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体験を生かして学ぶ 著作権教育授業

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体験を生かして学ぶ 著作権教育授業
体験を生かして学ぶ
著作権教育授業
倉吉市立社小学校 教諭
(前 三朝町立西小学校 教諭)
田中靖浩
2008.11.12 JASRAC著作権ゼミナール
1
こんなことがあったら、どう考えますか。
n
班の旗を作ろう。
n
n
アニメや製品のキャラクターが登場
調べ学習で…
n
本やインターネットで調べたことを、そのまま切り
貼りしておしまい。
2
内容
著作権教育を含む情報モラルのとらえ方
n 事例
n
3年
n 3年
n 4年
n 4年
n 5年
n
n
オリジナルマークづくり・ポスターづくり
お話作り
合成写真づくりと著作権
オリジナルUD作成
著作物の利用
考察・成果
3
基本的な考え方
ねらいの達成
子ども達が思いを出しながら考える授業
適切な教材
全校カリキュラム・教師の願い
情報活用体験
日常モラル
生活体験 実態
4
情報モラル指導内容分類枠
ネットワーク
多メディア
コミュニケーション
個々の指導内容
対面
コミュニケーション
生活
モラル(態度)
マナー(行動)
規範・心構え
知る
見きわめる
ルール
知識理解・判断力 加害者にならない
危険回避
(セキュリティ)
被害者にならない
5
情報モラル学習 主な題材配当
1年
2年
作品を大
切にしよ
ログイン
しよう
3年
ログイン
しよう
4年
ログイン
しよう
5年
ログイン
しよう
6年
ログイン
しよう
ログイン
しよう
個人情報
を守る
困ったW 文字だけ
掲示板の 個人情報
EBペー で伝える
マナー
を守ろう
難しさ
ジ
ネット利 メール・掲
著作権を 不正なW
用は大人 示板のマ
知ろう
EB
と
ナー
ネット上
メール・掲
ネット中 知的所有
の出会い
示板の危
毒
権
の危険
険
文字だけ ケータイ
ネット依
チャットの
のコミュニ と生活
存症
危険
ケーショ (約束5か
オリジナ
ルマーク
CMを読
み解こう
メディアの
情報が伝
ケータイ
特性を知
わるしくみ
と私たち
ろう
6
事例(1) 3年 オリジナルマークづくり
7
オリジナルの大切さを学ぶ
n
オリジナルマークを作ろう
(自分だけの)
自分のことを伝えよう
かんたんに
色は使いすぎない
組み合わせ
まとまり
8
「世界に一つの 私の オリジナルマーク」
9
事例(2) 3年 オリジナルポスターづくり
10
11
12
ポスターづくりを通して
自分で撮った写真を使う。
n 許可を得て撮影する。
n オリジナルのキャッチコピーを考える。
n
13
事例(3) 3年 お話作り
14
3年 「もしもの国に行ってみよう」
構成ワークシート
場
面
写
真
ストーリー構成
言
語
化
場
所
・
も
の
・
人
何
が
起
こ
る
15
背景に絵を描き加えよう 文章も正しい表記で
誌面構成
16
世界で一冊の絵本ができたよ
17
お話作りを通して
n
自分で作ってみて、オリジナル作品のよさに
ふれる。
n
おたがいの作品を大切にする気持ちを持つ。
18
事例 (4) 4年 合成写真と著作権
1. 合成写真作品づくりを楽しもう
2. 作品発表会をしよう
3. 著作権を考えよう
(富士市立元吉原小学校吉野教諭実践を一部参考にして行った実践です。)
19
4年生の総合
「だれにもやさしい社会を作る自分になろう」
【ステージ1】合成写真っておもしろいけれど・・・
~作品制作と伝えることの楽しさとスキル、情報モラル
を学ぶ
【ステージ2】車いすのひみつを見つけよう
~調べてまとめて伝え合う学び方を学ぼう
【ステージ3】人との交流を通して自分の姿を見つめよう
~こんな自分になりたいな
【ステージ4】だれに対してもやさしい町づくり
~バリアフリーからユニバーサルデザインへ
20
4年生の総合
「だれにもやさしい社会を作る自分になろう」
【ステージ1】合成写真っておもしろいけれど・・・
~作品制作と伝えることの楽しさとスキル、情報モラル
を学ぶ
【ステージ2】車いすのひみつを見つけよう
~調べてまとめて伝え合う学び方を学ぼう
【ステージ3】人との交流を通して自分の姿を見つめよう
~こんな自分になりたいな
【ステージ4】だれに対してもやさしい町づくり
~バリアフリーからユニバーサルデザインへ
21
体験しよう 合成写真制作中
スズキ教育ソフト株式会社:キューブペイント
22
おもしろ写真館
合成写真って楽しいね。
簡単に作れるね。
どれもよく考えてあるね。
スズキ教育ソフト株式会社:キューブペイント
23
おもしろ写真館
でも、これって、
だれの作品なの?
スズキ教育ソフト株式会社:キューブペイント
24
実は情報モラルの学習
著作権
体験
他者の作品も自分の作品も大切
「オリジナル」の値打ち
25
本時「著作権を考えよう」
n
素材の写真はだれのものだろうか。
n
映像クリップを見て話し合おう
n
著作権の意味と素材の扱い方を考える。
26
①なぜまねをしたのだろうか。
②まねをされた気持ちは。
③どうすれば良かったのか。
本時:教材映像クリップの視聴
(広島教版・事例で学ぶNETモラル)
マーク、イラストは関係各社より許可を得て掲載しています。
27
だれの作品?
人物…自分で 許可をえて(肖像権)
背景…他の人の作品
「著作権」作った人のもの 大切
勝手に使ってはいけない
28
子ども達に分かったこと
絵や写真には、「著作権」という大事なも
のがあること。
n 人のものを勝手に使ってはいけないこと。
n 使いたいときには、お願いして許可をもら
うこと。
n 使ってほしくないときには、断ることができ
ること。
n
29
事例(5) 4年 オリジナルUDづくり
30
4年生の総合
「だれにもやさしい社会を作る自分になろう」
【ステージ1】合成写真っておもしろいけれど・・・
~作品制作と伝えることの楽しさとスキル、情報モラル
を学ぶ
【ステージ2】車いすのひみつを見つけよう
~調べてまとめて伝え合う学び方を学ぼう
【ステージ3】人との交流を通して自分の姿を見つめよう
~こんな自分になりたいな
【ステージ4】だれに対してもやさしい町づくり
~バリアフリーからユニバーサルデザインへ
31
これも身近なユニバーサルデザイン
ピクトグラム(絵看板)
どこから見ても だれが見ても分かる
マーク、イラストは関係各社より許可を得て掲載しています。
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教室のピクトグラムを作ろう
どの教室か だれにでも分かる
1年生や保育所の子にも
ロシアからの転入生にも
外国からのお客さんにも
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ホンモノにコツを学ぶ
図柄はかんたんに
色数は少なく
顔や体の部品は省略する
マーク、イラストは関係各社より許可を得て掲載しています。
34
下書きから制作へ
35
グループ発表で学び合おう
プレゼンの仕方とピクトグラムデザイン
36
プレゼン審査で
作品採用
審査カード
審査員は各部屋の
担当教員
n 作品を示しプレゼン
n 審査の観点
n
n
作品とプレゼン
合格でも修正意見
n 審査カードを担任へ
n
37
【合格したピクトグラムの一例】
38
【チームを組んで、最終ブラッシュアップ】
39
【完成作品】
不採用の子の意見もチームで仕上げることにより生かされる。
40
学びをふり返って作成したパンフレット
41
学校のユニバーサルデザイン化へ
~授業を・環境を・心を~
42
「本物」ピクトグラムづくりを通して
n
作品を仕上げる苦労と楽しさ
n
厳しい審査を通って採用され、協力して仕上
げた物が、実際に役に立つことの喜び
n
オリジナル作品の大切さ
43
事例 (6) 5年 著作物の利用
総合での学びをポスターセッションで発表
n 発表の仕方をふり返る
n 著作物の利用について学ぶ(本時)
n 制作したポスターを見直す
n
44
「お米」の学習 ポスター発表
45
著作物の利用 コンテンツ視聴と話し合い
広島教版:事例で学ぶネットモラル
46
著作物の利用について話し合いをまとめる
広島教版:事例で学ぶネットモラル
47
制作したポスター資料の見直し
出典の明記
n 引用の範囲は適切か
n 自分たちの考えやオリ
ジナルの部分はどこ
か
n
48
著作物の利用 子どもたちの学び
n
自己の考えと資料との違い
n
出典と引用の明示の必要性
49
考察・成果
体験を生かした本時の授業展開
→児童の理解と意識は高まる。
n 日常モラルとの関連を意識
→情報モラルは児童に身近な問題となる
n カリキュラム
n
低学年-日常モラルを中心に指導
n 中学年-基本的な事柄を指導
n 高学年-発展的具体的に指導を継続
n
n
校内カリキュラムや教材の整備の有効性
50
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