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團1-318

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團1-318
510J
HMG
LMガイド 直曲ガイド HMG形
LMブロック
エンドプレート
直曲シール
LMレール
ボール
曲線レール つなぎレール
直線レール
選定のポイント
A1-10
設計のポイント
A1-434
オプション
A1-457
呼び形番
A1-522
取扱い上の注意事項
A1-528
潤滑関連製品
A24-1
取付手順とメンテナンス
B1-89
モーメント等価係数
A1-43
各方向の定格荷重
A1-58
各方向の等価係数
A1-60
ラジアルすきま
A1-72
精度規格
A1-77
取付面の肩の高さとすみの半径
A1-445
各形番のオプション取付後寸法
A1-470
A1-318
510J
HMG
構造と特長
直曲ガイドHMG形は、直線LMガイドHSR形と曲線RガイドHCR形のそれぞれの技術を組み合わせ
ることにより直線部と曲線部を1種類のLMブロックで連続走行を可能とした新しい直曲ガイドで
す。組立・搬送ライン、検査装置等での作業効率の向上やリフト&ターンテーブル削減等による構造
LMガイド
の簡素化により大幅なコストダウンが実現します。
【自由な設計】
直線と曲線の自由な組み合わせが可能です。
直線部⇔曲線部のスムーズな乗り移りができるため、O,U,L,S字等の自由な組み合わせが可能です。
また、直曲ガイドHMG形は単軸複数LMブロックおよび2本LMレールや複数LMレールでの組み合
わせにより、
大型テーブルの取り付けや重量物の搬送ができ自由度の高い設計が可能です。
O字
U字
L字
S字
図1 動作例
A1-319
510J
【搬送時間の短縮】
シャトル方式と異なり、HMG形を用いた循環方式にすることで検査・組み立て作業中のワークの
セットが可能となり作業のタクトタイムが大幅に向上します。テーブル数を増やす事でさらにタク
トタイム短縮が可能となります。
ワーク搬出
ワーク送り
作業
ワーク搬入
作業
ワーク搬出
ワーク戻り
作業
ワーク送り
ワーク搬入
ワークセット → 送り → 作業
→ 戻り → ワークセット・
・
・
作業
シャトル方式
作業
循環方式
図2 タクト向上
【機構簡素化によるコストダウン】
直線レールと曲線レールを組み合わせる事により、従来の搬送・製造ラインで方向転換を行うために
使用しているリフト&ターンテーブルが不要となるため、機構簡素化となり部品点数を大幅に削減
できコストダウンが可能となります。また、設計工数の削減が可能となります。
ターンテーブル
ターンテーブルが不要
従来方式
HMG形を使用
図3
A1-320
510J
HMG
種類と特長
HMG形
寸法表⇒A1-324
LMブロックのフランジ部にタップ加工を施して
LMガイド
います。
上下どちらからでも取付けが可能です。
A1-321
510J
テーブル機構例
直曲ガイドHMG形は、2軸以上使用する場合や1軸にLMブロックを2個以上連結して使用する場合
には、曲線部を旋回するために、各構成によりテーブルに回転機構およびスライド機構が必要となり
ます。
機構例を図4に示しますのでご参照ください。
2軸LMブロック4個
(1)
1軸LMブロック2個
(2)
1軸LMブロック3個以上
2軸LMブロック2個
2軸LMブロック6個以上
:回転機構
:回転機構とスライド機構
図4 テーブル機構例
複数軸で使用する場合の実際のテーブル設計例を図5に示します。
直曲ガイドでは、
直線部から曲線部
へ移動した際にテーブルが偏心するため、
回転機構およびスライド機構が必要となります。
偏心量は、
曲線部のRおよびLMブロックスパンによって異なるため、
仕様に合わせた設計が必要となります。
図6にスライド機構、
回転機構の詳細図を示します。
スムーズなスライド運動および回転運動を得るた
めに、
スライド機構にはLMガイド、
回転機構にはクロスローラーリングを使用しています。
直線部
回転+スライド
回転+スライド
テーブル
スライド量
また、
直曲ガイドの駆動にはベルト駆動やチェーン駆動などがあります。
LMガイド
回転+スライド
回転+スライド
クロスローラーリング
回転
LMガイド クロスローラーリング
回転+スライド
回転
回転
曲線部
図5
A1-322
回転+スライド
回転
図6
510J
HMG
LMガイド
A1-323
510J
HMG形
(L)
W
2−S×ℓ
(L')
(E)
B
L1
〃 〃
N
M
W1
W2
B
外形寸法
LMブロック寸法
呼び形番
LMレール寸法
直線レール
高さ
W1
W2
F
M1
M
W
L
L´
B
S×ℓ
L1
N
E
HMG 15A
24
47
48
28.8
38
M5×11
16
4.3
5.5
15
16
60
15
HMG 25A
36
70
62.2
42.2
57
M8×16
25.6
6
12
23
23.5
60
22
HMG 35A
48
100
80.6
54.6
82
M10×21
32.6
8
12
34
33
80
29
HMG 45A
60
120 107.6 76.6
100
M12×25
42.6
10
16
45
37.5 105
38
HMG 65A
90
170 144.4 107.4 142
M16×37
63.4
19
16
63
53.5 150
53
A1-324
各種ダウンロードはテクニカルサイトで
呼び形番を検索してください
https://tech.thk.com
510J
HMG
d2
M1
h
d1
F
LMガイド
R
直線レール
B
θ1
θ1
θ2
(n−1)
×θ2
θ
曲線レール
取付穴
d1×d2×h
4.5×7.5×5.3
7×11×9
9×14×12
14×20×17
18×26×22
R
150
300
400
500
750
1000
600
800
1000
1300
800
1000
1200
1600
1000
1500
2000
2500
3000
n
3
5
7
9
12
15
7
11
12
17
8
10
12
15
8
10
12
13
10
曲線レール

60
60
60
60
60
60
60
60
60
60
60
60
60
60
60
60
45
45
30
1
7
6
3
2
2.5
2
3
2.5
2.5
2
2
3
2.5
2
2
3
0.5
1.5
1.5
2
23
12
9
7
5
4
9
5.5
5
3.5
8
6
5
4
8
6
4
3.5
3
単位:mm
基本動定格荷重(C)
基本静定格荷重(C0)
合成(C)kN
直線部(Cost)kN 曲線部(Cor)kN
2.56
4.23
0.44
9.41
10.8
6.7
17.7
19
11.5
28.1
29.7
18.2
66.2
66.7
36.2
1軸にLMブロック1個の仕様では、モーメントが作用する場合、動作に支障をきたすことがあります。
モーメント作用時には、
1軸に対してLMブロック複数個での使用を推奨致します。
表1にMA,MB,MC各方向のLMブロック1個における静的許容モーメントの値を示します。
表1 HMG形の静的許容モーメント
単位:kN・m
MB
MA
MC
呼び形番
HMG
HMG
HMG
HMG
HMG
15
25
35
45
65
直線部
0.008
0.1
0.22
0.48
1.47
各種オプション⇒A1-457
曲線部
0.007
0.04
0.11
0.2
0.66
直線部
0.008
0.1
0.22
0.48
1.47
曲線部
0.01
0.05
0.12
0.22
0.73
直線部
0.027
0.11
0.29
0.58
1.83
曲線部
0.003
0.07
0.17
0.34
0.94
A1-325
510J
継ぎLMレール
【継ぎ部段差規格】
表2 継ぎ部段差規格
LMレール取付時の精度誤差は製品の寿命に関
単位:mm
15
ボール転動面、
側面
0.01
0.02
継ぎ部
最大すきま
0.6
25
0.01
0.02
0.7
当てを推奨いたします。その場合、固定の突き当
35
0.01
0.02
1.0
ては外周側へ配置し、その突き当てへレールを
45
0.01
0.02
1.3
押し当て、内側より調整ねじにて継ぎ部の段差
65
0.01
0.02
1.3
係するため、
継ぎ部の段差については表2の規格
呼び形番
内に取付けてください。特に曲線部同士、曲線部
とつなぎレールの継ぎ部には図7のような押し
上面
を調整してください。
注)外周側をピン、
内周側をボルトとしてください。
ピンまたは
突き当て
調整ねじ
図7 押し当て
【曲線部について】
HMG形は、曲線部については構造上すきまが発生します。高精度の送りを必要とする場合には使用
できない場合がありますのでご注意ください。また、曲線部では大きなモーメントを負荷することが
できません。大きなモーメントが作用する場合には、LMブロックの数やLMレールの軸数を増やす必
要があります。
また、
許容モーメントの値は、
A1-325 表1をご参照ください。
【継ぎLMレール】
HMG形は、直線部から曲線部へLMブロックが
b
移動する場合やS字型のようにRが反転する場
合には必ず継ぎレールが必要となりますので設
a
G
計される際はご注意ください。
F
L
F/2
d2
h
M1
Wo
A1-326
d1
W1
510J
HMG
表3 継ぎレール寸法
高さ
M1
ピッチ
F
取付穴
d1×d2×h
15A
15
60
4.5×7.5×5.3
25A
22
60
7×11×9
35A
29
80
9×14×12
45A
38
105
14×20×17
65A
53
150
18×26×22
500
42
54
76
107
テーパ深さ
b
0.22
0.11
0.08
0.17
0.11
0.08
0.23
0.17
0.14
0.1
0.29
0.23
0.19
0.14
0.52
0.34
0.26
0.2
0.17
半径
R
150
300
400
500
750
1000
600
800
1000
1300
800
1000
1200
1600
1000
1500
2000
2500
3000
50
°
28
R1
60
テーパ長さ
a
0
30
60°
R
60
°
図8 呼び形番例
呼び形番の構成例
2軸使用時
HMG15A 2 UU C1 +1000L T + 60/150R 6T + 60/300R 6T -Ⅱ
呼び形番
防塵用
記号(※1)
1軸に組合わせる
LMブロックの個数
直線LMレール 内側曲線LMレール 内側曲線LMレール
総長さ/1軸
1本の中心角
継ぎ本数
ラジアルすきま記号 直線LMレール
普通(無記号)/軽予圧(C1) 継ぎ記号
内側曲線
LMレール半径
外側曲線
LMレール半径
同一平面に
使用される
軸数記号(※2)
外側曲線LMレール
1本の中心角
外側曲線LMレール
継ぎ本数
(※1)
A1-494
(防塵用部品)参照 (※2)A1-13参照
注)この呼び形番はLMブロックとLMレールで1setとします。
(2軸使用の場合の必要数は、
2setとなります。
)
HMG形はシールなしが標準となります。 上記呼び形番の場合は図8となります。
A1-327
LMガイド
呼び形番
単位:mm
つなぎレール寸法
幅
W1
W0
14.78
14.89
15
14.92
22.83
22.89
23
22.92
33.77
33.83
34
33.86
33.9
44.71
44.77
45
44.81
44.86
62.48
62.66
62.74
63
62.8
62.83
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