を行います。 4.効率的なコンテスト登録申請手続きや審査準備の実施 専門スタッフの協力を得て、会期中の登録申請手続や審査準備を的確かつ効果的に行います。 5.コンテスト結果をフィードバックし国内外の花き業界関係者に情報を発信 コンテスト結果は、英語版・日本語版のリリース等を作成し、国内外の業界関係者に向けて発信 する。また、リリースは輸出促進(特に知的財産)のための商談会等でも活用します。 22 13. 広報 13 - 1 23 広報の基本的な考え方と対象など 日本国政府出展の広報については、その対象と目的、内容、方法、目指すべき成果を明確にして実 施します。 【対象者と目的、内容】 1)日本の花き業界関係者(生産・流通・販売など)に向けた国内広報 1-1)展示出展者 目的)一般出展者の募集/世界への日本の花き文化の普及・振興 内容)・展示出展の募集広報 ・屋内展示スペースのデザインを国内外へ紹介 方法)花き業界のイベント・会議での広報、ホームページ、園芸雑誌などへのニュースリリース 成果)日本の花き文化を紹介する展示の参加を促す 1-2)花き出品者(コンテスト・花材提供) 目的)花きの出品者の募集/日本の高品質な花きをトルコ及び世界へ紹介 内容)・出品の募集広報 ・コンテスト結果などを紹介し、高品質な日本の花きをトルコや世界へ紹介 方法)花き業界のイベント・会議での広報、ホームページ、コンテスト結果の事後PR 成果)日本の高品質な花きの出品を促す 1-3)催事参加者 目的)花き文化を紹介する催事参加者の募集 内容)屋内展示スペースでの催事参加などに関する募集広報 方法)花き業界のネットワークにて広報、ホームページ 成果)日本の花き文化を紹介する催事への参加を促す 2)トルコ及び世界の花き業界関係者(生産・輸入・流通・販売など)に向けた海外広報 目的)日本の高品質で多様な花きや日本の花き文化を紹介/商談の機会創出 内容)・日本の多様な花きや育種技術、また様々な日本の花き文化を紹介 ・コンテストの結果の紹介や主な花きの商談窓口の紹介 方法)多国語リーフレット制作、英語ホームページ、博覧会協会トレードセンターなど 成果)輸出拡大に向けた商談機会を創出する 3)トルコ及び世界からの一般来場候補者に向けた海外広報 目的)日本の屋内出展の魅力を紹介/日本の園芸ファンになっていただく 内容)・屋内展示スペースの展示内容やスケジュール、イベント情報などを紹介 ・花育の概念やワークショッププログラムの紹介 方法)パンフレット、英語ホームページ 成果)・博覧会に日本が出展していることの宣伝と日本ファンを拡大する ・日本の花の素晴らしさを伝え、将来に向けた潜在的な需要拡大を図る 4)日本国内の一般に向けたフィードバック広報 目的)日本の花が世界に誇れる高いレベルであることや日本の持つ花き文化が高い評価を 受けていることをアピール/トルコと日本の友好的な絆について紹介 内容)・国際コンテストの中で日本の花きが高い評価を受けていることを紹介 ・日本の園芸文化の素晴らしさを紹介 方法)ホームページ、ソーシャルメディアなど 成果)・博覧会に日本が出展していることの宣伝 ・日本の花の素晴らしさを伝え、需要拡大を図る 13. 広報 13 - 2 24 広報ツール: ホームページ及びソーシャルメディアの活用 日本国政府出展の情報プラットホームとなるホームページを日/英2カ国語で構築します。 日本語版に関しては、定期的に博覧会会場全体や日本国政府出展展示会場の情報を更新したり、 コンテスト受賞作品に関する速報を発信します。 現地での来場促進キャンペーンの一環として、英語版のホームページを中心に、日本の屋内展示 スペースで開催するイベントなどの情報提供や日本の季節の花の紹介、誕生花などのサービスを展 開します。 また、現地スタッフによるブログや写真紹介ほか、Twitter / Facebook / Instagram などのソーシャ ルメディアも取り込み、来場者や業界関係者との双方向のコミュニケーションを実現します。 コンテスト入賞など成果のPRに活用できるよう、ホームページは博覧会閉会後も一定期間維持しま す。 1)ホームページによる情報提供 出展概要 / 展示内容とスケジュール / コンテスト花きの紹介 / イベントプログラムなど 2)Twitter / Facebook / Instagram アンタルヤ国際園芸博覧会に興味がある人達のつぶやきなど収集し、 ホームページ上にリアルタイムで表示できるようにします。 また、スタッフによる投稿などもニュースとして行います。 3)出展・出品の募集窓口 必要に応じて、出展・出品の窓口を設置し、広く募集を行います。 また、出展参加者への資料伝達などにも利用します。 4)ボランティア催事の募集窓口 ボランテイア催事の窓口を設置し、広く募集を行います。 また、催事参加者への資料伝達などにも利用します。 13 – 3 広報ツール: パンフレットの作成 パンフレットの作成 国内外業界関係者や来場者に訴求するツールとして、日本語・英語・トルコ語の3カ国語で併せて20万部展 開します。 日本国政府出展会場に来場してくださる人々に展示を楽しんでいただくために、展示テーマや概要を紹介す るだけでなく、デザイン性と遊び心に富んだパンフレットを作成します。 来場の記念として持ち帰っていただき、楽しみながら日本の花について学んでいただけるものとします。 パンフレットデザインは、キービジュアルや開催期間を3つの季節に分けたイメージで構成し、期間中の展示 やコンテスト出品予定品目、イベント情報なども掲載します。 13. 広報 13 – 4 広報ツール: リーフレットの作成 国内外業界関係者向けに、展示品種だけでなく、日本の花き産業や花きの文化などに関する情報を 取りまとめたビジネスツールとして、日本語・英語の混在と日本語・トルコ語の混在を各1万部程度作成 します。 日本の花き産業や主な展示品の特徴・産地などを紹介し、輸出拡大に繋がる魅力的な内容を構築し、 デザインに関しても、業界関係者が興味を引くものを採用します。 13 – 5 広報ツール: 日本国内の園芸雑誌・新聞への掲載 日本国内においても、効果的なタイミングで、園芸雑誌や新聞へ積極的な情報提供を行い、同時に取 材要請を行います。 アンタルヤ国際園芸博覧会への日本国政府出展を広く周知させるとともに、花き等園芸業界への興味 喚起を図ります。 雑誌(案) ・月刊『フローリスト』(誠文堂新光社) ・隔月刊『植物デザイン』(株式会社草土出版) ・『花 fashion 』(公益社団法人日本フラワーデザイナー協会) ・『花時間』(株式会社エンターブレイン) ・ガーデニング誌 隔月刊『BISES』(ビズ出版) ・月刊『趣味の園芸』(NHK出版) ・会誌『花』(公益財団法人日本いけばな芸術協会) など 新聞(案) ・花卉園芸新聞:毎月1・15日発行 ・日本農業新聞:日刊 ・日本農民新聞:毎月5・15・25日発行 13 – 6 など 広報ツール: 国内展示会等を活用した事後PRの実施 国内で開催される展示会等を活用して、アンタルヤ国際園芸博覧会出展の成果発表と国際コンテストで 金賞を受賞した品種等の事後PRを行います。 例:国際フラワーEXPO(IFEX)等 13 – 7 広報ツール: 各種キャンペーン展開について(協賛獲得がある場合の展開) 日本国内での出展の認知度向上と国内消費の拡大を目指し、花の流通や販売ネットワークを通じた オープン懸賞付きのキャンペーンを展開します。 花屋さんや花の宅配便などでご購入していただいた方の中から抽選 ホームページのアンケート付きオープン懸賞に申し込みいただいた方から抽選 【オープン懸賞内容】 ・お花のギフト券を1ヶ月毎にプレゼント ・アンタルヤ国際園芸博覧会会場視察付きトルコ旅行プレゼント(協賛を想定) 25 14. 安全管理 14 – 1 安全管理情報の収集・提供 在トルコ日本国大使館や博覧会協会との情報連携により、外務省の海外安全情報やトルコ側博覧会 協会からの安全管理情報の入手に努めます。 また、これらの情報や海外生活における留意事項等について、派遣前の研修及び派遣期間中を通じ て現場スタッフに提供します。 病気や交通事故に備えて、現地の医療機関の所在地、診療科目、連絡先等をとりまとめて現場スタッ フ等関係者に提供します。 また、外務省が提供する「海外安全アプリ」のインストールを強く推奨します。 14 – 2 緊急時の支援体制の構築と対応計画の策定 病気、事故、さらに治安の悪化やテロが発生した場合の連絡先、集合場所、移動方法等を記した対応 計画を策定します。その前提として、現地のコーディネーター、在留法人等の協力を得て、病気、事故、 事件の際の支援体制を構築します。 現地の各スタッフが情報連携できるよう、携帯電話などの連絡手段を構築し、現地事務局として全ス タッフの緊急対応を行います。 トルコ側博覧会協会の緊急対応計画がある場合は、日本語に翻訳して 現場スタッフに提供します。 各種トラブルに対応するため、滞在中の「海外旅行傷害保険」の加入を義務化します。この際、海外搬 送を含む十分な補償内容の保険への加入を推奨します。 14 – 3 在留届けの義務化等 3ヶ月以上現地に滞在する現地スタッフには、在トルコ日本国大使館への在留届の提出を義務化し、滞 在期間3ヶ月未満の出展者やスタッフには外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録を強く推奨します。 届け出や登録により、緊急時等に在外公館から情報が提供されます。 14 – 4 長期滞在スタッフに対する予防接種の奨励 A型肝炎、B型肝炎、破傷風の予防接種を推奨します。 26