個人投資家説明会 - 荏原実業株式会社

EBARA JITSUGYO CO., LTD.
個人投資家説明会
2014年9月11日
EBARA JITSUGYO CO., LTD
P.1
1
会社概要
設
立
１９４６年（昭和２１年）１１月
本
社
東京都中央区銀座７丁目１４番１号
期
１２月３１日
決
算
従 業 員 数
４６５名 （2013年12月末現在）
資
本
金
１０億円
売
上
高
２８７億円
公 開 市 場
東証一部 （証券コード ６３２８）
事 業 内 容
水処理等に関わる各種環境関連設備・機器の製造・施工・販売
拠
２０ヶ所（内 研究開発施設５ヶ所）
点
数
グループ企業
株式会社エバジツ．．．．．．．．．．．機械器具設置、設備工事の施工・保守
イージェイ株式会社．．．．．．．．．．バイオプラスチック緩衝材の等の製造・販売
トリニタス株式会社．．．．．．．．．． 圧縮機等、産業機械の販売・メンテナンス
EBARA JITSUGYO CO., LTD
P.2
2
沿 革
1946年
商社事業（風水力冷熱機器等関連）スタート
荏原製品を中心としたポンプ・送風機・空調冷熱機器等の代理店販売
1956年
エンジニアリング事業（水処理関連）スタート
上下水道施設の設計・施工・メンテナンス
1976年
メーカー事業（環境関連）スタート
環境関連製品・設備の開発・製造・販売
1998年～
店頭登録
1998年
JASDAQ登録
2001年
東証２部上場
2004年
東証１部上場
EBARA JITSUGYO CO., LTD
中期的戦略－メーカー事業の拡大
＜目標指標＞
①環境関連 粗利構成比…５０％
②営業利益率…５％
利益率の高いメーカー事業の
売上総利益の割合を拡大させ
ることで、全社利益を拡大
（百万円）
3
【粗利益、営業利益率の推移】
環境
水処理
風水力
7,000
営業利益率
環境関連（メーカー）事業
50％/粗利益
6,000
営業利益率5％
5,000
メーカー 3.9%
4,000
3,000
2.6%
3.7%
3.9%
12/12
13/12
2.9%
1.4%
0.4%
エンジニアリング
2,000
1,000
商社
0
07/12
08/12
09/12
10/12
11/12
中期目標
EBARA JITSUGYO CO., LTD
4
当社の特徴
戦略
１．研究開発型ファブレス企業
荏原実業
協力会社
（約70社）
２．技術者集団
公的技術資格取得者
全社員の７割
アウトソーシング
20%
製品
研究開発
研究開発者
全社員の２割
製造・施工
・設備投資の負担を軽減
・研究開発に経営資源を集中
70%
・公的資格の取得を推奨（奨励金制度等）
・技術を伴った提案型の営業
EBARA JITSUGYO CO., LTD
当社の属するマーケット
当社が手掛けるビジネス
 水処理プラントの設計・施工
【環境関連＋水処理関連
受注高の推移】
（百万円）
22,379
1,213
 関連製品の製造・仕入・販売
主要顧客
 自治体
…上下水道関連・水産関連
 民間企業
…食品、飲料、化学、製紙 等
環境関連
（メーカー）
18,864
1,435
水処理以外
2,100
水処理分野
4,796
1,250
6,000
6,821
7,789
水処理
14,345
水処理関連
（エンジニアリング）
23,750
14,842
7,946
11/12
今後の見通し
5
-水処理マーケット-
16,500
9,640
12/12
13/12
拡大傾向
 国土強靭化政策
 更新・耐震化需要拡大
 復旧復興予算の拡大
 復旧・復興需要の拡大
14/12計画
EBARA JITSUGYO CO., LTD
当社の属するマーケット
当社が手掛けるビジネス
 荏原製品等、風水力機械の仕入・販売
 関連製品の据付・設置工事等
6
–建築設備マーケット【風水力冷熱機器等関連
受注高の推移】
（百万円）
11,574
11,250
9,360
9,746
11/12 12/12
13/12
主な納入先
 各種建築施設
…商業施設、病院、駅、工場 等
※直接の顧客は、
ゼネコン、サブコン、設備業者 等
今後の見通し
14/12
計画
拡大傾向
 築地市場移転
 関連施設整備需要の拡大
 東京オリンピック開催
 耐震化需要の拡大
 国土強靭化政策
 都市再開発の推進
EBARA JITSUGYO CO., LTD
３つのセグメントと売上構成（2013/12期実績）
グループ
連結
売上高
287億円
セグメント別
環境関連内訳
環境関連
（メーカー事業）
省エネ・水資源
21億円
86億円
水処理関連
（エンジニアリング事業）
97億円
風水力冷熱機器等関連
（商社事業）
104億円
ボエフ脱臭
17億円
計測・医療
15億円
その他
31億円
7
EBARA JITSUGYO CO., LTD
事業紹介
事業内容
8
環境関連 -省エネ・水資源分野：水処理プラント及び水処理周辺機器・装置の開発・販売
主要販売先 ：下水処理施設、民間工場（食品・飲料・製紙・化学）等
主力製品
Kターボブロワ
 主に下水・工場排水処理で使われるブロワ（送風機）
 従来型の製品と比較して約３割の省エネ
 ３５０台以上の販売実績
 電気料金の値上げにより需要が拡大
その他の製品
排水処理プラント
（工場排水、小規模下水）
用水処理プラント
（飲用、原料用水）
バイオガス発電用
生物脱硫装置
EBARA JITSUGYO CO., LTD
トピックス① 設備投資と研究開発
新拠点 ： かずさ生産技術センター
概 要
 2014年7月に稼働を開始した新拠点
 自社製品の開発・製造・メンテナンスを担う
・所在地 ：千葉県木更津市
・総投資額：約8億円
・延床面積：2,579.80m2
千葉県木更津市
かずさ生産技術センター
注力分野 ⇒ Ｋターボブロワの内製化
内製化により品質とカスタマイズ性を向上
公共下水処理場向けに本格展開
下水処理場向けＫターボブロワ（カスタム品）
9
EBARA JITSUGYO CO., LTD
トピックス① 設備投資と研究開発
10
新製品 ： 生物脱硫装置
製品概要
 バイオガスの精製（脱硫）に使われる装置
 微生物の力で硫化水素を除去
 従来の「乾式脱硫」と比較してランニングコストを８０％削減
 2013年秋に正式に販売開始
バイオマス発電市場へ展開
FIT（固定価格買取制度）を追い風に
拡大する需要を取り込む
バイオガス精製の仕組み（生物脱硫処理フロー）
バイオガス
下水汚泥・食品廃
棄物 等を発酵さ
せ、バイオガスを発
生
精製ガス
メタン・硫化水素
二酸化炭素
メタン発酵槽
消化槽 等
発電機
ボイラ 等
硫化水素を
硫酸へ転換
生物脱硫装置
硫酸
再利用
（pH調整 等）
EBARA JITSUGYO CO., LTD
事業紹介
事業内容
11
環境関連 –ボエフ脱臭分野：脱臭剤「ボエフ」ブランドを中心とした脱臭製品の開発及び販売
主要販売先 ：下水処理場、民間工場、商業施設 等
主力製品
ボエフ（脱臭剤）
 土から生まれた天然脱臭剤
 湿気に強く長寿命
 製造時のCO2発生量が活性炭の約１／７
脱臭の仕組み（脱臭剤による乾式脱臭方式）
下水処理場 等
排気
Clean Air
悪臭
脱臭塔
塔内に充填した脱臭剤で
におい成分を除去
EBARA JITSUGYO CO., LTD
事業紹介
計 測 分 野
事業内容
医 療 分 野
：オゾンモニタを中心とした、
事業内容
計測機器の開発及び販売。
主要販売先
民間工業（半導体・液晶 等）
浄水・下水処理場や半導体・液晶工場などで
オゾン濃度の計測・調節に用いられています。
高精度オゾンモニタ
EG-３０００
浄水場
主要販売先
：医療機関、福祉施設
防衛省、自治体 等
国内トップシェア（約８０％）
原水
（川・ダムなど)
：医療機関向け空気清浄機を中心に、
医療関連製品を開発・仕入・販売。
：浄水場、下水処理場（高度処理施設）
オゾンモニタ
12
環境関連 –計測・医療分野-
水道水
溶存オゾン濃度
測定装置
医療機関向け空気清浄機
オゾンの高い殺菌力を応用した空気
清浄機です。主に医療機関において
院内感染防止用に使われています。
空気殺菌脱臭装置
FDS－GON
その他医療関連製品
ガンマ・ファインダーⅡ
患者搬送ユニット
EBARA JITSUGYO CO., LTD
トピックス② 案件紹介
13
【2013年5月 売上】
（独）水産総合研究センター殿
クロマグロ飼育研究施設
生物ろ過棟
親魚棟
クロマグロの種苗生産に関する飼育研究施設
陸上水槽としては世界初となる採卵可能な施設
プラント全体を当社が一括提供
＜主な設備＞
・閉鎖型生物ろ過循環設備
・加温冷却設備
・殺菌設備
・LED調光設備 など
機械室
EBARA JITSUGYO CO., LTD
トピックス③ 案件紹介
14
【2013年7月 受注】
石巻地方広域水道企業団殿 蛇田浄水場移転復旧事業
機能移転
蛇田浄水場
処理能力：55,000m3/日
敷地面積：41,943m2
須江山浄水場
処理能力：25,000m3/日
敷地面積：176,607m2
・東日本大震災で被災した「蛇田浄水場」から高台にある「須江山浄水場」に機能移転
・処理能力を2.5万㎥／日から8万㎥／日へ増強
・東北地域の災害復旧案件としては最大級の大規模工事
EBARA JITSUGYO CO., LTD
2014年12月期 上期実績
15
受注高・・・9.7億円増（前期比8.5％増）
売上高・・・4.0億円増（前期比2.6％増）
営業利益・・5千万円増（前期比6.7％増）
13/12月期 第2Q
（百万円）
14/12月期 第2Q
構成比（％）
構成比（％）
前期比（％）
受
注
高
11,505
－
12,484
－
＋8.5
売
上
高
15,734
100.0
16,138
100.0
＋2.6
粗
利
益
3,419
21.7
3,556
22.0
＋4.0
販 売 管 理 費
2,578
16.4
2,658
16.5
＋3.1
営
業
利
益
841
5.4
898
5.6
＋6.7
経
常
利
益
950
6.0
922
5.7
▲2.9
当
期
利
益
518
3.3
564
3.5
＋8.8
EBARA JITSUGYO CO., LTD
2014年12月期 通期計画
16
3期連続の受注増、2期連続の増収・増益を目指す
営業利益率は前期3.9%⇒今期4.2%へ
13/12月期
（百万円）
14/12月期 計画
構成比（％）
構成比（％）
増加率
増減額
（％）
受
注
高
32,126
－
35,000
－
売
上
高
28,770
100.0
29,600
100.0
+2.9
+830
粗
利
益
6,435
22.4
6,630
22.4
+3.0
+195
販
管
費
5,305
18.4
5,400
18.2
+1.8
+95
+8.9 +2,874
営
業
利
益
1,130
3.9
1,230
4.2
+8.8
+100
経
常
利
益
1,213
4.2
1,290
4.4
+6.3
+77
当 期 純 利 益
722
2.5
770
2.6
+6.6
+48
EBARA JITSUGYO CO., LTD
17
過去5年間の通期業績推移
目指すべき方向性
環境関連（メーカー事業）の粗利率構成比率＝50％以上（現在 40％）
営業利益率＝5％以上（現在 3.9％）
（百万円）
売上高
営業利益
（百万円）
35,000
3,000
30,000
26,025
25,000
26,752
10,000
29,600
2,500
24,245
2,000
20,000
15,000
26,887
28,770
3.9%
2.6%
678
2.9%
1,043
3.7%
1,001
3.9%
1,130
4.2%
1,230
1,500
1,000
695
500
5,000
0
0
09/12
10/12
11/12
12/12
13/12
14/12
計画
EBARA JITSUGYO CO., LTD
18
株主還元方針の見直し
株主優待
⇒
廃止
基準日
6月末及び12月末
株 数
100株以上
お米券2kg分
1,000株未満保有
3,000円相当
1,000株以上保有
配当金
⇒
2014/6月末を以て
カタログギフト
増配（年間5円の増配）
中間配当
期末配当
年 間
前
期
実
績
20円00銭
20円00銭
40円00銭
今
期
計
画
22円50銭
22円50銭
45円00銭
EBARA JITSUGYO CO., LTD
19
＜参考資料＞過去の配当実績と今期配当計画
中間22.5円+期末22.5円
（単位：円）
50
45
40
35
30
25
20
15
10
5
0
年間 45 円
期末
中間
17
20
20
20
20
20
20
20
20
20
20
20
20
20
20
20
20
20
22.5
05/12
06/12
07/12
08/12
09/12
10/12
11/12
12/12
13/12
14/12
計画
22.5
EBARA JITSUGYO CO., LTD
20
＜参考資料＞株価推移
160000
1600
出来高
140000
1500
1400
100000
80000
1300
60000
1200
40000
1100
20000
0
2013/9
2013/12
2014/3
2014/6
1000
株価（円）
出来高（株）
120000
EBARA JITSUGYO CO., LTD
21
＜参考資料＞セグメント別 通期業績推移
（単位：百万円）
受注高
省エネ・水資源
ボエフ脱臭
計測・医療
その他
環境関連（メーカー）
水処理関連（エンジニアリング）
風水力冷熱機器等関連（商社）
連結 合計
省エネ・水資源
売上高
ボエフ脱臭
計測・医療
その他
環境関連（メーカー）
水処理関連（エンジニアリング）
粗利益
風水力冷熱機器等関連（商社）
連結 合計
環境関連（メーカー）
水処理関連（エンジニアリング）
風水力冷熱機器等関連（商社）
連結 合計
販管費
営業利益
営業外収益
営業外費用
経常利益
特別利益
特別損失
税引前利益
当期利益
第７３期
2011/12
実績
1,967
1,266
2,031
1,629
6,896
7,946
9,360
24,203
3,107
1,294
1,539
2,149
8,093
9,066
9,593
26,752
2,459
2,164
1,670
6,294
5,250
1,043
150
72
1,121
41
1,079
617
第７４期
2012/12
前期比
△29.6%
△21.8%
+27.1%
△26.9%
△16.3%
+9.8%
△1.4%
△3.1%
+43.1%
+0.4%
△11.8%
+45.5%
+21.1%
+1.6%
+11.1%
+10.3%
+5.1%
+11.6%
+13.6%
+9.4%
+3.8%
+50.2%
+54.6%
+135.0%
+194.7%
実績
2,430
1,885
1,470
3,436
9,224
9,640
11,574
30,439
2,583
1,884
1,626
1,995
8,091
7,886
10,909
26,887
2,719
1,730
1,780
6,230
5,229
1,001
167
141
1,027
1
19
1,009
1,180
第７５期
2013/12
前期比
+23.5%
+48.9%
△27.6%
+110.9%
+33.8%
+21.3%
+23.7%
+25.8%
△16.9%
+45.6%
+5.7%
△7.2%
△0.0%
△13.0%
+13.7%
+0.5%
+10.6%
△20.0%
+6.6%
△1.0%
△0.4%
△4.0%
△8.4%
△6.5%
+91.2%
実績
3,402
1,628
1,339
1,663
8,034
14,345
9,746
32,126
2,163
1,768
1,558
3,160
8,650
9,700
10,418
28,770
2,615
2,091
1,728
6,435
5,305
1,130
243
159
1,213
173
84
1,302
722
第７６期
2014/12
前期比
+40.0%
△13.6%
△8.9%
△51.6%
△12.9%
+48.8%
△15.8%
+5.5%
△16.3%
△6.2%
△4.2%
+58.4%
+6.9%
+23.0%
△4.5%
+7.0%
△3.8%
+20.9%
△2.9%
+3.3%
+1.5%
+12.9%
+18.1%
+29.0%
△38.8%
計画
2,000
1,700
1,500
2,050
7,250
16,500
11,250
35,000
3,550
1,700
1,500
1,400
8,150
11,700
9,750
29,600
2,525
2,500
1,605
6,630
5,400
1,230
140
80
1,290
1,290
770
前期比
△41.2%
+4.4%
+12.0%
+23.3%
△9.8%
+15.0%
+15.4%
+8.9%
+64.1%
△3.8%
△3.7%
△55.7%
△5.8%
+20.6%
△6.4%
+2.9%
△3.4%
+19.6%
△7.1%
+3.0%
+1.8%
+8.8%
+6.3%
△0.9%
+6.6%