うつ病とは、ストレスのため、脳が疲れ、心身の エネルギーが切れる状態

参考資料
自殺者の増加が、今、社会問題となっています。
全国では年間 3 万人、沖縄県では約４００人、
那覇市では、昭和 57 年 32 人だったのが、平成
22 年 84 人とここ数年 80 人台と約 2.5 倍近く
増加しています。
平成 21 年の那覇市の自殺者の状況をみ
ると、どの年代でも男性が多く、全体的に
は男性が約７割を占めています。
男性は 40 代が最も多く、30∼50 代で
男性全体の約 7 割を占め、働き盛り世代に
多いことがわかります。
どの年代に多いか
平成21年 性・年齢別自殺者数
人
男性は40代、
20
が最も多く、
30∼50代で
約7割 を占める
15
10
5
男
女
0
20代以下
30代
40代
50代
60代
70代以上
自殺の原因で最も多いのは健康問題。
次いで経済・生活問題となっています。
自殺の原因はさまざまで、失業、倒産、多重債務、過重労働など、様々な社会的要因が
考えられます。
自殺者の中には、うつ病が引き金になっていることが少なくありません。
体の変調を早めに見つけて治療することが重要になります。
うつ病とは、ストレスのため、脳が疲れ、心身の
エネルギーが切れる状態です。
「うつ病」は、落ち込みや悲しみ、不安など、憂うつな状態が回復せず、長く続いてしまう
病気です。特別な人がかかるのではなく、誰でもかかる可能性があります。
うつ状態のときには、脳内の神経を結ぶ脳内神経伝達物質（セロトニン等）が不足し、
情報がうまく伝わらないことが原因です。脳のバッテリー切れ、エネルギー切れの状態で
すから、頑張りたくても頑張れない状況です。決して、気合が足りないとか、怠けといった
ものではありません。
適切な治療により回復できる病気です。「うつ」かもと思ったら、かかりつけ医や専門医
療機関（精神科・心療内科）に相談しましょう。