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スポーツ・文化活動の拠点として市民の新たな交流の場とする

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スポーツ・文化活動の拠点として市民の新たな交流の場とする
鴨川市多目的施設建設基本構想・基本計画(概要版)
平成27年3月
スポーツ・文化活動の拠点として市民の新たな交流の場とする
多目的施設整備の目的
管理運営計画
本市では、南房総随一のスポーツ拠点として、野球場、ソフトボール場、文化体育館、陸上競技場、サッカー場からなる総合運
動施設を有しており、市民はもとより、プロ野球のキャンプをはじめ、野球、サッカー、陸上競技等の大会や大学・高校等の合宿
にも利用されてきた。
一方、市民の文化活動の拠点となる市民会館については建物や設備の老朽化が著しく、利用者ニーズに十分応えられなくなって
いるため、平成22年度から新たな市民会館を整備する検討をしてきた。この間、東日本大震災の発生や財源となる合併特例債の
活用期限延長など、様々な状況変化があった。
そして、新たな市民会館の建設以外にも多くの要望が寄せられ、体育センターの体育館を取り壊したことで市民が利用できる体
育館が不足しており、かねてから総合運動施設には、バスケットボールやバレーボールの競技ができる床張りの体育館がないこと
から、それらを勘案して、ホール部分の稼働率の隙間を高い稼働率が望める体育利用で埋め、市民や各種団体が常に利用できる施
設として、体育館とホール機能を併せ持つ多目的施設の建設を目指し、平成25年9月から新たな検討を始めることとなった。
管理運営面では、多目的施設のみならず、鴨川総合運動施設全体としての計画の検討が重要である。
利用者にとって快適に安心して利用できる施設として、施設・設備の適切な維持管理、中長期的修繕計画や防犯・防災体
制の整備など様々な事項について検討が必要となる。また、効率的な施設管理を行い、施設管理経費の縮減を図っていくこ
とが求められる。
今後は、市民にとって親しみ易い施設となるよう、利用者のサービス向上に努めるなど、子どもから高齢者まで多くの方
に利用していただけるよう、各世代にあった参加しやすい運動プログラムやイベントの開催などの管理運営の検討を行う。
多目的施設整備の基本方針
スポーツ活動の拠点となる施設
「するスポーツ」「みるスポーツ」「ささえるスポーツ」に対応できる場として、必要な機能を備えた施設とする。
誰もが気軽に健康・体力づくりに取り組める施設
市民のスポーツ利用の利便性を高め、健康づくりやスポーツイベントなど、多くの市民が気軽に立ち寄ることができる施設とす
事業費の検討
事業費を設定するうえで、大きな割合を占めるのは建設費であるが、事業費と共にランニングコストも併せて検討してい
かなければならない。
建設費と運用管理費は相互に補完するものが多く、イニシャルコストの縮減のみに捉われず、イニシャルコストとランニ
ングコストとの関係性を考慮した検討を行い、ライフサイクルコストとして、建築物の長期にわたる総合的な経済性を検討
し確保することが重要である。
整備スケジュール
る。
多世代の交流が図られる施設
スポーツ・文化活動を通じて、子どもや若者から、子育て世代や高齢者等まで、あらゆる世代が魅力を感じ、地域の連携・協働
を深めることができる場であり、多くの人々が集う地域コミュニティの核となるような施設とする。
年度
平成27年度
項目
6
スポーツ観光都市の拠点となる施設
スポーツ合宿などを通じ、市内外の利用者に観光資源が豊富な鴨川市の魅力をPRできる機能を備えた施設とする。
設計・工事
など
施設計画
多目的施設の規模・構成や諸室の導入機能を最大限活用できるようなゾーニング等、
多目的施設のあるべき姿を検討し施設計画を行う。
施設の構成
多目的施設は、バスケットボールコート2面の大きさのメインアリーナ、バスケッ
トボールコート1面の大きさの運動施設に集会や音楽祭などができる文化機能を持た
せたサブアリーナのほかに、トレーニング室や多目的室などの諸室で構成される。
施設の規模・機能
多目的施設には、メインアリーナとサブアリーナが設置されていて、各アリーナは、
競技環境に配慮した空調(冷暖房など)設備・照明設備を導入するとともに、災害時
の利用などを考慮し、自然換気・自然採光などの導入を併せて行うこととする。
メインアリーナは、体育専用施設であり、公式競技の開催が可能な屋内スポーツの
利用を中心とする。
サブアリーナは、体育施設にホール機能が備わった施設で、体育施設としては、大
会時の練習コート、ウォームアップ利用、または、市民の日常的なスポーツ活動を中
心とする。ホールとしては、固定の舞台を設置した、芸能祭や音楽会などに利用でき
る、中規模ホールとしての利用とする。
共用スペースは、だれもが安全で使いやすい仕様とし、わかりやすいサイン計画に
するなど、ユニバーサルデザインに十分に配慮した整備計画とする。
スポーツ利用時
プロスポーツ観戦
関係者出入口 などの入退管理
大会関係者控室
事務室
として利用可
2Fへ
楽屋
景観への配慮
鴨川ドームの愛称で呼ばれている文化体育館のように、本施設も鴨川市の新たなシ
ンボルとして、市民が愛着を感じられるデザインとする。大規模な建築物となること
から、美しく風格のある本市の景観を守り、周辺地域との調和のとれた安全で、かつ、
良好な景観形成を図る。
環境への配慮
太陽光発電や地熱利用、自然換気・自然採光の導入など自然エネルギーの活用、省
エネルギー手法の導入を検討し、環境負荷の低減に配慮するとともに、施設のメンテ
ナンスの容易さ等イニシャルコストのみならず、ランニングコストの削減を目指した
施設計画とする。
6
9
12
基本設計・実施設計
発注
業務
3
6
9
12
建設工事・工事監理
発注
業務
トレーニング室
3
6
9
12
3
開館
準備
開館
※平成27年3月現在
これまで「運動する場」であったスポーツ施設が、地
域づくりの中心的役割を担う基盤の一つとなっている。
スポーツ施設を活用し、千葉ロッテマリーンズの秋季
キャンプなどのイベントや合宿などを行い地域の活性化
につながっている。
このような施設を活用したスポーツによる地域の活性
化がさらに広がり進むことが期待されており、その受け
皿としての機能を果たす施設の重要性が高まっている。
建物の配置については、鴨川市総合運動施設と一体的
な利用ができるような配置が望まれる。
今後、計画地周辺の現況を考慮しながら、既存施設と
の連携や動線、各種イベント開催時の状況などの与条件
を整理・検討し、施設利用者の利便性を図り、また、円
滑に運営できる施設となるよう配置を決定していくもの
とする。
総合運動施設の将来像として、整備計画を左図に示す。
メインアリーナ
メイン会場
荷捌室
大会時は選手の
ウォーミングアップ
などに利用
機械室・器具庫
1F
ランニングコース
大会時は観覧席
としても利用
駐車場
観覧席
駐車場
陸上競技場
観覧席
2F
ホール利用時
リハーサル室
として利用
駐車場
多目的施設
アリーナ出入口
楽屋口
入退管理
楽屋
事務所
トレーニング室
野球場
サッカー場
多目的室
ソフトボール場
ホ
ワ
イ
エ
舞台
サブアリーナ
市道整備
駐車場動線
ランニングコースA(約1.4km)
ランニングコースB(約0.9km)
車止めポール(4箇所)
駐車場
メインアリーナ
スポーツ利用
文化体育館
荷捌室
搬入口
機械室・器具庫
1F
ランニングコース
観覧席
その他配慮すべき事項
今後何十年も利用される施設であり、イニシャルコスト、ランニングコストなどの
負担を将来の市民へ残さないようコスト削減を図り、経済的で効率的な施設整備及び
維持管理を行う必要がある。また、だれもが安全で快適に利用できるよう、ユニバー
サルデザインに配慮した施設とする。
3
平成30年度
スポーツ施設の総合整備計画
ホ
ワ
イ
エ
舞台 サブアリーナ
防災への配慮
防災拠点として機能し得る災害に強い建物構造とするなどの施設整備が必要である。
12
平成29年度
多目的室
施設整備において配慮すべき事項
アクセス・動線への配慮
歩行者・自動車・自転車の動線に配慮し、車寄せの設置、搬入動線との隔離等、良
好な歩行空間の整備など、安全にアクセスできる環境を整備する。
アリーナ出入口
9
平成28年度
観覧席
2F
0m 25m 50m 100m
発 行:鴨川市
発行日:平成27年3月
編 集:鴨川市教育委員会 スポーツ振興課
〒296-0014 鴨川市太尾866番地1
電話番号 04-7093-5111 FAX番号 04-7093-5112
E-mail [email protected]
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