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平成26年度実施施策に係る政策評価の事前分析表
(防衛省26-②)
施策名
施策の概要
達成すべき目標
測定指標
島嶼部に対する攻撃への対応
担当部局名
島嶼部に対する攻撃に対しては、安全保障環境に即して配置された部隊に加え、侵攻阻止に必要な部隊を速
やかに機動展開し、海上優勢及び航空優勢を確保しつつ、侵略を阻止・排除し、島嶼への侵攻があった場合に
は、これを奪還する。その際、弾道ミサイル、巡航ミサイル等による攻撃に対しても的確に対応する。
①新規装備品の導入と既存装備品の延命・能力向上等を適切に組み合わせた装備品の
取得
②部隊の新編・改編等
③一層厳しさを増す我が国周辺の安全保障環境に対応した自衛隊の運用・取組み
基準
実績
中期防衛力整備計画 Ⅰ計画の方針 1
各種事態における実効的な抑止及び対処
といった防衛力の役割にシームレスに対応
し得るよう、統合機能の更なる充実に留意し
つつ、特に警戒監視能力、情報機能、輸送
能力及び指揮統制・情報通信能力のほか、
島嶼部に対する攻撃への対応、弾道ミサイ
ル攻撃への対応、宇宙空間及びサイバー空
間における対応、大規模災害等への対応等
のための機能・能力を重視する。
目標設定の
考え方・根拠
目標
新規装備品の導入と既
存装備品の延命・能力向
上等を適切に 組み 合わ
せた装備品の取得
【目標設定の考え方】
「平成26年度以降に係る防衛計画の大綱
について」(平成25年12月17日国家安全保
障会議及び閣議決定。)に従い、特に重視す
べき機能・能力についての全体最適化を図る
ともに、多様な活動を統合運用によりシーム
レスかつ状況に臨機に対応して機動的に行
政策評価実施予定時期
い得る実効的な防衛力として統合機動防衛
力を構築することとされている。
【根拠】
中期防衛力整備計画(平成26年度~平成
30年度)について(平成25年12月17日国
家安全保障会議及び閣議決定。以下「中期
防」という。)
目標年度
平成31年8月
測定指標の選定理由及び目標(水準・目標年度)の設定の根拠
戦闘機(F-15)の近代化改修(26機)
Ⅲ 自衛隊の能力等に関する主要事業
1 各種事態における実効的な抑止及び対処
新たな空中給油・輸送機の導入(3機)
(2)島嶼部に対する攻撃への対応
(ア)常続監視体制の整備
平素からの常続監視に必要な体制を整備し、各種事態発生時の迅速な対
処を可能とするため、与那国島に陸上自衛隊の沿岸監視部隊を配備する。
また、現有の早期警戒管制機(E-767)及び早期警戒機(E-2C)の運用
状況等を踏まえ、新たな早期警戒管制機又は早期警戒機を整備するほか、
警戒航空部隊に早期警戒機(E-2C)から構成される1個飛行隊を新編し、
那覇基地に配備するとともに、移動式警戒管制レーダーの展開基盤を南西
地域の島嶼部に整備することにより、隙のない警戒監視態勢を保持する。
新たな護衛艦の導入(2隻)
哨戒ヘリコプター(SH-60K)の着実な整
備(23機)
地対艦誘導弾の着実な整備
ティルト・ロータ-機の導入(17機)
新たな早期警戒(管制)機の導入(4機)
(26年度からの取組)
中距離地対空誘導弾の整備
地対空誘導弾ペトリオットの能力向上
固定翼哨戒機(P-1)の着実な整備(23
機)
多用途ヘリコプター(艦載型)の整備(9機)
掃海艦等の整備(5隻)
輸送ヘリコプター(CH-47JA)の整備(6
機)
水陸両用車の整備(52両)
(イ)航空優勢の獲得・維持
巡航ミサイル対処能力を含む防空能力の総合的な向上を図るため、那覇
基地における戦闘機部隊を1個飛行隊から2個飛行隊に増勢するほか、戦
闘機(F-35A)の整備、戦闘機(F-15)の近代化改修、戦闘機(F-2)の
空対空能力及びネットワーク機能の向上を引き続き推進するとともに、近代
化改修に適さない戦闘機(F-15)について、能力の高い戦闘機に代替す
るための検討を行い、必要な措置を講ずる。また、中距離地対空誘導弾を
引き続き整備するとともに、巡航ミサイルや航空機への対処と弾道ミサイル
防衛の双方に対応可能な新たな能力向上型迎撃ミサイル(PAC-3 MS
(中~長期)
E)を搭載するため、地対空誘導弾ペトリオットの更なる能力向上を図る。さ
らに、新たな空中給油・輸送機を整備するとともに、輸送機(C-130H)へ
の空中給油機能の付加及び救難ヘリコプター(UH-60J)の整備を引き続
き進める。なお、太平洋側の島嶼(しょ)部における防空態勢の在り方につい
ても検討を行う。
(ウ)海上優勢の獲得・維持
常続監視や対潜戦等の各種作戦の効果的な遂行により、周辺海域を防
衛し、海上交通の安全を確保するため、イージス・システム搭載護衛艦(DD
G)、汎用護衛艦(DD)、潜水艦、固定翼哨戒機(P-1)及び哨戒ヘリコプ
ター(SH-60K)の整備並びに既存の護衛艦、潜水艦、固定翼哨戒機(P
-3C)及び哨戒ヘリコプター(SH-60J)の延命を行うほか、多様な任務へ
の対応能力の向上と船体のコンパクト化を両立させた新たな護衛艦を導入
する。また、護衛艦部隊が事態に応じた活動を持続的に行うために必要な
多用途ヘリコプター(艦載型)を新たに導入するとともに、掃海艦、救難飛行
艇(US-2)及び地対艦誘導弾を引き続き整備する。
(エ)迅速な展開・対処能力の向上
迅速かつ大規模な輸送・展開能力を確保し、実効的な対処能力の向上を
図るため、輸送機(C-2)及び輸送ヘリコプター(CH-47JA)を引き続き
整備する。また、多用途ヘリコプター(艦載型)のほか、輸送ヘリコプター(C
装甲車(24両)の整備
H-47JA)の輸送能力を巡航速度や航続距離等の観点から補完・強化し
得るティルト・ローター機を新たに導入する。さらに、現有の多用途ヘリコプ
その他の装備品等(延命処置・機能向上を
ター(UH-1J)の後継となる新たな多用途ヘリコプターの在り方について検
含む。)
討の上、必要な措置を講ずる。こうした航空輸送力の整備に当たっては、役
割分担を明確にし、機能の重複の回避を図る。海上から島嶼(しょ)等に部隊
与那国島に沿岸監視部隊を配備
(26年度) を上陸させるための水陸両用車の整備や現有の輸送艦の改修等により、輸
送・展開能力等を強化する。また、水陸両用作戦等における指揮統制・大規
警戒航空部隊に1個飛行隊を新編し、那覇
模輸送・航空運用能力を兼ね備えた多機能艦艇の在り方について検討の
基地に配備
上、結論を得る。さらに、自衛隊の輸送力と連携して大規模輸送を効率的に
実施できるよう、民間事業者の資金や知見を利用する手法や予備自衛官の
那覇基地における戦闘機部隊の1個飛行隊
活用も含め、民間輸送力の積極的な活用について検討の上、必要な措置を
から2個飛行隊への増勢
講ずる。機動運用を基本とする作戦基本部隊(機動師団・機動旅団)に、航
空機等での輸送に適した機動戦闘車を導入し、各種事態に即応する即応機
訓練機能を有する部隊の統合(航空戦術教
動連隊を新編するとともに、南西地域の島嶼部に初動を担任する警備部隊
導団の新設を含む。)
を新編等するほか、島嶼部への迅速な部隊展開に向けた機動展開訓練を
各自衛隊の主要司令部に所要の陸・海・空
実施する。また、精密誘導爆弾の誘導能力及び地対艦誘導弾を整備すると
の自衛官を相互に配置
ともに、艦対艦誘導弾について、射程の延伸を始めとする能力向上のため
の開発を推進する。
統合運用の下、作戦基本部隊や各種部隊
等の迅速・柔軟な全国的運用を可能とする
(オ)指揮統制・情報通信体制の整備
ため、陸上総隊を新編
統合機能の充実の観点から、全国の部隊を機動的に運用し、島嶼部を始
(26年度からの取組)
2個師団及び2個旅団について、2個機動師 (中~長期) めとする所要の地域に迅速に集中できる指揮統制体制を確立するため、各
自衛隊の主要司令部に所要の陸・海・空の自衛官を相互に配置し、それぞ
団及び2個機動旅団に改編
れの知見及び経験の活用を可能とするとともに、各方面総監部の指揮・管
理機能を効率化・合理化するとともに、一部の方面総監部の機能を見直し、
初動を担任する警備部隊の新規配備による
陸上総隊の新編を進める。全国的運用を支えるための前提となる情報通信
南西地域所在部隊の増強
能力について、島嶼部における基盤通信網を強化するため、自衛隊専用回
線を与那国島まで延伸するとともに、那覇基地に移動式多重通信装置を新
水陸両用作戦専門部隊として「水陸機動
たに配備する。また、各自衛隊間のデータリンク機能の充実や野外通信シ
団」を新設
ステムの能力向上を図るほか、引き続き、防衛分野での宇宙利用を促進
西部方面隊直轄の戦車部隊の新編(北海
し、高機能なXバンド衛星通信網を整備するとともに、当該通信網の一層の
道及び九州以外に所在する作戦基本部隊
充実の必要性について検討の上、必要な措置を講ずる。
が装備する戦車の廃止に向けた事業を含
む。)
機動戦闘車の整備(99両)
2 部隊の新編・改編等
総合的なな防衛体制を構築し、各種事態の抑止・対処のための体
戦闘機(F-35A)の着実な整備(28機)
輸送機(C-2)の着実な整備(10機)
1
作成責任者名
(※記入は任意)
・中期防において次のとおり示されていることから、これらの取り組み状況を
測定指標として設定。
イージス・システム搭載護衛艦の増勢(2隻)
最近の事象等
中国による東シナ海における活動の急速
な拡大・活発化、北朝鮮による軍事的な挑
発行為や挑発的言動、ロシア軍の活動の活
発化の傾向など、我が国を取り巻く安全保
障環境は一層厳しさを増しており、各領域で
常時継続的に情報収集・警戒監視を行い各
種兆候を早期察知する態勢を強化する。
政策体系上の
位置付け
防衛政策局
運用企画局
経理装備局
各方面隊直轄の特科部隊の新編(北海道
以外の所在する作戦基本部隊が装備する
火砲の集約に向けた事業を含む。)
防空のための作戦
一層厳しさを増す我が国
周辺の安全保障環境に
3
対応した自衛隊の運用・
取組み
周辺海域の防衛のための作戦
(26年度からの取組)
(中~長期)
陸上の防衛のための作戦
海上交通の安全確保のための作戦
達成手段
(開始年度)
甲類(装甲車):87式偵察
(1) 警戒車
(昭和62年度)
(2)
哨戒ヘリコプターSH-60K
(平成14年度)
輸送ヘリコプターCH(3) 47JA
(平成5年度)
(4)
(5)
甲類(戦車)
(平成2年度)
甲類(火砲)
(平成11年度)
甲類(装甲車):96式装輪
(6) 装甲車
(平成8年度)
(7)
甲類(その他)
(平成17年度)
航空機(多用途ヘリコプ
(8) ター)
(平成7年度)
航空機(戦闘ヘリコプ
(9) ター)
(平成14年度)
10
誘導弾
(平成15年度)
96式多目的誘導弾シス
11 テム
(平成8年度)
潜水艦(SS)
12 (平成22、23、24、25
年度)
13
14
15
16
護衛艦(DDH)
(平成22、24年度)
護衛艦(DD)
(平成21、25年度)
掃海艦(MSO)
(平成23、25年度)
固定翼哨戒機(P-1)
(平成20年度)
掃海・輸送ヘリコプター
17 MCH-101
(平成15年度)
18
弾薬(海上自衛隊)
(昭和40年度)
戦闘機(F-15)の近代化
19 改修
(平成16年度)
地対空誘導弾ペトリオッ
20 ト
(昭和63年度)
ペトリオット・システムの
21 機動展開能力の確保
(平成21年度)
22
救難飛行艇(US-2)
(平成17年度)
予算額計(執行額)
23年度
24年度
25年度
305
835
301
(321)
(804)
(304)
5,672
24,749
19,727
(5,526)
(24,071)
(19,113)
8,409
10,183
19,623
(8,183)
(9,584)
(18,205)
12,372
19,507
13,153
(12,386)
(19,703)
(13,469)
7,664
7,882
5,683
(7,707)
2,118
1,314
1,587
(1,277)
(1,494)
15,758
12,437
6,313
(14,721)
(10,956)
(5,523)
12,436
12,633
6,789
(11,673)
UH-60Jの取得
(平成23年度)
(12,529)
1
29
1,251
(27)
(1,257)
50,388
58,851
50,054
(59,215)
(57,692)
(48,352)
2,734
2,198
2,435
(2,681)
(2,220)
(2,742)
29,529
43,612
51,069
(29,032)
(42,592)
2,758
26,923
79,660
(26,744)
(79,381)
102,595
88,450
26,703
(101,741)
(87,476)
(25,711)
17,127
7,085
9,892
(17,193)
(6,370)
(9,729)
32,175
28,605
48,080
(32,175)
(28,528)
(47,585)
8,899
5,505
1,474
(7,465)
(5,507)
(1,496)
24,397
49,042
33,996
(23,202)
(48,462)
(32,909)
34,340
47,860
46,387
(39,771)
(45,000)
(40,828)
69,220
103,295
59,095
(68,020)
(102,084)
0013
19,822
1
SH-60Jの代替更新として、防衛大綱に基づく所要の機数を整備するため、平成14年度から整備を開始した。22年度に3機
調達要求し25年度に3機取得、23年度に3機調達要求し26年度に3機取得予定、24年度に7機調達要求し27年度に4機28年
度に3機取得予定である。
また、25年度は調達要求しておらず、26年度に4機調達要求し29年度に4機取得予定である。
0014
7,233
1
防衛計画の大綱等に基づき、我が国の地理的特性等を踏まえつつ、各種事態(島嶼部に対する侵略、ゲリラや特殊部隊による
攻撃、大規模・特殊災害等)への対応力を向上させるため、航空輸送体制を整備しているところであり、主要用途は、多数の人員
や重量補給品の航空輸送、戦略機動、遭難者等の救助、患者の輸送等である。
0015
14,277
1
防衛計画の大綱等に基づき、我が国の地理的特性等を踏まえつつ、各種事態等(本格的な侵略事態、島嶼部に対する侵略、ゲ
リラや特殊部隊による攻撃等)への対応力を向上させるため、引き続き戦車・火砲等を整備しているところである。この中で、74式
戦車が耐用期限到達に伴い減耗することから、10式戦車を整備するものである。
0017
5,785
1
防衛計画の大綱等に基づき、我が国の地理的特性等を踏まえつつ、各種事態等(本格的な侵略事態、島嶼部に対する侵略、ゲ
リラや特殊部隊による攻撃等)への対応力を向上させるため、引き続き戦車・火砲等を整備しているところである。この中で、75式
自走155㎜りゅう弾砲が耐用期限到達に伴い減耗することから、99式自走155㎜りゅう弾砲を整備するものである。
0018
1,434
1
防衛計画の大綱等に基づき、我が国の地理的特性等を踏まえつつ、各種事態等(島嶼部に対する侵略、ゲリラや特殊部隊によ
る攻撃、大規模・特殊災害等)への対応力を向上させるため、装甲車等を整備しているところである。この中で96式装輪装甲車を
整備するものである。
0019
7,459
1
防衛計画の大綱等に基づき、我が国の地理的特性等を踏まえつつ、各種事態等(島嶼部に対する侵略、ゲリラや特殊部隊によ
る攻撃等)への対応力を向上させる小火器、迫撃砲等を整備しているところである。この中で、対人狙撃銃や89式小銃などの銃器
類や99式弾薬給弾車等の特殊車両の更新等を行うものである。
0020
4,847
1
防衛計画の大綱等に基づき、我が国の地理的特性等を踏まえつつ、ゲリラや特殊部隊による攻撃、大規模・特殊災害等への対
応力を維持する他、国際平和協力活動における輸送力の確保など、多様な任務等遂行能力の維持を図るため、航空体制を整備
しているところであり、主要用途は、空中機動、航空輸送のほか、地雷散布、捜索・救難、患者の輸送等である。
0030
6,517
1
防衛計画の大綱等に基づき、我が国の地理的特性等を踏まえつつ、ゲリラや特殊部隊による攻撃等への対応力を維持するた
め、航空体制を整備しているところであり、主要用途は、遠距離・広域なヘリコプター火力戦闘、対機甲戦闘及びゲリラ・コマンド攻
撃対処等である。
0031
37,280
1
防衛計画の大綱等に基づき、対着上陸戦闘、対地及び対空戦闘への対応力を向上させるため、23年度末には、第8高射特科
群(青野原(兵庫県))等に中距離地対空誘導弾2コ中隊分を配備し、その他の陸上自衛隊の誘導弾について、その減耗等に対応
するため、所要の誘導弾を整備する。
0032
5,934
1
防衛計画の大綱等に基づき平成8年度から96式多目的誘導弾システムの調達を開始し、平成23年度末までに32セットの整備
が完了。平成24年度までの計37セット(3個隊+教育所要)で地上装置は調達を終了し、今後は演習弾の取得が主となる。
0033
47,290
1
潜水艦の代替及び増勢として、平成22年度から平成25年度にかけて計4隻を整備したものである。これらの潜水艦は、平成16
年度から整備を始めた「そうりゅう」型潜水艦と同型であり、対水上レーダー、ソーナー等の技術進歩に対応し、水中での作戦能力
を向上するため、蓄電池・ディーゼル機関にスターリング機関を加えた推進システム、艦の運動及び動力の管制を行う艦制御シス
テム並びに統合化された武器システムを搭載することにより、長時間安定した水中持続力を確保し、隠密性を向上させるとともに
省人化を図った潜水艦となっている。
0035
45,917
1
平成26年度及び平成28年度にヘリコプター搭載護衛艦各1隻の除籍が見込まれたことから、これを補充するため、平成22年
度に1隻、平成24年度に1隻を整備した。この護衛艦は、高い情報・指揮通信能力、ヘリコプター運用/整備能力を有し、対潜能
力、ステルス性、居住性等の充実が図られている。
0036
11,126
1
除籍が見込まれた護衛艦の代替として、平成21年度に2隻、平成25年度に1隻を整備したもの。
これらの護衛艦は、今後30年程度の長期にわたり使用されることを勘案すれば、見通しうる将来においても十分な性能と拡張性
を保持した艦であることが必要であり、新たな脅威や多様な事態に実効的に対応するとともに、本格的な侵略事態にも対処するた
め、僚艦防空機能に加え、対潜戦能力及び対水上戦能力の充実を図っている。
0037
7,231
1
現有の掃海艦艇の除籍が見込まれたことから、これらを補充するため平成23年度に掃海艇1隻、平成25年度に掃海艦1隻を
整備したもの。この掃海艦艇は、機雷の高性能化に対応し、機雷の捜索と処分をあわせて行うことが可能な水中航走式機雷掃討
具(S-10)等を搭載して機雷排除能力の向上を図っている。また、20年度艦からは、船体に耐久性に優れる繊維強化プラスチッ
ク(FRP)を採用している。
0038
25,097
1
現有の固定翼哨戒機(P-3C)は老朽化に伴い平成20年度から除籍が始まり、平成23年度には固定翼哨戒機の所要機数を
割り込む見込みであったことから、P-3Cの代替として固定翼哨戒機(P-1)を整備する。
なお、P-1はP-3Cに比べ、探知識別能力の向上、飛行性能の向上及び通信能力の向上等が図られている。
0040
17,129
1
掃海・輸送ヘリコプター(MH-53E)の除籍に伴う後継機として掃海・輸送ヘリコプター(MCH-101)を整備する。
なお、平成23年度調達のMCH-101(掃海仕様)は、現有MH-53Eと比べ、警戒監視能力、自己防御機能を有するほか、飛
行甲板を有する全ての艦艇に着艦可能であり、対機雷戦任務や護衛艦等への航空輸送任務に機動的に活用することが可能と
なっている。
0041
48,818
1
海上自衛隊が各種行動を実施するために必要な弾薬(艦船及び航空機行動用弾薬)及び隊員の錬成訓練等に必要な弾薬(訓
練用弾薬)を取得した。
0042
12,039
1
現有のF-15に対し、探知能力の向上を図るための搭載レーダーの換装、戦闘状況表示能力の向上を図るためのデータリンク
搭載、射程及び射角の拡大等を図るための国産ミサイルの搭載、所要電力量増大に伴う発電機の換装、発熱量増大に伴う空調
システムの換装等、多岐にわたる能力向上改修を実施することにより、防空能力の向上を図る。
0044
38,032
1
PAC-3ミサイルにおいては、米国で実施する品質確認試験に出荷するミサイルの補てん等に必要な所要数を取得するととも
に、新たにPAC-3化された高射隊への配備弾等について必要な所要数を確保する。
ペトリオット・ミサイルにおいては、高射隊への配備弾や部隊の射撃訓練等において射耗するミサイルの補てんに必要な所要数
を取得するとともに、ペトリオット・ミサイルの構成品において、寿命が設定されている部品を交換し、ミサイルの品質等を維持する
ことで所要数を確保する。
0045
483
1
0
1
US-2はUS-1Aの後継機として、平成8年度から技術研究本部において開発された救難飛行艇であり、以下の通り整備を実
施する予定である。
平成21年度予算においては、平成23年度に除籍のUS-1A 1機の代替として、US-2 1機を23年度に整備
平成25年度予算においては、平成27年度末に除籍のUS-1A 1機の代替として、US-2 1機を28年度に整備
0089
15,543
1
航空救難態勢を維持するため、耐用期間到達により減耗する救難救助機(UH-60J)の減耗予定時期に応じて、代替更新に必
要な機数を整備する。
0093
(55,771)
827
515
0
(770)
(510)
(0)
11,700
0
868
(0)
防衛計画の大綱等に基づき、南西地域の地理的特性を踏まえつつ、各種事態(島嶼部に対する侵略、ゲリラや特殊部隊による
攻撃、大規模・特殊災害等)への対応力(偵察警戒能力)を向上させるため、引き続き87式偵察警戒車を取得しているところであ
る。平成21年度、情報収集能力の向上を目的とした偵察隊の改編が行われ、各偵察隊における当該車両の定数が変更され当該
装備品を取得するものである。
(50,832)
(2,746)
(863)
8,276
4,646
1,555
(8,275)
(4,623)
(1,892)
平成26年
行政事業レ
ビュー
事業番号
1
(6,514)
(1)
達成手段の概要等
312
(5,722)
(2,129)
(11,784)
23
(8,588)
当初予算
額
関連する
指標
26年度
ペトリオット・システムの機動展開能力の確保として老朽化した車両を更新する。
0087
次期輸送機(C-2(仮
24 称))の取得
(平成23年度)
25
次期戦闘機
(平成24年度)
甲類(その他)(防衛省所
26 管計上)
(平成23年度)
戦闘機(F-2)へのJDAM
27 機能の付加
(平成21年度)
28
29
30
基地防空用SAM
(昭和56年度)
弾薬(航空自衛隊)
(昭和51年度)
潜水艦救難艦(ASR)
(平成26年度)
15,976
1,439
3,471
(15,749)
(1,444)
(3,511)
0
2,331
34,108
(0)
(2,331)
0
710
2,303
(0)
(702)
(2,263)
1,456
1,697
1,296
(1,775)
(1,682)
(1,296)
748
3,678
7,921
(712)
(3,676)
(7,997)
9,759
23,047
19,935
(9,506)
(24,474)
1
54,311
1
厳しさを増す日本周辺での安全保障環境の中、周辺国においては、次世代機の開発や空軍力の近代化を推進している状況下
にあることから、航空自衛隊の体制維持、我が国の抑止及び対処能力向上のため、F-4の後継機としてF-35Aを必要数取得
するとともに、その導入及び運用に必要な後方支援態勢の整備等を行う。
0100
0
1
防衛計画の大綱等に基づき、我が国の地理的特性等を踏まえつつ、各種事態等(島嶼部に対する侵略、ゲリラや特殊部隊によ
る攻撃等)への対応力を向上させる甲類装備品を整備しているところである。この中で、NBC偵察車の取得を行うものである。
0103
1,179
1
現有のF-2戦闘機に対し空対地精密誘導普通爆弾(JDAM)の搭載機能を付加するために必要な改修部品を取得する。また、
搭載のための機体改修については、機体定期修理(IRAN※)にあわせて実施する。
※IRAN(Inspection and Repair As Necessary)
0120
5,925
1
1 現有の81式短距離地対空誘導弾(81式短SAM)の老朽化及び性能の陳腐化に伴い、後継となる基地防空用SAM及び有事
に使用する専用の行動弾を取得する。
2 81式短SAMの行動弾について、命数切れを間近に控えたロケットモータを官給し、基地防空部隊が実施する実弾射撃訓練に
必要な演習弾を取得する。
0121
14,847
1
各種事態における即応能力及び継戦能力を保持し、実効的に対処するため、侵攻する敵航空戦力を撃破する直接的な戦力とし
て計画的に備蓄するために必要な弾薬を取得するとともに、隊員の練成訓練に必要な各種訓練用の弾薬を取得する。各種事態に
おける即応能力及び継戦能力を保持するために必要な弾薬を取得する。
0122
225
1
潜水艦の救難には、一定の環境条件下、深海救難艇(DSRV)等の救難装備を運用する能力、救助した潜水艦乗員を収容する
能力、所要の医療を提供できる能力、救難活動を指揮する能力が必要であり、潜水艦救難艦はこれらの機能を有している。
なお、これらの機能は、大規模災害時には医療支援、被災者生活支援等の拠点として使用できるものである。
(33,924)
(19,761)
0
0
0
(0)
(0)
(0)
487,639
589,058
554,729
施策の予算額・執行額
(494,459) (579,656) (538,444)
C-1の減勢に対応するとともに、航空輸送能力を強化するため、輸送機(C-2)を2機取得する。
0094
34,426
施策に関係する内閣の重要政
490,518 策(施政方針演説等のうち主な
もの)
中期防衛力整備計画(平成26年度~平成30年度)(25.12.17国家安全保障会議決定及び閣議決定)
Ⅲ-1-(2)島嶼部に対する攻撃への対応
26-0001
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