トビウオは、どうして空を飛ぶの

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学研教育情報資料センター
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資料番号３５７５
そら
と
トビウオは、どうして空を飛ぶの
てき
そら
と
●敵からにげるため空を飛ぶ
すいちゅう
およ
トビウオは、ふつうに 水中 を泳いでいるときは、ひれ（つばさ）をすぼめているので、
め
ひろ
おお
ぜ ん ぶ
あまり目につきません。でも、ひれを広げてみると、その大きさにびっくりします。全部の
ひろ
かたち
ひれを広げると、トビウオは、まるで、グライダーのような 形 になります。
おお
さかな
てき
お
ひろ
くうちゅう
だ
かざかみ
トビウオは、
大きな 魚 などの敵に追われると、
ひれを広げて 空中 ににげ出すのです。風上
む
びょうかん
いじょう
くうちゅう
と
だ
すいめんちか
に向けて、１ 秒間 に１０メートル以上のスピードで、 空中 に飛び出すと、水面近くを、１
いじょう
すいへい
と
つづ
と
むな
００メートル以上も水平に飛び続けることができます。飛んでいるときは、胸びれ（つばさ）
そら
と
をはばたきません。グライダーのように、空をすべるように飛びます。
くうちゅうひこう
●トビウオの空中飛行のしくみ
い
ちい
ちょう
みじか
たいない
た
もの
のこ
からだ
おも
ふせ
トビウオは、胃が小さく 腸 も 短 かく、体内に食べた物が残って 体 が重くなるのを防ぐ、
からだ
お
むな
ひろ
ひ こ う き
体 のつくりをしています。せんすのように折りたたまれた胸びれを広げると、飛行機のつ
ひろ
はら
すいへいびよく
すいちょくびよく
やく め
ばさのようになります。広げた腹びれは、水平尾翼、おびれは垂直尾翼の役目をします。
くうちゅう
と
からだ
くうちゅう
だ
むな
ひろ
すいめん
のこ
空中 を飛ぶときは、まず、 体 を 空中 に出し、胸びれのつばさを広げ、水面に残ったお
はげ
うご
あ
くうちゅう
と
だ
びれを激しく動かしてスピードを上げていき、 空中 に飛び出します。（監修・安部 義孝）
トビウオ
飛行機
胸びれ
おびれ
激しく動かして
スピードをつける
つばさ
腹びれ
無断複製：転載：翻訳を禁ず Ｇａｋｋｅｎ
垂直尾翼
水平尾翼
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