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開智未来中学校・高等学校 - 塾・予備校の市進教育グループ

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開智未来中学校・高等学校 - 塾・予備校の市進教育グループ
2014 年
入試用
学校説明会レポート
開智未来中学校・高等学校
日時
2013 年 9 月 25 日(水)11 時 10 分~12 時 35 分
所在地
加須市
会場
アカデメイア(大教室)
対象
塾
出席者数
約 70 名
配付資料
説明会資料、学校案内(2014 年中学・高校)、募集要項(2014 年中学・高校)、
哲学講座テキスト、小論文集など
説明会の概要
資料確認
あいさつ
広報部長
理事長
西木先生
青木先生
11:10~11:20
11:20~11:30
●夏休み中に新校舎のE棟が完成しました。これでいい環境で教育ができると思います。
開智未来で学びたいと思っている生徒をぜひ受験させてください。また、いい教員を集
めるために、採用に力を入れています。
●2013 年の高校入試では受験生の 90%以上が合格しています。偏差値 60 以上あればま
ず大丈夫です。
未来から見える教育、未来へつなげる教育
校長
関根先生
11:30~11:50
●教育にかかわるものが育てるのは子どもたちの未来です。目先の点数のためにインスタ
ントな学力をつけても、それは子どもたちのためになりません。大人になってから発揮
される学力を育てることが大切です。一生の基礎としての学びのスキルは、中学でまず
スキルを身につけ、高校でスキルが人格と生き方に結びつきます。さらに大学では自分
独自のスキルとなり、社会人となってからはスキルが生き方になります。スキルを身に
つけるための本校独自のプログラムがあります。学びあい、朝学習、6つの授業姿勢(ね
らい、メモ、反応、発表、質問、振り返る)の徹底、質の高い授業など、他校にはない
積極的な取り組みを行っています。特に、朝学習は、アカデメイアでの独習、学びあい
ルームでの学びあいなどで8割以上の生徒が始業前の学習に取り組んでいます。また、
哲学や環境未来学など、ハイクオリティーな教育活動、スターティング・プログラム(入
学前指導から連動する総合入学ガイダンス指導)、里山フィールドワーク、勉強合宿、未
来ゼミなども開発・実施し、成果を上げています。メモの指導については日本 1 だと自
負しています。
開智未来の教育
教頭
加藤先生
11:50~12:10
●開智未来独自の教育プログラムの一部を紹介します。これは各教科や哲学、そして学校
行事などと連動した教育プログラムです。中 1 の里山フィールドワークでは、自然体験
と人間体験をコンセプトにして、夏休みに実施します。星空・蛍体験、ブナ原生林・水
生生物探究、早朝・夜間アクティビティーなど、楽しさ満載です。中 2 のブリティッシ
ュヒルズ・ボーダリング・スクールでは、英語環境の整った施設で英語合宿を行います。
中 3 の湖沼学習フィールドワークでは、琵琶湖の湖沼学を体験し、専門的な研究を体験
したいと考えています。高 1 のスターティングセミナーは入学式の翌日から2泊 3 日で
実施します。基本生活は英語を用い、数学は学び合いで三角比を学習し、国語は難しい
文章を時間をかけて考え続けます。哲学で6つの授業姿勢を学びます。高 2 のカナダ環
境フィールドワークでは、カナダの環境施設を利用して、環境について学びます。午前
中は英語による環境に関する講義で、午後は大自然の中で野外フィールドワークを行い
ます。帰国後、英語の論文を作成します。ツールとしての英語を徹底的に身につけます。
開智未来の入試
広報部長 西木先生
12:10~12:35
●2013 年の中学入試は、991 名が受験し、725 名が合格したので、倍率は 1.37 倍で
した。131 名が入学手続きをし、そのうち特待生は 18 名でした。入学者は、埼玉県が
65%でした。
●2014 年の中学入試では、定員を 110→135 名に、開智クラスの入試教科を 2・4 科
選択→4 科に変更し、T 未来クラスを新設します。1/12 と 1/19 の特別選抜 1・2 で
はスライド合格を出します。
●2012 年の高校入試は、335 名が受験し、315 名が合格したので、倍率は 1.06 倍で
した。85 名が入学手続きをしました。併願の手続き率が高くなっています。
●2014 年の高校入試は、併願の定員を 65→55 名に、第 3 回の入試日を 1/26→1/25
に変更します。
説明会の雰囲気・印象
●関根校長の教育に対する意気込みが強く感じられました。また、説明会資料が豊富で、
学校のことをよくわかってもらおうという姿勢が伝わってきました。
学校周辺の環境
●畑に囲まれたのどかな環境で、自然学習には最適の場所であると感じました。
最寄り駅から学校までの距離・時間
●東武日光線 柳生駅より徒歩 20 分
2014 年
入試用
学校説明会レポート
慶應女子高等学校
日時
2013 年
9月 28 日(土)9時 30 分~10 時 55 分
所在地
港区
会場
体育館
対象
保護者
出席者数
約 800 名
配付資料
学校案内、平成 25 年以後の入学者に適用される教育課程表、文化祭における入
場について
説明会の概要
学校長挨拶、慶應女子高の教育について
山本正身校長先生
9:30~9:45
●本校は独立して存在しているわけではなく、慶應義塾の設置する幼稚舎、今年横浜に開
校した初等科から大学までの一貫教育の一翼を担う形で教育を行っています。こういう
と、慶應義塾では幼稚舎・初等科から学んでいる生徒が本流のように思われるかもしれ
ませんが、そういうことではありません。慶應では、小学校・中学校と進むにつれて新
しい友だちと出会うのです。慶應の理念を共有する仲間を増やしていくのです。
●慶應で目指しているのは、「独立自尊」の精神を持つということです。それは自分の頭で
物事を考えられる人間になるということです。知性を培う、そのためには一定の作業が
あります。何が問題になっているかを探り、仮説を立て、それを検証し、そこからさら
に新たな課題を発見していく、これが「実学」の精神です。本校では、3 つの方針を立て
ています。まず、知性を研磨するということです。力を入れているのは、ことばの教育
です。知性は何によって表現されるかというと、ことばです。心をきたえるのもことば
です。次に、自律性の涵養ということです。本校では主体的に自ら育てるような機会を
多く設けています。生徒会活動や学校行事は、生徒全員が全力を尽くして参加します。
3つ目は、協調性の伸長ということです。運動会など全員で一つのことをやりとげたと
きの充実感は何にも代えがたいものがあります。
●本校では、すべての生徒が主体となって活躍できる学校づくりを目指しています。
●<中学生のみなさんへ>本校で自慢できるのは生徒です。本校では、生徒が「宝物」です。
とはいっても、傲慢になったり、卑屈になったりせず、常に自分を自分の力で向上させ
ようと努力する態度を養ってください。
卒業生のことば
平成 11 年卒、若井さん
9:45~10:05
●1999 年に慶應女子を卒業して、慶應大学法学部に進学し、在学中に司法試験に合格し、
23 才で弁護士登録しました。27 才でハーバードロースクールに留学し、卒業後ニュー
ヨークで弁護士として働きました。29 才で結婚し、2010 年に帰国して、ゴールドマン
サックスで現在社内弁護士として働いています。今年 12 月に出産予定です。
●女子校時代はすごく楽しい日々を過ごしました。何事にも一生懸命取り組みました。そ
して、人生を生きていく上での底力をつけることができたと思います。行事などで全エ
ネルギーを投入して頑張ったことが、ハーバードでスチューデントガバメント(生徒会
長のようなもの)を務めたときにも役立ちました。また、卒業して実感したのは、女子
校では女性はこうあるべきという教育がなかったということです。おかげで、女性だか
らということで選択肢を狭めることがなかったのです。
学校生活について
進行係、生徒会長・田辺さん、副会長・福田さん
10:05~10:30
●学校生活と授業について(大塚さん)…朝のホームルームはなく、8 時 10 分から授業が
始まります。授業ごとに遅刻と欠席がつくので、教室移動の際は注意が必要です。授業
は各 50 分で休憩は 10 分、2 時間目と 3 時間目の間に 20 分休憩、4 時間目の後には
40 分のお昼休みがあります。20 分休みやお昼には、地下にある食堂で食べることがで
きます。1 カ月に 2 回ケーキバイキングもあります。月曜日から木曜日は 6 時間、金曜
日は 4 時間授業の後にホームルームがあり、土曜日は 4 時間授業です。
●行事について(阿保さん)…行事の運営は、実行委員を中心にほとんど生徒が行います。
4 月のオリエンテーションはとても盛り上がります。5 月の学年別旅行で、1 年生は 3
泊 4 日の野外活動で草津に行きます。6 月の演劇会では各クラス一丸となって頑張りま
す。9 月は運動会で、学年縦割りチームとなり本気で競い合います。10 月の十月(かん
な)祭ではゲームと模擬店で点数を競います。楽しいことが盛り沢山の学校生活です。
●クラブ活動について(滝口さん)…文化系 15、体育系 16、同好会1があり、5 年連続
全国大会出場のアーチェリークラブを始めとして、弓術、マンドリンなどのクラブが活
動しています。私はバドミントン部の主将をしています。朝練や昼練があり、合宿には
大学のコーチも指導しに来てくれます。
●諸規則について(篠原さん)…服装は、グレーのタイトスカートに、グレーのブレザー
です。ブラウスは白、ポロシャツを着てもいいですが、色は白です。靴下は黒か紺のハ
イソックスですが、寒いときは肌色のストッキングも着用可です。靴は、黒・茶のカッ
ターシューズで、スニーカーもOKです。入学式などは、ブレザー着用で、ハイソック
スは白限定です。通学バッグのデザインは自由で、マフラー・手袋の指定もありません。
カリキュラムについて
主事、関口先生
10:30~10:48
●2014 年の1・2年生からクラス編成を変更し、従来の 1 学年 4 クラスから、5 クラス
38 名程度にします。よく、中学からの生徒と高校からの生徒が偏ることはないのかと聞
かれますが、そんなことはありません。2・3年生になると、選択科目でクラスの枠を
超えた授業が多くなります。
●慶應大学への推薦制度について…卒業に関する内規を満たした生徒は、慶應大学への推
薦資格を得ることになります。人数制限がある学部については、在学中の成績をもとに
決定します。高校 3 年間の成績は公表しないことになっています。
●他大学受験者は、慶應大学への推薦資格を辞退しなければなりません。
●学校独自の奨学金制度…女子校奨学金をはじめとして、いろいろあります。
●防災対策について…防災用品は 3 カ月分を備蓄しています。緊急地震速報システムが完
備されています。
2014 年入試について
主事、関口先生
10:48~10:55
●【変更点】高校入試(推薦入試、募集人員約 10 名)→(約 20 名)
(一般入試、募集人員約 90 名)→(約 80 名)
●2008 年から推薦入試を導入したところ、学校がいろいろな面で活性化したので、推薦
入試の評価が高まりました。そこで 2014 年入試から、推薦枠の人数を増やすことにし
ました。1 つの中学校から 1 名というのを何名でもよい、ということなど推薦条件も緩
和しました。
説明会の雰囲気・印象
●約 800 席用意されていた椅子は、すぐ参加者で埋まりました。校長先生はもちろんのこ
と、卒業生、在校生とも率直な話し方で、とても聞きごたえがありました。
学校周辺の環境
●都営三田線の三田駅から慶應大学の正門の前を過ぎて、少し行くと女子校の正門が見え
てきます。隣りが交番で、何かと安心です。
最寄り駅から学校までの距離・時間
●都営三田線 三田駅より徒歩 10 分
学校説明会レポート
2014 年
入試用
工学院大学附属
中学校・高等学校
日時
2013 年
9月 25 日(水)10 時 30 分~11 時 55 分
所在地
八王子市
会場
大教室
対象
塾
出席者数
約 100 名
配付資料
2013 年度学校要覧、2014 年入試用中学校高等学校各説明会資料、
2014 年用各学校案内、2014 年各生徒募集要項、2014 年中学入試
思考力テスト予想問題、2014 年高校入試出題傾向、過去問題など。
説明会の概要
あいさつ
平方邦行校長(2013.4 就任)
10:30~11:00
●本校に着任してから半年が過ぎ、附属校の教育についていろいろ考えながら見てきまし
た。政府もこれからの中等教育の部門で大きく舵を切ろうとしている時であると感じま
す。
●工学院大学は今から 126 年前に東大の総長であった渡辺洪基を中心とした 14 名によっ
て創立されました。東京駅の設計をした辰野金吾もそのうちの一人であり、彼は日本で
建築家と呼ばれる第一号と言うべき人物かもしれません。当時、工業立国を目指した日
本において、工学院は明治以降の近現代国家建設のために工手学校として産声を上げ、
120 年以上にわたり社会に貢献してきました。現在の工学院はグローバル教育、イノベ
ーション教育、リベラルアーツ、英語の運用力、ICT(Information and Communication
Technology)の活用力の5つに力を入れています。
●我が国では小中高の 12 年間の教育において、20 世紀までは知識の積み上げが重視され
てきました。しかし、本校は 21 世紀からの教育内容が 50~60 年前と同じであっては
ならないと考えます。知識の量が多いほど優秀であるという考え方ではなく、また一つ
の答えに向かって教師が誘導していくような教育、解のあるものに合理的に辿り着く方
法を教えるのではなく、解が複数あり、あるいは福島の原発の問題のように解の見つか
らない課題を解決していく、未知の問題にチャレンジしていく若者達を育てなければな
らないと感じています。学んだ力(知識の量)イコール学力ではなく、知識を生かす力、共
に生きる力の3つを兼ね備えて初めて世界標準であると言えるのです。
●政府はグローバル人材の育成を掲げ、スーパーグローバルハイスクールと言う制度を導
入し、29 億の予算を組み、来年には 100 校のスーパーグローバルハイスクールを作る
予定です。また、東京都は 1 年前に都立高校生に対する留学制度を創りました。400 万
円の費用の内の本人負担額は 60 万のみです。しかし、この制度ではごく一握りの優秀な
都立高の生徒しか行くことができません。本校では中 3 の生徒全員がオーストラリア、
アデレイドでの 3 週間のホームステイに出かけ、著しく成長して帰って来ています。
学校概要
島田浩行教頭 11:00~11:20
●昨年からスクールバスが便利になりました。拝島駅、JR八王子駅、北野駅からも運行
するようになりました。
●現在本校の教員が一丸となって、社会から必要とされる人材を育てていくための教育改
革を進めています。シラバスの見直しを行い、21 世紀型の教育にシフトしていきます。
●今年の夏には東京学芸大附属中等教育学校において日本語での IB(国際バカロレア)のワ
ークショップが開催され、本校からも数名の教員が参加しました。教師の立場で学ぶ意
欲、教育改革への意欲を持った人たちが集まり、3 日間の有意義な時を過ごしました。
●国際バカロレアの教育は世界標準であると確信しましたが、IB の3つの学習者像として
掲げられている第1番目の「探究」は本校の教育ととても似ていることがわかりました。
●本校では教員全員が iPad を使用していますが、国際バカロレアで益々、PBL(問題解決
型学習 Project Based Learning)の必要性を感じました。
●4 人の学生でグループになりデイスカッションをする IB の授業方式を本校の授業でも試
験的に取り入れてみましたが、普段の一方通行の授業では眠くなる生徒達が眠くなるこ
ともなく、最後まで集中しました。さらに授業後の彼らの反応は普段とは異なるもので
した。質問攻めにあい、なかなか職員室に帰してもらえませんでした。
●本校で 20 年間続いている催しに、夏の科学教室があります。6 年間スタッフを務めた女
子生徒が「工学院打ち水大作戦」というプレゼンをしました。聴きに来ている小学生に
わかるような教材を用い、わかりやすく説明していたことに大変感心しました。聴いて
くれる人に合わせてプレゼンをすることの大切さを彼女から教えられました。
●本校は高校入学時に一貫コース、普通コース、特進コースに分かれ、一貫コースと高入
生は卒業まで混じることはありません。普通コースからは工学院大への内部進学者が多
く、一貫と特進生は他大学受験を目指しています。
●一貫コース、普通コースは 2 年次から、特進コースは 3 年次から文系、理系クラスに分
かれます。
●高校は 8 クラス編成で、1 組、2 組が一貫コース、8 組が特進コース、3 組から 7 組は
普通コースが学んでいます。
●他大学進学希望者は工学院大学への進学権を確保しながらチャレンジできますので、浪
人の少ない学校です。
入試
入試広報部長:高橋勉先生
(11:20~11:55)
●【変更点】 中学入試:あり、高校入試:なし。
中学入試科目:思考力テスト:(60 分 100 点満点)を新たに導入します。都立一貫校の適性
検査向けに準備している受験生の受け皿にしたいとも考えています。今後、あらゆる場
面で必要とされてくる思考力とは、高度な情報社会に溢れる情報の中から本当に必要な
情報を選び出し、自分の中で再構築し、仲間と共有し、表現していく力であると考えま
す。思考力テストでは学ぶ態度と問題解決能力等を見たいと思っています。
●出願日程の変更:第3回の 2/5(水)8:00 まで出願可能となりました。
●思考力テスト内容について: (作問者:有山先生)
思考力テストの対策としては次に挙げる探求のプロセスと思考力テスト:工学院モデルを
参考にして下さい。また、本日配布する予想問題はダンゴムシの問題ですが、必ずしも
理科に限った内容ではありません。
探求のプロセスと思考力テスト:工学院モデル
1、興味、関心を持つ。
2、情報を集め、読み取る。
3、情報を整理、分析する。
4、ポイントを絞ってわかりやすくまとめる。
5、相手にわかりやすく説明する。
6、自分の学びを振り返り、次へつないでいく。
●高校入試の制度は専願加点入試、併願優遇入試、一般入試の3つです。併願優遇は本校
が第2志望であるという条件付きです。
説明会の雰囲気・印象
●2013 年春に新しい校長先生が就任され、2 年後にシラバスを大幅に改革する準備を進
めているとのことで、先生方はとても熱心に力強く語っておられました。座席も続々と
埋まっていき、新しい工学院大附属に対する期待感が会場に溢れていました。
学校周辺の環境
●バスで数分の場所に東京都富士美術館があります。
最寄り駅から学校までの距離・時間
●JR 中央線 八王子駅よりスクールバス 25 分
2014 年
入試用
学校説明会レポート
淑徳与野中学校
日時
2013 年
9月 28 日(土)10 時 00 分~11 時 45 分
所在地
さいたま市
会場
体育館
対象
保護者
出席者数
約 350 名
配付資料
学校案内、募集要項、説明会資料、ガールズ ライフ(リーフレット)、校内案
内図など
説明会の概要
あいさつ
里見校長
10:00~10:30
●みなさん方に、学校選択に関するアドバイスをするならば、学校はどこでもいいと思い
ます。お嬢さんが行きたいと思う学校がいちばんよいのです。どの学校も個性、つまり
校風があります。自分に合っている高校を選ぶのが大原則です。仲のいい友だちがみん
な公立に行くので、私も公立に行きたいというのなら、それもいいと思います。
●私は浅草の浄土宗のお寺に生まれ、隅田川で産湯を使い、姓は里見、名は裕輔と申しま
す。その頃、祖母が一緒に住んでいて、お茶を飲むたびに祖母は「お茶はやっぱり宇治
だねえ」と言っていました。そんなものかと思い、あるとき、宇治茶に静岡茶を混ぜて
おくと、祖母はすぐにわかったようです。教員となって世田谷学園で勤務していたころ、
バルセロナオリンピックの柔道で金メダルを獲った古賀稔彦が生徒としていて、彼に「お
茶はやっぱり宇治だねえ」というと、「お茶は八女だよ」と言っていました。その後、こ
れ見よがしに八女茶を送ってきたことがありました。縁あって、淑徳与野に来てからは
埼玉の狭山茶を飲むことが多くなり、これが私にはあっているようです。同じお茶でも
味が違います。つまり個性があります。学校もしかりで、それぞれのカラーがあります。
今、説明会は真っ盛りです。ぜひ数多く参加して、飲み比べてもらいたいと思います。
学校のランクは多少高くても、まだ間に合います。ランクの高い学校は目標になります
し、何よりも勉強しようという原動力になります。ただし、学校は、自分の成績相応の
学校と、挑戦する学校というように、複数選んでほしいと思います。
●本校は仏教主義の学校ですが、宗教を押しつけるようなことはけっしてしません。「淑徳
の時間」という授業があり、私が担当していますが、宗教の時間というよりも道徳の時
間です。生徒に言わせれば落語だそうですが。この時間でよく取り上げるのが、世界の
偉人の伝記です。学校案内の表紙にある Ⅰ have a dream. というのはキング牧師が言
った言葉ですが、これがとてもいいので表紙に使っています。何で仏教系の学校が牧師
の言葉をと訝る方もいると思いますが、いいものはどんどん取り入れていきます。
●本校には東大クラスとかはありませんが、進学指導には力を入れています。生徒たちに
は、できる限り第一希望に沿った大学に現役で進んでほしいと思っています。これは誇
ってもよいかもしれませんが、本校の今年の現役進学率は 96.1%となっています。
●本校の人間教育は、お経の一節である「一切衆生 悉有仏性」を基にしています。すべて
の人間は立派な人間になれる可能性があるという意味です。切り出した原石も磨くと宝
石になります。生徒たちは6年間で自分を磨き、私たちはその手助けをします。教養深
い人間になってほしいと願うかたわら、一方で勉強にも励んでもらいたいと思っていま
す。
●最後に一言私見を申し添えます。世田谷学園は男子校で、淑徳与野は女子校で、そこで
長い間勤めてきましたが、共学よりも別学のほうがいいと考えています。別学には、す
なおに、のびのびできる環境があります。今日の私の話が、みなさんの学校選びの参考
になれば幸いです。
学校紹介ビデオ
10:30~10:50
●施設・設備、心の教育、中高一貫教育、行事、部活動、土曜講座などのようす。
淑徳与野の教育内容
教頭
黒田先生
10:50~11:10
●本校には、高い品性を育成する仏教に基づく情操教育の充実、豊かな感性を育成する国
際教育の充実、輝く知性を育成する学習指導の充実といった3つの教育方針があります。
●情操教育では、仏教行事や「淑徳の時間」を通して、生活の中で思いやりの心や共生の
精神を育てます。人間関係をつくるうえで少しの衝突は必要ですが、度を超えたいじめ
などはもちろん未然に防ぎます。
●国際教育では、狭い地球で共生していくには国際化は避けられないという発想を基本に
置いています。中 3 のイギリス短期語学研修、留学など、進学校でここまで国際教育に
力を入れている学校はないと思います。
●学習指導では、中学の範囲を早めに終わらせ、高校の内容をしっかり学習する先取り学
習を実施しています。高校では、中高一貫生は選抜類型に進み、高入生とは別クラス編
成です。また、徹底した進学指導を行っています。中高一貫生でいえば、2 人に1人が国
公立大、医歯薬系大、早慶上智・ICU・東京理科大などの難関大学に進学しています。
●2015 年4月に、高校校舎が移転してきます。高校校舎は地下1階・地上7階建の、環
境に配慮した造りになっています。
中学入試情報
高橋先生
11:10~11:30
●2014 年入試は 2013 年と比べ大きな変更点はありません。
●2013 年は、第 1 回が受験者 920 名・合格者 494 名で、倍率は 1.9 倍でした。第2
回は受験者 185 名・合格者 31 名でしたが、繰り上げ合格者が 25 名いましたので、実
質倍率は 3.3 倍でした。第2回のほうが倍率は高めですが、第 1 回のほうが受験生のレ
ベルが高いので、第 2 回のほうが合格しやすかったようです。例年 1,000 名前後の受験
者で安定しています。
●2014 年の第 1 回入試会場は、1~360 番までが中学会場、360 番~は高校会場とな
ります。12/21 に入試会場の抽選会を行います。高校会場での受験者はさいたま新都心
から無料のスクールバスを出します。
●繰り上げは、第2回の中から発表し、実際の繰り上げは5日の昼ごろより電話で行いま
す。本校が第一志望の繰り上げ候補者は電話で連絡していただければ、優遇いたします。
●2014 年入試の各教科の出題方針は次の通りです。
国語…「ことばの力」を見ます。小説と論理的文章を1題ずつ出題します。文章全体か
ら読み解く問題で差が出ています。記述問題には部分点があります。誤字・脱字
や文末の句点がない場合は減点になります。漢字の書き取りはトメ・ハネも見ま
す。読みは一部中学の内容からも出題します。
算数…出題傾向は例年通りです。2013 年は大問3以降(応用問題)より大問1(基本
問題)で差がつきました。基本問題も大切ですが、応用問題も十分な対策を行っ
てください。2014 年の第 1 回は「折り紙と多角形」の問題を出します。
社会…解答方式は、論述・記述・記号選択の3つです。配点は、論述 4 点×2問、その
他2点×21 問です。3 分野より出題しますが、教科書レベルを超える時事問題も
出題します。資料を読み解く力、わからないことを想像する力、自分のことばで
表現する力を見ます。
理科…基本的な知識、幅広い知識、応用的なことを考える推理力、数理的思考力を問い
ます。大問 4 題の構成で、4 分野からまんべんなく出題します。グラフの読み取
りや計算問題で差が出ています。自分のことばで表現できるようにしておきまし
ょう。
淑徳与野の英語教育
高倉先生
11:30~11:45
●国際社会の中で通用する英語力を身につけることを目指しています。中 1・2 は週 6 時
間、中3は週7時間の英語の授業があります。授業の最初に英語の歌を1曲歌います
●国海外研修は豊富で、中2の台湾海外研修、高 2 のオレゴン修学旅行のほか、希望者対
象のプログラムもいろいろあります。
●英検は、中 2 で 3 級、中 3 で準 2 級、高校で 2 級の取得を目指しています。
説明会の雰囲気・印象
●土曜日の午前中ということもあり、両親と小学生といった3人連れでの参加者が目立ち
ました。里見校長先生の法話のような、静かで、ユーモアあふれる語り口に、うなずき、
聞きほれる保護者が多く、ときに笑いに包まれました。他の説明内容もよく整理されて
いて、満足のいく説明会であったと思います。
学校周辺の環境
●さいたま新都心のスーパーアリーナに近い場所に位置していますが、周りは比較的静か
な住宅街となっています。隣接地に、2015 年4月には高校校舎ができ、近い将来運動
場も整う予定です。
最寄り駅から学校までの距離・時間
●JR 京浜東北・宇都宮・高崎線 さいたま新都心駅より徒歩7分
2014 年
入試用
学校説明会レポート
成城中学校
日時
2013 年
9 月 25 日(水)10 時 00 分~11 時 50 分
所在地
新宿区
会場
小ホール
対象
保護者
出席者数
約 450 名
配付資料
学校案内、説明会資料、募集要項、週刊ダイヤモンド抜き刷り、式次第&校舎
配置図、アンケートなど
説明会の概要
学校長挨拶・教育方針
栗原卯田子校長先生
10:00~10:25
●私は、今年4月校長に着任しました。都立小石川中等教育学校の校長を6年間務め、中
高一貫に改編する仕事をし、縁があってこちらに来ました。
●本校は、「文武講習館」として明治 18 年に創立され、陸軍の予備校として陸軍大将、当
時の国のトップリーダーを輩出しました。2015 年には創立 130 周年を迎える伝統校で
す。現在、2015 年完成予定で校舎を建設しています。
●校名の「成城」は、中国の古典『詩経』の中にある「哲夫成城」からきており、国のト
ップリーダーになる男子をつくろう、ということを意味しています。また、校章である
「三光星」は「知=知識」「仁=思いやり」「勇=勇敢な心」を表しています。
●校訓は「自学自習、質実剛健、敬愛親和、自治自律」で、これが生徒の行動指針です。
●本校の男子教育は、130 年の伝統の中で培われました。男子と女子では発達段階に違い
があります。男子を伸ばす教育があります。
●2020 年に東京オリンピックが開催されるということで、今後なおいっそうグローバル
化が進むことが予想されます。そこで、今年から中3から高2までの生徒を対象に、エ
ンパワーメント・プログラムを実施しています。それは、英語を使用して行う自己開発
プログラムです。5人に1人ずつカリフォルニア大学の学生がついて、議論・企画・発
表などを行うというものです。
●本校では、一人ひとりを大切に、個性をめいっぱい伸ばすようにして、人間力の高いリ
ーダーを育成することに努めています。
教育内容
入試広報、岡本先生
10:25~11:23
●私は現在高1の担任で、理科を担当しています。また、バスケット部と自転車競技部の
顧問であり、成城OBです。
●中学は、朝8時 30 分にショートホームルームが始まるので、10 分前に登校するように
言っています。平日は6時限、土曜日は4時限の授業があります。平日は授業終了後、
HR、掃除があり、そのあとクラブ活動が行われます。夏は6時 30 分、冬は5時 30 分
完全下校となります。
●中高6年間は、基礎力養成期(中1・2)、進路決定期(中3・高1)、実力完成期(高
2・3)に分かれています。高2で文系・理系に分かれ、高3で国公立文系、私立文系、
国公立理系、私立理系に分かれます。中1・2で学習習慣をつけさせ、中3でいろいろ
な体験をさせ、高1では「未来の履歴書」を書かせています。そして、高2・3で大学
受験に対応した授業を行っています。3年前から国公立に対応したコースを設けました。
国公立理系はセンター試験の2次にも国語があるので、週5回授業があります。同様に、
国公立文系にも2次試験対策として数学があります。
●ビブリオバトルと言って、自分の読んだ本について1人5分でプレゼンテーションをす
る知的書評合戦を行っています。これには全国大会があり、11 月 23 日には高校生の全
国大会が開かれます。
●中 1 には計算練習に特化した授業、
「数学3」があります。ここでは週 1 時間、3人の教
員が指導と添削を行います。
●今年から始まった「エンパワーメント・プログラム」は、英語のみでコミュニケーショ
ンをとるというもので、生徒の心に大きな変化をもたらしたようです。プログラム終了
後ある生徒は、ポジティブになってきたと言っていました。
●高1の夏の課題である「未来の履歴書」では、今後の進路をイメージし、履歴書を作成
します。それは文化祭で展示され、よくできているものには「彼は内定」というシール
が貼られます。これは7年前に始めたもので、初年度の生徒は現在大学4年になってい
ます。早稲田に進学し、大手総合商社に内定した生徒は、高1のとき思い描いた通りの
進路に進みました。
●行事では、中1に千葉の岩井海岸で3泊4日の臨海学校があります。5月には春季校外
課業(遠足)が行われます。中1は1泊し、みんなで壁を渡るという課題をクリアしま
す。体育祭は高校生、運動会は中学生の行事です。マラソン大会は高校生 10km、中学
生 9.5km を走ります。
●クラブ活動の参加率は中学生 90%、高校生 60%です。今年は自転車競技部がインター
ハイに、相撲部が関東大会に出場しました。
●現在新校舎を建設しています。現在小学校6年生が、中1のときに完成する予定です。
中学入学後は旧校舎で過ごし、3学期に新校舎に入れることになります。
卒業後の進路
中学教頭:小山先生
11:23~11:35
●2013 年 3 月の卒業生 315 名のうち 314 名が大学進学希望で、現役合格率は 70.4%
でした。現役での大学進学者は 185 名で、浪人は 38 名でした。希望進路の実現を目指
せ、と日頃から指導しているので、38 名はあえて浪人の道を選んだと思います。
●これまで本校は私学志向が強かったのですが、3年前に国公立コースを作ったことによ
って、少しずつ国公立への進学者が増えてきました。しかし、地理的に近いことと校風
が似ていることから早稲田大学が人気です。東京理科大・明治大への希望も多いです。
●本校では 1 人で何校も受験しないので、大学への合格者数と進学者数にあまり差がない
のが特徴です。
●全体の約 40%が、国公立、早慶上理、GMARCH に合格しています。
●指定校推薦枠は、87 大学 301 名あるものの、自分の希望と合わなければ、指定校推薦
を希望する生徒がいないので、ほとんどが希望者なしとなっています。
●昨年の卒業生で、バスケット部のキャプテンだった生徒は国際基督教大学に進学し、副
キャプテンで生徒会長だった生徒は早稲田大学に進学しました。部活動で活躍した生徒
は、大学進学でも好成績をあげているのが特徴です。部活動・委員会活動などで忙しい
生活を送っているものほど、時間を有効に使っています。学校としても、自習室など施
設を拡充し、文武両道を支援していきたいと考えています。
入試結果、入試要項、出題方針
入試係、宮本先生
11:35~11:50
●【変更点】 中学入試→(第三回入試を実施)
●2013 年入試の第一回は、募集人員 100 名のところ、受験者 329 名、合格者 140 名、
実質倍率 2.4 倍でした。合格最低点は 175 点です。第二回は、募集人員 140 名のとこ
ろ、受験者 554 名、合格者 262 名、実質倍率 2.1 倍でした。合格最低点は 164 点で
す。第一回、第二回とも、倍率はあまり変わりません。
・2014 年入試の変更点は、2月5日に第三回入試を実施することです。これにより、受
験生は本校合格のチャンスが増えたといえます。
第一回
2月1日
募集人員:男子 100 名、国語・算数(各 100 点)、
社会・理科(各 60 点)
第二回
2月3日
募集人員:男子 110 名、国語・算数(各 100 点)、
社会・理科(各 60 点)
第三回
2月5日
募集人員:男子
30 名、国語・算数(各 100 点)、
社会・理科(各 60 点)
●試験は三回とも同じ形式の出題で、4科目 320 点満点の総合点で合否を判定します。三
回の試験について同時出願すると受験料は値引きされますが、複数回受験についての優
遇措置はありません。
●例年、国語では漢字の読み書きを 10 題出題しますが、これは 20 点、算数では計算問題
を出題しますが、これは 15 点です。合格最低点は 320 点満点の6割前後と考えてよい
です。満点を目指す必要はありません。解ける問題をいかにミスなく解ききるかがポイ
ントです。
●出題方針としては、各教科について基本を押さえておいてほしいです。国語では慣用句
など、算数では計算問題、社会では地形図、理科では実験などです。
●受験生は日ごろから探究心を養ってほしいものです。いろいろなことに好奇心を持って
いてほしい、そして、地道な学習を重ねてほしいと思っています。
説明会の雰囲気・印象
●今年4月に着任されたという栗原校長先生は、都立小石川を中高一貫校としてスタート
させ軌道に乗せたという実績を感じさせる説得力のある話し方で、参加者はみんな集中
して聞いていました。教育内容全般について話された先生は成城 OB ということで、生
徒に向けるまなざしに温かいものを感じました。
学校周辺の環境
●大久保通りから一本入ったところにあり、近くにはお寺が多いです。介護老人保健施設
に隣接しています。
最寄り駅から学校までの距離・時間
●都営大江戸線 牛込柳町駅より徒歩1分
2014 年
入試用
学校説明会レポート
東京学芸大学附属高等学校
日時
2013 年
9月 28 日(土)10 時 00 分~11 時 00 分
所在地
世田谷区
会場
講堂
対象
保護者
出席者数
約 500 名
配付資料
学校案内、SSH パンフレット、3年間にかかる経費、校内案内図など
説明会の概要
開始前に、生徒制作の学校紹介 DVD(先生インタビュー、授業の様子、学校行事など)が
上映されました。
あいさつ
原田校長
10:00~10:05
●1954 年に開校した全日制普通科高校です。各学年8クラスずつで、2013 年の在籍は
1,030 名余りです。入学者には、東京学芸大学附属の3つの中学の生徒、一般中学から
の生徒、帰国生がいます。原則として男女同数です。
●「清純な、気品の高い人間」「大樹のように大きく伸びる自主的な人間」「世界性の豊か
な人間」の育成を目標に、幅広い教養と応用力を身につける教育を目指しています。
●2012 年より、文部科学省からスーパーサイエンスハイスクールに指定されています。
本校の教育の特徴
教務
大谷先生
10:05~10:20
●「20 年後の生徒に責任を持つ教育」「30 年後の社会に責任を持つ教育」「自分の力で世
界に羽ばたく人間」がモットーです。高校は大学への通過点ではなく、将来を見据えて
希望を育む大事な時期と考えています。
●出身中学別のおおよその人数は、附属の3中学校の生徒が 200 名、一般中学からの生徒
が 100 名、帰国生が 20 名で、各学年とも8クラスに均等に配分されています。
●多くの教育実習生を受け入れます。現在も 90 名が来ています。文部科学省と連携した
教育研究も行われています。
●2012 年からスーパーサイエンスハイスクールの指定を受けています。理科好きな生徒
だけでなく、すべての生徒を対象として、特別講義、海外との交流、異なる教科のコラ
ボレーションなど、さまざまな取り組みが進められています。
●カリキュラムの特色としては、1・2年では芸術以外は共通履修で、理科・社会の科目
も幅広くカバーしています。習熟度別授業やコース別のような偏った編成はありません。
大学では、周囲にいるのは専門的な人間ばかりになりますから、高校時代はいろいろな
人と過ごすことが大切だと考えています。
●学問の本質を追究する授業が行われているので、大学レベルの授業もあります。大学受
験にも、授業で十分対応し得ると思っています。
●50 分×6時限授業が基本で、火・金曜日は7時限授業です。土・日曜日は授業がありま
せん。午後6時に完全下校です。
●通学時間は1時間~1時間半が多く、遠距離通学では2時間という生徒もいます。
●「本物に触れる」ことを重視しているので、教科の学習行事も多いです。「林間学校」は
妙高にある学校の寮で行われ、本格的な登山をします。体育祭・辛夷祭・下馬祭は生徒
会主催です。
●各学年に帰国生がいるほか、1975 年からはタイ王国政府からの派遣留学生がいます。
さまざまな国際交流活動が行われ、海外の大学に進む卒業生もいます
学校の運営について
副校長
川角先生
10:20~10:40
●教科の学習だけでなく、「人間を育てる」ことを大切にしていますが、これはなかなかパ
ンフレットからは見えてきません。ノーベル生理・医学賞を受賞したリチャード・ロバ
ーツ博士の英語講演に際しては、司会役やさまざまな提案を積極的に申し出る生徒がい
ました。生徒たちは内心不安もあったようですが、失敗を恐れないで取り組むよう、背
中を押しました。いろいろな経験をさせることが大事だと考えています。
●おおらかに育て、人の痛みがわかる人間になってほしいというのが、本校の生徒指導の
もとにある考え方です。細かい規定で縛ることはしていません。
●資料にある「3年間の経費」には、制服をはじめ、細かいものまで載せています。国立
大学法人は裕福ではないので、補助していただく面もありますが、3年間で 70 万円台と
いう金額が高いかどうかは、お子さんの将来への投資として、その内容・質で判断して
いただきたいと思います。例えば、英語講演に来場する保護者に同時通訳のレシーバー
を 100 名限定で用意することもあります。
文化部紹介 DVD
10:40~10:45
●説明会終了後の見学は運動部が中心なので、との説明があり、文化部(書道・音楽・か
るた・ESS・ジャズ研究部、パソコン同好会)紹介の DVD が披露されました。
HR 委員の生徒による説明
10:45~10:58
《Oさん》
●2週間に1回はある、と言われるほど行事が多いです。年5回の定期考査、年2回の実
力テスト、多くのレポートなどがあり忙しいですが、皆、切換えが上手です。私は遠距
離通学なので、朝は6時に家を出ます。通学電車内での時間を予習復習に充てています。
《O君》
●先生が個性的で、授業が楽しいです。SSH ではいろいろな大学の先生の話を聞くことが
でき、興味が広がりました。受験対策では、自分の得意な勉強法を見つけることが大切
です。ぼくは過去問をたくさん解きました。過去 20 年間の問題を最低2回はやりました。
《K君》
●30 以上の部・同好会があり、3つを兼部している人もいます。ぼくは卓球部、天文部に
入っていて、夏の合宿では、卓球部では新潟へ、天文部では学校の妙高寮へ行きました。
受験勉強では苦手科目を克服することに力を入れ、タイマーなどを上手に活用しました。
入試要項
教務
林先生
●【変更点】
10:58~11:00
2013 年
募集人員
2014 年
一般
102 名
→
106 名
帰国
19 名
→
15 名
●学芸大学附属の竹早・小金井・世田谷の3中学の生徒は、11 月中に中学の先生に入試要
項を渡しますので、担任の先生から受け取ってください。
説明会の雰囲気・印象
●2日間、全4回で設定された説明会の第 1 回に参加しました。先生方の口調は力強く、
情報量も充実していました。生徒制作の DVD はコメディーのような楽しい場面がふんだ
んにあり、会場の雰囲気を和やかなものにしていました。
学校周辺の環境
●学芸大学付近は賑やかですが、駒澤通りを渡ったあたりから静かな住宅街になります。
校内には何本もの大木が並んでいて、歴史を感じさせます。
最寄り駅から学校までの距離・時間
●東急東横線 学芸大学駅より徒歩 15 分
2014 年
入試用
学校説明会レポート
明治大学付属中野八王子
中学校・高等学校
日時
2013 年
9月 30 日(月)10 時 30 分~11 時 45 分
所在地
八王子市
会場
4F
対象
塾
出席者数
約 60 名
配付資料
2014 年用中学、高校学校案内、2014 年用中学・高校 DATA BOOK、
第一会議室
2014 年用中学・高校入試要項、中 3「道徳」世界で活躍する明八卒業生
≪真のグローバルとは何か?≫
説明会の概要
あいさつ
森守学校長(2009.4 就任)10:30~10:40
●本校は 2014 年に 30 周年を迎える学校です。
●創立当初、地域に根づいての募集活動がなかなか上手くいかずに苦労した時期もありま
した。しかし現在は多くの生徒が集まるようになり、毎年 80%以上の卒業生を明治大学
へ送り出しています。さらにこの 2013 年春には、国公立大学にも 10 名が合格しまし
た。そのうち 4 名は明治大学への推薦権を留保しながら国公立大学を受験する併願制度
を利用しています。
●国のグローバル化に伴い、本校でも英語力の強化には重点を置いています。2012 年度
は中学 3 年生の 153 名中 15 名の生徒が英検 2 級を取得し、125 名が準 2 級を取得し
ております。全体の 91%以上の生徒が準 2 級以上を取得し、高校 1 年程度の英語力を
身につけてから内部進学しています。
●高校生は卒業までに TOEIC550 点以上得点できるようになることを目標としています。
2013 年春の卒業生 308 名の平均点は 539 点以上でした。因みに大企業で既に勤務し
ている社員の昇格の条件が TOEIC500 点以上と言われております。明治大学推薦者の平
均は 553 点、昨年中野駅前に設置された明大の国際日本学部の合格者 10 名の平均は
711 点でした。こちらは、大企業の採用基準と言われております 600 点を遥かに上回
った成績です。
●真の国際人とは本校の校歌にもありますように、世のため、人のために役立つ、ピンチ
をチャンスに変えることのできる強い信念を持った人であると思います。21 世紀を担い、
生き抜いていくために、中高の時代にしっかりと学ぶべきであることを今後も生徒たち
に伝えていきたいと思っています。
学校概要
進路指導部長:白井先生 10:40~11:00
●本日、配布した資料『世界で活躍する明八卒業生』≪真のグローバルとは何か?≫を作
成するにあたって、facebook や twitter 等の手段を使い、呼びかけたところ、多くの卒
業生がコメントを寄せてくれました。世界中で活躍する先輩方が、明八の後輩たちのた
めに喜んで綴ってくれたものです。在校生たちは良き感化を受けています。
●学習指導、生活指導:について:中学高校は生徒たちが将来社会で活躍するための大切な基
礎作りの時期です。国際社会で有為な人材となるために英語力を身につけることは言う
までもありませんが、何よりもしっかりとした学習習慣を確立することが重要であると
私たちは考えます。そのために教員が毎日
生徒一人ひとりの学習状況をチェックし、
徹底的な指導をしています。生活指導として特に中学生にはまず人の話をしっかりと聞
けるように、また何事も目標意識を持って取り組むべきことを教えます。そして本校で
は、道徳心を持って生きるという、数字に表せない心の教育を大切にしています。
●進路:2013 年度卒業生 308 名中、明治大学への進学者は 256 名(83.1%)、他大学へ
の進学者は 41 名(13.3%)でした。本校には、系列大学である明治大学への推薦入学
権を留保しながら国公立大へチャレンジすることのできる併願制度があります。国公立
以外で明治大学に設置していない学部、学科を持つ他の私立大へチャレンジする生徒も
います。
●2013 年春のベネッセの模擬試験において、
中学 1 年生の偏差値の平均は 57.0 でした。
学力は年々確実にアップしてきております。近年、本校教員達の意識が変わり、組織と
して生徒たちの学力向上のために取り組むようになったことが結果に表れ、大変喜ばし
いことです。
入試
11:00~11:45
●【変更点】 中高ともになし
2013 年中学入試結果:と 2014 年入試について
広報委員長:あしざわ先生
●2013 年入試結果:前年比で第1回受験者は男子が 21 名、女子が 1 名減少し、第2回受
験者は男子が 14 名、女子が 8 名減少しました。近年、受験者が減り続けている原因と
しては私立大付属の人気が低下し、都立の中高一貫校の人気が上昇していることや、特
に多摩地域での私学の不人気などが考えられます。繰り上げ合格者:第 2 回の男女で各7
名を出しました。実質倍率:(前年比)第1回は男子が-0.4、女子が-0.1、第2回は男子
が-0.3、女子が-0.1 ポイントとなりました。主な併願校:共学校は明大明治、中大附属、
男子校は明大中野、立教新座など、MARCH レベル以上の大学付属との併願が多く見ら
れます。
●2014 年入試問題傾向:2013 年と比べ大きな変更はありません。入試対策としてデータ
ブックを活用することを奨めます。算数:大問3のできが大変悪く、多くの受験生は出題
意図を正確に読み取ることができなかったようです。反対にこちらで得点できた受験生
は合格しています。どの教科にも共通して必要な国語力、特に読解力をつけてほしいと
思います。国語:物語文、論説文から出題します。どちらも接続詞等に注意しながら論理
的に読むこと、物語文では主人公がポジテイヴかネガテイヴのどちらの気持ちなのかを
考えながら読むことが大切です。理科・社会:どの分野からもまんべんなく、小学校の教
科書範囲内で出題します。社会では年末までの時事問題が出題範囲です。
2013 年高校入試結果と 2014 年入試について
広報副委員長:かがみ先生
●2013 年入試結果:推薦入試の出願者数が 365 名となり、2012 年の 313 名から大幅
に増加しました。本校を第 1 志望とする受験生が増えたことは大変喜ばしいことです。
●2014 年入試:推薦埼玉の国公立中からの受験生は自己推薦書によるB推薦となり併願が
可能ですが東京都の受験生は単願のみで学校長の推薦書が必要です。私学出身者は学校
長の推薦書があれば受験できますが書いていただけない場合、難しいとお考えください。
推薦入試適性検査、英語の試験でのリスニングは実施しません。選抜方法:内申×8+適
性検査の得点により選抜を行います。面接を実施しますが点数化はしません。優遇制度:
推薦入試で不合格になった一般入試受験生に対しては当日の得点に、得点の 10%を加算
します。
●単願優遇スポーツ推薦(野球・卓球・サッカー・陸上・バスケ)のみの募集です。入試相談
はスポーツ推薦のみ受け付けます。
●一般入試面接は実施しませんが、英語のリスニングを実施します。数学が鍵を握ってい
ます。データブックを最大限に活用して受験に備えてください。
説明会の雰囲気・印象
●パワーポイントの使用はなかったですが、どの先生も配布資料を参照しながら丁寧に説
明してくださり、わかりやすかったです。資料はコンパクトで大変良いと思いました。
学校周辺の環境
●整備された自転車道のある幅の広い国道 411 号線をバスで走り、上戸吹西でバイパスを
降りると広大な学園の入り口に着きます。
最寄り駅から学校までの距離・時間
●JR 中央線八王子駅北口よりスクールバス 25 分
学校説明会レポート
2014 年
入試用
早稲田中学校
日時
2013 年9月28日(土)15時00分~16時50分
所在地
東京都新宿区
会場
大隈講堂
対象
塾
出席者数
約 1,000 名
配付資料
学校案内・早稲田大学附属校 2014・校報わせだ・2013 年度早稲田中学校資
料など
説明会の概要
あいさつ
学校長
八巻先生
15:00~15:25
●本校は大隈重信が自らの理想とする中等教育を実現するために創立された学校で、今年
度で 118 周年を迎えます。これは他の系列中学・高校をはじめ、大学よりも長い歴史を
誇っています。大隈重信の考えとは「少年には適切な年齢に、様々な経験をさせるべき
だ」というものです。そのため、本校の学校生活は受験勉強だけではなく、クラブ活動、
学校行事と非常に多忙を極めるものとなります。しかし、このことが卒業後の生徒たち
の人生において非常に重要なものになるのです。
●今年の東京大学のアメフト部の主将は本校の卒業生でしたが、彼は在学中、弓道部でし
た。それが、アメフト部の主将になるわけですから、当然本人の身体能力の高さもある
のでしょうが、それ以上に主将として他の部員を引っ張っていくリーダーシップが身に
ついていたのでしょう。そのような能力は思春期にどれだけの様々な経験を踏んだこと
で育まれたのではないかと考えています。
●また、弁護士として活躍している卒業生が、法曹界に身をおく卒業生だけの同窓会名簿
を作成しようとしたところ、存命中の卒業生だけで約 7 人いたと驚いたそうです。‫˳ٻ‬
平均すると毎年の卒業生約 300 人のうち、2人は法曹界に身をおいている計算になる
そうです。
●これだけでなく、本校の卒業生たちの多くは現在も様々な世界で活躍しています。社会
に出てからの彼らを助けているような様々な経験を受験生の皆さんにも本校でぜひ体験
してもらいたいと考えております。
入試概要・学校紹介
副校長
白崎先生
15:25~16:45
●本校では、
「卒業して 20~30 年後に活躍している人材の育成」を目標にしています。そ
のため、「どの大学に進むか」というのではなく、「どの分野の教育を受けたいのか」と
いうことを生徒に考えさせる指導を行っています。
●本年度の入学試験結果を見ますと、受験者数は昨年度に比べて若干減少したものの、倍
率に関しては第一回が 3.2 倍、第二回が 4.0 倍と例年とさほど変化のないものでした。
●本校の入試概要の変更はなく、合否の判断は4科目合計で、科目ごとの最低点による足
きりはありません。ただし、受年度によって各科目の難易度に若干差が出ることもあり
ますで、苦手科目を作ることなく、受験に臨んでほしいと考えています。出題傾向や出
題の配列などは変えませんので、とにかく過去問をよく解いて本校の問題に慣れておい
てください。
●複数回受験に対しての優遇措置はありません。ただし、例年1回目で不合格でも2回目
で合格する受験生は多いのが事実です。これは受験生がまだ小学6年生であることを考
えると、同じ会場、同じような雰囲気で受験することでリラックスし、本来の力を発揮
することができたからではないかと推察できます。
●また、英検等の資格による特例も一切ありません。ですから、本校教職員の子供が受験
しても一般の受験生と同様に判断されます。
●入学後の生活ですが、中学に入ると、まず、今までの勉強のやり方では理解できない部
分が出てきます。たとえば数学では問題の答えを書いただけではノート提出の際に、途
中計算式をきちんと書いて再提出することを命じられます。これは高等数学に入ったと
き、答えに至る考え方を数式で表現することが必要になるため、その練習として必要な
ものだからです。ここできちんとやり方を直していった生徒はその後きちんと伸びます。
英語に関してもとにかく書いて覚えることを指導しますが、中には「書かなくても覚え
られるから大丈夫」と従わない生徒がいます。そういった生徒は、やはり、途中から非
常に苦労をするようです。とりあえず指導のとおりにやってみる素直さのある生徒が伸
びるということでしょう。
●また、お父様・お母様にお願いしたいことは、「入学したからにはとりあえず6年間は早
稲田ファンになっていただきたい」ということです。ご家庭と学校が敵対することなく
連携して生徒を育てていくことが何より生徒自身にとって一番の環境です。そこをぜひ
ご了承いただきたいと考えております。
●〈2013 年度入学生教育課程について〉本校は中学のみの募集です。週6日授業をはじ
め、教育課程については大きな変化はありません。また、本校の授業は「大学に入学す
るため」の学問ではないため、実に様々な授業・実習を行います。習熟度クラスも一切
ありません。成績の上下で友人関係の幅が決まるような事は避けたいと考えているから
です。さらに、本校は高校2年次より文・理系に分かれますが、文系クラスも週4~5
時間の数学が必修で、理系も週4~5時間の国語(古典も含む)が必修です。大学に効
率よく合格するための学問ではなく、幅広い教養を身につけてほしいからです。
●実習も盛んで、本校の設備でできない実験などは大学に協力してもらいます。地層や化
石の学習では実際にフィールドワークに出ます。ピアノも裁縫も学んでもらいます。
●各学年は7クラスで毎年クラス替えがあります。
●希望制の講習は長期休暇のみで、普段は朝と放課後に指名制の補習があります。ただし、
本校には伝統的に放課後希望すれば担当教師とマンツーマンでの指導が受けられるので
ぜひ利用してほしいと思います。
●〈大学合格者について〉2013 年の卒業生は 299 人。そのうち早稲田大学推薦合格・進
学者は 153 人、慶応大学推薦合格・進学者は3人、現役受験者数は 143 人。本校では
毎年早稲田大学から複数の推薦入学の枠をいただくが、全てが埋まることはほとんどあ
りません。本校の教員には「せっかく枠が空いているから埋めよう」というような考え
はありませんので、あくまで本人の希望する進路を進めていきます。
●募集要項についても昨年と変更はありません。
●【変更点】 中学入試→(なし)
DVD
16:45~16:50
●学校行事(体育祭・文化祭・宿泊学習など)の様子が写真で紹介されました。
説明会の雰囲気・印象
●土曜開催だが、子供よりも父母の参加が目立ちました。説明も慣れた感じで非常に安定
感のある落ち着いた説明会でした。資料も特に多くはありませんでしたが、不足した感
じはありませんでした。わかりやすく、入学後の生活が想像しやすい説明でした。
学校周辺の環境
●早稲田大学に隣接し、落ち着いた学生街の中に位置しています。駅からも近く、通学に
は非常に便利です。
最寄り駅から学校までの距離・時間
●東西線 早稲田駅より徒歩1分
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