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" “黄職県工業技ー術センター技術情報誌
助.
助助
政一
警腋
別段調
構絡権
ご挨拶】県西地域の活性化を支援します
【
∼ 新所長 とbro意 気込み ∼
繊維 工業指導所長
平 成 22年 4月 1日 付 けで繊 維 工 業指 導所長
を拝命 しま した 小 島 で ござ い ます。 私 は ,昭
和 61年 か ら工 業技術セ ンター に在籍 し,食 品
窯業 分 野 な ど地 場 産 業 や伝 統 工 芸 ,工 業 の 分
野 で は分 析 評価 技術 と広 い分 野 に 関 わ つて き
ま した 。 また ,前 職 で は ,民 間企 業 で の 3年
間 にわ た り,企 業活 動及 び 地域 振 興 を実 践 し
て き ま した。 これ まで の仕 事 か ら得 た ,私 の
基本理念 を以下 にお 示 しいた します。
,
1
変わ らな ければ とい う 「気 づ きJ 課題
意識 を持 つ ことが重 要です。
2.立 ち止 ま って考 え るよ りも 行 動 しなが
ら考 える ことが 必要です。
3 -人 で悩 んで い るよ り,い ろ い ろな方 々
との連 携や支援 で解決 して いき ます。
今後 は , これ らの理 念 に基 づ い て 事 業 を進
めて い きた い と,考 えてお ります。
小島 均
○事業推進 の方 針
・ 県 西地 域 の も のづ く り企 業 の みな さ まへ
技術 支 援 を実 施 し,皆 様 の 抱 え る種 々の 課
題 の解決 に努 め ます。
・ 工 業 技術 セ ンターだ けで は ,解 決 で きな い
課題 については,県 内外 の支援機関 と協力し
課題解決 に努 め ます。
・ 特 に,県 西地域 に集積するプラスチック及び 繊
維産業 の課題解決支援 を積極 的 に行 い ます。
・ 地場産業や伝統 工芸 へ の支援 については ,伝
統 工芸 品産業 間の連携や支援機 関,大 学 など
伝統 工芸 品 の理 解 者 との連携 によ り,消 費者
ニーズ に立 脚 した,新 規顧客 ,新 規販路 開拓
に必 要 な 商品開発及び技術 開発 に努 めます。
,
,
最後 にな ります が ,当 所 職 員 一 同 ,県 内 中
小企 業や県 民 の 皆様 のお 役 に立 て る試験研 究
機関を目指 し,精 ‐ 杯尽力 してまい りますので
繊維 工 業指 導所 を,お 気 軽 に か つ 積 極 的 に ご
活用 いただ け ま した ら幸 いです。
,
繊維 工業指 幕所をご利嫌ください !!
´当所 に て IIオ 1用 lこ こ れ る り =ス ク,■ :轟 1■ ‐
ヽ
・ヽ
皆様 の企業活 動 を支援す るため,当 所 では 繊維 ・ プ ラスチ ック に関す る技術 を中心 とした以下 のサ ー ビス
を提供 してお ります。
業
研究 開発
内
務
(受 託研究 )
容
企 業 で実 用化 ,製 品化 の ため に必 要 な試験 ,研 究 開発 を受話 して行 い ます。 (募 集時期 :随 時)
製品品質 ・評価 に係 る各種試験を行ってお ります。
【
繊 維 関 係】染色堅ろう度試験 ,滑 脱試験,設 計図案作成 な ど
プラスチ ックF-3係 】各種強度試験 ,化 学分析,電 子顕微鏡写真撮影 な ど
【
依頼試験
当所所有 の設備や機 器 の一部 を ご利用 いただ け ます。
例 )万 能試験機 ,撚 糸機 ,設 計 図案 システム ,大 判 プ リンタ
設備使用
振子式衝撃試験機, メル トインデクサ,走 査型電子顕微鏡 など
研究会
新分野進出や販路開拓 のため,複 数 の企業 の参画 による研究会を開催 してお ります。
後 継者 育 成研 修
結城紬製造 の一 連 の技術 につ いて研修 を行 つてお ります。
技術相談
技術や開発 に関する課題等 ,さ まざまな相談 に応 じています。
まずは気兼ねな くお電話 ください。 (連 絡先 :0296334154)
【当所所有の試験・加 工機器の 一例紹介】 設備使用にてご利用いただけます
■ 万能試験機
型式】島津製作所製 オー トグラフAGI
【
【
仕様】最大荷重 5kN
用途】高分子材料や繊維 の
【
。強伸度試験
・ 引き裂き強度試験
・曲げ試験
・圧縮試験
など
840円
【
料金】
/時 間
[HiJi纂 入設備♯::"=網
■ イタ リー式撚糸機
型式】久保田兄弟鉄工所製
【
TXS-40
【
仕様】 。18錘
・ 可撚範囲
38-3903t/m
【
用途】織物用撚糸
【
料金】 1,120円 /日
二IⅢ ■:││ヨ ,●
「
=島
■
耐候試験機
お問 い合わ せ 先 :紬 技術部 門】
【
人 工 的 に太 陽光や温湿度 ,降 雨 ,結 露 な どの屋
内外 の環 境 が 再現 で きる試験機 で ,繊 維 や プ ラス
チ ック材料等 の劣化 を促進 させ る ことができます。
屋 内外環境下 で の製 品 ,素 材 の耐久性 の 目安 と
な る耐候 (耐 光 )性 を評価す る時 な どに使用 します。
[仕 様 ]
75kW水 冷 式キセ ノン ランプ
放射 照度 50∼ 180W/1rl
・ 照射,暗 黒,照 射+表 面スプ レ
暗黒 +表・裏 面 スプ レ試験
・ 試料 寸法 最大 150× 70mm(試
,
料 照射面 寸法 135× 55mm)
[依 頼 試験 ]
・ 染色 堅 ろ う度 試験 (耐 光 )
1件 4級 (65h)ま で 2.530円
5級 (12h)ま で3.990円 他
・ 耐候試験
1件 8hま で 2,940円 ,8hを 越
え, 1件 1時 間 ご とに320円
,
SX 75
スガ 試験機仰
1‐
■││.:│111
■ 地場産販路 開拓研究会
【
紬技術部門 石 川 章弘】
工芸 関連企業 の新 た な方 向性 の 模索 と して ,本
研 究会 で は県 内 工芸 関連 企業 の コ ラボ レー シ ョン
による交流や 開発 と,そ の公 開 の方法 につ いて 検
討 しなが ら実行 して い ます。
■ 中小製造業の生産管理技術 の現状・課題 について
【
素材 開発部 門 磯 山 亮】
県 西地域 の 中小製造 業 が 抱 える生産管 理技術 関
連 の課題 につ いて ,将 来 の支援活動 に繋げ るべ く
現状 ,課 題 及 びニー ズ を調査 します。 調査 の結果
を踏 まえ,支 援 に必 要 な技術等 を検 討 します。
■ プ ラステ ック材料の再利用技術 に関する調査
【
素材 開発部門 石渡 恭之】
プラスチ ック成形時 に発 生するスプルー・ ランナー
な どを材料 として 再利用す る際 の 適確 な 方法 の構
築 を 目的 と し,再 利用 時 の成 形 回数 ・ 熱履歴や 各
種添加剤 の 存在 が ,成 形加 工 性や 製 品 の強度 ・ 色
へ 与 える影響 につ いて 調査 いた します。
プ ラス チ ック成 形 にお け る パ ー ジ作 業 効 率 化 の研 究
【
素材開発部門 磯山 亮】
プラスチ ック射出成形における.材 料 の入替え (パ ージエ程)は ,成 形品の外観品質 ・コス トを大きく左右
する工程ですが,専 用パージ材 の使用や シリンダーの保温な ど,各 企業 の経験 に頼 って独 自に実施 しているこ
とが多 いのが現状です。 本研究では,パ ージエ程 にお ける各種設定 の現状を把握 し,比 較検証する ことによ り
製造原価低減 に直結する材料替・パージエ程 の最適化を図ることを目的 としました。
まず,比 較検証 のため に,県 西地区のプラスチ ック成形企業 で実際 に実施 されているパー ジ方法 を調査 しま
した。その結果 を踏まえ,前 樹脂 として黒色 のABS樹 脂か ら後樹脂 として透明の PS(ポ リステレン)で の
良品成形まで,各 パターンの総所要時間及び所要材料費を比較 しました。
,
装置 停
48
5
14
355
34
1
5
1
5
28
後lil脂
(円
舗0
PP
3
8
コス ト試算
¨
ン ,
一材 円
、
バ ′
(PS)
要 間 >
所 分
総 時 <
後樹月
旨
腰嘲ω
専 月
パーシ材
モデ ルで の 比較結 果
皇
呈
,
用 に
使 <
腰嘲0
2
J時
57
1
4
今 回 の 結果 は 一般 的 な条 件下 で の 比較 結果 とな ります が
亘
里
,
用 に
使 r
No
P填
P充
お くことは,効 果が高 い (時 間微増 で 材料 費減 )。
【
今後 の展 開】
パ ー ジ材
一垣
バ 充
月 材
ン
古予 ヾ
プ ラステ ック の使用 も コ ス ト面 では 十分検 討 に値す る。
専用 パー ジ材 の使用が合理
的。 コス トを考慮す る と熱安定 1■ の 高 い樹脂 を充填 して
3)装 置停止時 の対策 としては
表1
類
種
【
結果】
1)パ ー ジ操 作 時 の設定 につ いて は ,背 圧 をか けて 実施す る
と効 果 が高 い (材 料 費 ・ 時 間共 に約 20%減 )。 また , 寸
動動作 も効果 がある と考 え られ る。
2)日 常 の樹脂替 えにつ いて は,専 用 パー ジ材 の使用 は効果
が高 い (時 間が半分 以下 )。 ただ し,種 類 によ って は廃
)
1140
72
42
35
640
280
720
680
800
360
150
560
920
775
,
基本情報 として参考 となれば幸 いです。詳細内容や具体的材料・ 条件での実験 の相談等,お 気軽 にお 問 い合わ
せ ください。
結城紬のたて筋・よ こ段の発生原因についての検証
【
紬技術部門
たて筋 。よ こ段 は様 々な要医が 重な りあって発生 します。
特 に本場 結城紬 は原料 生産 工 程 か ら機織工程 まで 分業制手
作業 によ る生 産 で あ り, また経験 と勘 に頼 る部 分 も大 き い
・こと
ことか ら,発 生原 因 を特 定 し完全 に防 く
は難 しいのが
現状 で す。
そ こで 本研 究 で は ,各 工 程段 階 で 発 生す る糸 の 色差が
たて筋 。よ こ段発 生 に及 ぼ す影 響 につ いて ,意 図的 に色差
を つ けた糸 を用 いて 試織 し,発 生原 因 の実 証及 び 軽減策 の
中野 睦子
本庄 恵美】
,
効果 につ いて検 証 を行 い ま した。
そ の結果 ,① たて筋 。よ こ段 とも糸 の色差 が △E*ab 15
(わ ずか に異な る程度)前 後 の場合で も発生が確認 され る
② 同色同繊度 の たて糸 が 2本 ず つ 配 され る整 経方法 で はた
て 筋 の発 生が顕著 だが ,1本 ず つ の配列 とな る1本 綾 の整経
方法 では,糸 の色差が △E*ab 50(著 しく異 な る)以 上の場
合 で もたて 筋 の 発生が顕著 には確 認 されず ,防 止 に効果 的
Hl
たて糸 の 配列方 法 の違 いによ るたて前 の発 生 tr
│
l比
較
│
,
■l■
で あ る(図 1),0よ こ糸 の 織 り込 み方 法 を往 復 lTか ら追抒
にす る ことで よ こ段 の発 生 を軽減 で きる (図 2)こ とが確
認 で きま した。
Lの 比 較
図 2 よ こ糸 llり 込 み方法 の違 いによ るよ こ段 発 ′
今後 は,こ の結果 をもとに講習会等 を開催 し,産 地織物 の
品質向 上 の支援 を実施 して い きた い と考 えて い ます。
また,試 織 した サ ンプルは ご 覧 い ただ けます ので , ご希望 の場合 には紬技術 部門まで ご連絡 くだ さい。
茨 城県 と栃木県 合 同 で ,研 究 試作 品 の展示 会 を 開催 しま した
6月 17日 か ら24日 まで の 6日 間
当指導所 と栃木
県産業技術 セ ンター 紬織 物技術 支援セ ンター と共 同
で 合 同紬織 物技術交流 展示会 を小 山市福 良 の栃 木
県紬織物技術支援 セ ンター にて 開催 しま した。 両県
が研 究 開発 した 反物や着物 の 試作 品他 ,後 継者 育成
研修 生作 品 ,産 地 内研究 グル ー プが F■B発 した 草履や
指 ぬ きな どの 小物類 .技 術指導や 共同研 究 にお いて
商品化 した企 業作品 な ど約 39点 を展示 しま した。 ItB
間 中 は 約 100名 の方 が 来場 し 今後 の 製品開発 にお
いて貴重な御 ξ見 を頂 くことができました。
【
紬技術部門】
(写
真)着 物や小物 の試作品が並ぶ展示 会場
﹃ 曇 ・琴
一
・
苺裏
:
′
お知 らせ】 全国公設・l験 研究機関 のデザイ ン巡回展示 の 予定
【
毎年,各 県 の 公設試験研究機関 のデザイ ンを集 め,各 県巡回でデザイ ン展示 をし
ています。毎年80-100点 ほどのデザイ ンが集 まってお ります。
本年 も産地組合 の催事 にあわせて展示を計画 してお ります のでご覧 ください。
(現 在他県 との展示期 日調整 中のため内容変更 の可能性が ございます。そ の際は ご
了承のほどお願 いいた します。)
・予定 H22年 11月 12日 (金 )∼ 14日 (日 )
結城 市 民情 報セ ンター 内
輛諏 紬 卸 商協 同組 合デザ イ ンコ ンク
【
結城紬産地 メールマガ ジンのご案 内】
「産地 の外 に向けて結城紬産地内 の情報発信Jや 「産地内に向け
て他産地 で の動 きや補助 金な どの情報発信」 な どを月一 回 ほ どお
,レ
展示 に隣接 )
昨年 の展示 の様子
(昨 年 は結城紬 デザ イ ン変遷展
示 を しま した)
│
送 りしてお ります。
そ の ほか
本 メー ル マ ガ ジ ン に 掲 載 した い 産 地 情 報 もあわ せ て
メールマガ ジン●録 ペー ジ
情報投稿 ヘー ジ
募 集 して お ります。
※ケー タイ,パ ソ コンいずれの場合も,k● ugise prefibarakijpか らの
メールを受信可能 にして ください。
http://、 vν′
vv kougise prefJbarakl」
p/seni/
茨城 県工業技術 セ ンターで は,繊 維 プ ラスチ ック編 の他 ,工 業 食 品編 ,窯 業編 の技術情報誌 を発 行 して い ます。
ご希望 の方 には当所 よ り送付 いた します のでお気軽 にお 問 い合 わせ くだ さい。
発行
茨城県工業技術 セ ンター
繊維 工 業指導所
工 業技術情報編集委 員会
編集
平成 22年 7月
〒 307-0015
茨城 県結 城 市鹿 窪 189
TEL 0296-33-4154 FAX 0296-33-2953
URL http://www kougise pref barak jp/sen/
URLの リンクから工業 食品編,窯 業編もご覧 いただけま丸
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