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報告第1号(H19 事業報告)

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報告第1号(H19 事業報告)
報告第1号
資料1
平成19年度事業報告について
Ⅰ
事業実施概況
平成19年度においては、当協議会の「本道における自動車産業の集積促進に向けた行動計画」及
び「平成19年度事業計画」に基づき、自動車産業の立地及び地場企業の自動車産業への参入の促進
に向け、各種事業を実施した。
(自動車産業の立地促進)
自動車産業の立地を促進するため、完成車及び基幹部品や基盤技術産業に関連する企業等に対し、
知事と関係市町村長、経済団体トップ等によるトップセールスを実施するとともに、自動車関係業界
団体の道内視察会の誘致などに取り組んだ。
また、名古屋市において自動車関連企業を対象に企業立地セミナーを開催するなど、本道の立地環
境をPRするとともに、立地に関するワンストップサービスの提供等に取り組んだ。
こうした取組の結果、19年度においては、㈱デンソーエレクトロニクスなど道外から自動車関連
企業3社の進出が決定した。
(地場企業の自動車産業への参入促進)
地場企業の自動車産業への参入促進を図るため、現場実習を中心としたカイゼンゼミナールの実施
や、プレス加工の生産技術の高度化に向けた実用化技術開発等に取り組んだ。
また、道内外の自動車関連企業とのビジネスマッチングの促進に向け、地場企業の技術力を広く発
信するため、昨年度の基盤技術企業に続き、生産設備等の製造・メンテナンス企業を紹介する冊子を
作成するとともに、道内進出企業との各種商談会や中京圏での新工法新技術展示商談会等の開催に取
り組んだ。
さらには、(社)北海道機械工業会と連携し、川上・川下ネットワーク構築事業として、地場企業の
原価管理・改善セミナーやゼミを開催するとともに、昨年度実施した逆見本市参加企業等を対象にコ
ーディネーター派遣事業等を実施した。
こうした取組の結果、部品や生産設備機械等の分野で新たに7社が自動車産業との取引を開始した
ほか、取引を拡大した企業も見られた。
(技術系人材の育成・確保)
技術系人材の育成を図るため、産学官の連携の下、高等専門学校を核にした人材育成事業が実施さ
れるとともに、室蘭工業大学及び北海道工業大学においては開発されたものづくり人材育成カリキュ
ラムに基づく講座が開講された。
また、高等技術専門学院や企業による工業高校生への技術指導や小中学生を対象としたものづくり
体験会の開催などに取り組んだ。
さらに、技術系を中心とした人材確保を図るため、就職説明会「北海道自動車産業合同企業ガイダ
ンス」を開催した。
Ⅱ
総会・幹事会の開催
1
・
・
・
・
2
幹事会
開催日
会 場
参 集
議 題
平成19年6月7日
道庁
幹事企業・機関:14社、28名
報告第1号:平成18年度事業報告について
議案第1号:平成19年度事業計画(案)について
議案第2号:幹事新任(案)について
他
平成19年度総会
・
・
・
開催日
会 場
参 集
平成19年6月13日
かでる2・7
自動車関連企業:53社、74名
銀行、エネルギー関連企業、経済団体、行政等:40団体、82名
・
議
報告第1号:平成18年度事業報告について
議案第1号:平成19年度事業計画(案)について
議案第2号:幹事新任(案)について
他
㈱デンソーエレクトロニクス 代表取締役 杉本 正和
題
講演会
- 1 -
氏
Ⅲ
各種事業の実施
1
企業誘致等の強化
(1)誘致・情報発信等の強化
中京圏の自動車関連企業を対象に「企業立地セミナー」を開催するとともに、知事と関係
市村長、道経連が連携してトップセールスを実施し、本道の優れた立地環境を強くアピール
するなど、積極的な誘致活動を展開。この結果、19年度においては、道外から自動車関連
企業3社(㈱デンソーエレクトロニクス(H19.4:千歳市)、㈱田野井製作所(H19.8:白
老町)
、光生アルミ北海道㈱(H19.11:苫小牧市)、の進出が決定した。
また、昨年末には、自動車産業など、経済波及効果の高い産業分野などの重点的な振興を
図る北海道産業振興条例を制定。
自動車産業の集積を一層促進するため、官民一体となったトップセールスの実施、産業振
興条例に基づく新たな立地助成や、道外誘致体制の強化など、企業訪問や情報収集・提供な
どの取組を強化することが必要。
①
自動車産業を対象とした企業立地セミナーの開催
「北海道自動車関連ビジネスセミナー」の開催(平成19年10月11日/名古屋市)
・自動車産業が集積する中部圏において、自動車関連の企業等を対象に、本道の立地環境を
PRする企業立地セミナーを実施
□出席者 134名
□内 容
・主 催 者 挨 拶
知事
・プレゼンテーション
知事
・講
演
帯広松下電工㈱ 専務執行役員
清野 哲夫 氏
「北の大地に根を下ろして34年∼帯広松下電工㈱の現在∼」
内田工業㈱
取締役工場長
豆田 芳啓 氏
「新天地(北海道)へ求めたものづくりの取り組み」
・交
流 会
【北海道・北海道企業誘致推進会議・北海道自動車産業集積促進協議会・苫小牧東部地域企業誘致推進協議会・
苫小牧港ポートセールス会議・石狩湾新港工業流通団地企業誘致推進協議会】
②
知事と関係市町村長、道経連によるトップセールスの実施
知事と経済団体等により自動車関連企業へのトップセールスを実施
□主なトップセールス
・セントラル自動車㈱(平成19年7月4日)
…知事・北海道経済連合会会長
・トヨタ自動車㈱(平成19年9月27日)
…知事・苫小牧市長
・豊田通商㈱、トヨタ自動車㈱(平成19年10月11日)
…知事・北海道経済連合会会長・
苫小牧市長
・日野自動車㈱(平成19年11月16日)
…知事・石狩市長
【北海道・北海道経済連合会・苫小牧市・石狩市】
③
自動車関連業界団体の道内視察会
・
(社)日本自動車部品工業会(平成19年9月21∼22日/苫小牧市内)
□参加者
□視察先
17名
アイシン北海道㈱、トヨタ自動車北海道㈱
・若芽会(平成19年11月19∼20日/苫小牧市内・千歳市内)
※若芽会=アイシン精機㈱の協力会社で構成
□参加者
22名
□視察先
アイシン北海道㈱、㈱ダイナックス、苫東地域
【北海道・北海道企業誘致推進会議】
- 2 -
④
自動車産業の誘致に関する各種調査の実施
自動車関連企業等を対象とする投資意向調査(アンケート調査)の実施(平成19年9月)
・調査対象企業数
約3,400社(うち自動車関連約2,000社)
□結 果
回答件数…277件(うち自動車関連161件)
うち、投資意向があると回答した件数…70件
→そのうち、北海道が立地候補地になると回答した件数…21件
【北海道】
(2)ワンストップサービスの提供
道経済部商工局産業振興課内に設置している「自動車産業総合支援室」においては、本道へ
の進出を検討している企業からの部品等の道内調達先や工場適地などの照会や、地場企業から
の進出企業との取引、人材の確保など各種相談に対応しており、今後とも、企業立地の促進や
進出企業の事業の円滑化、進出企業と地場企業のビジネスマッチングの促進に向け、各種相談
にきめ細かく対応していくことが必要。
①
立地に関する総合相談窓口おけるワンストップサービスの提供
「自動車産業総合支援室」ワンストップービスによる対応
・相談件数
55件
(平成18年度:11件
※H18.11∼H19.3)
□内 訳
立地企業・道外企業からの相談等案件…42件
うち立地環境に関すること…3件、部品・設備等調達に関すること…27件、
その他…12件
地場企業からの相談等案件…7件
うちビジネスマッチングに関すること…2件、その他…8件
人材確保・育成に係る案件…8件
□具体的な事例
愛知県のアルミホイール製造企業の道内進出への対応
部品・設備等の調達が可能な地場企業等の情報提供と企業訪問等に係る調整
新規高卒者等の人材確保(相談をきっかけに、北海道合同企業ガイダンスを開催)
等
【北海道】
- 3 -
2
地場企業の自動車産業への参入促進
(1)生産管理技術・研究開発力の強化
試験研究機関や、大学等において、共同研究や技術指導を実施し、地場企業の技術力強化等
を支援。
また、現場実習を中心としたカイゼンゼミナールの実施やプレス加工技術の複合・高精度加
工に関する実用化技術開発などの取り組みにより、地場企業の生産管理技術の向上や生産技術
の高度化が図られつつあるが、発注企業への対応力強化に向けた取組を一層強化することが必
要。
①
公設試験研究機関、大学等による技術指導や共同研究の促進
工業試験場や大学等による共同研究や技術指導の実施
□道立工業試験場
共同研究1件・技術指導3件
□室蘭工業大学
共同研究2件
□苫小牧工業高等専門学校 共同研究3件・技術指導9件
合
計
共同研究6件・技術指導12件
(平成18年度 共同研究4件・技術指導8件)
【北海道立工業試験場・大学等】
②
ゼミナール等の開催
ア
「生産現場カイゼン集中ゼミナール」の実施
・トヨタ自動車北海道㈱の協力を得て「トヨタ生産方式」に関する現場実習を中心とするゼ
ミナールを実施
□参加企業 11社(2グループ(1グループ 5∼6社)で実施)
□現場実習延べ10回実施
□現場提供企業におけるカイゼン成果 A社:1日あたりの生産数19%増
B社:仕掛在庫65%減
・「生産現場カイゼンセミナー∼生産現場カイゼン集中ゼミナール成果発表会∼」
□平成20年2月12日 苫小牧市で開催
□参加者
700名
□内 容
基調講演
トヨタ自動車㈱ 技 監
林
南八 氏
「トヨタ生産方式の本質と進化(深化)
」
生産現場カイゼンの実例紹介
【発表】クローバー電子工業㈱ 取締役工場長
山田 裕之 氏
㈱土谷製作所
代表取締役社長 土谷 敏行 氏
【解説】トヨタ自動車北海道㈱ 技術部長
斎藤
均 氏
【北海道】
イ
「トヨタ生産方式導入ゼミナール」の開催
・トヨタ生産方式の専門コンサルによる座学や先進企業視察を内容とする導入ゼミナールを
開催
□参加企業
13社
□座学4回開催、視察3回実施
(※視察会の内1回は、北海道銀行等と共催の先進地視察派遣事業(下記ウ参照)
【北海道立工業試験場】
ウ
「先進地視察派遣事業」の実施
・道内製造業の生産現場改善に向けた取り組みを促進するため、先進地である愛知への視察
を開催
□期 間 平成19年12月10日∼12日
□視察先 (株)デンソー技研センター(愛知県安城市)
半田重工業(株) (愛知県半田市)
他
【(財)北海道銀行中小企業人材育成基金・北海道銀行・北海道立工業試験場・(社)北海道機械工業会】
- 4 -
エ
「自動車産業参入のためのコストの把握と改善に関する基礎セミナー」及び
「原価把握・見積作成実践ゼミ」の開催(川上川下ネットワーク構築事業)
・原価管理部門出身の自動車産業OBによる原価把握や見積作成に関する基礎的なセミナー
及びゼミナールを開催
□セミナー
平成19年10月19日開催
参加者72名
□ゼミナール
平成19年11月5日∼平成20年1月4日(補講1回含む4回開催)
参加者
1∼3回 21∼22名 第4回 10名
・「自動車産業参入のためのコストの把握と改善に関する基礎セミナー」講演録の作成
(平成20年1月)
【北海道機械工業会・北海道自動車産業集積促進協議会・北海道】
オ
「ものづくりセミナー」の開催
・製造現場の管理者、担当者を対象として、精神論に陥りがちな5S活動や、故障・不良等
が発生する原因追及手法である「なぜなぜ分析」を学ぶセミナーを開催
□開催日・場所・参加者数
(儲ける5S活動の原理・原則)
平成19年5月15日:札幌市 参加者数 64社 148名
平成19年8月27日:帯広市 参加者数 45社 108名
平成19年9月26日:石狩市 参加者数 34社
81名
(なぜなぜ分析演習コース)
平成19年10月2日:札幌市 参加者数 11社
19名
【北海道銀行・日経ベンチャー経営者倶楽部】
カ
「タグチメソッド(品質工学)入門技術研修会」の開催
(平成19年11月21∼22日/札幌市内)
・製造工程上のトラブルを無くし、無駄をなくすための新しいアプローチ手法を座学・実習
で学ぶ研修会を開催
□参加企業数
5社(19名)
【(財)北海道中小企業総合支援センター・北海道立工業試験場】
キ
「北海道地区TPM改善事例発表会」の開催(平成20年3月7日/札幌市内)
□講
演
□事例発表
□参加者数
(株)デンソー 工機部 TPM推進室長 二階堂 博文 氏
「デンソーにおける設備管理」
トヨタ自動車北海道(株)第3生産部ダイキャスト課 松本 洋祐 氏
「Cライン搬送頻発停止低減」
帯広松下電工(株)部品製造部成形製造課 渡辺 昌紀 氏
「アウトレット・ボディのキズ不良撲滅」
北海道住電精密(株) プレスライン サブリーダー 須藤 忠幸 氏
ほか
56名
【(社)日本プラントメンテナンス協会・(社)北海道機械工業会】
- 5 -
③
自動車関連技術高度化の支援
プレス加工の高度実用化技術開発及び北海道プレス加工研究会の開催
・自動車部品等への参入に当たって不可欠な、生産技術の高度化を図るため、工試において
サーボプレス機を導入し、プレス加工の複合、高精度な加工に関する実用化技術の開発に
取り組むとともに、その成果の技術移転を促進
□平成19年12月 工業試験場に80tのサーボプレス機導入
・プレス加工の基礎から応用までの技術を幅広く研究する「北海道プレス加工研究会」を設
立。
□会
員
プレス加工に関係する企業、大学、研究機関等(20社33名)
□講
師
日本工業大学 教授 町田 輝史 氏(塑性加工)
㈱秦野精密 代表取締役 渕脇忠夫氏(ファインブランキング)
□活動内容
平成19年10月9日∼平成20年3月10日 研究会を9回開催
【北海道立工業試験場】
④
研究開発や生産現場のカイゼン活動への支援
ア
「生産現場カイゼン支援事業」の実施
・生産現場のカイゼンを促進し、生産管理技術の強化を図るため、トヨタ生産方式等の専門
コンサルタントを派遣(派遣経費の一部を企業に補助)
□派遣先企業 8社 派遣回数 延べ77回(平成18年度:10社 168回)
□カイゼン成果事例
A社:在庫33%減、リードタイム4日短縮(14日→10日)
【(財)北海道中小企業総合支援センター】
イ
「生産現場カイゼン継続支援事業」の実施
・前年度に生産現場カイゼン支援事業を活用した企業のうち、継続して生産現場の改善に取
り組もうとする企業に対してコンサルタントを派遣(派遣経費の一部を北洋銀行が中小企
業総合支援センターを通じて企業に補助)
□派遣先企業 6社 派遣回数 延べ128回
【北洋銀行・(財)北海道中小企業総合支援センター】
ウ
戦略的基盤技術高度化支援事業による支援
・テーマ
□管理法人
□研究実施者
極薄肉鋳造技術の自動車用鋳造部品軽量化への応用開発
(財)北海道科学技術総合振興センター
(株)渡辺鋳工所、(株)村瀬鉄工所 等
・テーマ
加工条件の最適化による高機能かつ微細な多極を有する狭ピッチコネク
ター用成形金型の開発
(財)室蘭テクノセンター
㈱キメラ 等
□管理法人
□研究実施者
【北海道経済産業局】
- 6 -
(2)自動車関連企業と地場企業のマッチング促進
地場企業の技術力等をPRするガイドブックの作成、道内・首都圏での商談会や、トヨタ自
動車本社内での「北海道新工法・新技術展示商談会」開催などにより、道内外の自動車関連企
業との取引を促進。
今後は、商談会等のフォローアップの実施や、部品分野に加え生産設備機械・メンテナンス
等への参入分野の拡大や、道外の既存取引先(サプライヤー)との技術・資本提携等など参入促
進に向けた取組をより一層強化することが必要。
①
受発注情報の収集・提供等
ア
首都圏への広域専門調査員の配置(2名)による首都圏等発注情報の収集
企業訪問件数:276件
発注発掘件数:71件
(自動車関連以外も含む)
【(財)北海道中小企業総合支援センター】
イ
(財)北海道中小企業総合支援センターのホームページにおいて商談情報や企業情報等を紹
介
登録企業数 1,802社(発注登録企業366社、受注登録企業1,436社)
(自動車関連以外も含む)
【(財)北海道中小企業総合支援センター】
ウ
自動車産業との取引を希望する道内企業のデータベースを作成
【(独)中小企業基盤整備機構北海道支部 】
エ
(財)さっぽろ産業振興財団のホームページにおいて企業情報等を紹介
札幌の注目企業151社を紹介(自動車関連以外も含む)
【(財)さっぽろ産業振興財団】
オ
「ものづくりを支える北海道の生産設備製造・メンテナンス企業100選」の作成
(平成19年12月)
・高度な技術を有し意欲的な経営戦略を展開している道内生産設備製造・メンテナンス企業
96社を紹介する冊子「ものづくりを支える北海道の生産設備製造・メンテナンス企業
100選」を作成
【北海道】
カ
「THE ELECTRONIC INDUSTRY MAP HOKKAIDO2008」の作成
(平成20年3月)
・平成19年3月に発行した、道内に立地する電子関連メーカーや電子産業関連分野で事業
展開を行っている企業58社を紹介する冊子「THE ELECTRONIC INDUSTRY MAP
HOKKAIDO2007」の内容を更に充実させ、88社を掲載した「THE ELECTRONI
C INDUSTRY MAP 2008」を作成
【北海道経済産業局】
キ
「ものづくり元気企業デジタルマップ(DVDソフト)」の作成(平成20年3月)
・独自の技術・ノウハウ等を持つ、道内のものづくり企業を、119社を紹介した「ものづ
くり元気企業デジタルマップ」を作成
【北海道経済産業局】
- 7 -
②
ビジネスマッチングの促進
ア
「北海道新工法・新技術展示商談会」の開催(平成20年3月27∼28日)
・愛知県のトヨタ自動車㈱本社で、中京圏の自動車関係者等に北海道の企業等が持つ技術力
などを紹介する新工法・新技術展示商談会を開催
□場 所
トヨタ自動車㈱「サプライヤーズセンター」
(愛知県豊田市)
□参加企業等
47社・関係機関
□来場者
約1,400名
□成 果
23社(機関)に対し42件の商談発生、内1件は既に商談成立
(5/12現在)
・トヨタ自動車㈱名誉会長と知事等との懇談会を開催
□場
所
トヨタ自動車㈱「サプライヤーズセンター」
□参 加 者
豊田名誉会長、笹津副社長、熊倉主査、田中社長(TMH)
知事、塚田中小企業基盤整備機構北海道支部長、星野機械工業会会長、
横内北洋銀行頭取、堰八北海道銀行頭取
【北海道・(独)中小企業基盤整備機構北海道支部】
イ
「ほっかいどう受発注拡大商談会」の開催
・第1回(平成19年10月10日/札幌市内)
□参加企業
発注企業
23社(道外9社・道内14社)
受注企業
80社(道外2社・道内78社)
□取引成立件数 6件
・第2回(平成20年2月21日/室蘭市内)
□参加企業
発注企業
24社(道外10社・道内14社)
受注企業
72社(道外4社・道内68社)
※取引成立件数は、今後調査を実施
【(財)北海道中小企業総合支援センター・(社)北海道機械工業会】
ウ
「ほっかいどう首都圏受注拡大商談会」の開催
・平成19年6月21日/東京都内
□参加企業
発注企業
20社
受注企業
38社
□取引成立件数 6件
【(財)北海道中小企業総合支援センター・(社)北海道機械工業会】
エ
「ものづくりテクノフェア2007」の開催
・平成19年6月12日/札幌市内
□出展者数
119社・団体
□来場者数 2,200人
【北洋銀行】
オ
ビジネスEXPO「第21回北海道技術・ビジネス交流会」の開催
・平成19年10月24∼25日/札幌市内
□出展者数 255社・団体
□来場者数 17,000人
【北海道技術・ビジネス交流会実行委員会】
カ
「日産自動車(株)横浜工場現地商談会」の開催
・平成19年9月7日/横浜市
□参加企業
発注企業
受注企業
日産自動車(株)横浜工場
日産自動車(株)
4社
【(財)北海道中小企業総合支援センター】
- 8 -
キ
「企業間ビジネスマッチング促進事業」の実施
・地場企業の道内進出企業等への早期参入を総合的・集中的に支援するため、マッチング促
進会議による問題点・課題等の洗い出し、マッチングマネージャーによる指導等を実施
□参加企業 発注企業7社・受注企業13社(平成18年度:発注企業6社 受注企業13社)
□取引成立 2件
(平成18年度:2件)
【北海道】
ク
進出企業工場・製造工程見学及び部品説明会の開催(川上・川下ネットワーク構築事業)
・川上側の道内地場企業と川下側の道内進出企業(一次サプライヤー)との取引促進を図る
ため、道内進出企業の工場・製造工程の見学と部品説明会を開催
□トヨタ自動車北海道㈱ 工場・製造工程見学及び部品説明会/平成19年7月27日
参加企業数
受注企業14社 22名
【道央都市連携構想自動車産業集積分科会・(社)北海道機械工業会】
ケ
コーディネーターによる地場企業への指導・助言(川上・川下ネットワーク構築事業)
・川上側の道内地場企業の、川下側の自動車産業への参入促進を図るため、個別企業毎に参
入に向けた問題点や課題を洗い出し、その対応について指導・アドバイスを行う専門コー
ディネーターを配置し、指導・アドバイスを実施。
□コーディネーター:3名(自動車関連企業OB等)
□派遣先企業:9社 派遣回数延べ:14回
【(社)北海道機械工業会・北海道】
③
自動車関連企業と地場企業とのマッチングに関するワンストップサービスの提供
「自動車産業総合支援室」によるサービス実施
再掲
・相談件数
55件 (平成18年度:11件
※H18.11∼H19.3)
□内 訳
立地企業・道外企業からの相談等案件…42件
うち立地環境に関すること…3件、部品・設備等調達に関すること…27件、
その他…12件
地場企業からの相談等案件…7件
うちビジネスマッチングに関すること…2件、その他…8件
人材確保・育成に係る案件…8件
□具体的な事例
道内進出予定企業の取引先選定に係る情報提供と企業訪問コーディネート
関東の自動車メーカーと地場企業のビジネスマッチング
逆見本市、各種商談会のフォローアップ
等
【北海道】
- 9 -
(3)各種セミナーの開催
自動車産業及び同関連産業等様々なテーマに関する各種セミナーが、多くの企業等の参加の
もと開催され、自動車産業に関する様々な情報・知識等の普及が図られるとともに、各界にお
ける自動車産業の集積促進に向けた機運が高まってきているが、さらに自動車産業に対する理
解を深め、参入意欲を向上させるための取組みが必要。
ア 「産学官連携講演会(自動車関連セミナー)」の開催(平成19年8月8日/苫小牧市内)
・プログラム
①「アイシン北海道㈱における地域との連携」
アイシン北海道㈱ 取締役社長 栗原 大介 氏
②「ものづくり∼SpeedとDigitalとTakumiの融合」
㈱キメラ 取締役製造部長 駿河 正哉 氏
③「道内ものづくり産業の現状と支援機関のあり方」
北海道立工業試験場技術支援センター 所長 鴨田 秀一 氏
【苫小牧地域産学官連携実行委員会】
イ
「ものづくり基地としての飛翔 北海道産業の未来を拓く」の開催
(平成19年9月4日/札幌市内・10月16日/苫小牧市)
・プログラム(9月4日)
テーマ「進化続ける自動車産業クラスター 越えなければならないハードル」
基調講演
トヨタ自動車北海道㈱ 専務取締役 横山 明 氏
パネルディスカッション
パネラー等 北海道大学大学院 経済学研究科長・経済学部長 井上 久志 氏
トヨタ自動車北海道㈱ 専務取締役 横山 明 氏
㈱キメラ 代表取締役社長 宮崎 秀樹 氏
シンセメック㈱ 代表取締役社長 松本 英二 氏
北海道経済部 産業立地推進局長 坂口 収 氏
・プログラム(10月16日)
テーマ「北海道のものづくり産業:何を、どう変革しなければならないか」
基調講演
㈱ダイナックス 代表取締役社長 足立 憲三 氏
パネルディスカッション
パネラー等 室蘭工業大学材料物性工学科 准教授 清水 一道 氏
㈱ダイナックス 代表取締役社長 足立 憲三 氏
札幌エレクトロプレイティング工業㈱ 代表取締役社長 嶋村 清隆 氏
北海道経済産業局 地域経済部長 森本 英雄 氏
北海道立工業試験場 技術支援センター所長 鴨田 秀一 氏
【北海道大学大学院経済学研究科・北洋銀行】
ウ
「北海道電子産業ネットワークセミナー2007/自動車、情報家電分野に求められる実装
技術と品質管理」の開催(平成19年10月5日/札幌市)
・特別講演
・技術講演
「自動車電装品に求められる品質と今後の展開」
㈱デンソーエレクトロニクス 代表取締役社長 杉本 正和 氏
「民生機器の表面実装における信頼性課題」
ソニーイーエムシーエス㈱一宮TEC十道一部
実装技術担当部長 富塚 健一 氏
「北海道立工業試験場における実装関連分野の取り組み」
北海道立工業試験場材料技術部 精密加工科長 片山 直樹 氏
【経済産業局・(独)中小企業基盤整備機構北海道支部】
- 10 -
エ
「北海道光科学技術研究会講演会「自動車産業におけるレーザー加工・実装技術」の
開催(平成19年11月9日/札幌市内)
・プログラム
①「自動車用部品の高分子材料レーザ表面加工技術」
(独)産業技術総合研究所光技術研究部門 新納弘之氏
②「自動車業界でのレーザ加工適応アプリケーション」
住友重機アドバンストマシナリー㈱東京営業グループ 小松 圭介 氏
③「自動車エレクトロニクスの動向と実装技術」
トヨタ自動車㈱車両技術部東郷システム開発部第1開発室 佐々木 茂 氏
【北海道光科学技術研究会(事務局:工業試験場)
】
オ
「企業立地促進フォーラムin北海道」の開催(平成19年10月31日/札幌市内)
・施策紹介
・基調講演
・事例研究
経済産業省地域経済産業グループ産業施設課長 福岡 徹 氏
政策研究大学院大学教授 橋本久義氏
「新たな時代の企業立地戦略」
①「産学官連携による魅力ある産業集積形成
∼九州における自動車産業集積の形成∼」
福岡大学商学部教授 居城 克治 氏
②「企業が進出を決めるポイント∼地方でのコールセンター誘致∼」
日本インテリジェンス㈱常務執行役員 広見 洋介 氏
③「地方行政と企業立地の促進
∼青森クリスタルバレイ構想の実現に向けて∼」
エーアイエス㈱代表取締役社長 花田 俊郎 氏
【北海道経済産業局・北海道】
カ
ものづくり基盤技術セミナー『道内で目指す「ものづくり」へのヒント』」の開催
(平成20年2月15日/札幌市内)
・第一部講演 「ものづくり基盤技術の成長と拡散により期待される製造業の未来」
経済産業省商務情報制作局文化情報関連産業課長 前田 泰宏 氏
・第二部講演 「ものづくり中核技術・プレス加工の可能性と展開」
日本工業大学 教授 町田 輝史 氏
・第三部 名刺交換会・意見交換会
【(財)北海道中小企業人材育成基金・北海道銀行】
キ
(社)北海道機械工業会「機械製缶部会・表面処理部会合同講演会」の開催
(平成20年3月6日/札幌市)
・講 演
西尾精密(株) 代表取締役社長 西尾 眞之 氏
「私と冷間圧造加工法−技術の伝承と人材育成」
【(社)北海道機械工業会】
(4)自動車産業集積促進関連施策に関する情報提供
自動車産業への参入及び本道への立地に関する様々な支援施策を紹介するため、平成19年3
月に作成したガイドブックを改訂し、情報提供しており、今後も、こうした取組を充実・強化
し、道内外関係者へ情報発信することが必要。
「自動車産業集積促進支援施策ガイドブック」の改訂(平成20年3月)
・行政、公益法人、教育機関、金融機関等の各種支援施策等を紹介したガイドブック「自動
車産業集積促進支援ガイドブック」を改訂
【北海道】
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3
技術系人材の育成・確保
(1)製造現場の中核人材の育成
室蘭工業大学及び北海道工業大学において、産学官連携中核人材育成事業により開発したも
のづくり人材育成カリキュラムに基づく講座を開講しており、また、苫小牧高専においては、
中小企業人材育成を実施している他、道内進出企業の協力のもと、地場企業従業員を派遣する
企業間インターンシップ事業が実施されるなど、技術系人材の育成に向けた取組が進みつつあ
るところ。
自動車産業の集積を促進するためには、技術系人材の育成が、一層重要となっており、今後
とも大学や高専等を活用した人材育成の取り組みを強化することが必要。
ア
「生産管理エキスパート塾」の実施
・カイゼンを行うための 実践と理論 を学び、生産工程(受注から設計、購買、生産、販
売)をトータルに統制できる人材を育成を支援
□受講者数
23社29名
□受講期間
平成19年6月1日∼平成20年2月22日(講義時間21日、80時間)
□育成対象
ものづくり企業における工場監督者、生産管理担当者及び候補者
【北海道工業大学・北海道立工業試験場】
イ
「ものづくり工学コース」の開設
・平成17∼18年度に実施した「北海道鋳物産業における中核人材育成プロジェクト」によ
り開発した中核人材育成プログラムを活用し、室蘭工業大学大学院博士前期課程材料物性
工学専攻ものづくり工学コースを開設
【室蘭工業大学・北海道立工業試験場】
ウ
「高等専門学校を活用した中小企業人材育成事業」の実施
・苫小牧高専を核とした地域産学官連携による自動車関連産業のための中小企業人材育成
管理法人
苫小牧商工会議所
教育機関
苫小牧工業高等専門学校
育成対象
自動車関連産業への参入を目指せる中小製造業を育て上げるための企業
経営者、工場責任者、ライン管理者
【北海道経済産業局】
エ
「自動車関連産業川上川下企業間インターンシップ支援事業」の実施
・OJTによる技術力向上等を目指し、道内地場企業の従業員を自動車関連進出企業に派遣
受入側企業 アイシン北海道㈱
派遣側企業 2社
□成果発表会 平成20年3月28日
苫小牧市 アイシン北海道(株)
【中小企業基盤整備機構北海道支部】
オ
北海道創造的中小企業育成条例による支援
・北海道創造的中小企業育成条例の従業員等派遣補助事業により、「自動車関連産業川上川
下企業間インターンシップ支援事業」に従業員を派遣した企業の派遣経費の一部を助成。
【(財)北海道中小企業総合支援センター】
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(2)若手ものづくり人材の育成・確保
即戦力となる工業高校生に対する技術的指導などや、将来の担い手となる小中学生に対する
ものづくり体験の機会の提供など、若手ものづくり人材の育成、確保に向けた取組を実施。
ものづくりに必要な人材の育成・確保を図るため、今後とも小中学生や高校生のものづくり
産業に対する意識啓発や職業意識の醸成など取組を強化することが必要。
ア
高等技術専門学院の指導員や企業による工業高校生指導等
・「スキルアップ講座」の実施
高等技術専門学院の指導員を工業科設置高校に派遣し、3級技能検定受検に向けた技術
指導等を実施
□実施校 12校
・「スペシャリスト招へい事業」の実施
現場で実際に必要とされる技術・技能・資格などの認識を深めるとともに、技術・技能
の向上を図るため、ものづくりに関連する道内企業の現場技術者等を工業科設置高校に派
遣し、講義や実演を実施。
□実施校 13校、15回 (自動車産業以外も含む)
【北海道】
イ
高等技術専門学院における小・中学生ものづくり体験等
高等技術専門学院において、小・中学生を対象にものづくり体験会を開催
・開催回数 13回
・参加人数 約1,700名
【北海道】
(3)ものづくり人材の確保
自動車関連企業を対象とした合同企業説明会を開催するなど、道内の自動車関連企業におけ
る人材確保を支援。
今後も自動車産業を始めとするものづくり産業への学生(生徒)、父母、教育関係者の理解
を深めるとともに、自動車関連企業等の人材確保に向けた取組を強化することが必要。
「北海道合同企業ガイダンス(北海道自動車産業合同説明会)」の実施
(平成20年1月/札幌市内)
・自動車関連企業の人材確保を支援するとともに、
求職者の自動車産業に対する理解を含め、
道内への就職促進を図ることを目的に合同説明会を開催
□参加企業
16社(自動車関連企業)
□参加者(求職者) 215名(新卒者・一般求職者)
□採用(内定)人数
16名(本ガイダンスを契機とした採用(内定)人数)
【北海道・北海道企業誘致推進会議・北海道自動車産業集積促進協議会・ジョブカフェ北海道】
4 その他
□自動車産業集積促進協議会の会員数の推移
協議会設立時(H18.8.3)
企業数: 79 支援機関数:48
平成19年度総会時(H19.6.13)
企業数:101 支援機関数:59
平成20年度総会時(H20.5.13現在) 企業数:142 支援機関数:69
250
200
69
150
支援機関数
企業数
59
100
48
142
50
79
101
0
H18年 度
H19年 度
H20年 度
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計:127
計:160
計:211
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