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(別紙) 公 聴 会 の 概 要 1.開催日時及び場所:平成19年9月18日 14

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(別紙) 公 聴 会 の 概 要 1.開催日時及び場所:平成19年9月18日 14
(別紙)
公 聴 会 の 概 要
1.開催日時及び場所:平成19年9月18日
14:00~14:45
農林水産省三番町分庁舎内
第3会議室
2.公述意見における賛否の数:
公述申込者2名中、その全員が公聴会において公述を行った。
公述申込者2名中、賛成2名であった。
3.公述意見の概要
(1)ドミニカ共和国をチチュウカイミバエの発生地域から除くことについて
賛成意見
・過去(1912 年)の文献ではドミニカ共和国を含む西インド諸島における病害虫調
査の結果として、ライムとその他のかんきつ類におけるチチュウカイミバエの記
録が存在しているが、その後、同国におけるチチュウカイミバエ発生について報
告した文献は無く、現在、病害虫の発生状況を知る情報源として世界的に汎用さ
れている主な文献のいずれにおいても同国はチチュウカイミバエの発生地域に含
められていない。このことから、現在、同国はチチュウカイミバエの発生地域と
して文献上認識されていないことが確認できた。
・ドミニカ共和国から提出された資料から、侵入警戒調査については、チチュウカ
イミバエの侵入の危険度の高い海空港やハイチとの国境に、国の周囲を囲むよう
に設置されたトラップによって周年実施されており、使用されているトラップの
型式や誘引剤も適正で、調査は適切に実施されているものと考えられた。また、2005
年から 2006 年の調査結果から、チチュウカイミバエは全く発見されていないこと
が確認できた。輸入検疫措置については、チチュウカイミバエの発生国からの寄
主植物の輸入が禁止されており、十分な措置であると考えられた。
・日本側専門家による現地確認調査において、海空港における輸入植物検疫の状況、
侵入警戒調査としてのトラップ調査の実施状況、寄主植物の栽培状況について調
査が行われ、ドミニカ共和国にはチチュウカイミバエは発生しておらず、その状
態が維持されていることが確認できた。
・以上のことから、ドミニカ共和国をチチュウカイミバエの発生地域から削除して
も、チチュウカイミバエが我が国に侵入する危険性はないと考えられた。
(2)プエルトリコをチチュウカイミバエの発生地域から除くことについて
賛成意見
・過去(1912 年)の文献ではプエルトリコを含む西インド諸島における病害虫調査
の結果として、ライムとその他のかんきつ類におけるチチュウカイミバエの記録
が存在しているが、その後、同地域におけるチチュウカイミバエ発生について報
告した文献は無く、現在、病害虫の発生状況を知る情報源として世界的に汎用さ
れている主な文献のいずれにおいても同地域はチチュウカイミバエの発生地域に
含められていない。このことから、現在、同地域はチチュウカイミバエの発生地
域として文献上認識されていないことが確認できた。
・米国側から提出された資料から、プエルトリコにおける侵入警戒調査については、
同地域全体を対象地域として設置されたトラップ調査が周年実施されており、使
用されているトラップの型式や誘引剤も適正で、調査は適切に実施されているも
のと考えられた。また、1995 年から 1998 年の調査結果及び近年の 2002 年から 2006
年の調査結果から、チチュウカイミバエは全く発見されていないことが確認でき
た。また、輸入検疫措置については、チチュウカイミバエの発生国からの寄主植
物の輸入が禁止されており、十分な措置であると考えられた。
・日本側専門家による現地確認調査において、海空港における輸入植物検疫の状況、
侵入警戒調査としてのトラップ調査の実施状況、寄主植物の栽培状況について調
査が行われ、プエルトリコにはチチュウカイミバエは発生しておらず、その状態
が維持されていることが確認できた。
・以上のことから、プエルトリコをチチュウカイミバエの発生地域から削除しても、
チチュウカイミバエが我が国に侵入する危険性はないと考えられた。
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