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震災対応臨時ニュース No.61 - 有料老人ホーム〈ゆうゆうの里〉
〈ゆうゆうの里〉震災対応臨時ニュース №６１ バスケット（折り紙製作：ＴＹ隊長） 第８次隊への沢山の想い、このバスケットに入れて渡します。 ８次隊遠野へ到着,引き継ぎ開始 ●第８次隊、無事遠野ボランテ ィアセンター「まこころ寮」へ 到着し、引継を開始しました。 ●第７次隊の活動７日目になり ました。通算の支援活動は５０ 日目です。夕方の第８次隊到 着後、第７次隊から引き継ぎ が行われました。明日は午前 中、両隊６名で大槌へ向かい 現地で引き継ぎを行います。昼過ぎ、第７次隊は電車で東京へ向け出 発します。東京着は午後８時ころの予定です。 たちに断っちゃったのよ。だから、今回もお断りさせていただきます。と 話されていました。 ●安渡小学校に、「復興の日まで頑張りま しょう」と文字の書かれたＴシャツが干して ありました。 思わず、Ｔシャ ツに向って「頑 張ろうぜ！」と 心で言ってしま いました。 ●ふれあい広場の中に公園があります。そ の遊具が子供向けではなく、高齢者向き の遊具でした。例えば足つぼロードや上 体捻り。背中伸ばしなど。大槌町は高齢 者が多い町だということがわかりました。 ７次隊,最後の支援活動にに奮闘 第７次隊レポート⑦【１６日（月） 23:01】 ●今日は、実質的な支援最終日です。第７次隊隊員それぞれ最後の個 人目標を達成するために、気合を入れて出発しました。今日もとても 穏やかな日。気温は２０℃以上。緑のウインドブレーカーはいらないほ ど。帽子が必要でした。 ●大槌町では、社会福祉協議会や地域包括センター、その他高齢者福 祉に関わる方々は、ご自分も被災されているにも関わらず、本当に一 生懸命されています。ただ普通の生活もままならない状況で、高齢者 福祉の受け皿はまだまだ機能していません。その中で、〈ゆうゆうの 里〉チームが入浴支援をする方は９名になりました。私達の支援は「細 い糸」ですが、岩手には沢山の支援隊やボランティアの方が毎日来て います。それぞれは細い糸かもしれませんが、何百本、何万本となっ たとき、大きな力、復興の力に変わっていくと思います。今回その一員 にさせていただいたこと、第７次隊一同、本当にお礼申し上げます。 「らふたぁヒルズ」にて入浴介助 【ＡＫさん（稲荷神社避難所）】 …第７次隊では初めての入 ＡＫさん、ひげも剃ってスッキリ 浴介助。４点杖使用されて おり、歩行時小またになり 前のめりに、つんのめる事 多々あり。時々杖を上に持 ち上げたまま数ｍ歩行され る。浴室内は手すりを使用。 ４点杖は降りたためない為 送迎時はそのまま車に乗 せました。杖は外でも使用 する為、室内に上がる際はウェットティッシュで拭く。漁師時代のお話 をする。イルカとカジキの漁をしていたそうです。魚をさばくのは「うまく はねぇが、下手でもねぇ。」とのこと。 【ＡＳさん（旧児童館避難所）】…髭剃り対応がある為、ＡＳさん専用の髭 剃りを使用させていただくと「ありがとう。」と喜んでくださった。送迎車 の乗り降りもスムーズにできていました。 【ＥＳさん（安渡小学校保難所）】…隊員が声をかける前に「今日で最後 になるのよね。」と声をかけてくださった。「1 週間は短いわね…。しょう がないけど…。」と寂しそうにされる。記念写真をお願いするも前の人 募金累計額 １,０８７万円 になりました 2011 年 5 月 17 日 （財）日本老人福祉財団 103-0012 中央区日本橋堀留町 1-7-7 Tel:03-3662-3611 Fax: 03-3662-3656 隊員からの報告 ●今日で実質的な支援は終了しました。「自分の出来る事を精一杯」を 見つける１週間でしたが、見つけられたかどうかは分かりません。 ただ、今の自分に出来る事はしたと思います。「気持ちえがった！」と 笑顔で話してもらえたこと。支援している方と一緒にお風呂に出かけよ うとしたら、避難所の周囲の皆さんが、「よろしくね。」と声を掛けてくだ さったりしたこと。、体は疲れていますが、温かな気持ちになりました。 明日は、第８次隊に現地の引き継ぎをします。 あれからもう 1 週間か…長いようで短かったなぁ～ （ＴＹ隊長） ●今日で最後の入浴介助となります。とても名残惜しいです。 私は、この派遣はもっと厳しい環境で生活し、悲惨な光景に心が病み、 余震に怯えながら過ごす事になると思っていました。 でも「まごころ寮」という、ボランティアを支援する宿泊施設があり、思っ たより余震もなく、そして何よりご利用者の皆様が明るく前向きに過ご されている事が、私の不安を吹き飛ばしてくれました。 私たちの代で、新規の入浴者が３名増え、1 週間の入浴の枠は埋まり ました。介護保険を利用されていない方を対象とし、ニーズ調査やア セスメントから関われた事は勉強になりました。社会福祉協議会やや 地域包括支援センターなど行政との関わりもわかってきました。 「決められた事をこなしているだけでも 1 週間は過ぎる。でも自ら動け ばニーズは山ほど出てくる。」というＴＹ隊長の言葉が印象的でした。 明日は第８次隊に、私の大切なご利用者の情報を、しっかり引き継ぎ たいです。 （ＴＫ） ●本日が大槌で行う最後の入浴 介助でした。今は、無事故で終 えられたことにほっと一安心で す。避難所に顔を出すと「〈ゆう ゆう〉さんが来たよー。」「お風 呂のお迎えがきたよー。」と避 難所の方たちが声をかけてくだ さり、スムーズに援助に入るこ 大槌町の花「つつじ」が今満開です とができました。 先陣隊の方が信頼関係を築いてきてくれたおかげです。そのバトンを 第８次隊の方につなぎ、パワーアップした笑顔で里に戻りたいと思い ます。 （Ｈ） 東日本大震災救援募金（義援金）受付中 〈ゆうゆうの里〉及び本部事務所に募金箱を設置しています ☆集まった募金は、日赤、共同募金会、ＮＰＯなどに送金し、被災地の救援活動や復興資金に充てます。