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会議録(PDF:379KB)

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会議録(PDF:379KB)
審
議
経
過
No.1
附属機関又は
豊島区行政情報公開・個人情報保護審議会
会議体の名称
(平成27年度 第1回)
事務局(担当課)
政策経営部
広報課(総合相談担当)
開 催 日 時
平成27年7月30日(木) 午後3時00分 ~ 午後6時40分
開 催 場 所
豊島区役所本庁舎5階
諮
会議室509
問
(1) 27諮問第1号
番号制度コールセンター及び個人番号カード交
付関連業務の委託に係る措置
(2) 27諮問第2号
個人番号カード導入に伴う証明書自動交付事務
及びシステム改修の委託に係る措置
議
第三者点検
題
豊島区個人住民税賦課徴収に関する事務の「特定個人情報保護評価
書」について
報
告
(仮称)マイナンバー条例の制定について
公開の
会
議
■公開
□非公開
□一部非公開
可
会議録
■公開
□非公開
□一部非公開
否
森田聰(会長)、青井未帆、
委
員
里中郁男、 辻
傍聴人数0人
大谷洋子、 小林ひろみ、
薫、菅原眞弓、
寺田晃弘、外山克己、
三原眞理子、 森川真弓、守屋仁子、國松省三
説明者
出席者
計13名
総合窓口課長、税務課長、企画課長、総合相談担当課長
㈱JMC リスクソリューションズ
関係人
情報管理課長
事務局
政策経営部長、総合相談担当課長、広報担当係長(行政情報)
総合相談担当課長:それでは、定刻となりましたので、始めさせていただきます。
本日は、大変お忙しい中、またお暑い中をお集まりいただきましてありがとうございます。
また、資料は事前の配付をしたものと、本日、席上に御用意させていただきましたものがご
ざいます。
会
それでは、会長、よろしくお願いいたします。
長:それでは、ただいまより平成27年度第1回の豊島区行政情報公開・個人情報保護審議会を
開催させていただきます。
なお、委員の方の交代がありました。御紹介いただけますでしょうか。
総合相談担当課長:それでは、開催に先立ちまして、新しい委員の方の委嘱を執り行いたいと思いま
す。
審
議
経
過
No.2
お手元にお配りしてございます本審議会の委員名簿をご覧ください。4月にございました区
議会議員選挙に伴いまして、区議会御推薦の4名の委員、それから区民団体推薦によります、
昨年若林委員が御逝去されたことに伴いまして後任の方1名、計5名の皆様につきまして委嘱
をさせていただきます。
お時間の都合上、既に新委員の皆様の席上には委嘱状を置かせていただいておりますので、
御了承いただきたいと思います。
大変恐縮でございますが、私のほうから順にお名前をお呼び申し上げますので、その場で御
起立いただきますようよろしくお願いいたします。
(順次、事務局より新委員を紹介)
総合相談担当課長:どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、委嘱に当たりまして、本来ですと高野区長のほうから一言御挨拶を申し上げると
ころでございますけれども、本日は別の公務のため、水島副区長より御挨拶申し上げます。
副区長:皆様、こんにちは。副区長をしております水島でございます。どうぞよろしくお願い申し上
げます。
それでは、平成27年第1回の豊島区行政情報公開・個人情報保護審議会の開催に当たりま
して一言御挨拶を申し上げたいと存じます。
本日は、御多用のところ、審議会に御出席をいただきましてまことにありがとうございます。
また新委員の皆様方には、どうぞよろしくお願い申し上げます。
4月の区議会議員選挙に伴いまして、議員選出委員につきましても改選がございましたけど
も、全員御当選されまして、引き続き第8期の委員をお引き受けいただきました。まことにあ
りがとうございます。
また、國松委員には、若林委員の後任といたしまして東京商工会議所豊島支部より再び御推
薦をいただき、お引き受けいただきました。まことにありがとうございます。感謝申し上げま
す。委員の皆様の御尽力を賜りながら、会議の運営に努めてまいりたいと考えておりますので、
どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、委員の皆様方も御存じのとおり、先月6月のことでございますけれども、日本年金機
構で外部からの不正アクセスによります、個人情報の流出という事件が発生いたしました。改
めて個人情報保護の重要性につきまして再認識をさせられたところでございます。
こうした中、この10月からは12桁の個人番号が住民お一人お一人に付番されまして、1
月から個人番号カードが希望者に交付されることになりまして、いわゆるナンバー制度がスタ
ートをするわけでございます。豊島区におきましても、各課での窓口対応ですとか、あるいは
付随するシステムの改修作業、それから個人情報保護条例の改正、それからマイナンバー条例、
仮称でございますが、これの制定の作業等の準備、これらを進めております。
また、本審議会におきましても、昨年度、特定個人情報保護評価の第三者点検機関としての
位置づけをさせていただきまして、制度導入に向けての準備を進めているところでございま
す。新たな事業展開を行う際には、区民の皆様の大切な個人情報をしっかりと守りながら、適
切な運用を進めていかなければなりません。そのためにも本審議会は、まさに個人情報の適切
な取り扱いを検討いたします、極めて大切な機関と考えてございます。豊島区の個人情報の取
り扱いをより適正なものにしていくためにも、今後とも活発かつ厳正な御審議をお願いしたい
と思っております。
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No.3
今後ともますますのお力添えを賜りますようお願い申し上げまして、私からの御挨拶とさせ
ていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
総合相談担当課長:ありがとうございました。
大変恐縮でございますが、副区長は公務のためこれで退席させていただきます。
副区長:よろしくお願いいたします。失礼いたします。
総合相談担当課長:申し遅れましたが、本年度4月に区も組織改正がございました。まず本審議会の
所管ですが、従来総務部にございましたけれども、本年度より政策経営部に移った次第でござ
います。あわせまして、事務局職員にも変更がございましたので、御紹介をさせていただきま
す。
はじめに、政策経営部長の齊藤でございます。
政策経営部長:齊藤でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
総合相談担当課長:私は、政策経営部総合相談担当課長の廣瀬と申します。どうぞよろしくお願いい
たします。
また、事務局でございますけれども、引き続き行政情報グループで行いますが、所管は総務
課から広報課になりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、早速審議に入りたいと存じますが、会長、よろしくお願いいたします。
会
長:では、早速審議に入りたいと思います。それでは、よろしくお願いいたします。
総合相談担当課長:それでは、諮問事項につきましてまず御議論いただきたいと存じます。諮問事項
につきましては、2件ございます。27諮問第1号、番号制度コールセンター及び個人情報カ
ード交付関連業務の委託に関する措置、これが1件目でございます。2件目といたしまして、
27諮問第2号、個人番号カード導入に伴う証明書自動交付事務及びシステム改修の委託に係
る措置でございます。
初めに、この諮問第1号につきまして、総合窓口課長より御説明申し上げます。
会
長:お願いします。
総合窓口課長:よろしくお願いします。
資料1の諮問資料をご覧ください。件名、番号制度コールセンター及び個人番号カード交付
関連業務の委託に係る措置でございます。
最初に、別紙2-1をご覧ください。
まず、番号法や個人番号カードの交付の流れにつきまして、念のため説明させていただきた
いと思います。
番号法は、平成27年10月5日施行で、行政手続の個人番号利用開始が平成28年1月1
日でございます。そのマイナンバーは区民一人一人が持つ12桁の番号でございます。社会保
障・税・災害対策分野での個人の情報を適切かつ効率的に管理するというか、同一人の情報か
どうかを確認するために活用するものでございます。27年10月から通知カード送付スター
ト、28年1月から個人番号カード交付スタートとなります。その通知カードは、マイナンバ
ーにつきまして、住民一人一人に割り振られる12桁の番号を知らせるカードでございます。
これは氏名、住所、性別、生年月日とマイナンバーが記載される紙製のカードでございます。
平成28年の1月から交付がスタートとなる個人番号カードにつきましては、表面には氏名、
住所、生年月日、性別と顔写真、裏面にはマイナンバーが記載されるICチップのついたカー
ドでございます。
この交付につきまして10月からどのような流れになるかというのが、その下の表でござい
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No.4
ます。最初に、地方公共団体情報システム機構、J-LISから、各区民に通知カードが送付
をされます、この①の部分です。②で、通知を受け取った区民の方で個人番号カードが欲しい
という方につきましては、通知カードと一緒に同封される個人番号カード交付申請書を、J-
LISに必要事項を記入して送ることになります。J-LISで番号を付番し、番号カードを
つくりまして、それを各市町村に送るという③になります。その各市町村に各申請をした区民
の方に取りに来ていただくということでございますが、豊島区では地域によりまして本庁舎と
東西区民事務所に取りに来ていただく交付の流れになっています。
改めまして、資料1にお戻りください。業務の内容ですが、本業務は番号制度導入に伴う問
い合わせ等電話コールセンターの設置及び個人番号カード交付関連業務を民間事業へ委託す
るものでございます。
内容につきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する
法律、いわゆるマイナンバー法と言われるものですが、その施行に伴いまして平成27年10
月から全区民へ番号通知の書類が送付され、平成28年1月から申請者へ個人番号カードの交
付が始まります。本業務では、番号制度の問い合わせに対応するコールセンターの設置及び個
人番号カード交付関連業務を民間事業者へ委託するものでございます。この2つ、コールセン
ターの設置と個人番号カード交付関連業務の委託とでございます。
一つ目のコールセンターでの業務につきましては、制度や各種通知に関する問い合わせ対
応、個人番号カードの交付予約及び受取場所の変更対応でございます。2番目の個人番号カー
ド交付関連業務につきましては、個人番号カード交付予約システムの構築と管理、個人番号カ
ード申請書への交付通知書の発送と、申請者管理及び個人番号カードの受取場所の変更に伴う
移送の業務でございます。
ここで改めまして、別紙の2-3、A4の黄色や緑などの色がついている書類をご覧くださ
い。こちらにスケジュールが書いてあります。まず最初に、右側の緑のところで、平成27年
10月以降、通知カードが各区民のもとに送付されます。すると、各区民の方から問い合わせ
が多数かかってくることが予想されます。それに対応するためにこの黄色い部分、豊島区のコ
ールセンターの開設をするというものでございます。
1月からは個人番号カードの交付の開始になります。黄色の部分、個人番号カードがJ-L
ISで作成され区に送られてくるのですが、区ではそれを各個人あてに交付通知の発送をしま
す。個人番号カードの交付予約開始というのは、先ほど説明しました区役所と東西区民事務所
の3カ所で交付の受取場所にすると申し上げましたが、中には例えば東部区民事務所に指定さ
れている方でも、
「いや、本庁舎のほうが便利なんだよ。」ですとか「仕事をしていて平日は行
けないので、休日、本庁舎で窓口が開いているときに行きたい。」という方が出てくると思いま
す。そのような方々のために交付場所や交付日の予約をしていただいて、便利に取りに来てい
ただくというのがこの個人番号カード交付の予約で、この2つの業務につきまして委託をする
ということでございます。
改めまして資料1にお戻りください。該当者につきましては、個人番号制度に関して区へ問
い合わせを行うもの及び個人番号カードを申請するものでございます。委託理由としまして
は、平成27年10月以降、番号制度全般及び通知カードや個人番号カードについて区民から
の問い合わせが多数来ることが予想されます。そのため専用のコールセンターで正確かつ迅速
な問い合わせ対応を行うことが必要であると考えております。また、個人番号カードにつきま
しては、平成28年1月から3月で2万人を超える交付を想定しております。区民の利便性の
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向上に資するために、最寄りの区民事務所や土日開庁時の総合窓口課でも受け取れるサービス
を展開する予定でございます。そのために、交付業務の予約システムの構築、交付通知管理及
び交付場所変更業務をコールセンターと一体として業務委託をして、本業務の効率化と区民サ
ービスの向上を目指すものでございます。
効果としましては、区のコールセンターと連携しまして、番号制度に関するFAQ(よくあ
る質問)を構築することによりまして、番号制度やカード交付に関する問い合わせ等に迅速に
対応することが一つでございます。もう一つは、個人番号カードの交付に関しまして、予約や
交付場所変更の対応を行うことで、区民の利便性の向上が図れるということでございます。
一括承認基準の該当の有無につきましては、類型、個人情報の項目とも該当なしでございま
す。過去の類似案件につきましては、26年の答申第6号、コールセンター業務の委託に係る
措置がございます。諮問理由には、一括承認基準に該当しないためでございます。取り扱う個
人情報ですが、別表の6、取り扱う個人情報の項目をご覧ください。まず、利用者が必要に応
じて収集するものにつきましては、氏名、外国人の通称、性別、生年月日等、1番から19番
まで19項目の個人情報がございます。1番の氏名から15番の代理人氏名につきましては、
区民からの問い合わせに適切な回答を行うために必要なためでございます。16番の電話、1
7番ファクス番号、メールアドレス、相談内容ですが、16から18は区民からの問い合わせ
の回答に必要なためでございます。相談内容につきましては、問い合わせ内容を的確に把握す
るためでございます。区が収集して事業者に提供するものは、氏名、外国人の通称、現住所、
性別、生年月日でございます。個人番号カードに係る交付通知書の発送に必要なため提供する
ものでございます。
ここで一つポイントとして上げさせていただくのは、ここで取り扱う個人情報の中に個人番
号そのものは入っていないということです。先ほどもお話のありましたとおり、個人番号は非
常に重要な個人情報でございます。必ずしもこれを提示する、この業務委託に関しましては、
個人番号を提供しなくても十分に作業が行うことができますので、あえて個人番号を提供する
必要はございませんので、取り扱う個人情報の対象にはなっておりません。
次は、特記事項でございます。別紙の特記事項のとおりですが、変更となった点なのですが、
まず第2条につきましては、先ほどの取り扱う個人情報のとおりでございます。第6条、第7
条、第8条につきまして、それぞれ再委託、複写、複製、資料等の返還義務の禁止と書いてあ
りますが、それを再委託については禁止から制限、複写、複製についても禁止から制限として
おります。資料等の返還義務につきましては、業務処理上返還が困難である場合が認められる
ために、ただし書きの規定を設けております。
審議する対象の範囲でございます。資料の1と流れ図の2-2を見ながら説明したいと思い
ます。
まず、一番上の番号制度コールセンター委託業務でございます。区民からコールセンターへ
問い合わせあるいは交付予約をする際に、コールセンターへ問い合わせを行う方が受託事業者
に提供する項目、氏名や住所、相談内容、電話番号等が一つ目の業務委託の範囲でございます。
次に、そのコールセンターから区へ転送や取り次ぎをする場合に、コールセンターが聞き取
りました内容を区に提供するものが2番目の範囲でございます。
2番目の個人番号カード交付関連業務につきましては、区から委託事業者に対して情報を提
供するものは、通知発送のために事業者へ提供する氏名、通称、現住所等でございます。受託
事業者は個人番号カード交付者情報のデータベースの入力及び交付通知書の発送を行います。
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No.6
これは予約システムのデータベースの入力ですとか、予約ID、パスワードを任意に保管し、
交付通知書とともに区民に送付するという業務でございます。この入力業務等をするために、
氏名、現住所等の情報を提供するということでございます。それで、できてきた通知書を区民
に発送するという流れになります。なお、予約システムは、予約IDで管理をしまして、個人
情報を表示させませんし、個人番号カードの移送業務につきましては、個人情報の提供は行い
ません。委託先につきましては、本審議会承認後、業務委託契約を締結する予定です。契約終
結予定日は、本審議会承認後といたします。
私からの説明は、以上です。御審議のほどお願いします。
会 長:
まずは、質問ということから始めます。多少御意見も添えていただきたいですけれども、挙手して
お願いします。
A委員どうぞ。
A委員:別紙2-3の図面がありますね。黄色い部分が、黄色というか黄土色の部分が今回、諮問に
関わる部分ということで、一つは番号制度のコールセンター事業ですね、それからもう一つは
個人番号カードの交付関連業務ですよというふうに、ここは委託をしますよと。それで、緑の
部分と、あと白というか肌色みたいな部分がありますね。これは誰がやるとか、どういう何と
いうのですか、この色分けという区別の区分は何でしょうか。
総合窓口課長:区で行う部分につきましては、この区と書いてあるところですが、返戻者への受け取
りの勧奨はがきですとか、通知カードの返戻処理につきましては、正規の職員と、業務委託で
はなく臨時職員を雇って行う予定でございます。個人番号カードの交付開始以降の、主に一番
中心となるのは個人番号の交付の作業ですが、それも委託ではなく、正規職員を中心に、場合
によると臨時職員も含めて行いますので、委託ではございません。
色分けですが、通知カード部分は緑で、色がわかりづらいですが、ピンク色のところに関し
ましては、個人番号カードの部分ということで色分けをしております。
A委員:まず、それは解りました。つまりピンクのほうは個人番号カード、本人が申請をした場合に
もらえるカードについて、それから緑の部分は、全ての住民票、いわゆる住民記録、ですから
日本人、外国人も含めて、に対して行われる事業という作業、それからこの縦の線というのは
区がやる部分、区民がやる部分。それからJ-LIS、いわゆる中間サーバとあといろんなそ
ういうこれをやる部分と、こういうふうに見るというのがまず解りました。
それで、まず一つは、先ほど御説明あった中で、今回の委託業務の中では個人番号そのもの
は委託業者には提供も、それから取得も許さないとなっていますよね。ただ、個人番号カード
の体裁からいいますと、一つは、表面については、先ほどの別紙2-1にあるように、ないの
かな、個人番号カードには表面には、さっきどこかで説明あったと思うのですが、住所や氏名
が書かれているのだと思うのですね。それで、たしか裏面には、個人番号が書かれていると思
うのですね。今までのいろんな事業の中では、現実問題では、例えばパソコンの画面とかに、
利用はしないのだけれども、どうしてもシステム上出てきてしまうのですという情報について
は、しようがないので書かざるを得ませんということで。本当は消したいのだけどシステム上
できないからと。本当は必要ないのですけど、そういうものもここの個人情報の審議会で一応
は載せて議論をしてきたという記憶があるのですね。今度のこのマイナンバーの個人番号カー
ドでも、はっきり言えばカードのところには記載をされていて、現物には目に見えるような形
で載っているのだと思うのですけど、それでも扱わない事業、扱わない項目というふうにでき
審
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経
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No.7
るのでしょうか。
総合窓口課長:まず、コールセンターなのですが、これは電話での問い合わせで、お名前を聞いたり
する必要がございますので、そのためのもので、個人番号は必要ございません。個人番号の交
付事務につきましては、事業者が個人番号カードを直接見ることはございませんで、個人番号
を除いて取り扱う個人情報で記しております5つの項目について、リストでお渡しをして、そ
れを通知書に反映させてもらう形をとりますので、個人番号は提供する必要はないということ
でございます。
A委員:そうすると、別紙2-3の中で諮問する委託事業ではなくの部分では、個人番号の交付予約
開始と個人交付通知の発送とかを委託するとなっていて、基本的に個人番号カードの交付、そ
れから交付については、これは区の職員がやると、こういうことになっているので、この点で
は事業者には渡す必要がないと、こういう説明になるのでしょうか。
総合窓口課長:そのとおりでございます。
A委員:それで、今回のことではわかりました。それから、もう一つ伺いますが、たしかこの間、個
人番号通知等について言えば、基本的に何というのですかね。先ほど申し上げたように住民記
録に載っている人に対して通知を出すということだったのですが、一つはDV、それからもう
一つはいわゆるホームレスというか住所がない方々、こういう方々についてはいろいろな、2
つはちょっと違う意味で問題というか、問題点は違うのですが、こういう方がどうなるのかと
いうことがあったと思うのですが、これはどういうふうになるのでしょうか。
総合窓口課長:まず、DVの方についてなんですが、今のところ総務省のほうから示されているもの
ですと、DVの方は住民票のある場所と実際の居所と別ということがあって、特に通知カード
は、その居所に届くようにしないといけないということになります。10月より前の9月中に、
その住んでいる居所の区役所にその旨を届けていただく。そうすると区役所では届けられた情
報を入力しまして、そこにお届けをするということです。ですから、そこに郵送で送る場合も
あるでしょうし、場合によると直接お届けするということも考えられるのかなと思っておりま
す。
ホームレスの方は、もしその方がどこかに住民票がある場合はそこに付番されますので、そ
こに送られるはずです。実際にもしかしたら住んでないと届かないのかもしれないわけです
が、もしその方の住民票が職権で消除されていてどこにも住民票がない場合には、番号は付番
されないことになります。
A委員:それで、まず最初のほうのDVの問題ですけども、そうするとこういうDVとか、あるいは
住所を知られたくないということで、多くの方々は、多くというか、多いかどうかわからない、
一つはそういうDVの被害者ということを認定していただいていれば、住民票はそのままにし
ておいて、別のところで住民記録になるかどうかわかりませんが、きちっとそういう居所を登
録することで、今でも例えばいろんなサービスも受けられる、子供も学校に行ける、そういう
ような仕組みがつくられていると思うのですけど、こういう方については、では住民票の場所
ではなくて、その居所の場所で責任を持ってこの問題については対応するということになるわ
けですよね。
こういう方々の場合も、基本的に何か聞きたいことがあったときには、コールセンター対応
ということになるのでしょうか。
総合窓口課長:今、委員のおっしゃいましたとおりでございます。ですから、私どもとしては、その
制度の周知をいかに図るかが大事な問題だと認識しております。DV被害者などの方たちが、
審
議
経
過
No.8
そのような制度があることを知らないと、大変に大きな問題になる場合がございますので、私
どもで申し上げますと、子育て支援課などと連携をとる、あるいは私どもがこの制度について
は、区政連絡会等で説明をするなど、様々な方法で周知を考えております。それを通じまして、
その情報を周知することを考えております。
コールセンターにつきましては、今申し上げましたような一般的なことに関しましては、お
答えをすることになります。個別に立ち入った問題になると、各所管課でお話を伺うことにな
ります。
B委員:今の、余り特化された部分だけではなくて、もう一つベースの部分を皆さん御理解して話し
合ったほうがいいというのが1点と、あと住基台帳に基本的に登録した人が、豊島区が委託す
る対象のデータというふうに考えてよろしいのでしょうか。DVの方がほかの地区にいて、豊
島区に居所を設けているとか、あるいは路上生活者の本籍が青森県にあるとかというのは、基
本的にここでの対象外という認識でよろしいのでしょうか。
総合窓口課長:まず、本籍は関係ございません。
B委員:本籍は関係ないのですね。住民登録のある現住所なのですね。
総合窓口課長:はい。基本的には委員おっしゃるとおり住民票の住所なのですが、先ほどA委員のお
っしゃったようなDVの方ですとか、あるいは東日本大震災で住民票は例えば宮城県だとか福
島県にあるけども、どこかに避難している方もいると思います。そのような方についても住民
票の場所じゃなく、今現在住んでいる場所で受け取られるような制度となっております。
B委員:そうすると、2-1のほうで通知がJ-LISから来るという形になっていますけども、全
区民という対象の場合に、これは実際に入らないと。福島県に住民登録があってここに避難し
ているといったような人には通知が行かないわけですよね、原則。それで問い合わせがあった
場合にコールセンターに問い合わせすれば、それはこういうふうにしたほうがいいですよとい
う案内はできるという、そういう理解でよろしいのですか。
総合窓口課長:おっしゃるとおり、もし本人が何の申請もないままですと、住民票のある場所に送ら
れることになります。ですから、そうならないように事前に連絡というか、登録をしていただ
くということです。住民票の登録ではなく、マイナンバーのための居所の登録をしていただき
たいということでございます。
B委員:ベースの話で、今回委託されようという業務の中で、もちろん今の話も含めていろいろと私
の個人番号がどうなりますかとか、カードがどうやったら入手できますかということで、住民
登録されてない人も含めて問い合わせとかいろいろあったことに対する、答えるという、そう
いう意味でセンターを設けるという意味合いはわかりますが、もう一つの、予約システムデー
タベースへの入力という部分はどうなっているのですか。
それからもう一つ、予約IDパスワードを任意に付番し、となっていますが、これは基本的
にJ-LISのほうからある意味ではデータをもらえば、基本的に個人の通知内容が豊島区の
情報の中に入ってくれば、ある意味ではお名前、生年月日等を問い合わせすれば、その情報が
基本的に出てくるような仕組みはつくれるのではないかなと、単純にですね。そうすると、予
約のID、パスワードの必要性というのはどこにあるかなんですが。例えばではないのですが、
マイナンバーのカードをもらった場合には、基本的には暗証番号を、これは任意で区に登録し
て、この番号でパスワードを使いたいという、そのカードをとりに行ったときに基本的に決定
されるものか、それとも通知段階で、よくキャッシュカードとか、あるいはクレジットカード
の場合、ナンバーが付番されて配られてきて、それで自分で基本的には暗証番号は何番に変え
審
議
経
過
No.9
たいとネットを使って、マイポータルが今度開設されれば自分である意味ではインターネット
でアクセスできるような仕組みになろうかと思うのですけど。そういう場合に暗証番号を変え
るような仕組みになれば、ここの自宅、問い合わせはわかりますけど、データ入力の必要性と
いうのは委託の範囲では意味がないのではないかなと感じたのですが、いかがでしょうか。
総合窓口課長:その予約IDやパスワードですが、どういう予約システムを考えているかというと、
説明が足らなかった部分だと思います。改めて説明させていただきます。
予約の場所を、例えば区民事務所から本庁舎に変えたいときに、名前や住所、生年月日を聞
いて、変えるやり方をとるのではございません。先ほど通知書に入力する作業があると申しま
した。その名前や生年月日、住所を入力してもらうのですが、それぞれに予約IDとパスワー
ドをつけます。すると、電話では、あるいはパソコンでウエブ予約もできるようにしようと思
っているのですが、予約の際にはそのIDとパスワードを入力あるいは告げれば、受取場所な
どの変更予約ができることになります。そのため、少なくともその部分に関しては、コールセ
ンターなりに個人情報を教えなくていいことになるので、そのような体制をとります。ただし、
そのベースとなる情報を入力するというところにおいて、個人情報を提供するということでご
ざいます。
B委員:単にこの予約ID、パスワードを入れるのが受取場所の変更とか、いついつとりに行きます
よということだけを予約する意味合いなのか、それとも交付通知書がJ-LISから来たもの
を区役所のほうで各個人に発送してもらえば、その交付通知書を任意の日に任意の場所にとり
に行ってカードをとれるような形にはできないのでしょうか。そのほうがとりに行く日まで時
間予約して、たまたまそれには行けなかったとか、いろんな都合が出てくるかと思うのですけ
ど、いつでも窓口があいているというほうがサービスの向上にはなるのではないのでしょう
か。
総合窓口課長:3カ月間で2万件の交付をするという想定でございます。もしその交付場所が全部豊
島区の本庁舎一つということであれば、いつ来ていただいても可能だと思いますが、2万件と
いうことを考えますと、どうしても受取場所を分散させる必要はあると考えております。しか
し、西部区民事務所に指定されたけれども、本庁舎のほうが都合がいいという方に関しては本
庁舎に来てもらって、カードも西部区民事務所から本庁舎に移送して持ってきてもらってそれ
に備える形をとれば、どの方も自分の行きたい場所にカードを取りに来ることができるので、
そのほうが利便性があると考えております。
会
長:ちょっとすれ違っているようなところはあるのですけど。
A委員、どうぞ。
A委員:私が最初に話をしたかったのは、やはり先ほどの整理をしますと、一つは、住民記録だけで
は、住民記録のところについての通知発送とか、そういう人たちを対象にしたコールセンター
あるいは番号カードについては本人申し込みをして、それを交付してもらうという、こういう
作業を一つはやるのですけれども、もう一つは、実は住民記録以外でもさっき言ったように居
所という形で置いている人たち、東日本の方もたしか一部、住民票は向こうだけれども、こち
らに置きますよということをやって、例えば選挙なんかのときはそういう形で投票ができると
か、そういうことをやっていたような気がするのですが、こういう人たちも豊島区として範囲
として対象になりますよと。だから住民記録、外国人台帳を今、27万とか28万とかって、
この間区長が28万人目とかっていいましたけど、それよりももう少し多く、豊島区としては、
審
議
経
過
No.10
担当することになるのでしょうか。
総合窓口課長:恐らく多くなるかなとは思うのですが。ただ、分母が28万人ですので、それほど影
響はないのではないかと認識しております。
A委員:そういう意味では、あと100人か、そのぐらいの差があるということではあるのだけれど
も、それだけの方のことの個人情報を一つは扱うと。特に通知について、それからコールセン
ターの対象はそのぐらいだということだと私は認識しているので。中でもやはりさっき言った
DVの問題なんかは、本当に知られたくない情報で、隠してそこにいるということも、もしか
したら生きているということさえも知られることが本人の命の関わる問題になりかねないと
いうところでは、やはり慎重にしなければいけない情報だというふうに私は考えているのです
ね。
そして、同時に、もう一つは今回、改めてこれに沿った形でいきますと、番号コールセンタ
ーの委託業務は今言ったようなことで、やっぱり本当にそれでいいのだろうかと特にそういう
慎重に扱わなきゃいけない人たちの情報もそれでいいのだろうかと思いますのが一つ。
それから、もう一つの個人番号については、今、区のほうは2万人ぐらいを予定していると
いうことなのですけど、一つは、住基カード、これは今どのくらい発行されて、累計じゃなく、
できれば今生きている部分だけでも教えてもらうといいのですけど。
会
長:わかりますか。
総合窓口課長:26年の3月31日現在ですが、有効枚数は2万1,407枚でございます。
A委員:それで、その人たちが一斉にある意味申し込むみたいなイメージなのですが、本当にそんな
に一遍に来るんだろうかというのはちょっといろいろ思うところがありますね。
それから、結局この先ほどお話があったように、豊島区の場合、3カ所で交付すると。そし
て御本人が申し込むときに、簡単に言えば、どこでもらいたいかということを記録するような
申し込み予約票になるということなのでしょうか。多分そういう予約票の内容とかがあると、
もう少し皆さんも理解がされるのかなと思うのですが、そうするとそういう、この人はどこで
もらうことになっているかということについての変更があるということになるのだと思うの
ですが、そういうことですか。
総合窓口課長:はい、そういうことでございます。
A委員:ですから、そうすると、その2万枚を何枚豊島区役所に、どの人の分を置いて、どの人の分
は西部区民事務所で、どの人の分は東部区民事務所に置くかというのを分けなければいけない
のですね。
総合窓口課長:最初に、申請の段階で地域で3つに分けます。すると、例えば駒込の人だったら東部
区民事務所というような形で指定されますので、私は本庁舎のほうが都合がいい場合には本庁
舎に予約する形になります。これは、受取の時間を予約していただくことによりまして、混雑
緩和などの効果も考えております。もちろん予約しない方についても交付はできますけれども
少し時間がかかると考えております。
A委員:わかりました。そうすると、もう区のほうで勝手に決めているので、変えたい人は変えたい
という申請をしてください。それは申請のときだけじゃなくて、後からでもできますよと。そ
のときには電話でやっていただきたいとか、ネットでやっていただきたい。そのときに住所と
名前ではなく、IDとパスワードでご本人の特定をしたいと、こういう流れですよね。
総合窓口課長:はい、そのとおりでございます。
会
長:B委員、どうぞ。
審
議
経
過
No.11
B委員:個人番号カードを交付申請をJ-LISに各個人がやる表が2-1にありますね。それで、
その際に私は欲しいといった情報の中に、今言われた3地区を選択できるという情報を入れて
J-LISに送るという、そういう意味でよろしいですね。それは違うのですか。では、J-
LISには私が住んでいる場所に通知カードが送られてきて、それで番号カード欲しいよとい
う申込書をやったら、それででき上がって交付通知と一緒にカードが区役所に送られてくると
いう、それはわかりました。
それで、その区役所に送られてきたときに、区役所の交付通知を個人に渡す際に、あなたは
どこで受け取りますかという選択ができる記載部分があるということですか。
会
長:ちょっと説明してください。
総合窓口課長:選択ができるのではなくて、場所をとりあえず指定させていただきますので。
B委員:いや、何かA案からいけば、選択できる場所を決めてもらって、私はどこどこへとりに行き
たいということで、あらかじめこの通知書に番号が付番されているのであれば、何番ですよ、
私は1番ですから、1番のBは本庁舎にとりに行きますよという報告を電話なりすれば、その
1番という情報があらかじめJ-LISから区役所のほうに来ているのであれば、その1番を
呼び出して、本庁舎にとりに行くというのを電話を受けた段階で記録するだけでだめなのでし
ょうか。
会
長:ちょっと整理して説明してください。ちょっと混乱があるようですから。
総合窓口課長:まず、J-LISで選択のできるような通知書のつくり方というのはできません。し
たがいまして、受取場所を指定することになります。
B委員:行ってくださいをどこかでやんなきゃいけないということですね。
総合窓口課長:はい。
B委員:ほかの区もそうなのでしょうか。
総合窓口課長:区によって1カ所というところもあるかと思いますが、複数箇所のところは、予約制
度で場所を変更できるようにするようです。
会
長:よろしいですか、御理解いただけますか。
B委員:仕組みの内容をこうしたほうがいいというのは、審議会にはなじまないんですけど、何か無
駄なという感ぜられるような部分を業者に委託するような部分が入っているような気がした
ので、ちょっとお話しさせていただいています。
それともう一つ、実は前に報告ということで、もう一つの質問もお話ししますけど、いわゆ
るマイナンバーの必要な情報はこれだけですよという際に出した項目数があるのですけど、今
回それ以上に増えている部分になっているのですね。J-LISに、要するにこういう人には
こういう情報のマイナンバーを付番してくださいという多分情報が住基から行ったと思うの
ですよ。それが前回の審議会の3月25日のときの報告のときのデータの受け渡しの項目数で
す。それよりも今回増えている意味がどこにあるのかなというのも、もう一つの質問です。
総合窓口課長:恐らく事業者が必要に応じて収集するものという項目が多いというような御指摘と思
いますけども、これはコールセンターで区民からの問い合わせで、様々な質問が来るかと思い
ます。それによっては内容を聞く必要があるので、想定される個人情報を書いたもので、前回
諮問の内容とは異なってもやむを得ないものと思っております。
B委員:個人情報は必要最小限の情報を提供できる形のほうがいいのではないかと。何でもあればも
ちろんいいわけですけど、それからいけばJ-LISでマイナンバーを扱えるような情報で十
分だということで、多分前回J-LISに渡される情報の項目が書いてあったと思うので、そ
審
議
経
過
No.12
の範囲内で今回逆の仕組みがつくれるんじゃないかなと考えたのですが。
総合窓口課長:もちろんできるだけ収集する個人情報は少なくなるような計画なり委託なりをしたい
と考えております。あくまでもこれは、想定されるものということで、必要のない情報は収集
しないようなことにしたいと考えております。
会
長:その基本的な考え方は、私なども審議会の委員も全部持っていることで、B委員もそのこと
は強調しておっしゃっているのですよ。ただ、前回の説明と今回の説明だと、増えてないでし
ょうかと。増えている項目というのがあれば、それはどういう理由ですかということの説明を
していただけませんかと、こういう趣旨だと思いますが。よろしいですか、B委員。
総合窓口課長:前回のJ-LISへの委託というものに関しては、何を提供するかは法定的に決まっ
ていたものでございます。どうしても問い合わせに関しましては、聞かざるを得ないときも出
てくるものと考えていますが、今後も必要のない情報は収集しないというように考えていきた
いと思っております。
会
長:どうぞ、C委員。
C委員:委託業務のほうは、多分すごく業者の選定の上で厳しく契約上でもなされていると思うんで
すけども、先ほど区職員と、あと臨時職員でもって作業を行いますということで、臨時職員と
いうのはどういった位置づけの方が臨時職員になるのですか。
総合窓口課長:臨時職員は、通常の正規の職員と違って短期間あるいは急な業務が必要となったとき
に最高6カ月で更新することも可能なのですが、その範囲で募集をして雇う形の職員でござい
ます。
C委員:それはアルバイトのような。
総合窓口課長:アルバイトに近いものになります。
C委員:かなり重要な内容を職員とともにそういった方が処理をしていくということでよろしいです
か。
総合窓口課長:臨時職員、アルバイトと似たような待遇というか形式ですが、面接等のときにも、守
秘義務などに関しましてはしっかりお話はしますし、発令も行っており、個人情報の管理につ
いては、徹底したいと思っております。
B委員:問い合わせの回数の答えということで、マニュアルFAQをつくられるというお話ありまし
たけど、実はこの審議会で前回、相互窓口のセンターを開設するに当たってというときに、懇
談はしないかとか、いろいろ話し合って、最終的には情報としての個人情報を出すということ
は皆さん納得されたのですが。実際にかなりFAQの内容も含めていろいろと電話応対では混
乱があったというような話を漏れ聞いていますし、そういうことからいくと、ある程度条例を
熟知した人が基本的には問い合わせコールセンターで話を聞いて、今後の内容はこうなのです
よということを話をできるような人が、本来コールセンターの電話を受ける立場にあるべきで
あるのではないかという感じがします。そうしないと、逆に電話の話を聞いてもっと混乱して
わかんなくなってという形になったら、何か豊島区のサービスが向上したという形にはつなが
らないような気はいたしますけど、その辺はもう一度ちょっと、今のアルバイトの人にコール
センターを任せるとかというお話を伺うと、幾ら教育してもなかなか難しいのではないかな
と。やはりこれは条例に基づいて、特にマイナンバー制度というのはかなり色々な、条例の内
容は変更が多くされて、色々なところで情報のやりとりがされるようなかたちになるわけです
から、本当に電話で問い合わせあったときに、的確にお答えできるのかというのは、非常に今
審
議
経
過
No.13
回の場合は疑問に思います。
窓口で、私はどこへ行けばいいんでしょうというような電話の問い合わせとか、そういうレ
ベルであれば問題ないのですけども、マイナンバーの中身、それがどういうふうに利用されて
どうなるのだというようなところまで話が及んだときに的確にお答えできるのか、今の臨時職
員を雇ってなおちょっと不安に思えたところです。
D委員:私も思ったのですけど、マイナンバー制度とかセキュリティというのが、私たち区民にまだ
浸透してないところがすごくあると思うのですね。だから不安に思っている方もすごくたくさ
んいらっしゃると思うのです。先ほどマイカードをもらえるというのは、多分区としては、私
ども住んでいるところは長崎とか千早の方は、ここまで来るのが不便なので、西部区民事務所
だったら多分お年寄りの方も多分歩いてとりに行ける。そういう優しいお心で3カ所に分けた
と思うのですけれど、それで変更したい人だけがIDカードですか、ナンバーを入れればいい
ということだと私は理解したのですけれど。
ただ、今このマイナンバーについてはすごく区民の関心が低いと思うのですよ。だからそこ
にアルバイトの方を雇うとかっていうと、とても不安に私も感じました。
総合窓口課長:まず、このコールセンターの部分で臨時職員雇うということではございません。番号
カードの交付にかかわって、例えば通知カードが戻ってきたときの入力や番号カードに関する
入力作業については法令で委託はできない、区で直接雇っている方しか扱えないことになって
おり、それに関しましては正規職員、あるいはどうしても急な業務で正規職員では賄えない部
分がございますので、その部分につきましては臨時職員を雇うということでございます。
それと、先ほど専門的な知識、臨時職員等ではなくて、専門的な詳しい人がコールセンター
の業務を担ってもらったほうがいいという御指摘があったと思いますが、それに関しまして
は、業者の選定もコールセンターにいろいろ関わっている事業者はかなりありますので、その
中からその業務に詳しい業者と契約するということでクリアできるものと考えております。
あともう1点、マイナンバー制度について余り知られていないから余計不安があるとか、そ
のようなお話かと思います。この点では、周知の取り組みについて説明いたします。各地域に
は区民ひろばというのがございます。8月は、その全ての区民ひろばに職員が回りまして説明
会を開き、9月には、区政連絡会で説明をして、その上で回覧を回します。さらに広報につき
ましても、10月、各全世帯に配布する特集号の広報の中でマイナンバーの特集記事を入れる、
あるいはそれとはまた別に改めて広報も何回かに分けて掲載するなど、さまざまな方法を考え
ておりまして、周知を図り、皆様の不安を取り除いていきたく、あるいは、制度が理解できる
ようにしていきたいと考えております。
会
長:確かにこのマイナンバー制度自体が、国民の中で熟した議論がないままに法制化されてきて
いるところはあるのですよね。ですから、前回のこの審議会でも某委員が御指摘になったよう
に、これは賛成できないというような御意見もまだあるのだろうと思いますね。その辺をD委
員のほうは危惧され、B委員はそれに加えて情報というものはなるだけ外に出さないというの
が基本でしょうと。それを考えてみた上で、この今のやり方についてはもう少し情報を出さな
くて済む方向はあるのではないでしょうかというようなことを提案されているのだと思いま
すね。
それから、C委員にしても、アルバイトがこんな重要なことに、ぽっとこう入ってきてでき
るものかしら、情報の本当に個人情報というのは保護されるのかしらという心配をされている
のだと思うのです。これは当委員会のやはり懸念するところでもあろうと思います。
審
議
経
過
No.14
皆さんもそんな御意向があるのかもしれません。ほかの委員の方々、この辺についてどのよ
うにお考えでしょうか。
どうぞ、E委員。
E委員:ありがとうございます。今までお話伺っていて、1点だけセキュリティの件で、先ほどござ
いましたけれども、今回の情報保護の項目ということで7点、4ページに出ているのですけど
も、この中で再委託の制限、複写・複製の制限ということで禁止から制限にしたということで、
今聞いていると、そんなに再委託するとかってあんまり考えられないかなと思うのですけど
も、あえてここのところを制限にしている理由を、また想定している再委託、具体的に考えら
れるものがありましたら、ちょっと教えていただければと思います。
会
長:制限にした理由は何でしょうかと。
総合窓口課長:これは昨年度の区のコールセンターのときも制限という形になっているかと思いま
す。
総合相談担当課長:事務局から補足させていただきます。想定されますのは、例えば今の、区役所全
体のコールセンターございますが、昨年この審議会で議論させていただきました、たまたま私
がその担当の課長でございます。今もそうなのですけれども、例えばこのコールセンターを運
営するに当たって、Aという会社がその業務を引き受けた際に、そのオペレーターであるとか、
あるいはFAQシステムをつくるシステムの開発というのは、再委託して、受託業者からその
会社にお任せする。あるいは、人を派遣してもらうということがあり得るものでございまして、
再委託をすべて禁止するのではなくて、制限というような取り扱いにしたものでございます。
E委員:そうすると、その辺のところでまたセキュリティの問題でしっかりやっていただくと。前に
もそういう説明受けたかなと思いますけれども、その辺のちょっと心配があったものですか
ら、あえてお話しさせていただきました。
また、この複写とかという部分ではどうなのでしょうか。何を複写する必要があるものなの
でしょうか。
会
長:どうぞ、お願いします。
総合窓口課長:リストにつきましては、事業者のほうにお渡しするという形をとっておりますので、
状況によりましてはそれを複写する可能性もあると考えております。それも必要最小限にして
いただきまして、最終的には消去ですとか焼却をさせまして、その結果を報告させるというこ
とによりまして情報の保護に努めたいと考えております。
E委員:よろしいでしょうか。
会
長:どうぞ、E委員。
E委員:何か余り想定してないような感じがしないでもないのですけれども。ちょっとあえてこの禁
止から制限というのは結構大きい話だと思います。まして今言ったマイナンバー、この番号は
表には出ませんけれども、ひょっとしたらそういう番号もどちらが提供するかわかりませんけ
ども、出てくるような話もあるのかなといったときに、たまたま記載したことがまた流れてい
くというようなこともあるかなと思ったので、この辺のところをちょっとあえて聞かせていた
だきましたけども、そういう意味ではしっかりやっていただきたいというふうに思っておりま
すので、ぜひそこはしっかりやっていただきたい。ましては、先ほどの教育というところも必
要だということもあったと思いますので、その点だけちょっと確認させていただきたいと思い
ます。
総合窓口課長:はい、わかりました。
審
議
経
過
No.15
会
長:ほか、皆さん、御意見ありますか。
F委員、どうぞ。
F委員:コールセンターの委託業務先というのは、何社ぐらい応募がありましたか。
総合窓口課長:3社から見積もり等もらっております。
F委員:それで、その3社というのは、やはりコールセンターには詳しいと、マイナンバーなんかに
も。それはもう見積もりから見てわかったのですか。
総合窓口課長:どの業者もお話をお伺いしますと、業務内容については詳しいという状況でございま
す。
会
長:よろしいですか。
F委員:先ほど課長さんのほうからお話がありましたけども、1社に出して、その中のソフト開発の
ほうはまた別な業者に再委託するとかというふうなお話だったような気がするのですけども、
その辺はやはり可能なのですか、それは。
会
長:どうぞ。
総合相談担当課長:もう一度役所全体のコールセンターのお話をさせていただきますと、公募をかけ
る前に仕様書の案についての意見聴取を行ったのですけれども、そのときには10何社オファ
ーが来まして、いずれも条件満たしたような会社が非常に多かったのですけれども、大きな会
社になりますと、グループの中で例えばシステムの開発をしているところ、それから人材を抱
えているところ、それからトータルの管理業務を行うところというふうに、やはり分かれてい
るようなところが多いのですね。それだけ会社としての規模も大きなところが大半でございま
した。
その意見聴取の中でも、やはり本体の委託業務のほうは管理する会社が代表で業務を受託す
るような形で、例えば必要な人材の確保の部分であるとか、それから必要なシステムの開発の
部分であるとかを、そちらのグループ会社の中でそれぞれ再委託をかけて請け負うというもの
がパターンとして多かったのかなと思います。
F委員:我々が考える再委託というのは、そのグループ内でなくて、違う会社にまた出すというふう
な考え方していたのですけども。
総合相談担当課長:グループ内といいましても、株式会社としては別の形態をとっているものが多い
ものですから、A社からB社に対して再委託したものを認めるという形になっているというよ
うなところでございます。
会
長:よろしいですか。
どうぞ、G委員。
G委員:いろいろと皆さんから御意見いただいて、今の新庁舎のコールセンターね、これもB委員さ
んから盛んにありましたけど、もう本当にいろんなとこから苦情が来ています。これは本当だ
と思います。私もいろんな方から聞いていますし、ただ、ちょうど5月7日に開庁して、今日、
7月30日、約2カ月ちょっとたちましたけれども、だんだんいい方向に向かってきて、余り
苦情も聞かなくなったという状況です。
ただ、今度の、マイナンバーのコールセンターは、2カ月間ゆっくりしていてというわけに
もいきませんし、いろいろな質問が飛び交ってきたときに即に対応できない、そのようなこと
があったらまずいわけですから、その辺のところはね、果たしてどうなっているのかなという
思いはあります。今の新庁舎におけるコールセンターについてはちょっとごたごたとしたこと
があったけれども、今度はそういうわけにはいきませんよということだと思うのですよ。もう
審
議
経
過
No.16
10月の1日にスタートして、それでもう来年の1月にもう使えるような形になるわけですか
ら、本当にそれこそ充実したしっかり内容のわかった、そういう方がそろってないとなかなか
難しいのじゃないかという、そういう皆さん御懸念があるのじゃないかと思うのですけど、そ
の辺はどうでしょうか。
総合相談担当課長:全体のコールセンターにつきましては、新庁舎開業当初の混乱もあり、大変御迷
惑をおかけしたと思います。この場をおかりしておわび申し上げます。全体のコールセンター
は、やはり3981-1111という代表電話、これを全て受けるというところから、質問に
も答えなければいけない、所管の課に取り次ぎもしなければいけないということで、それも一
つの同じ番号を活用するということから、スキルがなかなか伴わないオペレーターもいた関係
で、非常に御迷惑をかけたものと思っております。今、総合窓口課のほうで検討しております
コールセンターは、特別な需要に対して、特別な期間だけ集中してやらなきゃいけないという
ことで、この代表番号は使わずに、専門の別番号を用いて、マイナンバー制度そのものに特化
したコールセンターとして考えているというところでございます。その辺は事前に業者ともし
っかり打ち合わせをしてもらい、混乱のないようにこちらのほうも協力できるところは極力協
力していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
G委員:10月1日からいよいよスタートするということですが、このマイナンバーのコールセンタ
ーはいつごろ立ち上げるのですか。先ほど、総合窓口課長さんの説明によれば、例えば区政連
絡会や、あるいは区民ひろばを利用しながら、あるいは広報を使いながらということで、区民
の皆さんが本当にまだわかってない部分をより理解を深めていただくための広報活動をやっ
ていくわけですよね。そうすると、これから恐らくやっていくのだろうというふうに思います
から、10月1日に来るといっているのでは、もうその時点でコールセンター開設というのは
遅いと思うのですね。もっと既にもうそれこそ一月ぐらい前、例えば9月に入ったらもう開設
とかね、あるいは9月の中頃までには遅くても開設できるような、そういうスタンスをとって
おきませんとね、これまた大混乱しますよ。
だからその辺のところをきちっとすることと、それからFAQを使うという話がありまし
た。FAQも、今も新庁舎のほう使っていると思います。FAQに関連したものだったら、大
体7割ぐらいのことがそこで解決するのだという話だったのですよね。FAQというのは代表
的なことですから、それでもしできない場合には、先ほどもちょっと説明あったと思うけど、
各課に恐らく回していくという話がありましたので、その辺のことをきちっと確認をさせてい
ただいて、本当に区民の皆さんが本当に混乱のないように、せっかくいい制度なのです、これ
本当にいい制度なのだよ。だからこのいい制度をきちっと、わかってもらうような形でしっか
りとやっていかないと、私はなかなかうまくいかないのではないかなというふうに思いますん
で、ちょっとその辺の覚悟も必要だと思いますので、よろしくお願いします。
総合窓口課長:まず、コールセンターの開設時期ですが、当初10月1日という話もあったのですが、
9月半ばごろまでに開設するという方向で今、準備を進めております。FAQですが、私ども
総合窓口課と、あるいは全体の統括をしております企画課と協力をしまして、コールセンター
に対してもこの研修をするとか、そういう形でレベルアップを図っていくよう考えております
ので、それで十分に体制がとれるようしていきたいと考えております。
会
長:ほか何か御意見。
どうぞ、H委員。
H委員:流れが順調に理解されまして、これが実現されるとしたときに、御本人に区役所から通知が
審
議
経
過
No.17
行きますよね。その通知の方法は完全に受け取りましたという証明の控えみたいなものをちゃ
んと確認のとれるやり方の送付されるのだと思うのですが、その点はどうなっているかという
ことと、万が一それが御本人にその通知が届かなくって戻されてくるケースもあるかと思うん
ですね。せっかく順調に手続は完了しております中でも、そういった場合の扱いについては、
どのようにされるのかという1点お聞きしたいのですが。
会
長:郵送の場合、本当についたのか本人にと、その確認はできるのかというようなことですね。
総合窓口課長:通知カードに関しましては、簡易書留で送りますので、確実に御本人の手元に届きま
すし、届かなかったものにつきましては区役所に戻ってきますので、改めて取りに来ていただ
くように催促をしたり、あるいはもし住んでいない可能性があるということであれば、調査を
してどのように対応するかというふうに対応しますので、その点については御心配なさらなく
て結構なのかなと考えております。
H委員:心配はないということで、安心はいたしますが、高齢者対応というのを先ほどどなたかがお
っしゃっていらっしゃいました。なかなか理解されなくて、簡易書留みたいなもので受け取っ
た人はよろしいのですが、それが無事に入手できなかったような高齢者もいるかと思うんです
が、そういう方、現実には在住しているかと思うのですけれども、今、詐欺に遭わないように
ということもかなりしっかりと指導もしているところですけれども、その辺についての注意の
仕方みたいなところはいかがなのでしょうか。
総合窓口課長:高齢者の方への周知ということは、私どもの職場でも話題になりました。それで、何
かいい方法がないかというところで、まず、民生委員へ説明をする。民生委員の方は地域の高
齢者の方々とかなり密なつき合いがございますので、そういう方々に説明していただくなり、
そういう方が高齢者の方から質問を受けたときに、説明できるように、あらかじめ私どものほ
うで民生委員に説明する形をとりたいと考えております。
H委員:わかりました。
会
長:どうぞ、I委員。
I委員:民生委員さんの仕事たくさんあるのですけど、Jさんにお伺いしたいのですけども、そうい
う話を伺っているのですか。
J委員:まだ伺っていません、これからだと思います。
I委員:実際にできるのですか、J先生に聞きたいのですが。
J委員:専門的なことは多分できないと思うのですけども、相談に乗ってどこへつなぐかということ
はできると思います。
会
長:どうぞ、B委員。
B委員:それと、高齢者の場合は、基本的にマイナンバーをふられましたという案内は行くとして、
別段カードを欲しいという依頼がなければ、従来の生活とは基本的に変わりないという理解で
よろしいのですよね。
総合窓口課長:カードが必要ない方は、そのままで構いません。
会
長:どうぞ、A委員。
A委員:今の流れでいうと、高齢者で、それでも結構しっかりしている方はいいのですが、例えば認
知症、あるいは入院、入所、家族がいる方、家族がいない方、いろいろあると思うのですね。
それで一つは、例えばこの余り私自身はそんな欲しいと思わないのですけれども、これがある
と例えばこの後で、住民票がコンビニでとれるようになりますよとか、何かいろいろ便利にな
りますよとか、身分証明書になりますよって宣伝していれば、場合によっては御本人ではなく
審
議
経
過
No.18
代理人、家族、こういう人がやって来る可能性もあり、場合によっては悪用ということも考え
られるのですよね。それで、あと私はだからちょっと、本当にこんなに便利、便利と言うけど、
こういうふうにしてしまうのがいいかということについては、先ほどもちょっとお話があった
んですが、よくわかっていないところも含めて、あとこれだけが今、変ななりすまし、それか
らいろいろ起きているとか、情報漏れということもあるので今日も反対なのですが、それで例
えば入院とか施設入所とか、そういう場合というのは、住所におられないわけですよね。場合
によっては家族がいた場合には、家族がこれを受け取って、一応通知がされたというふうにな
るのかどうか。そして、家族がかわりにとること自体、いいのかどうか。その辺はどうでしょ
うか。
総合窓口課長:長期入院の方等で、どうしてもお受け取りに来ることができない方の場合には、代理
人の方にお渡しすることは可能ですし、状況によりましては、職員のほうで伺うという方法も、
総務省でも想定しているようですので、そのような対応をとりたいと考えております。なりす
ましの件なのですが、やはりこれは本人確認を徹底するとかいうことをやっていくこと以外に
方策はないものと考えております。
会
長:どうぞ、B委員。
B委員:今のカードを受け取る際に暗証番号をその時点で、4桁とか、そういうものを設定入力する
流れになるわけですね。
総合窓口課長:はい、そのとおりです。
B委員:そうすると、代理人の人が勝手に暗証番号を入力してもいいとかっていう、そういうことに
もなるわけですか。
総合窓口課長:本人に番号を書いてもらって、目隠しシールをしたものを持ってきてもらいますので、
それで入力する形になります。
B委員:そうすると、本人にカード発行されましたよというときに、あらかじめもう暗証番号が設定
されているようなやり方というのはできないものでしょうか、今回の場合はできないでしょう
かね。それで窓口で自分はほかの番号に変えたいということであれば変えられるという、そう
いう仕組みです。
総合窓口課長:国の制度ですので、今はそのようなことは想定されていないということだと思います。
情報管理課長:よろしいでしょうか。
会
長:どうぞ。
情報管理課長:B委員の御質問が、そもそものこのやり方、何で予約をしてまで指定された場所に来
なければいけないかという疑問から来ているのかなと想定しました。この制度、そもそもマイ
ナンバーカードをなりすまし、または他人に渡してしまうことを非常に国は懸念して、そんな
ことがあってはいけないということでかなり慎重になっております。本来であれば通知カード
で、私はマイナンバーカードが欲しいですと送り返したら、そのままカードが家へ届いてしま
えばいいわけですね、銀行の口座カードみたいな形で。それを許さないというのは、必ず一度
は区役所に来させて、そこできちんと本人の提出した写真と本人の顔等をソフトを使って、本
当にこの人とこの人の顔は同じかというのを確認してから、初めて番号カードを渡すという、
そういう作業をして、さらに暗証番号をそこで本人にきちんと登録させるという、その手間が
ありますので、大体1枚当たり、1人の方にカードを発行するのに30分ぐらいかかるそうで
す。
ですので、本当にどんどんどんどん誰でもいつでも来てもいいですよという形で受け付けて
審
議
経
過
No.19
しまえば、それは楽なのでしょうけども、そのぐらいの時間がかかるので極力予約制にして、
お待ちいただかなくても済むような、そういう形でこのような委託を考えているということで
ございます。
会
長:よろしいでしょうか。ほかに御意見ありますでしょうか。
どうぞ。I委員、どうぞ。
I委員:マイナンバーカードはすごくいいけれども、不安が一般市民にすごくあるということと、そ
れからここで是非を問われて、例えば反対しても通ってしまうと思うのですけども、これだけ
皆さんがいろいろ不安を持っているということを肝に銘じて、どうぞくれぐれもよろしくお願
いいたします。
会
長:この会はね、意思決定機関ではありません、答申機関です。でも、答申の内容というのは、
皆さんのおっしゃった発言が議事録に残り、それが答申の内容になるというふうに扱ってくだ
さるように、私もくれぐれもということで区長にはいつも伝えております。だから皆さんの今
の発言も記録に残り、答申の内容になると思います。
どうぞ、A委員。
A委員:大体もうほぼ終わりなのですが、先ほどのDVのことの扱いについて、正式に国からこうい
う方向でという通知が来たのは、何かごく最近だというふうに聞いたのですが、いつでしょう
か。
総合窓口課長:最終的に届いたのは、昨日、7月29日です。
A委員:いろいろ疑問が出たりしているし、初めてのことだからわからないということがあっても、
国のほうのいろんな方針が決まるのが遅くて、自治体の対応が大変だというのは一般的にも言
われているのですね。
でも、もう10月1日から出しますよ、来年の1月からやりますよ、大体半年枠で2万枚発
行します、こういう形でやるから余計にわからないこともいっぱいあるし、不安だということ
もいっぱい出てきてしまうというのが今の状況だろうと思うのです。そういう意味ではやっぱ
り国のほうのやり方自体が、一度決めたらやります。そして自治体はこれに従いなさいと、こ
ういうふうにやっているやり方自体に問題があるし、個人情報という点ではこれだけのことを
やるのに、本当はさっきからあったと思うのですけど、いろいろ答えるとするならば、本来は
区のほうで、豊島区はこういうふうにやります、こうですよということをきちっと答えられる
ように、本当は区の職員がやらなければいけないのだけども、さっきここにあったように、戻
ってくる通知というのが何か、この間の議会のほうでも何万ぐらい戻ってくるのではないかと
か、そういう話があるぐらい、では戻ってきたのをどうしようかとか、それから現実問題に発
行のときにも、実際に1人30分はちゃんとかけてやらなければいけないとかということにな
ってくると、ではコールセンター開設して少し仕事を減らしたいというか、そういうふうにな
ってくるというのは人のことわりというか、できないからやっぱりそういうふうにせざるを得
ないという方向に、私はちょっと今なっているのではないかという点で、もっと本当にちゃん
と時間をかけてゆっくりやるべきではないかと思います。
で、そんなところで、いろいろありますが、基本は前回と一緒で、こんなに急いでやる必要
ないというところでは反対と、異議ありということだけ記録をしていただければ結構です。
会
長:どうぞ、B委員。
B委員:7ページ、特記事項の7ページの第13条で、損害賠償の規定が載っているのですが、先ほ
ど水島副区長のお話にもありましたけど、年金機構では漏れたわけですね。例えば、28万の
審
議
経
過
No.20
豊島区民の情報が漏れた場合のということを考えたほうがいいのかどうかわかりませんけど
も、漏れるおそれはもちろんないようにセキュリティをしっかりやっていただいていると思う
んですが、ちなみにこういう場合、損害賠償というのは受託業者は委託料の範囲内なのか、そ
れとも制限がないのか、その辺はどうなっているのでしょうか。
会
長:どうぞ。
総合相談担当課長:損害賠償についての規定の額というのは、ちょっと聞いたことはないです。要す
るに、損害の額と訴訟になる、ならない、和解になる、ならないで決定していくものかなと考
えております。
B委員:ちょっといいでしょうか。コンピューター関係の何か委託の場合は、ちょっと前、実際のそ
ういう契約書の中で、IBMとか、そういうところは委託料の範囲内がマックスだということ
が契約書に載っているのですね。今回の場合はそういう内容が、このままでいくのであれば無
制限というようなことにもなりかねない、そういうことでよろしいのですかね。
会
長:どうでしょうか、K委員。その辺の行政の関係の損害賠償というのを、何か特別に考えなく
てはならない問題になるのでしょうか。
K委員:先ほどおっしゃったように、その損害額によるということですから、どういうふうに算定さ
れるか、ちょっと今、つまびらかにしてはいないのですけれども。
会
長:民事的に考えれば、これは無制限なのでしょうね。無制限といいますのは、実害を立証しな
ければなりませんよ。実際これだけの損害が生じたということの立証をするという中で損害額
が決まってくる問題だろうと思います。これは上限がありませんからね。
ほか何か、この一つの諮問に対して随分いろいろのご配慮がありまして、いろいろな意見が
出て、ただ皆さんの意見は要約すれば、ちょっと不安ねということは隠せないことがあるもの
ですから、やはりA委員が御指摘されたように、日時を決められ、そして運ばなければならな
いと。G委員もそれを心配しておられましたけど、その中でやっていることをより慎重に、こ
れを延ばすわけにはいかないんでしょうから、お願いしたいと思います。皆さんの意見は、先
ほどから申し上げましたように、答申として皆さんの意見の一つ一つをお考えいただきたいと
思います。
どうでしょうか、皆さんに是非を問うてよろしいでしょうか。
特にこれを非だとおっしゃるのは、A委員の御意見はね、また別の大きなところからの御意
見でもあるんですけれども。
それでは、あとの方は是ということで、これの審議は終わらせていただきたいと思います。
どうも御苦労さまでした。
では、引き続いて次の諮問のほうに移らせていただきますが、よろしゅうございますか。
お願いいたします。
総合相談担当課長:それでは、資料の2になります。27諮問第2号、個人番号カード導入に伴う証
明書自動交付事務及びシステム改修の委託に関する措置でございます。
説明につきましては、引き続き総合窓口課長よりお願い申し上げます。
会
長:お願いします。
総合窓口課長:よろしくお願いします。資料2をご覧ください。
個人番号カード導入に伴う証明書自動交付事務及びシステム改修の委託に係る措置でござ
います。業務の内容としましては、本業務は社会保障・税番号制度の導入、いわゆるマイナン
バー制度の導入後、個人番号カードを活用したコンビニエンスストアにおける証明書の自動交
審
議
経
過
No.21
付の実施に係る委託でございます。いわゆる証明書のコンビニ交付を実施するということでご
ざいます。一つには、証明書自動交付の事務委託でございます。この対象となる証明書ですが、
住民票、印鑑登録証明書、課税・非課税証明書、納税証明書でございます。
2つ目は、システムの改修の委託ということでございます。内容につきましては、平成28
年4月から個人番号カードを利用したコンビニ交付を実施するために、先ほどお話のありまし
たJ-LISに証明書の自動交付事務を委託するというものでございます。
もう一つにつきましては、コンビニ交付を実施するためのシステムの改修を委託するという
ものでございます。
該当者につきましては、コンビニに設置されておりますキオスク端末を利用して証明書のコ
ンビニ交付を受ける者でございます。キオスク端末というのは、いわゆるコンビニに置いてあ
ります多機能なマルチコピー機のことでございます。
2つ目は、豊島区に住民登録、印鑑登録、税証明のデータがある者でございます。
委託理由につきましては、コンビニ交付は、後ほど説明します別紙2、コンビニ交付のイメ
ージ図の流れで行います。区の証明書交付のために必要な情報はJ-LISの証明書交付セン
ターを経由して、コンビニに設置されているキオスク端末へ転送するため、J-LISに個人
情報を取り扱わせる必要があるためでございます。
別紙2をご覧ください。上の図と下半分のサービスの利用手順のところを見比べながら説明
したいと思います。
まず、①番、②番で個人番号カードの読み取り・本人確認ですが、区民の方がコンビニを利
用する際に、コンビニに設置されたキオスク端末のカードリーダーで個人番号カードを置いて
暗証番号を入力します。そうしますと、②番のJ-LISにある証明書の交付センターを経由
して、個人番号カードに格納された電子証明書のシリアル番号で本人確認を行います。
そこから②、③ですが、キオスク端末によって希望する証明書を申請しますと、証明書交付
センターを経由しまして、③の部分、区の証明書発行サーバで申請情報を受信をしまして、証
明書データをPDF形式で作成をします。
それを④で証明書交付センターに送信します。そこから改めまして、J-LISの証明書交
付センターでは偽造防止対策を施して、コンビニにデータを送信します。申請をした本人がキ
オスク端末に手数料を入金した後に、証明書交付センターから受信した証明書のデータが印刷
をされて、それが出力をされて、受け取るという流れになるのが、コンビニ交付の仕組みでご
ざいます。
この仕組みを行うために、コンビニと区のシステムをつなぐJ-LISに委託をさせる必要
があるということでございます。
もう一つは②です。コンビニ交付を開始するためにシステム改修等を行うためです。コンビ
ニ交付を実施するためには、区のシステムも改修する必要がございます。具体的には証明書発
行サーバの新設と証明書交付センターとの連携システムの構築と既存の交付システムの改修
が必要となってきます。
効果としましては、J-LISの構築したコンビニ交付のシステムを利用することによっ
て、より安全で安価にコンビニ交付を実施して、区民の利便性の向上をさせることができると
いうことと、コンビニ交付の開始をするシステム環境の整備ができるというものでございま
す。
一括承認基準の該当の有無につきましては、該当はございません。
審
議
経
過
No.22
過去の類型案件もないものと思っております。
諮問理由は、新規事業であり、一括承認基準に該当しないためでございます。
取り扱う個人情報につきましては、別表のとおりでございます。
区が収集して事業者に提供するものとして、氏名、生年月日以下、18項目でございます。
これはコンビニ交付を行うに当たりまして、証明書発行に必要な情報の受信・送信をJ-LI
Sに行わせる必要があるためと、コンビニ交付に向けたシステム改修を行うに当たりまして、
開発事業者がデータの情報を利用する必要があるためでございます。
以下、今は住民票のことを申し上げましたが、印鑑登録につきましては、氏名以下、7項目、
税関係の証明につきましては、①の住所から11番の課税標準額の種類、金額まで11項目で
ございます。理由はそれぞれ同じでございます。
情報の保護につきましては、まず、取り扱う個人情報の範囲は、先ほど説明したとおりでご
ざいます。そのほかに第6条、7条、8条につきましては、先ほどの資料1のコールセンター
のときと同様に、禁止から制限という形に変更しております。
審議する対象の範囲は、先ほど別紙2のコンビニ交付のイメージ図のうち、区が設置する電
子計算機とJ-LISが設置した電子計算機とをLGWAN回線で結びまして、J-LISに
データの受信、送信等を委託することと、J-LISの証明書交付センターと豊島区の証明発
行サーバを結ぶためのシステム改修の委託でございます。
委託先につきましては、1番の業務は、地方公共団体情報システム機構、J-LISでござ
います。2番につきましては、富士通でございます。富士通につきましては、既存の住民基本
台帳システムのベンダーであり、保守委託業者でございます。
契約締結予定日につきましては、本審議会終了後としたいと考えております。
説明としては以上でございます。
総合相談担当課長:補足をさせていただきます。
会
長:お願いします。
総合相談担当課長:ただいまの資料2でございますが、そのうちの5ページの特記事項、別紙1でご
ざいますけれども、本日、席上配付したものに、差しかえをしていただければと思っておりま
す。よろしくお願いいたします。
会
長:わかりました。ほかは御説明の補完するものはありませんね。
それでは、質問、御意見ありましたらどうぞおっしゃってください。
A委員、どうぞ。
A委員:まだ私もちょっとよくわかってないのですけど、このコンビニ交付っていうのは、これマイ
ナンバーでやるということは、これ全国でやるっていうことなのでしょうか。
総合窓口課長:実施するかしないかは各市町村の判断ということになりますが、23区の状況を聞き
ますと、今7区がコンビニ交付を住基カードで実施しているのですけども、それも含めて1区
を除いた22区がコンビニ交付を実施すると表明をしております。
会
長:どこのコンビニでもとれるわけですよね。
総合窓口課長:取れるコンビニが4社で、セブン-イレブン、ローソン、サークルKサンクス、ファ
ミリーマートでございます。
会 長:
どうぞ、A委員。
A委員:何でそういう話をするかというと、コンビニなら確かに24時間どこでもあるということは
審
議
経
過
No.23
あるかもしれませんが、全国ないところもありますし、一体これはどういう仕組みでやるのか。
例えば考え方として、我が家なんかは一番近いコンビニは板橋区ですが、板橋区のコンビニで
とれるとか、そういうこともあるのかなと。やってるところではとれるけど、やってないとこ
ろはとれない、こういう関係があるのかなと思ったので、ちょっとそこを一つ説明していただ
きたいと思ったので。
総合窓口課長:コンビニ交付になりますと、マルチコピー機があればどこのコンビニでもとれますの
で、豊島区内ですとおよそ200カ所ぐらいのコンビニでとれる、全国だとおよそ4万4,0
00カ所ぐらいのコンビニでとれるということになります。ですから、仮に板橋区のほうが近
いとすると、板橋区のコンビニでとっていただければいいですし、あるいは旅行先で必要にな
ることはあんまりないかもしれませんけれども、旅行先のコンビニでとるということも可能で
ございます。
A委員:そうすると、例えば豊島区がこれをやりますよと言えば、北海道に私が行って旅行先でとる
ということができると、こういうことで、別に何ていうんですか、その区が北海道の例えば帯
広市がコンビニの交付をやってない、そういうことをやってない自治体であっても、豊島区民
は利用できると、こういうことになるのですよね。
総合窓口課長:はい、そうです。要は豊島区がコンビニ交付を始めれば、日本中のどこの市や町のコ
ンビニでも交付できて、例えば何々区さんはコンビニ交付をやってなければ、豊島区のコンビ
ニでも受け取れませんよということです。
A委員:こんなこと言うと推進するほうみたいな感じはしてしまうのですけど、つまり豊島区が今回
やりますよっていうことによって、豊島区民が全国どこのコンビニでもとれるようになる。で
もそれは逆に全国どこでも、個人番号カードがあれば自分の住民票をとられてしまう可能性も
起きると、こういうことですよね。
総合窓口課長:まず、とるためにはパスワード等が必要でございます。また、もし紛失した場合の対
応ですが、J-LISが設置しますコールセンターが365日、24時間営業しております。
そこに連絡をしていただければ交付できないようにとめることができます。誤った暗証番号を
3回入力しますとロックがかかって交付できないという仕組みになっており、他人にとられて
しまうのを防ぐ仕組みになっております。
A委員:リスクは例えば銀行のカードとかよりは利用も少ないし、銀行のカードも少ないとは思いつ
つも、銀行のカードもこの間スキャニングみたいなことで、カードのスキャニングとあと何か
撮影の機械を埋め込まれていたとかで、結構暗証番号も100%ではなくて、つけられてとら
れて結果的にということもあったり。私はちょっと例えばキャッシュカードですと結構定期的
に使いますから、なくなるといつも使ってるカードはわかるのですが、使わないカードほど一
つは暗証番号を忘れるとかっていうのと、なくなったことに気がつかないということもある
と、本人は自覚のないままにカードを使ってということも私は起きるんではないかなというふ
うに思っています。
これは、今回の委託っていうのは、コンビニでとれるよというのですけれども、この契約と
業務委託の関係を見ますと、基本的に例えば前はコンビニで国保料を収納できますよというよ
うなことがありましたときは、コンビニとの関係がいろいろ議論になりました。問題になって
いるのですが、今回の場合には全くコンビニは関係ないというと変ですけど、当事者の中に入
っていない。これはどういう。
会
長:入ってない。機械を置くだけ。
審
議
経
過
No.24
A委員:どういう理由でそうなっているのでしょうか。
会
長:どうぞ、その辺のところの。
総合窓口課長:例えば直接コンビニと結ぶとかいうことも考えられないことではないのかもしれませ
んが、そうすると会社ごとにどういうシステムを構築するかなど、非常に複雑で多額の費用が
必要になってくると思います。そこでJ-LISを仲介にすることで、一律に全国どこの自治
体でも、あるいはその事業を行うコンビニであれば同じシステムのもとに行えることで、より
安価に確実に行えることになります。
情報管理課長:済みません、補足いたします。
会
長:どうぞ、お願いします。
情報管理課長:まず、最初の委員さんの御心配でありますスキミングに関しては、これまで銀行のカ
ードなど磁気カードが多かったのです。ですので、スキミングが非常にやりやすかったのです
けども、今回マイナンバーカードというのは金色のチップのタイプBというカードですから、
スキミングしようと思ったら非常に高価な装置が必要になりますから、余り心配はなさらなく
て済むのかなと思っています。
あわせまして、今回はマルチコピー機という、特殊な複合機を使っての印刷になります。そ
うしますと、コンビニの職員が一切介さなくて済むのですね。要するに御自身でそのコピー機
で操作して、御自身で証明書をとって、そのまま料金もそのコピー機に投入するということで
すから、コンビニを介さない。我々がコンビニには手数料は払いますけども、そういった意味
から、これまでの税とか国保の収納のスキームとはちょっと違っているのかなと考えていま
す。
A委員:それで仕組みがわかりましたので。それでは、コンビニに払う手数料、それからこの場合、
J-LISがかかわるわけですけれども、J-LISとの関係では経費が発生しないのか、そ
の辺のところを教えてください。そして同時に、これ今たしか住民票とかは窓口でとる料金と
住基カード、住基カードではない、区民カードだね、今は。区民カードを使って自動交付機で
とる料金とちょっと違っていると思うのですが、それも含めて一体幾ら区民からもらうつもり
なのか、もらうというか、とるつもりなのか、経費はどのくらいかかると見込んでいるのか教
えていただきたいと思います。
総合窓口課長:まず、J-LISに対しては、豊島区の場合、500万円の負担金を年間支払うこと
になります。コンビニに対しての委託料ということは、1枚につきまして123円を支払うこ
とになります。では、豊島区がコンビニ交付で幾ら手数料をもらうのかということですが、今
窓口は400円で、自動交付機は300円になっております。今のところ、コンビニ交付につ
きましても300円ということで検討をしております。
A委員:ちょっとコンビニさんは機械を置くだけなのに1枚123円もらえると、こういう形になる
のですかね。
総合窓口課長:そうですね。それが大きい金額なのか小さい金額かなのかはわからないところがある
と思いますが、そのとおりでございます。
A委員:現実問題、何となく違和感を感じますね。やっぱり私は今あえてちょっと幾ら区民からもら
って幾ら経費がかかるっていう話したんですけど、本来はこれは行政が税金でやっていること
で、区民サービス、サービスっていうと何か対価をもらわなければいけないような感じがしま
すが、区民税を払い、税金を払っている中で行政としての必要な施策であり、本当は300円
とか400円とかって高いのです。実は言われたのです。豊島区は本当に手数料高いですねっ
審
議
経
過
No.25
て、住民票とか戸籍とかの。戸籍は基本はそんな変わらないはずなのですが、高いですねって
言われて、何で違うのですかって言ったら、随分私たちも言われて、いや、豊島区、今はそん
な財政難では全然ないのですが、金がないって大騒ぎしたときがあって、あのときにいろいろ
理由をつけて区の職員に幾らかかってるとか、そういうことまで全部これまでの計算の仕方を
変えて、そしてお金本当にかかってるかどうかではなく、計算をしてこういうふうにしてるん
ですって話もしたのですけど、やっぱり実際上、本来は確かに手数料はかかっているけれども、
区民には負担させるべきではないというふうに私なんか思っているものです。
それでやっぱり今回の個人カード、あるいはこういうもの、これ自体はコンビニが個人情報
を利用して何かやるとか、そういうことではありませんが、何か民間にいろいろ手数料を払っ
てやってもらうという話とか、それから今後、今こうやったら便利になりますみたいな話がい
ろいろ出ていますが、本当にそういうことでいいのだろうかっていうのは疑問でありまして、
私もこれもちょっと納得いっていません。
会
長:ほか何か御質問か御意見ありませんか。
B委員、どうぞ。
B委員:コンビニで基本的に住民票とかがとれる形になるっていうことについては賛成なのですが、
出力された住民票なりがコピーした場合と同じなのか、それとも何か紙によって変わってくる
のとか。というのは、コンビニが多分設置する紙は全国、ではファミリーマートは同じ紙に統
一するとか、そのようになってるかどうかわかりませんけど、用紙の種類とそれからさらに出
した、300円で住民票をとりました。それをコピーしたら本物と同じという形になるのかど
うか。その辺は紙に何かある程度の工夫があれば、コピーした場合にちょっと変わってくるの
か、あるいは写しが自動的に本物でない場合はコピーしたら出てくるとか、そういう仕組みは
どうなのでしょうか。
総合窓口課長:今、豊島区も含めて、多くの区で窓口や自動交付機の場合は、委員おっしゃるとおり、
改ざん防止用紙を使っています。コンビニ交付の場合は普通の紙を使っておりまして、印刷す
るときに改ざん防止になるように設定がされております。例えばコピーした場合に複写という
文字が浮かび上がるというのがあります。そのほかにも、私も詳しくはないのですが、証明書
の裏面にスクランブル画像が印字されるですとか、裏面をスキャナーで取り込んでJ-LIS
が設置しているサイトにアクセスしますと、裏面のスクランブル画像が解除されて証明書の内
容が表示されるので、紙の内容と照合することで改ざんされていることがサイトで確認できた
りだとか、そのような形での改ざん防止技術が施されているということでございます。
会
長:ほかどなたか御意見はありませんか。質問もございませんか。
D委員:いいですか。
会
長:はい、どうぞ、D委員。
D委員:さっき手数料が123円かかるとお話があったのですけれど、これはもう向こうから決めら
れた金額なのですか。それとも住民票でも印鑑証明でもどれでも1枚123円。
総合窓口課長:123円というのは全国、コンビニ交付を行っている場合はどこでも1通123円と
いうことで、決められております。豊島区でコンビニ交付の手数料を300円にするのであれ
ば、それは豊島区が決めていることですので、言ってみれば200円にすることも可能といえ
ば可能です。500円にすることも可能です。それは豊島区が300円に決めたいと考えてい
るということでございます。
会
長:何かほかにありますか。
審
議
経
過
No.26
どうぞ、G委員。
G委員:自動交付機、今、豊島区には何台ぐらいあるのですか。
総合窓口課長:7カ所に9台ございます。
G委員:7カ所に9台。それでコンビニで自動交付でやるっていうふうになってくると、その7台に
ついてはどんなことになっているのですか。
総合窓口課長:コンビニ交付が普及をすればそちらのほうが台数も多いですし、時間も長い時間受け
ることができますので、自動交付機につきましては、まだリース期間が30年まで残っており
ますが、リースの終了をめどに廃止の方向で考えております。
G委員:はい、わかりました。
それとちょっと1点聞きたかったのだけれども、今日資料で出たものについては、今のこの
庁舎の1階、2階のファミリーマートでもう既にマルチコピー機が設置されていると出てるの
だけど、ほかの例えば豊島区内の、日本全国でもいいのだけども、このマルチコピーっていう
のは全部セットにしてあるのですか。
総合窓口課長:私もそれを疑問に思いまして、ネットで確認したのですが、コンビニ会社によっては
例えば豊島区周辺ですと全部マルチコピー機がある会社もございます。ただ、コンビニ会社に
よっては若干マルチコピー機が置いていない店舗もあるようでございますが、ほぼほぼマルチ
コピー機が置いてある状況のようでございます。
G委員:いや、それで置いてあるところはいいのだけど、置いてないところは今後これに備えて置く
っていうか、あれ置きかえなければだめなのですか。例えば中のソフトを取りかえればそれで
済むのか。それは情報管理課長がいるからそのほうがよくわかる、ちょっと聞かせてもらいた
いのですけど。
会
長:どうぞ、お願いします。
情報管理課長:マルチコピー機は、先ほど総合窓口課長がお伝えしたように、裏面に特殊な印刷をす
る、改ざん防止用の特殊な印刷をするという技術が入ってきますので、特殊な機械でないとだ
めです。これをもし今置いてない店舗に置こうとすれば、新しくマルチコピー機を入れるとい
う作業が必要です。
G委員:いや、その費用は誰が払うのですか。コンビニが払うのですか。
情報管理課長:それは各コンビニエンスストアさん、各店舗さんが営業戦略でやっていただくという
ことでございます。
G委員:では、ちょっと大変ですね、コンビニもね。123円もうけるっていうのはなかなか大変で
す。
いや、それで今ちょっとお聞きしたかったのは、やっぱりコンビニで交付するようになれば、
非常に利便性高くなるっていうのは本当に間違いないのだけれども、今現在でもコンビニ収納
っていうのをやっているわけですよね、区は。やっている部分ありますよね。例えば国保では
ないですか。何と何をやっているのですか、ちょっと皆さんに教えていただければありがたい
のですが。コンビニ収納。
G委員:税務課長。
税務課長:現在コンビニでやってるのは税、国保、それから介護も始めておりますので、あと後期高
齢も。一応コンビニでは4公金全てやっているっていうことでございます。
G委員:ああ、そうですか。それで今そういうふうにコンビニでやってるわけですよね。それでさら
にこういう今の住民票等の発行ができるということで、区民にとって非常に利便性が高くなる
審
議
経
過
No.27
のだけれども、コンビニ収納を、今の4つですか。国保も含めて、税も国保も介護も含めて実
施している部分っていうのは、コンビニ収納を始めることによって収納率っていうのは上がっ
たんですか、それ以前よりも、比べると。その辺のとこちょっと聞きたいのですけど、どうで
しょう。
税務課長:収納率はさまざまな要因があると思いますけれども、特に介護は去年からコンビニを始め
てまして、今年非常に伸びておりまして、そういう意味では収納率に非常に貢献してると。そ
れから年齢別の利用率も調べたことは税ではあるのですけども、高齢者の方も非常に最近はコ
ンビニを活用されてるという結果が出ております。
G委員:はい、わかりました。そんなことで、私はコンビニを使ったさまざまなことっていうのは、
本当に利便性が高くなるし、私はいいと思っておりますけど。これはもともといわゆる基本が
先ほど話ししたカードの話ですので、そこからスタートしてコンビニに発展していくというこ
となので、大もとのカードのことについては、やっぱり非常に短い期間の中でいろんな事業、
さまざまなことをやらなければいけないという部分については、やっぱり慎重を期して、慎重
に慎重を期して、なおかつやっぱり腹を決めてやってもらわないとしようがないかなと思って
ますので、よろしくお願いします。以上です。
会
長:ほか御意見は。
E委員:一つだけちょっと。
会
長:どうぞ、E委員。
E委員:ちょっと今間違いかなと思ったのですが、先ほどの資料、別紙1の資料を差しかえていただ
いたのですけども、先ほどもお話ししましたけども、再委託の件については禁止というふうに
なっているまま、あと複写も禁止になっている。これ制限の間違いですかね。
差しかえしてるほうも再委託の禁止になってるんですよ。中身は変えてるんですけど、条項の中は変
えてるんですけど、表題が制限ではなくて禁止。これ制限の確認ちょっとお願いします。
総合相談担当課長:済みません。第6条と7条で禁止という見出しがついておりますが、それが制限
となります
E委員:禁止を制限に変えるのではないのかなと思って。
総合相談担当課長:そうです。ただし書きを設けて、これは「禁止」ではなく「制限」でございます。
会
長:禁止ではなくて制限にしてありますよということですか。
E委員:ごめんなさい。ちょっと私の質問は、タイトルが変わるんではないかなと思ったんですけど、
説明は、中身は変えて、さらに上の。
総合相談担当課長:タイトルが制限でございます。あらためて差し替えをさせていた
だきます。
E委員:資料の間違いということでいいのですね。では、それをちょっと確認でした。では、差しか
えを。
会
長:他に何かありますか。
ございませんようでしたら、是非ということをお聞きするわけですけれども、これについて
は特に非とされる方はいらっしゃらないです。A委員の非というのはちょっと意味が違いま
す。それでは、ほかの方は是ということで、では、この諮問事項については終わらせていただ
きます。よろしゅうございますね。
どうも御苦労さまでした。
総合窓口課長:どうもありがとうございます。
審
議
経
過
No.28
会
長:では、もう今日あとは報告事項が残っておりますけれども、3時から大分長時間ですので、
休憩にいたしましょう。
総合相談担当課長:会長、申しわけございません。
会
長:はい、どうぞ。
総合相談担当課長:提案がございます。休憩を挟んでいただいた後ですが、実は報告事項の後に第三
者点検が残っておりまして、こちらが非常にお時間をいただくことになりそうです。
会
長:時間とりますね。
総合相談担当課長:重要な案件でございますので、皆様さえよろしければ本日のところ、この第三者
点検までにさせていただきまして、報告事項のほうは次回9月8日に再度この審議会を御予定
しておりますので、もし皆様方でよろしいということであれば、報告事項のほうを次回に回さ
せていただきたいと思います。
会
長:次回に回したいということですね。
総合相談担当課長:回していただければ大変助かると思うのですが、いかがでしょうか。
会
長:はい、どうぞ。A委員、何か御意見がありましたら。
A委員:ごめんなさい。マイナンバー条例についてはパブリックコメントやってますよっていう内容
だから、ここだけはやってもらいたいと思います。
総合相談担当課長:では、報告事項の②に当たりますマイナンバー条例の制定につきましては、後ほ
ど企画課長を呼びまして報告をさせていただき、報告事項としては、ここまでにさせていただ
くということで提案をさせていただきたく存じます。よろしくお願いします。
会
長:わかりました。それでは、休憩に入ります。
(休
会
憩)
長:それでは、再開させていただきます。
総合相談担当課長:それでは、先ほど休憩前に御確認いただきましたとおり、本日はこの後、第三者
点検をしていただいた後に報告事項のうち1件、(仮称)マイナンバー条例について御説明さ
せていただくということでよろしくお願いいたします。
それでは豊島区個人住民税賦課徴収に関する事務の「特定個人情報保護評価書」の第三者点
検についてでございます。
資料でございますが、特定個人情報保護評価書、全項目評価書というのが一つあります。ま
た、株式会社JMCリスクソリューションズのほうから点検結果の報告書が上がっておりま
す。あわせて、こちらに対するパブリックコメントということでご意見もいただいております
ので、その3点につきまして順に御説明を申し上げます。
まず、第三者点検でございますが、当審議会条例第2条第2項の所掌事務に該当する特定個
人情報保護評価に関する第三者点検ということで、昨年度、第4回目の当審議会で御説明した
ということをお聞きしておりますけれども、その方法に則りまして進めてまいりたいと思いま
す。
本日は全項目評価書の点検につきまして、評価をお願いいたしました株式会社JMCリスク
ソリューションズの評価リーダーである安藤様にもお越しいただいております。
JMCリスクソリューションズは、数年来、豊島区の情報セキュリティの対策支援業務に携
わっていただいておりまして、豊島区の情報セキュリティ情報を熟知されておることから、シ
ステムあるいはセキュリティ関係につきまして事前点検をお願いしております。
昨年度の第5回の審議会で点検を受けました住民基本台帳に関する事務の特定個人情報保
審
議
経
過
No.29
護評価についても御協力いただいてるところでございます。
評価書の事前点検については、既にもう点検を実施しておりまして、報告書、特定個人情報
保護評価書点検結果報告書を区に提出いただいたところでございます。後ほどこの評価につい
て御報告をお願いすることになっておりますけれども、まず、委員の皆様方にはその報告の内
容をまず御確認いただきますとともに、質疑等を経て、この全項目評価書の御承認をいただけ
ればなと考えております。
続きまして、税務課の高田課長より内容について御説明申し上げます。
会
長:お願いします。
税務課長:よろしくお願いいたします。税務課長の高田と申します。
私のほうからは今回の全項目評価書の概要についてまず説明させていただきまして、その
後、詳細をJMCさんに説明いただくという流れでございます。
皆様、御案内のとおり、平成29年の確定申告からいよいよ全ての確定申告、それから給与
支払い報告書等にマイナンバーを記載しなければならないということになっております。その
前段階として、今年度、皆様方の承認を得た後に私どものシステム改修をしなければならない
という流れになっておりまして、そのために御承認をいただきたいということでございます。
こちら既に総合窓口課で御説明をしていますとおり、特定個人情報、これは個人番号を含む
個人情報をいいますけれども、それを取り扱うに当たりまして、個人のプライバシー、個人情
報に及ぼす影響を事前に評価し、その保護の措置を講ずるものでございます。
今回、個人住民税の賦課徴収に関する事務におきましては、特定個人情報を取り扱うに当た
りまして、多様なリスク分析を行いまして、リスクを軽減する適切な措置につきまして、特定
個人情報保護評価書に記載しまして、個人のプライバシー等の権利、利益の保護に取り組むこ
とを宣言するものでございます。
豊島区ではこの評価書で全項目評価を実施することといたしました。全項目評価につきまし
ては、対象者が30万人以上ということになっております。現在、豊島区の住民基本台帳人口
は約28万人でございまして、30万未満ではございますけれども、個人住民税の賦課徴収に
関する事務におきましては、豊島区に住民登録のある方のほかに、豊島区外に住民登録がなく
て豊島区で課税している方、いわゆる住登外課税者という方がいらっしゃいますけれども、そ
れから同じく豊島区外に住民登録があって豊島区に課税権のある方に扶養されている控除対
象配偶者・被扶養者。ちなみに先ほどの住民登録外課税者が約2,000名おられます。それ
から豊島区外に住民登録があって豊島区の方に扶養されている控除対象配偶者ですとか被扶
養者の方が約3,800名。それから滞納者で既に豊島区から転出している方が約3,400
人という方がおります。それから現在、人口が約28万人でございますけれども、昨年から今
年にかけて約2%の人口増がありますので、同じペースでもし人口が増えていきますと、ここ
四、五年で30万人を突破してしまうというような状況にありますので、全項目評価を実施す
るということでございます。
全項目評価を実施した場合には、区民の皆様方から意見を聞いた後、第三者評価を受けると
いうことになっております。また、本日御承認をいただきまして、それから国の特定個人情報
保護委員会のほうに提出をいたしまして、承認等の手続を経なければ税務システムの構築等の
次の手続が進められないということになっておりますので、よろしくお願いをいたします。
審
議
経
過
No.30
それでは、改めて資料の、特定個人情報保護評価書、全項目評価書をご覧ください。評価書
番号は6番、評価書名、個人住民税賦課徴収に関する事務でございます。全項目評価でござい
ます。
個人のプライバシー等の権利利益の保護の宣言でございます。豊島区は個人住民税の賦課徴
収における特定個人情報ファイルを取り扱うに当たり、個人のプライバシー等の権利利益に影
響を及ぼしかねないことを認識し、特定個人情報の漏えい、その他の事態を発生させるリスク
を軽減させるために適切な措置を講じ、もって個人のプライバシー等の権利保護に取り組んで
いることを、ここに宣言をいたします。
評価の実施機関は豊島区長でございます。
それでは、2ページ目をご覧ください。評価項目の章立てでございますが、第1章が基本情
報、第2章が特定個人情報ファイルの概要、第3章は特定個人情報ファイルの取り扱いにおけ
るリスク対策、第4章がその他のリスク対策、第5章が開示請求、第6章、評価実施手続とい
う構成になっております。
次に、3ページをご覧ください。こちらは第1章、基本情報としまして、個人情報ファイル
を取り扱う事務。具体的には個人住民税の賦課徴収に関しまして、事務の内容使用するシステ
ムのファイル名、ファイルを取り扱う理由等を記載してございます。
ここで取り扱います個人情報ファイルというのは、6ページをご覧ください。2種類になり
ます。個人住民税ファイル、それから滞納整理システムファイルの2種類になります。9ペー
ジをご覧ください。9ページが、こちらが特定個人情報ファイルの1種類目の個人住民税ファ
イルということでございます。9ページ目から記載をしておりまして、それからずうっと行き
まして、25ページ目までお進みください。25ページ目が同じく第2章の特定個人情報ファ
イルの概要の中の滞納整理システムファイルについての御説明でございます。
それから32ページ目をご覧ください。32ページ目が特定個人情報ファイルの取り扱いプ
ロセスにおけるリスク対策という章でございます。これも2種類記載しておりまして、
(1)が
個人住民税ファイルでございます。それから、これが32ページ目から53ページ目まででご
ざいます。失礼しました。その前に45ページ目をご覧ください。45ページ目が今の第3章
の特定個人情報ファイルの取り扱いプロセスにおけるリスク対策の2種類目、滞納整理システ
ムファイルの内容でございます。
それから次の章でございますけども、第4章が54ページ目、その他のリスク対策という章
でございます。それから第5章が55ページ目、開示請求、問い合わせの内容でございます。
そして56ページ目でございますけれども、第6章、評価実施手続という項目でございます。
7ページ目までお戻りください。最初に、まず、今回、私ども税務システムの改修をするわ
けでございますけれども、豊島区の税務システム、これからマイナンバーをやるに当たり、ど
ういうシステム構成になってるかだけを簡単に御説明をいたします。
こちらの7ページ目をご覧いただきたいと思います。左の情報元というのが情報を我々が受
け取る元でございます。上から半分ぐらいは主に紙で受け取るものなのですね。住民の方が申
告をし、それから納付をしたりとか減免申請をしたりだとかっていうことでございますけれど
も、中ほどから下のところにeLTAXシステムというものがございます。このeLTAXシ
ステムというものは、地方税電子化協議会というところが、これは全国の自治体がお金を出し
合ってつくった団体なのですけれども、このeLTAXシステムというところに国税庁、それ
から他自治体、それから年金機構、それから各会社で、電算システムを組んでる会社、比較的
審
議
経
過
No.31
大きな会社ですけれども、そういうシステムを組んでいる会社については、全てこのeLTA
Xシステムというところに電子で報告が上がってまいります。ここには書いてございませんけ
ども、国税庁の左側に国民の皆様方があると思ってください。そこの国税庁のほうにまたe-
Taxシステムというのがありまして、国税庁のほうにe-Taxシステムを使って国民の皆
様が電子で確定申告をしてるというような流れになっています。これは全てeLTAXシステ
ムのほうに流れてきまして、それが豊島区の個人住民税システムのほうに電子で取り込まれる
ようになっているということでございます。私どもこの個人住民税システム、平成24年に新
たにクラウド化をいたしまして、こちらに取り込めるようになりました。この個人住民税シス
テムが今度、豊島区のシステム共通基盤、これを介しまして提供先、中間サーバと書いてあり
ますけども、これが国で全国で2カ所、この中間サーバというのをつくるそうでございます。
こちらの東日本中間サーバのほうにシステム共通基盤を介しまして、情報提供ネットワークシ
ステムを介して他の自治体との情報連携ができるようになるというのが概要でございます。
私からの概要説明は以上でございます。
総合相談担当課長:続きまして、事務局からパブリックコメントの結果につきまして御報告をさせて
いただきます。1枚物の資料で評価に対する御意見についてということで資料がございますの
で、ご覧いただければと思います。
今回のこの評価に関しましてのパブリックコメントでございますが、去る2月の21日から
3月の23日にかけて1カ月余行ったものでございます。お一人の区民の方から2件御意見を
いただいております。御紹介をさせていただきます。
意見の概要といたしましては、前回公表された住民基本台帳ファイルと今回意見募集のあっ
た個人住民税ファイルなど複数の部門間における二重管理が想定される案件について不安を
感じる。
「情報セキュリティ統括責任者」が全体的な情報セキュリティを確保し、無駄なく遺漏
のない対応を望むという御意見でございました。
これに対して区の考え方として述べさせていただきましたのは、
「特定個人情報保護評価書」
におきましては、国の定めた特定個人情報保護評価指針に基づきまして、法令上の事務ごとに
作成することが義務づけられているということでございます。部門間における事項につきまし
ては、情報セキュリティ統括責任者のもと、各部門が緊密に連携をとり、遺漏のないように取
り組んでまいりますというお答えをさせていただいたところでございます。
もう一つの御意見でございますが、マイナンバー制度や情報セキュリティに対する区民の関
心の低さが問題である。対策として情報セキュリティに関する「区民監査」を導入し、区民が
監査する機会をつくることを検討してほしいという御意見でございました。
これに対しまして、いただいた御意見は区の施策の参考とさせていただき、次期情報化計画
策定時の検討課題といたします。なお、マイナンバー制度につきましては、区民の関心を高め
るため、全庁一体となって区民への広報活動に努めてまいりますという考え方を示させていた
だいたところでございます。
いずれも評価書そのものの内容には直接かかわりがあるものではございませんでしたので、
これに関しての評価書の見直しということは特に行ってはございません。
続きまして、株式会社JMCリスクソリューションズの安藤様より御報告をいただきたいと
思います。よろしくお願いします。
JMC:それでは、JMCリスクソリューションズ、安藤のほうから、第三者点検という位置づけで
評価書のほうを点検させていただいた報告書をもとに、内容のほうを御報告させていただきた
審
議
経
過
No.32
いと思います。
まずは、資料としましては、特定個人情報保護評価書点検結果報告書というものがまず報告
書本編になります。こちらのほうが3ページにわたりまして、今全項目評価書を弊社のほうで
見させていただいた点検の総括のほうが記載させていただいております。続いて、資料が2つ
ございまして、詳細な点検結果の調書に当たる部分がもう1枚ありまして、タイトルが豊島区
特定個人情報保護評価書レビュー結果調書っていうものが、それぞれの国が示した観点ごとの
結果になります。さらに詳細な点検項目はどういったものがあるかっていうのがこういった表
になっております。ちょっと細かくて恐縮ですけども、エクセルの表、こちらが全項目評価書
点検結果一覧というふうな表、これが先ほど御説明いただきました評価書の一項目、一項目を
表形式に直しまして、弊社のほうで1行ずつチェックさせていただいたという、本当の詳細の
表になります。
本日はまず、一番最初に御案内しましたこちらの点検結果報告書、こちらで結論がどうだっ
たのかっていうところと、弊社のほうで気づいた意見等、御説明させていただきたいと思いま
す。
それでは、冒頭ですけども、まとめますと、この手続自体は、国が示します特定個人情報保
護評価指針というものがありますので、いわゆるその指針が区で作成されました特定個人情報
保護評価書をどう見るべきかという考え方がガイドされている文章になります。今回はその指
針に基づきまして、こちらの報告書のほうを作成していただいてるという趣旨をまず書かせて
いただいております。
詳細を1から順番に御説明いたします。まず、一つ目、点検の概要、
(1)目的です。こちら
の報告書、区が作成しました特定個人情報保護評価書に対しまして、その記載内容が適切かつ
妥当であるか否かっていう観点で点検評価をし、プライバシー影響評価(PIA)の公表に向
けて根拠となり得ることを目的に作成しております。ですので、趣旨としましては、今後、国
のほうに特定個人情報保護委員会のほうに評価書を御提出されると思うのですけども、そちら
の事前段階として第三者点検っていう位置づけで客観的にこの評価書を見させていただき、そ
の結果、問題がなかったっていう証拠としてこちらの報告書を使っていただくイメージで作成
したという趣旨でございます。
(2)が評価期間は比較的長目にとっておりまして、平成26年12月の1日から初回の打
ち合わせが始まりまして、今年の平成27年6月の30日まで、約半年間かけまして税務課様
のほうと調整を図りながらチェックをさせていただいております。
具体的な何をやったかという2の点検の手続ですが、
(1)、まず評価書そのものを精査させ
ていただき、記載項目ごとに記載内容が適切かつ妥当であるかを確認しました。これが先ほど
のエクセルの表ベースで1行1行見ていったっていう内容になります。
続いて、(2)評価結果から評価書の修正並びに対策が必要な箇所について、評価書作成部
門、税務課様のほうへ御報告するとともに、複数回にかけて改善へ向けた助言のほうを行って
まいりました。ですので、こちらの点検結果一覧のほうに丸ですとかバツですとか三角ってい
うふうな一応評価欄があるのですけども、今回バツっていうところはありませんでしたが、三
角というところが一部ありましたので、こちらついて1点1点御報告するとともに、どのよう
に改善をしていただくとよろしいという改善提言のほうを行ったという趣旨でございます。
(3)
、以上の経緯を踏まえまして、最終的に評価の観点、先ほど指針の評価の観点に基づき
結果を報告をこちらのほうにまとめております。
審
議
経
過
No.33
続いて、2ページ目、ご覧になっていただきますと、その結果をまとめております。3の点
検結果総論です。(1)が結論としましては、弊社、株式会社JMCリスクソリューションズ
は、評価対象であります、今回の個人住民税賦課徴収に関する事務(全項目評価書)、こちらが
公表に耐え得る内容となっていると最終判断いたしました。
ただ、一方でこの評価書の特性上そうなのですけども、自己宣言というような域を逸しない
ため、宣言で示されている、ここの評価書に記載されている安全管理措置を確実に今後も運用
していただき、定期的にその運用状況を点検していかなければならないというところは補足さ
せていただきます。
実運用がまだ開始されておりませんので、当然今、宣言っていう状態が今のステータスなの
ですけども、今後、10月に通知がされて、区の本格運用が年明けから開始されますが、そこ
からここに記載されてるような内容が確実に実行されているっていうことを、今後点検もあわ
せて行っていかなければならないという注釈です。
(2)結果一覧としましては、適合性、妥当性という指針が12点、国のほうからガイドが
示されておりまして、それを1点1点結論づけたという表がこちらになります。この結論に至
るまでに評価書内の39カ所に対して、先ほど協議の場を複数回にわたり、繰り返し助言を行
わせていただいております。その結果、全ての箇所、39カ所が適合レベルというふうに判断
できるレベルに修正が完了した段階が現状です。参考資料としては先ほどの点検結果一覧で
す。
ご覧になっていただきますと、評価の観点に基づく判定結果、適合性のところが観点1とい
うところ、しきい値判断に誤りはないかという基本的なところから始まり、観点6の必要な項
目について検討かつ記載されているかというふうな網羅性のところなど踏まえて、適合してる
かどうか。結果としましては、最終的に適合というふうに判断をしております。
続いて、妥当性のところは記載内容が区の実態、また安全ガイドが示す内容、期待水準に達
しているかどうかというふうな観点になりますが、観点の7、リスク軽減措置の実施に責任を
負うことができるかどうかっていうところから、観点12、宣言が目的に対し妥当であるかっ
ていうふうなところまで確認させていただいて、最終的には適合レベルまで評価書のほうが成
熟したという形になります。
以上の結果を踏まえまして、意見というところを4項目に述べさせていただいております。
評価時点、つまり6月30日が最終時点になりますが、この時点では個人番号を実際に使用し
た実運用がまだ開始されておりませんので、現状で想定されるリスクについての措置内容、現
状思いつく限りのリスク内容及び現行の情報セキュリティポリシーにおける対策内容、これは
区の現在やっているセキュリティ対策の内容が記載されております。今後は確実にそれらを実
践するとともに、実運用後に発覚した新たなリスクに対する迅速な対応が必要となってきま
す。ですので、自己点検ですとか監査を通しまして、区民へ対策状況の妥当性を説明するため、
定期的な点検のための仕組みというものが今後検討が必要かと思われます。意見としてはそこ
を補足させていただいております。
最終結論としましては、必要な記載内容が適切な内容かつ書くべき妥当な内容に記載されて
いるということを確実に確認させていただいたというような報告書となります。
ちょっと調書のほうだけ補足説明させていただきますと、章立てとしましては第2章構成に
なっていて、レビュー体制と評価項目ごとの結果っていうところがありますので、細かい点で
もし気になる点などございましたらそちらのほうをご覧になっていただければと思います。そ
審
議
経
過
No.34
こでは点検すべき項目の詳細と判定結果と評価の根拠と点検のポイント、さらに改善提言って
いうところを簡単に述べさせていただいてる資料となります。
前回の住民基本台帳事務に関しましては、これが合体している評価書となっていましたの
で、非常に見づらいというところもありましたから、ちょっと今回は切り分けるところは切り
分けさせていただいて、調書部分とこちらの結論部分と主に構成を分けさせていただいたとい
う背景がございます。
私の報告は以上となります。
総合相談担当課長:御審議のほどよろしくお願いいたします。
会
長:皆さんの御質問からでもありますか。ちょっと今の説明で早過ぎてちょっと理解できなかっ
たところも正直言って私はありますけれども。皆さんのほうはよろしゅうございますか。
どうぞ、A委員。
A委員:私も前回の住民基本台帳の評価のときは、実は何だか全然わかんなかったのですね。今回は
少しわかり始めてきたところが一つあります。ちょっとそこがあまり説明がなかったので、ま
ず何のためにこれをやるのかというところを説明していただきたいというのがあります。何の
ためにこの特定個人情報保護評価の全項目評価っていうのをやるのかっていうのを、改めてち
ょっとやっていただきたいなと。
会
長:お願いします。単に法律でそうだからっていう説明ではなくて。もうちょっと踏み込んで説
明してください。
税務課長:そうですね。マイナンバーを取り扱う業務については、非常にプライバシーの保護の観点
がございますので、今回、私どもは税システムを改修しなければいけませんので、その前にや
はりこういう事務をこれからマイナンバーを使ってやるのですよということを区民の皆さん
に公表して、これはしっかりとプライバシー対策をやりますよということを宣言するものでご
ざいます。
A委員:それで、そして同時に先ほどお話があったように、たしか課長のほうからは、これをやった
後システム改修に入りますよというお話があったのですが、そういうことの流れというか、順
番ということについてもちょっと説明をお願いしたいのですが。
税務課長:これはやはり法に基づきまして、こういう特定個人情報、マイナンバーを含む個人情報事
務をやるときには、なおかつこのような情報システムを改修する場合には基本的には要件定義
といいまして、システムをどのように基本的な組み立てをするかということをやる前に、こう
いう審議会に諮って御承認を受けなければならないというふうな流れになっています。
A委員:それで、そういう役割をやるところをたしか個人情報保護審議会にやりましょうというのを
去年か何かに一度決めて、そしてたしか3月には住民基本台帳に関する事務の、先ほどちょっ
と話があった全項目評価書っていうのについての説明をやって、そしてこういうふうになって
きたということですね。今度は改めて個人住民税の賦課徴収に関する事務についてやるという
ことなのですけど、やっぱり例えば全項目評価書の内容っていうのは、例えばいろんなことが
入っていて、私たちには全然、私にはわかりません。いろいろ書いてあって、例えば特に番号
法に定める事務のことが20ページ、21ページとかから、書いてあるのですけど、これが一
体何の意味を持つのかとか、そういうことが今話の流れでは全然説明はされないということも
ありますが、そういう意味でもちょっとわからないのですね。
ただ、あのときもそういう個人情報保護とそういうことについてと、それと途中からたしか
システムの問題についてもネットワークとの接続だとか取り扱いプロセスにおけるリスク対
審
議
経
過
No.35
策というようなことがあって、システムのことなんかもなかなか専門の方でなければいわゆる
技術的なことなんかはわかりにくいなということがあったというふうに思うのですね。それで
専門家の方を入れたものを評価書という形でやっていただくと、評価書に関する点検をしても
らって、それを見てやろうというふうになったのだと思うのです。そういうことでよろしいで
すよね。
税務課長:確かに内容的に非常に細かくてわかりづらいということで、大変申しわけございません。
概略を説明いたします。
まず、基本情報というところは、この個人情報ファイルがどのようなものかというところで、
例えば1の②の3ページ目でございますけれども、①のところ、個人住民税の賦課徴収のため、
納税者から申告や届け出やそれから給与支払い者からの報告をいただきますよというような
ことをしていますというようなことをお話しして、基本的なことを書いています。
それから先ほどの若干説明させていただきました7ページのところですが、この辺のシステ
ムはこういうふうにつながってますよというのを、例えば4ページ目にシステムの名称という
のがありますけども、これがシステム共通基盤というのがマイナンバーに関係しますよ。それ
から中間サーバ、これが先ほど申し上げた東日本中間サーバという、日本の中で2カ所つくり
ますよということです。これはまだ平成28年ぐらいからだと思いますけれども、まだつくっ
てないんです。それから滞納システムというシステムを使いますよですとか、そういう使うシ
ステムはどのようなものかというものを書いたのが第1章です。
7ページ目にそのようなシステムのつながりはこのような図でつながっていますという御
説明をしています。
それから特定個人情報ファイルの概要というので、先ほど2種類ありますよということで御
説明をさせていただきまして、9ページ目ですが、これが個人住民税ファイル、主に課税部門
で使うファイルなんですね。こちらは課税部門で使うファイルで、例えば対象となる本人の数、
先ほど30万人以上というふうに申し上げましたけれども、もうすぐ30万人以上になってし
まうでしょうということで、10万以上100万未満です。この区切りしか書いてないもので
すから、そのような範囲でやりますよと。それから主な記録項目としてこういう項目がありま
すよということで書いてございます。
それから10ページ目でいえば、どのようなことで入手するかという内容を書いていたりだ
とかです。それから先ほど御質問にありました16ページ目、提供・移転の有無ということで
すけれども、これ非常に提供とか移転ということはわかりづらいと思います。これは提供とい
うのは外部へ提供するという意味なのですね。それから移転というのは区役所内部で移転する
ものになります。この外部提供を行うものは56件というのが、18ページ目から22ページ
目まで書いてございます。これは法に基づいて外部に提供するものになります。これは、私ど
もは市区町村の税務データというのはほとんど差し上げるばかりなのですね。例えば国保課に
渡して国保料を計算する。それから介護保険課に渡して介護保険料を計算するとか。主に法に
基づいて外部提供するものが非常に法律で定められたものがたくさんございます。そういうも
のについて56種類ありますよというふうになっております。
それから23ページ目以降が、これは移転ということで豊島区内部で利用しますよという内
容が、これが18種類。例えば24ページ目の18番、子ども・子育て支援法による子どもの
ための教育・保育給付の支給または云々ってありますけれども、これについては子育て支援課
が私どもの税務データを持っていって仕事をしますよと。これについて一覧をしたということ
審
議
経
過
No.36
でございます。
それから25ページ目は、2種類目の滞納整理システムファイル、これは主に滞納者のファ
イルが別にあるのですね。滞納した方については別のシステムで、同じ会社ですけども、別の
システムを組んで、主に滞納記録がいっぱい書いてあるのですね。この滞納記録がいっぱい書
いてあるシステムで、もうずうっと何年も何年も記録のある方がいらっしゃって、そういう非
常に個人情報の機微に触れる。何を言ったかまで細かく書いてあります。それのシステムが滞
納整理システムファイルということで、これについてもマイナンバーの項目です。
基本的にシステム改修といっても、先ほどの税務システムの画面の中に一つマイナンバーの
項目を設けるための改修をするんですね。ただし、ほかの課では見られないようになっていま
す。あくまで税務課が見るときにはマイナンバーの項目がありますけれども、例えば国保課と
か東部・西部区民事務所が税情報を見るときには、マイナンバーが見られないようになってい
ます。そのようなことも配慮しています。
それから一番大事なのが32ページ目以降、リスク対策でございます。この辺がやはり今J
MCさんから申し上げたように、今の段階ではまだやっていませんので、皆様にお誓いすると
いう内容になるのですね。例えば33ページ目にございますけれども、本人が来られたときに、
マイナンバーカードを持ってきたら窓口でどうするかと。例えば窓口が本当に通路から丸見え
の状態でカードをカウンターに置きっ放しにしたり、それからカードを職員がお預かりしてど
こか置いてしまったりとか、そういうことがあったりしたら絶対いけないわけです。その辺を
どうするかというのをこういうところに書きまして、今後マニュアルをしっかりつくり、区民
の皆さんのマイナンバーをしっかり守っていくといったことを宣言するためのリスク対策は
こうしますよということを書いています。
ですから、例えば電話が来た場合なんかも問題になると思いますね。電話が来ました。私は
こういう者ですと。マイナンバーをやっぱり聞かなければいけないわけですね、本人確認をす
るためには。そのときにマイナンバーが答えられなかった場合どうするかと。結構これお怒り
になると思いますね。年配の方がマイナンバー教えてくださいって言って、そんなの知らない
よといった場合に、果たして税務課として、では、本当にマイナンバーを聞かなければ本人確
認にならないのかどうか。今、私どもはそんな頑なな対応をしていませんので、本人の住所、
氏名、生年月日、家族構成ぐらいは聞いた上で本人であれば、それから納付書の整理番号がち
ゃんと合ってれば対応しています。そのようなことも含めてマニュアルを改正してまいりま
す。そのような形で今後リスク対策をどうするかということが一番大事なのだろうなと思って
おります。
そのようなこと、それから個人情報の保管ですね。例えばちゃんと紙ベースなものは鍵をか
けていくとか、データベース上のものをどうするかというような話になっております。
あとシステム上の問題は、専門家の情報管理課長がおりますけれども、インターネット上に
接続するようなことは一切今のシステムではございませんので、税務システムをほかの庁内L
ANとは隔離された個別のシステムを組んでいます。画面上、同じパソコンの画面で見られる
のですけれども、仮想環境という、豊島区とは別のところにあるサーバーから引っ張ってきて
いまして、各職員の端末の中に一切データが置いてないんです、豊島区のシステムは。その仮
想端末を開いて見てまして、庁内LANとは一切つながってないので、そういうシステム上の
リスクについては万全を期してると。
ですから、やっぱり一番のリスク対策は人の問題だと思っています。税務課長としては本当
審
議
経
過
No.37
にそこが大事だと思っています。今でもそういう、この間の個人情報の漏えいの逗子市でアル
バイトさんが探偵に漏らしたという事件があったのですね。そういう事件があったときには、
すぐ係長会をやり、それから臨時職員まで含めてこういうことをやったらまずいよと周知しま
す。個人情報を漏えいさせたなら臨時職員についてもすぐ解雇になりますし、正規職員につい
ては懲戒の対象となります。それから委託業者についても委託の契約の中でしっかりと罰則を
していきます。それからこのマイナンバー法ができてから、個人情報保護法よりもさらに厳し
い罰則ができておりますので、これは民間の方も対象になります。そういうこともしっかり周
知をしていくといったことが、これから各自治体でマイナンバーをやっていく上で必ず求めら
れますし、それから各民間事業者においても就業規則を定めたり、非常に大変なことになると
思いますけれども、各会社におけるマイナンバー対策、従業員からマイナンバーを全部聞き取
らなければいけませんので、会社においても、それから我々役所においてもこのリスク対策と
いうのが早急に求められるというところでございますので、それを宣言したということでござ
います。
A委員:ちょっと今の説明も含めて、この図で7ページに中間サーバはまだ決まっていないという話
が課長から説明があったように思うんですけど、一般的には私、例のJ-LISが中間サーバ
だっていうような話を聞いたような気がするんですけど、それとは全く別っていうことなんで
しょうか。
情報管理課長:今、税務課長が申し上げましたように、全国2カ所、東西の2カ所に集約するという
のは、委員のおっしゃるとおり、J-LISがつくる中間サーバのことです。まだ仕様とやっ
と業者が決まったという段階ですので、これからの作業になるということです。
A委員:それとあとちょっと全項目評価自体は評価期間が12月1日から、去年から6月、今年の6
月30日まで。それでちょっと私もあれだなと思ったのは、とりあえず質問だけなのですが、
このパブリックコメント自体は2月21日から3月23日と。それでパブリックコメントは実
際上、この中身ではなかったので、基本的には何ていうのかな、このパブリックコメントを受
けて変えた部分はないという説明のようなのですけど、そうすると、ちょっとよくわからない
んですけど、評価を受けていろいろ変えた部分っていうか、これまで判定が三角だったのが丸
になったとかっていう部分っていうのは、そうするともとに最初にパブリックコメントへ出し
たものと全項目評価書、最終的に今回いただいたものは同じなのか、変わってるのか聞いても
よろしいでしょうか。
JMC:では、今、評価時点のお話だと思います。実際の内訳を御説明させていただくと、もう12
月から1月末の段階までで1次評価を終わらせていただいておりまして、その段階でオーケー
というふうな評価をさせていただいておりました。その後にパブリックコメントとあと国のほ
うから主務省令等で細かい指示が来ることも予想されましたので、一旦様子を見ていたんです
が、それぞれに大きな動きがございませんでしたので、一旦締めとして6月に第2弾評価って
いう形で最終確定をしたっていうふうな内訳となりますが、実際は1月末の段階で評価そのも
のが終わっておりましたので、パブリックコメントも同じものが公表されております。
A委員:わかりました。
先ほど半分、私も言ってしまったように、今回のマイナンバーについて第三者評価っていう
んですかね、それに自体が結構後から出てきて、法律成立以降にたしか出てきて、そして、で
は、誰がやるかというところで、基本的にここの審議会がやりましょう。しかし、ここではで
きないからということで力をかりながらというふうになってきて、これが終わらないとシステ
審
議
経
過
No.38
ム改修には入れないとなってきているという、その段階だというのがわかりました。
ただ、内容についてははっきり言えば宣言であり、これからどうやっていくかっていうのが
一つ問題だというのもよくわかりまして、ただ私自身としてはこういうことをやって、一生懸
命やって、でもこんなリスクをしなくても、あと苦労をしなくても本来いいのになと思う面も
あって、この公募評価書という考え方自体には納得はしてないということでお願いします。大
きな意味で。
会
長:ほかには。
どうぞ、B委員。
B委員:こちらの表のほうなんです。これで実は1個、判定のときには丸がついているんだけども、
最終判定ではブランクっていうのが項目としてあるんですけど。7番目、一番右の、これは。
会
長:どうぞ、お願いします。
JMC:7番目、項番7の部分ですので、タイトルのところの特定個人情報ファイルを取り扱う事務
っていうところに丸がついているっていうところですので、ちょっと誤表記です。この丸のと
ころは本来なくてもいい丸になります。
B委員:はい、わかりました。それで、基本的にはこういうチェック項目というか、そういうのはベ
ースは国が指定したものがあるわけですか。
JMC:チェック項目そのものとしましては、国が指定するというよりは、この左側の評価項目その
ものは評価書の項目と完全一致、イコールしてますので、評価書の項目に対して何を見るのか
っていう話になるのですが、何を見るのかっていう評価の観点が先ほどから御説明しておりま
す評価の指針っていうものが出ておりますので、そこでこの項目に対してどう見るべきかって
いうような考え方は確かにガイドは示されております。区側で、弊社側で実際に決めなければ
いけないのは、何をもってよしとするのかっていう判断の尺度になるとは思うのですが、その
あたりは専門家としての経験、見地、あとは他自治体との整合比較、あとパブリックコメント
などで寄せられている最新の情報、このあたりをやっぱり加味して、時期とともに変化をしな
がら判断をさせていただいたというのが実情でございます。
会
長:ほか。
どうぞ、I委員。
I委員:最初の評価のときには17%強、三角があったのが、御指示を受けて全丸になったっていう
ことは、それなりによかったと評価していいわけですか。
JMC:そのとおりですね。最初の段階での精度は非常に高かったというのもございます。前例とし
ての住民基本台帳事務のほうの前例もございましたので、単純に区側でも参照するもとがあっ
たというとこも多い要因かなと思います。また、他区と比べても非常に内容が精査されており
ましたので、弊社としては評価が非常にやりやすかったというところもありました。
A委員:やっぱりすごく難しいなっていうか、わかりにくいなと思ってて、内容、さっき結論はそう
なのですけど、ちょっと。例えばこの評価書っていうのはこういう様式でなければいけないみ
たいになってしまってるんですかね。例えば2ページ、項目一覧ってありますよね。これ目次
みたいにして何ページっていうふうに入れていただけたら、もう少し全体を見るときには見や
すいとか、さっき言った法何号、何号にかかわる部分っていうことについていえば、これは具
体的にこういうことですよみたいなこともちょっと入れていただくとか、そうしないとはっき
り言えばこれは見る気になれない。読もうという気にもなれなくて、さっきから言われている
国民というか、区民が知りたいとか思っても取っつきにくくしてしまってるなっていう、すご
審
議
経
過
No.39
く思っています。
それからそういう意味ではこのレビューのほうも、このレビューとこれを、この先ほどの、
アドバイスみたいになってしまっています。報告書あわせて見ると少しわかるのですけど、例
えば第2章から評価項目ごとの結果、観点一つて書いて、適合性、しきい値にあれがあるかと
いうふうになってるけど、逆に言うと、こちらの2ページ目にあるように、結果については遵
守すべき事項、適合性の点で観点1、観点2、観点3というふうに書いていただいてやってい
ただくと、読んでてもわかるのですけど、どうももともと難しいのとプロの人がプロのために
つくってるみたいで、もう少しできればそういうものをわかりやすくするような部分っていう
のはできないのかなって思います。反対してる私が言うのはちょっと変なのですけれども、や
っぱりその辺が何ていうかな、わかる人だけわかればいいみたいになってないかっていうの
を、ちょっと区民、特に区民にパブコメやってもらうときにこれでパブコメやったら……。
会
長:ちょっと難しい。
A委員:もう私も前回もそう思いましたけど、絶対的に無理というか、最初から敬遠されて、意見も
上がってこないのではないかなというふうにちょっと思ったので、これは感想ということでお
願いします。
税務課長:この特定個人情報保護評価書につきましては、国のほうで書式の定めがございまして、先
ほど申し上げましたけど、国のほうの委員会のほうに提出をして、全てホームページに公表さ
れています。ですから、ただやはりこれをわかりやすく御説明していくことは非常に重要だと
思いますので、今後やはりもう少し全体的に書式に反しない程度でわかりやすくしていく工夫
は必要と思います。税務課としてはこれで終わりなのですけれども、ほかの課もありますので。
会
長:一番最初に私が申し上げた、法律にこうあるからっていうのではなくて、もう一つ深いとこ
ろで説明していただきたいっていうのは、そういう意味です。
税務課長:そうですね。今後もまだありますので配慮いたします。
総合相談担当課長:事務局で補足させていただきます。
まず、特定個人情報保護評価なのですけれども、1回やれば終わりというものではございま
せん。一定期間、指針で5年間と定めてられおりますが、5年を経過する前に評価を再実施す
るようにという指針があります。そういった機会をもって点検しつつ、精査していくというこ
とはやはりどうしても必要なことになっておりますので、見やすいような工夫、ただし国の基
準に抵触しないような、書式に抵触しない範囲という前提にはなるかと思いますけれども、わ
かりやすい表現になるような工夫は考えていきたいと思っております。
会
長:ぜひそれは必要ですよね。報告書のほうの一番最後のほうに、自己点検や監査を通して区民
への対策状況を説明するための点検の仕組みを検討されたいという御注意、これはそういうこ
とも含めた御注意だと思って、一つ区のほうも考えていただきたいと思いますね。
ほか何か御意見、御質問は。
(なし)
よろしゅうございますか。
それでは、この項目については、当委員会としてはどうお答えすればいいんでしょうね。
総合相談担当課長:御承認という形でいただければと思います。よろしくお願いいたします。
会
長:承認という形でみなさんよろしゅうございますか。
(承認)
審
議
経
過
No.40
では、承認ということで終わらせていただきます。
総合相談担当課長:それでは、休憩前に御確認いただきましたとおり、報告事項は全部で4件予定し
ていたところでございますけれども、お時間の関係もございまして、うち重要な案件というこ
とで(仮称)マイナンバー条例の制定につきまして、現在の時点での御報告をさせていただき
たいと思います。
説明のほうは佐藤企画課長より御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。
企画課長:企画課長の佐藤でございます。お疲れのところ恐縮でございますが、少々お時間を頂戴い
たしまして、報告をさせていただきたいと思います。
A4、1枚物の(仮称)マイナンバー条例の制定について(報告)とある資料をお取り出し
いただきたいと思います。
総合相談担当課長:資料ですが、報告事項の中に入ってます。
企画課長:報告事項の中の資料ということでよろしくお願いをいたします。
まず、条例の名称ということでございますけども、
(仮称)マイナンバー条例とございますけ
れども、条例の名称そのものは豊島区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利
用等に関する条例という、非常に長い名称になっております。これですと一体何のことをいっ
てる条例なのか、区民の皆さんにわかりにくいかということもございまして、パブリックコメ
ント等はマイナンバー条例についてということでタイトルとさせていただいてるというもの
でございます。
それから2番の項目にございますが、条例制定の背景・目的ということでございますけれど
も、マイナンバー法が成立をしておりまして、いよいよ10月5日に法が施行されます。それ
から来年の1月1日からマイナンバーの利用が実際に始まっていくということになっている
わけでございまして、その中で法の定めによりまして、社会保障、それから税、それから災害
対策の分野については、条例で定めることによりまして区のような自治体もマイナンバーの活
用をすることができるというふうに定められているところでございます。
これを裏返しますと、法律あるいは条例で定まってるもの以外にマイナンバーを使ってはな
らないということでございまして、特に今回の条例については、条例制定の背景・目的の2段
落目をご覧いただきたいと思いますけれども、豊島区はこれまでもITを活用いたしまして、
区民の皆様により早く、それからより簡易な手続でさまざまな手続等を終えていただくことが
できるシステム開発を行っております。この個人情報保護審議会のほうにお諮りをして、合法
的に目的外利用であるとか、あるいは電算化といったような形を御承認をいただいて、合法的
な形で事務の効率化等を図っているわけでございますが、先ほど申し上げたとおり、マイナン
バー法制化におきましては、法律あるいは条例で定めない限りはそういう事務もマイナンバー
を使うようなものはやってはならないうことになっておりまして、そういうことからこれまで
私どもが進めてまいりました現在のサービス水準、添付書類を省略をさせていただく、あるい
は事務処理を効率的に行う、そういう電算化といったようなことを今後も引き続き継続できる
ように、専らそのような意味合いをもちまして、今回条例を定めるものでございます。
条例につきましては、以下の3点ということで、①、②、③ございますが、そちらは次の3
番目の項目のほうにより細かく書いてございますので、3をご覧いただきたいと思います。
まず、条例でマイナンバーを使うということで定める事務の一つの類型でございますが、区
民の皆さんの利便性あるいは行政の効率化が図られる事務ということでございます。説明書き
審
議
経
過
No.41
の中にございますけれども、マイナンバー法に規定された事務と一体的に処理をするような事
務、それは区独自のものであったりするわけですが、一つの例を申し上げますと児童手当とい
うのはマイナンバーを使いましょうということで法律で定められている事務でございます。児
童手当の方とほぼ同じ方を対象にして、豊島区児童育成手当という手当をお出しをしてるわけ
でございますけれども、この児童育成手当につきまして条例で定めようという考え方でござい
ます。国の児童手当の支給手続に来られた方にあわせて児童育成手当の手続をとっていただく
際、条例の定めがない場合には、今、電算上で自動的に区内に住まいの方であれば税情報につ
いて自動的に見られる、判定ができるというシステムが組まれてるわけでございますけれど
も、そのシステムを使うわけにいかないので、税務課に行って課税証明をとってきてください
と言わないといけないような事態が生じかねないということでございまして、そういうことが
ないように、一体的に処理してるものにつきましては、条例で定めておくということが1点目
でございます。
それから2点目でございますけれども、従来豊島区内部で実施されてきた情報の連携という
ことですが、これは今申し上げたような形でシステムを使って税の情報などを自動的に読み取
ってくるといったようなことを個人情報審議会にお諮りして、合法的な形で進めてきたわけで
すけれども、こちらを法定の事務の中でそういったシステムを使うということを続けていくた
めには、やはり条例で謳っていく必要があるものもあります。したがいまして、法定の事務も
含めまして、それから区で独自に出している事務なども含めまして、こういう情報連携をしま
すということを条例の中にまた定めていくといったことをするというものでございます。
それから(3)でございますけども、これもまたややこしい部分でございますが、今、
(1)
、
(2)で申し上げたものはあくまでもよく言うところの区長部局の中で行っている事務、ある
いは情報の連携ということでございますけれども、行政委員会、この場合は教育委員会でござ
いますけれども、教育委員会と情報をやりとりする場合はまた別途定めなければならないとい
うふうになっておりまして、
(3)はそういうことでございます。これ例えばということで申し
上げますと、就学援助という制度がございますけれども、税の情報、非課税なのか、あるいは
所得はどの程度なのかという税の情報が必要になるわけでございますが、そういったものを利
用するということを想定いたしまして、これも条例の中で定めていこうとするものでございま
す。
以上、この3点を条例の中で定めていくという準備を今しておりまして、第3回定例会に上
程できるように今、準備をしているところでございます。
そのほか、まだ今後も条例に規定していこうという事務も出てくると思いますし、それから
来年の1月から交付が始まりますマイナンバーカード、こちらにつきましては、独自の利用を
してもよいということになっておりまして、現時点ではまだ明確に決まっておりませんけれど
も、そういった検討が進んでいけば、これはおいおいということになりますが、条例改正とい
う形でそういったことにつきましても順次追加をしてまいりたいと思っております。
現在こういった条例の制定に向けまして、今申し上げた考え方をお示しし、それからマイナ
ンバーを利用する事務の例、条例の骨子案をお示しをしてパブリックコメントを実施してると
ころでございます。7月11日から8月10日まで実施中という状況でございます。
私の報告は以上でございます。
会
長:ありがとうございました。何か質問でもおありでしたら。
どうぞ、A委員。
審
議
経
過
No.42
A委員:
新しい条例をつくるっていっても、例えば今回のパブリックコメントで出されている内容というの
は、基本的には見てもらえばわかるのですけど、基本的にはこの内容と、先ほど課長から御説
明があったように、具体的に例えば(1)の効率化が図られる事務では、例えば児童手当や育
成手当ですとか、最後の区長部局と教育委員会の3のところであれば、何だっけ、就学援助の
ことですよっていうことで事例が一つ、2つぐらいしか書いてない、そういうものなのですね。
ところが、では、一つか2つしかないかというと、たしかこの間聞いたときは60ぐらい事例
があると、具体的な事例があるということでありまして、今精査をしている最中ということで
した。
だったら、それを本当はパブリックコメントをやるときに、これとこれを条例に入れますよ
っていうふうに言っていただかないと、何が何だかわからないということになってしまうのじ
ゃないかと。もっと早くそれ言えばよかったのですけど、私自身もこんな条例、本当につくる
必要があんのかと思うぐらい、思うというのは、つまりは今やってるものができなくなってし
まうというばかばかしいことがありまして、本当にばかばかしい国のマイナンバーの法律があ
ったからこそこうなってしまったというとこでは腹が立つのですけど、ちょっとそういう意味
ではどうしてそういう精査が終わってパブリックコメントを出すという段取りがとれなかっ
たのかっていうことをちょっと改めてお伺いしたいと思います。
企画課長:まず、一つは60という数でございますけれども、これは法定の事務、あるいは独自利用
の事務、それを合わせてマイナンバーを活用する事務というのが60ほどあると想定をしてお
ります。ただ、その中で条例に定めなければならないものは60あるわけではございません。
法律で定められている情報連携の中身で全て処理ができるといったものに関しては、何も条例
化する必要はないわけでございまして、60の業務について全て条例化する必要があるという
ことではございません。
ただ、今回で申し上げれば、豊島区で独自で定める、独自利用の事務は現時点では10に満
たないという予定でございます。現時点では10に満たない数ですが、この後でも出てくると
いうことを想定しながら私は申し上げてるわけですが、なぜそれが今の時点で全部出せないの
かというと、国のほうから主務省令などでこの事務にはこういう項目を使っていいです、情報
をやりとりしていいですと示されていく。あるいは東京都の事務であれば条例などで定められ
てくるわけでございますけれども、それがまだ示されていないものがあるわけでございます。
それが明らかになってきたものから順次、条例化をしているという状況でございますので、現
時点で明らかになってるものをまず第3回定例会で条例化いたします。今後また国が主務省令
あるいは法改正をしながら示してくる事務があると国は言っておりますので、その状況に応じ
まして今後、4定、1定といった形で順次またそれに対応して条例化していく必要があると考
えてるという状況でございます。
A委員:簡単に言えば国のほうの指示がどんどん、はっきり言えば遅れているというか、そういう中
で、さっきも言ったのですけど、自治体がもうしようがないからとにかくやらなければいけな
いのでやってるという状況で、これがますます区民にとってはわかりにくくなってくるのじゃ
ないか。だからやっぱり今回のパブリックコメントもどういうふうに、やらないでいいとも言
えないのですけど、やっぱり現実にこれを見た区民が意見を言えるようなものでなければ、意
味がなくなってしまうのじゃないかっていうことだけは指摘したいと思います。8月10日ま
でっていうことで、あと10日ぐらいあるので、どうなるかわからないのですけど、逆に言う
審
議
経
過
No.43
と何でもいいから出してもらえるような形にしたほうがいいかなと。それも含めて多分区のほ
うとしては一応関係ありませんみたいなとことはしないと思うのですけれども、区民には分か
りにくくなってきている感じがしています。
会
長:御意見ということで承ります。
ほかは何か御意見、御質問ございませんでしょうか。
(なし)
では、これは報告事項でございますので、特に皆さんの是非を問うということはありません
が、終わらせていただいてよろしいでしょうか。
では、終わらせていただきます。
総合相談担当課長:ありがとうございました。次回は9月8日を予定しております。あたらめて後日
ご案内申し上げますので、よろしくお願いします。
会
長:どうもありがとうございました。
議
事
○次の事項について審議し、これを承認した。
27諮問第 1,2 号
諮
問
(1) 27諮問第1号
合 議 の 結 果
番号制度コールセンター及び個人番号カード交付
関連業務の委託に係る措置
(2) 27諮問第2号
個人番号カード導入に伴う証明書自動交付事務及
びシステム改修の委託に係る措置
第三者点検
豊島区個人住民税賦課徴収に関する事務の「特定個人情報保護評価
書」について
諮問文(写)
資料1
27諮問第 1,2 号
番号制度コールセンター及び個人番号カード交付関連業務の委託
に係る措置
提 出 さ れ た
資
料
等
資料2
個人番号カード導入に伴う証明書自動交付事務及びシステム改修
の委託に係る措置
第三者点検
特定個人情報保護評価書(全項目評価書)
ご意見と区の考え方
特定個人情報保護評価書レビュー結果(個人住民税賦課徴収に関する事
務)
評価書点検のポイント
報告1
(仮称)マイナンバー条例の制定について
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