Comments
Description
Transcript
漫彗誕
「こわい」 体験が子どもの危険回避意識に及ぼす影響 自然環境における ― 木 更 津 社 会 館保 育 目を事例 として 一 千葉大学大学院 自然科学研 究科環境計画学専攻 修 ± 2年 1. 森 下智子 研究の背景と目的 ここ最近子 どもが被害 にあ う不慮 の事故 が増 えて きてお り、子 どもの安 全 を守 る こ とが叫ばれ てい る中で、 子 どもた ち 自身 の危険回避 能力 を高 めるこ とが必要 であ ると考 え られ ます 。しか し、 子 どもの 「こわい」 とい う感 情 は、本やテ レビの 中で 間接的 に伝 え られ る こ とが多 くな り、実際 の身 の 回 りの環境 か ら体験す るこ とが少 な くな って きて います。 よつて 、昔 は 日常生活 で身 につ ける こ とがで きた危険回避能力 を、現在 は 自然体験 を活用 し、身 につ け られ る可能性 が ある と考 え られ ます 。 そ こで本研 究では、 自然環境 にお ける 「こわい」体験 の実態 を把握 し、子 どもに と って 「こわい」 とい う感情 を刺激す るこ とが危 険回避意識 の形成 に ど う影 響す るのか 、そ の手段 としてなぜ 自然体験 が有効 な のか を検証す ることを 目的 と します。 2.研 究方法 東 京 (1)研 究対象 「土曜学校」 ①木更津社会館保育園及び小学生対象 千葉県木更津市 で森 の保育を実施 している保 育園 で、保育園設置法人所有の請西 の森 6600m2を 中核 に森 における園外保育 を行 つてお り、森 の保育 の延 長 として卒園生 (小 学生)を 対象に隔週土曜 日に「土 曜学校」 を運営 しています (図 1)。 ②A小 学校 千葉県千葉市にある東京湾を埋 め立てたニュー タ 図 1 研究対象地 の位置 ウン内の小学校で、公園や校庭な どの周辺 の 自然環 境 が計画的に配置 されています (図 1)。 (2)調 査方 法 昔 は 日常生活 で身 につ け る こ とがで きた危 険 回避 能力 を、現在 自然 体験 の 中 で どの よ うに身 に 「森 の保 育」を行 つてい る木 更津 社会館 保 育園及 び「土曜 学校 」 つ けて い る のか を把握 す るた めに 、 の 子 どもた ち と、都 市 の A小 学校 の 子 どもた ち を対 象 に調 査 を行 い ま した (表 1)。 表 1 調査方法 対象 調査 目的 ∼生 生 小 学年 4年 「こわい」 空 子どもの感じる 「土曜学校」54人 とA (木 更津 間の実態調査 小学校59人 ) 111) 漫 彗 誕 1警 菖 調査内容 調査名 にわ 査 h亀協 質 問 紙 調 3蘇魏鯉事 寵 鶏 絆 暫 亀 堕 鳥 醸凛課 濯 忌′ 「 自分 の身近なこわい空 間」の 指 定 した長方形 へ の 自由記 述 (3・ 4年 生 :5X12cmの 長方形 /1・ 2年 生 :10× 20cmの 長方形 絵図調査 徊 際 ) 詭 葛IIを 用いた遊よ けハ けんかの発生とその対畑 こ淑 する制 (3)分 析基準 分析基準 として調査を通 じて確認 された 「こわい」体験 レベル を、 けがが発生 した際の対応 に より、次ように 3つ に分類 し分析 を行 いま した。危険度小が当事者 の子 どもたちだけで解決 でき るもの、危険度中が仲間や 大人に より解決 できるもの、危険度大を病院 にい き医師の処方により 解決 できるもの としま した。 3.結 果と考察 70 60 体験 の体験差 ①「こわい」 自分 で 体験 した 「こわい 」空 間 に再度行 きた い 50 40 30 かについてア ンケ ー トを行 つ た結果、A小 では「絶 対行 きた くない 」「あま り行 きた くない」 が 多 くみ 「あ られ ま したが 、木 更津では「絶対行 きた くな い 」 ま り行 きた くな い 」 と 「行 きた い 」「近寄 りた い」 に分 かれ ま した (図 20 10 ゞ ゞ ` ♂ざ ´ ∬ ど ♂ ♂ 0 ダ ♂ 図 2 自分で体験 した 「こわい」空間に再度行きたいかの割合 2)。 さらに 自然 の 中 でのけが の危 険度 を合 わせ て分 析す る と、 A小 で は危険度 レベ ル に拘 らず 、行 き た くな い傾 向 が み られ ま した 。 一 方木更津 では、 けが の 背 景 に木登 り、 工作 、探検 な どの楽 しい 体 表 2 自然 の 中 での けが の危 険度 と 自分 で体験 し た「 こわ い」空間 に再度行 きた いかの 関係 について 。 危 険 度 絶対行きたくない あまり行 きたくなし 験 を して い る子 どもは、危 険度 レベ ル に拘 らず行 きた い傾 向 を示す こ とが確認 され ま した (表 2)。 「 以 上 の こ とよ り、本更津 の様 に 自然 の 中での こ わ い 」体験 の背景 に楽 しい 体験 が あると 「こわい」 近寄 りたい・行きたい 木更津 木更津 A小 スズメバチに スズメバチ ハチに刺さ 大型 [1「 []詰 ]海 A′ ト 靴る 毛虫による 木登りでの かぶれ が る卜 ゲ 刺 さ 中ト 探落下 ぶ :る が 狐 空間に再度行 きた い と思 うと推 察 され ま した。 かけっこで 工作中の切 かけつこでの 転倒 の転倒 り傷 植物採取中 ② 自己管理能力の育成 「再度 自然 の 中で けがを しな い よ うに気 をつ ける こ と」についてア ンケ ー トを行 つた結果、木更 津で は主 に危 害 を加 える虫や動物 に対 して帽子 を被 るな ど、それ ぞれ の危険 の対象 に具体的で積 極 的 な回避 を して い るのに対 し、 A小 では危険度 の大小 に拘 らず危 険 を感 じる場所 には行 かない の レベ とい う消極 的 な回避 を してい ま した (表 3)。 このこ とによ り、木 更津 はそれ ぞれ の危 険度 ベ ル に対応 して けが を しない よ うに回避 を行 つてい るのに対 し、 A小 ではそれ ぞれ の危 険度 レ ル に対処 が連動 してお らず、危 険 か ら遠 ざか る ことで回避 を行 つてい るこ とが確認 され ま した。 ま の た行動観 察 に よる と、危険度 大 中小 の具体的 な 「こわい」体験 の事例 とそ の後 の子 どもたち 対 処が把握 され ま した (表 4)。 この よ うに子 どもたちは こわい体験 を何度 も繰 り返 す ことで 自己管 理能力を育成 します。 「こわ い 以上のことより、本更津 では危険にあつた後の対処方法や回避 方法を認識 して るため、 い」体験 に挑戦でき、自己管理能力を育成す ることができると考 えられま した。 表3 児童の認識す るけが防止 のための注意点 の た めの注意 ハ チ回避 に リスク ヤマカガシは頭を潰 して 木更津 毛 での 木 に注意 然 の中で 大∼小 中 両親 のそばを離れない 殺 虫剤 を持 つてい く 毛 虫か ら逃 げて いる 極的 消極 的回避 対処 表4 危険度 大 自然環境における「こわ い」体験 の具体的事例 「こわ い」 体験の内容 沢 の上の丸太渡り 対応 つん這 い) は足が震え四 個人差有(苦 手な子 けが けが発生率 無 個 人差有 (苦 手な子 は足が震え挑戦 できない) 無 藪こぎ中自然薯掘りの大穴を発見 先頭の子どもが大きな声をあげて皆に知らせる 無 臭 いキノコを発見 毒ではないか確かめるために指導者 に見せる 近くの長 い草をつかみ上手く降りる 鼻血を出し仲間3人 に救出してもらう 仲間が保育 士を呼び保育士により対処する 仲間が保育 士を呼び保育士により対処する 無 移動中にわざとがけを降りる 泥遊び中深み にはまり出られなくなる 5分 ほど格 闘 した後草をつかみ 足を抜 く 鱚 る % 2 り 擦 鴨 小曇 雰 藉 房 言 電 冨 竃 覇僣 響 獣 葉 亀 無 有 有 有 植物採集中にムカデに刺される % か ら 下 け 落 中尾 が 暑 裏 蕩 無 有 有 滝壺 へ の飛 び込み 自分で血 を洗 い絆倉1膏 を貼 つて対処する 竹 工 作 中に切 り傷 表 5 絵 図構成要素 と学 年別 内訳 (が け・ ハチ ③観察力の向上 絵 図調査 の結果、両校 で比較的多 く描 かれた 「がけ」「ハ チ」について、構成要素 まで描かれ ) が け てい るものを具体的、描 かれていない もの を抽象 的 として分析す ると、木更津は具体的な構成要素 まで描 く絵 が多かったのに対 し、A小 は抽象的で 遠 景 として捉 えて い る絵が多 い ことがわか りま した (表 5)。 以上 のことより、木更津 の子 どもたちは視点が 対象に近 く、描 いた ものの対象 と自分 とが感情や 体験 を通 じて よ り強 く認識す る ことができるた め、自然体験 は観察力を向上することができると 推察 されま した。 図3 ④人間関係の構築 森 の遊 びに お ける 「 こわ い」体験 の割合 「 行動観察 による と、森 の保 育 で の遊 びは 53種 類 が確認 され 、そ の 中 で こわい 」体験 を伴 う遊 「 び は全体 の 43%で した。 さらに 「こわい」体験 を伴 う遊び の 中で 協力す る遊 び 」は 65%と 多 く を 占 めて い ま した (図 3)。 この こ とか ら 「こわい 」体験 にお いて 、仲 間 の存在や 協力 の重要性 が 推 察 され ま した。 また、「こわい 」体験 を伴 う森 の保 育 での遊び は、得意 不得意 が生 じるため、様 々 なタイ プの子 どもが活躍す る場 があるこ とか ら (表 6)、 自然環境 にお ける 「こわい 」体験 にお いて他人 に認 め られ 自信 を付 けるプ ロセスの 中で 、人 間関係 が構 築 され る側面 もある と考 え られ ま した。 以 上 の こ とよ り、 自然環境 にお ける 「こわい」体験 を伴 う遊 びでは、協 力す る ものが多 く、仲 間 との 関 わ りが不可欠 であるため、人 間関係や社 会性 を養 うこ とがで きる と推 察 され ま した。 表6 得意不得意 の分かれる森の 「こわ い」体験 とその反応 「こ 得意不得意 が分かれる わ い」 体験を伴う森の遊び 子どもたちの対応の違い いつも目立つ子の反応 その他 の子 の 反 応 滝つばへ の飛び込み 足が震えて飛 び込む ことができない いつも日立たない 男 児が 一 気 に飛び込む 沢の上の丸太渡り 四つん這いになり少し遅 い 小柄な男児 が手を広げバランスを取り渡る 昼食を泥 に落とす 女児が突然の ハプニングで泣く 女児が泥なんて平気だと励まし、パンの泥部 分を取り、オレンジを一緒 に洗いに行く 軍手をしないで芋ほり 擦り傷をして飽きて遊びだす 女児が根気よく掘り続け大きな芋を収穫する 4.結 論 「こわい」 ① 自然体験は、自分なりの 尺度のものさしを作る 自然環境における 「こわい」体験 には、様 々な レベルの 「こわい」体験 の存在 と、恐怖 心を乗 ! り越 えてまで挑戦 したい とい う楽 しい体験が存在す ることか ら、 こちらが設定 した危険度 の レベ ル に拘 らず、本人が 自分 の 中での レベル分けをしてい ることがわか りま した。 これによ り、自然体験の多い子 どもは、経験によって 自分な りの 「こわい」尺度 の もの さしを 構築 し、危険へ対処す る能力を育成 していると推察 されま した。 自分 な りの 「こわ い 」尺度 の もの さ しを 構築す るプ ロセス を考 察す る と (図 4)、 ま ず危 険 の 対象 に対 して 、それ ぞれ の対応 に よる認識 が行 われ 、実 際 に 自分 で 体験 して み て 自分 の 「こわい 」 尺度 の どこに位 置す ¨ 占 占 占 … │… 1 / 「こわい」 尺度 図4 験 が少 な い子 どもは 、危 険度 の認識 は して │… 回 国 呻 さらに遊 びに挑戦す る こ とにな ります。 自然体 験 との 関係 を考察す る と、 自然体 大 … のが 、 自分 の 「こわい 」尺度 の もの さ しに な り、子 どもたちは この もの さ しを持 って 中 4ヽ │… │… 1… 回 国 回 回 \ 自分の「こわい」 尺度 危険度 レベ ル と自分の 「 こわ い」尺度構築の関係 く自然体験が多い子ども〉 い ます が 、体験 と して メモ リが少 な い 為、 │… 自 分 の中 の限 界 るか を見極 め る こ とにな ります 。 次 に 自分 で体験 し 「こわい 」尺 度 に取 り込 まれ た も 危険度レベル 〈自然体験が少ない子ども〉 自分 の 限界 まで の もの さ しが小 さくな る と 考 え られ ます 。 一 方 自然 体験 が 多 い子 ども は 、危険度 の認識 を し、体験 して 自分 の 「こ 「こわい」体験 わ い 」尺度 の もの さ しを作 つてい るた め、 様 々 な遊 びに挑戦 で き る と考 え られ ます。 自分の中での危険尺度 の構 築 と危険回避能力の育成 わ い 」 体 験 は観 察力 を向上 させ 人 間関係 を 構 築 し 自 己管理能力 を育成す る こ とで、 自 旦③ 以 上 の こ とよ り、 自然環境 にお ける 「こ 分 の 「こわい 」尺度 の もの さ しを構 築 し、 成長 に効果的だ と推察 され ま した (図 5)。 図5 自然 環 境 にお け る 「 こわ い 」 体 験 の 効 果 「こわい」 ②自然の 体験を通して、子どもの安全を守る 通常ぼ子 どもの安全を守るたも│ご 危ない体験をさせないよ うにして しまいがちですが、体験を ! コ 伴 わ な い危 険 は 自分 の 中での危 険度 の レベ ル を把握 で きな い ため、実際 に危険 な状況 に向 き合 つ た時 に適 切 な対応 がで きな い可能性 があ ります。 本研究において示唆 されたよ うに、子 どもたち自身が 自分 の中での危険尺度 を構築 し、認識す ることが本当の危険回避に繋 がると考えられます。なおかつ、子 どもたちは自分 の能力における 危険回避 の限界を判断できることか ら、その範囲内で多様 な遊びを確保することができると考え られ るため、子 どもの安全を守 るためにも、多様な遊び場 を確保す るためにも、 自然環境におけ る 「こわい」体験をす ることが有効 であることが推察 され ま した。 4 可 倉フ ラπ″ よ 瑠 奮 λィ 党 刷 一 と 蘊 │よ 燃`胸 ユ → ②詢ll象 的 か 具体的 か 木更津 では身 の ll llり の 「こわい J空 間 の 具体的 な構成 要素 まで描 かれ てい る絵 が 多 か つ た の に対 し、 A小 で は全体的 でれ│1象 的 な lR写 が 多 かった。 また lllllい て い る視 点 を分析す る リ tか ら見て描 いてい る絵 が ほ と と、木 更津 ではが け の近 くに 自分 の視 点 を置 い た絵や 、真オ ん どで あ るが、 A小 で は直線 的 な Lylり 立 ったが けを遠 い と ころか ら見て い る絵 が 多 くllllか れ た。 また、両校 のが け の 具体 的 に llい てい る内容 を詳 しく分析す る と、本 更津 の低学年男 子 のが け の絵 (絵 図 10)は 、危 険 な ところを局所 的 に ク ロー ズ ア ツプ して ll lい てお り、実際 にが けに 立って覗 いて 見な い と捕 けな い よ うに考 え られ るが、A小 の 中学年男子 (絵 図 20) は家 が 流れ た ら危 な い とい うこ とを認識 して い るが、そ の場 に い る臨場感 とい うよ りは 、 「こわい 」空間 を遠景 と して捉 える構成 にな ってい る。 さ らに質 問紙調 査 の『「こわい Jと い うこ とを どの よ うに して力│つ た のか 』 とい う質 問 「 ´ た 」を選び、絵 図 と合 わせ て分析す る と、絵 図 10の 本 更津 の低学年男 子 は 自分 で 体験 し 20の A小 中学年 男子 は 「テ レビで知 つたJを 選 んで いた こ とか らも、本 ll津 の子 どもた ち の体験 を通 じた観察力 の深 さが読 み llXれ る。 つ ま り、 A小 の よ うな都 市部 の子 どもた ちに は、 自然 が一種 の 客体 と して しか捉 え られ てお らず 、 しか もテ レビや 本や マ ンガな ど間接 的 な情報 に よつて しか知 りえな い 状況 があ るため、全体的 で遠 景 として捉 えた表現 を利 用 す るので はな いか と考 え られ る。 逆 に 、本更津 の よ うな 自然体験 を してい る子 ど 1)た ちは り強 く認 識 され 、 とが 、 感 情や 体験 を通 して よ 視 点が対象 に近 く、llflい た ものの対象 と自分 . ・ __ヽ ■ ‐ 弓 ・ 4=二 4■ ・・ ・ '・ I二 ・― ・ ― ― 構成 要素 で ある岩や石 な どを詳 しく観 察 で き る可能性 が あ る と考 え られ る。 211-2 A小 学校 本更津社会館保育園 A小 学校 は千葉 県 千葉 市 に あ り、ll京 湾埋 立 1也 の ニ ュー タ ウ ン内 の小 学 校 で あ る。 学校 が設 立 され てか ら 10年 程経 つてお り、転 校 生 は 1ク ラ ス 1∼ 211程 度 、そ の 11に は,t外 か らの転校 生 t)含 まれ てい る。 また教 育方 金│は 自由 を tll重 し、教 室 空‖ ‖や授 業時 ‖│な どの lll りを lけ ず に児 童 の 自主セLを 養 うこ とが特 徴 で あ る。 自然環 境 教 育 は 、屋 上 で の 稲 の 栽培 l・ や 、校庭 で の へ らまな どのりI菜 の 栽培 が、学校 内 で行 われ て い る。 図 ― l ― 21 研究 対象の位 置 が けにつ い て の描 写で 、構 成要素 で あ る岩 や石や木 がllliか れ て い るか を具体 的 、構 成要 素 が描 かれてい な い もの を抽象的 と分類 した ところ、木「F_津 で は、11人 中 7人 が岩や石 な どのが け の構 成 要素 を具 体的 に描 き、6人 が抽象 的 に描 い た (表 216)。 A小 では 、 5人 中 2人 が岩 は描 い てい ないが 、 が けの上 にあ る木 が倒 れ るな どの構 成 要素 を描 き、 3人 が抽 象的 に描 い た 。 さ らに 1年 生男子 の 絵 を比 べ る と、本更津 の 1年 生 男子 の絵 図 9は 、 A小 1年 生 男子 の絵 図 20と 比 べ る と、両方 とも同 じ横 か ら描 い てい る絵 だが 、絵 図 9は が けの 構成要 素 で あ る岩 や石 が 具体的 に描 かれノ て い るの に 対 し、 絵 図 18は 横 か ら見 た 切 り立 っ た が けを遠 い ところか ら眺 めてお り、構成 要素 は描 かれ ない抽 象的 な絵 だ つ た。 表 2-16 がけを描 いた児童 の学年 ・性別比較 絵図 9 木更津 1年 生男子 がけ 絵図 18 A小 1年 生 男子 がけ また 、本 更津 で は描 い てい る 日線 が 、絵 図 9の よ うな が け のす ぐ横 近 くに い る絵 や 、絵 図 10の よ うに が けを見下 ろ して描 い た もの もみ られ たが 、 A小 では 5人 中 5人 が絵 図 20 の よ うに直線 的 な切 り立 っ たが けを遠 い ところか ら見 ていた。 また木 更津 、 A小 共 に具 体 的 な絵 で もそ の 内容 は異 な り、木 更津 は怖 くて危 な い ところを局所 的 に描 くの に対 し、 A 小 は絵 図 20の よ うに木や 家 な どの構成 要素 を描 き、が けを中心 と した全 体的 な絵 を描 く傾 向 がみ られ た。 11 がけ ﹄ソ﹂ 1 _6ヽ く A小 4年 生男子 一ヽ 絵図 20 一 ︵一 ¨ がけ 備 木更 津 1年 生男子 ■ムⅦ 10 )・ 一一 一■一 一 一 ︲ ”¨ ︱一F一 一一・ ■﹁ ︱ ■1 1● ●ιl 1 一 =¨ 一 一 一一 ¨ 一 一 一 ・ ■¨ 絵図 中tザ ぐI― ― 夕 つ ク 76ラ ∫ フ b曜 勲受ィデ 弓 表 27 再 度 自然 の 中 で けが を しな いよ うに気 をつ けてい る こと ハ チの 巣 に近づ か な い 帽子 を被 る (ハ チは黒 い もの に近 づ く) 長袖 長靴 を履 く 藪 や枯 れ 木 に注意 する スズメバチ は危 険 でミツバ チはそれ ほ どでもない ヘ ビの 種 類 が わ か る (自 ―) 』ぴη 由記述 ) 危 ないところに行 かない 危な いことをしない 手 当てを持 つていく(絆 創 膏・殺 虫剤 ) 下を良く見 る 周りを確認する ゆつくり川に入る ヤ マカガシの 捕まえ方 を知 っている(頭 をつ ぶすようにもつ)毛 虫から逃 げている 急な斜面 には注意 する 急な斜面 には上 らない 毛虫のいる木には近づかない 大きな声で助 けを呼 ぶ 一 人で行動しない (両 親 といる) ナイフや包 Tは 手を切 らないように使う 子 どもを と りま く環境 に 関 わ る考 え方 に 、子 どもを成長 させ る善 玉の 危険 であ る リス ク と、子 どもが危 険 を予測 で きない 悪玉 の危 険 で あ るハ ザ ー ドの が あ るが 、この観 ,点 で結果 を抽 出す る と、 自然 の 中 の けが の リス ク管理 には木 更津 とA小 で違 いが 出た。 さらに リス ク管 理 の 方法 と して 、体験 を伴 う危 険回避 を 「積極 的 回避 」、体験 を伴 わない回避 を 「消極 的回避 」、け が に対 す る反応 を 「対処 Jと 分 ける と、木 更津 では 、危 険 に 対 しての 具体的 な 回避や対処方法 を認識 していた。 急 な斜 面、毛 虫 のい る木 、 ハ チや ヘ ビか らの積極 的口1避 を し、も しハ チや ヘ ビに 出会 つ た場合 は具 体 的な対処 を認識 していた (表 28)。 一 方 A小 では 、回避方法 に関 しては 「自然 の 中では遊 ばな い 」「危 な い ところには行 かない 」 とい う 危 険度 の種類 に 関 わ らず危 険 な場所 には行 か な い とい う消極 的回避 の 回答 が み られ 、対処 方法 に関 しては 「下 を よ く見 て 歩 くJ、 「絆創 膏 を持 ってい く」 な どのに1答 が み られ た (表 29)。 表 2「 8 自然の中での けがの リスク管理 (木 更津 ) 危険度 大 危険の対象物 巣 には近づかない スズメバ チは危 険 でミツバ チはそれ ほどでもない ○ ○ ヤマカガシ もし会 つた時は頭を潰して持 つ ○ ylち 侵 量 急 群 野 か い 蟹 蒐 塀 な 1 手を切らないように持って使う 藪 に入る時はとげや枯れ木に注意する ○ ○ 工作中のナイフ 植物のトゲ 表 29 危険度 自然 の 中での けが の リスク管理 (A小 ) 危 険 の 対象 物 けが防止 のための注意 点 自然 の 中で遊 ばない 4ヽ 虫全般 両親 のそばを離れない 殺 虫剤を持つていく 毛虫 逃げている -7- 体験 × ふ △ △ ・ い い し な 全 の 自 の 然 般 危 中 険 ∼ お 大 彗 鷲 長 な 鶴 ]碧 乳 喜 中 体験 ○ ハチ 虫 中毛 小 けが防止 のための注意 点 いもの 黒 を減 らすために帽子を被 る ④子 どもの 自然体験における リスクとハ ザー ドについて 子 どもをとりま く環境に関わる考え方に、子 どもを成長 させ る善玉の危険であるリス ク 5)が あるが 、この観点 で考察 と、子 どもが危 険を予測 できない悪 玉の危険であるハザー ド す ると、 自然体験 をす ることで リス ク管理 ができる可能性 があると考 えられ る。 まずハ チ 、 を例に取ると、A小 では、ハチの被害にあつた子 どもの リスク管理は 「周 りを確認する」 「殺虫剤 を持 つてい くJと い うよ うにハチとハチ以外の虫を区別 しないが 対処方法をとる が 、本更津 の子 どもはハ チ とい うハ ザ ー ドと他 の 昆虫 (カ ブ トム シ・ ホ タル ・ コオ ロギな ど)を 見分 ける こ とがで きるた め 、 ハ チ に刺 され る危 険 を回避 しつつ 多 くの 昆 虫 と親近性 「ハ チが飛 ん で きて も手で払 わない 」、 を有す る可能性 が あ る。さ らに危険 の 回避 法 と して 、 「巣 には近 づ か な い Jな どを認識 し、ハ チ の4寺 1生 か ら 「黒 い衣服 を着 な いほ うが よい 」 と い うこ とも学 んでい る。また「スズ メバ チは危 険 で ミツバ チ はそれ ほ どで 1)な い 」な どの、 ハ チ の種類 に よるハ ザ ー ドの 大 き さが認識 で きて い る。 ⑤ ま とめ 以 上 の こ とか ら、木 更津 の子 どもた ちはそれ ぞれ の危 険度 レベ ル に対応 して危 険回避 を 行 つてい るの に対 し、 A小 の子 どもたちはそれ ぞれ の危 険度 レベ ル にヽ 芯が連動 してお ら │り ず 、危 険 か ら遠 ざか るこ とで危 険回避 を行 ってい るこ とがわか っ た。 また、 自然 の 中 の け がの 背景 に楽 しい 体験 を してい る木 更津 の子 どもは 、再度 そ の場所 に行 きた い と考 える傾 向 がわか つ た。 つ ま り木 更津 では 、 自然 は 「こわい 」 こ ともあ るけれ ど、それ 以 上 に楽 し つ っ も、気 い 体 験 が で き る とこ ろで あ る と認 識 して お り、危 な い ところ ‐ に危 険意 識 を持 ち ͡` 一 ―、 一 一一`一´―一一ヽ―一´――一―一一ヽ͡ 一一一―― ――ン‐ イ ―――イ 一 を つ け な が ら再 度 行 きた い とい う好 奇 心 が み られ たが 、 A小 で は体 験 した こ との な い 不安 が 沢 山あ るた め 、危 険度 の 大小 に拘 らず危 な い ところには行 かない子 どもが 多 か った と考 え られ る。 この こ とか ら 「こわい J空 間 へ の具体的 な回避方法や対処方法 を認識 してい る木更津 の 子 どもた ちは、安 心 して 自然 の 中 で遊ぶ こ とがで きる と考 え られ る。 このた め 、 自然体験 の 多 い子 どもは多様 な遊 び場 が確保 され 、情操教育 を図 る上 で も効果 的で あ る と推 察 され た。 ― )一 表 312 得 意 不 得 意 が 分 か れ る森 の 遊 び 子どもたちの対応の違い 得意不得意が分かれる「こ わい」 体験を伴う森の遊び いつも目立つ子の反応 滝つばへ の飛び込み 沢の上の丸太渡 り 昼食を泥に落とす 軍手をしないで芋ほり /// 1・ 1木 染 め I吻 娑 取 いつも日立たない子の反応 足 が震えて飛び込むことができない いつも目立たない男児が一気に飛び込む 四つん這いになり少し遅い i驚 小柄な男児が手を広げバランスを取り渡る リ ニ ナ リ ノ 採 り台 女児が根気よく掘 り続 け大きな芋を収穫する 七 夕飾 り 竹壼 り 田植 え 水 遊び lll篠 野菜作 り うんてい │す 警FII ‐│ ││ │ ■粘■ ││‐ │‐ ― ままごと│‐ │ . 自 分 ?1],`│ 丸 太渡 ′ェイス 藪 こぎ 飛び込t 探検滝つぽ 3-3.行 動観察調査 の結果 自転 ・ 面 白い種・ 木探 し :│ 焚き火 鬼ごっご 征ホ,流 し 流しソーメン 車和換 おか,・ 作り 部 ニ ハ プ ン が の で 泣 く募 女 児 然 グ 突 P泥 ど 洋 ば 漫 第53]ど 軋 、 暑 擦 り傷をして飽きて遊びだす セ ミの抜 け殻探 し │ ンディング ^ィ ①森 の遊びにおける 「こわい」体験 53種 類 が確認 され た 行動観 察 .13査 に よる と森 の保 育 での遊び は (表 33)。 森 での子 ど もた ち の 遊 び を、「空間 が 多様 な もの 」、「協力 が必 要 な もの J、 「独治1性 を養 うもの Jに 分類 し、 そ の 中 で 実際 に 「こわい J体 験 を伴 つた もの を抽 出 した 。 そ の結果 、森 での遊び の 半 分近 く (43%)が 実際 に 「こわい 」体験 を伴 つてい る こ とがわか り、そ の 中で 65%が 力 が必 要 な もの 」 で あ る こ とがわか った (表 33、 図 33、 図 3-4)。 表 33 森 での遊 び と性 質 に よる分類 (太 字が 「 こわ い」体験 が実際 に起 こった もの 「協 ) エノコロクサ・本 の 実・花・キ ノコ・クリ 植物採取→ 観察 カツラ→紅葉した業は甘い匂いなど 木の匂いを嗅ぐ 切り株遊び 草を食 べる 春の七草探し/山 菜探し 鷲殖鰤聟りЪ傷ジ:ド ゥダ革 ヨtギ :ツ iタ サ :リ ツヤイtあ 葉 切り鶉 ・桑グミ ・アケビ・びわ・山葡萄・夏みかん・栗・ヨモギ・ソメイヨ 銀杏・ドングリ シノのさくらんば・木苺・柿・とちのきなど ミョウガ・つつじの花の蜜・クレソン・スイバ・野ビル・むかご・きくらげ・椎茸・ タケノコ ・なずな・ごぎょう ・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ/タ ラノキ・夕力 せり ・サンショウなど ノツメ 幕本染め 草笛・竹笛 ?る 縄側Lび セミの抜け殻あつめ 参 デ 与 靱 実を食べる 植物採取→観察→ 食事 その他のものを食 べる 空間 植物採取→観察→工作 力` 動物楳lTxム 観察 縫 ξ‖■│■ 設鰍号 籠 勝締晶総葉t現務ξ零 ジゲ ジ ツ 栞 ウ ぅ タ :産 アブラゼミ(ジ ージリジリジリ)・ クマゼミ(シ ヤーシヤー)・ ツクツクボウシ(オ ー シーツクツク)・ ヒグラシ(カ ナカナカナ キジなど 寄付肌 l― 首転軍齢 助輪なして山を駆け巡る セミの鳴き声あて &ま ね ) 佐平館の横のうんていで練習 雨の 日に図鑑を見ていつも見てい 植物採取 →観察→工作 →レース 植物採取→ 観察→食事 小動物採取→観察→飼育 抽作業 =観 察 空間・協力 ム食事 … 空間全体的なillび 七タ 笹舟 草相撲 焚き火 流しソーメン ザリガニ採り カエル採り ユ採り … 野菜作り 田植えと稲刈り 収穫 おかず作り 丸太波リ 滝つば飛び込み 水遊び・,lI遊 び 探検・藪 こぎ 竹登り,大 きな木登り 土手すべり・草そり ・かくれんぼ おにごつこ 台車遊び 廃車 illび 笹ム耗 作りt,1や池に流してし」スをする エノコロクサ・オナモミ→トントン相撲 オオバコの根→引つ張り草相1業 1'1` 枝 :落 ち葉:ズ ギあ葉ムズを行げ食物を加熱する 4/1あ 捜 三 て せ び き る… 3鷲 混鋪 (諌 1助 ガ を 皆 お 暮 箸 箱 製 轡鑽 警循 憫 で ど鰯 {飾 換 奪ラツ 双 稲刈りは量が多いのでお父さんの手伝いが入る・刈った台車は皆で引く ゴボウ・芋は土が硬くてなかなか抜けないので皆で引っ張る 貯鯰 種 "埃 紗 落ちるスリルを味わう・周りが励ます 川で泳ぐ・竹に穴をあけて口にくわえて水を出す・竹で水鉄砲作り 藪 こぎ探検中に色々なものを見つける 竹林で竹に登れるところまで登る おしりに草を敷き斜面を滑り降りる 里山の空間を生かして鬼ごつこ・かくれんばをする 台車に皆を乗せてバスのようにして広場を走り回る ふ 霞め 裏 遊 秀 :fttP融=崖 根 零蟹轟僅 箋 舗醤 ´徴籠最 :諧 忍者屋敷 建物 の 中の 遊 び lTを 駐棚 ばりをりる 1ァ 植物採取→ 観察→工作 空間・独創性 上 をちようどいい硬 さにして土器 などを作 る 泥 団 子 落ち葉・オナ モミ→ 体 に付 けて洋服 にす る 土粘 土つくり 落ち葉・植 物 で洋 服 作 り ‥ 蔦 淵 燃輪 り 1犠 臨崎 :螂颯蜀籠 ・ I雙 二 :鰍 膨暑 詈 吉 る い り テ イ ン グ ン I碁 []二 I[二 空間全体的な遊び をチョコバナナに見立ててお店屋さん lFな 棋 こ そ あ 壌 皆で鳴らす 言 吊 響 塁暑 兵 畿 ・ 翻 凸ノ ヽハ■■已た日 自分 の部 屋 作 り わら小屋、小屋の地下、台車の中、地の横などを工夫して改造し、ご│ま んを 草木の工作 夕・クジヤク エノコログサの穂→馬 つる→かごや縄を編む 石→石の形を の 後 、松 葉 とツ バ キ の 栗 → 虫 か ご 植物採取→観察→工作 ―Iltiご │こ蜻 獅 独創螢励 逸物撤 ■観察 空間全体的な遊び 藩 響 五軋 ‖ ‐ は 」 ドロ遊び わら小屋ですべ り台作り ,-7- 勒 櫛 靡 ぢち勇 3露 濯 呂醐 理告 シ ュ ロの 某 → ハ ツ ち ;二 ;3ム i葛 」書 をF ・ ロ ド サッ ↑占 窓 軽を 書く 磨た ノい ノ 粋し ザ]・ パ` 稲刈りの穂を置いたわら小屋に板を立て、その上にわらを敷きすべ り台に 計シ部 やゝ体ヾ﹁ 識十 ヽ 天う 百 可 更てフ 針射鑓なぜ活昔画研在だ計競業警最景ザ旨選彗ナ場希もτ ・ コンテスト ② 「こわい」体験 の具体的事例 森 の遊び の 中で、実際に 「こわしヽ 」体 D■iが あ っ た もの を抽 出 し、危 険度 の分析 基準 (表 2-2)に 従 つて分類 した (表 3-4)。 表 3-4 森 の あそびにおける「こわ い」体験の内訳 3 4 小 バ ンツー 丁 で 泥 遊 指 導 者 が キ ジの メス の 屍 骸 を見 つ けて 全 員 に見 せ る 小 小 丸太渡りに失敗 しどろに落ちる 自転車補助輪なしに挑戦 12 a¬ 昼 食 中 に ご飯 を落 とす (肉 ・ 洗 う ノ` ン → 土 の ところを取 る ) 田 植 え 中 に 深 み に は ま り足 が 抜 けな くな る 13小 14小 15 16 24 小 26 27 28 29 小 小 ′ Jヽ 融 轍 (5人 )│ホ 藤 1鴛 剣 大本の根元 1人 1人 栗林 竹林 1人 (6人 (6人 中 中 自転車 佐 平 館 1黄 の 力`す 植物採取 植物採取 湿地 森の家前 台車 植 物採 取 広場 裏山 がけおり 花病尋 佐平館横の力ヽナ 5人 達造 │ズ ぃ 1 1杢 │ : 1杢 │1警 : 望込争tipttwttI電 功する ■蠍 経鷲纂鶴駁る i最 1じ I‖ 轟 易僣 │ホ 憑││■ 1識 撃豪 警:〔 11 ,i範 言雰を 露 :仁 孟 ´ │》 )1未 蔵 111諄 婆磯満 )沐 顧1111看 鸞再漢Lめ `島 1書[ 苫界モ寿危 昌外轟針麺 │ ‐ 蹴坂 1支 3天 1人 (6人 ) 1人 (全 員 ) 1人 (3人 ) 1人 (全 員 ) 昌外モ封麺 誤飲 誤飲 仲 間の対 処 仲 間の対 処 仲 間の対 処 保育士の 対 処 保育士の 対処 保育士 の 対処 保育士の 対処 保 育士の 対処 保育士 の 対処 1挑 戦■ │││メ 続 菫と :J' 全員 × 副1練 ‐ ■X ‖ 練 著 ξ 蒼 棒 高あ難 範 11黒 罐 属嵩ぁ 待範 'ス │1 lx 響i:IPが 肇 ヨ 車道 佐 平館 横の がけ 丸太渡り 回避 `傷 森に向かう おにごつこ 1空 査菩?``rィ デ考甲!:`わ 主主ず吉ツヒ戦した子はタケノコを落とす) . :x 訓練 工作中になたで手を切る 森に向かう途中、歩道で転んで車道に出る おにごつこ中にがけから落ちる 口 中 ■X お天S Iネ 臓││‐ 17昴 2人 泥 田んぼ 商 ■ × l卜 9ま 畑に行く途中わざと危険ながけから降りていく がい こ咲いている花を半分身を乗り出して採ろうとする :交 全員 │れ 階段 り !li 急著屋敷 おにごつこ中にがけをよけて横のトタンの置き場に突つ込む 植物を間違つて飲み 込む クリになるイガイガを間違えて飲み 込む 台車で唇を切る スギの 葉を採取 中に足の 甲をムカデに刺される わざとが けを降りる 1l CI 融 │ │ 露 鸞li 露 1山)獣 引│1躍 ン[ロ ml]‖ iズ 談糧 踏 織1盤 潔耀 諄職鮭 階段のぼり おり 落ちる 玉遺り 中 中 フ 中 中 9 中 中 0 妖蕩 竹登り 自車云車で力ヽすから落ちる 5 基蚕 「 栗拾 い ザリガニ採り中にザリガニ に手を噛まれる 子どもたちだけでウシガェルの頭 と骨だけの屍骸を見 つ ける かごを背負つたまま末 登りをしたため降リオ しなくなる 中 藪 [切 攣 lる わらが目に入る 小 藪こぎ 自転車 長靴に穴が開いていてクリの イガが足に刺さる 竹登り中に滑って落ちる 25小 輛 1練 写 健轟 逗 │1盟 V貯 23小 ヨ1練 全員 泥 田植 え はじゃぎすぎて気持ち悪くなる 竹とん ぼを作る途 中にまぶたに擦 り傷 木のうろにつまずいて自転車て車農ぶ 小 小 全員 湿地 uヽ 長箪‖こ裸 足のため、園から森 へ 向かう途 中でかかとを擦りむく 小 畦道 丸太渡り り1:融 警登 、り 新 言 畢 篠殖 ;1 暑 :翫 苗 纂義藁算: Jサ が 顔 を た は 。 W刊 ヽ 鞭 ‖ よ ¬ ツ いヽ ヾ 攣戦脚 薇 テ。躍 11 小 動 物観 察 碩 壼 '辮 禁 ││‐ 1l ]T表 認鋏瑾 〈自然体 験 が 多い子 ども〉 m 菫 (自 然体 験 が少 ない子 ども〉 「こわ い J体 験 を伴 うtiび 返■_ト ユリ 「こわい」体験 (〔 :鰤 琳験 )( 1じ る き不得意が引 危 険 度 の レベ ル と対 象 に あ つ `│卜 た 文1処 方 法 を認 識 で き る 1並 とがあ り協力がリ ビ要 に な る 機 会 が ル)る 自分 の 中 で の 危 険 尺 度 の 構 築 と危 険 回避 能 力の育 成 よびに1'`1■ できる り ん か が減 る 他 人を 認 め 認 め られ る 遊 び 場 が 制 限 され な い た め 多 lr2な lliび 場 が l 力 が付 く 自信 が イ 司く 織 で きる 図 4-4 人‖l関 係 │「 会 Hlの 鮒築 自 己 11月 !能 力 (対 処 力 来 自然環境 におけ る 「こわ い」 体験 の効 果 口,Ш 力 )が 養 え る 図 37 自然環境 に お ける │こ わ いJ体 験 を伴 うn「lび の効 果 一 ′o一 アイメ 4群 行 〃) ⊂2ψ 」 ンヽヽ ぼド 了 ど もの 成 長 に 効 果 的 ごと雨 デ ヽハ llll察 li保 旦③ 自分にとぅ での危険,■ の低 い 々 な タ イ プ の 了が ヒ ーーロ ー 1人 で はで きな い こ