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ディスクロージャー - JAにいがた南蒲

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ディスクロージャー - JAにいがた南蒲
 ディスクロージャー誌 2016
経営理念
農・人・地域を愛し、
そして未来への挑戦によって、
新たな価値を創造していきます!
にいがた南蒲農業協同組合
■ はじめに
日頃、皆さまには格別のご愛顧をいただき厚く御礼申し上げます。
JAにいがた南蒲は、情報開示を通じて経営の透明性を高めるとともに、当JAに対する
ご理解を一層深めていただくために、当JAの主な事業の内容や組織概要、経営の内容など
について、わかりやすくまとめた「ディスクロージャー誌2016」を作成いたしました。
皆さまが当JAの事業をさらにご利用いただくための一助として、是非ご一読いただきま
すようお願い申し上げます。
今後とも、一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
平成28年5月 にいがた南蒲農業協同組合
■ JA綱領 ― わたしたちJAのめざすもの ―
わたしたちJAの組合員・役職員は、協同組合運動の基本的な定義・価値・原則(自主・
自立・参加・民主的運営・公正・連帯等)に基づき行動します。
そして、地球的視野に立って環境変化を見通し、組織・事業・経営の革新をはかります。
さらに、地域・全国・世界の協同組合の仲間と連携し、より民主的で公正な社会の実現に
努めます。
このため、わたしたちは次のことを通じ、農業と地域社会に根ざした組織としての社会的
役割を誠実に果たします。
わたしたちは、
1.地域の農業を振興し、わが国の食と緑と水を守ろう!
1.環境・文化・福祉への貢献を通じて、安心して暮らせる豊かな地域社会を築こう!
1.JAへの積極的な参加と連帯によって、協同の成果を実現しよう!
1.自主・自立と民主的運営の基本に立ち、JAを健全に経営し信頼を高めよう!
1.協同の理念を学び実践を通じて、共に生きがいを追求しよう!
■ JAにいがた南蒲 プロフィール
□ 設 立 平成13年2月 □ 組合員数 25,939人
□ 本店所在地 三条市興野3丁目10番7号 □ 役 員 数 □ 出 資 金 49億円 39人
□ 職 員 数 609人
□ 総 資 産 1,871億円 □ 単体自己資本比率 21.12% (平成28年1月31日現在)
目 次
ごあいさつ
1 経営理念
………………………………………………………………………………………
2 基本方針
………………………………………………………………………………………
3 経営管理体制
………………………………………………………………………………………
4 事業の概況(平成27年度)………………………………………………………………………
………………………………………………………………………
5 事業活動のトピックス
6 農業振興活動
………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………
7 地域貢献への取り組み
1
1
1
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4
5
8 リスク管理の状況
(1)リスク管理体制 ………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………
(2)法令遵守体制
………………………………………………………………
(3)金融ADR制度への対応
………………………………………………………………………………
(4)内部監査体制
(5)個人情報の取扱方針
………………………………………………………………………
………………………………………………………………
(6)反社会的勢力との取引排除
………………………………………………………………………………
9 自己資本の状況
8
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10 主な事業の内容
(1)信用事業
………………………………………………………………………………………
(2)共済事業
………………………………………………………………………………………
(3)農業関連事業
………………………………………………………………………………
(4)系統セーフティネット ………………………………………………………………………
13
18
20
20
経 営 資 料
《決算の状況》
1 貸借対照表
………………………………………………………………………………………
2 損益計算書
………………………………………………………………………………………
3 注記表 (平成27年度)
………………………………………………………………………
注記表 (平成26年度)
………………………………………………………………………
4 剰余金処分計算書
………………………………………………………………………
5 部門別損益計算書 (平成27年度)
…………………………………………………………
部門別損益計算書 (平成26年度)
…………………………………………………………
6 財務諸表の正確性等にかかる確認 ………………………………………………………………
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《損益の状況》
…………………………………………………………
1 最近の5事業年度の主要な経営指標
………………………………………………………………………………………
2 利益総括表
3 資金運用収支の内訳
………………………………………………………………………
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48
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………………………………………………………………………
50
………………………………………………………………………………
4 受取・支払利息の増減額
《事業の概況》
1 信用事業
(1)貯金に関する指標
① 科目別貯金平均残高
② 定期貯金残高
(2)貸出金等に関する指標 ………………………………………………………………………
50
① 科目別貸出金平均残高
② 貸出金の金利条件別内訳残高
③ 貸出金の担保別内訳残高
④ 債務保証見返額の担保別内訳残高
⑤ 貸出金の使途別内訳残高
⑥ 貸出金の業種別残高
⑦ 主要な農業関係の貸出金残高
⑧ リスク管理債権の状況
⑨ 金融再生法開示債権区分に基づく保全状況
⑩ 元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況
⑪ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
⑫ 貸出金償却の額
………………………………………………………………………
(3)内国為替取扱実績
(4)有価証券に関する指標 ………………………………………………………………………
54
54
① 種類別有価証券平均残高
② 商品有価証券種類別平均残高
③ 有価証券残存期間別残高
………………………………………………………………
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③ デリバティブ取引、金融等デリバティブ取引、有価証券関連店頭デリバティブ取引
………………………………………………………………………………………
56
(5)有価証券等の時価情報等
① 有価証券の時価情報等
② 金銭の信託の時価情報等
2 共済取扱実績
(1)長期共済新契約高・長期共済保有高
(2)医療系共済の入院共済金額保有高
(3)介護共済の介護共済金額保有高
(4)年金共済の年金保有高
(5)短期共済新契約高
3 農業関連事業取扱実績 ………………………………………………………………………………
57
(1)買取購買品(生産資材)取扱実績
(2)農業倉庫事業取扱実績
(3)受託販売品取扱実績
(4)加工事業取扱実績
(5)農用地利用調整事業取扱実績
(6)利用事業取扱実績
育苗センター事業
大豆センター事業
作業機械等利用事業
カントリーエレベーター事業
ライスターミナル事業
施設利用事業
ライスセンター事業
4 生活その他事業取扱実績
ハウス・機械施設リース事業 その他利用事業
………………………………………………………………………
58
(1)買取購買品(生活物資)取扱実績
(2)利用事業取扱実績
旅行センター事業
コイン精米機事業
その他利用事業
(3)宅地等供給事業・緑のリサイクルセンター事業・介護保険事業取扱実績
………………………………………………………………………………………
5 指導事業
《経営諸指標》
…………………………………………………………………………………………
1 利益率
2 貯貸率・貯証率
3 職員一人当たり指標
4 一店舗当たり指標
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《自己資本の充実の状況》
1 自己資本の構成に関する事項
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………………………………………………………………
………………………………………………………………
2 自己資本の充実度に関する事項
………………………………………………………………………
3 信用リスクに関する事項
(1)標準的手法に関する事項
(2)信用リスクに関するエクスポージャー(地域別・業種別・残存期間別)
及び三月以上延滞エクスポージャーの期末残高
(3)貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
(4)業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却の額
(5)信用リスク削減効果勘案後の残高及びリスク・ウエイト1250%を適用する残高
4 信用リスク削減手法に関する事項 ………………………………………………………………
66
(1)信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続きの概要
(2)信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額
……………………
5 派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
…………………………………………………………
6 証券化エクスポージャーに関する事項
7 出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項
68
68
68
…………………………………
(1)出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続きの概要
(2)出資その他これに類するエクスポージャーの貸借対照表計上額及び時価
(3)出資その他これに類するエクスポージャーの売却及び償却に伴う損益
(4)貸借対照表で認識され、損益計算書で認識されない評価損益の額
(保有目的区分をその他有価証券としている株式・出資の評価損益等)
(5)貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額
8 金利リスクに関する事項
(子会社・関連会社株式の評価損益等)
………………………………………………………………………
69
(1)金利リスク算定方法の概要
(2)金利ショックに対する損益・経済価値の増減額
《連結情報》
1 グループの概況
……………………………………………………………………………
70
(1)グループの事業系統図
(2)子会社等の状況
(3)連結事業概況
(4)最近5年間の連結事業年度の主要な経営指標
(5)連結貸借対照表
(6)連結損益計算書
(7)連結キャッシュ・フロー計算書
(8)連結注記表
(9)連結剰余金計算書
(10)連結事業年度のリスク管理債権の状況
(11)連結事業年度の事業別経常収益等
………………………………………………………………………
2 連結自己資本の充実の状況
(1)自己資本の構成に関する事項
(2)自己資本の充実度に関する事項
(3)信用リスクに関する事項
(4)信用リスク削減手法に関する事項
(5)派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
(6)証券化エクスポージャーに関する事項
(7)オペレーショナル・リスクに関する事項
(8)出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項
(9)金利リスクに関する事項
105
役員等の報酬体系
1 役員
……………………………………………………………………………………………………
114
2 職員等
……………………………………………………………………………………………………
114
3 その他
……………………………………………………………………………………………………
114
J A の 概 要
1 機構図
………………………………………………………………………………………
2 役員構成(役員一覧) ………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………
3 組合員数
4 組合員組織の状況
………………………………………………………………………………
………………………………………………………………
5 特定信用事業代理業者の一覧
6 地区一覧・沿革 ………………………………………………………………………………………
7 店舗・施設の設置状況 ………………………………………………………………………………
115
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117
117
119
119
120
JA自己改革の取り組み
………………………………………………………………
123
法定開示項目掲載ページ一覧
………………………………………………………………
124
◇ 本冊子は農業協同組合法第54条の3に基づいて作成したディスクロージャー誌です。
◇ 金額は、原則として千円未満切捨で表示していますので、合計欄、増減欄等が一致
しないことがあります。
◇ 表中の「27年度」とは、平成27年2月1日から28年1月31日までの1年間を指します。
また、「26年度」とは、平成26年2月1日から27年1月31日までの1年間を指します。
◇ 記載されている内容・数値は、特段の注意書がないかぎり、27年度末現在のものです。
■ ごあいさつ
平素よりJAにいがた南蒲をお引き立ていただきまして、誠にありがとうございます。
このたび、当JAの主な事業内容や組織概要、経営内容や地域の皆さまとの関わり強化への取組み
について分かりやすくご紹介した「ディスクロージャー誌 2016」を作成いたしました。
ご高覧のうえ、当JAへのご理解を一層深めていただければ幸いに存じます。
異常気象をもたらす強力なエルニーニョ現象が、地球規模で深刻な事態を発生させる脅威となって
います。今年は年明けから不安定な天候で農作物への影響が懸念されるため、関係機関と連携を強化
して気象変動に対応した管理対策を徹底してまいります。
本年度は大筋合意したTPPへの対応と農協改革の実践年度となります。
TPPでは、政府は総合的なTPP関連政策大網を打ち出し、早期国会批准を求める姿勢が先行し
ています。元来、農業の将来展望と体質強化のための対策であるべきで、批准を前提とした議論に強
い違和感が持たれます。合意内容にある関税撤廃品目の拡大及び漸次低関税化は、国会決議に反する
ことは明白です。合意内容の検証と国内対策を見極めつつも、TPP反対は発効まで継続してまいり
ます。そのため、安全・安心を求める国民と協力して、これからも日本農業と地域・食料安全保障を
守るため粘り強く運動を継続してまいります。
本年4月に施行される改正農協法では、協同組合の本質や総合農協を真っ向から否定し、建前と改
正につじつまの合わない今更ながらの改正内容です。農協は、農業と地域になくてはならない協同組
合として、「農業者の所得増大・農業生産の拡大」「地域の活性化」を基本目標に、この3年間を自
己改革の集中実践期間と位置付けて、基本戦略のもと具体的行動計画に沿って運動を展開し、総合事
業によって組合員と地域から評価を高める活動を強化します。
基幹の稲作では、飼料用米の生産拡大と作況の影響で米価は一時的には回復基調にありますが、毎
年8万㌧の消費減を踏まえるとさらに需給改善が必要です。本年は、水田活用米穀等をフル活用して
米価の回復と総体的な農業所得の下支えを促進しますので、生産調整の管理が国から農業者へシフト
することに備える上でも、自主的取組参考値を目標とする作付けにご協力をお願いします。尚、人口
減・高齢化・食の変化による消費減退下では、稲作に偏重しない農業基盤の確立も重要であり、持続
可能は地域農業の振興には園芸生産が不可欠です。
本年は待望のJA直売所をオープンします。「生涯現役・一生農業」運動の取り組み拠点として、
多様な担い手の農業所得と健康維持・やりがいの増進をめざします。生産者が消費者との交流を通じ
て「地消地産」のミッションが持て、共販にはない顔の見える販売チャネルです。多くの出荷者から
参加いただき「農業がゲンキ、地域がゲンキ」を発信したいと願っております。経営理念にある「農
・人・地域を愛し、そして未来への挑戦によって新たな価値を創造していきます」を戦略的に展開し
ますので、生産者として消費者としてJA直売所に集合いただき、ゲンキを発信するゲンバとして協
同活動を実践しましょう。
今後とも一層のご支援、ご愛顧を賜りますよう心からお願い申し上げます。
平成 28年 5月
にいがた南蒲農業協同組合
経 営管 理委 員 会 会 長
代 表 理 事 理 事 長
吉 田 文 彦
佐 野 行 雄
1 経営理念
「農・人・地域を愛し、そして未来への挑戦によって新たな価値を創造していきます。」
2 基本方針
◇ 運動目標 農業で協同 地域で協同 響胴のこころで みんなで協働!
◇ スローガン
いつも そばに 伝えよう もっと ずっと 「なんかん育ち」!
3 経営管理体制
当JAは、農業者により組織された協同組合であり、組合員の意思を広範に反映するとともに、
業務執行を機動的に行うために、経営管理委員会を設置し、経営管理委員会が任命する理事が常勤
して日常の業務に専念する体制をとっています。
経営管理委員は、組合の業務執行にかかる基本的事項や重要事項を定めるほか、理事の業務執行
の監督を行っています。また、信用事業について常勤理事のなかで専任担当を置くとともに、農業
協同組合法第30条に規定する常勤監事及び員外監事を設置し、ガバナンスの強化をはかっていま
す。
4 事業の概況(平成27年度)
平成27年度の管内農業は、地区や品目により若干の差こそあれ、比較的穏やかな天候に恵まれ
順調に経過しました。下越地方では8月中旬の台風により白穂被害が発生して、作況指数91と1
等米比率一桁台から比較すれば、管内コメ生産は品質収量とも安堵できる結果でした。また、園芸
作物の野菜では他県産地が出荷量を落とす中、管内は作柄もよく一年を通して単価高・出荷増で推
移し販売高を押し上げました。残念ながら果樹は霜害と風害、ルレクチエにあっては褐色斑点病の
発生で品質収量を大幅に落とし、根本的な対策が課題として残る年となりました。
稲作では、飼料用米等の取り組みが全国的に拡大され、現行制度下で初めて全国レベルでの生産
調整目標を達成しました。水田活用米穀の拡大と作況により、需給改善の兆しから米価は若干なり
に回復しておりますが、本県は取り組みが遅く未達成に終わりました。今後もコメ消費が減退する
こと、TPPなど農業破壊協定が控えていることを考慮すれば、水田活用米穀に一層取り組む必要
が再認識されました。
政府は、選挙公約を反故にしてTPPの大筋合意や農協法改正などを強行し、生産現場や農協に
とって衝撃的な激動の一年でした。大筋合意したTPPは、参加国の野望によりさらに自由化圧力
が強まることが必至であり、加えて日欧EPA・日中韓FTA交渉も協議が加速化されようとして
1
おり、圧倒的な自由化の世界に日本農業が置かれようとしています。エンドレスの自由化ゲームに
突入することは、国民の安全安心を放棄した真の国益にあらず売国そのもので、発効まで粘り強く
運動を継続する決意を新たにしました。
農協改革では、農協をTPPの障壁として位置づけ、岩盤規制の打破と銘打って、全中の解体と
准組合員利用規制を天秤にかけさせて、結果的に協同組合の本質を否定した農協法改正の暴挙に出
ました。米国シナリオのイエスマンになりさがり、農業者の所得増大に最大限配慮する法改正の趣
旨と中身に説明のつかない矛盾だらけの錯乱内容で決着がつけられました。
JAグループは、「農業者の所得増大・農業生産の拡大」による持続可能な地域農業の振興と、
くらしの活動の実践による「地域の活性化」に貢献することを基本目標とした自己改革案を提起し、
JA全国大会・新潟県大会における決議の着実な実践と進捗管理を強化することとしました。
営農経済事業では、基幹作物の稲作は作況指数97と不安定ながらも、主食用米は4年連続の出
荷契約数量を上回る103.6%の出荷結集をいただきました。また、需給改善による米価回復の
ため主食用米からの作付け転換を推奨したところ、23.8haを飼料用米へ深掘りいただきまし
た。米在庫量の減少予測により米価は若干ながらも回復し、年度内に仮渡金の追加も実施できまし
た。また、「難関突破米」や「匠がこしょうたなんかん米」など新たな企画に取り組み、商談会を
通じて販路の開拓を積極的に展開し、今後の販売戦略に期待が高まりました。
農機事業では、製品供給はわずかに計画達成に至らなかったものの、前年産の米価下落に対する
コンバイン格納整備費支援も奏功し、修理サービス料を大きく積み上げることができました。反面、
車両事業は地方における車両保有台数の減少も影響して車検受注台数が落ち込み、中古車販売が好
調の反面、新車販売の低調が影響して取扱高が計画にあと一歩及びませんでした。
金融共済事業では、貯金は新たに年金感謝デーや各種貯蓄キャンペーンを展開したものの、米価
低迷の影響が続き年度末貯金残高は1,688億円余と前年度末残高に微増の横這いでした。反面、
定期積金は大きく伸張し利用者の貯蓄形成に寄与しました。貸出金では、農業融資は県内JAでも
トップクラスの実行高で、さらに住宅ローンも堅調に融資実行を積上げたものの、償還分を挽回で
きず前年比6億円余減少して376億円余の年度末残高となりました。
共済は、医療・がん・介護・年金共済など生存保障型は取扱を大きく伸ばしましたが、残念なが
ら積極的に掲げた目標には届きませんでした。尚、「こどもくらぶ」会員は276名まで増え、こ
ども共済を中心に新たな次世代とのつながり・普及基盤を拡大しました。
今年度は、農林中金・新潟県信連の支援・指導の下で「CS改善プログラム」(顧客満足向上活
動)を全支店で展開し、利用者目線で出向く・迎える体制によるWin・Winの関係強化に取り
組みました。このCS活動が、徐々に評価され事業成果に表れることを期待しています。
総務部門では、「協同の力をフルに発揮」を主テーマとした第3次中期3ヶ年計画の最終年次と
して、まさに理不尽な農協法改正という激動の中で、JAグループが自己改革で掲げた基本目標の
実現に向け、さらに結集力を高め協同組合の底力を発揮する必要性が再認識され、初めて全職員に
よる組合員加入推進運動や支店協同活動、足元からの情報発信などJAの可視化を重視しました。
TPP反対運動でも、JA広報誌で一連の動きを情報提示するとともに、《STOP TPP》の
マグネットシートにより内外へ視覚的に訴え続けました。
「協働の気持ちを強めなんかん育ちを広める」活動では、消費者からの要望に応え軽トラ市場を
毎週土曜日開催へと発展し、生産者の販売チャネルと地産地消の定番となっています。また、新た
に「なんかん育ち」のテーマソングとダンスを制作して、斬新さと楽しさが溢れるJAのイメージ
を実現しました。尚、11月には臨時総代会で創造的な挑戦と協同活動の発信源となる直売所の建
設を承認いただき、さらに「なんかん育ち」ツールが活躍できることになりました。
平成27年度事業は農産物価格低迷へのコスト低減支援の実施や消費税増税後の反動も影響して
か、各事業とも粗利益は総じて低調でしたが、事業連の増配や貸倒引当金の圧縮、予算執行の繰上
と繰越等の事象が重なったものの、何と言っても組合員の積極的な事業参加を積上げていただき、
2
事業総利益は前年度同様に39億台をキープして計画比64百万円弱増となりました。これもひとえに
組合員各位が組合に寄せていただいた信頼の証であり心から感謝申し上げます。
各事業の成果は以下のとおりですが、事業利益2億21百万円余、税引前当期純利益3億円余、当期
剰余金も2億97百万円余と計画を大きく上回ることができました。本年は米価回復の兆しが見えるも
のの依然として低迷基調にあることから、その成果は米価補填の一助とメンバーシップを重視して出資
配当に重点を置いた剰余金処分案の提案としました。28年度事業においても、主要農業資材のコスト
低減に尽力しますので、更なるJAへの結集を重ねてお願い申し上げます。
《対処すべき重要な課題》
① JA自己改革「基本目標」の実践
アベノミクス第3の矢の成長戦略は、極端な新自由主義(市場万能主義)が正義化され、市場
開放の障壁にJAをターゲットにして農協法改正が強行されました。発展には「競争」こと一番
だとして、「相互扶助」を基本理念とする協同組合の本質を否定し、農協の弱体・解体を目論み
無理矢理全中の力を削ぐしたたかな駆け引き・暴挙で改正を強行しました。
JAグループは自己改革にあたり、農業と地域のために全力を尽くすことを最重点に、農業と
地域の協同組合として邁進することとしました。そこで、JA大会において農業と地域の活性化
を基本目標に設定し、今後3年間を重点実践期間と位置付け、JAにおける目標設定と進捗管理
の徹底を決議しました。
何よりも、「わたしたちのJA」として組合員の評価を高める必要があります。そのため、三
位一体の組織としてアクティブメンバーシップの高揚に加え、対外的にもJAの価値を評価いた
だける理解者・仲間づくりに全力投球する必要があります。
② TPPから農業・地域・日本を守る運動の継続
格差社会を容認する新自由主義は「今だけ、金だけ、自分だけ」の地方と弱者の切り捨てにつ
ながる利権主義であり、TPPは米国隷従の自由化協定です。利権者による自由化要求のヒート
アップや参加国の拡大も想定され、他の貿易協定・経済連携に大きな影響を及ぼす懸念が待たれ、
”終わり”への”始まり”になろうとしています。
国会審議等において、TPPの全容解明と国会決議との整合性検証、TPPの関連政策大綱を
論拠とした農業への影響の検証、農業の将来展望が描ける政府の国内対策を見極めて政策提案し
なければなりません。JAは日本農業と地域を守り食料安全保障の砦として、組合員とともに安
全安心を求める国民や疑念を抱く各層と協力して、農業者・地域が一丸となって発効まで粘り強
くTPPの持つ問題の啓発と反対運動を継続する必要があります。
③ 組合員総参加による「わたしたちの直売所」へ!
待望のJA直営の農畜産物直売所が本年7月オープンを予定しています。”農業のゲンキと地
域のゲンキを生み出す場”として、以下の期待効果を掲げました。これは、JA自己改革の基本
目標である「農業者の所得増大・農業生産の拡大」と「地域の活性化」にマッチした夢ふくらむ
ゲンバです。
しかし、運営当初は赤字が予想され、できる限り短期間での赤字圧縮と黒字化軌道に乗せるこ
とが発展と改革の力になります。そこには、組合員農業者をはじめ女性部・青年部・生産部会等
の組合員組織の積極的な参画なくして創造的挑戦は成し得ません。現在、JAが抱える諸問題か
ら前進する上でも、生産者として消費者として集いつながり合いながら、組合員総参加の「わた
したちの直売所」としての誇りと気運が必要です。
3
5 事業活動のトピックス (平成27年度) ≪ JA直営直売所新設に向け始動!! ≫
∼ いいもの × おもてなし × コミュニケーション ∼
農業所得の確保・女性や高齢者の生きがいづくりや地域の活性化を目指して、JA直営による直売所
の開設を進めています。開設に向けて、直営直売所開設準備室の専属配置や出荷会員確保に向けた出荷
者登録説明会および出荷者募集を行いました。地域の消費者から愛され、より活気あふれる直売所づく
りを目指し、12月には出荷予定者や関係者を対象に先進直売所見学ツアーを実施し、全国的に著名な
直売所の運営方法や品揃えなどに触れていただきました。
≪ JA組合員加入促進運動実施 ≫
∼ 組織基盤の強化と健全経営の確立 ∼
組合員組織の中核である正組合員家族並びに後継者対策を最重点として、全職員による組合員加入促
進運動を展開しました。また、組合員加入運動と連動して、総合ポイント会員の普及拡大を図り、組合
員の増加と総合ポイント会員の増加により組織の活性化・組織基盤の強化に取り組みました。
≪ 全支店によるCS改善プログラムがスタート! ≫
∼お客様満足度200%をめざして ∼
JA役職員70名が集い、CS改善プログラムキックオフ大会が開催されました。JA管内5,00
0名のお客さまを対象にアンケートを実施し、利用者の評価や生の声を真摯に受け止め、”利用者のた
め”、”JAのため”に自ら考え自ら行動する職場風土を形成することで、利用者とJAのWinWi
nの関係強化を目的に取り組んでいます。
職員のミーティング(話し合い)、コーチング(上司と部下の面談)等を通し、「明日からお客様の
ためにできること」を考え実行に移しています。
6 農業振興活動
◇ なんかん育ち「軽トラ市場」の開催
4年目を迎えたこの取り組み、平成27年度からは毎週土曜日の朝9時から11時まで開催し、今年
からは、雑貨や花などを販売するフリーマーケットも参加いただき、にぎやかなスタートを切りまし
た。
オープン初日は管内の三条市、加茂市、田上町から約15台の軽トラックが並び、収穫したばかりの
旬の農産物を直売しました。また、オープニングイベントとして、先着100人に当JA自慢のプレミ
アムコシヒカリ「難関突破米」300グラムをプレゼントしました。オリジナルゆるキャラの「飯太
郎」「桃子」も売り場を盛り上げ、おかげさまで過去最高の約400人の方から来場いただきました。
◇ もっと広めたい!「なんかん育ち」
オリジナルキャラクター「なんかん育ち」のテーマ曲と踊りが完成し、各地区収穫祭りで初披露され
ました。「なんかん育ちにこだわり地元で作って地元から発信」をコンセプトに、これまでも職員用の
ユニフォームとしてオリジナルTシャツやポロシャツ、オリジナル豆菓子等、さまざまな商品を企画し
ており、昨年は「着ぐるみ」を製作し、今年はさらに歌と踊りを作ることで、子どもから大人まで幅広
い年代層を取り込み、「なんかん育ち」の認知度をさらに高め、管内の農畜産物を広くPRしていま
す。
◇ 農業まつり、産業まつり開催
10月から11月にかけて、各地区で農業まつり・産業まつりが開催されました。新米コシヒカリや
採れたて野菜などの農産物販売、各種模擬店、ステージショー、おにぎりやつきたてモチの無料提供な
ど様々な催し物がおこなわれ、各会場とも大勢のお客さまでにぎわいました。
また、昨年製作したオリジナルキャラクター「なんかん育ち」のゆるキャラ着ぐるみも登場し、各地
区のイベント会場で注目を集め、「なんかん育ち」のPRに一役買いました。
4
7 地域貢献への取り組み
当JAは、営農・金融・共済・経済等の各事業を通じて、農業者の経済的社会的地位向上をはかるとと
もに、広く経済・社会の健全な発展に資するべき使命を持っています。
社会的責任と公共的使命が負託されていることを認識し、積極的に社会貢献に努めています。
◇ 協同組合の特性
当JAは、三条市(三条市と平成17年4月1日合併前の栄町・下田村)・田上町・加茂市・見附市・
長岡市(平成17年4月1日合併前の中之島町)までを事業区域として、平成13年2月に合併により誕
生した広域JAです。
農業者を中心とした地域住民の方々が組合員となり、組合員の参加と結集を基本とした事業や活動を行
なっています。協同と相互扶助の精神に基づき運営される地域協同組合であり、地域の活性化や農業の発
展に資する農業専門金融機関でもあります。
当JAは、組合員・地域住民の皆さまからお預りした大切な財産「貯金」を主たる財源として、組合員
等に対する事業・生活に必要な資金の貸付、有価証券等の運用、各種の金融サービスを行っています。
組合員はもとより、地域住民の多様なニーズに対応することにより地域とともに発展する、地域に開か
れたJAの事業運営に取組んでいます。
また、総合事業の特性を活かして心豊かな魅力ある地域づくりをすすめ、社会貢献に努めています。
◇ 組合員・出資金の状況
(単位:人・千円・口)
出資口数
出資金
人数
正
組
合
員
15,783
4,493,748
4,493,748
准
組
合
員
10,156
451,324
451,324
処 分 未 済 持 分
合計
25,939
23,348
23,348
4,968,420
4,968,420
◇ 地域からの資金調達状況
JA貯金はどなたでもご利用いただけます。ご利用状況は以下のとおりです。
種類
要
求
払
貯
金
定
期
性
貯
金
27年度末残高
当
座
貯
金
12,315
30,443
普
通
貯
金
59,969,213
58,579,440
貯
蓄
貯
金
114,952
111,939
別
段
貯
金
117,631
132,710
60,214,112
58,854,534
定
期
貯
金
104,534,634
106,077,362
定
期
積
金
4,073,851
3,823,169
計
計
合 計
預
か
り
先
(単位:千円)
26年度末残高
組
合
員
108,608,486
109,900,532
168,822,599
168,755,066
141,693,334
142,021,130
(うち地方公共団体)
1,834,370
2,404,230
(うち非営利法人)
4,233,746
4,691,468
27,129,264
26,733,935
組 合 員 以 外
5
◇ 地域への資金供給状況
JAローンを中心にお客様のニーズに合わせてご利用いただいております。
種類
(単位:千円)
26年度末残高
27年度末残高
手
形
貸
付
金
87,523
76,008
証
書
貸
付
金
36,937,915
37,532,098
貸 当
座
貸
越
貸 付
計
出 金
( う ち 農 業 近 代 化 資 金)
金
598,672
640,930
37,624,111
38,249,038
373,563
348,565
(うち株式会社日本政策金融公庫)
489,523
508,186
割
引
手
合 組
貸
出
金
貸
出
先
組
形
計
合
合
-
員
員
37,624,111
38,249,038
30,156,189
30,407,466
外
7,467,922
7,841,571
(うち地方公共団体)
2,106,412
2,496,223
(うち地方公社等)
968,100
968,100
( う ち 金 融 機 関 )
4,000,000
4,000,000
(うちその他員外)
393,410
377,247
37,624,111
38,249,038
合 以
-
計
□ 農業近代化資金
農業の資本整備の高度化と農業経営の近代化をはかることを目的として創設された資金です。JA等が
資金を貸し付けるにあたり、県が利子補給を行うことで農業者に低利の資金を融通することができます。
□ 株式会社日本政策金融公庫資金
農林漁業の生産基盤の整備や、経営規模を拡大し資本整備の高度化を行う場合に、農林漁業の健全な発
展をはかるために長期で低利の政府資金を供給することができます。
◇ 組合員のおもなJA事業利用状況
(単位:千円)
組合員以外 合計
組 合 員 合計
金 額
貯金平均残高
140,952,928
貸出金平均残高
30,463,092
共済受入掛金
10,324,538
割 合
金 額
割 合
80.97 %
98.70 %
26,813,210
1,346,647
604,849
13.05 %
14.69 %
18,158
0.16 %
購買品取扱高
4,119,277
86.95 %
85.31 %
販売品取扱高
11,588,284
99.84 %
395,715
「なんかん育ち」とは?
JAにいがた南蒲管内産の農産物のおいしさを
PRする「南蒲産」のブランド名。
6
19.03 %
1.3 %
◇ 社会的・文化的貢献について
□ ecoCAP運動
当JAでは、ペットボトルのキャップを集め、世界の子どもたちにワクチンを届ける運動に参加して
います。焼却処分による二酸化炭素の削減とともに、キャップ800個で一人の子どもの命を救う活動
で、各支店・営農センターなどに回収ボックスを設置してご協力を呼びかけています。スタートから6
年が経ち、累計で回収個数は146万個(3,519kg)、ワクチンにして1,759人分、二酸化炭
素削減効果は11,086kg分となりました。
□ 「難関突破米」を中学生へ贈呈 ∼難関突破米はがんばる人を応援します!!∼
オリジナルブランド「難関突破米」をJA管内の中学卒業生へ贈呈しました。厳しい農業情勢や気象
変動など、困難に負けずに収穫した米で、通常より大きなふるい目で選別し、加茂市の青海神社で祈祷
を受けた祈願米です。JA名の「南蒲」を「難関」に言い換え、これから立ち向かうさまざまな「難
関」を乗り越えてもらいたい、との願いを込め、3月に卒業した22校、約1800人に贈呈しまし
た。
□ JAにいがた南蒲女性部フレッシュミズ部会発足
フレッシュミズとは若い世代の女性が食べ物、健康、趣味など、自分たちのやりたいことを同じ目的
を持った仲間と一緒に楽しく活動していくグループです。若い世代の農家と消費者がJAという基盤を
通じてつながり、メンバー自身がやりたいことを考え、自分たちで動ける組織です。フレッシュミズ組
織は全国に352JA、新潟県に6JA・317名(H26.8月末現在)のメンバーがいます。
「食」「農」「くらし」や「子育て」といったキーワードを軸に活動しており、農家女性だけでなく、
非農家の若い女性もたくさん参加しています。
□ 夏の省エネ対策 「なんかん育ち」オリジナルTシャツ・ポロシャツ着用 地球温暖化防止、節電が叫ばれる中、クールビズの一環として、職場内で「なんかん育ち」オリジナ
ルTシャツ・ポロシャツを作成し着用しています。暑さの中で少しでも快適に過ごすことと、「なんか
ん育ち」という自分たちのブランドを育成していくことを目的として実施しています。
職員だけではなく、女性部、青年部、直売所の皆さまからも着用していただき、また日常業務だけで
はなく、お祭りや県内外の販促等でも着用して広くアピールしました。
□ なんかんたんけん隊バスツアー
「なんかんたんけん隊バスツアー三条地区編」を7月に実施しました。今年で3年目となる取り組み
で、JAにいがた南蒲管内で農作物収穫体験や工場見学を行い、地元の魅力を再発見しています。
親子30人が参加し、枝豆と巨峰の収穫体験・倉庫内のお米見学・鰹節削り体験・お箸の工場見学な
ど、三条の魅力を再発見できた農業と文化が盛りだくさんのバスツアーとなりました。
□ 保育園で出前授業
楽しく食に対する理解を深めるために、紙芝居やエプロンシアターを行い、食べ物と体の関係につい
て約60分間の授業を行いました。当JAでは、JA職員が講師となってイラストやゲームを交えなが
ら、理解しやすく、また興味をもってもらえるように工夫した授業を食農教育の一環として行っていま
す。また、出前授業の他に、農業体験、校外学習の受け入れや調理実習など、引き続き食農教育活動に
一層の力をいれてまいります。
□ アンパンマン交通安全キャラバン
9月、中之島文化センターにて「JA共済アンパンマン交通安全キャラバン」を開催しました。午
前・午後の2公演で約900名が訪れ、会場はたくさんの家族連れで賑わいました。
JA共済では交通事故の未然防止活動に取り組んでおり、この交通安全キャラバンを通して、子供た
ちに正しい交通ルールやマナーを身につけてもらいたいと開催しました。当日は、アンパンマンたちが
信号の意味や横断歩道の渡り方を説明。子どもたちは歌やゲームに参加しながら、正しい交通ルールや
マナーを覚えました。
7
8 リスク管理の状況
(1)リスク管理体制
[ リスク管理基本方針 ]
当JAは、組合員・利用者の皆さまに安心してJAを利用いただくために、より健全性の高い経営を確
保し、信頼性を高めていくことが重要であると認識しています。そのために、有効な内部管理態勢を構築
し、直面する様々なリスクに適切に対応すべく「総合リスク管理方針」を策定し、認識すべきリスクの種
類や管理体制と仕組みなどリスク管理の基本的な体系を整備しています。
また、この基本方針に基づき、収益とリスクの適切な管理、適切な資産自己査定の実施などを通じてリ
スク管理体制の充実・強化に努めています。
① 信用リスク管理
信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により資産(オフ・バランスを含む)価値が減少ない
しは消失し、金融機関が損失を被るリスクです。
当JAは、個別の重要案件または大口案件については理事会において対応方針を決定しています。また
通常の貸出取引については、本店融資課と総合リスク管理室が、各支店と連携をはかりながら与信審査を
行っています。審査にあたっては取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行うとともに、
担保評価基準など厳格な審査基準を設けて与信判定を行っています。貸出取引において、資産の健全性の
維持・向上をはかるため資産の自己査定を厳正に行っています。
不良債権については、管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取組んでいます。また資産自己
査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産及び財務の
健全化に努めています。
② 市場リスク管理
市場リスクとは、金利・為替・株式等の様々な市場のリスク・ファクターの変動により資産・負債(オ
フ・バランスを含む)の価値が変動し、損失を被るリスク、資産・負債から生み出される収益が変動し損
失を被るリスクのことです。主に金利リスク、価格変動リスクなどをいいます。
金利リスクとは、金利変動に伴い被るリスクで、資産と負債の金利または期間のミスマッチが存在して
いる中で、金利が変動することにより利益が低下ないし損失を被るリスクをいいます。
また、価格変動リスクとは、有価証券等の価格の変動に伴って資産価格が減少するリスクのことです。
当JAでは、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより収
益化及び財務の安定化をはかっています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視
したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔
軟な財務構造の構築に努めています。
とりわけ有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当JAの保有有価証
券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営層で構
成する総合リスク管理委員会を定期的に開催して日常的な情報交換及び意思決定を行っています。運用部
門では、理事会で決定した運用方針及び総合リスク管理委員会で決定された方針などに基づき、有価証券
の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引については、適切な執行を行っているかを
総合リスク管理室がチェックし、定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。 ③ 流動性リスク管理
流動性リスクとは、運用と調達のミスマッチや、予期せぬ資金の流出により必要な資金確保が困難にな
る、または通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失を被るリスク(資金
繰りリスク)及び市場の混乱等により市場において取引ができないため通常よりも著しく不利な価格での
取引を余儀なくされることにより損失を被るリスク(市場流動性リスク)のことです。
当JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し安定的な流動性
の確保に努めています。
また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と位置付け、商品ごとに異なる
流動性(換金性)を把握した上で運用方針などの策定の際に検討を行っています。
8
④ オペレーショナル・リスク管理
オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員の活動もしくはシステムが不適切であること、ま
たは外生的な事象により損失を被るリスクのことです。
当JAでは、収益発生を意図し能動的な要因により発生する信用リスクや市場リスク及び流動性リスク
以外のリスクで、受動的に発生する事務、システム、法務などについて事務処理や業務運営の過程におい
て、損失を被るリスクと定義しています。
事務リスク、システムリスクなどについて、事務手続きにかかる各種規程を理事会で定め、その有効性
について内部監査や監事監査の対象とするとともに、事故・事務ミスが発生した場合は速やかに状況を把
握して理事会に報告する体制を整備して、リスク発生後の対応及び改善が迅速・正確に反映できるように
努めています。
⑤ 事務リスク管理
事務リスクとは、役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・不正等を起こすことにより金融機関が被
るリスクのことです。
当JAでは、業務の多様化や事務量の増加に対応して、正確な事務処理を行うため事務マニュアルを整
備するとともに、自主検査・自店検査を実施し、事務リスクの削減に努めています。また、事故・事務ミ
スが発生した場合には、発生状況を把握し改善を図るとともに、内部監査により重点的なチェックを行い、
再発防止策を実施しています。
⑥ システムリスク管理
システムリスクとは、コンピュータシステムのダウン又は誤作動等、システムの不備に伴い金融機関が
損失を被るリスク、さらにコンピュータが不正に使用されることにより金融機関が損失を被るリスクのこ
とです。当JAでは、「情報セキュリティ基本方針」に基づき、事故防止等に向けた適切な管理をおこな
っています。
(2) 法令遵守体制
[ コンプライアンス基本方針 ]
利用者保護への社会的要請が高まっており、また最近の企業不祥事に対する社会の厳しい批判に鑑みれ
ば、組合員・利用者からの信頼を得るためには法令等を遵守し、透明性の高い経営を行うことがますます
重要になっています。
このため、コンプライアンス(法令等遵守)を経営の重要課題の一つとして位置付け、この徹底こそが
不祥事を未然に防止し、ひいては組織の信頼性向上に繋がるとの観点に立ち、コンプライアンスを重視し
た経営に取組みます。
[ コンプライアンス運営態勢 ]
コンプライアンス態勢全般にかかる検討・審議を行うため、専務理事を委員長とする総合リスク管理委
員会を設置するとともに、コンプライアンスの推進を行うため、本店各部門・各支店・各施設にコンプラ
イアンス担当者を設置しています。
基本姿勢及び遵守すべき事項を記載した手引書「コンプライアンス・マニュアル」を策定し、研修会を
行い全役職員に徹底しています。
毎年度、コンプライアンス・プログラムを策定し、実効性のある推進に努めるとともに、総合リスク管
理室を設置しその進捗管理を行っています。
9
(3) 金融ADR制度への対応
① 苦情処理措置の内容
当JAでは、お客様により一層ご満足いただけるサービスを提供できるよう、JAバンク・JA共済
に関するご相談および苦情等を受け付けておりますので、お気軽にお申し出ください。
相談・苦情等の申し出があった場合、これを誠実に受け付け、迅速かつ適切に対応するとともに、そ
の対応について、必要に応じて組合内で協議し、相談・苦情等の迅速な解決に努めます。
相談・苦情等への対応にあたっては、お客様のお気持ちへの配慮を忘れずに、できるだけお客様にご
理解・ご納得いただけるよう努めます。
受け付けた相談・苦情等については、定期的に当組合経営陣に報告するとともに、組合内において情
報共有化を推進し、苦情処理の態勢の改善や苦情等の再発防止策・未然防止策に活用します。
当JAの苦情受付窓口・・・・・・各支店と本店で対応しています
三条支店
℡0256-32-7111
井栗支店 ℡0256-38-2537
大崎支店
℡0256-38-2205
大島支店 ℡0256-33-0186
本成寺支店
℡0256-32-0341
加茂支店 ℡0256-52-1300
七谷支店
℡0256-52-2221
須田支店 ℡0256-52-6111
田上支店
℡0256-57-2181
下田支店 ℡0256-46-2006
森町支店
℡0256-47-2311
いちい支店 ℡0256-45-4151
帯織支店
℡0256-45-2003
見附東支店 ℡0258-62-1220
見附西支店
℡0258-61-2113
中之島支店 ℡0258-66-3131
北部支店
℡0256-97-2151
上通支店 ℡0258-24-1006
JAバンク相談・苦情等受付窓口(本店金融共済部)
℡0256-36-5207
JA共済相談・苦情受付窓口(本店共済課)
℡0256-36-5208
上記いずれの店舗とも受付時間は午前9時∼午後5時(土・日・祝日と金融機関の休業日を除く)
② 紛争解決措置の内容
当JAでは、紛争解決措置として、次の外部機関を利用しています。
● 信用事業
新潟県弁護士会示談あっせんセンター ℡:025-222-5533
受付時間:午前9時∼午前12時
午後1時∼午後 5時
月曜日∼金曜日(祝日、年末年始等を除く)
東京弁護士会紛争解決センター ※
℡:03-3581-0031
受付時間:午前9時30分∼午前12時
午後1時00分∼午後 3時
月曜日∼金曜日(祝日、年末年始を除く)
第一東京弁護士会仲裁センター ※
℡:03-3595-8588
受付時間:午前10時∼午前12時
午後 1時∼午後 4時
月曜日∼金曜日(祝日、年末年始を除く)
第二東京弁護士会仲裁センター ※
℡:03-3581-2249
受付時間:午前9時30分∼午前12時
午後1時00分∼午後 5時
月曜日∼金曜日(祝日、年末年始を除く)
ご利用に際しては、当JAのJAバンク相談・苦情等受付窓口(本店・金融共済部℡0256-36-5207) または、新潟県JAバンク相談所(℡025-224-3100 受付時間:午前9時∼午後5時 ただし金融機関の
休業日を除く)にお申し出ください。なお、直接お申し立ていただくことも可能です。
また、※印のついている機関では、東京以外の地域の方々からの申立について、申立者の居住地の
近隣弁護士会で手続を進める「現地調停・移管調停」がご利用いただけます。
10
● 共済事業
一般社団法人 日本共済協会 共済相談所
℡03-5368-5757
※自動車事故の賠償にかかわるものは、お取り扱いしていません。
一般財団法人 自賠責保険・共済紛争処理機構
℡03-5296-5031
公益財団法人 日弁連交通事故相談センター
新潟支部 ℡025-222-5533
公益財団法人 交通事故紛争処理センター
℡03-3346-1756
上記以外の連絡先については、当JAのJA共済相談・苦情受付窓口にお問い合わせ下さい。
・・・JA共済相談・苦情受付窓口(本店共済課 ℡0256-36-5208)
(4) 内部監査体制
当JAでは、内部監査部門を被監査部門から独立して設置し、経営全般にわたる管理及び各部門の業務
の遂行状況を内部管理態勢の適切性と有効性の観点から検証・評価し、改善事項の勧告などを通じて業務
運営の適切性の維持・改善に努めています。
また、内部監査は、JAの本店・支店のすべてを対象とし、中期及び年度の内部監査計画に基づき実施
しています。監査結果は代表理事理事長及び監事に報告したのち、被監査部門に通知され定期的に被監査
部門の改善取組状況をフォローアップしています。また、監査結果の概要を定期的に理事会に報告するこ
ととしていますが、特に重要な事項については、直ちに理事会、代表理事理事長、監事に報告し、速やか
に適切な措置を講じています。
(5) 個人情報の取扱方針
当JAでは、組合員・利用者等の皆様からの信用を第一と考え、ご提供いただいた情報については、個
人情報保護の観点から以下のとおり「個人情報保護方針」を定め、厳格な管理に取り組んでいます。
個人情報を正しく取扱うことが当JAの事業活動の基本であり社会的責務であることを認識し、以下の
方針を遵守することを誓約します。
[個人情報保護方針]
1.関連法令等の遵守
当組合は、個人情報を適正に取扱うために、個人情報の保護に関する法律(以下「法」といいます。)
その他、個人情報保護に関する関係諸法令および農林水産大臣をはじめ主務大臣のガイドライン等に定め
られた義務を誠実に遵守します。
個人情報とは、法第2条第1項に規定する、生存する個人に関する情報で、特定の個人を識別できるも
のをいい、以下も同様とします。
2.利用目的
当組合は、利用目的をできる限り特定したうえ、あらかじめご本人の同意を得た場合および法令により
例外として扱われるべき場合を除き、その利用目的の達成に必要な範囲内でのみ個人情報を取り扱います。
ご本人とは、個人情報によって識別される特定の個人をいい、以下同様とします。
利用目的は、法令により例外として扱われるべき場合を除き、あらかじめ公表するか、取得後、速やか
にご本人に通知し、または公表します。ただしご本人から直接書面で取得する場合には、あらかじめ明示
します。
3.適正取得
当組合は、個人情報を取得する際、適正かつ適法な手段で取得いたします。
4.安全管理措置
当組合は、取扱う個人データを利用目的の範囲内で正確・最新の内容に保つように努め、また安全管理
のために必要・適切な措置を講じ従業者および委託先を適正に監督します。
個人データとは法第2条第4項が規定する、個人情報データベース等(法第2条第2項)を構成する個
人情報をいい、以下同様とします。
5.第三者提供の制限
当組合は、法令により例外として扱われるべき場合を除き、あらかじめご本人の同意を得ることなく、
個人データを第三者に提供しません。
6.機微(センシティブ)情報の取り扱い
当組合は、ご本人の機微(センシティブ)情報(政治的見解、信教、労働組合への加盟、人種・民族、
門地・本籍地、保健医療等に関する情報)については、法令等に基づく場合や業務遂行上必要な範囲にお
いてご本人の同意をいただいた場合等を除き、取得・利用・第三者提供はいたしません。
11
7.開示・訂正等
当組合は、保有個人データにつき、法令に基づきご本人からの開示、訂正等に応じます。
保有個人データとは、法第2条第5項に規定するデータをいいます。
8.苦情窓口
当組合は、取扱う個人情報につき、ご本人からの苦情に対し迅速かつ適切に取り組み、そのための内部
体制の整備に努めます。
9.継続的改善
当組合は、取扱う個人情報について、適正な内部監査を実施するなどして、本保護方針の継続的な改善
に努めます。
(6) 反社会的勢力との取引排除
当JAは、事業を行うにつきまして、平成19年6月19日犯罪対策閣僚会議幹事会申合わせにおいて
決定された「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針」(以下、「政府指針」という。)等
を遵守し、反社会的勢力等に対して断固とした姿勢で臨むことをここに宣言します。
[反社会的勢力等への対応に関する基本方針]
(運営等)
当組合は、反社会的勢力等との取引排除および組織犯罪等の防止の重要性を認識し、適用となる法令等
や政府指針を遵守するため、当組合の特性に応じた態勢を整備します。
また、適切な措置を適時に実施できるよう、役職員に指導・研修を実施し、反社会的勢力等との取引排
除および組織犯罪等の防止について周知徹底を図ります。
(反社会的勢力等との決別)
当組合は、反社会的勢力等に対して取引関係を含めて、排除の姿勢をもって対応し、反社会的勢力によ
る不当要求を拒絶します。
(組織的な対応)
当組合は、反社会的勢力等に対しては、組織的な対応を行い、職員の安全確保を最優先に行動します。
(外部専門機関との連携)
当組合は、警察、財団法人暴力追放推進センター、弁護士など、反社会的勢力等を排除するための各種
活動を行っている外部専門機関等と密接な連携をもって、反社会的勢力等と対決します。
(取引時確認)
当組合は、犯罪による収益の移転防止に関する法律に基づく取引時確認について、適切な措置を適時に
実施します。
(疑わしい取引の届出)
当組合は、疑わしい取引について,犯罪による収益の移転防止に関する法律に基づき、速やかに適切な
措置を行い、速やかに主務省に届出を行います。
※「反社会的勢力等」とは、「政府指針」に記載される集団または個人の他、マネー・ローンダリング等の組織
犯罪等を行う反社会性を有する集団又は個人を指します。
9 自己資本の状況
(1) 自己資本比率の状況
当JAでは、多様化するリスクに対応するとともに、組合員や利用者のニーズに応えるために財務基盤
の強化を経営の重要課題として取組んでいます。内部留保に努めるとともに、不良債権処理及び業務の効
率化等に対して取組んだ結果、平成28年1月末における自己資本比率は21.12%となりました。
(2) 経営の健全性の確保と自己資本の充実
当JAの自己資本は、組合員の普通出資金等によっています。
○ 普通出資による資本調達額
項 目
内 容
発行主体
にいがた南蒲農業協同組合
資本調達手段の種類
普通出資
コア資本に係る基礎項目に算入した額
49億68百万円(前年度50億42百万円)
当JAは、「自己資本比率算出要領」を制定し、適正なプロセスにより正確な自己資本比率を算出して
当JAが抱える信用リスクやオペレーショナル・リスクの管理及びこれらのリスクに対応した十分な自己
資本の維持をはかるとともに、内部留保の積み増しにより自己資本の充実に努めています。また、平成1
9年度から信用リスク、オペレーショナル・リスク、金利リスクなどの各種リスクを個別の方法で質的ま
たは量的に評価し、リスクを総体的に捉え、自己資本と比較・対照し、自己資本充実度を評価することに
より経営の健全性の維持・強化をはかっています。
12
10 主な事業の内容
(1) 信用事業
貯金、貸出、為替などいわゆる銀行業務といわれる内容の業務を行っています。この信用事業は、JA・
信連・農林中金という3段階の組織が有機的に結びつき、「JAバンク」として大きな力を発揮しています。
① 貯金業務
地域の皆さまから選ばれる金融機関として、様々なニーズにお応えできるよう、総合口座・定期貯金・
定期積金・貯蓄貯金・財形貯金など、目的やライフスタイルに合わせた商品をご用意しております。
貯金の種類
特色
普
通
貯
金
総 決 済 用 普 通 貯 金
定
期
貯
金
合
大口定期貯金
スーパー定期
口
期日指定定期貯金
変動金利定期貯金
座
据置定期貯金
期間
お預け入れ額
出し入れ自由
1円以上
1冊の通帳に、普通貯金、定期貯金がセットでき、お預りの定期
貯金を担保とする自動借入もできる便利な口座です。
「貯める・受け取る(給料・年金・配当等)・支払う(公共料金・
クレジット等)・借りる」機能を持った優れもので、お財布代わ
りとしてお勧めします。また、キャッシュカードは、全国のJ
A、銀行等のキャッシュコーナーでご利用いただけます。
「定期貯金」欄に同じ
定型方式
大 口 定 期 貯 金 お預け入れ期間が、1ヵ月から10年と短期から 1、2、3、6ヵ月、
長期の運用まで、目的に応じて自由にお選びいた
1、2、3、4、5、7、10年
だけます。お預け入れ時の利率が満期まで変わら
期日指定方式
ス ー パ ー 定 期 貯 金 ない「確定利回り」で運用できます。
1ヵ月超10年未満
1年複利のお得な定期貯金です。据置期間経過後は期日指定によ
期 日 指 定 定 期 貯 金 り、ご希望の日にお引き出しになれます。特にお申し出がない場
合は、最長預入期限日が満期日となります。
定
金利実勢にそって6ヵ月ごとにお預り利率が変動する、半年複利
変 動 金 利 定 期 貯 金 で満期一括受け取りの定期貯金です。
期
貯
満期日は、お預け入れ日の6ヵ月経過後から5年までの間の任意
据 置 定 期 貯 金 の日を指定でき、元金の一部払出も可能です。また、お預け入れ
期間に応じた有利な金利が適用されます。
1千万円以上
1円以上
最長3年
(据置期間1年)
1円以上
3百万円未満
1年、2年、3年
1円以上
最長5年
(据置期間6ヵ月)
1円以上
1千万円未満
一定額を定期的に積み立てていただける定期貯金です。普通貯金等からの自動振替によるお預け入れ
金 積 立 式 定 期 貯 金 や、ATMによるお預け入れもできます。
積立期間や満期日を定めないで積立を行い、必要
エ ン ド レ ス 型 な時期に必要な金額をお引き出しになれます。
定
譲
1円以上
積立期間 1年以上
据置期間 2ヵ月以上10年以内
受取期間 3ヵ月以上20年以内
1円以上
期
型 してお支払します。
年
金
型 後、定期的にお支払します。
渡
積
性
貯
期間を定めて積立を行い、据置期間を経過した
定額式、目標式
お積み立て期間内に、分割してお積み立ていただけます。お積み
6ヵ月以上10年以内
立て方式には定額式、目標式、満期分散式、逓増逓減式とプラン
満期分散式、逓増逓減式
金 に合わせてお選びいただけます。
2、3、4、5、6、
また、ボーナス併用や隔月等でのお積み立てもできます。
7、8、9、10年
定型方式
譲渡が可能な貯金で、満期日に最終保有者からの
1、3、6か月、1、2、3、4、5年
金 ご請求により解約元利金をお支払します。譲渡は 期日指定方式
利息も含めて行います。
7日以上5年未満
お支払には安全で便利な小切手、手形をご用意いたします。貯金
当
座
貯
金 保険制度により全額保護されます。※無利息です。
普
通
貯
金 の引落口座としてもご利用いただけます。
出し入れ自由。給料・ボーナス・年金等の受取口座、公共料金等
従来の普通貯金(個人のお客様は総合口座と同様)のお取り扱い
決 済 用 普 通 貯 金 ができます。貯金保険制度で全額保護されます。※無利息です。
貯
蓄
貯
1円以上
満期日を設定して積立を行い、満期日以降に一括 積立期間 6ヵ月以上10年以内
据置期間 1ヵ月以上3年以内
満
期
定めはありません
お預け入れ残高に応じて、より有利な運用ができる金額階層別金
利となっています。キャッシュカードがご利用いただけます。な
金 お、普通貯金と貯蓄貯金の間の振替サービス(スウィングサービ
1千円以上
1千万円以上
出し入れ自由
1円以上
出し入れ自由
1円以上
出し入れ自由
1円以上
出し入れ自由
1円以上
7日以上
5万円以上
3年以上
1円以上
ス)がご利用いただけます。
通
知
貯
まとまった資金の短期運用に有利です。解約は一括して払い戻し
金 ます。ただし、解約日の2日前までにご連絡ください。
給料からの天引きで、お勤めの方々の財産づくりに最適な積立貯
財
一 般 財 形 貯 金 金です。
給料からの天引きで、ご自分の生
活設計に合わて年金タイプでお受 積立期間 5年以上
形
据置期間 受取周期3ヵ月の場合 6ヵ月以上5年以内
け取りになる有利な積立貯金で
財 形 年 金 貯 金 す。また、550万円まで(財形
受取周期2ヵ月の場合 4ヵ月以上5年以内
住宅と合算)退職後においても非 受取期間 5年以上20年以内
貯
課税の特典が受けられます。
給料からの天引きで、マイホームのご計画に合わせ住宅資金づく
金
5年以上
財 形 住 宅 貯 金 りに最適な積立貯金です。また、550万円まで(財形年金と合
(エンドレス型)
算)非課税の特典が受けられます。
13
1円以上
1円以上
② 証券業務
皆さまの多様な運用ニーズにお応えするため、国債及び投資信託の窓口販売業務を行っております。
種 類
新 型 窓 販 国 債
個 人 向 け 国 債
期 間
申込単位
発 行 月
長 期 利 付 国 債
10年
5万円
毎 月
中 期 利 付 国 債
2・5年
5万円
毎 月
変 動 金 利 型
10年
1万円
毎 月
固 定 金 利 型
3・5年
1万円
毎 月
③ 貸出業務
当JAでは、農業の振興と地域社会の発展に貢献する地域金融機関として幅広い融資活動を積極的に取り
組んでいます。組合員向けの資金はもとより、個人事業者の皆さまや農業団体には設備資金や運転資金及び
個人向け各種ローンなど多くの方々からご利用いただけますよう、様々な用途に対応する資金をご用意して
おります。
また低金利の制度資金や、住宅支援機構、(株)日本政策金融公庫(農林水産事業・国民生活事業)の融
資もお取次ぎいたしております。
● 農業者の発展をサポートする農業資金と事業者を応援する事業資金
融資項目名
ご利用頂ける方
お使いみち
農業生産
アグリマイティー
組合員・農業者等 農産物加工
資 金
地域活性化等
特 定 当 座 貸 越
(サポートA)
農 業 制 度 資 金
事
業
資
金
一
般
枠
担 い 手
支援資金
(アグリ1) 取 農
得
枠地
組合員
農業運営に必
要な運転資金
ご融資金額
事業費の
100%以内
ご融資期間
(短期)
1年以内
(長期)
原則10年以内
(対象事業に応じ
最長25年以内)
うち据置3年以内
(個人)
1千万円以内
1年以内
(法人)
3千万円以内
返済方法
保証・担保
(短期)
手形借入による
期日一括償還
(長期)
証書借入による
元金均等償還、
元利均等償還
新潟県農業信用
基金協会の保証
及び、必要に応
じて保証人・担
保が必要です。
期日一括償還
新潟県農業信用
基金協会の保証
及び、必要に応
じて保証人・担
保が必要です。
農業近代化資金や農業経営改善促進資金及び農業基盤強化資金等の㈱日本政策金融公庫の各種資金をお
取り扱いしております。
(短期)
1年以内
事業を営むた
組合員・事業者 めに必要な資
金
所要資金の
範囲内
農業運営に必
要な設備資金
及び運転資金
1千万円以内
農地取得資金
借地料等
1年以上20年以内
2千万円以内
うち据置2年以内
JAが担い手と
認定した組合員
14
(長期)
設備資金35年以内
うち据置2年以内
運転資金5年以内
期日一括償還
元金均等償還
元利均等償還
新潟県農業信用
基金協会の保証
及び、必要に応
じて保証人・担
保が必要です。
元金均等償還
新潟県農業信用
基金協会の保証
及び、必要に応
じて保証人・担
保が必要です。
1年以上10年以内
うち据置1年以内
● 生活を応援するローン資金
融資項目名
住
宅
ロ
ー
ご利用頂ける方
お使いみち
・住宅の新築
・土地の購入
当JA組合員の方で
・新築及び中古
20歳以上66歳未
ン 満で一定の要件を満 住宅の購入
・住宅の増改築
たしている方
・他行住宅ローン
の借換
ご融資金額
ご融資期間
3年以上35年以内
10万円以上5,000万円以
うち1年以内の据
内で、所要資金の範囲内
置可能
返済方法
元金均等償還
元利均等償還
融資対象物件
の担保及び新
潟県農業信用
基金協会の保
証が必要です
元利均等償還
新潟県農業信
用基金協会の
保証が必要で
す
元利均等償還
融資対象物件
の担保及び新
潟県農業信用
基金協会の保
証が必要です
当JA組合員の方で
リ フ ォ ー ム ロ ー ン 20歳以上66歳未 住宅の増改築等に必 10万円以上1,000万円以
満で一定の要件を満 要な資金
たしている方
当JA組合員の方で
賃貸住宅を所有また
は賃貸住宅建設のた ・賃貸住宅の建設
J A 賃 貸 住 宅 ロ ー ン めの土地を所有して ・賃貸住宅の増改
いる20歳以上71 築
歳未満で一定の要件
を満たしている方
当JA組合員の方で ご自由です
18歳以上71歳未 ただし負債整理資
内で、所要資金の範囲内
1年以上30年以内
100万円以上4億円以内 で対象物件の法定
で、所要資金の範囲内か 耐用年数内
うち1年以内の据
つ担保価格の範囲内
置可
10万円以上300万円以内
フ リ ー ロ ー ン 満で一定の要件を満 金、営農資金、事業 で所要資金の範囲内
たしている方
教
育
ロ
ー
資金を除く
当JA組合員の方で ご子弟の入学金や
20歳以上71歳未 授業料、アパート
ン 満で一定の要件を満 家賃等の教育に
たしている方
10万円以上1,000万円以
内で所要資金の範囲内
当JA組合員の方で
18歳以上76歳未
1,800万円以内で所要資
金の範囲内
たしている方
当JA組合員の方で 自動車・バイク等購
18歳以上75歳未 入、車検・整備の資 10万円以上1,000万円以
マ イ カ ー ロ ー ン 満で一定の要件を満 金、運転免許の取得 内で所要資金の範囲内
当JA組合員の方で
極度額50万円以内
たしている方
ご自由です
当JA組合員の方で
ワ イ ド カ ー ド ロ ー ン 20歳以上65歳未
( 約 定 返 済 型 ) 満で一定の要件を満
たしている方
携
ロ
ー
据置期間を含めて最
長15年以内(ただし
元利均等償還
在学期間+9年以内)
1年以上10年以内で
耐用年数の範囲内
うち2年以内の据置
可
元金均等償還
元利均等償還
6ヵ月以上10年以内
元利均等償還
新潟県農業信
用基金協会の
保証が必要で
す
資金
カ ー ド ロ ー ン 20歳以上70歳未
( 約 定 返 済 型 ) 満で一定の要件を満
提
6ヵ月以上5年以内
(当JA住宅ローン 元利均等償還
利用者は7年以内)
関する資金
農 機 具 ロ ー ン 満で一定の要件を満 農機具等購入
たしている方
1年以上15年以内
担保・保証
極度額50万円超300万円
以内
契約期間2年
2年毎に自動更新
(自動更新は69歳
まで)
前月約定日の貸越
残高に応じた所定
の金額を返済
契約期間1年
1年毎に自動更新
(自動更新は64歳
まで)
三菱UFJニコス(株)、(株)ジャックス、全国保証(株)及び協同住宅ローン(株)と提携した各種ローンを
ン 取り扱っております。
平成28年4月1日現在
15
④ 為替業務
全国のJA・県信連・農林中金の店舗をはじめ、全国の銀行や信用金庫などの各店舗と為替網で結び、
当JAの窓口を通して全国どこの金融機関へでも振込・送金や手形・小切手等の取立てが安全・確実・
迅速にできます。
⑤ その他のサービス業務
当JAでは、コンピューター・オンラインシステムを利用して、各種自動受取、各種自動支払や事業
主の皆さまのための給与振込サービス、自動集金サービスやインターネットバンキング等、様々なニー
ズにあわせた各種サービスを取扱っております。
サービスの種類
為
替
業
務
サービスの内容
自
動
受
取
自
動
支
払
登 録 総 合 振 込
定 時 自 動 集 金
定 時 自 動 送 金
代 金 回 収 サ ー ビ ス
キャ ッ シ ュサ ー ビ ス
JAネットバンクサービス
ク レ ジ ッ ト カ ー ド
デビットカードサービス
給料やボーナス、年金等がご指定の貯金口座に自動的にふりこまれますので安心し
てご利用いただけます。
電気料、電話料、NHK受信料等の各種公共料金、クレジット利用代金等の月々の
お支払いを、ご指定の口座から自動的にお支払いしますのでたいへん便利です。
毎月の振込先を1度登録すれば、当JAで毎月振込依頼書を作成してお届けします
ので給与振込や総合振込等毎月のまとまった振込にたいへん便利です。
回収先、回収条件を当JAにご登録いただきますと、自動的に請求データを作成し
集金を行う便利なシステムです。新聞購読料、PTA会費等の集金に便利です。
毎月決まった日、決まった先に、自動的に送金する便利なシステムです。学費の仕
送りや家賃・各種会費等のお支払いにたいへん便利です。
新潟県内各金融機関をはじめ、全国の金融機関の取引口座より売掛代金の回収を行
うサービスで、会社等の集金業務の合理化を支援します。
当JAのカード1枚で当JAのキャッシュコーナーはもちろん、JAや全国の銀
行、信用金庫、信用組合、労働金庫、ゆうちょ銀行、さらにセブン銀行等のキャッ
シュコーナーがご利用いただけます。なお、平成18年10月からICキャッシュ
カードもご利用いただけるようになりました。
窓口に一度来店し、お申込いただくと次回から窓口やATMに出向くことなく、イ
ンターネットに接続されているパソコン、携帯電話からアクセスするだけで、平
日・休日を問わず、残高照会や振込・振替等またPay-easy(ペイジー)による各種
料金のお支払いにもご利用いただけます。
JAグループが発行する「JAカード」は、日本国内はもちろん世界各国でご利用
いただけます。また、24時間・年中無休のロードサービスが付いた「ロードサー
ビス付JAカード」、ICキャッシュカードとクレジットカードが1枚になった
「JAカード(一体型)」もお選びいただけます。
当JAのキャッシュカードでお買い物ができる便利なサービスです。全国のJDebit加盟店でのお支払いにご利用いただけます。
⑥ 主な手数料
ATM手数料(JAにいがた南蒲のATMをご利用の場合)
お引出し
県内JA
県外JA
キャッシュ キャッシュ
カード
カード
8:45
無料
無料
8:45 ∼ 18:00
18:00 ∼ 21:00
無料
無料
9:00 ∼ 14:00
無料
無料
8:00 ∼
平 日
土 曜
日曜・祝日
三菱東京UFJ
キャッシュ
カード
お預け入れ
ゆうちょ銀行 提携金融機関 県内JA
県外JA
キャッシュ
キャッシュ キャッシュ キャッシュ
カード
カード ※
カード
カード
108円
216円
216円
無料
無料
108円
108円
無料
無料
無料
108円
216円
216円
無料
無料
無料
無料
無料
無料
無料
無料
14:00 ∼ 19:00
無料
無料
9:00 ∼ 19:00
無料
無料
108円
108円
108円
216円
216円
216円
216円
無料
無料
216円
無料
無料
108円
無料
無料
年 末
9:00 ∼ 19:00
※ 上記は、当JAのATMをご利用いただいた場合の手数料です。
※ 県外JAのお客様及びその他の金融機関のお客様は、土曜・日曜・祝日17時以降のお取引ができません。
※ ゆうちょ銀行のお客様の年末(12月31日)の手数料は、該当曜日の手数料となります。
該当する曜日
円貨両替手数料
お取扱枚数
手数料
お取扱枚数
手数料
1枚以上100枚まで
無料
501枚以上1000枚まで
324円
101枚以上300枚まで
108円
1001枚以上2000枚まで
648円
301枚以上500枚まで
216円
2001枚以上
※
※ 1000枚ごとに324円の加算となります
16
為替手数料
項目
送
金
手
同一店内
単位
数
料 1件
当JA本支店
系統金融機関宛
他金融機関宛
432円
432円
普通扱(送金小切手)648円
電信扱
窓口扱
文書扱
3 万 円 未 満 1件
108円
108円
216円
648円
648円
3 万 円 以 上 1件
324円
324円
432円
864円
864円
機械利用:FD(フロッピーディスク)・MT(磁気テープ)・定時自動送金等
3 万 円 未 満 1件
振
込
3 万 円 以 上 1件
手
自動化機器利用:ATM
数
料
3 万 円 未 満 1件
3 万 円 以 上 1件
108円
108円
108円
432円
108円
108円
324円
648円
108円
108円
108円
324円
108円
108円
324円
540円
324円
インターネットバンキング:パソコン・携帯電話
3 万 円 未 満 1件
無料
無料
108円
3 万 円 以 上 1件
無料
無料
324円
同地交換
代 金 取 立 手 数 料 1通
そ の 他 諸 手 数 料
540円
隔地間(系統宛)
至急扱
隔地間(他金融機関宛)
普通扱
至急扱
普通扱
216円
864円
432円
864円
648円
1.送金・振込の組戻料 648円/件
2.取立手形組戻料 648円/通
3.取立手形店頭呈示料 648円/通
(ただし、648円を超える実費を要する場合は、その実費をいただきます)
4.不渡手形返却料 648円/通
5.地方税の収納機関への振込 432円/通
(ただし、新潟県内分は無料とします)
貯金業務関係手数料
項目
貸出業務関係手数料
単位
手数料
項目
貯金残高証明書
単位
手数料
貸出金残高証明書
都度申込による窓口発行
1通
216円
制定外書式(手書き)による発行
1通
540円
発行手数料
ICキャッシュカード
1枚
無料
顧客依頼帳票
1通
1,080円
再発行手数料
都度申込による窓口発行
1通
216円
制定外書式(手書き)による発行
1通
540円
融資証明書
1通
540円
住宅取得資金年末残高証明書
1通
無料
貸付金残高・利息に関する証明書
1通
540円
再発行手数料
貯金通帳
1冊
540円
ローンカード
1枚
540円
貯金証書
1通
540円
貸出金償還予定表
1通
540円
ICキャッシュカード
1枚
1,080円
各ローン借入申込書
1組
無料
小切手帳
1冊
648円
住宅ローン借入申込書
1組
無料
約束手形
1冊
756円
マル専手形
1通
540円
新潟県農業信用基金協会
1件
32,400円
自己宛小切手
1通
540円
KHL・全国保証
1件
54,000円
マル専当座貯金口座開設
1口座
個人保証(住宅資金・賃貸住宅資金) 1件
54,000円
手形等用紙発行代
3,240円
口座振替手数料
1件
54円
貯蓄貯金振替サービス取扱手数料
1回
54円
借入申込書等用紙代
融資手数料(住宅ローン・住宅資金関係)※
繰上返済手数料
全額繰上返済
1件
21,600円
(住宅関連資金返済元金5百万円以上)
融資条件変更手数料(住宅関連資金)
1件
3,240円
金利再選択時固定金利選択手数料
1件
5,400円
1件
216円
(住宅ローン固定変動金利選択型)
質権設定手数料
(住宅ローンを除く)
※ 抵当権の設定を伴わない場合、または小口住宅
資金(500万円未満)は対象としません
17
(2) 共済事業
JA共済は、JAが行う地域密着型の総合事業の一環として、組合員・利用者の皆さまの生命・傷害・
家屋・財産を相互扶助によりトータルに保障しています。事業実施当初から生命保障と損害保障の両方を
実施しており、個人の日常生活のうえで、必要とされる様々な保障・ニーズにお応えできます。
JA共済は、組合員・利用者をはじめ、地域社会に住む皆さまの暮らしのパートナーでありたいと考え
ています。「ひと・いえ・くるま」の生活総合保障を通じて、人それぞれの人生設計にお応えできる安心
を提供して、皆さまの毎日の生活を生涯にわたりバックアップします。
① ひと
「JAの生命総合共済は、万一の保障はもちろん、入院・手術・通院などの医療保障や介護保障にも力
を入れています。」
● 生命系共済(終身共済・養老生命共済・こども共済・定期生命共済)・医療系共済(がん共済・引
受緩和型定期医療共済・医療共済)及び年金共済など充実したラインアップで幅広い保障と安心を
お届けします。
● 万一の場合、一時金だけでなく、ご家族の生活資金としての年金をお受け取りになれる「愛のかた
ち」(生活保障特約)で保障がさらに充実します。
● 責任世代の万一に頼れる保障「家族のきずな」(家族収入保障特約)のセットで万一の場合、一時
金だけでなくご家族の生活資金を毎年お受け取りになれます。
● 医療共済は、日帰り入院から長期入院までワイドに保障します。また、重度障害や介護に備えた特
約も充実しています。
● 病気やケガなどで所定の状態になられたときは、共済掛金払込免除制度により、その後の共済掛金
をいただくことなく、ご契約を継続します。
② いえ
「JAの建物更生共済は、火災はもちろん、地震を含む自然災害など、様々なリスクに対応し、幅広い
保障でマイホームや家財をしっかりと守ります。」
● 火災はもちろんのこと、地震、台風、大雪、豪雨による洪水など、様々な自然災害による損害を幅
広く保障します。
● 掛け捨てではないため、満期時には満期共済金がお受け取りになれます。また、定期的に修理費共
済金がお受け取りになれるプランもあります。
● 建物や家財を時価額(中古品としての価値)ではなく、再取得価額(新たに取得するために必要な
価値)で評価・保障するので復旧のための十分な保障が受けられます。
③ くるま
「JAの自動車共済は、独自の割引制度や確かな保障、充実したサービスを提供しています。」
● 自賠責共済もJAなら、対人賠償共済の掛金が割安になります(自賠責共済セット割引 約7%)。
● 正組合員(個人で同居の親族含む)で農業用の貨物車なら、農業用貨物車割引 約7%が割り引か
れます。
● 自動継続特約を付加すると自動継続割引として、約2%割引となります。
● 無事故割引もあります。割引等級は20等級まであり、無事故なら約63%まで割り引かれます。
● 24時間・365日、フリーダイヤルで事故の受付やアドバイスを行うほか、故障時の緊急処理や
レッカー移動も24時間体制で実施しています。
18
④ 主な共済のラインアップ
◇ 長期共済の種類(共済期間が5年以上の契約)
共 済 種 類
医
療
共
特 徴
病気やケガによる入院、手術を一生涯保障し続けます。がんの治療や先進
済 医療を受けたときにも、一生涯備えられるので安心です。ご希望に合わせ
て保障期間や共済掛金払込期間等を選ぶことができます。
引受緩和型医療共済
健康に不安がある18歳から80歳の方で、医療保障ニーズに幅広く対応
するため加入しやすく手続きが簡便で加入間口の広い仕組みです。
終
済
万一のときはもちろん、ニーズに合わせた特約により病気やケガなどへの
備えも自由に設計できる確かな生涯保障プランです。
引受緩和型終身共済
健康に不安がある18歳から80歳の方で、終身保障ニーズに幅広く対応
するため加入しやすく手続きが簡便で加入間口の広い仕組みです。
介
身
共
護
共
「高齢化社会」到来に備える。介護はけっして他人事ではありません。幅
済 広い要介護状態に備えることができる充実保障で、一生涯の安心を得られ
ます。
掛捨てタイプですので低減な共済掛金で、死亡・第一級後遺障害状態・重
定 期 生 命 共 済 度介護状態を保障します。おもに法人の経営者を対象とした仕組であり、
死亡保障と退職金等の資金ニーズに応える事ができます。
が
ん
共
済
がんと闘うための安心を一生涯にわたって手厚く保障します。すべてのが
んのほか、脳腫瘍も対象としています。
老後の生活資金準備のためのプランです。医師の診査なしの簡単な手続き
予 定 利 率 変 動 型
でご加入できます。また、最低保証予定利率が設定されているので安心で
年
金
共
済
す。
養 老 生 命 共 済
万一のときの保障と、将来の資金づくりを両立させたプランです。特約に
より病気やケガなども幅広く保障します。
一時払養老生命共済
満期共済金や退職金等の一時金を活用した資金形成ニーズに応える事がで
き、加入手続きが簡便な仕組みです。
こ
ど
も
共
お子さまの入学資金や結婚・独立資金の準備に最適なプランです。共済契
済 約者(親)が万一のときは、満期まで毎年養育年金を受け取れるプランも
あります。
火災はもちろん、地震や台風などの自然災害も幅広く保障します。また、
建 物 更 生 共 済 満期共済金は、建物の新築・増改築や家財の買換え資金としてご活用いた
だけます。
◇ 短期共済の種類(共済期間が5年未満の契約)
共 済 種 類
特 徴
自
動
車
共
家庭用自動車共済と一般用自動車共済の仕組みが一本化され、対人・対物
無制限と使用外保障のセットで加入しますので万が一の場合でも安心した
済 保障が受けれます。また、一般自動車共済には付帯されなかった「運転年
齢35歳以上限定保障」や「ゴールド免許割引」が適用され条件に合えば
掛金の負担をおさえる事が出来ます。
自
賠
責
共
済
法律ですべての自動車に加入が義務付けられ、ハンドルを握る人には欠か
せない車の共済です。
済
日常の様々なアクシデント(死亡・後遺障害・入院・通院)を安心プラン
で保障します。
傷
害
共
イ ベ ン ト 共 済 イベント中の傷害・賠償責任事故を保障
火
災
共
済 住まいの火災損害保障
ボラン テ ィア 活動 共済 ボランティア活動中の傷害・賠償事故保障
賠 償 責 任 共 済 日常生活中の賠償事故保障
19
(3) 農業関連事業
① 購買事業
地域性や組合員のニーズに対応し、営農と暮らしに役立つ資材の開発と供給をおこなっています。
高品質、安全性の高い農産物生産と環境にやさしい農業の推進に配慮した資材供給につとめています。
主な店舗と取扱品
物流センター・あぐりセンター・・・肥料、農薬、園芸資材、一般食品、食用米等の販売
農機センター・・・農機具の販売・修理等
車輌センター・・・自動車の販売・修理・車検等
食材センター・・・宅配食材
② 販売事業
消費地から求められるブランド品作りと、保管・集出荷体制を確立し、高品位農産物の生産拡大と有利
販売を目指します。当JA管内で生産された米、野菜、果物は、ホームページからもご購入いただけます。
ホームページアドレス http://www.ja-niigatanankan.or.jp
③ 指導事業
健康で明るく豊かな生活を維持するために、組合員・利用者の自主的参加と総意を得る運営に組織をあ
げて取り組みます。
(4) 系統セーフティネット(貯金者保護の取り組み)
当JAの貯金は、JAバンク独自の制度である「破綻未然防止システム」と公的制度である「貯金保険
制度(農水産業協同組合貯金保険制度)」との二重のセーフティネットで守られています。
◇「JAバンクシステム」の仕組み
JAバンクは、全国のJA・信連・農林中央金庫(JAバンク会員)で構成するグループの名称です。
組合員・利用者の皆さまに、便利で安心な金融機関としてご利用いただけるよう、JAバンク会員の総力
を結集し、実質的に一つの金融機関として活動する「JAバンクシステム」を運営しています。「JAバ
ンクシステム」は「破綻未然防止システム」と「一体的事業推進」を二つの柱としています。
◇「破綻未然防止システム」の機能
「破綻未然防止システム」は、JAバンク全体としての信頼性を確保するための仕組みです。再編強化
法(農林中央金庫及び特定農水産業協同組合等による信用事業の再編及び強化に関する法律)に基づき、
「JAバンク基本方針」を定め、JAの経営上の問題点の早期発見・早期改善のため、国の基準よりもさ
らに厳しいJAバンク独自の自主ルール基準(達成すべき自己資本比率の水準、体制整備等)を設定して
います。
また、JAバンク全体で個々のJAの経営状況をチェックすることにより、適切な経営改善指導を行い
ます。
◇「一体的な事業推進」の実施
良質で高度な金融サービスを提供するため、JAバンクとして商品開発力・提案力の強化、共同運営シ
ステムの利用、全国統一のJAバンクブランドの確立等の一体的な事業推進に取組んでいます。
◇ 貯金保険制度
貯金保険制度とは、農水産業協同組合が貯金などの払戻しができなくなった場合などに、貯金者を保護
し、また資金決済の確保をはかることによって、信用秩序の維持に資することを目的とする制度で、銀行・
信金・信組・労金などが加入する「預金保険制度」と同様な制度です。
20
経 営 資 料
《決算の状況》
1 貸借対照表
科 目
(単位:千円)
平成27年度
平成26年度
H28.1.31現在
H27.1.31現在
平成27年度
平成26年度
H28.1.31現在
H27.1.31現在
169,744,921
168,822,599
473,157
449,164
123,685
325,479
1,624,606
589,483
519,557
7,659
499,869
7,581
454
356,866
308,178
13,648
35,039
449,884
47,455
38,246
12,943
207,843
104,321
39,074
1,179,209
62,509
1,085,555
30,256
887
173,355,488
169,710,445
168,755,066
489,566
465,812
131,953
333,859
1,851,499
606,361
714,877
7,794
514,679
7,413
373
356,270
306,603
8,648
41,018
360,170
39,224
20,116
183,572
76,269
40,988
1,123,052
62,665
1,035,395
24,131
859
173,401,437
その他有価証券評価差額金
13,293,034
4,968,420
8,347,962
5,752,957
2,595,005
220,000
200,000
275,930
1,521,115
377,958
297,431
△ 23,348
495,757
495,757
13,222,535
5,042,676
8,196,736
5,712,957
2,483,779
200,000
100,000
275,930
1,521,115
386,732
194,785
△ 16,877
522,625
522,625
純資産の部 合計
負債及び純資産の部合計
13,788,792
187,144,280
13,745,161
187,146,599
科 目
( 負 債 の 部 )
( 資 産 の 部 )
信用事業資産
172,071,418 172,697,830
現 金
965,824
1,019,698
預 金
116,717,049 116,080,123
系統預金
116,709,127 116,032,890
系統外預金
7,922
47,233
有価証券
16,773,696
17,373,086
国債
5,332,767
5,427,138
地方債
4,145,312
4,557,111
政府保証債
2,311,964
2,928,519
金融債
300,353
902,566
社債
4,586,351
3,557,750
受益証券
96,947
貸出金
37,624,111
38,249,038
その他の信用事業資産
216,810
224,180
未収収益
182,573
200,453
その他の資産
34,236
23,726
貸倒引当金
△ 226,075
△ 248,295
共済事業資産
610,415
620,423
共済貸付金
594,728
614,082
共済未収利息
7,598
7,731
その他の共済事業資産
10,265
827
貸倒引当金
△ 2,177
△ 2,218
経済事業資産
1,430,691
1,349,057
経済事業未収金
660,234
703,501
経済受託債権
349,429
242,532
棚卸資産
326,655
299,609
購買品
315,896
285,227
加工品
10,592
14,182
その他の棚卸資産
165
198
その他の経済事業資産
136,917
168,603
貸倒引当金
△ 42,544
△ 65,189
雑資産
604,429
39,673
固定資産
6,387,919
6,468,827
有形固定資産
6,358,477
6,427,731
建物
9,293,609
9,356,449
機械装置
2,629,579
2,609,740
土地
2,516,194
2,375,720
リース資産
41,205
21,257
建設仮勘定
24,533
1,728
その他の有形固定資産
2,465,425
2,470,194
減価償却累計額
△ 10,612,070 △ 10,407,359
無形固定資産
29,441
41,095
外部出資
5,894,691
5,894,686
系統出資
5,602,487
5,602,482
系統外出資
242,203
242,203
子会社等出資
50,000
50,000
繰延税金資産
144,714
76,099
資産の部 合計
187,144,280 187,146,599
信用事業負債
貯金
借入金
その他の信用事業負債
未払費用
その他の負債
共済事業負債
共済借入金
共済資金
共済未払利息
未経過共済付加収入
共済未払費用
その他の共済事業負債
経済事業負債
経済事業未払金
経済受託債務
その他の経済事業負債
雑負債
未払法人税等
リース債務
資産除去債務
未払金
未払費用
その他の負債
諸引当金
賞与引当金
退職給付引当金
役員退職慰労引当金
ポイント引当金
負債の部 合計
( 純 資 産 の 部 )
組合員資本
出資金
利益剰余金
利益準備金
その他利益剰余金
リスク管理積立金
施設整備積立金
税効果調整積立金
特別積立金
当期未処分剰余金
(うち当期剰余金)
処分未済持分
評価・換算差額等
21
2 損益計算書
(単位:千円)
科 目
1.事業総利益
(1)信用事業収益
資金運用収益
うち預金利息
うち有価証券利息
うち貸出金利息
うちその他受入利息
役務取引等収益
その他事業直接収益
その他経常収益
(2)信用事業費用
資金調達費用
うち貯金利息
うち給付補てん備金繰入
うち借入金利息
うちその他支払利息
役務取引等費用
その他経常費用
うち貸倒引当金戻入益
信用事業総利益
(3)共済事業収益
共済付加収入
共済貸付金利息
その他の収益
(4)共済事業費用
共済借入金利息
共済推進費
共済保全費
その他の費用
うち貸倒引当金繰入額
うち貸倒引当金戻入益
共済事業総利益
(5)購買事業収益
購買品供給高
修理サービス料
その他の収益
(6)購買事業費用
購買品供給原価
購買品供給費
修理サービス費
その他の費用
うち貸倒引当金繰入額
うち貸倒引当金戻入益
購買事業総利益
(7)販売事業収益
販売手数料
その他の収益
(8)販売事業費用
販売費
その他の費用
うち貸倒引当金繰入額
うち貸倒引当金戻入益
販売事業総利益
22
平成27年度
平成26年度
自 平成27年2月 1日
至 平成28年1月31日
自 平成26年2月 1日
至 平成27年1月31日
3,914,211
3,984,325
1,788,507
1,602,194
714,646
173,379
603,697
110,469
67,761
59,500
59,051
517,285
109,043
101,052
1,387
2,868
3,734
27,752
380,489
△16,124
1,271,221
1,293,529
1,203,391
16,949
73,188
123,636
16,866
36,989
63,745
6,034
△41
1,169,893
5,090,936
4,798,377
232,299
60,258
4,314,884
4,021,026
48,693
12,982
232,182
△22,546
776,051
566,294
407,114
159,180
184,307
151,784
32,522
269
381,987
1,822,156
1,650,702
719,993
182,521
646,461
101,725
68,481
43,879
59,093
544,456
115,275
105,997
1,786
3,355
4,136
25,588
403,592
△8,445
1,277,699
1,324,876
1,251,031
17,868
55,977
128,094
17,840
36,628
65,530
8,096
23
0
1,196,781
5,415,810
5,112,084
238,182
65,544
4,627,046
4,301,976
47,299
12,775
264,993
3,899
788,764
574,243
425,231
149,012
190,997
146,622
44,374
714
383,246
科 目
(9)農業倉庫事業収益
(10)農業倉庫事業費用
農業倉庫事業総利益
(11)加工事業収益
(12)加工事業費用
加工事業総利益
(13)利用事業収益
(14)利用事業費用
利用事業総利益
(15)宅地等供給事業収益
(16)宅地等供給事業費用
宅地等供給事業総利益
(17)その他事業収益
(18)その他事業費用
その他事業総利益
(19)指導事業収入
(20)指導事業支出
指導事業収支差額
2.事業管理費
(1)人件費
(2)業務費
(3)諸税負担金
(4)施設費
(5)その他事業管理費
事業利益
3.事業外収益
(1)受取雑利息
(2)受取出資配当金
(3)賃貸料
(4)雑収入
4.事業外費用
(1)寄付金
(2)貸倒引当金繰入
(3)貸倒引当金戻入益
(4)賃貸資産関連費用
(5)雑損失
経常利益
5.特別利益
(1)固定資産処分益
(2)一般補助金
(3)その他の特別利益
6.特別損失
(1)固定資産処分損
(2)固定資産圧縮損
(3)減損損失
(4)その他の特別損失
税引前当期利益
法人税・住民税及び事業税
法人税等調整額
法人税等合計
当期剰余金
当期首繰越剰余金
会計方針の変更による累積的影響額
会計方針の変更を反映した当期首繰越剰余金
税効果調整積立金取崩額
当期未処分剰余金
23
平成27年度
平成26年度
自 平成27年2月 1日
至 平成28年1月31日
171,646
68,423
103,223
24,817
21,474
3,342
709,353
413,704
295,649
3,782
923
2,858
165,055
163,530
1,525
77,508
169,049
△91,540
自 平成26年2月 1日
至 平成27年1月31日
171,662
66,795
104,867
26,380
22,547
3,832
746,316
433,617
312,699
8,054
1,431
6,623
164,244
163,296
947
71,726
162,864
△91,137
3,692,640
3,781,750
2,952,597
161,118
106,707
454,314
17,903
3,023,489
151,225
103,743
483,933
19,359
221,570
154,867
202,575
164,003
3,934
96,847
37,812
16,272
4,452
93,336
46,310
19,903
30,555
34,049
1,389
362
24,794
4,007
1,570
△16
28,581
3,913
345,882
67,944
332,529
193,771
67,879
64
7,957
185,814
-
107,441
227,555
34,095
28,835
44,509
26,810
188,085
1,159
11,500
306,385
67,295
△58,341
8,954
297,431
80,527
377,958
298,746
58,466
45,494
103,961
194,785
115,705
22,180
137,885
54,062
386,732
3 注記表 【 平成27年度 】 1.重要な会計方針に係る事項に関する注記
(1)有価証券の評価基準及び評価方法
① 満期保有目的の債券
: 償却原価法(定額法)
② 子会社株式
: 移動平均法による原価法
③ その他有価証券
時価のあるもの
: 期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産
直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
(2)棚卸資産の評価基準及び評価方法
① 購買品(店舗購買品)
: 売価還元法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
② 購買品(上記以外の購買品): 最終仕入原価法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
③ 加工品(製品)
: 総平均法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
④ 加工品(半製品)
: 仕上り比例配分法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
⑤ 加工品(原材料・貯蔵品) : 最終仕入原価法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
⑥ その他の棚卸資産
: 最終仕入原価法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
(3)固定資産の減価償却の方法
① 有形固定資産(リース資産を除く)
定率法(ただし、平成10年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)は定額法)
を採用しています。
なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によって
います。また、取得価額10万円以上20万円未満の少額減価償却資産については、法人税法の
規定に基づき、3年間で均等償却を行っています。
② 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法
③ リース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を残価保証額とする定額法
(4)引当金の計上基準
① 貸倒引当金 貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程及び資産の償却・引当基準に
則り、次のとおり計上しています。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権及びそ
れと同等の状況にある債務者(実質破綻先)に係る債権については、債権額から、担保の処分
可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しています。
24
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者
(破綻懸念先)に係る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能
見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認められる額を計
上しています。
破綻懸念先に対する債権のうち債権の元本の回収に係るキャッシュ・フローを合理的に見積るこ
とができる債権については、当該キャッシュ・フローと債権の帳簿価額から担保の処分可能見込額
及び保証による回収可能見込額を控除した残額との差額を引当てています。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金額を
計上しています。
この基準に基づき、当事業年度は租税特別措置法第57条の9により算定した金額に基づき計上し
ています。
すべての債権は、資産査定要領に基づき、融資担当部署等が資産査定を実施し、当該部署から独
立した資産監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っていま
す。
② 賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当事業年度負担分を計上して
います。
③ 退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づ
き、当事業年度に発生していると認められる額を計上しています。
ⅰ退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度までの期間に帰属させる方法につ
いては、給付算定式基準によっています。
ⅱ数理計算上の差異、過去勤務費用及び会計基準変更時差異の費用処理方法
数理計算上の差異については、発生した事業年度に費用処理しています。
なお、会計基準変更時差異(366,825千円)については、15年による定額法により費用処理
しています。
④ 役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上しています。
⑤ ポイント引当金
事業利用の促進を目的とする総合ポイント制度に基づき、組合員・利用者に付与したポイントの
使用による費用発生に備えるため、当事業年度末において将来発生すると見込まれる額を計上して
います。 (5)リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引のうち、
会計基準適用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会
計処理によっています。
(6)消費税及び地方消費税の会計処理の方法
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
ただし、固定資産に係る控除対象外消費税等は雑資産に計上し、5年間で均等償却を行っています。
(7)記載金額の端数処理
記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科目については「0」で表示し
ております。
25
2.貸借対照表に関する注記
(1)圧縮記帳額を直接控除した場合における各資産の圧縮記帳額
国庫補助金等を受けて、有形固定資産の取得価格から控除している圧縮記帳額は6,264,980千円
であり、その内訳は以下のとおりです。
(単位:千円)
建 物
2,713,957
機 械 装 置
2,570,527
その他の有形固定資産
980,494
(2)リース契約により使用する重要な固定資産
貸借対照表に計上した固定資産のほか、コンピュータクライアント84台、ATM30台及び車両303台
については、リース契約により使用しております。
なお、リース取引に関する会計基準適用初年度開始前のリース取引のうち、リース物件の所有権が
当組合に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引は下記のとおりです。
① リース物件の取得価格相当額、減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
(単位:千円)
機械及び装置 工具・器具・備品
その他
合計
取得価格相当額
58,375
13,171
131,452
202,999
減価償却累計額相当額
39,141
11,664
59,540
110,346
期末残高相当額
19,234
1,507
71,911
92,653
② 未経過リース料期末残高相当額
(単位:千円)
1 年 以 内
23,979
1 年 超
68,863
合 計
92,843
③ 支払リース料、減価償却費相当額及び支払利息相当額
(単位:千円)
支 払 リ ー ス 料
37,018
減価償却費相当額
25,517
支払利息相当額
10,578
④ 減価償却費相当額の算定方法
リース期間を耐用年数とし、残存価格をゼロとする定額法によっています。
⑤ 利息相当額の算定方法
リース料総額とリース物件の取得価格相当額の差額を利息相当額とし、各期への配分方法に
ついては利息法によっています。
オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料は次のとおりです。
(単位:千円)
1年超
1年以内
未 経 過 リ ー ス 料
1,579
合計
-
26
1,579
(3)担保に供している資産
定期預金3,090,000千円を為替決済保証金に、定期預金1,000千円を見附市、定期預金
1,000千円を長岡市の収納取扱機関担保金に、それぞれ供しています。
(4)子会社に対する金銭債権又は金銭債務
子会社に対する金額金銭債権の総額
33 千円
子会社に対する金額金銭債務の総額
141,950 千円
(5)役員との間の取引による役員に対する金銭債権及び金銭債務
経営管理委員、理事及び監事に対する金銭債権の総額
経営管理委員、理事及び監事に対する金銭債権の総額
経営管理委員、理事及び監事に対する金銭債務の総額
経営管理委員、理事及び監事に対する金銭債務の総額
57,885 千円
ありません
(6)貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち、破綻先債権額は2,645千円、延滞債権額は1,376,240千円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により
元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却
を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政
令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている
貸出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を
図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額はありません。
なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上遅延している
貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は14,062千円です。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利
息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻
先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものです。
破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は1,392,948千円
です。 なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。
27
3.損益計算書に関する注記
3.損益計算書に関する注記
(1)子会社との取引高の総額
31,464 千円
① 子会社との取引による収益総額
1,294 千円
うち事業取引高
30,170 千円
うち事業取引以外の取引高
1,612 千円
② 子会社との取引による費用総額
555 千円
うち事業取引高
1,056 千円
うち事業取引以外の取引高
(2)減損損失に関する注記
① 資産をグループ化した方法の概要
当組合では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、営業店舗について
は基幹支店ごとに、旅行事業及びLPG事業については部門ごとに、また、廃止予定施設及び業務
外固定資産(遊休資産と賃貸固定資産)については、各固定資産をグルーピングの最小単位として
います。
本店、営農センター、農機事業、福祉事業、指導事業及び農業関連施設については、共用資産と
して認識しています。
② 減損損失を認識した資産又はグループについて、その用途、種類、場所などの概要
当事業年度に減損損失を計上した固定資産は、以下のとおりです。
場 所
用 途
種 類
旧下条支店
廃止店舗
建物、建物付属設備、構築物
旧尾崎支店
廃止店舗
土地
旧傍所出張所
廃止店舗
建物
旧北部給油所
廃止施設
土地
旧新町事務所敷地
遊休資産
土地
上通支店
店舗
建物、建物付属設備、構築物、器具備品
旧保内給油所/緑花
木センター
廃止施設
建物、建物付属設備、構築物、無形固定資産、
土地
③ 減損損失の認識に至った経緯
旧下条支店、旧尾崎支店、旧傍所出張所は廃止店舗、旧北部給油所は廃止施設であることから、帳
簿価額を回収可能価額まで減額し、当期減少額を減損損失として認識しました。
旧新町事務所敷地は遊休資産とされ早期処分対象であることから、処分可能価額で評価し、その
差額を減損損失として認識しました。
上通支店は新店舗建設により現店舗は廃止予定店舗であり、旧保内給油所/緑花木センターは廃止
予定施設であることから、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当事業年度減少額を減損損失として
認識しました。
28
④ 減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と主な固定資産の種類毎の減損損失の内訳
旧下条支店
82千円 (建物 81千円、建物付属設備 1千円)
旧尾崎支店
251千円 (土地 251千円)
旧傍所出張所
167千円 (建物 167千円)
旧北部給油所
204千円 (土地 204千円)
旧新町事務所敷地
420千円 (土地 420千円)
上通支店
5,465千円 (建物 5,037千円、建物付属設備 17千円、
構築物 343千円、器具備品 68千円)
旧保内給油所/緑花木センター
22,242千円 (建物 10,367千円、建物付属設備 23千円
構築物 225千円、無形固定資産 6,471千円
土地 5,154千円)
合 計
28,835千円 (建物 15,654千円、建物付属設備 42千円
構築物 569千円、器具備品 68千円
無形固定資産 6,471千円、土地 6,030千円)
⑤ 回収可能価額の算定方法
・旧下条支店・旧尾崎支店・旧傍所出張所・旧北部給油所・上通支店・旧保内給油所・緑花木センター
回収可能価額は正味売却価額を採用しており、その時価は固定資産税評価額に基づき算出しています。
・旧新町事務所敷地
回収可能価額は正味売却価額を採用しており、その時価は不動産鑑定評価額に基づき算出しています。
29
4.金融商品に関する注記
(1)金融商品の状況に関する事項
① 金融商品に対する取組方針
当組合は、農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や団体などへ貸付
け、残った余裕金を新潟県信用農業協同組合連合会へ預けているほか、国債や地方債などの債券、投資信
託等の有価証券による運用を行っています。
② 金融商品の内容及びそのリスク
当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び有価証券であり、貸
出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒されています。
また、有価証券は、主に債券、投資信託であり、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券)で保
有しています。これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクに晒されてい
ます。 ③ 金融商品に係るリスク管理体制
a 信用リスクの管理
当組合は、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定しています。また、
通常の貸出取引については、本店に総合リスク管理室を設置し本店融資課・各支店との連携を図りながら、
与信審査を行っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより、償還能力の評価
を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引におい
て、資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。不良債権については、
管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取組んでいます。また、資産自己査定の結果、貸倒引当
金については、「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努めていま
す。
b 市場リスクの管理
当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、
収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視
したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔
軟な財務構造の構築に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の保有有価
証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営層で
構成する総合リスク管理委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。
運用部門は、理事会で決定した運用方針及び総合リスク管理委員会で決定された方針などに基づき、有
価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な
執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。
(市場リスクに係る定量的情報)
当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。当組合において、
主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、有価証券のうちその他有価
証券に分類している債券、貸出金、及び貯金です。
当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅を
用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる金利が0.25%上昇
したものと想定した場合には、経済価値が281,943千円減少するものと把握しています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数の相
関を考慮していません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能性
があります。
なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件にかかる未実行金額についても含めて計算してい
ます。 30
c 資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な
流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要
素と位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検
討を行っています。
④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない
場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含まれています。当該価額の算定に
おいては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なる
こともあります。
(2)金融商品の時価等に関する事項
① 金融商品の貸借対照表計上額及び時価等
当事業年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。 (単位:千円)
貸借対照表計上額
預金
時価
差額
116,717,049
116,741,342
24,292
975,430
993,503
18,073
その他有価証券
15,798,266
15,798,266
-
貸出金(※1)
37,633,963
有価証券
満期保有目的の債券
貸倒引当金(※2) △ 226,075
貸倒引当金控除後
37,407,887
39,113,860
1,705,972
170,898,634
172,646,972
1,748,338
168,822,599
168,852,451
29,851
168,822,599
168,852,451
29,851
資産 計
貯金
負債 計
※1 貸出金には、貸借対照表計上雑資産に計上している職員厚生貸付金9,851千円を含めて
います。
※2 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
② 金融商品の時価の算定方法
【資産】
a 預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっていま
す。満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・
スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
b 有価証券
株式は取引所の価格によっており、債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。
また、投資信託については、公表されている基準価格によっています。
31
c 貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後
大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスクフ
リーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる
金額として算定しています。
なお、分割実行案件で未実行額がある場合には、未実行額も含めた元利金の合計額をリスクフリーレー
トである円Libor・スワップレートで割り引いた額に、帳簿価額に未実行額を加えた額に対する帳簿
価額の割合を乗じ、貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額として算定しています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当金を控除
した額を時価に代わる金額としています。
【負債】
a 貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。また
定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートであ
る円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
③ 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
1年以内
2年超3年以内
108,727,049
3,790,000
4,200,000
有価証券
990,399
657,885
1,558,885
1,686,885
1,952,886
9,122,000
満期保有目的債券
387,899
157,885
96,885
86,885
102,886
138,000
その他有価証券のう
ち満期があるもの
602,500
500,000
1,462,000
1,600,000
1,850,000
8,984,000
4,488,274
2,711,385
2,317,085
2,099,929
2,073,030
23,754,038
114,205,723
7,159,271
8,075,970
3,786,814
4,025,917
32,876,038
預 金
貸出金(※1,2,3)
合 計
3年超4年以内 4年超5年以内
(単位:千円)
5年超
1年超2年以内
-
-
-
※1 貸出金のうち、当座貸越570,732千円(融資型除く)については、「1年以内」に含めています。
また、期限のない劣後特約付ローンについては「5年超」に含めています。
※2 貸出金のうち、3カ月以上延滞が生じている債権・期限の利益を喪失した債権等163,585千円は
償還の予定が見込まれないため、含めていません。
※3 貸出金の分割実行案件のうち、貸付決定金額の一部実行案件16,783千円は償還日が特定できな
いため含めていません。
④ 有利子負債の決算日後の返済予定額
1年以内
貯金(※)
合 計
1年超2年以内
2年超3年以内
3年超4年以内 4年超5年以内
(単位:千円)
5年超
134,367,890
15,907,324
16,225,308
1,037,416
900,216
384,442
134,367,890
15,907,324
16,225,308
1,037,416
900,216
384,442
※ 要求払貯金については「1年以内」に含めています。
32
5.有価証券に関する注記
(1)有価証券の時価及び評価差額に関する事項
① 満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額に
ついては、次のとおりです。
(単位:千円)
種 類
時価が貸借対
照表計上額を
超えるもの
地
貸借対照表計上額
方
債
合 計
時 価
差 額
975,430
993,503
18,073
975,430
993,503
18,073
② その他有価証券で時価のあるもの
その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及びこ
れらの差額については、次のとおりです。
(単位:千円)
取得原価又は
償却原価
種 類
国
債
貸借対照表計上額
5,053,671
差 額
5,332,767
279,096
債
3,046,787
3,169,882
123,094
債
4,410,595
4,586,351
175,755
2,203,938
2,311,964
108,026
300,000
300,353
353
9,852
10,451
599
計
15,024,844
15,711,770
686,925
貸借対照表計上額が取
得原価又は償却原価を 受 益 証 券
超えないもの
88,106
86,496
15,112,951
15,798,266
地
方
社
貸借対照表計上額が取得
原価又は償却原価を超え 政 府 保 証 債
るもの
金
融
債
受 益 証 券
小
合 計
△ 1,610
685,315
※ なお、上記差額から繰延税金負債189,558千円を差し引いた額495,757千円が
「その他有価証券評価差額金」に含まれています。
(2)当事業年度中に売却したその他有価証券
(単位:千円)
売却額
売却益
売却損
国 債
398,764
3,769
-
地 方 債
404,337
18,880
-
社 債
505,332
19,146
-
政 府 保 証 債
600,000
16,439
-
受 益 証 券
48,199
1,264
-
合 計
1,956,632
59,500
-
33
6.退職給付に関する注記
(1)退職給付に関する事項
① 採用している退職給付制度の概要
職員の退職給付にあてるため、退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用しています。
また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部にあてるため一般財団法人全国農林
漁業団体共済会との契約による退職金共済制度を採用しています。
② 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
3,509,243 千円
期首における退職給付債務
勤務費用
191,480 千円
利息費用
10,806 千円
数理計算上の差異の発生額
71,798 千円
△ 279,366 千円
退職給付の支払額
3,503,963 千円
期末における退職給付債務
③ 年金資産の期首残高と期末残高の調整表
2,424,937 千円
期首における年金資産
24,773 千円
期待運用収益
△ 2,376 千円
数理計算上の差異の発生額
134,554 千円
特定退職共済制度への拠出金
退職給付の支払額
△ 187,936 千円
期末における年金資産
2,393,952 千円
④ 退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表
3,503,963 千円
退職給付債務
△ 2,393,952 千円
特定退職共済制度
未積立退職給付債務
1,110,010 千円
会計基準変更時差異の未処理額
△ 24,455 千円
貸借対照表計上額純額
1,085,555 千円
退職給付引当金
1,085,555 千円
⑤ 退職給付費用及びその内訳項目の金額
勤務費用
191,480 千円
利息費用
10,806 千円
△ 24,773 千円
期待運用収益
数理計算上の差異の費用処理額
73,633 千円
会計基準変更時差異の費用処理額
24,455 千円
275,602 千円
合 計
⑥ 年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりです。
債券
79.00 %
年金保険投資
18.00 %
現金及び預金
3.00 %
100.00 %
合 計
34
⑦ 長期期待運用収益率の設定方法に関する記載
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と
年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮してい
ます。
⑧ 割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項
0.00∼1.30 %
割引率
1.02 %
長期期待運用収益率
(2)特例業務負担金の将来見込額
人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の
統合を図るための農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律附則第57条に基づき、
旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した特
例業務負担金35,905千円を含めて計上しています。
なお、同組合より示された平成27年3月現在における、平成44年3月までの特例業務負担金
の将来見込み額は、567,782千円となっています。
35
7.税効果会計に関する注記
(1)繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳
繰延税金資産
300,264 千円
退職給付引当金
貸倒引当金
38,865 千円
固定資産減損否認額
32,623 千円
3,580 千円
資産除却債務
未収利息不計上額
25,097 千円
賞与引当金
17,290 千円
8,369 千円
役員退職慰労引当金
24,294 千円
その他
450,385 千円
繰延税金資産小計
△ 116,112 千円
評価性引当金
334,272 千円
繰延税金資産合計(A)
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金
△ 189,558 千円
繰延税金負債合計(B)
△ 189,558 千円
144,714 千円
繰延税金資産の純額(A)+(B)
(2)法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な要因
27.66 %
法定実効税率
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
4.79 %
受取配当等永久に益金に算入されない項目
△ 4.37 %
事業分量配当金
△ 3.62 %
法人税額特別控除
△ 2.17 %
2.16 %
住民税均等割等
△ 15.23 %
評価性引当額の増減
収用控除
△ 5.74 %
その他
△ 0.56 %
2.92 %
税効果会計適用後の法人税等の負担率
36
3 注記表 【 平成26年度 】 1.重要な会計方針に係る事項に関する注記
(1)有価証券の評価基準及び評価方法
① 満期保有目的の債券
② 子会社株式
③ その他有価証券
時価のあるもの
(2)棚卸資産の評価基準及び評価方法
① 購買品(店舗購買品)
② 購買品(上記以外の購買品)
③ 加工品(製品)
④ 加工品(半製品)
⑤ 加工品(原材料・貯蔵品)
⑥ その他の棚卸資産
: 償却原価法(定額法)
: 移動平均法による原価法
: 期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法に
より処理し、売却原価は移動平均法により算定)
: 売価還元法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
: 最終仕入原価法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
: 総平均法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
: 仕上り比例配分法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
: 最終仕入原価法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
: 最終仕入原価法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
(3)固定資産の減価償却の方法
① 有形固定資産(リース資産を除く)
定率法(ただし、平成10年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)は定額法)を採用しています。なお、
耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっています。また、取得価額10万円以
上20万円未満の少額減価償却資産については、法人税法の規定に基づき、3年間で均等償却を行っています。
② 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法
③ リース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を残価保証額とする定額法
(4)引当金の計上基準
① 貸倒引当金 貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程及び資産の償却・引当基準に則り、次のとおり計上
しています。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権及びそれと同等の状況にある
債務者(実質破綻先)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を
控除し、その残額を計上しています。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(破綻懸念先)に
係る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、
債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認められる額を計上しています。破綻懸念先に対する債権のうち債権の
元本の回収に係るキャッシュ・フローを合理的に見積もることができる債権については、当該キャッシュ・フローと
債権の帳簿価額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除した残額との差額を引当てています。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金額を計上しています。
この基準に基づき、当事業年度は租税特別措置法第57条の9により算定した金額に基づき計上しています。
すべての債権は、資産査定要領に基づき、融資担当部署等が資産査定を実施し、当該部署から独立した資産監査部
署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っています。
② 賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当事業年度負担分を計上しています。
③ 退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当事業年度に
発生していると認められる額を計上しています。
ⅰ退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度までの期間に帰属させる方法については、給付算
定式基準によっています。
ⅱ数理計算上の差異、過去勤務費用及び会計基準変更時差異の費用処理方法
数理計算上の差異については、発生した事業年度に費用処理しています。
なお、会計基準変更時差異(366,825千円)については、15年による定額法により費用処理しています。
④ 役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上しています。
⑤ ポイント引当金
事業利用の促進を目的とする総合ポイント制度に基づき、組合員・利用者に付与したポイントの使用による費用発
生に備えるため、当事業年度末において将来発生すると見込まれる額を計上しています。 37
(5)リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引のうち、
会計基準適用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会
計処理によっています。
(6)消費税及び地方消費税の会計処理の方法
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
ただし、固定資産に係る控除対象外消費税等は雑資産に計上し、5年間で均等償却を行っています。
(7)記載金額の端数処理
記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科目については「0」で表示し
ております。
2.会計方針の変更に関する注記
退職給付に関する会計基準等の適用
「退職給付に関する会計基準」(企業会計基準第26号 平成24年5月17日。以下、「退職給付会計基準」
といいます。)及び「退職給付に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第25号 平成24年
5月17日)が平成25年4月1日以後開始する事業年度の期首から適用できることになったことに伴い、当
事業年度よりこれらの会計基準等を適用しています。
これに伴い、退職給付債務及び勤務費用の計算方法を見直し、退職給付見込額の期間帰属方法を期間定
額基準から給付算定式基準へ変更するとともに、割引率の決定方法についても、職員の平均残存勤務期間
に近似した年数に基づく割引率から、退職給付の支払見込期間ごとに設定された複数の割引率を使用する
方法へ変更しました。
退職給付会計基準等の適用については、退職給付会計基準第37項に定める経過的な扱いに従って、当事
業年度の期首において、退職給付債務及び勤務費用の計算方法の変更に伴う影響額を当事業年度の期首の
利益剰余金に加減しています。
この結果、当事業年度の期首の利益剰余金が22,180千円増加しています。また、当事業年度の事業利益、
経常利益及び税引前当期利益はそれぞれ85,256千円減少しています。
3.貸借対照表に関する注記
(1)圧縮記帳額を直接控除した場合における各資産の圧縮記帳額
国庫補助金等を受けて、有形固定資産の取得価格から控除している圧縮記帳額は6,297,577千円
であり、内訳は以下のとおりです。(単位:千円)
建 物
2,713,957
機 械 装 置
2,599,328
その他の有形固定資産
984,290
(2)リース契約により使用する重要な固定資産
貸借対照表に計上した固定資産のほか、コンピュータクライアント84台、ATM33台及び車両303台
については、リース契約により使用しております。
なお、リース取引に関する会計基準適用初年度開始前のリース取引のうち、リース物件の所有権が
当JAに移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引は下記のとおりです。
① リース物件の取得価格相当額、減価償却累計額相当額及び期末残高相当額 (単位:千円)
機械及び装置 工具・器具・備品
その他
合計
取得価格相当額
58,497
24,618
115,899
199,014
減価償却累計額相当額
34,453
21,931
61,698
118,083
期末残高相当額
24,044
2,687
54,200
80,931
② 未経過リース料期末残高相当額 (単位:千円)
1 年 以 内
22,121
1 年 超
59,922
合 計
82,044
③ 支払リース料、減価償却費相当額及び支払利息相当額 (単位:千円)
支 払 リ ー ス 料
39,193
減価償却費相当額
27,934
支払利息相当額
9,790
④ 減価償却費相当額の算定方法
リース期間を耐用年数とし、残存価格をゼロとする定額法によっています。
⑤ 利息相当額の算定方法
リース料総額とリース物件の取得価格相当額の差額を利息相当額とし、各期への配分方法に
ついては利息法によっています。
オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料は次のとおりです。(単位:千円)
1年以内
1年超
合計
未経過リース料
935
935
(3)担保に供している資産
定期預金3,090,000千円を為替決済保証金に、定期預金1,000千円を見附市、定期預金1,000千円を長
岡市の収納取扱機関担保金に、それぞれ供しています。
(4)子会社に対する金銭債権又は金銭債務
204 千円
子会社に対する金銭債権の総額
19 千円
子会社に対する金銭債務の総額
38
(5)役員との間の取引による役員に対する金銭債権及び金銭債務
61,228 千円
経営管理委員、理事及び監事に対する金銭債権の総額
経営管理委員、理事及び監事に対する金銭債務の総額
ありません
(6)貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち破綻先債権額は2,645千円、延滞債権額は1,450,988千円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により
元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却
を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政
令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている
貸出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を
図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3ヶ月以上延滞債権額はありません。
なお、3ヶ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヶ月以上遅延している
貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は15,056千円です。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利
息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻
先債権、延滞債権及び3ヶ月以上延滞債権に該当しないものです。
破綻先債権額、延滞債権額、3ヶ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は1,468,690千円
です。なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。 4.損益計算書に関する注記
(1)子会社との取引高の総額
35,636 千円
① 子会社との取引による収益総額
873 千円
当組合では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、営業店舗について
うち事業取引高
34,763 千円
うち事業取引以外の取引高
2,216 千円
② 子会社との取引による費用総額
342 千円
当組合では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、営業店舗について
うち事業取引高
1,873 千円
うち事業取引以外の取引高
(2)減損損失に関する注記
① 資産をグループ化した方法の概要
当JAでは、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、営業店舗について
は基幹支店ごとに、旅行事業及びLPG事業については部門ごとに、また、廃止予定施設及び業務
外固定資産(遊休資産と賃貸固定資産)については、各固定資産をグルーピングの最小単位として
います。
本店、営農センター、農機事業、福祉事業、指導事業及び農業関連施設については、共用資産と
して認識しています。
② 減損損失を認識した資産又はグループについて、その用途、種類、場所などの概要
当事業年度に減損損失を計上した固定資産は、以下のとおりです。
場 所
用 途
種 類
旧 傍 所 出 張 所
廃 止 店 舗 建物
旧 北 部 給 油 所
廃 止 施 設 土地
旧 新 町 事 務 所 敷 地 遊 休 資 産 土地
東 部 開 発 モ デ ル 圃 場 遊 休 資 産 土地
③ 減損損失の認識に至った経緯
旧傍所出張所は廃止店舗、旧北部給油所は廃止施設であることから、帳簿価額を回収可能価額まで
減額し、当期減少額を減損損失として認識しました。
旧新町事務所敷地及び東部開発モデル圃場は遊休資産とされ早期処分対象であることから、処分可
能価額で評価し、その差額を減損損失として認識しました。
④ 減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と主な固定資産の種類毎の減損損失の内訳
旧傍所出張所
37千円 (建物 37千円)
旧北部給油所
320千円 (土地 320千円)
旧新町事務所敷地
729千円 (土地 729千円)
東部開発モデル圃場
71千円 (土地 71千円)
1,159千円 (建物 37千円、土地 1,122千円)
合 計
⑤ 回収可能価額の算定方法
・旧傍所出張所・旧北部給油所・東部開発モデル圃場
回収可能額は正味売却価額を採用しており、その時価は固定資産税評価額に基づき算出しています。
・旧新町事務所敷地
回収可能額は正味売却価額を採用しており、その時価は不動産鑑定評価額に基づき算出しています。
39
5.金融商品に関する注記
(1)金融商品の状況に関する事項
① 金融商品に対する取組方針
当組合は、農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や団体などへ貸付
け、残った余裕金を新潟県信用農業協同組合連合会へ預けているほか、国債や地方債などの債券、投資信
託等の有価証券による運用を行っています。
② 金融商品の内容及びそのリスク
当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び有価証券であり、貸
出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒されています。
また、有価証券は、主に債券、投資信託であり、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券)で保
有しています。これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクに晒されてい
ます。 ③ 金融商品に係るリスク管理体制
a 信用リスクの管理
当組合は、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定しています。また、
通常の貸出取引については、本店に総合リスク管理室を設置し本店融資課・各支店との連携を図りながら、
与信審査を行っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより、償還能力の評価
を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引におい
て、資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。不良債権については、
管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取組んでいます。また、資産自己査定の結果、貸倒引当
金については、「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努めていま
す。
b 市場リスクの管理
当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、
収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視
したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔
軟な財務構造の構築に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の保有有価
証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営層で
構成する総合リスク管理委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。
運用部門は、理事会で決定した運用方針及び総合リスク管理委員会で決定された方針などに基づき、有
価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な
執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。
(市場リスクに係る定量的情報)
当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。当組合において、主
要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、有価証券のうちその他有価証
券に分類している債券、貸出金、及び貯金です。
当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅を
用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる金利が0.1%上昇
したものと想定した場合には、経済価値が126,824千円減少するものと把握しています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数の相
関を考慮していません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能性
があります。
なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件にかかる未実行金額についても含めて計算してい
ます。 c 資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流動
性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と位置
付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を行ってい
ます。
④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合
には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含まれています。当該価額の算定においては
一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもありま
す。
40
(2)金融商品の時価等に関する事項
① 金融商品の貸借対照表計上額及び時価等
当事業年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。(単位:千円) 貸借対照表計上額
時価
差額
預金
116,080,123
116,043,951
△ 36,172
有価証券
満期保有目的の債券
1,964,918
1,992,856
27,937
その他有価証券
15,408,167
15,408,167
貸出金 38,249,038
貸倒引当金 (※) △ 248,295
貸倒引当金控除後
38,000,742
39,675,249
1,674,506
資産 計
171,453,951
173,120,224
1,666,272
貯金
168,755,066
168,690,432
△ 64,634
負債 計
168,755,066
168,690,432
△ 64,634
※ 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
② 金融商品の時価の算定方法
【資産】
a 預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっていま
す。満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・
スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
b 有価証券
株式は取引所の価格によっており、債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。また、
投資信託については、公表されている基準価格によっています。
c 貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後
大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスクフ
リーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる
金額として算定しています。
なお、分割実行案件で未実行額がある場合には、未実行額も含めた元利金の合計額をリスクフリーレー
トである円Libor・スワップレートで割り引いた額に、帳簿価額に未実行額を加えた額に対する帳簿
価額の割合を乗じ、貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額として算定しています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当金を控除
した額を時価に代わる金額としています。
【負債】
a 貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。また
定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートであ
る円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
③ 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額(単位:千円)
1年以内
1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内
5年超
108,739,150
3,550,973
3,790,000
預 金
1,661,379
1,190,399
657,885
1,558,885
1,686,885
9,864,886
有価証券
985,329
387,899
157,885
96,885
86,885
240,886
満期保有目的債券
その他有価証券のう
676,050
802,500
500,000
1,462,000
1,600,000
9,624,000
ち満期があるもの
4,540,277
2,686,813
2,525,156
2,137,363
1,936,115 24,183,235
貸出金(※1,2,3)
合 計
114,940,807
7,428,185
6,973,041
3,696,248
3,623,000 34,048,122
※1 貸出金のうち、当座貸越640,930千円については、「1年以内」に含めています。
また、期限のない劣後特約付ローンについては「5年超」に含めています。
※2 貸出金のうち、3ヵ月以上延滞が生じている債権・期限の利益を喪失した債権等220,371千円は償還の
予定が見込まれないため、含めていません。
※3 貸出金の分割実行案件のうち、貸付決定金額の一部実行案件19,705千円は償還日が特定できないため
含めていません。
④ 有利子負債の決算日後の返済予定額(単位:千円)
1年以内
1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内
5年超
貯金(※)
137,001,973
14,962,202
14,338,825
1,191,554
1,046,277
214,232
合 計
137,001,973
14,962,202
14,338,825
1,191,554
1,046,277
214,232
※ 要求払貯金については「1年以内」に含めています。
41
6.有価証券に関する注記
(1)有価証券の時価及び評価差額に関する事項
① 満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額に
ついては、次のとおりです。(単位:千円)
種 類
貸借対照表計上額
時 価
地
方
債
1,464,918
1,491,784
時価が貸借対照表
計上額を超えるもの
金
融
債
500,000
501,072
合 計
1,964,918
1,992,856
② その他有価証券で時価のあるもの
その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及びこ
れらの差額については、次のとおりです。(単位:千円)
取得原価又は
種 類
貸借対照表計上額
償却原価
国
債
5,120,809
5,427,138
貸借対照表
地
方
債
2,952,727
3,092,193
計上額が取
社
債
3,408,436
3,557,750
得原価又は
政 府 保 証 債
2,703,736
2,828,559
償却原価を
金
融
債
400,000
402,566
超えるもの
小
計
14,585,710
15,308,207
100,000
99,960
貸借対照表計上額が取得原価又 政 府 保 証 債
は償却原価をを超えないもの 小
計
100,000
99,960
合 計
14,685,710
15,408,167
※ なお、上記差額から繰延税金負債199,831千円を差し引いた額522,625千円が
「その他有価証券評価差額金」に含まれています。
(2)当事業年度中に売却したその他有価証券(単位:千円)
売却額
売却益
売却損
国 債
501,319
3,794
地 方 債
1,001,778
18,083
社 債
598,733
13,989
政 府 保 証 債
1,000,000
4,252
受 益 証 券
39,883
3,761
合 計
3,141,715
43,879
差 額
26,865
1,072
27,937
差 額
306,329
139,466
149,313
124,822
2,566
722,497
△ 40
△ 40
722,457
-
7.退職給付に関する注記
(1)退職給付に関する事項
① 採用している退職給付制度
職員の退職給付に充てるため、退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用しています。
また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部に充てるため一般財団法人全国農林漁
業団体共済会との契約による退職金共済制度を採用しています。
② 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
3,575,826
期首における退職給付債務
189,199
勤務費用
18,522
利息費用
111,298
数理計算上の差異の発生額
△ 385,602
退職給付の支払額
3,509,243
期末における退職給付債務
③ 年金資産の期首残高と期末残高の調整表
2,518,467
期首における年金資産
25,717
期待運用収益
△ 2,051
数理計算上の差異の発生額
138,167
特定退職共済制度への拠出金
△ 255,362
退職給付の支払額
2,424,937
期末における年金資産
④ 退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表
3,509,243
退職給付債務
△ 2,424,937
特定退職共済制度
1,084,305
未積立退職給付債務
△ 48,910
会計基準変更時差異の未処理額
1,035,395
貸借対照表計上額純額
1,035,395
退職給付引当金
42
千円
千円
千円
千円
千円
千円
千円
千円
千円
千円
千円
千円
千円
千円
千円
千円
千円
千円
⑤ 退職給付費用及びその内訳項目の金額
189,199 千円
勤務費用
18,522 千円
利息費用
△ 25,717 千円
期待運用収益
113,349 千円
数理計算上の差異の費用処理額
24,455 千円
会計基準変更時差異の費用処理額
319,808 千円
合 計
⑥ 年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりです。
81 %
債権
16 %
年金保険投資
3%
現金及び預金
100 %
合 計
⑦ 長期期待運用収益率の設定方法に関する記載
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と年金資産を構成
する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しています。
⑧ 割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項
割引率
0.01∼1.49 %
長期期待運用収益率
1.00 %
(2)特例業務負担金の将来見込額
人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るた
めの農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律附則第57条に基づき、旧農林共済組合(存続組合)
が行う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担金38,943千円を含めて計上して
います。
なお、同組合より示された平成26年3月現在における、平成44年3月までの特例業務負担金の将来見込額
は、601,282千円となっています。
8.税効果会計に関する注記
(1)繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳
繰延税金資産
退職給付引当金
貸倒引当金
固定資産減損否認額
未収利息不計上額
賞与引当金
役員退職慰労引当金
未払費用否認額
その他
繰延税金資産小計
評価性引当金
繰延税金資産合計(A)
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金
繰延税金負債合計(B)
286,390
50,655
25,749
25,798
17,333
6,674
3,176
22,918
438,695
△ 162,764
275,930
千円
千円
千円
千円
千円
千円
千円
千円
千円
千円
千円
△ 199,831 千円
△ 199,831 千円
76,099 千円
繰延税金資産の純額(A)+(B)
(2)法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な要因
29.39 %
法定実効税率
(調整)
5.70 %
交際費等永久に損金に算入されない項目
△ 4.42 %
受取配当等永久に益金に算入されない項目
△ 8.22 %
事業分量配当金
△ 3.35 %
法人税額特別控除
4.42 %
住民税均等割等
11.20 %
評価性引当額の増減
0.08 %
その他
34.80 %
税効果会計適用後の法人税等の負担率
(3)税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債への影響額
「所得税法等の一部を改正する法律」(平成26年法律第10号)が平成26年3月31日に公布され、平成26年
4月1日以後に開始する事業年度から復興特別法人税が廃止されることとなりました。
また、「地方税法等の一部を改正する法律」(平成26年法律第4号)及び「地方法人税法(平成26年法律
第11号)」が平成26年3月31日に公布され、平成26年10月1日以降に開始する事業年度から法人住民税法人
税割の税率の引下げにあわせて、地方法人税が創設されました。
これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用した法定実効税率は、平成27年2月1日に開始
する事業年度に解消が見込まれる一時差異等については前事業年度の29.39%から27.66%に変更されました。
その結果、繰延税金資産が2,911千円、その他有価証券評価差額金が361千円それぞれ減少し、法人税等
調整額が2,550千円増加しています。
43
4 剰余金処分計算書
科 目
平成27年度
(単位:千円)
平成26年度
当期未処分剰余金
377,958
386,732
剰余金処分額
292,466
306,205
利益準備金
60,000
40,000
任意積立金
118,341
120,000
リスク管理積立金
30,000
20,000
施設整備積立金
30,000
100,000
税効果調整積立金
58,341
-
出資配当金
74,077
62,694
事業分量配当金
40,047
83,511
85,492
80,527
次期繰越剰余金
(注)1.出資配当率
平成27年度 1.50%
平成26年度 1.25%
(年度内の増資及び新加入については日割り計算をしています)
2.事業分量配当基準
平成27年度
平成27年産 JA米・一般米 うるち米(コシヒカリ)
平成27年産 JA米・一般米 うるち米(コシヒカリ以外)
1袋/30㎏あたり 25円
1袋/30㎏あたり 75円
平成26年度
平成26年産 JA米・一般米 うるち米(コシヒカリ)
平成26年産 JA米・一般米 うるち米(コシヒカリ以外)
1袋/30㎏あたり 50円
1袋/30㎏あたり 150円
3.任意積立金における目的積立金の種類及び積立目的、積立目標額、積立・取崩基準は次のとおりです。
種 類
目 的
積立金目標額
積立基準
取崩基準
貸出金等不良債権処理、
有価証券運用、会計諸施
リスク管理 策の適用リスク及び農産
積立金 物販売流通リスク等に伴
う損失発生のてん補に備
えるため
10億円
当期剰余金の
10%以上
目的の 範 囲内 でリ スク
が発生 し 当期 発生 費用
が多額 で ある 場合 に、
該当損 失 額を 限度 に取
崩す
施設等の整備(取得 ・
施設整備 修繕・解体等)に 伴い
積立金 発生する多額な支出に備
えるため
10億円
当期剰余金の
10%以上
施設等 の 整備 によ り多
額な支 出 を要 した とき
に相当額を取崩す
−
(対象金額(税務上の
一時差異の金額)
×法定実行税率)
−
過年度積立額
当事業 年 度末 の税 効果
相当額 が 前年 度末 の税
効果相 当 額を 下回 った
場合は 、 その 同額 を取
崩す
自己資本比率を維持向上
させ、信用事業を中心と
税効果調整
した本組合の事業が円滑
積立金
に運営されるための基盤
強化に資するため
4.次期繰越剰余金には営農指導、生活・文化改善事業の費用に充てるための繰越額が含まれています。
平成27年度 15,000千円
平成26年度 10,000千円
44
5 部門別損益計算書 【 平成27年度 】
(単位:千円)
合計
信用事業
共済事業
農業関連
事業
生活その他
事業
営農指導
事業
事
業
収
益
9,891,431
1,788,507
1,293,529
4,842,828
1,889,057
77,508
事
業
費
用
5,977,219
517,285
123,636
3,682,210
1,485,037
169,048
事 業 総 利 益
3,914,211
1,271,221
1,169,893
1,160,617
404,019
△ 91,540
事 業 管 理 費
3,692,640
共通
管理費等
941,348
789,876
1,256,630
451,417
253,367
(332,909)
(30,015)
(20,731)
(245,436)
(33,470)
(3,255)
(うち人件費) (2,952,597)
(773,287)
(676,511)
(882,596)
(382,779)
(237,421)
209,262
172,070
299,596
85,649
28,548
△ 795,127
(168)
(△ 4,692)
(うち減価償却費)
うち共通管理費
事
(うち減価償却費)
(1,235)
(1,015)
(1,768)
(505)
(うち人件費)
(148,838)
(122,385)
(213,088)
(60,918)
329,873
380,016
△ 96,012
業
利
益
221,570
事 業 外 収 益
154,867
(うち共通分)
事 業 外 費 用
66,238
46,583
27,155
12,704
2,184
11,227
19,548
5,588
1,862
30,555
7,538
6,273
12,144
3,409
1,190
6,702
5,510
9,595
2,743
914
経
常
利
益
345,882
388,573
420,327
△ 81,001
特
別
利
益
67,944
17,813
14,647
25,762
17,813
14,647
20,846
17,060
16,046
(うち共通分)
別
損
失
107,441
(うち共通分)
税引前当期利益
306,385
306,385
2,430
25,502
7,290
2,430
50,648
16,690
2,194
13,194
22,973
6,567
2,189
385,539
417,913
△ 105,886
-
-
343,679
385,539
417,913
△ 449,565
△ 47,502 △ 343,679
-
△ 343,679
△ 47,502
(注)
1 共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等
(1)共通管理費等
・人頭割
33.33%
・人件費を除いた事業管理費割
33.33%
・事業総利益割
33.33%
(2)営農指導事業
・農業関連事業に全額配賦
生産・農機・販売・倉庫・加工・育苗・CE・RC・大豆CE・施設利用・その他利用
2 配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)
信用事業
共済事業
農業関連
事業
生活その他
事業
営農指導
事業
合計
共通管理費等
26.32%
21.64%
37.68%
10.77%
3.59%
100.00%
営農指導事業
0%
0%
100.00%
0%
0%
100.00%
45
△ 51,882
△ 25,465
△ 38,101 △ 343,914
7,290
営農 指 導 事業
分 配 賦 額
営農指導事業分配賦後
税 引 前 当 期 利 益
△ 47,397 △ 344,908
13,654
(うち共通分)
特
(20,305) (△ 565,537)
△ 67,684
△ 60,972
5 部門別損益計算書 【 平成26年度 】
(単位:千円)
合計
農業関連
事業
生活その他
事業
営農指導
事業
信用事業
共済事業
1,822,156
1,324,876
5,039,500
2,067,213
71,726
事
業
収
益 10,325,473
事
業
費
用
6,341,148
544,456
128,094
3,842,252
1,663,484
162,858
事 業 総 利 益
3,984,325
1,277,699
1,196,781
1,197,248
403,728
△ 91,132
事 業 管 理 費
3,781,750
共通
管理費等
965,481
811,937
1,290,981
482,986
230,362
(353,124)
(33,660)
(22,846)
(255,054)
(38,020)
(3,541)
(うち人件費) (3,023,489)
(796,116)
(692,964)
(908,290)
(409,513)
(216,604)
222,588
186,190
321,245
94,599
27,146
△ 851,769
(151)
(△ 4,742)
(うち減価償却費)
うち共通管理費
事
(うち減価償却費)
(1,239)
(1,036)
(1,788)
(526)
(うち人件費)
(162,437)
(135,875)
(234,434)
(69,035)
312,217
384,844
△ 93,733
業
利
益
202,575
事 業 外 収 益
164,003
(うち共通分)
事 業 外 費 用
69,517
49,614
30,224
12,554
2,092
13,572
23,417
6,896
1,978
34,049
9,020
7,762
12,350
3,898
1,016
7,845
6,562
11,323
3,334
956
経
常
利
益
332,529
372,714
426,696
△ 75,859
特
別
利
益
193,771
2,075
1,735
186,451
2,075
1,735
227,555
12,825
9,728
7,319
6,122
10,563
361,964
418,703
△ 86,838
-
-
320,590
361,964
418,703
△ 407,429
(うち共通分)
別
損
失
(うち共通分)
税引前当期利益
298,746
営農 指 導 事業
分 配 賦 額
営農指導事業分配賦後
税 引 前 当 期 利 益
298,746
△ 79,258 △ 321,495
16,225
(うち共通分)
特
(19,810) (△ 621,594)
721
2,994
881
253
197,430
6,678
893
3,110
892
△ 74,492 △ 320,590
-
△ 320,590
△ 74,492
(注)
1 共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等
(1)共通管理費等
33.33%
・人件費を除いた事業管理費割
33.33%
・事業総利益割
33.33%
(2)営農指導事業
・農業関連事業に全額配賦
生産・農機・販売・倉庫・加工・育苗・CE・RC・大豆CE・施設利用・その他利用
2 配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)
信用事業
共通管理費等
営農指導事業
26.13%
-
共済事業
21.86%
-
農業関連
事業
37.72%
100.00%
46
生活その他
事業
11.11%
-
△ 30,022
△ 70,602 △ 320,419
2,787
・人頭割
△ 62,091
営農指導
事業
3.19%
-
合計
100.00%
100.00%
△ 7,941
△ 28,009
《損益の状況》
1 最近の5事業年度の主要な経営指標
23年度
24年度
(単位:千円・口・人)
26年度
27年度
25年度
経常収益(事業収益)
100,686
266,508
471,476
202,575
221,570
信用事業収益
266,145
297,713
337,253
312,217
329,873
共済事業収益
449,281
461,738
469,916
384,844
380,016
△ 96,012
農業関連事業収益
△ 115,488
△ 56,632
△ 8,100
△ 93,733
生活その他事業収益
△ 183,454
△ 139,888
△ 26,085
△ 79,258
△ 47,397
営農指導事業収益
△ 315,796
△ 296,421
△ 301,506
△ 321,495
△ 344,908
182,893
373,539
591,036
332,529
345,882
47,816
173,748
440,235
194,785
297,431
経
常
当
期
出
(
利
剰
益
余
資
出
純
資
総
金
口
資
資
金
数
)
5,186,918
5,123,051
5,066,356
5,042,676
4,968,420
(5,186,918)
(5,123,051)
(5,066,356)
(5,042,676)
(4,968,420)
産
額
13,012,614
13,153,111
13,531,480
13,745,161
13,788,792
産
額
181,120,024
188,106,985
185,347,458
187,146,599
187,144,280
貯
金
等
残
高
163,296,272
168,700,330
166,914,555
168,755,066
168,822,599
貸
出
金
残
高
38,676,082
38,166,441
38,312,761
38,249,038
37,624,111
高
18,799,484
19,837,370
18,689,180
17,373,086
16,773,696
剰 余 金 配 当 金 額
64,337
63,676
123,537
146,205
114,125
64,337
63,676
有
価
証
券
残
出資配当額
事業利用分量配当額
職
員
62,694
74,077
83,511
40,047
641
639
611
609
22.22%
22.75%
22.14%
22.12%
-
659
22.61%
数
単 体 自 己 資 本 比 率
88,210
35,327
-
(注) 1.経常収益は各事業収益の合計額を表しています。
2.当期剰余金は、銀行等の当期利益に相当するものです。
3.信託業務の取り扱いは行っていません。
4.「単体自己資本比率」は、「農業協同組合等がその経営の健全性を判断するための基準」(平成
18年金融庁・農水省告示第2号)に基づき算出しております。なお、平成25年度以前は旧告
示(バーゼルⅡ)に基づく単体自己資本比率を記載しています。
2 利益総括表
27年度
26年度
(単位:千円)
増減
支
1,493,150
1,535,426
△ 42,276
役 務 取 引 等 収 支
40,008
42,893
△ 2,885
そ の 他 信 用 事 業 収 支
△ 261,937
△ 300,620
38,683
信 用 事 業 粗 利 益
1,271,221
1,277,699
△ 6,478
0.75%
0.76%
△ 0.01%
3,914,211
3,984,325
△ 70,114
2.05%
2.08%
△ 0.04%
資
金
運
用
収
(信用事業粗利益率)
事
業
粗
利
益
(事業粗利益率)
48
3 資金運用収支の内訳
(単位:千円)
項
資
金
27年度
目
運
用
勘
平均残高
定
うち預金
うち有価証券
うち貸出金
資
金
調
達
勘
定
うち貯金・定期積金
資
金
利
ざ
利息
利回
利息
平均残高
0.95%
167,550,382 1,650,702
0.99%
114,133,560
825,115
0.72%
111,627,167
821,719
0.74%
16,712,747
173,379
1.04%
17,583,684
182,521
1.04%
38,089,090
603,697
1.58%
38,339,531
646,461
1.69%
167,258,811
105,307
0.06%
166,676,059
111,139
0.07%
166,766,136
102,439
0.06%
166,144,149
107,784
0.06%
492,675
2,868
0.58%
531,910
3,355
0.63%
-
0.45%
-
0.47%
-
や
-
(注)1.総資金利ざや=資金運用利回り−資金調達原価率(資金調達利回+経費率) 2.資金運用勘定の利息欄の預金には、信連(または中金)からの事業利用分量配当金、
貯蓄増強奨励金、特別対策奨励金等奨励金が含まれています。
4 受取・支払利息の増減額
27年 増減額
受
取
利
息
うち有価証券
うち貸出金
(単位:千円)
26年 増減額
△ 48,508
うち預金
△ 55,523
3,396
5,156
△ 9,142
△ 22,035
△ 42,764
△ 38,644
息
△ 5,832
△ 12,328
うち貯金・定期積金
△ 5,345
△ 11,806
支
払
利
うち借入金
差
引
利回
168,935,397 1,602,194
うち借入金
総
26年度
△ 487
△ 522
△ 42,676
△ 43,195
(注) 1.増減額は前年度対比です。
2.受取利息の預金には、信連(又は中金)からの事業利用分量配当金、貯蓄増強奨励金、
特別対策奨励金等奨励金が含まれています。
49
《事業の概況》
1 信用事業
(1) 貯金に関する指標
① 科目別貯金平均残高
種
類
27年度
(単位:千円)
増減
26年度
流
動 性
貯 金
58,919,914
(35.1)
57,855,555
(34.8)
1,064,359
定
期 性
貯 金
108,644,528
(64.8)
108,055,495
(65.0)
589,033
201,695
(0.1)
233,100
(0.1)
△ 31,405
167,766,138
(100.0)
166,144,151
(100.0)
1,621,987
そ の 他 の 貯 金
計
譲
渡 性
貯 金
合
計
-
-
(0.0)
167,766,138
(100.0)
-
(0.0)
166,144,151
(100.0)
1,621,987
(注)1.流動性貯金=当座貯金+普通貯金+貯蓄貯金+通知貯金
2.定期性貯金=定期貯金+定期積金
3.( )内は構成比です。
② 定期貯金残高
種
定
類
期
貯
27年度
金
うち固定金利定期
104,534,634 (100.00)
104,520,734 (99.99)
うち変動金利定期
13,900
(単位:千円)
増減
26年度
(0.01)
106,077,362 (100.00)
106,059,750 (99.98)
17,612
(0.02)
△ 1,542,728
△ 1,539,016
△ 3,712
(注)1.固定金利定期: 預入時に満期日までの利率が確定する定期貯金
2.変動金利定期: 預入期間中の市場金利の変化に応じて金利が変動する定期貯金
3.( )内は構成比です。
(2) 貸出金等に関する指標
① 科目別貸出金平均残高
種
類
(単位:千円)
増減
26年度
27年度
手
形
貸
付
92,448
111,246
△ 18,798
証
書
貸
付
33,344,730
33,552,328
△ 207,598
当
座
貸
越
651,911
675,956
△ 24,045
4,000,000
4,000,000
0
38,089,090
38,339,532
△ 250,442
金 融 機 関 貸 付
合
計
② 貸出金の金利条件別内訳残高
種
27年度
類
(単位:千円)
増減
26年度
固 定 金 利 貸 出
26,351,484
(70.04)
26,619,250
(69.59)
△ 267,766
変 動 金 利 貸 出
10,471,127
(27.83)
10,820,358
(28.29)
△ 349,231
(2.13)
809,428
(2.12)
△ 7,929
38,249,038 (100.00)
△ 624,927
そ
合
の
他
計
801,499
37,624,111 (100.00)
(注)1.( )内は構成比です。
2.「その他」は当座貸越、無利息等固定、変動の区分が困難なものです。
50
③ 貸出金の担保別内訳残高
種
類
27年度
貯金・定期積金等
有
価
証
動
不
526,395
券
産
動
産
そ
△ 49,605
-
-
-
-
-
-
1,471,000
2,909,548
2,903,000
6,548
4,799,461
4,950,000
△ 150,539
22,821,889
23,033,000
△ 211,111
1,494,630
1,220,000
274,630
計
農業信用基金協会保証
576,000
1,363,518
そ の 他 担 保 物
小
(単位:千円)
増減
26年度
△ 107,482
の 他
保 証
小
計
24,316,519
24,253,000
63,519
信
用
8,508,130
9,046,000
△ 537,870
合
計
37,624,110
38,249,000
△ 624,890
④ 債務保証見返額の担保別内訳残高
該当する取引はありません。
⑤ 貸出金の使途別内訳残高
種
類
27年度
(単位:千円)
増減
26年度
設
備
資
金
29,374,156
(78.07)
29,502,309
(77.14)
△ 128,153
運
転
資
金
3,805,789
(10.12)
4,215,887
(11.02)
△ 410,098
4,444,164
(11.81)
4,530,838
(11.84)
△ 86,674
38,249,038 (100.00)
△ 624,927
そ
の
合
他
計
37,624,111 (100.00)
(注)( )内は構成比です。
⑥ 貸出金の業種別残高
種
類
27年度
農
業
5,205,176
林
業
(単位:千円)
増減
26年度
(13.8)
-
(0.0)
5,293,484
-
(13.8)
(0.0)
△ 88,308
-
水
産
業
617
(0.0)
1,040
(0.0)
-423
製
造
業
5,977,426
(15.9)
5,975,386
(15.6)
2,040
鉱
業
建 設 ・ 不 動 産 業
電気・ガス・熱供給水道業
148,521
(0.4)
170,738
(0.4)
△ 22,217
5,409,706
(14.4)
5,564,555
(14.5)
△ 154,849
243,132
(0.6)
250,402
(0.7)
△ 7,270
△ 88,187
運 輸 ・ 通 信 業
1,861,516
(4.9)
1,949,703
(5.1)
金 融 ・ 保 険 業
4,331,602
(11.5)
4,351,294
(11.4)
△ 19,692
卸 売 ・小売・サービス業 ・飲 食業
7,202,575
(19.1)
7,325,248
(19.2)
△ 122,673
地 方 公 共 団 体
2,106,412
(5.6)
2,496,223
(6.5)
△ 389,811
5,137,423
(13.7)
4,870,959
(12.7)
266,464
37,624,111
(100.0)
38,249,038
(100.0)
△ 624,927
そ
合
の
他
計
(注)( )内は構成比(貸出金全体に対する割合)です。
51
⑦ 主要な農業関係の貸出金残高
1)営農類型別 貸出金
種
作
野 菜 ・
農
27年度
類
穀
園 芸
果 樹 ・ 樹 園 農 業
工
芸
作
物
養 鶏 ・
養
そ の 他
26年度
1,387
1,450
△ 63
85
89
△ 4
266
274
△ 8
-
-
△ 6
20
26
養 卵
-
-
蚕
-
-
1,135
1,115
養豚・肉牛・酪農
業
(単位:百万円)
増減
農 業
0
20
農 業 関 連 団 体 等
合
2,893
計
2,954
△ 61
(注)1. 農業関係の貸出金とは、農業者、農業法人および農業関連団体等に対する農業生産・
農業経営に必要な資金や、農産物の生産・加工・流通に関係する事業に必要な資金等
が該当します。
なお、前ページ「貸出金の業種別残高」の「農業」は、農業者や農業法人に対する貸
出金の残高です。
2. 「その他農業」には、複合経営で主たる業種が明確に位置づけられない者、農業サー
ビス業、農業所得が従となる農業者等が含まれています。
3. 「農業関連団体等」には、JAや全農(経済連)とその子会社等が含まれています。
2)資金種類別 貸出金
種
類
(単位:百万円)
増減
26年度
27年度
プ
ロ
パ
ー
資
金
1,687
1,779
△ 92
農
業
制
度
資
金
1,207
1,175
32
374
349
25
農 業 近 代 化 資 金
そ の 他 制 度 資 金
合
計
833
826
7
2,893
2,954
△ 61
(注)1. プロパー資金とは、当JA原資の資金を融資しているもののうち、制度資金以外のも
のをいいます。
2. 農業制度資金には、①地方公共団体が直接的または間接的に融資するもの、②地方公
共団体が利子補給等を行うことでJAが低利で融資するもの、③日本政策金融公庫が
直接融資するものがあり、ここでは①の転貸資金と②を対象としています。
3. その他制度資金には、農業経営改善促進資金(スーパーS資金)や農業経営負担軽減
支援資金などが該当します。
3)資金種類別 受託貸付金
種
類
日本政策金融公庫資金
合
計
(単位:百万円)
増減
26年度
27年度
-
-
-
-
-
-
(注)日本政策金融公庫資金は、農業(旧農林漁業金融公庫)にかかる資金をいいます。
52
⑧ リスク管理債権の状況
区
破
綻
延
分
先
滞
債
債
権
権
27年度
額
額
2,645
2,645
0
1,376,240
1,450,988
△ 74,748
3カ月以上延滞債権額
-
計
-
-
14,062
15,056
△ 993
1,392,948
1,468,690
△ 75,742
貸 出 条 件 緩 和 債 権 額
合
(単位:千円)
増減
26年度
(注)1.破綻先債権
元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利
息の取立て又は弁済の見込みがないものとして、未収利息を計上しなかった貸出金(貸
出償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税
法施行令第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する
事由が生じている貸出金)をいいます。
2.延滞債権
未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ること
を目的として利息の支払を猶予したもの以外の貸出金をいいます。
3.3カ月以上延滞債権
元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している貸出金で、破綻先
債権及び延滞債権に該当しないものをいいます。
4.貸出条件緩和債権
債務者の再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の
返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で、破綻先債権、
延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものをいいます。
⑨ 金融再生法開示債権区分に基づく保全状況
(単位:千円)
債
権
区
分
破産更生債権及び
これらに準ずる債権
危
要
正
険
債
権
管 理
債 権
小
計
常
合
債
計
権
保全額
債権額
担保
保証
合計
引当
180,850
78,373
17,985
79,167
175,526
1,198,035
35,232
1,131,141
22,382
1,188,756
14,062
3,111
51
3,163
1,392,948
116,717
101,601
1,367,446
1,149,127
36,317,844
37,710,793
(注) 上記の債権区分は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年法律第
132号)第6条に基づき、債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として、次のとおり区分
したものです。なお、当JAは同法の対象とはなっていませんが、参考として同法の定める基準
に従い債権額を掲載しています。
① 破産更生債権及びこれらに準ずる債権
法的破綻等による経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権 ② 危険債権
経営破綻の状況にはないが財政状況の悪化等により元本及び利息の回収ができない可能
性の高い債権
③ 要管理債権
3カ月以上延滞貸出債権及び貸出条件緩和貸出債権
④ 正常債権
上記以外の債権
53
⑩ 元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況
該当する取引はありません。
⑪ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
(単位:千円)
26年度
27年度
区分
期中減少額
期中
増加額
期首
残高
目的使用
一般貸倒引当金 126,499 124,524
個別貸倒引当金 121,796 101,550
合計
248,295 226,075
-
期末
残高
その他
期首
残高
期中
増加額
126,499 124,524 125,877 126,499
23,489 256,740 248,295
-
(3) 内国為替取扱実績
(単位:件・千円)
26年度
27年度
仕向
送 金・
振 込 為 替
代金取立為替
雑
為
替
合計
被仕向
仕向
被仕向
件数
35,709
239,608
36,232
236,765
金額
25,064,586
39,833,859
24,640,107
40,363,336
件数
16
6
12
11
金額
2,162
1,258
20,972
11,040
件数
8,176
5,604
8,428
5,759
金額
3,831,090
702,307
3,889,568
659,587
件数
43,901
245,218
44,672
242,535
金額
28,897,840
40,537,424
28,550,648
41,033,964
(4) 有価証券に関する指標
① 種類別有価証券平均残高
種類
27年度
(単位:千円)
増減
26年度
債
5,147,152
5,171,859
△ 24,707
債
4,324,917
5,028,185
△ 703,268
政府保証債
国
地
方
2,555,209
2,836,810
△ 281,601
債
606,027
1,189,863
△ 583,836
債
4,038,389
3,340,570
697,819
その他の証券
41,053
16,397
24,656
16,712,747
17,583,684
△ 870,937
金
融
社
合計
125,877 126,499
9,095 242,200 226,075 280,230 248,295
-
貸出金償却額
期末
残高
23,489 130,863 121,796
(単位:千円)
26年度
27年度
-
その他
6,095 115,700 101,550 154,352 121,796
⑫ 貸出金償却の額
項目
期中減少額
目的使用
② 商品有価証券種類別平均残高
該当する取引はありません。
54
③ 有価証券残存期間別残高
(単位:千円)
種類
1年超
3年以下
1年以下
3年超
5年以下
5年超
7年以下
7年超
10年以下
期間の定め
のないもの
10年超
合計
27年度
国
地
方
債
2,500
617,280
2,549,689
1,639,833
244,369
債
285,963
1,212,211
652,964
770,415
701,460
99,985
99,955
299,625
904,506
799,867
政 府 保 証 債
金
融
社
受
益
証
債
300,000
債
200,000
券
-
-
100,193
-
-
300,000
-
699,943
1,804,393
-
-
-
-
5,053,671
-
4,022,218
-
-
2,203,938
-
-
300,000
-
4,410,596
399,205
1,306,067
-
97,958
-
97,958
26年度
国
債
76,444
102,735
1,816,417
2,453,453
671,760
-
5,120,809
債
554,974
689,401
1,250,562
815,085
603,373
504,250
-
4,417,645
政 府 保 証 債
99,986
199,813
99,847
504,720
1,799,371
100,000
-
2,803,737
債
600,000
300,000
債
200,000
400,000
地
方
金
融
社
受
益
証
券
-
-
-
-
-
100,278
400,000
-
-
1,200,635
1,107,524
-
-
-
-
900,000
-
3,408,437
-
-
(注)1.社債には公社公団債が含まれています。
2.残高は償却原価です。
(5) 有価証券等の時価情報等
① 有価証券の時価情報等
(単位:千円)
保 有 区 分
27年度
取 得 価 格
売 買 目 的
満期保有目的
そ
の
合
他
計
-
時
26年度
価
評価損益
取 得 価 格
-
-
-
時
価
評価損益
-
-
975,430
993,503
18,073
1,964,918
1,992,856
27,937
15,112,951
15,798,266
685,315
14,685,710
15,408,167
722,457
16,088,381
16,791,769
703,388
16,650,628
17,401,023
750,394
(注)1.時価は期末日における市場価格等によっています。
2.取得価格は取得原価又は償却原価によっています。
3.売買目的有価証券については、時価を貸借対象価額とし、評価損益については当期の損益に含めています。
4.満期保有目的の債券については、取得価格を貸借対照表価額として計上しています。
5.その他有価証券については時価を貸借対照表価額としています。
② 金銭の信託の時価情報等
該当する取引はありません。
③ デリバティブ取引、金融等デリバティブ取引、有価証券関連店頭デリバティブ取引
該当する取引はありません。
55
2 共済取扱実績
(1) 長期共済新契約高・長期共済保有高
種
類
新契約高
終 身 共 済
生
命
総
合
共
済
(単位:千円)
26年度
27年度
保有高
12,537,101
新契約高
287,279,904
保有高
11,340,095
296,562,278
定期生命共済
54,000
2,375,800
71,000
2,584,600
養老生命共済
2,862,965
123,051,199
3,717,611
138,759,124
750,700
33,952,560
847,060
34,728,860
1,289,800
11,472,250
2,366,900
11,213,850
うちこども共済
医 療 共 済
が ん 共 済
-
定期医療共済
-
介 護 共 済
合
計
-
1,687,000
713,518
年 金 共 済
建 物 更 生 共 済
740,500
1,850,085
-
758,022
203,000
830,000
1,862,300
1,154,416
-
213,000
17,064,520
314,265,912
26,860,350
317,843,753
34,521,904
742,925,651
45,113,979
771,023,322
(注) 金額は、保障金額(がん共済はがん死亡共済金額、医療共済及び定期医療共済は死亡給付金額
(付加された定期特約金額等を含む)、年金共済は付加された定期特約金額)を表示しています。
(2) 医療系共済の入院共済金額保有高
種
(単位:千円)
26年度
27年度
類
保有高
新契約高
新契約高
保有高
医
療
共
済
9,011
82,745
9,922
74,930
が
ん
共
済
2,945
20,075
3,008
18,115
定 期 医 療 共 済
合
計
70
4,280
43
4,501
12,026
107,100
12,974
97,546
(注) 金額は入院共済金額を表示しています。
(3) 介護共済の介護共済金額保有高
種
介
類
護
共
合
(単位:千円)
26年度
27年度
新契約高
済
計
保有高
新契約高
保有高
1,111,151
2,867,369
1,135,416
1,783,867
1,111,151
2,867,369
1,135,416
1,783,867
(注) 金額は、介護共済金額を表示しています。
(4) 年金共済の年金保有高
種
類
新契約高
年
金
開
始
前
年
金
開
始
後
合
(単位:千円)
26年度
27年度
計
保有高
174,258
新契約高
2,217,074
-
173,870
1,378,034
174,258
3,595,109
保有高
-
173,870
2,196,694
1,343,914
3,540,608
(注) 金額は、年金年額(利率変動型年金にあっては、最低保証年金額)を表示しています。
(5) 短期共済新契約高
種
火
自
傷
類
災
動
共
車
害
共
共
金額
済
掛金
59,977,070
済
60,047
合
責
共
58,935,890
掛金
58,236
1,035,192
95,943,800
13,458
102,240,800
14,097
62,000
314
72,000
407
賠 償 責 任 共 済
賠
金額
1,027,558
済
定額定期生命共済
自
(単位:千円)
26年度
27年度
845
済
計
119,093
116,993
1,221,317
1,225,694
(注) 1.金額は、保障金額を表示しています。
2.自動車共済、賠償責任共済、自賠責共済は掛金総額です。
56
767
3 農業関連事業取扱実績
(1) 買取購買品(生産資材)取扱実績
27年度
種 類
供給高
粗利益
(手数料)
供給高
粗利益
(手数料)
肥
料
846,052
132,006
871,120
141,687
農
薬
838,232
123,090
811,649
122,490
飼
料
69,969
2,845
85,410
3,393
農 業 機 械
576,496
70,172
664,747
80,389
自
動
燃
そ
の
(2) 農業倉庫事業取扱実績
(単位:千円)
項 目
27年度
26年度
(単位:千円)
26年度
保
管
料
収荷
益そ
役
料
4,959
5,082
の
他
33,157
29,683
171,646
171,662
計
車
520,718
53,160
561,287
53,517
倉庫材料費
費
その他の費用
用
計
料
141,688
7,447
224,249
9,738
差 引
他
755,921
112,347
805,161
122,923
3,749,079
501,069
4,023,625
534,141
合 計
133,529
136,897
2,458
2,582
65,965
64,212
68,423
66,795
103,223
104,867
(4) 加工事業取扱実績
(3) 受託販売品取扱実績
27年度
種 類
販売高
米
手数料
販売高
手数料
8,524,427
348,286
8,885,707
364,829
138,905
5,165
119,249
5,638
麦・豆・雑穀
野
菜
1,002,784
20,189
896,095
17,921
果
実
1,207,303
24,138
1,339,815
26,916
(単位:千円)
27年度
26年度
項 目
(単位:千円)
26年度
収 益
24,817
26,380
費 用
21,474
22,547
差 引
3,342
3,832
(5) 農用地利用調整事業取扱実績
55,460
1,222
53,984
1,364
畜
産
物
535,055
4,898
524,790
4,805
項 目
林
産
物
59,853
1,203
52,808
1,060
収 益
150,709
149,829
そ
の
他
2,008
106,071
2,694
費 用
146,469
147,236
407,114 11,978,523
425,231
差 引
4,239
2,593
花き・花木
82,652
合 計
11,606,442
(単位:千円)
27年度
26年度
(6) 利用事業取扱実績
(単位:千円)
26年度
27年度
項 目
収益
費用
差引
収益
費用
差引
育 苗 セ ン タ ー
212,895
120,690
92,205
222,313
122,621
99,691
カントリーエレベーター
251,269
135,902
115,366
263,307
142,729
120,577
ラ イ ス セ ン タ ー
27,581
15,620
11,960
27,956
18,075
9,881
大 豆 セ ン タ ー
30,784
12,912
17,871
25,748
11,316
14,431
ライスターミナル
21,316
23,639
△ 2,323
20,814
21,445
△ 631
8,638
3,140
5,497
12,510
4,215
8,295
ハウス・機械施設リース 作業機械・転作機械
そ
の
26,017
17,149
8,867
24,629
18,771
5,858
他
2,862
1,246
1,615
2,564
2,589
△ 25
用
74,549
70,391
4,157
89,498
77,962
11,535
場
5,573
4,513
1,060
4,409
4,582
△ 173
野 菜 貯 蔵 施 設
544
483
61
531
522
9
場
49,693
48,760
933
63,727
52,342
11,385
堆 肥 セ ン タ ー
4,416
3,364
1,052
4,858
4,332
526
花 卉 セ ン タ ー
723
2,380
△ 1,657
635
2,747
△ 2,112
シードセンター
9,764
8,375
1,389
11,139
10,929
210
加
3,833
2,513
1,320
4,196
2,537
1,659
0
△ 0
△ 30
30
施
設
集
利
出
選
荷
果
工
施
設
貸倒引当金戻入
-
57
-
4 生活その他事業取扱実績
(1) 買取購買品(生活物資)取扱実績
(単位:千円)
26年度
27年度
種類
粗利益
(手数料)
供給高
米
食
生 鮮 食 品
品
一 般 食 品
供給高
粗利益
(手数料)
121,626
26,230
120,819
25,427
62,462
9,257
68,161
10,789
414,646
70,922
441,644
75,123
品
11,608
1,679
16,333
2,382
耐 久 消 費 財
13,002
3,277
19,773
2,200
日用保健雑貨
151,963
14,171
134,883
14,353
家 庭 燃 料
217,990
144,945
224,458
138,662
衣
料
そ
の
他
合 計
55,997
5,797
62,383
7,026
1,049,298
276,282
1,088,458
275,966
(2) 利用事業取扱実績
(単位:千円)
26年度
27年度
項 目
収益
費用
収益
差引
9,755
コ イ ン 精 米 機
3,754
1,621
2,133
3,149
1,543
1,605
581
1,623
△ 1,042
1,912
2,236
△ 324
宅 地 等 供 給 事 業
収益
3,782
27年度
費用
923
緑のリサイクルセンター
1,308
介 護 保 険 事 業
7,241
ン
タ
カ
ー
51,910
差引
49,103
レ
39,347
費用
旅 行 セ ン タ ー
10,109
41,801
(3)その他事業取扱実績
項 目
(単位:千円)
26年度
費用
差引
1,431
6,623
差引
2,858
収益
8,054
1,259
49
7,841
6,236
1,605
10,012
△ 2,770
6,573
9,824
△ 3,251
(注)緑のリサイクルセンター事業は、平成27年3月をもって終了しました。
5 指導事業
項
賦
(単位:千円)
27年度
26年度
目
課
金
収 指導事業補助金
益 実 費 収 入
39,189
39,545
8,432
6,634
29,886
25,546
計
77,508
71,726
営 農 改 善 費
51,337
45,107
生 活 改 善 費
5,242
4,673
費 教 育 情 報 費
用 組 織 活 動 費
8,134
9,646
86,244
85,314
転 作 管 理 費
18,090
18,122
計
169,049
162,864
△ 91,540
△ 91,137
差
引
58
《経営諸指標》
1 利益率
項目
27年度
(単位:%)
26年度
増減
総 資 産 経 常 利 益 率
0.18
0.17
0.01
資 本 経 常 利 益 率
2.62
2.53
0.09
総資産当期純利益率
0.15
0.10
0.05
資 本 当 期 純 利 益 率
2.25
1.48
0.77
(注)1.総資産経常利益率 =経常利益/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100
2.資本経常利益率 =経常利益/純資産勘定平均残高×100 3.総資産当期純利益率=当期剰余金(税引後)/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100
4.資本当期純利益率 =当期剰余金(税引後)/純資産勘定平均残高×100
2 貯貸率・貯証率
項目
貯
貸
率
貯
証
率
27年度
期
(単位:%)
26年度
増減
末
22.28
22.66
△ 0.38
期 中 平 均
22.70
23.07
△ 0.37
期
末
9.93
10.29
△ 0.36
期 中 平 均
9.86
10.58
△ 0.72
(注)1.貯貸率(期 末)=貸出金残高/貯金残高×100
2.貯貸率(期中平均)=貸出金平均残高/貯金平均残高×100
3.貯証率(期 末)=有価証券残高/貯金残高×100
4.貯証率(期中平均)=有価証券平均残高/貯金平均残高×100
3 職員一人当たり指標
項目
信 用 事 業
貯
(単位:千円)
26年度
27年度
金
残
高
277,212
276,194
貸 出 金 残 高
61,780
62,600
共 済 事 業 長期共済保有高
1,219,910
1,261,903
購 買 品 取 扱 高
7,879
8,366
販 売 品 取 扱 高
19,058
19,604
経 済 事 業
(注) 職員数は、平成27年度は609人、平成26年度は611人で計算しています。
4 一店舗当たり指標
項目
貯
金
残
27年度
高
9,379,033
(単位:千円)
26年度
9,375,281
貸 出 金 残 高
2,090,228
2,124,946
長期共済保有高
41,273,647
42,834,629
(注) 店舗数は支店の数である18店で計算しています。
59
《自己資本の充実の状況》
1 自己資本の構成に関する事項
(単位:千円、%)
27年度
26年度
経過措置
による不
算入額
項 目
経過措置
による不
算入額
コア資本に係る基礎項目 (1) 普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員資本の額
うち、出資金及び資本準備金の額
うち、再評価積立金の額
13,178,909
13,076,330
4,968,420
5,042,676
-
うち、利益剰余金の額
うち、外部流出予定額(△)
うち、処分未済持分の額(△)
コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額
うち、一般貸倒引当金コア資本算入額
うち、適格引当金コア資本算入額
適格旧資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含ま
れる額
うち、回転出資金の額
公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本調達
手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
土地再評価額と再評価直前の帳簿価格の差額の四十五パーセントに相
当する額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
コア資本に係る基礎項目の額
(イ)
コア資本に係る調整項目 (2)
無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除
く。)の額の合計額
うち、のれんに係るものの額
うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以
外の額
繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額
-
8,347,962
8,196,736
114,125
146,205
23,348
16,877
130,699
132,620
130,699
132,620
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
13,309,609
4,259
4,259
13,208,950
17,038
17,038
-
29,728
29,728
-
-
-
-
適格引当金不足額
-
-
-
-
証券化取引により増加した自己資本に相当する額
負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入さ
れる額
前払年金費用の額
自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額
-
-
-
-
少数出資金融機関等の対象普通出資等の額
-
-
-
-
特定項目に係る十パーセント基準超過額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連す
るものの額
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関
連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するも
のの額
特定項目に係る十五パーセント基準超過額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連す
るものの額
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関
連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するも
のの額
コア資本に係る調整項目の額
(ロ)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
4,259
-
自己資本
自己資本の額((イ)−(ロ))
(ハ)
60
13,305,349
13,208,950
(単位:千円、%)
27年度
26年度
経過措置
による不
算入額
項 目
経過措置
による不
算入額
リスク・アセット等 (3) 信用リスク・アセットの額の合計額
54,810,682
うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の合計
△ 10,810,992
額
うち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・サービシング・ラ
17,038
イツに係るものを除く)
うち、繰延税金資産
うち、前払年金費用
うち、他の金融機関等向けエクスポージャー
△ 10,828,030
うち、土地再評価額と再評価直前の帳簿価格の差額に係るものの
額
オペレーショナル・リスク相当額の合計額を八パーセントで除して得
8,169,801
た額
信用リスク・アセット調整額
オペレーショナル・リスク相当額調整額
-
リスク・アセット等の額の合計額
(ニ)
51,273,361
△ 13,203,977
29,728
△ 13,233,705
8,362,818
-
62,980,483
59,636,179
21.12%
22.14%
自己資本比率
自己資本比率((ハ)/(ニ))
(注)
1. 農協法第11条の2第1項第1号の規定に基づく組合の経営の健全性を判断するための基準に係る算式に基づき算出
しています。
2. 当JAは、信用リスク・アセット額の算出にあたっては標準的手法、適格金融資産担保の適用については信用リスク
削減手法の簡便手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたっては基礎的手法を採用しています。
3. 当JAが有する全ての自己資本とリスクを対比して、自己資本比率を計算しています。
61
2 自己資本の充実度に関する事項
信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳
(単位:千円)
27年度
信用リスク・アセット
26年度
リスク・
アセット額
エクスポー
ジャーの
期末残高
所要自己
資本額
a
b=a×4%
リスク・
アセット額
エクスポー
ジャーの
期末残高
所要自己
資本額
a
b=a×4%
我が国の中央政府及び中央銀行向け
5,068,949
-
-
5,136,313
-
-
我が国の地方公共団体向け
6,157,225
-
-
6,944,041
-
-
地方公共団体金融機構向け
1,009,124
40,204
1,608
1,109,723
40,208
1,608
我が国の政府関係機関向け
2,303,597
100,391
4,015
2,709,464
90,990
3,639
地方三公社向け
1,168,491
-
金融機関及び第一種金融商品
取引業者向け
-
968,100
-
-
117,471,575
23,494,315
939,772
117,445,101
23,489,020
939,560
法人等向け
3,095,234
1,432,855
57,314
2,390,543
1,133,889
45,355
中小企業等向け及び個人向け
3,244,360
1,925,441
77,017
3,304,208
1,931,991
77,279
274,066
94,007
3,760
276,878
96,593
3,863
3,681,827
3,646,030
145,841
3,592,250
3,559,212
142,368
抵当権付住宅ローン
不動産取得等事業向け
三月以上延滞等
信用保証協会等による保証付
共済約款貸付
246,464
183,014
7,320
323,688
221,677
8,867
22,840,378
2,230,654
89,226
23,051,151
2,253,764
90,150
602,327
-
-
621,814
-
-
出資等
1,178,365
1,178,365
47,134
1,083,336
1,083,336
43,333
他の金融機関等の対象資本調達手段
8,822,470
22,056,176
882,247
8,822,470
22,056,176
882,247
342,416
856,040
34,241
287,298
718,245
28,729
18,894
3,431
137
-
-
-
-
-
-
-
特定項目のうち調整項目に算入
されないもの
複数の資産を裏付けとする資産
(いわゆるファンド)のうち、個々の
資産の把握が困難な資産
証券化
-
経過措置によりリスク・アセットの額に
算入、不算入となるもの
-
上記以外
標準的手法を適用するエクスポー
ジャー別計
△ 10,810,992
△ 432,439
9,374,375
8,380,744
335,229
186,900,144
54,810,682
2,192,427
△ 13,203,977
△ 528,159
8,843,615
7,802,232
312,089
186,910,000
51,273,361
2,050,934
-
CVAリスク相当額÷8%
-
-
-
-
-
-
中央清算機関関連エクスポージャー
20
-
-
-
-
-
信用リスク・アセットの額の合計額 186,900,165
オペレーショナル・リスクに
対する所要自己資本の額
<基礎的手法>
54,810,682
51,273,361
2,050,934
所要自己
資本額
オペレーショナル・リスク相
当額を8%で除して得た額
所要自己
資本額
a
b=a×4%
a
b=a×4%
326,792
8,169,801
a
62,980,483
(注)
186,910,000
オペレーショナル・リスク相
当額を8%で除して得た額
リスク・アセット等分母計
所要自己資本額計
2,192,427
所要自己
資本額
b=a×4%
2,519,219
8,362,818
リスク・アセット等分母計
a
59,636,179
334,512
所要自己
資本額
b=a×4%
2,385,447
1. 「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原エクス
ポージャーの種類ごとに記載しています。
2. 「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをい
い、具体的には貸出金や有価証券等が該当します。
3. 「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債
務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向
け」等においてリスク・ウエイトが150%になったエクスポージャーのことです。
4. 「出資等」とは、出資等エクスポージャー、重要な出資のエクスポージャーが該当します。
62
5. 「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上
のエクスポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエ
クスポージャーのことです。
6. 「経過措置によりリスク・アセットの額に算入・不算入となるもの」とは、他の金融機関等の対象資本
調達手段、コア資本に係る調整項目(無形固定資産、前払年金費用、繰延税金資産等)および土地再評
価差額金に係る経過措置により、リスク・アセットに算入したもの、不算入としたものが該当します。
7. 「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等
以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)・
間接清算参加者向け・信用リスク削減手法として用いる保証またはクレジットデリバティブの免責額が
含まれます。
8. 当JAでは、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、基礎的手法を採用しています。
<オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)>
(粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近3年間の合計額
直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数
÷
8%
3 信用リスクに関する事項
(1) 標準的手法に関する事項
当JAでは、自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法により
算出しています。また、信用リスク・アセットの算出にあたっては、リスク・ウエイトの判定に当た
り使用する格付等は次のとおりです。
(ア) リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付は、以下の適格格付機関による依頼格付のみ
使用し、非依頼格付は使用しないこととしています。
適格格付機関
株式会社 格付投資情報センター(R&I)
株式会社 日本格付研究所(JCR)
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's)
スタンダード・アンド・プアーズ・レーティングズ・サービシズ(S&P)
フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)
(注)「リスク・ウエイト」とは、当該資産を保有するために必要な
自己資本額を算出するための掛け目のことです。
(イ) リスク・ウエイトの判定に当たり使用する適格格付機関の格付またはカントリー・リスク・
スコアは主に以下のとおりです。
エクスポージャー
適格格付機関
金融機関向けエクスポージャー
法人等向けエクスポージャー
(長期)
法人等向けエクスポージャー
(短期)
カントリーリスク・スコア
日本貿易保険
R&I Moody's JCR
S&P Fitch
R&I Moody's JCR
S&P Fitch
63
(2) 信用リスクに関するエクスポージャー(地域別・業種別・残存期間別)及び
三月以上延滞エクスポージャーの期末残高
(単位:千円)
27年度
26年度
三月以上
延滞
エクス
ポー
ジャー
信用リスクに関する
エクスポージャーの残高
うち
貸出金等
国 国
内
186,900,165 37,709,225 16,033,493
外
-
地 域 別 残 高
法
人
-
949,927
947,777
-
うち
債券
246,464 186,910,000 38,332,694 16,695,515
-
186,900,165 37,709,225 16,033,493
うち
貸出金等
-
-
-
-
246,464 186,910,000 38,332,694 16,695,515
2,149
750,794
745,773
-
323,688
5,020
業
林
業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
水
産
業
製
造
業
鉱
業
25,297
-
建設・不動産
1,569,835
電気・ガス・熱
供給・水道業
1,507,852
運輸・通信業
2,433,339
金融・保険業
127,840,710
卸売・小売・飲
食・サービス業
上 記 以 外
個
人
そ
の
他
業 種 別 残 高
年
以
25,297
-
-
601,245
-
200,905
-
1,507,852
-
1,303,814
-
2,407,635
-
2,428,443
4,011,120
2,011,623
-
128,110,279
1,259,915
4,347
400,528
11,226,174
2,116,633
9,104,605
140,365
140,365
-
30,149,642 29,485,228
-
9,797,104
968,589
32,897
9,863
下 110,491,212
664
200,241
-
-
1,303,814
-
-
2,402,723
-
2,919,186
-
300,438
-
9,569,110
-
4,011,120
516
1,154,955
-
12,007,721
2,436,001
1,426,151
1,418,042
-
8,108
30,386,005 29,688,194
-
310,559
243,797
-
186,900,165 37,709,225 16,033,493
32,897
-
9,108,032
-
-
-
246,464 186,910,000 38,332,694 16,695,515
1,504,224
890,834
111,819,050
1,505,408
1,534,458
1年超3年以下
11,674,750
1,388,912
2,037,377
10,477,731
1,417,775
1,696,498
3年超5年以下
6,362,781
2,548,131
3,814,650
5,477,854
2,198,198
3,279,656
5年超7年以下
6,098,910
2,273,468
3,825,442
7,319,517
3,133,938
4,185,579
7年超10年以下
5,933,871
2,177,746
3,756,125
6,668,454
2,385,710
4,282,743
28,775,646 27,066,583
1,709,063
28,552,674 26,836,096
1,716,578
1
323,688
農
日本国政府
地方公共団体
1
うち
債券
三月以上
延滞
エクス
ポー
ジャー
信用リスクに関する
エクスポージャーの残高
0
年
超
期 限 の 定 め
の な い も の
17,562,991
750,158
-
16,594,717
残 存 期 間 別 残 高 186,900,165 37,709,225 16,033,493
855,567
-
186,910,000 38,332,694 16,695,515
64
323,688
(注) 1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エク
スポージャーに該当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額
を含みます。
2.「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バラ
ンスシート・エクスポージャーを含んでいます。「コミットメント」とは契約した期間及び融資枠
の範囲でお客様のご請求に基づき金融機関が融資を実行する契約のことをいいます。「貸出金等」
にはコミットメントの融資可能残額も含めています。
3.「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以
上延滞しているエクスポージャーをいいます。
4.「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。
(3) 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
(単位:千円)
27年度
区分
期首
残高
期中
増加額
26年度
期中減少額
目的
その他
使用
期末
残高
期首
残高
期中
増加額
期中減少額
目的
その他
使用
期末
残高
一般貸倒引当金
132,620 130,699
- 132,620 130,699 131,640 132,620
- 131,640 132,620
個別貸倒引当金
183,135 140,512
6,095 177,039 140,512 209,731 183,135
23,568 186,163 183,135
(4) 業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却の額
(単位:千円)
27年度
区分
国内
期首
残高
期中
増加額
183,135 140,512
国外
-
地域別計
農業
-
183,135 140,512
5,020
2,266
26年度
期中減少額
目的
その他
使用
期末
残高
貸出金
償却
6,095 177,039 140,512
-
-
-
5,020
2,266
期中
増加額
209,731 183,135
-
6,095 177,039 140,512
-
期首
残高
-
5,448
5,020
期末
残高
貸出金
償却
23,568 186,163 183,135
-
209,731 183,135
-
期中減少額
目的
その他
使用
-
-
23,568 186,163 183,135
-
5,448
5,020
-
林業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
水産業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
製造業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
鉱業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
建設・不動産
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
電気・ガス・熱
法
供給・水道業
人
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
運輸・通信業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
金融・保険業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
519
-
519
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
578
-
-
578
-
-
636
578
-
636
578
-
卸売・小売・飲
食・サービス業
日本国政府・
地方公共団体
上記以外
3
3
3
3
-
3
3
-
個人
177,533 137,727
6,095 171,437 137,727
-
203,643 177,533
23,568 180,075 177,533
-
業種別 計
183,135 140,512
6,095 177,039 140,512
-
209,731 183,135
23,568 186,163 183,135
-
65
(5) 信用リスク削減効果勘案後の残高及びリスク・ウェイト1250%を適用する残高
(単位:千円)
27年度
格付あり
信
用
リ
ス
ク
削
減
効
果
勘
案
後
残
高
26年度
格付なし
計
格付あり
格付なし
0%
-
17,374,599
17,374,599
-
リスク・ウェイト
2%
-
20
20
-
-
-
リスク・ウェイト
4%
-
-
-
-
-
-
リスク・ウェイト 10%
-
リスク・ウェイト 20%
リスク・ウェイト 35%
リスク・ウェイト 50%
23,712,483
23,712,483
304,531 117,567,852 117,872,384
-
23,849,608
18,740,729
23,849,608
100,017 117,524,981 117,624,999
272,860
-
275,981
248,489
2,357,351
236,227
1,840,480
-
2,474,244
2,474,244
-
2,518,062
2,518,062
リスク・ウェイト100%
-
17,593,395
17,593,395
-
21,674,365
21,674,365
リスク・ウェイト150%
-
4,917,447
4,917,447
-
128,203
128,203
リスク・ウェイト200%
-
リスク・ウェイト250%
-
その他
-
-
-
-
-
-
計
342,416
1,604,252
275,981
リスク・ウェイト 75%
リスク・ウェイト1250%
2,108,862
272,860
-
18,740,729
計
リスク・ウェイト
-
-
342,416
2,413,394 184,503,809 186,917,204
-
287,298
287,298
-
-
-
-
-
-
1,704,270 185,235,459 186,939,729
(注) 1. 信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化
エクスポージャーに該当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与
信相当額を含みます。
2. 「格付あり」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用しているも
の、「格付なし」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用していな
いものを記載しています。なお、格付は適格格付機関による依頼格付のみ使用しています。
3. 経過措置によってリスク・ウエイトを変更したエクスポージャーについては、経過措置適用
後のリスク・ウエイトによって集計しています。また、経過措置によってリスク・アセット
を算入したものについても集計の対象としています。
4. 1250%には、非同時決済取引に係るもの、信用リスク削減手法として用いる保証又はクレ
ジット・デリバティブの免責額に係るもの、重要な出資に係るエクスポージャーなどリス
ク・ウエイト1250%を適用したエクスポージャーがあります。
4 信用リスク削減手法に関する事項
(1) 信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
「信用リスク削減手法」とは、自己資本比率算出における信用リスク・アセット額の算出において、エ
クスポージャーに対して一定の要件を満たす担保や保証等が設定されている場合に、エクスポージャーの
リスク・ウエイトに代えて、担保や保証人に対するリスク・ウエイトを適用するなど信用リスク・アセッ
ト額を軽減する方法です。
当JAでは、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」にて定めています。
信用リスク削減手法として、「適格金融資産担保」、「保証」、「貸出金と自組合貯金の相殺」を適用
しています。
適格金融資産担保付取引とは、エクスポージャーの信用リスクの全部または一部が、取引相手または
取引相手のために第三者が提供する適格金融資産担保によって削減されている取引をいいます。当JA
では、適格金融資産担保取引について信用リスク削減手法の簡便手法を用いています。
保証については、被保証債権の債務者よりも低いリスク・ウエイトが適用される中央政府等、我が国の
地方公共団体、地方公共団体金融機構、我が国の政府関係機関、外国の中央政府以外の公共部門、国際開
発銀行及び金融機関または第一種金融商品取扱業者、これら以外の主体で長期格付を付与しているものを
適格保証人とし、エクスポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分について、被保証債権のリ
スク・ウエイトに代えて、保証人のリスク・ウエイトを適用しています。
66
貸出金と自組合貯金の相殺については、①取引相手の債務超過、破産手続開始の決定その他これらに類
する事由にかかわらず、貸出金と自組合貯金の相殺が法的に有効であることを示す十分な根拠を有してい
ること、②同一の取引相手との間で相殺契約下にある貸出金と自組合貯金をいずれの時点においても特定
することができること、③自組合貯金が継続されないリスクが監視及び管理されていること、④貸出金と
自組合貯金の相殺後の額が、監視及び管理されていること、の条件をすべて満たす場合に相殺契約下にあ
る貸出金と自組合貯金の相殺後の額を信用リスク削減手法適用後のエクスポージャー額としています。
担保に関する評価及び管理方針は、一定のルールのもと定期的に担保確認及び評価の見直しを行ってい
ます。なお、主要な担保の種類は自組合貯金です。
(2) 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額
(単位:千円)
27年度
区
分
適格金融
資産担保
26年度
適格金融
資産担保
保 証
保 証
地方公共団体金融機構向け
-
607,080
-
707,641
我が国の政府関係機関向け
-
1,299,679
-
1,799,560
地方三公社向け
-
1,168,491
-
968,100
金融機関向け
及び第一種金融商品取引業者向け
-
法人等向け
-
中小企業等向け及び個人向け
19,167
300,676
211,306
28,359
300,486
167,682
抵当権付住宅ローン
-
-
-
-
不動産取得等事業向け
-
-
-
-
三月以上延滞等
-
-
-
-
証券化
-
-
-
-
中央清算機関関連
-
-
-
-
上記以外
-
83
-
合 計
(注)
19,167
3,587,317
28,359
1,079
3,944,550
1. 「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む。)
のことをいい、主なものとしては貸出金や有価証券等が該当します。
2. 「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞
している債務者にかかるエクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引
業者向け」、「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが150%になったエクス
ポージャーのことです。
3. 「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構
造のある二以上のエクスポージャーに階層化し、その一部又は全部を第三者に移転する
性質を有する取引にかかるエクスポージャーのことです。
4. 「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外
国の中央政府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・
その他の資産(固定資産等)等が含まれます。
67
5 派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
該当する取引はありません。
6 証券化エクスポージャーに関する事項
該当する取引はありません。
7 出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項
(1) 出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要
「出資その他これに類するエクスポージャー」とは、主に貸借対照表上の有価証券勘定及び外部出資勘
定の株式又は出資として計上されているものであり、当JAにおいては、これらを①子会社および関連会
社株式、②その他有価証券、③系統および系統外出資に区分して管理しています。
①子会社および関連会社については、経営上も密接な連携を図ることにより、当JAの事業のより効率
的運営を目的として、株式を保有しています。これらの会社の経営については毎期の決算書類の分析の他、
毎月定期的な連絡会議を行う等適切な業況把握に努めています。
②その他の有価証券については、中長期的な運用目的で保有するものであり、適切な市場リスクの把握
及びコントロールに努めています。具体的には、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及びポートフォ
リオの状況やALMなどを考慮し、理事会で運用方針を定めるとともに経営層で構成する総合リスク管理
委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。運用部門は理事会で決定し
た運用方針及び総合リスク管理委員会で決定された取引方針などに基づき、有価証券の売買やリスクヘッ
ジを行っています。運用部門が行った取引については、リスク管理部門が適切な執行を行っているかどう
かチェックし、定期的にリスク量の測定を行い、経営層に報告しています。
②系統出資については、会員としての総会等への参画を通じた経営概況の監督に加え、日常的な協議を
通じた連合会等の財務健全化を求めており、系統外出資についても同様の対応を行っています。
なお、これらの出資その他これに類するエクスポージャーの評価等については、①子会社および関連会
社については、取得原価を記載し、毀損の状況に応じて子会社等損失引当金を、②その他の有価証券につ
いては、時価評価を行った上で、取得原価と評価差額については「その他有価証券評価差額金」として純
資産の部に計上しています。③系統および系統外出資については、取得原価を記載し、毀損の状況に応じ
て外部出資等損失引当金を設定しています。また、評価等重要な会計方針の変更等があれば、注記表にそ
の旨記載することとしています。
(2) 出資その他これに類するエクスポージャーの貸借対照表計上額及び時価
(単位:千円)
27年度
26年度
貸借対照
表計上額
上
非
合
上
貸借対照
表計上額
時価評価額
時価評価額
場
-
-
-
-
場
5,894,691
5,894,691
5,894,686
5,894,686
計
5,894,691
5,894,691
5,894,686
5,894,686
(注)「時価評価額」は、時価のあるものは時価、時価のないものは貸借対照表計上額
の合計額です。
68
(3) 出資その他これに類するエクスポージャーの売却及び償却に伴う損益
該当する取引はありません。
(4) 貸借対照表で認識され、損益計算書で認識されない評価損益の額
(保有目的区分をその他有価証券としている株式・出資の評価損益等)
該当する取引はありません。
(5) 貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額(子会社・関連会社株式の評価損益等)
該当する取引はありません。
8 金利リスクに関する事項
(1) 金利リスクの算定方法の概要
金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間のミスマッチが存在
する中で金利が変動することにより、利益が減少ないし損失を被るリスクをいいます。
当JAでは、金利リスク量を計算する際の基本的な事項を「金利リスク量計算要領」に、またリスク情
報の管理・報告にかかる事項を「余裕金運用等リスク管理要領」に定め、適切なリスクコントロールに努
めています。具体的な金利リスクの算定方法、管理方法は以下のとおりです。
・保有期間1年(240営業日)、観測期間5年(5年前応答日を含む)で観測される金利変動の
99パーセンタイル値の金利ショックによる金利リスク量を計測しています。
・要求払貯金の金利リスク量は、明確な金利改定間隔がなく、貯金者の要求によって随時払い出さ
れる要求払貯金のうち、引き出されることなく長期間金融機関に滞留する貯金をコア貯金と定義
し、①過去5年の最低残高、②過去5年の最大年間流出量を現残高から差し引いた残高、③現残
高の50%相当額のうち、最小の額を上限とし、0∼5年の期間に均等に振り分けて(平均残存
2.5年)リスク量を算定しています。
・金利リスクは、運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算定します。
金利リスク=運用勘定の金利リスク量+調達勘定の金利リスク量(△)
算定した金利リスク量は毎月経営層に報告するとともに、四半期ごとに総合リスク管理委員会及び理事
会に報告して承認を得ています。また、これらの情報を踏まえ、四半期ごとに運用方針を策定しています。
(2) 金利ショックに対する損益・経済価値の増減額
27年度
金利ショックに対する損益・
経済価値の増減額
△ 362,000
69
(単位:千円)
26年度
△ 440,000
《連結情報》
1 グループの概況
(1) グループの事業系統図
JAにいがた南蒲のグループは、当JA、子会社1社で構成されています。
このうち、当年度及び前年度において連結自己資本比率を算出する対象となる連結子会社は1社で
す。なお、連結自己資本比率を算出する対象となる連結グループと、連結財務諸表規則に基づき連結
の範囲に含まれる会社に、相違はありません。
〔 子会社 〕
JAにいがた南蒲
葬祭事業
株式会社 JAなんかんサービス
(2) 子会社等の状況
名称
主たる営業所
又は事務所の
所在地
株式会社
新潟県
JAなんかん 見附市新潟町
サービス
2566番2
事業の内容
設立年月日
資本又は
出資金
当JAの
議決権比率
他の子会社等
の議決権比率
葬祭業
平成26年2月3日
5,000万円
100%
-
(3) 連結事業概況(平成27年度)
① 事業の概況
平成27年度の当JAの連結決算は、子会社を連結し、関連法人等1社に対して持分法を適用して
おります。連結決算の内容は、連結経常収益408,720千円、連結当期剰余金335,977千
円、連結純資産13,856,271千円、連結総資産187,120,313千円で、連結自己資
本比率は21.17%となりました。
② 連結子会社の事業概況
∼株式会社 JAなんかんサービス∼
(株)JAなんかんサービスとして営業2年次、今後の事業展開や利用者評価を占う意味でも特に重
要な年と位置づけ、定期的社員研修会と実践活動の反復による教育訓練、また適宜提携業者と検討会
を開催しながら、利用者評価向上と事業拡大に努めてまいりました。
おかげさまで、計画を大きく上回った初年度実績を超えるご利用を賜り、総施行件数は211件(計
画比117.2%)の達成を見るとともに、売上高では421,882千円(計画比115.7%)と、
計画を大きく上回る実績を計上させていただきました。特に『虹のホール今町』の域内シェアは更に
向上して、反響が近隣地区にもおよび広範な地域からご利用をいただいております。『虹のホール今
町』利用件数は計画した111件に対し136件(計画比122.5%)と大きく予測を上回り、付随
する施設利用や会食利用などに波及効果が発揮されました。加えて、重点施策の一つでもある法要受
注の営業活動も奏功し、351件の利用を頂いたことも大きな売上高を挙積する要因となりました。
しかし、自宅葬からホール葬への急速な移行はホール施行の重複を招くこととなり、『虹のホール
今町』一施設だけで全ての利用者に対応することができず、20件近くの利用者は他社ホールへの誘
導を余儀なくされました。また、利用者ニーズの多様化により小規模葬(家族葬)の希望者が域内にも
見られるようになったことや、さらに増加傾向が予測されるなど、今後のホール運営に課題を提起し
た形となりました。
70
また、会費一回限りで永久資格の特典付“虹の会”は、27年度新たに385名が入会され会員総数
1,497名に増加したことは、JA葬祭への期待度の高まりによるものと推察され、機関紙発行とと
もに会員増に向けさらに営業活動を強化してまいります。
今後も一層のサービス向上に努め、風習・慣習を尊重しながら葬家の希望に沿う、心に響く葬儀・告
別式の提案に努めてまいります。
(4) 最近5年間の連結事業年度の主要な経営指標
(単位:千円・%)
項 目
23年度
24年度
25年度
26年度
27年度
-
-
-
255,343
290,099
信用事業収益
-
-
-
311,992
329,638
共済事業収益
-
-
-
384,844
380,016
農業関連事業収益
-
-
-
△ 93,762
△ 96,082
生活その他事業収益
-
-
-
△ 26,249
21,427
営農指導事業収益
-
-
-
△ 321,480
△ 344,900
連結経常利益
-
-
-
380,569
408,720
連結当期剰余金
-
-
-
223,718
335,977
連結純資産額
-
-
-
13,739,559
13,856,271
連結総資産額
-
-
-
187,132,875
187,120,313
連結自己資本比率
-
-
-
22.16
22.17
連結経常収益(事業収益)
(注)
1.経常収益は各事業収益の合計額を表しています。
2.当期剰余金は、銀行等の当期利益に相当するものです。
3.信託業務の取り扱いは行っていません。
4.「単体自己資本比率」は、「農業協同組合等がその経営の健全性を判断するための基準」(平
成18年金融庁・農水省告示第2号)に基づき算出しております。なお、平成25年度以前は
旧告示(バーゼルⅡ)に基づく単体自己資本比率を記載しています。
71
(5) 連結貸借対照表
(単位:千円)
科 目
平成27年度
平成26年度
H28.1.31現在
H27.1.31現在
( 資 産 の 部 )
信用事業資産
現金及び預金
科 目
172,071,908
117,683,384
172,698,836 信用事業負債
117,100,840
貯金
16,773,696
17,373,086
借入金
貸出金
37,624,111
38,249,038
その他の信用事業負債
貸倒引当金
共済事業資産
共済貸付金
その他の共済事業資産
貸倒引当金
経済事業資産
216,791
△ 226,075
224,167 共済事業負債
△ 248,295
共済借入金
168,680,674
168,639,725
473,157
489,566
449,145
465,799
1,624,606
1,851,499
589,483
606,361
共済資金
519,557
714,877
その他の共済事業負債
515,565
530,260
378,564
373,858
308,145
306,398
70,418
67,459
474,521
395,961
62,132
62,958
38,246
20,116
17,864
△ 2,177
1,454,851
8,559 経済事業負債
支払手形及び経済事業未払金
△ 2,218
1,368,723
その他の経済事業負債
703,312 雑負債
未払法人税等
300,309
その他の経済事業資産
509,938
430,319
△ 42,544
△ 65,217
605,059
40,481
605,999
40,532 諸引当金
△ 51
賞与引当金
固定資産
169,595,091
620,423
660,221
貸倒引当金
169,602,977
614,082
327,236
その他の雑資産
H27.1.31現在
610,415
棚卸資産
貸倒引当金
H28.1.31現在
594,728
受取手形及び経済事業未収金
雑資産
平成26年度
( 負 債 の 部 )
有価証券
その他の信用事業資産
平成27年度
△ 940
リース債務
資産除去債務
その他の雑負債
12,943
-
361,199
312,886
1,183,372
1,176,905
63,469
63,430
6,388,671
6,469,250
退職給付に係る負債
1,085,555
1,088,483
有形固定資産
6,359,229
6,428,154
役員退職慰労引当金
33,459
24,131
建物
9,293,609
9,356,449
ポイント引当金
887
859
機械装置
2,629,579
2,609,740
173,264,041
173,393,315
土地
2,516,194
2,375,720 ( 純 資 産 の 部 )
13,360,514
13,251,469
4,968,420
5,042,676
リース資産
建設仮勘定
その他の有形固定資産
減価償却累計額
無形固定資産
リース資産
その他の無形固定資産
外部出資
繰延税金資産
資産の部 合計
41,205
24,533
2,466,281
負債の部 合計
21,257 組合員資本
1,728
出資金
2,470,624
資本剰余金
△ 10,612,173 △ 10,407,367
利益剰余金
8,415,442
8,225,670
処分未済持分
△ 23,348
△ 16,877
495,757
488,090
29,441
29,441
5,844,691
144,714
187,120,313
41,095
- 評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金
41,095
5,844,686
退職給付に係る調整累計額
純資産の部 合計
187,132,875 負債及び純資産の部合計
90,473
72
-
495,757
-
-
522,625
△ 34,535
13,856,271
13,739,559
187,120,313
187,132,875
(6) 連結損益計算書
(単位:千円)
科 目
1.事業総利益
(1)信用事業収益
資金運用収益
うち預金利息
うち有価証券利息
うち貸出金利息
うちその他受入利息
役務取引等収益
その他事業直接収益
その他経常収益
(2)信用事業費用
資金調達費用
うち貯金利息
うち給付補てん備金繰入
うち借入金利息
うちその他支払利息
役務取引等費用
その他経常費用
うち貸倒引当金戻入益
信用事業総利益
(3)共済事業収益
共済付加収入
その他の収益
(4)共済事業費用
共済推進費及び共済保全費
その他の費用
共済事業総利益
(5)購買事業収益
購買品供給高
その他の収益
(6)購買事業費用
購買品供給原価
購買品供給費
その他の費用
購買事業総利益
(7)販売事業収益
販売手数料
その他の収益
(8)販売事業費用
販売費
その他の費用
販売事業総利益
(9)その他事業収益
(10)その他事業費用
その他事業総利益
2.事業管理費
(1)人件費
(2)その他事業管理費
事業利益
3.事業外収益
(1)受取雑利息
(2)受取出資配当金
(3)その他の事業外収益
4.事業外費用
(1)支払雑利息
(2)その他の事業外費用
経常利益
5.特別利益
(1)固定資産処分益
(2)その他の特別利益
6.特別損失
(1)固定資産処分損
(2)減損損失
(3)その他の特別損失
税金等調整前当期利益
法人税・住民税及び事業税
法人税等調整額
法人税等合計
少数株主損益調整前当期利益
当期剰余金
73
平成27年度
平成26年度
自 平成27年2月 1日
至 平成28年1月31日
自 平成26年2月 1日
至 平成27年1月31日
4,080,000
4,128,619
1,788,243
1,602,194
714,646
173,379
603,697
110,469
67,497
59,500
59,051
517,256
109,020
101,030
1,387
2,868
3,734
27,752
380,483
△ 16,124
1,270,987
1,293,529
1,203,391
90,137
123,636
100,735
22,900
1,169,893
5,089,905
4,797,346
292,558
4,314,883
4,021,026
48,693
245,163
775,021
566,294
407,114
159,180
184,307
151,784
32,522
381,987
1,572,982
1,090,871
482,111
1,821,925
1,650,702
719,993
182,521
646,461
101,725
68,250
43,879
59,093
544,451
115,270
105,992
1,786
3,355
4,136
25,588
403,592
△ 8,445
1,277,473
1,324,876
1,251,031
73,845
128,094
102,158
25,936
1,196,781
5,414,844
5,111,118
303,726
4,626,722
4,301,653
47,299
277,769
788,122
574,243
425,231
149,012
190,997
146,622
44,374
383,246
1,562,850
1,079,856
482,994
3,789,901
3,873,275
3,006,012
783,888
3,067,122
806,152
290,099
125,016
255,343
129,616
3,941
93,347
27,727
4,465
93,336
31,814
6,395
4,391
0
6,395
0
4,391
408,720
67,944
380,569
198,400
67,879
64
7,957
190,442
107,441
227,555
34,095
28,835
44,509
26,810
1,159
199,585
369,223
91,587
△ 58,341
33,245
335,977
335,977
351,414
82,201
45,494
127,695
223,718
223,718
(7) 連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
科 目
平成27年度
平成26年度
自 平成27年2月 1日
至 平成28年1月31日
自 平成26年2月 1日
至 平成27年1月31日
1.事業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期利益
369,223
351,414
減価償却費
333,205
353,236
28,835
1,159
減損損失
のれん償却額
-
連結調整勘定償却額
-
△ 25,589
貸倒引当金の増加額
△ 44,072
△ 518
賞与引当金の増加額
39
62,142
退職給付に係る負債の増加額
その他引当金等の増加額
△ 2,928
△ 12,033
9,355
△ 1,644,648
信用事業資金運用収益
△ 1,597,251
115,270
信用事業資金調達費用
109,020
△ 17,868
△ 16,949
17,840
16,866
△ 97,538
共済貸付金利息
共済借入金利息
受取雑利息及び受取出資配当金
△ 97,288
支払雑利息
-
-
有価証券関係損益
△ 64,442
△ 49,933
固定資産売却損益
△ 67,879
△ 7,957
外部出資関係損益
-
-
持分法による投資損益
-
-
資産除去債務関連費用
-
-
(信用事業活動による資産及び負債の増減)
貸出金の純増減
624,926
63,723
預金の純増減
△ 681,504
△ 3,257,463
貯金の純増減
40,949
1,725,169
信用事業借入金の純増減
△ 16,409
△ 38,071
その他の信用事業資産の増減
△ 6,736
△ 8,792
その他の信用事業負債の増減
△ 12,635
△ 192,273
共済貸付金の純増減
19,353
△ 1,118
共済借入金の純増減
△ 16,878
△ 5,982
△ 195,319
241,421
(共済事業活動による資産及び負債の増減)
共済資金の純増減
未経過共済付加収入の純増減
△ 14,809
△ 24,197
その他共済事業資産の増減
△ 9,437
854
その他共済事業負債の増減
248
△ 2,562
(経済事業活動による資産及び負債の増減)
受取手形及び経済事業未収金の純増減
経済受託債権の純増減
棚卸資産の純増減
43,090
62,355
△ 106,896
△ 148,353
△ 26,927
122,413
支払手形及び経済事業未払金の純増減
1,746
△ 158,698
経済受託債務の純増減
4,999
△ 15,604
その他経済事業資産の増減
27,277
△ 55,254
その他経済事業負債の増減
△ 2,040
5,070
△ 565,439
57,414
その他の負債の純増減
129,321
82,941
未払消費税等の増減額
△ 25,672
34,329
(その他の資産及び負債の増減)
その他の資産の純増減
74
(単位:千円)
平成27年度
科 目
平成26年度
自 平成27年2月 1日 自 平成26年2月 1日
至 平成28年1月31日 至 平成27年1月31日
1,611,351
1,643,010
信用事業資金運用による収入
信用事業資金調達による支出
△ 113,026
△ 139,720
共済貸付金利息による収入
17,082
18,107
共済借入金利息による支出
△ 17,001
△ 18,316
事業分量配当金の支払額
△ 83,511
△ 35,327
△ 398,163
△ 999,950
97,288
97,801
小 計
雑利息及び出資配当金の受取額
雑利息の支払額
-
法人税等の支払額
-
△ 92,413
△ 128,766
△ 393,289
△ 1,030,914
有価証券の取得による支出
△ 3,901,457
△ 4,072,182
有価証券の売却による収入
4,538,420
5,578,551
固定資産の取得による支出
△ 394,340
△ 1,157,247
固定資産の売却による収入
181,183
655,584
事業活動によるキャッシュ・フロー
2.投資活動によるキャッシュ・フロー
補助金の受入による収入
-
外部出資による支出
185,814
△ 80
△ 90
外部出資の売却等による収入
75
92
連結範囲の変動を伴う子会社及び子法人等の株式の取得による支出
-
-
連結範囲の変動を伴う子会社及び子法人等の株式の売却による収入
-
-
資産除去債務履行による支出
-
-
投資活動によるキャッシュ・フロー
423,801
1,190,522
3.財務活動によるキャッシュ・フロー
設備借入れによる収入
-
設備借入金の返済による支出
-
出資の増額による収入
出資の払戻しによる支出
回転出資金の受入による収入
-
70,672
103,416
△ 151,399
△ 127,096
-
回転出資金の払戻しによる支出
-
-
-
持分の取得による支出
△ 16,877
△ 16,877
持分の譲渡による収入
23,348
20,470
△ 62,694
△ 88,210
出資配当金の支払額
少数株主への配当金支払額
-
-
少数株主からの払込による収入
-
-
財務活動によるキャッシュ・フロー
△ 136,950
4.現金及び現金同等物に係る換算差額
-
△ 108,297
-
5.現金及び現金同等物の増加額(又は減少額)
△ 98,960
36,935
6.現金及び現金同等物の期首残高
1,090,276
1,053,341
7.現金及び現金同等物の期末残高
991,316
1,090,276
75
(8) 連結注記表(平成27年度)
1.連結計算書類の作成のための基本となる重要な事項に関する注記
(1) 連結の範囲に関する事項
子会社の1社を連結の範囲に含めております。当該連結子会社は、(株)JAなんかんサービスであります。
(2) 持分法の適用に関する事項
該当する事項なし。
(3) 連結される子会社の事業年度に関する事項
連結子会社の事業年度末と連結決算日は一致しております。
(4) のれんの償却方法及び償却期間
該当する事項なし。
(5) 剰余金処分項目等の取扱いに関する事項
連結剰余金計算書は、連結会計期間において確定した利益処分に基づいて作成しております。
(6) 連結キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物の範囲
① 現金及び現金同等物の資金の範囲
キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は、貸借対照表上「現金」及び「預金」のうち、
「現金」及び「預金」の中の当座預金、普通預金、通知預金となっています。
② 現金及び現金同等物に期末残高と貸借対照表に標記されている科目の金額との関係 117,683,384 千円
現金及び預金勘定
△ 116,692,068 千円
別段預金、定期性預金及び譲渡性預金
991,316 千円
現金及び現金同等物
2.重要な会計方針に係る事項に関する注記
(1) 有価証券の評価基準及び評価方法
① 満期保有目的の債券
: 償却原価法(定額法)
② その他有価証券
時価のあるもの
: 期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産
直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
(2) 棚卸資産の評価基準及び評価方法
① 購買品(店舗購買品)
: 売価還元法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
② 購買品(上記以外の購買品) : 最終仕入原価法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
③ 加工品(製品)
: 総平均法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
④ 加工品(半製品)
: 仕上り比例配分法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
⑤ 加工品(原材料・貯蔵品)
: 最終仕入原価法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
⑥ その他の棚卸資産
: 最終仕入原価法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
76
(3) 固定資産の減価償却の方法
① 有形固定資産(リース資産を除く)
定率法(ただし、平成10年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)は定額法) を採用して
います。
なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によって います。
また、取得価額10万円以上20万円未満の少額減価償却資産については、法人税法の規定に基づき、3年
間で均等償却を行っています。
② 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法
③リース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を残価保証額とする定額法
(4) 引当金の計上基準
① 貸倒引当金 貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程及び資産の償却・引当基準に則り、次の
とおり計上しています。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権及びそれと同等の
状況にある債務者(実質破綻先)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証に
よる回収可能見込額を控除し、その残額を計上しています。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(破綻
懸念先)に係る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除
し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認められる額を計上しています。
破綻懸念先に対する債権のうち債権の元本の回収に係るキャッシュ・フローを合理的に見積ることができ
る債権については、当該キャッシュ・フローと債権の帳簿価額から担保の処分可能見込額及び保証による
回収可能見込額を控除した残額との差額を引当てています。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金額を計上し
ています。
この基準に基づき、当事業年度は租税特別措置法第57条の9により算定した金額に基づき計上していま
す。
すべての債権は、資産査定要領に基づき、融資担当部署等が資産査定を実施し、当該部署から独立した
資産監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っています。
② 賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当事業年度負担分を計上しています。
③ 退職給付引当金
(にいがた南蒲農業協同組合)
職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当
事業年度に発生していると認められる額を計上しています。
ⅰ退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度までの期間に帰属させる方法については、
給付算定式基準によっています。
ⅱ数理計算上の差異、過去勤務費用及び会計基準変更時差異の費用処理方法
数理計算上の差異については、発生した事業年度に費用処理しています。
なお、会計基準変更時差異(366,825千円)については、15年による定額法により費用処理していま
す。
77
((株)JAなんかんサービス)
従業員の退職金支給に備えるため、当事業年度末における退職給付債務の見込みに基づき、当事業
年度に発生していると認められる額を計上しております。なお、当社は社員数300人未満の小規模企業
等に該当するため、「退職給付会計に関する実務指針(中間報告)」(日本公認会計士協会会計制度
委員会報告 第13号平成11年9月14日)により簡便法を採用しています。
④ 役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上しています。
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上しています。
⑤ ポイント引当金
事業利用の促進を目的とする総合ポイント制度に基づき、組合員・利用者に付与したポイントの
使用による費用発生に備えるため、当事業年度末において将来発生すると見込まれる額を計上して
います。
(5) リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引のうち、
会計基準適用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会
計処理によっています。
(6) 消費税及び地方消費税の会計処理の方法
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
ただし、固定資産に係る控除対象外消費税等は雑資産に計上し、5年間で均等償却を行っています。
(7) 記載金額の端数処理
記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科目については「0」で表示
しております。
3.会計方針の変更に関する注記
該当する事項なし。
78
4.連結貸借対照表に関する注記
(1) 圧縮記帳額を直接控除した場合における各資産の圧縮記帳額
国庫補助金等を受けて、有形固定資産の取得価格から控除している圧縮記帳額は6,264,980千円
であり、その内訳は以下のとおりです。(単位:千円)
建 物
2,713,957
機 械 装 置
2,570,527
その他の有形固定資産
980,494
(2) リース契約により使用する重要な固定資産
貸借対照表に計上した固定資産のほか、コンピュータクライアント84台、ATM30台及び車両313台
については、リース契約により使用しております。
なお、リース取引に関する会計基準適用初年度開始前のリース取引のうち、リース物件の所有権が
当組合に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引は下記のとおりです。
① リース物件の取得価格相当額、減価償却累計額相当額及び期末残高相当額 (単位:千円)
その他
合計
機械及び装置
工具・器具・備品
取得価格相当額
58,375
17,631
131,462
207,469
減価償却累計額相当額
39,141
12,780
59,543
111,465
期末残高相当額
19,234
4,851
71,918
96,004
② 未経過リース料期末残高相当額 (単位:千円)
1 年 以 内
24,757
1 年 超
71,422
合 計
96,180
③ 支払リース料、減価償却費相当額及び支払利息相当額 (単位:千円)
支 払 リ ー ス 料
37,896
減価償却費相当額
26,216
支払利息相当額
10,751
④ 減価償却費相当額の算定方法
リース期間を耐用年数とし、残存価格をゼロとする定額法によっています。
⑤ 利息相当額の算定方法
リース料総額とリース物件の取得価格相当額の差額を利息相当額とし、各期への配分方法に
ついては利息法によっています。
オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料は次のとおりです。
1年以内
未 経 過 リ ー ス 料
(単位:千円)
合計
1年超
1,871
-
79
1,871
(3) 担保に供している資産
定期預金3,090,000千円を為替決済保証金に、定期預金1,000千円を見附市、定期預金
1,000千円を長岡市の収納取扱機関担保金に、それぞれ供しています。
(4) 役員との間の取引による役員に対する金銭債権及び金銭債務
57,885 千円
経営管理委員、理事、監事及び取締役に対する金銭債権の総額
経営管理委員、理事、監事及び取締役に対する金銭債権の総額
ありません
(5) 貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち、破綻先債権額は2,645千円、延滞債権額は1,376,240千円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により
元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却
を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政
令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている
貸出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を
図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額はありません。
なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上遅延している
貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は14,062千円です。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利
息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先
債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものです。
破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は1,392,948千円
です。 なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。
80
5.連結損益計算書に関する注記
(1)減損損失に関する注記
① 資産をグループ化した方法の概要
当組合では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、営業店舗について
は基幹支店ごとに、旅行事業及びLPG事業については部門ごとに、また、廃止予定施設及び業務
外固定資産(遊休資産と賃貸固定資産)については、各固定資産をグルーピングの最小単位として
います。
本店、営農センター、農機事業、福祉事業、指導事業及び農業関連施設については、共用資産と
して認識しています。
して認識しています。
して認識しています。
して認識して
② 減損損失を認識した資産又はグループについて、その用途、種類、場所などの概要
当事業年度に減損損失を計上した固定資産は、以下のとおりです。
場 所
用 途
種 類
旧下条支店
廃止店舗
建物、建物付属設備、構築物
旧尾崎支店
廃止店舗
土地
旧傍所出張所
廃止店舗
建物
旧北部給油所
廃止施設
土地
旧新町事務所敷地
遊休資産
土地
上通支店
店舗
建物、建物付属設備、構築物、器具備品
旧保内給油所/緑花
木センター
廃止施設
建物、建物付属設備、構築物、無形固定資産、
土地
③ 減損損失の認識に至った経緯
旧下条支店、旧尾崎支店、旧傍所出張所は廃止店舗、旧北部給油所は廃止施設であることから、帳
簿価額を回収可能価額まで減額し、当期減少額を減損損失として認識しました。
旧新町事務所敷地は遊休資産とされ早期処分対象であることから、処分可能価額で評価し、その
差額を減損損失として認識しました。
上通支店は新店舗建設により現店舗は廃止予定店舗であり、旧保内給油所/緑花木センターは廃止
予定施設であることから、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当事業年度減少額を減損損失として
認識しました。
④ 減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と主な固定資産の種類毎の減損損失の内訳
旧下条支店
82千円 (建物 81千円、建物付属設備 1千円)
旧尾崎支店
251千円 (土地 251千円)
旧傍所出張所
167千円 (建物 167千円)
旧北部給油所
204千円 (土地 204千円)
旧新町事務所敷地
420千円 (土地 420千円)
上通支店
5,465千円 (建物 5,037千円、建物付属設備 17千円、
構築物 343千円、器具備品 68千円)
旧保内給油所/緑花木センター
22,242千円 (建物 10,367千円、建物付属設備 23千円
構築物 225千円、無形固定資産 6,471千円
土地 5,154千円)
合 計
28,835千円 (建物 15,654千円、建物付属設備 42千円
構築物 569千円、器具備品 68千円
無形固定資産 6,471千円、土地 6,030千円)
81
⑤ 回収可能価額の算定方法
・旧下条支店・旧尾崎支店・旧傍所出張所・旧北部給油所・上通支店・旧保内給油所・緑花木センター
回収可能価額は正味売却価額を採用しており、その時価は固定資産税評価額に基づき算出しています。
・旧新町事務所敷地
回収可能価額は正味売却価額を採用しており、その時価は不動産鑑定評価額に基づき算出しています。
82
6.金融商品に関する注記
(1) 金融商品の状況に関する事項
① 金融商品に対する取組方針
当組合は、農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や団体などへ貸付
け、残った余裕金を新潟県信用農業協同組合連合会へ預けているほか、国債や地方債などの債券、投資信
託等の有価証券による運用を行っています。
② 金融商品の内容及びそのリスク
当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び有価証券であり、貸
出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒されています。
また、有価証券は、主に債券、投資信託であり、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券)で保
有しています。これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクに晒されてい
ます。 ③ 金融商品に係るリスク管理体制
a 信用リスクの管理
当組合は、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定しています。また、
通常の貸出取引については、本店に総合リスク管理室を設置し本店融資課・各支店との連携を図りながら、
与信審査を行っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより、償還能力の評価
を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引におい
て、資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。不良債権については、
管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取組んでいます。また、資産自己査定の結果、貸倒引当
金については、「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努めていま
す。
b 市場リスクの管理
当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、
収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視
したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔
軟な財務構造の構築に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の保有有価
証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営層で
構成する総合リスク管理委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。
運用部門は、理事会で決定した運用方針及び総合リスク管理委員会で決定された方針などに基づき、有
価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な
執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。
(市場リスクに係る定量的情報)
当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。当組合において、
主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、有価証券のうちその他有価
証券に分類している債券、貸出金、及び貯金です。
当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅を
用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる金利が0.25%上昇
したものと想定した場合には、経済価値が281,943千円減少するものと把握しています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数の相
関を考慮していません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能性
があります。
なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件にかかる未実行金額についても含めて計算してい
ます。 83
c 資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な
流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要
素と位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検
討を行っています。
④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない
場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含まれています。当該価額の算定に
おいては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なる
こともあります。
(2) 金融商品の時価等に関する事項
① 金融商品の貸借対照表計上額及び時価等
当事業年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。 (単位:千円)
貸借対照表計上額
預金
時価
差額
116,717,049
116,741,342
24,292
975,430
993,503
18,073
その他有価証券
15,798,266
15,798,266
-
貸出金(※1)
37,633,963
有価証券
満期保有目的の債券
貸倒引当金(※2) △ 226,075
貸倒引当金控除後
37,407,887
39,113,860
1,705,972
170,898,634
172,646,972
1,748,338
168,680,674
168,710,526
29,851
168,680,674
168,710,526
29,851
資産 計
貯金
負債 計
※1 貸出金には、貸借対照表計上雑資産に計上している職員厚生貸付金9,851千円を含めてい
ます。
※2 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
② 金融商品の時価の算定方法
【資産】
a 預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっていま
す。満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・
スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
b 有価証券
株式は取引所の価格によっており、債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。
また、投資信託については、公表されている基準価格によっています。
84
c 貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後
大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスクフ
リーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる
金額として算定しています。
なお、分割実行案件で未実行額がある場合には、未実行額も含めた元利金の合計額をリスクフリーレー
トである円Libor・スワップレートで割り引いた額に、帳簿価額に未実行額を加えた額に対する帳簿
価額の割合を乗じ、貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額として算定しています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当金を控除
した額を時価に代わる金額としています。
【負債】
a 貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。また
定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートであ
る円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
③ 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
1年以内
1年超2年以内
2年超3年以内
(単位:千円)
5年超
3,790,000
有価証券
990,399
657,885
1,558,885
1,686,885
1,952,886
9,122,000
満期保有目的債券
387,899
157,885
96,885
86,885
102,886
138,000
その他有価証券のう
ち満期があるもの
602,500
500,000
1,462,000
1,600,000
1,850,000
8,984,000
4,488,274
2,711,385
2,317,085
2,099,929
2,073,030
23,754,038
114,205,723
7,159,271
8,075,970
3,786,814
4,025,917
32,876,038
貸出金(※1,2,3)
合 計
-
4年超5年以内
108,727,049
預 金
4,200,000
3年超4年以内
-
-
※1 貸出金のうち、当座貸越570,732千円(融資型除く)については、「1年以内」に含めています。
また、期限のない劣後特約付ローンについては「5年超」に含めています。
※2 貸出金のうち、3カ月以上延滞が生じている債権・期限の利益を喪失した債権等163,585千円は
償還の予定が見込まれないため、含めていません。
※3 貸出金の分割実行案件のうち、貸付決定金額の一部実行案件16,783千円は償還日が特定できな
いため含めていません。
④ 有利子負債の決算日後の返済予定額
1年以内
貯金(※)
合
計
1年超2年以内
2年超3年以内
3年超4年以内
4年超5年以内
(単位:千円)
5年超
134,225,965
15,907,324
16,225,308
1,037,416
900,216
384,442
134,225,965
15,907,324
16,225,308
1,037,416
900,216
384,442
※ 要求払貯金については「1年以内」に含めています。
85
7.有価証券に関する注記
(1) 有価証券の時価及び評価差額に関する事項
① 満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額に
ついては、次のとおりです。
(単位:千円)
種 類
時価が貸借対
照表計上額を
超えるもの
地
貸借対照表計上額
方
債
合 計
時 価
差 額
975,430
993,503
18,073
975,430
993,503
18,073
② その他有価証券で時価のあるもの
その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及びこれらの差額につい
ては、次のとおりです。
(単位:千円)
取得原価又は
償却原価
種 類
国
貸借対照表計上額
差 額
債
5,053,671
5,332,767
279,096
債
3,046,787
3,169,882
123,094
社
債
貸借対照表計上額が取得
原価又は償却原価を超え 政 府 保 証 債
るもの
金
融
債
4,410,595
4,586,351
175,755
2,203,938
2,311,964
108,026
300,000
300,353
353
受 益 証 券
9,852
10,451
599
計
15,024,844
15,711,770
686,925
受 益 証 券
88,106
86,496
15,112,951
15,798,266
地
小
貸借対照表計上額が取
得原価又は償却原価を
超えないもの
方
合 計
△ 1,610
685,315
※ なお、上記差額から繰延税金負債189,558千円を差し引いた額495,757千円が「その他有価証券評価
差額金」に含まれています。
(2) 当事業年度中に売却したその他有価証券
(単位:千円)
売却額
売却益
売却損
国 債
398,764
3,769
-
地 方 債
404,337
18,880
-
社 債
505,332
19,146
-
政 府 保 証 債
600,000
16,439
-
受 益 証 券
48,199
1,264
-
合 計
1,956,632
59,500
-
86
8.退職給付に関する注記
(にいがた南蒲農業協同組合)
(1)退職給付に関する事項
① 採用している退職給付制度の概要
職員の退職給付にあてるため、退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用しています。
また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部にあてるため一般財団法人全国農林
漁業団体共済会との契約による退職金共済制度を採用しています。
② 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
3,509,243 千円
期首における退職給付債務
勤務費用
191,480 千円
利息費用
10,806 千円
数理計算上の差異の発生額
71,798 千円
△ 279,366 千円
退職給付の支払額
3,503,963 千円
期末における退職給付債務
③ 年金資産の期首残高と期末残高の調整表
2,424,937 千円
期首における年金資産
24,773 千円
期待運用収益
△ 2,376 千円
数理計算上の差異の発生額
134,554 千円
特定退職共済制度への拠出金
退職給付の支払額
△ 187,936 千円
期末における年金資産
2,393,952 千円
④ 退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表
3,503,963 千円
退職給付債務
△ 2,393,952 千円
特定退職共済制度
未積立退職給付債務
1,110,011 千円
会計基準変更時差異の未処理額
△ 24,455 千円
貸借対照表計上額純額
1,085,555 千円
退職給付引当金
1,085,555 千円
⑤ 退職給付費用及びその内訳項目の金額
勤務費用
191,480 千円
利息費用
10,806 千円
△ 24,773 千円
期待運用収益
数理計算上の差異の費用処理額
73,633 千円
会計基準変更時差異の費用処理額
24,455 千円
275,602 千円
合 計
⑥ 年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりです。
債券
79.00 %
年金保険投資
18.00 %
現金及び預金
3.00 %
100.00 %
合 計
87
⑦ 長期期待運用収益率の設定方法に関する記載
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と
年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮してい
ます。
⑧ 割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項
0.00∼1.30 %
割引率
1.02 %
長期期待運用収益率
(2) 特例業務負担金の将来見込額
人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の
統合を図るための農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律附則第57条に基づき、
旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した特
例業務負担金35,905千円を含めて計上しています。
なお、同組合より示された平成27年3月現在における、平成44年3月までの特例業務負担金
の将来見込み額は、567,782千円となっています。
((株)JAなんかんサービス)
(3) 退職給付に関する事項
① 採用している退職給付制度
社員の退職給付に充てるため、退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用しています。
また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部に充てるため一般財団法人全国農林
漁業団体共済会との契約による退職金共済制度を採用しています。
なお、退職給付引当金及び退職給付費用の計算に、退職給付に関わる期末自己都合要支給
額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しています。
② 退職給付引当金の期首残高と期末残高の調整表
期首における退職給付引当金
4,178 千円
退職給付費用
1,170 千円
△ 1,305 千円
退職給付の支払額
△ 840 千円
特定退職共済制度への拠出金
3,202 千円
期末における退職給付引当金
③ 退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表
12,053 千円
退職給付債務
△ 8,850 千円
特定退職共済制度
3,202 千円
未積立退職給付債務
0 千円
会計基準変更時差異の未処理額
3,202 千円
退職給付引当金
④ 退職給付に関する損益
1,170 千円
勤務費用
0 千円
会計基準変更時差異の費用処理額
1,170 千円
退職給付費用
⑤ 退職給付債務の計算基礎に関する事項
会計基準変更時差異の処理年数 1年
88
9.税効果会計に関する注記
(1) 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳
繰延税金資産
300,264 千円
退職給付引当金
貸倒引当金
38,865 千円
固定資産減損否認額
32,623 千円
3,580 千円
資産除却債務
未収利息不計上額
25,097 千円
賞与引当金
17,290 千円
8,369 千円
役員退職慰労引当金
24,294 千円
その他
450,385 千円
繰延税金資産小計
△ 116,112 千円
評価性引当金
334,272 千円
繰延税金資産合計(A)
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金
△ 189,558 千円
繰延税金負債合計(B)
△ 189,558 千円
144,714 千円
繰延税金資産の純額(A)+(B)
(2) 法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な要因
前期
法定実効税率(注1)
当期
29.39 %
27.66 %
5.70 %
4.79 %
受取配当等永久に益金に算入されない項目
△ 4.42 %
△ 4.37 %
事業分量配当金
△ 8.22 %
△ 3.62 %
法人税額特別控除
△ 3.35 %
△ 2.17 %
4.42 %
2.16 %
11.20 %
△ 15.23 %
-%
△ 5.74 %
0.08 %
△ 0.56 %
36.34 %
9.00 %
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
住民税均等割等
評価性引当額の増減
収用控除
その他
税効果会計適用後の法人税等の負担率(注2)
(注1)JAにいがた南蒲の実効税率を記載します。
(注2)連結貸借対照表に基づき下記により算出された税率を記載します。
(法人税・住民税及び事業税±法人税等調整額)/(税引前当期利益)
89
(8) 連結注記表(平成26年度)
1.連結計算書類の作成のための基本となる重要な事項に関する注記
(1)連結の範囲に関する事項
子会社の1社を連結の範囲に含めております。当該連結子会社は、(株)JAなんかんサービスであります。
(2)持分法の適用に関する事項
該当する事項なし。
(3)連結される子会社の事業年度に関する事項
連結子会社の事業年度末と連結決算日は一致しております。
(4)のれんの償却方法及び償却期間
該当する事項なし。
(5)剰余金処分項目等の取扱いに関する事項
連結剰余金計算書は、連結会計期間において確定した利益処分に基づいて作成しております。
(6)連結キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物の範囲
① 現金及び現金同等物の資金の範囲
キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は、貸借対照表上「現金」及び「預金」のうち、
「現金」及び「預金」の中の当座預金、普通預金、通知預金となっています。
② 現金及び現金同等物に期末残高と貸借対照表に標記されている科目の金額との関係 117,100,840 千円
現金及び預金勘定
△ 116,010,564 千円
別段預金、定期性預金及び譲渡性預金
1,090,276 千円
現金及び現金同等物
2.重要な会計方針に係る事項に関する注記
(1)有価証券の評価基準及び評価方法
① 満期保有目的の債券
: 償却原価法(定額法)
② その他有価証券
時価のあるもの
: 期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産
直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
(2)棚卸資産の評価基準及び評価方法
① 購買品(店舗購買品)
: 売価還元法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
② 購買品(上記以外の購買品)
: 最終仕入原価法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
③ 加工品(製品)
: 総平均法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
④ 加工品(半製品)
: 仕上り比例配分法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
⑤ 加工品(原材料・貯蔵品): 最終仕入原価法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
⑥ その他の棚卸資産
: 最終仕入原価法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
90
(3)固定資産の減価償却の方法
① 有形固定資産(リース資産を除く)
定率法(ただし、平成10年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)は定額法)を採用しています。
なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっています。また、取得
価額10万円以上20万円未満の少額減価償却資産については、法人税法の規定に基づき、3年間で均等償却を行っ
ています。
② 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法
③ リース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を残価保証額とする定額法
(4)引当金の計上基準
① 貸倒引当金 貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程及び資産の償却・引当基準に則り、次のとおり
計上しています。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権及びそれと同等の状況に
ある債務者(実質破綻先)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能
見込額を控除し、その残額を計上しています。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(破綻懸念先)
に係る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額の
うち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認められる額を計上しています。
破綻懸念先に対する債権のうち債権の元本の回収に係るキャッシュ・フローを合理的に見積ることができる債
権については、当該キャッシュ・フローと債権の帳簿価額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見
込額を控除した残額との差額を引当てています。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金額を計上していま
す。
この基準に基づき、当事業年度は租税特別措置法第57条の9により算定した金額に基づき計上しています。
すべての債権は、資産査定要領に基づき、融資担当部署等が資産査定を実施し、当該部署から独立した資産監
査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っています。
② 賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当事業年度負担分を計上しています。
③ 退職給付引当金
(にいがた南蒲農業協同組合)
職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当事業年
度に発生していると認められる額を計上しています。
ⅰ退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度までの期間に帰属させる方法については、給付
算定式基準によっています。
ⅱ数理計算上の差異、過去勤務費用及び会計基準変更時差異の費用処理方法
数理計算上の差異については、発生した事業年度に費用処理しています。
なお、会計基準変更時差異(366,825千円)については、15年による定額法により費用処理しています。
91
((株)JAなんかんサービス)
従業員の退職金支給に備えるため、当事業年度末における退職給付債務の見込みに基づき、当事業年度に
発生していると認められる額を計上しております。なお、当社は社員数300人未満の小規模企業等に該当す
るため、「退職給付会計に関する実務指針(中間報告)」(日本公認会計士協会会計制度委員会報告 第13
号平成11年9月14日)により簡便法を採用しています。
④ 役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上しています。
⑤ ポイント引当金
事業利用の促進を目的とする総合ポイント制度に基づき、組合員・利用者に付与したポイントの使用によ
る費用発生に備えるため、当事業年度末において将来発生すると見込まれる額を計上しています。 (5)リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引のうち、会計基
準適用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっ
ています。
(6)消費税及び地方消費税の会計処理の方法
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
ただし、固定資産に係る控除対象外消費税等は雑資産に計上し、5年間で均等償却を行っています。
(7)記載金額の端数処理
記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科目については「0」で表示しており
ます。
3.会計方針の変更に関する注記
退職給付に関する会計基準等の適用
「退職給付に関する会計基準」(企業会計基準第26号 平成24年5月17日。以下、「退職給付会計基準」
といいます。)及び「退職給付に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第25号 平成24年
5月17日)が平成25年4月1日以後開始する事業年度の期首から適用できることになったことに伴い、当
事業年度よりこれらの会計基準等を適用しています。
これに伴い、退職給付債務及び勤務費用の計算方法を見直し、退職給付見込額の期間帰属方法を期間定
額基準から給付算定式基準へ変更するとともに、割引率の決定方法についても、職員の平均残存勤務期間
に近似した年数に基づく割引率から、退職給付の支払見込期間ごとに設定された複数の割引率を使用する
方法へ変更しました。
退職給付会計基準等の適用については、退職給付会計基準第37項に定める経過的な扱いに従って、当事
業年度の期首において、退職給付債務及び勤務費用の計算方法の変更に伴う影響額を当事業年度の期首の
利益剰余金に加減しています。
この結果、当事業年度の期首の利益剰余金が22,180千円増加しています。また、当事業年度の事業利益、
経常利益及び税引前当期利益はそれぞれ85,256千円減少しています。
92
4.連結貸借対照表に関する注記
(1)圧縮記帳額を直接控除した場合における各資産の圧縮記帳額
国庫補助金等を受けて、有形固定資産の取得価格から控除している圧縮記帳額は6,297,577千
円であり、その内訳は以下のとおりです。(単位:千円)
建 物
2,713,957
機 械 装 置
2,599,328
その他の有形固定資産
984,290
(2)リース契約により使用する重要な固定資産
貸借対照表に計上した固定資産のほか、コンピュータクライアント84台、ATM33台及び車
両303台については、リース契約により使用しております。
なお、リース取引に関する会計基準適用初年度開始前のリース取引のうち、リース物件の所
有権が当組合に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引は下記のとおりで
す。
① リース物件の取得価格相当額、減価償却累計額相当額及び期末残高相当額 (単位:千円)
その他
機械及び装置
工具・器具・備品
合計
取得価格相当額
58,497
25,890
115,909
200,296
減価償却累計額相当額
34,453
22,534
61,700
118,688
期末残高相当額
24,044
3,355
54,208
81,608
② 未経過リース料期末残高相当額 (単位:千円)
1 年 以 内
22,732
1 年 超
60,327
合 計
83,059
③ 支払リース料、減価償却費相当額及び支払利息相当額 (単位:千円)
支 払 リ ー ス 料
39,455
減価償却費相当額
28,539
支払利息相当額
9,795
④ 減価償却費相当額の算定方法
リース期間を耐用年数とし、残存価格をゼロとする定額法によっています。
⑤ 利息相当額の算定方法
リース料総額とリース物件の取得価格相当額の差額を利息相当額とし、各期への配分方法
については利息法によっています。
オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料は次のとおりです。
(単位:千円)
1年超
1年以内
未 経 過 リ ー ス 料
1,222
合計
0
93
1,222
(3)担保に供している資産
定期預金3,090,000千円を為替決済保証金に、定期預金1,000千円を見附市、定期預金 1,000千円を長岡市の
収納取扱機関担保金に、それぞれ供しています。
(4)役員との間の取引による役員に対する金銭債権及び金銭債務
経営管理委員、理事、監事及び取締役に対する金銭債権の総額
経営管理委員、理事、監事及び取締役に対する金銭債権の総額
71,681 千円
ありません
(5)貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち破綻先債権額は2,645千円、延滞債権額は1,450,988千円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は
利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除
く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3
号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ること
を目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額はありません。
なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上遅延している貸出金で
破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は15,056千円です。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払
い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権
及び3カ月以上延滞債権に該当しないものです。
破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は1,468,690千円です。
なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。
94
5.連結損益計算書に関する注記
(1)減損損失に関する注記
① 資産をグループ化した方法の概要
当組合では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、営業店舗について
は基幹支店ごとに、旅行事業及びLPG事業については部門ごとに、また、廃止予定施設及び業務
外固定資産(遊休資産と賃貸固定資産)については、各固定資産をグルーピングの最小単位として
います。
本店、営農センター、農機事業、福祉事業、指導事業及び農業関連施設については、共用資産と
して認識しています。
② 減損損失を認識した資産又はグループについて、その用途、種類、場所などの概要
当事業年度に減損損失を計上した固定資産は、以下のとおりです。
場 所
用 途
種 類
旧傍所出張所
廃止店舗
建物
旧北部給油所
廃止施設
土地
旧新町事務所敷地
遊休資産
土地
東部開発モデル圃場
遊休資産
土地
③ 減損損失の認識に至った経緯
旧傍所出張所は廃止店舗、旧北部給油所は廃止施設であることから、帳簿価額を回収可能価額ま
で減額し、当期減少額を減損損失として認識しました。
旧新町事務所敷地および東部開発モデル圃場は遊休資産とされ早期処分対象であることから、処
分可能価額で評価し、その差額を減損損失として認識しました。
④ 減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と主な固定資産の種類毎の減損損失の内訳
旧傍所出張所
37千円 (建物 37千円)
旧北部給油所
320千円 (土地 320千円)
旧新町事務所敷地
729千円 (土地 729千円)
東部開発モデル圃場
合 計
71千円 (土地 71千円)
1,159千円 (建物 37千円、土地 1,122千円)
⑤ 回収可能価額の算定方法
・旧傍所出張所・旧北部給油所・東部開発モデル圃場
回収可能額は正味売却価額を採用しており、その時価は固定資産税評価額に基づき算出しています。
・旧新町事務所敷地
回収可能額は正味売却価額を採用しており、その時価は不動産鑑定評価額に基づき算出しています。
95
6.金融商品に関する注記
(1)金融商品の状況に関する事項
① 金融商品に対する取組方針
当組合は、農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や団体などへ貸
付け、残った余裕金を新潟県信用農業協同組合連合会へ預けているほか、国債や地方債などの債券、投
資信託等の有価証券による運用を行っています。
② 金融商品の内容及びそのリスク
当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び有価証券であり、
貸出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒されています。
また、有価証券は、主に債券、投資信託であり、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券)で
保有しています。これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクに晒され
ています。
③ 金融商品に係るリスク管理体制
a 信用リスクの管理
当組合は、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定しています。ま
た、通常の貸出取引については、本店に総合リスク管理室を設置し本店融資課・各支店との連携を図
りながら、与信審査を行っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより、
償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っていま
す。貸出取引において、資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っていま
す。不良債権については、管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取組んでいます。また、
資産自己査定の結果、貸倒引当金については、「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、
資産及び財務の健全化に努めています。
b 市場リスクの管理
当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることによ
り、収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバラン
スを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に
対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の保有
有価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、
経営層で構成する総合リスク管理委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っ
ています。
運用部門は、理事会で決定した運用方針及び総合リスク管理委員会で決定された方針などに基づき、
有価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が
適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。
(市場リスクに係る定量的情報)
当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。当組合において、
主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、有価証券のうちその他
有価証券に分類している債券、貸出金、及び貯金です。
当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅
を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる金利が0.1%
上昇したものと想定した場合には、経済価値が126,824千円減少するものと把握しています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数
の相関を考慮していません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可
能性があります。
なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件にかかる未実行金額についても含めて計算し
ています。 96
c 資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な
流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要
素と位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検
討を行っています。
④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない
場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含まれています。当該価額の算定に
おいては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なる
こともあります。
(2)金融商品の時価等に関する事項
① 金融商品の貸借対照表計上額及び時価等
当事業年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。 (単位:千円)
貸借対照表計上額
預金
時価
差額
116,080,123
116,043,951
△ 36,172
1,964,918
1,992,856
27,937
その他有価証券
15,408,167
15,408,167
-
貸出金 38,249,038
有価証券
満期保有目的の債券
貸倒引当金 (※) △ 248,295
貸倒引当金控除後
38,000,742
39,675,249
1,674,506
171,453,951
173,120,224
1,666,272
168,639,725
168,575,091
△ 64,634
168,639,725
168,575,091
△ 64,634
資産 計
貯金
負債 計
※ 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
② 金融商品の時価の算定方法
【資産】
a 預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっていま
す。満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・
スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
b 有価証券
株式は取引所の価格によっており、債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。
また、投資信託については、公表されている基準価格によっています。
97
c 貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大きく異な
っていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスクフリーレート
である円Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算定してい
ます。
なお、分割実行案件で未実行額がある場合には、未実行額も含めた元利金の合計額をリスクフリーレートである円
Libor・スワップレートで割り引いた額に、帳簿価額に未実行額を加えた額に対する帳簿価額の割合を乗じ、貸
倒引当金を控除した額を時価に代わる金額として算定しています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時
価に代わる金額としています。
【負債】
a 貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。また、定期性貯
金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートである円Libor・ス
ワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
③ 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
1年以内
(単位:千円)
5年超
3年超4年以内 4年超5年以内
1年超2年以内
2年超3年以内
108,739,150
3,550,973
3,790,000
1,661,379
1,190,399
657,885
1,558,885
1,686,885
9,864,886
満期保有目的債券
985,329
387,899
157,885
96,885
86,885
240,886
その他有価証券のう
ち満期があるもの
676,050
802,500
500,000
1,462,000
1,600,000
9,624,000
4,540,277
2,686,813
2,525,156
2,137,363
1,936,115
24,183,235
114,940,807
7,428,185
6,973,041
3,696,248
3,623,000
34,048,122
預 金
有価証券
貸出金(※1,2,3)
合 計
-
-
-
※1 貸出金のうち、当座貸越640,930千円については、「1年以内」に含めています。
また、期限のない劣後特約付ローンについては「5年超」に含めています。
※2 貸出金のうち、3カ月以上延滞が生じている債権・期限の利益を喪失した債権等220,371千円は償還の予定が見
込まれないため、含めていません。
※3 貸出金の分割実行案件のうち、貸付決定金額の一部実行案件19,705千円は償還日が特定できな いため含めて
いません。
④ 有利子負債の決算日後の返済予定額
1年以内
貯金(※)
合
計
1年超2年以内
2年超3年以内
(単位:千円)
3年超4年以内 4年超5年以内
5年超
136,886,632
14,962,202
14,338,825
1,191,554
1,046,277
214,232
136,886,632
14,962,202
14,338,825
1,191,554
1,046,277
214,232
※ 要求払貯金については「1年以内」に含めています。
98
7.有価証券に関する注記
(1)有価証券の時価及び評価差額に関する事項
① 満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次の
とおりです。 (単位:千円)
種 類
時価が貸借対
照表計上額を
超えるもの
貸借対照表計上額
時 価
差 額
地
方
債
1,464,918
1,491,784
26,865
金
融
債
500,000
501,072
1,072
1,964,918
1,992,856
27,937
合 計
② その他有価証券で時価のあるもの
その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及びこれらの差額につ
いては、次のとおりです。 (単位:千円)
取得原価又は
償却原価
種 類
国
貸借対照表計上額
差 額
債
5,120,809
5,427,138
306,329
債
2,952,727
3,092,193
139,466
貸借対照表計上額が 社
債
取得原価又は償却原
政府保証債
価を超えるもの
3,408,436
3,557,750
149,313
2,703,736
2,828,559
124,822
債
400,000
402,566
2,566
計
14,585,710
15,308,207
722,497
貸借対照表計上額が 政 府 保 証 債
取得原価又は償却原
計
価を超えないもの 小
100,000
99,960
△ 40
100,000
99,960
△ 40
14,685,710
15,408,167
722,457
地
金
小
方
融
合 計
※ なお、上記差額から繰延税金負債199,831千円を差し引いた額522,625千円が
「その他有価証券評価差額金」に含まれています。
(2)当事業年度中に売却したその他有価証券
(単位:千円)
売却額
売却益
売却損
国 債
501,319
3,794
-
地 方 債
1,001,778
18,083
-
社 債
598,733
13,989
-
政 府 保 証 債
1,000,000
4,252
-
受 益 証 券
39,883
3,761
-
合 計
3,141,715
43,879
99
0
8.退職給付に関する注記
(にいがた南蒲農業協同組合)
(1)退職給付に関する事項
①採用している退職給付制度
職員の退職給付に充てるため、退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用しています。
また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部に充てるため一般財団法人全国農林
漁業団体共済会との契約による退職金共済制度を採用しています。
②退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
3,575,826 千円
期首における退職給付債務
勤務費用
189,199 千円
利息費用
18,522 千円
111,298 千円
数理計算上の差異の発生額
△ 385,602 千円
退職給付の支払額
3,509,243 千円
期末における退職給付債務
③年金資産の期首残高と期末残高の調整表
2,518,467 千円
期首における年金資産
25,717 千円
期待運用収益
△ 2,051 千円
数理計算上の差異の発生額
138,167 千円
特定退職共済制度への拠出金
退職給付の支払額
△ 255,362 千円
期末における年金資産
2,424,937 千円
④退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表
3,509,243 千円
退職給付債務
△ 2,424,937 千円
特定退職共済制度
未積立退職給付債務
1,084,305 千円
会計基準変更時差異の未処理額
△ 48,910 千円
貸借対照表計上額純額
1,035,395 千円
退職給付引当金
1,035,395 千円
⑤退職給付費用及びその内訳項目の金額
勤務費用
189,199 千円
利息費用
18,522 千円
△ 25,717 千円
期待運用収益
113,349 千円
数理計算上の差異の費用処理額
24,455 千円
会計基準変更時差異の費用処理額
319,808 千円
合 計
⑥年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりです。
債券
81.00 %
年金保険投資
16.00 %
現金及び預金
3.00 %
100.00 %
合 計
100
⑦長期期待運用収益率の設定方法に関する記載
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と
年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮してい
ます。
⑧割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項
0.01∼1.49 %
割引率
1.00 %
長期期待運用収益率
(2)特例業務負担金の将来見込額
人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の
統合を図るための農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律附則第57条に基づき、
旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した特
例業務負担金38,943千円を含めて計上しています。
なお、同組合より示された平成26年3月現在における、平成44年3月までの特例業務負担金
の将来見込み額は、601,282千円となっています。
((株)JAなんかんサービス)
(3)退職給付に関する事項
①採用している退職給付制度
社員の退職給付に充てるため、退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用しています。
また、この制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部に充てるため一般財団法人全国農林
漁業団体共済会との契約による退職金共済制度を採用しています。
なお、退職給付引当金及び退職給付費用の計算に、退職給付に関わる期末自己都合要支給
額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しています。
②退職給付引当金の期首残高と期末残高の調整表
0 千円
期首における退職給付引当金
5,138 千円
退職給付費用
0 千円
退職給付の支払額
特定退職共済制度への拠出金
△ 960 千円
4,178 千円
期末における退職給付引当金
③退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表
5,138 千円
退職給付債務
△ 960 千円
特定退職共済制度
4,178 千円
未積立退職給付債務
0 千円
会計基準変更時差異の未処理額
4,178 千円
退職給付引当金
④退職給付に関する損益
勤務費用
1,210 千円
会計基準変更時差異の費用処理額
3,927 千円
退職給付費用
5,138 千円
⑤退職給付債務の計算基礎に関する事項
会計基準変更時差異の処理年数 101
1年
9.税効果会計に関する注記
(1)繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳
繰延税金資産
300,765 千円
退職給付引当金
貸倒引当金
50,655 千円
固定資産減損否認額
25,749 千円
未収利息不計上額
25,798 千円
賞与引当金
17,333 千円
役員退職慰労引当金
6,674 千円
未払費用否認額
3,176 千円
22,918 千円
その他
453,070 千円
繰延税金資産小計
△ 162,764 千円
評価性引当金
290,305 千円
繰延税金資産合計(A)
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金
△ 199,831 千円
繰延税金負債合計(B)
△ 199,831 千円
90,473 千円
繰延税金資産の純額(A)+(B)
(2)法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な要因
29.39 %
法定実効税率
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
5.70 %
受取配当等永久に益金に算入されない項目
△ 4.42 %
事業分量配当金
△ 8.22 %
法人税額特別控除
△ 3.35 %
4.42 %
住民税均等割等
11.20 %
評価性引当額の増減
0.08 %
その他
34.80 %
税効果会計適用後の法人税等の負担率
(3)税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債への影響額
「所得税法等の一部を改正する法律」(平成26年法律第10号)が平成26年3月31日に公布され、
平成26年4月1日以後に開始する事業年度から復興特別法人税が廃止されることとなりました。
また、「地方税法等の一部を改正する法律」(平成26年法律第4号)及び「地方法人税法(平成
26年法律第11号)」が平成26年3月31日に公布され、平成26年10月1日以降に開始する事業年度から
法人住民税法人税割の税率の引下げにあわせて、地方法人税が創設されました。
これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用した法定実効税率は、平成27年2月1日
に開始する事業年度に解消が見込まれる一時差異等については前事業年度の29.39%から27.66%に
変更されました。
その結果、繰延税金資産が2,911千円、その他有価証券評価差額金が361千円それぞれ減少し、法
人税等調整額が2,550千円増加しています。
102
(9) 連結剰余金計算書
(単位:千円)
26年度
27年度
科 目
(資本剰余金の部)
1 資本剰余金期首残高
2 資本剰余金増加高
3 資本剰余金減少高
4 資本剰余金期末残高
(利益剰余金の部)
1 利益剰余金期首残高
会計方針の変更による累積的影響額
2 会計方針を反映した利益剰余金期首残高
3 利益剰余金増加高
当期剰余金
4 利益剰余金減少高
配当金
5 利益剰余金期末残高
0
0
0
0
0
0
0
0
8,225,670
8,225,670
332,227
332,227
146,205
146,205
8,411,692
8,103,309
22,180
8,125,489
223,718
223,718
123,537
123,537
8,225,670
(10) 連結事業年度のリスク管理債権の状況
区 分
破
綻
延
先
滞
27年度
債
債
権
権
出
条
件
緩
合 計
和
債
権
(単位:千円)
増減
額
2,645
2,645
0
額
1,376,240
1,450,988
△ 74,748
3 カ 月 以 上 延 滞 債 権 額
貸
26年度
額
-
-
-
14,062
15,056
△ 993
1,392,948
1,468,690
△ 75,742
(注) 1.破綻先債権
元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利
息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金をいい
ます。
2.延滞債権
未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ること
を目的として利息の支払を猶予したもの以外の貸出金をいいます。
3.3カ月以上延滞債権
元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している貸出金で、破綻先
債権及び延滞債権に該当しないものをいいます。
4.貸出条件緩和債権
債務者の再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の
返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で、破綻先債権、
延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものをいいます。
103
(11) 連結事業年度の事業別経常収益等
(単位:千円)
区分
項目
27年度
26年度
事業収益
329,638
311,992
信 用 事 業 経常利益
384,641
372,714
資産の額
177,382,793
177,418,658
事業収益
380,016
384,844
共 済 事 業 経常利益
416,073
426,696
資産の額
2,921,286
2,938,005
事業収益
△96,082
△93,762
農 業 関 連 事 業 経常利益
△80,181
△75,859
資産の額
5,357,048
3,419,764
事業収益
21,427
△26,249
生 活 そ の 他 事 業 経常利益
28,621
△22,563
資産の額
1,296,300
3,078,683
事業収益
△344,900
△321,480
営 農 指 導 事 業 経常利益
△340,434
△320,419
資産の額
162,885
277,764
事業収益
290,099
255,343
計
経常利益
408,720
380,569
資産の額
187,120,313
187,132,875
(注) 連結事業収益は、銀行等の連結経常収益に該当するものです。
104
2 連結自己資本の充実の状況
平成28年1月末における連結自己資本比率は、21.17%となりました。
連結自己資本は、組合員の普通出資によっています。
○ 普通出資による資本調達額 項 目
内 容
発 行 主 体
にいがた南蒲農業協同組合
資 本 調 達 手 段 の 種 類
普 通 出 資
コア資本に係る基礎項目に算入した額
49億68百万円
(前年度50億42百万円)
当連結グループでは、適正なプロセスにより連結自己資本比率を正確に算出し、JAを中心
に信用リスクやオペレーショナル・リスクの管理及びこれらのリスクに対応した十分な自己資本
の維持を図るとともに、内部留保の積み増しにより自己資本の充実に努めています。
(1) 自己資本の構成に関する事項
(単位:千円、%)
26年度
27年度
経過措置
による不
算入額
項 目
コア資本に係る基礎項目 (1) 普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員資本の額
うち、出資金及び資本剰余金の額
うち、再評価積立金の額
うち、利益剰余金の額
うち、外部流出予定額(△)
うち、処分未済持分の額(△)
コア資本に算入される評価・換算差額等
うち、退職給付に係るものの額
コア資本に係る調整後少数株主持分の額
コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額
うち、一般貸倒引当金コア資本算入額
うち、適格引当金コア資本算入額
適格旧資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含ま
れる額
うち、回転出資金の額
公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本調達
手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
土地再評価額と再評価直前の帳簿価格の差額の四十五パーセントに相
当する額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
少数株主持分のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に
含まれる額
コア資本に係る基礎項目の額
(イ)
コア資本に係る調整項目 (2)
無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除
く。)の額の合計額
うち、のれんに係るもの(のれん相当差額を含む)の額
うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以
外の額
繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額
適格引当金不足額
105
13,242,889
4,968,420
8,411,942
114,125
23,348
130,699
130,699
-
経過措置
による不
算入額
13,105,263
5,042,676
8,225,670
146,205
16,877
132,648
132,648
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
13,373,588
4,259
4,259
-
13,237,911
17,038
17,038
-
-
29,728
29,728
-
(単位:千円、%)
26年度
27年度
経過措置
による不
算入額
項 目
経過措置
による不
算入額
証券化取引により増加した自己資本に相当する額
負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入さ
れる額
退職給付に係る資産の額
自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額
-
-
-
-
少数出資金融機関等の対象普通出資等の額
-
-
-
-
特定項目に係る十パーセント基準超過額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連す
るものの額
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関
連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するも
のの額
特定項目に係る十五パーセント基準超過額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連す
るものの額
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関
連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するも
のの額
コア資本に係る調整項目の額
(ロ)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
4,259
-
自己資本
自己資本の額((イ)−(ロ))
(ハ)
13,369,329
13,237,911
信用リスク・アセットの額の合計額
54,786,205
うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の合計
△ 10,810,992
額
うち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・サービシング・ラ
17,038
イツに係るものを除く)
うち、繰延税金資産
うち、退職給付に係る資産
-
51,280,208
リスク・アセット等 (3) うち、他の金融機関等向けエクスポージャー
△ 10,828,030
うち、土地再評価額と再評価直前の帳簿価格の差額に係るものの
額
オペレーショナル・リスク相当額の合計額を八パーセントで除して得
8,363,602
た額
信用リスク・アセット調整額
オペレーショナル・リスク相当額調整額
-
リスク・アセット等の額の合計額
(ニ)
△ 13,203,977
29,728
△ 13,233,705
8,453,001
-
63,149,807
59,733,210
21.17%
22.16%
連結自己資本比率
連結自己資本比率((ハ)/(ニ))
(注) 1.農協法第11条の2第1項第2号の規定に基づく組合の経営の健全性を判断するための基
準に係る算式に基づき算出しています。
2.当連結グループは、信用リスク・アセット額の算出にあたっては標準的手法、適格金融資
産担保の適用については信用リスク削減手法の簡便手法を、オペレーショナル・リスク相
当額の算出にあたっては基礎的手法を採用しています。
3.当連結グループが有する全ての自己資本とリスクを対比して、自己資本比率を計算してい
ます。
106
(2)自己資本の充実度に関する事項
① 信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳
(単位:千円)
26年度
27年度
信用リスク・アセット
リスク・
アセット額
エクスポー
ジャーの
期末残高
所要自己
資本額
a
リスク・
アセット額
エクスポー
ジャーの
期末残高
b=a×4%
所要自己
資本額
a
b=a×4%
我が国の中央政府及び中央銀行向け
5,068,949
-
-
5,136,313
-
-
我が国の地方公共団体向け
6,157,225
-
-
6,944,041
-
-
地方公共団体金融機構向け
1,009,124
40,204
1,608
1,109,723
40,208
1,608
我が国の政府関係機関向け
2,303,597
100,391
4,015
2,709,464
90,990
3,639
地方三公社向け
1,168,491
-
968,100
-
金融機関及び第一種金融商品
取引業者向け
-
-
117,471,575
23,494,315
939,772
117,445,101
23,489,020
939,560
法人等向け
3,095,234
1,432,855
57,314
2,390,543
1,133,889
45,355
中小企業等向け及び個人向け
3,244,360
1,925,441
77,017
3,304,208
1,931,991
77,279
抵当権付住宅ローン
不動産取得等事業向け
三月以上延滞等
信用保証協会等による保証付
共済約款貸付
274,066
94,007
3,760
276,878
96,593
3,863
3,681,827
3,646,030
145,841
3,592,250
3,559,212
142,368
246,990
183,014
7,320
323,688
221,677
8,867
22,840,378
2,230,654
89,226
23,051,151
2,253,764
90,150
602,327
-
-
621,814
-
-
出資等
1,128,365
1,128,365
45,134
1,033,336
1,033,336
41,333
他の金融機関等の対象資本調達手段
8,822,470
22,056,176
882,247
8,822,470
22,056,176
882,247
342,416
856,040
34,241
301,672
754,181
30,167
18,894
3,431
137
-
-
-
-
-
-
-
特定項目のうち調整項目に算入
されないもの
複数の資産を裏付けとする資産
(いわゆるファンド)のうち、個々の
資産の把握が困難な資産
証券化
-
経過措置によりリスク・アセットの額に
算入、不算入となるもの
-
上記以外
標準的手法を適用するエクスポー
ジャー別計
△ 10,810,992
△ 432,439
9,400,408
8,406,266
336,250
186,876,703
54,786,204
2,191,448
CVAリスク相当額÷8%
-
中央清算機関関連エクスポージャー
20
0
0
信用リスク・アセットの額の合計額 186,876,724
54,786,205
2,191,448
オペレーショナル・リスクに対す
る所要自己資本の額
<基礎的手法>
-
-
8,865,544
7,823,142
312,925
186,896,304
51,280,208
2,051,208
-
-
-
-
-
-
186,896,304
51,280,208
2,051,208
所要自己
資本額
オペレーショナル・リスク相
当額を8%で除して得た額
所要自己
資本額
a
b=a×4%
a
b=a×4%
330,936
8,273,419
a
63,059,624
(注)
△ 528,159
オペレーショナル・リスク相
当額を8%で除して得た額
リスク・アセット等分母計
所要自己資本額計
△ 13,203,977
所要自己
資本額
b=a×4%
2,522,384
8,453,001
リスク・アセット等分母計
a
59,733,210
338,120
所要自己
資本額
b=a×4%
2,389,328
1. 「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原エクス
ポージャーの種類ごとに記載しています。
2. 「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをい
い、具体的には貸出金や有価証券等が該当します。
3. 「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債
務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向
け」等においてリスク・ウエイトが150%になったエクスポージャーのことです。
107
4. 「出資等」とは、出資等エクスポージャー、重要な出資のエクスポージャーが該当します。
5. 「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上
のエクスポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエ
クスポージャーのことです。
6. 「経過措置によりリスク・アセットの額に算入・不算入となるもの」とは、他の金融機関等の対象資本
調達手段、コア資本に係る調整項目(無形固定資産、前払年金費用、繰延税金資産等)および土地再評
価差額金に係る経過措置により、リスク・アセットに算入したもの、不算入としたものが該当します。
7. 「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等
以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)・
間接清算参加者向け・信用リスク削減手法として用いる保証またはクレジットデリバティブの免責額が
含まれます。
8. 当連結グループでは、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、基礎的手法を採用していま
す。
<オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)>
(粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近3年間の合計額
直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数
÷
8%
(3) 信用リスクに関する事項
① リスク管理の方法及び手続の概要
当連結グループでは、JA以外で与信を行っていないため、連結グループにおける信用リスク管理
の方針及び手続等は定めていません。JAの信用リスク管理の方針及び手続等の具体的内容は、単体
の開示内容(p8)をご参照ください。
② 標準的手法に関する事項
連結自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法により算出して
います。また、信用リスク・アセット算出の際のリスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付等は、
単体の開示内容(p63)をご参照ください。
108
③ 信用リスクに関するエクスポージャー(地域別・業種別・残存期間別)及び
三月以上延滞エクスポージャーの期末残高
(単位:千円)
27年度
26年度
三月以上
延滞
エクス
ポー
ジャー
信用リスクに関する
エクスポージャーの残高
うち
貸出金等
国 国
内
186,876,724 37,709,225 16,033,493
外
-
地 域 別 残 高
法
人
-
-
186,876,724 37,709,225 16,033,493
949,927
947,777
-
うち
貸出金等
うち
債券
246,990 186,896,304 38,332,694 16,695,515
-
-
-
-
246,990 186,896,304 38,332,694 16,695,515
2,149
750,794
745,773
-
323,688
5,020
業
林
業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
水
産
業
製
造
業
鉱
業
25,297
-
建設・不動産
1,569,835
電気・ガス・熱
供給・水道業
1,507,852
運輸・通信業
2,433,339
金融・保険業
127,840,710
卸売・小売・飲
食・サービス業
上 記 以 外
個
人
そ
の
他
業 種 別 残 高
年
以
25,297
-
-
601,245
-
200,905
-
1,507,852
-
1,303,814
-
2,407,635
-
2,428,443
4,011,120
2,011,623
-
128,110,279
1,259,915
4,347
400,528
11,226,174
2,116,633
9,104,605
140,365
140,365
-
30,149,642 29,485,228
-
9,823,663
968,589
32,897
9,863
-
186,876,724 37,709,225 16,033,493
下 110,491,212
32,897
664
200,241
-
-
1,303,814
-
-
2,402,723
-
2,919,186
-
300,438
-
9,569,110
-
4,011,120
516
1,104,955
-
12,007,721
2,436,001
1,426,151
1,418,042
-
8,108
30,386,005 29,688,194
-
310,559
244,323
-
9,144,336
-
-
-
246,990 186,896,304 38,332,694 16,695,515
1,504,224
890,834
111,819,050
1,505,408
1,534,458
1年超3年以下
11,674,750
1,388,912
2,037,377
10,477,731
1,417,775
1,696,498
3年超5年以下
6,362,781
2,548,131
3,814,650
5,477,854
2,198,198
3,279,656
5年超7年以下
6,098,910
2,273,468
3,825,442
7,319,517
3,133,938
4,185,579
7年超10年以下
5,933,871
2,177,746
3,756,125
6,668,454
2,385,710
4,282,743
28,775,646 27,066,583
1,709,063
28,552,674 26,836,096
1,716,578
1
323,688
農
日本国政府
地方公共団体
1
うち
債券
三月以上
延滞
エクス
ポー
ジャー
信用リスクに関する
エクスポージャーの残高
0
年
超
期 限 の 定 め
の な い も の
17,539,550
750,158
-
16,581,021
残 存 期 間 別 残 高 186,876,724 37,709,225 16,033,493
855,567
-
186,896,304 38,332,694 16,695,515
109
323,688
(注) 1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エク
スポージャーに該当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額
を含みます。
2.「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バラ
ンスシート・エクスポージャーを含んでいます。「コミットメント」とは契約した期間及び融資枠
の範囲でお客様のご請求に基づき金融機関が融資を実行する契約のことをいいます。「貸出金等」
にはコミットメントの融資可能残額も含めています。
3.「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以
上延滞しているエクスポージャーをいいます。
4.「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。
④ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
(単位:千円)
27年度
区分
期首
残高
期中
増加額
26年度
期中減少額
目的
その他
使用
期末
残高
期首
残高
期中
増加額
期中減少額
目的
その他
使用
期末
残高
一般貸倒引当金
132,648 130,699
- 132,648 130,699 131,640 132,648
- 131,640 132,648
個別貸倒引当金
183,135 141,039
6,095 177,039 141,039 209,731 183,135
23,568 186,163 183,135
⑤ 業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却の額
(単位:千円)
27年度
区分
国内
期首
残高
期中
増加額
183,135 141,039
国外
-
地域別計
農業
-
183,135 141,039
5,020
2,266
26年度
期中減少額
目的
その他
使用
期末
残高
貸出金
償却
6,095 177,039 141,039
-
-
-
5,020
2,266
期中
増加額
209,731 183,135
-
6,095 177,039 141,039
-
期首
残高
-
5,448
5,020
期末
残高
貸出金
償却
23,568 186,163 183,135
-
209,731 183,135
-
期中減少額
目的
その他
使用
-
-
23,568 186,163 183,135
-
5,448
5,020
-
林業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
水産業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
製造業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
鉱業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
建設・不動産
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
電気・ガス・熱
法
供給・水道業
人
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
運輸・通信業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
金融・保険業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
519
-
519
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
578
-
-
578
-
-
636
578
-
636
578
-
卸売・小売・飲
食・サービス業
日本国政府・
地方公共団体
上記以外
3
3
3
3
-
3
3
-
個人
177,533 138,253
6,095 171,437 138,253
-
203,643 177,533
23,568 180,075 177,533
-
業種別 計
183,135 141,039
6,095 177,039 141,039
-
209,731 183,135
23,568 186,163 183,135
-
110
⑥ 信用リスク削減効果勘案後の残高及びリスク・ウェイト1250%を適用する残高
(単位:千円)
26年度
格付あり
信
用
リ
ス
ク
削
減
効
果
勘
案
後
残
高
26年度
格付なし
計
格付あり
格付なし
計
リスク・ウェイト
0%
-
17,375,109
17,375,109
-
リスク・ウェイト
2%
-
20
20
-
-
-
リスク・ウェイト
4%
-
-
-
-
-
-
リスク・ウェイト 10%
-
リスク・ウェイト 20%
リスク・ウェイト 35%
リスク・ウェイト 50%
23,712,483
23,712,483
-
304,531 117,567,852 117,872,384
-
272,860
-
18,741,748
23,849,608
23,849,608
117,524,981
117,624,999
275,981
275,981
236,227
1,840,480
249,015
2,357,878
リスク・ウェイト 75%
-
2,474,244
2,474,244
-
2,518,062
2,518,062
リスク・ウェイト100%
-
17,568,917
17,568,917
-
21,645,276
21,645,276
リスク・ウェイト150%
-
4,917,447
4,917,447
-
128,203
128,203
リスク・ウェイト200%
-
リスク・ウェイト250%
-
その他
-
-
-
-
-
-
リスク・ウェイト1250%
計
2,108,862
272,860
100,017
18,741,748
342,416
1,604,252
-
-
342,416
2,413,394 184,480,368 186,893,762
1,704,270
301,672
185,221,762
301,672
186,926,033
(注) 1. 信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化
エクスポージャーに該当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与
信相当額を含みます。
2. 「格付あり」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用しているも
の、「格付なし」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用していな
いものを記載しています。なお、格付は適格格付機関による依頼格付のみ使用しています。
3. 経過措置によってリスク・ウエイトを変更したエクスポージャーについては、経過措置適用
後のリスク・ウエイトによって集計しています。また、経過措置によってリスク・アセット
を算入したものについても集計の対象としています。
4. 1250%には、非同時決済取引に係るもの、信用リスク削減手法として用いる保証又はクレ
ジット・デリバティブの免責額に係るもの、重要な出資に係るエクスポージャーなどリス
ク・ウエイト1250%を適用したエクスポージャーがあります。
(4) 信用リスク削減手法に関する事項
① 信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
連結自己資本比率の算出にあって、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」において定めていま
す。信用リスク削減手法の適用及び管理方針、手続は、JAのリスク管理の方針及び手続に準じて行ってい
ます。JAのリスク管理の方針及び手続等の具体的内容は、単体の開示内容(p66)をご参照ください。
111
② 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額
(単位:千円)
27年度
区
分
適格金融
資産担保
26年度
適格金融
資産担保
保 証
保 証
地方公共団体金融機構向け
-
607,080
-
707,641
我が国の政府関係機関向け
-
1,299,679
-
1,799,560
地方三公社向け
金融機関向け
及び第一種金融商品取引業者向け
法人等向け
-
1,168,491
-
968,100
中小企業等向け及び個人向け
19,167
-
-
300,676
211,306
-
-
300,486
28,359
167,682
抵当権付住宅ローン
-
-
-
-
不動産取得等事業向け
-
-
-
-
三月以上延滞等
-
-
-
-
証券化
-
-
-
-
中央清算機関関連
-
-
-
-
上記以外
合 計
(注)
19,167
83
3,587,317
28,359
1,079
3,944,550
1. 「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む。)
のことをいい、主なものとしては貸出金や有価証券等が該当します。
2. 「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞
している債務者にかかるエクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引
業者向け」、「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが150%になったエクス
ポージャーのことです。
3. 「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構
造のある二以上のエクスポージャーに階層化し、その一部又は全部を第三者に移転する
性質を有する取引にかかるエクスポージャーのことです。
4. 「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外
国の中央政府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・
その他の資産(固定資産等)等が含まれます。
(5) 派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
該当する取引はありません。
(6) 証券化エクスポージャーに関する事項
該当する取引はありません。
(7) オペレーショナル・リスクに関する事項
① オペレーショナル・リスクに関するリスク管理の方針及び手続の概要
連結グループにかかるオペレーショナル・リスク管理は、子会社においてはJAのリスク
管理及びその手続に準じたリスク管理を行っています。JAのリスク管理の方針及び手続等
の具体的内容は、単体の開示内容(p9)をご参照ください。
112
(8) 出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項
① 出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要
連結グループにかかる出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理は、子会社
においてはJAのリスク管理及びその手続に準じたリスク管理を行っています。また、関連会社に
ついても、子会社に準じたリスク管理態勢を構築しています。JAのリスク管理の方針及び手続等
の具体的内容は、単体の開示内容(p68)をご参照ください。
② 出資その他これに類するエクスポージャーの連結貸借対照表計上額及び時価
(単位:千円)
27年度
26年度
貸借対照
表計上額
上
非
合
上
貸借対照
表計上額
時価評価額
時価評価額
場
-
-
-
-
場
5,844,691
5,844,691
5,844,686
5,844,686
計
5,844,691
5,844,691
5,844,686
5,844,686
(注)「時価評価額」は、時価のあるものは時価、時価のないものは貸借対照表計上額
の合計額です。
③ 出資その他これに類するエクスポージャーの売却及び償却に伴う損益
該当する取引はありません。
④ 貸借対照表で認識され、損益計算書で認識されない評価損益の額
(保有目的区分をその他有価証券としている株式・出資の評価損益等)
該当する取引はありません。
⑤ 貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額(子会社・関連会社株式の評価損益等)
該当する取引はありません。
(9) 金利リスクに関する事項
① 金利リスクの算定方法の概要
連結グループの金利リスクの算定方法は、JAの金利リスクの算定方法に準じた方法により行っ
ています。JAの金利リスクの算定方法は、単体の開示内容(p69)をご参照ください。
② 金利ショックに対する損益・経済価値の増減額
27年度
金利ショックに対する損益・
経済価値の増減額
△ 362,000
113
(単位:千円)
26年度
△ 440,000
役員等の報酬体系
1.役員
(1)対象役員
開示の対象となる報酬告示に規定されている「対象役員」は、経営管理委員、理事及び監事をいいます。
(2)役員報酬等の種類、支払総額及び支払方法について
役員に対する報酬等の種類は、基本報酬と退職慰労金の2種類で、平成27年度における対象役員に対
する報酬等の支払総額は、次のとおりです。
なお、基本報酬は毎月所定日に指定口座への振り込みの方法による現金支給のみであり、退職慰労金は、
その支給に関する総代会決議後、所定の手続きを経て、基本報酬に準じた方法で支払っています。
支給総額(注2)
基本報酬
対象役員(注1)に対する報酬等
(単位:千円)
退職慰労金
73,500
6,125
(注1) 対象役員は、経営管理委員29名、理事4名、監事6名です。
(注2) 退職慰労金については、本年度に実際に支給した額ではなく、当期の費用として認識される
部分の金額(引当金への繰入額と支給額のうち当期の負担に属する金額)によっています。
(3)対象役員の報酬等の決定等について
① 役員報酬(基本報酬)
役員報酬は、経営管理委員、理事及び監事の別に各役員に支給する報酬総額の最高限度額を総代会に
おいて決定し、その範囲内において、経営管理委員各人別の報酬額については経営管理委員会において、
理事各人別の報酬額については理事会において決定し、監事各人別の報酬額については監事の協議によ
って定めています。なお、業績連動型の報酬体系とはなっていません。
この場合の役員各人別の報酬額の決定にあたっては、各人の役職や責務等を勘案して決定しています
が、その基準等については、役員報酬審議会(組合員から選出された者と学識経験者の合計7人で構成)
に諮問をし、その答申を踏まえて決定しています。また、上記の支給する報酬総額の最高限度額もこの
基準をもとに決定しています。
② 役員退職慰労金
役員退職慰労金については、役員報酬に役員在職年数に応じた係数を乗じて算定し、総代会で経営管
理委員、理事及び監事の別に各役員に支給する退職慰労金の総額の承認を受けた後、役員退職慰労金規
程に基づき、経営管理委員については経営管理委員会、理事については理事会、監事については監事の
協議によって各人別の支給額と支給時期・方法を決定し、その決定に基づき支給しています。
なお、この役員退職慰労金の支給に備えて公正妥当なる会計慣行に即して引当金を計上しています。
2.職員等
(1)対象職員等
開示の対象となる報酬告示に規定されている「対象職員等」の範囲は、当JAの職員及び当JAの主要な
連結子法人等の役職員であって、常勤役員が受ける報酬等と同等額以上の報酬等を受けるもののうち、当J
Aの業務及び財産の状況に重要な影響を与える者をいいます。
なお、平成27年度において、対象職員等に該当するものはおりませんでした。
(注1)対象職員等には、期中に退職した者も含めています。
(注2)「主要な連結子法人等」とは、当JAの連結子法人等のうち、当JAの連結総資産に対して2%以
上の資産を有する会社等をいいます。
(注3)「同等額」は、平成27年度に当JAの常勤役員に支払った報酬額等の平均額としております。
(注4)平成27年度において当JAの常勤役員が受ける報酬等と同等額以上の報酬等を受ける者はおりま
せんでした。
3.その他
当JAの対象役員及び対象職員等の報酬等の体系は、上記開示のとおり過度なリスクテークを惹起するお
それのある要素はありません。したがって、報酬告示のうち、「対象役員及び対象職員等の報酬等の体系と
リスク管理の整合性並びに対象役員及び対象職員等の報酬等と業績の連動に関する事項」その他「報酬等の
体系に関し参考となるべき事項」として、記載する内容はありません。
114
J A の 概 要
1 機構図(平成28年5月現在)
組 合 員
総 代 会
監 事 会
経営管理委員会
経営管理委員会会長
㈱
J
A
な
葬
ん
祭
か
事
ん
業
サ
(
代 表 監 事
経営管理委員会副会長
代表理事理事長
監 査 室
広報戦略室
ー
)
総 務 委 員 会
金融共 済委 員会
営農経 済委 員会
事 業 委 員 会
理 事 会
常 勤 監 事
専 務 理 事
ビ
ス
常 務 理 事
常 務 理 事
(金融共済担当理事)
(リスク管理・総務担当理事)
総務部
金融共済部
(営農・経済担当理事)
事業部
営農経済部
総
合
リ
企 総 経 人
理
理
課 課 課 課
室
田
支
店
支
支
店
支
店
支
店
店
支
寺
支 店
店
上
田
支
支
店
店
担
当
森
支
店
米 園
穀 特
附
い
織
東
支
支
店
支
店
店
産
課 課
中
見
附
西
支
店
之
北
上
島
部
通
支
支
店
支
店
店
農
業
支
援
セ
ン
タ
庶 あ
ぐ
務
り
経 セ
ン
済
タ
課
ー
帯
食 業
材
セ 務
ン 食
タ
材
七
谷
生
活
セ
ン
タ
北営農センター
ー
ち
緑
花
木
セ
ン
タ
町
∼南地区∼
見
物
流
セ
ン
タ
業
芸
い
課
三 加 田 下
条 茂 上 田
店 店 店 店
南営農センター
米 園
芸
※緑花木センターは、平成28年4月30日をもって閉店いたしました。
穀 特
庶 あ
ぐ
務
り
経 セ
ン
済
タ
課
ー
115
ー
産
課 課
農
業
支
援
セ
ン
タ
北
L
P
ガ
ス
セ
ン
タ
い 見 中
ち
之
附
い
島
店 店 店
南
L
P
ガ
ス
セ
ン
タ
ー
須
谷
営
課
2
給
油
所
ー
七
成
課
5
農
機
セ
ン
タ
)
本 茂
島
課
4
車
輌
セ
ン
タ
ー)
大
崎
産
画
ー
店
大
栗
済
ー
支
井
下
特
ー
条
田
穀
ー
加
三
企
組
織
・
福
祉
担
当
∼北地区∼
芸
農
車 農 燃
輌 機 料
課 課 課
ー)
ローン営業センター
旅
行
セ
ン
タ
(
管
経
(
ク
管 務 理 事
園
(
画
米
営
直
営
直
売
所
開
設
準
備
室
ス
ー
営 貯 融 資 共 自
動
金
車
業 金 資 運 済
査
用
定
課 課 課 課 課 課
2 役員構成(役員一覧)
(平成28年5月現在)
◎ 経営管理委員会
◎ 監事会
経営管理委員会会長
吉
田 文
彦
常 勤
代
表
監
事
稲
田 博
栄 非常勤
経営管理委員会副会長
吉
田 久
栄 非常勤
常
勤
監
事
西
村 寿
規
経営管理委員会地区委員長 高
橋 正
守 非常勤
監
事
飯
岡 佐治雄 非常勤
経営管理委員会地区委員長 笠
原 一
成 非常勤
監
事
小坂井 政
昭 非常勤
経営管理委員会地区委員長 須
佐 敏
昭 非常勤
監
事
榎
本 一
郎 非常勤
経営管理委員会地区委員長 清
水 事
髙
浪 盛
雄 非常勤
経営管理委員会地区委員長 小
林 義
昭 非常勤
経営管理委員会地区委員長 押野見 淺
一 非常勤
経営管理委員会地区委員長 星 信
雄 非常勤
代表理事理事長
佐
野 行
雄
常 勤
相
田 壮
一
常 勤
五十嵐 大
光
常 勤
山 谷 勝 弘
常 勤
栄
非常勤
経
営
管
理
委
員
山
口 祐
憲 非常勤
経
営
管
理
委
員
山
田
良 非常勤
経
営
管
理
委
員
須
佐 経
営
管
理
委
員
大
竹 弥
一 非常勤
経
営
管
理
委
員
須
佐 信
夫 非常勤
経
営
管
理
委
員
石
黒 久
雄 非常勤
経
営
管
理
委
員
鈴
木 健
司 非常勤
経
営
管
理
委
員
山
谷 良
一 非常勤
経
営
管
理
委
員
小日向 和
雄 非常勤
経
営
管
理
委
員
坂
井 良
雄 非常勤
経
営
管
理
委
員
内
山 敏
雄 非常勤
経
営
管
理
委
員
川
崎 初
男 非常勤
経
営
管
理
委
員
布
施 栄
一 非常勤
経
営
管
理
委
員
小浦方 正
美 非常勤
経
営
管
理
委
員
三
本 吉
範 非常勤
経
営
管
理
委
員
佐
藤
経
営
管
理
委
員
馬
場 良
経
営
管
理
委
員
三
沢 妃佐江 非常勤
経
営
管
理
委
員
野
﨑 太
経
営
管
理
委
員
中
村 喜
剛
非常勤
徹
非常勤
子 非常勤
郎 非常勤
新
非常勤
116
員
外
監
常 勤
◎ 理事会
専 務 理 事
(総務リスク管理担当)
常 務 理 事
(営農・経済担当)
常 務 理 事
(金融共済担当)
3 組合員数
(単位:人・団体)
26年度末
資 格 区 分
個
人
15,763
正 ( う ち 女 性 ) (
組 法
農事組合法人
合
員 人 その他の法人
計
個
3,328 ) (
569
108
295 ) (
4
34 ) (
488
合計
-
600
27年度末
15,732
1 ) ( 104 )
- ( 139 ) (
3,484 )
-
-
34
1
-
-
17
-
-
-
-
-
-
17
15,813
570
108
4
488
-
600
15,783
9,589
509
98
18
247
-
363
9,735
2,510 ) (
265 ) (
34 ) (
准 ( う ち 女 性 ) (
組 法
農業協同組合
合
員 人 その他の団体
合 計
持分
全部
の譲渡
33
人
計
27年度
加入
27年度脱退
死亡
資格
又は
除名
喪失
解散
6 )(
64 )
( 104 ) (
2,671 )
1
-
-
-
-
-
-
1
421
4
3
-
2
-
5
420
10,011
513
101
18
249
-
368
10,156
25,824
1,083
209
22
737
-
968
25,939
H27末 正組合員戸数
10,848 戸
准組合員戸数
7,518 戸
4 組合員組織の状況
組 織 名
構成員数
おもな生産品目
JAにいがた南蒲 青年部
74名
―
JAにいがた南蒲 女性部
446名
―
1,889名
―
JAにいがた南蒲 農業生産組織連絡協議会(107組織)
JAにいがた南蒲 ユリ部会
6名
ユリ切花
JAにいがた南蒲 酪農部会
9名
生乳
31名
果樹全般
9名
酪農
14名
酪農
7名
酪農・肉用牛
JAにいがた南蒲 果樹連絡協議会
南蒲原酪農ヘルパー利用組合
南蒲原家畜人工受精師協会
南蒲原受精卵移殖協議会
888名
―
三条園芸振興協議会
26名
野菜全般
大島園芸振興協議会
97名
果樹全般
本成寺カンラン組合
8名
キャベツ
上須頃みどり会
6名
きゅうり、ネギ
保内園芸組合
46名
緑花木
須戸生産組合
10名
水稲苗
JAにいがた南蒲 青色申告会(8地区)
三条地区
117
組 織 名
構成員数
おもな生産品目
加茂地区
雪椿フラワー部会
9名
加茂果樹部会
ストック、ユリ切花
240名
果樹全般
25名
栗
6名
きゅうり
11名
野菜全般
8名
野菜苗
10名
野菜全般
加茂雪椿きのこ組合
6名
しいたけ
下条たけのこ組合
4名
たけのこ
14名
果樹全般
9名
みょうが
33名
果樹全般
加茂酪農部会
2名
生乳
いちご会
7名
苺
田上町果樹組合
28名
桃
田上町梅生産組合
28名
梅
田上町施設園芸組合
15名
きゅうり
竹の子生産組合
48名
たけのこ
きのこ生産組合
4名
しいたけ、なめこ
甘藷部会
23名
さつまいも
里芋部会
30名
さといも
下田地区農業生産組織連絡協議会
38名
―
ナルコラン部会
20名
ナルコラン
いちい農業生産組織連絡協議会(31組織)
712名
―
新潟なんかん米推進部会(12組織)
210名
水稲
29名
水稲
5名
水稲苗
くり栽培生産組合
加茂市ビニールハウス栽培組合
狭口出荷組合
蔬菜苗組合
北潟野菜出荷組合
須田地区果樹研究会
加茂みょうが生産組合
山島果実研究会
田上地区
下田地区
いちい地区
いちい直播研究会
いちい水稲育苗組合
園芸組織(4組織)
19名 ネギ、たけのこ、小松菜、越後姫
いちいの季農産物直売所推進協議会
125名
―
水稲採種組合
47名
水稲種子
見附東部地区栗栽培出荷組合
17名
栗
見附ブドウ生産出荷組合
10名
ぶどう
3名
しいたけ
見附施設園芸部会
23名
きゅうり、大崎菜
見附もち米生産組合
34名
もち米
見附地区
しいたけ部会
118
組 織 名
構成員数
おもな生産品目
見附地区
ブドウ部会
17名
ぶどう
レンコン部会
9名
れんこん
一般野菜部会
62名
ネギ、さといも、ニラ
花卉部会
17名
ひまわり、ストック、ユリ
見附北部CE利用者協議会
54名
水稲
見附市直播研究会
45名
水稲
5名
豚、肉牛、乳牛
大口れんこん生産組合
81名
れんこん
中之島ねぎ生産部会
16名
ネギ
中之島施設葉物部会
5名
小松菜
中之島にら栽培組合
19名
ニラ
中之島園芸部会
33名
さといも、オクラ、とうな
8名
肉牛
62名
野菜全般
1名
しいたけ、きくらげ、しめじ
畜産振興協議会
中之島地区
中之島地域畜産振興協議会
中之島直売部会
中之島きのこ組合
5 特定信用事業代理業者の一覧
該当する事項はありません。
6 地区一覧・沿革
当JAの地区は、三条市(平成17年5月1日合併前の三条市・栄町・下田村)、加茂市、
田上町、見附市及び長岡市(平成17年4月1日合併前の中之島町)一円の区域とします。 平成13年2月 3市3町1村の8JAが広域合併
三 条 市 三条市農業協同組合
加 茂 市 加茂市農業協同組合
田 上 町 田上町農業協同組合
下 田 村 下田村農業協同組合
栄
町 いちい農業協同組合
見 附 市 見附市農業協同組合
見 附 市 見附中央農業協同組合
中之島町 中之島町農業協同組合
119
7 主な店舗・施設の設置状況 (平成28年5月現在)
☆ はATM(現金自動化装置)設置店
名 称
所在地
電話番号
備考
本店 ☆
三条市興野3-10-7
0256-36-5200
本店 ローン営業センター
三条市福島新田丁629
0256-45-4413
本店 事業部
三条市善久寺2992-1
0256-45-7685 いちい車輌センター併設
三条市下保内348-1
0256-39-7629 本店営農経済部含む
長岡市中之島773
0258-61-2902
三条支店 ☆
三条市西裏館1-3-28
0256-32-7111
井栗支店 ☆
三条市鶴田4-2-30
0256-38-2537
大崎支店 ☆
三条市西大崎2-28-3
0256-38-2205
大島支店 ☆
三条市下須頃1687
0256-33-0186
本成寺支店 ☆
三条市南四日町1-10-31
0256-32-0341
加茂支店 ☆
加茂市番田6-2
0256-52-1300
加茂市黒水729-1
0256-52-2221
須田支店 ☆
加茂市前須田45
0256-52-6111
田上支店 ☆
田上町羽生田128-1
0256-57-2181
下田支店 ☆
三条市荻堀810-4
0256-46-2006
森町支店 ☆
三条市庭月71-1
0256-47-2311
いちい支店 ☆
三条市福島新田丁629
0256-45-4151
帯織支店 ☆
三条市帯織2560-1
0256-45-2003
見附市学校町1-2-27
0258-62-1220
見附西支店 ☆
見附市新幸町4-2
0258-61-2113
中之島支店 ☆
長岡市中之島30-1
0258-66-3131
北部支店 ☆
長岡市中条新田96
0256-97-2151
上通支店 ☆
長岡市押切新田3-2
0258-24-1006 H28.5新築移転
北営農センター ☆
事 南営農センター
務 七谷支店 ☆
所 見附東支店 ☆
(株)JAなんかんサービス事務所 見附市新潟町2566番地2
0258-62-0223 子会社貸与
(株)JAなんかんサービス倉庫 見附市新潟町2566番地2
子会社貸与
虹のホール今町
見附市今町3-12-45
0258-89-8011 子会社貸与
物流センター
三条市下保内348-1
0256-39-7100 あぐりセンター三条店併設
営 食材センター
三条市南四日町1-11-30
0256-35-1846
農 緑花木センター
七谷生活センター
経
下田営農改善センター
済 あぐりセンター三条店
三条市下保内中谷地1212
0256-38-8184 H28.4閉店
加茂市黒水729-1
0256-52-2222 七谷支店併設
三条市笹岡3069外
0256-46-2315
三条市下保内348-1
0256-39-7100 物流センター併設 関 あぐりセンター加茂店
加茂市新栄町5-2
0256-52-1301
あぐりセンター田上店
田上町羽生田128-1
0256-57-2180
あぐりセンター下田店
三条市荻堀797-2
0256-46-2128
あぐりセンターいちい店
三条市善久寺2966
0256-45-5861 物流サブ拠点
見附市新幸町4-2
0258-61-2133 見附集出荷場併設
あぐりセンター中之島店
長岡市中之島773
0258-66-0151
旅行センター
三条市福島新田丁629
0256-45-7300
三条車輌センター
三条市柳川新田1059
0256-38-3362
三条農機センター
三条市鶴田4-2-30
0256-38-7660
係
施
設 あぐりセンター見附店
事
業
関
係
施
設
120
名 称
所在地
電話番号
加茂・田上農機センター
加茂市新栄町5-2
0256-52-1868
田上車輌センター
田上町原ヶ崎新田638
0256-57-2416
下田農機センター
三条市荻堀797-2
0256-46-2172
いちい車輌センター
三条市善久寺2992-1
0256-45-3480
三条市善久寺2992-1
0256-45-4155
長岡市中之島773
0258-66-5395
加茂市黒水690-5
0256-52-2223
ライフラインSS細越給油所
見附市細越2-4-58
0258-62-6182
北LPガスセンター
加茂市黒水729-1
0256-57-7334 七谷支店併設
南LPガスセンター
三条市善久寺2992-1
0256-45-0022 事業部内
事
業 いちい農機センター
関
係 中之島農機車輌センター
施 ライフラインSS七谷給油所
設
備考
南LPガス 作業室兼ボンベ庫 三条市善久寺2996
三条市石上3-375
0256-32-3179
集 大島選果場
三条野菜集出荷所
三条市代官島2716-1
0256-34-5257
出 加茂野菜集出荷場
加茂選果場
荷
須田選果場
場 田上青果物集出荷場(選果場)
加茂市加茂新田10024-2
0256-53-2614
加茂市加茂新田10024-1
0256-53-2614
加茂市前須田75
0256-53-0266
田上町原ヶ崎新田650
0256-57-4645
関 下田野菜集出荷施設
三条市原1585
係
施
下田野菜集出荷貯蔵施設
三条市牛ヶ首287-2
本明集荷場
見附市本明町字桐ノ木679
見附集出荷場
見附市新幸町4-2
0258-61-2132 あぐりセンター見附店併設
長岡市押切新田1-8
0258-24-6872
長岡市中之島784-1
0258-66-0152
設 中之島レンコン集荷所
中之島集出荷予冷センター
穀
物
・
大
豆
等
乾
燥
貯
蔵
施
設
育
苗
関
係
施
設
田上カントリーエレベーター 田上町原ヶ崎新田163-1
0256-57-4664
下田カントリーエレベーター 三条市笹岡3074
0256-46-4858
森町ライスセンター
三条市庭月94
0256-47-2028
鹿峠ライスセンター
三条市飯田1084
0256-46-3025
いちいカントリーエレベーター 三条市善久寺4298
0256-45-5810
大豆センター
三条市善久寺4302
0256-45-7270
見附東ライスセンター
見附市河野町字前川原289-1
0258-63-5660 見附東シードセンター併設
見附北部カントリーエレベーター 見附市片桐町1535-1
0258-66-2006
中之島カントリーエレベーター 長岡市上沼新田1284-1
0258-66-1600
田上育苗センター
田上町原ヶ崎新田163-1
0256-57-4705
長沢育苗センター
三条市中野原441
鹿峠育苗センター
三条市飯田1085
0256-46-3025
笹岡育苗センター
三条市笹岡3074
0256-46-4858
見附東育苗センター
見附市細越146-1
0258-63-2793 見附東米倉庫併設
河野育苗センター
見附市河野町字前川原289-1
0258-63-5660 見附東シードセンター併設
見附北部育苗センター
見附市片桐町1535-1
0258-66-1001
中之島水稲育苗センター
長岡市上沼新田1284-1
0258-66-8820 中之島カントリーエレベーター併設
直 田上農産物直売所
売
所 中之島直売所
田上町羽生田128-1
長岡市中之島781-2
121
名 称
加茂栗燻蒸施設
田上農産物加工センター
加 田上堆肥センター
工
場
等
所在地
加茂市狭口甲938
田上町原ヶ崎新田650-1
三条市笹岡3069外
下田甘薯キュアリング施設
三条市原1585
下田地力増進施設
三条市笹岡3074
0256-46-2315
見附市神保町227-1
施 見附東シードセンター
見附市河野町字前川原286-1、289-1
設 見附東地力増進施設
見附西加工センター
見附市河野町字前川原289-1
0258-63-4033
中之島農産物加工所
長岡市中之島781-2
0258-66-4193
石上農業倉庫
三条市石上3-15-30
0256-32-3179
塚野目農業倉庫
三条市塚野目3-10-55
大崎農業倉庫
三条市西大崎2-20-8
西本成寺農業倉庫
三条市西本成寺118-1
0256-34-3915
三条中央低温農業倉庫
三条市柳川新田1063
0256-38-2466
加茂新田農業倉庫202号
加茂市加茂新田字菅端3694-2
加茂新田農業倉庫203号
加茂市加茂新田字菅端3694-1
天神林農業倉庫204号
加茂市天神林東屋敷590-6
0256-53-0715
中興野エンターローリー
加茂市下条507
0256-52-4831
須田1号倉庫
加茂市鵜森338
須田2号倉庫
加茂市後須田814
田上町原ヶ崎新田650
下田1号倉庫
三条市荻堀807
下田2号倉庫
三条市庭月89
下田3号倉庫
三条市庭月56-1
庫 下田4号倉庫
三条市飯田1085
倉
0258-63-5660
見附市新潟町1671
農 田上低温倉庫301号・302号
業
0256-57-5031
田上町原ヶ崎新田163-1
下田花卉球根集出荷
予冷保冷冷蔵施設
見附東農産物加工所
電話番号
0256-57-4645
福多農業倉庫
三条市若宮新田707
尾崎農業倉庫
三条市尾崎34-3
帯織農業倉庫
三条市帯織833
南低温農業倉庫
三条市茅原1733-1
0256-45-7012
見附東米倉庫
見附市細越145-1
0258-63-2793
見附701号農業倉庫
見附市傍所町194-1
0258-62-0107
見附704号農業倉庫
見附市新潟町2563-2
中之島801∼803号農業倉庫
長岡市中野西甲231-1
0258-66-7375
中之島811号農業倉庫
長岡市下沼新田甲527-1
0258-98-4453
中之島807号農業倉庫
長岡市中野中甲1677-2
中之島809∼810号農業倉庫
長岡市中条新田96
122
備考
JA自己改革への取り組み
JAグループは、農業・地域社会・JAを取りまく情勢と課題や「農協改革」をふまえ、
「創造的自己改革」に取り組むことで、
「農業者の所得増大」
「農業生産の拡大」「地域の活
性化」の自己改革の3つの基本目標に全力を尽くし、「食と農を基軸として地域に根ざした
協同組合」としての役割を発揮して、持続可能な農業と豊かでくらしやすい地域社会の実
現をめざします。
当JAでは、これらJA自己改革の確実な実践に向け、「JAにいがた南蒲の自己改革」
を策定しました。本年7月にオープンを予定している当JA直営直売所を自己改革実践の
拠点と位置づけ、
「生涯現役・一生農業」運動の展開により、地消地産を通じて生産者と消
費者が交流する南蒲のシンボリックな場として、農業者の所得増大・生産拡大と農を通じ
た豊かな地域づくり・絆づくりに取り組み、地域の皆様から評価いただける活動を展開し
てまいります。
JAにいがた南蒲の“めざす姿”の実現に向けた「JAにいがた南蒲自己改革」
園芸拡大・多様な担い
手づくり
じまんの
農産物
おもてな
しの心
地域の活性化・人が集
まる場所づくり
交流の場
女性等の多様な担い手
の農業経営参画
「地消地産」の
推進基地
農業所得の確保・足腰
の強い生産者づくり
消費者・地域住民との
絆づくり・パートナー化
JAにいがた南蒲
自己改革
農業者の所得増大
農業生産の拡大
地域の活性化
「食と農を基軸として地域に根ざした協同組合」の確立
○「農業者の所得増大」
「農業生産の拡大」による持続可能な地域農業の振興
○「地域の活性化」への貢献
○次代に託せる組織基盤の強化と組合員の「アクティブ・メンバーシップ」の確立
○JA経営の健全性向上と経営管理態勢の確立
○活力ある創造力豊かな「人づくり」の推進
○地域に根ざした機能的な施設再編整備による組織・経営基盤強化
○農・食・地域を結びJAへの理解と共感を広げる広報活動の展開
<組合単体開示項目 農業協同組合施行規則第204条関係>
開示項目
●概況及び組織に関する事項
○業務の運営の組織
○理事、経営管理委員及び監事の氏名及び役職名
○事務所の名称及び所在地
○特定信用事業代理業者に関する事項
●主要な業務の内容
○主要な業務の内容
●主要な業務に関する事項
○直近の事業年度における事業の概況
○直近の5事業年度における主要な業務の状況
・経常収益(事業の区分ごとの事業収益及びそ
の合計)
・経常利益又は経常損失
・当期剰余金又は当期損失金
・出資金及び出資口数
・純資産額
・総資産額
・貯金等残高
・貸出金残高
・有価証券残高
・単体自己資本比率
・剰余金の配当の金額
・職員数
○直近の2事業年度における事業の状況
◇主要な業務の状況を示す指標
・事業粗利益及び事業粗利益率
・資金運用収支、役務取引等収支及びその他
事業収支
・資金運用勘定及び資金調達勘定の平均残
高、利息、利回り及び総資金利ざや
・受取利息及び支払利息の増減
・総資産経常利益率及び資本経常利益率
115
116
120
119
13∼20
1
48
48
48
48
48
48
48
48
48
48
48
48
48
48
49
49
59
・総資産当期純利益率及び資本当期純利益率
59
◇貯金に関する指標
・流動性貯金、定期性貯金、譲渡性貯金その他
の貯金の平均残高
50
・固定金利定期貯金、変動金利定期貯金及び
その他の区分ごとの定期貯金の残高
◇貸出金等に関する指標
・手形貸付、証書貸付、当座貸越及び割引手形
の平均残高
・固定金利及び変動金利の区分ごとの貸出金
の残高
開示項目
・担保の種類別(貯金等、有価証券、動産、不動
産その他担保物、農業信用基金協会保証、その
他保証及び信用の区分をいう。)の貸出金残高及
び債務保証見返額
・使途別(設備資金及び運転資金の区分をいう。)
の貸出金残高
・主要な農業関係の貸出実績
・業種別の貸出金残高及び当該貸出金残高の貸
出金の総額に対する割合
・貯貸率の期末値及び期中平均値
◇有価証券に関する指標
・商品有価証券の種類別(商品国債、商品地方
債、商品政府保証債及びその他の商品有価証券
の区分をいう。)の平均残高
ページ
ページ
51
51
52
51
59
54
55
・有価証券の種類別(国債、地方債、短期社債、
社債、株式、外国債券及び外国株式その他の証
券の区分をいう。次号において同じ。)の残存期間
別の残高
54
・有価証券の種類別の平均残高
59
・貯証率の期末値及び期中平均値
●業務の運営に関する事項
8∼9
○リスク管理の体制
9
○法令遵守の体制
10∼11
○苦情処理措置及び紛争解決措置の内容
●組合の直近の2事業年度における財産の状況
○貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分計算書又は 21∼23、44
損失金処理計算書
○貸出金のうち次に掲げるものの額及びその合計額
53
・破綻先債権に該当する貸出金
53
・延滞債権に該当する貸出金
53
・3か月以上延滞債権に該当する貸出金
53
・貸出条件緩和債権に該当する貸出金
○元本補てん契約のある信託に係る貸出金のうち破綻
先債権、延滞債権、3か月以上延滞債権及び貸出条件
緩和債権に該当するものの額ならびにその合計額
○自己資本の充実の状況
○次に掲げるものに関する取得価額又は契約価額、時
価及び評価損益
・有価証券
・金銭の信託
・デリバティブ取引
・金融等デリバティブ取引
・有価証券店頭デリバティブ取引
○貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
○貸出金償却の額
50
50
50
53
60∼69
55
55
55
55
55
54
54
<連結(組合及び子会社等)に関する開示項目 農業協同組合施行規則第205条関係>
開示項目
ページ
●組合及びその子会社等の概況
70
○組合及びその子会社等の主要な事業の内容及び組
織の構成
○組合の子会社等に関する事項
70
・名称
70
・主たる営業所又は事務所の所在地
70
・資本金又は出資金
70
・事業の内容
70
・設立年月日
70
・組合が有する子会社等の議決権の総株主、
総社員又は総出資者の議決権に占める割合
70
・組合の1の子会社等以外の子会社等が有す
る当該1の子会社等の議決権の総株主、総社
員又は総出資者の議決権に占める割合
●組合及びその子会社等の主要な業務につき連結したもの
70
○直近の事業年度における事業の概況
開示項目
ページ
○直近の5連結会計年度における主要な業務の状況
71
・経常収益(事業の区分ごとの事業収益及びその
合計)
71
・経常利益又は経常損失
71
・当期利益又は当期損失
71
・純資産額
71
・総資産額
71
・連結自己資本比率
●直近の2連結会計年度における財産の状況につき連結したもの
72、73、103
○貸借対照表、損益計算書及び剰余金計算書
○貸出金のうち次に掲げるものの額およびその合計額
103
・破綻先債権に該当する貸出金
103
・延滞債権に該当する貸出金
103
・3か月以上延滞債権に該当する貸出金
103
・貸出条件緩和債権に該当する貸出金
105∼113
○自己資本の充実の状況
104
○事業の種類ごとの事業収益の額、経常利益又は経常
損失の額及び資産の額として算出したもの
124
<自己資本の充実の状況に関する開示項目>
●単体における事業年度の開示事項
ページ
○ 定性的開示事項
・自己資本調達手段の概要
12
・組合の自己資本の充実度に関する評価方法の概要
12
8、63∼66
・信用リスクに関する事項
66∼67
・信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
68
・派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関するリスク管理の方針
及び手続の概要
68
・証券化エクスポージャーに関する事項
9
・オペレーショナル・リスクに関する事項
・出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要
68
・金利リスクに関する事項
69
○ 定量的開示事項
・自己資本の構成に関する事項
60
・自己資本の充実度に関する事項
62
・信用リスクに関する事項
63∼66
・信用リスク削減手法に関する事項
66∼67
68
・派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
・証券化エクスポージャーに関する事項
68
68
・出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項
68
・金利リスクに関して組合が内部管理上使用した金利ショックに対する損益又は経済的
価値の増減額
●連結における事業年度の開示事項
○ 定性的開示事項
・連結の範囲に関する事項
・自己資本調達手段の概要
・連結グループの自己資本の充実度に関する評価方法の概要
・信用リスクに関する事項
・信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
・派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関するリスク管理の方針
及び手続の概要
・証券化エクスポージャーに関する事項
・オペレーショナル・リスクに関する事項
・出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要
・金利リスクに関する事項
○ 定量的開示事項
・連結に含まれない金融子法人等で規制上の所要自己資本を下回った会社の名称と所
要自己資本を下回った額の総額
・自己資本の構成に関する事項
・自己資本の充実度に関する事項
・信用リスクに関する事項
・信用リスク削減手法に関する事項
・派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
・証券化エクスポージャーに関する事項
・出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項
・金利リスクに関して連結グループが内部管理上使用した金利ショックに対する損益又は
経済的価値の増減額
125
ページ
70
105
105
108∼111
111∼112
112
112
112
113
113
105∼106
105∼106
107∼108
108∼111
111∼112
112
112
113
113
にいがた南蒲農業協同組合
平成28年5月発行
編集/総務部 企画管理課
〒955‐0046 三条市興野3丁目10番7号
TEL 0256‐36‐5200 http://www.ja-niigatanankan.or.jp
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