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PDF:1.51MB - BOPビジネス支援センター

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PDF:1.51MB - BOPビジネス支援センター
資料5
社会的投資とBOPビジネス
第三回BOP運営協議会
2013年2月13日
ARUN 功能 聡子
目次
1. ARUNの社会的投資事業のご紹介
2. BOPファイナンスのニーズについて
2013/2/26
ARUN, LLC
2
会社概要
OUR VISION
地球上のどこに生まれた人も、
OUR MISSION
途上国の人々のエンパワーメントと機会の創出
ひとりひとりの才能を発揮できる社会
参加型の社会的投資プラットフォームの構築
社 名
ARUN 合同会社 (ARUN, LLC.)
設 立
2009年12月
所在地
東京都千代田区神田錦町3-21 ちよだプラットフォームスクエア1016
代 表
功能 聡子
資本金
500万円
 途上国における社会的投資、社会的インパクトの測定、評価
 投資企業への経営・技術支援
事業内容
 社会的投資、および社会的事業に関する調査、情報提供、コンサルティング
 社会的投資家の教育、育成活動
 企業、NGO、社会起業家のマッチング
海外事務所
HP
カンボジア、プノンペン
http://www.arunllc.com/
ARUNのビジネスモデル
投資先
投資家
社会起業家
社会的企業
社会的投資に関心の
ある個人・企業
社会的投資プラットフォーム
投資家と投資先の
コミュニケーションをサポート
 社会的投資の実施=資金を社会的企業に投資
 社会的インパクトの測定、評価
 経営・技術支援の提供
 起業家とのリアルな出会いの機会
 日本企業と途上国企業のマッチング
ARUN, LLC
4
中小企業レベルへの投資
商業金融機関にとっては小さすぎるがマイクロファイナンス機関にとっては大きすぎる資金ニーズをもった
中小規模の事業者に対する資金提供者が十分にいない、「ミッシングミドル」の課題解決に取り組んでいます。
必要資金規模
現存する主な資金提供者
商業金融機関(銀行、ベンチャーキャピタル等)
大規模
中小規模向け資金提供者の不在
商業金融機関にとって
ARUNの
投資対象
中小規模
• 融資を行う手間が多い(=コストがかかる)
 中小規模事業者の未整備な財務諸表、不十分な
物的担保
 高いモニタリング費用
マイクロファイナンス機関にとって
個人・家族経営
の小規模
• 必要資金規模が大きい、融資期間が長い
マイクロファイナンス機関
ARUN, LLC
5
投資基準
社会性基準
事業性基準
ビジネスモデル
ビジネスモデル
起業家の社会的価値創出へのコ
ミットメント
財務
社会的価
値の創出
度合い
雇用
Employment
財務
ガバナンス
ガバナンス
リーダーシップ
リーダーシップ
地域への貢献
Community
投資リターン
ARUN, LLC
6
ARUNの投資先(例)
ARUNは、カンボジアの社会的企業に投資しています。
Sahakreas CEDAC (サハクレアセダック)
•
生態系農業技術により栽培された国内産農作物の流通事業
<有機米、天然ハチミツ>
Arjuni International, Ltd. (アルジュニ)
•
ヘア・エクステンションの製造およびオンライン販売事業を通じた女性のエンパワメント
Frangipani (フランジパニ)
•
環境と人権に配慮したブティックホテルの運営
2013/2/26
ARUN, LLC
7
農民組合事業
天然はちみつ事業
ヘアエクステンション製造・販売
2013/2/26
ARUN, LLC
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エシカルツーリズムと雇用促進
社会的リターン (例)
2,668世帯にリーチ
•
•
337tの籾を調達
674,000USDの所得に
(2011年)
•
•
•
•
•
社会起業家(個人)・社会起業(組織)として、社会的
ミッション(=小規模農家の生活の質向上)にかける
想いは強い。スタッフの殆どがNGO出身者であり、ビ
ジネス人材を登用したチーム結成が課題。
有機米事業は話題性に富み、NGO、研究機関、メ
ディア等に注目され、先進性を有している。
SKCは、従業員に対し、スキルアップ支援、モチベー
ション維持の取組等を行っている。
有機米の栽培は、農薬等を使用せず生産地周辺の
環境に好影響。SKCの環境・品質取組は、要改善。
有機米事業から、破砕米を活用した米焼酎事業や、
生産者組合によるコミュニティー・ビジネス事業など、
地域コミュニティーに貢献している。
•
有機米事業に取り組むことにより、農民の所得増につな
がっている。SKCがコメ市場に参入することにより、従来
のベトナムやタイからの仲買人との間で価格競争が生じ、
コメの買取価格は、顕著に上昇している。
有機米の栽培は、農薬等を買わずに済むことによる、コ
スト削減の効果ももたらしている。有機米事業を通じて、
生産者の組織化が進み、有機米栽培以外の組合活動の
活発化や生産者間のエンパワーメントが確認された。
一方で、カンボジアのコメ市場は競争が激化しており、当
初期待されていた事業規模には至っておらず、社会的イ
ンパクト発現の度合も限定的である。今後、事業モデル
を改善し、社会的インパクトをより効果的に発現させてい
くことが期待される。
リーダーシップ
5
4
3
環境
2
革新性・先進性
1
0
地域への貢献
雇用
11
社会起業家の活躍
Arjuni起業家
ニューヨークタイムス紙 記事掲載
Frangipani起業家
プノンペンポスト紙 記事掲載
SKC起業家
2012年ラモンマグサイサイ賞受賞
投資家(ARUNパートナー)の広がり
ARUN設立当初10名だったパートナー(出資者)は、2013年2月現在で86人(個人・法人)へと増加しました。
社会的投資への関心と信頼が高まってきています。出資額も2年間で4倍に増えています。
2009年12月末
2013年2月現在
出資者
総出資額
出資者
総出資額
:10名
:16百万円
コンサル関連
国際協力関連
メーカー関連
メディア関連
金融関連
商社
教育関連
IT関連
ARUN, LLC
その他
:85名+1法人
:64百万円
自営業
農業関連
法人
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ソーシャル・インベストメント国際シンポジウム
2012年10月に東京・虎ノ門で開催
(JICA,JETRO後援、国際交流基金助成)
世界から先駆的な活動を展開している社会的投資
ファンド ACUMEN FUND(アメリカ)、Oikocredit(オラン
ダ)、Aavishkaar(インド)が参加し、社会的投資ファン
ドの運営や社会的インパクトの計測手法等について
議論
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ARUN, LLC
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ソーシャルビジネスコンペティション
2011年より毎年カンボジアで開催
(カンボジア日本人材開発センター協力、三菱UFJ国際財団助成)
カンボジア・ミャンマー・日本の学生が混成チームをつくり、カンボ
ジアの社会問題を解決するビジネスプランを競い合う。
コンペ参加者の中から実際に起業する若者も。
ARUNの社会的投資とは
① 途上国で貧困等の社会課題の解決をビジネスの手法を通して
行う企業への投資
② 資金提供だけでなく経営支援やマッチングによるバリューアップ
③ 経済的な活動だけでなく、社会的なインパクト(効果、影響)も投
資の成果として評価
④ 日本の投資家と途上国の起業家がアイデアを共有し成長する
プラットフォームを構築
⑤ 連携により社会的投資の地平を広げていく
2013/2/26
ARUN, LLC
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目次
1. ARUNの社会的投資事業のご紹介
2. BOPファイナンスのニーズについて
2013/2/26
ARUN, LLC
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BOPビジネス連携促進調査 (JICA、2011年より2年間)
BOPビジネス成長促進のための社会的投資事業準備調査
1. 社会的投資に関する調査
2. BOPビジネスのバリューアップ手法に関する調査
野生ミツバチ資源化事業調査
特徴:
① 現地BOP層によるビジネス
② 日本企業との連携
③ 現地企業、NGO、大学との連携
④ ファイナンス手法の調査
⑤ 開発効果の測定
日本企業
個人
出資
ARUN
合同会社
品質向上、検査、マーケティ
ング、販売ルート確立
<カンボジア>
商流投資
先進国市場
ハチミツ・ミツロウの販売
社会的企業
ハチミツの流通
NGO
国内市場
生産指導・
製品の流通
生
産
者
生産
持続可能性調査
持続可能なワイルド (資源量、蜜源調査)
ハニー採集方法を指導
2013/2/26
ARUN, LLC
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現地の社会的企業の課題
1. ガバナンスの不足
2. 経営技術の不足
3. 市場の狭さ、製品・サービスとニーズのマッチング能力の
不足
4. 資金不足(特にスタートアップや新しいビジネスステージを
開拓する段階での資金不足)
5. BOPビジネスに対する認知度の不足
2013/2/26
ARUN, LLC
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BOPファイナンスのニーズ
BOPビジネスへのファイナンスのニーズは日本の中小企業やアジアの社会的企業の事業確立・拡大、両者の
コラボレーションの各段階で存在する。現地の旺盛な起業意欲の発掘、育成段階での支援も有効である。
支援ニーズ
資金提供者
ビジネスの確立・
拡大
アジアの
社会起業家
コラボレーション
起業・
ベンチャー
ビジコン優勝者
学生
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起業家育成
日本の
中小企業
•
ビジネスモデルの
検証・改良
•
•
ARUN, LLC
融資、エクイティ投資、助成等の柔軟な
組み合わせ
資金提供と技術協力
多様なステークホルダーとの連携
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社会的投資のこれから
社会的インパクトと経済的リターンを両立させる持続可能なビジネスモデルを追求していく。
エクイティ投資への
チャレンジによる収
益性の拡大
民間財団や開発系
金融機関からのファ
ンドレイズ
利益の見込める案
件、分散投資等
投資対象国の拡大
出資、寄付等の柔軟
な組み合わせ
ラオス・ミャンマー・インド
等アジア地域、アフリカ
地域への展開
社会的成果レポー
ティング
開発効果の測定と
レポート
2013/2/26
ARUN, LLC
グローバルな社会
的投資機関とのコラ
ボレーション
案件発掘、共同投資、
バリューアップ等
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Thank You !
BOPビジネスと社会的投資の連携に関するご相談、お問い合わせは、
下記までご連絡ください。
ARUN合同会社 / 社団法人ARUN LAB
代表:
功能 聡子
E-mail: [email protected]
URL:
http://www.arunllc.jp/
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