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第4章 基本的施策

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第4章 基本的施策
第4章 基本的施策
1
食育目標1:食を通してからだに関心を持とう
めざす姿
① 朝食をきちんと食べます(健やかなリズムは朝食から)。
② 自分に必要な食事量を知り、3 食バランスよく食べます。
③ 適正な体重の維持に努め、生活習慣病を予防します。
成果指標
○朝食を毎日、食べる人の増加
成
人:現状値 84.6%(平成23年度 伊勢原市「市民健康意識アンケート」より)
中学生:現状値 83.8%(平成23年度 伊勢原市「中学校2年生 骨密度測定・アンケート」より)
現状と課題
生活習慣病を予防し生涯にわたって健康であるためには、自分のからだに関心を持ち、
適正体重や必要な食事量を知り、1日3食バランスよく食べることが重要です。特に朝
食は一日の活動の源です。集中力を保つためや、今後の健康維持にとても影響するもの
ですが、アンケート結果では、朝食欠食が多くのライフステージでみられます。
市民が朝食を欠くことなく健全な食生活を実践できるようにするためには、幼児期か
ら食事づくりや食事場面、遊びや絵本などを通して食べ物やからだのことを話題にする
経験が大切になってきます。学童期は、心身の成長や健康の保持増進の上で、望ましい
食事のとり方について学校給食をもとに教科指導や特別活動の中で理解し、自ら管理す
る能力を身につけることが重要です。そして思春期には、自分のからだや健康を大切に
する態度を身につけるため、食に関する活動への参加などを通して情報の幅を広げられ
るような関わりが必要になってきます。また成人期には、定期的な健康診断で自分のか
らだの状況を確認したり、食生活を見直し生活習慣病の予防に努めることが大切です。
今後も、朝食の大切さや、自らのからだに関心を持ち、3食バランスよく食べること
の必要性等についての普及啓発を進めていく必要があります。
施策の対応方針
○家庭における朝食の習慣の確立や適正体重の管理を進めるため、行政や地域等多くの
関係機関で、その必要性の普及啓発と実践のための支援をしていきます。また、自分
自身のからだや望ましい食事バランスを知るために、体格の確認や骨量の測定、食事
相談等を充実させていきます。
○保育所・学校等では、子ども自身が朝食や 3 食バランスよく食べることの必要性等を
学び実践できるよう、生きた教材である給食や食育指導を充実させていきます。また
様々な機会を利用し、子どもだけでなく保護者への啓発を行っていきます。
19
2 食育目標2:共食を通して食育を充実させよう
めざす姿
① 家族の団らんや人との交流を大切に、3食の食事を楽しみます。
成果指標
○1 日1回以上1人で食事(孤食)をすることがある人の減少
成
人:現状値 15.0%(平成23年度 伊勢原市「市民健康意識アンケート」より)
○朝食を一人で食べる人の減少
中学生:現状値 49.0%(平成23年度 伊勢原市「中学2年生 骨密度測定・アンケート」より)
現状と課題
健全な食生活を実現するためには、家族や友人と一緒に食事をしながら、人との関わ
りを楽しみ、食の楽しさや大切さを身につけることが必要です。
本市では、各種料理教室や学校等において、1日3回の食事でコミュニケーションの
機会を増やすことの大切さを伝え、コミュニケーションがはずむ環境づくりに取り組ん
でいます。また、地域が主体となって実施している老人クラブやミニサロン事業等で、
高齢者の会食の機会を設けています。
しかし、核家族化や独居高齢者の増加、地域とのつながりの希薄化、ライフスタイル
の多様化などにより、「孤食」の増加やコミュニケーションの場自体が少なくなってき
ています。アンケート結果からも、一人で朝食を食べる中学生が約半数おり、高齢者に
おいても、約3割の人が一人で食べている状況です。
今後とも、共食の大切さについての普及啓発を進めていく必要があります。
施策の対応方針
○家族で食卓を囲むことの大切さを再認識できるよう、行政や保育所、学校、地域等か
ら、様々な機会を活用して、市民や保護者への啓発を推進していきます。
○学校等の食育において、共食を通した食育をすすめるため、異世代間の交流給食など、
給食の時間を活用した場を充実させていきます。
○一人暮らしなどで孤食になりがちな人には、行政や地域主体の講習会やイベント等を
活用して、食を通じた交流の機会を進めていきます。
また、各関係機関相互で連携をして、日頃参加の機会のない人にも勧めていけるよう
体制を整えていきます。
20
3
食育目標3:食について自分の役割を果たそう
めざす姿
① 自分や家族、仲間のために、食事づくりをします。
② 栽培・収穫・調理を通して、食に対する関心や理解を深めます。
成果指標
○食事を毎日つくる又は手伝う人の増加
成
人:現状値 49.0%(平成23年度 伊勢原市「市民健康意識アンケート」より)
○自分だけで料理を作ることができる人の増加
中学生:現状値 69.8%(平成23年度 伊勢原市「中学校2年生 骨密度測定・アンケート」より)
現状と課題
自分や家族、仲間のために食材の栽培や収穫、食事づくりなどをすることは、食につ
いて自分の役割を果たすことになり、食事をつくる楽しさを味わうだけでなく、食に関
する感謝の気持ちを持つことにもつながります。また、体験を通じて食に対する関心や
理解を深めることができます。
本市では、様々な機会を通して調理の方法だけではなく、食事をつくる楽しさも伝え
ています。また、本市は都市型農業の盛んな地域であり、栽培や収穫などの農業体験を
することができます。
しかし近年、食に関して意識の低下、役割を持てない人がいることが懸念されます。
アンケート結果では、食事づくりを毎日していない人が約半数、また、料理を教わる機
会がない人が約6割います。
今後も、調理や農業体験の機会を提供していく必要があります。
施策の対応方針
○食事づくりの楽しさを経験し、習慣化するために、行政や地域等において関係機関と
連携しながら、調理体験できる教室やイベントを充実させていきます。
食事づくりの経験や料理を教わる機会が少ない、男性や子どもも参加しやすい体制を
整えていきます。
○多くの地域で調理体験等の食育が推進できるよう、地域における食に関するボランテ
ィアを積極的に育成していきます。
○栽培や収穫を通した農業体験や地元農家との交流を通して、食に対する関心や理解を
深め、食への感謝のこころが育まれるよう、農業体験事業(教育ファーム)を各関係
機関等と連携しながら推進していきます。また、収穫までにとどまらず、調理も含め
た食全体を学べるよう、各施策や事業の連動を図っていきます。
21
4 食育目標4:食を通して文化を伝承しよう
めざす姿
① 日本の食文化「主食・主菜・副菜」をそろえて食べます。
② 伊勢原の食文化を伝えていきます。
成果指標
○「主食・主菜・副菜」をそろえて 1 日 2 食以上食べる人の増加
成人:現状値 69.6%(平成23年度 伊勢原市「市民健康意識アンケート」より)
現状と課題
食を通して文化を伝承していくためには、日本の伝統的な食文化をもとに作り上げら
れた、「日本型食生活」といわれているご飯を中心とした「主食」、肉や魚・卵・大豆
製品などを使った「主菜」、野菜を中心とした「副菜」をそろえるといった食事のスタ
イルを実践し伝えていく必要があります。日本型食生活は栄養バランスに優れているだ
けでなく、日本各地で生産される農林水産物を多彩に盛り込んでいるのが特徴です。こ
のため、地産地消の推進や各地で古くから育まれてきた貴重な食文化の継承にもつなが
ることが期待されています。
また、伊勢原の地場産食材や伝統食材を活用した行事食・郷土料理などの調理をす
ることも、食文化の伝承につながります。
そこで本市では、様々な講習会やイベント、保育所・学校など食育の場等でバラン
スのよい食事について伝え、実践の機会を設けています。また、料理教室や給食の場
で地場産の食材を使用し、地産地消と食文化伝承を進めています。
しかしアンケート結果では、「主食・主菜・副菜」がほとんどそろわない人が若い世
代で多く、働き盛りの 30∼49 歳では、約5割の人が「朝、昼、夕食の中で 1 食はそ
ろう」又は「ほとんどそろわない」といった現状です。
今後も、各ライフステージに応じ、日本型食生活や地産地消の大切さ、伊勢原の食文
化を伝承する大切さについて各関係機関や地域ボランティアと連携しながら普及啓発
を進めていく必要があります。
施策の対応方針
○保育所や学校、地域等で、行事食や郷土料理などの伝承を進めていきます。また、給
食等における地場産食材の活用をさらに充実させ、地産地消の取組を推進していきま
す。
○各関係機関や地域ボランティア等と連携して、日本型食生活や地産地消も含めた食文
化伝承の実践をめざし、講習会などでの普及啓発をさらに充実していきます。また、
地場産食材のさらなる活用を進めるために、多様な媒体を使って、活用の利点や献立
等の普及啓発を進めていきます。
22
5
食育目標5:食を通して食材に興味を持とう
めざす姿
① 農業体験(教育ファーム)に積極的に参加します。
② 食品の安全について知識と理解を深めます。
成果指標
○農業体験事業(教育ファーム)実施の増加
現状値 31組(平成23年度「農政課 事務事業評価」より)(取組事例は P41.42 参照)
現状と課題
食を通して食材に興味を持つことは、食べ物の大切さ、育ち方、おいしい食べ方、か
らだへの影響などの理解にもつながっていきます。また、食品の安全性を確保するため
には、自分に合った情報を自ら判断していくことが大切になってきています。農業体験
などを通して食材に興味を持つことで、食べ物について理解を深めるとともに食品の安
全性についての知識と理解を深めることになります。
本市では、果物の栽培や畜産業が盛んで、都市型農業が行われているため、生産者と
消費者の交流や、その特性をいかして農業体験事業(教育ファーム)など様々な機会を
提供しています。
しかし、調査結果から、まだ農業体験をしたことがない市民が相当数いることが考え
られます。
今後も、市民が食材に対して興味を持ち、その安全性についての知識と理解を深める
ことができる取組を進めていく必要があります。
施策の対応方針
○保育所や学校等において行われている、園内・学校菜園などでの栽培体験や、学校で
の各教科や特別活動での食の栽培等に関する指導等をさらに充実させ、食への関心を
育てていきます。また給食などにおいて、地場産食材の活用や生産者との交流を通じ、
地域との連携や地産地消を進めるとともに、食材への興味を持てるよう推進します。
○栽培から収穫までの農業体験や地元農家との交流を通して、食への関心が育まれるよ
う、農業体験事業(教育ファーム)を各関係機関等と連携しながら推進していきます。
また、市民朝市や各種イベント(農業まつり・畜産まつりなど)など多くの機会を活
用して、生産者と消費者の交流を推進していきます。
○食の安全性の観点からも、生産者の顔が見える安全な地産地消を進めていくとともに、
環境保全型農業(土づくり等を通じて、化学肥料や農薬の使用等による環境負荷の軽
減に配慮した持続的な農業)の推進による、農産物のさらなる安全性の確保と環境へ
の配慮も進めていきます。
○食の安全性に関する正確な情報を提供し、日頃から適切な判断ができるような基礎知
識を持てるよう、各関係機関と連携しながら、普及啓発に取り組んでいきます。
23
6
食育目標に基づいた取組・事業一覧
食育目標1∼5の中で該当しているものには●をつけています。
取組・事業名
食育目標
29 年度
事業内容とその目的
現状
マタニティ
妊娠期から出産後の家族の食生活に必要な栄
隔月開催
対象者
クッキング
養について学ぶ教室。
(年6回)
の拡大
(母親・父親
食事栄養調査・栄養士講話・調理実習・試食
学級2日目)
を行う。
離乳食教室
離乳食開始から幼児食まで、基本となる乳幼
月1回
現状維持
目標
児期の食生活について学ぶ教室。
1
2
3
4
担当課等
5
実施主体
・子育て
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
支援課
離乳食の実演、試食を交えた栄養士講話。
乳幼児健診で
各健診において食事相談と集団での食教育を
の食育および
行う。
月 10 回
現状維持
●
食事相談
すくすく健康相
各公民館で乳幼児の食事相談とミニ講座を行う。
月3∼4
内容を
談での食育およ
中央公民館にて栄養士講話・実演・試食を実施。
回
充実し
び食事相談
乳幼児の
食生活につ
いて普及・
啓発
て継続
①子育て支援センターや各公民館主催乳幼児
年5回
現状維持
随時
現状維持
教室においての食生活講座。
②健診会場や各公民館において食中毒予防
ポスターやレシピ等の掲示。
伊勢原市ホームページに乳幼児食に関する情報を掲載。
●
●
乳幼児の「食生活」の悩み等について、「食」に関する情報発信。
③レシピの作成、配布。
随時
現状維持
保育所給食
食を営む力を育成し、望ましい食習慣を身に
各園に
現状維持
を活用した
つけ、食べることを楽しめるような給食を実
て実施
食育
施。また、バイキング給食の実施、地場産物
●
●
・保育課
●
●
●
●
●
の提供、紙芝居等の媒体を使った食育も実施。
クッキング
調理する楽しさを育て、積極的に食事づくり
各園年
保育
にかかわれるようにする。
1∼2回
園内菜園
食材を育てることを通して食材への興味・関
各園に
現状維持
●
●
●
●
現状維持
心を促し、自然の恵み、人への感謝の気持ち、 て栽培
命を大切にする気持ちを育む。
保護者への
保護者への食育の普及・啓発を目的に子ども
月1回
食 育 の 普
の食事の様子や食育の取り組みを伝える。
配布
及・啓発
給食だより、給食試食会、食育・食事相談。
24
現状維持
●
●
●
●
●
取組・事業名
学校給食を
活用した
食育
事業内容とその目的
現状
・給食時間における食育(小学校)
給食の準備から片付けまでの一連の指導の中で、正
食育目標
29 年度
目標
1
2
3
4
担当課等
5
全小学
内容を
・学校教育課
校で実
充実し
・各小中学校
しい手洗い、配膳方法、食器の並べ方、はしの使い方、 施
て継続
食事のマナーなどを習得する。
教科等で取り上げられた食品や学習したことを学校
●
●
●
●
●
●
●
給食を通して確認する。
献立を通して、食品の産地や栄養的な特徴等を学習
する。
栄養教諭及び栄養職員、学級担任等の教諭が連携し、
給食の時間における食育を行う。
・行事食、郷土料理、特別献立の実施。
全小学
日本及び外国に伝わる行事食や郷土料理、学校行事
等に関係した特別献立を学校給食で実施することに
継続
校で実
●
施
より、食文化や伝統に対する理解を深め、食への関心
を高める。
・ランチルーム
全小学
学級単位で年に数回、「ランチルーム」という特別
教室で給食を食べ、栄養教諭及び栄養職員による食育
継続
校で実
施
等を重点的に行う。
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
異学年の児童や担任以外の職員と一緒に食事をする
ことにより、楽しく会食することや、食事のマナーを
身に付ける。
・学校給食における地場産物の使用推進
「かながわ産品
実施校
「かながわ産品学校給食デー」や、「学校給食地場野菜使
学校給食デー」
回数の
用推進事業」のほか、年間を通して給食食材に地場産物を積
は全小学校、「学
増
極的に使用することにより、地域の自然、食文化、産業等に
校給食地場野菜
ついて理解を深める。
使用推進事業」
地場産物の生産者や生産過程等を理解することにより、食
は6小学校で継
続的に実施
べ物やそれにかかわる人への感謝の気持ちを育てる。
地域の生産者等と連携した食育を行う。
・家庭地域との連携
全小中
内容を
給食だより、学校だより、保健だより、給食試食会、 学 校 で
充実し
給食衛生委員会等により、学校における食に関する指
導の目標や方法、学校給食の意義、役割等について共
通理解を図り、家庭や地域と学校が連携した食育に取
り組む。
25
実施主体
実施
て継続
取組・事業名
学校給食を
活用した
食育
事業内容とその目的
現状
・給食時間における食育(中学校)
全中学
ミルク給食、昼食時間を通して、楽しく会食すること、健
康によい食事のとり方、安全・衛生に留意した食事の準備や
食育目標
29 年度
目標
1
2
3
4
担当課等
5
継続
校で実
・学校教育課
●
施
実施主体
●
●
●
●
・各中学校
後片付け、食事環境の整備、勤労と感謝について学習する。
思春期栄養
青年・壮年期以降の生活習慣の出発点である
全中学
改善事業
中学生に対し、望ましい食習慣を身に付ける
校で実
継続
●
よう促すため、骨密度測定と栄養教育を行う。 施
●
効果的な食育を行うため、食生活に関するア
ンケートを行い、中学生の現状を把握する。
「総合的な
地域や学校、児童生徒の実態等に応じて、心
各学校
学習時間」で
身の成長や健康の保持増進の上で望ましい栄
の年間
の取組
養や食事のとり方について追究を深めたり、
計画に
農業体験等を通して自分の食生活全般を振り
基づき
返り、よりよい生活習慣や食習慣を考えたり
実施
継続
・指導室
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
する。
各教科等で
各教科(社会、理科、生活、家庭、技術・家
各学校の
の食に関す
庭、体育、保健体育等)で、それぞれの学校
年間計画
る指導
や児童生徒の実態に合わせて創意工夫に努
に基づき
め、食に関する指導の学習を展開する。
実施
高校生への骨量測定と食教育の実施。
随時
思春期食育
事業
継続
実施方法
の検討
39歳以下
39 歳以下の方を対象とした健康診査時に食
健診
事相談を実施。
地場産
地場産の食材を使った料理教室。栄養士の講
かんたん
話と簡単な調理実習および試食。
年2回
実施方法
の検討
年8回
●
●
●
●
・健康管理課
実施方法
の検討
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
料理教室
ヘルスメイ
食を通した健康づくりをするボランティアの
年 1 コース
活動の
ト養成講座
養成講座。
(15 日間) 充実
生活習慣病
生活習慣病やメタボリックシンドロームの予
年1回
予防教室
防が目的の教室。運動、栄養士講話や試食な
現状維持
●
ど。
OB 会(生活習
生活習慣病予防の教室終了後に継続して生活
随時
現状維持
現状維持
慣病予防教室) 習慣を見直すためのグループ活動。
ヘルスアップ
生活習慣病予防が気になる方(希望者および
年 1 5
相談(食事・運
通知した方)への食事相談。
回
動・生活相談)
26
●
●
●
●
●
取組・事業名
骨量測定相談会
事業内容とその目的
現状
骨量測定実施後、食事相談を実施。
年14
食育目標
29 年度
目標
現状維持
回
特定健診・
40 歳∼74 歳で伊勢原市国民健康保険加入
健診は随
委託業
保健指導
の人や、神奈川県高齢者医療広域連合加入の
時
者との
(食事相談)
人(75 歳以上)などを対象に健診を実施後、 食 事 相 談
連携強
必要な人に食事相談を実施。
は委託
化
「簡単!料
市の各課栄養士(学校教育課・保育課・介護高齢
随時
継続
理レシピ集」
福祉課・健康管理課)で作成したレシピ集。
の配布・普及
市の窓口や地区公民館、教室などで配布。
市民の食生
伊勢原市のホームページにて「食育のページ」 随時
活について
を作成および更新。
普及・啓発
各団体やボランティア等へ望ましい食生活に
1
2
3
4
●
●
●
●
●
担当課等
5
実施主体
・健康管理課
●
●
●
●
●
●
現状維持
●
●
ついて普及・啓発。
おいしく食
低栄養のおそれのある高齢者の低栄養改善が
べよう栄養
目的の教室。
教室
調理実習、栄養講話、運動、口腔ケア等の内容。
栄養教室
継続した低栄養予防・改善を目的に実施して
同窓会
いる、
「おいしく食べよう栄養教室」修了者の
月1回
実施方法
の検討
年4回
・介護高齢福祉課
●
●
●
●
●
●
継続
OB 会。調理実習を中心に実施。
訪問栄養
低栄養のおそれのある高齢者の低栄養改善を
随時
継続
相談
目的に、管理栄養士が訪問栄養相談を実施。
介護予防
高齢者向け料理講習会。地域包括支援センタ
各公民
活動の充実
料理講習会
ーや伊勢原市ヘルスメイトなどが連携しなが
館1回
ら実施。
以上
出張!簡単
依頼に応じ、老人クラブやミニサロン等の地
随時
継続
クッキング
域に出向き、調理と試食会の実施。
高齢者の食
ミニサロンや老人クラブ、各団体、ボランテ
随時
継続
生活につい
ィア等へ高齢期の望ましい食生活について普
て普及・啓発
及・啓発。
介護予防栄
各地域での介護予防を目的とした栄養サポーター
2年に1コ
養サポータ
の養成講座。高齢者向けボランティア活動におけ
ースの実施
ー養成講座
る、食に関する注意点や実施内容 等。
(1コース
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
活動の充実
3日間)
配食サービス希望
希望者が申請後、管理栄養士が訪問し栄養ア
者への管理栄養士
セスメントを実施する。
随時
継続
●
訪問
27
●
●
●
取組・事業名
事業内容とその目的
現状
目標
農業体験事業
米作り(谷戸田オーナー制度)、野菜づくり、 実施
継続(体験
(教育ファーム)
など栽培から収穫までの農業体験。
者数の拡充)
農業に関す
市民朝市(毎月第1日曜日(10 月休み、12
るイベント
月:第 1・第 3 日曜日、1 月:第2日曜日))
実施
食育目標
29 年度
1
2
3
●
4
担当課等
5
●
実施主体
・農政課
継続
●
野菜・果物・卵・パン・花・落花生など「新
鮮・安全・安心」な生産物を販売。
畜産まつり。
実施
継続
●
動物とのふれあいや農畜産物の販売を通じ、
農畜産業への理解と関心を深めるまつり。
みかんの木オーナー制度。
実施
継続
消費者がみかんを収穫できる権利を買い、収
●
穫を楽しむことができる制度。(その年の生
育状況によって、募集できない年も有)
市民農園
市民ニーズの高まりに応じ、遊休農地等を利用し
実施
継続
た「八幡谷戸ふれあいガーデン(市民農園)」が
平成 23 年 4 月に高部屋地区西富岡地内に開設さ
れ、指定管理者による運営がされている。
野菜や花の栽培を通じて自然と触れ合うととも
●
に市民相互の交流を促進し、地域の活性化及び農
●
業に対する理解を深めることを目的としている。
「八幡谷戸ふれあいガーデン」216区画、N
PO法人ファームパーク湘南が管理・運営する市
民農園「ファームパーク上平間」52区画、「フ
ァームパーク八幡台」54区画。
環境保全型農業の推進
低農薬で化学合成肥料をなるべく使用しない環境にやさ
実施
継続
●
しい農業を推進し、安全かつ安心な農畜産物を消費者に
提供するとともに都市型農業の振興を図る。
公民館にお
「幼児家庭教育学級」「高齢者学級」、夏休みにおける親
各公民館
ける料理教
子を対象とした講座など。幅広い年代に応じた食事の作
年 1 回以
室
り方・与え方や、食生活のあり方等を学ぶ。
上
父子料理教室
男性を対象にした日常生活支援及び子育てへ
年1回
現状維持
・社会教育課
●
現状維持
・人権・男女共
●
の関わりの支援として、父子料理教室を社会
●
●
同参画推進室
教育課の夏休み事業の位置づけで実施する。
・社会教育課
食品の放射
子どもの食の安全を確認し、食品の放射能汚染に
学校・保育所給食、
(状況に
性物質検査
対する市民の不安を払拭する目的で、給食食材や
市民持込み食品を
応じて判
市民が市内で購入した食品の放射能測定をする。
各週 1 回実施
断)
・環境保全課
●
・市民相談課
・学校教育課
・保育課
28
取組・事業名
事業内容とその目的
現状
農業に関す
園芸まつり(園芸シーズン到来を告げるイベント)、
年1回
るイベント
農業まつり(実りの秋、収穫の秋を楽しむイベント)、
ずつ開
GC ふれあいまつり(JA 各支所の GC 組合員が地域
催
の人々とふれあうイベント)
食育目標
29 年度
目標
1
2
3
4
担当課等
5
現状維持
実施主体
・JA
●
●
●
いせはら
等。
JA いせはら
農作業の技術習得、農業理解につなげること
ふれあい
を目的に市内在住在勤の方を募集し、1 年間
農業塾(教育
の講義や実習の講座。
月1回
現状維持
●
●
ファーム)
JA い せ は ら
子育て中の母親や親子を対象とした料理教
女性部による
室。講師は女性部員。
随時
現状維持
●
●
●
料理講習会
伊勢原市ヘ
市内6地区公民館を拠点に全てのライフステ
随時
ルスメイト
ージを対象に料理講習会を実施。
生活習慣病
による
ジュニアクッキング、男の料理教室、生活習
予防料理教
料理講習会
慣病予防料理教室、介護予防料理教室、
室は各地区
そばづくり、おもてなし料理など。
5回ずつ
ふるさとの
農家・農村地域に受け継がれてきた生活技術
認定者数
生活技術指
を伝承している人を「ふるさとの生活技術指
神奈川県
導士
導士」として認定。都市農業の理解や振興を
280 人
目ざし、郷土に伝わる生活文化の継承活動を
伊勢原市
推進。
内 8人
食の安全安
神奈川県、秦野保健福祉事務所及び市のホー
随時
心に関する
ムページ等により食の安全安心に関する情報
情報提供
提供の充実。食の安全安心に関する情報誌、
継続
・伊勢原市ヘ
ルスメイト
●
●
●
●
● ・健康管理課
・介護高齢福祉課
等
事業推進
・神奈川県
環境農政局
●
●
●
現状維持
・秦野保健福
●
資料等の積極的な提供。
祉事務所
・健康管理課
等
栄養表示等
健康増進法に基づき、栄養表示基準制度、特別用途食品、 年1回
栄養表示の義
・秦野保健福
適正化推進
食品の健康保持増進効果等に関する虚偽・誇大表示等に
務化に向け、
祉事務所
事業
ついて、普及啓発、活用促進、適正化指導を行う。
随時
・健康管理課
現在、消費者
・栄養表示状況調査
庁では環境整
・食品製造・販売等関連業者に対する
備について検
相談・指導及び消費者相談
●
等
討中
地場産フレッシ
季節の地場野菜を使用した料理教室。
年4回
ュ野菜を使った
食事と生活習慣病、簡単ストレッチを管理栄
お料理教室
養士が指導。
メンズビギナー
初心者向け男の料理教室。基本的な料理の仕
クッキングスクール
方、食事と病気について管理栄養士が説明。
29
年3回
現状維持
現状維持
・伊勢原協同
●
●
●
●
●
●
●
●
病院栄養室
7
ライフステージごとの目標と取組内容(一覧)
(1)乳幼児期
0∼6歳
(2)学童期・思春期
7∼19歳
食育目標1:
食を通してからだに関心を持とう。
・3食ともにお腹が空いてご飯を食べる
生活リズムを作ろう。
・食事の重要性、食事の喜び、楽しさを理解し
よう。
・心身の成長や健康の保持増進の上で望まし
い栄養や食事のとり方を理解し、自ら管理して
いく能力を身に付けよう。
食育目標2:
共食を通して食育を充実させよう。
・楽しく食卓を囲もう。
・食事のマナーや食事を通じた人間関係
形成能力を身に付けよう。
食育目標3:
食について自分の役割を果たそう。
・食事作りや準備のお手伝いをしよう。
・食物を大事にし、食物の生産等に関わ
る人々へ感謝する心をもとう。
食育目標4:
食を通して文化を伝承しよう。
・季節の行事食を楽しく食べよう。
・各地域の産物、食文化や食にかかわる
歴史等を理解し、尊重する心をもとう。
・旬の食材を美味しく食べよう。
・正しい知識・情報に基づいて食物の品質及び安
全性等について自ら判断できる能力を身に付けよ
う。
食育目標5:
食を通して食材に興味を持とう。
・家族や友人と農業体験事業
【学校教育課】 【各小学校】
・学校給食を活用した食育
・乳幼児健診での食育および食事相談
給食時間における食育(小学校)
・すくすく健康相談での食育および食事相談
行事食、郷土料理、特別献立の実施
・乳幼児の食生活について普及・啓発
ランチルーム
学校給食における地場産物の使用推進
①食生活講座
②ポスターやレシピの掲示
【学校教育課】 【各中学校】
③レシピの作成、配布
・給食時間における食育(中学校)
・思春期栄養改善事業
【保育課】 【保育所等】
【指導室】 【各小中学校】
・「総合的な学習の時間」での取組
・保育所給食を活用した食育
・クッキング保育
・各教科等での食に関する指導
・園内菜園
【健康管理課】 【高等学校】
・保護者への食育の普及・啓発
・思春期食育事業
【子育て支援課】
・離乳食教室
市内で行われている食育の取組内容
【農政課】
・農業体験事業(教育ファーム)
・農業に関するイベント(市民朝市・畜産まつり・みかんの木オーナー制度)
・市民農園
・環境保全型農業の推進
【社会教育課】
・公民館等における料理教室
【人権・男女共同参画推進室・社会教育課】
・父子料理教室
【環境保全課・市民相談課・学校教育課・保育課】
・食品の放射性物質検査
【伊勢原市ヘルスメイト】【健康管理課・介
・伊勢原市ヘルスメイトによる料理講習会
【JAいせはら】
・農業に関するイベント
・JAいせはらふれあい農業塾
・JAいせはら女性部による料理講習会
【神奈川県 環境農政局】
・ふるさとの生活技術指導士
【神奈川県秦野保健福祉事務所】【健康管理課】等
・食の安全安心に関する情報提供
・栄養表示等適正化推進事業
30
(3)青年期
20∼39歳
・1日3回食事をとろう。
(4)壮年期
40∼64歳
・定期的に体重を量ろう。
・食事の内容や量など日頃の食生活を見直してみよう。
(5)高齢期
65歳∼
・定期的に体重を量ろう。
・規則正しい生活をし、適度にからだを動
かすことで食事をおいしく食べられる生活
をしよう。
・家族や友人と一緒に食事をする機会を作ろう。
・家族や友達など、いっしょに食べる楽し
みを持とう。
・自分や家族、仲間のために食事作りをしよう。
・買い物に出かけたり、新しい料理に挑
戦して、食事にまつわる楽しみを増やそ
う。
・「主食・主菜・副菜」をそろえて食べる習
・家族や知人と食文化を学び合おう。
慣を身につけよう。
・「主食・主菜・副菜」をそろえて食べる習
慣を身につけよう。
・昔の食生活など、食文化を次世代に伝
えていこう。
・自分に合った情報を自ら判断し、自分のからだへの影響を考えながら食事をしよ ・誤えんや窒息・食中毒など、食事上の
う。
危険に注意しよう。
(教育ファーム)に参加する機会を持とう。
【子育て支援課】
・マタニティクッキング(母親父親学級2日目)
【介護高齢福祉課】
・おいしく食べよう栄養教室
・栄養教室同窓会
・訪問栄養相談
・介護予防料理講習会
・出張!簡単クッキング
・高齢期の食生活について普及啓発
・介護予防栄養サポーター養成講座
【学校教育課】 【小学校・中学校】
・家庭地域との連携
・配食サービス希望者への管理栄養士訪問
【健康管理課】
・特定健診・保健指導(食事相談)
・39歳以下健診
・地場産かんたん料理教室
・ヘルスメイト養成講座
・生活習慣病予防教室
・OB会(生活習慣病予防教室)
・ヘルスアップ相談(食事・運動・生活相談)
・骨量測定相談会
・「簡単!料理レシピ集」の配布
・市民の食生活について普及啓発
護高齢福祉課】
【伊勢原協同病院栄養室】
・地場産フレッシュ野菜を使ったお料理教室
・メンズビギナークッキングスクール
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