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JAWLAS 通信 14 - 日本ワイルドライフアート協会

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JAWLAS 通信 14 - 日本ワイルドライフアート協会
日
本
ワ イ ル ド
ラ
イ
フ ア
ー
ト 協
会
会
報
JAWLAS 通信 14
2009年5月10日
発行号
2009.4.26 JAWLAS総会を終って 小石川 涵徳亭にて
J A W
L
A S
通
信
第
14
号
(
2009年5月10日発行号
JAWLAS15周年を迎えて・・・・・・目標と趣旨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・会長
日本のワイルドライフアート研究―芸術と生き物をめぐってー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
新会員自己紹介
)
目
次
内藤貞夫・・・・・・・・・・・・・・・・・・
藤原栄美・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
会員の消息・個展活動等
その1
・・・・・・・・・・・・・・
3
会員の消息・個展活動等
その2
2
6
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
日本ワイルドライフアート協会平成21年度総会議事録・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
編集後記
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8
1
JAWLAS 15周年を迎えて
目標と趣旨
会 長
内藤 貞夫
日本ワイルドライフアート協会は1994年に野鳥を描く会として発足、その中の1人で、前会長の吉田博氏が野鳥を描い
ている画家に声をかけ、集まった約20名のメンバーでスタートした。 そして1995年、第1回作品展が東京港野鳥公園内
のネイチャーセンターで開催された。 野鳥公園に行かれた方は、ご存知のように淡水池や汐入の池、自然生態園など
があり、野鳥も多く集まる場所として知られている。 ネイチャーセンターの大きな窓辺には、望遠鏡も完備されており、
窓の外に飛び交う野鳥たちを眺めながら、さらに野鳥の絵を鑑賞できるという会にとっては絶好のステージだった。
野鳥公園では以後なんども作品展を開催し、吉田氏はここでスケッチ教室の指導も行っていたそうです。 東京港野
鳥公園はJAWLASの原点といえるでしょう。 98年まで4年間にわたり開催、同年6月以後、 新宿御苑インフォメーシ
ョンセンターアートギャラリーに会場を移し恒例化しました。 また、 2001年には千葉県我孫子市で開催されるジャパ
ンバードフェスティバルに参加してワイルドライフアート展を開催、 2003年からは山脇ギャラリーにおいてJAWLAS
単独主催の展示など活動の範囲は着実に拡大しつつあります。
その間には、野鳥を描く会から96年7月には日本ワイルドライフアート協会JAWLASと改名、 よりレベルの高い活動
を幅広く進めていくために、モチーフは自然と野性動物全般に広がり、 新しい美術団体として再スタートしました。
なお、わが国には以前ワイルドライフアートにかんする定義は見当たりませんでした。
JAWLASは美術活動を通して野生動物をテーマに自然のすばらしさ、 そしてはかなさ、 感動、 個性豊で、自
由な創作活動や、相互の研鑽、 親睦交流などあわせてワイルドライフアートの普及発展につなげることなど、 会の
テーマにかかげています。
要事業となっています。
現在、
展示会は新宿御苑展、山脇ギャラリー展、我孫子展の三つの展覧会が主
2006年~7年と「名古屋市藤前干潟ふれあいデーJAWLAS展」が開催されました。
今年から新たにJAWLAS大阪展の開催がきまりました。
しめるとてもいい機会となるでしょう。
地方的開催はJAWLASの存在を地方レベルで知ら
関西在住会員のご努力に感謝しております。
現在会員数は120名近くに達しております。
ますます会員が増えていくことでしょう。
年齢層は20代か
ら70代と幅広く、ワイルドライフアーチスト、野鳥画家、イラストレーター、美術教師・講師といったプロの作家に
とどまらず獣医、主婦、学生、アートを愛するアマチュアなど職業も多彩です。
自然、野鳥観察のベテラン、又
ネイチャリストの方々も多いというのも特色の一つでしょう。
分野にしても油彩、水彩、版画、CG、イラストレーションからペーパークラフト、バーニングアート、バードカー
ビング、フィッシュカービング、陶磁器など実に幅広いのも会の特色でしょう。
2
多彩な表現方法を持った作家
が、野生動物をモチーフにしたオリジナルアートを発表しているのは、日本ではJAWLASしかないでしょう。
社会の状況がめまぐるしく変わりつつある中で、アートの世界も新しい表現の作品が数多く出て来ておりま
す。
従来のアナログ表現からコンピューターを使ったデジタルアートなどワイルドライフアートも、勿論新しい
風が吹いて来ているでしょう。
もう一度見直してみるいい機会なのかもしれません。
又今年はJAWLASが15周年という節目の年になりました。本協会のあり方についても色々と課題がでてき
ております。
た。
2007年3月に行った会員の意向調査の中にも、ホームページの設置に意向が集中していまし
対外的なアピールを図る上でも早急に対応する必要があるでしょう。
の区別化を期待する意見も生まれています。
又プロとアマチュアとの何らか
分野の区別化という意見もあります。
今後少しずつ具体的な事業計画を建てて実施していく必要があるでしょう。
会員になって良かったと思うが98%近くを占めています。
幸いにもアンケートの中で
又熱心な若い会員も増えJAWLASの将来にも
期待が持てるでしょう。
ワイルドライフの作家達は、生き物への深い愛情と自然への思いやりがすべてのような気がします。
又社
会的なメッセージ性を備えた作品は見るものに自然の尊さを訴え、野生の命の美しさを感じていただけるで
しょう。
世の中すべてにワイルドライフアートが素晴らしい芸術だと思っていただければ 本当に幸いでは
ないでしょうか
会 員 の 消 息 ・ 個 展 活 動 な ど
そ の 1
品川区大崎のO美術館でコスミック・フュージョンCOSMIC FUSIONという地球・生命をテーマに、ネイチャーアート
からファンタジーアートまで、現在活躍中の巨匠から期待の新人イラストレーター・画家たちが一堂に会した展覧会が
開催されます。 この展示にはいろいろな分野の作家が数十人参加していますが、JAWLASの内藤貞夫会長始め
田中豊美、佐藤忠雄、大田黒摩利
の会員各氏も参加しています。
開催期間
5月15日(金)~20日(水)
10.00~18.30
初日は15.00開館
会場
O美術館 品川区大崎1-6-2
大崎ニューシティ2号館2
℡ 03-3495-4040
JR大崎駅北改札東口より徒歩2分
階
3
日本のワイルドライフ・アート研究
ー 芸術と生き物をめぐって ー
藤 原 栄 美
論文作成に至った経緯
私が動物画を描き始めたのは、大阪美術専門学校芸術研究科に所属している時でした。その頃はまだ「ワイルドライフ・アート」という言葉も
知りませんでした。描いていた鳥の絵は「図」であり「絵画」ではない、と思い込んでいました。そのため、作品タイトルも「図鑑のためのイラ
ストレーション」としていました。
ところが、卒業後に大阪美術専門学校に作品を持って行ったところ、たまたま「松瑞展」の打ち合せの関係で来校していた、他学科の先生にポ
ートフォリオを見ていただく機会がありました。その際「これ、展覧会(松瑞展)に出品できるね」といわれ、それまで「単なる図」として描い
ていた私にとって「絵画」として自分の作品を再度考えさせられる出来事でした。その後、動物を博物学的見地から正確かつ精密に描く「ワイル
ドライフ・アート」というアートジャンルがあることを知りました。そして当協会とも出会い、本格的にワイルドライフ・アートを描くようにな
りました。しかし、この「ワイルドライフ・アート」は学術的な研究が北アメリカで始まって間がありません。一方で日本にも博物学的見地から
描かれた狩野山楽の《鷙鳥図屏風》
(個人蔵)などの花鳥画も多くあり、高松家に伝わる『衆鱗図』のような優れた博物図譜も多く存在します。博
物学的正確さという限定された中で絵を描かなくてはなりません。
この「ワイルドライフ・アート」とは何なのか、そして伝統的自然観を持つ日本人にとって、このアートがどのようにして受容されていったの
か、興味が沸き研究しようと思いました。
今回の図版は著作権等の問題もあり、筆者の模写となっております。雰囲気くらいしか伝わらないですが、すみません・・・。
平成 20 年度 大阪芸術大学大学院芸術研究科博士課程前期 芸術文化学修士号学位論文
指導教官:田中敏雄教授
日本のワイルドライフ・アート研究 ―芸術と生き物をめぐって-
論文要旨
ワイルドライフ・アートとは、野生生物を博物学的、生態学的、解剖学的に正確に把握し、精密に描くアートの
ことで、
北アメリカで 19 世紀末から 20 世紀にかけて発祥し、
1960 年代頃に完成したアートジャンルのひとつです。
このアートは学術的な要素を持ち、狩猟雑誌や博物図譜、そして自然保護運動雑誌などのグラフィック・アートと
並行するように発展してきました。修士論文では、ワイルドライフ・アートの観点から、日本のワイルドライフ・
アートを再考察することを目的としています。
日本には 1980 年代までには「ワイルドライフ・アート」という言葉が紹介されました。1995 年にはサントリー
ミュージアムで「ワイルドライフ・アート展―カナダの大自然からのメッセージ―」が開催され、カナダを代表す
る5人の作家を通じて、一般の人にもワイルドライフ・アートを広く知ってもらうことができました。
一方で、
日本には古来から動植物を題材とし、
日本独自の自然観のもとで描かれた花鳥画という伝統があります。
第 8 代将軍徳川吉宗(1684-1751)の時代からはじまる享保の改革は博物学を大きく進展させました。改革のひ
とつに「諸国おたずねの令」があります。この令によって、各大名は領地の物産や本草を調べて幕府に報告するこ
とになり、その政策によって博物学に興味を持つ大名も現れました。大名はより美しい図譜を求め、お抱え絵師に
も博物学者のような視点を要求しました。時代は実証主義へと向かっていきました。
そして花鳥画にも博物学趣味の流行を取り入れたものが制作されるようになったのです。そのような時代の流れ
の中で登場したのが写生派の円山応挙(1733-95)です。応挙は、博物学と実証学の流行のなか、それまでの粉本
に重きを置く作画姿勢から、自然へと視線を向けました。博物学者のような眼差しで多くの動植物の写生を行い、
4
写生画を応挙独自の絵画へと昇華していきました。
円山応挙筆《竹雀図屏風》
(静岡県立美術館)では、雀が喧嘩をしている描写がなされており、これは春先に身近
に見られる雀の生態で、会員の皆様には実際に観察された方も多いかと思います。この応挙の《竹雀図屏風》は自
然観察によって、雀の生態を捉えていることから、ワイルドライフ・アート的な要素を持っている花鳥画である、
といえます。この応挙の実物観察と写生を重視する作画姿勢は円山・四条派として明治以降も続きました。
明治以降に入ると、
西洋の絵画技術が学び易くなり、
より精密精緻な描写をすることができるようになりました。
博物学もまた江戸博物学から西洋の近代自然科学が研究されるようになり、それに伴い、多くの新しい図鑑や研究
報告書が制作されました。その中で江戸博物学は古いものとして切り捨てられてしまいましたが、図鑑の挿絵は、
円山・四条派の穏やかで情緒的な描写がなされ、日本画的な雰囲気を残しています。
では何故、動植物画に情緒性を求め続けたのでしょうか。日本では、平安時代より庭に茂っている雑草にさえ、
情緒性を求めてきました。源氏物語絵巻の「御法」に描かれた秋草のように、人物の感情を表現する手段として描
かれ、情緒の感情は通奏低音のように日本美術に流れ続け、日本人の美意識を形成しました。その精神が時代を経
ても脈々つ受け継がれ、明治に入っても図鑑の挿絵を制作した絵師の根底に流れる美意識に受け継がれたものと思
われます。博物学は近代自然科学へと変わっていきましたが、図鑑を描いた絵師の美意識は急激に欧米化したわけ
ではありませんでした。
しかし、戦後の高度経済成長期には、多くの科学絵本や動物図鑑が出版され、それに携わる動物画家の人口も増
えました。そして、1980 年代頃までに北米からワイルドライフ・アートという確立された動物画の絵画理念が入っ
てきました。現在の日本のワイルドライフ・アート界は、日本古来の伝統の主観的態度によって描かれた、情緒的
で穏やかな表現と現実的で客観的態度によって描かれた表現が混在、又は融合しているといえるでしょう。
修士論文を執筆するにあたって、
巻島克之さんや桑島正充さんを始めとした協会会員の皆様には御指導いただき、
この場を借りて御礼申し上げます。
今回の修士論文では、歴史的事象の表面をなぞるに留まり、深く探求できませんでした。今後の研究テーマとし
て、江戸から明治にかけて、西洋の美術技法と当時の日本人の自然観や美意識がどのように関連し、図鑑の挿絵を
作り上げていったのかを研究していきたいと考えております。明治以降、大正時代から昭和にかけて活躍した小林
重三や牧野四子吉等を取り上げ、より深く探究していきたいと思っております。
図 2
筆者写す
図 1
図 1 狩野山楽筆《鷙鳥図屏風》右隻部分、六曲一双,紙本墨画(個人蔵)
狩野山楽(1559-1635)この右隻では小鳥を捕まえた鷹が雌と雛の待つ巣に帰ろうとしているとことを描き出している。左隻では、
鷲が猿のような獣を捕まえた瞬間を、ダイナミックに描写している。
図 2 円山応挙筆《竹雀図屏風》左隻部分、六曲一双、紙本墨画淡彩(静岡県立美術館蔵)
円山応挙(1733-95)天明 5 年(1785)の作。写生雑録帖などにも多くの雀の写生が残っている。本作では、雀一羽一羽に個性を持た
せ、応挙の雀に対する暖かい眼差しを感じることができる。
5
新
会
員
自
己
紹
介
三反栄治(さんたんえいじ)さん
1956 年福岡県福岡市生まれ。立命館大学経済学部卒。セツ・モードセミナー
で学ぶ。
NTTグループ会社勤務を経て、現在はフリーで絵を描いております。
水彩の植物画がメインです。東京都は府中市に在住。 郊外ですので題材の
植物には事欠かず、何かと家の近辺をうろついては調達をしています。
年はちょうど50を超えたあたりで、最近の流行ではアラフィフというらしいで
す。 赤瀬川源平さんの本にありましたが、中古カメラの世界では、状態のいい
物を「中古良品」というのだそうで、中古だって良品でいたいと、私も精神面、
体力面に日々これ努めているところです。
今回、皆様の仲間に加えていただき、心ひきしまる思いがいたします。
いろいろとご教示願えれば幸いです。どうぞ、よろしくお願いします。
本田重明さん
本っ当に申し訳ありませんが、まったくの素人です。
本田重明といいます。よろしくお願いいたします。
みなさんのものすごい作品の近くで勉強できれば、自分の絵もなんだか上手
になるような気がして、いえ、上手になろうと頑張れそうで思い切って入会
させていただきました。
テキストや会議資料に落書きした絵がとてもかわいく(純主観)できたとき
が時々あって、これが何枚もあったらいいな(純ナルシスト)と思い木版画を
はじめました。6年ほど前に地元の版画教室で習って、小さいのをちょびちょ
びと描いています。この入会を、サイズを大きくしていくきっかけにもした
いと思います。
ありがちですが、幼少の頃から虫を追いかけ捕まえじっと見て、魚を追いか
け捕まえじっと見て、鳥を追いかけなかなか捕まえられないので双眼鏡でじ
っと見ての生活が続いています。ここ岩手県に越してきてからは、子どもの頃
からの念願だった My 田んぼを入手し通勤するものの、トウキョウダルマガエルが卵を産んだとなれば、なぜうちの
は紐状?とそれを愛で、タヌキモが咲いたとなればまたそれを愛で、チュウサギが30羽も田んぼに降りればもう愛
でるしかないと思います。なので、なかなか作業が進まず収穫のほうはとてもきびしいものです。
重ね重ね申し訳ないのですが、素人の木版画です。でもここに飛び込む意気込みあたりで勘弁していただいて、
やさしく大目に見てもらえればと思います。
6
宮本健志さん
私は、瀬戸内海に面した小さな田舎町で生まれ育ちました。
家を出て少し歩けば海や川や山があり、そこは生きもの達の住処でした。
日常生活のすぐ隣に生きもの達が居ることが、特別なことではなく当たり
前のことでした。
進学を機に故郷を離れて街で暮らしてみると、生きもの達の息づかいが急
に遠ざかったように思えて寂しく感じられました。
ときに街中から郊外へ出て、生きもの達の姿を探し歩くようになりました。
そして、生きもの達の躍動する姿が目に焼き付き、脳裏に刻み込まれ、彼
らは私の心の中に住み付きました。
そんな彼らの姿を白いキャンバスの上に描き留めたいと思うようになり
ました。
今までに出会った生きもの達、これから出会うであろう生きもの達を描い
ていきたいと思います。
会 員 の 消 息 ・ 個 展 活 動 な ど
そ の 2
木部一樹さんの個展「はなに想う」
昨年3月に続き、同じ国立のギャラリー「街角」で、
4月8日(水)から20日(火)まで、木部さんの花と
鳥の作品展が開催されました。
例によって、うまいとしか言いようのない、しかも
優しく美しい花々と鳥たちの作品が、街角のギャラリー
を飾っていました。
東郷なりささんの個展「クイナ通り展」
東京下町の新名所‘谷根千’の小さな喫茶店カフェ・コパン(台東区谷
中2-3-4)で4月18日(土)から5月1日(金)まで、東郷な
りささんの水彩、パステル、コラージュの作品展「クイナ通り展」が
開催されました。
鳥の絵はお馴染みですが、東南アジアの町角や民家の片隅や食膳などを
描いたパステル画が、しっとりと落着いて美しく、彼女の別の一面を見た
ような気がしました。
それにしても、JAWLASに入会したのは、大学に入学したばかりの
新入生だったのが、忙しく飛び回っているという噂を耳にしていたと思っ
たら、早いもので、もう卒論の時期になったとのことです。
7
日本ワイルドライフアート協会平成 21年度総会議事録
日 時 平成 21年4月 26日(日)12時30分~14時30分
会 場 小石川後楽園・涵徳亭
出席者
石山博司、井上忠司、大田黒摩利、緒方裕一、筧
巻島克之、山本昭生、和田洋一
守、栗林菊夫、小林ひろみ、田村 豊、寺越広司、内藤貞夫、浜中せつお、福原勝一、
以上15名
委任状提出 49名
議長選出 協会規約第10条により会長
議 題
1 .平成20年度事業報告及び会計報告
a .08‘日本ワイルドライフアート協会展「絶滅危惧線上の生きものたち/日本」 東京・新宿御苑インフォメーションセンターアートギャラリー
(8/18~21)
b. 08‘日本ワイルドライフアート協会展 東京市谷 山脇ギャラリー
(9/20~26)
c .08‘JBFワイルドライフアート展 千葉県我孫子市生涯学習センター「アビスタ」 (11/8,9)
(担当役員より概要報告)
(担当役員より概要報告)
(担当役員より概要報告)
d. 会計報告 事務局より各展覧会及び協会の収支報告を行い承認を得た。
2. 平成 21年度事業計画
a .09‘日本ワイルドライフアート協会展「里山の生きものたち」 ・新宿御苑インフォメーションセンターアートギャラリー(6/9~14)
b .09‘日本ワイルドライフアート協会展 15周年記念展 東京市谷山脇ギャラリー9/11~18) (本展を15周年記念展とすることとした。)
c .09‘JBFワイルドライフアート展 千葉県我孫子市生涯学習センター「アビスタ」(11/7,8)
(担当役員から2010年は10月開催となる可能性が高いとの報告があった。)
d .日本ワイルドライフアート協会大阪展 大阪美術専門学校ギャラリー(11/15~22)
e. 会報発行 年4回発行を年6回発行とすることとなった。
3.規約の一部改正 日本ワイルドライフアート協会規約第6条を次のとおり改正することについて、出席者15名全員の賛成及び書面による44名の賛成により原案どお
り決定した。 (実施時期 平成21年4月1日)
第6条 会員は、次の会費を納入しなければならない。
正会員
年会費
3000円 (ただし、学生である正会員は1500円とする。)
賛助会員
年会費(1口)
30000円
4.その他 大阪展については、森山、藤原両氏と具体的な実施計画を協議していくこととした。また、繰越金の活用について意見交換が行われた。
以上
編集後記
JAWLAS通信は、今年度から年6回発行ということになりました。年4回の発行では、会員の個展なども事後掲
載となり、なかなか役立つニュースをお知らせすることが難しかったのですが、隔月発行となれば何とかニュースも新鮮さを保
ってお届けできるのではないかと思います。
ただし、隔月発行となると内容の盛り付けも困難が増えると予想されます。是非会員の皆さんのニュースの提供や寄稿をお願
いしたいものです。 また、ひとりで編集していると、どうしても 1 人よがりになってしまい、また会員の皆さんも遠慮されて
いて、なかなか正直なご意見を聞くことができません。是非反響も伺いたいと思います。
本号では、
、藤原さんに無理にお願いして、修士論文「日本のワイルドライフアート研究 ―芸術と生き物をめぐってー」の要
約をまとめていただき、掲載させていただきました。藤原さんは「会員のダメだしが少し怖い」などと冗談を送ってこられまし
たが、これを契機に誌上でいろいろな意見交換などが行われると楽しいと思われますし、JAWLAS通信の厚みも増すのでは
ないかと思います。
いつかはJAWLAS通信が、日本のワイルドライフアートの機関誌となることを夢見ております。
8
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