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2007年 春号
株主 通 信
http://www.sojitz.com
双日グループは、誠実な心で
誠実な心
世界の経済や文化、
経済や文化、
人々の心を結び、
人々の心を結び
新たな豊かさを築きつづ
新たな豊かさを築きつづけます。
たな豊かさを築きつづけま
たな豊かさを築きつづけます。
©
表紙写真: 2007 JupiterImages Corporation
証券コード:2768
株主の皆さまへ
2007年3月期 第3四半期決算を終えて
株主の皆さまにおかれましては、
ますますご清栄のこととお
一株あたりの配当金額は、
普通株式に対する配当支払い総額を、
このことは、
当社が企業理念として掲げております
「誠実」
さ
慶び申し上げます。
配当基準日である2007年3月末時点での発行済み普通株式総
や、経営ビジョンとしております「多様なお客さまのニーズを
当社は去る1月31日に2007年3月期の第3四半期決算、
数で割った額となりますが、
中期経営計画
『New Stage 2008』
掘り起こし、
ビジネスパートナーとして深化したサービスを提
2007年3月期決算での配当方針、
および会長・社長人事を発表
の重要項目として進めております
「資本構造再編」
の一環とし
供できる
“機能型商社”
」
であることをご評価いただいた表れと
いたしました。
株主の皆さまをはじめ、
ステークホルダーの皆
て発行した転換社債型新株予約権付社債
(CB)
の転換の進捗状
考えており、
積極的な働き掛けやコミュニケーションを強化し
さまのご支援を頂戴し、
ここに厚く御礼を申し上げます。
況により、
普通株式数が変動するため、
一株あたりの配当金額
ていくことの大切さをあらためて認識しております。
につきましては、決定次第発表させていただきます。なお、
代表取締役社長
土橋 昭夫
双日グループ企業理念
株
主
の
皆
さ
ま
へ
双日グループは、
誠実な心で
2007年1月31日時点での発行済み普通株式総数は、
9億4,363
会長人事、
社長人事について
このたびの第3四半期決算では、当期純利益、経常利益とも
万株となっております。
このたび、
2007年4月1日付で私が代表取締役会長に就任し、
に前年同期を上回り、
当期純利益は476億円
(前年同期比108
新たな豊かさを築きつづけます。
●個々の中核事業領域において、収益性・成長性
の向上を絶えず追求することにより、
それぞれ
の業界・市場においてトップクラスの競争力と
収益力を持つ
「事業の複合体」
を目指します。
後任の社長には、
現在代表取締役副社長の加瀬 豊が就任する
億円増益)
、
経常利益は685億円
(前年同期比46億円増益)
とな
JALUXの株式取得について
ことを決定しました。
りました。当期純利益は、昨年10月31日の中間決算発表時に
当社は、
JALUX株式の51.4%を保有する日本航空から、
同社
加瀬副社長は、
これまでも二人三脚で私を支えてくれた人物
上方修正しました通期業績予想560億円に対して85%の進捗
株式の30.0%にあたる3,832,500株を譲り受けることについ
ですが、
その加瀬副社長が代表取締役社長となり、
私と分担し
率となっており、
商品分野別では、
航空機、
自動車、
石油、
石炭、
て、基本合意にいたりました。この結果、株式譲り受け後の
て職務を果たしていくことで、経営トップの役割を拡充し、車
金属資源、
木材、
肥料等が好調に推移していることに加え、
当社
JALUXへの出資比率は、
当社が30.0%で筆頭株主、
日本航空が
の両輪として成長戦略の加速と経営体制の強化を実行してま
の信用状況の向上に伴う金利収支改善が寄与しているものです。
21.4%で第二位の株主となります。
いります。
世界の経済や文化、
人々の心を結び、
双日グループ経営ビジョン
JALUXは、
日本航空グループの主要な会社として、
航空機、
航
配当方針について
空機部品、
航空燃料の調達、
保険の取扱い、
全国の空港における
当『株主通信』は、皆さまとの重要な接点のひとつとして作
当社は、
株主の皆さまへの適切な利益還元を経営の重要課題
「BLUE SKY」
店舗や免税店の展開、
機内誌・カタログ誌を通じ
成しております。また、前回冬号に合わせ実施いたしましたア
であると認識する一方で、
これまでは収益力の向上および財務
た通信販売、
生鮮品・ワイン等の輸入・販売、
介護施設経営、
産業・
ンケートには沢山のご回答をいただき、誠にありがとうござ
体質の強化に注力してきたため、
誠に遺憾ながら、
配当を見送
一般機械代理店業務、
リゾート施設等不動産等の幅広い事業を
いました。今後とも皆さまの声を大切に、全双日グループ役職
ってまいりましたが、
上記の第3四半期決算の結果を踏まえ、
展開しており、
日本国内はもちろん、
米国、
欧州、
中国等にも進
員と一丸になって、
引き続き中期経営計画
『New Stage 2008』
以下の配当方針を発表いたしました。
出しております。また、これらの事業の多くは当社の既存事業
の目標達成を通じ、企業価値の一層の向上を図りたいと考え
領域と重ならず、このたびの株式取得により、当社の事業領域
ております。
が一段と広がることとなります。
株主の皆さまには、何卒引き続き、当社グループに対するご
当社はボーイング航空機の取引等を通じ、
長年に亘って日本
理解とご支援を賜りますよう、
お願い申し上げます。
・2007年3月期決算をもって配当を行うこと。
●環境の変化や市場のグローバル化に対して素
早く挑戦し、起業を通じ、常に新しい事業領域
の開拓に努める
「革新的な商社」
を目指します。
・同期における普通株式に対する配当水準は、
連結配当性向
●多様な顧客のニーズを掘り起こし、ビジネス
パートナーとして深化したサービスを提供で
きる
「機能型商社」
を目指します。
つまり、
2007年3月期決算における連結当期純利益の10%
航空をはじめとした多くの航空会社と良好な取引関係を続け
∼12%相当額を、
普通株式に対する配当原資とするものです。
ております。
このたびのJALUX株式の取得においては、
日本航
例えば、
通期業績予想どおりに連結当期純利益が560億円であ
空からは、
これまでの取引関係に基づいた当社に対する信頼が、
った場合には、普通株式に対する配当支払い総額は56億円∼
最終的にJALUX株式の譲渡先を当社に決定した最重要要因で
67.2億円となります。
あった旨が伝えられております。
●社員一人ひとりに自己実現に挑戦する機会を
与える
「開かれた事業体」
を目指します。
01
2007年3月期 第3四半期決算について
10%∼12%とすること。
株
主
の
皆
さ
ま
へ
代表取締役社長
02
経営トップ人事を発表
■『株主通信』
冬号
『株主通信』冬号(2006
6年12
2月発行)
発行 同封のアンケートに対しまして、
同
10,633
3通にのぼる多数のご回答をお寄せいただき
誠にありがとう
誠にありがとうございました。
にありがとうございました。
にあ
りがと ござ
りが
ございました
ざいま
ました
した。
た。
た
頂戴
頂戴した
頂戴したご意見を真摯に受け止め、
頂戴した
今後の活動に反映させてまいりたいと考えております。
今後の活動に反映させてまいりたいと考えており
アンケートへのご回答 ここでは、
では
は これらのご意見
れらのご意見・ご
れ
ご質問のな
ご質問のなかから代表的なものを選び、
のなか
お答え申し上げます。
土橋会長、加瀬社長体制へ
当社は1月31日に行った2007年3月期の第3四半期決算発
加瀬次期社長はどのような方ですか?
表と同時に、現在代表取締役社長である土橋昭夫が代表取締
役会長に、現在代表取締役副社長である加瀬豊が代表取締役
土橋 加瀬氏はこれまで木材製品部長、生活・資源グループエ
社長に、それぞれ4月1日をもって就任する人事を発表いたし
グゼクティブ、化学品・資材カンパニープレジデント等の役職
ました。
を通じた営業実績や、米国会社EVP(エグゼクティブ・バイス・
プレジデント)
、
ニュージーランド会社社長等を歴任するなど、
今回の会長・社長人事は、中期経営計画や資本政策の順調な
特に海外事業での経験が豊富です。また、企画ユニット担当
進捗を受け、これを機にコーポレートガバナンスの更なる充
役員、IR室長等、経営企画部門での勤務も長く、特に双日発足
実を図り、中期経営計画の最終年度における目標達成に向け
時からは、経営再建の中心的な役割を担ってきました。また、
成長戦略を加速していくため、経営トップの体制を強化する
加瀬氏自身は、
去る1月31日に行われた記者会見において、
「双
目的で行うものです。
日のブランド作りを、
全社員で一致団結して進めていきたい。
また、海外については従来地域での展開に加え、中東やアフ
社長交代を、
どうしてこの時期に行うのですか?
土橋 新会長・新社長は、
2007年4月1日付で就任いたします。
レンジしていく意欲を示しています。
このたび発表いたしました2007年3月期第3四半期決算の
とおり、
中期経営計画
『New Stage 2008』
の初年度は当初計
画を上回って順調に推移しており、復配を果たす目処をつけ
を強化しつつ、同時に成長をより力強いものと
するステージに入っておりますが、そこで経営
トップが果たすべき役割は非常に大きなもの
があると認識しております。そこで、中期経営計
画
『New Stage 2008』の2年目にあたる2008
年3月期を、経営トップ体制をより強化してス
タートし、当社の“攻め”をより強力に推進して
いく覚悟であります。新体制の下で全役職員が
一丸となり、
『New Stage 2008』の一層の内容
の充実を図り、当社グループの更なる成長・発展
に繋げていきたいと考えております。
03
●配当性向や配当利回りなど、
今後の配当方針を教えてほしい。
今後の配当方針につきましては、株主の皆さまに安定的かつ継続
的な利益還元を行っていくことを念頭に、経済情勢、業界の動向、
業績の進展状況、
資本政策等を考慮して決定してまいります。
●これまでの株主通信よりも読みやすく、よく理解出来た。
今後もわかりやすく、
充実した情報発信をお願いしたい。
お褒めのお言葉をいただき、ありがとうございます。始まったば
かりの試みであることもあり、まだまだ至らぬ点も多いかと思
いますが、こうして株主の皆さまからいただくご意見やご要望を
参考にさせていただきながら、
株主の皆さまにお手元に届くのを
楽しみにしていただけるような株主通信をめざしてまいります。
●株式購入時より、
かなり株価が下落している。
業績が好調なのに、
株価はなぜ上がらないのか。
株価は当社の業績、
経営方針、
資本政策、
将来的な成長性などを株
式市場が総合的に評価した結果であり、
真摯に受け止めております。
私どもは、中長期的な企業価値の向上をめざし中期経営計画の
財務目標や資本政策の確実な達成を図ることが、
当社にとって最
重要課題だと認識しております。その結果、格付等の市場の信認
を得、株価向上に繋がると信じており、株主様のご理解・ご支援
に応える最善の方法と考えております。
ることができました。当社は今まさに経営基盤
土橋 昭夫
さらには当社ホ
社ホーム
ームペー
ページに『個
『個人株
人株
株主・投資家の皆さまへ』
へ』のサ
イト(ht
htt
tttp://
:///w
/w
www..so
ojit
ittz.
z.c
.co
co
om//jp/
p/s
/ssr//)を新たに立ち上げました。
本サイトでは、
本サイ
サ
この1ヵ月の当社の状
状況をハイ
ハイライトでご覧いた
だ
る今月の双日」やCBの転換や株式に関する詳
しいご説明など、
皆さまに当社をよりご理解いただけるような内
容を取り揃えております。当社といたしましては、これらの媒体
を活用することにより、より一層、説明責任を果たしてまいりた
いと考えております。
●配当がないなら、
せめて株主優待制度を導入して欲しい。
導入する予定はないのか。
株主の皆さまに対する還元策として、まずは安定的かつ継続的な
配当を行っていくことを第一に考えております。そのうえで、株
主優待制度につきましては、今後の状況をみながら検討していき
たいと考えております。
リカといった新たな成長地域に注力していきたい」と語って
おり、会社としての一体感や求心力を大切に、新分野にチャ
株
主
の
皆
さ
ま
へ
●通期業績見通しを上方修正したとのこと。
利益が出ているのなら、
配当してほしい。
いつ配当するのか?
従来より、
2007年3月期決算をもって配当を行う旨をお伝えして
おりましたが、株主の皆さまからは本当に配当を行うのか、いく
らの配当を行うのか、早く教えてほしいとの催促をいただいてお
りました。大変お待たせしておりましたが、このたび、①予定どお
り2007年3月期決算をもって配当を行う、
②その配当水準につい
ては、
普通株式に対する連結配当性向を10%∼12%とする、
旨の
配当方針を1月31日付けで発表させていただきました。
本来であれば一株あたりの配当金額を具体的にお示しすべきと
ころ、当社の場合はCBの転換状況により3月末時点での発行済
み普通株式数がどの程度増加するか不確定であるため、
現時点で
は配当性向による配当水準をお示しております。一株あたりの配
当金額につきましては、決定次第発表し、株主総会に諮らせてい
ただきます。
加瀬 豊
●MSCB発行や中間配当をしないことなどに関する、
株主への説明が少なすぎる。
IR活動を充実させるとともに、
説明責任をしっかり果たしてほしい。
株主の皆さまへの説明責任の重要性を認識し、より分かりやすい
情報開示を行うため、従前の『事業報告書』の内容を充実させ『株
主通信』としてリニューアルを図るとともに、発行頻度も年2回か
ら年4回へと改めました。
株
主
の
皆
さ
ま
へ
●もっと株主を重視した経営をしてほしい。
私どもは、株主の皆さまから大切な資産をお預かりしているとい
う考えに基づき、企業価値の向上、より一層の説明責任の遂行、
適切な株主還元を通して株主の皆さまに報いていきたいと考え
ております。
●とてもよい経営理念を持っているのだから、
経営陣と社員が一丸となって、
更なる発展をめざしてほしい。
ありがとうございます。当社では、企業理念にもありますとおり、
「誠実」であることを何より大切にした経営を行うことをめざし
ております。今後とも全役職員一丸となって企業価値向上に努め
てまいる所存でございますので、
株主の皆さまにおかれましても、
引き続きご支援、
ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
04
決算報告
連結貸借対照表
(要旨)
(単位:億円)
負債及び純資産の部
資産の部
当期の業績は中期経営計画に沿って順調に進捗しました。
売上高、
売上総利益、
営業利益、
経常利益、
当期純利益のすべてにおいて前年同期比、
増収増益となりました。
連結損益計算書(要旨)
科 目
決
算
報
告
売 上 高
売 上 原
価
売 上 総 利 益
販売費及び一般管理費
営 業 利 益
営 業 外 収 益
( 受 取 利 息 )
( 受 取 配 当 金 )
(持分法による投資利益)
( そ の 他
)
営 業 外 費 用
( 支 払 利 息 )
(コマーシャルペーパー利息)
( そ の 他
)
経 常 利 益
特 別 損
益
税金等調整前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法 人 税 等 調 整 額
少 数 株 主 利 益
当 期 純 利 益
(単位:億円)
2006年12月期
2005年12月期
(2006年4月1日∼
2006年12月31日)
(2005年4月1日∼
2005年12月31日)
38,547
▲36,695
1,852
▲1,255
597
449
(108)
(45)
(177)
(119)
▲361
(▲287)
(▲1)
(▲73)
685
▲32
653
▲135
▲14
▲28
476
36,867
▲35,059
1,808
▲1,214
594
463
(95)
(53)
(168)
(147)
▲418
(▲286)
(▲15)
(▲117)
639
▲55
584
▲143
▲52
▲21
368
当期純利益は、前年同期比108億円
の増益となり、
通期見通しに対しては、
85%まで進捗しました。
科 目
2006年12月31日現在 2006年3月31日現在
2006年12月31日現在 2006年3月31日現在
流 動 資 産
固 定 資 産
有 形 固 定 資 産
無 形 固 定 資 産
投資その他の資産
繰 延 資 産
17,130
10,086
2,367
973
6,746
22
15,105
10,102
2,467
1,001
6,634
10
流 動 負 債
固 定 負 債
12,481
8,345
14,167
6,409
負 債 合
計
20,826
20,576
純 資 産 合
計
6,412
4,641
資 産 合 計
27,238
25,217
負債及び純資産合計
27,238
25,217
主要経営指標
売上総利益は、前年同期比44億円の増益とな
りました。
・海外向け自動車、
航空機が好調
・木材・肥料関連が好調
・金属資源・石炭が堅調
2006年12月31日現在
ネット有利子負債
セグメント別売上高
7,386億円
8,644億円
1.23倍
2.02倍
自己資本比率
22.1%
16.9%
(単位:億円)
機械・宇宙航空
30,000
エネルギー・金属資源
25,000
化学品・合成樹脂
20,000
建設・木材
15,000
生活産業
10,000
海外現地法人
5,620
819
2005年12月期
5,191
904
2006年12月期
その他
決
算
報
告
セグメント別経常利益
(単位:億円)
35,000
当期より、会社法の施行に伴う会
計基準の変更に従い、従来の「資本
の部」を「純資産の部」に変更し「少
数株主持分」
を含めて表示しており、
当表上では比較のため前期末
(2006
年3月31日現在)も同様に組替え
て表示しています。
ネットDERの分母および
自己資本比率の分子は、
少数株主持分を除いて計
算しています。
セグメント別売上総利益
40,000
0
2006年3月31日現在
ネットDER(負債倍率)
経常利益は、
前年同期比46億円の増益となり、
通期見通しに対しては、
77%まで進捗しました。
5,000
05
科 目
2,000
1,800
1,600
1,400
1,200
1,000
800
600
400
200
0
機械・宇宙航空
201
2005年12月期
198
2006年12月期
(単位:億円)
800
700
機械・宇宙航空
エネルギー・金属資源
600
エネルギー・金属資源
化学品・合成樹脂
500
化学品・合成樹脂
建設・木材
400
建設・木材
生活産業
300
海外現地法人
200
その他
100
21
43
99
102
38
0
2005年12月期 2006年12月期
生活産業
海外現地法人
その他
06
事業情報
インドネシアに大型火力発電所
低品位石炭を有効活用
ス
マ
ト
ラ
島
シン
シンガポール
ー
火力発電所
建設予定地
事
業
情
報
カリマン
カリ
マンタン島
ン
島
ジャカルタ
ルタ
タ
ジャワ島
アップリカ製品の
インターネット通販を本格展開
ベトナムで
水酸化アルミニウム工場建設へ
洋上パトロール用航空機3機を
海上保安庁より受注
ハノイ事務所設立20周年
記念式典を開催
製作出資作品第4弾
『アルゼンチンババア』
双日はベビー用品事業の分野において、育
双日は国土交通省海上保安庁よりカナダ
児用品のトップブランドである「アップ
ボンバルディア社製“Dash8(ダッシュエ
双日はアニメや実写の映画製作への出資
事業を展開していますが、4作目として『ア
リカ」製品の総代理店として全国の大手
イト)Q300型”航空機を基本機体とする
ルゼンチンババア』に製作出資、ビデオグ
ベビー用品専門チェーンや大手量販店へ
洋上パトロール仕様機3機およびエンジ
ラム、メイキングビデオの国内外におけ
の商品供給をコアビジネスとして展開し
ンなどの予備部品を受注しました。運航
る販売権を取得しました。出資額は総製
ています。このたびアップリカオンライ
コストなどの経済性、スピード、貨物輸送
作費の20%です。原作は、よしもとばなな
ンストア「ボンボチュール(Bonboture)」
能力、機内の快適性などに加え、Dash8
の同名小説
(幻冬舎文庫)
、
出演は役所広司、
をオープンし、インターネットによる各
シリーズが国内で既に33機運航されて
鈴木京香、堀北真希ほか。物語は、主人公
種アップリカ製品の販売を本格的に開始
契約調印式
おり、運航支援体制が確立されているこ
ヒルトン・ハノイ・オペラ・ホテルで開催された記念式典
双日は米国独立系発電事業者大手AES、
しました。Bonbotureとは「開けること」
双日は11月20日、日本軽金属、ベトナム
と が 評 価 さ れ た も の で す。
“Dash8
双日は12月6日、ハノイ市内のホテルに
日に父(役所広司)が失踪するところから
インドネシア資源大手トリアルヤニと組
を意味するフランス語からの造語。子ど
化学公団、同公団の100%子会社である
Q300型”航空機は、機体は全長25.68メ
フック国家計画投資省大臣をはじめとす
始まります。半年後、父は小さな田舎町に
み、褐炭と呼ばれる低品位石炭を原料と
もへの夢や希望でいっぱいの小箱を開け
サウスベーシックケミカル社と、アジア
ートル、翼長27.43メートル、24人乗り
るベトナム政府要人や取引先関係者を多
住む変わり者の女(アルゼンチンババア:
する大型火力発電所をスマトラ島に建設
た世界をイメージしています。
最大規模となるケミカル用途水酸化アル
仕様で、最大離陸重量は約19トン。通常
数招き、ハノイ駐在員事務所設立20周年
鈴木京香)の屋敷にいることを知る。怪し
する事業化調査を開始しました。低品位
http://www.deplano.jp/bonboture/
みつこ(堀北真希)の母が亡くなったその
ミニウム工場の建設について、事業性調
の同型機に補助燃料タンクを装着するこ
の記念式典を開催しました。式典では社
げな噂がきこえる彼女のところになぜ父
炭とは、水分が多く発熱量が小さい褐炭
査を開始する基本合意契約を締結しまし
とで最大航続距離は3,600キロ以上に達
長の土橋より、双日のこれまでのさまざ
が? みつこは父親奪還のために屋敷へと
などのこと。輸送効率も悪いため、従来は
た。ベトナム南部のラムドン省において、
し、国境警備に必要な各種装置を備え、経
まな活動に対するベトナム政府の支援に
向かう。哀しみを乗り越えてよみがえる父
資源としてほとんど有効活用されてきて
原料となるボーキサイトの埋蔵量確定作
済的排他水域(EEZ)内における洋上パト
感謝を申し上げました。これに対しフッ
と娘の絆…。
いませんが、エネルギー資源価格の高止
業に着手するとともに、工場建設にとも
ロールに使用される予定です。
ク国家計画投資省大臣からはベトナム政
公開は3月24
まりが続くなか、褐炭産地のすぐ近くに
なう環境アセスメント調査を開始します。
府を代表し、双日の事務所設立20周年を
日 、全 国 一 斉
発電所を建設することにより、この有効
新工場の水酸化アルミニウムの生産能力
お祝いいただくとともに、同国経済の発
ロードショー
活用を図るものです。低品位炭はインド
は年間約55万トンを予定、2011年の生
展に対する貢献を高く評価いただき、そ
となります。
ネシアのほか中国やトルコ、東欧などに
産開始をめざします。水酸化アルミニウ
の感謝の印として日本企業としては初と
多く、世界の石炭埋蔵量のほぼ半分を占
ムは、水処理材や人工大理石などの原料
なる友好勲章が授与されました。双日は
めています。インドネシアの2006年の石
となる重要な素材。ベトナムはその原料
歴史的に強みを有するベトナムを中国・
炭生産量は前年比18%増の1億7,500万
となるボーキサイトの埋蔵量が世界3位
アメリカに続く重点地域のひとつとし、
トンで、輸出量は世界2位。同国の石炭埋
であり、良質な水酸化アルミニウムの安
蔵量の6割、約360億トンが褐炭である
定供給が期待されます。
事
業
情
報
さらに取組みを強化していきます。
ボンバルディア社の“Dash8 Q300”
と言われています。
07
08
築
き
つ
づ
け
ま
す
。
■
双日の事業で学ぶ――世界の地理
人
々
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結
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グ
ル
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プ
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■
双日の事業で学ぶ――世界の理科
ロシアは言わずと知れた資源大国で、日本はロシアから石炭を年間約900万トン輸入し
ています。
モスクワ
南ヤクート炭田
クズネツク炭田
双日が取り扱っているのは、シベリアにあるクズネツク炭田と南ヤクート炭田の石炭
です。
染料とは、色をもった物質(色素)で、繊維や皮革・紙などに付着し染色する性質をもっているものをいいます。
天然染料と合成染料がありますが、最近利用される染料は、ほとんどが石油を原料として作られる合成染料となっています。
バイカル湖
シベリアと言えば、
バイカル湖を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
例えば、
皆さんおなじみのジーンズには、
インディゴ
染料というものが使われています。
世界遺産にもなっているバイカル湖は、世界で最も深い湖であり、地球表層の
淡水の約2割を占めています。
そこには、
バイカルアザラシをはじめバイカル湖
にしかいない生物も数多く生息しています。
インディゴ染料を
使って染められる
ジーンズ
2007 JapiterImages
Corporation
インディゴとは、
もともとインドアイ
(印度藍)
の葉から得られる青色の天然染料でしたが、
19世紀後
半にドイツの化学者バイヤーが初めて人工的に合成することに成功し、その後合成インディゴ染料
の工業的製法が確立されると、
大量に生産されるようになりました。
冬の寒さはご想像のとおりで、
湖上一面が凍ります。
車が湖上を駆け巡りますが、
中には温泉が出る場所もあり、
落とし穴のようになってしまう危険地帯がある
のだとか。
そのためか、
湖上には道路標識もできるそうです。
合成インディゴ染料は耐性が強く発色が良いという利点があったことから、
代表的な合成染料となり、
現在では使われているほぼ全てのインディゴ染料が合成染料です。
冬には一面が氷で覆われるバイカル湖
Baikal / Corbis
この合成インディゴ染料の発明は、19世紀における色素化学の最も偉大な業績といわれています。 インディゴ染料の原料となった
インドアイ(印度藍)
1905年にバイヤーは有機染料およびヒドロ芳香族化合物の研究でノーベル化学賞を受賞しました。
Image Source Limited
《ビジネスの現場から》
双日グループが取り組むビジネスの最前線から、担当者の“生の声”
をお届けします。
双日ホームページ
本誌
『株主通信』
の発行頻度の見直し
(従来の年2回から年4回へ)
とともに、
株主の皆さまとの
コミュニケーション強化を図る一環として新設したものです。
「刺身マグロ」を世界の食卓へ
――双日が取り組むマグロ事業
世界的な魚食ブームと漁獲規制強化が進むなかで、
“マグロ”
の流通事業に双日がどのように取り組んでいるのか、水産
流通部の林 弘二さんに話を聞きました。
当社では、
株主の皆さまとのコミュニケーションをより重視すること、
すなわち説明責任の重要性を認識し、
より多くの、
より分かりやすい情報開示に努めることを経営の重要課題として進めてまいりたいと考えております。
『個人株主・投資家の皆さまへ』
サイト
双日は中国の大連で、
マグロの保管・加工販売事業を進めていますね。そのねらいは?
http://www.sojitz.com/jp/sr/
事
業
情
報
2003年1月、中国の大手総合水産会社との合弁で「大連翔
祥食品」という、超低温マグロの保管・加工販売会社を設立
しました。現在、中国船から主にメバチマグロとキハダマ
グロを中心に買い付け、3∼4割を中国で販売、残りの3割
強を欧州、
2割を日本、
1割前後を米国向けに輸出しています。
つまり、
中国市場に合った製品は中国国内で販売、
また欧州・
日本・米国の各市場に合った製品はそれぞれの国へ輸出す
る、という商社機能を実現するための拠点といえます。
事
業
情
報
日本から導入した最新鋭の設備で
マグロの保管・加工を行う大連翔祥食品
欧米への輸出は、日本のマグロが不足する原因となるのではないですか?
《双日ビジネス図鑑》
双日グループが取り組むさまざま
なビジネスを、豆知識とともにお
届けします。
《双日グループ商品情報》
双日グループ各社が取り扱う消費
者向けの商品・サービスをご紹介
しています。
そんなふうに思う方がいるかもしれませんが、それは違い
ます。例えば欧州では、刺身の人気が高まるものの、まだま
だステーキが中心。日本人が好む高級な本マグロのトロを
焼いて食べているわけで、これはモッタイナイ。そこで、資
源的に豊富で価格も安いキハダマグロを中国から輸出し、
これらの需要を代替することで、日本向けの欧州産本マグ
ロを確保する、というのが狙いです。
《3分でわかる今月の双日》
この1ヵ月間の双日は…株式関連から
トピックスまで、わかりやすくコンパ
クトにまとめています。
《双日の事業で学ぶ世界の地理と理科》
前回の「株主通信」から掲載している
内容を、サイト上に動きのあるフラッ
シュ形式で再現しました。
イケスで畜養したマグロの、
出荷に向けての取り上げ
風景(地中海)
それと、中国船が漁獲するマグロを、日本市場への将来に
わたる供給源として確保していく、というのも大連翔祥食
品の大きな狙い。これは日中合弁事業として行っているか
らこそ実現可能な機能です。
※ホームページの記事の一部を抜粋して掲載しています。
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会社情報
会社概要
(2006年12月31日現在)
役員
(2006年12月31日現在)
会 社 名
双日株式会社
代 表 取 締 役 社 長
英 文 名
Sojitz Corporation
代表取締役副社長執行役員
設 立
2003年4月1日
代表取締役副社長執行役員
資 本 金
72,652百万円
代 表 取 締 役 専 務 執 行 役 員
事業目的
総合商社
取 締 役 専 務 執 行 役 員
本社所在地
〒107-8655 東京都港区赤坂六丁目1番20号
取 締 役 専 務 執 行 役 員
U R L
拠 点 数
上場証券
取引所
TEL:03-5520-5000 FAX:03-5520-2390
取 締 役 常 務 執 行 役 員
http://www.sojitz.com/jp/index.html
取 締 役 ( 非 常 勤 )
http://www.sojitz.com/jp/sr/index.html
(個人株主・投資家の皆さまへ)
取 締 役 ( 非 常 勤 )
国内拠点12
(支店、
国内法人等)
常 勤 監 査 役
海外拠点91
(現地法人、駐在員事務所等)
常 勤 監 査 役
東京証券取引所 大阪証券取引所
(証券コード:2768)
土
加
橋
藤
小
佐
石
村
宮
和
八
岡
石
星
常 勤 監 査 役
監 査 役 ( 非 常 勤 )
監 査 役 ( 非 常 勤 )
橋 昭
瀬 川 真
島 安
林 克
藤 洋
原 啓
岡 茂
内 義
田 讓
幡 俊
謙
田 克
野 和
夫
豊
幸
之
彦
二
資
生
彦
治
朔
二
明
夫
1,488,525,000株
発行済株式総数
(普通株式)
797,134,231株
(優先株式)
139,525,000株
合計
936,659,231株
転換社債型新株予約権付社債の状況
4月1日から翌年3月31日まで
定時株主総会
毎事業年度終了後3ヵ月以内
基 準 日
定時株主総会
3月31日
期末配当金
3月31日
中間配当金
9月30日
株主名簿管理人
三菱UFJ信託銀行株式会社
同事務取扱場所
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
(同送付先)
〒137-8081
東京都江東区東砂七丁目10番11号
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
電話 0120-232-711(通話料無料)
三菱UFJ信託銀行株式会社 全国各支店
野村證券株式会社 全国本支店
(2006年12月31日現在)
発行可能株式総数
事業年度
同取次所
株式の状況
会
社
情
報
株主メモ
普通株式大株主一覧(上位10位まで)
株 主 名
(2006年9月30日現在)
持株数(千株) 持株比率(%)
公告の方法
当社ホームページにて電子公告の方法により行います。
ただし、
事故
その他やむを得ない事由によって電子公告による公告をすること
ができない場合は、日本経済新聞に掲載して行います。
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社
51,211
7.07
日本マスタートラスト信託銀行株式会社
社
31,838
4.40
日本証券金融株式会社
26,573
3.67
ネットでも24時間承っております。
バンクオブニューヨークジーシーエムクライアントアカウンツイーアイエスジジー
19,182
2.65
電 話(通話料無料)
野村證券株式会社
13,128
1.81
資産管理サービス信託銀行株式会社
社
12,667
1.75
ユービーエスエイジーロンドンアジアエクイティー
ーズ
12,586
1.74
ジェーピーモルガンチェースシーアールイーエフジャスデックレンディングアカウント
12,052
1.66
モルガンスタンレーアンドカンパニーインターナシヨナルリミテツド
11,522
1.59
「株券電子化(株券ペーパーレス化)」が2009年6月までに*実施されます。
SBIイー・トレード証券株式会社
社
9,493
1.31
ご本人以外の名義になっていると「株券電子化」実施後は株主としての権利
公告掲載URL http://www.sojitz.com/jp/info/koukoku/
○株式関係のお手続き用紙のご請求は、次の三菱UFJ信託銀行の電話及びインター
(2006年12月31日現在)
2006年5月に発行した転換社債型新株予約権付社債
(3,000億円)
は、
2006年12月31日現在で1,250億円が転換されました。
会
社
情
報
0120−244−479
(本店証券代行部)
0120−684−479
(大阪証券代行部)
インターネットホームページ
http://www.tr.mufg.jp/daikou/
なお、株券保管振替制度をご利用の株主様は、お取引口座のある証券会社に
ご照会ください。
○株券の電子化に関するお知らせ
(株式価値・配当金の受取りなど)を失うおそれがありますので、必ず名義書
換をしてください。
(*正式には政令により実施日が決定されますが、実務界は2009年1月年初を実
施目標日として準備を進めています。)
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