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日本の財政と防衛力の整備
資料 2 日本の財政と防衛力の整備 平成21年4月 財 務 省 1.日本の財政 平成21年度一般会計予算の概要 一般会計歳出 一般会計歳出 一般会計歳入 一般会計歳入 ・社会保障関係費(24.8兆円)、国債費(20.2兆円) ・社会保障関係費(24.8兆円)、国債費(20.2兆円) 、地方 、地方 交付税交付金等 交付税交付金等 (16.6兆円)の三大経費で全体の約7割 (16.6兆円)の三大経費で全体の約7割 を占める。 を占める。 ・租税及び印紙収入は5割強 ・租税及び印紙収入は5割強 ・残りのうち33兆円程度(37.6%)が公債金収入 ・残りのうち33兆円程度(37.6%)が公債金収入 歳入 歳出 (単位:億円、%) 一般歳出 517,310 (58.4) 国債費 202,437 (22.9) 一般会計 歳出総額 社会保障 248,344 (28.0) (29.0) 885,480 (100.0) その他 97,420 (11.0) 一般会計 歳出総額 (当初予算) (当初予算) 地方交付税 交付金等 165,733 (18.7) 所得税 155,720 (17.6) 公債金収入 332,940 特例公債 (37.6) 257,150 公共事業 70,701 (8.0) 文教及び 科学振興 防衛 53,104 47,741 (6.0) (5.4) 建設公債 75,790 (8.6) その他 収入 91,510 (10.3) 885,480 (100.0) 法人税 105,440 (11.9) 租税及び 印紙収入 461,030 (52.1) 消費税 101,300 (11.4) その他 98,570 (11.1) 将来世代の 税負担 1 一般会計における歳出・歳入の推移 (兆円) 100 51大綱 07大綱 16大綱 88.9 90 88.5 80 81.8 70 歳出総額 60 51.0 50 46.4 46.1 建設公債発行額 40 33.2 33.3 特例公債発行額 30 25.4 税 収 20 7.0 7.6 6.0 26.2 25.7 19.3 10 0 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 (注1)19年度までは決算、20年度は補正後予算、21年度派当初予算による。 (注2) 2年度は臨時特別公債を発行(約1.0兆円)。 (年度) 2 利払費及び国債残高の推移 (兆円) 10% 25 51大綱 金利 8% 20 (兆円) 700 16大綱 07大綱 7.64 国債残高 581.1 600 563.2 541.5 500 6% 15 400 利払費 9.4 4% 10 300 8.3 7.4 200 2% 5 1.421.431.41 100 0% 0 0 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 元 2 3 (1975) (1980) (1985) (1990) 4 5 6 7 8 (1995) (注) 1、公債残高は、各年度の3月末現在額。ただし、20年度末、21年度末は見込み。 2.利払費は、19年度までは決算、20年度は補正後予算、21年度は当初予算による。 3.金利は、各年度の3月末の普通国債の利率加重平均 。 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 (年度) (2000) (2005) (2009) 3 財政収支・債務残高の国際比較 財政収支の国際比較 ( 暦 年) 日 本 米 国 英 国 ド イ ツ フランス イタリア カナダ (%) 債務残高の国際比較 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 ▲ 7.0 ▲ 6.9 ▲ 5.8 ▲ 7.2 ▲ 8.5 ▲ 8.2 ▲ 6.5 ▲ 7.9 ▲ 8.0 ▲ 6.6 ▲ 5.2 ▲ 3.2 ▲ 2.8 ▲ 2.6 ▲ 4.0 ▲ 3.9 ▲ 3.1 ▲ 1.9 ▲ 0.8 ▲ 0.6 0.1 ▲ 2.0 ▲ 5.4 ▲ 6.2 ▲ 5.7 ▲ 4.6 ▲ 3.7 ▲ 4.3 ▲ 6.7 ▲ 8.1 ▲ 5.8 ▲ 4.2 ▲ 2.2 ▲ 0.1 0.9 3.7 0.6 ▲ 2.0 ▲ 3.7 ▲ 3.7 ▲ 3.3 ▲ 2.7 ▲ 2.8 ▲ 3.6 ▲ 5.3 ▲ 9.7 ▲ 3.3 ▲ 2.6 ▲ 2.2 ▲ 1.5 1.3 ▲ 2.8 ▲ 3.6 ▲ 4.0 ▲ 3.8 ▲ 3.3 ▲ 1.5 0.1 0.0 ▲ 0.9 ▲ 5.5 ▲ 4.0 ▲ 3.3 ▲ 2.6 ▲ 1.8 ▲ 1.5 ▲ 1.6 ▲ 3.2 ▲ 4.1 ▲ 3.6 ▲ 3.0 ▲ 2.4 ▲ 2.7 ▲ 2.9 ▲ 3.7 ▲ 7.4 ▲ 7.0 ▲ 2.7 ▲ 3.1 ▲ 1.8 ▲ 0.9 ▲ 3.1 ▲ 3.0 ▲ 3.5 ▲ 3.6 ▲ 4.4 ▲ 3.4 ▲ 1.5 ▲ 2.5 ▲ 2.9 ▲ 5.3 ▲ 2.8 0.2 0.1 1.6 2.9 0.7 ▲ 0.1 ▲ 0.1 0.9 1.5 1.3 1.4 0.3 ▲ 1.3 (対GDP比) (暦年) 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 日 本 86.7 94.0 100.5 113.2 127.0 135.4 143.7 152.3 158.0 165.5 175.3 171.9 170.6 173.0 174.1 米 国 70.7 70.0 67.6 64.5 61.0 55.2 55.2 57.6 60.9 61.9 62.3 61.7 62.9 73.2 英 国 51.6 51.2 52.0 52.5 47.4 45.1 40.4 40.8 41.2 43.5 46.1 46.0 46.9 58.7 63.6 ド イ ツ 55.7 58.8 60.3 62.2 61.5 60.4 59.7 62.1 65.3 68.7 71.1 69.4 65.5 64.8 66.3 63.0 66.7 69.1 70.7 67.1 65.9 64.4 67.4 71.5 74.1 76.0 71.5 70.1 72.5 75.9 フランス イタリア 122.5 128.9 130.3 132.6 126.4 121.6 120.8 119.4 116.8 117.3 119.9 117.1 113.2 113.0 114.4 カナダ 101.6 101.7 96.3 95.2 91.4 82.1 82.7 80.6 76.6 72.6 71.1 68.0 64.1 63.0 65.6 (対GDP比) (%) 190 5.0 78.1 4.0 日本 3.0 2.0 150 1.0 0.0 -1.0 ドイツ カナダ -2.0 イタリア -3.0 イタリア -4.0 フランス 日本 110 -5.0 英国 米国 フランス -6.0 70 ドイツ カナダ 英国 -7.0 -8.0 米国 -9.0 -10.0 (暦年) 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 30 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009(暦年) (注1)本資料はエコノミック・アウトルック84号による2008年12月時点のデータを用いており、本年度予算編成(政府案)の内容を反映しているものではない。 (注2)日本の財政収支については、単年度限りの特殊要因を除いた数値。 4 社会保障給付費の推移と今後の見通し (厚生労働省) 社会保障給付費の推移 (兆円) 150 1973 国国 民民 皆皆 健年 康金 保 険 福 老祉 人元 医年 療 費 無 料 化 等 141 兆円 ( 125 1961 100 116 兆円 65 兆円 105 兆円 ) 90 兆円 59 兆円 78 兆円 54 兆円 75 65 兆円 47 兆円 50 47 兆円 48 兆円 年 金 36 兆円 37 兆円 32 兆円 25 兆円 28 兆円 25 医 療 12 兆円 1兆円 1960 (昭和35) 2兆円 1965 (昭和40) 社会保障給付費(A) 国民所得(B) 国民所得比(A/B) (注) 1. 2. 15 兆円 4兆円 うち介護 福祉その他 1970 (昭和45) 1970 4兆円 61兆円 5.8% 1975 (昭和50) 1980 (昭和55) 1980 25兆円 203兆円 12.2% 1985 (昭和60) 1990 (平成2) 1990 47兆円 348兆円 13.6% 1995 (平成7) 2000 (平成12) 2000 78兆円 372兆円 21.0% 7兆円 2006 (平成18) 28 兆円 18 兆円 9兆円 2011 (平成23) 2006 90兆円 376兆円 23.9% 21 兆円 17兆円 10兆円 2015 2025 (平成27) 2015 116兆円 461兆円 25.3% (平成37) (参考)2025 141兆円 540兆円 26.1% 社会保障給付費とは、公的な社会保障制度の給付総額を示すものである。 2000年度以前は「平成16年度 社会保障給付費」(平成18年10月 国立社会保障・人口問題研究所)、2006年度以降は「社会保障の給付と負担の見通し」(平成18年5月 厚生労働省)のA (並の経済成長)ケースによる。なお、B(低めの経済成長)ケースによると、2025年度の社会保障給付費は136兆円(国民所得比27.7%)と見通されている。 5 今世紀の日本は「人口減少社会・超高齢化社会」 20世紀に100年かけて約8,400万人増加した人口は、2004年の 1億2,779万人をピークに継続的な減少局面に入る。 少子化と高齢化の同時進行により「超高齢化社会」を迎え、今 世紀半ばには5人に2人が高齢者となる見通し。 総人口の推移(明治以降) (万人) 年齢区分別人口割合・平均年齢の推移 見通し(2007年~) 14000 (年齢区分別 人口割合) 100% 2004年にピーク : 12,779万人 5.3 見通し 4.9 65歳以上 (9.1) 20.2 90% (11.1) 12000 (26.5) 31.8 80% 70% 10000 39.6 58.3 (14.0) 59.7 15~64歳 60% 高位推計 8000 2055年 高位推計 9,778万人 中位推計 8,993万人 低位推計 8,411万人 66.1 50% 中位推計 58.5 40% 6000 低位推計 51.8 30% 36.5 4000 4,385万人 (1900年) 3,481万人 (1872年) 35.4 20% 2105年 高位推計 6,149万人 中位推計 4,459万人 低位推計 3,452万人 10% 2000 0~14歳 13.8 9.7 8.6 0% 1920 1930 1940 1950 1960 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2020 2030 2040 2050 (平均年齢(歳)) (26.7) (26.3) (26.6) (26.6) (29.1) (31.5) (33.9) (37.6) (41.4) (43.3) (45.1) (48.3) (50.9) (52.7) (54.3) 0 1870 1880 1890 1900 1910 1920 1930 1940 1950 1960 1970 1980 1990 2000 2010 2020 2030 2040 2050 2060 2070 2080 2090 2100 (備考)「合計特殊出生率(2050年)」は、1.54(高位推計)、1.26(中位推計)、1.06(低位推計)。 (出所)国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集(2008年版)」及び「日本の将来推計人口(18年12月推計)」 (備考)2000年及び2050年において括弧と下線を付した数値、上が75歳以上人口の総人口に占める割合、 下が65~74歳人口の総人口に占める割合である。 (出所)国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集(2008年版)」及び「日本の将来推計人口(18年12月推計)」 6 過去の大綱作成時と比べた経済・財政状況 07大綱 16大綱 ? 平成8年度 公債残高(兆円) 〃 (GDP比) 245 48.1% 平成17年度 527 104.6% 各年度の公債残高 (兆円) (参考) 平成21年度 581 113.9% 公債発行額(兆円) 21.7 31.3 33.3 GDP成長率 2.9% 2.3% 0.0% 800 581 600 527 400 245 200 0 平成8年度 平成17年度 平成21年度 (注)平成8年度、平成17年度の数値は、決算値や実績値。平成21年度の数値は、予算額や見通し。 過去の防衛大綱・中期防の作成時と比べて、今回は、財政状況は 一層悪化しており、経済状況も著しく悪い。 今後の財政・人口等の資源制約の見通しは一層厳しいものとなっ ている。 7 2.防衛関係予算 (1)防衛関係費の推移等 防衛力整備と防衛関係費の推移① 51大綱(基盤的防衛力整備構想) GNP1%枠(S52~S61)中期防①(S61~H2)中期防②(H3~H7) 一次防~四次防(S33~S51) 16大綱 07大綱 (新たな脅威や多様な事態への対応) 中期防③(H8~H12)中期防④(H13~H16)中期防⑤(H17~H21) 48000 再編 40000 イラク特・テロ特 BMD 32000 SACO HNS その他の人件糧食費・物件費等 24000 16000 8000 0 昭25 昭26 昭27 昭29 昭32 昭35 昭47 平7 平9 阪 神 ・ 淡 路 大 震 災 ・ ・ ・ テ ロ 対 策 特 措 法 施 行 ・ イイ 平 弾 ララ 成 道 クク 1 ミ 戦特 7 サ 争措 年 イ ・法 度 ル ・施 以 防 ・行 降 衛 ・・ に シ ・・ 係 ス ・・ る テ ・・ 防 ム ・・ 衛 の ・・ 計 整 ・・ 画 備 ・・ の 等 ・・ 大 に ・・ 綱 つ ・・ に い ・・ つ て ・・ い 」 ・て ・ ・ 」 ・ ・ ・ ・ ・ 9 . 1 1 テ ロ ・ 統再北 合編朝 幕実鮮 僚施に 監のよ 部たる 発め弾 足の道 ・日 ミ サ ・米 ロイ ・ ル ・ド 発 ・マ 射 ・ ・ ・プ核 ・/実 ・/験 ・/・ 防駐 防北 衛留 衛朝 省軍 省鮮 へ等 改に 移再 革よ 行編 会る ・特 議ミ ・措 報サ ・法 告イ ・施 書ル ・行 発 射 ッ S 新財 政 A C 日構 O 米造 最 防改 終 衛革 報 協法 告 力施 ・の 行 た ・め ・の 指 針 」 」 沖 縄平 米成 兵8 少年 女度 暴以 行降 事に 件係 ・る 防 衛 計 画 ・の ・大 ・綱 ー 国カ 際ン 平ボ 和ジ 協ア 力 P 法 K ・ O ・・ ・・ ・・ ・・ 平15 平16 平17 平18 平19 平20 平21 「 「 こ湾 の岸 頃戦 冷争 戦・ 終・ 結・ 平13 」 今 後 の 防 衛 力 整 備 に つ い て 在 日 米 軍 駐 留 負 担 経 費 特 別 協 定 発 効 平8 「 日 米 防 衛 協 力 の た め の 指 針 」 防当 衛面 計の 画防 の衛 大力 綱の 整 ・備 ・に ・つ ・い ・て ・ 在 日 米 軍 駐 留 負 担 経 費 開 始 平4 「 沖 縄 返 還 」 日 米 安 全 保 障 新 条 約 発 効 平2 「 国 防 の 基 本 方 針 昭61 昭62 「 防陸 衛・ 庁海 設・ 置空 ・自 ・衛 ・隊 ・発 ・足 」 日 米 安 全 保 障 条 約 発 効 」 サ ン フ ラ ン シ ス コ 講 和 会 議 昭53 「 「 「 警 察 予 備 隊 発 足 昭51 ・ 8 防衛力整備と防衛関係費の推移② 52,000 07大綱 中期防③(H8~H12) 51,000 16大綱(新たな脅威や多様な事態への対応) 中期防④(H13~H16) 中期防⑤(H17~H21) 50,000 49,000 48,000 47,000 46,000 再編 イラク特・テロ特 45,000 BMD SACO 44,000 HNS その他の人件糧食費・物件費等 43,000 42,000 41,0000 9 テ . ロ 1 対 1 策 テ特 ロ措 ・法 ・施 ・行 ・ 平16 」 ・ ・ ・ 平 成 1 7 ・ 年 ・ 度 ・ 以 ・ 降 ・ に ・ 係 ・ る ・ 防 ・ 衛 ・ 計 ・ 画 ・ の ・ 大 ・ 綱 ・ に つ い て 平18 統 合 幕 僚 監 部 発 足 ・ ・ ・ ・ ・ 再 編 実 施 の た め の 日 米 ロ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ド マ ッ 弾 道 ミ サ イ ル 防 衛 シ ス テ ム の 整 備 等 に つ い て 」 イイ ララ クク 戦特 争措 ・法 ・施 ・行 ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・ 平17 ー ・ 平15 「 新財 政 日構 米造 防改 衛革 協法 力施 の行 た め の 指 針 平13 「 S A C O 最 終 報 告 ・ ・ ・ 平9 」 」 平 成 8 年 度 以 降 に 係 る 防 衛 計 画 の 大 綱 平8 「 阪 神 ・ 淡 路 大 震 災 「 沖 縄 米 兵 少 女 暴 行 事 件 平7 プ / / / 北 朝 鮮 に よ る 弾 道 ミ サ イ ル 発 射 ・ 核 実 験 ・ 平19 平20 平21 防駐 衛留 省軍 へ等 移再 行編 ・特 ・措 ・法 ・施 ・行 防 衛 省 改 革 会 議 報 告 書 北 朝 鮮 に よ る ミ サ イ ル 発 射 9 「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2006」(抄) (2006) (18年7月7日) ○ 防衛関係費については、人件糧食費の増加や米軍再編経費が見込まれる中では あるが、以下のような項目を中心に従来以上に厳しい削減に取り組み、今後5年間、 人件費を含む国(一般会計)の予算について名目伸び率ゼロ以下の水準とする。 ・総人件費改革等を通じた自衛官実員の削減 ・3自衛隊の装備品、在庫部品等の調達の効率化・合理化 ・入札談合再発防止の徹底を通じた予算削減(防衛施設の特性に配慮しつつ、 公共事業総合コスト縮減率(5年間で15%)の達成を含む。) ・在日米軍駐留経費負担の所要の見直し ・基地周辺対策の抜本見直し ○ 米軍再編に要する経費については、既存予算の更に思い切った合理化・効率化を 行ってもなお、上記削減目標の中では、米軍再編に関する地元の負担軽減に資する 措置の的確かつ迅速な実施に支障が生じると見込まれる場合は、各年度の予算編成 過程において検討し、必要な措置を講ずるものとする。 ○ なお、今後、経済・社会情勢等により、既存の防衛関係費について名目伸び率ゼロ 以下の目標により難い場合であっても、上記閣議決定に従い更に思い切った合理化・ 効率化に努め、少なくとも経済成長率との関係を勘案したこれまでの歳出削減のペー スを加速することを基本方針とする。 10 防衛関係費の推移(三分類) 平成14年度と平成21年度の比較 人件・糧食費 約1,500億円減 防衛関係費 約1,800億円減 (億円) (1999) (2000) (2001) (2002) (2003) (2004) (2005) (2006) (2007) (2008) (2009) 1 1 年 度1 2 年 度1 3 年 度1 4 年 度1 5 年 度1 6 年 度1 7 年 度1 8 年 度1 9 年 度2 0 年 度2 1 年 度 人件・糧食費 21,671 22,032 22,267 22,270 22,185 21,651 21,559 21,334 21,015 20,940 20,773 (シェア) 43.9% 44.6% 44.9% 44.9% 44.8% 44.2% 44.4% 44.3% 43.8% 43.8% 43.5% 歳出化経費 18,192 17,839 17,744 17,818 18,010 17,638 17,478 17,542 17,738 17,442 17,091 (シェア) 36.9% 36.1% 35.8% 36.0% 36.4% 36.0% 36.0% 36.4% 36.9% 36.5% 35.8% 一般物件費 9,455 9,484 9,539 9,469 9,331 9,737 9,523 9,260 9,260 9,415 9,877 (シェア) 19.2% 19.2% 19.3% 19.1% 18.8% 19.9% 19.6% 19.2% 19.3% 19.7% 20.7% 49,319 49,355 49,550 49,557 49,527 49,026 48,560 48,136 48,013 47,796 47,741 △ 0.2 0.1 0.4 0.0 △ 0.1 △ 1.0 △ 1.0 △ 0.9 △ 0.3 △ 0.5 △ 0.1 合 計 (伸率) 人件・糧食費・・・隊員の給与、退職金、営内での食事など 歳出化経費・・・・前年度以前の契約に基づき、当年度に支払われる経費(戦車、護衛艦、戦闘機など) 一般物件費・・・・装備品の修理・油購入等の活動経費、基地周辺対策費、在日米軍駐留経費負担など (注) SACO・米軍再編(地元負担軽減)を含む。 11 防衛関係費の推移(社会保障関係費等との比較) 社会保障関係費が伸びる中、その他の一般歳出は減少 190 160 社会保障関係費 130 防衛関係費 100 一般歳出(社会保障関係費、防衛関係費除き) 70 平7 平8 平9 平10 平11 平12 平13 平14 平15 平16 平17 平18 平19 平20 平21 (注)各年度の当初予算額を指数化したもの。(平成7年度を100とする) (単位:兆円) 社会保障関係費 防衛関係費 一般歳出(社会保障関係 費、防衛関係費除き) 平7 13.9 4.7 23.5 平8 14.3 4.8 24.0 平9 平10 平11 平12 平13 平14 平15 平16 平17 平18 平19 平20 平21 14.6 14.8 16.1 16.8 17.6 18.3 19.0 19.8 20.4 20.6 21.1 21.8 24.8 4.9 4.9 4.9 4.9 5.0 5.0 5.0 4.9 4.9 4.8 4.8 4.8 4.8 24.3 24.8 25.9 26.4 26.1 24.3 23.6 22.9 22.0 21.0 21.0 20.7 22.1 12 租税負担(国) / 国民所得 (2006年) 主要先進国の防衛関係費について ○ 我が国の防衛関係費の対GDP比は相対的に低い。 ○ しかし、我が国は、租税負担が他の主要国より小さい という特色があり、これを考慮すれば、我が国の防衛関 係費の水準は米を除く他の主要国と同じ水準にある。 38.5% 42.1% 37.8% 38.3% 29.1% 26.1% 24.3% 米 英 仏 独 伊 加 日 (出典) OECD National Accounts 2007 我が国の租税負担率(24%)は他の先進国(平均35%)に比べ低い。 防衛関係費 / GDP (2006年) 4.00% 3.50% 50.0% 45.0% 40.0% 35.0% 30.0% 25.0% 20.0% 15.0% 10.0% 5.0% 0.0% 防衛関係費 / 租税負担(国) (2006年) 20.0% 3.80% 18.0% 17.8% 16.0% 3.00% 14.0% 2.42% 2.50% 12.0% 2.00% 2.00% 10.0% 8.0% 8.0% 1.50% 1.20% 1.00% 5.5% 6.0% 1.10% 0.94% 0.82% 7.1% 4.0% 5.3% 2.8% 3.8% 2.0% 0.50% 0.0% 0.00% 米 米 英 仏 独 (出典) 防衛関係費の金額は各国発表資料等による防衛省調べ。 伊 加 日 英 仏 独 伊 加 日 (出典) 防衛関係費の金額は各国発表資料等による防衛省調べ。 租税負担は各国の租税統計資料。 相対的に低い租税負担率を考慮すると、我が国の防衛関係費支出(5. 3%)は、米国を除く他の主要国(平均5.4%)と同じ水準にある。 13 (2)合理化・効率化の視点 SACO・米軍再編経費と中期防の関係 ※ 米軍再編経費には、「地元負担軽減分」と「地元負担軽減関連施設整 備等分」「抑止力維持分」があるが、ここでは「地元負担軽減分」を指す。 SACO経費 防衛関係費 年度予算 防衛関係費 (SACO・米軍再編除く) + (2009) [金額は21年度] 4兆7,028億円 防衛関係費 中期防 米軍再編経費 「この計画の実施に必要な防衛関 (2004) 係費の総額の限度は、平成16年度 価格でおおむね23兆6,400億円 程度をめどとする」 = + 112億円 602億円 SACO経費 米軍再編経費 「SACO(沖縄に関する 特別行動委員会)関連事 業については着実に実施 し、その所要経費について は別途明らかにすることと する」 4兆7,741億円 「米軍再編に関する地元 負担軽減に資する措置に ついての同計画期間の所 要経費は、平成16年度価 格でおおむね900億円程 度であり」 14 当初予算以外の予算措置の内訳 SACO関係経費 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 補正・予備費 補正・予備費 補正・予備費 補正・予備費 113 90 米軍再編関係経費 (単位:億円) 平成20年度 補正・予備費 75 65 56 84 171 0 テロ特・補給支援特 91 73 93 54 60 イラク特 99 86 11 24 26 166 333 290 124 331 71 160 314 88 285 540 742 866 525 758 うち 補正 334 583 711 431 600 うち 予備費 207 159 155 95 158 燃料購入経費 その他 合 計 15 若年人口(推計値)と自衛官定員の推移 (指数) (指数) 120 110 100 90 90 80 80 70 70 60 60(平成) 1 (平成) 1 3 3 5 5 7 7 9 9 11 11 13 13 15 15 17 17 19 19 21 21 23 23 25 25 15~64歳人口18~26歳人口 18~26歳人口 自衛官定員 自衛官定員 (注)グラフはH1を100と仮定した場合の増減を示す。 18~26歳 自衛官定員 H1 818 27.4 H2 825 27.5 H3 849 27.5 H4 864 27.5 H5 890 27.4 H6 892 27.4 H7 879 27.4 H8 873 27.4 H9 862 27.2 H10 846 26.7 H11 824 26.6 (単位:万人) H12 H13 785 763 26.2 25.9 (単位:万人) H25 H26 587 579 24.4 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 18~26歳 745 728 711 680 669 656 645 634 621 608 596 自衛官定員 25.8 25.5 25.3 25.2 25.1 24.9 24.8 24.8 出典:平成16年以前及び平成18年は、総務省統計局「我が国の推計人口(大正9年~平成12年)」及び「人口推計年報」による。 平成17年は総務省統計局「国勢調査報告」による人口を基に国立社会保障・人口問題研究所が、「年齢不詳人口」を按分補正した人口である。 平成19年以降は、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」(平成18年12月の中位推計値)による。 (注)平成26年度の自衛官定員については、防衛大綱別表に記載されている陸上自衛官定数(14.8万人)に、平成21年度のその他の自衛官の定数を 足し合わせたもの。 16 駐(分)屯地面積(1,000㎡) 陸上自衛隊の駐(分)屯地面積と定員数 陸上自衛隊定員数(人) ※( )は駐(分)屯地の数 95,000 (159) (160) (158) (158) (157) (157) (156) 190,000 (156) 180,000 90,000 170,000 160,000 ( 駐 85,000 150,000 ) 分 屯 地 面 80,000 積 (157) 140,000 定 員 数 130,000 120,000 75,000 110,000 70,000 100,000 昭和63 平成5 平成10 平成15 平成16 平成17 平成18 平成19 平成20 17 (2006) ※平16=100 地方向け補助金等 (年金・医療、特殊要因等除き) 防衛省地方向け補助金 地方向け補助金等の推移 ※平18=100 104 102 防衛 100 98 96 94 年金・医療等除き 92 90 平18 平19 平20 平21 (2006) (2007) (2008) (2009) (単位:億円) (2006) 18年度 区分 地方向け補助金等(年金・医療、特殊要因等除き) 防衛省地方向け補助金 (2008) 20年度 (2007) 19年度 54,625 725 53,428 (50) 725 (2009) 21年度 53,247 (62) 738 52,057 (91) 738 (注) ( ) 内は米軍再編交付金(19年度から交付開始)で内数 (2007) (2008) (参考) 平成21年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について(抄)(平成20年7月29日閣議了解) (12) ① 地方公共団体に対し交付される国庫補助負担金については、あらゆる施策や事業について、義務的経費に 属する国庫補助負担金を含 め聖域なく見直しを行い、年金・医療等に係る経費及び国政選挙、国勢調査に必要な経費等を除いた額について、前年度当初予算における 額を下回るよう抑制することを目指す。 18 日本、韓国及び台湾における主要国防装備品の取得形態 取得形態(1): 国内開発・生産、 外国開発品のライセンス生産、 国際共同開発、 輸入 分類 日本 韓国 台湾 型式(1)(2) 型式(1)(2) 型式(1)(2) 74式 K-1 M-48H 90式 M48A5K M-41 64式 歩兵戦闘車 89式装甲戦闘車 Doosan CM-25 装甲兵員輸送車 96式装輪装甲車 K200 M-113 榴弾砲(牽引式) FH70 KH-179 T-64 (M101) 榴弾砲(自走式) 99式自走155mm榴弾砲 M-109A2 M-109A2/A5 多連装ロケット砲 M270 M270 工蜂III/IV 世宗大王級他 基隆級 装備 戦車 車 両 ・ 火 砲 駆逐艦 フリゲート艦 艦 船 こんごう型他護衛艦 装備 戦闘機 攻撃用回転翼機 韓国 台湾 型式(1)(2) 型式(1)(2) 型式(1)(2) F-15J F-15K (4) F-16 F-2 KF-16D (4) 経国 F-4EJ F-5E F-5E/F AH-1S AH-1F/J AH-1W AH-64D 固定翼輸送機 回転翼輸送機 航 空 機 固定翼哨戒機 C-1 CASA CN-235 C-130H C-130H C-130H CH-47J CH-47 S-70C P-3C P-3C S-2E P-1 回転翼哨戒機 SH-60J/K Westland Lynx S-70C 潜水艦 おやしお型他 張保皐級他 海竜級、海獅級 早期警戒機 E-2C Hawker 800 E-2T 補給艦 とわだ型 天池級 武夷級 偵察機 RF-4E RF-4C RF-5E 掃海艇 すがしま型他 襄陽級 永豊級 固定翼捜索救難機 U-125 ミサイル警備艇 はやぶさ型他 コムクスドリ型 海鴎級、錦江級 回転翼捜索救難機 携行用地対空ミサイル 91式携帯式地対空誘導弾 Javelin, Stinger他 FIM-92 Stinger 多用途回転翼機 天馬/Crotale FIM-92A Avenger 無人偵察機 中距離地対空ミサイル HAWK HAWK 長距離地対空ミサイル Patriot HAWK Patriot ( ASM-2 練習機 AGM-142, Marverick他 Marverick, Harpoon他 AMRAAM他 AMRAAM他 GDP(2007年) 参 一人当たりGDP(2007年) 考 国防予算の対GDP比(2007年) ) 天剣I/II AAM-4 AAM-5 Ka-32 UH-60J UH-60P (5) UH-1H Harpy T-4 Il-103 自強 T-7 KT-1 T-34C Turbo Mentor 4兆3796億ドル 9568億ドル 3848億ドル 34,225ドル 19,841ドル 16,855ドル 0.93% 2.74% 2.49% 23.0万人 68.7万人 29.0万人 Patriot 玄武 地対地ミサイル 空対空ミサイル (3) 天弓I/II/III 03式中距離地対空誘導弾 空対地・空対艦ミサイル (1) (2) (3) (4) (5) 済陽級、康定級 浦項級 コルベット艦 短・近距離地対空ミサイル 81式短距離地対空誘導弾 誘 導 弾 成功級 蔚山級 分類 日本 現役勢力 各装備について複数の型式が保有されている場合、保有数の多いものを掲出した。保有数の多い型式については、"The Military Balance 2009"による。 日本の装備品の取得形態については、「自衛隊装備年鑑2008-2009」他による。韓国及び台湾の装備品の取得形態については、各種報道等の情報をとりまとめたもの。 車両部分は国産。ミサイルは輸入。 エンジンのみライセンス生産。機体は輸入。 米韓企業による新型エンジンの共同開発が実施中である模様。 19 各自衛隊予算(物件費契約ベース)の推移 航空自衛隊 海上自衛隊 陸上自衛隊 100% 50% 0% 航空自衛隊 元年 38.0% 平成2 36.6% 平成3 36.6% 平成4 37.5% 平成5 37.7% 平成6 36.9% 平成7 33.6% 平成8 38.0% 平成9 平成10 平成11 平成12 平成13 平成14 平成15 平成16 平成17 平成18 平成19 平成20 平成21 35.1% 34.9% 35.2% 35.8% 36.6% 35.4% 35.5% 35.8% 36.9% 36.8% 39.2% 36.0% 35.1% 海上自衛隊 35.6% 36.8% 36.4% 35.4% 35.0% 35.1% 36.8% 33.7% 35.4% 36.2% 35.6% 34.6% 33.7% 35.0% 34.8% 35.3% 34.6% 34.3% 33.9% 36.7% 35.6% 陸上自衛隊 26.4% 26.5% 27.0% 27.1% 27.4% 28.0% 29.6% 28.2% 29.5% 28.8% 29.1% 29.6% 29.7% 29.6% 29.7% 28.9% 28.6% 28.8% 26.9% 27.3% 29.3% 20 金額(単位:億円) 装備施設本部による調達と各自衛隊・機関による調達の実績推移(金額・契約ベース) 25,000 100% 20,000 90% 15,000 80% 10,000 70% 5,000 60% 0 1977 (S52) 1978 1979 1980 1981 1982 1983 1984 1985 (S60) 各自衛隊・機関による調達(地方調達) 装備施設本部による調達(中央調達) 装備施設本部分が調達全体に占める割合 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 (H10) (H元年) 2006 50% (H18) 各自衛隊等による調達が増加しており、装備施設本部 による中央調達は減少傾向。 注:1 対象は、装備品、船舶、航空機及び食糧その他の需品並びにこれらに係る役務の調達(1992年より 一般事務経費である庁費に係る調達契約額は除く)。 2 地方調達の2004年以降については部隊等を含む(2003年以前は補給統制本部、補統本部及び補給処のみ)。 21 陸上自衛隊及び航空自衛隊の高射部隊の配置 陸上自衛隊及び航空自衛隊の高射部隊の配置 名寄 陸上自衛隊高射部隊所在駐屯地 : 9部隊 航空自衛隊高射部隊所在基地 千歳 : 7部隊 三沢 八戸 朝霞 岐阜 入間 青野ヶ原 春日 竹松 下志津 浜松 飯塚 那覇 22 接受国支援(HNS)に係る諸外国との比較(全体) ※出典:米国防省の「2004年米国防省の「共同防衛に対する同盟国の貢献に関する統計概要 1 2002年における主要国の直接・間接支援額 米軍1人当たりの 駐留米軍 直接支援 間接支援 合計 各国GDP 人数 支援額 日本 41,626 32億2,843万ドル 11億8,292万ドル 44億1,134万ドル 10万5,976ドル 42,411億ドル 韓国 38,725 4億8,661万ドル 3億5,650万ドル 8億4,311万ドル 2万1,772ドル 5,213億ドル 独国 72,005 2,870万ドル 15億3,522万ドル 15億6,392万ドル 2万1,720ドル 23,878億ドル 伊国 13,127 302万ドル 3億6,353万ドル 3億6,655万ドル 2万7,923ドル 14,564億ドル 英国 11,351 2,750万ドル 2億1,096万ドル 2億3,846万ドル 2万1,008ドル 17,785億ドル (注1) これらの数値は、各国による負担額の算出に当たり、米国が独自の基準を用いて負担額を算出したものである。 (注2) 同報告書の定義では、直接支援とは、 「各国の国家予算に計上される経費で米軍駐留経費を直接支援するもの」であり、間接支援とは、 「税金や各種料金、 賃貸料等の諸経費の免除」を指すものとされている。 (注3) 各国が支援している米軍駐留経費は、各国を取り巻く安全保障環境等の種々の要因を総合的に勘案して負担されているものであり、各国が負担している 米軍駐留経費の単純な比較及び評価は困難である。 2 2002年における各国の駐留米軍経費負担率 日本 74.5%(44億1,134万ドル) (注4) サウジアラビア 64.8%( 5,338万ドル) カタール 61.2%( 8,126万ドル) ルクセンブルク 60.3%( 1,925万ドル) クウェート 58.0%( 2億5,298万ドル) 伊国 41.0%( 3億6,655万ドル) 韓国 40.0%( 8億4,311万ドル) 独国 32.6%(15億6,392万ドル) (注4) 日本側試算値(平成16年度における日米負担割合:51%(日本側) ・49%(米側)と異なるが、これは日米双方がそれぞれ独自の基準(本報 告書では軍人給与に関する米側負担がカウントされていない等)により試算を行っていることなどによる。 23 駐留軍等労働者数 駐留米軍の規模と労働者数の推移 在日米軍兵員数(実員) 駐留軍施設の土地面積 人数 60,000 340,000 339,086千㎡ 千㎡ 330,000 320,000 50,000 310,000 308,825千㎡ (S53比▲8.9%) 45,939人 40,000 290,000 280,000 34,039人 (S53比▲25.9%) 30,000 人数の上限設定 基本給等の負担開始 21,017人 270,000 25,136人 260,000 (S53比+19.6%) 250,000 福利費等の負担開始 20,000 300,000 1 2 S53 (1978) 3 4 5 8 6 7 S60 9 (1985) 10 11 12 H1 13 14 H3 15 16 H5 17 (1989) (1991) (1993) 18 19 20 21 22 H8 H10 (1996) (1998) 23 24 25 26 H15 27 (2003) 28 29 30 31 H20 240,000 (2008) 年 度 ※人数の上限設定:特別協定において、基本給等に係る日本側負担の人数の上限を23,055人に設定。 ※平成20年度の駐留軍等労働者数と在日米軍兵員数(実員)については、平成20年12月末で表示。 24 借料宅地単価の推移及び地価動向 (円/㎡) 100,000 基準地全国平均価格(住宅地) 80,000 基準地沖縄平均価格(住宅地) (防衛施設所在地) 60,000 40,000 20,000 2,400 2,000 1,600 全国の借料宅地単価 沖縄の借料宅地単価 1,200 800 (1985) (1986) (1987) (1988) (1989) (1990) (1991) (1992) (1993) (1994) (1995) (1996) (1997) (1998) (1999) (2000) (2001) (2002) (2003) (2004) (2005) (2006) (2007) (2008) (2009) 昭60 昭61 昭62 昭63 平1 平2 平3 平4 平5 平6 平7 平8 平9 平10 平11 平12 平13 平14 平15 平16 平17 平18 平19 平20 平21 25