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サザンクロス潜航調査報告 −フィリピン海プレート南端部

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サザンクロス潜航調査報告 −フィリピン海プレート南端部
J AMs Tlc深海 研 究
第la 号
サ ザ ンクロ ス 潜 航調 査 報告
− フ ィリピ ン海プ レ ート南端部, ヤップ , パラ オ海 溝
及び アユトラフ の横断潜航−
藤岡換太郎*1 藤本
小泉 聡子*S 大鋸
博巳*2 西澤あずさ*S 佐藤
朋生
“
仲村 明子゛7 堀井
利典*4
善弘*S
フ 4 り ピ y 毒 プ レ ー ト南 端 蓴を 観 斯 潜 航 する サザ y 夕g ス航 S の概 要 を報 告す る。 こ ぬ鮒遠
で は/・rラ オ海 溝膀 鉗 鰛il. ア ユト ラ フ軸 亂
ヤ・ プ 海 溝 讒 氤
海・ 斜 面 と九 州−jf ラ オ 古海 嶺
に 瀲 航 し た。 パ ラ オ海 涓 睦 側 斜面 か ら 朏 裏面lご乖 榔 を 梼 つ 巨大 な 石灰 岩 の岩 帯が 免 見さ れ, こ
れjg 地 質時 代 の瓏 ● 礁 起 蹴 で 湟 所 か ら來 た こ と が わか ウ た。 パ ラ オ海 溝 の甫 に つな が る7a 1
ラ フ中 軸 郎 には 自 然 地 震 は ほ と ん どな く, 軸 上に 位 置 す る 淘丘 は 壗蒙 伽 に厚 く 観 わ れ てお り ,
熱 水 チ ムs 一棯 発 見さ れ ず代 わり に 古い 鉱化 作 用を 受 け た玄 武 岩 が褥 ら れ た。 こ の こと から ア
s ト ラフ は 遇 去 に拡 大 し たが 双寡 は 拡大 を 停 止 し てい る可 能 性 が 高い 。 マ リア ナ海 溝 の 喞 こつ
な が る ヤ フ プ淘 満 隍側 斜 面で は地 形 の大 き な 膜 糾 変 換 点に 広 い 平 填面 が あり , その平 坦 面 より
洩 い とこ ろ では ガ プg や 変虚 し た玄 武岩 が 得 ら れ, 平 坦蓙 よ り 下 か らは 蛇紋 岩化 し たカ ンラ ン
岩 が褥 ら れt . こ の こ と 低地 屡 の傾 斜 麦 耡 占 がモ 赤面 であ る可 脆 性を 示 す。 ヤ・ 7 喬溝 海 側舛
面 で は顕 著 な地 塁 ・地 濔 構造 か罵 ら れ, そ の鹽 ● 比新 郷 な 重氏 澣 で覩 わ れ てい た。 ま た地 塁・
墻 躪 の中 に はヨ 膣 抻に 見ら れ た と同 様 の新 鮮 な 海 暖 の裂 け 目 が毒 めら れ た 。九 州−・ ゛ラ オ古 海
嶺 の 灑 航 で は 火山 髫 の 水顰 に よ る 形 態 の麌 化 と. CCΣ)
(炭敵墻綰儁諏度)を難腮する●航が
行 わ れた 。 これ ら の新 知 見lj フ 41 ピ y海 プ レ ー 1南 端 郎 の テ タ・a タ スを考 え る うえ で 握麥
で あ る。
キ ー ワ ー ド :石 灰 岩 の プ ロ フ ク, 皿 化作 用 , モホ ロビ チ ッチ 不運 続 面 , 玄 武岩 と鎚 貔 タ イ プ マ
y が y. 古 曷弧
海
洋
科
学
枝
禰
東
京
大 学
海
洋 研
セ
究
海
上
疂 9
庁
水 路
郎
東 京
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Mariti
Institute, University of
Shiauok*
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Γi皿 政llSt
U aiv exlil y '
St lO a ,l aCblj 011 m l
Sj
Southern crossCruise Preliminary Results
―a Transect of Palau, Yap Trenches and
Ayu Trough at the Southern Tip of the
Philippine Sea Plate―
Kantaro FUJIOKA** Hiromi FUJIMOTO*19
Azusa NiSHIZAWA*" YoshinoriSATO'18
Akiko KOIZUMI** Tomoo OHGA*14
Akiko NAKAMURA*15 YoshihiroHORII*16
In
this report, we present, preliminary
southern
Ayu
tip of tfte Philippine
trough.
Trench.
Ayu
Huge
The
trough
which
earthquakes.
Knolls
sediments
taken
and
instead
spreading
has
below
were
graben
these
horst
and
graben.
utn
tectonics
\tavj
here. These
of the southern
words:
Limestone
manganese
from
of the Palau
a much
Trench
were
slope being
found.
indicate
connected
typographic
peridotites
On
the contrary,
recognised
on which
many
frRsh
fissures which
area. Morphologic
Wa remnarrt.
new
are
findings
give a new
tip of the Philippine
Sea
Remnant
1. は じ め に
フ 。リピ ン海 プ レ ー H ま拡 大 輸 を持 たな い, そ して そ
was
insite for the better
rottt*
on
horst
the
and
fresh Basalts. In
depth
arid CCt
no
obtained
based
notable
to those
were
and
Trench,
were
simitar
found
at the
of the volcanic
navtikid
understanding
by
the
Plate.
block. Mineralisation, Mohorcvicic
pavement.
slope,
with
thick
wA
Moho
with
w
with
the Mariana
covered
changes
part.
or≪ deposits
serpentinites
at the seaward
and
Palau
natural
the past spreading
ootat. Ge>bbro%
and
walls were
≪ few
are covered
with
wAecuaci
of Uee
shallower
has
Old
is the
trenches
slope
that the plane is possibly the petrelogic
slope ol the Sanriku
wete
landward
is transported
results may
the plane and
means
petrology.
at the
chimneys
These
landward
above
were
found
extension
hydrothermal
trench
collected
was
located in the axial pari of the trough
flat place wtoift
and
submersible
Key
active
Yap
structures
seaward
rate
which
the palne. This
topography
southern
of active chimney.
now.
& notable
basalts
no
block
is old reef origin and
is the
cruise which
Sea Plate transect dives across the Palau, Yap
limestooe
litnestone
results of trie Southerners
discontinuity, Basal I and
arc
フ が 出 版 さ れ 。 フ ィ11 ピ ン 海 プ レ ー } の 南 端 鄭 の プ レ ー
ト の 沈 み 込 み が 起 こ り て い る と 考 え ら れ る が ,jf
ラ まよ
の岡 り を す べて 沈 み 込 み 帯 で 囲 ま れ た プ レ ート で あ る と
り 南 で は 重 力 異 常 が 明 瞭 で は な い 。 従 。 て , パ ラ オ の爾
認 識 さ れて い た。 プ レ ー ト の諸 性 質│こ・=
]いて, そ の北 端
に あ る ア ユト ラフ と呼 ば れる 構 造 が いか なる もの であ る
礫で あ る南 梅 }ラ フ, 駿 河 ト ラ フ, 相 模 }ラ フは 今ま で
か が , こ の モ ノ グ ラ フ で 議 論 さ れ て い る 。 ま た。 南 端 郎
よ く研 究 さ れ て きて い る が, そ の 南端 郎 に闘 して はあ ま
で 沈 み込 み 帯 を 形 成 す る パ ラ オ , ヤ 。プ の 鳥 弧 − 海 溝 系
り 研 究 が 遒 ん で い な い。Weissel and Anderson
は他 の鳥 眞一 海溝 渠 と 比 べ て 顕著 な邇い を 有 す る。 す な
(1978) は カ ロ リ ン プ レ ー ト の 存 在 を フ ィ リ ピ ン海 プ
わ ち 両 者 と も活 火 山 と 原 発 地 簾 面 を 持 た す , 前 者 は 陸 上
レ ート の テ ク ト ニ ク ス と の 関連で 嘸鵈 し た。 そ の後198a
に 第 三 紀 の火 山 岩 が 罵 出 し , 擴 者 は 変 成 宕 や 超 嘸 基 性 岩
年 と1983 年 に米 国 地 球 物 瑞!学 連 合 (AGU ) の モ ノ ダ ラ
が 繩 出 す る。 こ の よ う に 活 火 山 を 持 た な い 島 弧 ― 海 赫 系
SI
JAM StEC J. De●pS ●●R●1.。10 C19843
図 1
サ ザン クロ ス 調在 海域 と 潜航 地 点
Pig, 1 S urveyAr 湊a and di ve points
J A MSTEC J.D●●p S●● Res..10
(1994 )
of Souther ncross cnJise.
j脚
ピ ン海 プ レ ート の内 部 だ け で な く,そ の 兩 に あ る/ヽル マ
は 一 見 活 動 的 で は な い よ う に 見え る が そ の 実 体 は 一 体 ど
う な 。 て い る か 。 例 え ばCard
ヘラ の地 質 が 重 要で あ る と茗・5 てい る。 最 近, 富 士原 ・
well et al.(1980 ) や
Hami
lto r1(1979 ) ら は ハ ル マ ヘ ラ ー パ ラ・ (Harma・
木戸 (1992 )は ア ユト ラ フ は20Ma
hela- Pal
au) 断 層 を 考 え て お り , ア ユ ト ラ フ が 拡 大 軸
して い たが 現 在 は拡 大を して い な いこ とを , 地 形, 地 磁
で 上 記 の 断 晟 は 一 種 の ト ラ ン スフ 1 − ム で あ る と 考 え る
気
Ni
ch01s(1990 ) は 南 端 問 麺 を 特 に フ ィ リ
図 2
「 し ん かい65匈 」をこ の地 域 に初 めて 持 って 来 て 調 査を 閾
航 跡 と 潜 航 点 ( M CS の 鏘 餓 を 示 す )
Fi*. 2 Ship
206
堆 積 物 の 厚 さ や 地殻 熟 流量 から述 べて い る。
わ れ わ れ はこ の よ う な 間 嗤 を 解 く た め に 潜 水 調 査 船
グ ル ー プな どがあ・ だ が, い ずれ も定 脱 には な 。 ていな
い 。Kail and
か ら2 Ma に 拡 大 を
’stracksanddl
vとpoints
(include Multi Channel Sljs
mic U nsy
JAM STEC J. D●●p S・・ R ≪s., 10 (1994)
2 .1 パ ラ オ 海 溝 の 潜 航 目 的
始 し た。 南 端問 題 は 今 まで 潜水 調 査 船 を 用 いて 行 う て き
た島 弧 の 横 断潜 航 の一 環で あ る。 こ の海 城 は北 半 球 で も
パ ラ オ 海 溝 の 研 究 は 白 黒 丸KH
―1 航 梅 の 折 に 地 形 ,
爾 十 字 屋 の よく 見え る地 域で あ る た め航 海 のあ だ名 を そ
地 質 の翼 査 が行 わ れ て い る。 マ ル チ チ ャ ン ネ ル 膏波 探 査
れに ち な んで 「Southemcross
の 側 線 が パ ラ オ 北 部 (Pa
lau −1 ) と 南 部 (Pala u−2 )
」
と し た。
で 行 わ れ て お り, Tokuyama et al.
の 測 線 で は 水 深4,500m
2. 謫 査 目 的
(1985 ) に よ れ ば 南
以 洩 に 付 加 体 の発 達 が 見 ら れ る。
フ 4 リピ ン海 プレ ート の北 端 の塊 界 は, 陶海 ト ラ フ か
ま た 北 の 測 線 で は付 加 体 は な く 広い 海 溝 底 に厚 い堆 瞿 物
ら 駿 河 ト ラ フを へて 相 椣 ト ラ フ ヘ とつ な が る が, こ こで
が た ま 。て い る が。 ピ スト ン コ ア の 解 折 か ら こ れ が 炭 酸
鯰プ レ ート の収 束 や地 震。 地 形 ・地 質, 地 質構 造, 火山
壇 の タ ー ビ ダ イ ト で あ る こ と が わ か っ て い る
等 に つ いて 多 く の研 究 があ り,幾 つ か の齢 点 は あ る に し
(Yamamoto et al.。1988 )。 マ ル チ チ ヤ y ネ ル 音 波 探 査
て も。 フ4 り ピ ン海 プ レ ー }が 沈 み 込 み と 衝 突 を 起 こ し
の 南 の 測 線 (Pala u−2
て い るこ とが明 ら か に な・ て い る。 ま た フ ィり ピ y 海 の
ら4,500m
テ クト ニ ク スに っい て は 瀬 野 ・ 丸山 (1985 ) や 年 代 に つ
ら ん だ 形 を し て い る 。U00m
いて は績jl¶
(198S ) な ど が あ る。 と こ ろ が。 フ ィり ピ ン
き り し て い な い た め 強 い 変 形 を 受 け て い る可 能性 が あ
海 プ レート の 南 増 域 で はIS83 年 にAGO
る 。 日本 海 溝 の三 陸 沖 の 隍側 斜 面 に 見ら れる メ ガ シ アー
monog
r
iph が
出 版 さ れ た のを 機 に 盡 つ か の 先駆 的 な 論 文 が 出 さ れ た
が, 依 然 と 廴て こ の 恤1●の 研 究 は 少 な く プ レ ート 境 界 の
) を よ く 見 る と , 水 洙6,000 m か
ま で は 成 層 し た ケ イ オ テ ィッ ク な 堆 積勧 が 膨
以 蓆 では 内 部 構 造 が は っ
の よ うな もの か もし れな い。
パ ラ オ 陸 上 の 火 山 岩 に 閧 し て は Johs on and
畿 論 が釈然 とし な い。 従・ て こ こ で は 数 少 な い 潜 航 を 最
Nakam ura (19&5 ) が 陸 上 の 火 山 岩 の 分 析 を 行 ウ て い
も効 率 よ く進 め るた め に以 下 の よ う な 目 的 を 設 定 し た。
る 。 火Llr岩 はEocene
闊
Fll.
3
3
ヤ ッ プ と パ ラ オ の 地 形 9 分
(F ujioka ei al
か らEarly
OUgocene のLow-K
。 1989 )
M orphologlc c1
・ssijication or t he Y ap an d Palau Tr enches{Alt er r uj
iok a el a1,。 1969).
JA M STE C J. D ●●p S ●● R ●s.,10
(1994
)
207
Tholgt
e で 岩 石 は 玄 武 岩 な い し 安 山岩 で あ る 。 パ レ オ
マ ダ 木 に 関 し て は g・・ 紿 n et 乢 ( )● 皀) の 研 究 が あ り .
yf ラ オ 鳥 は L 心wer
M jocene 以 来55 °回 転 し た と さ れ て
い る。 ま た 古 島 弧 の 比 鮫 と し て 大 東 海 嶺 に つ い て
Tokuyama
et al.(1980
) やYuasa and
(1977 ) の 研 究 が あ る 。KH92
―
W atanabe
(43
圜
新 鮮 な枕 状 溶 岩 や シ ー ト フ ロ ー の 有 無
平行 な正 断層 群 の存 在
な ど の項 目 に つ い て 吟 味 し ア ユ ト ラ フ の 起 源 と , 現 在
及 び 過 去 の 活 動 を 明 ら か に す る こ と を 目的 と し た 。
1 航 海 で はパ ラ オ海 溝
の 南 の 端 か ら アユ ト ラ フ に か け て の シ ー ピ ー ムに よ る 地
形 ,地磁 気
(3) 鳥 水 噴出 孔 生 物 群 集 の 有 無
2. 3
ヤ ップ 海 毒 の 潜 航 目 的
ヤ ッ ブ海 溝 の 研 究 は 白 黒 丸KKH86-1.
87-
3次 航 海
重 力, 曹 波 探 査 な ど の賃 査 と 地殻 熱洫 ●の
の折 に 地形 ,地 質 矚 査 が行 わ れ てい る。 マ ル チ チ ャ ン ネ
溂 足 か 行 わ れ た 。 こ れ ら の 結 果 を 助 ま え てy f ラ オ 海 溝 挫
ル 音波 探 査 の 測 線 が 重 力 や 地 磁 気 の観 測 と と も に 行 わ れ
佩 の斜 面 で は,
た。 ド レ ッ ジに よ・3て 大 理 石 や緑 色 片 岩, 角 閃 岩 , 超 壇
03
隨 側斜 面 の 付 加堆 積勧 の喪面 櫚 造 の観 察 と堆 置 物
の採 集
基 性岩 な ど が得 ら れ て い る。 ピ スト ン コア で は脱 水 脈 を
持 つ 泥 岩 が 海 厩 下1m 程 度 の 洩 い と こ ろ で 得 ら れ て い る
叨
付 加 体 の 内 部 の変 形 , 褶 曲, 逆 断層 など の観 察
叨
陸 髷斜 面 の 斜面 朋 軸 の観 察
と強 い 漉 れ を 示 す リ プ ル マ ー ク が 得 ら れて い る 。 地 殻 鳬
C4 】 生 物 群 集 や 炭 馥 墻 チ ム ニ ー の , 冷 湧 水 の 有 無 , あ
れば 採 集
流 量 は 背 弧 で は2MmW/m*
60mW/ml
な ど の 項 目 を 授 定 し胄 に つ な が る ア ユ ト ラ フ と の テ ク
ト ニ・ ク な 関 係 に つ い て 研 究 す る こ とを 目 的 と し た 。
2 .2
(Kim ura et al。 1989)。 深 海 カ メ ラに よ る 撮 影 で は 露 頭
アユ トラ フ の 塵 航 目 的
が観 測さ れ てい て, 前 弧 の
前 後 の 値 に 比 べ て 有 意 に 高 い (1`ujioka et
aL, 1986,1989)
。
ヤ ッ プ の 陸 上 の 地 質 に 関 し て は 田 山 (1936 ) が 陬 E の
簡 単 な 地 質 図 を 作 っ た 。 東 大 梅 洋 研 の 白 鳳 丸KH86
ア ユ ト ラ フ の 成 因│ こつ い て は い く っ か 議 論 が あ る が ,
とKH87
― 3航 海 の 折 の 調 査 で, Fujioka et al.
― 1
(1989 )
地 球 勧 理 観 測 の デ ー タ は 非 常│ こ 隕 ら れ て お り 。 参 考 に な
は同 じ く 簡 単な 地 質図 を作 成 し た。 こ れ ら に よ れば ヤ ッ
る も の と し て はWei
) の 結 果
ブ鳥 は 主 と し て鯲 慮岩 から な り 角 閃 岩 は 一部 分 カ タク ラ
次 航 海 の 結 果 く らい し か ない。 前
サ イ ト の 組 織 を 持 つ。 源 岩 は 玄 武 岩 の 土 石 流 堆 秘 勧 や 溶
ト ラ フを 擒 断 す る 2 − 3 本 の 音 波 探 在 の紀 録 を
岩 で あ る 。 上 耶 に 緑 色 片 岩 , 集 塊 岩 。 そ し て ナ ン ノ化 石
sse】az
ld A nders・n (1978
と 白 飃 丸 のKH92-1
者 は7XI・
解 析 し 。 約lOMa
か ら ,7 ’N,133
°E を 極 と し て , 海 洋 雌
が ア ユ ト ラ フ を 拡 大 軸 と し て22 度 拡 大 し た と い う 解 釈 を
行・ ,た 。 そ の 後 ア ユ ト ラ フ の 飼 査 はll と ん ど 行 わ れ ず ,
よ う や くll
}2年 にKH92
―
1 次 航海 にお い て, アユ ト ラ
フ 北 郷 とjf ラ オ 海 溝 と の 接 合 郎 の 地 形 及 び 地 質 ・ 匍 球 勧
理 観 測 が 行 わ れ た ( KH − qg −I Pr
Report
。1993
・iirainiry Cruise
)。 そ の 観 測 で は , シ ー ピ ー ム シ ス テ ム に
よ る 匍 形 観 測 の ぱ か ,・
力 。地 磁気 船 上 3成 分 ,地 磁 気
全 磁 力 の 観 測 が 行 わ れ た 。 ま た 南 祁 の 北 緯 3 度30 分 の 東
西 匐 穂 上 で , シ ン グ ル チ ヤ y ネ ル音 波 掫 崟 涯 ぴ地 殻 鷸 流
量 観 測 4点 が 行 わ れ た 。 ド レ ッ ジ も行 わ れ た が ト ラ フ 輸
の 近 く で は 岩 石 は 採 取 で き な か 。 た。 富 士 竰
<1992]
一木 戸
は こ の 観 測│ ご 基 づ い て , ア ユ ト ラ フ は 豹20Ma
に 拡 大 を 鬩 始 し た と す る 解 釈 を 摘 出 し た 。 拡 大 逮 度│ ま,
北 緯 3 度 匐 分 の 場 所 で 。 片 側 速 度 でe.5 肖yl/y
以 上 と い
う遅 い 値 が 碍 ら れ て い る 。
こ れ ら の こ と を 刷 まえ て ア ユ ト ラ フ中 紬 部 に お け る 初
め て の潜 航 調 査 で,
川
為 水 チ As − の有 無
吻
金 屑 硫 化 物 か ら な る マ ウ ンド の 有 匍
を 含 む 砂岩 や泥岩 が来 る。 ナ ンノ プ ラ ンク ト ンの 徼化 石
層 序 の 解 折 か ら14Ma
前 後 の 年 代 が 得 ら れ て い る
(Fujioka et 叭in press)
。 隆 起 珊 瑚 礁 であ る ガ リ ム 石
灰 岩 は 第 四 紀 の 年 代 を 示 す ( 藤 岡 ほ か。1988)
Hawkins
&
Batiza
(1977)
はMason et
。
aL (19S
),
田 山 (1935 、1936 ),Shl rakj (1971 ) に よ,。 て 明 ら か に
さ れ た 陸 上 の 火 山 岩 の 結 果 を 考 慮 し, ヤ ッ プ が 一 種 の オ
フ ィ オ ラ イ ト で あ り , こ れ がObduction
に よ 。て ヤ ッ
プ 鳥を 形 成 し た こ と を 主 張 し て い る。 ま た旧 ソ連 の 調 査
船 メ ン デ レ ー フ 号 に よ る 一 連 の ド レ ッ ジ (Bagdanov
et al 1977) や 白 鳳 丸 に よ る ド レ ッ ジ で 随 側 斜 面 か ら 超
塩 基 性 岩 が 得 ら れ て お り , そ の エ ンプ エ イ ス メ ン ト に 関
し て 様 々 な モ デ ル が 考 え ら れ て い る ( 例 え ぱFisher
and Engel, 1969 )。 こ こ で 我 々 は モ ホ よ り 下 の ブ ロ ッ ク
が 逆 断 層 に よ・ 9 て 競 り 上 が ・ て き た と 考 え る ( 藤 岡 ,
1988 )。
マ ル チ チ ャ ン ネ ル 音 波 探 査 YAP一1,
練 で 詆 めら れ る 断 層 の 位 置 は 水 深6j00m
YAP-2
の測
ぎ りぎ りのと
こ ろ に 存 在 し , こ れ を 潛 水 船 「 し ん か い65()O 」で 横 切 る
こ とが 可 能 で あ る 。Fujioka and others
(1989 ) の 指 摘
凛覃
JAMrECJ.
D岫pS ●IR ●s.,10 (1994 )
す る よ う に , こ れ が モ ホ 面 で あ る と す れ ば 断層 の下 に は
ラ オ古 海 嶺 の 中 部 のSite448 で同 様 に 火山 岩 の一 遠 の
超塩 基 性 岩 が, 上に は地 殻 の下 郎を 構 成 す るガ プロ や角
ユこ フ ト が 得 ら れ た (Kroenke and Scott et al.,
閃 岩 相 。 グ ラ ニ , ラ イ ト 相 の 変 成 岩 が 見 ら れ る は ず であ
1984)
)
。 こ れ ら のこ と か ら, 九 州 − パ ラ オ古 海 嶺 が 伊
る 。 Y AP−1
の 測 線 で は 水 滌 叺500m の 断 層 が よ り 顕 著
豆 ・ 小 笠 原 の 片 割 れ で 漸 新 世 か ら 中 釿 世 に か けて 活 助
で, 今回 は 断層 より 下 位 の岩 石 を 現 場 で サ ンプ リン グし
し。 そ の 後 沈 降 し た こ と がわ かる。 葺沂 沖 の鳥 鳥の 保 存
モ ホ を 検 証 す る こ と を 目 的 と し た。 そ の た め 以 下 の 項 目
の ため こ の 鳥 の周 辺 で 地 震 の 観 測 な どが 行 わ れて い る。
を潜 航 に よ 。て 贋査 す る。
パ ラ オの 陸 上 に つ い て は Hast心
n ら(1988) の マ グ ネの
山
塊 界 断層 を探 し そ の上 下 で露 頭を 確 認
関
下 位 の超 塩基 性 岩, 上 位 の グ ラ エ , ラ イト露 頭 の
研 究 が 行 わ れ て い る。 従 って 今回 は 九州 一yf ラ オ古 鳥弧
有無
の南 の 部 分 に 潜 航 し 九 州 一 パ ラ オ古島弧 の性質 を初 めて
明 ら か に し た い。 そ の ために以 下 の 項目 を 飼 査 する 。
(3 ) 斜 面 の 崩 壊 に よ る 土 石 流 堆 積 物 の 露 頭
(1) 火 山 岩 岩 石 学 的 な性 質 , 特 に PCL の 上 下 で の違
(4 ) 断 層 の 観 察
い
(5 ) 陸 側 斜 面 の 変 形 の 観 察
g2) マ ンガ ン胝 塊 の有 無
一 方 , ヤ ップ 海 溝 洫S 斜 面 に つい て は , 梅上 保安 庁水
路 都 の 測 量 船 「 妬 洋 」が1988 年 ,1989 年 と1993 年 に 行 っ
g3) 古 い 珊 瑚 礁 の 有 無 ,炭 酸 カ ル シウ ムの殼 を持 つ 徼
化 石 の有 無 とCCD の位 置
た シ ービ ームに よる 海 底 地 形 図を 参 考 に し (岩 溂 ほ か ,
(4) 花 崗 岩 質 岩 石 の有 無
1990 ), か つ ,「 よ こ す か 」の マ ル チ ナ ロ ー ビ ー ムを 用 い
(5) 変 形 現 象
て デ ータの空 白 郎 を 埋 め つ つ 潜 航 点 及 び そ の周 辺域 を興
査 し た。 ヤ ッ プ 海 溝 は 島 弧 一 海 溝 系 を 形 成 し て い る が 。
こ れら を 通 して 九 州− パ ラ オ古 鳥佩 の 火山 活 助 史, そ
の後 の沈 降 の歴 史 な どを 解明 す る。
深発 地 震 面 と活 火山 が 存在 し な い こ と , ま た カ ロ リ ン海
嶺 がN70
°
E の 方 向 か ら 交 差 し て い る と い う点 で ユ ニ ー
3. 潜 航 事 前 圃 査( 地J5・ 査)
ク で あ る。 ヤ ッ プ 梅 溝 が 現 在 沈 み 込 帯 で あ る か ま た は 衝
潜 航 点 を 決 定 し効 率 よく か つ 安 全に 潜 航 す るた め に
突 域 で あ る か を 確 か め る た め に, 海 溝 海 傴 斜 面に お い
「 よ こ す か 」 搭 載 の マ ルチ ナロ ーピ ームに よ る 詳細 な地
て, マ ル チ ナ ロ ービ ー ム の デ ー タ と 濳 水 船 か ら 求 め ら れ
形胃 崟を 行 っ た。 地 形 爾壷 は 潜 航 地点 の 確肥 の ため と潜
る徼 地 形 を 縁 合 し , 地 形 の 統 肝 的 解 折 を 行 う こ と に よ り
航 地点 を 決 め る ため やや広 い 周 囲 を,潜 航後 の 夜か ら翌
謌 査 域 の変形 を 見積 も る。 ま た 興 査 域 の 東 側 は カ ロ リ ン
朝 の潜航 の 直前 まで 行 った。 プ ロ ト ン磁 力 叶を 同 時 に 曳
海 嶺 か ら ソ ロ ー ルト ラ フ の 遷 移 域 に 相 当 す る が , こ れ ら
航 し 約10 −12 ノ7 卜 の 通度 で 翼 壷 を行 っ た。 こ こ で は
の起 源 に つ い て は 穉 在 ま で 統 一 し た 理 解 は 得 ら れ て い な
我々 の 調 査 嶐 鑪 の ほ かに従 来 得 ら れて い る地 形 のデ ータ
い。 従 ウ て 潜 航 点 に お い て 岩 石 を 採 取 し 地 形 を 爾 査 す る
を考 慮 し て 南 端 地域 の地形 に つ い て 述べ る。
こ と は , カ ロ リ ン海 嶺 や ソ ロ ー ル ト ラ フ の 起 源 を 探 る た
パ ラ オ海 溝 は迎 く の字型 に 伸 び た 海溝 で 北緯S °
か ら6°
め の重 要 な手 が かり とな る。
2 .4
3.1 パ ラ オ 海 溝贍 側 斜面
ま で お よ そ220km つ な がる 短 い 海 溝で あ る。 北は 九 州
九州− パラ オ海 嶺
九 州 一 パ ラ オ 古 海 嶺 は GDP の 一 連 の 調 査 の 折 に K
一 パ ラ オ古 海 崔
柬 は ヤッブ 海 溝 に 南は ア ユト ラフ につ
レ ッ ジ に よ ウ て 頂 上 付 近 か ら マ ンガ ン団 塊 と 花 崗 岩 質 岩
な が り, そ れ ら の連 結 郎では 著 し い 変形 が 見ら れる。 海
石 が そ の 核 と し て兇 見 さ れ て い る (Shiki,1985
) 。 それ
上 保安 庁 水路 部 の調 査で こ の都 分 の海底 地形図 が作 成 さ
は ト ー ナ ル岩 で あ っ た 。 ま た 有 孔 虫 の研 究 な ど か ら 九 州
れて い る。 パ ラ オ海 溝 は北で はバ ベ ルダ オ ブ 鳥 の柬 に 水
一 パ ラ オ 古 海 嶺 が沈 降 を 続 け て 来 て い る こ と が わ か っ て
深7,000m を 超 す 渊 い 海 溝 底 が, 非 常 に 幅 の 広 いTear
いる。 地殻 の構造 に つい て は 日米 科 学 の一 環 と して
Dro
p 状 の堆 積 盆 を 形 成 し て い る ( 加 藤 ほ か,l 卵6)
Murauchi et aL
が, 梅 溝 の軸 祁 は 爾 に 行 くほ ど幅 が狹 く な る。 海群 の一
(l %8 ) が 爆 破 地 震 の 研 究 を 行・ つた。
そ れ に よ れぱ 九 州− パ ラ オ 古 海 嶺 の 地 殻 は 海 盆 と い う よ
般的 な 走 向 は 北 で は ほぽ 嵋 匕
であ る が兩 へ い く ほど 東西
り は よ り 鳥 弧 的 で あ る (M urauchi et al.,1968 )。DSDP
成 分を 増 す。 東 京 大 学 海蔡 研 究所 の白鳳 丸KH92
の 第31 節 で 九 州 − パ ラ オ 古 海 嶺 北 椰 のSite 296
では
海で ア ユト ラ フ の軸 祁 とパ ラ オ梅 溝 南端 耶 の 一 郭を 調 査
1μX )
m 以 上 の 掘 削 が 行 わ れ, 火 山 岩 が 得 ら れ て い る
し て い る。 今 回 海 溝 と ト ラ フ の 会 合点 を 集 中 的 に 埋 め
(K ㎡ &lngla etaJ.,197S
)。IPOD
の 第59 節 で 九 州 − パ
JAM 釘 ECJ.D●●p S●●R●
s.。10 (1994 )
― 1航
た。 パ ラ オ 海 溝 の爾 の連 続郵 で は 水濠 の 原 い 部 分 が 杉 型
叙夕
3 .3
雁 行 状 に 配 列 し て お り , こ こ で は 左 槇 ず れ 。 す な わち フ
ヤ ップ 海 溝
ヤ ッ プ 海 溝 は マ リ ア ナ と パ ラ オ と つ な ぐ 海 蔚 で 全長 は
ュ ト ラ フ が 東 北 の 方 向 に プ ロ パ ゲ イ ト し な か ら 沈 み込 ん
で い る と す れば , こ の よ うな 雁 行 状 の 地 形 が で き る。
約620km
。 北 も 南 も ト ラ ン ス フ i − ム 断 層 の よ うに
従 。て睦 側 斜面 に は そ れに 伴 う変 形 が 見 ら れるは ず であ
な り て い る 。 海 満 庭 の 最 淅 部 は8,(XX)m を 超 え て い る 。
ヤ ッ プ 島 弧 一 海 溝 系 は 構 造 的 に 5 つ の セ グ メ ント. JN,
る。
一 方 。 梅 溝 の 海 側 斜 面 で は 階 段 状 の 正廱i層 が 何 本 か 見
ら れ る が 三 陸 や , 伊 豆・
小 笠刪 の潟 側 の斜 面 に見 られ る
N, N C,SC ,SW
に 分 け ら れ る 。JN
は マ リ ア ナと の
交 点 で 断層 的 であ り 海 溝 の地 形は は り きり しな い 。 ま た
よ う な 地 塁 ・ 地 溝 構 造lj 顕 漕 で は な い 。 こ れ は カ g リ ン
SW
プ レ ー ト が パ ラi 海 溝 に 添 。て 沈 み 込 ん で い る が 。 南 の
り し た 梅 溝 の 地 形 を 示 さ な い 。 ヤ ッ プ 島 の南 東 に は 水 深
フ ュ ト ラ フ の プ ロ パ ゲ ーシ ・ ン の た め に 横 ず れを 呈 し て
μ 伽 m の と こ ろ が あ る。 鳥 弧 と し て き ち ん と し た形 を
い る た め か も知 れ な い 。
示 す の は N C とSC
3 .2
と そ の 西 は パ ラ オ と の交 点 で こ れ も 斷 雇 で , は っ き
の 部 分 で ヤッ プ 鳥 の本体 は NC の中
に あ る 。 背 弧 も 海 盆 の よ うな 地形 を 示 さな い か地 般 熬流
ア ユ ト ラフ の 地形
? ユ ト う フはj ゛ラ オ 海 溝 の 南 西 端 の 近 く か ら 陶 南 西 に
皿 は 高 い 。 音 波 探 査 の 結 果 は 陸 側 斜 面 は 露 岩 が出 て い て
伸 び , 北 締 3度5{ 吩 付 近 か ら 南 に 伸 び て 赤 道 付 近 ま で お
明 瞭 な 内 部 構 造 は 示 さ な い 。 地 形 は3,79 m と6,200m あ
よ そ3 闃 マ 4 ル 達 な る 。 水 深 約5,0叩 m の 海 底 の 凹 み で あ
たり に 地 形 の 変 換 点 が あ り こ れに より て 3つ のプ ロフ ク
る 。 ト ラ フ の 幅 は 数 tkm
に 分 け ら れ る 。 こ の 傾 斜 変 換 点 は YAP− 1 やYAP-2
海 底 よ り1,SOam
か ら100km
で あ り , ま わり の
か ら2.0【X】
m 湎 く な 。 て い る。 ア ユト ラ
の測 練 で明 瞭 で あ る。
フ の 一 般 的 な 走 行 は 北 緯4 °以 北 で は30 ゛方 向 , そ れ よ り
海 側 の斜 面 に は カ ロ リ ン海 嶺 が す ぐ迫 うて いて。 搬 嶺
凾 で 鯰 ほ ぽ 南 北 で あ る 。 地 形 は ト ラ フ を 中 心 に し て線 対
の 上に は 厚 い 堆 積 物 が 溜 ま っ てい て 明 瞭な 地 塁・ 地溝 搆
称 的 に 南 に 広 が る 眦ぽ 左 右 対 称 で , 顕 著 な 地 形 の 起 伏4j
遒 を 示 さ な い が , 正 断 層 の 地 形 は 見 ら れ る。 海 上 保 安 庁
週い拡大紘
水 略 部 の 測 量 船「
例 えぱ 大 西洋中 央 海 嶺 の 地 形 と よ く 似 てい
拓 洋」
が1993 年 に 行 う たS4 ∃aBeam
に
る。 培 形 , 堆積 屬 の厚 さ, 基盤 の 原 さ な ど も, ト ラ フ 軸
よ る 海 底 地 形 図 を 参 考 に し , か つ ,「 よ こ す か」 の マ ル
を 中 心 に し て 対 芻前 に 変 化 し て お り , ア ユ ト ラ フ が 低 遠
チ ナ ロ ー ピ ー ムを 用 い て デ ー タの 空 白 都 を 埋 め つ つ潜 航
の海 洋 底 拡 大 に よ り で き た 拡 大 系 で あ る こ と を 示 し て い
点 及 び そ の 周 辺 域 を 調 査 し た 。 そ の結 果 ,Soro1
トラ フ
る 。 一 方 , 音 波 探 査 の 記 録4 まト ラ フ 底 の 一 部 に も 溽 い 堆
が 交 彊 し て い る Yap 鳥 付 近 で は , 海 溝 海 側 斜 面 にN25
請 ● が存 在 す る こ とを 示唆 してお り。 海洋 泯 の拡 大 活 動
−50 °E 方 向 の 線 状 構 造 が 見 ら れ た。 こ の 方 向 は プ レ ー
は す で に 鮗 焉 し て し まー, た と い う 見 方 も あ る が , 臚 か な
ト の進 行 方 向 に ほ ぼ 垂 直 で あ り , プ レ ー ト の 沈 み 込 み に
こ と は わ か っ て い な い 。4 濱 以 南 の ア ユ ト ラ フ で は , 中
よ る 正 断 層 構 造 を 反 映 し て い ると 考 え ら れ る 。
央 に 水沺 の大 き い 軸 があ うて両 側 に 地 形 的 な 高ま り と 凹
地 が 南 北 に 規 月│」
正 し く 配列 してお り , 平 均 的な ト ラフ 盡
3. 4
九 州 − パ ラ オ 海嶺
九 州 − パ ラ オ古 贏 弧 は 九 州 の南 東 か ら パ ラ オ に つな が
よ り 一 段 と 諏 く な・ て い る 中 軸 谷 が 認 め ら れ る 。 こ の 中
る 大 地 形 で2,000km
軸 谷 は 南 北 に20 −SOkm
の 山 脈 で あ る 。 古 鳥 弧 の 輻 は 数 十 km か ら1(X)km で あ
の 萇 さを もち , 中 央 梅 嶺 の セ グ
以 上 も つ な が る 水 深 約4,000m
メ ン ト の よ う に 。 ト ラ フ の 中 で 不 漣 続 に 連 な・3 て い る 。
り , ま わ り の 海 底 よ り1500m
し か し 北 に い く ほ ど 地 形 は 攘 轜 に な り パ ラ オ海 溝 と の 衝
る 。 北 緯23 °以 北 で はN30 °W ,23 ゛か ら15 °の 間 はN20 °
突 の様相 を示 す 。 潜 航濤 望 場所 の 近 く で は ,中 軸 谷 の 椹
E , そ れ よ り 南 は 南 北 の配 列 を し てい る 。 従 う て 九州−
は 約3km
パ ラ オ 古 島弧 は 北 限
で , ま わ り よ り 約2 匐 m 深 く な・ gて い る 。 こ の
か ら2,000m
の海 底
高 くな り てい
中 耶 , 南郎 に区 分 で きる 。 北都 で
中 軸 谷 の 西 側 の 側 壁 の 近 く に, 比 高 約・100m の 小 さ な 地
は 西 に 奄 美 海 台 な ど の さ ら に古 い 古 鳥 弧 が 分 布 して い
形 の 高 ま り があ る 。
る 。 こ こ で はDSDP Site 296
Fujiwaxa
and others (199 匐
は地 形 。 墻 磁Sa 一 堆 積
勧 の 厚 さ な ど か ら ア ユ ト ラ フ は 拡 大 輸 で21Ma
に拡大 し
Engle et al。 1975)
。 中 部 の 西に は セ ント ラ ル ベ ー ズ ン
断 層 よ り北 の 平 坦 な 海 盆 が広 がる 。 沖 の鳥 島 は中 部 にあ
2Maに は 拡大 を 停 止 し た と考え てい る。 その拡 大 軸 と
る 。 こ こ で は1P0D Site 448
思 わ れ る 中 央 の 凹 地 に は 比 高Z00m
(Kroenke, Sco 弧et a1. 1980)
うな 地形 か見 ら れる。
程 度 の マ ウ ンドの よ
が 掘 ら れ て い る( Kar
ig
が 掘 削 さ れ て い る
。 南 部 は ほ と ん ど わ か・
てい な い 。 マ ル チ ナロ ービ ー ムの 測深 結 果 では南 留 の 九
州 − パ ラ オ 古 鳥 弧 は 東 南 2 つ の ピ ー ク を 持っ 。
2j∂
JAMSTEC
J.D・ ●p S岫 Rot,10(1994
川
4. 灑 載地 点 と地 形
N. NC.
パ ラオ 海溝 隍 側斜 面
19891.JN
毒190耋 航 は パ ラ オ海 溝牆 側斜 面 で 行 わ れ た。 壜 暖点
S
C、 SW に 分 け ら れ る( Fujioka et al・・
はマ リアナ との交点で断屬的で あ り海 漓の
地 形 は 諡 り き り し な い。 ま たSW
とそ の西 は パ ラ オ と
は パ ラ オ 海溝 陸側 斜面 の水 課6,468m の 地点 で あ る。 斜
の 交 点 で こ れ も断 層 で, は・ きり 廴た 海 溝 の 地 形 を 示 さ
亟 の途 中 で 礫 がち の 靤で あ っ た。 斜 面 崩 墳 の 起こ 。 て い
な い。 ヤ フ プ 鳥 の 南 東 に は水 深 叺OeOm の とこ ろ が あ る。
る 場所 でIs傾 斜 諡9【 ylあ る い は オ ーバ ー/ヽン グして い る。
馬 弧 と して き ち ん とし た 形を 示 す のはNC
朋 敏 の裾 に行 く に つ れ て 傾 斜 は 緩 く, そ れ で も45°ほ ど
で ヤ 7 プ 鳥 の 本 体 はNC の中 にあ る。 背 弧 も 海 盆 の よう
とSC
の 部分
あ る。 石 灰岩 の作 る地形 は削 ら れ た 谷 と 鼠擢 で尾 根 は石
な 地 形 を 示 さ な い が地 歉 恚 潼l は 高 い。 音渡 探 査 の 結果
灰 岩 の 溶 解に より て 丸いlg ツ ジ地 形 を 呈 す る。 そ れ に対
は 睦 側 斜 面 は 露 岩 が出 て い て 明 瞭 な内 幕 構 造 は 示 さな
して 谷 は 奈良 の 発 達 し た す り 鉢 状 の 地澎 を 呈 し て いる 。
い。3,750m と6,200m あ たり に地 形 の 変 換 点 が あ り , こ
水 源 の 浅 い部 分で は 堆積 物の 被 覆 の た め 僥斜 は鑁 く生 物
れ に よ 。 て 地 形 は 3つ の プ ロ 。 ク に分 け られ る。 こ の傾
の作 る 火 山 の地形 が 発達 し。 表 面 は故 打う て 至る 所 に 円
剣 変 換 点 は YAP− 1 や YAP−2
幡 形 の 砂 山 が 見 ら れ た。 高 さ は 大 き い もの で 諷比yy・極度
(Fujioka et al
。 19脯,IS 的)。 瀚 航 に よ りて 皿
で あ る。
徼 地形 は 軟 ら か い 堆 積物 に観 わ れ た平 坦 な地 形 と。 潭 く
の測 繍 で 明 瞭で あ る
さ れた
ア ユト ラフ は, 日 本の 南 方 にあ る パ ラ オ海 溝 の 南 端 か
罷 に覆 わ れ し か し 下 に存 在す る地・ の膕 理面 が む き出 し
ら 瓷 ●忖 返 まで爾 北 に 走 。て い る梅 底 の貍1み であ り。 海
に な・gた 地 形 及 び や や 急 な 斜 面 に 存在 す る 露 頭 で あ っ
底 地罰 な どから海 洋 底 の 拡 大 軸で はな い か と 考え ら れて
た。・ 黷 を 柵 成 す る 蛇紋 岩 の フロ ーは斜 面 の 下 る方 向に
い る。 そ のト ラ フ の中 央 郎 に, 約200m ほ ど 一 段 と漣 く
傾 斜 し て お り, 不 規 則な 表 面 が部 分的 に マ ン ガ ンに 被覆
な・ て い る中 軸谷 が あ る。 そ の中 軸 谷 の西 側 急屋 下 にあ
さ れて い た。 生 物 の作 る 地 形 は は い肺 や 巣穴, 糞 の 潮ま
る 傾 斜 の 鑁 や か な 場所 に 着 座 し た。 水 深 は5.202 岨で
り な とで あ・ た。 土 石 旅 の大 きな 平 坦 面 に近 づ く と 軸形
あ 。 た。 着s a の 北 西 に ● ● かあ り。 そ の大 部 分 はマ ン
的 に も小 さな ガ レ や小 さ な 土 石洸 堆 狭 物 が見 ら れ る よう
ガ ン被 覆 のあ る玄 武 岩 の 露 頭で あ る。 幽 の途 中で 。 北 東
に な る。
一 疱西方 徇 に走 る 鼠sIこ出 た。 そ の略 扱を 南 西 方 向4こた
圓
ど ると ま た玄武 岩 の 兔 ● があ り。 水灘4,947mまで 続 く。
濳 水 船 は ヤッ プ`
海 溝 の 海 儷 斜 面 のダ ラ ー ペ ン底 水 原
急廛 を 登り きる と 緩 や かな 起 伏 のあ る比 較 的 平 坦 な場
6、I33znの 地 点 に 着 底 し た。 着 低 地 点 は 泥 質 で 平 坦 で あ
所 に 出 た。 こ こ は 厚 い 堆 積 屬 に 覆 わ れ て い る。 水 深
U92m
ま で 昇 。た 很 西 方 に向 か・コて 徐 々 に 深 く な 。て
ヤ 7プ海 溝 海 側
り。 生 痕 は 見 ら れ る が, 亀 裂i は な か っ た。
水 源6μa m以 洩 の傾 斜 が お よ そ 加皮 の 急 斜 面で は 途
水 潔453am ま で 下 がり。 そ の餓 斜・ を 西方 に 昇 る と水
中 露 頭 を 登 り き 。 た とこ ろで 櫺15m.
瀝4,8?3m で 尾 観 に 出 た。 こ こ に もマ ンガ ン 被 覆 の あ る
凹 地 が 2箇 所 あ り, 凹 地 底 は 平坦 で 滬 質 で あ・ た。 凹 地
玄武 岩 の鬣頑 が あ る。 そ の尾 根を 北 に たど る と, 差 し渡
の 走向 は 海 溝 軸に ほぽ平 行で ある 。 さ ら に 急 劇 面 の 途中
し約lam の, 竃 頭に 沺 ま れた ピ ーク が あ る。 ピ ー ク の水
水 課51700m 近 傍 で は。・ 鈿 地 形 は 高 さ 2 3 m程 皮 の
深lj4j63 蕕で あり , こ こ で 離 底 し た。
梟 営 と厘 雌JOm 卯 S の堆 積 檐 に お お わ れ た平 坦 面 の 数回
落 差約 6m以 下 の
潜航 に よる 徼地 形
の曩 り 返 しを 示 し た。 こ の急 斜 面 の 登 り 皀・ た 直後 の水
着 底 点 はア ユト ラ フ 紬 部 西 側 斜 面 の 水深5,214m の地
深5j27m
と贔j2工
m に 扇 委113m
の凹 地 が 観 測 さ れ た。
点 で あ る。 側 面は 嶂 と ん ど 全 面 泥 に覆 わ れ て 傾 斜 は 緩
(4S 九 州− パ ラ オ海嶺
く。 所々│こや や 急な 斜面 が見 られそ こ は露 頭 とな って い
九 州− パ ラ オ古 鳥 弧は 今ま で に 地 形図 で は 1つ の 海嶺
る。 水 渊5,014m よ り 洩 い 部 分 は 極 めて 纜 い 一 定 の 傾 斜
の ご と く 表 現 さ れて い た が, こ れ ぬf東 西 2つ の ピ ー タを
を 持つ 泥│こ榎 わ れた 斜面 で。 生勧 の作 る砂 山 が一 面 に 分
持 つ こ と が明 ら か と な 。 た。 東 は 堵J15的 に は や やな だら
布 する以 外 は 地形的 には 大 きな炭 化 は な か・1 た。
かで 古 い 火山 活動 の産 勧 と考 え ら れ る。 西 の ピ ー ク は水
叨
ヤ 。プ 海済腔 側
ヤップ 海 溝 はマ リア ナ とパ ラオ とつ な ぐ 海 溝 で 全 長 は
濛386m の と こ ろ もあ り, ま た亀 形 的 に 麁で 平 均 の 傾斜
は35 °
で あ り, よ り 新し い 火i 活 動 の産 偽 と考 え ら れ る。
約6skm , 北 も南 もト ラ y ス フ・ − ム斷 屬 の よ う に
西 側 の ど ーク の東 の端 は 地 形 的 に 息 な明 瞭なiF 釿● 櫞 迪
な・3て い る。 海 溝 底 の最 課 部 は8,000m を 超 え て い る。
を 示 し て い る。
ヤップ鳥 弧 一 海溝 系 は構 造的 に 5つ の セ グメ ント. JN,
JAMSTEC
J. 0≪4p S≪・R●・。1011 郭4》
潜 航 で 見 ら れ た徼 地 形 は 垂 直に 近 い麁 塵 と 堆 簔勧 に厚
2jj
図 4 癢 航 の ルー ト
Fig. 4
Route af dives.
JAMSTEC
J. DSSl S ●・ R●・・.¶0 {19941
図
5
Fi 宮. 5
JAMSTEC
J. Ottp S*・ R ●S・,10(1994 )
地
形
断
面
図
T op o gr ap hic cr oss sとct 10 n.
213
く覆 わ れ たや や平 坦 な 面 と の組 み合 わ せで あ る。 急 崖は
ど 生 物 か 多 い。 比 高 約 S )x
l の 急 崖 は マ ン ガ ン 被観 のあ
断層 面 で 正 断層 で あ る。 断 層 破 砕 帯 も確 認 さ れて い る。
る 玄武 岩 の冕 厩lt
であ り。 嶷 の中 腹 で鉱 化 作 用を 受 け た就
水 深2,S04)m に 顕 著 な 地 形 の変 換点 が 見 ら れる が こ れ は
状 趣岩 のー郵 を 探 取 し た。 塵を 登 り き る と, 緩 や かな 起
珊 瑚 礁 のエ ッ ジで あ る可 能性 が あ る。
伏 のあ る比 岐的 平 坦 な 場 所 に出 た。 厚 い堆 欖皿 に 覆 われ
て お り, ナマ コ, ヒ ト デ, エ ピ な ど生 物 が多 い。 海底 の
5. 潜 航結 果
温亅
t 異 常 は慧 め られ な か・。た。 西 方に 向 か・・て 纉 や かに
サ ザ;/ク ロ ス航 海 で は パ ラ オ, ヤッ プ, ア ユト ラ フ,
数t m 下 って 昇 ると 凪 譌筌 のS 頭 があ り , そ の 北に 差 し
九 州 一 パ ラ オ古 海 嶺 で 潜航 が行 わ れい ず れ も成 功 し た。
渡 し約10m の。 露 頭 に 囲 ま れ た ピ ー ク が あ る。 こ こ で
以 下 は 船 上で のF 6 で あ る。
も, マ ンガ ンに 覆 わ れ た鉱 化 し た 玄武 岩 を 探 取 し た。
(1) パ ラ オ海 溝
こ れ ら のこ と は, ア ユト ラフは 拡 大 軸 で あ 。 た が。 戛
#190潜 航 の結 果 :
在 は活 動 して いな い こ とをi す 。 潜 航 場 所 は 拡 大軸 の小
着 底点 は魚斜 面 の途 中 で 轢混 じり の泥で あ った。 着支
さな 火 山 体 であ り, 舷 化 し た玄 震 岩 は 。 過 去 に こ の海 底
点 か ら 水 深a000m
く ら い まで は石 灰 岩 の巨 大 な 露 頭 か
火山 に お いて 活 発 な 熱 水活 動 が あ 。た こ と を 示 す古為 水
らな る。 石灰 岩は 堆 積 物 の被 覆 は薄 く 全面 鬣 迴 で内 部 構
嘖出 物 で あ る と考 え ら れ る。 現 在 の活 動 を 難 語 する ため
遣 も よ く見 ら れた。 石灰 岩 は成 層 す る部 分 が 観察 さ れ,
に, 海 底 地 震計 に よ る地 震 活 助 の 観 測 も行・ た。
間に 泥賢 の堆 積 物 を 挾 む。 水 渊 のた め全体 に 溶 解 して い
毒192* 航 の結 果 :
る。 石灰 岩は 斜 面 崩 壊 し 土石 流堆 秡物 を 下 流 に 供給 して
看底 点 は7 ユト ラ フ 軸 都 西 倒 斜 面 の 水R5,214m
の埔
いる。 土 石に よ っ て 削 ら れ多 数 の条疲 が見 ら れ, そ の留
点 で, 斜面 は泥 に 覆 わ れ た緩 い 傾 斜を 持 ち, 所 々に や や
分 は 谷地 形を 呈 す る。 す り眛 状 の地形 にな う て い る。 一
魚 な 斜 面 が 見 ら れ そ こ│ま纖 頏 と な 。て い る。5,014m よ
方, 残・ だ部 分 は 尾 根 を形 成 して い る。 リッ ジ 状に 飛 び
り 浅 い 部分 U 緩 い 一 定 の傾 斜 を 持 つ泥 に 覆 わ れ た斜面 で
出 た とこ ろ と 小さ な 谷 を 形 成 して い る とこ ろ があ・・ た。
地 形的 に は 大 き な変 化 は な か 。 た。5,196m と5.063mR
谷 は斜 面 崩壊 に よ・ てえ ぐら れそ の表 面 に は 土 石が 削 ウ
あ たり にl cm以 下 の 小 さ な 穴 の あい た東 ま たは 南に 緩
たと思 われる 条 痕 が 至 る所 に見 ら れ た。 石 灰 岩 の表 面 は
く 傾く 泥 岩 の露 頭 が 見 ら れ た。 泥 岩 の 表面 はマ ンガ ンの
溶け て 丸 みを 帯 ぴ。 ま た削 られて 幾 筋 もの 粂痕 が見 ら れ
爾 い ク ラ ス }か 覆 って い た。 泥 岩 は柱 状採 泥器 が刺 さる
た。 水 凍 の浅 い 方向 に 石灰 岩 の 露頭 は 減 少 し堆 積物 の被
くら い 軟 ら か か 。 た が 泥 岩 を覆 う 泥よ りは 硬 い。 泥岩 は
覆 が厚 くな る が 石灰 岩 の 破片 は 見ら れ た。 成 層 那は 赤 茶
高 さlm か ら2m 程度 の スタ 。プ を形 成 し て い た。 水 原
色 の 堆積 物 と 黒い 堆 積 物 か らな り, 厚 さは50cm ほ どで
5,014m よ り 洩 い 地 点 は 欽 ら か い 泥に 覆 わ れ て い た。 水
あ る。 堆 種 吻 と 石灰 岩 の接 触面 は不 規 則で あ り 侵食 面 を
深5,014mg
埋 積 し た も の と 思 わ れ る。 石 灰 岩 が こ の よ う な 深 さ
が 顕 着 に 多 くlml あ た り10匹 以 上 の生 物 が 存在 し た。 ナ
(6μ )e
べ468m
洩で は 露 頭│ま全 く 見 ら れ ず, 生 勧 量 や 生 攜
) に 存 在 す る た めに は,1 ) カ ロ リ ンプ
マ コが 種 類 も 数 も多 か・ た。 ナマ コ, ヒト デ, 4 ソ ギy
レ ート 上 の海山 の付 加 ,2 ) パ ラ オ鳥 弧 の珊 瑚 礁 の 巨 大
チ やク , ゴ カ イ, 二枚 貝, ヤ ギ。 ヤド カ り のよ うな 生 偽
崩 壊,s ) パ ラ オ鳥 弧 の沈 降 と テ クト ニ ッ クェ ロ ー ジ・
な ど が 観 察 さ れ た。 ア ユト ラ フは 堆積 岩 の 存在 や泥 や マ
ンな ど の 可能 性 が 考 え ら れ る。900m
ンガ ンの 被 覆 か ら 見て 現在 拡大 してい ると は考え ら れ な
以 洩 で は堆 積 物
の被 覆 の ため 石灰 岩 の露 頭 は 見 られ ず, 代 わり て生 物 の
生 償 が 見 ら れ た。1 ←30cm
の マ ウ ンド や 糞 の ほ か に ナ
い。
a
ヤッ プ 海 溝 挫側 斜面
マ コ, ゴカ イ, イ ソ ギyチ ャクな ど が 単体 と して 至 る所
#j93 潜 航 の結 果:
に 見 ら れ た。 水深5j00m
よ り 深 い 海 賎 で の生 物 の 数 は
着 底 点 か ら 水 原6,S00m く ら い まで は 土 石 旄 堆 積物 の
一般 の海 洋 底 に比 ぺて 多 く, 生 物 を 養 う栄 養 が豊 富 な 条
巨 大 な 霜 頭 から な る。 堰 暖 点 は 土 石渣 堆積 物 の 上で 角 轢
件 が そ ろ りて い る と考え られ る( 藤岡 ・北 里, 本 書 )
。
混 じ り の 泥で あ・ た。 柱 状 採 泥 器 で得 た堆 積 物 は茶 掲 色
(2) ア ユ ト ラ フ
の 釶で あ 。 た。 露 頭 と 思 わ れる 岩 石は カ ンラ冫 岩 で あ り
#191 潜航 の結 果 :
た。 膨 ら ん だ土 石 を越 えて 陛 竸j
に 行く と平 坦な 堆 種 物 に
拡 大 軸 で あ 7 たと 考え ら れて い る ア ユト ラフ中 軸 谷 の
覆 わ れ た 面 か見 ら れ た。 土 石 と の 閠に は240゛から251 °の
西 側 急 崖 下 に あ る傾斜 の緩 や かな 場 所 に 着ぼ し た。 底質
明 瞭な 境 界線 かあ り 土 石 の方 が 約10m 縋ど 埴形 的 に 高 く
は10cm 前 後 の礫を 多 く 含 む泥で あ る。 大小 の ナマ コな
な・3て い る。 こ の平 坦 面 は 数十m 続 き 陸 側 斜面sj そ こ か
z14
JAMSTEC
J. Owp
Sm
Re
・ 。。10 11剪4】
ら 急 に 急斜 面 とな る。 こ の 面 は 断 層 に よ って で き た破 砕
り こ れ も 蛇 紋 岩 で あ・3 た。 潜航 地a 付 近 の 全体 の 地形 は
帯 と 考 え ら れる。 音波 探査 YAP−2
の測 線で 見 ら れ る
水 濛6 μ)Om に広 い 平 坦 面 が あ り, こ の 上 位 も下 位 も 急
断 層 の位 置に相 当 する 。 臉 儁 斜 面 は 緩 く堆 積 物 に 覆 わ れ
崖 で こ の面 は 逆 断 膕 面 で , 土 石 潼 堆 積 物 の 置 う 面で あ
て 所 々露頭 が露 出 して いる。 あ る い は 軽 石 が分 布 して い
る。 #19a 耐 航 で こ の 逆 断 層 よ り 上 か ら ガ プロ やド レ ラ
る。 露 頭はおお む ね斜 面 の 下 る 方 向 に 傾 い て い た。 生 物
イ ト が 得 ら れ, 今回 の 潜航 で下 か ら蛇 紋岩 か 得 ら れた こ
は 平坦 面に多 く特 にウ シ ナマ コ が 多 く 癨 梛 や巣 穴 も多 数
と, 音 波 探 査 断 面 の大 き な 逆 断・ の存 左
見 ら れ た。 潜航 の結 果 得 ら れ た カ ン ラ y岩 や角 閃 岩 は マ
上 の 地 質 か ら 考 え て。 今回 潜 水 爾 査船 で通 遇 し た 荼S 層
ント ル や下 郷地 般 に相 当 し, 潜 航 で 越 え た平 坦 面 は 一 租
は モ ホ面 と 考え ら れ る。
の モ ホ面 に相当 す ると 考え ら れ , そ う で あ れば 世 界 で 初
㈲
め て 潜水爾 査船 で モホ面 を 横 切 う た こ とに な る 。
#196 潜 航 の結 果:
(4) ヤ 。ブ海膺 海側 斜 面
ヤ フ プ 鳥の 陸
九 州− パ ラ オ古 海 嶺
着 底 点 は 軟 ら か い泥 で そ の 表 面 に は 強い 浹 れを 示す 翳
#194潜 航 の結 果;
や 転 落 し て き た と 考 え ら れ る 巨 礫 が 散 在 し て い た。
滞 水船 は, ヤ ッ ブ海 溝の 晦 側 斜 面 の グ ラ ーベ ン暖 水 深
4044m か ら 岩 石 の露 頭 が 見 え 始 め た。 露 頭 は 垂 直に 近
6.133m の地 点に 着 底 し た。 着 底 地 点 は 泥 質 で 平 坦で あ
い 急 崖 と90°程 度 の緩 い 斜 面 と の組 み 合 わ せで, 鑚い 斜
り, 生 痕 が見 ら れ るが , 亀 裂 は な い。 露 頭 に 近 づ くと 礫
面 に は 厚 い 泥 や 細 か い 礫 が 堆 積 して い た。 岩 石は 玄賦 岩
の 分 布 密 度 が 大 きく な る。 露 頭 は す べて マ ン ガ y コ ー
な い しは 安 山 岩 で 溶 岩。 塊 状 溶 岩, 岩 脈, プレ ッチ キ,
テ ィ ン グさ れたpillow bag・It で ち・・ た。 傾 斜 が や や 急
な ど の 産 状 を 示 し, 下 位 ほ ど 溶 岩 が多 く, 上位 に プレ ッ
な と こ ろ で はpillow br ec
c
ia が 露 出 して お り。 緩 傾 斜
チ ャ が 卓 越 す る。 冷却 節 厘 が よ く 堅i肅して い る。 南北 性
で は岩 はマ ンガ ンで 厚 くお お わ れて 丸 みを 帯 び て い る 傾
の新 層 が よ く 見 ら れ部 分的 に 破 砕帯 を 覲乕 して い る。 墸
向 が あ るようで あ る。 こ の よ う な タ イ プ のマ y が yは 琉
狠 勧 は 水 深4、000r
l 以 上 の とこ ろ で は 褐 色 の 粘 土 で あ・ ,
球 海 溝 の#118 潜 航 で 初 めて 報 告 さ れ て い る。 採 取 し た
たが ,Sj300nlよ り 洩 い とこ ろで は 有 孔 虫 歓 眤に 震 わ る。
岩 石 の化学 刧成 や年 代 を 測 定 す るこ と によ り, Caroline
こ れ は 炭 醗 塲 補 償 蔗皮 を 衷 して い る。 離庇 点で は 白い 有
海 嶺 やSolol ト ラ フ の 起 源 を 探 る こ と が で きる か もし れ
孔 虫 歓 眤 に 儷 わ れ た 表 面 が 凹凸 し た プ レ ッ チ ャ の 緇頑 が
な い。
見 ら れ た。 残 念 な が ら 石 灰 岩 は 見 ら れ な か 。 た。 こ の 潜
ま た, 水 課印20 −5,6SOm の急 傾斜 域 で , ほぽN40 °E
方 向 の 走向 を もつ1815m,
深 さ 4− 5m程 度 の凹 地 を 2
回 観 測 し た。 こ の 走向 はほ ぽ 海 遭舳 に 垂 直 であ り, Car-
航 で 九 州− パ ラ オ古 高 弧 の 南 部 も 洫岩 や, ブ レ ッ チ ャ や
岩 脈 な ど の 火 山 岩 が 厚 く 堆 積 し た 火山 体で あ るこ と, そ
れが 噺 鼈 で 崩 壊 し て い る こ と が わ か 。 た。
o
l
ine プ レ ート 沈 み込 みに よ る 張力 を 反 映 し て い ると 考
え ら れ る。 さら に, こ の魚 傾 斜 面途 中 で は。 高 さ 2− 3
m 程 度 の急 崖 と幡10m 程 度 の 堆 積 物 に お お われ た平 坦 面
の・ り 返し が見 ら れ た。 泥 質 の 平 坦 面 上に は生 痕 が見 ら
れ る の みで, 日 本 海溝 やマ リア ナ海 溝 海假 斜面 に 見ら れ
る よ う な小新 層 や 小さ な亀 裂 は 存 在 し ない 。
(5) ヤッ プ海溝 隍側 斜面
6. 考 裏
潜 航 は ま だ数 が 少 な く 出 て き た 桔 果 は 予 察的 で あ る が
以 下 の項 目 に つ い て 考 察 す る。
(1) パ ラ オ海 満
パ ラ オ海 溝 陸 側 斜 面 か ら 巨 大 な 石 灰 岩 の 岩 体 が見 つ
か っ た。 石 灰 岩 は 珊 瑚 磁 性 の も ので , 大型 有 孔虫 や小 型
#195柵 航 の結 果:
有孔 虫 を 産 出 す る。 大 型 に 関 し て は 詳 し い 研 究 が 必要 で
着 定 点 は 水 深 亀392m で 泥 で あ っ た。 斜 面 が 急 に な ウ
あ る がN8 か らN10 位 の中 新 世 の も の で は な い か とい う
て き た途 端 に罵頭 が出 現し た。 表 面 が マ ンガ ンに 覆 わ れ
( 森, 私信)。 底 生 有 孔 虫 は 堆 積 物 に 関 して 求 め ら れて い
た 蛇紋 岩で, マ リア ナで 見 ら れ たよ う な蛇 紋 岩 の フロ ー
る が( 藤 岡 , 北 里 , 本 書), すべ て餒 海 性 の もので あ る。
と 極 め て よ く 似 た岩 石 で あ 。 た。 水 鑠6,278m ,6,270m
従・ て , 明 らか に こ の 石 灰 岩 岩 体 は多 く の 石 灰岩 と同 様
に 同 様 の露頭 が見 られ , い ず れ も蛇 紋 岩な い し カ ンラ ン
に浅 所 か ら運 ぱ れて き たこ と に な る。 そ の 際 に は以 下 の
岩 で あ った。6 ぶ13m で 土石 洫 堆 積 物 の作 る 小 さ な リ フ
3つ の 可 能 性 が 考 え ら れ る。1)
ジ と 地 形的 な凹 み が見 ら れ た。 蛇 紋 岩 の一 部 は 土 石流 と
にあ った海 山 に 成 長 し た珊 瑚 礁 が 沈 降 し な が ら還 ばれ 陵
し て 運ぱ れ た可能 性 も ある が, ほ と ん ど露 頭で そ の場 に
儁斜 面 に付 加 し た。 こ の可 能 畦 は 音 波 探 査 断 面 の 解釈 と
あ っ た もの で あ る。 離 底 点 の水 深 叺195m に も 露 頭 が あ
叫 和的 で あ る。 従・,て 珊 瑚 礁 の 年 代 が カ ロ リン プ レ ー ト
JAMSTEC
J. DMp
SaaR・・・.IC(1994)
カロ リ ン プ レ ート の 上
2j5
い る。 超塩 基 性岩 は 傾 斜 変 換点 よ り下 に卓 越 す る の に 対
して ガ プロ は上に 卓越 する。 超塩 基性 岩 は 著 し く シ ア ー
を 受 け て お り こ れ が マ ント ル起 源で あ る可 能 性 は高 い。
カ ンラ ン石 や スピ ネ ル の化 学 組成 か検 討 さ れ るべ き で あ
る 。 ま たこ れか モ ホで あ る として , 特 に蛇 紋 岩 は 伊 豆 ・
小 笠 原 やマ リア ナ 前 弧 に 見 ら れる 蛇紋 岩海 山 とど の よ う
に 異 な る の かは興 味 あ る問 題で あ る。
7. まと め と 今 後の 闕 圜 点
パラ オ海 溝, ア ユト ラ フ, ヤッ プ海 溝海 側 斜 面 。 同 隍
図 6
ヤ・ プ め 仮 想 断 面 図
FIS.6 Sci
s ●st
ic 4rfxs °゛110nax=r osst be ¥ap T 爬nc瓦
側 斜 面 , 九 州一 パ ラ オ 海嶺 に 潜航 して 以 下 のこ とが 明 ら
か とな り た。
の 年 代 よ り 少 し 若 け れ ば よ い 。2 ) 現 在 パ ラ オ 鳥 に は 町
I ) ヤップ 海溝 の 随 側斜 面 の水 源a5{K卜 叺000m に か け
取 瞻 が 広 く 分 布 し て い る 。 中 に は 隆 起 胴 瑚 礁 と な・l て 宕
て 広 大 な 平 坦面 か 存 在 す る か。 こ れが 曹 の モ ホ面 で あ る
山 灣 に存 在 す る 。 地 質 学 的 過 去 に珊 瑚 礁 が 発 達 し 。 そ れ
可 能性 が 潜 航 の結 果 明 らか4こな っ た。 こ の断 層 面 よ り 縢
が 例 え ば 斜 面 崩 壊 に よ っ て 海 詢 の疎 い と こ ろ に 運 ば れ た
い 碍分 で は 蛇紋 岩 や カ y ラ ン料な ど上 邸マ ント ルを 棡 成
ケ ー ス で あ る 。 音 波 探 査 断 面 に は caoUc な 反 斜 面 が 見
す る岩 石 が, 浅 い 郵 分 から は 八 y レイ 岩 な ど 地殻 の下 部
ら れ こ の 可 能 性 も 否 定 で き な い 。3 〕 はtectonic cro-
を 構 成 ず る 岩石 が 露 頭 で 見 つ かり 採集 され た。 ま た墻 麪
sion で 基 本 的 に112
〕 と 同様 睦 側 起 原 で あ る 。 い ず れ
に し て も化 石 を 検 討 し て 年 代 を 正 鑪 に 決 定 す る 必 齠 が あ
から こ の 而 か モ ホ而 で ある 可能性 が極 めて 高 い。
2) ア ユト ラフ が 過 去 の 拡 大 紬 でそ こ に 熟 水 噴 山 孔 が
る。
存 在 し た可 能性が 見つ か っ た。 ト ラフ の詒i斤く の 西 側 の
C2 】 九 剛 一 パ ラ オli!牘 丿櫑
#196
潜 航 は 水 燦4000m
か ら2;700m
ま で の 比 高 を Q
り , 火111岩 の 全 面 竡 頑 を 観 察 し た。 耋 嶂4 面 に は 堆 積 物 の
披 讀 は ほ と ん ど な い が , 平 坦 な 斜 面 に は厚 い 堆 積 勧 か 見
られ た。 堆 積 物 に は 存 孔 虫 が入 りて お り, 露 定 によ れ ば
水 深4km
付 近 の も の 仕 CC D に 近 い と い う ( 脯 岡 。 北
小ri の 踊 上 から 鉱 液 で 震質 し た玄 武岩 が探 集 さ れ た。 熱
水 は発 兌で きな か・, た が, こ れ は 過去 の為 水 活 動で 山 来
たr!f匏 性 が 高い。
l ) ヤップ 海溝 海 儺 斜 面 は, 急 崖 を マ y が y が 被 覆 し ,
崩 れた とこ ろで は 枕 状 溶岩 の破 片 ( ピ ロ ー プ レ フチ ャ)
は赤 粘
が秡 み!ltな・ た急 坩で あう た。 魚梟 の 適中 に 平 坦 な 殴 が
た。 従 う て , 水 深
何 良 もあ り, そこ に は 幄15m , 原 き5slまど の湃 状 の 匍
付 近 に CCD が あ り た こ と はlll 違 い な い 。 ま た 火
形 が兇 ら れ た。 こ れ は 三廸 狆 や伊 豆・ 小笠 原 に 見ら れ た
里 , 本 書 )。 堆 積 物 は 明 瞭 に 迫 い が あ り , C−002
土 で ,C
4,000m
やき 破 探 査 によ る 地 下 梢造 の桔 果 ,随 上の地 質等 の研 究
−003
は有 孔 虫 教 組 で あ ・
i 岩 は 水 圧 に よー, て 活 動 の 形 態 を 異 に す る 。 火 山yl は 水
深4.04jOm
裂 け目 と1司じで あ・, た。
付 近 で は 静 か な 噴 山 を す る の に対 し て浅 い と
4 ) 九州−jf ラ オIな海 嶺で は1.700ms こわ た る過 去 の 火
こ ろ で│ ま賜 発 的 な 活 動 を す る 。 こ の こ と が 呎 饕 な 観 察 ’
μ
│ll活動 の跡 が 見ら れ た。 水 深 の淙 い と ころ で は 靜か な 活
項 に な る 。 今 回 の 潜 航 で は 一 番 頂 上 ま で は行 け な か り た
勣で あ り, 溶岩, 岩脈 が 見 ら れ, 浅く な る と激 しい 爆 允
が 次 回│ こ4 ま達 成 す る 必 嬰 が あ る 。 パ ラ オ 黼 よ り 沈 降 し て
的 な ブ レ・ テ ャ が 見 ら れ た。 堆 積勧 は4,000m よ り 藤 い
い る ため や や古い 暑 瑚 礁 が 頂 上 に は存 在す る 可倫 性 があ
とこ ろ で は 遠洋 性 粘 土 が,・ い ところ で は 有孔 虫 の軟 泥
る。
が 見ら れ, 炭 酸塩 脯 償 深 度 がこ の深 さ にあ るこ と が明 ら
叨
ヤ ップ海 溝 陸 側斜 面
かにな・1 た。
ヤ ッ プ海稗 陸側斜 面 か ら は遇 亠 に蛇 紋 岩や ガ プロ そし
今後 の問 匐 点
て 変 成 岩 が ド レ 。 ジ によ 。 て 得 ら れ て い る 。 ま た音 波 探
サザ ンク ロ ス航 海 は 当 初 予定 してい た全 潜 航を 完 結 す
査 に よ 。 て 前 弧 斜 面 に 明 贍 な 傾 斜 の 変 換 点 が 2翼 所 で 見
るこ と がで きた。し か し潜 航 は 広 い梅 満城 の ほ ん の一 部
つ か っ て お り, Fujioka et aL
) は下 の 傾 斜 変 換
に過 ぎ ない。 問 崩 は こ れか らで あ るの は当 然で あ る。 今
点 が そ 赤 面I こ 相 当 す る 可 能 牲 を 指 摘 し て い る 。 今 回 の 榊
後 の課 題と して, 以 下 のよ うな 問 閣を あ げ るこ とが で き
航 で は , 傾 斜 変 換 点 よ り 洩 い 蓐 分 と 瀕 い 部 分 に 潜航 し て
る。
(1988
1) 石 灰 岩 の起 源
北 里洋 氏は 有孔虫 の鑑 定をして くださ・た。 青油t
パ ラ オ梅 溝 譛 側 斜面 の 石 灰 岩 の 忍 原 は 3 つ の 可 匐 鈴 が
野● 両 氏に は原稿 の作 成 のお手伝 いを お願 いした。これ
考 え ら れ る 。 そ れ は ,I ) カ ロ リ y プ レ ー ト│ ご欒
う た 海
岡
らの方 々に厚くお 礼申 し上げます。
山 洳 隍 側 斜 面 に 付 匐 し た ,2 )腔1 嚇4 面 の 古 い 珊 瑚 礁 が 巨
大 鋼 墻 し て 海 溝 軸 近 く ま で 柵 り て い っ た ,3 )
s フ タ エ o − ク . y に よ 。 て 前 弧 か 径il
テ ク ト
し た , の3
つ で
参 考
敵
Ba瀘dal ov ,L.
あ る 。 ど の ケ ー ス かiE し い か に よ 。 て パ ラ オ で の プ レ ー
et al. ,11977 】: 】Initial reports 01 the
geological
ト の 動 き が 復 元 で きる 。
21
文
stud y of oceanic crust of
pi zll sea aooi. 0 10Ut 氣X 137-16&
アユト ラフ の 輸 部
Card
潜 航 か ら は 熱 水 チ ム ニ ー は 見 つ か ら な か っ た。 堆 積 物
well, R.FC,
"The
B.L.
Isacks
Spatial DI
and D
Mechanism Solution,
と は 考 え ↓こく い 。 し か し こ の ケ ー ス は 瀬 野 の モ デ ル と は
sphere in the Philippine and Nort
合 わ な い 。 南 鼈 部 で の タ ク ト s ク ス に はI ) と2 )
nesjan Islands."
は重 要
な 東 縛 を 与 え うる 。
Islands : GI
従 来 の 研 究 か ら 前 弧 の 掫 郎 に は超 塩 基 訛 岩 が 知 ら れ て
Fryer,1985;
因 に
は 蛇 紋 岩 海 山(Hussong and
), 海 渦 輪 部 に 直 接 蛇 紋 岩 が 露 山 す る ト ン ガ
で の モ デ ル(Fisher
and
E nSel. 1969 ) や 今 回 の モ ホ 面
の 存 在 の 3つ の 可 個 性 が あ り う る 。 ヤ
CROSS SECT
pl-35.
Litho・
heast爬
rn 】
・do・
In : The
Tectonic and Ge-
D.E.
フプ 前 弧 の 完 全 な
】
ON は 経 済 水 域 で あ る た め に 実 現 は難 し
い が, ぜ ひやり遂 げる ぺ 自で あ る 。 蛇 紋 岩 と の関 連 も 重
要 で あ る。
励and
χlph ysica】 M on oSraph 23.
Hayes,
Ediled by
AGU.
助s her. R.L and
Fryeret 纛1・,1965 )や 海 側 の 付 加 (J obnsQn
etal.1992
and Subducted
01011c Evolution of Southeast Asian Se
9 ) ヤ フプ 海 溝 の 瞳 側 劇 面
た が , そ の 成
£. K&rig (IS90):
strib ution of Earth qu ●ke 禹F{ x a1
の 被 覆 や 地 震 か ら 考え て 戛 在 ア ユ ト ラ フ がt t し てい る
い
廿1e Pli 】iP
C G. Engel a96
basaltic rocks d
旬:Ultr
r鬯dged from the
of the Tonga
a m ●fie and
near-ahore flank
Trerlcll.B u】│.G・ol.
Soc. Amor.
1373-1378.
Fr yer.P
。 ・L.
OriSin
Ambos and
D.M.
Bu弱 ong(l
mounts. rx
●d Qgy. 14 774
藤 閏 換 太 郎(1988):
sea・
゛7 咒
ヤ ッ プ 鳥 と その 周 辺 海 域の 地質 の
研 究 , 昭 和 鯰 年度 助 成 研 究 要 旨。 地 学雑 紘
玄 武 岩 の 露 出 が 知 ら れ たカf 化 学 組 成 や 年 代 が 重 要 で あ
−622.
墻 殼 の断 面が重 出 して い る 可 能 性 が あ る。 従 ・ で 三 箍 沖
な ど と の比 較 研 究 が 考 え ら れ る 。
水 潔5,000m
か ら1,000m
F ujioka 、K., T. F uruta ,H. Kila2a匍 ,K.lkebar
r uyan{1985j
=
“Prel
iminary studyofpi
from KK 84 1 c
5) 九 州 − パ ラ オ 海 嶺
rlli−' p34-
『-eport 01 the
ま で 比 高 4 k m 以 上 あ る 。 徒-g
て。 パ レチペ ラ海 盆 の 蔵 か ら 古 い 鳥 弧 の 完 全 断 面 を 得 る
Edited
Fujioka,
by
K,
T.
Furuta,
G.
Takeuctii,
猝
nary
“Sediment
サザ ンクロ ス航 海 にあ たり て 「 よこ す か 」e 船 長 は じ
め乗 岨 員 には 鱇舶 や生 活 のう え で お 世 話 に な・ た。『 し
report
Edi 鋤db
¥ap T 詞nchea、
of the
T . Seno^
Y●s a motc
and ・round t
−1 低
A.
he
】
n :Prd m 量K H 詬 −1.
y Y. 1 0 m odt
F ujioka. K o A。 7akeuchj,G.
Kuraynot・i, H.
{19893:'
氏 はこ の航 海 に対 して い ろい ろお 世 話 く だ さ・ た。 富 士
Tr ●nck“ P146-216.In:Prel
原 黻 也 氏 は ア ユト ラ フ の投 稿 中 の原 稿 を 見 せて く だ さ
Hakuho Mam
り、 シ ーピ ー 亠マ 。プ を 作 って く ださ 。 た。 簪岡 大 学 の
K obay 銘hi
Sm Rm、。1●{19軻1
“p38
S.
Hakuho-Maru cruise
潜 水鉛 の中 で の繼 鮠は 有 益で あ・ た。 川 崎地 質 の 押田 淳
J.DMp
and
s and rocks in
ん かい6500』 チ ー ムに は 瀚 水 船 の 操 作 や サ ンプ リ ング。
JAMSTEC
S4−1.
M atst』畆
M. Watanabe
Palau and
讎 ston a M・
■ es
仞.ln : Preliminary
Kim uia ,K. K oda m 耳, K・
を 合 め た 上 昇 , 沈 降 の 慶 史 は 重 要 で あ り. CCD
{1986}:
a and Z.
K. KobayashL
K ogao S. K uyi m ot0, 阯
t の 関
珮619
Hakuho Maru cruise KH
ぺ きで ある。 その とき に , 火 山岩 の 時 代 と 噴 火柵t な ど
連 や その分布 か 重 蜃 で あ る。
郭5):
皿 d ●s plaeement of Mariana forearc
4) 海 儼 斜 面
る 。 ま た 地 塁 , 地 溝 の 内 郎 の 海 底 の 裂 け 目 に 汾・ ・ て 海 洋
。80,
Matsuoka and
Sediments and rocks
cruise KH
Kim ur 亀
乢
J. A s皿S.
W at醴 abe
arcund the
汕 inary report oft
87-S. Edited by
Yap
he
K.
227
富 士 原 敏 也 ・ 木 戸 元 之(1992):
一 白 霜 丸KH92
−1
部 の 畔 細
ア ユト ラフ と は何 か ?
航 海 地 球 勧 題 詞 査 の成 果 一 , 月
KH 92-1 Preliminary
Fujiw ara. T。 M. Kido etaL(19931:
s seafloor
Trough 3
Hall
ScL
Ga)pll ysicalevi・
spreading
゛31 N 4 °SO'N.
Planet
soft
at the Ayu
submittld t
Nichols
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the
junction
; D efo m led
between
J.
the
Mari・
Structural Geol..
11,
a.-
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K{19851:Geological
al d geophysical in・
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an d R Schmidtke
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(19 陶:
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日 本 海 溝北
し ん か い6500」
第6 氛6
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Islands)
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の 地
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物 研
究 邦
科 学
,6.
1-43.
地 学 上
か
ら 見
た
ヤ
フ
プ 鳥
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戝
Shiraki,
U:㎡ versity αfTok
L亅SoP.Fi yei, ・Taylor.
Shi
trace,
uho M 驫ru Cruise
q uist. A.J.
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N.T.
一丸
0.Elm
タ ス . 地 学 雛 紘94.141-156.
landarc
tholeiite series
dence for
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Structure of the
黴 三
一郭.
sal. K.Tjl. and Y. Naka譱 ufa{1985a:'Is
nary ReportofTheRak
瀬 野
G ovem・
s、Calorine lslands、InteUl-
of Geophysical Research,
一吉 岡 真 一 ・ 洩 田
1. 0 ∼an
N.
Ludwlg,
Crustal
, U.S.
of the U.
Washingto
;For・
″rok yo.
John・011,
slud
F Qri es Par
Sn
戉S9
R oge 皿
with personnel
Murzuchi,
84-1.
Washington.
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ilce D171s1qr ‰Ofyi
A.J.
一
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M oC rackl n(1qSei):
哺 yoftbePSlall
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V sselalld RJ.
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en 』fee KH
M as on ,A. C・, G. C 6 w ㎞ ,C、L
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Kr oenk a L.
M a・
Trough,、southern
《卜288.
wat Caroline
】
slandl : A constiaint on Philippine
northern Mariana
i an 亀Yap
lnd09衂iin
P畆 a} m 礑 netjc r鵯 ults from Patau,
2jl
at
vst i
l ltion af sean oar east of O Sasa w ara( B( 瀲ia)
H astaR &,
加 誦
O cea n
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パ ラ オ海 溝北
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Geol, 82,217-233.
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and
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uho M art
l Cruise
of
Tokya
northern
T. Watanabe
lSat
t
jo1 01 Mariana, Fala
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フ ィ リ ピ ン 均 地 域 に お け る 火成 活 動
( 注) 表 及 び写 真 は 次 ペ ージ以 降に 掲 載
の 放 射 年 代 。 地 球 ,7, 右叫-7( l.
J AM STEC J.DupS
●aR ●s・,1011994
)
ZI 夕
表 1
乗 船研 究 者一 覧
Table l List of pa
rtk paj丶t
&
Dr. Kantaro Fujioka
Chief Scientist
Deep
Sea Research Department, Japan Marine
2-15, NaUu&hima-cho,
Yokosuka,
Kanagawa
Science and Technolomy
Center (JAMSTBO
Prefecture 237, Japan
Tel: 0468-66-9844 Ex. 411. Fa* : 046B-66-5541, E-mail: fujiokakR
mstkid. jamstec go. jp
Dr. Hirorm Fujimoto
Assistant Chief Scientist
Ocean
Research Institute,University of Tokyo
I -IS-1, Mlnamidai, Nakano-ku,
Tokyo
164. Japan
Tel/Fax;
03-6351-^29, B-mall ・ fujimoto<$ ai* 3. oxL u-tokyo. ac. jp
Dr. Asusa
NishUawa
HydrograpWc
5-3-1,
Department, Maritime Safety Agency
Tsukljt, Chuo-ku, Tokyo
104,Japan
Tel: 03-2541-8811, Fax : 03-3545-2685
M&
Akiko Koiaumi
Institute Geosciences, Shisucka University
636 Ohya, Shizuoks 422,Japan
Tel: 054-237-1111 Ex; 4565 (e/o Dr. Koyama). Pax : 054-236-0491
Mr. Tomoo
Ohga
Institute Geosciences. Shisuoka University
63$ Ohya, ShJsuoka 423, Japan
Tel: 054-237-1 Ul Ex. 5810 (c/o Dr. Kltasato},Fax : 0S4-288-0491
Mr. Yoshlhiro HorU
Department
of Aquasdsnce,
Tokyo
4 - 5 - 7, Konan, Minato-ku, Tokyo
University of Fisheries
108, Japan
Tel: 03-3471-1851 Ex. 31$ (c/o Dr. Okutani), Pax : 03-34? 1-5794
Ua
Akiko
Nakamura
College of Science. University ol the Ryukyus
1. Asa-Sen' ninbara. Nlslhara-cfto,Okinawa
908H)1, Japan
Tel: 098-895-2111 Ex. 2678 (c/o Dr. Kimura) Fax : 096-895-6254
2即
JAMSTEC
J. D≪≪p S(i ReR・,10 (1994 )
表 2
潜 航 点- 一覧
T轟ble 2 List of div ≪si睹 糺
翕ll】:u月 1日( 月)●冐汕 士s 嵩洋科学枝魯 センタ ー
爿 ラオ海●・ 儷甘面
s°
加.ass
゛
N,13s°
哢.諱y E,e.4鴾脯
1191:11 日 2日( 火)廛本博巳 東京大学S洙 研究所
アユト ラフ中軸の小梅丘
3°
加.s71’
N,132s9.691’E,5.匐 2圃
#192:1113 日( 水)癲岡 換太郎 海洋科学技腸を ンター
フュト ラフ中 軸の小海丘
sIs.健fN.Is r 闃.84
(yE,5,2j4圃
#193:11 日 6日( 水)麗岡 換太郎 海洋科学鼓 腸をyター
ヤ・ プ海溝陵 側斜面
r02.szl N,Is7°ss.875
’
E.6.495皿
#194:11 日 7日(l )西澤あ ずさ 海上 保安庁水霜椰
ヤ・ プ梅溝厘 側斜面
g°10.a
’N 138
°ZT.fE. 6.133m
巷195:11日・日( 月)・ 岡換太耶 海津科学技術セyター
ヤ・ プ海溝陟 働斜面
s°s4.72r
N,1謔゜29.729'E.6,329m
#191:11日10日 〔水〕 藤岡換太郎 海洋科甼技擺セ ンター
九111
−・4ラ4 古海歓
lg°5s.sz7
’
N.134°44.
99
3
jE,4,闃7m
_
AMSTEC
J. D<・ap S ●●R●s。10
(1994 )
22j
表
晧
3
試料一覧
Table3 Lis
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Iof aU the samples.
訊。
●
,
智
潜 航千 月 寸
井19
199a111
顧岡
皿友郎
岩
石
R- ㈲1
LlmSt
井19
1993111
矇回
換太郎
卜
石
R-001
0tha 范
U meS
t−
雰丿帥
1993111
藤回
拗太郎
岩
石
R 一回12*01 泥 岩
赤 茶 色 の 泥 から な る。 緑 色岩 片. 百色 岩 片 な い し 重 物 を 含 む 。 暦綿
が 可《 破 砕し た 。
翕】
帥
1998111
暉岡
換友郎
岩
石
R-002-02 泥 岩
皿 本 色 の 泥 から な る。 黒 色岩 片
包 む。 画 結 が弱《 破 砕 し た 。
井19
1卯3U
藤岡
換太郎
岩
石
R一
而S-11
Uma10ne
19
井19
199alll
藤回
耡太郎
岩
石
R・ 恥3・眤
UmeS10ne
150
謹同
換太郎
岩
石
R司 砲
01htrS
U m蚰tQne
井1 郭 皿 同II I
蓖冐
換太皿
岩
石
R・004-01
井1 闃 j9砌11j
藤岡
換 太皿
岩
衣
良一0叫
01M5
冨1S
】廣狛ll l
藹冐
換太皿
井190
1斑娼111
皿岡
瓜人郎
井1S
井j90
I
l 卯3 只 j
19勍11 1
潜
薜同
航
者
換太皿
試
四 羂試 吽番 号
冖
コ
コ
料
名
数l
㎝e
埀蚤(g)
ア
世 黒 色岩 片 . 白 国 の再 片な い し童 物 ,赤 色岩 片を 含 む。 化 石を 會 む。
幢
もろ い。 ご く少 忌 の皿 色岩 片 を龠 む。
加10
R 一如13-01, R-003 一砲 と向 植 。 可 状 回の 陂斤 が少 量 含 ま れ る。
有孔 皿
1船G
珊 瑚 の 化 石を 含 む。 中 冨1ζ Vdn
φ
7
6
8 S.6 S.
C- ㈲1
4 黒 色岩 片. 白色 岩 片を 含 む。
抛 は . 条争 で細 粒。Umatone
R
里
C-OQZ
換太鍄
コ
フ
C-0 吻
l,1
扮匈1j 2
籐本
皿巳
岩
石
R一
帥1嵋1
井191
19砌11 2
蕀本
博色
岩
石
一 司s 曹
井191
19勍11 2
藤本
博巳
岩
石
R一
啅きjl
井191
19勍112
藤幸
博巳
岩
石
R4 呶 べ玲
,扇 色岩 片 の中 柆 砂を 含 む。
赤 茶 色 の細 粒な 冨弘LlmstoniQ
λCpx,mica
を 台 む(ganule
∼
7bble 大) 。1「agclata,、 シ リ コ フ ラ ジg ラ ー タ . 町 状 目 の 皿 片 ,
脯回
L
O
l
が雇 在 し てい る。
呎黒 色 の岩卜 を 言 む9 貝4 跖 を 含 む 。
Llm 心1Qng
1廣寸1j l
拓IS
緑 色岩 片 , 白 国 冨 片 , 元国 岩 片を
もi り 肓 桔 し て い な く て もろ い 。化 石 . ご《 少 僵 の 風色 岩 片. 緑 色
岩g を 含 む。
0rganlCmat
§
皿
正 石 ( サ ンゴ .二 枚 貝) を 密に 含 む。
1325
゛’ R-・ 哺拉
フ
,。
マ ンガ y コ ー ディ y ダ
さ れ た瞹 岩
500
恥r を 參 む9
1910575
粘 土 質 で粒 子 が か な り細 かい 。 刃皿 倉 の破 片 ,0 昭4n・cmatte
む。
を含
1187
咳 皿 ( 1m m 以 泗 の7 y ガ ンに 覆 わ れ た 風色 角 礫 曹 片 。 サ イ ズ は
5mm 以 下 で 皿光 沢 があ る。Matnx
は赤 国 , ク リ ー ム色 で 峅皿 . 脆
い。 原 曹 は玄 武岩 で 重 化 田 用を 受 け て い る。
マ y ガ ン コ , テ ィ ング さ れて いな い 岩 片 。 凧岩 は 玄 亀胃 で 鉱 化 乍 用
鴣
マ ン ガ ンコ ー や インク
さ れ た礫 曹
7衂
マン ガy 団 塊
1叫0
を受けでいる。
卸18 1
皿 状 ( j mm 以 下 ) のィ y が y に 覆 われ た 鳶 色 礫 岩。 礫 は 亜 角 礫 で
サ イ ズ低 5 口n 前糺 皿 岩 は 枕 状 溶岩 の 雇 皿 節 理 で略 化 作 用 膏 受 け
ている。
厚 さ 1Qnぜ ど のィ 冫 ガ ンに 鹽 わ れ た 礫 岩。 眼 魯 は 曹 武署 で鉱 化 作
肩 を受 け てい る。
l
a
t.
No.
賢
潛纃乍月日
爾191
198112
驂本
將色
岩
井19J
1匯狛11 2
藤本
博巳
岩 石
潜
航
者
試料稲圓 試料 冨号
石 R4 伺
画
料
名
イy がy 闃 癘
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数冨 蛆倣(g) (cm ゛
1匹
記 。 ,
歙
厚 さ Sm m 碌ど のf y ガ ソに 覆 われ た唯 岩 。 膜 岩 は 女 貳 岩 でt 化 作
凧 を 受 け て い る。
1698
1
R{ 扣4
91
s
マy が y コ ー デ ィy グ
され た 畩岩
1畤00
訪
笳
膜 状 ( 】mm 以 下 ) のミ y がy に覆 わ れた 鯲岩 。 礫 の サ イ ズ捻i Cm
加 齣鳶廴 原 岩 は 玄 武 曹で皿 化 作 爪を 叉け て い る 。
細柆 の 沁 レト で かな り 硬 め。 表 層 6cm を 境 に 膏 皿 色 か ら 黄 褐 色 に
l
爾l 飢
1皿a112
蘿本
博巳
コ
フ
C- ∽1
炭 化 す る。 倉 篳 の 駿 片 く円 板 目. 羽 伏 目な ど ), 海 脇 倉 紆. シ リj
フラ ジ ェ ラ ー タ, 有機 癇 , 置 叫 な 鉱售 ( ?)
莽191
19吻11 2
藤本
博巳
コ
ア
C- ㈱2
細 拉 の シ ル ト で. かな り硬 め 。 全 体に 茶 砌t
井192 1鬧113
匡岡
換太鱚
岩
石
R ぺ沁1嵋1
井j9
藾睛
-。
o
͡
i
S
16511 5
もろ く て表 面 が マ ンガ ン で'coatingさ れ て いる 。2m 飢程 度 φ 穴 。内
可 は 薄 い 茆Veb 価Wn の 泥 で, 黒 色 のVdn
があ る。 玻 藤 の 破 片.
0 晤amQmat
1弱a113
換太 郎
岩
石
R- ∽142
篦岩
1900
R-001-03 泥 岩
1卯
井1盟 19洳11 S
●回
換 太郎
岩
石
井192 l 贋拾11 S
皿岡
換 太皿
岩
石
1卯a113
藤回
皿太郎
岩
石
井l竝 19衂11 3
耳岡
良 太郎
岩
石
爾l腔 19帥113
蒔岡
換 太郎
コ
非192 l 廣寸113
藉岡
換 喩g
コ
冨19
泥岩
良一㈱I
箆.5 12 11
j2 7
哇 撕 の破 片 , 宵機 物
&r を 岔 む 。
6ろ く て表 面 が マy ガ ンでφ
g b g さ れ て い る 。2 cmc 度 の穴 。内
郎は 蹲 い 咄ve 旨 口wn の泥 から な る。 少壁 の 倉 藻 の 眦片 を 合 む 。
も ろ く て 表 面 が7 y が y でcoaMg
さ れ た 脉いolivebmwn
の泥
で. 黒 色 のv ≪inがあ る。2mm 雇皿 の 穴1QrgansmattE
,海 皿 骨
針 ,珪 擇 の皿 片を 龠 む。
泥 曹, マ ンガ ン 片
も ろく て表 面 が マ ンガ y でXQali哺 さ れt い る.
泥岩
羃 いolve
泥岩
表 面 が7 y がy でa 靤ng さ れて い る . 吋皿 は 簡 い011yi 臨own
& 筵 冨 の皿 片を 舎 む。
の
R-0 吻
上 部 は 茶 色 の 糺7
べ
ア
C べ刃l
コア
7
C・仞Z
O 慥R S
R一
回1哺1
malriK
ん 茗t
吮Cwn
め泥
蜀 は 琢い・iylbmgn
の篦 か らな る。 珪 亂
y リ コ フラ ジ4 ラ 一夕 を 翕 む。
本 色 の均 質な &
瞭 礫 の 破 片( 円 板 倉 ).骨 竍 を 龠 む。
茶 色 の均 質な 貍1 下 部lcm に 庫 いolive browa
井19
1卯3113
井19
1卯311
井1 咄
95
蔬岡
換 太皿
コ
ア C 嵋仙
含
藤岡
良 太皿
皿
簡 A 一脯1
199311 S
鴎岡
良 太郎
生
物
A-002
スナ ィ ソギ y チャ ク の
一嵋
222.3 2.1
擒太郎
生
物
A・ 叺寸41
ェ ポシ ナマ コ の一廠
笳7. 吋5.36
の 泥 が バ ッ チ状 に
入 り てい る 。 珪 區 の破 片 , 映質 べ ん毛 廡 , 可 状§ , 貪 叫 ,orgalg
matW
を 合 む。
ク ミa リめ 一種 。 体 色 は 赤 色 を 堊 し てい る。 簷 息 か弛 嗅 し てお り,
ウ ミ ユ リの 一 魯
皿 胸 板 が良 い 。
スナ ィ ソ ギ ンチ ャ タ の 一囑 。 白色 で 頂 鄙 糅 ィ ポ状 にな る。 ヤ ギ類 に
卜 着 し で い て. 触 手 を 拡│ダる と礪郤 が 器状 に な る 。碯 膜數 は2 恥
エ ボ シ ナマ コの 一 種。 廻 皿突 起 が皿 艮 のl/2 を 占 めて い て, 呱 鄒 は
井1 鯰 1鰤11 S
韆
蘰岡
偏 平 で , 篤 皿 に 回 り て 箇 状 に な る。 卜 a ウ ビx 器 倉 を放 出 し て い
る。
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井1仙
19岶11 3
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1993 11 S
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廖閊
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石
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岩
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名
。。・排。 ,
記 載
m 叭W を 含 な .
S,l a.81.叨
皿 色 は直 畊 で うす《 脆 色を 垂 し てい 6 . 吋 臓 の 形 世 が よ《 皿 嘸 でき
る。
姐沿
19 140.5
等 粒状 絹 織を な し, Of. Pk. PIを 含 む。Qi は 2次 鉱物 か ?岡 分 吋に
R の亀 合 皿 を 皿 す。h は 最 大3cm で川 皿を 成 す。 蕚 茶 曹 の 皿髫 鮭
枷を含む.
石 l べ沁1ぺ璢 gab 徊 ●
叙S●
jS 12 9
等 皙 霞姐 軋?x.M.a
を 含 む。FX は最 大2.1αu で .1 分 吋│し 。;en0111h と 思 わ れ るPI の 艷合 蟀を 含 む。 変質 丘 物を 含 む。
岩
言
刄一吻14
8 汕 臨0
1皀帥
1j118
等柆 叺屁 乢PX,PI,01
を 含 む 。PI は 晟 刈.km
集 合 伊を 合 む。 変 質皿 物を 含 む。
冨太郎
岩
石
R べ埓│べM
gabbM
㈲0
10a6
皿粒a 匐き-PX.P101
を 合 ひ。 弯質 鯰癇 を 含 む。
岩 價 は向 じ.PX,P1,Q
斤を 合 む.
井1qS
19砌 H
G
●閊
耳 をS
岩
石
R・C01
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聹IS
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耳岡
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換太郎
岩
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meia-dolerite
辜閊 擒太皿
岩
石
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I 矚 榲太皿
岩
石
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井l皿 19931) 6
冨量 重 鷽(i)
17呻
枷 皿 の 等尅 状蘚 嫩 ( ぜ そら《 t 7 4 テ 彳 。ク艢 ●丶,PX.PI,01
粒 の 結 晶集 合俥 を パ ッチ 枕に 會 む。
j・ 12 1
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で, 皿 分 的 櫑 阿 の
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瞋岩 は か ん ら ん岩 であ る 。 か ん ら ん石 皿変 賢 し てい る。 ス ピ ネ ルを
15 16 g
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尊皿
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井│鱧
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井』時 1993U 6
闥凋
椣 木皿
岩
石
R 一朗1-01 卜lt酊M-pendQllt ●
闃DO
lg191
鴕 い 。 変皿 し た か んら ん 岩。 割 れl 刷 ま, 蛇皿 曾 が充 漓 して い る。
1
井19a
1良寸j16
藤岡
換太皿
岩
石
R・仮M4 忿
a1・Sd-pmdQ111
詐仭
18 15
非 常 に 斡 い 。 皿 曹 は か ん ら ん 石 で あ る 。 か ん ら ん 石 の 変 質 し た皿 物
が多 い。
4=
y
井1S
1弱3 自16
皿綢
換 太皿
岩
石
R喃叭・ 闘
μ1●
〃j- μjdotill
-
r
井1
・
1崗116
扉閊 換太郎
曹
石
R4M
aLtad
珈
井│劼
IQ吻11 6
藤岡 撓太郎
岩
石
R4 帖-01
g2bbm
6.8 4
井1暗
1993116
齟岡
貫 太皿
岩
石
R一
仮児・呱
劭ki 詢
4,54
井19
19S n
●鬪
蜘 太皿
岩
石
R嵋i・∽ 脾心
F
−
Q
I
−
S
べM
嶇掵
鯲貧 し たか ん も ん岩。
11 6
叭衂10m41・ite
ゅ
一面 &ti 仙
原 宿 は か ん ら ん岩 だが 変 質を 受 け て ●る 。 ぽ ろ ぽ ろ で ,麌 い .
非常 に 皿 い . 皿 岩 諡 か ん ら ん 石 で あ る . か ん ら ん 石 の 変 質 し た皿 物
1S S
が多 い。
非 常 に 翕 い 。 ●岩 は か んら ん 石 で あ る。 か んら ん石 S 変賀 L た絋 枷
が耳 い 。
S SS.5
4 42.5
Z,$
石 の表 面 の 一 郎 か 喚皿 Q マ ンガ ンに 嘱ゎ れ てぃ ぜ。
司 の 表 面 の 一 節 が 膜状 の マ ンガ ンに 耳 わ れ てい る 。
剣 れ 目 にt レ ンジ 邑 の皿 巻J ま ぽ し て い る。 所々 に 自 い 皿痼 が 風 え
る。
§
N叺
L
I
胞゜潜航 年 月 倉
灌
皿
者
試斟 粫飜
試料魯号
試
料
名
皿l 錣釁 匈
訊。
( 。,
皿
皿 岩 は か ん ら ん 岩 であ る が, 馮 い 友 成を 受 け てい る 。ぼ ろ ぼ ろ に 崩
れ る 。脆 い。
井l仙
1993 1) 6
薑回
爾太郎
岩
石 RべX寸べM
hJsWy-a)'
・ 咄-μa 昶・
爾19
1998116
藤岡
換太皿
岩
石
四
gabbM
4
井1 畤
199811 6
皿
儕 太S
岩
石
R 一睨・4 泌
mcta-tuB
4 3Z.S
爾IS
19911 6
皿
換太4
岩
石
R べ扣FI?
心Mrdl
井19
199a116
回
換大奥
岩
石
R べiF 伺
dO 切削e
199811 6
薩閥
換太皿
岩
石
R415・ 的
d 况ente
3 2.S
外 傷は 黒 9ぼ く , 吋 側 は白・ ぽ い 。mics,gabbrO
井193 1蜘11 6
籘伺 後太郎
岩
石
R{iFIC
pe㎡ 畄 画
5 2 1.
同 く で皿 い。 平 ぺ・ たい 。
耳1囘 19q U
6
●岡
換太皿
岩
石
R岶吮
卜
叭鈿g世 )
咽
38a.5 2.
尽
8 25
周 囲Ift)2 mm は グレ ー で、 内 S は 雌 い 縁 叭
部 汾 があ る。
;
i
紀 ●
器IS
3.5 32.S
衂刺 一
芦n向 吮
中 は , ま だ らに グ レ ー
R七 勝司4 と同 じ。
3.9 3
2
乱・K ogabbrQ
か む知 れ な ぃ 。
か も知 れ な い 。
井1卵
im
11 6
藤岡
換太皿
岩
石
R 吻0駲
叭hma 匐
井19
1q H 1 6
耳岡
換太 皿
コ
フ
Cぺ冶l
井1勍
鑞 衵11 6
藤岡
渙太 皿
コ
フ
Q 口卵
井194 l 優回117
西陬
あずさ
岩
石
R 心1-01
マ ンガ ン コ ー 予 ィy グ
さ れ た 踟 珮1t
1諷刃ひ
詞
呎15
本 さl.&cm. 雇度 マ ンガ y コ ー ティ ン グさ れた 鈿alt で,PI ,PX を 含
み 吋部 から . やや 冨皿 な 部 分. 赤 掬色 の変 皿 畆 わ ずか に 発 泡 し た
黒 国 皿 に分 けら れ る。・ 臨nQuos
を含む。
井1S
】
吋玲11 7
西澤 あずさ
岩
石
R 一叭忿
・1
BaSalt
1幌
18 15 8
灰 風 聴 の舞 斑 晶賢hstt
で, 表 面lcmに よ り 戚 色 の変 色画 が あ る。
わず か に発 画 し てお り 斑 晶と し てPI ,P4
少耋 の01 を 含 む。 気 泡
に 二 次 皿物 を 含 む 。
井1叭
199011 7
西澤
あずさ
岩
言
R哺聆41
Baqlt
mD
21
灰 黒 色 の氤 斑 晶 質Raa11 で, 表 面 に よ り 無 色 の 変 色 部 があ る 。 発
泡 は 悪《 , 面 馬と し てa,PX ,二 次 鉱物 を 舎 む 。
弉1S
l 勍a117
西澤
あずさ
岩
石
R4 寸4跫
Basalt
11㈲
17 2D ユ1
冨1叫
1剪311 7
西洋
あずさ
曹
石
R-004-01
MUOWBISgt
ll 叺刃
25.5 24 li
西洋
あ ずさ
岩
石
R・卯5・OI
底 質 は10cm 付匠 を 喰 に 濃 茶 佃 色 ∼ 案 橸 色 に 変 わ る 細 皿 の シ ル ト で
や や硬 め。 珪 滌 の破 片, 育 魯 物 。 皿物 は . 輝 石 .良 質 し たOpx , 長
石 ,本 色 の鬣 価を 含 む。
柱皿 試 料 拮液 皿 で ス ケ ッチ でき な い。 底 皿は ●茶 褐 色 の絣 粒 のシ ル
ト で や や硬 め, 珪 覊 の破 斤 を 耳 く 含 む 。 魴物 は透 明 お よ び茶 色 の 皿
物を 含 む。
竝19
表 面 が 暉《 イ y がy J − チ ペソ グさ れ た灰 皿 色 の斑 晶ifiBasaltで ,
表 面 に より 黒色 の 吏 色 皿 があ る。 発 泡は轟 く , 斑 贔 と して?│ ,PX ,
二 画鉱 簡を 龠 む。 緑 色 のXls
齔h を含 む。
新 鮮 な 灰 黒 色 の・ 贔 賢B 鴎 ぬ で , 表 面 に ガラス
謚
井194 1831ユ
7
マ y が yJ 一 チィ y ダ
さ れ た 臨 児臨
197卯
49
韵
I
があ る6 発 泡a 慝《 ,pl.px.01
みx臨Olilh と 思 わ れ る。
質 の 変色 部 と急 冷蓍
, 三 画鉱 物を 侖 む。R の 祗品 を 含
友 面 が 厚 き1.5cm 程 度 に 7 y が 冫 コ ー チ4 y グ さ れ た (μ 鈿W
type ) 朏 ㎡a で ,内 篇 に 黒色 岩 片 , 変甓 し た岩 片を 盒 む。
ll
iNo. 覽
’
嘔艙 年 り 日
肩
航
苔
試料磴頚 霞 料 霽 可
試
料
名
数量 重 量Q
急廴
(cm °
,
記 46 46 1
表 面 が イ yy y コ ーチ イン クさ れ た(pibwtype
)b・Kdj
で. 吋
郎に マ ンガ y コ ー チ4 y グさ れ た岩 片を 含 む。 艮 径1.aa・ の練 色呀
片を含む。
14 9
表 面 が マ yガ ン コ ーヂ ィ ン グさ れ た(plUOWly
部 に マン ガ ンコ ー ディ yダ され た 岩片 を 含 む。
爾194 1的3117
西厚
あず さ
岩
石
R 一005-02
イy がy コ ー チ インタ
され た 蜃−da
井I 鈿 l 畄狛117
西澤
あずさ
岩
石
R べ鴈・ 僞
マy が y ク ラ スト
冨1S
西澤
あずさ
曹
石
R司 咄
01h 酊・
マy が y コ ー ディ 冫 グ
さ れ たbreccia
表 面 が マ yガ ソ コ ーテ 彳冫 グさ れ た(pabwtype
言灰 皿軟 泥
黄 白 国 の 吹 池 で 茶 鴇 色 の 紬 粒 眤を バ ッ チ 貫 に 分 而 す る。 有 孔 齔
QQ 託 を 含 む石 灰 岩破 片, 誥 礫を 含 む。
1qS11 7
井1 吋 183117
井191 1襃婬ll
?
西原
あ ずさ
曹
石
M-001
西蹕
あ ずさ
岩
言
ひ001
】鑞 狛
4闃
R
恵
) 岩片
S.5
茶 色 の紬 血 篦 で, 部分 的 に 惑い 皿 子 が バ フ チ状 に 分布 す る。 ガ ラ ス
片 .0p‰ 生 佃 片を 兪 む。
井1S
jgS11 7
西澤
あ ずさ
岩
石
ひ ㈲2
皿194
1卯a』17
西洋
あずさ
岩
石
C一暝泗
井194 19鬨11 7
西郷
あずさ
岩
石
C4 瓜
下 皿 から 叫 るい 茶 色 の 貅柆 泥 申 に 薄 茶色 の 細 粒 泥 が層 状 な い し パ 。
イ 状 に合 ま れ る 部 分 と ,黒 色 の細 拉 尼 がパ フ チ状 に 含 ま れる 郎 分 の
2つ に分 け ら れる 。
爾191
1剪3j1 7
西澤
あ ずさ
岩
石
C- 仞5
明 る い茶 色 の紬 拉 泥 で ,下 皿 に貿 白 色 の紬 咬泥 及 び凧 色 皿 子 が パ フ
ヂ 吠に 含 まれ る 部 分 が 見ら れ る。 上 位 抵ma 訪ivt で . 黒 色 岩片 を 含
む。
冨1S
l 砥玲11 8
藤閊
換太皿
岩
石
R べ嶌-Oj
gr 卩anUn 卜nOW
恥匈
16 16 1
膜 状 の イ y ガ ン に 覆 わ れ て い る 。 帥卜icntine flow 申 に 変 質 し た
Sid ふ 恥 の 礫を 含 む。(SIQpl )
爾19
1的3118
藤岡
皿太皿
岩
石
R彳嗔 嵋2
g【 似n山xjOW
鉚0
匐121
瓜 皿 の マ y ガ ン に 扱 わ れ て い る 。grpaUnlbw
芦ndaU ㎞ の 睹を 含 む。(S 心pl )
井195
1・l11 8
蕀両
換太 皿
岩
石
F 仞14
pm d心.lite
黔00
12 10
等 皿 状 傴芻 ,PX,PtCp4spid
け てい る ?
爾IS
1993118
S
S太S
岩
石
R 一002-01 S酊ptnUlea
井195 1躪11 8
窟回 良太皿
岩
石
R-㈲3
叭Ud
井1恥 1叭蜀116
耡回
岩
言
R- ㈲4
祠「plnUniaOW
良 太皿
薄 茶 色視 と明 る い 本 色 め缸 梳 泥 元 屆 ,黒
色 の鈿 粒 泥 が バ ッ チ状 に含 ま れ る馨 分 の3 隰に 分 けら れ る。 ス ポy
ノ , ケ イ ソウ の 骨格 .ガ ラ ス. 粘 土を 含 む。
L
口
I
帥 )吮lasa で. 内
茶 色 の紬 拉泥 で . ガ ラ ス斤 ,0 匹 ,生 物 片 を 舌 む、
下 位 から 薄 蚕 色 の細 粒 糺
奥
皿
申 に 皿質 し た
を含 む。 再 結 魯 作 用 竣 成 ) を受
暎 皿 の マ ン ガ ン に 覆 わ れ て い る 。 四p・n 臨 eb w 皿 に 変 質 し た
匡・ 臨tb の 礫を 舍 む。 心mbl 臨d.apaU 砲 な ど の変 皿鉱 物 を 含 む 。
(Stop2 )
σW
右帥
11㈲
j2 10 6
泥のかたまり。gf 徊n心ne が皿化し きっで,i になったもの。
(SIopa)
II U
膜 皿 のミ y が y に 復 ね れ てい る。 a 巧xnae
の マ ト リ ック ス申 に
Xndotte
の 礫 が入 り てい る 。 柵 い 皿 物 は や や 古 い (wgl 齠 心ni睥
か ?.d 沁μi 心 か ?)(Stop4 )
L
l
No.
祠
「
y
4a
S
匯。
皿量 賃 量 Q (Cm ゛
,
驚
潜・ き 月日
井19
1卿3jla
藤岡
耡 太皿
岩
石
R一
■006*1 ggp4nUneaOW
井19
1的a 】1 8
藤岡
換 太皿
岩
言
尽うaM 玲
脾5XnUnen
井19
1脯3118
冨岡
換金酩
コ
ア
C 嵋 口1
mud
紬 粒 シ ル ト から な り. か な り 柔 ら かい 。 多 く の 珪 藁 の 破 片 を 含 む。
と くに 民 褐 色 郵 には 多 童 の 珪 痛 め破 片 が 含 ま れる 。( 肴髯 填j む
爾195 IS 袙I 】S
藤岡
椣 太皿
コ
ア
ひ ㈹Z
mU4
細 粒 シ ル ト か ら な り . かな り 硬 い。 憑 町. 黄 色 茶 色 の 鉱 物 が 多
く ,生 物 は 見 ら れな い 。R40S を 柱状 採 泥 し た。(S ωp3 )
井195 198118
藤貝
換 太皿
コ
フ
C40S
md
細 粒 シ ル ト で か な り 硬 い 。5cm圃 浅│ま多《 の 珪 鴉 片 を 含 む羝 それ
口 迦 に は 毘 ら れな い 。 灰 白 色 郎 に 忙 紋 曹 (Amed 詒) が 含 ま れ る。
R べ別 晒 点 で圸 秕岩 を 採 泥 し た も の。
・ 旬
桷 太郎
コ
ア
vODi
mUd
紬 柆 の シ ルト で . 水3& を多《 含 み ぷよ ぷ よqU 藻 の 破 亂siliQQ13
黔lata を 含 む。灰 褐 色 鄒はC-OOl と同 じ で多 皿 の珪 藻片 が 含 ま れ る。
皿
圸g
井19S 1屡猖11 9
竄岡
霞 友郎
コ
?
○司 郎
mud
泥礼 夕くの倉箱片を合む。 廈 屁皿点)
井196 l 襃猖1110
藤岡
換 太皿
コ
フ
R べ狗1嵋1
井196 朏 拾1110
i 岡
換 太郎
コ
ア
RHW-Ol
井1郭 l・ 昂1j10
諺同
霞 太郎
コ
ア
コ
?
換太郎
コ
ア
換太郎
コ
ア
ひ 面1
茶 褐 色 の シ ル ト状 の 泥
ア
C- ㈲2
上 位 か ら. 茶 詢色 の タ ル ト坎 の 乱
潜
航
者
四 瞿晟
試料魯号
試
料
名
σW
9匆
21 14
19∽
16 10 12
砲 14.5 serpentine
裁
flow中 に 取 り込 ま れ たperi doli・te
の 軋 ( 皿皀 地 齠
afpennneaoW
申 に 取 り込 ま れ たptij6Ute
の 礫 。( 離底 地 点 )
x
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o
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井195
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199311 9
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励1110
井1鮖 1匿11110
井196 1981110
泅
ll
l 祠 換太郎
藤岡
冨岡
ab ほid highly
表 面 が 蓆 く マ ンガ ン コ ーチ ィ y グさ れ た角 ● 。pj,01.
皿 色鉱物、
3錮
21 17 9
ab S4 b 鷦lt
2姐
17119
表 面 が 瘴 く マ ンガ y コー デ ィy グさ れ た角 儒廴Qxvan
R4 珀嵋1
alteredbreccia
1揃
15 14
表 面 が 蓚 く マ ンガ y コー デ ィy グさ れ た角 軋
R4M
pU ⅢCe
12 12
友 面 が 蒔 く イy がy コ ーチ 4 yグ され た , 更 泡 の悪 い 暗灰 色 の亜 角
亂 ガ ラ ス皿 。
16 10 1
Coithmangane
嵋1
R4 M・齠
VSiCUla【blia
alt町sdandlite
11闖
二衣 皿 物を 含 む。
が 見 ら れ る。
祀 呎羶tmg
演 荼 鏥皀
青友 色 の細 柆 シ ルト
井1鴕 1s 猖1110
冨岡
良太郎
コ
貫19卜 1卜朏1110
藤岡
換 太郎
コ
ア
ひ ㈲3
全 休 が 町補 色 の有 孔 皿皿 &
所 々に 瞭が 入 って い る。
井1弱
1981110
薩匐
換太郎
j
元
CaM
全 皿 が 明 褐色 の有孔 虫軟 叭
所 々に 蔓 が 入・ て い る。
爾1臨 │日銘1110
●岡
良太郎
コ
ア
C 一闃5
全 爾 が 明 褐色 の 有孔 虫皿 篦1 浮 遊 性 肓孔 虫, 底 生有 孔虫 , 海 爾 の−
椪 を會し 。 肉 眼的 に は石 灰岩 は 見え な ぃ 。
写 貞 | パ ラ オ海 溝羚 飼斜 面 から 允 見さ れ た石 灰 岩( #190 潜
航)
Photo 1 Ljmestone blc 卜ck found from the landward slor町
on hePa
l
au Tr
tnch(#190divc).
町 爽 2 アユト ラフ中 軸 郎の小海 丘から 発 見さ れた 占い マウ ン
ド (S191 淋 航 )
Photo 2 01d hyclrolhermal mound found rr om I he small
knoll At the axial pari of lhe Ayu Trough (9191
町良 4
ヤ7 プ 海 溝 陸 飼 斜 加 の 蛇 紋 岩 (#193 潜 航 )
P 恥t0 4 Scrpcnlinite from tk land ward slor
χ冫of t hc
Yap Trench{ #193div e}.
町 呉
S
ヤ 7 プ 淘 膺 海 側 斜 面 の 舗 装 タ イ プ マ ン ガ ン (gISI
潜
航 )
Pholo
5 Pav
e menl ly pe manganesc at lbe sぐaw ard slope
of the Yap Trench
{ 忿1 例div
峠
divり .
3S
JA M STEC J. D ●●p S ≪a R●s、. 10
(199・S )
町真 7
PrM)t
07
九州
パ ラ オ 占 海伽 か ら 見っ か っ たill脈( #196 潜 航)
Dyke found rr
o m Kyushu I'alau remnant ar
ぐ
{冫196divc}.
町 貞 ll
女 武i
‘;
Ph010 11 11asaltic r(x 冫ksfromlh
ぐknoll 0f ll r axial pari
orlh ぐ Ayu Trough.
町貞 9
ね 灰 冫11
の 噺・
Phot0 9 Cross cuI surfacc or the limtstonc collcdd from
I he landward slope of ihe Palau Trench.
JAMSTEC
J. D≪ep S●a R≪s. 10 (1991)
2冫9
町 真13
玄武岩
Photo 13 Cross
町 輿16
cuI surface orlhe pillowy ba&alt
seaward slope of t he Yap Trench.
町 真14
Photo
町 呉15
M anganese nodules.
蛇紋 岩 化し たカ ンラ ン岩
aいhclandw
2 冫り
マ ン ガ ン団 塊
14
ards lQpe olt he Y ap Tr enclk
at the
堆 號 性 の 蛇紋 岩
Photo 16 Sedisenlary serpenlin・iele
of ihe Yap
al the landwald slope
Trench.
町輿l?
ダf
孔中 軟 泥
Ph010 17 Foraminifcr
Kyushu-Pa
ooze al (he shallow part
tau remnantar
c.
町a 18
赤粘ll
Photo 18 Red clay at t
hでdeeper part 01 Ihc
shuPalau remnant arc,
jamstec
of trMr
Kyu・
j. dmp S ●● ●
R S..10119941
Fly UP