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公職選挙法改正(選挙人名簿の登録制度の改正法) 概要

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公職選挙法改正(選挙人名簿の登録制度の改正法) 概要
公職選挙法改正(選挙人名簿の登録制度の改正法) 概要
改正の趣旨・目的
国政選挙の選挙権を有しているにもかかわらず、住所の移動と選挙人名簿の登
録基準日との関係で選挙人名簿に登録されないために国政選挙の投票をするこ
とができない者が、投票をすることができるようにする。
改正がなければ、例えば以下のような場合に問題となる(別紙参照)
。
・ 旧住所地における住民票の登録期間が3箇月以上である17歳(※)の者が転出をし、新住所地
において18歳(※)となったが、新住所地における住民票の登録期間が3箇月未満である場合
・ 旧住所地における住民票の登録期間が3箇月以上である18歳(※)以上の者が選挙人名簿に
登録される前に転出をし、新住所地における住民票の登録期間が3箇月未満である場合
※
下記のとおり、選挙権年齢の18歳への引下げ法と同日に施行するため。
改正の概要
選挙人名簿の登録制度を改正して、旧住所地における住民票の登録期間が3
箇月以上であり、そのまま住み続けていれば旧住所地において選挙人名簿へ登
録されたであろう者で選挙人名簿に未登録のものについて、転出直後の定時登
録・選挙時登録の際に、旧住所地において選挙人名簿への登録を行うこととす
る。
1.旧住所地である市町村における選挙人名簿の登録
選挙人名簿の登録は、現行の登録制度によるほか、当該市町村の区域内から住所を
移した年齢満 18 年(※)以上の日本国民のうち、その者に係る登録市町村等〔=旧住
所地の市町村〕の住民票が作成された日から引き続き3箇月以上登録市町村等の住民
基本台帳に記録されていた者であって、登録市町村等の区域内に住所を有しなくなっ
た日後4箇月を経過しないものについて行う。
※
下記のとおり、選挙権年齢の18歳への引下げ法と同日に施行するため。
2.施行期日
この法律は、選挙権年齢の18歳への引下げ法の施行の日から施行し、住所を移した
者の選挙人名簿の登録は、施行日後初めて行われる国政選挙(衆議院議員の総選挙又
は参議院議員の通常選挙)に係る選挙時登録から行う予定である。
選挙人名簿の登録に関する公職選挙法の改正について
別 紙
趣旨:選挙権を有しているにもかかわらず、選挙人名簿に登録されないために選挙権を行使できない、
以下のようなケースを救済すること。
※ 18歳選挙権実施法の施行日から施行する。
ケース① 3月に18歳となる者が、4月に転居し、7月
の参院選の選挙時登録に間に合わないケース
旧住所地
新住所地
ケース② 3箇月以上同一市町村に居住しているが、登録日のタイ
ミングで新旧両住所地の選挙人名簿に登録されないケース
3か月居住要件を満たさない期間
新住所地
3か月居住要件を満たす期間
3か月以上継続して居住
前年12月末に転入
選挙権年齢に達してい
ないため、登録されず
3月X日、誕生日を迎える。
18歳となる。
3か月未経過の
ため登録されず
選挙権行使が可能に
3か月未経過の
ため登録されず
3月1日 定時登録
転入
旧住所地で名簿
に登録される
旧住所地
18歳に達するも
3か月未経過の
ため登録されず
選挙権を有するにもか
かわらず、行使できず
登録のタイミングがない。
4月2日 転入届
転入
3か月未経過の
ため登録されず
6月1日 定時登録
6月19日 18歳選挙権
実施法施行日
6月下旬 選挙時登録
7月中旬 参院選
3月末、転入から3か月経過
3か月未経過の
ため登録されず
選挙権を有するにもか
かわらず、行使できず
旧住所地で名簿
に登録される
選挙権行使が可能に
公職選挙法の一部を改正する法律要綱
一
その市町村の区域内から住所を移した一定の者に係る選挙人名簿の登録及び表示
1
一定の者に係る選挙人名簿の登録
選挙人名簿の登録は、現行法上登録されることとなる者のほか、市町村の区域内から住所を移した年
齢満十八年
以上の日本国民のうち、その者に係る登録市町村等の住民票が作成された日から引き続き
※
( )
三箇月以上登録市町村等の住民基本台帳に記録されていた者であって、登録市町村等の区域内に住所を
有しなくなった日後四箇月を経過しないものについても、行うこと。
2
(新第二十一条第二項関係)
1の者に係る選挙人名簿の表示
市町村の選挙管理委員会は、1に規定する者を選挙人名簿に登録する場合には、同時に、選挙人名簿
にその旨を表示しなければならないこと。
二
(新第二十七条第二項関係)
同一都道府県の区域内の他の市町村の区域内に住所を移した一定の者に係る選挙権のみなし規定
日本 国 民た る年 齢 満十 八 年
の)者で現に住所を有する市町村を包括する都道府県の区域内の他の市町
※
(
村の区域内に引き続き三箇月以上住所を有し、かつ、当該他の市町村の区域内から引き続き現に住所を有
一
二
する市町村の区域内に住所を移したもののうち、当該市町村の区域内に引き続き住所を有する期間が三箇
月に満たないものは、当該都道府県の議会の議員及び長の選挙権を有するものとみなすこと。
(新第九条第六項関係)
三
施行期日等
1
施行期日
この法律は、公職選挙法等の一部を改正する法律(選挙権年齢の十八歳への引下げ法)の施行の日か
ら施行すること。
2
(附則第一条関係)
適用区分
⑴ 一は、この法律の施行日後初めてその期日を公示される国政選挙(衆議院議員の総選挙又は参議院
議員の通常選挙)に係る選挙時登録から適用するものとすること。
(附則第二条第二項関係)
⑵ 二は、この法律の施行日後初めてその期日を公示される国政選挙(衆議院議員の総選挙又は参議院
議員の通常選挙)の公示日以後に告示される都道府県の議会の議員又は長の選挙から適用するものと
すること。
(附則第二条第一項関係)
3
その他所要の規定の整備
その他所要の規定の整備を行うものとすること。
※
公職選挙法等の一部を改正する法律(選挙権年齢の十八歳への引下げ法)と同日に施行されるため、年齢満十八年となる。
三
公職選挙法の一部を改正する法律
公職選挙法(昭和二十五年法律第百号)の一部を次のように改正する。
第九条に次の二項を加える。
6
日本国民たる年齢満十八年の者で現に住所を有する市町村を包括する都道府県の区域内の他の市町村の
区域内に引き続き三箇月以上住所を有し、かつ、当該他の市町村の区域内から引き続き現に住所を有する
市町村の区域内に住所を移したもののうち、当該市町村の区域内に引き続き住所を有する期間が三箇月に
満たないもの(第四項の規定により当該都道府県の議会の議員及び長の選挙権を引き続き有する者を除く。
)
は、当該都道府県の議会の議員及び長の選挙権を有するものとみなす。
7
第三項の規定は前項の市町村について、第五項の規定は前項の三箇月の期間について準用する。
第二十一条第一項中「除く」の下に「。次項において同じ」を加え、「次項」を「第三項」に改め、「こ
の項」の下に「及び次項」を、「した日」の下に「。次項において同じ。」を加え、同条第四項を同条第五
項とし、同条第三項中「第一項」の下に「及び第二項」を加え、同項を同条第四項とし、同条第二項中「前
項」を「第一項」に改め、同項を同条第三項とし、同条第一項の次に次の一項を加える。
一
二
2
選挙人名簿の登録は、前項の規定によるほか、当該市町村の区域内から住所を移した年齢満十八年以上
の日本国民のうち、その者に係る登録市町村等の住民票が作成された日から引き続き三箇月以上登録市町
村等の住民基本台帳に記録されていた者であつて、登録市町村等の区域内に住所を有しなくなつた日後四
箇月を経過しないものについて行う。
第二十七条第二項を同条第三項とし、同条第一項の次に次の一項を加える。
2
市町村の選挙管理委員会は、
第二十一条第二項に規定する者を選挙人名簿に登録する場合には、
同時に、
選挙人名簿に同項の規定に該当する者である旨の表示をしなければならない。
第二十八条第二号中「前条第一項」の下に「及び第二項」を加える。
附 則
(施行期日)
第一条 この法律は、公職選挙法等の一部を改正する法律(平成二十七年法律第四十三号)の施行の日から
施行する。
(適用区分)
第二条 この法律の規定による改正後の公職選挙法(次項において「新法」という。)第九条の規定は、こ
の法律の施行の日(以下この条において「施行日」という。)後初めてその期日を公示される衆議院議員
の総選挙の期日の公示の日又は施行日後初めてその期日を公示される参議院議員の通常選挙の期日の公示
の日のうちいずれか早い日(以下この項において「公示日」という。)以後にその期日を告示される都道
府県の議会の議員又は長の選挙について適用し、公示日の前日までにその期日を告示された選挙について
は、なお従前の例による。
2
新法第二十一条及び第二十七条第二項の規定は、新法第二十二条の規定による選挙人名簿の登録で当該
登録に係る基準日(選挙人名簿に登録される資格の決定の基準となる日をいう。以下この項において同じ。
)
が施行日後初めてその期日を公示される衆議院議員の総選挙又は施行日後初めてその期日を公示される参
議院議員の通常選挙のうちその期日の公示の日が早いものを行う場合の同条第二項の規定による選挙人名
簿の登録(以下この項において「次回の国政選挙に係る登録」という。)に係る基準日以後であるものに
ついて適用し、同条の規定による選挙人名簿の登録で当該登録に係る基準日が次回の国政選挙に係る登録
に係る基準日前であるものについては、なお従前の例による。
三
四
(地方自治法の一部改正)
第三条 地方自治法(昭和二十二年法律第六十七号)の一部を次のように改正する。
第七十四条第五項中「行なわれた」を「行われた」に改め、「登録されている者」の下に「(同法第二
十七条第二項の規定により選挙人名簿に同項の表示がされている者(都道府県に係る請求にあつては、当
該市町村の区域内から引き続き同一都道府県の区域内の他の市町村の区域内に住所を移し、かつ、当該他
の市町村の区域内に住所を有しているものを除く。)を除く。)」を加え、「これを」を削る。
(住民基本台帳法の一部改正)
第四条 住民基本台帳法(昭和四十二年法律第八十一号)の一部を次のように改正する。
第十五条第一項中「者」の下に「又は公職選挙法第二十一条第二項に規定する住民基本台帳に記録され
ていた者」を加え、「行なう」を「行う」に改める。
(市町村の合併の特例に関する法律の一部改正)
第五条 市町村の合併の特例に関する法律(平成十六年法律第五十九号)の一部を次のように改正する。
第四条第一項中「登録されている者」の下に「(同法第二十七条第二項の規定により選挙人名簿に同項
の表示がされている者を除く。)」を加える。
五
理 由
国政選挙の選挙権を有しているにもかかわらず選挙人名簿に登録されないために国政選挙の投票をするこ
とができない者が、投票をすることができるようにするために、選挙人名簿の登録制度を改める等の必要が
ある。これが、この法律案を提出する理由である。
七
本案施行に要する経費
本案施行に要する経費としては、選挙人名簿関連システムの改修等に係る費用として約十八億円の見込み
である。
九
公職 選 挙法 の 一 部を 改 正す る 法律
○
新 旧対 照 条文
公 職選 挙 法( 昭 和 二十 五 年法 律 第百 号 )
(傍 線 部分 は 改正 部 分 )
改
正
後
( 選 挙権 )
第九 条
6
改
正
前
( 選 挙権 )
①~5
(略)
第九 条
①~5
(略)
日 本 国 民 た る 年 齢 満 十 八 年 の 者 で 現 に 住 所 を 有 す る 市 町 村 を 包 (新 設 )
括する都道府県の区域内の他の市町村の区域内に引き続き三箇月
以上住所を有し、かつ、当該他の市町村の区域内から引き続き現
に住所を有する市町村の区域内に住所を移したもののうち、当該
市町村の区域内に引き続き住所を有する期間が三箇月に満たない
もの(第四項の規定により当該都道府県の議会の議員及び長の選
挙 権 を 引 き 続 き 有 す る 者 を 除 く 。)は 、当 該 都 道 府 県 の 議 会 の 議 員
及び 長 の選 挙 権を 有 す るも の とみ な す。
7
第 三 項 の 規 定 は 前 項 の 市 町 村 に つ い て 、 第 五 項 の 規 定 は 前 項 の (新 設 )
三箇 月 の期 間 につ い て 準用 す る。
( 被 登録 資 格等 )
第二十一条
( 被 登録 資 格等 )
選挙人名簿の登録は、当該市町村の区域内に住所を有 第二十一条
選挙人名簿の登録は、当該市町村の区域内に住所を有
する年齢満二十年以上の日本国民(第十一条第一項若しくは第二
する年齢満二十年以上の日本国民(第十一条第一項若しくは第二
百 五 十 二 条 又 は 政 治 資 金 規 正 法( 昭 和 二 十 三 年 法 律 第 百 九 十 四 号 )
百 五 十 二 条 又 は 政 治 資 金 規 正 法( 昭 和 二 十 三 年 法 律 第 百 九 十 四 号 )
第二十八条の規定により選挙権を有しない者を除く。次項におい
第 二 十 八 条 の 規 定 に よ り 選 挙 権 を 有 し な い 者 を 除 く 。)で 、そ の 者
一
二
て 同 じ 。)で 、そ の 者 に 係 る 登 録 市 町 村 等( 当 該 市 町 村 及 び 消 滅 市
に係る登録市町村等(当該市町村及び消滅市町村(その区域の全
町村(その区域の全部又は一部が廃置分合により当該市町村の区
部又は一部が廃置分合により当該市町村の区域の全部又は一部と
域の全部又は一部となつた市町村であつて、当該廃置分合により
なつた市町村であつて、当該廃置分合により消滅した市町村をい
消 滅 し た 市 町 村 を い う 。第 三 項 に お い て 同 じ 。)を い う 。以 下 こ の
う 。 次 項 に お い て 同 じ 。) を い う 。 以 下 こ の 項 に お い て 同 じ 。) の
項 及 び 次 項 に お い て 同 じ 。)の 住 民 票 が 作 成 さ れ た 日( 他 の 市 町 村
住民票が作成された日(他の市町村から登録市町村等の区域内に
から登録市町村等の区域内に住所を移した者で住民基本台帳法
住 所 を 移 し た 者 で 住 民 基 本 台 帳 法( 昭 和 四 十 二 年 法 律 第 八 十 一 号 )
(昭和四十二年法律第八十一号)第二十二条の規定により届出を
第二十二条の規定により届出をしたものについては、当該届出を
し た も の に つ い て は 、当 該 届 出 を し た 日 。次 項 に お い て 同 じ 。)か
した日)から引き続き三箇月以上登録市町村等の住民基本台帳に
ら引き続き三箇月以上登録市町村等の住民基本台帳に記録されて
記録 さ れて い る者 に つ いて 行 う。
いる 者 につ い て行 う 。
2
選 挙 人 名 簿 の 登 録 は 、 前 項 の 規 定 に よ る ほ か 、 当 該 市 町 村 の 区 (新 設 )
域内から住所を移した年齢満十八年以上の日本国民のうち、その
者に係る登録市町村等の住民票が作成された日から引き続き三箇
月以上登録市町村等の住民基本台帳に記録されていた者であつ
て、登録市町村等の区域内に住所を有しなくなつた日後四箇月を
経過 し ない も のに つ い て行 う 。
3
4
第一項の消滅市町村には、その区域の全部又は一部が廃置分合 2
前項の消滅市町村には、その区域の全部又は一部が廃置分合に
により当該消滅市町村の区域の全部又は一部となつた市町村であ
より当該消滅市町村の区域の全部又は一部となつた市町村であつ
つて、当該廃置分合により消滅した市町村(この項の規定により
て、当該廃置分合により消滅した市町村(この項の規定により当
当 該 消 滅 し た 市 町 村 に 含 む も の と さ れ た 市 町 村 を 含 む 。)を 含 む も
該 消 滅 し た 市 町 村 に 含 む も の と さ れ た 市 町 村 を 含 む 。)を 含 む も の
のと す る。
とす る 。
第一項及び第二項の住民基本台帳に記録されている期間は、市 3
町村 の 廃置 分 合又 は 境 界変 更 のた め 中断 さ れ るこ と がな い 。
第一項の住民基本台帳に記録されている期間は、市町村の廃置
分合 又 は境 界 変更 の た め中 断 され る こと が な い。
5
( 略)
4
( 表 示及 び 訂正 等 )
第二 十 七条
2
(略 )
( 略)
( 表 示及 び 訂正 等 )
第二 十 七条
(略 )
市 町 村 の 選 挙 管 理 委 員 会 は 、 第 二 十 一 条 第 二 項 に 規 定 す る 者 を (新 設 )
選挙人名簿に登録する場合には、同時に、選挙人名簿に同項の規
定に 該 当す る 者で あ る 旨の 表 示を し なけ れ ば なら な い。
3
( 略)
2
( 登 録の 抹 消)
第二十八条
( 略)
( 登 録の 抹 消)
市町村の選挙管理委員会は、当該市町村の選挙人名簿 第二十八条
市町村の選挙管理委員会は、当該市町村の選挙人名簿
に登録されている者について次の場合に該当するに至つたとき
に登録されている者について次の場合に該当するに至つたとき
は 、こ れ ら の 者 を 直 ち に 選 挙 人 名 簿 か ら 抹 消 し な け れ ば な ら な い 。
は 、こ れ ら の 者 を 直 ち に 選 挙 人 名 簿 か ら 抹 消 し な け れ ば な ら な い 。
この場合において、第三号の場合に該当するときは、その旨を告
この場合において、第三号の場合に該当するときは、その旨を告
示し な けれ ば なら な い 。
示し な けれ ば なら な い 。
一
(略 )
一
(略 )
二
前条第一項及び第二項の表示をされた者が当該市町村の区域
二
前条第一項の表示をされた者が当該市町村の区域内に住所を
有し な くな つ た日 後 四 箇月 を 経過 す るに 至 つ たと き 。
内に住所を有しなくなつた日後四箇月を経過するに至つたと
き。
三
(略 )
三
(略 )
三
四
○
地 方 自 治 法 ( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 六 十 七 号 )( 附 則 第 三 条 関 係 )
(傍 線 部分 は 改正 部 分 )
改
正
後
改
〔 条 例の 制 定又 は 改 廃の 請 求と そ の処 置 〕
第七 十 四条
⑤
①~ ④
(略 )
正
前
〔 条 例の 制 定又 は 改 廃の 請 求と そ の処 置 〕
第七 十 四条
第一項の選挙権を有する者とは、公職選挙法(昭和二十五年法 ⑤
①~ ④
(略 )
第一項の選挙権を有する者とは、公職選挙法(昭和二十五年法
律第百号)第二十二条の規定による選挙人名簿の登録が行われた
律第百号)第二十二条の規定による選挙人名簿の登録が行なわれ
日において選挙人名簿に登録されている者(同法第二十七条第二
た日において選挙人名簿に登録されている者とし、その総数の五
項の規定により選挙人名簿に同項の表示がされている者(都道府
十分の一の数は、当該普通地方公共団体の選挙管理委員会におい
県に係る請求にあつては、当該市町村の区域内から引き続き同一
て、その登録が行なわれた日後直ちにこれを告示しなければなら
都道府県の区域内の他の市町村の区域内に住所を移し、かつ、当
ない 。
該 他 の 市 町 村 の 区 域 内 に 住 所 を 有 し て い る も の を 除 く 。)を 除 く 。)
とし、その総数の五十分の一の数は、当該普通地方公共団体の選
挙管理委員会において、その登録が行われた日後直ちに告示しな
けれ ば なら な い。
⑥~ ⑨
(略)
⑥~ ⑨
(略)
○
住 民 基 本 台 帳 法 ( 昭 和 四 十 二 年 法 律 第 八 十 一 号 )( 附 則 第 四 条 関 係 )
(傍 線 部分 は 改正 部 分 )
改
正
後
( 選 挙人 名 簿と の 関 係)
第十五条
改
前
( 選 挙人 名 簿と の 関 係)
選挙人名簿の登録は、住民基本台帳に記録されている者 第十五条
又は公職選挙法第二十一条第二項に規定する住民基本台帳に記録
正
選挙人名簿の登録は、住民基本台帳に記録されている者
で選 挙 権を 有 する も の につ い て行 な うも の と する 。
され て いた 者 で選 挙 権 を有 す るも の につ い て 行う も のと す る。
2・ 3
(略)
2・ 3
(略)
五
六
○
市 町 村 の 合 併 の 特 例 に 関 す る 法 律 ( 平 成 十 六 年 法 律 第 五 十 九 号 )( 附 則 第 五 条 関 係 )
(傍 線 部分 は 改正 部 分 )
改
正
後
( 合 併協 議 会設 置 の 請求 )
第四条
改
正
前
( 合 併協 議 会設 置 の 請求 )
選挙権を有する者(市町村の議会の議員及び長の選挙権を 第四条
選挙権を有する者(市町村の議会の議員及び長の選挙権を
有する者(公職選挙法(昭和二十五年法律第百号)第二十二条の
有する者(公職選挙法(昭和二十五年法律第百号)第二十二条の
規定による選挙人名簿の登録が行われた日において選挙人名簿に
規定による選挙人名簿の登録が行われた日において選挙人名簿に
登録されている者(同法第二十七条第二項の規定により選挙人名
登 録 さ れ て い る 者 を い う 。) を い う 。 以 下 同 じ 。) は 、 政 令 で 定 め
簿 に 同 項 の 表 示 が さ れ て い る 者 を 除 く 。) を い う 。) を い う 。 以 下
る と こ ろ に よ り 、そ の 総 数 の 五 十 分 の 一 以 上 の 者 の 連 署 を も っ て 、
同 じ 。)は 、政 令 で 定 め る と こ ろ に よ り 、そ の 総 数 の 五 十 分 の 一 以
その代表者から、市町村の長に対し、当該市町村が行うべき市町
上の者の連署をもって、その代表者から、市町村の長に対し、当
村の合併の相手方となる市町村(以下この条及び第五条の二第一
該市町村が行うべき市町村の合併の相手方となる市町村(以下こ
項 に お い て「 合 併 対 象 市 町 村 」と い う 。)の 名 称 を 示 し 、合 併 協 議
の 条 及 び 第 五 条 の 二 第 一 項 に お い て 「 合 併 対 象 市 町 村 」 と い う 。)
会を 置 くよ う 請求 す る こと が でき る 。
(略 )
2~
20
2~
20
の名 称 を示 し 、合 併 協 議会 を 置く よ う請 求 す るこ と がで き る。
(略 )
公 職選 挙 法 の 一 部を 改 正 する 法 律
参照 条 文
○公職選挙法 昭(和二十五年法律第百号 (
) 抄)
【改 正 後 】
(選挙権)
第 九 条 日 本 国 民 で 年 齢 満 十 八 年以 上 の 者 は 、 衆 議 院 議 員 及 び 参 議 院 議 員 の 選 挙 権 を 有 す る 。
2 日本国民たる年齢満十八年 以上の者で引き続き三箇月以上市町村の区域内に住所を有する者は、その属する地方公
共団体の議会の議員及び長の選挙権を有する。
3 前項 の市 町村 には 、その 区域 の全 部又 は一 部が廃 置分 合に より当 該市 町村 の区域の全 部又は一 部となつた 市町村であ
つて 、当該廃置分合により消滅した市町村(この項の規定により当該消滅した市町村に含むものとされた市町村を含む。)
を 含む も の と す る。
4 第二 項 の 規 定に よ り その 属 す る 市町 村 を 包 括 する 都 道 府県 の 議 会 の議 員 及 び長 の 選 挙 権を 有 す る者 で 当 該 市 町村 の 区 域
内 か ら 引 き続 き 同 一 都 道府 県 の 区域 内 の 他 の市 町 村 の区 域 内 に 住所 を 移 した も の は 、 同項 に 規 定 する 住 所 に関 す る 要 件に
か かわ ら ず 、 当該 都 道 府県 の 議 会 の議 員 及 び 長 の選 挙 権 を引 き 続 き 有す る 。
5 第 二 項 の 三箇 月 の 期 間は 、 市 町 村の 廃 置 分 合又 は 境 界変 更 の た め中 断 さ れる こ と が な い。
6 日 本国 民 た る 年齢 満 十 八年 の 者 で 現に 住 所 を 有す る 市 町 村を 包 括 す る都 道 府 県の 区 域 内 の他 の 市 町村 の 区 域 内 に引 き 続
き三 箇 月 以 上 住所 を 有 し、 か つ 、 当該 他 の 市 町村 の 区 域内 か ら 引 き続 き 現 に 住所 を 有 す る市 町 村 の区 域 内 に 住所 を 移 し た
も の のう ち 、 当 該市 町 村 の区 域 内 に 引き 続 き 住 所を 有 す る 期間 が 三 箇 月に 満 た ない も の ( 第四 項 の 規定 に よ り 当 該都 道 府
県 の議 会 の 議 員 及 び 長の選 挙 権を 引き 続き 有す る者 を 除く 。) は、当 該 都道府 県の 議会の 議員 及 び 長の選 挙 権を 有 する も
のと み な す 。
第 三 項 の規 定 は 前 項 の市 町 村 につ い て 、 第五 項 の 規定 は 前 項 の三 箇 月 の期 間 に つ い て準 用 す る 。
7
(被登録資格等)
第 二 十 一 条 選 挙 人 名 簿 の 登 録 は 、 当 該 市 町 村 の 区 域 内 に 住 所 を 有 す る 年 齢 満十 八 年 以 上 の 日 本 国 民 ( 第 十 一 条 第 一 項 若
し くは 第 二 百五 十 二条 又 は政 治 資金 規正法 (昭 和二 十三年 法律 第百 九十四 号) 第二 十八 条の 規定に より 選挙 権を 有し な
い 者を除く。次項 にお いて同じ。)で、 その 者に 係る 登録 市町 村等 (当 該市町村 及び 消滅 市町 村( その 区域 の全 部又 は一
部が 廃 置分 合 に より 当該 市 町 村の 区域 の全 部又は 一部 とな つた市 町村 であ つて、 当該 廃置 分合 により 消滅 した 市町 村を
い う。 第 三 項 に お い て 同 じ 。) を い う 。以 下 こ の 項 及 び 次 項に お いて 同 じ 。) の 住 民 票が 作 成 さ れ た 日 ( 他 の 市 町 村 から
登 録 市町 村 等の 区 域 内に 住所 を 移し た者 で住 民基本 台帳 法( 昭和 四十二 年法 律第 八十一 号) 第二 十二条 の規 定に より 届
-1-
出を した ものにつ いて は、 当該 届出をし た日 。次 項に おいて同 じ 。)から 引き続き 三箇 月以上登 録市 町村 等の 住民基本 台
帳 に記 録 さ れ て いる 者 に つい て 行 う 。
2 選挙 人 名 簿 の登 録 は 、前 項 の 規 定に よ る ほ か 、当 該 市 町村 の 区 域 内か ら 住 所を 移 し た 年齢 満 十 八年 以 上 の 日 本国 民 の う
ち 、 そ の 者 に係 る 登 録 市町 村 等 の住 民 票 が 作成 さ れ た日 か ら 引 き続 き 三 箇 月以 上 登 録 市町 村 等 の 住民 基 本 台帳 に 記 録 され
て いた 者 で あ つて 、 登 録市 町 村 等 の区 域 内 に 住 所を 有 し なく な つ た 日後 四 箇 月を 経 過 し ない も の につ い て 行 う 。
3 第 一 項 の 消滅 市 町 村 には 、 そ の 区域 の 全 部 又は 一 部 が廃 置 分 合 によ り 当 該消 滅 市 町 村 の区 域 の 全部 又 は 一 部と な つ た 市
町 村 で あ つて 、 当 該 廃置 分 合 によ り 消 滅 し た市 町 村 (こ の 項 の 規定 に よ り当 該 消 滅 した 市 町 村 に 含む も の とさ れ た 市 町村
を含む 。)を含むものとする。
4 第 一 項 及 び第 二 項 の 住民 基 本 台帳 に 記 録 さ れて い る 期間 は 、 市 町村 の 廃 置分 合 又 は 境界 変 更 の ため 中 断 さ れる こ と が な
い。
5 市 町 村の 選 挙 管 理委 員 会 は、 政 令 で 定め る と ころ に よ り 、 当該 市 町 村 の選 挙 人 名簿 に 登 録 され る 資 格を 有 す る 者 を調 査
し 、そ の 者 を 選 挙人 名 簿 に登 録 す る ため の 整 理 をし て お かな け れ ば な らな い 。
(登録)
第二 十 二 条 市 町 村 の 選挙 管 理 委員 会 は 、 登録 月 の 一日 現 在 に よ り、 当 該 市町 村 の 選 挙人 名 簿 に 登録 さ れ る資 格 を 有 す る者
を 当 該登 録 月 の 二 日に 選 挙 人名 簿 に 登 録し な け れば な ら な い。 た だ し 、 市町 村 の 選挙 管 理 委 員会 は 、 登録 月 の 一 日か ら 七
日 ま で の 間に 選 挙 の 期日 が あ る選 挙 を 行 う 場合 そ の 他特 別 の 事 情が あ る 場合 に は 、 政令 で 定 め る とこ ろ に より 、 登 録 の日
を変 更 す る こ とが で き る。
2 市 町 村 の 選挙 管 理 委 員会 は 、 選挙 を 行 う 場合 に お い ては 、 当 該 選挙 に 関 する 事 務 を 管理 す る 選 挙管 理 委 員会 ( 衆 議 院 比
例 代 表 選出 議 員 又 は 参議 院 比 例代 表 選 出 議員 の 選 挙に つ い て は中 央 選 挙 管理 会 、 参 議院 合 同 選 挙区 選 挙 につ い て は 当該 選
挙に 関 す る 事務 を 管 理 する 参 議 院合 同 選 挙 区 選挙 管 理 委員 会 ) が 定め る と ころ に よ り 、当 該 市 町 村の 選 挙 人 名簿 に 登 録 さ
れ る資 格 を 有 す る者 を 選 挙人 名 簿 に 登録 し な け れば な ら ない 。
( 表 示 及 び訂 正 等 )
第二 十 七 条 市 町 村 の 選挙 管 理 委員 会 は 、 選挙 人 名 簿に 登 録 さ れ てい る 者 が第 十 一 条 第一 項 若 し くは 第 二 百五 十 二 条 若 しく
は 政 治資 金 規 正 法 第二 十 八 条の 規 定 に より 選 挙 権を 有 し な くな つ た こ と 又は 当 該 市町 村 の 区 域内 に 住 所を 有 し な くな つ た
こ と を 知 つた 場 合 に は、 直 ち に選 挙 人 名 簿 にそ の 旨 の表 示 を し なけ れ ば なら な い 。
2 市 町 村の 選 挙 管 理 委員 会 は 、第 二 十 一 条第 二 項 に規 定 す る 者を 選 挙 人 名簿 に 登 録 する 場 合 に は、 同 時 に、 選 挙 人 名簿 に
同 項 の規 定 に 該 当す る 者 であ る 旨 の 表示 を し な けれ ば な ら ない 。
市町 村 の 選 挙管 理 委 員会 は 、 選 挙 人名 簿 に 登 録さ れ て いる 者 の 記 載内 容 ( 第十 九 条 第 三 項の 規 定 によ り 磁 気 ディ ス ク を
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もつ て 調 製 する 選 挙 人 名簿 に あ つて は 、 記 録 内容 ) に 変更 が あ つ たこ と 又 は誤 り が あ るこ と を 知 つた 場 合 に は、 直 ち に そ
の 記載 ( 同 項 の 規定 に よ り磁 気 デ ィ スク を も つ て調 製 す る選 挙 人 名 簿 にあ つ て は、 記 録 ) の修 正 又 は訂 正 を し なけ れ ば な
らない。
( 登録 の 抹 消 )
第 二十 八 条 市町 村 の 選 挙管 理 委 員 会は 、 当 該 市町 村 の 選挙 人 名 簿 に登 録 さ れて い る 者 に つい て 次 の場 合 に 該 当す る に 至 つ
た と き は 、こ れ ら の 者を 直 ち に選 挙 人 名 簿 から 抹 消 しな け れ ば なら な い 。こ の 場 合 にお い て 、 第 三号 の 場 合に 該 当 す ると
きは 、 そ の 旨 を告 示 し なけ れ ば な らな い 。
一 死亡 し た こ と又 は 日 本の 国 籍 を 失つ た こ と を知 つ た と き。
二 前 条第 一 項 及 び 第二 項 の 表示 を さ れ た者 が 当 該市 町 村 の 区域 内 に 住 所を 有 し な くな つ た 日 後四 箇 月 を経 過 す る に至 つ
たと き 。
登 録 の 際 に 登録 さ れ るべ き で な かつ た こ と を知 つ た とき 。
三
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則
○公職選挙法等の一部を改正する法律(平成二十七年法律第四十三号 )(抄)
附
( 施行 期 日 )
第 一条 こ の 法律 は 、 公 布の 日 か ら 起算 し て 一 年を 経 過 した 日 か ら 施行 す る 。た だ し 、 附 則第 三 条 及び 第 十 一 条の 規 定 は 、
公 布 の 日 から 施 行 す る。
(公 布 の 日 = 平成 二 十 七年 六 月 十 九日 )
( 適 用 区分 )
第二 条 第一 条 の規 定 に よる改 正後 の公 職選挙 法 (以 下 「新 公 職選挙 法」 とい う 。)の 規定は 、 こ の法 律の 施行 の 日( 以下
「 施 行 日」 と い う 。)後初 め てそ の期日 を 公 示さ れ る 衆議 院議員 の総 選 挙の 期 日の公 示の日 又 は 施行 日後 初め て その 期日
を 公 示さ れ る 参 議 院 議 員の通 常選 挙の 期日の公 示の 日 のう ちい ずれ か早 い日 ( 以 下「 公示 日」 と いう 。) 以 後に そ の期日
を 公 示 さ れ又 は 告 示 さ れる 選 挙 、最 高 裁 判 所裁 判 官 国民 審 査 並 びに 日 本 国憲 法 第 九 十 五条 、 地 方 自治 法 第 八十 五 条 第 一項
及 び第 二 百 九 十一 条 の 六第 七 項 、 市町 村 の 合 併 の特 例 に 関す る 法 律 (平 成 十 六年 法 律 第 五十 九 号 )第 五 条 第 三 十二 項 並 び
に 大 都市 地 域 に お ける 特 別 区の 設 置 に 関す る 法 律( 平 成 二 十四 年 法 律 第 八十 号 ) 第七 条 第 六 項に 規 定 する 投 票 ( 以下 「 住
民 投 票 」 と い う 。) に つい て適 用し、 公示 日の 前日ま で にそ の 期 日を 公 示 され 又は 告示さ れた 選 挙 、最高 裁 判所 裁 判官 国
民審 査 及 び 住 民投 票 に つい て は 、 なお 従 前 の 例に よ る 。
2 第 三 条の規 定 によ る改正 後 の漁 業法 ( 附 則第四 条及び第 六条 に お いて 「 新漁 業法 」とい う 。) の規 定及び 第 四 条の 規定
に よ る 改 正 後 の農 業 委員 会等に 関 す る 法律(附 則第四 条及 び第 六条に お いて 「 新農 業 委員会 等に 関す る法律 」 と いう 。)
の 規 定は 、公 示 日 以 後に 調製さ れ 、確 定 す る選 挙 人名 簿 ( 以下こ の項に お いて「 新選挙 人 名 簿」 と いう 。)を 用 いて 行 わ
れ る選 挙 に つ い て適 用 し 、新 選 挙 人 名簿 以 外 の 選挙 人 名 簿を 用 い て 行 われ る 選 挙に つ い て は、 な お 従前 の 例 に よる 。
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