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ピークカット15%大作戦 夏季対策に関する行動計画(PDF形式
ピークカット 15%大作戦 夏季対策に関する行動計画 平成 23 年6月 新 潟 県 目次 Ⅰ 対策の期間・時間 2 Ⅱ 実施に当たっての重点事項 2 Ⅲ 対象地域 2 Ⅳ 対策の主な内容 1 二段構えの対策実施 2 広報の展開 2 2 2 3 4 3 4 国が行う対策との関係 ピークカット 15%大作戦応援隊の取組 Ⅴ 県の対策 1 ピークカットの取組拡大の推進 2 緊急時の追加的対策 3 楽しくピークカットするための受け皿づくり 4 新潟県庁におけるピークカット 5 5 5 6 6 Ⅵ 7 7 8 9 10 11 13 15 15 別紙「夏季計画の実効性確保の取組について ピークカット 15%大作戦 応援隊の取組」 参考1 消費電力と気象条件の関係について 参考2 夏季対策シミュレーションについて 参考3 15%削減の適用除外及び軽減措置の対象について 参考4 国対策の参照先 16 ピークカットに寄与する取組事例 1 店舗等 2 オフィス等 3 工場・事業所 4 商業ビル、集合住宅 5 その他個別分野 6 家庭 7 特に電力需給が逼迫した場合における臨時的な対応 8 観光・レクリエーション関係者による受け皿づくりの取組 18 19 20 23 ピークカット 15%大作戦 夏季対策に関する行動計画 【行動計画の趣旨】 東北電力管内における夏季の計画停電を避けるため、新潟県では、市町村・関係機 関・団体、企業、県民の皆様の協力の下、「ピークカット 15%大作戦」として夏季に おいて電力需要がピークとなる平日・昼間の時間帯を中心とする電力使用の計画的な ピークカットを実施します。 本取組の実施に当たっては、生産活動や経済活動、県民生活に与える影響を最小限 にするよう、最大限の配慮を行います。特に、東日本大震災からの復興を妨げること のないよう、生産活動等の縮小を招かないように取り組むこととします。 このため、必要な生産活動の一部を電力需給の緩やかな夜間や休日に積極的にシフ トしていただくことに加え、夏季休暇を長期で取得することや夏季休暇のお盆前後か らの分散化などに取り組むこととします。 この取組は、県民の皆様の安全・安心や生命を守るための事業や活動が、計画停電 によって悪影響を被らないようにすることを目的の一つとしています。このような事 業については、ピーク時の節電を実施しつつ、平常業務を行っていただきたいと考え ております。 東北電力に対しては、電力需給の逼迫により、15%のピークカットを行っても計画 停電が避けられない恐れが生じた際には、あらかじめ十分な時間的余裕をもって新潟 県及び大口需要家に通知することを要請します。この通知が行われた際には、新潟県 は、計画停電を避けるため、市町村・関係機関・団体、企業、県民の皆様に対し、臨 時的にピークカットの拡大を要請させていただきます。 ご家庭に対しては、家庭内における節電に加え、特に電力需給が逼迫する夏休み頃 の期間について、平日の昼間を中心に積極的な外出を呼びかけ、「楽しくピークカッ ト」することをお願いします。外出先になるような施設については、節電に心がけつ つ、夏休みなど夏季の外出を促すような魅力的なメニューづくりをお願いしますとと もに、これを支援するための仕組みを構築します。 新潟県は、県民の皆様や県内企業との連携を図るとともに、東北電力株式会社と協 力し、夏季の計画停電の回避に向けてピークカット対策を推進してまいります。 1 Ⅰ 対策の期間・時間 [ピークカット期間] 平成 23 年7月1日(金)から9月9日(金)の平日 特に、気温が 30℃を超える日は電力使用が多くなります。 [ピークカット時間] 9時から 20 時(午前9時から午後8時) 特に、11 時から 17 時(午後5時)は電力使用のピークになります。 Ⅱ 実施に当たっての重点事項 1 生産活動や経済活動、県民生活に与える影響を最小限に止め、特に東日本大震 災からの復興を妨げることのないよう最大限配慮した取組とします。 2 県民の皆様の安全・安心や生命を守るための事業や活動が、計画停電によって 悪影響を被らないよう、ピーク時の節電を実施しつつ、平常業務を行える取組と します。 3 県民生活に過度な負担を強いることのないよう、「楽しくピークカット」する 仕組みを構築します。 Ⅲ 対象地域 本計画の対象地域は、県内全域とします。 ただし、佐渡市及び粟島浦村は、電力供給系統が独立しており、電力需給の逼迫は 想定されないことから、本計画の節電対象からは除外する一方、節電における外出振 興策の受け皿としての活動を展開してまいります。 Ⅳ 対策の主な内容 1 二段構えの対策実施 県内企業及び県民の皆様に対しては、15%の節電を目標に、取組例などを参考に節 電に取り組んでいただくことを進めてまいります。 ただし、酷暑日など、電力使用が急増することが予想される場合は、国及び電力会 社と連携し、緊急の逼迫警報を発出するとともに、自家発電への切り換えなど、さら にもう一段踏み込んだ節電の取組を要請することとします。 2 広報の展開 県では、企業や県民の皆様に対し、ピークカットの取組の必要性について丁寧な説 明を行うとともに、皆様に積極的に取り組んでいただくよう、広報の充実を図ってま 2 いります。このため、市町村と連携した啓発に努めるほか、特に県内企業の皆様に対 し「ピークカット 15%大作戦応援隊」 (P16「別紙」参照。以下「応援隊」とします。) への積極的な参加を推進するとともに、県民の皆様に対しては冷房温度の設定や積極 的な外出を心がけていただくことなど、ピークカットに資する取組への協力を求めて まいります。 県は、国や東北電力(株)の取組を踏まえながら、報道機関と連携し、テレビやラ ジオ、ホームページなどを通じて使用電力量の見える化をはじめ、電力需給状況に関 する情報の発信に努めてまいります。また、電力需給が逼迫することが予想される盛 夏に向け、節電の取組啓発に向けての広報を展開してまいります。 3 国が行う対策との関係 国は、「夏期の需給対策について」(以下、「国対策」とします。)を平成 23 年5月 13 日に公表し、電力の契約量別・契約形態別の対策を行うこととしております。県 の計画では、国対策のスキームを活用しつつ、より実効性を上げるための取組を進め ることとします。 国対策と県の取組の関係は、下記のとおりです。 (1)区分別の対策・取組 区分 国対策 県の取組 ○ 経団連等を通じ、大口需要 ○ 計画策定の支援(電力会社と 家に対する需要抑制等の具 連携) 大口需要家 体的な計画策定を呼びかけ ○ 「応援隊」への参加推進によ (500kW 以上) ○ 電気事業法第 27 条の活用 る取組の実効性確保と地域活 性化の両立 ○ 節電行動計画の自主的な策 ○ 節電行動計画の策定支援 定を呼びかけ ○ 節電行動計画への緊急対策の ○ 商工会議所等と連携した策 追加記載を推進 小口需要家 定支援策の実施 ○ 「応援隊」への参加推進によ (500kW 未満) ○ 策定支援のためのサイト設 る取組の実効性確保と地域活 置 性化の両立 ○ 電力会社と連携した契約電 ○ 節電取組の事例の共有 力引き下げの促進 ○ 自主的な節電のための具体 ○ 節電のための自主的行動の推 的行動の促進 進 ○ 節電対策メニューの周知 ○ 「応援隊」への参加施設等へ 家庭等 ○ 学校における節電教育の実 の外出推進策の実施 (電灯契約) 施 ○ 節電取組事例の共有 ○ 節電の取組宣言等が可能な ○ 旅行業者等と連携した外出推 サイト設置 進策の実施 ○ 積極的な外出等の推進 3 (2)需給に関する情報発信と緊急時の対応 区分 国対策 県の取組 情報発信 ○ 様々な媒体を通じた節電の ○ 節電に向けた県民運動の取組 必要性等の周知 機運の醸成 ○ 電力需給状況や予想電力需 ○ テレビ、ラジオ、新聞等を通 要の「見える化」の促進 じた電力需要状況の発信(東 北電力と連携) 緊急時 ○ 「需給逼迫警報」の発信 ○ 「需給逼迫情報」に基づく、 ○ セーフティネットとしての より一層の節電に向けた対策 計画停電の実施 の実施推進 4 ピークカット 15%大作戦応援隊の取組 県は、企業の皆様等を対象に、節電の取組の「見える化」を図ることに加え、県民 の外出促進や地域活性化に資する取組として、 「ピークカット 15%大作戦応援隊」を 募集します。 この取組は、製造業や店舗、旅館・ホテル等の施設において、国の「節電行動計画」 を作成される企業等の皆様に対し、県が配布するポスターに自身の節電の取組ととも に、ピークカットの時間帯等における消費者の外出の奨励につながる取組(例:「3 名以上でご来店の場合、平日ランチ5%割引」など)を記載していただくことで、節 電の実効性の確保による計画停電の確実な回避と地域の活性化を両立させる取組で す(御協力いただく皆様の取組は県HP等でも積極的にPRさせていただきます)。 (「ピークカット 15%大作戦応援隊」の詳細なイメージは P16「別紙」参照) 本取組を通じ、県内におけるピークカットの取組の拡大を図るとともに、地域の活 性化を併せて推進してまいります。 4 Ⅴ 県の対策 1 ピークカットの取組拡大の推進 この夏の東北電力管内の電力の供給見通しは 1370 万 kW (5月 13 日 政府発表「夏 期の電力需給対策について」参照)とされています。これに対し、想定される需要量 は 1480 万 kW と想定されており、一定の余裕度を持って計画停電を回避するために は、15%の削減を目標として取組を進めていくことが必要となります。 新潟県内においては、昨年度最大で約 350 万 kW の電力需要がありましたので、 15%削減のためには、50 万 kW の削減が必要です(参考 1 参照)。350 万 kW のうち、 4月や5月からの増分である約 100 万 kW を空調需要と想定すると、全主体において 設定温度を2℃上げていただくことで、50 万 kW 中約 20 万 kW の削減が可能となり ます。 一方、大口事業者(500kW)には、法令により 15%削減の措置が課されるため、 この分での削減量として約 22 万 kW が削減されることを見込み、かつ小口事業者・ 家庭においてそれぞれ冷房需要に係る対策により約 13 万 kW が削減されたと仮定し ても、なお約 15 万 kW の削減が必要となります。(参考2を参照) このことから、本計画では、ピークカットに寄与する取組事例を以下に対象別に示 します。県内企業及び県民の皆様には、本取組などを参考にしていただきながら、計 画停電の確実な回避に向けてピークカットの取組を進めていただくことをお願いし ます。 具体的には、特に小口需要家の皆様を中心に、国の示す「節電行動計画」を策定い ただきながら、取組を進めていただきたいと考えます。なお、計画策定に当たっては、 「節電行動計画」に加え、「緊急的な電力逼迫時の対策」の追記をお願いします。 県では、行動計画を策定いただいた企業等の皆様を「ピークカット 15%大作戦応援 隊」として、企業等の皆様自らの節電の取組とともに、消費者の外出促進につながる 取組を積極的にPRさせていただきます(P16「別紙」参照)。 これらの取組により着実なピークカットを進めることで、計画停電の回避に向けて まいります。 2 緊急時の追加的対策 (1)県は、東北電力に対し、15%のピークカットを行っても電力の需給が逼迫する 「需給逼迫警報」が発せられ計画停電の可能性が高まった場合には、早期にそ の旨を新潟県に連絡することを要請します。 (2)県は、当該連絡を受けた場合には、東北電力と協働してその旨を直ちに周知し、 市町村、関係機関・団体、企業、県民に、より一層のピークカットを依頼しま す。 (3)当該連絡が行われた場合、県では次の措置を追加して講じます。また、特に「応 援隊」の皆様には、「節電行動計画」に記載いただく「緊急的な電力逼迫時の 対策」を実行いただくことをお願いします。 5 <取組の概要> ①非常用電源(自家発電)への切替 ②上水道(浄水場等)における自家発電の最大限の活用 ③公共施設、工場、事業所等における自家発電の最大限の活用 ④工場、事業所等に対する追加的な節電措置または臨時休業の要請 ⑤店舗、オフィス等に対する追加的な節電措置または臨時休業の要請 ⑥ピークカット時間帯における冷房や照明等の電力使用を伴う学校行事等の自 粛の要請 ⑦自動販売機の一部停止の要請 3 楽しくピークカットするための受け皿づくり (1)県は、観光や商業を中心とした皆様と連携し、夏季における外出の受け皿とな る取組を進めてまいります。このため、企業等の皆様の自らの節電の取組に加 え、消費者に外出等を奨励する措置などをわかりやすく表示する仕組みとして、 「ピークカット 15%大作戦応援隊」の取組を実施します。 (2)また、外出や旅行は特に大きな節電効果が期待できることから、観光業界と連 携した魅力ある商品づくりを進めます。 (3)これらの取組を進めることにより、節電を一層効果的に進めるとともに、地域 経済の活性化との両立を図ってまいります。 4 新潟県庁におけるピークカット 新潟県庁では下記の対策を実施し、ピークカットの取組を進めてまいります。 (1)エレベーターの一部停止 (2)照明の一部消灯 (3)冷房温度の設定を 2℃上げる(28℃以下にしない) (4)グリーンカーテン施工による冷房の削減 (5)夜間電力活用による冷水蓄熱とピーク時のガス冷水発生機の活用 (6)LED 照明等省エネ機器の積極的な導入 (7)平日のピークカット時間には、大量のコピーを自粛、使っていないパソコン、 プリンターの電源を切るなど、ピーク時の節電を徹底 (8)研究所等の一部組織において、県民サービスへの影響に十分配慮しながら、ピ ークカット対象期間中、土日を勤務日とし、平日を休日とする。 (9)夏休みのお盆期間への集中を避け、同時期に集中しないよう調整する。また、 県民サービスへの影響に十分配慮しながら、できるだけ長めの夏休みを取得し、 家庭でも節電に努める。 (10)酷暑日など、電力が緊急に逼迫することが予想される場合における自家発電へ の切り換えと冷房の不使用 (11)企業局の水力発電施設における夏季の水力発電の最大化に要する発電用水の確 保 6 Ⅵ ピークカットに寄与する取組事例 分類別の取組事例を示しますので、参考にしてください。 1 店舗等 (1)地域単位または業界ごとに下記のような取組を検討してください。 <対策例> ①土日(のうち 1 日)に休業し、平日に営業している事業者、商店街等では、営業 日をできるだけ土日に移し、平日のうち1日を休業とする。 ②地域単位または業界ごとに輪番制を導入し、交代で平日のピークカット時間にお ける営業を週 1 日程度休止する(すでに平日に休業している場合には、週 1 日程 度休業日を増加させる)。 (2)平日のピークカット時間を中心に節電を積極的に推進してください。 <対策例> ①照明の一部消灯 ②エレベーター、エスカレーター等の一部停止 ③冷房温度の設定を 2℃上げる(28℃以下にしない) ④LED 照明等省エネ機器の積極的な導入 (3)事務所部門における節電を徹底してください。 (4)お盆期間の前後に電力需要がピークとなることから、夏休みのお盆期間への集 中を避け、また、できるだけ長めの夏休みを取得してください。 ※夏休み期間の分散は、地域単位または業界ごとに調整し、同時期に夏休みが 集中しないよう検討してください。 (5)金融機関、ATM等は、利用者のサービスを低下させないよう配慮し節電の上、 通常どおり営業してください。 (6)大規模な商業施設、映画館、商店街等においては、平日のピークカット時間を 中心に節電を実施しつつ、「ピークカット 15%大作戦応援隊」の取組を活用し ながら同時間における外出を奨励するための措置を検討してください。 【トライアルにおける県内企業の主な取組と削減の事例】 ○原信紫竹山店 前日比 13%の削減 ・陳列照明の変更、ペットボトル冷蔵の休止 ○ウオロク神導寺店 前日比 30%の削減 ・店外看板照明の消灯、エレベーターの一時停止、冷蔵温度の変更 ○マルイ本成寺店 前日比 23%の削減 ・暖房の停止、ドリンク冷蔵ケースの冷蔵を停止 ○上越ショッピングセンター白銀堂 前日比 28%の削減 ・店舗内のスポットライト・基本照明の減灯 7 2 オフィス等 (1)平日のピークカット時間において下記のような取組を実施してください。 <対策例> ①エレベーターの一部停止 ②照明の一部消灯 ③冷房温度の設定を 2℃上げる(28℃以下にしない) ④平日のピークカット時間には、大量のコピーを自粛 ⑤使っていないパソコン、プリンター等の電源を切る (2)LED 照明等省エネ機器の積極的な導入を推進してください。 (3)お盆期間の前後に電力需要のピークとなることから、夏休みのお盆期間への集 中を避け、また、できるだけ長めの夏休みを取得してください。 8 3 工場・事業所 (1)地域単位または業界ごとに取組を検討し、ピークカットを実施してください。 <対策例> ①平日の営業・操業等の一部を、土日及び夜間に移す。 ②これにより、平日のピークカット時間における営業・操業等をカットする。 例えば、地域単位または業界ごとに輪番制を導入し、交代で平日のピークカット 時間における営業・操業等を週1日程度休止し、土日と入れ替える。 (2)24 時間操業の工場や電気炉等の電源を切ることが困難な施設においても、平 日のピークカット時間における電力使用を最小限にするための措置を検討して ください。 <対策例> ①24 時間操業の交代時間を工夫するなどして、平日のピークカット時間における 操業をカットする。 ②電源を切ることが困難な施設においても、平日のピークカット時間における操業 率を低下させることや機器をアイドリング状態にする等の措置を講じることで 電力使用量をカットする。 (4)操業時間、操業率等の調整に加え、事務所部分での節電を徹底してください。 (5)お盆期間の前後が電力需要のピークとなることから、お盆期間への夏休みの集 中を避け、できるだけ長めの夏休みを取得してください。また、夏休み期間が同 時期に集中しないよう調整してください。 【トライアルにおける県内企業の取組と削減の事例】 ○(株)ワイテック 前日比 56%の削減 ・大型電熱設備の稼働時間の変更、トライアル時間帯での工場内稼働エリアの集約 ○三幸製菓(株) 前日比 23%の削減 ・トライアル時間帯にあわせ、食事と休息をとるとともに、ライン・空調を停止 ○佐藤食品工業(株) 前日比 17%の削減 ・生産調整によるトライアル時間帯における使用電力量の削減、定時退社の徹底 9 4 商業ビル、集合住宅 (1)共用部分等に係る平日のピークカット時間における節電を実施してください。 <対策例> ①エレベーターの一部停止 ②照明の一部消灯 ③冷房温度の設定を 2℃上げる(28℃以下にしない) ④LED 照明等省エネ機器の積極的な導入 (2)入居者に対し、平日のピークカット時間における節電を呼びかけてください。 【トライアルにおける県内企業の取組と削減の事例】 ○興和ビル(㈱興和及びテナント 17 社) 前日比 37%の削減 ・エレベーターの間引き運転、廊下・外構等照明の一部消灯、定時退社の実施 10 5 その他個別分野 (1)行政機関 県庁の措置を参考に、対策を実施してください。 (2)図書館・博物館・美術館・映画館・観光施設等 ア オフィスにおけるピークカットに準じた対策により、節電を徹底してください。 イ 平日のピークカット時間帯における外出の奨励につながるような措置、商品設 定を検討してください。 (3)医療機関 ア オフィスにおけるピークカットに準じた対策により、節電を徹底してください。 イ 平日のピークカット時間における診療を調整することなどを検討してくださ い。 (4)学校 ア オフィスにおけるピークカットに準じた対策により、節電を徹底してください。 イ 夏休み期間中、冷房等を使用して実施する補習授業は、平日のピークカット時 間帯における実施をできるだけ避ける措置を検討してください。 ウ 学校で行われる部活動、地域活動等については、平日のピークカット時間にお ける冷房等の使用を最大限避ける措置を検討してください。 (5)宿泊施設 ア オフィスにおけるピークカットに準じた対策により、節電を徹底してください。 イ ピークカット対象期間(平日)のチェック・イン時間を1時間程度遅らせ、16 時以降とすることなどを検討してください。 ウ 平日のピークカット時間帯における外出の奨励につながるような商品設定を 検討してください。 (6)建設業、公共事業等 ア 大規模な公共工事や住宅建設等で、東北電力から受電するものについて、工場、 事業所におけるピークカットに準じた対策により、できるだけ平日のピークカッ ト時間帯における工事等の一部を、土日及び夜間にシフトすることを検討してく ださい。 イ 特に、東北電力から受電しかつ電力消費が多い大規模な公共工事等については、 工事日のシフトにより、平日のピークカット時間帯における工事等を週1日以上 休止することを検討してください。 (7)上下水道、排水機場、ゴミ焼却施設等 ア 稼働率の調整が可能な施設については、平日のピークカット時間帯以外におけ 11 る稼働率を上げることにより、平日のピークカット時間帯における稼働率を下げ る、または稼働を休止する等、ピークカットに必要な措置を講じることを検討し てください。 イ 稼働率の調整が困難または不可能な施設については、操業日、操業時間をでき るだけ土日及び夜間にシフトする等、操業体制の見直しを行い、平日のピークカ ット時間帯における操業の一部を休止する等、ピークカットに必要な措置を講じ ることを検討してください。 ウ 特にゴミ焼却施設等については、前処理・後処理も含め電力を使用する作業の ピークカット時間帯を避けるなどの対応を検討してください。 (8)自動販売機設置者 平日のピークカット時間帯において、エコモードの活用や照明の消灯、設定温度 の調整などにより、節電を徹底することを検討してください。 (9)大規模イベント 平日のピークカット時間におけるイベントについては、特に節電を徹底してくだ さい。また、土日のイベントについても、できるだけ節電を心がけてください。 ア 体育館等を使用して実施するスポーツイベント、観光イベント等は、エレベ ーター、エスカレーター等の一部停止、照明の一部消灯、冷房温度の設定を 2℃ 上げる(28℃以下にしない)等の措置を実施してください。また、できるだけ 土日及び夜間の開催を心がけてください。 なお、平日夜間に開催する場合には、以下のような配慮を行い、ピークカット 時間の節電に配慮することを検討してください。 ①イベント開始時間を遅らせる。 ②観客の入場開始時間を遅らせる。 ③ピークカット時間内の練習、準備作業等については、最大限の節電措置を 講じる。 イ 野外で実施するスポーツイベント、観光イベント等も、できるだけ節電に心 がけた上で実施してください。 なお、ナイター照明を必要とする大規模なスポーツイベント等については、以 下のような配慮を行い、ピークカット時間の節電に配慮することを検討してくだ さい。 ①試合開始時間を遅らせる。 ②観客の入場開始時間を遅らせる。 ③ピークカット時間内の練習、準備作業等については、最大限の節電措置を 講じる。 ウ その他のイベントについても、できるだけ節電に配慮しつつ実施してください。 12 6 家庭 (1)平日のピークカット時間において下記のような取組を実施してください。なお、 取組に当たっては、国の示す「家庭の節電対策メニュー」も参考にしてください。 <対策例> ①冷房温度の設定を 2℃上げる(28℃以下にしない) ②電気洗濯機、乾燥機、電気掃除機、自動皿洗い機、ヘアードライヤー、電子レン ジ等の機器は、熱やモーター等を使い大量の電力を消費するので、平日のピーク カット時間には使わない。 「夏のお掃除・お洗濯は平日の昼間を避けて土日と朝晩に!」 ③不要な照明は消灯し、必要最小限に ④待機電力を減らすため、使っていない電気機器のコンセントを抜く。そのため、 事前に主電源を切って良いものを区別しておく。 (2)LED 照明等省エネ機器の積極的な導入をお願いします。 (3)平日のピークカット時間帯に、電気を消して、外に出る、街に出る、旅に出る ことにより、楽しい時間を過ごすことでピークカットに御協力ください。 「外出は家庭の節電」 ※夏季における電力ピーク時には、家庭におけるエアコン使用等が増加し、家庭 の電力使用量は 40%(通常は 30%)に達します。平日のピークカット時間に 積極的に外出することは、テレビ、エアコン等の停止につながり、家庭におけ る大幅なピークカットを実現するための最大の方法の一つです。 ※外出時間が平日のピークカット時間の一部だけでも、ピークカットになります。 <対策例> ①家族揃って旅行に出かける ②家族揃って海水浴やプール、その他の日帰りレクリエーションに出かける ③平日のピークカット時間帯に、家族揃って、または友達同士で、映画・ショッピ ング・外食などに出かける ④平日のピークカット時間帯に、家族揃って、または友達同士で、図書館、美術館、 公園などの公共施設に出かける (4)土日の昼間の時間帯も、できるだけ節電や外出を心がけてください。 13 【トライアルにおける家庭での取組と削減の事例】 ○A様(新潟市在住) 前日比 62%の削減 ・不要・不急の電化製品の電源プラグを抜く ・トライアル時間帯での炊飯器・洗濯機の使用を控える ○B様(村上市在住) 前日比 50%の削減 ・給湯器の電源を切る ・暖房便座のコンセントを抜く ・大型テレビの電源を切る ・調理を早めに終える ○C様(妙高市在住) 前日比 44%の削減 ・テレビのメイン電源を切る ・冷蔵庫の開閉を減らす ○D様(新潟市在住) 前日比 44%の削減 ・暖房洗浄便座の電源プラグを抜く ・トライアル時間帯にジョギングに出かける ・1 部屋だけ電灯を点灯 ○E様(柏崎市在住) 前日比 27%の削減 ・冷蔵庫の設定温度を「弱」にする ・電灯をこまめに消す 【ご注意ください!】 節電のため、極限まで冷房を我慢することや、炎天下での無理な外出を行うなど、 極端な取組は健康を害する恐れがあります。 このため、高齢者や幼児など、酷暑対策が必要な場合にあっては、ご家族の健康に 配慮し、必要な電力は使用しつつ、 「楽しくピークカット」する工夫をお願いします。 14 7 特に電力需給が逼迫した場合における臨時的な対応 「需給逼迫情報」が発せられるなどの危機的状況の場合、15%の削減の取組に加えて さらに一層の節電の取組が必要となります。 このため、県は、自家発電への切替などの対応を行うとともに、東北電力と連携し て緊急対策の実施を広く県民の皆様に呼びかけてまいります。 【トライアルにおける県内施設の取組と削減の事例】 ○長岡浄化センター 前日比 31%の削減 ・トライアル時間帯になるべく機器を運転しないよう、機器運転時間を調整 ○亀田焼却場 ごみ発電による電力供給量前日比3倍増加 ・ごみ発電の焼却量の増加により、電力供給を約3倍に増加 8 観光・レクリエーション関係者による受け皿づくりの取組 観光・レクリエーション関係者は、ピークカットのための節電を実施したうえで、 平日における家族旅行やレクリエーションのための外出を奨励するための措置や商 品設定を積極的に実施してください。 また、ピークカットの対象外となる佐渡市、粟島浦村においては、平日における家 族旅行等を奨励するための措置や商品設定を積極的に実施してください。 【外出を奨励するため商品設定の事例】 ○ホテル・レストラン ・平日のランチタイム及び午後の時間にゆっくり滞在してもらうことを可能とする ための、デザートサービスや飲み物のお代わり自由等のサービス など ○ショッピングセンター等 ・平日のピークカットの時間帯にゆっくり滞在してもらうことを可能とするための 休憩所の設置、イベントの実施 など ○映画館 ・平日のピークカットの時間帯における家族での映画鑑賞を促すための商品設定、 子ども向けのプレゼント実施 など ○高校野球等のパブリック・ビューイング ・平日のピークカット時間帯における外出を促すための、公共施設、ショッピング センター、観光施設における高校野球等のパブリック・ビューイング など 15 別紙 夏季計画の実効性確保の取組について ピークカット15%大作戦応援隊の取組① 国の取組 大口契約者(500kW以上):電気事業法27条による電気使用の制限 小口契約者(500kW未満):自主的な「節電行動計画」の策定 家庭:自主的な取組の促進 小口・家庭を中心に実効性の確保の取組が必要 新潟県の取組 目的:取組の実効性確保と地域経済の活性化 本取組の趣旨に賛同する企業を「応援」 県内企業 ①企業が行動計画を策定し県へ提出。 -策定に際しては国のフォーマットをベースに 「緊急時の対策」も記載。 -(特に店舗・旅館等におかれては)消費者の 外出促進につながる取組を記載。 ②県がHP等を通じて計画及び外出促進に つながる取組を公表。 ③企業はピークカットロゴマークやポスター(※) を活用し、自社の取組を店頭や自社HPでPR。 ・ピークカットロゴを自社製品等に添付して販売可能。 ・自社の取組や商品等についてポスターや県HPなどを通じてPR。 16 夏季計画の実効性確保の取組について ピークカット15%大作戦応援隊の取組 ② 県内企業のポスター活用のイメージ 記載例):製造業 稼働シフトや空調の調整で15%カットを目指しま す! ピークカットに協力しながら夏季もフル操業で頑張り ます! 記載例):店舗 冷房温度の設定や照明の間引きで15%カットを目指 します! 7~9月の平日・昼間にご来店の場合は食後のコー ヒーを無料でサービスします! ●●社は計画停電を避け、東北地方の復興を支援す るため、ピークカット15%大作戦に参加します! 記載例):旅館・ホテル 自社のピークカットの取組 お客様のお部屋以外の照明の間引きやLEDへの交 換により15%カットを目指します! 来店者等へのインセンティブ等のメッセージ 7~9月の平日・昼間を対象に「●●お得プラン」を 御用意しております! 17 参考1 【消費電力と気象条件の関係について】 1 本県において 30℃を超えた日数(前年、平年) 【単位:日】 月 前年(2011 年) 平年 6月 1 0 7月 17 7 8月 28 25 9月 8 0 合計 54 32 ※気象庁データに基づく ※平年値は 1981 年から 2010 年の 30 年値 2 気温と本県における電力使用量の関係(イメージ図) 400 300 200 35℃程度 30℃程度 100 0時 6時 12時 18時 24時 ※ 気温が 35℃程度の場合、本県における電力使用量は 350 万 kW に上る。 ※ 夏季における電力使用量は朝9時頃から急激に増加し、夕方まで高い状態で推 移している。 3 ピークカットの必要量等 ・ 新潟県における最大電力使用量は、350 万 kW 程度。 ・ 現在の東北電力の供給力から推計して、本県での電力使用可能量は最大で 300 万 kW 程度と見込まれる。 ・ このため、15%相当に当たる約 50 万 kW 程度をピーク時において節電する 必要がある。 18 参考2 【夏季対策シミュレーションについて】 1 夏季における電力需要約350万kWのイメージ 通常活動分:240万kW 冷房分:110万kW ※通年で最小となる5月の需要に比べ、8月は約110万kWの需要増となる。 この増加分は冷房需要が主と想定される。 2 新潟県における「ピークカット15%大作戦」での必要削減量イメージ ※15%(50万kW)程度の削減が必要 新潟県需要量 約350万kW 冷房温度2度調整 で20万kW削減 残り30万kWの 削減対策が必要 3 350万kWの需要者別内訳と削減シミュレーション 大口(500kW以上) 41%、約144万kW 小口(500kW未満) 28%、約98万kW 家庭等(電灯契約) 31%、約109万kW 約350万kW 【 国対策 (大口対策) 後】 大口需要家は法令により15%削減の措置が課される 約 22 万kW 大口(500kW以上) 約122万kW 小口(500kW未満) 約98万kW 家庭等(電灯契約) 約109万kW 約329万kW ※小口・家庭の消費のうち、約3割を冷房が占め、その20%を削減として試算 【 空調減後】 約 約 22 13 万kW 万kW 大口(500kW以上) 約122万kW 小口(500kW未満) 家庭等(電灯契約) 約92万kW 約102万kW 約315万kW 計画停電の着実な回避には、空調対策に加え、 削減量にして15万kW程度の上積みが必要 19 参考3 【15%削減の適用除外及び軽減措置の対象について】 国対策の 15%削減の適用外となる施設等及び例外として軽減措置の対象となる施 設等を参考に示します。 これらの施設等にあっても、可能な範囲で節電に取り組んでいただくことをお願い します。 なお、制限緩和の適用を受けようとする場合には、緩和を受けようとする日の 14 日前までに、経済産業大臣(東北経済産業局、関東経済産業局)に申請する必要があ ります。 1 適用除外 「適用除外」の場合、電気の使用制限がかからない。 (1)緊急的に稼働が必要と認められる需要設備(緊急的に稼働している場合に限定) 例)救急患者の治療を行う医療施設(当該治療時のみ)、降雨により増加した水量 の排水を行う下水道・排水機場(当該排水時のみ) ※上記施設については、通常時には使用制限がかかる。緊急時に該当する場合 には、国への報告に際して事情の記載を求める。 (2)災害救助法の収容施設として設置される避難所 (3)福島第一原子力発電所に係る警戒区域、計画的避難区域又は緊急時避難準備区 域に所在する需要設備 2 軽減措置対象 (1)生命・身体の安全確保に不可欠な需要設備 ①医療関係 ¾ 医療施設:削減率0% ¾ 使用制限が生命・身体の安全確保に特に影響を及ぼす医薬品・医療機器製 造販売業及び製造業、医薬品卸売販売業:削減率0% ②老人福祉・介護関係 ¾ 使用制限が生命・身体の安全確保に重大な影響を及ぼす老人福祉施設、介 護保険施設、障害者福祉施設、障害者支援施設等:削減率0% ③衛生・公衆安全関係 ¾ 休廃止鉱山鉱害防止等工事費補助金により地方公共団体が実施する坑排水 処理事業:削減率0% 20 ¾ 上下水道、上下水道等に原水を供給する揚水機場(調整池を有さないもの に限る):削減率5% ¾ 産業廃棄物処理施設(焼却処理施設に限り、当該施設が主要施設である場 合に限る):削減率5% ¾ 火葬場:削減率10% ¾ と畜場:削減率10% (2)安定的な経済活動・社会生活に不可欠な需要設備 ①24時間・365日電力使用の変動幅がほぼフラットな需要設備 ¾ 情報処理システムに係る需要設備(例:データーセンター、金融機関、航 空、通信関係のシステム):削減率(変動幅に連動) ¾ クリーンルーム又は電解施設を有する需要設備:削減率(変動幅に連動) ※電力使用の変動幅(計算方法は別紙2参照)と削減率 変動幅10%未満:削減率0% 10%以上15%未満:削減率5% 15%以上20%未満:削減率10% ②人流・物流等への影響が大きく電力の使用時間帯が変えられない需要設備 ⅰ)交通関係 ¾ 鉄道一般 12時~15時:削減率15%、その他の時間帯:削減率0% ¾ 東北・長野・上越・東海道新幹線、青函トンネル:削減率0% ¾ ローカル路線 片道3本/時:削減率0%、片道4,5本/時:削減率5% (9時~12時、15時~20時は0%) ⅱ)航空関係 ¾ 航空保安施設:削減率5% ¾ 空港ターミナルビル:削減率5% ⅲ)物流関係 ¾ 定温倉庫、貯蔵槽倉庫、冷蔵倉庫、一定の冷蔵室を有する食料・飲料卸売 業:削減率5% ¾ 中央・地方卸売市場:削減率5% ¾ 港湾運送等に係る需要設備:削減率5% ⅳ)宿泊関係 ¾ ホテル・旅館:削減率10% ⅴ)エネルギー供給関係 ¾ 発電のためのガス供給等に係る需要設備:0% ¾ 発電所等に送水する工業用水:5% ⅵ)その他 ¾ 一般紙の夕刊印刷工場 12時~15時:削減率0%、その他の時間帯: 削減率15% 21 ¾ 夕刊紙の印刷工場 率15% 10時~12時:削減率0%、その他の時間帯:削減 (3)被災地の復旧・復興に不可欠な需要設備 被災地の範囲については、電気事業法第21条第1項ただし書により電気料金に 係る特例の認可を受けた市区町村(隣接地域は除く)とする。 ①被災地の公共機関 ¾ 地方公共団体の庁舎、県警本部等:削減率0% ¾ 被災地路線(鉄道):削減率0% ¾ 人員等を大幅に増加して被災者の求めに応じている郵便事業株式会社の営業 所、金融機関、電気通信事業の用に供される需要設備:削減率0% ②被災地の災害廃棄物の処理を行う廃棄物処理施設:契約電力上限 ③被災地の地方公共団体の要請により、東日本大震災により失業した被災者を5名 以上雇用する被災地に立地する事業所の需要設備:削減率0% ④原子力災害の分析事業のための需要設備:削減率5% (4)その他 ¾ 一括受電マンション等:契約電力上限 ¾ 平成23年3月11日以降、今夏の電力使用抑制のために東京・東北電力管外 に移転した需要設備について、同一法人の他の需要設備の削減量に考慮 ¾ 設備の検査等により基準期間・時間帯の使用最大電力の値が契約電力に比して 著しく低い場合の基準電力値を契約電力とする緩和措置 22 参考4 【国対策の参照先】 「夏期の電力需給対策について」平成 23 年5月 13 日 経済産業省資料 http://www.meti.go.jp/earthquake/electricity_supply/0513_electricity_su pply_03_01.pdf 23