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放課後児童健全育成事業の 設備及び運営に関する基準について

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放課後児童健全育成事業の 設備及び運営に関する基準について
資料2
放課後児童健全育成事業の
設備及び運営に関する基準について
平成25年度
第3回仙台市社会福祉審議会
児童福祉専門分科会
平成25年12月20日
1
目
次
1.放課後児童健全育成事業の実施状況について (本市の制度)
Ⅰ 公設の児童クラブ
Ⅱ 民間の児童クラブへの助成
2.放課後児童クラブの基準についての基本的な考え方(国の制度)
3.設備及び運営の基準の現状について (国と本市の比較)
(1)従事する者の資格・職員数【従うべき基準】
(2)児童の集団の規模【参酌すべき基準】
(3)施設・設備【参酌すべき基準】
(4)開設日数・開設時間【参酌すべき基準】
(5)その他の基準【参酌すべき基準】
2
1.放課後児童健全育成事業の実施状況について
本市の制度
Ⅰ 公設の児童クラブ
(1)設置形態
•
市内124の小学校区を基本として、小学校への合築や余裕教室の活用、学校敷地内や近接の公共用地に児童館を整備し、
児童館の中にクラブを開設。
•
109児童館に放課後児童クラブを開設するとともに、登録児童数が概ね70人を超える場合には、児童館の施設内や近接地
にサテライト室を設置。25.5.1現在132クラブ。
•
児童館内にある放課後児童クラブ室のほか、自由来館児童との共用スペースである遊戯室、児童集会室、図書室などを活
用して運営。
(2)運営
児童館の管理運営を行う団体が、児童館事業として児童クラブを運営している。団体としては、公益財団法人や社会福祉法
人、特定非営利活動法人、地域の任意団体がある。
(3)開設日・時間
①開設日:日曜・祝日・年末年始を除く日
②開設時間:
〈平日〉放課後から午後6時まで(延長利用の場合は午後7時15分まで)
〈土曜日〉午前9時から午後5時まで
〈学校長期休業日等〉午前8時から午後6時まで(延長利用は平日と同じ)
(4)保護者負担金
〈基本利用分〉児童一人あたり月3,000円
〈延長利用分〉児童一人あたり月1,000円
※平成24年8月から有料化。保護者の所得に応じた減免制度あり
3
(5)登録児童数等(H25.5.1現在)
・6,519人(登録率 25.7%) ※うち、延長利用登録児童数 1,745人
・登録者数(登録率)は平成21年から25年で1,314人(6.2ポイント)増加
※平成24年8月に有料化した影響で25年度の伸びは低いが、今後は再び増加が見込まれる
●表1 登録児童数・登録率の推移
平成21年
(各年5月1日現在)
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
対象児童数【A】 (人)
26,743
26,520
25,701
25,576
25,415
登録児童数【B】 (人)
5,205
5,567
5,919
6,498
6,519
19.5
21.0
23.0
25.4
25.7
登録率【B/A】 (%)
(6)規模別(登録児童数別)児童クラブ数(H25.5.1現在)
132クラブのうち、
40人以下
41人~80人
81人以上
45クラブ(34%)
85クラブ(64%)
2クラブ(2%)
放課後児童クラブへの登録児童数(平均):約50人
Ⅱ 民間の児童クラブへの助成
•
•
放課後児童クラブ事業が実施されていない、又はニーズが高い小学校区における受け皿として、民間クラブに
対して運営費を助成
平成25年度の助成状況 15クラブ⇒ 登録児童数 421人(H25.5.1現在)
※うち児童数が40人超は4クラブ
4
2.放課後児童クラブの基準についての基本的な考え方
国の制度
(1) 国が厚生労働省令で定める基準について

国が定める基準は以下のとおり。
従事する者の資格等 (従うべき基準)
3-(1)
職員数 (従うべき基準)
これまで論点になかったが、「児童の集団の規
児童の集団の規模 (参酌すべき基準)
3-(2)
模」についても基準として定める方向で議論さ
施設・設備 (参酌すべき基準)
れているため追加。
3-(3)
開所日数 (参酌すべき基準)
3-(4)
開所時間 (参酌すべき基準)
その他社会保障審議会の分科会において必要と認められる事項 (参酌すべき基準)
3-(5)

国が定める基準は、「放課後児童クラブガイドライン」(厚生労働省雇用均等・児童家庭局長通知)のほか、国庫補助の交付
基準などを基本として検討が行われている。
(2) 国における基準の考え方の方向性について

放課後児童クラブは、これまで多様な形態により運営されてきた経緯がある中でも、基本的には小学校の放課後に留守家庭
の子どもたちの活動の拠点として過ごす生活の場としての機能を重視し、運営されている実態が少なからず見受けられる。

放課後児童クラブは、児童福祉法に定めるとおり「・・・授業の終了後に児童厚生施設等の施設を利用して適切な遊び及び生
活の場を与えて、その健全な育成を図る」ことを目的とする事業であることから、保護者が児童を安心して預けることができる
ように環境を整備し、安全面に配慮し、児童の発達段階に応じた自主的な生活や遊びの支援を行うものと考えることが適当で
ある。

放課後児童クラブの具体的な機能、役割については、上記を踏まえ、現行のガイドラインの内容を基本として、新制度の施行
までに整理し、ガイドライン等で明確化することが適当である。
5
3.設備及び運営の基準の具体的な各項目の現状について
国と本市の比較
(1)従事する者の資格・職員数【従うべき基準】
国の現在の指標
本市の児童館児童クラブ
※2
※1
従事する者の
資格
職員数
本市の民間児童クラブ
【ガイドライン】【国庫補助基準】
放課後児童指導員は、児童福祉施設の
設備及び運営に関する基準第38条に規
定する「児童の遊びを指導する者」の資
格を有する者が望ましい。
児童館職員として、児童福祉施設の設
備及び運営に関する基準第38条に規定
する「児童の遊びを指導する者」の要件
を満たす者を、常勤として2人以上配置
することとしている。
児童福祉施設の設備及び運営に関する
基準第38条に規定する「児童の遊びを
指導する者」の要件を満たす者を、1人
から4人程度配置している。
※その他併設施設職員の兼任や応援も
あり
【ガイドライン】【国庫補助基準】
放課後児童クラブには放課後児童指導
員を配置すること。
放課後児童クラブの開設時間中は、2人
以上の職員体制を確保することとしてい
る。
概ね、放課後児童クラブの開設時間に
は、2人以上の職員体制を確保している。
※1 「国の現在の指標」は「放課後児童クラブガイドライン(厚生労働省雇用均等・児童家庭局長通知) 」(以下、「ガイドライン」という。)、及び「放課後
子どもプラン推進事業の実施について(文部科学省生涯学習政策局長、厚生労働省雇用均等・児童家庭局長通知)」(以下、「国庫補助基準」とい
う。)による。
※2 本市の民間児童クラブの状況は、本市から児童クラブ補助金を受けている団体の運営状況を記載している。以下の項目において、同じ。
6
≪参考≫放課後児童指導員の役割(放課後児童クラブガイドライン)
① 子どもの健康管理、出席確認をはじめとした安全の確保、情緒の安定を図ること。
② 遊びを通しての自主性、社会性、創造性を培うこと。
③ 子どもが宿題・自習等の学習活動を自主的に行える環境を整え、必要な援助を行うこと。
④ 基本的生活習慣についての援助、自立に向けた手助けを行うとともに、その力を身につけさせること。
⑤ 活動状況について家庭との日常的な連絡、情報交換を行うとともに、家庭や地域での遊びの環境づくりへの支援を行うこと。
⑥ 児童虐待の早期発見に努め、児童虐待等により福祉的介入が必要とされるケースについては、市町村等が設置する要保
護児童対策地域協議会等を活用しながら、児童相談所や保健所等の関係機関と連携して対応を図ること。
⑦ その他放課後における子どもの健全育成上必要な活動を行うこと。
≪参考≫「児童の遊びを指導する者」の基準
児童福祉施設の設備及び運営に関する基準(昭和二十三年厚生省令第六十三号)第38条
・地方厚生局長等の指定する児童福祉施設の職員を養成する学校その他の養成施設を卒業した者
・保育士
・社会福祉士
・高卒等の者であって、2年以上児童福祉事業に従事したもの
・教員免許を有する者(幼稚園、小学校、中学校、高校)
・大学・大学院で社会福祉学、心理学等の課程を修めて卒業し、児童厚生施設の設置者が適当と認めた者等。
7
(2)児童の集団の規模【参酌すべき基準】
国の現在の指標
規模
放課後児童クラブ
ガイドライン
国庫補助基準
放課後児童クラブにお
ける集団の規模につ
いては、おおむね40
人程度までとすること
が望ましい。
また、1放課後児童ク
ラブの規模については、
最大70人までとするこ
と。
子どもの情緒安定や
事故防止を図る観点
から、1クラブ当たりの
放課後児童の人数が
一定規模以上になっ
た場合には、分割を行
うなど適正な人数規
模のクラブへの転換に
努めること。
本市の児童館児童クラブ
本市の民間児童クラブ
• 1児童クラブあたりの登録児童数の上限
を70人と設定している。(マイスクール児
童館は50人 ※)
• 施設の規模により定員を設けて
いる場合がある。
• 集団の規模については、本市
への報告は登録児童数と利用
児童数のため把握していない。
• 登録児童数が40人を超えるク
ラブ
4/15
※ 市長が必要と認めた場合は70人を超え
て登録することができる。
• 70人を大きく超える場合には、小学校の
余裕教室や近隣の賃貸物件、プレハブ
を設置する等により、サテライトを開設し、
児童の規模の適正化を図っている。
• 放課後児童クラブ開設時間は2人以上
の職員を配置しているが、活動を分ける
対応はしていない。
【再掲】規模別(登録児童数別)児童クラブ数(25.5.1現在)
本市の児童館児童クラブ(サテライト室を含む)132クラブのうち、
40人以下:45クラブ(34%)
41人~80人:85クラブ(64%)
81人以上:2クラブ(2%)
放課後児童クラブへの登録児童数(平均):約50人
8
(3)施設・設備【参酌すべき基準】
国の現在の指標
専用室
面積
静養
スペース
設備
本市の児童館児童クラブ
本市の民間児童クラブ
【ガイドライン】
専用の部屋又は間仕切り等で区切られた専
用スペースを確保するよう留意すること。
児童館に専用又は共用により児童クラブ室又
は児童クラブの拠点となる室を設置している。
【ガイドライン】
児童1人あたり概ね1.65㎡以上の面積を確保
することが望ましい。
児童館の諸室全体で受け入れ。概ね児童1人
当たり1.65㎡を確保している。
(平成25年5月1日現在、1.65㎡未満は10クラ
ブ)
児童1人あたり1.65㎡を確保
15/15
【ガイドライン】
子どもが体調が悪いときなどに休息できる静養
スペースを確保すること。
静養室を設置している児童館
静養スペースを設置 13/15
【ガイドライン】
衛生及び安全が確保されているとともに、事業
に必要な設備・備品を備えること。
【国庫補助基準】
事業を行うにあたり、活動に要する遊具、図書
及び児童の所持品を収納するためのロッカー
の他、生活の場として必要なカーペット、畳等
を備えること。
・活動に要する遊具、図書等を設置。
・ロッカーは、一部のクラブでスペースの問題か
ら全員分を配置できていない場合がある。
※1 児童クラブ室の設置状況
● 専用の児童クラブ室あり
● 専用の児童クラブ室なし
専用の居室あり 15/15
※1
45/132
概ね、児童が利用する設備及び
備品は設置されている
101/132
31/132
専用の児童クラブ室がない場合は、併設施設の部屋や、児童館の共用室を児童クラブの開設
時間中、児童クラブの拠点として使用している。
9
(4)開設日数・開設時間【参酌すべき基準】
国の現在の指標
放課後児童クラブ
ガイドライン
開設日数
開設時間
<平日>
開設時間
<休日>
本市の
児童館児童クラブ
国庫補助基準
本市の民間児童クラブ
子どもの放課後の時間帯、
放課後児童の就学日数、地
地域の実情や保護者の就労 域の実情等を考慮し、年間
状況を考慮して設定すること。 250日以上開設すること。
日曜、祝日、年末年始を除く
毎日開設。
年間約300日程度。
(H25年度は294日)
年間250日未満 0/15
年間250日以上 15/15
同上
1日平均3時間以上とするこ
と。
放課後~午後7時15分
約6時間程度
1日平均3時間未満 0/15
1日平均3時間以上 15/15
• 同上
• 土曜日、長期休業期間、
学校休業日等については、
保護者の就労実態等を
踏まえて8時間以上開設
すること。
長期休暇期間などについて
は、子どもの活動状況や保
護者の就労状況等により、原
則として1日8時間以上開設
すること。
土曜日:午前9時~午後5時
(8時間)
学校長期休業日等:午前8時
~午後7時15分(11時間15
分)
※ 下表のとおり
※ 本市の民間児童クラブの休日の開設状況
土曜日
休日の
開設日
休日の
開設時間
毎週実施
毎週ではないが実施
8時間未満
8時間以上
学校長期休業日等
9/15
6/15
0/15
15/15
概ね毎日実施
その他実施
11/15
4/15
8時間未満
8時間以上
0/15
15/15
10
(5)その他の基準【参酌すべき基準】
他の児童福祉事業等で定められている基準の内容を参考とし、省令上の基準とする事項として、以下の事項等の検討が行
われている。
≪項目案≫
*事業者の一般原則
*衛生管理
*職員の一般要件
*運営規程
*非常災害対策
*記録(帳簿)の整備
*職員の知識及び技能の向上
*秘密の保持に関すること
*入所児童の平等取扱い
*苦情処理に関すること
*虐待等の禁止
*保護者、小学校等との連携等
など
上記の≪項目案≫のうち、下線のある事項の「国の現在の指標」と「本市の児童館児童クラブ」の基準は以下のとおりである。
国の現在の指標
本市の児童館児童クラブ
防災・防犯に関する計画やマニュアルを策定し、定期的に避
難訓練を実施すること。
国の放課後児童クラブガイドライン等に基づき、以下のとおり
実施している。
• 児童館ごとに地域の実情に合わせて危機管理マニュアル
等を作成している。
• 児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第6条の規
定に基づき、児童館として避難訓練を行っている。
なし
仙台市児童クラブ事業実施要綱(平成24年3月29日市長
決裁)で、事業の実施日時や登録申込要件、利用者決定の
方法、保護者負担金等について定めている。
非常災害
対策
運営規定
保護者・小学
校等との連携
• 保護者会等の活動についても積極的に支援、連携し、放
国の放課後児童クラブガイドラインに準じた対応を行っている。
課後児童クラブの運営を保護者と連携して進めるとともに、
保護者自身が互いに協力して子育ての責任を果たせるよ
うな支援を行うこと。
• 学校との連携を積極的に図ること。なお、学校との情報交
換に当っては、個人情報の保護や秘密の保持に十分な
配慮を行うこと。
11
≪参考条文≫ 児童福祉施設の設備及び運営に関する基準(昭和二十三年厚生省令第六十三号) 抄
(児童福祉施設の一般原則)
第五条 児童福祉施設は、入所している者の人権に十分配慮するとともに、一人一人の人格を尊重して、その運営を行わなければならない。
2 児童福祉施設は、地域社会との交流及び連携を図り、児童の保護者及び地域社会に対し、当該児童福祉施設の運営の内容を適切に説明する
よう努めなければならない。
3 児童福祉施設は、その運営の内容について、自ら評価を行い、その結果を公表するよう努めなければならない。
4 児童福祉施設には、法に定めるそれぞれの施設の目的を達成するために必要な設備を設けなければならない。
5 児童福祉施設の構造設備は、採光、換気等入所している者の保健衛生及びこれらの者に対する危害防止に十分な考慮を払つて設けられなけれ
ばならない。
(児童福祉施設と非常災害)
第六条 児童福祉施設においては、軽便消火器等の消火用具、非常口その他非常災害に必要な設備を設けるとともに、非常災害に対する具体的
計画を立て、これに対する不断の注意と訓練をするように努めなければならない。
2 前項の訓練のうち、避難及び消火に対する訓練は、少なくとも毎月一回は、これを行わなければならない。
(児童福祉施設における職員の一般的要件)
第七条 児童福祉施設に入所している者の保護に従事する職員は、健全な心身を有し、豊かな人間性と倫理観を備え、児童福祉事業に熱意のある
者であつて、できる限り児童福祉事業の理論及び実際について訓練を受けた者でなければならない。
(児童福祉施設の職員の知識及び技能の向上等)
第七条の二 児童福祉施設の職員は、常に自己研鑽に励み、法に定めるそれぞれの施設の目的を達成するために必要な知識及び技能の修得、維
持及び向上に努めなければならない。
2 児童福祉施設は、職員に対し、その資質の向上のための研修の機会を確保しなければならない。
(他の社会福祉施設を併せて設置するときの設備及び職員の基準)
第八条 児童福祉施設は、他の社会福祉施設を併せて設置するときは、必要に応じ当該児童福祉施設の設備及び職員の一部を併せて設置する社
会福祉施設の設備及び職員に兼ねることができる。ただし、入所している者の居室及び各施設に特有の設備並びに入所している者の保護に直接
従事する職員については、この限りでない。
(入所した者を平等に取り扱う原則)
第九条 児童福祉施設においては、入所している者の国籍、信条、社会的身分又は入所に要する費用を負担するか否かによつて、差別的取扱いを
してはならない。
12
(児童福祉施設内部の規程)
第十三条 児童福祉施設においては、次に掲げる事項のうち必要な事項につき規程を設けなければならない。
一 入所する者の援助に関する事項
二 その他施設の管理についての重要事項
(児童福祉施設に備える帳簿)
第十四条 児童福祉施設には、職員、財産、収支及び入所している者の処遇の状況を明らかにする帳簿を整備しておかなければならない。
(秘密保持等)
第十四条の二 児童福祉施設の職員は、正当な理由がなく、その業務上知り得た利用者又はその家族の秘密を漏らしてはならない。
2 児童福祉施設は、職員であつた者が、正当な理由がなく、その業務上知り得た利用者又はその家族の秘密を漏らすことがないよう、必要な措置
を講じなければならない。
(苦情への対応)
第十四条の三 児童福祉施設は、その行つた援助に関する入所している者又はその保護者等からの苦情に迅速かつ適切に対応するために、苦情
を受け付けるための窓口を設置する等の必要な措置を講じなければならない。
2 乳児院、児童養護施設、障害児入所施設、児童発達支援センター、情緒障害児短期治療施設及び児童自立支援施設は、前項の必要な措置とし
て、苦情の公正な解決を図るために、苦情の解決に当たつて当該児童福祉施設の職員以外の者を関与させなければならない。
3 児童福祉施設は、その行つた援助に関し、当該措置又は助産の実施、母子保護の実施若しくは保育の実施に係る都道府県又は市町村から指導
又は助言を受けた場合は、当該指導又は助言に従つて必要な改善を行わなければならない。
4 児童福祉施設は、社会福祉法第八十三条に規定する運営適正化委員会が行う同法第八十五条第一項の規定による調査にできる限り協力しな
ければならない。
(保護者との連絡)
第四十条 児童厚生施設の長は、必要に応じ児童の健康及び行動につき、その保護者に連絡しなければならない。
13
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