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知事の海外訪問(シンガポール・タイ)について(3)

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知事の海外訪問(シンガポール・タイ)について(3)
インターネットでの情報提供
提供予定日
2月24日
平成24年2月23日 県政記者クラブ配布資料
担 当 課
担 当 者
電話番号
国際課
総括管理監
直通 058-272-8172
原 正憲
内線 2351
「飛騨・美濃じまん海外戦略プロジェクト」
知事の海外訪問(シンガポール・タイ)について(3)
本県では、平成21年度から、官民が協働し主に成長著しいアジアをターゲットとして
「観光・食・モノ」を一体化した総合的な岐阜県PRを展開し、海外誘客と県産品の輸出
向上につなげる「飛騨・美濃じまん海外戦略プロジェクト」を推進しています。
その取組みの一環として、このたび、シンガポールにおいて、昨年の10月に実施した
「Feel Gifu, Japan キャンペーン」(vol. 1)に続き、事業を拡大して2月から3月の1ヶ月
間「Feel Gifu, Japan キャンペーン」(vol. 2)を実施しています。
同キャンペーンに合わせて、知事が民間関係者等とともにシンガポール及びタイを訪問
しておりますので、その3日目の活動状況を下記のとおりお知らせします。
記
○
日
程
シンガポール・タイ訪問:平成 24 年 2 月 20 日(月)~ 23 日(木)4 日間
(20 日:岐阜→シンガポール
22 日:シンガポール→タイ
23 日:タイ→岐阜)
* Feel Gifu, Japan キャンペーン(vol. 2):平成 24 年 2 月 13 日(月)~ 3 月 18 日(日)
○
目
的
観光誘客、県産品・農産物輸出の促進
○
主な内容
【タイ】
○大手百貨店(The Mall Group)訪問
○在タイ日本国大使公邸での昼食会
○経済関係者等との意見交換会
【シンガポール】
○飛騨牛フェア開催
○県産品フェア、県地酒フェア、観光・地酒PR会場視察
○ Singapore Press Holdings(メディア)・シンガポール国家開発省および経済開発庁訪問
-1-
○在シンガポール日本国大使公邸での夕食会(県農産物試食、観光・地場産品紹介)
○経済関係者との意見交換会
4
民間等からの参加予定者
24 名(農林関係者、蔵元関係者、旅館関係者、岐阜県議会議員など)
<2月22日(水)>
シンガポール3日目、知事は午前7時(日本時間午前 8 時)にホテルを出発し、次の目的地タ
イに移動した。
タイのバンコク・スワンナブーム空港に午前 11 時 10 分(日本時間午後 1 時 10 分)に到着した知事
は、在タイ日本国大使館員の出迎えを受け、本日最初の目的地在タイ日本国大使館公邸に出発した。
■
駐タイ日本国特命全権大使との昼食懇談会
○日
時
2 月 22 日(水)12 時 20 分~ 14 時 15 分 (現地時間) *日本時間午後 2 時 20 分~
○場
所
在タイ日本国大使公邸
○参加者
こじま せいじ
小島誠二 駐タイ日本国特命全権大使
おおたか ま さ と
大鷹正人 在タイ日本国大使館公使
みぞぐち た け し
溝口武史
さ わ だ たかあき
澤田孝秋
(県)
〃
一等書記官
〃
一等書記官
知事、農政部長
(県議会)藤墳守 県議会議長、伊藤秀光 県議
(市町村)國島芳明 高山市長
(全農)
上松忍 全国農業協同組合連合会岐阜県本部運営委員会会長
岡田忠敏 岐阜県農業協同組合中央会会長
桑田博之 全国農業協同組合連合会岐阜県本部県本部長
○概
要
冒頭知事より、今回のタイ訪問の目的および県が取り組む「飛騨・美濃じまん海
外戦略プロジェクト」について説明し、小島大使等と意見交換を行った。
<知事より>
・本県は、人口減少、高齢化社会を迎え、国内市場の縮小という事態に直面する中、
一つの解決施策として、成長著しいアジアを中心とした海外市場の獲得を目指して
「飛騨・美濃じまん海外戦略プロジェクト」に取り組んでいる。
-2-
・タイには、主に観光誘客および柿やイチゴなどの農産物の輸出に取り組んでいる。
平成21年に実施したトップセールス以来、タイ国際航空やメディアなどの招聘に
取組むとともに、毎年岐阜県農産物フェアを開催するなど重点的に取り組んでいる。
・平成 21 年から平成 22 年にかけて、タイからの岐阜県への旅行客宿泊数が 8,880 人
から 11,900 人へと1.3倍に増加するなど、観光誘客の取り組みが着実に成果を
上げつつあった。
・しかし、昨年の東日本大震災、タイの洪水などにより大きな打撃を受けた。
・今年は、その巻き返しを図りたいと考えており、また、新たに飛騨牛輸出を戦略的
に実施したいと考えている。
・貴館には、昨年の「天皇誕生日祝賀レセプション」においても観光ブースで当県の
PRを実施させて頂くなど、協力をいただいており今後もよろしくお願いしたい。
<大使より>
・タイから日本への観光客は、昨年後半は 8 割以上に戻るなど回復傾向にある。
・岐阜には、高山、下呂などリピーターを獲得できる観光地があるので引き続きプロ
ジェクトに取り組んでいただきたい。
・当地では、佐賀牛やオーストラリアからの和牛などがあるが、是非とも飛騨牛の輸
出を行っていただきたい。当地には、一定数の富裕層が存在するので果宝柿などの
高級なものも売れると思われる。
■
THE MALL GROUP
○日
GMとの面談
時
2 月 22 日(水)15 時 10 分~ 16 時 05 分 (現地時間) *日本時間午後 5 時 10 分~
○場
所
サイアム・パラゴン
991 Rama1 Rd, Pathumwan, Bangkok
*高級ショッピング・センター
○面談者
Mr. CHAIRAT PETCHDAKUL(チャイラット・ペッダークン)
ほか 7 名
(General Manager (Fresh Food Products), THE MALL GROUP CO.,LTD.)
○出席者
知事、藤墳県議会議長、伊藤県議、國島高山市長、上松会長、岡田会長、
桑田本部長、西本ジェトロ岐阜所長、農政部長
○概
要
冒頭知事より、今回のタイ訪問の目的および県が取り組む「飛騨・美濃じまん海
-3-
外戦略プロジェクト」について説明。
<知事より>
・2009 年以来、岐阜県フェアを毎年開催して頂いていることに感謝する。
・2010 年は岐阜県側の富有柿の不作、2011 年は当地での洪水被害などにより売り上
げが減少しており、今年は急上昇を目指しており、富有柿に加え美濃娘(イチゴ)
など新たな主力商品の追加とフェア期間の拡大(2週間から1カ月)を図りたい。
・岐阜県農産物のタイの消費者の反応について、また、米や地酒などどのような農産
物が当地で好まれるのかお聞かせ願いたい。
<GMより>
・岐阜県フェアの時期に近づくと、いつ開催されるのかとの問い合わせもあり、岐阜
ファンが当地にいる。
・岐阜県フェアの開催期間を拡大する場合は、例年の 11 月後半から、12 月や 1 月ま
での年末年始のプレゼント時期に拡大できるとよい。
・米は価格的に競争するのは難しいと思う。地酒については、和食ブームとともに増
える可能性があり、将来性が期待できる。
・高価なものでもよいものは売れるので、引き続き岐阜県と継続的な取組みを行いた
い。
<売場視察>
*約 25 分
・GMの案内により、サイアム・パラゴン内の売場を視察。
・果宝柿は 3,500 バーツ(約 1 万円)で日本の 2 倍の値段で売れている。冷蔵富有柿は、
1 個 700 バーツ(約 2 千円)、美濃娘は 1 箱 1,300 バーツ(約 3,500 円)で販売。
・鹿児島牛は、1,000 バーツ/100g、オーストラリア和牛は、480 バーツ/100g。
・農業関係者より、現地の売場を確認することにより新たな販売意欲が湧いてくると
の発言があった。
■
JETRO、在タイ岐阜県人会、県内進出企業との意見交換会
、在タイ岐阜県人会、県内進出企業との意見交換会
○日
時
2 月 22 日(水)16 時 50 分~ 17 時 20 分 (現地時間) *日本時間午後 6 時 50 分~
○場
所
JETROバンコク事務所(会議室)
16th Fl. of Nantawan Bldg., 161 Rajadamri Road, Bangkok
○参加者
・JETRO
いうち
せつお
井内 摂男
バンコク事務所所長
・在タイ岐阜県人会
ふせや
かずまさ
伏屋 和政
会長
(KC MARUWA CORP.,LTD)
-4-
いまい
いさお
今井 勇夫
むらせ
村瀬 公一
はやし
副会長
(THAI AICHI DENKI CO.,LTD)
こういち
副会長(事務局長)
ゆういちろう
林 雄一郎
(KOYO CO.,LTD)
(十六銀行市場証券部課長代理(※タイ・カシコン銀行ジャパン
デスク リレーションシップマネージャー))
・県内の進出企業
かわい
さとし
河合 智 (太平洋工業) Pacific Industries(Thailand) Co., Ltd. 取締役社長
みつや
けんじ
三矢 健二 大垣共立銀行バンコック駐在員事務所所長
・岐阜県
知事、藤墳県議会議長、伊藤県議、國島高山市長、上松会長、岡田会長、
桑田本部長、西本ジェトロ岐阜所長、農政部長
○概
等
要
冒頭知事より、今回のタイ訪問の目的及び県が取り組む「飛騨・美濃じまん海外
戦略プロジェクト」について説明。続いて、井内 JETRO バンコク事務所長より、
最新のタイの経済・ビジネス事情等について説明。
<知事より>
・本日は、日頃、岐阜県とタイとの懸け橋として活動していただいている岐阜県人会
やタイに進出している県内企業の皆様にお集まりいただき、感謝申し上げる。また、
JETROバンコク事務所におかれては、この会の開催にあたり、ご協力いただき
感謝申し上げる。
・タイは、当県が海外戦略を推進する上で、成長著しく富裕層が増えている有望市場
であり、平成21年にトップセールスで訪問して以来、岐阜県農産物フェアの開催
や国際旅行フェアへの出展などを継続的に取組みを図っている。
・タイは、県内企業の進出及び貿易取引においてアセアン諸国の中で第1位であり、
中国から再び東南アジア、特にタイへの企業進出の動きも盛んになっている。そう
した中、タイにおいて企業展開を行い、当地で働いてみえる皆様方を大変心強く思
っている。
・また、昨年は、洪水により多大な影響を受けた方も多いと伺っている。大変なご苦
労をされていると思うが、本日は現地事情を熟知している皆様との意見交換を通し
て、県内企業の海外展開支援に取り組む本県の海外戦略構築の参考とさせていただ
きたい。
<県人会・県内進出企業より>
・床上浸水まであと 2cm で免れたが、周辺道路は冠水し工場を停止した。3 ヶ月は、
小舟をタクシーのように利用して工場に向かっていた。
・今回の洪水被害に対するタイ政府の救済はなく、このままうやむやにされることを
恐れている。
・水が浸かった工場の復興を大手企業は行っているが、中小企業は手つかずのところ
も多い。岐阜県人会会員の中にも洪水被害者がおり、余裕がなくなり会の活動にも
-5-
影響が出ている。
・今年は乾期でありながら既に雨があり、再度洪水が起こることを懸念している。
・地元タイ人によると、被災した大手日系企業の工場は、もともと何十年に 1 回は水
につくところに立地している。タイでは、依然安い投資で工場進出はできるが、洪
水リスクについても考慮に入れる必要がある。
・今年国体が岐阜で開催されるとの案内を頂き感謝申し上げる。是非参加したいので、
開会式の席を確保して頂けるとありがたい。
-6-
小島誠二駐タイ日本国大使との面談風景
THE MALL GROUP
GM との面談風景
サイアム・パラゴン視察1
サイアム・パラゴン視察2
JETRO、在タイ岐阜県人会、県内進出
企業等との意見交換の風景
-7-
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