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第2章 環境の現状と課題

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第2章 環境の現状と課題
第2章
環境の現状と課題
12
第2章
環境の現状と課題
1 上田市の概況
上田市は、長野県の東部に位置し、北は長野市、千曲市、須坂市、坂城町、筑北村、西は松本
市、青木村、東は嬬恋村(群馬県)、東御市、南は長和町、立科町と接しています。東京からは約
190 ㎞、新幹線で最短 72 分で結ばれており、長野市からは約 40 ㎞の位置にあります。
市内には、日本一の大河である千曲川(新潟県から「信濃川」
)が佐久盆地から流れ込み、中心
部を横断し、日本海へと流れていきます。
北部に位置する菅平高原一帯は上信越高原国立公園に指定され、日本百名山に数えられている
四阿山や根子岳が位置しています。また、南部に位置する美ヶ原高原一帯は八ヶ岳中信高原国定
公園に指定され、2,000m 級の山々が連なっています。
○上田市の全体像
資料:上田市総合計画
13
2 自然環境
現 状
気候と地勢
上田市の気候は、昼と夜の気温較差が大きい典型的な内陸性気候で、年平均降水量は 900 ㎜前
後と全国でも有数の少雨地帯です。積雪も、山間地以外の地域では、10 ㎝を超えることはまれで、
晴天率が高く、快適に暮らすことができる気候特性です。
上田市は、本州を横断するフォッサ・マグナにより、太古の時代に海底であったときに噴出し
た溶岩や火山灰が固まった岩石と、湖水となった時代に堆積した地層で特殊な地形・地質をもっ
ており、河岸段丘や扇状地などが見られます。
市域の約 7 割が森林であり、豊かな自然景観を提供しているほか、動植物の生育環境となって
います。
○月別平均気温と降水量(平成 23 年)
資料:上田市気象連絡所 「上田の気象年報」
○上田市の遠望
上田市の遠望
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自然・動植物
上田市には、菅平高原と美ヶ原高原の南北 2 つの信州を代表する高原のほか、太郎山や独鈷山
など市民に親しまれている多くの里山があります。これらの里山の多くは、県指定の郷土環境保
全地域となっており、周辺の生活環境を含め優れた自然環境として保全されています。
千曲川沿岸の平地は落葉広葉樹が多い低山帯、また菅平高原や美ヶ原高原などは亜高山帯や高
山帯となっており、幅広い地形地質により多種多様な植生と、多くの動物が生息しています。
絶滅危惧種の植物としては、亜高山帯に生育するホテイランが県の「特別指定希少野生動植物」
として、また、ツキヌキソウ、キバナノアツモリソウ、オキナグサ、ヤマシャクヤク、ベニバナ
ヤマシャクヤク、サクラソウが「指定希少野生動植物」として指定されており、保護が進められ
ています。また、千曲川を挟む、半過岩鼻と下塩尻岩鼻の大岩壁には、モイワナズナが自生して
おり、本州ではここでしかみることができない貴重な植生となっています。
動物では、イヌワシが生育しており、これらは「特別指定希少野生動植物」として、県の条例
で捕獲等が禁止されています。また、菅平高原や美ヶ原高原で見られるミヤマシロチョウやミヤ
マモンキチョウ、オオイチモンジなども、県の希少野生動植物として、捕獲等が禁止又は制限さ
れています。
その他、国の天然記念物であるヤマネをはじめ、オコジョやヤマメ、ヤリタナゴなど多くの貴
重生物種が生息しているほか、国蝶のオオムラサキや市指定文化財のマダラヤンマなども見られ、
さまざまな動物を身近に感じることができる豊かな自然環境となっています。
これらの動植物の生育環境となっている森林は、国有林や公有林として国や県、自治体により
保全管理されているものと、個人で管理している私有林があります。森林の管理は、専門的技術
が必要であり、林業の衰退により適切に管理が行うことができず、荒廃していく森林が昨今見ら
れています。
○上田市の郷土環境
○上田市の郷土環境保全地域
環境保全地域
名
称
地
域
大 法 寺 飯 縄 山
上
田
地
域
戸
跡
上
田
地
域
山
上田地域・丸子地域
石
独
城
鈷
安 楽 寺 ・ 常 楽 寺
上
田
地
域
太
郎
山
上
田
地
域
御
屋
敷
真
田
地
域
森
上
田
地
域
お
か
み
の
資料:長野県
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農地
農地は、私たちにゆとりと安らぎの景観を提供しているほか、さまざまな動植物の生育地です。
上田市の農地は、住宅や店舗、会社、工場など毎年違う用途の土地に変わっています。
市内の販売農家数は、過去 20 年間で半数以下に減少しており、農家数の減少に伴い、ますます
農地が失われていくことが考えられます。上田市でも少子高齢化の兆候が顕著に見られており、
市民向けに実施したアンケートにおいても、上田市の取り組むべき環境の課題として農林業従事
者の高齢化を心配している人は全体の約 3 割と 3 番目に多い結果となっており、担い手不足によ
る農家数の減少、そして農地の減少が懸念されています。
○農地転用状況
資料:農業委員会
課 題
○ 希少野生動植物をはじめとする、多様な動植物が見られる上田市の自然環境を保全
し、次の世代へと引き継ぐことが大切です。
○ 菅平高原や美ヶ原高原など多くの旅行者が自然に触れ合う機会を活かし、市民だけ
でなく来訪者も含め、共に自然保護や希少生物種の保護に関する意識を高めていく
ことが必要です。
○ 森林や里山の保全のため、これらを適正に管理することができる体制づくり、技術
の伝承、担い手づくりが求められています。
○ 農地を保全し、他用途への転用や荒廃を防ぐため、農業の活性化、担い手育成が求
められています。
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3 生活環境
現 状
空気・音
市民向けに実施したアンケートによると、約 6 割の人が上田市の空気はきれいであると感じて
います。しかしながら、
「そう思わない」、
「あまりそう思わない」という回答が主に上田地域と丸
子地域から寄せられ、それらの地域の一部では空気が汚れていると感じている市民もいます。実
際に上田地域で最も苦情が多いのは、大気汚染に関するものとなっています。
大気に関しては、上田合同庁舎と国道 18 号上田バイパスが通る常磐城で大気汚染物質の常時監
視が行われており、おおむね環境基準を達成しています。また、騒音・振動については、自動車
騒音の常時監視をしており、一部基準値が満たされていない状況です。
大気汚染物質や騒音・振動の原因は、主に自動車や工場とされています。
上田市は、JR 長野新幹線やしなの鉄道、上田電鉄別所線など県内でも鉄道網が発達している地
域です。これら公共交通の利用促進と駅周辺に駐車場や駐輪場の設置などパークアンドライド*ⅰ
を実施し、大気汚染や騒音・振動の防止に努めています。
○市民アンケート調査結果「上田市の空気がきれいと感じる」
3
33
18
55
(0.3%)(3.5%)
(5.8%) (1.9%)
357
(37.3%)
244
(25.5%)
246 (25.7%)
そう思う
ややそう思う
ふつう
あまりそう思わない
そう思わない
わからない
無回答
資料:上田市環境基本計画基礎調査報告書
*ⅰパークアンドライド:自宅から自分で運転してきた自動車をターミナル周辺に設けられた駐車場に置き、そこから公共交通
ⅰパークアンドライド:
機関を利用して目的地へ向うシステム。
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水・土
上田市には、市の中心を東西に横切る千曲川、北に神川、南に依田川、浦野川などの一級河川
や、菅平ダムや内村ダムなどのダム湖があり、また、水田灌漑用の人工池であるため池が多く存
在しています。更に、山腹や山すそ、まちなかに多くの湧水が見られ、水田や上水道、養殖等の
水源などさまざまな用途に利用されています。
上田市の主要河川と地下水(深井戸)の水質状況は、すべての地点において環境基準を達成し
ており、良好な水質が保たれています。
近年、工場などで使用されていた有機塩素系溶剤(トリクロロエチレンなど)による井戸水や
土壌汚染が発見される事案が発生しています。また、一部地域の井戸水においても硝酸性窒素が
環境基準を超過している井戸が発見されています。
河川の水質汚濁の原因は、生活排水や工場からの汚水、ポイ捨てや不法投棄などさまざまなも
のがあります。井戸水については、畑地等への過剰な施肥が原因と考えられます。
○主要河川の水質状況(BOD
○主要河川の水質状況(BOD*ⅰ)
※環境基準 : 2mg/L 以下
資料:河川・湖沼等の水質測定結果(長野県)
○矢出沢川
*ⅰBOD:
BOD:生物化学的酸素要求量(Biochemical Oxygen Demand)の略。水中の有機物等が微生物の働きによって分解されるとき
に消費される酸素の量のことで、水質汚濁を測る代表的な指標。
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化学物質
化学物質のうち、特定のものは大気や土壌、水などを汚染し、食物連鎖を通して生物にも悪影
響を与えるものとされています。
上田市では、ダイオキシンやトルエン、キシレンなどの特定化学物質を測定しています。
ダイオキシンについては、環境基準値の 0.6pg-TEQ/m3 以下を達成しており、過去 10 年間でも減
少傾向にあります。ダイオキシンは、主にごみの焼却に伴って発生することから、一定の構造基
準を満たさない焼却炉の撤廃や野焼きの禁止などの対策が進められていることによる効果が考え
られます。
特定化学物質についても、環境基準を達成しています。
○一般環境大気ダイオキシン類測定結果の推移
※測定点:上田市役所
資料:上田市環境レポート
課 題
○ 幹線道路近辺の大気汚染、騒音・振動対策として、交通渋滞の緩和や車両の利用方
法などに対する改善策が必要とされています。
○ 千曲川など河川、ため池、湧水など、現在のきれいな水質を維持していくため、生
活排水や工業用排水などの継続的な対策が求められています。
○ 井戸水の汚染予防のため、環境保全型農業など農薬を過剰に使用しないような農法
の推進が求められています。
○ 化学物質対策として、ダイオキシンに関する対策のほか、その他特定化学物質に対
する排出規制などが必要となっています。
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4 快適環境
現 状
歴史・文化
上田市は、奈良時代に信濃の国府や国分寺がおかれ、また戦国時代には真田氏が上田城を築き、
古くから城下町として栄えてきました。そのため、21 の国指定文化財と 25 の県指定文化財、232
の市指定文化財と、市内には貴重な文化財が多く残されています。
塩田平には、鎌倉の建長寺などと並んで日本で最古の臨済禅宗寺院である安楽寺があり、その
木造八角三重塔は、長野県で一番早く「国宝」に指定された全国で一つしかない貴重な木造建築
物です。塩田平にはこのほか数多くの文化的遺産が残されており、信州の鎌倉と呼ばれています。
奈良時代に建てられた信濃国分寺は、建立後 300 年の間に衰えましたが、室町時代に今の場所
に再建され、三重塔は現存する国分寺の塔のなかで最も古く、国の重要文化財となっています。
市の中心市街地には、国指定の史跡となっている上田城跡があり、現在は公園として、多くの
人に親しまれています。
また、別所温泉地区には、岳の幟(たけののぼり)と呼ばれる珍しい雨乞いの祭りがあるなど、
多くの祭りや伝統芸能が引き継がれています。
このように、上田市には多くの歴史・文化に触れ合う機会があります。
○安楽寺八角三重塔
資料:上田市
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緑
上田市は、市街地、田園の周りを森林で囲まれており、市域全体が緑あふれる環境です。
また、千曲川などの河川やため池の周辺の緑も水辺の生物など多様な生物の生育環境として
重要なものとなっています。これらのほか、農村集落や社寺林なども市内の緑を形成していま
す。
市街地においては、市内各所に都市公園、児童遊園地があります。
カラマツ、アカマツ、カスミザクラなどの市有林を公園として、森林と親しむ場を提供して
いる市民の森公園や、鳥や昆虫など身近な動植物を見ることができるビオトープ型の美穂ヶ池
市民緑地など、市街地の緑を確保するだけでなく、緑と親しむ憩いの場を提供しています。
また、「花の種銀行」を設立し、各家庭に花の種の貸し出しを行っているほか、『上田市花と
緑のまちづくりコンクール』を開催し、道路や各家庭において花や緑あふれるまちづくりを進
めています。
○玄蕃
○玄蕃山公園
資料:上田市
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景観・美化
上田市は、自然と田園、史跡など美しい景観があふれるまちです。
信州稲倉の棚田は、日本棚田百選として選定されており、稲倉川の両沿岸に延長約 2.5km、標高
差約 260m にわたり、約 780 枚の水田が殿城山の裾野の豊かな自然とともに美しい農村景観をつく
りだしています。
塩田平は美しい日本の歴史的風土準百選に選ばれており、独鈷山や夫神岳をはじめとする周囲
の山々の自然環境や日本のため池百選に選ばれた「ため池の景観」、のどかな田園風景と、安楽寺
八角三重塔や前山寺三重塔などの文化財群や史跡などが融合し、独特の歴史的風土を提供してい
ます。
また、上信越自動車道や国道 18 号、北陸新幹線やしなの鉄道など主要な道路や鉄道沿線につい
て、広告物の乱立を防ぎ美観を維持するため、上田市では、県の屋外広告物条例に基づき、
「屋外
広告物禁止地域」と「屋外広告物許可地域」を設けているほか、
『上田市景観条例』を制定し、景
観保全に努めています。
また、一定地区の景観について、住民が取り決めた協定を市が認定する制度を設け、地域景観
の向上を図っています。
しかし、これらの誇るべき景観を形成するまちなかや河川、山などにおいて、不法投棄やポイ
捨てが多く見られています。市民向けに実施したアンケートによると、
『環境モラル(ポイ捨て含
む)』と『ごみの不法投棄』が市の課題として最も多く意見がよせられていました。
上田市では、ポイ捨ての防止等に関する条例を施行しており、市内全域の道路、駅前広場、公
園、緑地等へのポイ捨てが禁止されていますが、更なる対策が必要とされています。
課 題
○ 恵まれた文化的遺産、史跡、伝統芸能などを保存するため、上田の歴史や大切さに
触れ合う機会を創出し、次世代に伝え、継承していくことが重要です。
○ 身近な緑の保全のため、緑と親しむ場を創出し、それらの役割や大切さを伝えてい
くことが重要です。
○ まちなかの緑地を確保するため、計画的な土地利用や開発時の緑地協定など、保全
のための規制が必要です。
○ 美しい景観を守るため、景観確保のための条例や、地域協定などを継続的に実施し
ていくことが必要です。
○ ポイ捨てやごみの不法投棄防止のため、市域全体のモラル向上を図るとともに、来
訪者のポイ捨てや市外部からの不法投棄対策などを更に徹底させることが重要で
す。
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5 地球環境・循環型社会
現 状
地球温暖化
上田市の各庁舎・施設から排出されている温室効果ガスは、平成 23 年度で 22,863t-CO2 になり
ます。
地球温暖化を防止するためには、その原因となっている温室効果ガスの排出量の削減が必要と
なります。温室効果ガスは、石油や石炭などの化石燃料が燃焼されるときに発生する二酸化炭素
が主な要因であり、これらの消費を減らすことや、太陽光など石油や石炭を使わない自然エネル
ギーを活用することが有効な対策として考えられています。
上田市は、日照量が多いことから太陽光や太陽熱などの自然エネルギー、また農畜産業の廃棄
物等を利用したバイオマスエネルギー*ⅰなど、豊富な地域のエネルギー資源を有しています。
また、私達のライフスタイルを二酸化炭素の排出を減らした環境にやさしい生活に変えていく
ことも必要です。
○上田市関係機関から
○上田市関係機関からの温室効果ガス排出量
関係機関からの温室効果ガス排出量
資料:上田市環境レポート
*ⅰバイオマス:生物体をエネルギー源または工業材料として利用すること。またはその生物体。
ⅰバイオマス:
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ごみ
環境に対する負荷を少なくするためには、生産・流通・消費・廃棄の各段階で廃棄物を限りな
くゼロに近づける資源循環型社会の構築が必要です。
上田市では、平成 22 年度で 48,390t、一人当たり約 304kg のごみが出されています。これは平
成 17 年度と比較して、総排出量で 8,407t、一人当たり 47 ㎏の減少になりますが、上田地域広域
連合が計画する資源循環型社会を実現するためには、更なるごみの減量化が必要となっています。
市民のごみ分別・リサイクルに対する意識は高まっていますが、更なるごみ排出量の削減を進
めるため、上田市では、可燃ごみ排出量削減を目指して、生ごみ堆肥化のモデル事業に取り組む
とともに、一般家庭への生ごみ堆肥化機器購入補助、ごみ減量アドバイザーによるごみ分別やリ
サイクル活動を進めています。
○上田市のごみ排出量と一人当たりの排出量
資料:長野県廃棄物対策課「一般廃棄物処理事業実態調査」
課 題
○ 地球温暖化防止活動を推進するために、上田市内の温室効果ガスの排出量を把握
し、各主体が責任を持って温室効果ガス排出量の削減に取り組む必要があります。
○ 化石燃料の代替となる太陽光やバイオマスエネルギーなどの新エネルギーの導入
を拡大し、市域全体に拡げていく必要があります。
○ ごみを資源としてリサイクルすることは、ごみ減量による最終処分場の延命ととも
に資源やエネルギーの過剰な利用を防止します。上田地域広域連合が計画する資源
循環型施設の早期実現を図り、ごみの減量化と資源化、リサイクルの仕組み作りに
取り組むことが重要です。
○ 市民・事業者が個々に取組を進められるよう、ごみ減量や地球温暖化防止など環境
にやさしいライフスタイルの普及啓発、情報提供が求められます。
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6 環境への取組
現 状
市民活動
上田市では、毎年 5 月 30 日(ゴミゼロの日)の頃行われる地域清掃や河川清掃などの環境美化
運動、環境美化監視員による不法投棄防止パトロールや河川パトロール、水生生物調査などさま
ざまな活動が行われています。市民アンケートの結果によると資源回収活動には約 7 割の人が、
地域清掃活動には 5 割以上の人が参加しています。
また、上田市では、旧上田市の環境基本計画に掲げられた市民の役割を果たすため、市民・事
『うえだ環境市民会議』が平成 15 年
業者・行政の協働*ⅰによる環境保全活動を行うための組織、
5 月に立ち上げられ、地球温暖化防止や自然保護、ごみの減量化などさまざまな環境問題について
市民参加による環境保全活動が進められています。うえだ環境市民会議を統括する企画運営会議
では、環境学習講演会などが行われているほか、各プロジェクトチームにおいて、自然体験学習
など様々な取り組みが実施されています。
このほか、NPO など個々の環境活動グループが市内には多く存在します。これら市民団体や市民
会議が連携し、多くの人たちが共に環境活動を進めていくことが重要です。
○市民アンケート調査結果「環境活動への参加」
資料:上田市環境基本計画基礎調査報告書
課 題
○ 多くの人に環境活動に参加してもらうため、広報の充実化や環境情報の提供の場が
必要です。
○ 多くの人が環境を学ぶ機会を得るため、学校や生涯学習などさまざまな人を対象と
したさまざまな環境学習の場の提供が必要です。
○ 環境活動を実施する各種市民団体や『うえだ環境市民会議』などの連携により、市
民の環境活動が広く浸透するための組織・ネットワークづくりが大切です。
*ⅰ協働:複数の主体が、同じ目的のために力を合わせて活動することをいう。たとえば、地域の課題を解決しなければならな
ⅰ協働:
いとき、単独では解決できない問題であった場合、相互に力の不足を補い合い、協力して課題の解決に当たっていくなど。
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