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SCJP−09−01 2009 年 4 月 2 日 内閣総理大臣 麻生太郎殿 朝鮮民主

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SCJP−09−01 2009 年 4 月 2 日 内閣総理大臣 麻生太郎殿 朝鮮民主
SCJP−09−01
2009 年 4 月 2 日
内閣総理大臣 麻生太郎殿
朝鮮民主主義共和国
国家主席 金正日殿
日本カトリック正義と平和協議会
事務局長 大倉一美
日朝両政府に対して、ロケット発射問題において憲法9条と「日朝平壌宣言」にもとづく関係回復への真摯な努力を求めま
す
日本カトリック正義と平和協議会
事務局長 大倉一美
朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)は4月4日から8日までの間に、試験通信衛星を打ち上げると国際海事機関(I
MO)に事前通報しました。日本政府は、この対応に「弾道ミサイル等破壊措置命令」を発令し、地上発射型PAC3が東北
に、イージス艦が日本海に移動しました。私たちは、両国の動きは北東アジア地域の緊張をいたずらに高め、朝鮮半島の平
和及び非核の進行にマイナスの影響を与えるため互いに自制と対話を求めます。
私たちは、北朝鮮の人工衛星打ち上げには問題があり中止を求めるものです。宇宙の平和的利用といっても真の目的は軍事
転用技術の確認と内外への力の誇示であることが考えられるからです。反面、日米韓三国の軍備は北朝鮮の比ではなく北朝
鮮は常に脅威を感じているのです。2002年、日本政府は「日朝平壌宣言」をもって過去の歴史における過ちを反省し国
交正常化をめざして、対話によって日朝間の諸問題を誠実に解決する決意を表明し、両国は国際法を遵守し、互いの安全を
脅かす行動をとらないことなどを約束しました。麻生首相は、危機感を無用にあおるような発言を繰り返しています。日朝
両国政府は互いに相手の脅しに屈しないとして、非難合戦をエスカレートさせ朝鮮半島の軍事的緊張は極度に高まっている
のです。憲法9条を持つ日本はこのような軍事的緊張の道をとるべきではないと考えます。
今回の問題は、北東アジアの多くの平和の願いに反するもので、私たちはこのような力による威嚇は決して平和につながら
ないと思っています。北朝鮮政府は予定されているロケット発射を中止しもっと説得力のある話し合いに応じるようにして
ください。 日本政府には、憲法9条を持つ国として、北東アジア地域全般における一切の戦争への緊張の企てに反対し、
9条を真に生かし対話をもって平和と共生のアジアをつくり出すように努力を求めます。
SCJP−09−02
2009 年 4 月 2 日
朝鮮民主主義共和国
国家主席 金正日殿
日本カトリック正義と平和協議会
事務局長 大倉一美
日朝両政府に対して、ロケット発射問題において憲法9条と「日朝平壌宣言」にもとづく関係回復への真摯な努力を求めま
す
日本カトリック正義と平和協議会
事務局長 大倉一美
朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)は4月4日から8日までの間に、試験通信衛星を打ち上げると国際海事機関(I
MO)に事前通報しました。日本政府は、この対応に「弾道ミサイル等破壊措置命令」を発令し、地上発射型PAC3が東北
に、イージス艦が日本海に移動しました。私たちは、両国の動きは北東アジア地域の緊張をいたずらに高め、朝鮮半島の平
和及び非核の進行にマイナスの影響を与えるため互いに自制と対話を求めます。
私たちは、北朝鮮の人工衛星打ち上げには問題があり中止を求めるものです。宇宙の平和的利用といっても真の目的は軍事
転用技術の確認と内外への力の誇示であることが考えられるからです。反面、日米韓三国の軍備は北朝鮮の比ではなく北朝
鮮は常に脅威を感じているのです。2002年、日本政府は「日朝平壌宣言」をもって過去の歴史における過ちを反省し国
交正常化をめざして、対話によって日朝間の諸問題を誠実に解決する決意を表明し、両国は国際法を遵守し、互いの安全を
脅かす行動をとらないことなどを約束しました。麻生首相は、危機感を無用にあおるような発言を繰り返しています。日朝
両国政府は互いに相手の脅しに屈しないとして、非難合戦をエスカレートさせ朝鮮半島の軍事的緊張は極度に高まっている
のです。憲法9条を持つ日本はこのような軍事的緊張の道をとるべきではないと考えます。
今回の問題は、北東アジアの多くの平和の願いに反するもので、私たちはこのような力による威嚇は決して平和につながら
ないと思っています。北朝鮮政府は予定されているロケット発射を中止しもっと説得力のある話し合いに応じるようにして
ください。 日本政府には、憲法9条を持つ国として、北東アジア地域全般における一切の戦争への緊張の企てに反対し、
9条を真に生かし対話をもって平和と共生のアジアをつくり出すように努力を求めます。
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