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2016年度赴任前留意事項(JV)(PDF/373KB)

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2016年度赴任前留意事項(JV)(PDF/373KB)
2016 年 2 月 17 日
マーシャル支所
ボランティア赴任前留意事項
■青年海外協力隊(長期)
□ 青年海外協力隊(短期)
□ シニア海外ボランティア(長期)
□ シニア海外ボランティア(短期)
□ 日系社会青年ボランティア
□ 日系社会シニア・ボランティア
※本資料に記載の情報は、作成日現在のものであり、その後状況が変化している場合があります。記
載内容については正確を期していますが、万が一誤りがあった場合にはJICAは責任を負いかねま
すのでご了承ください。
※本資料はJICAボランティアを対象としたものであり、その他の方には該当しない情報も含まれ
ている可能性があることをご承知おきください。
1
記載項目
《全ボランティア共有》
1. 携行荷物について
・ 赴任時に必ず持参するもの
2. 別送荷物について
・ アナカン・郵送等の利用について
・ 通関情報について
3. 通信状況について
・ パソコンの普及状況(現地で購入可能なPCの機種・価格、プロバイダ、E-mail
の利用状況など)
・ 固定電話、携帯電話の普及状況
4. 現金の持ち込み等について
・ 現金持込にかかる注意
・ 両替状況
・ 赴任時に用意することが望ましい金額について
5. 治安状況について
6. 交通事情について
7. 医療事情について
8. 蚊帳について *マラリア・デング熱汚染地域のみ
・ 蚊帳の要否、現地での購入可能か否か
《青年海外協力隊対象》
9. 運転免許証について
【該当なし】
《シニア海外ボランティアのみ》
10.車両の購入・輸送について
【該当なし】
11.その他
2
1. 携行荷物について
・赴任時に必ず持参するもの(日本から持参した方がよい物)
眼鏡、コンタクト(洗浄液等も含む)の予備
当地に眼鏡店はあるが品質は悪い。
日本語及び英語の書籍(活動参考資料等)
当地にそれらを購入可能な書店はない。
個人での通販での購入は可能である。
下着 ............ 通常の下着は販売しているが、日本人のサイズは余り販売
していない。
化粧品、薬品 .... 日本製は無い。
日差しが強いので日焼け止めクリームを持参した方が良い。
日本食 .......... 生鮮食料品は購入出来ないが、マジュロでは、醤油、海苔、
わさび、味噌、かつおだし、カレールー等、かなりの日本
食が賞味期限、種類を選ばなければ購入可能。
日用品 .......... 中国、台湾、韓国、アメリカからの輸入品で、種類は限ら
れるが購入可能。
コンピューター .. ※パソコンの普及状況参照。
2. 別送荷物について
・アナカン・郵送等の利用について
別送荷物はアナカン、郵送ともに不着等の問題が生じることはほとんどありませ
ん。通常、現地での引き取りまでの日数は早い場合でアナカンは約10日、航空郵
便で約10日、SAL 便で約2週間、船便で約2ヶ月となっていますが、大幅に遅れる
こともありますので、到着後すぐに使用するものは赴任時に持参することをお勧め
します。
郵送においては、事前に郵送可能条件を調べる事を薦めます。例えば、輸送に飛
行機を使う物は、危険物、リチウム電池単体、オイルが入っている機材等は送れま
せん。
当国の郵便局にはネズミが発生しているため、特に食品類は厳重に梱包してくだ
さい。また荷物の搬送状況確認の為、トラッキング・ナンバーを付ける事を薦めま
す。
航空郵便(または航空機の預け荷物)の梱包は、荷物が濡れるのを防ぐ為にゴミ
用ビニール袋などに包み、丈夫なダンボール等に入れて各辺までテーピング等を施
せば輸送には耐えます。ワレモノや精密機械等は機内持ち込みとするか、十分に梱
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包の上スーツケース等に収納することを勧めます。荷物超過については事前に旅行
会社を通して個数と各キロ数を申し出ておいてください。
なお、アナカン、郵便の送付先はいずれも「マーシャル事務所宛」としてください。
・通関情報について
通関における課税は、通常免税ですが、嗜好品や同一品の大量輸入等は課税扱いと
なる事があります。
送付先: TO:個人名(ローマ字)
JICA Marshall Islands Office
P.O Box F, Majuro, MH 96960
Republic of the Marshall Islands
3. 通信状況
3-1
パソコンの普及状況
パソコン関係は日本から携行する事をおすすめします。当国で入手出きる物は
全て英語になり、日本語アプリケーション等は入手できません。現地で日本のパ
ソコンを購入する場合は取り寄せとなるため、かなりの時間を要し、また割高と
なります。他にも日本語関係の物が必要になった場合は、日本へ発注する事とな
ります。また、プリンターやスキャナー等の周辺機器は英語版であれば購入可能
ですが、日本語 OS との相性が有り、正しく動作するかわかりません。プリンタ
ーのインクリボンなどは割高のようです。携行したパソコンが故障することも多
い為、購入した際の付属品や説明書、リカバリーソフト(またはその方法を知っ
ておく)等を持参するとよいでしょう。なお、当地は海に面しているために潮風
による USB ポートなどのコネクタ部分が錆びやすいです。そのため、端子カバー
を日本で購入し利用することをお勧めします。
当 地 の プ ロ バ イ ダ ー は
NTA
(National
Telecom
Authority /
http://www.minta.mh/)のみです。自宅でインターネットを利用するためには、
インターネット月額利用料金(DSL(256Kbps):US$50 ドル、DSL(512Kbps):US$70
ドル)に加えて、月額 US$5 ドルを追加することで自宅で WiFi を使えるようにな
ります。また、自宅以外でインターネットを使う場合、ホテルやレストランをは
じめとするいくつかの場所では、公衆 WiFi サービス(HotSpot)が利用可能です。
利用料金は、月額サービス(初期費用:US$5 ドル、月額利用料金:US$15 ドルか
ら)と従量制サービス(US$5 ドル/50 分。当地で販売されているプリペイドカー
4
ドを購入し、ID と PASS を入力して行う)になります。なお、日本のプロバイダ
ーによる海外ローミングサービスは利用できません。最新の情報は、NTA のホー
ムページ(http://www.minta.mh/)を参照してください。
上記については首都マジュロおよびイバイ(クワジェリン環礁)の状況です。
一部の地域を除き、離島部ではインターネットは普及しておらず、使用できませ
ん。離島部に派遣される方で、自分の派遣先でインターネットが使用可能か事前
に知る必要がある場合は、事務所までお問い合わせ下さい。
3-2
固定電話、携帯電話の普及状況
首都マジュロおよびイバイ(クワジェリン環礁)では固定電話と携帯電話の両方
が普及しており、事務所ではボランティアに固定電話器と携帯電話器を貸与してい
ます。離島部では固定電話網は配備されておらず、携帯電話が連絡手段となります。
携帯電話のシステムは日本と異なり、プリペイド式です(プリペイドカードを購
入して料金をチャージし、チャージした金額分だけ使用可能)。通信方式は GSM の 2G
のみです。3G、4G の通信サービスは現在行われていません。日本の携帯電話による
海外ローミングサービスも利用できませんので、ご注意下さい。
事務所から貸与される携帯電話は通話とテキストメッセージの送受信のみの機種
です。なお、Docomo と Softbank に関しては事前に日本で SIM フリー化の手続きをし
た携帯電話か、SIM ロックフリー携帯に、当地の SIM を入れて携帯として使うことが
可能です。
4.現金の持ち込み等について
4-1
現金持込にかかる注意
マーシャルでの流通通貨は、アメリカドル(US$)を使用しています。現金の持ち
込みは特に上限の規定はありません。
但し、途中経由地の Guam では、$10,000 以上持ち込む場合は、申告の義務があり
ますが、課税はされません。申告漏れの時には、罰金が課される事がありますので、
ご注意ください。
4-2
両替状況
当国では、US$以外の通貨は現金もトラベラーズチェックも一切通用しません。
両替は銀行で行えますが、日本よりレートは悪いです。
トラベラーズチェックは当国では一般的では無く、銀行での換金以外は使用で
きないとお考え下さい。クレジットカード(主にマスター/ビザ/アメックス)
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は利用可能な商店が一部あります。渡航時の安全性を考慮される方は、米ドルで
$50~$100の T/C(1ドルや5ドルなど少額な T/C は利用時に不便なので
避けた方がよい)を持参し現地銀行に預金するか、必要な分を随時現金化すると
よいでしょう。現金の所持・保管には注意が必要です。
4-3
赴任時に用意することが望ましい金額
必要と思われる概算金額$500~1,000
生活開始にかかる準備費:海外手当がすぐに支給されますので、日常の生活費
を持参する必要はありませんが、生活を開始するに当たって電化製品の購入等、
多少の出費が予想されますので生活準備資金として$1,000 を目安にご持参くだ
さい。また、任期中に私費任国外旅行を計画していて、多少の追加(~$1,000 程
度)を持参するボランティアもいます。
首都マジュロにある ATM では、裏面に PLUS や Cirrus の文字の入ったクレジッ
トカードを使用したキャッシングが可能です。ただし限度額は低く手数料が高い
ためキャッシング利用者は少ないのが現状です。また、近隣のアメリカ領(グア
ムやハワイなど)ではホテルの予約の際にクレジットカードの提示が必要な場合
が多く、任国外旅行や不測の事態に備えてクレジットカードを持参されることは
構いません。ただし、JICA から支給される現地生活手当を使用して生活すること
が原則ですので、普段の生活において頻繁にクレジットカードで買い物をしたり
キャッシングすることは控えてください。
5. 治安状況について
マーシャル諸島は大洋州諸国の中でも比較的治安が良い国とされていますが、
その理由としては現在までテロ、暴動、クーデターなどの動きもなく、また殺人
や強盗等の凶悪犯罪も稀であることが挙げられます。しかし、特に首都では未就
労の若年層の増加による空き巣や居空き等の軽犯罪、飲酒に起因する傷害事件や
車輌へのいたずら等は増加傾向にあり、婦女暴行事件も複数報告されています。
またマーシャルでは野犬の数が多く、JICA ボランティアが犬に噛まれる被害も複
数でているために野犬にも十分な注意が必要です。
首都マジュロでは、近年車両数の急激な増加にともない、交通事故の発生も増
加傾向にあり、特に夜間や週末の飲酒運転による事故が目立ちます。主な事故原
因は飲酒運転、運転技術の未熟さ、スピードの出しすぎ等です。そのため、歩行
中も車両の動きに注意が必要です。
マーシャル諸島周辺海域は台風の発生地であり、台風による大きな被害を受け
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る可能性は高くはありません。しかし海抜が低いため、特に豪雨が満潮時と重な
る場合は、道路や床下、床上浸水の被害が発生します。また国内では地震による
被害は報告されていませんが、周辺国における地震による津波には注意が必要で
す。貿易風の影響で、どの環礁でも特に北東側海岸に面している地区は高潮/高
波被害を受ける可能性が高いので、暴風雨時には近づかないことが肝要です。
6. 交通事情について
人口が集中している首都マジュロ環礁とクワジェリン環礁イバイ島では、乗合タ
クシーが一般的な交通手段で台数も増加しており JICA ボランティアも通勤や生活上
タクシーをよく利用している。マジュロ環礁内はほぼ全道路が舗装され、タクシー
や自家用車数の急激な増加に伴い交通事故も急増している。特に交通事故が多いの
は週末の夜間で、主な原因は飲酒運転やスピード超過である。また子供の飛び出し
も多く、運転者は注意が必要である。その他の環礁内は全般的に未舗装で、小さな
島内や地域内では車両数も少なく、徒歩が中心である。
7. 医療事情について
風土病の 1 つとして、これまで発症のまれであったデング熱が 2011 年 11 月に大
流行し、2015 年 1 月にチクングニア熱が流行しました。現在は終息しているが、完
全とはいえない。防蚊対策は必須である。その他、アメーバ赤痢、コレラ、腸チフ
スの発症もあるが、特に離島部で飲料水に注意を払うなど心掛ければ、さほど心配
はない。国内の主な医療機関は、首都マジュロ環礁内及びクワジェリン環礁イバイ
島内にある二つの国立病院である。医師や看護師の多くは近隣諸国をはじめとする
外国人であり、設備も比較的整っている(国立マジュロ病院の建物と設備は日本の
無償資金協力によって供与されている)。一般的な治療や外科手術は可能であるが、
対応不可能な重傷病患者については主にハワイやフィリピンに移送される。協力隊
員の定期健康診断は、血液検査やレントゲン撮影を国立マジュロ病院で行い、問診
は顧問医契約をしているマジュロ・クリニックで実施している。
8. 蚊帳について
当国ではマラリアはありませんし、デング熱も無いとされていました。しかし、
2011 年 10 月にデング熱が首都マジュロ環礁とクワジェリン環礁にて大流行し、数百
人規模の患者が罹患しました。また、2015 年はチクングニア熱が発生しました。首
都マジュロでも蚊帳はあった方が安心ですが、実際には蚊帳を要するほど蚊がおら
ず、デング熱の発症例これまでは見られなかったため、必要不可欠とは言えません。
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しかしながら個人的に心配な方は日本よりの持参をお勧めします。また、日本で購
入するより品質は劣りますが現地購入も可能です。
9. 運転免許について
当国では単車貸与は実施していないため、日本の運転免許証や国外運転免許証を
持参する必要はありません。
10. 車両の購入・輸送について
該当なし
11.その他の注意事項
11-1
連絡方法について
赴任前に質問等があれば、事務局国担当を通じて、e-mail にてお問い合わせ
下さい。
11-2
持病薬の持参
持病や幼少の頃に患った病気などの再発が傷病報告の多くを占めているこ
とから、持病の薬(特にアレルギーやアトピー性皮膚炎など)は充分持参し、医師や
家族等と相談して赴任後も購送できる体制を整えておいてください。なお、事
務所からの医薬品の支給はなく、必要に応じ現地病院を診察し、薬を処方して
もらいます。事務所で用意される医薬品は 23 年度より必要最低限となりまし
た(米国製頭痛薬、解熱剤、体温計等)。健康管理は原則自己管理と捉えていた
だき、普段から服用している薬等は各自持参してください。また現地語学訓練
やピクニックなど、ボートに乗る機会があるかもしれませんので、船酔いが心
配な方は、酔い止めを持参することをお勧めします(現地でも入手はできます
が、日本製の方が良いです)。
11-3
電気製品について
当地の電圧は 120V 60Hz で日本と異なるため、電気製品は着任後に当地で購入
する事を勧めます。本邦から持参した日本仕様の電気製品(100V 専用)を使う場
合は、変圧器(トランス)が必要です。変圧器を使用せず機器を焼損した例がみ
られます。なお 120V を 100V に変換する変圧器は現地でも入手可能です。
また、突発的な高電圧(一般的にサージと呼ばれます)による機器の故障(特
にパソコンや電子機器)がありますので、サージ対策(日本では雷対策とも言わ
8
れます)のされたテープルタップを使って接続したほうが安全です。サージ対策
されたテーブルタップは現地でも入手可能です。
コンセント形状は、アメリカと同じ A タイプのアース付きです。日本のコンセ
ントがそのまま利用可能です。
11-4
銀行開設について
当国には Bank of Guam、 Bank of Marshall Islands があり、ボランティア
等の JICA 関係者は Bank of Guam を利用しています(クワジェリン環礁赴任者
は Bank of Marshall Islands を利用)。いずれにしても事前に東京三菱銀行ニ
ューヨーク支店等の海外口座を開設する必要はありません。
11-5
現地語学訓練について
着任後は、当事務所においてオリエンテーション(表敬訪問、銀行口座開
設等の諸手続、語学訓練準備等も含む)を約3~4日行い、その後約2~3
週間程度の現地語学訓練(マーシャル語)を行います。授業は基本的に午前
3時間、午後2時間の計5時間で、月~土曜日の週6日間です。現地訓練は、
マーシャル語の他、当国の慣習等を学ぶ「文化講座」を含みます。なお、訓
練期間中は、当事務所が選定した現地家庭にホームステイをしながら授業に
通うことになります。
11-6
服装について
着任後と帰国前の表敬訪問用に、以下のような服装を持参してください。
男性:襟付シャツ(ネクタイは不要)、スラックス、革靴
女性:ブラウス&スカートまたはワンピース、革靴
レセプションやパーティーでの服装はアイランド・カジュアルで、男性はア
ロハシャツ、スラックス、靴です。女性はブラウス&スカートまたはワンピー
スとなります。男性に関しては、アロハシャツが正装です。
当地の職場では、男性は襟付シャツにスラックス、女性はヌクヌクと呼ばれ
るワンピースが一般的です。女性が肩や太股、膝をみせることは好ましくない
とされているため、ショートパンツやタンクトップ等肌を露出する服装は避け
てください。また離島では、女性は膝下丈のスカートやムームーの着用が一般
的で、ズボンは着用しません。一般的に遊泳時に水着を着用する習慣もないの
で、当地では水着の購入は不可能です。
9
11-7
日常の交通手段について
首都マジュロでは乗り合いタクシーが普及しており、ほとんどのボランティア
が利用しています。料金は乗車区間によって定められており、メーターはありま
せん。徒歩とタクシーが日常の交通手段で、個人購入の自転車を使用しているボ
ランティアもいます。
離島部では車は台数も少なく、徒歩が主な移動手段となります。住居と配属先
や商店との距離などを考慮し、地域によっては事務所から自転車を貸与する場合
もあります。
以上
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